JP6476951B2 - 遠心ポンプ - Google Patents

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Description

本発明は、回転軸の軸芯方向から吸入した流体をインペラによって旋回流動させながら吐出口から吐出する遠心ポンプに関する。
従来、この種の遠心ポンプとしては、例えば以下の特許文献1に記載されたものが存在する。特許文献1には、流体を回転軸の軸芯方向から吸入し、かつ、吸入した流体を回転軸の周方向に吐出するインペラと、インペラを駆動回転させる駆動回転部材と、インペラを回転自在に収容し、当該インペラの外周側を囲む周壁面に吐出口が開口しているポンプ室と、吐出口の開度を調節する開度調節機構とを有する遠心ポンプが記載されている。
開度調節機構は、インペラの外周側を一連に囲む環状の調節部材を備え、この調節部材を回転軸の軸芯方向に移動させることにより、吐出口の開度を調節するように構成してある。
特表2009−520899号公報
上記従来の遠心ポンプは、調節部材の回転軸芯方向の移動ストロークを確保する必要がある。そのために、インペラに対して軸芯方向にオフセットした位置に調節部材の駆動機構等を配置しなければならず、遠心ポンプの大型化が避けられなかった。例えば遠心ポンプが自動車のエンジンに取り付けられるウォーターポンプである場合、回転軸の軸芯方向の延長は即ちエンジン表面からの突出スペースの増大を意味する。エンジンルーム内の空間には制限があることを鑑みれば、このような軸芯方向のサイズの増大は改善する必要がある。
本発明は上記実情に鑑みてなされたものであって、流体の吐出量調節が円滑に行え、回転軸の軸芯方向のサイズがコンパクトな遠心ポンプを提供することを目的とする。
本発明による遠心ポンプの特徴構成は、ハウジングと、前記ハウジングの内部に回転自在に収容され、流体を回転軸の軸芯方向から吸入して、吸入した流体を回転軸の周方向に吐出するインペラと、前記インペラを駆動回転させる駆動回転部材と、前記ハウジングの内部に形成され、前記インペラの外周側を囲む前記ハウジングの周壁面に前記流体を吐出する吐出口を設けてあるポンプ室と、前記吐出口の開度を調節する開度調節機構と、を有し、前記開度調節機構が、前記インペラと前記周壁面との間に設けられ、前記回転軸の軸芯周りでの回動により、前記吐出口の開度を調節する調節部材を備え、前記調節部材は、前記インペラで前記回転軸の周方向に吐出される流体によって前記開度最大位置に向けて押圧される押圧面を備えている点にある。
本構成のごとく、吐出口の開度を調節するために、インペラとポンプ室の周壁面との間にあって回転軸の軸芯周りで回動する調節部材を備えることにより、調節部材の回転軸芯方向における移動ストロークの確保が不要となる。よって、回転軸の軸芯方向においてコンパクトな遠心ポンプを得ることができる。
また、一般的な遠心ポンプの構造上、流体の吐出口は、円周方向において一部分に開口形成されている。この吐出口に対してインペラの回転方向上手側においては流体の流路が形成され、所定の空間が確保されている。本構成の如く、吐出口の開度を調節する調節部材を回転軸の軸芯周りで回転させるものであれば、吐出口を遮蔽する部材を前記流体の流路の一部を利用したり、隣接させた状態で配置することが可能である。よって、本構成であれば、調節部材の配置スペースそのものが小さくて済み、遠心ポンプの全体をコンパクトに構成することができる。
更に、ソレノイドへの通電停止時に、押圧面を押圧する流体圧で調節部材を開度最大位置に保持することができる。これにより、例えば、当該遠心ポンプを自動車エンジンの冷却ポンプとして装着した場合など、エンジンが稼働している場合には、原則として冷却水の循環が必要なものにおいては、ソレノイドへの通電を行うことなく冷却機能を発揮させることができる。即ち、遠心ポンプの機能を発揮させながら、電力消費量を最小に留めることができる。また、ソレノイドが故障した場合等にも調節部材の開度が最大となって流体の流量を確保することができ、信頼性の高い遠心ポンプを得ることができる。
本発明の遠心ポンプにあっては、前記調節部材が、前記インペラの周囲に流体の流路を形成しつつ前記インペラを内包し、前記ポンプ室の内部で前記回転軸の軸芯周りに回転することで前記吐出口に対して連通・遮断する連通開口を備えたものに構成することができる。
