JP6477296B2 - 電流検出装置 - Google Patents

電流検出装置 Download PDF

Info

Publication number
JP6477296B2
JP6477296B2 JP2015129688A JP2015129688A JP6477296B2 JP 6477296 B2 JP6477296 B2 JP 6477296B2 JP 2015129688 A JP2015129688 A JP 2015129688A JP 2015129688 A JP2015129688 A JP 2015129688A JP 6477296 B2 JP6477296 B2 JP 6477296B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
current
current detection
battery
allowable range
difference value
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2015129688A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2017015432A (ja
Inventor
工 清水
工 清水
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denso Corp
Original Assignee
Denso Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Denso Corp filed Critical Denso Corp
Priority to JP2015129688A priority Critical patent/JP6477296B2/ja
Publication of JP2017015432A publication Critical patent/JP2017015432A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6477296B2 publication Critical patent/JP6477296B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Measurement Of Current Or Voltage (AREA)
  • Tests Of Electric Status Of Batteries (AREA)
  • Charge And Discharge Circuits For Batteries Or The Like (AREA)

Description

本発明は、電流センサを備え、電池に流れる電流を検出する電流検出装置に関する。
従来、物理量を検出する検出装置として、例えば以下に示す特許文献1に開示されている検出装置がある。
この検出装置は、車両のアクセルペダル等の位置を検出する装置である。検出装置は、2つのポテンショメータを備えている。ポテンショメータは、抵抗面上に摺動可能に設けられたスライダを有し、スライダの位置によって抵抗値が変化する機器である。2つのポテンショメータのスライダは、結合部材を介して結合され、同一方向に移動するように構成されている。2つのポテンショメータは、スライダが同一方向に移動した場合、出力電圧が逆方向に変化するように配線されている。そのため、一方のポテンショメータから得られた検出結果と、他方のポテンショメータから得られた検出結果を比較することで、ポテンショメータの異常を判定することができる。
特許第3588127号公報
ところで、電気自動車やハイブリッド車は、車両を駆動するための駆動力を発生するモータに駆動装置を介して電力を供給する電池を備えている。電池は、充電装置から電力を供給されることで充電される。過充電等を防止して安全性を確保するため、電気自動車やハイブリッド車には、電池に流れる電流を検出する電流検出装置が設けられている。電流検出装置は、電池に流れる電流を検出する電流センサを備えている。しかし、電流センサが異常になると、誤った検出結果が出力されてしまう。その結果、誤った検出結果に基づいて制御が行われてしまう可能性がある。そのため、電流センサの異常の有無を判定する必要がある。
