JP6469713B2 - 複数のサブスクリプション通信におけるシグナリングプロシージャ中の拡張されたチューンアウェイ機構 - Google Patents

複数のサブスクリプション通信におけるシグナリングプロシージャ中の拡張されたチューンアウェイ機構 Download PDF

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Description

関連出願の相互参照
本出願は、その内容全体が参照により本明細書に組み込まれる、2014年2月18日に米国特許庁に出願された米国仮特許出願第61/941,039号および2014年8月20日に米国特許庁に出願された米国非仮特許出願第14/464,290号の優先権および利益を主張する。
以下で説明する技術は、一般に、ワイヤレス通信システムに関し、より詳細には、複数のサブスクリプションとともに動作するように装備された移動局とサブスクリプション間のチューンアウェイ(tune-away)方法とに関する。
ワイヤレス通信ネットワークは、電話、ビデオ、データ、メッセージング、ブロードキャストなどの様々な通信サービスを提供するために広く展開されている。通常、多元接続ネットワークであるそのようなネットワークは、利用可能なネットワークリソースを共有することによって複数のユーザのための通信をサポートする。そのようなネットワークの一例は、UMTS地上波無線アクセスネットワーク(UTRAN)である。UTRANは、第3世代パートナーシッププロジェクト(3GPP)によってサポートされる第3世代(3G)モバイルフォン技術である、ユニバーサルモバイルテレコミュニケーションシステム(UMTS)の一部として定義された無線アクセスネットワーク(RAN)である。グローバルシステムフォーモバイルコミュニケーションズ(GSM(登録商標))技術の承継であるUMTSは、広帯域符号分割多元接続(W-CDMA(登録商標))、時分割符号分割多元接続(TD-CDMA)、および時分割同期符号分割多元接続(TD-SCDMA)などの様々なエアインターフェース規格を現在サポートしている。UMTSは、関連するUMTSネットワークのデータ転送の速度および容量を向上させる、高速パケットアクセス(HSPA)などの拡張型3Gデータ通信プロトコルもサポートする。
一般に、UMTSネットワークでは、モバイル通信デバイスは、セキュリティおよび認証目的で加入者の識別情報および情報を記憶するためにユニバーサル集積回路カード(UICC)(一般にSIMカードとも呼ばれる)を使用するように構成される。いくつかのモバイル通信デバイスは、複数のUICCを利用するマルチSIM機能を有する。マルチSIMアプリケーションでは、モバイル通信デバイスは、2つ以上の異なるサブスクリプションに対する呼または他のサービスに携わることができる。これらのサブスクリプションは、同じネットワークまたは異なるネットワーク上にあり得る。
モバイルブロードバンドアクセスに対する要望が増し続けるにつれて、研究開発は、モバイルブロードバンドアクセスに対する高まる要望を満たすためだけでなく、モバイル通信によるユーザ経験を進化させ強化させるためにも、ワイヤレス技術を進化させ続けている。
3GPP技術仕様書(TS)25.331、RRCプロトコル仕様書
以下のものは、本開示の1つまたは複数の態様を基本的に理解してもらうために、そのような態様の簡単な概要を示す。この概要は、本開示の予期した全特徴の広い全体像ではなく、本開示の全態様の鍵となる要素または重要な要素を特定する意図も、本開示の任意または全部の態様の範囲を視覚的に示す意図もない。その唯一の目的は、後に示されるより詳細な説明の前置きとして、本開示の1つまたは複数の態様のいくつかの概念を簡単な形で提示することである。
本開示の様々な態様では、改善されたチューンアウェイ技法が、1つまたは複数の2次サブスクリプションのページング性能への影響を低減して1次サブスクリプションに関するシグナリングプロシージャ中にワイヤレス通信用のユーザ機器によって利用される。
一態様では、本開示は、ユーザ機器(UE)において動作可能なワイヤレス通信の方法を提供する。UEは、第1のサブスクリプションに関連する第1の加入者識別モジュール(SIM)と、第2のサブスクリプションに関連する第2のSIMとを含む。UEは、第1のサブスクリプションに関連する第1のネットワークからシグナリング無線ベアラ(SRB)メッセージの少なくとも1つのプロトコルデータユニット(PDU)を受信することを含むシグナリングプロシージャを実行する。UEは、少なくとも1つの受信されたPDUに基づいてSRBメッセージのメッセージタイプをさらに決定する。SRBメッセージがシグナリング非クリティカルメッセージを含むことをメッセージタイプが示す場合、UEは、シグナリングプロシージャが継続している間、第2のサブスクリプションに関連する第2のネットワークと通信するためにチューンアウェイプロシージャをさらに実行する。
一態様では、本開示は、第1のサブスクリプションに関連する第1の加入者識別モジュール(SIM)と、第2のサブスクリプションに関連する第2のSIMとを含むマルチSIMユーザ機器(UE)を提供する。マルチSIM UEは、第1のサブスクリプションに関連する第1のネットワークからシグナリング無線ベアラ(SRB)メッセージの少なくとも1つのプロトコルデータユニット(PDU)を受信することを含むシグナリングプロシージャを実行するための手段を含む。マルチSIM UEは、少なくとも1つの受信されたPDUに基づいてSRBメッセージのメッセージタイプを決定するための手段をさらに含む。マルチSIM UEは、SRBメッセージがシグナリング非クリティカルメッセージを含むことをメッセージタイプが示す場合、シグナリングプロシージャが継続している間、第2のサブスクリプションに関連する第2のネットワークと通信するためにチューンアウェイプロシージャを実行するための手段をさらに含む。
一態様では、本開示は、ワイヤレス通信のための装置を提供する。本装置は、第1のサブスクリプションに関連する第1の加入者モジュール(SIM)、第2のサブスクリプションに関連する第2のSIM、第1のサブスクリプション構成要素、メッセージ処理構成要素、およびチューンアウェイ制御構成要素を含む。第1のサブスクリプション構成要素は、第1のサブスクリプションに関連する第1のネットワークからシグナリング無線ベアラ(SRB)メッセージの少なくとも1つのプロトコルデータユニット(PDU)を受信することを含むシグナリングプロシージャを実行するように構成される。メッセージ処理構成要素は、少なくとも1つの受信されたPDUに基づいてSRBメッセージのメッセージタイプを決定するように構成される。チューンアウェイ制御構成要素は、SRBメッセージがシグナリング非クリティカルメッセージを含むことをメッセージタイプが示す場合、シグナリングプロシージャが継続している間、第2のサブスクリプションに関連する第2のネットワークと通信するためにチューンアウェイプロシージャを実行するように構成される。
一態様では、本開示は、ユーザ機器(UE)にシグナリングプロシージャを実行させるためのコードを含むコンピュータ可読記憶媒体を提供する。UEは、第1のサブスクリプションに関連する第1の加入者識別モジュール(SIM)と、第2のサブスクリプションに関連する第2のSIMとを含む。本コードは、第1のサブスクリプションに関連する第1のネットワークからシグナリング無線ベアラ(SRB)メッセージの少なくとも1つのプロトコルデータユニット(PDU)を受信することを含むシグナリングプロシージャをUEに実行させる。本コードは、少なくとも1つの受信されたPDUに基づいてSRBメッセージのメッセージタイプをUEにさらに決定させる。本コードは、SRBメッセージがシグナリング非クリティカルメッセージを含むことをメッセージタイプが示す場合、シグナリングプロシージャが継続している間、第2のサブスクリプションに関連する第2のネットワークと通信するためにチューンアウェイプロシージャをUEにさらに実行させる。
本発明のこれらの態様および他の態様は、以下の詳細な説明を検討すれば、より十分に理解されるであろう。添付図面とともに本発明の特定の例示的実施形態の以下の説明を検討すれば、本発明の他の態様、特徴、および実施形態が当業者に明らかになろう。本発明の特徴は、以下のいくつかの実施形態および図面に対して論じられ得るが、本発明のすべての実施形態は、本明細書で論じられる有利な特徴のうちの1つまたは複数を含み得る。言い換えれば、1つまたは複数の実施形態は、いくつかの有利な特徴を有するものとして論じられ得るが、そのような特徴のうちの1つまたは複数はまた、本明細書で論じられる本発明の様々な実施形態に従って使用され得る。同様に、例示的な実施形態はデバイスの実施形態、システムの実施形態、または方法の実施形態として以下で論じられ得るが、そのような例示的な実施形態は様々なデバイス、システム、および方法において実施され得ることを理解されたい。
