<法令遵守>
本明細書に記載の開示は、実施される場合、本開示を実施する各国の法令を遵守のうえで実施される。また、本明細書に記載の開示は、各国の法令を遵守するために必要な、当業者が成し得る全ての変更、置換、変形、改変、および修正をもって実施される。
本開示に係る説明文生成方法を実施するための形態について、図面を参照して説明する。
<システム構成>
図1は、本開示の一実施形態に係る通信システム1の構成を示す。図1に開示されるように、通信システム1では、ネットワーク130を介してサーバ110A,サーバ110Bと、端末120A,端末120B,端末120Cとが接続される。
本開示において、サーバ110Aと、サーバ110Bとをそれぞれ区別する必要がない場合は、サーバ110Aとサーバ110Bとは、それぞれサーバ110と表現されてもよい。
本開示において、端末120Aと、端末120Bと、端末120Cとをそれぞれ区別する必要がない場合は、端末120Aと端末120Bと端末120Cとは、それぞれ端末120と表現されてもよい。
本開示において、サーバ110と、端末120とをそれぞれ区別する必要がない場合は、サーバ110と端末120とは、それぞれ情報処理装置200と表現されてもよい。なお、ネットワーク130に接続される情報処理装置200の数は限定されない。
サーバ110は、ネットワーク130を介してユーザが利用する端末120に、所定のサービスを提供する。所定のサービスは、限定でなく例として、決済サービス、電子商取引サービス、インスタントメッセンジャーを代表とするSNS(Social Networking Service)、楽曲・動画・書籍などのコンテンツ提供サービス等を含む。ユーザが端末120を介して所定のサービスを利用することで、サーバ110は1以上の端末120に所定のサービスを提供することができる。
必要に応じて、ユーザXが利用する端末を端末120Xと表現し、ユーザXまたは端末120Xに対応づけられた、所定のサービスにおけるユーザ情報をユーザ情報Xと表現する。なお、ユーザ情報とは、所定のサービスにおいてユーザが利用するアカウントに対応づけられたユーザの情報である。ユーザ情報は、限定でなく例として、ユーザにより入力される、または、所定のサービスにより付与される、ユーザの名前、ユーザのアイコン画像、ユーザの年齢、ユーザの性別、ユーザの住所、ユーザの趣味趣向、ユーザの識別子などのユーザに対応づけられた情報を含み、これらのいずれか一つまたは、組み合わせであってもよい。
ネットワーク130は、2以上の情報処理装置200を接続する役割を担う。ネットワーク130は、端末120がサーバ110に接続した後、データを送受信することができるように接続経路を提供する通信網を意味する。
ネットワーク130のうちの1つまたは複数の部分は、有線ネットワークや無線ネットワークであってもよい。ネットワーク130は、限定でなく例として、アドホック・ネットワーク(Ad Hoc Network)、イントラネット、エクストラネット、仮想プライベート・ネットワーク(Virtual Private Network:VPN)、ローカル・エリア・ネットワーク(Local Area Network:LAN)、ワイヤレスLAN(Wireless LAN:WLAN)、広域ネットワーク(Wide Area Network:WAN)、ワイヤレスWAN(Wireless WAN:WWAN)、大都市圏ネットワーク(Metropolitan Area Network:MAN)、インターネットの一部、公衆交換電話網(Public Switched Telephone Network:PSTN)の一部、携帯電話網、ISDNs(Integrated Service Digital Networks)、無線LANs、LTE(Long Term Evolution)、CDMA(Code Division Multiple Access)、ブルートゥース(Bluetooth(登録商標))、衛星通信など、または、これらの2つ以上の組合せを含むことができる。ネットワーク130は、1つまたは複数のネットワーク130を含むことができる。
情報処理装置200は、本開示に記載される機能、および/または、方法を実現できる情報処理装置であればどのような情報処理装置であってもよい。
情報処理装置200は、限定ではなく例として、スマートフォン、携帯電話(フィーチャーフォン)、コンピュータ(限定でなく例として、デスクトップ、ラップトップ、タブレットなど)、サーバ装置、メディアコンピュータプラットホーム(限定でなく例として、ケーブル、衛星セットトップボックス、デジタルビデオレコーダなど)、ハンドヘルドコンピュータデバイス(限定でなく例として、PDA(Personal Digital Assistant)、電子メールクライアントなど)、ウェアラブル端末(限定でなく例として、メガネ型デバイス、時計型デバイスなど)、他種のコンピュータ、またはコミュニケーションプラットホームを含む。
<ハードウェア(HW)構成>
図2を用いて、通信システム1に含まれる情報処理装置200のHW構成について説明する。
情報処理装置200は、プロセッサ201と、メモリ202と、ストレージ203と、入出力インタフェース(入出力I/F)204と、通信インタフェース(通信I/F)205とを含む。情報処理装置200のHWの各構成要素は、限定でなく例として、バスBを介して相互に接続される。
情報処理装置200は、プロセッサ201と、メモリ202と、ストレージ203と、入出力I/F204と、通信I/F205との協働により、本開示に記載される機能、および/または、方法を実現する。
プロセッサ201は、ストレージ203に記憶されるプログラムに含まれるコードまたは命令によって実現する機能、および/または、方法を実行する。プロセッサ201は、限定でなく例として、中央処理装置(CPU)、MPU(Micro Processing Unit)、GPU(Graphic s Processing Unit)、マイクロプロセッサ(microprocessor)、プロセッサコア(processor core)、マルチプロセッサ(multiprocessor)、ASIC(Application-Specific Integrated Circuit)、FPGA(Field Programmable Gate Array)等を含み、集積回路(IC(Integrated Circuit)チップ、LSI(Large Scale Integration))等に形成された論理回路(ハードウェア)や専用回路によって各実施形態に開示される各処理を実現してもよい。また、これらの回路は、1または複数の集積回路により実現されてよく、各実施形態に示す複数の処理を1つの集積回路により実現されることとしてもよい。また、LSIは、集積度の違いにより、VLSI、スーパーLSI、ウルトラLSIなどと呼称されることもある。
メモリ202は、ストレージ203からロードしたプログラムを一時的に記憶し、プロセッサ201に対して作業領域を提供する。メモリ202には、プロセッサ201がプログラムを実行している間に生成される各種データも一時的に格納される。メモリ202は、限定でなく例として、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)などを含む。
ストレージ203は、プログラムを記憶する。ストレージ203は、限定でなく例として、HDD(Hard Disk Drive)、SSD(Solid State Drive)、フラッシュメモリなどを含む。
通信I/F205は、ネットワーク130を介して各種データの送受信を行う。当該通信は、有線、無線のいずれで実行されてもよく、互いの通信が実行できるのであれば、どのような通信プロトコルを用いてもよい。通信I/F205は、ネットワーク130を介して、他の情報処理装置との通信を実行する機能を有する。通信I/F205は、各種データをプロセッサ201からの指示に従って、他の情報処理装置に送信する。また、通信I/F205は、他の情報処理装置から送信された各種データを受信し、プロセッサ201に伝達する。
入出力I/F204は、情報処理装置200に対する各種操作を入力する入力装置、および、情報処理装置200で処理された処理結果を出力する出力装置を含む。入出力I/F204は、入力装置と出力装置が一体化していてもよいし、入力装置と出力装置とに分離していてもよい。
入力装置は、ユーザからの入力を受け付けて、当該入力に係る情報をプロセッサ201に伝達できる全ての種類の装置のいずれか、または、その組み合わせにより実現される。入力装置は、限定でなく例として、タッチパネル、タッチディスプレイ、キーボード等のハードウェアキーや、マウス等のポインティングデバイス、カメラ(画像を介した操作入力)、マイク(音声による操作入力)を含む。
出力装置は、プロセッサ201で処理された処理結果を出力することができる全ての種類の装置のいずれか、または、その組み合わせにより実現される。当該処理結果を映像、および/または、動画像として出力する場合、出力装置は、フレームバッファに書き込まれた表示データに従って、当該表示データを表示することができる全ての種類の装置のいずれかまたはその組み合わせにより実現される。出力装置は、限定でなく例として、タッチパネル、タッチディスプレイ、モニタ(限定でなく例として、液晶ディスプレイ、OELD(Organic Electroluminescence Display)など)、ヘッドマウントディスプレイ(HDM:Head Mounted Display)、プロジェクションマッピング、ホログラム、空気中など(真空であってもよい)に画像やテキスト情報等を表示可能な装置、スピーカ(音声出力)、プリンターなどを含む。なお、これらの出力装置は、3Dで表示データを表示可能であってもよい。
本開示の各実施形態のプログラムは、コンピュータに読み取り可能な記憶媒体に記憶された状態で提供されてもよい。 記憶媒体は、「一時的でない有形の媒体」に、プログラムを記憶可能である。プログラムは、限定でなく例として、ソフトウェアプログラムやコンピュータプログラムを含む。
記憶媒体は適切な場合、1つまたは複数の半導体ベースの、または他の集積回路(IC)(限定でなく例として、フィールド・プログラマブル・ゲート・アレイ(FPGA)、特定用途向けIC(ASIC)など)、ハード・ディスク・ドライブ(HDD)、ハイブリッド・ハード・ドライブ(HHD)、光ディスク、光ディスクドライブ(ODD)、光磁気ディスク、光磁気ドライブ、フロッピィ・ディスケット、フロッピィ・ディスク・ドライブ(FDD)、磁気テープ、固体ドライブ(SSD)、RAMドライブ、セキュア・デジタル・カードもしくはドライブ、任意の他の適切な記憶媒体、またはこれらの2つ以上の適切な組合せを含むことができる。記憶媒体は、適切な場合、揮発性、不揮発性、または揮発性と不揮発性の組合せでよい。
