JP6468814B2 - 暖房装置 - Google Patents

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Description

本明細書で開示する技術は、暖房装置に関する。
特許文献1に、暖房装置が開示されている。この暖房装置は、熱媒の熱を利用して暖房する暖房端末と、ヒートポンプを熱源として熱媒を加熱する第1加熱手段と、燃焼装置を熱源として熱媒を加熱する第2加熱手段と、暖房端末と第1加熱手段と第2加熱手段の間で熱媒を循環させる熱媒循環路と、暖房端末に流入する熱媒の温度を検出する熱媒温度センサと、暖房設定温度を設定する設定手段と、制御手段と、を備えている。この暖房装置において、制御手段は、燃焼装置が停止しており、熱媒温度センサでの測定温度が暖房設定温度より低い第1点火温度以下である場合に、燃焼装置を作動させ、燃焼装置が作動しており、熱媒温度センサでの測定温度が暖房設定温度より高い第1消火温度以上である場合に、燃焼装置を停止させるように構成されている。
上記の暖房装置では、第1加熱手段のみで熱媒を加熱する非燃焼暖房運転と、第1加熱手段と第2加熱手段の両方で熱媒を加熱する燃焼暖房運転が実行可能である。上記の暖房装置では、非燃焼暖房運転を行っている時に、ヒートポンプによる加熱量が暖房端末での放熱量を下回っていると、熱媒温度センサでの熱媒の測定温度が徐々に低下していく。そして、熱媒の測定温度が暖房設定温度より低い第1点火温度以下まで低下すると、暖房装置の動作は非燃焼暖房運転から燃焼暖房運転に切り換わる。また、上記の暖房装置では、燃焼暖房運転を行っている時に、ヒートポンプと燃焼装置による加熱量が暖房端末での放熱量を上回っていると、熱媒温度センサでの熱媒の測定温度が上昇していく。そして、熱媒の測定温度が暖房設定温度より高い第1消火温度以上まで上昇すると、暖房装置の動作は燃焼暖房運転から非燃焼暖房運転に切り換わる。上記の暖房装置によれば、暖房端末での放熱量とヒートポンプおよび燃焼装置の加熱量のバランスに応じて、非燃焼暖房運転と燃焼暖房運転を切り換えることができる。
特開2014−48035号公報
暖房装置が燃焼暖房運転を行っている時に、熱媒の温度が暖房設定温度よりも高いにも関わらず、暖房端末での放熱量とヒートポンプおよび燃焼装置の加熱量がつりあって、第1消火温度よりも低い温度で熱媒の温度が安定してしまうことがある。このような状態を高温安定状態ともいう。高温安定状態となってしまうと、暖房端末には暖房設定温度よりも高温の熱媒が供給され続けているにも関わらず、燃焼暖房運転から非燃焼暖房運転への切り換えが行われない状態になってしまう。
本明細書では、上記課題を解決する技術を提供する。本明細書では、熱媒の測定温度に応じて非燃焼暖房運転と燃焼暖房運転を切り換える暖房装置において、高温安定状態を速やかに解消することが可能な技術を提供する。
本明細書が開示する技術は、暖房装置に具現化される。この暖房装置は、熱媒の熱を利用して暖房する暖房端末と、ヒートポンプを熱源として熱媒を加熱する第1加熱手段と、燃焼装置を熱源として熱媒を加熱する第2加熱手段と、暖房端末と第1加熱手段と第2加熱手段の間で熱媒を循環させる熱媒循環路と、暖房端末に流入する熱媒の温度を検出する熱媒温度センサと、暖房設定温度を設定する設定手段と、制御手段と、を備えている。制御手段は、燃焼装置が停止しており、熱媒温度センサでの測定温度が暖房設定温度より低い第1点火温度以下である場合に、燃焼装置を作動させ、燃焼装置が作動しており、熱媒温度センサでの測定温度が暖房設定温度より高い第1消火温度以上である場合に、燃焼装置を停止させ、燃焼装置が作動しており、第2消火温度と第1所定期間の複数の組み合わせの何れかにおいて、熱媒温度センサでの測定温度が第2消火温度を上回る状態が第1所定期間続いた場合に、燃焼装置を停止させるように構成されている。第2消火温度は、暖房設定温度以上であって、第1消火温度よりも低い温度に設定されている第2消火温度と第1所定期間の複数の組み合わせは、第2消火温度が低いほど第1所定期間が長くなるように設定されている。