本開示のいくつかの態様による、電気通信システムの一例を示すブロック図である。 本開示のいくつかの態様による、アクセスネットワークの一例を示す図である。 ユーザプレーンおよび制御プレーンの無線プロトコルアーキテクチャの一例を示す図である。 本開示のいくつかの態様による、チューンアウェイプロシージャを使用して1次サブスクリプションおよび1つまたは複数の2次サブスクリプションのために構成されたマルチSIMユーザ機器(UE)を示す図である。 UEとアクセスネットワークとの間で確立されるシグナリング無線ベアラ(SRB)と、UEとコアネットワークとの間で確立される無線アクセスベアラとを示す図である。 本開示の一態様による、シグナリングプロシージャ中にチューンアウェイプロシージャを実行するための方法を示す図である。 本開示のいくつかの態様による、処理システムを採用する装置のためのハードウェア実装形態の一例を示すブロック図である。 本開示のいくつかの態様による、UEと2つのネットワークとの間の無線リソース制御(RRC)シグナリングプロシージャを示すメッセージフロー図である。 本開示のいくつかの態様による、マルチSIM UEにおいて動作可能なチューンアウェイ方法を示すフローチャートである。 本開示の一態様による、プロトコルデータユニットに基づいてSRBメッセージのタイプを決定するための方法を示すフローチャートである。 本開示の一態様による、マルチSIM UEにおいて動作可能なチューンアウェイプロシージャを示すフローチャートである。 本開示の一態様による、シグナリング非クリティカルSRBメッセージを含むシグナリングプロシージャを示す図である。
以下に記載される詳細な説明は、添付の図面とともに、種々の構成を説明することを意図しており、本明細書において説明される概念を実施することができる唯一の構成を表すことは意図していない。詳細な説明は、様々な概念の完全な理解を与えるために具体的な詳細を含む。しかしながら、これらの概念がこれらの具体的な詳細なしに実践され得ることは当業者に明らかであろう。いくつかの例では、そのような概念を曖昧にするのを防ぐために、よく知られた構造および構成要素がブロック図の形態で示されている。
いくつかのマルチSIMモバイル通信デバイスは、複数のサブスクリプションのために共有のトランシーバまたはRFチェインを利用する。しかしながら、共有のトランシーバまたはRFリソースを使用して複数のサブスクリプションのために通信を同時に搬送するのにいくつかの制限がある。本開示の1つまたは複数の態様は、2つ以上のサブスクリプションを同時に使用した通信を可能にするように構成されたワイヤレスユーザ機器(UE)を提供する。各サブスクリプションは、同じまたは異なる無線アクセス技術(RAT)を使用している場合がある。いくつかの例では、RATは、W-CDMA(登録商標)、GSM(登録商標)、ロングタームエボリューション(LTE)、Wi-Fiなどであり得る。UEは、1つまたは複数のUICC(スマートカード、SIMカード、またはSIMとも呼ばれる)上に記憶された複数のユニバーサル加入者識別モジュール(USIM)アプリケーションを有し得る。しかしながら、本開示のいくつかの態様では、USIMアプリケーションは、UICCまたはSIMカード(たとえば、ソフトSIMモデルまたは仮想SIMモデル)を使用することなく、UEにおいて記憶され得る。複数のUSIMアプリケーションを有するUEは、マルチSIMデバイスと呼ばれるか、またはマルチSIM機能を有する場合がある。
本開示のいくつかの態様では、改善されたチューンアウェイ技法が、1つまたは複数の2次サブスクリプションのページング性能に影響を及ぼすことなく1次サブスクリプションに関するシグナリングプロシージャ中にマルチSIM UEを用いて使用される。本開示の一態様では、マルチSIM UEは、1次サブスクリプションとともに継続しているシグナリング無線ベアラ(SRB)シグナリング通信がシグナリングクリティカルメッセージを含むか否かに応じてチューンアウェイ動作をスキップする場合がある。一般に、シグナリングクリティカルメッセージは、UEとネットワークとの間のシグナリング接続を維持するのに不可欠なSRBメッセージを指す。一例では、シグナリングクリティカルメッセージは、参照により本明細書に組み込まれる、3GPP技術仕様書(TS)25.331、RRCプロトコル仕様書、セクション13.5、バージョン12.1.0に指定された(N1,N2)パラメータに関してSRBプロシージャの性能要件を満たす必要があるSRBメッセージであり得る。
限定ではなく例として、シグナリングクリティカルメッセージは、無線ベアラ再構成メッセージ、トランスポートチャネル再構成メッセージ、物理チャネル再構成メッセージ、アクティブセット更新メッセージ、または時間制約型の任意のSRBメッセージを含む。しかしながら、本開示は、これらのシグナリングクリティカルメッセージに限定されず、他の適切なシグナリングクリティカルメッセージが使用される場合がある。シグナリング非クリティカルメッセージは、本明細書全体にわたって説明するシグナリングクリティカルメッセージでない任意のSRBメッセージを含み得る。いくつかの例では、シグナリング非クリティカルメッセージは、測定制御メッセージまたは測定報告メッセージであり得る。
本開示全体にわたって提示されている様々な概念は、幅広い種類の遠隔通信システム、ネットワークアーキテクチャ、および通信規格にわたって実施され得る。ここで図1を参照すると、限定ではなく例示的な例として、UMTSネットワーク100に関して、本開示の様々な態様が示されている。UMTSネットワークは、コアネットワーク104、無線アクセスネットワーク(RAN)(たとえば、UMTS地上波無線アクセスネットワーク(UTRAN)102)、およびユーザ機器(UE)110という3つの相互作用ドメインを含む。UTRAN102に利用可能ないくつかの選択肢の間で、この例では、図示したUTRAN102は、電話、ビデオ、データ、メッセージング、ブロードキャスト、および/または他のサービスを含む様々なワイヤレスサービスを可能にするためのW-CDMA(登録商標)エアインターフェースを用いることができる。サブスクリプションは、UE110がネットワークから受信し得る1つまたは複数のサービスを含み得る。UTRAN102は、無線ネットワークコントローラ(RNC)106などのそれぞれのRNCによって各々が制御される、無線ネットワークサブシステム(RNS)107などの複数のRNSを含む場合がある。ここで、UTRAN102は、図示されたRNC106およびRNS107に加えて、任意の数のRNC106およびRNS107を含み得る。RNC106は、特に、RNS107内の無線リソースの割当て、再構成、および解放を担当する装置である。RNC106は、任意の適切なトランスポートネットワークを使用して、直接の物理接続、仮想ネットワークなどの様々なタイプのインターフェースを通じて、UTRAN102内の他のRNC(図示せず)に相互接続され得る。
RNS107によってカバーされる地理的領域は、いくつかのセルに分割され得、無線トランシーバ装置が各セルにサービスする。無線トランシーバ装置は、通常、UMTS用途ではノードBと呼ばれるが、当業者によって、基地局(BS)、トランシーバ基地局(BTS)、無線基地局、無線トランシーバ、トランシーバ機能、基本サービスセット(BSS)、拡張サービスセット(ESS)、アクセスポイント(AP)、または何らかの他の適切な用語で呼ばれる。明快な説明のために、各RNS107内に3つのノードB108が示されているが、RNS107は、任意の数のワイヤレスノードBを含み得る。ノードB108は、任意の数のモバイル装置のためのコアネットワーク104にワイヤレスアクセスポイントを与える。モバイル装置の例は、セルラー電話、スマートフォン、セッション開始プロトコル(SIP)電話、ラップトップ、ノートブック、ネットブック、スマートブック、携帯情報端末(PDA)、衛星ラジオ、全地球測位システム(GPS)デバイス、マルチメディアデバイス、ビデオデバイス、デジタルオーディオプレーヤ(たとえば、MP3プレーヤ)、カメラ、ゲームコンソール、または任意の他の同様の機能デバイスを含む。モバイル装置は、通常、UMTS用途ではユーザ機器(UE)と呼ばれるが、当業者によって、移動局(MS)、加入者局、モバイルユニット、加入者ユニット、ワイヤレスユニット、リモートユニット、モバイルデバイス、ワイヤレスデバイス、ワイヤレス通信デバイス、リモートデバイス、モバイル加入者局、アクセス端末(AT)、モバイル端末、ワイヤレス端末、リモート端末、ハンドセット、端末、ユーザエージェント、モバイルクライアント、クライアント、または何らかの他の適切な用語で呼ばれることもある。UMTSシステムでは、UE110は、ネットワークへのユーザの加入情報を含むUSIM111をさらに含み得る。説明のために、1つのUE110がいくつかのノードB108と通信しているように示されている。順方向リンクとも呼ばれるダウンリンク(DL)は、ノードB108からUE110への通信リンクを指し、逆方向リンクとも呼ばれるアップリンク(UL)は、UE110からノードB108への通信リンクを指す。
