JP2850116B2 - リバーシブルポンプ - Google Patents

リバーシブルポンプ

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JP2850116B2
JP2850116B2 JP26135896A JP26135896A JP2850116B2 JP 2850116 B2 JP2850116 B2 JP 2850116B2 JP 26135896 A JP26135896 A JP 26135896A JP 26135896 A JP26135896 A JP 26135896A JP 2850116 B2 JP2850116 B2 JP 2850116B2
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  • Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、液体の移送を行う渦
巻ポンプに係るものであり、特に、容器およびその他の
間を連結するポンプを含む注排水システムに関するもの
である。
【0002】渦巻ポンプとは、軸回転駆動によるポンプ
の内、遠心型に類し、ある位置にある液体をインペラの
回転いわゆるインペラ内の複数枚の案内羽根による連続
した遠心力を利用して液体を吐出するポンプである。
【従来の技術】
【0003】従来の一般的な渦巻ポンプは、図4に示す
ように、ケーシング40、シャフト33およびインペラ
34で構成されている。
【0004】該ケーシング40には、吸引口31が設け
られ、該吸引口31の対称の位置には吐出口32が設け
られている。
【0005】また、ケーシング40の内部は、下部室3
7および上部室38(渦室)に仕切壁35により仕切ら
れている。また、シャフト33を中心に液体が流通する
流通口41が設けられ、該流通口41には円環状のマウ
スリング39が設けられている。
【0006】該シャフト33は、該上部室38でインペ
ラ34の中心にシャフト33下端がナットにより螺着さ
れ、シャフト33の上端は駆動装置(図示せず)に連結
している。
【0007】該インペラ34は、円盤にスカートを履か
せた形状のもので、該インペラ34の下端部は、該マウ
スリング39と間隙を保つスカート形状となっており、
インペラ34内部には回転により遠心力を与える一定の
曲率を有する案内羽根42が等ピッチで複数枚設けら
れ、上部室38いわゆる渦室に吐き出されるようになっ
ている。
【0008】液体の流れとしては、吸引口31から入っ
た液体は、下部室37がら流通口41を通り、インペラ
34の内側に入り、駆動装置によるシャフト33の回転
力をインペラ34に伝え、遠心力により上部室38に吐
き出され、吐出口32へ所定の流量と圧力で流れ、吸引
口31から吐出口32へと一定方向の仕事を行う。
【0009】また、図6に示すものは、船舶のヒーリン
グタンク43、44で短時間で右舷左舷の液体をポンプ
45で移動させようとするものであり、該ポンプ45は
前記で説明したように、吸引口31と吐出口32が決ま
っており、一定方向にしか流れない。
【0010】よって、右舷左舷のヒーリングタンク4
3、44に液体を移動するためには、バルブV1、V
2、V3、V4とバイパス配管46を少なくても設けて
いた。
【0011】また、該バルブV1、V2、V3、V4
は、特に短時間で液体を移動する必要がある場合は、遠
隔操作で瞬時に開閉できる油圧式またはエアー式の駆動
のシステムが必要であった。
【0012】右舷ヒーリングタンク43から左舷ヒーリ
ングタンク44に液体を移動する場合は、バルブV3、
V1を開くとともにバルブV2、V4を閉じ、右舷ヒー
リングタンク43の液体は、バルブV3を通り、ポンプ
45を介し、バルブV1を通り左舷ヒーリングタンク4
4に移動する。また、左舷ヒーリングタンク44から右
舷ヒーリングタンク43に液体を移動する場合は、バル
ブV4、V2を開くとともにバルブV1、V3を閉じ、
前記と逆に移動する。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】従来の技術で述べたよ
うに、従来の渦巻式のポンプ45も、単に一方向だけの
使用目的で使用する場合は、問題ないのであるが、容器
に注排水をする場合など、例えば、船舶のヒーリングタ
ンクの液体を移動する使用目的においては、ポンプは、
一定方向しか流すことができないので、配管およびバル
ブによってバイパスラインを設ける必要があり、また、
バルブの開閉操作には複雑な装置と操作が必要であると
いう問題点を有していた。
【0014】また、船舶などの限られたスペースにおい
