JP6473150B2 - 双方向カニューレ特徴部捕捉機構 - Google Patents

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Description

本開示は、血管アクセスデバイス及び関連する方法に関する。より具体的には、本開示は、遮蔽された位置にカニューレをロックする方法で、カニューレ特徴部を捕捉するように適合されている双方向カニューレ特徴部捕捉機構について説明する。当該双方向カニューレ特徴部捕捉機構は、カテーテルアセンブリと共に使用することができる。
一般的に、血管アクセスデバイスは、患者の血管系に流体を連通させるために使用されている。例えば、カテーテルは、患者への流体(例えば、生理食塩水、薬剤、及び/又は完全非経口栄養)を注入する、患者から流体(例えば、血液)を吸引する、及び/又は患者の血管系の様々なパラメータを監視するために使用される。
静脈内(IV)カテーテルアセンブリは、血管アクセスデバイスの様々な種類の一つである。オーバー・ザ・ニードル(over-the-needle)末梢IVカテーテルは、一般的なIVカテーテル構成である。その名前が示すように、オーバー・ザ・ニードル・カテーテルは、鋭い遠位先端を有する導入針の上に搭載されている。導入針は、一般的に、針の案内を手助けしカテーテルとの連携を容易にするために、針アセンブリに連結された皮下注射針である。カテーテルの遠位部分の少なくとも内表面は、カテーテルのピールバックを防止し、これにより、血管内へのカテーテルの挿入を容易にするために、針の外表面にしっかりと係合している。カテーテル及び導入針は、多くの場合、誘導針の遠位先端がカテーテルの遠位端を越えて延在するように組み立てられている。また、カテーテル及び針は、挿入中に、針の斜面(ベベル)が患者の皮膚から離れて上を向くようにしばしば組み立てられている。カテーテル及び導入針は、一般に、血管内に患者の皮膚を通して浅い角度で挿入される。
血管内での針及び/又はカテーテルの適切な配置を確認するために、オペレータは、一般的に、針アセンブリに関連付けられているフラッシュバック室への血液の「フラッシュバック」があることを確認する。フラッシュバックは、一般に、針アセンブリ内又は針とカテーテルとの間で可視である少量の血液の出現を伴う。カテーテルの遠位先端部の血管内への適切な配置が確認されると、オペレータは、導入針及びカテーテルの遠位の血管の上方で患者の皮膚を押し下げることによって、血管に圧力を適用することができる。この指の圧力が瞬間的に血管を閉塞し、導入針及びカテーテルを介してのさらなる血流を最小限に抑える。
次いで、オペレータは、カテーテルから導入針を引抜くことができる。針は、針の先端を超えて延在している針の先端カバー又は針カバー内に引抜かれ、針刺し事故を防止することができる。一般に、針先端カバーは、筐体、スリーブ、又は導入針がカテーテル及び患者から引抜かれたときに、針の先端をトラップ/捕捉するように設計された他の類似の装置を含んでいる。針が引抜かれた後、カテーテルは、患者への静脈内アクセスを提供するために適所に残される。
カテーテルアセンブリのカテーテル部分から導入針アセンブリを分離することは、分野内のオペレータや他の人に多数の潜在的な危険性を提示する。上に示したように、針の先端が針先端部遮蔽内に適切に固定されていない場合には、偶発的な針刺しの危険性が存する。さらに、針は患者の血管で血液と接触していたので、血液は、多くの場合、針の外側に存在するだけでなく、針の内腔の内側にも存する。針がカテーテルから引抜かれるとき、この血液は針先端から滴下し、又は人や機器を血液に露出させるべく他の表面と接触する危険性がある。加えて、カテーテルアセンブリから針を引抜くことは、多くの場合、針アセンブリの一部にエネルギーを付与することが観察されている。例えば、針の引抜きの間、曲げ力が(意図せずに又は意図的に)針に加えられ得る。このようなエネルギーは、それがカテーテルアセンブリから自由になり、蓄積されたエネルギーを解放するにつれ、針が振動及び揺動するとき、血液が針から跳ね飛んだり噴霧するのを引き起こすことが観察されている。
本開示は、カニューレ特徴部を備える針が、遮蔽されていない位置からカニューレ特徴部が双方向にトラップされる、遮蔽された位置に退避されることを可能にする、双方向カニューレ特徴部捕捉機構について説明する。したがって、説明される捕捉機構は、針がカテーテルアセンブリから引抜かれた後に、偶発的な突刺しや血液曝露を有意に制限又は防止するために、針を遮蔽された位置にロックするように構成されている。
本出願は、当該技術分野で知られている制限の一部を克服するように設計された双方向カニューレ特徴部捕捉機構に関する。典型的には、捕捉機構は、カニューレ特徴部を備えるカニューレと、内側ハウジングと、外側ハウジングと、カテーテルアダプタとを含んでいる。カニューレが遮蔽されていない位置にあるときに、いくつかのケースでは、内側ハウジングは、内側ハウジングが外側ハウジングを通って近位方向に並進するのを可能にするように外側ハウジング内に収容されている。カニューレはまた、カニューレの遠位端が内側ハウジング及び外側ハウジングの両方の遠位端を越えて延在するように、内側ハウジングと外側ハウジングを通って軸方向に延在している。さらに、遮蔽されていない位置においては、カニューレの遠位部分は、必要に応じてカテーテル内に延在し、外側ハウジングは、必要に応じてカテーテルアダプタに連結(coupled)されている。
いくつかの例では、近位方向への力がカニューレを遮蔽された位置に後退させるとき、カニューレは、カニューレ上の特徴部が内側ハウジングによって双方向に係合されるまで内側ハウジング内で近位方向に並進される。換言すると、カニューレ特徴部は、カニューレの近位及び遠位方向への移動を制限し、不可逆的に遮蔽された位置にカニューレをロックする方法で特徴部がトラップされるまで、内側ハウジング内に近位方向に移動する。
カニューレへの近位方向の力が続くと、カニューレと内側ハウジングとの間に経験される摩擦力が、内側ハウジングと外側ハウジングとの間に経験される摩擦力よりも大きくなる。その結果、内側ハウジングは近位方向に並進し、外側ハウジング内に閉じ込められる。カニューレの特徴部が、一旦内側ハウジングによって捕捉され、且つカニューレが遮蔽されるように、内側ハウジングが外側ハウジングによって捕捉されると、外側ハウジングがカテーテルアダプタから切り離すことができ、カテーテルは使用され、そしてカニューレ/捕捉機構が安全に配置される。