本構成では、調節部材の内部でインペラが回転し、調節部材の内部であってインペラの周囲に流体の流路が形成される。調節部材とインペラとの位置関係はインペラが調節部材に対して相対回転すること以外は不変である。例えば、インペラと調節部材の内面との間の隙間寸法や、流路のサイズも変わらない。よって、インペラによる流体の吐出能力が安定的に維持される。一方、流体を吐出口から吐出する場合には、調節部材全体を回転させ、調節部材に形成した連通開口が吐出口に位置合わせされる。この回転角度は、回転軸の軸芯を中心とする周方向に沿って少なくとも連通開口の幅寸法だけ回動できればよい。これにより、吐出口を全開状態と全閉状態とに切り替えることができる。さらに、調節部材を回転軸の軸芯周りで回転させる機構は、調節部材を遠心ポンプの本体に対して回転指示するだけでよいから容易に形成することができる。このように、本構成の調節部材を備えることで、流体の良好な吐出性能を維持しながら、開度調節機構を簡便に構成することができる。
本発明の他の特徴構成は、前記連通開口および前記吐出口を前記回転軸の周方向で間隔を隔てて複数配置してある点にある。
流体が吐出口から放出される際には、流体の流量に応じた反力が調節部材に作用する。流体の吐出方向は回転軸の軸芯に対する径方向の成分を有するから、流体の吐出に際して調節部材には回転軸の軸芯に対して直角方向の成分を有する外力が作用する。その結果、回転軸が一方方向に押し付けられ、回転軸の軸受部などに摩擦力が生じることとなる。
しかしながら、本構成のごとく、連通開口および吐出口を回転軸の周方向で間隔を隔てて複数配置することで、上記のごとく回転軸を径方向に押す外力を複数に分散させ、しかも、夫々の作用方向を異ならせることができる。その結果、例えば調節部材の軸受部に作用する摩擦力が軽減され、調節部材の回転動作を極めて円滑なものにすることができる。また、異音の発生も抑制できる。このように本構成であれば、軸受部などの摩擦力が低減する結果、開度調節機構の耐久性・信頼性等が向上することとなる。
本発明の他の特徴構成は、前記複数の連通開口の夫々は同じ開口面積を備え、前記回転軸の周方向で等間隔に配置してある点にある。
本構成であれば、流体の吐出に伴ってインペラの回転軸に作用する反力が回転軸の周方向でより均等に分散されることとなり、インペラの回転がより円滑なものとなってインペラの耐久性・信頼性がさらに向上することとなる。
本発明の他の特徴構成は、前記開度調節機構が、前記ハウジングに対して前記回転軸の軸芯周りにソレノイドコイルを分散配置すると共に、前記調節部材において前記ソレノイドコイルに対向する状態に前記回転軸の周方向に沿って導電部材を分散配置し、前記ソレノイドコイルに通電することで前記調節部材を前記周方向に沿って回転させるように構成された点にある。
本構成であれば、ソレノイドコイルと、導電部材とを回転軸の軸芯周りに対向する状態に容易に配置することができる。また、ソレノイドコイルに対する通電量を変化させることで、導電部材の移動量は任意に決定可能である。よって、ソレノイドコイルの位置が、前記吐出口の位置に対して径方向の外側や内側の何れかにあって、導電部材の回転角度と吐出口の開閉角度とに差がある場合でも、適切な通電量の設定によって吐出口の開閉操作を確実に行うことができる。
本発明の他の特徴構成は、レノイドへの通電時に前記調節部材を開度減少側に回動させる回動装置を備え、この回動装置は、前記ソレノイドへの通電停止時に前記調節部材を開度最大位置に保持する点にある。
本構成であれば、ソレノイドへの通電停止時には、インペラの回転数に応じた最大流量を確保することができる。よって、例えばソレノイドが故障するなど、ソレノイドに通電できないような事態が生じても流体を確実に吐出させることができる。
本発明の遠心ポンプにあっては、前記調節部材を開度最大位置に向けて付勢する付勢機構を備えておくことができる。
本構成であれば、調節部材を常に開度最大位置に向けて付勢することができ、ソレノイドに対する通電の有無や、インペラの回転状態に拘らず流体の流通が可能な状態となる。よって、例えばインペラの回転初期から流体を確実に流通させることができる。
本発明の他の特徴構成は、前記調節部材は、前記インペラによる流体の吐出方向とは逆向きの流体圧が作用する流体圧受け面を備え、前記吐出口から吐出された流体の流体圧を前記流体圧受け面に作用させる圧力導入路を設けた点にある。
調節部材の内部を流体が流動する場合、調節部材の内側に形成した流体の流路には流体の摩擦力が作用する。そのため、調節部材は、流体の流通方向即ちインペラの回転方向下手側に外力が作用する。この外力はインペラの回転速度に応じて変化する。