電流センサの異常の有無を判定するために、前述した検出装置の構成を適用した場合、当該電流センサとは別の電流センサを設ける必要がある。電池に流れる電流は非常に大きい。そのため、電流センサも大電流を検出できるものでなければならず、体格が大きく高価である。従って、電流検出装置の体格及びコストを抑えることが困難である。しかも、電池は、車両の限られたスペースに設置されている。そのため、別の電流センサを設けるためのスペースを確保することが困難である。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたものであり、電流センサを備えた電流検出装置において、当該電流センサとは別の電流センサを設けることなく、当該電流センサの異常の有無を判定することができる電流検出装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するためになされた第1の本発明は、充放電可能な電池に流れる電流を検出する電流センサと、電池の充放電の際に電流が流れる配線経路において、電流が流れることで電圧が発生する所定箇所に接続され、所定箇所の電圧に基づいて電池に流れる電流を検出する3つ以上の電流検出回路と、電流センサの検出結果とそれぞれの電流検出回路の検出結果の差分値をそれぞれ求め、許容範囲を超えている差分値の数が許容範囲を超えていない差分値の数より多い場合、電流センサが異常であると判定するとともに、許容範囲を超えていない差分値に対応した、当該差分値を求める際に用いられた電流検出回路及び当該電流検出回路が接続される所定箇所の少なくともいずれかが異常であると判定する異常判定回路と、を有することを特徴とする。
この構成によれば、電池の充放電の際に電流が流れる配線経路において、電流が流れることで電圧が発生する所定箇所の電圧を利用して電池に流れる電流を検出することができる。そのため、電流センサの異常の有無を判定するために、当該電流センサとは別の電流センサを設ける必要がない。従って、電流センサを備えた電流検出装置において、当該電流センサとは別に電流センサを設けることなく、当該電流センサの異常の有無を判定することができる。また、この構成によれば、電流検出装置は、3つ以上の電流検出回路を備えている。異常判定回路は、電流センサの検出結果とそれぞれの電流検出回路の検出結果の差分値をそれぞれ求め、許容範囲を超えている差分値の数が許容範囲を超えていない差分値の数より多い場合、電流センサが異常であると判定する。そのため、電流検出回路及び電流検出回路が接続される所定箇所のいずれかが異常であっても電流センサの異常の有無を判定することができる。さらに、この構成によれば、異常判定回路は、電流センサが異常であると判定した場合、許容範囲を超えていない差分値に対応した、当該差分値を求める際に用いられた電流検出回路及び当該電流検出回路が接続される所定箇所の少なくともいずれかが異常であると判定する。そのため、電流センサが異常であると判定した場合において、電流検出回路及び電流検出回路が接続される所定箇所のいずれかが異常であっても、その異常箇所を判定することができる。
上記課題を解決するためになされた第2の本発明は、充放電可能な電池に流れる電流を検出する電流センサと、電池の充放電の際に電流が流れる配線経路において、電流が流れることで電圧が発生する所定箇所に接続され、所定箇所の電圧に基づいて電池に流れる電流を検出する3つ以上の電流検出回路と、電流センサの検出結果とそれぞれの電流検出回路の検出結果の差分値をそれぞれ求め、許容範囲を超えている差分値の数が許容範囲を超えていない差分値の数より多い場合、電流センサが異常であると判定し、許容範囲を超えていない差分値の数が許容範囲を超えている差分値の数より多い場合、電流センサが正常であると判定するとともに、許容範囲を超えている差分値に対応した、当該差分値を求める際に用いられた電流検出回路及び当該電流検出回路が接続される所定箇所の少なくともいずれかが異常であると判定する異常判定回路と、を有することを特徴とする。
この構成によれば、電池の充放電の際に電流が流れる配線経路において、電流が流れることで電圧が発生する所定箇所の電圧を利用して電池に流れる電流を検出することができる。そのため、電流センサの異常の有無を判定するために、当該電流センサとは別の電流センサを設ける必要がない。従って、電流センサを備えた電流検出装置において、当該電流センサとは別に電流センサを設けることなく、当該電流センサの異常の有無を判定することができる。また、この構成によれば、電流検出装置は、3つ以上の電流検出回路を備えている。異常判定回路は、電流センサの検出結果とそれぞれの電流検出回路の検出結果の差分値をそれぞれ求め、許容範囲を超えている差分値の数が許容範囲を超えていない差分値の数より多い場合、電流センサが異常であると判定する。そのため、電流検出回路及び電流検出回路が接続される所定箇所のいずれかが異常であっても電流センサの異常の有無を判定することができる。さらに、この構成によれば、異常判定回路は、許容範囲を超えていない差分値が許容範囲を超えている差分値より多い場合、電流センサが正常であると判定するとともに、許容範囲を超えている差分値に対応した、当該差分値を求める際に用いられた電流検出回路及び当該電流検出回路が接続される所定箇所の少なくともいずれかが異常であると判定する。そのため、電流センサが正常であると判定した場合において、電流検出回路及び電流検出回路が接続される所定箇所のいずれかが異常であっても、その異常箇所を判定することができる。
電流検出装置の回路図である。
次に、実施形態を挙げ、本発明をより詳しく説明する。本実施形態では、本発明に係る電流検出装置を、車両に搭載された電池に流れる電流を検出する電流検出装置に適用した例を示す。
まず、図1を参照して本実施形態における電流検出装置の構成について説明する。
