JP6479514B2 - Icカード、及びicカードシステム - Google Patents
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Description
図1は、第1の実施形態のICカードシステム200の一例を示す図である。
図1に示すように、ICカードシステム200は、ICカード1と、携帯電話2と、処理端末150とを備えている。
コンタクト部3は、ICカード1が動作するために必要な各種信号の端子を有している。ここで、各種信号の端子は、電源電圧、クロック信号、リセット信号などを外部装置から供給を受ける端子、及び、外部装置と通信するためのシリアルデ―タ入出力端子(SIO端子)を有する。外部装置から供給を受ける端子には、電源端子(VDD端子、GND端子)、クロック信号端子(CLK端子)、及びリセット信号端子(RST端子)が含まれる。
ICチップ100は、例えば、1チップのマイクロプロセッサなどのLSI(Large Scale Integration)である。
なお、ICカード1のハードウェア構成の詳細については、後述する。
なお、携帯電話2の構成の詳細については、後述する。
図2は、本実施形態のICカードシステム200のハードウェア構成例を示す図である。
図2に示すように、ICカードシステム200は、ICカード1と、携帯電話2とを備えている。また、ICカード1は、コンタクト部3と、ICチップ100とを備えたICモジュール10及びコイル43を備えている。そして、ICチップ100は、通信部4と、CPU5と、ROM(Read Only Memory)6と、RAM(Random Access Memory)7と、EEPROM(Electrically Erasable Programmable ROM)8とを備えている。
非接触I/F部42は、コイル43を介した非接触インターフェースであり、例えば、携帯電話2と通信する。非接触I/F部42は、例えば、ICカード1が実行可能な処理の制限を携帯電話2から解除する際に利用される。
RAM7は、例えば、SRAM(Static RAM)などの揮発性メモリであり、ICカード1の各種処理を行う際に利用されるデータを一時記憶する。
コイル21は、例えば、電磁波(磁束)によりICカード1の動作電力を供給するとともに、ICカード1との間のデータ通信に用いられるアンテナコイルである。
通信部20は、コイル21を介して、ICカード1との間で、非接触インターフェースにより通信する。通信部20は、非接触I/F部22を備えている。
非接触I/F部22は、コイル21を介した非接触インターフェースであり、ICカード1と通信する。非接触I/F部22は、例えば、ICカード1の処理の制限を解除する解除要求の送信に利用される。
図3は、本実施形態のICカードシステム200の機能構成例を示すブロック図である。ここでは、まず、ICカード1の機能構成について説明する。
図3に示すように、ICカード1は、通信部4と、制御部50と、データ記憶部80とを備えている。
ここで、図3に示されるICカード1の各部は、図2に示されるICカード1のハードウェアを用いて実現される。
解除情報記憶部81は、処理の制限が解除されたことを示す解除情報と、処理が制限されていることを示す制限情報とのいずれかを記憶する。なお、ICカード1の初期状態、又は、取引処理が実行された後には、解除情報記憶部81は、制限情報を記憶している。
また、制御部50は、例えば、携帯電話2から通信部4を介して解除要求を受信した場合に、解除情報記憶部81に解除情報が記憶させ、クレジット決済処理などの取引処理が完了(終了)した後に、解除情報記憶部81に制限情報を記憶させる。
制御部50は、例えば、解除処理部51と、処理実行部52と、再制限処理部53とを備えている。
図3に示すように、携帯電話2は、通信部20と、入力部23と、表示部24と、記憶部25と、制御部26とを備えている。
入力部23は、例えば、キースイッチやタッチパネルであり、利用者から入力された情報を受け付ける。入力部23は、例えば、利用者の正当性を確認するPINを受け付ける。
表示部24は、例えば、液晶ディスプレイなどの表示装置であり、各種情報を表示する。
