JP6467712B2 - 電子機器および入力制御プログラム - Google Patents

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Description

本発明は、電子機器および入力制御プログラムに関する。
近年、スマートフォン、携帯電話機、電子書籍端末などの電子機器において、タッチパネルを備えたものが普及している。タッチパネルを備えた電子機器では、タッチパネルに表示されるソフトウェアキーボードを用いた文字入力が行われる。ソフトウェアキーボードを用いた代表的な文字入力方式として、「フリック入力方式」が知られている。フリック入力方式とは、タッチパネルのタッチ位置に応じて選択される入力キーに対してタッチ位置が移動する場合に、入力キーに割り当てられた複数の文字候補のうち、タッチ位置とタッチ位置の移動方向との組みに対応する文字を入力する方式である。フリック入力方式において、入力キーに対してタッチ位置を移動させる操作は、「フリック操作」と呼ばれる。
フリック入力方式を採用した電子機器では、キーごとのボタンが無く入力面が平らであることから、利用者の意図に反して入力キーからタッチ位置を移動させる操作、すなわち、意図しないフリック操作が行われることがある。意図しないフリック操作が行われると、入力キーに割り当てられた複数の文字候補のうち、利用者が本来入力したい文字とは異なる文字が誤入力される可能性がある。このため、誤入力を抑止するための技術が種々提案されている。
例えば、入力キーに対する初期のタッチ位置の移動距離と、閾値とを比較し、移動距離が閾値以下である場合、フリック操作に応じたイベントの発生を中止する技術が存在する。
特開2004−355426号公報 特開2006−277588号公報
しかしながら、上述した従来技術では、意図しないフリック操作に伴う誤入力を抑止することが困難であるという問題があった。例えば、上述した従来技術では、意図しないフリック操作によって移動したタッチ位置の移動距離が閾値を超える場合、イベントの発生が中止されないため、利用者が本来入力したい文字とは異なる文字が誤入力される恐れがある。
開示の技術は、上記に鑑みてなされたものであって、意図しないフリック操作に伴う誤入力を抑止することができる電子機器および入力制御プログラムを提供することを目的とする。
本願の開示する電子機器は、一つの態様において、表示部と、前記表示部に積層されて備えられたタッチパネルと、プロセッサとを備える。電子機器は、前記タッチパネルのタッチ位置を検出する。電子機器は、前記表示部に表示される複数のキーの中から前記タッチパネルのタッチ位置に応じて選択される入力キーと、前記入力キーに対する前記タッチ位置の移動方向との組みに対応付けて、前記入力キーから入力される文字が修正された回数を計測する。電子機器は、前記入力キーに対して前記タッチ位置が移動する場合、前記入力キーと前記タッチ位置の移動方向との組みに応じた前記回数に基づいて、移動後の前記タッチ位置に応じて前記入力キーから入力される文字を確定するまでの待機時間を調整する。
本願の開示する電子機器の一つの態様によれば、意図しないフリック操作に伴う誤入力を抑止することができるという効果を奏する。
図1は、本実施例の電子機器のハードウェア構成例を示す図である。 図2は、本実施例の電子機器の動作の説明に供する図である。 図3は、メモリに記憶された、入力キーとタッチ位置の移動方向と修正回数との対応関係の一例を示す図である。 図4は、本実施例の電子機器の処理の説明に供するフローチャートである。 図5は、本実施例の電子機器の処理の説明に供するフローチャートである。 図6は、本実施例の電子機器の処理の説明に供するフローチャートである。 図7は、本実施例の電子機器の処理の説明に供するフローチャートである。
以下に、本願の開示する電子機器及び入力制御プログラムの実施例を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施例により開示技術が限定されるものではない。また、以下の実施例において、同一の機能を有する構成には同一の符号を付し、重複する説明は省略される。
<電子機器のハードウェア構成例>