て、大容量の液体の移動を行うために、配管系統の口径
も大きく、機関室又はポンプ室等で広い設置スペースを
要するなど、問題点を有していた。
【0015】この発明は、従来の技術の有するこのよう
な不十分な点に鑑みてなされたものであり、その目的と
するところは、ポンプの吸引口と吐出口を固定配管のま
ま、ポンプ自身で吸引口と吐出口を変えることにより、
配管系統を簡素化させようとするものである。
【0016】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、この発明は、ケーシング、シャフト、インペラおよ
びインナーケーシングで構成され、該ケーシングには、
2個の接続口5、6が設けられており、片方の接続口5
に対して、180度の位置に他方の接続口6が設けら
れ、該シャフトは、ケーシングの上部から貫通して、イ
ンナーケーシング内部の上部でシャフトの下端部に該イ
ンペラの中心が螺着され、シャフトの上端は駆動装置に
連結している。
【0017】該インナーケーシングは、ケーシングの内
部の中心に設けられ、吸引室と渦室は仕切壁により上下
に仕切られた一体化されたものであり、吸引室は、シャ
フトを中心とした筒形状に底板を有していて一方向に吸
引口が設けられ、該吸引口の近傍にはケーシングの内壁
に一定間隙を保ち下部仕切壁が設けられ、上部の渦室
は、シャフトを中心としたドーナツ形状となっていて他
方向に吐出口を設け、また、インペラを内設し、吸引室
と渦室の仕切壁の中心には、上下の液体を通す流通口が
インペラのスカート部とほぼ同じ直径で開口し、また、
吸引室の該底板の中心の下方にロットが設けられ、ケー
シングの底面を貫通してレバーを設けられ、該インナー
ケーシングを回動させるものである。
【0018】回動角度によっては、吸引、吐出の方向を
反転したり、吐出量のの制御を行ったり、バルブに代わ
る停止弁の役目を行うものである。
【0019】下部仕切壁は、ケーシング1本体の内部に
設けられ、インナーケーシングの吸引室の外壁に一定の
間隙を保ち設けることも可能である。
【0020】
【発明の実施の形態】この発明は、インナーケーシング
4の回動角度によって、吸引口12および吐出口14の
面積を制御することにより、吐出量の制御をすることが
できる。さらに、吸引口12および吐出口14の面積を
制御できることにより、インナーケーシングの回動スピ
ードを制御することにより、駆動装置にかかる負荷変動
も少なくすることができる。
【0021】インナーケーシング4の回動角度によっ
て、吸引口12および吐出口14の面積を閉(ゼロ)に
制御することができ、ポンプ自身によってバルブの役目
を行うことができる。
【0022】この発明は、図5に示すものは、船舶のヒ
ーリングタンク21、22で短時間で右舷左舷の液体を
ポンプ20で移動させようとするものであり、該ポンプ
20のインナーケーシング4を回動させることによっ
て、吸引口と吐出口を反転させることができ、右舷左舷
の液体の移動が一系統の配管にポンプ20を設備するこ
とにより行える。
【0023】
【実施例】実施例について、図1および図2に示すよう
に、この発明のポンプは、ケーシング1、シャフト2、
インペラ3およびインナーケーシング4で構成されてい
る。
【0024】該ケーシング1には、2個の接続口5、6
が設けられており、片方の接続口5に対して、180度
の位置に他方の接続口6が設けられている。
【0025】該シャフト2は、ケーシング1の上部から
グランドおよびパッキンを用いて貫通し、ケーシング1
内部の上部でシャフト2の下端部はインペラ3の中心に
螺着され、シャフト2の上端は駆動装置(図示せず)に
連結している。
【0026】該インペラ3は、円盤にスカートを履かせ
た形状のもので、該インペラ3の下端部は、インナーケ
ーシング4の流通口7と間隙を保つスカート形状となっ
ており、インペラ3内部には回転により遠心力を与える
一定の曲率を有する案内羽根8が等ピッチで複数枚設け
られ、インナーケーシング4の渦室9に吐き出されるよ
うになっている。
【0027】該インナーケイシング4について、図4を
用いて説明すると、該インナーケーシング4は、ケーシ
ング1の内部の中心に設けられるものであり、吸引室1
0と渦室9に仕切壁11により上下に仕切られている。
【0028】下部の吸引室10は、シャフト2を中心と
した筒形状に底板15を有しており、一方向に吸引口1
2が設けられ、該吸引口12の近傍にはケーシング1の
内壁に一定間隙を保ち下部仕切壁14が設けられてい
る。
【0029】また、第2実施例として、下部仕切壁14
は、ケーシング1本体の内部に設けられ、インナーケー
シング4の吸引室10の外壁に一定の間隙を保ち設け