上記の暖房装置では、熱媒の測定温度が第1消火温度まで上昇していなくても、第1消火温度よりも低い第2消火温度を上回る状態が第1所定期間継続したときに、燃焼暖房運転から非燃焼暖房運転への切り換えを行う。このような構成とすることによって、高温安定状態を速やかに解消することができる。
上記の暖房装置は、制御手段がさらに、燃焼装置が停止しており、第2点火温度と第2所定期間の複数の組み合わせの何れかにおいて、熱媒温度センサでの測定温度が第2点火温度を下回る状態が第2所定期間続いた場合に、燃焼装置を作動させるように構成されており、第2点火温度が、暖房設定温度以下であって、第1点火温度よりも高い温度に設定されており、第2点火温度と第2所定期間の複数の組み合わせが、第2点火温度が高いほど第2所定期間が長くなるように設定されているように構成することができる。
暖房装置が非燃焼暖房運転を行っている間に、熱媒の温度が暖房設定温度よりも低いにも関わらず、暖房端末での放熱量とヒートポンプの加熱量がつりあって、第1点火温度よりも高い温度で熱媒の温度が安定してしまうことがある。このような状態を低温安定状態ともいう。低温安定状態となってしまうと、暖房端末には暖房設定温度よりも低温の熱媒が供給され続けているにも関わらず、非燃焼暖房運転から燃焼暖房運転への切り換えが行われない状態になってしまう。上記の暖房装置によれば、熱媒の測定温度が第1点火温度まで低下していなくても、第1点火温度よりも高い第2点火温度を下回る状態が第2所定期間継続したときに、非燃焼暖房運転から燃焼暖房運転への切り換えを行う。このような構成とすることによって、低温安定状態を速やかに解消することができる。
本明細書が開示する技術によれば、熱媒の測定温度に応じて非燃焼暖房運転と燃焼暖房運転を切り換える暖房装置において、高温安定状態を速やかに解消することができる。
実施例の暖房装置10の構成を示す図。 実施例の暖房装置10においてコントローラ100が実行する処理を示すフローチャート。
(実施例)
図面を参照して、実施例の暖房装置10について説明する。図1に示すように、暖房装置10は、主に、ヒートポンプユニット12と、燃焼ユニット50と、暖房端末60と、コントローラ100を備えている。ヒートポンプユニット12は、ヒートポンプ20と、タンク30を有している。燃焼ユニット50は、燃焼装置52を有している。暖房装置10は、概して、ヒートポンプ20と燃焼装置52のそれぞれを熱源として、それらの熱源によって発生した熱を、熱媒(例えば水または不凍液)を介して暖房端末60に供給する構成となっている。
ヒートポンプ20は、大気からの採熱によって熱媒を加熱する。タンク30は、熱媒を貯める密閉容器であって、ヒートポンプ20が発生する熱を貯める蓄熱容器である。ヒートポンプ20とタンク30は、蓄熱用循環経路22を介して互いに接続されている。蓄熱用循環経路22は、ヒートポンプ20とタンク30との間で熱媒を循環させる管路である。蓄熱用循環経路22には、蓄熱用ポンプ24が設けられている。タンク30内の熱媒は、ヒートポンプ20に送られ、加熱されて、再びタンク30に戻される。それにより、ヒートポンプ20の発生する熱が、タンク30に貯えられる。ヒートポンプ20と蓄熱用ポンプ24は、コントローラ100と電気的に接続されており、その動作はコントローラ100によって制御される。
タンク30には、高さ方向に沿って、複数のタンク温度センサ34が設けられている。各々のタンク温度センサ34は、それぞれの高さ位置において、タンク30内の熱媒の温度を測定する。複数のタンク温度センサ34は、コントローラ100と電気的に接続されており、それらの出力信号はコントローラ100へ入力される。コントローラ100は、複数のタンク温度センサ34の出力信号に基づいて、タンク30に貯められた熱量を把握することができる。タンク温度センサ34には、一例ではあるが、サーミスタを採用することができる。