図1は、本実施例の電子機器のハードウェア構成例を示す図である。図1において、電子機器10は、アンテナ11と、無線部12と、スピーカ13と、マイク14と、オーディオ入出力部15と、タッチパネル16と、LCD(Liquid Crystal Display)17と、メモリ19と、プロセッサ20とを有する。電子機器10の一例として、スマートフォン、タブレット端末等がある。
無線部12は、アンテナ11経由で無線信号を送受信する。
オーディオ入出力部15は、マイク14で収音した音声にオーディオ処理を施すと共に、無線部12経由で受信した無線信号内の音声信号にオーディオ処理を施してスピーカ13から音響出力する。
タッチパネル16は、LCD17の画面上のタッチ操作等を検出する入力インタフェースである。LCD17は、文字入力モードの文字入力画面等の各種情報を画面表示する出力インタフェースである。タッチパネル16とLCD17とは、例えば、積層されて表示モジュール18を構成し、表示モジュール18が電子機器10の表面に取り付けられる。なお、以下の説明では、タッチパネル16とLCD17とを併せて「タッチパネル16」と表記する。
メモリ19は、各種のアプリケーションプログラム、各種のテーブル等を記憶する。また、メモリ19は、バッファメモリとして用いられる。メモリ19の一例として、SDRAM(Synchronous Dynamic Random Access Memory)等のRAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、フラッシュメモリ等が挙げられる。
プロセッサ20は、電子機器10の各種処理を行う。特に、プロセッサ20は、タッチパネル16に対する入力操作に従った各種の制御を行う。プロセッサ20の一例として、CPU(Central Processing Unit)、DSP(Digital Signal Processor)、FPGA(Field Programmable Gate Array)等が挙げられる。
<電子機器の動作>
図2は、本実施例の電子機器の動作の説明に供する図である。図2では、ユーザが本来入力したい文字「あ」とは異なる文字「お」が誤入力される事態を回避するための電子機器10の動作の一例が時刻t1〜t5の時系列で示されている。
図2において、時刻t1では、タッチパネル16に文字入力画面16Aが表示された後、タッチが行われる。以下では、文字入力画面16Aの表示後のタッチを単に「タッチ」と呼ぶことがある。また、タッチパネル16に対するタッチの位置を「タッチ位置」と呼ぶことがある。
また、文字入力画面16Aは、16B及び16Cの2つの領域に区分される。領域16Bには、ユーザにより入力された文字が表示され、領域16Cには、キーボードが表示される。ここでは、キーボードの一例として、仮名文字入力用のテンキーを示す。仮名文字入力用のテンキーには、文字を入力するキーや、文字を削除する削除キー等が含まれる。
プロセッサ20は、時刻t1において、タッチパネル16のタッチ位置を検出する。図2の例では、プロセッサ20は、キー「あ」に対するタッチ位置T1を検出する。
フリック入力方式における仮名文字の文字入力では、タッチパネル16に表示される複数のキーの中からタッチパネル16のタッチ位置に応じて入力キーが選択されると、入力キーに割り当てられた複数の文字候補が表示される。ここで、「入力キー」とは、タッチパネル16に表示される複数のキーのうち文字を入力するキーとして現在選択されているキーをいう。複数の文字候補とは、入力キーの選択に応じてタッチパネル16に表示される複数の文字であって、所定の規則に従って互いに連続する複数の文字をいう。図2の例では、タッチ位置T1に応じて入力キーとしてキー「あ」が選択されると、複数の文字候補として「い」、「う」、「え」、「お」が、それぞれ、キー「あ」の左方向、上方向、右方向、下方向に表示される。
なお、図示は省略されるが、タッチ位置T1に応じて入力キーとしてキー「か」が選択される場合、複数の文字候補として「き」、「く」、「け」、「こ」が、それぞれ、キー「か」の左方向、上方向、右方向、下方向に表示される。他のキーに関しても、同様に、入力キーに割り当てられた複数の文字候補が表示される。