また、本開示のプログラムは、当該プログラムを伝送可能な任意の伝送媒体(通信ネットワークや放送波等)を介して、情報処理装置200に提供されてもよい。また、本開示の各実施形態は、プログラムが電子的な伝送によって具現化された、搬送波に埋め込まれたデータ信号の形態でも実現され得る。
なお、本開示のプログラムは、限定でなく例として、ActionScript、JavaScript(登録商標)などのスクリプト言語、Objective−C、Java(登録商標)などのオブジェクト指向プログラミング言語、HTML5などのマークアップ言語などを用いて実装される。
情報処理装置200おける処理の少なくとも一部は、1以上のコンピュータにより構成されるクラウドコンピューティングにより実現されていてもよい。
情報処理装置200における処理の少なくとも一部を、他の情報処理装置により行う構成としてもよい。この場合、プロセッサ201により実現される各機能部の処理のうち少なくとも一部の処理を、他の情報処理装置で行う構成としてもよい。
<その他>
明示的な言及のない限り、本開示の実施形態における判定の構成は必須でなく、判定条件を満たした場合に所定の処理が動作されたり、判定条件を満たさない場合に所定の処理がされたりしてもよい。
本開示では、明記されない限り、または文脈によって示されない限り、「または」は排他的ではなく包含的な意味である。したがって、本開示では、明記されていない限り、または文脈によって示されない限り、「AまたはB」は「A、B、またはその両方」を意味する。さらに、明記されない限り、または文脈によって示されない限り、「および」は協同(joint)および個々(several)の両方の意味である。したがって、本明細書では、明記されない限り、または文脈によって 示されない限り、「AおよびB」は、「AおよびBが一緒に、または個別に(A and B, jointly or severally)」を意味する。さらに、明記されない限り、または文脈によって示されない限り、「a」、「an」、または「the」は「1つまたは複数」を意味するものとする。したがって、本明細書では、別段に明記されない限り、または文脈によって示されない限り、「an A」または「the A」は「1つまたは複数のA」を意味する。
本開示は、本開示の実施形態、および/または、実施例に対して、当業者が成し得る全ての変更、置換、変形、改変、および修正を包含する。同様に、適切な場合、添付の特許請求の範囲は、本開示の実施形態、および/または、実施例に対して、当業者が成し得る全ての変更、置換、変形、改変、および修正を包含する。さらに、本開示は、当業者が成し得る、本開示における実施形態、および/または、実施例の1つまたは複数の特徴と、本開示における他の実施形態、および/または、実施例の1つまたは複数の特徴との任意の組合せを包含する。
加えて、特定の機能を実施するように適合される、配置される、能力を有する、構成される、使用可能である、動作可能である、または動作できる装置またはシステムあるいは装置またはシステムの構成要素に対する添付の特許請求の範囲での参照は、その装置、システム、または構成要素がそのように適合される、配置される、能力を有する、構成される、使用可能にされる、動作可能にされる、または動作できる限り、その装置、システム、構成要素またはその特定の機能がアクティベートされ、オンにされ、またはロック解除されているか否かに関わらず、その装置、システム、構成要素を包含する。
<第1実施形態>
<第1実施形態の概要>
第1実施形態は、ネットワークを介して行われるユーザ間の商品売買システムにおいて、購入ユーザが商品ページの閲覧を要求した場合に、サーバが商品情報と購入ユーザに関する情報に基づいて商品説明文を生成し、当該商品説明文が含まれる商品ページを購入ユーザの端末に送信する説明文生成方法の実施形態である。
本実施形態において、「出品ユーザ」とは、商品を出品するユーザであり、「購入ユーザ」とは、商品を購入するユーザである。また、本実施形態においては、特に説明がない場合、ユーザAを出品ユーザとし、ユーザB及びユーザCを購入ユーザとして説明する。なお、同一のユーザが出品ユーザ及び購入ユーザ両方になり得る。
まず、図3を用いて第1実施形態に係る説明文生成方法の概要を説明する。図3に示すように、第1実施形態では、サーバ110及び端末120により商品の売買を行うための通信システム1が構築されている。本実施形態において、ユーザAが使用する端末を端末120Aとし、ユーザB、ユーザCが使用する端末をそれぞれ端末120B、端末120Cとする。ユーザAは、商品を出品する際、端末120Aを用いて出品する商品の商品情報をサーバ110Aに送信する。本実施形態においては、ユーザAが書籍を出品する場合を例に説明する。ユーザAによる商品情報の入力を補助するために、端末120Aの画面には、商品情報の入力画面が表示される。ユーザAは、入力画面に従って、商品情報を入力し、サーバ110Aへ送信する。図3に示すように、本実施形態では、ユーザAが商品情報として書籍の希少度「レア」と入力し、商品画像を入力している。サーバ110Aは、ユーザAから受信した商品情報を記憶する。
一方、ユーザB及びユーザCは、商品を購入する際に、商品情報が掲載された商品ページを閲覧することができる。ユーザB及びユーザCがサーバ110Aに商品ページの表示要求を行うと、サーバ110Aが商品情報及び購入ユーザ(ユーザB、ユーザC)に関する情報に基づいて商品説明文を生成する。その後、サーバ110Aは、生成した商品説明文を含む商品ページを端末120B及び端末Cにそれぞれ送信する。このとき、商品説明文は、購入ユーザが過去に閲覧した商品ページや購入ユーザの年齢といった購入ユーザに関する情報に基づいて生成されるため、購入ユーザごとに異なる商品説明文が表示される。例えば、図3に示すように、端末120Bに表示される商品説明文は「非常に希少な書籍です。」というような丁寧な文体であるのに対して、端末120Cに表示される商品説明文は「とってもレアな本だよ!」というようなラフな文体の異なった文章である。
なお、通信システム1を用いて売買される商品は必ずしも物品に限らず、清掃作業の代行といったサービスも売買の対象となり得る。
<第1実施形態の効果>
第1実施形態に係る説明文生成方法によれば、サーバ110Aによって商品情報のみならず購入ユーザに関する情報に基づいて商品説明文が生成されるため、購入ユーザの属性や嗜好に合った訴求力の高い商品説明文を提供することができるという効果が得られる。また、出品ユーザが商品情報を詳細に入力せずとも、購入ユーザの属性や嗜好に合った訴求力の高い商品説明文が提供されるため、出品ユーザの出品作業の負担が軽減される。さらに、出品ユーザが購入ユーザの属性や嗜好に合わせて多数の商品ページを生成する場合に比べてサーバの処理負荷及び通信負荷が軽減され、なめらかな取引が実現される。
<第1実施形態の機能構成>
図4を用いてサーバ110、および/または、端末120の機能構成を説明する。図
4に開示の機能部は、情報処理装置200が備えるプロセッサ201と、メモリ202と、ストレージ203と、入出力I/F204と、通信I/F205との協働により実現される。図4は、出品ユーザと購入ユーザとの間で商品の売買取引を行うための通信システム1の機能的構成を示すブロック図であり、通信システム1はサーバ110A、110B及び端末120A、120B、120Cを含む。
(1)サーバの機能構成
サーバ110Aは、入出力I/F311と、通信I/F312と、制御部313と、記憶部314とを有する。サーバ110Aは、通信I/F312、制御部313及び記憶部314を備える。制御部313は、生成部315、取得部316及び更新部317を含む。また、記憶部314には、プログラム400の他に、商品情報410、行動履歴情報420及びユーザ属性情報430が記憶されている。サーバ110Bについては、サーバ110Aと同様の構成であるため、説明を省略する。
通信I/F312は、ネットワーク130を介して端末120や他のサーバ110Bと情報の送受信を行う。例えば、端末120Aからは出品商品の商品情報を受信し、端末120B、120Cには商品ページの送信を行う。なお、通信I/F312は、上述した図2の通信I/F205に相当する。
生成部315は、商品情報410及び購入ユーザに関する情報に基づいて商品説明文を生成する。生成された商品説明文は、他の商品情報とともに商品ページを構成する。
ここで、「商品情報」とは、商品に関する各種情報であり、例えば、商品のカテゴリ、商品のサイズ、商品の希少度、出品された商品ごとに付される識別子等が含まれる。また、「購入ユーザに関する情報」とは、購入ユーザに関するユーザ情報であり、購入ユーザの過去の行動に関する情報(行動履歴情報)や購入ユーザの属性情報を含む。例えば、行動履歴情報には、購入ユーザが過去に閲覧した商品ページの閲覧回数や閲覧時間が含まれ、属性情報には、購入ユーザの性別、年齢、位置情報が含まれる。「商品ページ」とは、商品の紹介を行うページであり、商品説明文や商品画像等を含んでいる。商品ページは、図3に示すように購入ユーザの端末(120B、120C)に表示される。
取得部316は、生成部315が商品説明文を生成する際に使用する情報を記憶部314から取得する。例えば、生成部がユーザBに対して送信する商品説明文を生成する場合、説明文を生成する商品の商品情報とユーザBに関する情報を記憶部314から取得する。
更新部317は、記憶部314に記憶された情報を更新する。例えば、サーバ110Aが端末120Aから新たな商品情報を受信した場合、受信した商品情報に基づいて情報を追加更新する。なお、更新部317が行うのは、情報の追加に限らない。例えば、サーバ110Aがユーザから商品情報の削減指示を受信した場合、受信した指示に基づいて記憶部314に記憶された商品情報の削減を行う。
また、更新部317は、ユーザから指示を受けた場合のみならず、自動で情報の更新を行ってもよい。例えば、記憶部314の商品情報410に記憶された商品画像に基づいて商品のカテゴリや型番、素材といった他の商品情報を生成部315が推定したとき、更新部317は推定された情報に基づいて商品情報を更新してもよい。
記憶部314には、プログラム400の他に、商品情報410、行動履歴情報420及びユーザ属性情報430が記憶されている。商品情報410、行動履歴情報420及びユーザ属性情報430について図5から図7を用いて説明する。
まず、商品情報410について説明する。商品情報410の一部は、商品情報テーブル410Aにて管理されている。図5は、商品情報テーブル410Aの一例を示す図である。商品情報テーブル410Aには、「出品者名」、「出品識別子」、「カテゴリ」、「希少度」、「画像」及び「版情報」の列が存在し、列ごとに対応する情報が管理されている。なお、商品情報テーブル410Aに含まれる情報は、これらに限られず任意の商品情報が含まれていてもよい。
