JP6473898B1 - 認知支援システム、認知支援装置、および認知支援サーバ - Google Patents

認知支援システム、認知支援装置、および認知支援サーバ Download PDF

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Abstract

【課題】認知支援システム、認知支援装置、認知支援サーバを提案する。
【課題を解決するための手段】自己紹介をした人物を人定する参照データを自己紹介を受けた人物と関連付けて蓄積するデータベースと、自己紹介を受けた人物であることを条件に、自己紹介をした人物の参照データであって第三者と関連づけられている他の参照データを自己紹介を受けた人物であることを条件に提供する。参照データは、自己紹介をした人物の声紋データ、顔データ、名刺データである。第三者と関連づけられている他の参照データと自己紹介を受けた人物と関連付けられている参照データとは、ともに自己紹介をした同一人物を人定するためのものであるが異種の参照データである。参照データは第三者を開示せずに提供され、誰が誰に自己紹介したかとのプライバシーは保護される。認知支援サーバは、参照データを携帯電話に提供する。
【選択図】図2

Description


本発明は、認知支援システム、認知支援装置、および認知支援サーバに関する。
近年、人の特定や認証については種々の提案が行われている。例えば、眼鏡装置に、視線センサと撮影手段と人物情報を表示する表示手段とを設けるとともに、視線の検出結果、または撮影手段で撮影された画像内での顔検出状態が検索開始条件を満たしたときに、検出されている顔に対する該当レコードの有無を検索し、該当レコードがない場合に、新たなレコードを作成して記憶させ、該当レコードがある場合に、該当レコードから表示すべき人物情報を取り出して表示手段に表示させることが提案されている。(特許文献1)
一方、ユーザ端末から利用者が発した音声を変声ロジックにより変声した音声である変声音声を受信する変声音声受信部と、予め登録された利用者の音声を変声ロジックにより変声した音声と受信した変声音声とを突合して声紋認証行う声紋突合部とを有する認証サーバも提案されている。(特許文献2)
しかしながら、人の特定や認証およびその活用については、さらに検討すべき課題が残されている。
特開2010−061265号公報 特開2016−136299号公報
本発明が解決しようとする課題は、上記に鑑み、人の特定や認証等を活用した認知支援システム、認知支援装置、および認知支援サーバ等を提案することにある。
上記の課題を解決するため本発明は、自己紹介をした人物を人定するための参照データを自己紹介を受けた人物と関連付けて蓄積するデータベースと、前記自己紹介を受けた人物であることを条件に、前記自己紹介をした人物を人定するための参照データであって第三者と関連づけられている他の参照データを前記自己紹介を受けた人物であることを条件に提供する制御部とを有することを特徴とする認知支援サーバを提供する。
本発明の具体的な特徴によれば、前記参照データは、前記自己紹介をした人物の声紋データである。
本発明の他の具体的な特徴によれば、前記参照データは、前記自己紹介をした人物の顔データである。
本発明の他の具体的な特徴によれば、前記参照データは、前記自己紹介をした人物の名刺データである。
本発明の他の具体的な特徴によれば、前記第三者と関連づけられている他の参照データと前記自己紹介を受けた人物と関連付けられている参照データとは、ともに前記自己紹介をした同一人物を人定するためのものであるが異種の参照データである。
本発明の他の具体的な特徴によれば、前記参照データは第三者を開示せずに提供され、誰が誰に自己紹介したかとのプライバシーは保護される。
本発明の他の具体的な特徴によれば、前記認知支援サーバは、前記参照データを携帯電話に提供する。
上記のように、本発明によれば、人の特定や認証等を活用した認知支援システム、認知支援装置、および認知支援サーバ等を提案することが可能となる。これによって相手の氏名の失念した場合等における認知支援を行い、使用者の自信喪失を防止して社交性の維持に寄与することができる。