る。
【0030】上部の渦室9は、シャフト2を中心とした
ドーナツ形状となっており、他方向に吐出口13を設け
ている。
【0031】吸引室10と渦室9の仕切壁11の中心に
は、上下の液体を通す流通口7がインペラ3のスカート
部とほぼ同じ直径で開口している。
【0032】また、吸引室10の該底板15の中心に
は、下方にロット16が設けられ、ケーシング1の底面
を貫通してレバー17が設けられ、該レバー17を他の
駆動装置(図示せず)で回動するようになっている。
【0033】この発明は、接続口5から接続口6に液体
を移動させる場合は、図1に示すようになっており、接
続口5にある液体は吸引室10の吸引口12から流れ込
み、インペラ3の回転により、流通口7を通り、インペ
ラ3の案内羽根8により遠心力で渦室9に吐き出され、
吐出口14を通り、接続口6に液体は移動する。また、
レバー17を180度回動することにより、接続口5の
位置に吐出口14、接続口6の位置に吸引口12が回動
し、接続口6の液体を接続口5に前記同様、移動するこ
とができる。
【0034】
【発明の効果】この発明は、上記のとおり構成されてい
るので、次に記載する効果を奏する。この発明は、イン
ナーケーシングの回動角を制御することにより、吐出量
の制御および停止弁の役割を果たし、さらに回動させる
ことにより、吸引口と吐出口を反転させることができ、
他のバイパスラインおよびバルブ等が必要なく、配管系
統などを簡素化させるものであり、バルブの開閉等の複
雑な操作もなくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の渦巻ポンプを側面断面図で略示した
ものである。
【図2】この発明の渦巻ポンプを平面断面図で略示した
ものである。
【図3】この発明のインナーケーシングを鳥瞰図で略示
したものである。
【図4】従来の渦巻ポンプを側面断面図で略示したもの
である。
【図5】この発明の実施の形態を系統図で略示したもの
である。
【図6】従来の実施の形態を系統図で略示したものであ
る。
【符号の説明】
1 ケーシング 2 シャフト 3 インペラ 4 インナーケーシング 5 接続口 6 接続口 7 流通口 8 案内羽根 9 渦室 10 吸引室 11 仕切壁 12 吸引口 13 吐出口 14 下部仕切壁 15 底板 16 ロット 17 レバー 20 ポンプ 21 ヒーリングタンク 22 ヒーリングタンク
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI F04D 29/44 F04D 29/44 A (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) F04D 1/08 B63B 13/00 B63B 43/06 F04D 5/00 F04D 7/04 F04D 29/44

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ケーシング、シャフト、インペラおよびイ
    ンナーケーシングで構成され、該ケーシングには、2個
    の接続口5、6が設けられており、片方の接続口5に対
    して、180度の位置に他方の接続口6が設けられ、該
    シャフトは、ケーシングの上部から貫通して、インナー
    ケーシング内部の上部でシャフトの下端部に該インペラ
    の中心が螺着され、シャフトの上端は駆動装置に連結
    し、該インナーケーシングは、ケーシングの内部の中心
    に設けられ、吸引室と渦室は仕切壁により上下に仕切ら
    れた一体化されたものであり、吸引室は、シャフトを中
    心とした筒形状に底板を有していて一方向に吸引口が設
    けられ、該吸引口の近傍にはケーシングの内壁に一定間
    隙を保ち下部仕切壁が設けられ、上部の渦室は、シャフ
    トを中心としたドーナツ形状となっていて他方向に吐出
    口を設け、また、インペラを内設し、吸引室と渦室の仕
    切壁の中心には、上下の液体を通す流通口がインペラの
    スカート部とほぼ同じ直径で開口し、また、吸引室の該
    底板の中心の下方にロットが設けられ、ケーシングの底
    面を貫通してレバーを設けられ、該インナーケーシング
    を回動させることを特徴とするリバーシブルポンプ。
  2. 【請求項2】下部仕切壁は、ケーシング本体の内部に設
    けられ、インナーケーシングの吸引室の外壁に一定の間
    隙を保ち設ける請求項1のリバーシブルポンプ。
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