「出品者名」の列には、商品を出品したユーザの名称が管理されている。ユーザの名称を識別子として各商品がいずれのユーザによって出品されたのかを識別することができる。本実施形態においては、ユーザA及びユーザBがそれぞれ商品を出品していることがわかる。
「出品識別子」の列には、出品された商品を識別するための識別子が管理されている。同じカテゴリや型番の商品であっても商品ごとに異なる出品識別が付与されており、出品識別子により出品された商品の識別が可能となる。本例では、出品識別子は、ユーザAの出品について「123」であり、ユーザBの出品について「124」である。
「カテゴリ」の列には、出品された商品のカテゴリが管理されている。図5に示す「書籍」というカテゴリに限らず、より上位概念化したカテゴリや下位概念化したカテゴリも管理されていてよい。本例の場合、出品識別子「123」、「124」の商品は共にカテゴリが「書籍」である。
「希少度」の列には、出品された商品の希少度に関する情報が管理されている。商品の希少度の判断は、ユーザの主観に基づいて行われてもよいし、サーバ110Aを管理する管理側で定められた基準に基づいて行われてもよい。本例の場合、出品識別子「123」、「124」の商品は共に希少度が「レア」である。
「画像」の列には、出品された商品の画像に関する情報が管理されている。図5に示す商品情報テーブル410Aには、記憶部314に記憶された商品画像が商品のいずれの側面から撮影した画像であるかについての情報が管理されている。本例では、ユーザA及びユーザBともに「正面・側面・背面」の3種類の画像を入力している。なお、商品画像は商品情報テーブル410Aとは別に記憶部314に記憶されていてもよい。
「版情報」の列には、出品された書籍の版に関する情報が管理されている。図5に示す商品情報テーブル410Aには、ユーザAが出品した書籍の版情報が存在していない。そのため、ユーザAは、書籍の版情報を入力していないことがわかる。一方、ユーザBは、版情報について「初版」と入力している。
次に、行動履歴情報420について説明する。行動履歴情報420の一部は、ページ閲覧情報テーブル420Aによって管理されている。ページ閲覧情報テーブル420Aは、ユーザが過去に閲覧した商品ページに関する情報を管理する。図6は、ページ閲覧情報テーブル420Aの一例を示す図であり、図6に示すテーブルは、ユーザBが過去に閲覧した商品ページに関する情報を管理している。
ページ閲覧情報テーブル420Aには、「ページ識別子」、「言語」、「文体」、「回数」、「合計閲覧時間」及び「評価」の列が存在し、列ごとに対応する情報が管理されている。なお、ページ閲覧情報テーブル420Aに含まれる情報は、これらに限られない。
「ページ識別子」の列には、商品ページを識別する識別子が管理されている。図6に示すページ識別子は、商品ページごとに割り当てられた番号である。ページ識別子によってユーザが過去に閲覧した商品ページを識別することができる。
「言語」の列には、商品ページに使用されている言語の情報が管理されている。ここで、商品ページに使用されている言語は、商品ページに含まれる商品説明文の言語であってもよい。本例の場合、ページ識別子「300」及び「302」のページでは「日本語」が使用されており、ページ識別子「301」のページでは「英語」が使用されていることが示されている。なお、複数の言語が使用されている場合、「言語」の列には複数の言語の情報が含まれてよい。
「文体」の列には、商品ページに含まれる商品説明文の文体に関する情報が管理されている。文体に関する情報には、文章の様式や文章に含まれる語彙等、文章表現等に関するあらゆる情報が含まれる。本実施形態においては、文体に関する情報として、商品説明文が「丁寧」な文体であるか「ラフ」な文体であるかが記憶されている。商品説明文の言語が日本語である場合、文章の文末がいわゆる「です・ます調」の場合には「丁寧」、それ以外の場合には「ラフ」が記憶される。なお、商品説明文の言語が英語である場合には、文中に含まれる単語に基づいて判断される。具体的には、「Thank you」等の丁寧な印象を与える単語と「Thanks」等のラフな印象を与える単語のどちらが文中に多く存在しているかで判断される。なお、文体に関する情報は、文体が「丁寧」であるか「ラフ」であるかに限られない。例えば、一人称に使用されている言葉や、一文当たりの平均文字数等が文体に関する情報として管理されていてもよい。
「回数」の列には、ユーザが過去に商品ページを閲覧した回数の合計値が管理されている。なお、管理される回数は、所定の日数の間に閲覧した回数の合計回数であってもよい。本例の場合、ユーザBは、ページ識別子「300」のページを「8」回、ページ識別子「301」のページを「1」回、ページ識別子「302」のページを「3」回閲覧したことが示されている。
「合計閲覧時間」の列には、ユーザが過去に商品ページを閲覧した時間の合計時間が管理されている。なお、管理される合計時間は、所定の日数の間に閲覧した時間の合計であってもよい。本例の場合、ユーザBは、ページ識別子「300」のページを30分、ページ識別子「301」のページを3分、ページ識別子「302」のページを14分閲覧したことが示されている。
「評価」の列には、ユーザが商品ページに対して行った評価結果が管理されている。ユーザによる商品ページの評価は、商品ページに含まれる情報量の適切さや商品説明文の読み易さ等、評価するユーザが任意の基準を用いて行ってよい。本例の場合、ユーザBは、ページ識別子「300」のページを「5」、ページ識別子「301」のページを「2」、ページ識別子「302」のページを「4」と数値評価したことが示されている。また、本実施形態においては、数値によって商品ページが評価されているが、商品ページに表示される「いいね」等の文字や特定の図柄をユーザが選択することにより評価が行われてもよい。その場合、「いいね」等の文字や特定の図柄をユーザが選択したか否かがページ閲覧情報テーブル420Aに記憶される。
図7は、ユーザ属性情報テーブル430Aの一例を示す図である。ユーザ属性情報の一部は、ユーザ属性情報テーブル430Aによって管理されている。ユーザ属性情報テーブル430Aには、通信システム1を利用するユーザの属性情報が管理されている。本実施形態においては、「ユーザ名」、「性別」、「年齢」及び「位置情報」の列が存在し、列ごとに対応する情報が管理されている。なお、ユーザ属性情報テーブル430Aに含まれる情報は、これらに限られない。
「ユーザ名」の列には、それぞれのユーザの名称が管理されている。ユーザの名称は、ユーザを識別するための識別子として機能する。本例の場合、ユーザ名として「ユーザA」、「ユーザB」、「ユーザC」が管理されている。
「性別」の列には、ユーザの性別情報が管理されている。本例の場合、「ユーザA」及び「ユーザC」が「女性」、「ユーザB」が「男性」であることが示されている。
「年齢」の列には、ユーザの年齢情報が管理されている。本例の場合、「ユーザA」が「17」歳、「ユーザB」が「55」歳、「ユーザC」が「23」歳であることが示されている。
「位置情報」の列には、ユーザの位置に関する情報が管理されている。位置情報は、ユーザが通信システム1を利用して商品売買を行う際に入力した住所情報であってもよい。本例の場合、「ユーザA」の位置情報が「東京」、「ユーザB」の位置情報が「大阪」、「ユーザC」の位置情報が「アメリカ」であることが示されている。
(2)端末の機能構成
次に、図4に戻り端末120A端末の機能構成について説明する。端末120Aは、入出力I/F321と、通信I/F322と、制御部323と、記憶部324とを有する。端末120B、端末120Cについては、端末120Aと同様の構成であるため、説明を省略する。
入出力I/F322は、情報の入力を受け付け、また、情報を出力する。例えば、入出力I/F322は、ユーザAから商品情報の入力を受け付ける。また、ユーザAが購入ユーザとして端末120Aを使用する場合には商品ページを出力する。入出力I/F321は、図2の入出力I/F204に相当する。
通信I/F322は、ネットワーク130を介してサーバ110や他の端末120B、120Cと情報の送受信を行う。例えば、サーバ110Aに対して商品情報等の送信を行う。通信I/F322は、図2の通信I/F205に相当する。
制御部323は、端末120Aで実行される各種処理の制御を行う。例えば、入出力I/F322が、出品ユーザから商品情報の入力を受け付けた場合、通信I/F322を制御し、商品情報の送信を行う。
記憶部324には、プログラム500が記憶されている。記憶部に記憶されたプログラム500がプロセッサ201で実行されることにより、ユーザAは、通信システム1にアクセスしてサービスを受けることができる。
<第1実施形態の動作処理>
図8を参照し、第1実施形態に係る通信システム1の処理について説明する。図8は、第1実施形態に係る通信システム1の処理のシーケンスの一例を示す。図8は、ユーザAが端末120Aによって商品情報を入力した後、ユーザBが端末120Bを用いて商品ページの表示要求を行った場合の商品説明文の生成処理についてのシーケンスである。
まず、端末120Aから出品依頼がサーバ110Aに送信される(S10)。出品依頼とは、商品を出品したいというユーザの意思表示であり、例えば、端末120Aに表示された特定のアイコン等をユーザが選択することにより、出品依頼を行うことができる。
次に、サーバ110Aは、商品情報の入力画面を生成する(S11)。商品情報の入力画面は、図3に示す端末120Aの画面のように、ユーザAに入力を求める情報の項目及び情報の記入欄等から構成されていてもよい。生成された商品情報の入力画面は端末120Aに送信される(S12)。
次に、ユーザAは端末120Aが受信した商品情報の入力画面に従って、商品情報を入力し(S13)、サーバ110Aに商品情報を送信する。商品情報を受信したサーバ110Aは、記憶部314に商品情報を記憶する(S14)。例えば、受信した商品情報に基づいて図5に示す商品情報テーブル410Aを更新する。
一方、購入ユーザは、端末120Bから商品ページの表示要求をサーバ110Aに送信する(S15)。商品ページの表示要求は、例えば、端末120B上に表示された出品商品の一覧から、商品ページを閲覧したい商品を選択することにより行われてもよい。表示要求を受信すると、サーバ110Aの取得部316は、記憶部314から、商品情報及び購入ユーザに関する情報を取得する(S16)。例えば、商品ページの表示要求を受けた商品の商品情報を図5に示す商品情報テーブル410Aから取得し、ユーザBに関する情報を図6に示すページ閲覧情報テーブル420A及び図7に示すユーザ属性情報テーブル430Aから取得する。