カニューレは、限定はされないが、IVカテーテル導入針のような皮下注射針を含む、説明された捕捉機構と共に使用することができる任意のカニューレであってもよい。加えて、カニューレは、それが説明された捕捉機構と一緒に使用されること、且つ説明された捕捉機構によって捕捉されるのを可能にする任意の構成要素又は特性を備えていてもよい。一例では、カニューレは、ノッチ付クリンプ特徴部、溶接フェルール特徴部、ノッチ特徴部、クリンプ特徴部のような双方向に係合可能なカニューレ特徴部、又はカニューレの外径を越えて横方向に延在している外径を有する別のカニューレ特徴部を備えている。この例では、カニューレ特徴部は、ハウジング内でのカニューレ特徴部の近位及び遠位方向への動きをそれぞれ制限するために、内側ハウジングの対応する表面に接触するように適合されている近位係合部及び遠位係合部を含んでいる。
内側ハウジングは、それがカニューレ特徴部を、カニューレが遮蔽された位置にあるときに、カニューレの近位及び遠位方向への動きを制限するように、双方向に捕捉することを可能にする任意の構成要素又は特性を含んでもよい。一例では、内側ハウジングは、カニューレが軸方向に貫通する内部空間を備えている。別の例では、内側ハウジングは、特徴部の近位係合部に接触して、ハウジング内での特徴部の近位方向の移動を停止するべく適合された近位のカニューレ特徴部結合用構成要素を含んでいる。さらに別の例では、内側ハウジングは、カニューレ特徴部の遠位係合部に接触して、特徴部が遠位結合用構成要素を越えて近位方向に移動した後に、特徴部の遠位方向への移動を停止するべく適合された遠位のカニューレ特徴部結合用構成要素を含んでいる。
外側ハウジングは、内側ハウジングが外側ハウジング内に近位方向にスライドすることを可能にする種々の適切な構成要素又は様々な特性を備えていてもよい。いくつかの例では、外側のハウジングは、内側ハウジングを受容するような大きさ及び形状であるキャニスター又はリングを備えている。外側ハウジングはまた、カニューレの特徴部が、近位及び遠位の結合用構成要素によって捕捉されたとき、外側ハウジングに対して遠位方向に摺動するのを妨げるような方法で、内側ハウジングにロックされるように構成されてもよい。例えば、外側ハウジングは、キャッチ及び対応するインターロック表面と、一方向棘と、又は一旦特徴部が双方向に捕捉されると、内側ハウジングが外側ハウジング内で遠位方向に移動するのを防止する別の保持特徴部を備えていてもよい。
外側ハウジングは、任意の適切な方法で、任意の適切なカテーテルアダプタに選択的に着脱可能に連結するように構成されてもよい。例えば、外側ハウジングは、カニューレが遮蔽されていない位置にあるときに、アダプタの対応するアダプタインターロック表面に対して付勢されているインターロック構成要素を含むことができる。この例では、カニューレが遮蔽された位置に移動すると、インターロック構成要素は緩和される(relaxed)。したがって、遮蔽されたカニューレは、カテーテルアダプタから分離することができ、意図しない突刺しを防止することができる。
本発明の上記の方法、及び他の特徴及び利点が容易に理解されるようにするために、上記で簡単に説明した双方向カニューレ特徴部捕捉機構のより詳細な説明が、添付の図面に示されているその特定の実施形態を参照してなされるであろう。これらの図は、典型的な実施形態のみを示し、従って、その範囲を限定するものとみなされるべきでないと理解して、本発明が、添付の図面の使用を通じてさらに具体的かつ詳細に記載され説明されるであろう。
図1は、カテーテルが遮蔽されていない位置に配置されている、双方向カニューレ特徴部捕捉機構を備えるカテーテルアダプタの代表的な実施形態の一部切欠き平面図である。 図2Aは、適切なカニューレ特徴部の代表的な実施形態の平面又は斜視図である。 図2Bは、適切なカニューレ特徴部の代表的な実施形態の平面又は斜視図である。 図2Cは、適切なカニューレ特徴部の代表的な実施形態の平面又は斜視図である。 図2Dは、適切なカニューレ特徴部の代表的な実施形態の平面又は斜視図である。 図2Eは、適切なカニューレ特徴部の代表的な実施形態の平面又は斜視図である。 図3Aは、カニューレ先端が遮蔽されていない位置にある、双方向カニューレ特徴部捕捉機構の代表的な実施形態の一部切欠き平面図である。 図3Bは、カニューレ先端が遮蔽されている位置にある、双方向カニューレ特徴部捕捉機構の代表的な実施形態の一部切欠き平面図である。 図4は、カニューレが遮蔽されている位置にある、双方向カニューレ特徴部捕捉機構の代表的な実施形態の一部切欠き図の一部の平面図である。 図5Aは、カニューレが遮蔽されている位置にある、双方向カニューレ特徴部捕捉機構の異なる実施形態の一部切欠き平面図である。 図5Bは、カニューレが遮蔽されている位置にある、双方向カニューレ特徴部捕捉機構の異なる実施形態の一部切欠き平面図である。 図6Aは、カニューレが遮蔽されている位置にある、双方向カニューレ特徴部捕捉機構の異なる実施形態の一部切欠き平面図である。 図6Bは、カニューレが遮蔽されている位置にある、双方向カニューレ特徴部捕捉機構の異なる実施形態の一部切欠き平面図である。 図7Aは、双方向カニューレ特徴部捕捉機構を使用する方法の代表的な実施形態の一部切欠き平面図である。 図7Bは、双方向カニューレ特徴部捕捉機構を使用する方法の代表的な実施形態の一部切欠き平面図である。 図7Cは、双方向カニューレ特徴部捕捉機構を使用する方法の代表的な実施形態の一部切欠き平面図である。 図7Dは、双方向カニューレ特徴部捕捉機構を使用する方法の代表的な実施形態の一部切欠き平面図である。 図7Eは、双方向カニューレ特徴部捕捉機構を使用する方法の代表的な実施形態の一部切欠き斜視図である。 図8は、インターロック構成要素が、双方向カニューレ特徴部捕捉機構の内側ハウジングに形成されているカテーテルアダプタの代表的な実施形態の一部切欠き平面図である。 図9は、インターロック構成要素が、双方向カニューレ特徴部捕捉機構の内側ハウジング及び外側ハウジングに形成されているカテーテルアダプタの代表的な実施形態の一部切欠き平面図である。
記載された本発明の現時点で好ましい実施形態が、同じ部分が全体を通して同じ番号で指定されている、図面を参照することによって最良に理解されるであろう。本明細書に一般的に記載され、図に示されたような、本発明の構成要素は、異なる構成の広範囲内で配置され、且つ設計され得ることが容易に理解されるであろう。したがって、図1から7Eに示されるような、以下の双方向カニューレ特徴部捕捉機構の実施形態のより詳細な説明は、本発明の範囲を限定するものではなく、特許請求されるように、本発明の現在好ましいいくつかの実施形態の単に代表である。