本発明の実施例に関する認知支援システム全体を示すブロック図を示した図面代用写真である。 図1の実施例における人定サーバの声紋データベース、顔データベースおよびOCRデータベースにそれぞれ格納される参照データ構造およびデータ例を示す表を示した図面代用写真である。
図1は、本発明の実施例に関する認知支援システム全体を示すブロックであり、システムは補聴器兼用眼鏡型認知支援装置2、携帯電話4および人定サーバ6を有する。補聴器兼用眼鏡型認知支援装置2は、支援装置制御部8によって制御される。記憶部10は、支援装置制御部8を動作させるためのプログラムを記憶するとともに、カメラ12からの顔画像データ、マイク14からの音声データなどのデータ記憶も行う。補聴器兼用眼鏡型認知支援装置2は、また、支援装置近距離通信部16が受信する表示データおよびステレオ音声データに基づき、それぞれ視野内重畳表示部18による表示およびステレオイヤホンによる音声出力を制御する。
補聴器兼用眼鏡型認知支援装置2は、まず、両眼レンズ22を有する通常の眼鏡として機能し、視野内重畳表示部18はこの両眼レンズ22を透した視野内に表示データを重畳表示する。また、補聴器兼用眼鏡型認知支援装置2は、補聴器としても機能し、マイク14で拾った会話相手の声等の音声データをステレオイヤホン20に増強出力する。
補聴器兼用眼鏡型認知支援装置2は、さらに、カメラ12に基づく顔検知によって人定した会話相手の氏名等を視野内重畳表示部18に表示する。この目的のため、カメラ12は使用者の頭が眼前の会話相手に向けられたとき会話相手の顔が自然に撮像範囲に入るよう補聴器兼用眼鏡型認知支援装置2に配置される。さらに、補聴器兼用眼鏡型認知支援装置2はマイク14に基づく声紋検知によって人定した眼前の会話相手の氏名等をステレオイヤホン20の片側チャンネルから音声出力する。顔検知による人定と声紋検知による人定はクロスチェックされ、万一相違する場合は後述の認知支援アプリ30に基づく推定アルゴリズムに従ってより確からしい人定が採用される。以上の構成によって、対面する相手の氏名を思い出せない場合における認知症の患者等の認知支援を行う。相手の氏名の失念は認知症ならずとも加齢に伴って発生する現象であるが、補聴器兼用眼鏡型認知支援装置2は、上記のような支援によって使用者の自信喪失を防止し、社交性の維持に寄与するものである。
上記の認知支援機能のため、補聴器兼用眼鏡型認知支援装置2は、携帯電話4および人定サーバ6と連携している。記憶部10に記憶されたカメラ12からの顔画像データおよびマイク14からの音声データは、記憶部10から読み出され、支援装置近距離通信部16から携帯電話近距離通信部24に送信される。これらの近距離通信部は無線LANまたは赤外線通信が可能なものが採用される。携帯電話制御部26は、受信した顔画像データおよび音声データを記憶部28に記憶させる。記憶されたこれらのデータは、認知支援アプリケーション(以下、「認知支援アプリ」と称する)30の処理プログラムに基づく携帯電話制御部26の機能により、認知支援データ部32に格納されている参照データと照合され、会話相手の人定をおこなう。この人定にもとづく会話相手の氏名等のデータは、携帯電話近距離通信部24から支援装置近距離通信部16に送信され、上記のように視野内重畳表示部18に表示されるとともに、ステレオイヤホン20の片側チャンネルから音声出力される。なお上記の会話相手の氏名等のデータは表示部34にも表示される。
携帯電話制御部26は、本来、電話機能部36を含む携帯電話4全体を制御するためのもので、記憶部28に記憶されるプログラムによって動作する。操作部38および表示部34も、本来、電話機能部36の機能に関する操作および表示のために設けられているものであるが、上記の認知支援のためにも兼用される。また、携帯電話4に本来備わっているカメラ37は、電話機能部36内のマイクとの組み合わせによりテレビ電話が可能なものであるが、これらカメラ37および電話機能部36内のマイクも後述のように、認知支援アプリ30に基づいて認知支援に活用される。