サーバ110Aの生成部315は、取得部316が取得した商品情報及び購入ユーザに関する情報に基づいて商品説明文を生成し、さらに、当該商品説明文を含む商品ページを生成する(S17)。その後、サーバ110Aの通信I/Fは、生成された商品ページを端末120Bへ送信する(S18)。
端末120Bの通信I/Fにより受信された商品ページは、端末120Bの入出力I/Fにより出力される(S19)。サーバ110Aは、購入ユーザの行動履歴情報420を更新する(S20)。例えば、図6に示すページ閲覧情報テーブル420Aの閲覧回数等を更新する。
その後、ユーザBが、商品を購入すると(S21)、サーバ110Aを介して端末120AにユーザBによって商品が購入された旨の通知が送られる(S22)。
<第1実施形態の商品情報の入力処理>
図9を参照し、サーバ110Aにおける商品情報の入力処理について説明する。図9は、第1実施形態に係る商品情報の入力処理の一例を示すフローチャートである。ここでは、ユーザAが端末120Aを用いて商品を出品する場合を例に説明する。
まず、サーバ110Aの通信I/F312が端末120Aから出品要求を受け付ける(S100)。すると、サーバ110Aの生成部315が商品情報の入力画面を生成し、通信I/F312が入力画面を端末120Aに送信する(S110)。一方、ユーザは、端末120Aが受信した商品情報の入力画面に従って商品情報を入力し、サーバ110Aに送信する。ここで、サーバ110Aは、ユーザAにより入力された商品画像に基づいて他の商品情報を推測し、推測した商品情報を商品情報の入力画面に入力候補として表示してもよい。例えば、書籍の商品画像が入力された場合に、商品画像から商品のカテゴリ情報や版情報を推測し、商品情報の入力画面に表示してもよい。このとき、ユーザAは、入力候補として表示された商品情報を選択することにより、商品情報の入力を行ってもよい。
サーバ110Aの通信I/F312は、端末120Aから商品情報を受信する(S120)。受信した商品情報が不足している場合には(S130:Yes)、サーバ110Aの生成部315が商品情報の追加を促すメッセージを生成し、通信I/F312が端末120Aにメッセージを送信する(S140)。ここで受信した商品情報が不足している場合とは、商品情報の入力画面に記載された項目のうち一部又は全部が入力されていない場合や既に出品されている商品の商品情報と比較して情報量が少ない場合等である。例えば、図5に示す商品情報テーブル410Aでは、ユーザAが出品した出品識別子「123」の商品については「版情報」が入力されていない。一方、ユーザBが出品した出品識別子「124」の商品については「版情報」が入力されている。このとき、生成部315は、ユーザAが入力した商品情報が不足していると判断し、商品情報の追加を促すメッセージを生成してもよい。このとき、生成される商品情報の追加を促すメッセージは、例えば、「版情報を入力してください」というようなユーザに版情報の入力を求めるメッセージであってもよい。また、生成部315は、「初版」や「第2版」といった選択肢を含むメッセージを生成してもよい。
商品情報が不足していない場合(S130:No)、商品情報の追加を促すメッセージを送信せず、受信した商品情報を記憶部314に記憶する(S150)。具体的には、受信した商品情報に基づいて、図5に示す商品情報テーブル410Aを更新する。以上で、商品情報の入力処理は終了する。
なお、入力された商品情報が不足しているか否かの判断は、ユーザAが商品情報を全て入力し終えた後に行われなくともよい。例えば、ユーザAによる商品情報の入力と並行して、サーバ110Aにより商品情報が不足しているか否かの判断が行われてもよい。このとき、ユーザAが入力した商品情報の多寡に関する情報がゲージや色等によってリアルタイムに端末120Aに表示されてもよい。そうすることで、ユーザAは、商品情報が不足しているか否かを確認しつつ、商品情報の入力を行うことができる。
また、ユーザAが商品情報を入力している際に、既に入力された商品情報や他の類似する商品情報に基づいて、追加入力を求める商品情報の内容を端末120Aに出力してもよい。例えば、「書籍」というカテゴリ情報が入力された場合、生成部315が版情報の入力を求めるメッセージを生成し、端末120Aに出力してもよい。このとき、生成部315は、「初版」や「第2版」といった選択肢を含むメッセージを生成してもよい。
<第1実施形態の商品ページの生成処理>
図10を参照し、サーバ110Aにおける商品ページの生成処理について説明する。図10は、第1実施形態に係る商品ページの生成処理の一例を示すフローチャートである。ここでは、ユーザBが端末120Bを用いて商品ページの閲覧を行う場合を例に説明する。
まず、サーバ110Aの通信I/F312が端末120Bから商品ページの表示要求を受け付ける(S200)。商品説明文の生成条件を満たす場合(S210:Yes)、生成部315は商品情報410及び購入ユーザに関する情報に基づいて商品説明文を生成する(S220)。ここで、商品説明文の生成条件とは、生成部315が新たに商品説明文を生成するか否かを決定する条件である。例えば、ユーザBが過去に閲覧したことのない商品ページであるか否かを条件としてもよい。過去に閲覧したページである場合、既に商品紹介文は生成されているため、商品説明文の生成は行わなくともよい。生成した商品説明文を含む商品ページは、通信I/F312により端末120Bに送信される(S230)。
一方、商品説明文の生成条件を満たさない場合(S210:No)、例えば、上述の例においてユーザBが閲覧を要求した商品ページが過去に閲覧したことのある商品ページである場合、新たに商品説明文を生成せず、過去に生成した商品説明文を送信する(S230)。このように、過去に閲覧した商品説明文と同一の商品説明文が購入ユーザの端末に出力されることで、購入ユーザは、現在閲覧している商品が過去に閲覧した商品と同一の商品であることを違和感無く認識することができる。なお、過去に生成した商品説明文が記憶部314に記憶されていない場合、新たに商品説明文を生成し、送信してもよい。商品ページを送信した後、購入ユーザの商品ページの閲覧回数や閲覧時間といった行動履歴情報を記憶部314に記憶する。具体的には、図6に示すページ閲覧情報テーブル420Aを更新する。また、生成された商品説明文を商品情報410として記憶してもよい。
なお、上述した商品ページの生成処理は、他のユーザが出品した商品に関する商品ページを閲覧する場合のみならず、ユーザが自ら出品した商品に関する商品ページを閲覧する場合においても行われてよい。
<<第1実施例>>
第1実施形態の第1実施例は、購入ユーザが閲覧した回数が多い商品ページや閲覧した時間の長い商品ページに含まれる商品説明文の文体に関する情報に基づいて、他の商品の商品説明文を生成する実施例である。
<<第1実施例の効果>>
購入ユーザの商品ページの閲覧回数が多い商品ページや閲覧時間の長い商品ページに含まれる商品説明文の文体に関する情報に基づいて商品説明文が生成される。例えば、閲覧回数が多い商品ページや閲覧時間が長い商品ページには購入ユーザが好む商品紹介文が含まれている蓋然性が高いため、これらの商品ページに含まれる商品紹介文の文体に基づいて商品説明文を生成することで、より購入ユーザの嗜好に合った商品説明文を提供することができるという効果が得られる。
<<第1実施例の機能構成>>
(1)サーバの機能構成
取得部316は、記憶部314に記憶された行動履歴情報420から、ユーザBが閲覧した回数が多い商品ページ又は閲覧した時間の長い商品ページを特定する。例えば、ページ閲覧情報テーブル420Aを参照し、最も多く閲覧されている商品ページや所定の回数以上閲覧されている商品ページを閲覧した回数が多い商品ページとして特定してもよい。また、最も長い時間閲覧されている商品ページや所定の時間以上閲覧されている商品ページを閲覧した時間の長い商品ページとして特定してもよい。
また、取得部316は、特定した商品ページに含まれる商品説明文の文体に関する情報(文体情報)を取得する。例えば、ページ閲覧情報テーブル420Aを参照し、文体情報を取得してもよい。
さらに、取得部316は、ユーザBから商品ページの表示要求を受けている商品の商品情報を記憶部314に記憶された商品情報410から取得する。例えば、商品情報テーブル410Aを参照し、商品情報を取得してもよい。
生成部315は、取得部316が取得した商品情報及び文体情報に基づいて商品説明文を生成する。
<<第1実施例の動作処理>>
図11を参照し、サーバ110Aにおける商品説明文の生成処理について説明する。図11は、第1実施形態に係るサーバ110Aにより実行される商品ページの生成処理の一例を示すフローチャートである。ここでは、ユーザBが閲覧した回数が最も多い商品ページに含まれる商品説明文に基づいて新たに商品説明文を生成する例について説明する。なお、図11に示す商品説明文の生成処理は、図10に示す商品説明文の生成ステップ(S220)にて行われる処理の一例である。本実施例においては、ユーザAが出品した出品識別子「123」の商品についてユーザBが商品ページの表示要求を行っている場合を例に説明する。
まず、処理が開始されるとサーバ110Aの取得部316は、閲覧回数の多い商品ページを特定する(S221A)。例えば、図6に示すページ閲覧情報テーブル420Aを参照してユーザBが過去に閲覧した商品ページのうち閲覧回数が最も多い商品ページを特定する。本例においては、閲覧回数が最も多い商品ページは、ページ識別子「300」の商品ページである。
次に、取得部316は商品ページに含まれる商品説明文の文体情報を取得する(S222A)。例えば、図6に示すページ閲覧情報テーブル420Aを参照して文体情報を取得する。本例においては、ページ識別子「300」の商品ページに含まれる商品説明文の文体情報は「丁寧」である。
その後、取得部316は、商品ページの表示要求を受けている商品についての商品情報を取得する(S223A)。例えば、図5に示す商品情報テーブル410Aを参照して商品情報を取得する。本例においては、ユーザAが出品している出品識別子「123」の商品についての商品情報を取得する。
生成部315は、取得部が取得した商品情報及び文体情報に基づいて商品説明文を生成する(S224A)。本例においては、ユーザAが出品している出品識別子「123」の商品について文体が「丁寧」である商品説明文を生成する。以上で商品説明文の生成処理は終了する。