認証情報記憶部251は、携帯電話2において利用者の認証に用いる認証情報(第1のPIN)を予め記憶する。ここで、認証情報(第1のPIN)は、例えば、携帯電話2において、ICカード1の上述したクレジット決済処理の解除を行うアプリケーションを実行させる際に、利用者の認証に用いられる。
まず、図4を参照して、本実施形態のICカードシステム200の制限解除処理について説明する。
図4は、本実施形態のICカードシステム200の制限解除処理の一例を示す図である。
このように、本実施形態では、ユーザU1の正当性が確認された場合に、ICカード1におけるクレジット決済処理の制限が解除される。そして、予めクレジット決済処理の制限を解除したICカード1を使用して、ユーザU1は、クレジット決済処理を行う。
図5は、本実施形態のICカード1の取引処理の一例を示すフローチャートである。
この図において、ICカード1が、処理端末150に接触インターフェースにより接続されて、ICカード1と処理端末150とによってクレジット決済処理が行われる例を説明する。
これにより、本実施形態によるICカード1は、電源電力が供給されていない場合であっても、処理の制限が解除された状態を維持することができる。本実施形態によるICカード1は、例えば、クレジット決済処理を実行する前に、携帯電話2によって事前に制限を解除しておくことができるので、例えば、処理端末150による既存のクレジットカード決済処理(既存のインフラ)を変更することなく、既存の取引処理(既存のインフラ)をそのまま使用することができる。また、本実施形態によるICカード1は、既存のICカード(従来のICカード)と共存させることが可能である。
これにより、本実施形態によるICカード1は、取引処理が終了した後に、再び処理が制限されるので、一旦、取引処理が終了した後に、第三者が所有者に成りすまして不正に利用される可能性を低減することができる。
これにより、本実施形態によるICカード1は、接触インターフェースを利用した取引処理において、処理を再び制限することができる。
これにより、本実施形態によるICカードシステム200は、ICカード1と同様に、セキュリティを向上させることができる。なお、本実施形態によるICカードシステム200は、非接触インターフェースによってICカード1の処理の制限を解除することができるので、例えば、携帯電話2などを利用して手軽にICカード1の処理の制限を解除することができる。よって、本実施形態によるICカードシステム200は、利便性を確保しつつ、セキュリティを向上させることができる。
これにより、本実施形態によるICカードシステム200は、携帯電話2において利用者の正当性が確認された場合に、ICカード1の処理の制限を解除することができる。よって、本実施形態によるICカードシステム200は、さらにセキュリティを向上させることができる。
次に、図面を参照して、第2の実施形態のICカード1及びICカードシステム200について説明する。
本実施形態では、ICカード1の取引処理の変形例について説明する。
なお、本実施形態によるICカード1及びICカードシステム200の構成は、第1の実施形態と同様であるので、ここではその説明を省略する。
この図において、ICカード1が、処理端末150に接触インターフェースにより接続されて、ICカード1と処理端末150とによってクレジット決済処理が行われる別の一例について説明する。
続くステップS305からステップS307の処理は、上述した図5に示すステップS203からステップS205の処理と同様であるので、ここではその説明を省略する。
このように、ICカード1は、取引金額が限度額以下である場合(例えば、少額取引の場合)には、処理の制限に関係なくクレジット決済処理を実行する。すなわち、ICカード1は、取引金額が限度額以下である場合に、処理の制限を無効にする。また、ICカード1は、取引金額が限度額を超える場合(例えば、高額取引の場合)には、さらに、処理の制限が予め解除されている場合に、クレジットカード決済処理を実行し、処理の制限が予め解除されていない場合には、クレジットカード決済処理を実行できない。
これにより、本実施形態によるICカード1は、所定の限度額以下の少額取引である場合に、事前に処理の制限を解除する必要がないので、利便性を向上させつつ、セキュリティを向上させることができる。
次に、図面を参照して、第3の実施形態のICカード1a及びICカードシステム200aについて説明する。
