JP6473645B2 - 情報表示装置 - Google Patents
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Description
多数の品目のデータを所定の表示態様で表示するデータ表示装置であって、
前記品目を分類するための複数種類のメインカテゴリ、および、前記メインカテゴリに従属する複数のサブカテゴリを登録するカテゴリマスタと、
前記メインカテゴリのうち少なくとも1種類を選択するメインカテゴリ選択部と、
前記選択されたメインカテゴリに従属するサブカテゴリの組み合わせとなる複数の混合カテゴリを生成する混合カテゴリ生成部と、
前記生成された混合カテゴリのうち1つが選択され所定の遷移操作がなされると、前記選択された混合カテゴリから新たな混合カテゴリに遷移する混合カテゴリ遷移部と、
前記遷移した新たな混合カテゴリに属する品目のデータを前記所定の表示態様で表示するデータ表示制御部と、を備え、
前記所定の表示態様は、前記混合カテゴリに属する品目のデータを前記混合カテゴリごとに表示するとともに、前記メインカテゴリ選択部が選択可能な前記メインカテゴリの候補を、前記選択された1つの混合カテゴリに属する品目のデータの表示領域に隣接して表示する態様である、
ことを特徴とする。
本実施形態のデータ表示装置C(図1)は、入力部、出力部、制御部、および記憶部といったハードウェアを含むコンピュータであり、具体的には、タブレット端末である。入力部は、例えば、入力インタフェースから構成されており、タッチパネルなどのユーザが操作する手段を含む。出力部は、例えば、出力インタフェースから構成されており、ディスプレイなどの表示部を含む。制御部は、例えば、CPU(Central Processing Unit)や専用回路から構成される。記憶部は、例えば、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、HDD(Hard Disk Drive)、フラッシュ(登録商標)メモリの記憶媒体から構成される。前記制御部がCPUから構成される場合、その制御部を含むコンピュータによる情報処理は、CPUによるプログラム実行処理で実現する。また、そのコンピュータが含む記憶部は、CPUが指令し、そのコンピュータの機能を実現するためのプログラム(業務管理用のプログラムを含む)を記憶する。これによりソフトウェアとハードウェアの協働が実現される。本実施形態は、前記情報処理を実行させるプログラムによって実現することができ、そのプログラムをコンピュータによる読み取り可能な記録媒体(例:CD−ROM)に記憶して提供することができる。また、そのプログラムを、インターネットなどのネットワークを通して提供することもできる。
カテゴリマスタT1は、経営管理や在庫管理などの管理の対象となる多数の品目を分類するためのカテゴリを登録する。カテゴリマスタT1に登録されるカテゴリは、ユーザが入力部から予め入力して決められる。なお、品目には、市場に提供される製品だけでなく、製品の部品も含まれる。
「Factory」は、品目の生産が行われる工場、または、その工場の位置(拠点)を意味する。
「Channel」は、品目を搬送するための所定の搬送経路を意味する。
「Segment」は、品目の購買行動が共通している顧客層を意味する。例えば、20代向け、30代向け、などのように年代別に顧客層を定義して品目を分類することができる。
「Item Group」は、品目自体を分類する基準を意味する。例えば、食品、薬品などとして品目を分類することができる。
なお、メインカテゴリは、これらの5種類に限定されず、他の種類を用いることもできるし、4種類以下または6種類以上用いることもできる。
同様にして、「Factory」、「Channel」、「Segment」、「Item Group」に対しても、図2に示すようにN個のサブカテゴリが定義されている。なお、各メインカテゴリに対して定義されるサブカテゴリの個数は、同じであってもよいし異なっていてもよい。
品目分類マスタT2は、品目が、メインカテゴリの各々に対してどのサブカテゴリに分類されるかを登録する。品目分類マスタT2に登録される値は、ユーザが入力部から予め入力して決められる。
項目「品目」には、例えば、品目に割り当てられたSKU(Stock Keeping Unit)コードが格納される。
項目「Supplier」には、メインカテゴリ「Supplier」のサブカテゴリのうち、対象の品目が属するサブカテゴリを示す値、つまり、カテゴリマスタT1(図2)のサブカテゴリに登録されている値(Sup1、・・・、SupN)のうち1つが格納される。