図1に示す電流検出装置1は、車両に搭載された充放電可能な電池B1に流れる電流を検出する装置である。電流検出装置1は、電流センサ10と、3つの電流検出回路11〜13と、異常判定回路14とを備えている。
ここで、電池B1は、車両を駆動するための駆動力を発生するモータ(図略)に駆動装置(図略)を介して電力を供給する装置である。具体的には、リチウム電池である。電池B1は、充電装置(図略)から電力を供給されることで充電される。電池B1は、複数の電池モジュールB10、B11を備えている。電池モジュールB10、B11は、コネクタCN1を介して接続されている。電池B1は、配線経路をなす配線部材W1によって充電装置及び駆動装置に接続されている。配線部材W1には、電池B1を充電装置及び駆動装置に接続するためのリレーSMR1が接続されている。また、ヒューズF1が接続されている。リレーSMR1がオン状態になり、充電装置から電力が供給されることで電池B1は充電される。リレーSMR1がオン状態になり、駆動装置に電力を供給することで電池B1は放電する。電池B1の充放電の際、配線部材W1、電池モジュールB10、B11、コネクタCN1、ヒューズF1及びオン状態のリレーSMR1に電流が流れる。
電流センサ10は、充放電可能な電池B1に流れる電流を検出する素子である。具体的には、配線部材W1を介して電池B1に流れる電流に応じた電圧を出力する素子である。電流センサ10は、配線部材W1をクランプするような状態で設けられている。電流センサ10の出力端は、異常判定回路14に接続されている。
電流検出回路11〜13は、電池B1の充放電の際に電流が流れる配線経路において、電流が流れることで電圧が発生する所定箇所の電圧に基づいて電池B1に流れる電流を検出する回路である。
コネクタCN1は、端子を有し、端子同士が接触することによって、電池モジュールB10、B11を接続している。そのため、端子同士の接触による接触抵抗を有している。従って、配線部材W1を介して電池B1に電流が流れると、コネクタCN1の端子間に流れる電流に応じた電圧が発生する。
ヒューズF1は、抵抗を有している。そのため、配線部材W1を介して電池B1に電流が流れると、ヒューズF1の端子間に流れる電流に応じた電圧が発生する。
リレーSMR1は、可動接点と端子を有し、可動接点が端子に接触することでオン状態になる。そのため、オン状態のとき、可動接点と端子の接触による接触抵抗を有している。従って、オン状態になり、配線部材W1を介して電池B1に電流が流れると、リレーSMR1の端子間に流れる電流に応じた電圧が発生する。
電流検出回路11は、コネクタCN1の端子間の電圧に基づいて電池B1に流れる電流を検出する回路である。具体的には、コネクタCN1の端子間の電圧を、電流センサ10との比較に適した所定電圧に変換して出力する回路である。電流検出回路11の入力端はコネクタCN1の両端に、出力端は異常判定回路14にそれぞれ接続されている。
電流検出回路12は、ヒューズF1の端子間の電圧に基づいて電池B1に流れる電流を検出する回路である。具体的には、ヒューズF1の端子間の電圧を、電流センサ10との比較に適した所定電圧に変換して出力する回路である。電流検出回路12の入力端はヒューズF1の両端に、出力端は異常判定回路14にそれぞれ接続されている。
電流検出回路13は、オン状態におけるリレーSMR1の端子間の電圧に基づいて電池B1に流れる電流を検出する回路である。具体的には、オン状態におけるリレーSMR1の端子間の電圧を、電流センサ10との比較に適した所定電圧に変換して出力する回路である。電流検出回路13の入力端はリレーSMR1の両端に、出力端は異常判定回路14にそれぞれ接続されている。
電流センサ10及び電流検出回路11〜13が正常である場合、電流センサ10の検出した電流と電流検出回路11〜13の検出した電流はほぼ等しくなる。そのため、電流センサ10の検出した電流と電流検出回路11〜13の検出した電流の差分値は許容範囲内に収まる。ここで、許容範囲とは、電流センサ10の検出した電流と電流検出回路11〜13の検出した電流の差分値して許容できる範囲を示すものである。許容範囲は、コネクタCN1の接触抵抗、ヒューズF1の抵抗、オン状態におけるリレーSMR1の接触抵抗のばらつき、電流センサ10及び電流検出回路11〜13の特性のばらつき、これらの温度によるばらつきを考慮して決定されているものである。電流センサ10が異常になった場合、電流センサ10は正しい検出結果を出力できなくなる。その結果、電流センサ10の検出した電流と電流検出回路11〜13の検出した電流の差分値が大きくなり、許容範囲を超えてしまう。
異常判定回路14は、同一のタイミングで検出した電流センサ10の検出結果と電流検出回路11〜13の検出結果に基づいて、電流センサ10の異常の有無を判定する回路である。異常判定回路14は、同一のタイミングにおける、電流センサ10の検出した電流と3つの電流検出回路11〜13の検出した電流の差分値をそれぞれ求める。そして、許容範囲を超えている差分値が許容範囲を超えていない差分値より多い場合、電流センサ10が異常であると判定する。さらに、このとき、許容範囲を超えていない差分値に対応した、当該差分値を求める際に用いられた電流検出回路が異常であると判定する。