次いで、時刻t2では、ユーザにより意図しない「フリック操作」が行われるものとする。「フリック操作」とは、入力キーに対してタッチ位置を移動させる操作であり、「意図しないフリック操作」とは、ユーザの意図に反して入力キーに対してタッチ位置を移動させる操作である。時刻t2では一例として、入力キーであるキー「あ」の領域内で、意図しないフリック操作が行われることによって、キー「あ」に対してタッチ位置T1が下方向に移動し、移動後のタッチ位置T2となる。すると、入力キーであるキー「あ」に割り当てられた複数の文字候補のうち、移動後のタッチ位置T2に応じて、キー「あ」の下方向に位置する文字「お」が入力される。プロセッサ20は、ユーザにより入力された文字「お」を領域16Bに表示する。
次いで、時刻t3,t4に示すように、プロセッサ20は、タッチ位置に応じて選択される入力キーと、入力キーに対するタッチ位置の移動方向との組みに対応付けて、入力キーから入力される文字が修正された回数(以下適宜「修正回数」と呼ぶ)を計測する。
すなわち、時刻t3では、ユーザにより入力キー「あ」から入力された文字「お」を削除する操作が行われる。プロセッサ20は、ユーザにより入力キー「あ」から入力された文字「お」を削除する操作を受け付けると、削除された文字(以下適宜「削除文字」と呼ぶ)「お」をメモリ19に記憶するとともに、領域16Bから削除文字「お」を消去する。
次いで、時刻t4では、入力キー「あ」から入力された文字「お」を削除する操作が受け付けられた後に、最初のタッチが行われる。以下では、文字を削除する操作の受け付け後の最初のタッチを「新タッチ」と呼ぶことがある。また、タッチパネル16に対する新タッチの位置を「新タッチ位置」と呼ぶことがある。プロセッサ20は、時刻t4において、タッチパネル16の新タッチ位置を検出し、検出した新タッチ位置に応じて入力キーから入力される文字を確定する。図2の例では、プロセッサ20は、入力キー「あ」に対する新タッチ位置T3を検出し、検出した新タッチ位置T3に応じて入力キーから入力される文字として文字「あ」を確定する。
そして、プロセッサ20は、新タッチ位置T3がタッチ位置T1と同一の入力キー「あ」の表示領域に存在し、かつ、入力キー「あ」に対して新タッチ位置T3が移動しない場合、以下の処理を行う。すなわち、プロセッサ20は、入力キー「あ」から入力された文字「お」が文字「あ」へ修正されたので、入力キー「あ」と、削除文字「お」に対応するタッチ位置の移動方向「下方向」との組みに応じた修正回数をカウントアップする。このようにして、プロセッサ20は、タッチ位置に応じて選択される入力キーと、入力キーに対するタッチ位置の移動方向との組みに対応付けて、修正回数を計測する。プロセッサ20によって計測された修正回数は、メモリ19へ記憶される。
図3は、メモリに記憶された、入力キーとタッチ位置の移動方向と修正回数との対応関係の一例を示す図である。図3において、修正回数の初期値は「0」であるものとする。新タッチ位置T3がタッチ位置T1と同一の入力キー「あ」の表示領域に存在し、かつ、入力キー「あ」に対して新タッチ位置T3が移動しない場合を想定する。この場合、プロセッサ20は、入力キー「あ」と削除文字「お」に対応するタッチ位置の移動方向「下方向」との組みに応じた修正回数を1だけカウントアップする。
図2の説明に戻る。次いで、時刻t5では、ユーザにより意図しない「フリック操作」が再度行われるものとする。時刻t5では一例として、入力キーであるキー「あ」の領域内で、意図しないフリック操作が行われることによって、キー「あ」に対して初期のタッチ位置が下方向に移動し、移動後のタッチ位置T4となる。これに対して、プロセッサ20は、入力キー「あ」とタッチ位置の移動方向「下方向」との組みに応じた修正回数に基づいて、移動後のタッチ位置に応じて入力キー「あ」から入力される文字を確定するまでの待機時間を調整する。
図3を用いて、待機時間の調整の一例を説明する。プロセッサ20は、入力キー「あ」とタッチ位置の移動方向「下方向」との組みに応じた修正回数「1」をメモリ19から読み出す。そして、プロセッサ20は、読み出した修正回数「1」を用いて、移動後のタッチ位置T4に応じて入力キー「あ」から入力される文字「お」を確定するまでの待機時間を算出する。具体的には、プロセッサ20は、待機時間の調整として、修正回数がカウントアップされるほど、待機時間を延長する。例えば、プロセッサ20は、修正回数「1」と予め定められた基準時間とを乗算することによって、待機時間を算出する。
