JP6467221B2 - 画像処理装置および方法 - Google Patents

画像処理装置および方法 Download PDF

Info

Publication number
JP6467221B2
JP6467221B2 JP2014259271A JP2014259271A JP6467221B2 JP 6467221 B2 JP6467221 B2 JP 6467221B2 JP 2014259271 A JP2014259271 A JP 2014259271A JP 2014259271 A JP2014259271 A JP 2014259271A JP 6467221 B2 JP6467221 B2 JP 6467221B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
error
image
estimation
alignment
processing apparatus
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2014259271A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2016118981A (ja
JP2016118981A5 (ja
Inventor
遠藤 隆明
隆明 遠藤
佐藤 清秀
清秀 佐藤
亮 石川
亮 石川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP2014259271A priority Critical patent/JP6467221B2/ja
Priority to US14/972,559 priority patent/US10019811B2/en
Publication of JP2016118981A publication Critical patent/JP2016118981A/ja
Publication of JP2016118981A5 publication Critical patent/JP2016118981A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6467221B2 publication Critical patent/JP6467221B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Classifications

    • G06T3/153
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06TIMAGE DATA PROCESSING OR GENERATION, IN GENERAL
    • G06T7/00Image analysis
    • G06T7/60Analysis of geometric attributes
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06TIMAGE DATA PROCESSING OR GENERATION, IN GENERAL
    • G06T7/00Image analysis
    • G06T7/30Determination of transform parameters for the alignment of images, i.e. image registration
    • G06T7/33Determination of transform parameters for the alignment of images, i.e. image registration using feature-based methods
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06TIMAGE DATA PROCESSING OR GENERATION, IN GENERAL
    • G06T7/00Image analysis
    • G06T7/30Determination of transform parameters for the alignment of images, i.e. image registration
    • G06T7/35Determination of transform parameters for the alignment of images, i.e. image registration using statistical methods
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06TIMAGE DATA PROCESSING OR GENERATION, IN GENERAL
    • G06T2207/00Indexing scheme for image analysis or image enhancement
    • G06T2207/10Image acquisition modality
    • G06T2207/10072Tomographic images