これに対し、許容範囲を超えてない差分値が許容範囲を超えている差分値より多い場合、電流センサ10は正常であると判定し、許容範囲を超えている差分値に対応した、当該差分値を求める際に用いられた電流検出回路が異常であると判定する。
次に、図1を参照して本実施形態における電流検出装置の動作について説明する。
車両のイグニッションスイッチ(図略)がオン状態になると、図1に示すリレーSMR1がオン状態になり、電池B1が充電装置及び駆動装置に接続される。電池B1の充放電の際、電池モジュールB10、B11、コネクタCN1、ヒューズF1及びオン状態のリレーSMR1に電流が流れる。
電流センサ10は、配線部材W1を介して電池B1に流れる電流に応じた電圧を出力する。
コネクタCN1は、端子同士の接触による接触抵抗を有している。そのため、配線部材W1を介して電池B1に電流が流れると、コネクタCN1の端子間に流れる電流に応じた電圧が発生する。電流検出回路11は、コネクタCN1の端子間の電圧を、電流センサ10との比較に適した所定電圧に変換して出力する。
ヒューズF1は、抵抗を有している。そのため、配線部材W1を介して電池B1に電流が流れると、ヒューズF1の端子間に流れる電流に応じた電圧が発生する。電流検出回路12は、ヒューズF1の端子間の電圧を、電流センサ10との比較に適した所定電圧に変換して出力する。
リレーSMR1は、オン状態のとき、可動接点と端子の接触による接触抵抗を有している。そのため、オン状態になり、配線部材W1を介して電池B1に電流が流れると、リレーSMR1の端子間に流れる電流に応じた電圧が発生する。電流検出回路13は、オン状態におけるリレーSMR1の端子間の電圧を、電流センサ10との比較に適した所定電圧に変換して出力する回路である。
異常判定回路14は、同一のタイミングにおける、電流センサ10の検出した電流と3つの電流検出回路11〜13の検出した電流の差分値をそれぞれ求める。そして、許容範囲を超えている差分値が、許容範囲を超えていない差分値より多い場合、電流センサ10が異常であると判定する。さらに、このとき、許容範囲を超えていない差分値に対応した、当該差分値を求める際に用いられた電流検出回路が異常であると判定する。
これに対し、許容範囲を超えてない差分値が許容範囲を超えている差分値より多い場合、電流センサ10は正常であると判定し、許容範囲を超えている差分値に対応した、当該差分値を求める際に用いられた電流検出回路が異常であると判定する。
例えば、同一のタイミングにおける電流センサ10の検出した電流と電流検出回路11、12の検出した電流の差分値ΔI11、ΔI12が許容範囲を超えているが、電流センサ10の検出した電流と電流検出回路13の検出した電流の差分値ΔI13が許容範囲を超えていない場合、許容範囲を超えている差分値が許容範囲を超えていない差分値より多いことから、異常判定回路14は、電流センサ10が異常であると判定する。さらに、このとき、許容範囲を超えていない差分値ΔI13に対応した、差分値ΔI13を求める際に用いられた電流検出回路13及び電流検出回路13が接続されたリレーSMR1の少なくともいずれかが異常であると判定する。
これに対し、同一のタイミングにおける電流センサ10の検出した電流と電流検出回路12、13の検出した電流の差分値ΔI12、ΔI13が許容範囲を超えていないが、電流センサ10の検出した電流と電流検出回路11の検出した電流の差分値ΔI11が許容範囲を超えている場合、許容範囲を超えてない差分値が許容範囲を超えている差分値より多いことから、異常判定回路14は、電流センサ10が正常であると判定する。そして、許容範囲を超えている差分値ΔI11に対応した、差分値ΔI11を求める際に用いられた電流検出回路11及び電流検出回路11に接続されたコネクタCN1の少なくともいずれかが異常であると判定する。
次に、本実施形態における電流検出装置の効果について説明する。
本実施形態によれば、電流検出装置1は、電流センサ10と、電流検出回路11〜13と、異常判定回路14とを備えている。電流センサ10は、充放電可能な電池B1に流れる電流を検出する。電流検出回路11〜13は、電池B1の充放電の際に電流が流れる配線経路において、電流が流れることで電圧が発生する所定箇所の電圧に基づいて電池B1に流れる電流を検出する。異常判定回路14は、電流センサ10の検出結果と電流検出回路11〜13の検出結果に基づいて電流センサ10の異常の有無を判定する。電池B1の充放電の際に電流が流れる配線経路において、電流が流れることで電圧が発生する所定箇所の電圧を利用して電池B1に流れる電流を検出することができる。そのため、電流センサ10の異常の有無を判定するために、電流センサ10とは別の電流センサを設ける必要がない。従って、電流センサ10を備えた電流検出装置において、電流センサ10とは別に電流センサを設けることなく、電流センサ10の異常の有無を判定することができる。これにより、電流検出装置1の体格及びコストを抑えることができる。また、別の電流センサを設けるためのスペースの確保が不要となる。