コアネットワーク104は、UTRAN102などの1つまたは複数のアクセスネットワークとインターフェースすることができる。図示のように、コアネットワーク104は、UMTSコアネットワークである。しかしながら、当業者が認識するように、本開示全体にわたって提示される種々の概念は、UMTSネットワーク以外のタイプのコアネットワークへのアクセスをUEに提供するために、RAN、または他の適切なアクセスネットワークにおいて実装され得る。
図示したUMTSコアネットワーク104は、回線交換(CS)ドメインおよびパケット交換(PS)ドメインを含む。回線交換要素のいくつかは、モバイルサービス交換センタ(MSC)、ビジターロケーションレジスタ(VLR)、およびゲートウェイMSC(GMSC)である。パケット交換要素は、サービングGPRSサポートノード(SGSN)およびゲートウェイGPRSサポートノード(GGSN)を含む。EIR、HLR、VLR、およびAuCのようないくつかのネットワーク要素は、回線交換ドメインとパケット交換ドメインの両方によって共有され得る。
図示の例では、コアネットワーク104は、MSC112およびGMSC114によって回線交換サービスをサポートする。いくつかの応用において、GMSC114は、メディアゲートウェイ(MGW)と呼ばれ得る。RNC106などの1つまたは複数のRNCは、MSC112に接続され得る。MSC112は、呼設定、呼ルーティング、およびUE移動性機能を制御する装置である。MSC112は、UEがMSC112のカバレージエリアにある期間の間に加入者関連情報を含むビジタロケーションレジスタ(VLR)も含む。GMSC114は、UEが回線交換ネットワーク116にアクセスするためにMSC112を介してゲートウェイを実現する。GMSC114は、特定のユーザが加入したサービスの詳細を反映するデータなどの加入者データを含む、ホームロケーションレジスタ(HLR)115を含む。また、HLRは、加入者固有の認証データを含む認証センター(AuC)に関連付けられる。特定のUE向けの呼が受信されると、GMSC114は、UEのロケーションを決定するためにHLR115に問い合わせ、そのロケーションにサービスする特定のMSCに呼を転送する。
図示したコアネットワーク104は、サービングGPRSサポートノード(SGSN)118およびゲートウェイGPRSサポートノード(GGSN)120を有するパケット交換データサービスもサポートする。汎用パケット無線サービス(GPRS)は、標準の回線交換データサービスで利用可能な速度よりも速い速度でパケットデータサービスを提供するように設計されている。GGSN120は、UTRAN102とパケットベースのネットワーク122の接続を行う。パケットベースのネットワーク122は、インターネット、プライベートデータネットワーク、または何らかの他の適切なパケットベースネットワークであり得る。GGSN120の主要機能は、UE110にパケットベースネットワーク接続を与えることである。データパケットは、SGSN118を介してGGSN120とUE110との間で転送され得、SGSN118は、MSC112が回線交換ドメインにおいて実行するのと主に同じ機能をパケットベースドメインにおいて実行する。
本開示のいくつかの態様では、UE110は、1つまたは複数のユニバーサル加入者識別モジュール(USIM)アプリケーションを各々が実行し得る複数のUICCまたはSIMカードを含み得る。USIMは、加入者の識別を記憶し、ユーザのサブスクリプション情報をネットワークに提供するとともに、他のセキュリティおよび認証の役割を実行する。一例では、図示したUE110は、2つのUSIM111Aおよび111Bを含むが、当業者には、これが本質的に例示にすぎず、UEが任意の適切な数のUSIMおよびUICCを含み得ることが理解されよう。複数のUSIMを有するUE110などのUEは、マルチSIMデバイスまたはマルチスタンバイデバイス(multiple standby device)と呼ばれることがあり、2つのUSIMを有する1つの具体的な例は、デュアルSIMデュアルスタンバイ(DSDS)デバイスまたはデュアルSIMデバイスと呼ばれる。別の例では、トリプルSIMトリプルスタンバイ(TSTS)デバイスは、3つのUSIMを有し、UEが3つのサブスクリプションを有することを可能にする。DSDSデバイスは、2つのネットワーク上で並行してまたは同時にスタンバイすることが可能であり、UE110のトランシーバまたはRFチェインは、それぞれのネットワーク上の2つのサブスクリプションによって時分割される。このようにして、単一のDSDSデバイスとの接続または呼が、ネットワークまたはサブスクリプションのいずれかにおいて確立され得る。一般に、DSDSデバイスは、他のサブスクリプションのためにスタンバイしながら、あるサブスクリプションだけのためのアクティブな呼をサポートすることができる。スタンバイ中、DSDSデバイスは、たとえば、サブスクリプションのうちの1つまたは複数からページング情報または他のオーバーヘッド情報を受信することができる。
例示的な例として、UE110は、2つのサブスクリプションの通信を維持することが可能なDSDSデバイスである。本開示の範囲内で、複数の無線アクセス技術(RAT)を利用して類似の機能が達成され得、UEは、2つ以上の異なるRATにおいて2つ以上のサブスクリプションを同時に維持する。たとえば、そのようなUEは、GSM(登録商標)ネットワーク、UMTSネットワーク、LTEネットワーク、cdma2000ネットワーク、Wi-MAXネットワーク、または任意の他の適切なRATのうちの1つまたは複数において1つまたは複数のサブスクリプションを維持し得る。本開示内で、DSDSデバイス、TSTSデバイス、マルチSIMデバイスまたはマルチスタンバイデバイス、または任意の1つもしくは任意の複数のRAT上の2つ以上のサブスクリプションに関するチャネルを監視することができる任意のデバイスは、本明細書では概してマルチSIMデバイスと呼ばれる。
マルチSIM UE110に関して、2つ以上の別個のユーザサブスクリプションのために無線トランシーバまたはRFリソースの共有を可能にするには、いくつかの妥協が一般的である。すなわち、UE110は、同時に各サブスクリプションの無線チャネルのすべてをリッスンしているとは限らない場合があり、したがって、他方のサブスクリプションを利用して通信アクティビティに関与するとき、一方のサブスクリプション上のページングメッセージを逃す場合がある。多くのセルラーネットワークの実装形態は、ブロードキャスト情報(ページングメッセージなど)が複数サイクルにわたって有限回数反復できるようにするが、この反復パターンが何であるかを加入者デバイスが認識するための効果的な機構を提供しない。したがって、異なるサブスクリプションまたはチャネルの通信アクティビティに関与するマルチSIM UEが、あるサブスクリプションのそのようなブロードキャスト情報を逃し得る可能性が残る。サブスクリプションの数が3つ以上増えると、ページング性能は、チューンアウェイプロシージャを使用してサブスクリプションの各々に関するページングチャネルを監視するのに利用可能な時間がより少ないので、より悪くなる場合がある。チューンアウェイプロシージャ中に、UE110は、1次サブスクリプションとの接続を維持しながら、2次サブスクリプションのチャネルを監視することができるように、その無線トランシーバを再構成(たとえば、再調整)する。しかしながら、1次サブスクリプションの性能は、チューンアウェイが酷使された場合に影響を受ける場合がある。他の例では、UE110は、2次サブスクリプションのシグナリングプロシージャを実行しながら、1次サブスクリプションのチャネルを監視することができるようにチューンアウェイプロシージャを実行し得る。
UTRAN102は、本開示に従って利用され得るRANの一例である。図2を参照すると、限定ではなく例として、UTRANアーキテクチャにおけるRAN200の簡略化された概略図が示されている。このシステムは、セル202、204、および206を含む複数のセルラー領域(セル)を含み、その各々は、1つまたは複数のセクタを含み得る。セルは、(たとえば、カバレージエリアによって)地理的に定義することができ、および/または周波数、スクランブリングコードなどに従って定義することができる。すなわち、図示した地理的に定義されたセル202、204、および206は各々、たとえば、異なるスクランブリングコードを利用することによって、複数のセルにさらに分割され得る。たとえば、セル204aは、第1のスクランブリングコードを利用し得、セル204bは、同じ地理的領域にあり同じノードB244によってサービスされながら、第2のスクランブリングコードを利用することによって区別され得る。
セクタに分割されたセルでは、セル内の複数のセクタは、アンテナグループによって形成することができ、各アンテナがセルの一部にあるUEとの通信を担当する。たとえば、セル202では、アンテナグループ212、214、および216は各々、異なるセクタに対応し得る。セル204では、アンテナグループ218、220、および222は各々、異なるセクタに対応し得る。セル206では、アンテナグループ224、226、および228は各々、異なるセクタに対応し得る。