本実施形態では、処理の制限を解除するために、端末(携帯電話2a)の正当性をICカード1aが確認する端末認証を行う必要がある場合の一例について説明する。
図7に示すように、本実施形態のICカードシステム200aは、ICカード1aと携帯電話2aとを備えている。
なお、この図において、図3に示す構成と同一の構成については同一の符号を付し、その説明を省略する。
ここで、図7に示されるICカード1aの各部は、図2に示されるICカード1と同様のハードウェアを用いて実現される。
認証鍵記憶部82は、携帯電話2aの正当性を確認する認証鍵(端末認証キー)を記憶する。ここで、認証鍵(端末認証キー)は、携帯電話2aが保持している認証鍵と同一の情報であり、予め認証鍵記憶部82に記憶されているものとする。
認証鍵記憶部252は、携帯電話2aの正当性を確認する認証鍵(端末認証キー)を記憶する。ここで、認証鍵(端末認証キー)は、ICカード1aの上述した認証鍵記憶部82が記憶している認証鍵と同一の情報であり、予め認証鍵記憶部252に記憶されているものとする。
端末認証部263は、例えば、ICカード1aからメッセージを取得し、取得したメッセージと、認証鍵記憶部252が記憶する認証鍵とに基づいて、認証メッセージを生成する。なお、認証メッセージを生成する所定のアルゴリズム(例えば、暗号アルゴリズム)は、ICカード1aと同一である。また、端末認証部263は、生成した認証メッセージをICカード1aに送信する。
図8は、本実施形態のICカードシステム200aの制限解除処理の一例を示す図である。
ステップS404において、ICカード1aは、メッセージを送信する。すなわち、ICカード1aの端末認証部54は、例えば、乱数などの動的に変化する情報であるメッセージを、非接触I/F部42を介して非接触インターフェースにより携帯電話2aに送信する。
次に、携帯電話2aは、生成した認証メッセージをICカード1aに送信する(ステップS406)。すなわち、端末認証部263は、生成した認証メッセージを、通信部20を介して非接触インターフェースによりICカード1aに送信する。
このように、本実施形態では、ユーザU1の正当性、及び、携帯電話2aの正当性が確認された場合に、ICカード1aにおけるクレジット決済処理の制限が解除される。そして、予めクレジット決済処理の制限を解除したICカード1aを使用して、ユーザU1は、クレジット決済処理を行う。
これにより、本実施形態によるICカード1aは、携帯電話2aの正当性が確認された場合に、処理の制限を解除するので、さらにセキュリティを向上させることができる。
次に、図面を参照して、第4の実施形態のICカード1b及びICカードシステム200bについて説明する。
本実施形態では、処理の制限を解除するために、利用者の正当性をICカード1bが確認する必要がある場合の一例について説明する。
図9に示すように、本実施形態のICカードシステム200bは、ICカード1bと携帯電話2bとを備えている。
なお、この図において、図3に示す構成と同一の構成については同一の符号を付し、その説明を省略する。
ここで、図9に示されるICカード1bの各部は、図2に示されるICカード1と同様のハードウェアを用いて実現される。
PIN情報記憶部83(利用者情報記憶部の一例)は、利用者を識別する利用者識別情報(例えば、PIN)を記憶する。ここで、利用者識別情報であるPIN(第2のPIN)は、予めPIN情報記憶部83に記憶されているものとする。また、以下の説明において、利用者識別情報をPINとして説明する。
解除要求処理部262aは、ユーザ認証部261によって利用者の正当性が確認された場合に、解除要求をICカード1bに送信する。すなわち、解除要求処理部262aは、通信部20を介して、非接触インターフェースにより、解除要求をICカード1bに送信する。なお、ここで、解除要求は、例えば、制限の解除を指示するコマンドであり、利用者から取得したPINを含んでいる。また、解除要求処理部262aは、ユーザ認証部261によって利用者の正当性が確認されていない場合に、解除要求をICカード1bに送信しない。
図10は、本実施形態のICカードシステム200bの制限解除処理の一例を示す図である。