本実施形態によれば、異常判定回路14は、同一のタイミングで検出した電流センサ10の検出結果と電流検出回路11〜13の検出結果に基づいて、電流センサ10の異常の有無を判定する。そのため、電流センサ10の異常の有無を正確に判定することができる。
本実施形態によれば、電流検出装置1は、3つの電流検出回路11〜13を備えている。異常判定回路14は、電流センサ10の検出結果と3つの電流検出回路11〜13の検出結果の差分値をそれぞれ求め、許容範囲を超えている差分値が許容範囲を超えていない差分値より多い場合、電流センサ10が異常であると判定する。そのため、電流検出回路11〜13及び電流検出回路11〜13が接続される所定箇所のいずれかが異常であっても電流センサ10の異常の有無を判定することができる。
本実施形態によれば、異常判定回路14は、電流センサ10が異常であると判定した場合、許容範囲を超えていない差分値に対応した、当該差分値を求める際に用いられた電流検出回路及び当該電流検出回路が接続される所定箇所の少なくともいずれかが異常であると判定する。そのため、電流センサ10が異常であると判定した場合において、電流検出回路11〜13及び電流検出回路11〜13が接続される所定箇所のいずれかが異常であっても、その異常箇所を判定することができる。
本実施形態によれば、異常判定回路14は、許容範囲を超えてない差分値が許容範囲を超えている差分値より多い場合、許容範囲を超えている差分値に対応した、当該差分値を求める際に用いられた電流検出回路及び当該電流検出回路が接続される所定箇所の少なくともいずれかが異常であると判定する。電流センサ10が正常でなると判定した場合において、電流検出回路11〜13及び電流検出回路11〜13が接続される所定箇所のいずれかが異常であっても、その異常箇所を判定することができる。
本実施形態によれば、電池B1は、2つの電池モジュールB10、B11を、コネクタCN1を介して接続して構成されている。コネクタCN1は、端子同士の接触による接触抵抗を有している。そのため、配線部材W1を介して電池B1に電流が流れると、コネクタCN1の端子間に流れる電流に応じた電圧が発生する。電流検出回路11は、コネクタCN1の端子間の電圧に基づいて電池B1に流れる電流を検出する。そのため、電流センサ10とは別に電流センサを用いることなく、既存の構成を利用して電池B1に流れる電流を確実に検出することができる。
本実施形態によれば、電池B1は、配線経路をなす配線部材W1によって充電装置及び駆動装置に接続されている。配線部材W1には、リレーSMR1が接続されている。リレーSMR1は、オン状態のとき、可動接点と端子の接触による接触抵抗を有している。そのため、オン状態になり、配線部材W1を介して電池B1に電流が流れると、リレーSMR1の端子間に流れる電流に応じた電圧が発生する。電流検出回路13は、オン状態におけるリレーSMR1の端子間の電圧に基づいて電池B1に流れる電流を検出する。そのため、電流センサ10とは別に電流センサを用いることなく、既存の構成を利用して電池B1に流れる電流を確実に検出することができる。
本実施形態によれば、電池B1は、配線経路をなす配線部材W1によって充電装置及び駆動装置に接続されている。配線部材W1には、ヒューズF1が接続されている。ヒューズF1は、抵抗を有している。そのため、配線部材W1を介して電池B1に電流が流れると、ヒューズF1の端子間に流れる電流に応じた電圧が発生する。電流検出回路12は、ヒューズF1の端子間の電圧に基づいて電池B1に流れる電流を検出する。そのため、電流センサ10とは別に電流センサを用いることなく、既存の構成を利用して電池B1に流れる電流を確実に検出することができる。
なお、本実施形態では、電流検出装置1が3つの電流検出回路11〜13を有している例を挙げているが、これに限られるものではない。電流検出装置1は、少なくとも1つの電流検出回路を有していればよい。
本実施形態では、電流検出装置1が3つの電流検出回路11〜13を有する例を挙げているが、これに限られるものではない。電流検出装置1は、5つ以上の奇数個の電流検出回路を有していてもよい。また、電流検出装置1は、少なくとも1つ上の電流検出回路を有していてもよい。この場合、異常判定回路は、電流センサの検出結果と電流検出回路の検出結果の差分値が許容範囲を超えている場合、電流センサが異常であると判定するようにすればよい。
本実施形態では、電流検出回路11〜13がコネクタCN1、ヒューズF1及びオン状態におけるリレーSMR1の端子間の電圧に基づいて電池B1に流れる電流を検出する例を挙げているが、これ限られるものではない。電流検出回路は、電池の充放電の際に電流が流れる配線経路において、電流が流れることで電圧が発生する、前記以外の所定箇所の電圧に基づいて電池に流れる電流を検出するようにしてもよい。
1・・・電流検出装置、10・・・電流センサ、11〜13・・・電流検出回路、14・・・異常判定回路、B1・・・電池、B10、B11・・・電池モジュール、CN1・・・コネクタ、F1・・・ヒューズ、SMR1・・・リレー、W1・・・配線部材