タンク30に貯められた熱は、暖房用循環経路32によって暖房端末60に供給される。暖房用循環経路32は、タンク30と暖房端末60との間で熱媒を循環させる管路である。暖房用循環経路32は、タンク30から燃焼ユニット50を経由して暖房端末60へ熱媒を送る往路32a、32bと、暖房端末60からタンク30へ熱媒を戻す復路32cを有している。なお、往路32a、32bのうち、燃焼装置52よりも上流の部分を上流往路32aと称し、燃焼装置52よりも下流の部分を下流往路32bと称することがある。タンク30内の熱媒は、暖房用循環経路32の往路32a、32bを通って暖房端末60に送られ、暖房端末60において放熱した後に、暖房用循環経路32の復路32cを通ってタンク30に戻される。
暖房用循環経路32には、バイパス経路36が設けられている。バイパス経路36は、暖房用循環経路32の復路32cから分岐して、暖房用循環経路32の上流往路32aに合流する管路である。バイパス経路36は、暖房端末60からの熱媒を、タンク30を経由することなく(即ち、バイパスして)、燃焼ユニット50に送ることができる。バイパス経路36の分岐位置36bには、調整弁38が設けられている。調整弁38は、電動式三方弁の一種であり、タンク30側とバイパス経路36側との流量比を調整することができる。調整弁38は、コントローラ100と電気的に接続されており、その動作はコントローラ100によって制御される。コントローラ100は、調整弁38を制御することよって、タンク30(及びヒートポンプ20)から暖房端末60へ供給される熱量を調整することができる。
暖房用循環経路32の上流往路32aには、第1熱媒温度センサ40が設けられている。なお、第1熱媒温度センサ40は、バイパス経路36の合流位置36aよりも下流に位置している。第1熱媒温度センサ40は、暖房用循環経路32を流れる熱媒、特に、燃焼ユニット50に流入する熱媒の温度を測定する。なお、燃焼装置52の運転が停止中であれば、第1熱媒温度センサ40による測定温度は、暖房端末60に供給される熱媒の温度に実質的に等しくなる。よって、後述するように、燃焼装置52の運転停止中は、第1熱媒温度センサ40が、暖房端末60に供給される熱媒の温度を測定する温度センサとして利用される。第1熱媒温度センサ40は、コントローラ100と電気的に接続されており、その出力信号はコントローラ100へ入力される。第1熱媒温度センサ40には、一例ではあるが、サーミスタを採用することができる。
燃焼ユニット50の燃焼装置52は、可燃性ガス(例えば都市ガス又はプロパンガス)を燃焼して、熱媒を加熱する。燃焼装置52は、可燃性ガスを燃焼させるバーナ52aと、バーナ52aによる燃焼熱によって熱媒を加熱する顕熱熱交換機52bと、バーナ52aによる排気ガスを凝縮させることによって熱媒を加熱する潜熱熱交換機52cを備えている。顕熱熱交換機52bと潜熱熱交換機52cは一連に接続されており、熱媒は、先ず潜熱熱交換機52cにおいて加熱され、その後に顕熱熱交換機52bにおいてさらに加熱される。燃焼装置52の出力は、コントローラ100によって、段階的に調節可能となっている。以下では、燃焼装置52の運転を停止した状態で行う暖房運転を非燃焼暖房運転ともいい、燃焼装置52が運転している状態で行う暖房運転を燃焼暖房運転ともいう。
燃焼ユニット50には、暖房用ポンプ54と第2熱媒温度センサ56が設けられている。暖房用ポンプ54は、暖房用循環経路32上に配置されており、暖房用ポンプ54が運転されると、暖房用循環経路32を通じて暖房端末60に熱媒が送られる。暖房用ポンプ54は、コントローラ100と電気的に接続されており、その動作はコントローラ100によって制御される。
第2熱媒温度センサ56は、暖房用循環経路32の下流往路32bに設けられており、燃焼装置52から流出する熱媒の温度を測定する。第2熱媒温度センサ56による測定温度は、暖房端末60に供給される熱媒の温度に実質的に等しい。よって、後述するように、燃焼装置52の運転中は、第2熱媒温度センサ56が、暖房端末60に供給される熱媒の温度を測定する温度センサとして利用される。第2熱媒温度センサ56は、コントローラ100と電気的に接続されており、その出力信号はコントローラ100へ入力される。第2熱媒温度センサ56には、一例ではあるが、サーミスタを採用することができる。