携帯電話4に本来備わっているグローバルポジショニングシステム40(以下、「GPS」と称する)は、認知支援アプリ30の処理プログラムに基づく携帯電話制御部26の機能により、使用者の現在位置の認知支援、および自宅や訪問先等の行動に関する認知支援等にも活用される。
携帯電話4のオプティカルキャラクターリーダ39(以下「OCR」と称する)は、相手の名刺の画像から相手の氏名を読み取ってテキストデータ化し、顔検知による人定および声紋検知による人定と関連付けて認知支援データ部32に格納させる。この目的のため、使用者の頭が相手から受け取った名刺に向けられたとき、カメラ12が撮像範囲に入る相手の氏名の画像を撮像して記憶部10に記憶させるとともに、これを読み出して支援装置近距離通信部16から携帯電話近距離通信部24に送信する。
携帯電話4は、電話機能部36によってインターネット41を介し人定サーバ6と交信可能である。人定サーバ6は、サーバ制御部42、声紋データベース44、顔データベース46、OCRデータベース48および入出力インターフェース50を有し、他の携帯電話および他の認知支援装置と連携している。そして、種々の機会において取得される同一人物の声紋データ、顔データおよびOCRデータをプライバシー厳守の条件下で蓄積するとともに共有を図り、人定のための参照データの精度を向上させている。なお、携帯電話4の認知支援データ部32に格納されている参照データのデータ構造は、声紋データベース44、顔データベース46、OCRデータベース48に蓄積されている参照データと同じものであり、そのうち、携帯電話4の使用者に対し自己紹介された人物に関するものであって他の機会に取得された参照データが人定サーバ6から携帯電話4の認知支援データ部に提供される。また、逆に、補聴器兼用眼鏡型認知支援装置2にて取得された参照データは、携帯電話4のから認知支援データ部32から人定サーバ6に送信され、同一人物から自己紹介を受けている携帯電話に提供される。人定サーバ6の詳細は後述する。
携帯電話4における認知支援アプリ30および認知支援データ部32は、補聴器兼用眼鏡型認知支援装置2のカメラ12およびマイク14だけでなく、携帯電話の電話機能部36およびカメラ37も活用して機能する。まず、電話機能部36は通話により相手の声を受信するが、認知支援アプリ30および認知支援データ部32は電話機能部36による通話相手の声紋による人定によっても認知支援を行う。さらにカメラ37によって撮像される使用者の顔データは認知支援のための参照データとして人定サーバ6に提供される。
次に、人定のための参照データの取得について説明する。まず顔データについては、使用者の頭が初対面の会話相手に向けられたときカメラ12が会話相手の顔を撮像し、記憶部10、支援装置近距離通信部16、携帯電話近距離通信部24を介して認知支援データ部に顔特徴データの抽出とともに格納される。さらに同じ機会における初対面の相手の声がマイク14によって拾われ、同様に、記憶部10、支援装置近距離通信部16、携帯電話近距離通信部24を介して認知支援データ部に声紋データの抽出とともに音声データとして格納される。
以上のようにして取得された顔データと声紋データが誰のものであるかについては、第一に自己紹介における相手の音声を活用し、さらに自己紹介の際に名刺が手渡された場合はその情報を活用する。まず、音声の活用について説明すると、認知支援アプリ30は認知支援データ部32に格納された音声データの冒頭部分から言語情報としての自己紹介部分を抽出し、さらにその中から言語情報としての氏名部分を抽出する。このようにして言語情報として認識された氏名データが顔データと声紋データと関連付けられ、認知支援データ部に格納される。このように音声データは、声紋という人定情報と、氏名という言語情報という二重の意義を持つものとして活用される。なお、音声データ取得は、目前の会話相手の声を上記のように補聴器兼用眼鏡型認知支援装置2のマイク14で拾う場合と、携帯電話4の通常通話の際に受信する相手の声を活用する場合が可能である。
さらに、名刺が手渡された場合は、上記のように使用者の頭が相手から受け取った名刺に向けられたとき、カメラ12がこれを撮像し、携帯電話4のOCR39でテキストデータ化することにより氏名データとして顔データと声紋データと関連付け、認知支援データ部に格納する。なお、名刺が手渡される場合、単に「こういう者です」と言うだけで名乗らない場合があり、上記のようなOCR39でのテキスト化が有用となる。