ステップS504において、携帯電話2bは、再度、ユーザU1に対して、PIN(第2のPIN)の入力要求をする。制御部26bは、例えば、ICカード1bのユーザ認証を行うためのPIN(第2のPIN)の入力を促すメッセージを表示部24に表示させる。
このように、本実施形態では、ユーザU1の正当性をICカード1bにおいても確認し、ICカード1bにおけるクレジット決済処理の制限が解除される。そして、予めクレジット決済処理の制限を解除したICカード1bを使用して、ユーザU1は、クレジット決済処理を行う。
これにより、本実施形態によるICカード1bは、ICカード1bが利用者の正当性を確認し、利用者の正当性が確認された場合に、処理の制限を解除するので、さらにセキュリティを向上させることができる。
(1)携帯電話2bによる利用者の正当性の確認(第1のPIN)
(2)ICカード1bによる利用者の正当性の確認(第2のPIN)
(3)利用者がICカード1bを所持する。
(4)携帯電話2bを所持する。
よって、本実施形態によるICカードシステム200bは、さらにセキュリティを向上させることができる。
次に、図面を参照して、第5の実施形態のICカード1c及びICカードシステム200cについて説明する。
本実施形態では、処理の制限を解除するために、端末(携帯電話2c)の正当性をICカード1cが確認する必要がある場合の別の一例について説明する。
図11に示すように、本実施形態のICカードシステム200cは、ICカード1cと携帯電話2cとを備えている。
なお、この図において、図3に示す構成と同一の構成については同一の符号を付し、その説明を省略する。
ここで、図11に示されるICカード1cの各部は、図2に示されるICカード1と同様のハードウェアを用いて実現される。
端末情報記憶部84は、携帯電話2cを識別する端末識別情報を記憶する。ここで、端末識別情報は、例えば、携帯電話2cの電話番号であり、予め端末情報記憶部84に記憶されているものとする。
記憶部25bは、携帯電話2cの各種処理に利用する情報を記憶する。記憶部25bは、例えば、認証情報記憶部251と、端末情報記憶部253とを備えている。
端末情報記憶部253は、携帯電話2cを識別する端末識別情報を記憶する。ここで、端末識別情報は、例えば、携帯電話2cの電話番号であり、ICカード1cの端末情報記憶部84に記憶されているものと同一の情報である。端末識別情報は、予め端末情報記憶部253に記憶されているものとする。
解除要求処理部262bは、ユーザ認証部261によって利用者の正当性が確認された場合に、解除要求をICカード1cに送信する。すなわち、解除要求処理部262bは、通信部20を介して、非接触インターフェースにより、解除要求をICカード1cに送信する。なお、ここで、解除要求は、例えば、制限の解除を指示するコマンドであり、端末情報記憶部253が記憶する端末識別情報(例えば、電話番号)を含んでいる。また、解除要求処理部262bは、ユーザ認証部261によって利用者の正当性が確認されていない場合に、解除要求をICカード1cに送信しない。
図12は、本実施形態のICカードシステム200cの制限解除処理の一例を示す図である。
ステップS604において、携帯電話2cは、ICカード1cに対して、端末識別情報(例えば、電話番号)を含む解除要求を送信する。制御部26cの解除要求処理部262bは、ユーザ認証部261によって、ユーザU1が正当であると判定された場合に、通信部20を介して、非接触インターフェースによりICカード1cに解除要求を送信する。解除要求処理部262bは、例えば、解除要求として、端末情報記憶部253が記憶している端末識別情報(例えば、電話番号)を含み、クレジット決済処理の制限を解除するコマンドを送信する。
これにより、本実施形態によるICカード1cは、携帯電話2cの正当性が確認された場合に、処理の制限を解除するので、さらにセキュリティを向上させることができる。
次に、図面を参照して、第6の実施形態のICカード1d及びICカードシステム200dについて説明する。
本実施形態では、処理の制限を解除するために、端末(携帯電話2d)の正当性をICカード1dが確認する必要がある場合の別の一例について説明する。
図13に示すように、本実施形態のICカードシステム200dは、ICカード1dと携帯電話2dと、サーバ装置90とを備えている。
なお、この図において、図11に示す構成と同一の構成については同一の符号を付し、その説明を省略する。