暖房端末60は、暖房箇所に配置され、熱媒を放熱させることによって暖房を行う。暖房端末60は、例えば、床暖房パネル、パネルヒータ、コンベクターヒータ、浴室暖房機、ファンヒータである。本実施例の暖房装置10は、一つに限られず、複数の暖房端末60を備えることができる。
コントローラ100は、CPU、ROM、RAM等を備えている。ROMには各種の運転プログラムが格納されている。RAMには、コントローラ100に入力される各種信号や、CPUが処理を実行する過程で生成される種々のデータが一時的に記憶される。コントローラ100では、CPUがROMやRAMに記憶された情報に基づいて、暖房装置10の各構成要素の動作を制御する。また、コントローラ100には、図示しないリモコンが接続されている。リモコンは、スイッチやボタン等を介して、ユーザからの各種の操作入力を受け入れるとともに、表示や音声によってユーザに暖房装置10の設定や動作に関する各種の情報を通知する。本実施例では、ユーザはリモコンを介して、暖房運転の際に暖房端末60に供給される熱媒の温度を、暖房設定温度として設定することができる。なお、暖房設定温度の設定は、リモコンからの入力に限られず、例えばコントローラ100に予め記憶されている所定の温度値を暖房設定温度として用いてもよい。
図2は、ユーザによって暖房運転の開始が指示されたときに、コントローラ100が実行する処理を示すフローチャートである。
ステップS2では、コントローラ100は、ヒートポンプ20と蓄熱用ポンプ24の運転を開始する。これによって、タンク30とヒートポンプ20の間で、熱媒の循環加熱が開始される。
ステップS4では、コントローラ100は、暖房用ポンプ54の運転を開始する。これによって、非燃焼暖房運転が開始される。非燃焼暖房運転では、ヒートポンプ20により加熱され、タンク30に貯められた熱媒が、暖房端末60へ供給される。
ステップS6では、コントローラ100は、第1熱媒温度センサ40での熱媒の測定温度と、暖房設定温度に基づいて、調整弁38を制御する。例えば、コントローラ100は、熱媒の測定温度が暖房設定温度よりも高ければ、バイパス経路36側への流量が多くなるように調整弁38の開度を調整し、熱媒の測定温度が目標温度よりも低ければ、タンク30側への流量が多くなるように調整弁38の開度を調整する。
ステップS8では、コントローラ100は、第1熱媒温度センサ40での熱媒の測定温度が第1点火温度以下であるか否かを判断する。第1点火温度は、暖房設定温度よりも低い温度であり、例えば暖房設定温度から第1の所定温度幅(例えば10℃)を減算した温度である。熱媒の測定温度が第1点火温度以下である場合(ステップS8でYESの場合)、コントローラ100は非燃焼暖房運転から燃焼暖房運転への切り換えが必要と判断して、処理はステップS14へ進む。熱媒温度が第1点火温度を超えている場合(ステップS8でNOの場合)、処理はステップS10へ進む。
ステップS10では、コントローラ100は、第1熱媒温度センサ40での熱媒の測定温度が第2点火温度を下回る状態が所定期間(例えば30分)継続しているか否かを判断する。第2点火温度は、暖房設定温度以下であって、第1点火温度よりも高い温度である。例えば、第2点火温度は、暖房設定温度から第1の所定温度幅よりも小さい第2の所定温度幅(例えば5℃)を減算した温度であってもよいし、暖房設定温度に等しくてもよい。熱媒の測定温度が第2点火温度を下回る状態が所定期間継続している場合(ステップS10でYESの場合)、コントローラ100は非燃焼暖房運転から燃焼暖房運転への切り換えが必要と判断して、処理はステップS14へ進む。それ以外の場合(ステップS10でNOの場合)、コントローラ100は非燃焼暖房運転から燃焼暖房運転への切り換えは不要と判断して、処理はステップS12へ進む。
ステップS12では、コントローラ100は、ユーザによって暖房運転の終了が指示された否かを判断する。暖房運転の終了が指示された場合(ステップS12でYESの場合)、処理はステップS28へ進む。暖房運転の終了が指示されていない場合(ステップS12でNOの場合)、処理はステップS6へ戻る。