なお、生成部315は、購入ユーザが所定の評価以上の評価を付与した商品ページに含まれる商品説明文に基づいて商品説明文を生成してもよい。例えば、図6に示すページ閲覧情報テーブル420Aを参照し、最も評価が高い商品ページを特定し、当該商品ページに含まれる商品説明文と同じ文体の商品説明文を生成してもよい。本例の場合、ページ識別子「300」の商品ページが最も評価が高く、当該商品ページに含まれる商品説明文の文体が「丁寧」であるため、生成部315は文体が「丁寧」である商品説明文を生成する。
<<第2実施例>>
第1実施形態の第2実施例は、購入ユーザが閲覧した商品ページに使用されている言語に関する情報(言語情報)に基づいて、商品説明文を生成する実施例である。
<<第2実施例の効果>>
例えば、購入ユーザが英語で書かれた商品ページを多く閲覧している場合、購入ユーザは英語を用いるユーザであると推測でき、英語の商品説明文は購入ユーザにとって理解しやすい文章である可能性が高い。すなわち、購入ユーザが過去に閲覧した商品ページに使用されている言語に基づいて商品説明文を生成することにより、購入ユーザが理解しやすい訴求力の高い商品説明文を提供することができるという効果が得られる。
<<第2実施例の機能構成>>
(1)サーバの機能構成
取得部316は、ユーザBが閲覧した商品ページの言語情報を取得する。例えば、ユーザBが最も多く閲覧している商品ページの言語情報を取得してもよい。例えば、図6に示すページ閲覧情報テーブル420Aを参照して閲覧回数が最も多い商品ページの言語情報を取得してもよい。
生成部315は、取得部316が取得した言語情報に基づいて商品説明文を生成する。
<<第2実施例の動作処理>>
図12を参照し、サーバ110Aにおける商品説明文の生成処理について説明する。図12は、第1実施形態に係るサーバ110Aにより実行される商品ページの生成処理の一例を示すフローチャートである。ここでは、ユーザBが過去に最も多く閲覧した商品ページの言語情報に基づいて商品説明文を生成する場合を例に説明する。なお、図12に示す商品説明文の生成処理は、図10に示す商品説明文の生成ステップ(S220)にて行われる処理の一例である。本実施例においては、ユーザAが出品した出品識別子「123」の商品についてユーザBが商品ページの表示要求を行っている場合を例に説明する。
まず、処理が開始されるとサーバ110Aの取得部316は、閲覧回数の多い商品ページを特定する(S221B)。例えば、図6に示すページ閲覧情報テーブル420Aを参照して、閲覧回数が最も多い商品ページを特定する。本例においては、ページ閲覧情報テーブル420Aを参照すると、閲覧回数が最も多い商品ページは、閲覧回数が「8」回のページ識別子「300」の商品ページであると特定できる。
次に、取得部316は商品ページに使用されている言語の情報を取得する(S222B)。例えば、図6に示すページ閲覧情報テーブル420Aを参照してページ識別子「300」の言語情報を取得する。本例においては、ページ閲覧情報テーブル420Aを参照すると、言語が「日本語」であることがわかる。
その後、取得部316は、商品ページの表示要求を受けている商品についての商品情報を取得する(S223B)。例えば、図5に示す商品情報テーブルを参照して商品情報を取得する。本例においては、ユーザAが出品している出品識別子「123」の商品についての商品情報を取得する。
生成部315は、取得部316が取得した商品情報及び言語情報に基づいて商品説明文を生成する(S224B)。本例においては、ユーザAが出品している出品識別子「123」の商品について、日本語の商品説明文を生成する。以上で商品説明文の生成処理は終了する。
<<第3実施例>>
第1実施形態の第3実施例は、購入ユーザが過去に出品ユーザとして出品した商品に関する情報に基づいて、商品説明文を生成する実施例である。
<<第3実施例の効果>>
本実施例によれば、購入ユーザに適した情報量の商品説明文を提供できるという効果が得られる。例えば、購入ユーザが、商品ページの表示要求を行っている商品と同種の商品を出品ユーザとして過去に出品をしている場合、当該商品について豊富な知識を有していると考えられる。一方、一度も同種の商品を出品していない場合、当該商品ついての知識が乏しい場合がある。そこで、同種の商品を過去に出品している購入ユーザに対しては情報量が豊富な商品説明文を生成し、出品していないユーザに対してはある適度情報を厳選した商品説明文を生成することで、購入ユーザに適した情報量の商品説明文を提供することが可能となる。
<<第3実施例の機能構成>>
(1)サーバの機能構成
取得部316は、ユーザBが過去に出品ユーザとして出品した商品を特定する。例えば、図5に示す商品情報テーブル410Aを参照し、ユーザBが過去に出品した商品を特定してもよい。また、取得部316は、特定した商品の商品情報を取得する。例えば、図5に示す商品情報テーブル410Aを参照し、ユーザBが過去に出品した商品の商品情報を取得もよい。
生成部315は、取得部316が特定した商品とユーザBが商品ページの表示要求を行っている商品が同種の商品であるかを判断し、判断結果に基づいて商品説明文を生成する。例えば、同種の商品である場合、情報量の多い商品説明文を生成し、同種の商品でない場合、情報量を適度に削減した商品説明文を生成する。なお、商品が同種か否かの判断は、商品同士が共通点を有するか否かで判断されてもよい。例えば、商品のカテゴリや商品の型番等が共通する場合、同種の商品と判断されてもよい。
<<第3実施例の動作処理>>
図13を参照し、サーバ110Aにおける商品説明文の生成処理について説明する。図13は、第1実施形態に係るサーバ110Aにより実行される商品ページの生成処理の一例を示すフローチャートである。なお、図13に示す商品説明文の生成処理は、図10に示す商品説明文の生成ステップ(S220)にて行われる処理の一例である。本例においては、ユーザBが図6に示す商品情報テーブル410Aの出品識別子「123」の商品について商品ページの表示要求を行う場合を例に説明する。
まず、処理が開始されるとサーバ110Aの取得部316は、購入ユーザが過去に出品ユーザとして出品した商品の商品情報を取得する(S221C)。例えば、図5に示す商品情報テーブル410Aを参照し、ユーザBが過去に出品した商品を特定してもよい。本例においては、出品識別子「124」の商品が、ユーザBが過去に出品ユーザとして出品した商品である。取得部316は、商品ページの表示要求を受けている出品識別子「123」の商品とユーザBが過去に出品した出品識別子「124」の商品の商品情報を生成部315に伝達する。
生成部315は、取得部316が特定した商品とユーザBが商品ページの表示要求を行っている商品が同種の商品か否かを判断する(S222C)。本例においては、カテゴリが同一の商品を同種の商品とする。図5に示す商品情報テーブル410Aを参照すると、出品識別子「123」と出品識別子「124」の商品のカテゴリは、同じ「書籍」であるので、同種の商品と判断される。その後、生成部315は、商品情報と判断結果に基づいて商品説明文を生成する(S223C)。本例においては、出品識別子「123」の商品について、情報量が豊富な商品説明文を生成する。以上で商品説明文の生成処理は終了する。
<<第4実施例>>
第1実施形態の第4実施例は、コメントの内容、購入ユーザに関する情報及び出品ユーザに関する情報のうち少なくともいずれかに基づいてユーザ間でのコミュニケーションに用いるコメントを生成する実施例である。
<<第4実施例の効果>>
購入ユーザと出品ユーザとの間においてやり取りされるコメントが自動で生成される。そのため、商品の売買取引における各ユーザの作業負担が軽減される。また、コメントの生成は、年齢や性別等の各ユーザに関する情報に基づいて生成されるため、違和感の少ないコメントが生成されるという効果が得られる。
<<第4実施例の機能構成>>
(1)サーバの機能構成
取得部316は、購入ユーザに関する情報及び出品ユーザに関する情報のうち少なくともいずれかを取得する。例えば、図7に示すユーザ属性情報テーブル430Aを参照し、情報を取得してもよい。
生成部315は、ユーザ間のコミュニケーションに用いるコメントを生成する。生成部315は、コメントの内容、購入ユーザに関する情報及び出品ユーザに関する情報のうち少なくともいずれかに基づいてコメントを生成する。コメントの内容とは、ユーザが他のユーザに送信したいコメントの主題である。例えば、商品を購入してくれたユーザに対する御礼や、配送の状況等である。コメントの内容は、コメントを送信するユーザの端末からサーバ110Aへ送られる。生成部315が生成するコメントは、購入ユーザに関する情報や出品ユーザに関する情報に基づいて生成されるため、コメントの内容が同じであってもユーザが異なると生成されるコメントの文章も異なる。例えば、年齢が低いユーザから年齢が高いユーザに対してコメントを送信する場合は、丁寧な文体のコメントが生成され、年齢が低いユーザから同年代の年齢が低いユーザに対してコメントを送信する場合には、ラフな文体のコメントが生成されてもよい。
<<第4実施例の動作処理>>
図14を参照し、サーバ110Aにおけるコメントの生成処理について説明する。図14は、第1実施形態に係るサーバ110Aにより実行されるコメント生成処理の一例を示すフローチャートである。ここでは、ユーザAからユーザBに対して送られる商品購入の御礼のコメントを生成する場合を例に説明する。
まず、ユーザAの端末120Aからコメントの内容を受信する(S221D)。本例においては、コメントの内容として「購入御礼」が受信されたとする。なお、ユーザAによるコメント内容の入力は、図15(a)に示すようなコメント内容の入力画面を介して行われてもよい。
次に、取得部316は、購入ユーザと出品ユーザに関する情報を取得する(S222D)。例えば、図7に示すユーザ属性情報テーブル430Aを参照して情報を取得してもよい。本例においては、ユーザ属性情報テーブル430Aを参照してユーザAとユーザBの属性情報が取得される。
生成部315は、コメントの内容、購入ユーザに関する情報及び出品ユーザに関する情報に基づいて、コメントを生成する(S223D)。本例においては、コメントを送るユーザAの年齢は17歳であり、商品を購入したユーザBは55歳である。すなわち、年齢が低いユーザから高いユーザに送るコメントであるため、「この度はご購入いただきありがとうございます。」というような丁寧な文体コメントが生成されてもよい。一方、購入ユーザも年齢が低い場合には、「買ってくれてありがとう!」というようなラフな文体でコメントが生成されてもよい。以上でコメントの生成処理が終了する。
図15を用いて、ユーザAがコメントを生成し、ユーザBへ送信するまでに行うユーザAの作業について説明する。図15(a)は、コメント内容の入力画面121の一例を示す図であり、図15(b)は生成されたコメントの編集・送信画面122の一例を示す図である。まず、ユーザAは入力画面121において、コメントの内容を入力する。このとき、図15(a)に示すように表示された候補のうちから送信したいコメントの内容を選択してもよい。本例においては、「購入御礼」が選択されたとする。すると、選択されたコメントの内容は、端末120Aからサーバ110Aへと送られ、サーバ110Aの生成部315により、コメントが生成される。