セル202、204、および206は、各セル202、204、または206の1つまたは複数のセクタと通信中であり得る、いくつかのUEを含み得る。たとえば、UE230および232は、ノードB242と通信することができ、UE234および236は、ノードB244と通信することができ、UE238および240は、ノードB246と通信することができる。ここで、各ノードB242、244、および246は、それぞれのセル202、204、および206におけるUE230、232、234、236、238、および240のすべてにコアネットワーク104への(図1参照)アクセスポイントを与えるように構成され得る。図2のUEのうちのいずれかは、マルチSIM UEであり得る。
ソースセルとの呼の間、または任意の他の時間に、UE236は、ソースセルの様々なパラメータならびに隣接セルの様々なパラメータを監視し得る。さらに、これらのパラメータの品質に応じて、UE236は、隣接セルのうちの1つまたは複数との通信を維持し得る。この時間の間、UE236は、アクティブセット、すなわちUE236が同時に接続されるセルのリストを維持し得る(すなわち、ダウンリンク専用物理チャネルDPCHまたは部分ダウンリンク専用物理チャネルF-DPCHをUE236に現在割り当てているUTRANセルは、アクティブセットを構成し得る)。
ワイヤレス電気通信システムでは、通信プロトコルアーキテクチャは、特定の適用例に応じて様々な形態をとり得る。たとえば、3GPPのUMTSシステムでは、シグナリングプロトコルスタックは、非アクセス層(NAS)とアクセス層(AS)とに分割される。NASは、UE110とコアネットワーク104との間のシグナリングのために上位レイヤを提供し(図1参照)、回線交換プロトコルおよびパケット交換プロトコルを含み得る。ASは、UTRAN102とUE110との間のシグナリングのために下位レイヤを提供し、ユーザプレーンおよび制御プレーンを含み得る。ここで、ユーザプレーンまたはデータプレーンは、ユーザトラフィックを搬送するが、制御プレーンは、制御情報(すなわち、シグナリング)を搬送する。
図3を参照すると、ASは、3つのレイヤ、すなわち、レイヤ1(L1)、レイヤ2(L2)、およびレイヤ3(L3)とともに示されている。レイヤ1は、最下位レイヤであり、様々な物理レイヤ信号処理機能を実装する。レイヤ1は、本明細書では物理レイヤ306と呼ばれる。レイヤ2 308と呼ばれるデータリンクレイヤが、物理レイヤ306の上にあり、物理レイヤ306にわたってUE110とノードB108との間のリンクを担当する。
レイヤ3において、無線リソース制御(RRC)レイヤ316は、UE110とノードB108との間の制御プレーンのシグナリングを扱う。RRCレイヤ316は、上位レイヤメッセージのルーティング、ブロードキャスト機能およびページング機能の処理、無線ベアラの確立および構成などのためのいくつかの機能エンティティを含む。RRCレイヤ316は、ネットワークのピアRRCエンティティとのシグナリングプロシージャを実行することもできる。
例示したエアインターフェースにおいて、L2レイヤ308は、サブレイヤに分割される。制御プレーンでは、L2レイヤ308は、媒体アクセス制御(MAC)サブレイヤ310および無線リンク制御(RLC)サブレイヤ312という、2つのサブレイヤを含む。ユーザプレーンでは、L2レイヤ308は、パケットデータコンバージェンスプロトコル(PDCP)サブレイヤ314をさらに含む。図示されていないが、UEは、ネットワーク側のPDNゲートウェイで終端されるネットワークレイヤ(たとえばIPレイヤ)と、接続の他端(たとえば、遠端のUE、サーバなど)で終端されるアプリケーションレイヤとを含めて、L2レイヤ308の上にいくつかの上位レイヤを有し得る。
PDCPサブレイヤ314は、異なる無線ベアラと論理チャネルとの間で多重化を行う。PDCPサブレイヤ314はまた、無線送信のオーバーヘッドを低減する上位レイヤのデータパケットのヘッダ圧縮、データパケットの暗号化によるセキュリティ、およびノードB間のUE向けのハンドオーバーサポートを実現する。
RLCサブレイヤ312は、一般に、(確認応答および再送信プロセスが誤り訂正に使用され得る)確認応答モード(AM)、非確認応答モード(UM)、およびデータ転送のためのトランスペアレントモードをサポートし、上位レイヤのデータパケットのセグメント化および再アセンブリならびにデータパケットの並べ替えを行って、MACレイヤにおけるハイブリッド自動再送要求(HARQ)による順が狂った受信を補償する。確認応答モードでは、RNCおよびUEなどのRLCピアエンティティは、特に、RLCデータPDU、RLCステータスPDU、およびRLCリセットPDUを含む、様々なRLCプロトコルデータユニット(PDU)を交換することができる。本開示では、「パケット」という用語は、RLCピアエンティティ間で交換される任意のRLC PDUを指す場合がある。MACサブレイヤ310は、論理チャネルとトランスポートチャネルとの間で多重化を行う。MACサブレイヤ310は、1つのセル中の様々な無線リソース(たとえば、リソースブロック)をUEの間で割り振ることも担当する。MACサブレイヤ310は、HARQ動作も担当する。
マルチSIM UE110は、図3のUMTSプロトコルアーキテクチャおよび当技術分野において知られている他のプロトコルアーキテクチャを含む複数の無線プロトコルアーキテクチャをサポートすることができる。本開示の様々な態様では、マルチSIM UE110は、LTEネットワーク、cdma2000ネットワーク、Wi-MAXネットワーク、または任意の他の適切なRATの無線プロトコルアーキテクチャをサポートすることもできる。
図4は、本開示の一態様による、チューンアウェイプロシージャを使用して1次サブスクリプションおよび1つまたは複数の2次サブスクリプションを利用することが可能なマルチSIM UE400を示す図である。UE400は、図1、図2、図5、図7、図8、および/または図12に示されるUEのいずれかでもよい。UE400は、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、および/またはそれらの組合せにおいて実装され得るいくつかの構成要素またはブロックを含む。UE400は、1次サブスクリプションブロック402(たとえば、第1のサブスクリプション構成要素)および2次サブスクリプションブロック404(たとえば、第2のサブスクリプション構成要素)を有する。1次サブスクリプションブロック402は、1次サブスクリプションに関連する第1のネットワーク406との通信用である。2次サブスクリプションブロック404は、対応する2次サブスクリプションに関連する1つまたは複数の第2のネットワーク408との通信用である。このコンテキストにおいて使用される「1次」および「2次」という用語は、異なるサブスクリプションの識別のためであるが、サブスクリプション間のいかなるランク付けも選好も意味していない。
本開示の一態様では、UE400は、適切なチューンアウェイプロシージャを使用して第1のネットワーク406および第2のネットワーク408と通信するために同じ無線周波数(RF)チェイン410を使用することができる。UE400は、1次サブスクリプションと2次サブスクリプションとの間のチューンアウェイプロシージャを実行または制御するために、他のブロックとともにチューンアウェイ制御ブロック(たとえば、チューンアウェイ制御構成要素)412も含む。UE400が1次サブスクリプションに関してアクティブである(たとえば、音声呼もしくはデータ呼、またはシグナリングプロシージャに関与している)間、UE400は、いくつかの場合に2次サブスクリプションにチューンアウェイする必要がある場合がある。一例では、UE400は、ページングメッセージ、たとえば第2のネットワーク408のモバイル着信(MT)呼に関するページングインジケータ(PI)を受信するために2次サブスクリプションにチューンアウェイする必要がある場合がある。一例では、UE400は、セル全体にわたって常に送信されるページングチャネル(PCH)416を監視し得る。PCH416の送信は、物理レイヤ生成のページングインジケータの送信に関連付けられる。2次サブスクリプションに関するページング情報を読むための1次サブスクリプションからのチューンアウェイのこのプロセスは、一般に、チューンアウェイ(たとえば、デュアルSIM UEのためのDSDSチューンアウェイまたはマルチSIM UEのためのマルチSIMチューンアウェイ)と呼ばれる。