項目「Factory」には、メインカテゴリ「Factory」のサブカテゴリのうち、対象の品目が属するサブカテゴリを示す値、つまり、カテゴリマスタT1(図2)のサブカテゴリに登録されている値(F1、・・・、FN)のうち1つが格納される。
項目「Channel」には、メインカテゴリ「Channel」のサブカテゴリのうち、対象の品目が属するサブカテゴリを示す値、つまり、カテゴリマスタT1(図2)のサブカテゴリに登録されている値(C1、・・・、CN)のうち1つが格納される。
項目「Segment」には、メインカテゴリ「Segment」のサブカテゴリのうち、対象の品目が属するサブカテゴリを示す値、つまり、カテゴリマスタT1(図2)のサブカテゴリに登録されている値(Seg1、・・・、SegN)のうち1つが格納される。
項目「Item Group」には、メインカテゴリ「Item Group」のサブカテゴリのうち、対象の品目が属するサブカテゴリを示す値、つまり、カテゴリマスタT1(図2)のサブカテゴリに登録されている値(G1、・・・、GN)のうち1つが格納される。
なお、メインカテゴリごとにサブカテゴリを独立して品目に割り当てることができない特別な制限が存在することを、カテゴリが「ツリー構造」をとると呼ぶ(詳細は後記)。
品目データT3は、品目の売上高を登録する。
図4に示すように、品目データT3は、「品目」、「日付」、「売上高」といった項目を備えており、品目ごとにレコードが作成される。
項目「日付」には、年月日が格納される。
項目「売上高」には、1日の売上高が格納される。格納される売上高は、金額であってもよいし、単価が決められている場合には数量であってもよい。
メインカテゴリ選択部1は、カテゴリマスタT1に登録されているメインカテゴリを少なくとも1種類選択する。メインカテゴリの選択は、例えば、データ表示装置Cの入力部からの入力によって実行することができる。本実施形態では、メインカテゴリは2種類選択する。
混合カテゴリ生成部2は、メインカテゴリ選択部1によって選択されたメインカテゴリに従属するサブカテゴリの組み合わせとなる複数の混合カテゴリを生成する。例えば、選択されたメインカテゴリが「Factory」と「Channel」の2つであった場合、「Factory」に従属するサブカテゴリF1、・・・、FNのうち1つと、「Channel」に従属するサブカテゴリC1、・・・CNのうち1つとを組み合わせてN^2個の混合カテゴリ(F1,C1)、・・・、(FN,CN)を生成する。
混合カテゴリ遷移部3は、混合カテゴリ生成部2によって生成された混合カテゴリのうち1つが選択され所定の遷移操作がなされると、前記選択された混合カテゴリから新たな混合カテゴリに遷移する。混合カテゴリの選択と、所定の遷移操作とは、入力部からの入力によって実行することができる。「所定の遷移操作」の詳細については後記する。遷移先となる「新たな混合カテゴリ」は遷移操作によって1つを指す場合もあるし、複数を指す場合もある。
データ表示制御部4は、混合カテゴリ遷移部3によって遷移した新たな混合カテゴリに属する品目のデータを所定の表示態様で表示する。表示される品目のデータは、品目データT3を参照して所定の演算処理を実行することで求められ、例えば月次売上高の合計値などである(図5(b)参照)。「所定の表示態様」とは、例えば、棒グラフ、散布図、円グラフなどさまざまな態様とすることができる。また、データ表示制御部4は、データ表示装置Cの表示部が表示する画面の表示内容を制御する。なお、データ表示制御部4は、入力部からの入力により、1品目のデータを表示することもできる。
サブカテゴリ行52は、メインカテゴリ選択部1によって選択されたメインカテゴリ(図5(a)では、Factoryとする)に従属するサブカテゴリ(説明の便宜上、カテゴリマスタT1にはF1,F2,F3の3つが登録されているとする)がY方向に並べて示されている。Y方向に並べられたサブカテゴリは、「カテゴリY軸」を構成する。
図5(a)に示したような、混合カテゴリをグリッド状に配置した画面に対して、混合カテゴリ遷移部3は、入力部からの遷移操作によってさまざまなカテゴリの遷移を実行し、カテゴリごとの品目の管理を実現する。以下、遷移操作の具体例について説明する。