本構成の遠心ポンプでは、インペラの回転数の如何に拘らず流体の吐出流量を変化させたい場合がある。しかし、インペラの回転数によって調節部材に作用する外力の大きさが変化すると、調節部材をソレノイドによって応答性良く駆動操作したい場合に、ソレノイドの操作力を十分大きなものに設定しておく必要がある。
そこで、本構成の如く、流体による摩擦力を打ち消す方向に圧力を導入する構成とすることで、インペラの回転速度に拘らず、調節部材に作用する外力をある一定の範囲に設定することができる。よって、ソレノイドの電力容量を大きなものとせずとも、調節部材を応答性良く駆動させることができる。
本発明の他の特徴構成は、前記調節部材は、滑り軸受けを介して前記駆動回転部材に相対回転自在に支持されている点にある。
本構成であれば、調節部材と駆動回転部材との組み付け精度を高めて、調節部材のガタ付きや異音の発生を防止することができる。
本発明の他の特徴構成は、前記調節部材は、前記インペラの外周部を前記回転軸の軸芯に直交する方向から囲む周壁部と、前記外周部を前記回転軸の軸芯方向の一端側から囲む第1側壁部と、前記外周部を前記回転軸の軸芯方向の他端側から囲む第2側壁部とを備え、前記周壁部が、前記第1側壁部と一体の第1周壁部と、前記第2側壁部と一体の第2周壁部とに前記回転軸の軸芯方向に分割され、前記第1周壁部および前記第2周壁部が、外周側に突出する第1鍔板および第2鍔板を各別に備えると共に、前記第1鍔板と前記第2鍔板とが連結具によって挟持され、前記連結具が、前記第1鍔板および前記第2鍔板に対して周方向に沿って連続して当接する挟持片を備えている点にある。
本構成のように、調節部材がインペラの外周部を囲む周壁部と第1側壁部と第2側壁部とを備えていれば、回転軸の軸芯方向から吸入した流体を周壁部と第1側壁部と第2側壁部とで区画された領域内において効率良く旋回流動させることができる。
また、周壁部を、第1側壁部と一体の第1周壁部と、第2側壁部と一体の第2周壁部とに回転軸の軸芯方向に分割してあるので、インペラを第1側壁部と第2側壁部との間に容易に組み付けることができる。
さらに、第1周壁部および第2周壁部が外周側に突出する第1鍔板および第2鍔板を各別に備え、第1鍔板と第2鍔板とを挟持する連結具が、第1鍔板および第2鍔板に対して周方向に沿って連続して当接する挟持片を備えている。
このため、周壁部の内側に作用する流体圧力により第1,第2周壁部どうしの間に隙間ができるような変位が生じるときは、第1,第2周壁部の互いに離間する方向への変位に伴って第1,第2鍔板の夫々が挟持片に押し当てられる。これにより、第1,第2周壁部どうしの隙間から連結具の側に漏れ出た流体の、第1,第2鍔板の夫々と挟持片との間からの流出を抑制することができ、インペラの回転数に応じた流体の吐出量を確保し易い。
遠心ポンプの縦断面図である。 全開位置の調節部材を吸入口の側から見た平面図である。 全閉位置の調節部材を吸入口の側から見た平面図である。 開度調節機構の詳細を示す断面図である。 第2実施形態の遠心ポンプを示す縦断面図である。 第3実施形態の遠心ポンプを示す縦断面図である。 第4実施形態の遠心ポンプを示す要部の縦断面図である。 第4実施形態の遠心ポンプにおける全開位置の調節部材を吸入口の側から見た平面図である。 第4実施形態の遠心ポンプにおける全閉位置の調節部材を吸入口の側から見た平面図である。 第4実施形態の遠心ポンプを示す要部の分解斜視図である。 第5実施形態の遠心ポンプにおける連結具を示す斜視図である。
以下に本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
〔第1実施形態〕
図1〜図3は、自動車用エンジンに装備される本実施形態の遠心ポンプを示す。この遠心ポンプは、エンジン冷却水(流体の一例)をエンジンとラジエータとに亘って循環させるウォータポンプとして装備される。
遠心ポンプは、エンジン本体(図示せず)に固定されるハウジング1の内部に、吸入口2から吸入した冷却水を吐出口3から吐出するインペラ4と、インペラ4を横向きの回転軸芯Xの周りで駆動回転させる駆動回転部材5と、インペラ4を回転自在に収容するポンプ室6と、吐出口3の開度を調節する開度調節機構7とを有する。
駆動回転部材5は、エンジンのクランクシャフトと連動回転する駆動プーリ5aと、駆動プーリ5aおよびインペラ4が固定された駆動軸5bとを有する。駆動軸5bが回転軸芯Xの周りで回転する回転軸に相当する。
ハウジング1は、駆動軸5bを収容している第1ハウジング部1aと、ポンプ室6を形成する第2ハウジング部1bとを一体に連結して構成してある。
第1ハウジング部1aは、駆動軸5bが横向きに挿通されるボス部8と、ポンプ室6から第1ハウジング部の内部への水分(ドレン)の流入を阻止する第1メカニカルシール9aとを設けてある。