ここで、図13に示されるICカード1dの各部は、図2に示されるICカード1と同様のハードウェアを用いて実現される。
解除鍵記憶部85は、処理の制限を解除するための解除鍵(解除キー)を記憶する。ここで、解除鍵(解除キー)は、例えば、後述するサーバ装置90に記憶されている解除鍵(解除キー)と同一の情報であり、予め解除鍵記憶部85に記憶されているものとする。
管理情報記憶部91は、予め登録されている利用者が所有するICカード1d及び携帯電話2dと、処理の制限を解除する解除鍵とを管理するための管理情報を記憶する。管理情報記憶部91は、例えば、ICカード1dの識別情報と、携帯電話2dの識別情報と、解除鍵とを対応付けて記憶する。ここで、ICカード1dの識別情報は、上述した二次元コードC1が示す情報であり、携帯電話2dの識別情報は、例えば、電話番号である。すなわち、管理情報記憶部91は、二次元コードC1が示す情報と、携帯電話2dの電話番号と、解除鍵とを対応付けて記憶している。
撮像部27は、例えば、デジタルカメラであり、ICカード1dが有する二次元コードC1の画像を撮像し、画像データを制御部26dに出力する。
NW(ネットワーク)通信部28は、ネットワークNWを介してサーバ装置90と通信する。
また、解除要求処理部262cは、ユーザ認証部261によって利用者の正当性が確認されていない場合に、解除要求をICカード1dに送信しない。
図14は、本実施形態のICカードシステム200dの制限解除処理の一例を示す図である。
ステップS704において、携帯電話2dは、ICカード1dの二次元コードC1を取得する。すなわち、制御部26dは、撮像部27が撮像した二次元コードC1の画像データを取得し、当該画像データに基づいて二次元コードC1の示す情報を生成する。
これにより、本実施形態によるICカードシステム200dでは、クレジット決済処理などの取引処理を行うために、正当な利用者と、正当な携帯電話2d及びICカード1dの全てが揃う必要がある。よって、本実施形態によるICカードシステム200dは、さらにセキュリティを向上させることができる。
例えば、第4の実施形態に第5の実施形態を適用するようにしてもよい。この場合、ICカードシステム200bは、利用者識別情報(例えば、PIN)と、端末識別情報(例えば、電話番号)とにより、ICカード1bが、利用者の正当性と携帯電話2bの正当性とを確認するので、さらにセキュリティを向上させることができる。
また、上記の各実施形態において、携帯電話2(2a〜2d)が、利用者の正当性を確認する認証処理を含む例を説明したが、当該認証処理を省略してもよい。
また、上記の各実施形態において、取引処理の一例として、クレジット決済処理を行う例を説明したが、これに限定されるものではない。ICカードシステム200(200a〜200d)は、例えば、銀行などの金融機関における取引処理などに適用してもよい。
また、上記の第2の実施形態において、ICカード1が、取引金額が限度額以下である場合に、処理の制限を無効にする例を説明したが、これに限定されるものではない。例えば、ICカード1は、取引金額の代わりに取引回数を適用し、取引回数が限度回数以下である場合に、処理の制限を無効にするようにしてもよい。
このように、ICカード1(1a〜1d)の処理の制限解除とともに、利用回数を設定できるようにすることで、ICカードシステム200(200a〜200d)は、1回の制限解除処理によって複数回の取引処理の利用が可能になり、利便性を向上させることができる。
少なくとも端末装置と、コイルによる電磁誘導に基づく非接触インターフェースにより通信する通信部と、
前記通信部が、前記非接触インターフェースによって受信した解除要求に基づいて、自装置が実行可能な処理の制限が解除されたことを示す解除情報を不揮発性記憶部である解除情報記憶部に記憶させる解除処理部と、
前記解除処理部によって前記解除情報記憶部に前記解除情報が記憶されている場合に、制限が解除された前記処理を実行する処理実行部と、
前記処理実行部によって所定の処理が実行された後に、前記解除処理部によって前記解除情報記憶部に記憶された前記解除情報を、前記処理が制限されていることを示す制限情報に変更することにより、解除された前記処理を再び制限する再制限処理部と
を備えるICカード。
また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。