遷移操作の具体例として、混合カテゴリ遷移部3が実行するカテゴリ軸の変更の手順について説明する。データ表示装置Cの表示部は、データ表示制御部4によって、図6に示す画面を表示している。図6の画面において、メインカテゴリ選択部1は、「Channel」をカテゴリX軸とし、「Factory」をカテゴリY軸として選択している。混合カテゴリ生成部2は、16(=4×4)個の混合カテゴリ(C1,F1)、・・・、(CT,F1)、・・・、(C1,FT)、・・・、(CT,FT)を生成する。データ表示制御部4は、これらの16個の混合カテゴリに対応するグラフを表示している。階層レベル53は全カテゴリ「A」にある。なお、生成される混合カテゴリの個数、表示されるグラフの個数は上記に限られず、より多くすることもできるし、より少なくすることもできる。
なお、図7の画面例は、データ表示装置Cの表示部がデータ表示制御部4によって表示する所定の表示態様の一例であり、所定の表示態様は、この画面例に限定されない。このことは、図7以外の図面の画面例についても適用される。
カテゴリX軸候補ボックス72a,72b,72d,72eは、メインカテゴリ選択部1がカテゴリX軸として選択しているメインカテゴリ以外のメインカテゴリを明示するボックスである。また、カテゴリY軸候補ボックス73a,73c,73d,73eは、メインカテゴリ選択部1がカテゴリY軸として選択しているメインカテゴリ以外のメインカテゴリを明示するボックスである。
カテゴリX軸候補ボックス72d,72eは、画面の表示領域外に配置されており、図7では、ボックスを破線表示で示している。ユーザは、例えば、カテゴリ軸候補表示エリアRの一部をタッチし、左方向にスワイプすることで、カテゴリX軸候補ボックス72d,72eを、画面の表示領域内にスクロール表示することができる。
カテゴリY軸候補ボックス73c(一部),73d,73eは、画面の表示領域外に配置されており、図7では、ボックスを破線表示で示している。ユーザは、例えば、カテゴリ軸候補表示エリアRの一部をタッチし、上方向にスワイプすることで、カテゴリY軸候補ボックス73c,73d,73eを、画面の表示領域内にスクロール表示することができる。
以上の手順により、カテゴリ軸の変更が実現される。
遷移操作の具体例として、混合カテゴリ遷移部3が実行するドリルダウンの手順について説明する。ドリルダウンとは、カテゴリの絞り込みを意味する。データ表示装置Cの表示部は、データ表示制御部4によって、図11に示す画面を表示している。図11に示す画面は、図6に示す画面と同等である。
以上の手順により、ドリルダウンが実現される。なお、ユーザが所望すれば、上記の手順を繰り返して3回目以上のドリルダウンを実行することができる。
遷移操作の具体例として、合計カテゴリの操作の応用例について説明する。データ表示装置Cの表示部は、データ表示制御部4によって、図16に示す画面を表示している。図16に示す画面は、図6に示す画面と同等である。
遷移操作の具体例として、混合カテゴリ遷移部3が実行するカテゴリの集約の手順について説明する。データ表示装置Cの表示部は、データ表示制御部4によって、図20に示す画面を表示している。図20に示す画面は、図6に示す画面と同等である。
このように、カテゴリの集約、および、集約したデータのグラフを迅速かつ確実に生成、画面表示することができる。
このように、カテゴリの集約、および、集約したデータのグラフの画面表示は逐次的に実行することができる。
カテゴリの集約について、上記したようなグラフ単位で行う代わりに、サブカテゴリ単位で一括集約することができる。例えば、図26に示すように、ユーザは、カテゴリX軸のサブカテゴリC3(261)をタップかつホールドする。すると、サブカテゴリC3(261)が選択状態になるとともに、サブカテゴリC3(261)を画面上の任意の位置に移動可能な状態になる。
このように、カテゴリの集約について、サブカテゴリ単位で一括集約することができる。
また、カテゴリの遷移操作がカテゴリの集約である場合、集約カテゴリのグラフが遷移先のカテゴリのグラフに隣接して表示される(例えば、図21のグラフ201、211参照)。よって、遷移先のカテゴリのグラフから視点を離す必要がなくなり、カテゴリの遷移を円滑にすることができる。
したがって、品目の管理を、多数の品目を分類するカテゴリごとに行うことを迅速かつ確実に行うことができる。
その結果、経営管理上、または、在庫管理上、問題となるカテゴリを容易に把握することができる。
また、チェックボックスやコンボボックスなどを表示するスペースを必要としないため、タブレット端末などの画面領域の小さな端末を用いても、カテゴリの遷移操作を容易にすることができる。