駆動軸5bの上部は転がり軸受け10を介してボス部8に回転自在に支持され、下部は第1メカニカルシール9aを介して第1ハウジング部1aに支持されている。
第2ハウジング部1bは、ラジエータ(図示せず)などに接続される冷却水の吸入口2と、エンジンのウォータージャケット(図示せず)に接続される回転軸芯Xの周りで複数(本実施形態では二つ)の吐出口3(図2,図3参照)とを備えている。
吸入口2および吐出口3は第2ハウジング部1bの内外に亘って貫通している。吸入口2は回転軸芯Xと同軸芯で開口している。二つの吐出口3は回転軸芯Xに直交する方向に向けて開口している。
ポンプ室6は、インペラ4の外周側を囲む周壁面11を備え、この周壁面11の回転軸芯Xを中心とする点対称の位置に二つの吐出口3が開口している。
二つの吐出口3の夫々は同じ開口面積を備えた一辺が回転軸芯Xの方向に沿う矩形に形成され、回転軸5bの周方向で等間隔を隔てて配置してある。
インペラ4は、冷却水を吸入口2を通して回転軸芯Xの方向から吸入し、かつ、吸入した冷却水を駆動軸5bの周方向に旋回流動させながら二つの吐出口3から吐出する。
ポンプ室6の周壁面11は、図2,図3に示すように、回転軸芯Xを中心とする円弧状の二つの第1周壁面11aと、第1周壁面11aよりも回転軸芯Xに近い位置に沿って設けてある二つの第2周壁面11bと、回転軸芯Xに直交する方向に沿う扁平な二つの第3周壁面11cとを有する。
吐出口3は第1周壁面11aの周方向中央位置に開口している。
第2周壁面11bは、回転軸芯Xからの距離がインペラ回転方向Aの下手側ほど長くなる形状に湾曲している。
第1周壁面11aの夫々は、回転軸芯Xを中心とする点対称に配置してある。
第2周壁面11bの夫々は、インペラ回転方向Aの下手側が第1周壁面11aのインペラ回転方向Aの上手側に互いに直交する状態で連続している。
第3周壁面11cの夫々は、第1周壁面11aのインペラ回転方向Aの下手側と第2周壁面11bのインペラ回転方向Aの上手側とに互いに直交する状態で連続している。
開度調節機構7は、インペラ4とポンプ室6の周壁面11との間に設けられ、回転軸芯Xの周りでの回動により二つの吐出口3の開度を同時に調節自在な調節部材(ロータリバルブ)7aと、調節部材7aを駆動回動させるソレノイド式の回動装置7bと、回動装置7bの作動を制御する制御部7cとを備えている。
調節部材7aは、インペラ4の外周部を回転軸芯Xに直交する方向から囲む周壁部12と、インペラ4の外周部を回転軸芯Xに沿う方向の一端側(吸入口2の側)から囲む環状の第1側壁部13と、インペラ4の外周部を回転軸芯Xに沿う方向の他端側(第1メカニカルシール9aの側)から囲む環状の第2側壁部14とを一体に備えている。
調節部材7aは、ポンプ室6の周壁面11とインペラ4との間において回転軸芯Xの周りに一定回転角度の範囲内で回動可能に支持されている。
インペラ4の外周部は、周壁部12と第1側壁部13と第2側壁部14とで環状に囲まれた領域を回転する。
図2,図3に示すように、周壁部12には、周壁部12の内側と吐出口3とを連通・遮断する連通開口15bを有するシャッター部12aを回転軸5bの周方向で等間隔を隔てて二つ備えている。図2は連通開口15bが吐出口3に連通し、吐出量が最大となる状態である。一方、図3は、連通開口15bが第1周壁面11aに対向し、ポンプの吐出量がゼロとなった状態である。シャッター部12aのうち連通開口15bの隣には、回転軸芯Xを中心とする円弧状であって第1周壁面11aに対向する摺接面17aを備えている。二つの摺接面17aは回転軸芯Xを中心とする点対称に配置してある。摺接面17aからみて中心側には、周接面17aが吐出口3に開口するとき流水の吐出を遮断するシャッター部15aが形成してある。
シャッター部15aは、第1周壁面11aに摺接する摺接面17aと、案内流路16に臨む第1端面17bと、第3周壁面11cに対向する第2端面17cとを備えている。
このシャッター部15aには、調節部材7aの内部を通って冷却水が導かれる。調節部材7aの一部として形成される周壁部12bは、各シャッター部15aからインペラ回転方向Aの下手側に向けて湾曲形状に形成してある。この湾曲形状は、回転軸芯Xからの距離がインペラの回転方向Aの下手側ほど長くなるものであり、周壁部12bとインペラ4との間に冷却水の案内流路16が形成されている。冷却水は、インペラ4の回転に伴い、インペラ4の外方に振り出されたあと、案内流路16を介して連通開口15bに案内される。より具体的には、案内流路16は、周壁部12bおよび第1側壁部13、第2側壁部14によって形成されている。案内流路16は、インペラ4の外周側に吐出された冷却水が順次合流できるよう、流路断面積がインペラ回転方向Aの下手側ほど広がるように形成してある。