図2の説明に戻る。プロセッサ20は、時刻t5で入力キー「あ」に対してタッチ位置が移動してから待機時間が満了するまでの期間において、移動後のタッチ位置T4に代えて、移動前のタッチ位置に応じて入力キー「あ」から入力される文字「あ」を確定する。言い換えると、プロセッサ20は、待機時間が満了するまでの期間において、移動後のタッチ位置T4を検出した場合、検出した移動後のタッチ位置T4を無効とし、移動前のタッチ位置に応じて入力キー「あ」から入力される文字「あ」を確定する。そして、プロセッサ20は、移動前のタッチ位置に応じて確定した文字「あ」を領域16Bに表示する。これにより、ユーザが本来入力したい文字「あ」とは異なる文字「お」が誤入力される事態が回避される。
<電子機器の処理>
図4〜図7は、本実施例の電子機器の処理の説明に供するフローチャートである。
プロセッサ20は、文字入力がユーザにより行われるアプリケーション、つまり、文字入力アプリケーションが起動したか否かを判定する(S101)。文字入力アプリケーションが起動していないときは(S101否定)、プロセッサ20は、ステップS101の判定を繰り返す。
文字入力アプリケーションが起動したとき(S101肯定)、プロセッサ20は、文字入力画面16Aをタッチパネル16に表示させる(S102)。
プロセッサ20は、タッチを検出したか否かを判定する(S103)。タッチが検出されない場合(S103否定)、プロセッサ20は、処理をステップS109へ移行する。
タッチが検出された場合(S103肯定)、プロセッサ20は、タッチ開始処理を行う(S104)。ステップS104で行われるタッチ開始処理を図5に示す。
図5に示すタッチ開始処理において、まず、プロセッサ20は、タッチパネル16に対するタッチ位置の座標であるタッチ座標を取得する(S201)。
プロセッサ20は、タッチ座標が入力キーの表示領域に存在するか否かを判定する(S202)。プロセッサ20は、タッチ座標が入力キーの表示領域に存在する場合(S202肯定)、入力キーに割り当てられた複数の文字候補をタッチパネル16に表示し(S203)、処理を図4のステップS105へ移行する。
タッチ座標が入力キーの表示領域に存在しない場合(S202否定)、プロセッサ20は、タッチ座標が削除キーの表示領域に存在するか否かを判定する(S204)。プロセッサ20は、タッチ座標が削除キーの表示領域に存在しない場合(S204否定)、処理を図4のステップS105へ移行する。
タッチ座標が削除キーの表示領域に存在する場合(S204肯定)、プロセッサ20は、入力キーから入力された文字を削除する操作を受け付けて、タッチパネル16の表示から文字を削除する(S205)。そして、プロセッサ20は、削除文字をメモリ19に記憶し(S206)、処理を図4のステップS105へ移行する。
図4の説明に戻り、プロセッサ20は、タッチ座標が削除キーの表示領域に存在するか否かを判定する(S105)。プロセッサ20は、タッチ座標が削除キーの表示領域に存在する場合(S105肯定)、処理をステップS109へ移行する。
プロセッサ20は、タッチ座標が削除キーの表示領域に存在しない場合、すなわち、タッチ座標が入力キーの表示領域に存在する場合(S105否定)、入力キーに対してタッチ座標が移動するか否かを判定する(S106)。プロセッサ20は、タッチ座標が移動しない場合(S106否定)、タッチのリリース操作等の、文字入力を決定するための操作を必要に応じて受け付けて、処理をステップS108へ移行する。
プロセッサ20は、入力キーに対してタッチ座標が移動する場合、すなわち、入力キーに対してタッチ位置が移動する場合(S106肯定)、タッチ更新処理を行う(S107)。ステップS107で行われるタッチ更新処理を図6に示す。
図6に示すタッチ更新処理において、まず、プロセッサ20は、移動後のタッチ位置の座標である移動タッチ座標を取得する(S301)。
プロセッサ20は、移動前のタッチ座標と移動タッチ座標とからタッチ位置の移動方向を特定する(S302)。タッチ位置の移動方向としては、例えば、左方向、上方向、右方向、下方向が特定される。プロセッサ20によって特定されたタッチ位置の移動方向は、メモリ19に記憶される。
プロセッサ20は、入力キーとタッチ位置の移動方向との組みに応じた修正回数をメモリ19から読み出す(S303)。なお、メモリ19には、例えば、図3に示したような、入力キーとタッチ位置の移動方向と修正回数との対応関係が記憶されているものとする。そして、プロセッサ20は、読み出した修正回数を用いて、移動後のタッチ位置に応じて入力キーから入力される文字を確定するまでの待機時間を算出する(S304)。具体的には、プロセッサ20は、待機時間の調整として、修正回数がカウントアップされるほど、待機時間を延長し、修正回数がカウントダウンされるほど、待機時間を短縮する。なお、修正回数のカウントアップ又はカウントダウンの詳細については、後述する。