一般的に、この出願は、双方向カニューレ特徴部捕捉機構に関するものである。換言すれば、この出願は、特徴部を有するカニューレが遮蔽されていない位置からカニューレ特徴部がトラップされ、捕捉機構から近位及び遠位方向への移動が阻止された遮蔽された位置に移動することを可能にするカニューレ特徴部捕捉機構について説明している。本明細書で使用される場合、「遮蔽されていない」という用語は、カニューレの遠位先端が捕捉機構から露出している状況を意味することができる。逆に、用語「遮蔽された」は、カニューレの先端が、覆われ、遮蔽され、又は他の方法で保護されている状況を意味することができる。捕捉機構は、カニューレが遮蔽された位置にロックされることを可能にするので、捕捉機構は、意図しない突刺し及び/又は血液暴露を防止することができる。捕捉機構をより良好に説明するために、機構のより詳細な説明が以下に与えられ、機構の使用のより詳細な説明に続けられる。
捕捉機構は、カニューレが遮蔽された位置にあるとき、カニューレ特徴部を双方向で捕捉することを可能にするすべての構成要素又は特性を含むことができる。例えば、図1は、双方向カニューレ特徴部捕捉機構20が、カニューレ(例えば、針40)、双方向で係合可能なカニューレの特徴部(例えば、針特徴部60)、内側ハウジング80、及び外側ハウジング100を備えている代表的な実施形態を示している。さらに、図1は、捕捉機構20がカテーテルアダプタ120に選択的に連結され得ることを示している。捕捉機構20のより良い理解を提供するために、上述の構成要素のそれぞれが、さらに詳細に以下に説明される
図1は、捕捉機構20が、カニューレ(例えば、針40)を備えることを示している。本明細書で使用する場合、用語「カニューレ(単数)」及び「カニューラ(複数)」とは、流体を引き出す又は導入するために動物の体内に挿入されるように構成された実質的に任意の剛性チューブを意味し、当該チューブは、チューブが体を穿刺し、意図されたスペースにアクセスするのを可能にする先鋭部を備えている。そのようなカニューレのいくつかの例は、意図しない突刺し又は血液暴露のリスクへオペレータを露出させ得る、皮下注射針や他のカニューレを含んでいる。
カニューレが皮下注射針である場合、カニューレは、IVカテーテルアセンブリ(例えば、オーバー・ザ・ニードル末梢IVカテーテルアセンブリ)で使用するための導入針を含む、皮下注射針の任意の適切なタイプを含むことができる。実際、いくつかの現在好ましい実施形態によれば、図1は、カニューレが導入針40を備えて示している。
導入針は、IVカテーテルアセンブリと共に使用するのに適した任意の特性を有することができる。例示として、図1は、導入針40が、鋭利な遠位先端部42、内腔44(直接には図示されず)、実質的に一定の外径(「OD」)48を有する細長い管状部分46、及び双方向に係合可能な針特徴部60を備えた実施形態を示している。さらに、上記の針の構成要素の各々は、任意の適切な特性を備えていてもよい。例えば、針の先端は、標準的なベベル、短いベベル、真に短いベベル、バイアスグラインド点、獣医点(vet point)、ランセットポイント(lancet point)、偏向点(抗コーリング(anti-coring))、又は別の適切な針ポイント(needle point)を含むことができる。別の例では、内腔と、細長い管状部分は、任意の適切なサイズであってもよい。例えば、針は、IVアセンブリで導入針として使用することができる(例えば、スタブスケール(Stubs scale)で7から33)任意の長さやゲージであってもよい。
双方向針特徴部に関して、針は内側ハウジング内での特徴部の遠位及び近位方向への移動を制限するように(後述のような)内側ハウジング内に捕捉され得る任意の針特徴部を含んでもよい。例えば、特徴部は、針の外径よりも大きい又は針の外径を越えて横方向に延在する少なくとも一つの表面を有するODを有する任意の適切な針特徴部を含んでもよい。実際、いくつかの実施形態では、特徴部は、一つ以上の一方向棘を備えている。同様に、図2Aは、少なくとも1つの実施形態において、特徴部が、溶接フェルール62を含むことを示している。図2Bは、別の代表的な実施形態において、特徴部は、クリンプ特徴部64を含むことを示している。図2C及び2Dは、さらに他の実施形態において、特徴部は、それぞれ、単一のノッチ66及び複数のノッチ68のクリンプを備えることを示している。しかし、図2Eは、少なくとも1つの他の実施形態では、特徴部が、1つのノッチ70を備えていることを示している。
針特徴部の特定のタイプにかかわらず、特徴部は、任意の適切な特性を有することができる。例えば、特徴部は、任意の適切な形状又はサイズであってもよい。同様に、特徴部は、針が意図したとおりに機能し、針が遮蔽された位置に引き込まれたときに双方向に係合され得るのを許容する、任意の適切な構成要素を含むことができる。例えば、図2A乃至2Eは、様々な針の特徴部(例えば、62、64、66、68、及び70)が、近位係合部72及び遠位係合部74を備えることを示している。
針特徴部の近位係合部は、特徴部が内側ハウジングから近位方向に移動するのを防止し得る任意の適切な特性を有することができる。例えば、図2A-2Dは、特徴部62、64、66、及び68の近位側76が、針の外径48を越えて延びている表面(例えば、近位係合部72)を備えている、いくつかの実施形態を示している。対照的に、図2Eは、近位係合部72が、ノッチ特徴部70の遠位側78に、針の外径48から針40の長手方向軸線50に向かって延在する面を備えている、代表的な実施形態を示している。
針特徴部の遠位係合部はまた、針が遮蔽された位置に移動された後、特徴部が内側ハウジングから遠位方向に移動するのを防止し得る任意の適切な特性を有することができる。例えば、図2A-2Dは、特徴部62、64、66及び68の遠位側78が、針の外径48を越えて横方向に延在する表面74を備えている、いくつかの実施形態を示している。一方、図2Eは、遠位係合部74が針の外径48から針の長手方向軸線50に向かって、ノッチ特徴部70の近位側76において軸方向に延在する面を備えている、代表的な実施形態を示している。