第1側壁部13は、周壁部12bの周縁に沿って回転軸芯Xの側に向けて環状に延設された環状板部13aと、環状板部13aの内周縁に沿って延設された支持板部13bと、環状板部13aと支持板部13bとの境界に沿って吸入口2の側に向けて円筒状に突設された筒状板部13cとを備えている。
環状板部13aは、吸引口2の側に突出する円錐台形状に形成されている。
支持板部13bは、吸入口2からの冷却水をインペラ4の側に流入させる周方向で複数の流入開口18と、駆動軸5bの先端部に外嵌された有底筒状のボス19とを備えている。
ボス19(調節部材7a)は、駆動軸5bの先端部に第1滑り軸受け20を介して回転軸芯Xの周りで相対回転自在に圧入されている。第1滑り軸受け20は、駆動軸5bとボス19との間に介在させた樹脂などの滑り部材20aを備えている。
第2側壁部14は、周壁部12bの周縁に沿って回転軸芯側に向けて環状に延設されている。筒状板部13cは、環状板部13aに対して回転軸芯Xの方向に沿って筒状に突出している。この環状板部13aは、第2ハウジング部1bの吸入口2の内面に挿入された状態で保持される。よってこの部位は、第2ハウジング部1bにおける調節部材7aの軸支部として機能する。
ハウジング1には、調節部材7aの開度増大側への回動範囲を規制する第1規制部22と、調節部材7aの開度減少側への回動範囲を規制する第2規制部23とを設けてある。
第1規制部22としては、ハウジング1に設けた第3周壁面11cが機能する。この第3周壁面11cに調節部材7aの第2端面17cが当接することで、吐出口3の開度が全開に設定される。
一方、第2規制部23としては、回転軸芯Xの径方向に沿って第2周壁面11bから第1周壁面11aに至る領域に形成された平面11dが該当する。この平面11dに調節部材の一部が当接することで、吐出口3が全閉状態に保持される。
シャッター部15aの第1端面17bのうち最も内周側に位置する部位は、インペラ4の回転経路aに対して接線方向に形成されている。一方、第1端面17bのうち最も外周側の部位は摺接面17aに直交する状態に形成されている。このように第1端面17bは湾曲形状に形成され、旋回流動する冷却水(インペラ4で回転軸5bの周方向に吐出される冷却水に相当する。)の流通方向を約90度変化させて吐出口3に導く。また、冷却水が第1端面17bに作用させる力と、冷却水が調節部材7aの内周面に及ぼす摩擦力とによって調節部材7aは回転方向Aの側に回転する。特に、第1端面17bの外周側の部位の角度は径方向に沿う角度となるので、この部位の曲面は、冷却水が調節部材7aを回転させる際の良好な押圧面24となる。
第3周壁面11cには、吐出口3から分岐した圧力導入路26が開口している。この構成により、調節部材7aの第2端面17cに対して、冷却水の圧力を回転方向Aと反対方向に作用させることができる。ただし、当該圧力は、前記第1端面17bによる回転方向Aに沿う方向の圧力よりもやや小さい値に設定してある。これにより、例えば、後述するソレノイドを作用させずにインペラ4が回転する場合に、連通開口15bは全開状態となるものの、シャッター部15aが第3周壁面11cに押し付けられる力は、圧力導入路26がない場合に比べて大幅に緩和されるものとなる。よって、インペラ4の回転途中で連通開口15bを全閉状態に操作したい場合でも、後述するソレノイドに発生させる力が弱いもので済み、効率よくポンプの吐出量を調節することができるようになる。
図1に示すように、第1ハウジング部1aは、第1メカニカルシール9aから漏れ出た水分(ドレン)を外部に排出する二つの排出路27a,27bを有する。第1排出路27aは駆動プーリ5aの側から外部に連通している。第2排出路27bはドレンポケット28を介してドレン孔28aから外部に連通している。
回動装置7bは、ソレノイド29への通電により調節部材7aを回転軸芯Xの周りで周方向に磁気吸引して開度減少側に駆動回動させる。ソレノイド29は、転がり軸受け10と第1メカニカルシール9aとの間の位置において駆動軸5bの回転軸芯X周りに分散配置してある。
ソレノイド29は、第2側壁部14の内周縁から回転軸芯Xの方向に円筒状に延設した導電部材であるアーマチャ29aと、ソレノイドコイル29bと、ソレノイドコイル29bを巻き付けてある円筒状のコア29cおよび円環板状のヨーク29d,29eとを備えている。調節部材7aおよびアーマチャ29aは導電性を備えた金属で一体に形成されている。アーマチャ29aは、第2滑り軸受け30を介して第1ハウジング部1aに相対回転自在に保持されている。