生成されたコメントは、サーバ110Aから端末120Aへ送信され、図15(b)に示すように端末120Aによって出力される。ユーザAは、出力されたコメントでよければ送信ボタンを選択し、コメントをユーザBに送信する。出力されたコメントを編集したい場合には、編集ボタンを選択することで、コメントの編集が可能である。
なお、生成部315は、複数のコメントを生成してもよい。このとき、生成部315は、購入ユーザに関する情報と出品ユーザに関する情報の重視度を変化させて複数のコメントを生成してもよい。例えば、購入ユーザの年齢が高く、出品ユーザの年齢が低い場合を考える。購入ユーザに関する情報の重視度を大きくすると、文体が丁寧なコメントが生成される。一方、出品ユーザに関する情報の重視度を大きくすると、文体がよりラフなコメントが生成される。ユーザAは、生成された複数のコメントのうち、送信したいコメントを選択することができる。
また、生成部315は、購入ユーザと出品ユーザとの過去の取引情報に基づいてコメントを生成してもよい。例えば、取引回数が少ないユーザに送信するコメントについては丁寧な文体、取引回数が多いユーザに送信するコメントについてはラフな文体で生成されてもよい。
なお、上述した商品説明文やコメントの生成処理は、サーバ110Aではなく端末120Aにおいて行われてもよい。例えば、端末120Aは、サーバ110Aから商品情報やユーザ情報といった文章生成のパラメータとなる情報を受信し、当該情報に基づいて商品説明文やコメントを生成してもよい。
<第2実施形態>
<第2実施形態の概要>
第2実施形態は、ネットワークを介して行われるユーザ間の商品売買システムにおいて、出品ユーザが出品商品について入力した商品情報を他商品の商品情報と比較することにより、出品商品について適切な情報量の商品ページを生成する商品情報の入力方法の実施形態である。
図16を用いて第2実施形態に係る発明の概要を説明する。図16に示すように、第2実施形態では、サーバ110及び端末120により商品の売買を行うための通信システム1が構築されている。本実施形態において、商品を出品しようとしているユーザ(ユーザA)が使用する端末を端末120Aとし、既に出品済みのユーザ(ユーザB、ユーザC)が使用する端末をそれぞれ端末120B、端末120Cとする。図16に示す各端末の画面は、それぞれのユーザが出品の際に商品情報を入力しているときの画面である。図16に示すように、ユーザAが入力した商品画像は正面の画像のみであり、正面と側面の画像を入力しているユーザB及びユーザCと比較して商品情報が不足している。このとき、ユーザAの端末120Aに商品情報(側面の商品画像)の追加を促すメッセージを出力する。
<第2実施形態の効果>
第2実施形態に係る情報入力方法によれば、出品ユーザが入力した商品の商品情報と他の商品の商品情報とが比較され差分が特定される。当該差分の少なくとも一部を減らすように出品ユーザが出品した商品の商品情報が更新される。すなわち、更新された商品情報に基づいて適切な情報量の商品ページが生成される。そのため、出品ユーザは一部の情報を入力するだけで商品ページを生成できたり、出品ユーザは自ら出品した商品の商品ページを他の商品ページと比較する等して情報量の調整を行う必要がなくなったりと、商品の出品作業の負担が軽減するという効果が得られる。また、出品ユーザが出品を行う当初から適切な情報量の商品ページが生成されるため、事後的に商品ページが修正される頻度が減り、サーバの処理負荷及び通信負荷を軽減することができ、なめらかな取引が実現される。
<第2実施形態の機能構成>
図17を用いてサーバ110、および/または、端末120の機能構成を説明する。図17に開示の機能部は、情報処理装置200が備えるプロセッサ201と、メモリ202と、ストレージ203と、入出力I/F204と、通信I/F205との協働により実現される。図17は、出品ユーザと購入ユーザとの間で商品の売買取引を行うための通信システム1の機能的構成を示すブロック図であり、通信システム1はサーバ110A、110B及び端末120A、120B、120Cを含む。
(1)サーバの機能構成
サーバ110Aは、入出力I/F311と、通信I/F312と、制御部313と、記憶部314とを有する。制御部313は、生成部315、取得部316、更新部317及び比較部318を備える。また、記憶部314には、プログラム400の他に、商品情報410及びユーザ評価情報440が記憶されている。サーバ110Bについては、サーバ110Aと同様の構成であるため、説明を省略する。
通信I/F312は、ネットワーク130を介して端末120Aやサーバ110Bを含む他の端末やサーバと情報の送受信を行う。例えば、端末120Aから出品商品の商品情報を受信する。通信I/F312は、上述した図2の通信I/F205に相当する。
生成部315は、端末120Aに送信するメッセージを生成する。例えば、ユーザAが入力した情報が不足している場合には、商品情報の追加を促すメッセージを生成し、過剰である場合には商品情報の削減を促すメッセージを生成する。
取得部316は、記憶部314から各種情報を取得する。例えば、取得部316は、ユーザAが入力した商品情報が不足しているか過剰であるかを判断するために、比較対象となる商品情報を記憶部314から取得する。具体的には、取得部316は、ユーザAが出品する商品(第1商品)の商品情報を記憶部314に記憶された商品情報410から取得する。また、第1商品と同種の商品(第2商品)を特定し、第2商品の商品情報を記憶部314に記憶された商品情報410から取得する。以下、第1商品の商品情報を第1商品情報とし、第2商品の商品情報を第2商品情報とする。
ここで、第1商品と同種の商品(第2商品)とは、第1商品と共通点のある商品をいう。例えば、第1商品のカテゴリが「財布」である場合、同じ「財布」のカテゴリを有する商品を第2商品としてもよい。共通点は、カテゴリに限られず、商品のブランドや出品者名等であってもよい。なお、取得部316は、一つの商品を第2商品として特定してもよいし、複数の商品を第2商品として特定してもよい。
また、取得部316は、所定の基準に基づいて第2商品を特定してもよい。例えば、購入実績された実績のある商品(売り切れた商品)や所定の金額以上で購入された実績のある商品を第2商品として特定してもよい。また、所定の評価以上の評価を取得しているユーザが出品した商品を第2商品として特定してもよい。なお、ユーザの評価については、図19を用いて後述する。
更新部317は、比較部318により特定された第1商品情報と第2商品情報の差分の少なくとも一部を減らすように第1商品情報の更新を行う。具体的には、第1商品情報が第2商品情報と比較して不足している場合には、第1商品情報について情報の追加を行う。一方、第1商品情報が第2商品情報と比較して過剰である場合には、第1商品情報の削減を行う。
比較部318は、取得部316が取得した第1商品情報と第2商品情報とを比較し、差分を特定する。具体的には、第1情報の情報量が第2情報の情報量と比較して不足しているか過剰であるかを決定する。例えば、図18に示す商品情報テーブル410Bを参照すると、ユーザ2によって既に出品されている出品識別子「124」の商品の商品情報には「カテゴリ」、「状態」の情報が含まれているが、ユーザAが出品する出品識別子「123」の商品の商品情報には含まれていない。このように、第2商品情報に含まれる特定の情報が第1情報に含まれていない場合に、第1商品情報が不足していると決定してもよい。一方、出品識別子「123」の商品の商品情報には「使用年数」の情報が含まれているが、出品識別子「124」の商品の商品情報には含まれていない。このように、第2商品情報に含まれていない特定の情報が第1情報に含まれている場合には、第1商品情報が過剰であると決定してもよい。いずれの情報を基準として、第1情報が不足しているか過剰であるかを判断するかは任意に決定することができる。
記憶部314には、プログラム400の他に、商品情報410及びユーザ評価情報440が記憶されている。商品情報410及びユーザ評価情報440について図18及び図19を用いて説明する。
まず、商品情報410について説明する。商品情報410の一部は、商品情報テーブル410Bにて管理されている。図18は、商品情報テーブル410Bの一例を示す図である。商品情報テーブル410Bには、「商品識別子」、「出品識別子」、「商品型番」、「カテゴリ」、「状態」、「画像」、「出品者名」、「購入実績」、「購入金額」及び「使用年数」の列が存在し、列ごとに対応する情報が管理されている。なお、商品情報テーブル410Bに含まれる情報は、これらに限られず任意の商品情報が含まれていてもよい。
「商品識別子」の列には、それぞれの商品に付された商品識別子が管理されている。商品識別子は、商品を識別するための情報であり、同一の商品には同一の商品識別子が付与される。図18に示す商品は、全て同一の商品識別子「111」が付与されているため、同一の商品であることがわかる。
「出品識別子」の列には、出品された商品を識別するための識別子が管理されている。同じ商品型番やカテゴリの商品であっても商品ごとに異なる出品識別が付与される。図18に示す商品は上述したように全て同一の商品であるが、商品ごとに「123」から「126」までの異なる出品番号が付与されている。
「商品名」の列には、出品された商品の名称が管理されている。それぞれのユーザが入力した商品名がそのまま管理されるため、同一の商品(商品識別子が同一の商品)であっても異なる商品名が管理されることがある。本例の場合、出品識別子「123」の商品の商品名が「アリー001」、出品識別子「124」の商品の商品名が「Ari001」、出品識別子「125」及び「126」の商品の商品名が「ありー001」であることが示されている。
「商品型番」の列には、商品の型番号が管理されている。型番号は、商品を製造したメーカが付与した番号であり、例えば、商品が製造された年月日や場所に基づいて決定される。なお、商品型番には、文字列が含まれていてもよい。本例の場合、出品識別子「123」、「124」、「125」及び「126」の商品の商品型番が「Ally001」であることが示されている。
「カテゴリ」の列には、出品された商品のカテゴリが管理されている。図18に示すカテゴリに限らず、「財布」の上位概念である「小物」や下位概念である「長財布」等といったカテゴリも管理されていてよい。本例の場合、出品識別子「123」の商品についてはカテゴリ情報が管理されていないことが示されている。一方、出品識別子「124」、「125」、「126」の商品についてはカテゴリが「財布」であることが示されている。