プロセッサ20は、待機時間を算出すると、待機時間タイマーを起動させ(S305)、処理を図4のステップS108へ移行させる。待機時間タイマーは、待機時間を計時する。
図4の説明に戻り、プロセッサ20は、タッチ終了処理を行う(S108)。ステップS108で行われるタッチ終了処理を図7に示す。
図7に示すタッチ終了処理において、まず、プロセッサ20は、待機時間タイマーが起動されているか否かを判定する(S401)。待機時間タイマーが起動されていないならば、タッチ座標が移動しておらず、待機時間タイマーが起動されているならば、タッチ座標が移動している。プロセッサ20は、待機時間タイマーが起動されていない場合(S401否定)、処理をステップS404へ移行する。
プロセッサ20は、待機時間タイマーが起動されている場合(S401肯定)、待機時間タイマーのタイムアウトが検出されたか否か、すなわち、待機時間が満了したか否かを判定する(S402)。
プロセッサ20は、待機時間タイマーのタイムアウトが検出されない場合(S402否定)、移動タッチ座標を無効とし、移動タッチ座標に代えて、移動前のタッチ座標に応じて入力キーから入力される文字を確定し(S403)、処理をステップS405へ移行する。
プロセッサ20は、待機時間タイマーのタイムアウトが検出された場合(S402肯定)、移動前のタッチ座標とタッチ位置の移動方向とに応じて入力キーから入力される文字を確定し(S404)、処理をステップS405へ移行する。
次いで、プロセッサ20は、削除文字がメモリ19に記憶されているか否かを判定する(S405)。削除文字がメモリ19に記憶されているならば、現在のタッチ座標は、新タッチ位置の座標である新タッチ座標に相当し、削除文字がメモリ19に記憶されていないならば、現在のタッチ座標は、新タッチ座標に相当しない。プロセッサ20は、削除文字がメモリ19に記憶されていない場合(S405否定)、処理を図4のステップS109へ移行する。
プロセッサ20は、削除文字がメモリ19に記憶されている場合(S405肯定)、メモリ19を参照し、削除文字と、ステップS403又はS404で確定された文字とが同一の入力キーから入力されたか否かを判定する(S406)。すなわち、削除文字がメモリ19に記憶されているならば、現在のタッチ座標は、新タッチ座標に相当するので、プロセッサ20は、新タッチ位置が前回検出されたタッチ位置と同一の入力キーの表示領域に存在するか否かを判定する。
プロセッサ20は、削除文字と、確定された文字とが同一の入力キーから入力されていない場合、すなわち、新タッチ位置が前回検出されたタッチ位置と同一の入力キーの表示領域に存在しない場合(S406否定)、処理を図4のステップS109へ移行する。新タッチ位置が前回検出されたタッチ位置と同一の入力キーの表示領域に存在しない場合、意図しないフリック操作に起因した誤入力の修正ではなく、ユーザによる入力キーの選択誤りに起因した誤入力の修正が行われる。このため、プロセッサ20は、新タッチ位置が前回検出されたタッチ位置と同一の入力キーの表示領域に存在しない場合、ステップS407〜S410の処理における修正回数のカウントアップ又はカウントダウンを行わない。
プロセッサ20は、削除文字と、確定された文字とが同一の入力キーから入力された場合、すなわち、新タッチ位置が前回検出されたタッチ位置と同一の入力キーの表示領域に存在する場合(S406肯定)、以下の処理を行う。すなわち、プロセッサ20は、入力キーに対して新タッチ座標が移動するか否かを判定する(S407)。プロセッサ20は、入力キーに対して新タッチ座標が移動しない場合(S407否定)、入力キーと削除文字に対応するタッチ位置の移動方向との組みに応じた修正回数をカウントアップし(S408)、処理を図4のステップS109へ移行する。このとき、プロセッサ20は、メモリ19に記憶されている削除文字を初期化(消去)する。
プロセッサ20は、入力キーに対して新タッチ座標が移動する場合(S407肯定)、削除文字がフリック操作に伴って入力される文字であるか否かを判定する(S409)。プロセッサ20は、削除文字がフリック操作に伴って入力される文字である場合(S409肯定)、処理を図4のステップS109へ移行する。