コア29cは回転軸芯Xと同芯の円筒部分44aの両端に円環板状の第1鍔44bおよび第2鍔44cを備えた円筒状に形成されている。ソレノイドコイル29bは円筒部分44aと第1鍔44bと第2鍔44cとで囲まれた円環状の周溝部分44dに巻き付けられている。
図4は図1のIV−IV矢視位置における断面図である。図4に示すように、ヨーク29d,29eは、アーマチャ29aに近接する四箇所の幅広部45aとアーマチャ29aから離間する四箇所の幅狭部45bとを周方向に交互に備えている。アーマチャ29aの先端部分は、ソレノイドコイル29bへの通電により磁気吸引される四箇所の被吸引部29fを構成する。被吸引部29fは駆動軸5bの周方向に沿って断続的に設けられている。
制御部7bは、ソレノイド29のPWM(Pulse Width Modulation)制御により調節部材7aの回動量を制御して、吐出口3の開度を0〜100%の範囲で調節する。
ソレノイドコイル29bへの通電が行われず、調節部材7aが開度最大位置(全開位置)に位置している状態では、図4に示すように、各被吸引部29fのうちインペラ回転方向Aで上手側の一部分がヨーク29d,29eの幅広部45aに回転径方向で重なるように配置される。
ヨーク29d,29eの幅広部45aは、ソレノイドコイル29bに通電したときの磁束密度が幅狭部45bよりも高い部分である。このため、ソレノイドコイル29bに通電すると、各被吸引部29fが磁束密度が高い対応する幅広部45aに向けて吸引され、アーマチャ29aが矢印Bで示す方向に回転して調節部材7aが吐出口3を閉じる側に回動する。
このために、旋回流動する冷却水によって開度最大位置に向けて押圧される押圧面24と、調節部材7aを開度最大位置に向けてバネ付勢する付勢機構31とを備えている。付勢機構31は、捩りコイルバネを回転軸芯Xと同芯で第2側壁部14とハウジング1とに亘って装着することにより構成してある。
なお、バネ式の付勢機構31を設けずに、旋回流動する冷却水によって開度最大位置に向けて押圧される押圧面24のみを設けてあってもよい。この場合は、インペラ4の回転中におけるソレノイドコイル29bへの通電停止時に調節部材7aを開度最大位置に保持することができる。
冷却水が旋回流動する方向(インペラ4による冷却水の吐出方向)とは逆向きの水圧が作用する水圧受け面25は、インペラ4の回転中には、押圧面24に作用する押圧力や付勢機構31のバネ付勢力に抗して、調節部材7aを開度減少側に軽い操作力で回動できるように設けてある。
制御部7bは、インペラ4の回転中に吐出口3の開度調節指令が入力されると、ソレノイド29のPWM制御により、吐出口3の開度が指令された開度になるように調節部材7aを回動させる。
〔第2実施形態〕
図5は第2実施形態を示す。
本実施形態では、第1メカニカルシール9aから漏れ出た水分(ドレン)を第2排出路27bを通してリザーブタンク(図示せず)に回収する回収機構32を有する点で第1実施形態と異なっている。
回収機構32は、吐出口3の一つを吸入口2に連通する連通路32aと、連通路32aを吸入口2に向けて流れる冷却水により回転する軸流ポンプ羽根32bと、軸流ポンプ羽根32bの回転により駆動される容積ポンプロータ32cと、容積ポンプロータ32cを収容するロータ室32dとを有する。
容積ポンプロータ32cは、第2排出路27bを通して吸入した水分(ドレン)をリザーブタンク(図示せず)に向けて吐出する。軸流ポンプ羽根32bと容積ポンプロータ32cとを連結する連結軸32eに、ロータ室32dと連通路32aとを水密に区画する第2メカニカルシール9bを設けてある。
本構成であれば、吐出口3から吸入口2に冷却水を還流させる構造により、エンジンによる駆動構造を追加することなく、第1メカニカルシール9aから漏れ出た水分のハウジング1からの漏れ出しを防止することができる。その他の構成は第1実施形態と同様である。
〔第3実施形態〕
図6は第3実施形態を示す。
本実施形態では、回収機構32に加えて、軸流ポンプ羽根32bにより容積ポンプロータ32cと共に駆動回転される発電機33を装備してある点で第2実施形態と異なる。発電機33の入力軸33aは連結軸32eに同芯で連結されている。
本構成であれば、吐出口3から吸入口2に還流させる冷却水が有するエネルギーを電気エネルギーとして回収することができる。その他の構成は第1実施形態と同様である。