「状態」の列には、商品の使用状態についての情報が管理されている。図18に示す商品情報テーブル410Bの「状態」の列では、出品された商品が新品であるか中古であるかの情報が管理されている。
「画像」の列には、出品された商品の画像に関する情報が管理されている。図18に示す商品情報テーブル410Bには、記憶部314に記憶された商品画像が商品のいずれの側面から撮影した画像であるかについての情報が管理されている。本例の場合、出品識別子「123」、「126」の商品については「正面」の画像のみが入力されており、出品識別子「124」、「125」の商品については「正面・側面」の画像が入力されている。なお、商品画像は商品情報テーブル410Bとは別に記憶部314に記憶されていてもよい。
「出品者名」の列には、商品を出品したユーザの名称が管理されている。当該情報が商品情報に含まれていることにより、各商品がいずれのユーザによって出品されたのかを特定することができる。本例の場合、出品識別子「123」、「124」、「125」、「126」の商品が、それぞれ「ユーザA」、「ユーザB」、「ユーザC」、「ユーザD」によって出品されている。
「購入実績」の列には、商品が既に購入されたか否かの情報が管理されている。図18に示す商品情報テーブル410Bにおいては、既に購入された商品については「売り切れ」、未だ購入されていない商品については「販売中」と表示されている。本例の場合、出品識別子「123」、「126」の商品は「販売中」であり、出品識別子「124」、「125」の商品は「売り切れ」であることが示されている。
「購入金額」の列には、商品が購入された金額が管理されている。図18に示す商品情報テーブル410Bにおいては、既に購入された商品のレコードには購入金額が表示され、未だ購入されていない商品のレコードには金額は表示されていない。本例の場合、出品識別子「123」、「126」の商品は販売中であるため、購入金額は示されていない。一方、出品識別子「123」、「124」の商品は、それぞれ「5500円」、「2700円」で購入されたことが示されている。当然に購入金額に加えて、出品時の金額が含まれてもよい。
「使用年数」の列には、ユーザが商品を使用した年数が管理されている。本例の場合、出品識別子「123」は、使用年数が「2年」であることが示されている。一方、出品識別子「124」、「125」、「126」の商品については、使用年数が管理されていない。
次にユーザ評価情報について説明する。図19は、ユーザ評価情報テーブル440Bの一例を示す図である。図19を用いてユーザ評価情報440について説明する。
図19に示すユーザ評価情報テーブル440Bには、各ユーザのユーザ評価情報が管理されている。本実施形態におけるユーザ評価情報テーブル440Bでは、「ユーザ名」と「ユーザ評価情報」が管理されている。
「ユーザ評価情報」とは、ユーザに対して他のユーザが行った評価の結果である。本実施形態においては、評価は0から5までの数字が付与されることにより評価が行われ、数値の平均値がユーザ評価情報としてユーザ評価情報テーブル440Bに記憶される。評価の対象は、ユーザの対応の良し悪しや商品ページに含まれる情報の豊富さ等であってもよい。本例の場合、「ユーザA」、「ユーザB」、「ユーザC」、「ユーザD」の評価は、それぞれ「4.7」、「1.4」、「3.8」、「2.7」であることが示されている。
また、本実施形態においては、数値によってユーザ評価が行われているが数値を用いた評価方法に限られない。例えば、評価を行うユーザが使用する端末に「いいね」等の文字や特定の図柄を表示させ、評価を行うユーザが当該文字や図柄を選択することにより評価が行われてもよい。その場合、「いいね」等の文字や特定の図柄を選択したユーザの数がユーザ評価情報テーブル440Bに記憶されてもよい。
上述したように、取得部316は、所定の評価以上の評価を取得しているユーザが出品した商品を第2商品として特定してもよい。
(2)端末の機能構成
第2実施形態に係る端末120の機能構成は、第1実施形態に係る端末120の機能構成と同様であるため、説明を省略する。
<第2実施形態の動作処理>
図20を参照し、第2実施形態に係る通信システム1の処理について説明する。図20は、第2実施形態に係る通信システム1の処理のシーケンスの一例を示す。図20は、端末120Aによって第1商品情報が入力された後、サーバが第1商品情報と第2商品情報とを比較して差分を特定し、当該差分の少なくとも一部を減らすように第1商品情報を更新するシーケンスである。
まず、端末120Aから出品依頼がサーバ110Aに送信される(S50)。出品依頼とは、商品を出品したいというユーザからの意思表示であり、例えば、端末120Aに表示された特定のアイコン等をユーザが選択することにより、出品依頼を行うことができる。
次に、サーバ110Aは第1商品情報の入力画面を生成し(S52)、端末120Aに送信する(S54)。商品情報の入力画面は、出品ユーザに入力を求める情報の項目及び情報の記入欄等から構成されていてもよい。
ユーザAは端末120Aが受信した第1商品情報の入力画面に従って、商品情報を入力し(S56)、サーバ110Aに第1商品情報を送信する。ここで、第1商品情報は、各入力項目が入力される度に端末120Aからサーバ110Aへ送信されてもよい。このとき、サーバ110Aは、受信した一部の第1商品情報から他の第1商品情報を推測、または、特定し、推測した情報に基づいて第1商品情報の入力画面を更新してもよい。例えば、ユーザAにより商品型番が入力された場合、サーバ110Aは当該商品型番に基づいてサイズ情報や商品名等といった他の商品情報を推測、または、特定し、第1商品情報の入力画面に追加してもよい。そうすることで、ユーザAによる第1商品情報の入力作業の負担が軽減される。第1商品情報を受信したサーバ110Aの取得部316は、第1商品情報に基づいて第1商品と同種の第2商品を他の出品商品のうちから特定する(S58)。例えば、図18に示す商品情報テーブル410Bを参照し、第1商品と同一カテゴリの商品を第2商品として特定してもよい。
その後、取得部316は、第1商品と第2商品情報を取得する(S60)。例えば、図18に示す商品情報テーブル410Bを参照し、第2商品情報を取得してもよい。
次に、サーバ110Aの比較部318は、第1商品情報と第2商品情報とを比較し差分を特定する(S62)。サーバ110Aの更新部317は、差分の少なくとも一部を減らすように第1商品情報を更新する(S64)。このとき、サーバ110Aは、第1商品情報の追加又は削減を促すメッセージを端末120Aに送信してもよいし、メッセージを送信することなく、第1商品情報について情報の追加又は削減を行ってもよい。
その後、サーバ110Aの生成部315は、第1商品情報に基づいて、第1商品の商品ページを生成する(S66)。
<<第1実施例>>
第2実施形態の第1実施例は、ユーザAから受信した第1商品情報が第2商品情報と比較して不足している場合に、商品情報の追加を促すメッセージを端末120Aに送信する実施例である。
<<第1実施例の効果>>
第1商品情報が第2商品情報と比べて不足している場合に、サーバ110Aから端末120Aに第1商品情報の追加を促すメッセージが送信される。そのため、ユーザAは、端末120Aを介して第1商品情報が不足していることを認識できる。また、追加を促すメッセージに従い、第1商品情報の追加を行うことで適切な情報量の出品ページが生成されるという効果が得られる。
<<第1実施例の機能構成>>
(1)サーバの機能構成
生成部315は、第1商品情報が第2商品情報と比較して不足している場合に、商品情報の追加を促すメッセージを生成する。例えば、図18に示す商品情報テーブル410Bにおいて、出品識別子「123」の商品を第1商品とし、同じカテゴリ「財布」のうち出品識別子「124」の商品を第2商品とした場合、第2商品情報には商品の側面画像が含まれているのに対し、第1商品情報には商品の側面画像が含まれていないため、第1商品情報が不足しているとする。このとき、生成部315は、第1商品情報の追加を促すメッセージを生成する。例えば、図16に示す端末120Aに表示されている「側面の画像も撮影しましょう!」というようなメッセージを生成してもよい。
<<第1実施例の動作処理>>
図21を参照し、本実施例に係るメッセージの生成処理について説明する。図21は、サーバ110Aにより実行されるメッセージの生成処理の一例を示すフローチャートである。
まず、比較部318が第1商品情報と第2商品情報とを比較する(S300)。具体的には、商品情報テーブル410Bにて管理されているレコード同士を比較する。本例においては、出品識別子「123」の商品を第1商品とし、出品識別子「124」の商品を第2商品として商品情報を比較する。
第1商品情報が不足している場合(S301:Yes)、生成部315が商品情報の追加を促すメッセージを生成し、通信I/F312が端末120Aにメッセージを送信する(S302)。本例の場合、第2商品情報には商品の側面画像が含まれているのに対し、第1商品情報には商品の側面画像が含まれていない。そのため、生成部315は第1商品情報が不足していると判断し、図16の端末120Aに表示されている「側面の画像も撮影しましょう!」というような商品情報の追加を促すメッセージを生成する。
その後、通信I/F312が端末120Aから追加の第1商品情報(追加情報)を受信する(S303)。更新部317は、追加情報に基づいて第1商品情報を追加更新する(S304)。具体的には、図18に示す商品情報テーブル410Bを追加情報に基づいて更新する。本例の場合、ユーザAから第1商品の側面画像を受信した場合、更新部317は、商品情報テーブル410Bの出品識別子「123」のレコードについて「画像」の列を更新する。
生成部315は、更新後の第1情報に基づいて商品ページを生成する(S305)。また、第1商品情報が不足していない場合(S301:No)は、メッセージの生成及び送信は行わず第1商品情報に基づいて商品ページを生成する(S305)。以上でサーバ110Aによる商品ページの生成処理は終了する。
図22は、生成したメッセージを端末120Aに出力した様子を示している。生成部315により生成される商品情報の追加を促すメッセージは、第2商品情報に含まれている単語に基づいて生成される入力候補文を含んでいてもよい。図18に示す商品情報テーブル410Bにおいて、第1商品を出品識別子「123」の商品とし、第2商品を出品識別子「124」、「125」の商品とした場合を例に説明する。商品情報テーブル410Bを参照すると、出品識別子「124」、「125」の商品(第2商品)の商品情報には商品の状態情報が含まれているのに対し、出品識別子「123」(第1商品)の商品情報には商品の状態情報が含まれていない。このとき、生成部315は、図22に示すような第2商品情報の状態情報に含まれる「新品」、「中古」という単語を入力候補文としたメッセージを生成してもよい。ユーザAは、入力候補文のうちいずれかを選択することにより、商品情報の追加を容易に行うことができる。