また、音声による名乗りと名刺の受け取りの両者があった場合は、音声データの言語情報に基づく氏名データと携帯電話4のOCR39に基づく氏名データはクロスチェックされ、万一相違する場合は認知支援アプリ30に基づく推定アルゴリズムに従ってより確からしい氏名データがこの場合、不鮮明で判読が困難な場合を除き、名刺からの情報が優先される。
次に、再会時について説明する。再会時はわざわざ名乗らない可能性があるが、その時相手の名前が思い出せないようなことが続くと、自信を失って人に会うのを避けるようになりがちである。電話の場合も、相手の声と顔は明確に認知できるが名前が出てこないようなことが続くと、電話を取るのを避けるようになりがちである。これらの場合の支援として、補聴器兼用眼鏡型認知支援装置2のマイク14により再会者の声が拾われ、支援装置近距離通信部16と携帯電話近距離通信部24との通信により携帯電話制御部26に送られる。そして、上記のように認知支援アプリ30の処理プログラムに基づく携帯電話制御部26の機能により、認知支援データ部32に格納されている声紋の参照データとの照合が行わる。そして両者が一致すると声紋データに対応づけられている氏名等のデータが携帯電話近距離通信部24から支援装置近距離通信部16に送信され、視野内重畳表示部18に氏名が視覚的に表示されるとともに、ステレオイヤホン20の片側チャンネルから氏名が音声で出力される。
再会時には、同様のことが顔データについても行われる。すなわち、使用者の頭が会話相手に向けられたとき、補聴器兼用眼鏡型認知支援装置2のカメラ12により再会者の顔が撮像され、支援装置近距離通信部16と携帯電話近距離通信部24との通信により携帯電話制御部26に送られる。そして、上記のように認知支援アプリ30の処理プログラムに基づく携帯電話制御部26の機能により、認知支援データ部32に格納されている顔の参照データとの照合が行わる。そして両者が一致すると顔データに対応づけられている氏名等のデータが携帯電話近距離通信部24から支援装置近距離通信部16に送信され、視野内重畳表示部18に氏名が視覚的に表示されるとともに、ステレオイヤホン20の片側チャンネルから氏名が音声で出力される。なお、声紋データによる人定と顔データによる人定がクロスチェックされ、万一不一致の時はそのいずれかが正しいと推定することは上記したとおりである。
なお上記の認知支援において、視野内重畳表示部18に氏名等が視覚的に表示される場合は、両眼レンズ22を透した視野内に表示データを重畳表示するので、両者が混合する可能性は低いが、通常の視野を遮らない氏名等は視野下部等の縁部分に表示するのが望ましい。一方、ステレオイヤホン20からの音声により氏名等を伝える場合は、会話相手の声と重なって両者とも聞き取れにくくなる恐れがある。従って、上記のようにステレオイヤホン20の片側チャンネルのみから氏名を伝えることにより両方の耳から入ってくる眼前の会話相手の声との弁別を容易にする。補聴器としての使用の場合は、ステレオイヤホン20の片側チャンネルから氏名を出力する場合、増強された会話相手の声の出力はもう一方のチャンネルのみから出力するようにする。また、ステレオイヤホン20の片側チャンネルから氏名を出力するのに代え、会話相手の声が途切れたことを検知してその空白時間帯に氏名の出力を開始するようしてもよい。あるいは、ステレオイヤホン20の片側チャンネルから氏名の出力と会話相手の声が途切れた空白時間帯における氏名の出力を併用してもよい。
図2は、人定サーバ6における声紋データベース44、顔データベース46およびOCRデータベースにそれぞれ格納される声紋参照データ52、顔参照データ54およびOCR参照データ56のデータ構造およびデータ例を示すものである。図1のサーバ制御部42はこのようなデータ構造のデータに基づき、多数の携帯電話と連携して以下に説明するようなデータ管理を行う。図2におけるそれぞれの参照データのデータ構造は、例えば声紋参照データ52では、「No.」、「人定ID」、「取得者ID」、「取得日時」、「声紋データ」よりなる。そして、例えば「No.1」のデータは、「521378」というIDが付与された人物を人定するための参照用「声紋データ」であることを示している。なお、人定IDに対応する人物の実際の氏名は人定サーバ6には登録されているが公開されることはない。また、声紋参照データ52における「521378」というIDはあくまで「声紋1」が抽出された音声データから抽出された言語情報に基づく氏名データであり、言語認識誤りの可能性を含んでいる。