〔第4実施形態〕
図7〜図10は第4実施形態を示す。
本実施形態では、図7に示すように、周壁部12bの夫々が、第1側壁部13と一体の第1周壁部34aと、第2側壁部14と一体の第2周壁部34bとに回転軸芯方向に分割され、図8,図9に示すように、周壁部12が回転軸芯Xとは異なる中心Y1,Y2の周りで半円形の二つの周壁部12を回転軸芯Xを中心とする点対称の位置に有している点で第1実施形態と異なっている。図8は全開位置の調節部材7aを吸入口2の側から見た平面図である。図9は全閉位置の調節部材7aを吸入口2の側から見た平面図である。
図7に示すように、第1周壁部34aの周方向に沿う端部が外周側に突出する第1鍔板35aを備え、第2周壁部34bの周方向に沿う端部が外周側に突出する第2鍔板35bを備えている。第1鍔板35aの周方向に沿う端部が第1周壁部34aと平行に折り返した第1折り返し片37aを備え、第2鍔板35bの周方向に沿う端部が第2周壁部34bと平行に折り返した第2折り返し片37bを備えている。
第1周壁部34a、第1鍔板35a及び第1折り返し片37aの表裏両面を周方向に沿って一連に覆う合成ゴムなどからなる第1鍔樹脂材38aを接着してある。第2周壁部34b、第2鍔板35b及び第2折り返し片37bの表裏両面を周方向に沿って一連に覆う合成ゴムなどの樹脂材料からなる第2鍔樹脂材38bを接着してある。
第1鍔樹脂材38aと第2鍔樹脂材38bとの接合面が扁平面に形成されている。第1,第2鍔樹脂材38a,38bのうち、第1側壁部13と第2側壁部14との間に入り込んでいる部分の内周面が案内流路16の側面を形成している。
第1周壁部34aと第2周壁部34bは、第1鍔板35aと第2鍔板35bとを回転軸芯Xに沿う方向から挟持する連結具36によって回転軸芯Xの方向に連結されている。図8〜図10に示すように、連結具36は、回転軸芯Xに沿う方向視で周壁部12bと同芯の円弧状に形成され、図7にも示すように、第1鍔板35aと第2鍔板35bとを回転軸芯Xに沿う方向から挟み付ける断面形状がC字状の金属製挟持フレーム39と、挟持フレーム39に接着された合成ゴムなどの樹脂材料からなるフレーム樹脂材40とを有する。
挟持フレーム39は、第1鍔板35aに対して周方向に沿って連続して当接する第1挟持片36aと、第2鍔板35bに対して周方向に沿って連続して当接する第2挟持片36bとを一体に備えた断面C字状に形成してある。
挟持フレーム39は、回転軸芯Xに沿う方向視で周壁部12bと同芯の円弧状に形成されている。フレーム樹脂材40は、第1挟持片36aおよび第2挟持片36bの表裏両面を周方向に沿って一連に覆うように接着してある。
アーマチャ29aは、第2側壁部14の内周縁から円筒状に延設した円筒部41aと、ソレノイド29への通電に伴って磁路を構成する複数の磁性板41bと、円筒部41aと磁性板41bとを一体に連結する合成ゴムなどの樹脂からなる筒状樹脂材41cとを備える。磁性板41bはステンレス鋼などの磁性体で構成され、回転軸芯Xの周りに沿って互いに間隔を隔てて筒状樹脂材41cの内周側に固定されている。
磁性板41bが、ソレノイドコイル29bへの通電により磁気吸引される四箇所の被吸引部29fを構成する。
図8,図9に示すように、連結具36には、シャッター部12aの摺接面17aを形成する例えば樹脂製の摺接部材42を接着してある。摺接面17aは、回転軸芯Xと同芯で周壁面11の内径よりも僅かに小さい外径の円弧状に形成されている。連通開口15bは、連結具36、第1鍔板35aと第2鍔板35bとの重なり部分、及び、第1鍔樹脂材38aと第2鍔樹脂材38bとの重なり部分を貫通する状態で摺接面17aに開口している。
本実施形態のように、第1,第2鍔板35a,35bと連結具36とを回転軸芯Xに沿う方向視で同芯の円弧状に形成してあれば、図10に示すように、第1挟持片36aと第2挟持片36bとの間に第1,第2鍔板35a,35bが入り込むよう、連結具36を矢印方向に装着し易い。その他の構成は第1実施形態と同様である。
〔第5実施形態〕
図11は第4実施形態の変形例を示す。
本実施形態では、合成ゴムなどの樹脂で円弧状に形成した樹脂材43の内部に周方向で複数の金属製挟持フレーム39を間隔を隔てて埋設することにより、連結具36を構成してある。
これらの挟持フレーム39は、扁平な矩形の第1挟持片36aと第2挟持片36bとを一体に備えた断面C字状で、平板材を直線に沿って直角に屈曲させた形状に形成してあり、第4実施形態で示したような回転軸芯Xに沿う方向視で円弧状には形成されていない。