<<第2実施例>>
第2実施形態の第2実施例は、ユーザAから受信した第1商品情報が第2商品情報と比較して不足している場合に、商品情報の自動で追加する実施例である。
<<第2実施例の効果>>
第1商品情報が第2商品情報と比べて不足している場合に、サーバ110Aが第1商品情報に基づいて不足する商品情報を推定し、自動で第1商品情報の追加を行う。そのため、ユーザが自ら不足する商品情報を追加することなく、適切な情報量の出品ページが生成されるため、出品作業の負担が軽減される効果が得られる。
<<第2実施例の機能構成>>
(1)サーバの機能構成
生成部315は、ユーザAから受信した第1商品情報が第2商品情報と比較して不足している場合に、入力された第1商品情報から不足する第1商品情報を補う追加情報を推定する。例えば、図18に示す商品情報テーブル410Bにおいて、出品識別子「123」の商品を第1商品とし、出品識別子「124」の商品を第2商品とすると、第2商品情報には商品のカテゴリ情報が含まれているのに対し、第1商品情報には商品のカテゴリ情報が含まれていないため、第1商品情報が不足している。このとき、生成部315は、第1商品の商品型番の情報から第1商品のカテゴリ情報を追加情報として推定してもよい。具体的には、同一の商品型番を有する商品の商品情報を参照し、カテゴリを特定してもよい。また、商品情報に商品画像が含まれているときは、商品画像に基づいて不足する情報を生成してもよい。
更新部317は、生成部315が推定した追加情報に基づいて第1商品情報を追加する。具体的には、図18に示す商品情報テーブル410Bを更新する。
<<第2実施例の動作処理>>
図23を参照し、本実施例に係る商品情報の更新について説明する。図23は、サーバ110Aにより実行される商品情報の更新の一例を示すフローチャートである。ここでは、ユーザAが入力した第1商品情報と取得部316が取得した第2商品情報とを比較部318が比較した結果、第1商品情報が不足している場合に、追加情報を推定し追加する例について説明する。
まず、比較部318が第1商品情報と第2商品情報とを比較する(S300)。具体的には、商品情報テーブル410Bにて管理されているレコード同士を比較する。本例においては、出品識別子「123」の商品を第1商品とし、出品識別子「124」の商品を第2商品として商品情報を比較する。
第1商品情報が不足している場合(S301:Yes)、生成部315は、入力された第1商品情報から不足する第1商品情報を補う追加情報を推定する(S310)。本例においては、生成部315が商品型番の情報からカテゴリ情報を推定してもよい。例えば、商品型番が「Ally001」である第2商品はカテゴリが「財布」であるので、同じ商品型番を有する第1商品のカテゴリを「財布」と推定してもよい。
更新部317は、第1商品情報を追加情報により追加更新する(S312)。具体的には、図18に示す商品情報テーブル410Bを追加情報に基づいて更新する。本例においては、第1商品のカテゴリ情報を「財布」とする更新を行う。
生成部315は、更新後の第1商品情報に基づいて商品ページを生成する(S313)。また、第1商品情報が不足していない場合(S301:No)は、追加情報の推定は行わず第1商品情報に基づいて商品ページを生成する(S313)。以上でサーバ110Aによる商品ページの生成処理は終了する。
<<第3実施例>>
第2実施形態の第3実施例は、ユーザAから受信した第1商品情報が第2商品情報と比較して過剰である場合に、商品情報の削減を促すメッセージを端末120Aに送信する実施例である。
<<第3実施例の効果>>
入力された第1商品情報が第2商品情報と比べて過剰である場合に、サーバ110Aから端末120Aに第1商品情報の削減を促すメッセージが送信される。そのため、第1商品を出品したユーザAは、第1商品情報が過剰であることを容易に認識できる。また、削減を促すメッセージに従い、第1商品情報の削減を行うことで適切な情報量の出品ページが生成されるという効果が得られる。
<<第3実施例の機能構成>>
(1)サーバの機能構成
生成部315は、ユーザAから受信した第1商品情報が第2商品情報と比較して過剰である場合に、商品情報の削減を促すメッセージを生成する。例えば、図18に示す商品情報テーブル410Bにおいて、出品識別子「123」の商品を第1商品とし、出品商品「124」の商品を第2商品とすると、第1商品情報には使用年数の情報が含まれているのに対し、第2商品情報には含まれていない。このとき、生成部315は、ユーザAに第1商品情報(使用年数の情報)の削減を促すメッセージを生成してもよい。なお、情報の削減とは情報の削除及び減縮を含む。
<<第3実施例の動作処理>>
図24を参照し、本実施例に係るメッセージの生成処理について説明する。図24は、サーバ110Aにより実行されるメッセージの生成処理の一例を示すフローチャートである。ここでは、第1商品情報と第2商品情報とを比較部318が比較した結果、第1商品情報が過剰である場合に、ユーザAに対して商品情報の削減を促すメッセージを送信する例を説明する。
まず、比較部318が第1商品情報と第2商品情報とを比較する(S300)。具体的には、商品情報テーブル410Bにて管理されているレコード同士を比較する。本例においては、出品識別子「123」の商品を第1商品とし、出品識別子「124」の商品を第2商品として商品情報を比較する。
第1商品情報が過剰である場合(S320:Yes)、生成部315が商品情報の削減を促すメッセージを生成し、通信I/F312が端末120Aにメッセージを送信する(S321)。本例の場合、第1商品情報には商品の使用年数の情報が含まれているのに対し、第2商品情報には含まれていない。そのため、比較部318は、第1商品情報が過剰であると判断し、生成部315は、使用年数の情報について削除を促すメッセージを生成する。
その後、通信I/F312が端末120Aから商品情報の削減を指示する削減指示を受信する(S322)。更新部317は、削減指示に基づいて第1商品情報を削減し、更新する(S323)。具体的には、図18に示す商品情報テーブル410Bを削減指示に基づいて更新する。本例の場合、端末120Aから使用年数の情報を削除する指示を受信した場合、更新部317は、商品情報テーブル410Bの第1商品情報のレコードから使用年数の情報を削除する。
生成部315は、更新後の第1情報に基づいて商品ページを生成する(S324)。また、第1商品情報が過剰でない場合(S320:No)は、メッセージの生成及び送信は行わず第1商品情報に基づいて商品ページを生成する(S324)。以上でサーバ110Aによる商品ページの生成処理は終了する。
<<第4実施例>>
第2実施形態の第4実施例は、ユーザAから受信した第1商品情報が第2商品情報と比較して過剰である場合に、商品情報の追加を促すメッセージを端末120Bに送信する実施例である。
<<第4実施例の効果>>
入力された第1商品情報が第2商品情報と比べて過剰である場合に、サーバ110Aから端末120Bに第2商品情報の追加を促すメッセージが送信される。すなわち、既に出品されている第2商品の商品情報が新たに出品された第1商品の商品情報よりも不足している場合に、その旨が第2商品を出品したユーザBに通知される。そのため、第2商品を出品したユーザBは、第2商品情報が不足していることを容易に認識できる。また、商品情報の追加を促すメッセージに従い、第2商品情報の追加を行うことで第2商品について適切な情報量の出品ページが生成されるという効果が得られる。
<<第4実施例の機能構成>>
(1)サーバの機能構成
生成部315は、第1商品情報が第2商品情報と比較して過剰である場合に、第2商品情報の追加を促すメッセージを生成する。例えば、図16に示す商品情報テーブル410Bにおいて、出品識別子「123」の商品を第1商品とし、出品商品「124」の商品を第2商品とすると、第1商品情報には使用年数の情報が含まれているのに対し、第2商品情報には含まれていない。このとき、第2商品情報の使用年数の情報の追加を促すメッセージを生成する。
<<第4実施例の動作処理>>
図25を参照し、本実施例に係る商品ページの生成処理について説明する。図25は、サーバ110Aにより実行される商品ページの生成処理の一例を示すフローチャートである。ここでは、ユーザAが入力した第1商品情報と取得部316が取得した第2商品情報とを比較部318が比較した結果、第1商品情報が過剰である場合に、ユーザBに対して商品情報の追加を促すメッセージを送信する例を説明する。
まず、比較部318が第1商品情報と第2商品情報とを比較する(S300)。具体的には、商品情報テーブル410Bにて管理されているレコード同士を比較する。本例においては、出品識別子「123」の商品を第1商品とし、出品識別子「124」の商品を第2商品として商品情報を比較する。
第1商品情報が過剰である場合(S320:Yes)、生成部315が第2商品情報の追加を促すメッセージを生成し、通信I/F312が端末120Bにメッセージを送信する(S330)。本例の場合、第1商品情報には商品の使用年数の情報が含まれているのに対し、第2商品情報には含まれていない。そのため、生成部315は、使用年数の情報について追加を促すメッセージを生成する。
その後、通信I/F312が端末120Bから第2商品情報を追加する追加情報を受信する(S331)。更新部317は、追加情報に基づいて第2商品情報を更新する(S332)。具体的には、図16に示す商品情報テーブル410Bを追加情報に基づいて更新する。本例の場合、端末120Bから使用年数の情報を受信した場合、更新部317は、商品情報テーブル410Bの第2商品情報のレコードに使用年数の情報を追加する。
生成部315は、更新後の第2商品情報に基づいて商品ページを生成する(S333)。また、第1商品情報が過剰でない場合(S320:No)は、メッセージの生成及び送信は行わない。以上でサーバ110Aによる商品ページの生成処理は終了する。
以上説明した実施形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定して解釈するためのものではない。実施形態が備える各要素並びにその配置、材料、条件、形状及びサイズ等は、例示したものに限定されるわけではなく適宜変更することができる。また、異なる実施形態で示した構成同士を部分的に置換し又は組み合わせることが可能である。