いくつかの現在好ましい実施形態では、針特徴部はノッチ付クリンプ特徴部(例えば、ノッチ付クリンプ特徴部66又は68)からなる。実際、このような特徴部は、いくつかの有利な特性を提供することができる。例えば、針の遠位係合部として作用する面を提供することに加えて、ノッチ付クリンプ特徴部のノッチは、他の適切な目的にも役立つことができる。例えば、当該ノッチは、カテーテルが患者の血管内に配置されたときに、オペレータが「フラッシュバック」を視認することを可能にし得る。例えば、針は別のデバイス(例えば、カテーテル)内に配置され、そして針が患者の血管系に挿入される場合、血液は、針の内腔を通って流れ、ノッチを通して内腔から出て、そして内腔の外径及び他のデバイス(例えば、カテーテル)の内径との間を移動する。したがって、他のデバイスが少なくとも部分的に透明である場合、オペレーターは、少量の血液を視覚化し、それによって、患者の血管内へのカテーテルの配置を確認することができる。適切なノッチ付クリンプ特徴部のより詳細な説明及び利点については、2009年3月2日に出願され参照により開示内容全体が本明細書に援用される、双方向係合可能なカニューレクリンプ特徴部と題する米国特許出願第12/396,227号を参照されたい。
前述したように、捕捉機構はまた、内側ハウジングを備えている。内側ハウジングは共に、それが外側ハウジング内で近位方向に移動することができ、それは双方向に係合するまで、針特徴部が近位方向に引き込まれることを可能にする任意の適切な特性を備えていてもよい。適切な特性の一例では、内側ハウジングは、任意の適切な大きさであるか、又は針を軸方向に通過することができる任意の適切な形状を有してもよい。例えば、内側ハウジングは、実質的に円筒形、直方体形、管状、等にすることができる。実際、図3Aは、内側ハウジング80は、実質的に円筒形の形状を有する、代表的な実施形態の切断図を示している。適切な特性の別の例では、内側ハウジングは、内側ハウジングが外側ハウジングを通って近位方向に並進するとき針に向かって付勢するコレットスタイルのハウジングを備えている。例示のために、図3Aは、内側ハウジング80が、少なくとも1つの側面で縦方向に分割されているスプレイ(splayed)ハウジングを備えた実施形態を示している。
内側ハウジングはまた、針が一旦遮蔽された位置に退避されると、針特徴部に双方向で係合することを可能にする任意の適切な構成要素を有していてもよい。例えば、図3Aは、針40が軸方向に貫通する内部空間84を画定する内壁82を備える内側ハウジング80を示している。別の例で、図3Aは、内側ハウジング80が近位針特徴部結合用構成要素(「近位結合用構成要素」)84及び遠位針特徴部結合用構成要素(「遠位結合用構成要素」)86を備えて示している。
近位の結合用構成要素は、針特徴部の近位係合部に接触し、特徴部が内側ハウジングの外に近位方向に引き出されるのを防止するように構成されている任意の適切な表面を備えることができる。例えば、近位の結合用構成要素は、針ポート、内壁から軸方向に延在する1つ以上の表面、一つ以上の一方向の棘、又は特徴部の近位係合部に接触して特徴部が表面を越えて近位方向に移動するのを防止するように適合されている他の表面を備えていてもよい。一例では、図3Aは、針の外径を越えて横方向に延在するその表面を有する(例えば、近位係合部72)ノッチ付クリンプ特徴部66ではなく、針40がそこを通過するのを可能にする大きさと形状である針ポート88を備える近位の結合用構成要素84を示している。図3Aは、ノッチ付クリンプ特徴部66の内側ハウジング80に対する近位方向への移動を制限することができる針ポート88を示しているが、かかる近位の結合用構成要素84はまた、横方向に延在する表面(図2からの特徴部62、64、及び68)を有する他の針特徴部の近位方向への移動を制限するように作用することができる。
近位の結合用構成要素が針ポートを備える場合、当該ポートは、任意の適切な特性を有することができる。例えば、針ポートは、針が針ポートを介して近位方向に引っ張られるとき、針の外径から流体(例えば、血液)を払拭すなわち拭うように構成することができる。このスキージ効果は、任意の適切な方法で提供することができる。例えば、ポートが針から血液を払拭することができる、ゴム、プラスチック、エラストマー、又は他の類似のリングを含んでいてもよい。したがって、内側ハウジングは、さらに、血液暴露のリスクを低減させることができる。
適切な近位の結合用構成要素(図示せず)の別の例では、近位の結合用構成要素が内側ハウジングの内壁(例えば、壁82)から軸方向に延在する表面を有し、針の長手方向軸に向かって延在するように構成されている。例えば、近位の結合用構成要素は、ノッチ特徴部(例えば、図2Eのノッチ特徴部70)内に延在するように適合されている突起からなってもよい。そのような例では、針が遮蔽された位置に移動されたとき、突起の遠位側は、近位方向の力が針に適用されるとき、係合部が内側ハウジングに対して近位方向に移動するのを防ぐべく突起の遠位側が近位係合部に接触するように、ノッチの近位係合部に隣接している。
遠位結合用構成要素は、針特徴部の遠位係合部に接触して、針が遮蔽された位置に移動された後、内側ハウジングに対しての特徴部の遠位方向への移動を制限するように構成されている任意の適切な表面を含むことができる。例えば、遠位結合用構成要素は、一つ以上の一方向棘、内側ハウジングの内壁から軸方向に延在する1つ以上の表面、及び/又は、針が遮蔽された位置に移動された後に特徴部の遠位係合部に接触して、特徴部が遠位方向に移動するのを防止するように適合されている他の面を含んでいてもよい。
1つの例では、図3Aは、遠位結合用構成要素86が針40に向かって内壁82から軸方向に延在する表面からなることを示している。この例では、一旦遠位係合部74が遠位結合用構成要素86を越えて近位方向に並進すると、遠位結合用構成要素は、図3Bに示されるように、針の外径48に向かって付勢される。したがって、遠位結合用構成要素86は、遠位方向への力が針40に加えられたとき、特徴部の遠位係合部74が遠位方向に移動するのをブロックする位置に移動する。図3Bは、遠位結合用構成要素86がノッチ付クリンプ特徴部66と結合するように構成されていることを示しているが、そのような遠位結合用構成要素86はまた、針の外径を越えて横方向に延在する表面を備えている他の特徴部(例えば、針の特徴部62、64、及び68)の遠位方向への移動を防止するために、使用されるか、又は修正されてもよい。
適切な遠位結合用構成要素(図示せず)の別の例では、遠位結合用構成要素は内側ハウジングの内壁から軸方向に延在し、そして針が遮蔽された位置にあるときに、ノッチ特徴部(例えば、図2Eの特徴部70)に延在するように構成された表面(例えば、突起)を備えている。この例では、針が遮蔽された位置にあるとき、突起の近位側は、ノッチの遠位係合部(例えば、74)に隣接している。このように、遠位方向の力が針に加えられたとき、突起の近位側が遠位係合部に接触し、当該係合部が内側ハウジングに対して遠位方向に移動するのを防止している。