本構成であれば、第4実施形態で示したような円弧状の挟持フレーム39を用いることなく、板金加工が容易な形状の挟持フレーム39を用いて連結具36を安価に製作することができる。その他の構成は第4実施形態と同様である。
〔その他の実施形態〕
1.本発明による遠心ポンプは、吸入した流体を単一の吐出口から吐出させるインペラを有していてもよい。
2.本発明による遠心ポンプは、開度調節機構が、回転軸芯周りでの電動モータや手動による回動操作により、吐出口の開度を調節自在な調節部材を備えていてもよい。
本発明は、インペラを有する各種用途の遠心ポンプや流量調整バルブとして利用できる。
1 ハウジング
3 吐出口
4 インペラ
5 駆動回転部材
6 ポンプ室
7 開度調節機構
7a 調節部材
7b 回動装置
11 周壁面
12 周壁部
13 第1側壁部
14 第2側壁部
15b 連通開口
20 滑り軸受け
24 押圧面
25 流体圧受け面
26 圧力導入路
29 ソレノイド
31 付勢機構
34a 第1周壁部
34b 第2周壁部
35a 第1鍔板
35b 第2鍔板
36 連結具
36a,36b 挟持片
X 回転軸芯

Claims (10)

  1. ハウジングと、
    前記ハウジングの内部に回転自在に収容され、流体を回転軸の軸芯方向から吸入して、吸入した流体を回転軸の周方向に吐出するインペラと、
    前記インペラを駆動回転させる駆動回転部材と、
    前記ハウジングの内部に形成され、前記インペラの外周側を囲む前記ハウジングの周壁面に前記流体を吐出する吐出口を設けてあるポンプ室と、
    前記吐出口の開度を調節する開度調節機構と、を有し、
    前記開度調節機構が、前記インペラと前記周壁面との間に設けられ、前記回転軸の軸芯周りでの回動により、前記吐出口の開度を調節する調節部材を備え
    前記調節部材は、前記インペラで前記回転軸の周方向に吐出される流体によって前記開度最大位置に向けて押圧される押圧面を備えている遠心ポンプ。
  2. 前記調節部材が、前記インペラの周囲に流体の流路を形成しつつ前記インペラを内包し、前記ポンプ室の内部で前記回転軸の軸芯周りに回転することで前記吐出口に対して連通
    ・遮断する連通開口を備えている請求項1に記載の遠心ポンプ。
  3. 前記連通開口および前記吐出口を前記回転軸の周方向で間隔を隔てて複数配置してある請求項2に記載の遠心ポンプ。
  4. 前記複数の連通開口の夫々は同じ開口面積を備え、前記回転軸の周方向で等間隔に配置してある請求項3記載の遠心ポンプ。
  5. 前記開度調節機構が、前記ハウジングに対して前記回転軸の軸芯周りにソレノイドコイルを分散配置すると共に、前記調節部材において前記ソレノイドコイルに対向する状態に前記回転軸の周方向に沿って導電部材を分散配置し、前記ソレノイドコイルに通電することで前記調節部材を前記周方向に沿って回転させるように構成してある請求項1〜4のいずれか一項記載の遠心ポンプ。
  6. レノイドへの通電時に前記調節部材を開度減少側に回動させる回動装置を備え、この回動装置は、前記ソレノイドへの通電停止時に前記調節部材を開度最大位置に保持する請求項5記載の遠心ポンプ。
  7. 前記調節部材を開度最大位置に向けて付勢する付勢機構を備えている請求項1〜のいずれか一記載の遠心ポンプ。
  8. 前記調節部材は、前記インペラによる流体の吐出方向とは逆向きの流体圧が作用する流体圧受け面を備え、前記吐出口から吐出された流体の流体圧を前記流体圧受け面に作用させる圧力導入路を設けてある請求項5〜のいずれか一記載の遠心ポンプ。
  9. 前記調節部材は、滑り軸受けを介して前記駆動回転部材に相対回転自在に支持されている請求項1〜のいずれか一項記載の遠心ポンプ。
  10. 前記調節部材は、前記インペラの外周部を前記回転軸の軸芯に直交する方向から囲む周壁部と、前記外周部を前記回転軸の軸芯方向の一端側から囲む第1側壁部と、前記外周部を前記回転軸の軸芯方向の他端側から囲む第2側壁部とを備え、
    前記周壁部が、前記第1側壁部と一体の第1周壁部と、前記第2側壁部と一体の第2周壁部とに前記回転軸の軸芯方向に分割され、
    前記第1周壁部および前記第2周壁部が、外周側に突出する第1鍔板および第2鍔板を各別に備えると共に、前記第1鍔板と前記第2鍔板とが連結具によって挟持され、
    前記連結具が、前記第1鍔板および前記第2鍔板に対して周方向に沿って連続して当接する挟持片を備えている請求項1〜のいずれか一項記載の遠心ポンプ。
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