ステップS14では、コントローラ100は、燃焼装置52の運転を開始する。これによって、非燃焼暖房運転から燃焼暖房運転への切り換えが行われる。燃焼暖房運転では、タンク30及びヒートポンプ20からの熱媒が、燃焼装置52によってさらに加熱されてから、暖房端末60に供給される。
ステップS16では、コントローラ100は、第2熱媒温度センサ56での熱媒の測定温度と、暖房設定温度に基づいて、燃焼装置52の出力を調整する。例えば、コントローラ100は、熱媒の測定温度が暖房設定温度よりも高ければ、燃焼装置52の出力を小さくし、熱媒の測定温度が暖房設定温度よりも低ければ、燃焼装置52の出力を大きくする。なお、ステップS16において、コントローラ100は、さらに調整弁38の開度を調整してもよい。
ステップS18では、コントローラ100は、第2熱媒温度センサ56での熱媒の測定温度が第1消火温度以上であるか否かを判断する。第1消火温度は、暖房設定温度よりも高い温度であり、例えば暖房設定温度に第3の所定温度幅(例えば10℃)を加算した温度である。熱媒の測定温度が第1消火温度以上である場合(ステップS18でYESの場合)、コントローラ100は燃焼暖房運転から非燃焼暖房運転への切り換えが必要と判断して、処理はステップS22へ進む。熱媒の測定温度が第1消火温度に満たない場合(ステップS18でNOの場合)、処理はステップS20へ進む。
ステップS20では、コントローラ100は、第2熱媒温度センサ56での熱媒の測定温度が第2消火温度を上回る状態が所定期間(例えば30分)継続しているか否かを判断する。第2消火温度は、暖房設定温度以上であって、第1消火温度よりも低い温度である。例えば、第2消火温度は、暖房設定温度に第3の所定温度幅よりも小さい第4の所定温度幅(例えば5℃)を加算した温度であってもよいし、暖房設定温度に等しくてもよい。熱媒の測定温度が第2消火温度を上回る状態が所定期間継続している場合(ステップS20でYESの場合)、コントローラ100は燃焼暖房運転から非燃焼暖房運転への切り換えが必要と判断して、処理はステップS22へ進む。それ以外の場合(ステップS20でNOの場合)、コントローラ100は燃焼暖房運転から非燃焼暖房運転への切り換えは不要と判断して、処理はステップS24へ進む。
ステップS22では、コントローラ100は、燃焼装置52の運転を終了する。これによって、燃焼暖房運転から非燃焼暖房運転への切り換えが行われる。ステップS22の後、処理はステップS12へ進む。
ステップS24では、コントローラ100は、ユーザによって暖房運転の終了が指示されたか否かを判断する。暖房運転の終了が指示された場合(ステップS24でYESの場合)、処理はステップS26へ進む。暖房運転の終了が指示されていない場合(ステップS24でNOの場合)、処理はステップS16へ戻る。
ステップS26では、コントローラ100は、燃焼装置52の運転を終了する。ステップS26の後、処理はステップS28へ進む。
ステップS28では、コントローラ100は、暖房用ポンプ54の運転を終了する。
ステップS30では、コントローラ100は、ヒートポンプ20と蓄熱用ポンプ24の運転を終了する。
暖房装置10では、非燃焼暖房運転を行っている時に、ヒートポンプ20による加熱量が暖房端末60での放熱量を下回っていると、第1熱媒温度センサ40での熱媒の測定温度が徐々に低下していく。そして、熱媒の測定温度が暖房設定温度より低い第1点火温度以下まで低下すると、非燃焼暖房運転から燃焼暖房運転に切り換わる。また、暖房装置10では、燃焼暖房運転を行っている時に、ヒートポンプ20と燃焼装置52による加熱量が暖房端末60での放熱量を上回っていると、第2熱媒温度センサ56での熱媒の測定温度が上昇していく。そして、熱媒の測定温度が暖房設定温度より高い第1消火温度以上まで上昇すると、燃焼暖房運転から非燃焼暖房運転に切り換わる。このように、本実施例の暖房装置10によれば、暖房端末60での放熱量とヒートポンプ20および燃焼装置52の加熱量のバランスに応じて、非燃焼暖房運転と燃焼暖房運転を切り換えることができる。