そして、「No.1」のデータは、「381295」というIDが付与された人物が「2018/03/30」の「12:56」という日時に取得したものとして人定サーバ6に提供されたものであることを示している。従ってこの参照データにおける声紋データを現に会話している相手から取得した声の声紋と比較して一致すれば、相手は「521378」というIDが付与された人物であると人定できることになる。
声紋参照データ52のデータは、自分が自己紹介を受けた人物であることを条件に、他人が取得した声紋データであっても人定サーバ6から自分の携帯電話4の認知支援データ部32に参照データとしてダウンロードされる。換言すると、認知支援データ部32には自分の補聴器兼用眼鏡型認知支援装置2および携帯電話4にて取得した声紋参照データに加え、上記の条件により人定サーバ6からダウンロードされたものが含まれており、これが日々更新される。
具体的に説明すると、声紋参照データ52における「No.3」のデータは、「521378」というIDが付与された人物から自己紹介を受けた「412537」というIDが付与された別の人物から提供されている。このことから、「521378」というIDが付与された人物は、「No.1」のデータにおける「381295」というIDが付与された人物と「No.3」のデータにおける「412537」というIDが付与された人物の両者に自己紹介しており、自分の「声紋1」と「声紋3」が参照データとして両者に共有されることで、声紋により自分の氏名が両者にそれぞれ明らかになっても異論はない状態にある。そこで「No.1」のデータと「No.3」のデータは「381295」および「412537」というIDが付与された人物にそれぞれ共有されるようお互いの携帯電話における認知支援データ部にダウンロードされる。このようにして、自分が自己紹介を受けた人物であることを条件に、異なる機会に他人が取得した同一人物の声紋データが共有され、そのクロスチェックにより声紋認証の精度と効率のアップが図られる。なお、データの共有はあくまでIDで行われ、上記のように、取得者IDと他人の氏名の関係は公開されることがないので、このようなデータ共有によりある人物が自分以外の誰と面識があるか等のプライバシー情報が漏れることはない。
顔参照データ54のデータ構造は、参照データの部分が顔データの特徴画像であることを除き、声紋参照データ52と同様である。また、顔参照データ54における「人定ID」も、声紋参照データ52と同様、あくまで「顔データ」が抽出された際に原則として音声データから抽出された言語情報に基づく氏名データであり、言語認識誤りの可能性を含んでいる。
ここで、声紋参照データ52と顔参照データ54とを比較すると、「No.1」と「No.2」のデータにおける「人定ID」と「取得者ID」が入れ替わっているだけで、「取得日時」は同一である。これは両者が面会した同じ機会に人定サーバ6にアップロードされたデータであることを示している。そして両者の顔、声紋、言語情報がその機会にすべて順調に取得されたことを示している。
また、声紋参照データ52の「No.4」に対応するデータが顔参照データ54としてアップロードされていないので、このデータは音声のみの電話にて取得されたものであると推定される。一方、顔参照データ54の「No.4」に対応するデータが声紋参照データ52としてアップロードされていないので、顔参照データ54の「No.4」のデータは聴覚障害者等による音声なしの面会にて取得されたものであると推測される。この場合、顔参照データ54の「No.4」における「人定ID」は、後述のOCRデータ(名刺だけでなく筆談による氏名伝達を含む)とのクロスチェックによるものか、または携帯電話4の操作部38による手動入力であると推測される。