前述の構成要素に加えて、内側ハウジングは任意の他の適切な構成要素を有していてもよい、それは針の特徴部を双方向で捕捉すること及びカテーテルアセンブリと共に使用されることを許容する。例えば、内側ハウジングは、任意の適切なタイプの針遮蔽用構成要素を備えることができる。一例として、図3Bは、内側ハウジング80が、遠位結合用構成要素86を越えて遠位方向に延在する針遮蔽部90を備えることを示している。針遮蔽部90は、それらが針40をカバーし、意図しない突刺しから人々を保護することを可能にする任意の特性を有していてもよいが、図3Bは、針遮蔽部90が針の遠位先端42を越えて延在するのに十分な長さである代表的な実施形態を示している。また、図3Bは、針遮蔽部90が、必要に応じて、冗長針捕捉機構として作用し、血液暴露のリスクを低減するために、針の先端42をさらに囲む針先端捕捉機構を提供する横断障壁部92を備えることを示している。
前述したように、捕捉機構は、内側ハウジングを受容れ、内側ハウジングが外側ハウジング内で内側ハウジングのストッパに達するまで近位方向に並進できるように構成された外側ハウジングを備えている。外側ハウジングは、捕捉機構が意図したように動作することを可能にする任意の適切な特性を有することができる。一例では、図3Aは、外側ハウジング100が、針40が遮蔽されていない位置にあるときに、針40から離れて外側ハウジング100の遠位端104を付勢する方法で、内側ハウジング80を受容する大きさ及び形状である、内部空間102を有していることを示している。別の例では、図3Bは、外側ハウジング100が、針40が遮蔽された位置にあり、内側ハウジング80が内側ハウジングのストッパ106に向かって近位方向に移動されたとき、内側ハウジング80を針40に向かって付勢する方法で、内側ハウジング80を受容する大きさ及び形状であることを示している。本明細書で使用する用語「内側ハウジングのストッパ」とは、外側ハウジングに対しての内側ハウジングの近位方向移動を制限するように適合されている、外側ハウジングの任意の適切な表面を意味することができる。
外側ハウジングの適切な特性のさらに別の例では、内側ハウジングと外側ハウジングとの間で経験される摩擦力が、内側ハウジングと針との間で針の特徴部が遠位及び近位の結合用構成要素によって捕捉されるまでに経験される摩擦力よりも大きくなるように、外側ハウジングが構成されていてもよい。この例では、針が遮蔽されていない位置にあり、近位方向への力がそれに加えられたとき、針は、内側ハウジングが外側ハウジング内で近位方向に並進するのを引き起こさずに、内側ハウジングに近位方向に並進する。しかしながら、一旦特徴部の近位係合部が近位結合用構成要素に接触すると、針と内側ハウジングとの間の摩擦力は、内側ハウジングと外側ハウジングとの間で経験される摩擦力よりも大きい。したがって、近位方向への力が針に加えられ続けると、内側ハウジングが外側ハウジング内に近位方向に並進されるのが引き起こされる。
いくつかの実施形態では、外側ハウジング(及び/又は内側ハウジング)は、針が遮蔽された位置にあるときに、内側ハウジングを外側ハウジングにロックするための手段を備えている。このような実施形態では、ロック手段は、内側ハウジングが外側ハウジング内に近位方向に並進するが、遠位方向には再出現しないことを許容する、任意の適切な構成要素又は特性を備えることができる。例えば、外側ハウジング及び/又は内側ハウジングは、針が遮蔽された位置にあるとき、一つ以上の一方向棘、キャッチ及び対応するインターロック表面、又は内側ハウジングを外側ハウジングにロックすることが可能な他の保持要素を含んでいてもよい。
例として、図3Bは、外側ハウジング100の遠位端104が、針40が遮蔽された位置にあるときに、所定の位置に内側ハウジング80をロックするための、ロック手段として作用し、そして内側ハウジング80の遠位端94に対して着座するキャッチ(catch)108を複数備えている実施の形態を示している。別の例では、図4は、外側ハウジング100が、針40が遮蔽された位置にあるときに、内側ハウジング80内の対応するインターロック表面96に嵌合するように適合されたキャッチ108を複数備えている、代表的な実施形態を示している。さらに別の例では、図5Aは、外側ハウジング100が、針40が一旦遮蔽されると内側ハウジング80内に食い込んで、外側ハウジング100を通って遠位方向に並進するのを防ぐ複数の一方向の棘110を備えている、代表的な実施形態を示している。
外側ハウジングが、内側ハウジングよりも可撓性の異なるレベルを有する材料で作られている場合は、可撓性を異ならせることが、針が遮蔽された後に、一緒にロックされた2つのハウジングを保つのをさらに助けることになる。したがって、いくつかの実施形態では、内側ハウジングと外側ハウジングはそれぞれ、異なるレベルの可撓性を有する材料を備えている。一例では、外側ハウジングが、内側ハウジングの第2の材料よりも低い可撓性である第一の材料からなっている。例えば、外側ハウジングは、第一の材料(例えば、金属、金属合金、セラミック、硬化ポリマー等)からなり、一方、内側ハウジングは、より柔軟な材料(例えば、プラスチック、ポリマー等)からなっている。この例では、内側ハウジングは、内側ハウジングが外側ハウジングに対して近位方向に移動するとき、キャッチ、棘、及び/又は外側ハウジング内の他の保持特徴部周りで、弾性的に可撓であってもよい。また、この例では、外側ハウジングは、内側ハウジングが外側ハウジング内に近位方向に移動された後、内側ハウジングを堅固に支持する。
しかしながら、別の例では、外側ハウジングは、内側ハウジングの第二の材料よりも柔軟である第一の材料からなっている。例えば、内側ハウジングが金属からなる一方、外側ハウジングは、プラスチックからなってもよい。この例では、外側ハウジングは、内側ハウジングが外側ハウジングを通って遠位方向に並進するとき、弾性的に可撓であってもよい。