1次サブスクリプションに関して継続中のシグナリングプロシージャが存在している間にUE400がチューンアウェイプロセスを経る場合、UE400は、シグナリングメッセージ、または1次サブスクリプションのシグナリングメッセージの関連のレイヤ2確認応答(ACK)を見逃し得ることが考えられる。たとえば、シグナリングメッセージは、SRB上で搬送されるSRBメッセージ418またはデータパケット/PDUを含み得る。UE400は、SRBメッセージまたはSRBメッセージのPDUを処理することができるSRBメッセージ処理ブロック420(たとえば、メッセージ処理構成要素)を有し得る。図5を参照すると、SRB500が、UE502とアクセスネットワーク(AN)504との間に確立され、無線アクセスベアラ(RAB)506が、UE502とコードネットワーク(CN)508との間に確立される。たとえば、ハンドオーバ、再構成、解放などを実行するために、SRBシグナリングメッセージを配信するのに、SRB500が使用され得る。一例では、UE502は、UE400と同じであり得る。1次サブスクリプションの性能の観点から、シグナリングメッセージ(たとえば、SRBメッセージ)のいかなる障害も望ましくない。また、シグナリングプロシージャのいかなる障害も、1次サブスクリプションのための望ましくない呼のドロップをもたらし得る。
接続確立中に、RRC接続セットアッププロシージャが、1つまたは複数のSRBを確立する。次いで、所望のサービスを開始し、そのサービスのために無線ベアラ(RB)を確立するためにすべての後続のシグナリングメッセージを送信するのに、SRBが使用される。SRBメッセージのこれらの交換を含むプロシージャは、一般に、シグナリングプロシージャと呼ばれる。本開示のいくつかの態様では、シグナリングプロシージャは、UEとネットワークとの間の通信の確立および制御に関する情報交換を指す。無線ベアラの確立は、無線ベアラ(RB)セットアッププロシージャを使用して達成される。UEとUTRAN(または、アクセスネットワーク)との間の制御シグナリングの大部分は、RRCシグナリングである。SRBは、RRCシグナリングのための制御プレーンにおいて使用される。RRCメッセージ(SRBメッセージ)は、レイヤ2プロトコルエンティティおよびレイヤ1プロトコルエンティティをセットアップし、変更し、解放するのに使用されるパラメータを搬送する。RRCメッセージは、それらのペイロードにおいて上位レイヤシグナリング(たとえば、モビリティ管理(MM)、接続管理(CM)、セッション管理(SM)など)も搬送する。加えて、この接続モードにおけるUEのモビリティは、RRCシグナリング(測定、ハンドオーバ、セル更新など)によって制御される。
SRBメッセージは、一般に、参照により本明細書に組み込まれる、3GPP技術仕様書(TS)25.331、RRCプロトコル仕様書、セクション13.5、バージョン12.1.0に指定された(N1,N2)パラメータに関してSRBプロシージャの性能要件を満たすためにより高い優先度を与えられる。1次サブスクリプションに関するSRBシグナリングの性能低下を回避または低減するために、マルチSIM UEは、いくつかの状態において2次サブスクリプションにアクセスするように、そのRFリソース(たとえば、RFチェイン410)をチューンアウェイまたは放棄するのを回避すべきである。
図6は、本開示の一態様による、SRBシグナリングプロシージャ中にチューンアウェイを実行するための方法600を示す図である。一例では、方法600は、UE400などの、図1、図2、図4、図5、図7、図8、および/または図12に示すUEのうちのいずれかを使用して実行され得る。ブロック602では、1次サブスクリプションのダウンリンク(DL)においてSRBメッセージが部分的に受信される場合、UEは、チューンアウェイを回避する。たとえば、SRBメッセージは、1つまたは複数のPDUが受信されてきたRRC接続再構成メッセージであり得る。ブロック604では、受信されたSRBメッセージに対するSRB応答がアップリンク(UL)において送信を保留中である場合、UEは、チューンアウェイを回避する。たとえば、SRB応答は、RRC接続再構成完了メッセージであり得る。ブロック606では、アップリンクにおいて送られたSRB応答のピアRLCレベルにおいてUEがL2確認応答(ACK)をまだ受信していない場合、UEは、チューンアウェイを回避する。さもなければ、ブロック608において、UEは、ページングメッセージを受信するために2次サブスクリプションにチューンアウェイすることができる。本開示のいくつかの態様では、UEは、図6に示す特定の順序に限定されず、任意の適切な順序でブロック602、604、および606の動作のいくつかまたはすべてを実行し得る。本開示の一態様では、方法600は、SRBシグナリングプロシージャがシグナリングクリティカルメッセージを含むときに使用され得る。
UE内のSIMの数が大きくなる(たとえば、3つ以上のSIM)場合、ページング性能は、他のサブスクリプションアクティビティに加えて極めてクリティカルになる。いくつかの場合には、1次サブスクリプションのシグナリング接続を維持するのに不可欠またはクリティカルでない、いくつかのSRBメッセージのヘビーなネットワーク使用は、ページング性能を低下させ、2次サブスクリプションに関する呼のドロップを増加させ得る。たとえば、ネットワークは、図6のチューンアウェイを回避するために3つの状態に応じてUEがチューンアウェイを実行するのを回避し得る測定制御メッセージおよび測定報告メッセージなどの大量のシグナリング非クリティカルメッセージを生成し得る。したがって、UEは、チューンアウェイを使用して他のサブスクリプションからページングメッセージを受信する機会がより少ない。
図7は、処理システム701を使用する装置700のハードウェア実装形態の一例を示すブロック図である。本開示の様々な態様によれば、要素、もしくは要素の任意の部分、または要素の任意の組合せは、1つまたは複数のプロセッサ704を含む処理システム701を用いて実装され得る。たとえば、本開示の態様では、図1、図2、図4、図5、図8、および/または図12のUEは、装置700とともに実装され得る。プロセッサ704の例は、マイクロプロセッサ、マイクロコントローラ、デジタル信号プロセッサ(DSP)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、プログラマブル論理デバイス(PLD)、ステートマシン、ゲート論理、ディスクリートハードウェア回路、および本開示全体にわたって説明する様々な機能、方法、およびプロシージャを実行するように特に構成された他の適切なハードウェアを含む。
この例において、処理システム701は、バス702によって全体的に表されるバスアーキテクチャとともに実装され得る。バス702は、処理システム701の特定の用途および全体的な設計制約に応じて、任意の数の相互接続するバスおよびブリッジを含む場合がある。バス702は、(プロセッサ704によって全体的に表される)1つまたは複数のプロセッサ、メモリ705、(コンピュータ可読媒体706によって全体的に表される)コンピュータ可読媒体、チューンアウェイブロック714、ならびに1つまたは複数のSIMまたはUICC711Aおよび711Bを含む、様々な回路または構成要素を互いにリンクする。各UICCは、1つまたは複数のUSIMアプリケーションを含む。チューンアウェイブロック714は、図4のUE400のブロックまたは構成要素のいくつかまたはすべてを含み得る。バス702は、タイミングソース、周辺機器、電圧レギュレータ、および電力管理回路などの種々の他の回路をリンクすることもできるが、これらの回路は当技術分野でよく知られており、したがって、これ以上は説明されない。バスインターフェース708は、バス702とトランシーバ710との間のインターフェースを提供する。トランシーバ710は、送信媒体を介して様々な他の装置と通信するための手段を提供する。たとえば、トランシーバ710は、図6および図8〜図12において説明するチューンアウェイプロシージャ中に様々なサブスクリプションに関連する複数のネットワークと通信するために使用され得る。
いくつかの例では、各UICC(711Aおよび711B)が様々なサブスクリプションまたはネットワークに関連付けられる場合でも、UICCは、チューンアウェイプロシージャを使用して様々なサブスクリプションと通信するために単一のトランシーバ710を共有することができる。本明細書で説明する例は、単一のトランシーバ710を利用するUE、および共有のトランシーバを利用して後述するチューンアウェイプロシージャを実行するための方法に関するが、本明細書で説明する広い概念は、2つ以上のトランシーバまたはRFチェインを有するデバイスにも適用可能であり得る。
装置の性質に応じて、ユーザインターフェース712(たとえば、キーパッド、ディスプレイ、スピーカー、マイクロフォン、ジョイスティック、タッチスクリーン、タッチパッド)も設けられ得る。プロセッサ704は、バス702を管理することと、コンピュータ可読媒体706上に記憶されたソフトウェアの実行を含む一般的な処理とを担当する。ソフトウェアは、たとえばプロセッサ704および/またはチューンアウェイブロック714によって実行されたとき、任意の特定の装置のために図6および図8〜図12において説明する様々な機能を処理システム701に実行させるチューンアウェイソフトウェア707を含み得る。コンピュータ可読媒体706は、ソフトウェアを実行するときにプロセッサ704によって操作されるデータを記憶するためにも使用され得る。