プロセッサ20は、削除文字がフリック操作に伴って入力される文字ではない場合(S409否定)、入力キーと新タッチ位置の移動方向との組みに応じた修正回数をカウントダウンし(S410)、処理を図4のステップS109へ移行する。このとき、プロセッサ20は、メモリ19に記憶されている削除文字を初期化(消去)する。
このように、プロセッサ20は、タッチ位置に応じて選択される入力キーと、入力キーに対するタッチ位置の移動方向との組みに対応付けて、修正回数を計測する。
図4の説明に戻り、プロセッサ20は、文字入力アプリケーションが終了したか否かを判定する(S109)。プロセッサ20は、文字入力アプリケーションが終了していない場合(S109否定)、処理をステップS103に戻す。
プロセッサ20は、文字入力アプリケーションが終了した場合(S109肯定)、文字入力画面16Aを閉じる(S110)。
以上のように、本実施例では、電子機器10は、タッチパネル16と、プロセッサ20とを有する。プロセッサ20は、タッチパネル16のタッチ位置を検出する。そして、プロセッサ20は、タッチパネル16に表示される複数のキーの中からタッチ位置に応じて選択される入力キーと、入力キーに対するタッチ位置の移動方向との組みに対応付けて、入力キーから入力される文字が修正された回数である修正回数を計測する。そして、プロセッサ20は、入力キーに対してタッチ位置が移動する場合、入力キーとタッチ位置の移動方向との組みに応じた修正回数に基づいて、移動後のタッチ位置に応じて入力キーから入力される文字を確定するまでの待機時間を調整する。
これにより、意図しないフリック操作に伴って入力キーに対してタッチ位置が移動しても、移動後のタッチ位置に応じた入力文字の確定を待機時間だけ遅延させることができる。その結果、意図しないフリック操作に伴う誤入力を抑止することができる。
また、プロセッサ20は、入力キーから入力された文字を削除する操作が受け付けられた後に検出される新タッチ位置が前回検出されたタッチ位置と同一の入力キーの表示領域に存在し、かつ、入力キーに対して新タッチ位置が移動しない場合、以下の処理を行う。すなわち、プロセッサ20は、回数の計測として、入力キーと削除文字に対応するタッチ位置の移動方向との組みに応じた修正回数をカウントアップする。そして、プロセッサ20は、修正回数がカウントアップされるほど、待機時間を延長する。
これにより、入力キーから入力される文字が修正されるほど、待機時間が延長されるので、意図しないフリック操作に伴う誤入力をさらに効率的に抑止することができる。
また、プロセッサ20は、入力キーから入力された文字を削除する操作が受け付けられた後に検出される新タッチ位置が前回検出されたタッチ位置と同一の入力キーの表示領域に存在し、かつ、入力キーに対して新タッチ位置が移動する場合、以下の処理を行う。すなわち、プロセッサ20は、回数の計測として、入力キーと新タッチ位置の移動方向との組みに応じた修正回数をカウントダウンする。そして、プロセッサ20は、修正回数がカウントダウンされるほど、待機時間を短縮する。
これにより、ユーザにより意図されたフリック操作に伴って入力キーに対してタッチ位置が移動した場合に、移動後のタッチ位置に応じた入力文字の確定が過度に遅延される事態が回避される。その結果、ユーザにより意図されたフリック操作に伴う文字入力をスムーズに行うことが可能となる。
また、プロセッサ20は、新タッチ位置が前回検出されたタッチ位置と同一の入力キーの表示領域に存在しない場合、修正回数のカウントアップ又はカウントダウンを行わない。
これにより、ユーザによる入力キーの選択誤りに起因した誤入力の修正に伴って修正回数の更新が行われないので、ユーザによる入力キーの選択誤りに起因した誤入力の修正と、意図しないフリック操作に起因した誤入力の修正とを明確に判別することが可能となる。
また、プロセッサ20は、入力キーに対してタッチ位置が移動してから待機時間が満了するまでの期間において、移動後のタッチ位置に代えて、移動前のタッチ位置に応じて入力キーから入力される文字を確定する。
これにより、待機時間が満了するまでの期間において、移動後のタッチ位置を無効化することができるため、意図しないフリック操作に伴う誤入力をさらに効率的に抑止することができる。
[他の実施例]