いくつかの実施形態では、遠位結合用構成要素と遠位係合部は、針が一旦遮蔽された位置に移動されると、針への遠位方向の力は、内側ハウジングが半径方向に拡張するのを引き起こす方法で、遠位係合部が遠位結合用構成要素を押圧するのを生じさせるように構成されている。この半径方向の拡張は、順に、内側ハウジングが外側ハウジング内でさらに連結するのを引き起こし、そして内側ハウジングが外側ハウジングに対して遠位方向に移動するのを防止する。この半径方向の拡張は、任意の適切な方法で達成されてもよい。例えば、特徴部の遠位係合部(例えば、74)及び/又は内側ハウジングの遠位結合用構成要素(例えば、86)は、針に遠位方向の力が加えられたとき、内側ハウジングが外側ハウジング内で半径方向に拡張するのを引き起こすべく傾斜され、そうでなければ、そのように構成されてもよい。
上述したように、いくつかの実施形態では、捕捉機構が、カテーテルアダプタで使用されている。実際、捕捉機構は、任意の適切なカテーテルアダプタと共に使用することができる。一般的に、図5Aは、近位端122及び遠位端124、2つの間に延在する内腔126を備えるカテーテルアダプタ120を示している。図5Aはまた、アダプタ120の近位端122は、捕捉機構20を受容するように構成されているので、外側ハウジング100がアダプタの内腔126内に連結され得ることを示している。図5Aには示されていないが、当業者は、アダプタの遠位端124が針40の外径よりも僅かに大きい内径を有するカテーテルを備えることができることを認識するであろう。したがって、遮蔽されていない位置において、針の先端42はアダプタの遠位端124を越えて遠位方向に延在することができる。
捕捉機構がカテーテルアダプタと組み合わせて使用される場合、両者は、当該捕捉機構が、針が遮蔽されていない位置にあるときにアダプタに連結され、そして針が遮蔽された位置にあるときにアダプタから連結解除されることを可能にする任意の適切な方法で、連結することができる。適切な連結機構の一例では、外側ハウジングがアダプタの内腔内の対応するアダプタインターロック表面に結合するインターロック構成要素を備えている。連結機構の別の例では、しかしながら、外側ハウジングはアダプタ内腔内に配置されたインターロック構成要素に対応するアダプタインターロック表面を備えている。
外側ハウジングが、カテーテルアダプタ内で連結機構によって、選択的に連結される場合、連結機構は任意の適切な位置に配置されてもよい。例えば、図5Aは、アダプタインターロック表面128がアダプタの内腔126内で遠位方向に配置されている代表的な実施形態を示している。また、図5Aは、外側ハウジング100の遠位端104が、フレア状にされ、屈曲され、又はそうでなければ、インターロック表面128に結合するのに適しているインターロック構成要素112を備えていることを示している。しかしながら、別の例では、図5Bが、アダプタインターロック表面128が内腔126内で近位方向に配置され、そして対応するインターロック構成要素112は、外側ハウジング100の近位端114の近傍に配置されている代表的な実施形態を示している。
外側ハウジングが、インターロック構成要素と対応するアダプタインターロック表面とを備える連結機構を有する内側ハウジングに選択的に連結されている場合は、連結機構が任意の適切な方法で機能することができる。一例では、針が遮蔽されていない位置にあるときに、内側ハウジングは、外側ハウジングの遠位端に圧力を加えるようにして開いて広げられている。この例では、内側ハウジングからの圧力が、外側ハウジングの遠位端におけるインターロック構成要素(例えば、112)がアダプタの内腔内において対応するインターロック表面(例えば、128)に対して付勢されるのを引き起こす。別の例では、図5Aは、針40が遮蔽された位置に移動され、内側ハウジング80が外側ハウジング100内に近位方向に移動されると、外側ハウジング100の遠位端104においてインターロック構成要素112が緩和され、遮蔽された針40を伴う捕捉機構20が、アダプタ120から安全に切り離され得ることを示している。
連結機構がどのように動作することができるかの別の例では、インターロック構成要素とアダプタインターロック表面との間で経験される摩擦力が、内側ハウジングと外側ハウジングとの間、及び針と内側ハウジングとの間で針が遮蔽された位置に移動され、そして内側ハウジングが、内側ハウジングのストッパに隣接して移動するまでに経験される摩擦力よりも大きくなるように、連結機構が構成されてもよい。したがって、一旦、針の特徴部が内側ハウジング内で双方向に係合され、そして内側ハウジングが外側ハウジングにロックされると、インターロック構成要素及びアダプタのインターロック表面の間で経験される摩擦力の上の、追加の近位方向への力は、捕捉機構及び遮蔽された針がアダプタから切り離されるのを生じさせる。
図8は、インターロック構成要素112が外側ハウジング100よりもむしろ内側ハウジング80に形成されている例を示している。このような場合には、インターロック構成要素112は、針が遮蔽される前に、アダプタの内腔の内表面に露出している内側ハウジング80の外周面の任意の位置に形成することができる。同様に、インターロック表面128は、インターロック構成要素112がインターロック表面128に挿入されるとき、捕捉機構が適切に内腔内に配置されるように、アダプタの内腔内の適切な位置に形成することができる。その後、針40が内側ハウジング80内に引き込まれるときに、内側ハウジング80の遠位端は半径方向内側に収縮し、インターロック構成要素112がインターロック表面から分離するのを生じさせ、それによって、アダプタから切り離されるべく捕捉機構を自由にする。
図9は、インターロック構成要素部112a、112bが内側ハウジング80及び外側ハウジング100の両方に形成されている例を示している。このような場合には、対応するインターロック表面128a、128bがアダプタの内腔内の適切な位置に形成されてもよい。したがって、捕捉機構は、アダプタとインターロックするために様々な異なる方法で構成され得る。
前述の双方向針特徴部捕捉機構の実施形態に加えて、捕捉機構は、その意図される目的を達成することを可能にする任意の適切な方法で修正することができる。例えば、図5Bは、内側ハウジング80及び外側ハウジング100の両方の先端94及び104が、それぞれ、針の遠位先端42を越えて延在する実施形態を示しているが、他の実施形態では、針が遮蔽された位置にあるときには、外側ハウジング又は内側ハウジングの遠位端のみが針の遠位先端を越えて延在している。例えば、図6Aは、近位係合面72が近位結合用構成要素84に接触し、針の先端42が外側ハウジングの遠位端104を越えて近位側に移動されたとき、外側ハウジング100だけが針の先端42を遮蔽するように構成されている代表的な実施形態を示している。対照的に、図6Bは、特徴部の近位係合部表面72が近位の結合用構成要素84に接触するとき、内側ハウジング80のみが、針の先端42を遠位方向に越えてそれを遮蔽するように構成されている代表的な実施形態を示している。