ソフトウェアは、ソフトウェア、ファームウェア、ミドルウェア、マイクロコード、ハードウェア記述言語と呼ばれるにしても、または別の呼ばれ方をするにしても、命令、命令セット、コード、コードセグメント、プログラムコード、プログラム、サブプログラム、ソフトウェアモジュール、アプリケーション、ソフトウェアアプリケーション、ソフトウェアパッケージ、ルーチン、サブルーチン、オブジェクト、実行ファイル、実行のスレッド、プロシージャ、機能などを意味すると広く解釈されるべきである。コンピュータ可読媒体706は、非一時的コンピュータ可読媒体であり得る。非一時的コンピュータ可読媒体は、例として、磁気記憶デバイス(たとえば、ハードディスク、フロッピー(登録商標)ディスク、磁気ストリップ)、光ディスク(たとえば、コンパクトディスク(CD)もしくはデジタル多用途ディスク(DVD))、スマートカード、フラッシュメモリデバイス(たとえば、カード、スティック、もしくはキードライブ)、ランダムアクセスメモリ(RAM)、読取り専用メモリ(ROM)、プログラマブルROM(PROM)、消去可能PROM(EPROM)、電気的消去可能PROM(EEPROM)、レジスタ、リムーバブルディスク、ならびにコンピュータがアクセスし、読み取ることができるソフトウェアおよび/または命令を記憶するための任意の他の適切な媒体を含む。コンピュータ可読媒体706は、処理システム701の中に、または処理システム701の外に存在し得、または処理システム701を含む複数のエンティティにわたって分散され得る。コンピュータ可読媒体706は、コンピュータプログラム製品において具現化され得る。例として、コンピュータプログラム製品は、パッケージング材料の中のコンピュータ可読媒体を含んでもよい。当業者は、特定の適用例およびシステム全体に課される全体的な設計制約に応じて、本開示全体にわたって提示される、説明する機能を最善の形でどのように実装することができるかを認識されよう。
本開示のいくつかの態様では、UEは、限定はしないが、2つの異なるネットワーク、同じネットワーク内の2つの異なるサブスクリプション、またはセルラーネットワークにおける2つのセルと接続することを含む、または2つの異なる通信アクティビティを同時にまたは並行して実行することができる。たとえば、UEは、図1、図2、図4、図5、図7、図8、および/または図12に示すUEのうちのいずれかであり得る。異なるサブスクリプションに関してまたは異なるセルからの、ページングメッセージを受信すること、SMSメッセージを実行すること、または他の情報を受信することなどの、別のサブスクリプションに関する他の通信アクティビティを同時に実行しながら、あるサブスクリプションに関して継続中の通信アクティビティ(たとえば、シグナリングプロシージャ)に関与し続けることが可能なUEは、特に有益である。
図8は、UE802と第1のUTRAN804との間のRRCシグナリングプロシージャ800を示すメッセージフロー図である。本開示の一態様では、UE802は、図1、図2、図4、図5、図7、および/または図12に示すUEのうちのいずれかとすることができ、第1のUTRAN804は、1次サブスクリプションと関連付けられ得る。一般に、RRCシグナリングプロシージャは、たとえば、シグナリングメッセージ要求/セットアップ/セットアップ完了、および再構成/再構成完了を含む、様々なRRCメッセージを含む。図8を参照すると、RRC接続確立プロシージャ(シグナリングプロシージャ)では、UE802は、RRC接続要求メッセージ806を第1のUTRAN804に送信し、第1のUTRANは、SRB(たとえば、図5のSRB500)をセットアップするための構成情報を含むRRC接続セットアップメッセージ808を返信する。RRC接続確立プロシージャは、SRBシグナリングプロシージャの一例である。次いで、UE802は、RRC接続確立プロシージャの完了の成功を確認するRRC接続セットアップ完了メッセージ810を送信する。
RRC接続確立プロシージャが継続しているとき、2次サブスクリプションに関連する第2のUTRAN812は、1つまたは複数のページングメッセージ814をUE802に送信し得る。しかしながら、従来のUEは、いくつかの条件下ではチューンアウェイせず、ページングメッセージを見逃す場合がある。たとえば、従来のマルチSIM設計では、UEは、RRC接続確立プロシージャが継続している間、RRC接続セットアップ完了メッセージ810に対してUEがレイヤ2RLC ACKを受信するまで、2次サブスクリプションにチューンアウェイするのが可能でない。これらのRRCメッセージ交換プロシージャが数百ミリ秒にわたり得るので、ページングメッセージの見逃しの数は、他のサブスクリプションでは望ましくないことに高い場合があり、結果として2次サブスクリプションにおけるモバイル着信(MT)呼の性能が低下し得る。さらに、いくつかのシグナリングプロシージャは、極めて特定の時間要件を有しておらず、したがって、ヘビーなネットワーク負荷状態の間、シグナリングプロシージャは、望ましくないことに完了するのに長い時間がかかる場合があり、したがって、その結果、さらにMT呼の性能が低下する。
セル測定を制御するために、いくつかのSRBシグナリングプロシージャが使用される。たとえば、セル測定シグナリングプロシージャでは、第1のUTRAN804(たとえば、RNC)は、測定制御メッセージ816をUE802に送り得る。UE802は、測定制御メッセージ816の情報に基づいて、要求された測定を実行し、測定報告メッセージ818を第1のUTRAN804に返送する。従来のUEは、セル測定シグナリングプロシージャが継続している(すなわち、完了していない)間はチューンアウェイしない場合があり、第2のUTRAN812からのページングメッセージ814を見逃す場合がある。したがって、1次サブスクリプションに関する測定制御メッセージおよび報告メッセージの大量の使用は、2次サブスクリプションに関する複数のページングオケージョンを阻害し得る。
したがって、本開示の様々な態様は、たとえば、上述したシナリオにおいて、UEのマルチSIM性能を強化することができる改善されたチューンアウェイプロシージャを提供する。すなわち、本開示の1つまたは複数の態様は、シグナリング非クリティカルSRBメッセージを含むいくつかのシグナリングプロシージャが1次サブスクリプションとともに継続しているとき、1つまたは複数の2次サブスクリプションのページング性能を改善するためにUEが1次サブスクリプションからチューンアウェイし得るように改善されたチューンアウェイ方式を対象とする。シグナリング非クリティカルメッセージの非限定的な例は、図8の測定制御メッセージ816および測定報告メッセージ818を含む。
本明細書で開示するチューンアウェイプロシージャの一態様は、効率的な方法で2つ以上のサブスクリプションに関してチューンアウェイプロシージャを実行するために、UEが共有のトランシーバまたはRFリソースを使用できるようにする方法にあり、このようにしてマルチSIMマルチスタンバイ性能を改善する。たとえば、UEは、図1、図2、図4、図5、図7、図8、および/または図12に示すUEのうちのいずれかであり得る。本開示の様々な態様の簡単な理解を提供するために、以下に例が提供される。後述するように、マルチSIM UEは、1次サブスクリプションから周期的にチューンアウェイし、1次サブスクリプションとの継続中のシグナリングプロシージャに実質的に影響を及ぼすことなく、同じトランシーバで2次サブスクリプションからページングメッセージを受信し得る。本開示の一態様では、UEは、関連する継続中のSRBメッセージがシグナリングクリティカルメッセージである場合にのみ、1次サブスクリプションからチューンアウェイするのをスキップまたは回避する。したがって、UEは、非クリティカルSRBメッセージを含むシグナリングプロシージャが1次サブスクリプションに関して依然として継続している間、ページング性能を改善するためにより頻繁に2次サブスクリプションにチューンアウェイすることができる。