Claims (7)

  1. 充放電可能な電池(B1)に流れる電流を検出する電流センサ(10)と、
    前記電池の充放電の際に電流が流れる配線経路において、電流が流れることで電圧が発生する所定箇所に接続され、前記所定箇所の電圧に基づいて前記電池に流れる電流を検出する3つ以上の電流検出回路(11〜13)と、
    前記電流センサの検出結果とそれぞれの前記電流検出回路の検出結果の差分値をそれぞれ求め、許容範囲を超えている差分値の数が許容範囲を超えていない差分値の数より多い場合、前記電流センサが異常であると判定するとともに、許容範囲を超えていない差分値に対応した、当該差分値を求める際に用いられた前記電流検出回路及び当該電流検出回路が接続される前記所定箇所の少なくともいずれかが異常であると判定する異常判定回路(14)と、
    を有することを特徴とする電流検出装置。
  2. 充放電可能な電池(B1)に流れる電流を検出する電流センサ(10)と、
    前記電池の充放電の際に電流が流れる配線経路において、電流が流れることで電圧が発生する所定箇所に接続され、前記所定箇所の電圧に基づいて前記電池に流れる電流を検出する3つ以上の電流検出回路(11〜13)と、
    前記電流センサの検出結果とそれぞれの前記電流検出回路の検出結果の差分値をそれぞれ求め、許容範囲を超えている差分値の数が許容範囲を超えていない差分値の数より多い場合、前記電流センサが異常であると判定し、許容範囲を超えていない差分値の数が許容範囲を超えている差分値の数より多い場合、前記電流センサが正常であると判定するとともに、許容範囲を超えている差分値に対応した、当該差分値を求める際に用いられた前記電流検出回路及び当該電流検出回路が接続される前記所定箇所の少なくともいずれかが異常であると判定する異常判定回路(14)と、
    を有することを特徴とする電流検出装置。
  3. 前記異常判定回路は、前記電流センサが異常であると判定した場合において、許容範囲を超えていない差分値に対応した、当該差分値を求める際に用いられた前記電流検出回路及び当該電流検出回路が接続される前記所定箇所の少なくともいずれかが異常であると判定することを特徴とする請求項に記載の電流検出装置。
  4. 前記異常判定回路は、同一のタイミングで検出した前記電流センサの検出結果と前記電流検出回路の検出結果に基づいて前記電流センサの異常の有無を判定することを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の電流検出装置。
  5. 前記電池は、複数の電池モジュール(B10、B11)を、コネクタ(CN1)を介して接続して構成され、
    いずれかの前記電流検出回路(11)は、前記コネクタの端子間の電圧に基づいて前記電池に流れる電流を検出することを特徴とする請求項1〜のいずれか1項に記載の電流検出装置。
  6. 前記配線経路にリレー(SMR1)を有し、
    いずれかの前記電流検出回路(13)は、オン状態における前記リレーの端子間の電圧に基づいて前記電池に流れる電流を検出することを特徴とする請求項1〜のいずれか1項に記載の電流検出装置。
  7. 前記配線経路にヒューズ(F1)を有し、
    いずれかの前記電流検出回路(12)は、前記ヒューズの端子間の電圧に基づいて前記電池に流れる電流を検出することを特徴とする請求項1〜のいずれか1項に記載の電流検出装置。
JP2015129688A 2015-06-29 2015-06-29 電流検出装置 Active JP6477296B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015129688A JP6477296B2 (ja) 2015-06-29 2015-06-29 電流検出装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015129688A JP6477296B2 (ja) 2015-06-29 2015-06-29 電流検出装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2017015432A JP2017015432A (ja) 2017-01-19
JP6477296B2 true JP6477296B2 (ja) 2019-03-06