捕捉機構が如何に変更され得るかの別の例では、図6Bが、(図6Aに示されるような)キャニスターのような対象物を備える代わりに、外側ハウジング100が、内側ハウジング80を受容れるべく適合されているリング状の構造体を単純に含めばよいことを示している。
説明した双方向の針特徴部捕捉機構は、任意の適切な方法で使用することができる。非限定的な例示として、図7Aは、針40が患者の血管(図示せず)内に挿入される前に、針40は内側ハウジング80と外側ハウジング100を通り、且つカテーテルアダプタ120の遠位先端部124を通って延在している。また、図7Aは、針40が血管内に挿入される前に、針の特徴部66は、内側ハウジングの遠位端94に対し遠位側に配置されていることを示している。さらに、図7Aは、内側ハウジング80が、内側ハウジング・ストッパ106に対して遠位側に、外側ハウジング100内に配置されていることを示している。
針40が血管内に挿入された後、図7B及び7Cは、外側ハウジング100に対する内側ハウジング80の位置が実質的に変わらないまま、針40が、内側ハウジング80内に近位方向に引抜かれることを示している。一旦、特徴部の近位係合部72が近位結合用構成要素84に接触すると、図7Dは、内側ハウジング・ストッパ106に到達するまで、外側ハウジング100に対して近位方向に動く内側ハウジングを示している。最後に、図7Eは、一旦、針40が捕捉機構20に不可逆的にロックされると、外側ハウジング100は、アダプタ120から切り離すように、近位方向に引っ張られ得ることを示している。したがって、オペレータは、カテーテルを使用し、安全に針を処分することができる。
説明された捕捉機構及び関連する方法は、特定の従来技術の針遮蔽装置に比べていくつかの利点を提供することができる。例えば、説明された捕捉機構は、針特徴部を捕捉するので、機構は横方向のバリア先端の保護を必要としない。代わりに、上記のように、機構は、囲繞された針ポイントの覆いを提供するために、冗長な安全特徴部として横方向のバリア先端保護を含んでいてもよい。別の例では、捕捉機構は、主に針の特徴部を捕捉し、針の先端ではないので、捕捉機構は、比較的コンパクトであり得る。このコンパクトな設計は、捕捉機構全体を、カテーテルアダプタの内腔内に含有させることができる。さらに、コンパクトな設計は、製造し、且つポスト活性化血液コントロールのための従来の又は新規な弁技術のような追加の構成要素を組み込むのに、捕捉機構が安価であることを可能にする。
本発明は、本明細書に広く記載され、請求されるように、その構造、方法、又は他の本質的な特徴から逸脱することなく、他の特定の形態で具体化することができる。説明した実施形態及び実施例は単なる例示であり、限定的ではないとあらゆる点で考慮されるべきである。本発明の範囲は、従って、前述の説明によってではなく、添付の特許請求の範囲によって示されている。特許請求の範囲の意味及び均等の範囲内に入るすべての変更は、その範囲内に包含されている。

Claims (17)

  1. カテーテルデバイスであって、
    双方向カニューレ特徴部捕捉機構であって、
    近位のカニューレ特徴部結合用構成要素と遠位のカニューレ特徴部結合用構成要素を有する内側ハウジングと、
    内側ハウジングを摺動自在にレシーブすべく適合された内表面を有する外側ハウジングであって、当該内表面は、内側ハウジングが外側ハウジング内に近位方向に引き込まれた後に、内側ハウジングが外側ハウジング内で遠位方向に移動するのを妨げる少なくとも1つのキャッチを含んでいる外側ハウジングと、
    内側ハウジング内に延び、且つ近位係合面及び遠位係合面を有するカニューレ特徴部を備えるカニューレであって、当該カニューレが内側ハウジング内で近位方向に引き込まれたとき、近位係合面は近位のカニューレ特徴部結合用構成要素に接触して、内側ハウジングが外側ハウジング内に近位方向に引き込まれるのを引き起こし、且つ、当該カニューレが内側ハウジング内に近位方向に引き込まれた後、遠位のカニューレ特徴部結合用構成要素はカニューレの遠位方向への移動を制限するべく遠位係合面に接触して、それによりカニューレを双方向カニューレ捕捉機構内に遮蔽する、カニューレと、を備える双方向カニューレ特徴部捕捉機構、及び
    カテーテルアダプタであって、カニューレが双方向カニューレ特徴部捕捉機構内に遮蔽されるまで、カテーテルアダプタ内で双方向カニューレ特徴部捕捉機構を固定するように適合されている内表面を有するカテーテルアダプタ、を備え、
    当該カテーテルアダプタの内表面は、カニューレが双方向カニューレ特徴部捕捉機構内に遮蔽されるまで、双方向カニューレ特徴部捕捉機構をカテーテルアダプタ内に固定するべく内側ハウジングに連結しており、
    内側ハウジングの外表面は、カニューレが双方向カニューレ特徴部捕捉機構内で遮蔽されるまで、双方向カニューレ特徴部捕捉機構をカテーテルアダプタに固定するために、カテーテルアダプタの内表面に形成された一つ以上のインターロック表面と相互作用する一つ以上のインターロック構成要素を含むことを特徴とするカテーテルデバイス。
  2. カニューレが内側ハウジングから遠位方向に延びているときに、内側ハウジングは半径方向外側に広げられ、1つ以上のインターロック構成要素が一つ以上のインターロック表面内に挿入されるのを引き起こすのを生じさせることを特徴とする請求項に記載のカテーテルデバイス。
  3. カニューレが内側ハウジング内に近位方向に引き込まれるとき、内側ハウジングは半径方向内側に縮小し、一つ以上のインターロック構成要素が一つ又は複数のインターロック表面から分離されるのを生じさせ、それによって双方向カニューレ特徴部捕捉機構がカテーテルアダプタから除去されるのを可能にすることを特徴とする請求項に記載のカテーテルデバイス。
  4. 外側ハウジングの外表面はまた、カテーテルアダプタの内表面に形成された一つ以上のインターロック表面と相互作用する一つ以上のインターロック構成要素を含むことを特徴とする請求項に記載のカテーテルデバイス。
  5. 少なくとも一つのキャッチはまた、内側ハウジングが外側ハウジング内で近位方向に引き込まれる前に、内側ハウジングが外側ハウジング内で遠位方向に移動するのを防ぐことを特徴とする請求項1に記載のカテーテルデバイス。