図9は、本開示の一態様による、マルチSIM UEにおいて動作可能なチューンアウェイ方法900を示す図である。一例では、方法900は、UE400などの、図1、図2、図4、図5、図7、図8、および/または図12に示すUEのうちのいずれかにおいて実行され得る。ブロック902では、UE400は、1次サブスクリプションに関するシグナリングプロシージャを実行する。UE400は、シグナリングプロシージャ中に、1次サブスクリプションに関連する第1のネットワーク406からSRBメッセージの少なくとも1つのPDUを受信する。たとえば、UE400は、シグナリングプロシージャを実行するために1次サブスクリプションブロック402を利用し得る。一例では、SRBメッセージは、図8のRRCメッセージのうちのいずれかであり得る。ブロック904では、UE400は、受信された少なくとも1つのPDUに基づいてSRBメッセージのメッセージタイプを決定する。SRBメッセージタイプは、参照により本明細書に組み込まれる、3GPP TS25.331、無線リソース制御(RRC)、プロトコル仕様書(リリース12)に記載されている。たとえば、3GPP TS25.331に規定されたSRBメッセージタイプのうちのいくつかが、下記のTable 1(表1)に示されている。たとえば、UE400は、SRBメッセージのタイプを決定するためにPDUを処理するのにSRBメッセージ処理ブロック420を利用し得る。ブロック906では、SRBメッセージがシグナリング非クリティカルメッセージを含むことをメッセージタイプが示す場合、UE400は、1次サブスクリプションに関してシグナリングプロシージャが継続している間、第2のサブスクリプションに関連する第2のネットワーク408へのチューンアウェイプロシージャを実行することができる。たとえば、UE400は、第1のネットワーク406とのSRBシグナリングプロシージャが依然として継続している間、第2のネットワークからデータ(たとえば、ページングメッセージ)を受信するために第2のネットワーク408へのチューンアウェイプロシージャを実行するようにチューンアウェイ制御ブロック412を利用し得る。しかしながら、SRBメッセージがシグナリングクリティカルメッセージを含むことをメッセージタイプが示す場合、UE400は、そのようなSRBメッセージを含むシグナリングプロシージャが継続している(すなわち、完了していない)間はチューンアウェイを回避する。
限定ではなく例として、シグナリングクリティカルSRBメッセージは、無線ベアラ再構成メッセージ、トランスポートチャネル再構成メッセージ、物理チャネル再構成メッセージ、アクティブセット更新メッセージ、セル更新メッセージ、UTRAN登録エリア(URA)更新メッセージなどを含む。シグナリング非クリティカルSRBメッセージのいくつかの非限定的な例は、測定制御メッセージ、測定報告メッセージなどを含む。
図10は、本開示の一態様による、PDUに基づいてSRBメッセージのタイプを決定するための方法1000を示すフローチャートである。一例では、方法1000は、図1、図2、図4、図5、図7、図8、および/または図12に示すUEのいずれかによって実行され得る。たとえば、UE400は、方法1000を実行するために図4のSRBメッセージ処理ブロック420を利用し得る。ブロック1002では、UE400は、Abstract Syntax Notation 1(ASN.1)符号化RRC DL-DCCH-Message(ダウンリンク専用制御チャネル(DCCH)メッセージ)を含み得る、SRBメッセージの受信された1つまたは複数のPDUを構文解析または分析する。詳細については3GPP TS25.331を参照されたい。ASN.1メッセージタイプ指示が受信されたPDU内に存在する場合、UEのRRCエンティティは、固定されたオフセットを認識する。この情報を用いて、ブロック1004では、UE400は、SRBメッセージタイプに対応するPDUのビットフィールドを位置特定する。次いで、ブロック1006では、UE400は、SRBメッセージが、シグナリングクリティカルSRBメッセージか、またはシグナリング非クリティカルSRBメッセージかをSRBメッセージタイプに基づいて決定することができる。たとえば、UEのRLCエンティティは、どんなSRBメッセージが受信されているかを決定し、これをRRCエンティティに示すために受信されたPDUメッセージをチェックすることができる。SRBメッセージタイプのうちのいくつかの例が、下記のTable 1(表1)に示されている。
Figure 0006469713
図11は、本開示の一態様による、マルチSIM UEにおいて動作可能なチューンアウェイプロシージャ1100を示すフローチャートである。一例では、チューンアウェイプロシージャ1100は、UE400などの、図1、図2、図4、図5、図7、図8、および/または図12に示すUEのうちのいずれかによって実行され得る。たとえば、チューンアウェイプロシージャ1100は、図9のブロック906において実行され得る。UE400が、1次サブスクリプションからSRBメッセージの少なくとも1つのPDUをすでに受信したことが仮定され、UE400は、たとえば、図10の方法1000を使用してSRBメッセージのタイプを決定することができる。SRBメッセージがシグナリングクリティカルメッセージである場合、プロシージャ1100はブロック1102へ続き、さもなければ、このプロシージャはブロック1104へ続く。ブロック1102では、UE400は、一例によれば、図6の方法600と同様のシグナリングクリティカルSRBチューンアウェイプロシージャを実行し得る。図12を参照すると、UE400は、1次サブスクリプションに関連する第1のネットワーク406と、シグナリング非クリティカルSRBメッセージを含むシグナリングプロシージャ1202を実行している場合がある。SRBメッセージがシグナリングクリティカルメッセージでない場合、UE400は、SRBシグナリングプロシージャ1202が依然として継続している間、いくつかの状態において2次サブスクリプションに関連する第2のネットワーク408へのチューンアウェイプロシージャ1204を実行し得る。
図11を再び参照すると、ブロック1104では、1次サブスクリプションに関してダウンリンク(DL)においてシグナリング非クリティカルSRBが部分的に受信される場合、UE400はチューンアウェイすることができる。ブロック1106では、アップリンク(UL)において送られたSRB応答がL2 ACKをまだ受信しておらず、L2 ACKの再送信数が所定の数よりも少ない場合、UE400は、チューンアウェイすることができる。たとえば、この所定の数は、ネットワークによって決定され得る、最大再送信数の半分である場合がある。したがって、L2 ACKの再送信数が所定の数以上である場合、UE400はチューンアウェイを回避する。ブロック1104および1106は、他の適切なシグナリング非クリティカルSRBメッセージとともに適用可能であり得る、改善されたチューンアウェイプロシージャ1204のいくつかの例にすぎない。さらに、図11の様々なプロシージャ、ステップ、およびブロックの実行のシーケンスは、本開示の他の態様では変更され得る。プロシージャ1100によれば、UEは、1次サブスクリプションに関するSRBシグナリングに著しく影響を及ぼすことなく、2次サブスクリプションのページング性能を改善し得る。
電気通信システムのいくつかの態様が、UMTSシステムを参照して提示されてきた。当業者が容易に諒解するように、本開示全体にわたって説明する様々な態様は、他の電気通信システム、ネットワークアーキテクチャ、および通信規格に拡張され得る。
例として、様々な態様は、UMTS(FDD、TDD)、(FDD、TDD、もしくは両方のモードの)ロングタームエボリューション(LTE)、(FDD、TDD、もしくは両方のモードの)LTEアドバンスト(LTE-A)、CDMA2000、エボリューションデータオプティマイズド(EV-DO)、ウルトラモバイルブロードバンド(UMB)、IEEE802.11(Wi-Fi)、IEEE802.16(WiMAX)、IEEE802.20、ウルトラワイドバンド(UWB)、Bluetooth(登録商標)、および/または他の適切なシステムを採用するシステムに拡張され得る。採用される実際の電気通信標準規格、ネットワークアーキテクチャ、および/または通信標準規格は、特定の用途、およびシステムに課される全体的な設計制約に依存する。
開示した方法におけるステップの特定の順序または階層は、例示的なプロセスの例示であることを理解されたい。設計の選好に基づいて、方法におけるステップの特定の順序または階層が再構成可能であることを理解されたい。添付の方法クレームは、様々なステップの要素を例示的な順序で提示したものであり、クレーム内で明記していない限り、提示した特定の順序または階層に限定されるように意図されているわけではない。
前述の説明は、いかなる当業者も本明細書で説明する様々な態様を実践できるようにするために与えられる。これらの態様に対する種々の変更形態は、当業者に容易に明らかになり、本明細書において規定される一般原理は、他の態様に適用することができる。したがって、特許請求の範囲は、本明細書に示された態様に限定されるものではないが、特許請求の範囲の言い回しと一致した全範囲に一致することになり、単数形の要素の参照は、特に別段の定めがない限り「1つまたは1つだけ」を意味するものではなく、むしろ「1つまたは複数の」である。特に別段の定めがない限り、「いくつか(some)」という用語は、1つまたは複数を指す。項目のリスト「のうちの少なくとも1つ」について言及する句は、単一のメンバーを含むこれらの項目の任意の組合せを指す。一例として、「a、b、またはcのうちの少なくとも1つ」は、a、b、c、aおよびb、aおよびc、bおよびc、ならびにa、bおよびcを含むことが意図される。当業者に知られているまたは後で当業者に知られることになる、本開示全体にわたって説明する様々な態様の要素の構造的および機能的なすべての均等物は、参照により本明細書に明確に組み込まれ、特許請求の範囲によって包含されることが意図される。さらに、本明細書で開示するいかなる内容も、そのような開示が特許請求の範囲で明示的に記載されているかどうかにかかわらず、公に供することは意図されていない。請求項のいかなる要素も、「のための手段」という句を使用して要素が明確に記載されていない限り、または方法クレームの場合に「のためのステップ」という句を使用して要素が記載されていない限り、米国特許法第112条第6項の規定に基づいて解釈されるべきではない。