Family

ID=57828990

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015129688A Active JP6477296B2 (ja) 2015-06-29 2015-06-29 電流検出装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6477296B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6848756B2 (ja) * 2017-08-01 2021-03-24 株式会社豊田自動織機 電池パック
WO2019245215A1 (ko) * 2018-06-22 2019-12-26 주식회사 엘지화학 전류 측정 장치, 전류 측정 방법 및 상기 전류 측정 장치를 포함하는 배터리 팩
KR20200000341A (ko) 2018-06-22 2020-01-02 주식회사 엘지화학 전류 측정 장치, 전류 측정 방법 및 상기 전류 측정 장치를 포함하는 배터리 팩

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008292403A (ja) * 2007-05-28 2008-12-04 Asahi Kasei Electronics Co Ltd 組電池の異常検出方法及びその異常検出装置
JP2012063246A (ja) * 2010-09-16 2012-03-29 Calsonic Kansei Corp 電流センサの校正装置
US10901019B2 (en) * 2013-03-15 2021-01-26 Atieva, Inc. Method of connecting cell voltage sensors
JP6442822B2 (ja) * 2013-10-01 2018-12-26 株式会社Gsユアサ 異常判定装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2017015432A (ja) 2017-01-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6023312B2 (ja) 電池システム監視装置
US9267992B2 (en) Switch failure diagnosis device and electric storage apparatus
JP4874034B2 (ja) 電動車両用の組電池
KR101473397B1 (ko) 배터리 팩의 전류센서 이상 진단 장치 및 방법
EP3035068B1 (en) Method and apparatus for detecting degraded contacts in battery packs
US7679211B2 (en) Electrical disconnect system
KR20140006151A (ko) 차량 배터리시스템의 릴레이모듈
CA2957510C (en) Electric leakage protection device and feed control device
US10353013B2 (en) Voltage detection device, voltage detection method, abnormality determination device, abnormality determination method, and battery pack system
JP2013219955A (ja) 電源装置
JP6477296B2 (ja) 電流検出装置
JP6503893B2 (ja) 車両の充電制御装置
JP2010239827A (ja) 電動車両用充電器および地絡検出方法
JP2017175717A (ja) 電源装置
JP6706688B2 (ja) 電池制御装置
JP2011076778A (ja) 電池監視装置
US8941957B2 (en) Battery charger for an electrically-driven vehicle and method of confirming earth leakage applicable thereto
US20160252556A1 (en) Deterioration detecting apparatus and deterioration detecting method
WO2016132895A1 (ja) 電池システム監視装置
KR20130032504A (ko) 릴레이 모니터링 회로
KR20160041495A (ko) 모스펫 스위치 구동 장치의 모스펫 진단 장치 및 방법
US9588164B2 (en) Method and device for monitoring a high-voltage arrangement
CN107765073A (zh) 过电流检测装置、蓄电装置以及电流检测方法
KR102291762B1 (ko) 릴레이 진단 회로
JP2006136161A (ja) 電動車輌のコンタクタ異常検出装置、コンタクタ異常検出方法、プログラム及びコンピュータ可読記録媒体

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20170907

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20180620

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20180628

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20180810

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20190108

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20190121

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 6477296

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250