暖房装置10が燃焼暖房運転を行っている間に、熱媒の温度が暖房設定温度よりも高いにも関わらず、暖房端末60での放熱量とヒートポンプ20および燃焼装置52の加熱量がつりあって、第1消火温度よりも低い温度で熱媒の温度が安定してしまうことがある。このような状態は、燃焼装置52の出力を最小出力まで低下させた状態で、暖房端末60での放熱量とヒートポンプ20および燃焼装置52の加熱量がつりあった場合に起こり得る。このような状態を高温安定状態ともいう。高温安定状態となってしまうと、暖房端末60には暖房設定温度よりも高温の熱媒が供給され続けているにも関わらず、燃焼暖房運転から非燃焼暖房運転への切り換えが行われない状態になってしまう。そこで、本実施例の暖房装置10では、熱媒の測定温度が第1消火温度まで上昇していなくても、第1消火温度よりも低い第2消火温度を上回る状態が所定期間継続したときに、燃焼暖房運転から非燃焼暖房運転への切り換えを行う。このような構成とすることによって、高温安定状態を速やかに解消することができる。
なお、ステップS20において、コントローラ100が、第2消火温度と所定期間の複数の組み合わせを用いて、燃焼暖房運転から非燃焼暖房運転へ切り換えるか否かの判断を行ってもよい。この場合、第2消火温度が低いほど所定期間が長くなるように、第2消火温度と所定期間の複数の組み合わせを設定しておくことができる。例えば、ステップS20において、コントローラ100が、第2消火温度を暖房設定温度に5℃を加算した値とし、所定期間を30分として、熱媒の測定温度が第2消火温度上回る状態が所定期間継続しているか否かを判定し、さらに第2消火温度を暖房設定温度に3℃加算した値とし、所定期間を1時間として、熱媒の測定温度が第2消火温度を上回る状態が所定期間継続しているか否かを判定するように構成してもよい。
暖房装置10が非燃焼暖房運転を行っている間に、熱媒の温度が暖房設定温度よりも低いにも関わらず、暖房端末60での放熱量とヒートポンプ20の加熱量がつりあって、第1点火温度よりも高い温度で熱媒の温度が安定してしまうことがある。このような状態を低温安定状態ともいう。低温安定状態となってしまうと、暖房端末60には暖房設定温度よりも低温の熱媒が供給され続けているにも関わらず、非燃焼暖房運転から燃焼暖房運転への切り換えが行われない状態になってしまう。そこで、本実施例の暖房装置10では、熱媒の測定温度が第1点火温度まで低下していなくても、第1点火温度よりも高い第2点火温度を下回る状態が所定期間継続したときに、非燃焼暖房運転から燃焼暖房運転への切り換えを行う。このような構成とすることによって、低温安定状態を速やかに解消することができる。
なお、ステップS10において、コントローラ100が、第2点火温度と所定期間の複数の組み合わせを用いて、非燃焼暖房運転から燃焼暖房運転へ切り換えるか否かの判断を行ってもよい。この場合、第2点火温度が高いほど所定期間が長くなるように、第2点火温度と所定期間の複数の組み合わせを設定しておくことができる。例えば、ステップS10において、コントローラ100が、第2点火温度を暖房設定温度から5℃を減算した値とし、所定期間を30分として、熱媒の測定温度が第2点火温度を下回る状態が所定期間継続しているか否かを判定し、さらに第2点火温度を暖房設定温度から3℃減算した値とし、所定期間を1時間として、熱媒の測定温度が第2点火温度を下回る状態が所定期間継続しているか否かを判定するように構成してもよい。
以上のように、本実施例の暖房装置10は、熱媒の熱を利用して暖房する暖房端末60と、ヒートポンプ20を熱源として熱媒を加熱するヒートポンプユニット12(第1加熱手段に相当する)と、燃焼装置52を熱源として熱媒を加熱する燃焼ユニット50(第2加熱手段に相当する)と、暖房端末60とヒートポンプユニット12と燃焼ユニット50の間で熱媒を循環させる暖房用循環経路32(熱媒循環路に相当する)と、暖房端末60に流入する熱媒の温度を検出する第1熱媒温度センサ40および第2熱媒温度センサ56と、暖房設定温度を設定するリモコン(設定手段に相当する)と、コントローラ100(制御手段に相当する)と、を備えている。