100 UMTSネットワーク
102 UMTS地上波無線アクセスネットワーク、UTRAN
104 コアネットワーク
106 無線ネットワークコントローラ、RNC
107 無線ネットワークサブシステム、RNS
108 ノードB
110 ユーザ機器、UE
111 USIM
112 MSC
114 GMSC
115 ホームロケーションレジスタ、HLR
116 回線交換ネットワーク
118 サービングGPRSサポートノード、SGSN
120 ゲートウェイGPRSサポートノード、GGSN
122 パケットベースのネットワーク
200 RAN
202 セル
204 セル
206 セル
212 アンテナグループ
214 アンテナグループ
216 アンテナグループ
218 アンテナグループ
220 アンテナグループ
222 アンテナグループ
224 アンテナグループ
226 アンテナグループ
228 アンテナグループ
230 UE
232 UE
234 UE
236 UE
238 UE
240 UE
242 ノードB
244 ノードB
246 ノードB
306 物理レイヤ
308 レイヤ2
310 媒体アクセス制御(MAC)サブレイヤ
312 無線リンク制御(RLC)サブレイヤ
314 パケットデータコンバージェンスプロトコル(PDCP)サブレイヤ
316 RRCレイヤ
400 マルチSIM UE、UE
402 1次サブスクリプションブロック
404 2次サブスクリプションブロック
406 第1のネットワーク
408 第2のネットワーク
410 RFチェイン
412 チューンアウェイ制御ブロック
414 ページング情報
416 ページングチャネル
418 SRBメッセージ
420 SRBメッセージ処理ブロック
500 SRB
502 UE
504 アクセスネットワーク、AN
506 無線アクセスベアラ、RAB
508 コアネットワーク、CN
700 装置
701 処理システム
702 バス
704 プロセッサ
705 メモリ
706 コンピュータ可読記憶媒体
707 チューンアウェイソフトウェア
708 バスインターフェース
710 トランシーバ
711A SIM、UICC
711B SIM、UICC
712 ユーザインターフェース
714 チューンアウェイブロック
800 RRCシグナリングプロシージャ
802 UE
812 第2のUTRAN

Claims (15)

  1. 第1のサブスクリプションに関連する第1の加入者識別モジュール(SIM)と、第2のサブスクリプションに関連する第2のSIMとを含むユーザ機器(UE)において動作可能なワイヤレス通信の方法であって、
    前記第1のサブスクリプションに関連する第1のネットワークからシグナリング無線ベアラ(SRB)メッセージの少なくとも1つのプロトコルデータユニット(PDU)を受信することを含むロングタームエボリューション(LTE)シグナリングプロシージャを実行するステップと、
    前記少なくとも1つの受信されたPDUに基づいて前記SRBメッセージのメッセージタイプを決定するステップと、
    前記SRBメッセージがシグナリング非クリティカルメッセージを含むことを前記メッセージタイプが示す場合、前記LTEシグナリングプロシージャが完了する前に、前記第2のサブスクリプションに関連する第2のネットワークと通信するためにチューンアウェイプロシージャを実行するステップと
    を含む、方法。
  2. 前記シグナリング非クリティカルメッセージが、測定制御メッセージまたは測定報告メッセージのうちの少なくとも一方を含む、請求項1に記載の方法。
  3. 前記チューンアウェイプロシージャが、
    前記第2のネットワークからページング情報を受信するために前記第2のネットワークにチューンアウェイすること
    を含む、請求項1に記載の方法。
  4. 前記チューンアウェイプロシージャが、
    SRBメッセージのSRB応答に関する確認応答が前記ネットワークから受信されず、前記確認応答の再送信数が所定の値よりも少ない場合、前記第2のネットワークからページング情報を受信するために前記第2のネットワークにチューンアウェイすること
    を含む、請求項1に記載の方法。
  5. 前記SRBメッセージがシグナリングクリティカルメッセージを含む場合、前記LTEシグナリングプロシージャが継続している間、前記チューンアウェイプロシージャを実行することを回避するステップ
    をさらに含む、請求項1に記載の方法。
  6. 前記シグナリングクリティカルメッセージが、無線ベアラ再構成メッセージ、トランスポートチャネル再構成メッセージ、物理チャネル再構成メッセージ、アクティブセット更新メッセージ、セル更新メッセージ、または登録エリア更新メッセージのうちの少なくとも1つを含む、請求項5に記載の方法。
  7. 前記SRBメッセージの前記メッセージタイプを決定するステップが、
    前記SRBメッセージの前記少なくとも1つのPDUを構文解析することと、
    前記SRBメッセージの前記メッセージタイプに対応する前記少なくとも1つのPDUのビットフィールドを位置特定することと
    を含む、請求項1に記載の方法。
  8. 第1のサブスクリプションに関連する第1の加入者識別モジュール(SIM)と、第2のサブスクリプションに関連する第2のSIMとを含むマルチSIMユーザ機器(UE)であって、
    前記第1のサブスクリプションに関連する第1のネットワークからシグナリング無線ベアラ(SRB)メッセージの少なくとも1つのプロトコルデータユニット(PDU)を受信することを含むロングタームエボリューション(LTE)シグナリングプロシージャを実行するための手段と、
    前記少なくとも1つの受信されたPDUに基づいて前記SRBメッセージのメッセージタイプを決定するための手段と、
    前記SRBメッセージがシグナリング非クリティカルメッセージを含むことを前記メッセージタイプが示す場合、前記LTEシグナリングプロシージャが完了する前に、前記第2のサブスクリプションに関連する第2のネットワークと通信するためにチューンアウェイプロシージャを実行するための手段と
    を含む、マルチSIMユーザ機器(UE)。
  9. 前記シグナリング非クリティカルメッセージが、測定制御メッセージまたは測定報告メッセージのうちの少なくとも一方を含む、請求項8に記載のマルチSIM UE。
  10. 前記チューンアウェイプロシージャが、
    前記第2のネットワークからページング情報を受信するために前記第2のネットワークにチューンアウェイすること
    を含む、請求項8に記載のマルチSIM UE。
  11. 前記チューンアウェイプロシージャが、
    SRBメッセージのSRB応答に関する確認応答が前記ネットワークから受信されず、前記確認応答の再送信数が所定の値よりも少ない場合、前記第2のネットワークからページング情報を受信するために前記第2のネットワークにチューンアウェイすること
    を含む、請求項8に記載のマルチSIM UE。
  12. 前記SRBメッセージがシグナリングクリティカルメッセージを含む場合、前記LTEシグナリングプロシージャが継続している間、前記チューンアウェイプロシージャを実行することを回避するための手段
    をさらに含む、請求項8に記載のマルチSIM UE。
  13. 前記シグナリングクリティカルメッセージが、無線ベアラ再構成メッセージ、トランスポートチャネル再構成メッセージ、物理チャネル再構成メッセージ、アクティブセット更新メッセージ、セル更新メッセージ、または登録エリア更新メッセージのうちの少なくとも1つを含む、請求項12に記載のマルチSIM UE。
  14. 前記SRBメッセージの前記メッセージタイプを決定するための前記手段が、
    前記SRBメッセージの前記少なくとも1つのPDUを構文解析することと、
    前記SRBメッセージの前記メッセージタイプに対応する前記少なくとも1つのPDUのビットフィールドを位置特定することと
    を行うように構成される、請求項8に記載のマルチSIM UE。
  15. 請求項1乃至7のいずれか1項に記載の方法を実行するためのコードを記憶したコンピュータ可読記憶媒体。
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