Claims (10)
- 少なくとも携帯端末装置と非接触インターフェースにより通信可能で、前記携帯端末装置とは異なる処理端末とも通信可能な通信部と、
前記通信部が、前記携帯端末装置から前記非接触インターフェースによって受信した解除要求に基づいて、当該解除要求を送信した前記携帯端末装置とは異なる前記処理端末に対して自装置が実行可能な処理の制限を解除する解除処理部と、
前記解除処理部によって前記処理の制限が解除された場合に、制限が解除された前記処理を前記携帯端末装置とは異なる前記処理端末に対して前記携帯端末装置を用いずに実行する処理実行部と、
前記処理実行部によって所定の前記処理が実行された後に、前記解除処理部によって解除された前記処理を再び制限する再制限処理部と
を備えるICカード。 - 前記解除処理部は、前記処理の制限が解除されたことを示す解除情報を不揮発性記憶部である解除情報記憶部に記憶させ、
前記再制限処理部は、前記解除処理部によって前記解除情報記憶部に記憶された前記解除情報を、前記処理が制限されていることを示す制限情報に変更することで、前記解除処理部によって解除された前記処理を再び制限する
請求項1に記載のICカード。 - 前記携帯端末装置の正当性を確認する認証鍵を記憶する認証鍵記憶部と、
前記認証鍵記憶部が記憶する認証鍵に基づいて、前記携帯端末装置の正当性を確認する端末認証部と
を備え、
前記解除処理部は、前記端末認証部によって前記携帯端末装置の正当性が確認された場合に、前記処理の制限を解除する
請求項1又は請求項2に記載のICカード。 - 利用者を識別する利用者識別情報を記憶する利用者情報記憶部を備え、
前記解除処理部は、前記解除要求に含まれる前記利用者識別情報と、前記利用者情報記憶部が記憶している前記利用者識別情報とが一致する場合に、前記処理の制限を解除する
請求項1から請求項3のいずれか一項に記載のICカード。 - 前記携帯端末装置を識別する端末識別情報を記憶する端末情報記憶部を備え、
前記解除処理部は、前記解除要求に含まれる前記端末識別情報と、前記端末情報記憶部が記憶している前記端末識別情報とが一致する場合に、前記処理の制限を解除する
請求項1から請求項4のいずれか一項に記載のICカード。 - 前記再制限処理部は、制限が解除された前記処理によって実行される取引処理が終了した場合に、前記解除処理部によって解除された前記処理を再び制限する
請求項1から請求項5のいずれか一項に記載のICカード。 - 前記処理実行部は、前記処理が制限されている場合に、取引額が所定の限度額以下の前記処理を実行し、前記所定の限度額を超える前記処理を実行しない
請求項1から請求項6のいずれか一項に記載のICカード。 - 前記通信部は、接触インターフェースをさらに有し、
前記再制限処理部は、前記通信部が、前記接触インターフェースによって受信したコマンド処理に応じて、前記解除処理部によって解除された前記処理を再び制限する
請求項1から請求項7のいずれか一項に記載のICカード。 - 少なくとも携帯端末装置と非接触インターフェースにより通信可能で、前記携帯端末装置とは異なる処理端末とも通信可能な通信部と、
前記通信部が、前記携帯端末装置から前記非接触インターフェースによって受信した解除要求に基づいて、当該解除要求を送信した前記携帯端末装置とは異なる前記処理端末に対して自装置が実行可能な処理の制限を解除する解除処理部と、
前記携帯端末装置とは異なる前記処理端末に対して前記携帯端末装置を用いずに所定の前記処理が実行された後に、前記解除処理部によって解除された前記処理を再び制限する再制限処理部と
を備えるICカードと、
前記解除要求を前記非接触インターフェースによって前記ICカードに送信する前記携帯端末装置と、
前記非接触インターフェース、又は接触型インターフェースを通して、前記ICカードとの間で前記所定の処理を行う前記処理端末と
を備えるICカードシステム。 - 前記携帯端末装置は、
利用者の正当性を確認する利用者認証部と、
前記利用者認証部によって前記利用者の正当性が確認された場合に、前記解除要求を前記ICカードに送信する解除要求処理部と
を備える請求項9に記載のICカードシステム。
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