コントローラ100は、燃焼装置52が停止しており、第1熱媒温度センサ40での測定温度が暖房設定温度より低い第1点火温度以下である場合に、燃焼装置52を作動させる。コントローラ100は、燃焼装置52が作動しており、第2熱媒温度センサ56での測定温度が暖房設定温度より高い第1消火温度以上である場合に、燃焼装置52を停止させる。コントローラ100は、燃焼装置52が作動しており、第2熱媒温度センサ56での測定温度が第2消火温度を上回る状態が所定期間続いた場合に、燃焼装置52を停止させる。第2消火温度は、暖房設定温度以上であって、第1消火温度よりも低い。
また、コントローラ100はさらに、燃焼装置52が停止しており、第1熱媒温度センサ40での測定温度が第2点火温度を下回る状態が所定期間続いた場合に、燃焼装置52を作動させる。第2点火温度は、暖房設定温度以下であって、第1点火温度よりも高い。
以上、本発明の実施例について詳細に説明したが、これらは例示に過ぎず、特許請求の範囲を限定するものではない。特許請求の範囲に記載の技術には、以上に例示した具体例を様々に変形、変更したものが含まれる。
本明細書または図面に説明した技術要素は、単独であるいは各種の組合せによって技術的有用性を発揮するものであり、出願時請求項記載の組合せに限定されるものではない。また本明細書または図面に例示した技術は複数目的を同時に達成し得るものであり、そのうちの一つの目的を達成すること自体で技術的有用性を持つものである。
10:暖房装置
12:ヒートポンプユニット
20:ヒートポンプ
22:蓄熱用循環経路
24:蓄熱用ポンプ
30:タンク
32:暖房用循環経路
32a:上流往路
32b:下流往路
32c:復路
34:タンク温度センサ
36:バイパス経路
36a:合流位置
36b:分岐位置
38:調整弁
40:第1熱媒温度センサ
50:燃焼ユニット
52:燃焼装置
52a:バーナ
52b:顕熱熱交換機
52c:潜熱熱交換機
54:暖房用ポンプ
56:第2熱媒温度センサ
60:暖房端末
100:コントローラ

Claims (2)

  1. 暖房装置であって、
    熱媒の熱を利用して暖房する暖房端末と、
    ヒートポンプを熱源として熱媒を加熱する第1加熱手段と、
    燃焼装置を熱源として熱媒を加熱する第2加熱手段と、
    暖房端末と第1加熱手段と第2加熱手段の間で熱媒を循環させる熱媒循環路と、
    暖房端末に流入する熱媒の温度を検出する熱媒温度センサと、
    暖房設定温度を設定する設定手段と、
    制御手段と、
    を備え、
    制御手段は、
    燃焼装置が停止しており、熱媒温度センサでの測定温度が暖房設定温度より低い第1点火温度以下である場合に、燃焼装置を作動させ、
    燃焼装置が作動しており、熱媒温度センサでの測定温度が暖房設定温度より高い第1消火温度以上である場合に、燃焼装置を停止させ、
    燃焼装置が作動しており、第2消火温度と第1所定期間の複数の組み合わせの何れかにおいて、熱媒温度センサでの測定温度が第2消火温度を上回る状態が第1所定期間続いた場合に、燃焼装置を停止させるように構成されており、
    第2消火温度は、暖房設定温度以上であって、第1消火温度よりも低い温度に設定されており、
    第2消火温度と第1所定期間の複数の組み合わせは、第2消火温度が低いほど第1所定期間が長くなるように設定されている、暖房装置。
  2. 制御手段はさらに、
    燃焼装置が停止しており、第2点火温度と第2所定期間の複数の組み合わせの何れかにおいて、熱媒温度センサでの測定温度が第2点火温度を下回る状態が第2所定期間続いた場合に、燃焼装置を作動させるように構成されており、
    第2点火温度は、暖房設定温度以下であって、第1点火温度よりも高い温度に設定されており、
    第2点火温度と第2所定期間の複数の組み合わせは、第2点火温度が高いほど第2所定期間が長くなるように設定されている、請求項1の暖房装置。
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