第1の実施形態では、カテゴリがキューブ構造をとっていたのに対して、第2の実施形態では、カテゴリがツリー構造をとる。
特定のサブカテゴリに対して、図28に示すようなツリー構造が存在する場合、メインカテゴリごとにサブカテゴリを独立して品目に割り当てることができない。具体的には、メインカテゴリ「Segment」においてサブカテゴリ「Seg2」に属する品目は、メインカテゴリ「Factory」においてサブカテゴリ「F3」または「F4」のいずれかに必ず属し、「F1」などに属することはない。また、メインカテゴリ「Factory」においてサブカテゴリ「F4」に属する品目は、メインカテゴリ「Item Group」においてサブカテゴリ「G5」または「G6」に必ず属し、「G1」などに属することはない。
データ表示制御部4によって、データ表示装置Cの表示部が表示する画面は、例えば、図29に示すものとなる。図29の画面には、ツリー構造をとるメインカテゴリ291、そのメインカテゴリ291に従属するサブカテゴリ列292、複数の棒グラフ、カテゴリの階層レベル293が描かれている。
階層レベル293は、Seg2におけるドリルダウンにより全カテゴリ「A」から混合カテゴリ「Seg2」に遷移したことを表示する。
以上の手順により、カテゴリがツリー構造をとる場合のドリルダウンが実現される。なお、ユーザが所望すれば、上記の手順を繰り返してツリー構造のより深いカテゴリへのドリルダウンを実行することができる。
ツリー構造をとるカテゴリに対して、カテゴリの集約を行うことができる。図32は、図30と実質的に同等の図面である。図32において、ユーザは、混合カテゴリF4に対応するグラフ302をタップかつホールドする。すると、グラフ302が選択状態になるとともに、グラフ302を画面上の任意の位置に移動可能な状態になる。
このように、カテゴリの集約、および、集約したデータのグラフを迅速かつ確実に生成し、画面表示することができる。
階層レベル293は、集約カテゴリ(F3+F4)におけるドリルダウンにより混合カテゴリ「Seg2」から集約カテゴリ(F3+F4)に遷移したことを表示する。
このように、集約カテゴリに対するドリルダウンを実行することもできる。
本実施形態では、タブレット端末のような画面領域の小さな端末を用いた場合について説明したが、パーソナルコンピュータのような画面領域の大きなディスプレイを備えた端末を用いた場合についても、本発明を適用することができる。
また、本実施形態に記載した技術的事項を適宜組み合わせて新たな技術を実現することができる。
その他ハードウェア、ソフトウェア、データベース等の具体的な構成について、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更が可能である。
1 メインカテゴリ選択部
2 混合カテゴリ選択部
3 混合カテゴリ遷移部
4 データ表示制御部
T1 カテゴリマスタ
T2 品目分類マスタ
T3 品目データ
Claims (3)
- 多数の品目のデータを所定の表示態様で表示するデータ表示装置であって、
前記品目を分類するための複数種類のメインカテゴリ、および、前記メインカテゴリに従属する複数のサブカテゴリを登録するカテゴリマスタと、
前記メインカテゴリのうち少なくとも1種類を選択するメインカテゴリ選択部と、
前記選択されたメインカテゴリに従属するサブカテゴリの組み合わせとなる複数の混合カテゴリを生成する混合カテゴリ生成部と、
前記生成された混合カテゴリのうち1つが選択され所定の遷移操作がなされると、前記選択された混合カテゴリから新たな混合カテゴリに遷移する混合カテゴリ遷移部と、
前記遷移した新たな混合カテゴリに属する品目のデータを前記所定の表示態様で表示するデータ表示制御部と、を備え、
前記所定の表示態様は、前記混合カテゴリに属する品目のデータを前記混合カテゴリごとに表示するとともに、前記メインカテゴリ選択部が選択可能な前記メインカテゴリの候補を、前記選択された1つの混合カテゴリに属する品目のデータの表示領域に隣接して表示する態様である、
ことを特徴とするデータ表示装置。 - 前記遷移操作は、前記選択された混合カテゴリの組合せ元となるサブカテゴリが従属するメインカテゴリを変更する操作である、
ことを特徴とする請求項1に記載のデータ表示装置。 - 前記遷移操作は、前記選択された混合カテゴリの組合せ元となるサブカテゴリを変更する操作である、
ことを特徴とする請求項1に記載のデータ表示装置。
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