[1]電子機器10での上記説明における各処理は、各処理に対応するプログラムをプロセッサ20に実行させることによって実現してもよい。例えば、上記説明における各処理に対応するプログラムがメモリ19に記憶され、各プログラムがプロセッサ20によってメモリ19から読み出されて実行されてもよい。
[2]上記説明では、キーボードの一例として仮名文字入力用のテンキー(図2)を示したが、開示の技術を適用可能なキーボードは仮名文字入力用のテンキーに限定されない。開示の技術は、アルファベット入力用のテンキーにも適用可能である。また、開示の技術を適用可能なキーボードはテンキーに限定されない。開示の技術は、フルキーボード、テンキーを含まないテンキーレスキーボード、ファンクションキー及びテンキー等を含まない最小限のQWERTY配列のキーボード等にも適用可能である。
10 電子機器
11 アンテナ
12 無線部
13 スピーカ
14 マイク
15 オーディオ入出力部
16 タッチパネル
17 LCD
18 表示モジュール
19 メモリ
20 プロセッサ

Claims (6)

  1. 表示部と、前記表示部に積層されて備えられたタッチパネルと、プロセッサとを備え、
    前記プロセッサは、
    前記タッチパネルのタッチ位置を検出し、
    前記表示部に表示される複数のキーの中から前記タッチ位置に応じて選択される入力キーと、前記入力キーに対する前記タッチ位置の移動方向との組みに対応付けて、前記入力キーから入力される文字が修正された回数を計測し、
    前記入力キーに対して前記タッチ位置が移動する場合、前記入力キーと前記タッチ位置の移動方向との組みに応じた前記回数に基づいて、移動後の前記タッチ位置に応じて前記入力キーから入力される文字を確定するまでの待機時間を調整する
    ことを特徴とする電子機器。
  2. 前記プロセッサは、
    前記入力キーから入力された文字を削除する操作が受け付けられた後に検出される前記タッチパネルの新タッチ位置が前回検出された前記タッチ位置と同一の前記入力キーの表示領域に存在し、かつ、前記入力キーに対して前記新タッチ位置が移動するか否かを判定し、
    前記新タッチ位置が前記表示領域に存在し、かつ、前記入力キーに対して前記新タッチ位置が移動しない場合、前記回数の計測として、前記入力キーと削除された前記文字に対応する前記タッチ位置の移動方向との組みに応じた前記回数をカウントアップし、
    前記待機時間の調整として、前記回数がカウントアップされるほど、前記待機時間を延長する
    ことを特徴とする請求項1に記載の電子機器。
  3. 前記プロセッサは、
    前記新タッチ位置が前記表示領域に存在し、かつ、前記入力キーに対して前記新タッチ位置が移動する場合、前記回数の計測として、前記入力キーと前記新タッチ位置の移動方向との組みに応じた前記回数をカウントダウンし、
    前記待機時間の調整として、前記回数がカウントダウンされるほど、前記待機時間を短縮する
    ことを特徴とする請求項2に記載の電子機器。
  4. 前記プロセッサは、
    前記新タッチ位置が前記表示領域に存在しない場合、前記回数のカウントアップ又はカウントダウンを行わない
    ことを特徴とする請求項2または3に記載の電子機器。
  5. 前記プロセッサは、
    前記入力キーに対して前記タッチ位置が移動してから前記待機時間が満了するまでの期間において、移動後の前記タッチ位置に代えて、移動前の前記タッチ位置に応じて前記入力キーから入力される文字を確定する
    ことを特徴とする請求項1〜4のいずれか一つに記載の電子機器。
  6. 表示部と、前記表示部に積層されて備えられたタッチパネルとを備えた電子機器のプロセッサに
    前記タッチパネルのタッチ位置を検出し、
    前記表示部に表示される複数のキーの中から前記タッチ位置に応じて選択される入力キーと、前記入力キーに対する前記タッチ位置の移動方向との組みに対応付けて、前記入力キーから入力される文字が修正された回数を計測し、
    前記入力キーに対して前記タッチ位置が移動する場合、前記入力キーと前記タッチ位置の移動方向との組みに応じた前記回数に基づいて、移動後の前記タッチ位置に応じて前記入力キーから入力される文字を確定するまでの待機時間を調整する
    処理を実行させることを特徴とする入力制御プログラム。
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