OCR参照データ56のデータ構造は、参照データの部分がOCRデータの「テキスト」であることを除き、声紋参照データ52と顔参照データ54と同様である。ただし、これらとは異なり、名刺文字不鮮明または難読文字によるOCR誤りの場合を除き、OCRデータにおける「人定ID」は直接データであるという意味で声紋参照データ52や顔参照データ54よりも信頼性が高い。なお、同一機会に対応すると考えられる声紋参照データ52および顔参照データ54のそれぞれ「No.2」のデータに対応するデータがこの機会にOCR参照データ56としてアップされていない。従って、このとき「521378」というIDが付与された人物に対して「381295」というIDが付与された人物からの名刺は提示されなかったものと推定される。しかしながら、OCR参照データ56の「No.3」としてアップされたデータによれば「381295」というIDが付与された人物からの名刺が「412537」というIDが付与された別人物に提示されている。「521378」というIDが付与された人物は「381295」というIDが付与された人物から自己紹介を受けているので、この人物は自分の名前を名刺により特定できるデータが伝達されても異論はない状態にある。そこでOCR参照データ56の「No.3」のデータが「521378」というIDが付与された人物の携帯電話における認知支援データ部にダウンロードされる。このようにして、自分が自己紹介を受けた人物であることを条件に、異なる種類のものあっても別の機会に他人が取得した同一人物の参照データが共有され、その異なる種類の参照データのクロスチェックにより支援の精度と効率のアップが図られる。
なお、本発明の種々の特徴は上記の実施例に限られるものではなく、広く他の実施に応用可能なものである。例えば、本発明の実施例は、補聴器兼用眼鏡型認知支援装置2、携帯電話4および人定サーバ6によりシステム構成されているが、例えば補聴器兼用眼鏡型に限らない他の認知支援装置に基づいて実施してもよい。また、電話機能への適用に注目するのであれば、補聴器兼用眼鏡型認知支援装置2を省略してもよい。この場合例えば名刺のOCR読み取りの入力は携帯電話4のカメラ37によって行われる。なお、認知支援アプリ30は、スマートフォンにおけるアプリの一種として携帯電話4にダウンロードすることができる。
本発明は、人の特定や認証等を活用した認知支援システム、認知支援装置、および認知支援サーバ等に適用でき、例えば認知症患者が相手の氏名の失念した場合等における援を行い、使用者の自信喪失を防止して社交性の維持に寄与することができる。
44、46、48 データベース
42 制御部
4 携帯電話

Claims (5)

  1. 自己紹介をした人物を人定するための参照データを自己紹介を受けた人物と関連付けて蓄積するデータベースと、前記自己紹介を受けた人物であることを条件に、前記自己紹介をした人物を人定するための参照データであって第三者と関連づけられている他の参照データを前記自己紹介を受けた人物であることを条件に提供する制御部とを有することを特徴とする認知支援サーバ。
  2. 前記参照データは、前記自己紹介をした人物の声紋データ、顔データおよび名刺データのいずれかであることを特徴とする請求項1記載の認知支援サーバ。
  3. 前記第三者と関連づけられている他の参照データと前記自己紹介を受けた人物と関連付けられている参照データとは、ともに前記自己紹介をした同一人物を人定するためのものであるが異種の参照データであることを特徴とする請求項1または2記載の認知支援サーバ。
  4. 前記参照データは第三者を開示せずに提供されることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の認知支援サーバ。
  5. 前記参照データを携帯電話に提供することを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の認知支援サーバ。
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