  6. 内側ハウジングが外側ハウジング内で近位方向に引き込まれるとき、内側ハウジングの一部分は、外側ハウジングから遠位方向に延びていることを特徴とする請求項1に記載のカテーテルデバイス。
  7. 内側ハウジングが外側ハウジング内で近位方向に引き込まれるとき、外側ハウジングの一部分は、内側ハウジングから近位方向に延びていることを特徴とする請求項1に記載のカテーテルデバイス。
  8. カニューレの遠位先端は、内側ハウジングから遠位方向に延びている、外側ハウジングの一部分内に位置されていることを特徴とする請求項に記載のカテーテルデバイス。
  9. 内側ハウジングは、少なくとも一方の側に沿って長手方向に分割されていることを特徴とする請求項1に記載のカテーテルデバイス。
  10. カテーテルデバイスであって、
    双方向カニューレ特徴部捕捉機構であって、
    近位のカニューレ特徴部結合用構成要素と、遠位のカニューレ特徴部結合用構成要素と、1つ以上のインターロック構成要素を含む外表面とを有する内側ハウジングと、
    内側ハウジングを摺動自在にレシーブすべく適合された内表面を有する外側ハウジングであって、当該内表面は、内側ハウジングが外側ハウジング内に近位方向に引き込まれた後に、内側ハウジングが外側ハウジング内で遠位方向に移動するのを妨げる少なくとも1つのキャッチを含んでいる外側ハウジングと、
    内側ハウジング内に延び、且つ近位係合面及び遠位係合面を有するカニューレ特徴部を備えるカニューレであって、当該カニューレが内側ハウジング内で近位方向に引き込まれたとき、近位係合面は近位のカニューレ特徴部結合用構成要素に接触して、内側ハウジングが外側ハウジング内に近位方向に引き込まれるのを引き起こし、且つ、当該カニューレが内側ハウジング内に近位方向に引き込まれた後、遠位のカニューレ特徴部結合用構成要素はカニューレの遠位方向への移動を制限するべく遠位係合面に接触して、それによりカニューレを双方向カニューレ捕捉機構内に遮蔽する、カニューレと、を備える双方向カニューレ特徴部捕捉機構、及び
    カテーテルアダプタであって、カニューレが双方向カニューレ特徴部捕捉機構内に遮蔽されるまで、カテーテルアダプタ内で双方向カニューレ特徴部捕捉機構を固定するべく、内側ハウジングの1つ以上のインターロック構成要素と相互作用する1つ以上のインターロック表面を含む内表面を有するカテーテルアダプタ、
    を備えていることを特徴とするカテーテルデバイス。
  11. カニューレが内側ハウジングから遠位方向に延びているときに、内側ハウジングは半径方向外側に広げられ、1つ以上のインターロック構成要素が一つ以上のインターロック表面内に挿入されるのを引き起こすのを生じさせることを特徴とする請求項1に記載のカテーテルデバイス。
  12. カニューレが内側ハウジング内に近位方向に引き込まれるとき、内側ハウジングは半径方向内側に縮小し、一つ以上のインターロック構成要素が一つ又は複数のインターロック表面から分離されるのを生じさせ、それによって双方向カニューレ特徴部捕捉機構がカテーテルアダプタから除去されるのを可能にすることを特徴とする請求項1に記載のカテーテルデバイス。
  13. 少なくとも一つのキャッチはまた、内側ハウジングが外側ハウジング内で近位方向に引き込まれる前に、内側ハウジングが外側ハウジング内で遠位方向に移動するのを防ぐことを特徴とする請求項1に記載のカテーテルデバイス。
  14. 外側ハウジングの外表面はまた、カテーテルアダプタの内表面に形成された一つ以上のインターロック表面と相互作用する一つ以上のインターロック構成要素を含むことを特徴とする請求項に記載のカテーテルデバイス。
  15. カテーテルデバイスであって、
    双方向カニューレ特徴部捕捉機構であって、
    近位のカニューレ特徴部結合用構成要素と、遠位のカニューレ特徴部結合用構成要素と、内側ハウジングの第1の位置を選択的に維持するための第1のインターロック表面を有する外表面と、を有する内側ハウジングと、
    内側ハウジングを摺動自在にレシーブすべく適合された内表面を有する外側ハウジングであって、
    外側ハウジングの内表面は、外側ハウジング内の第1の位置で内側ハウジングを外側ハウジングに対し選択的にインターロックするべく、
    内側ハウジングの第1のインターロック表面をレシーブする第2のインターロック表面をさらに有している外側ハウジングと、
    内側ハウジング内に延び、且つ近位係合面及び遠位係合面を有するカニューレ特徴部を備えるカニューレであって、
    当該カニューレ特徴部の遠位係合面が内側ハウジングの遠位のカニューレ特徴部結合用構成要素に当接したとき、当該カニューレの先端は内側ハウジング内に遮蔽され、内側ハウジングは、近位係合面が近位のカニューレ特徴部結合用構成要素に接触する点において、カニューレの先端を遮蔽する、カニューレと、を備える双方向カニューレ特徴部捕捉機構、及び
    カテーテルアダプタであって、カニューレが内側ハウジング内に遮蔽されるまで、カテーテルアダプタ内で双方向カニューレ特徴部捕捉機構を固定するように適合されている内表面を有するカテーテルアダプタ、を備え、
    当該カテーテルアダプタの内表面は、カニューレが双方向カニューレ特徴部捕捉機構内に遮蔽されるまで、双方向カニューレ特徴部捕捉機構をカテーテルアダプタ内に固定するべく内側ハウジングに連結しており、
    内側ハウジングの外表面は、カニューレが双方向カニューレ特徴部捕捉機構内で遮蔽されるまで、双方向カニューレ特徴部捕捉機構をカテーテルアダプタに固定するために、カテーテルアダプタの内表面に形成された一つ以上のインターロック表面と相互作用する一つ以上のインターロック構成要素を含むことを特徴とするカテーテルデバイス。
  16. カニューレが内側ハウジングから遠位方向に延びているときに、内側ハウジングは半径方向外側に広げられ、1つ以上のインターロック構成要素が一つ以上のインターロック表面内に挿入されるのを引き起こすのを生じさせることを特徴とする請求項1に記載のカテーテルデバイス。
  17. カニューレが内側ハウジング内に近位方向に引き込まれるとき、内側ハウジングは半径方向内側に縮小し、一つ以上のインターロック構成要素が一つ又は複数のインターロック表面から分離されるのを生じさせ、それによって双方向カニューレ特徴部捕捉機構がカテーテルアダプタから除去されるのを可能にすることを特徴とする請求項1に記載のカテーテルデバイス。
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