Description

本発明は、画像間の位置合わせの誤差を推定する画像処理装置および方法に関する。
医用画像(被検体内部の情報を表す3次元断層画像)を用いた画像診断において、医師は、複数の撮像装置(モダリティ)、異なる体位、時刻、撮像パラメータ等で撮像した画像を対比しながら診断を行う。しかし、画像間で被検体の姿勢や形状が異なると、画像間における病変部の同定や対比を行うことが困難になる。そこで、複数の画像間の位置合わせを行うことにより、一方の画像に姿勢の変換や変形を施して他方と同一にした画像を生成することが試みられている。また、このような位置合わせを行うことにより、一方の画像上で注目した点の、他方の画像上における対応点の位置を算出して提示することが可能となる。その結果、医師は、複数の画像間における病変部の同定や対比を容易に行うことが可能となる。医療以外の分野においても、物体の内部状態を検査する目的において同様の作業が実施される場合がある。
しかしながら、一般に、位置合わせの結果は誤差を含むのであり、必ずしも正確ではないため、医師は、位置合わせの結果をどの程度信頼して良いのか判断できないという課題がある。これに対して特許文献1は、変形位置合わせの結果として推定した変形パラメータの不安定さ(解の曖昧さ)に基づいて誤差を推定する手法を開示している。特許文献1の手法では、不安定なパラメータを意図的に変動させた際に注目点の対応点の推定位置が変動する範囲に基づいて、当該位置の誤差を推定している。
特開2013−198722号公報
しかし、特許文献1に記載の誤差の推定方法では、推定パラメータの不安定さに基づいて任意の位置における偶然誤差(解の曖昧さ)を推定することはできるものの、それ以外の要因を考慮できないという課題があった。
本発明は、上記の課題に鑑みてなされたものであり、対応点以外の任意の位置における位置合わせ誤差をより正確に推定可能とすることを目的とする。
上記の目的を達成するための本発明の一様態による画像処理装置は、以下の構成を備える。すなわち、
1の画像および第2の画像に対する複数の対応情報を取得する取得手段と、
前記複数の対応情報を用いて前記第1の画像と前記第2の画像を位置合わせし、位置合わせされた前記第1の画像および前記第2の画像に対する前記複数の対応情報によって定義された複数の位置に生じる位置合わせ誤差を算出する算出手段と、
前記複数の位置とは異なる更なる位置に生じる位置合わせ誤差を、前記位置に生じる位置合わせ誤差に基づいて推定する推定手段と、を備える。
本発明によれば、対応点以外の任意の位置における位置合わせ誤差をより正確に推定することが可能となる。
第1実施形態に係る画像診断システムおよび画像処理装置の機能構成を示す図。 第1実施形態に係る画像処理装置の処理手順を示すフローチャート。 第1実施形態に係る誤差推定部170の処理手順を示すフローチャート。 第1実施形態における推定誤差の算出処理を説明するための図。 第1実施形態で算出した推定誤差の例を示す模式図。 第1実施形態における推定誤差表示の例を示す模式図。 変形例2における推定誤差表示の例を示す模式図。 第2実施形態における推定誤差の算出処理を説明するための図。 第2実施形態における代表誤差増加率の取得処理を示すフローチャート。
以下、添付の図面を参照しながら、本発明の実施の形態について詳説する。ただし、本発明の範囲は図示例に限定されるものではない。
(第1実施形態)
第1実施形態に係る画像処理装置は、複数の3次元断層画像間の対応情報に基づいて位置合わせ処理(変形位置合わせ)を行い、一方の3次元断層画像を他方の3次元断層画像における位置や形状と一致するように変形させた変形画像を生成する。その際に、画像処理装置は、位置合わせ処理の誤差に基づいて、生成した変形画像の夫々の位置における位置合わせの推定誤差を求め、その分布を変形画像と対応付けて表示する。ここで、対応情報とは、2つの画像間で対応する点や線や面の情報のことである。本実施形態では、3次元断層画像間の複数の対応点を対応情報として用いて注目点における誤差を推定する場合について説明するが、対応する線や対応する面を用いることもできる。以下、第1実施形態に係る画像処理装置について説明する。なお、本実施形態では、位置合わせ処理の誤差、推定誤差には、各軸方向の誤差を成分とするベクトルが用いられる。
<1.画像診断システム1の構成>
図1は、本実施形態に係る画像診断システム1の構成例を示す。図1に示すように、第1実施形態における画像診断システム1は、画像処理装置10と、データサーバ20と、ディスプレイ30とを有している。画像処理装置10は、画像取得部110、対応情報取得部120、対応情報選択部130、位置合わせ部140、誤差算出部150、変形画像生成部160、誤差推定部170および表示制御部180を備える。
画像取得部110は、位置合わせの対象である被検体の複数の3次元断層画像を、データサーバ20から取得する。以下、位置合わせの対象となる3次元断層画像が第1の画像と第2の画像であるとして説明する。なお、位置合わせの対象となる画像は、3次元断層画像に限られるものではなく、2次元断層画像等であってもかまわない。
対応情報取得部120は、画像取得部110により取得された第1の画像および第2の画像における複数の対応点の情報を、画像間の対応情報(以下、第1の対応情報)として取得する。ここで、第1の対応情報における夫々の対応点の情報とは、第1の画像と第2の画像の夫々において被検体上の同一の位置(対応している地点)を表す座標の対である。対応情報選択部130は、第1の対応情報(複数の対応点)の中から誤差算出の対象となる対応点を選択し、当該選択された対応点を除いた残りの対応点を、後述する第2の位置合わせに用いるための対応情報(以下、第2の対応情報)として選択する。
位置合わせ部140は、対応情報取得部120により取得された第1の対応情報に基づいて、第1の画像と第2の画像の変形推定処理(第1の位置合わせ処理)を実行する。また、位置合わせ部140は、第2の対応情報に基づいて、第1の画像と第2の画像の変形推定処理(第2の位置合わせ処理)を実行する。
誤差算出部150は、第1の位置合わせ処理の結果に対して、複数の対応点の夫々の位置における位置の残差ベクトルを算出する。なお、この残差ベクトルは、FRE(Fiducial Registration Error)であり、以下の説明ではこれを第1の誤差と呼ぶ。また、誤差算出部150は、第2の位置合わせ処理の結果に対して、対応情報選択部130が選択した対応点(すなわち、第2の位置合わせ処理には用いていない対応点)の位置における位置の誤差ベクトルを算出する。なお、この誤差ベクトルは、TRE(Target Registration Error)であり、以下の説明ではこれを第2の誤差と呼ぶ。なお、対応点ではなく対応する線や対応する面を用いる場合には、位置合わせ後の対応する線と線や面と面の間の距離が最大となる方向ベクトルを第1の誤差や第2の誤差とすればよい。ここで、線と線や面と面の間の距離の算出には公知の方法を用いることができる。変形画像生成部160は、第1の位置合わせ処理の結果に基づいて、第2の画像と一致するように第1の画像に座標変換を施した新たな3次元画像(変形画像)を生成する。
誤差推定部170は、誤差算出部150が算出した各対応点位置における第1の誤差および第2の誤差に基づいて、変形画像上の各点における位置合わせの推定誤差を計算し、その分布を示す推定誤差画像を生成する。たとえば、変形画像における各ボクセルまたは各ピクセルの値を、推定された任意の位置の位置合わせ誤差に基づいて決定することで推定誤差画像が生成される。なお、本実施形態における推定誤差画像は、各ボクセル値が、その位置における位置合わせの推定誤差を示すボリューム画像である。なお、推定誤差画像が2次元画像として生成される場合は、各ピクセル値がその位置における位置合わせの推定誤差を示す画像となる。表示制御部180は、第2の画像の断面画像と、変形画像(変形画像生成部160による変形後の第1の画像)の断面画像(対応断面画像)とを、ディスプレイ30に表示する制御を行う。また、表示制御部180は、誤差推定部170が推定した誤差の情報(たとえば、推定誤差画像から取得される)を断面画像に関連付けてディスプレイ30に表示する制御を行う。
データサーバ20は、位置合わせの対象である被検体の複数の3次元断層画像を保持している。なお、夫々の3次元断層画像は、付帯情報として、画像のサイズ、解像度、モダリティの種類、撮像情報(撮像パラメータ、撮像部位、体位など)、症例情報(患者情報、検査情報、診断情報、臓器領域情報、注目領域情報など)、画像間の対応情報等を含んでいる。これらの付帯情報は、必要に応じて、画像と共に画像処理装置10へと送信される。ディスプレイ30は、画像処理装置10(表示制御部180)の制御下で各種の表示を行う。たとえば、図6を参照して後述するような断層画像の表示が行われる。
<2.画像処理装置10が実施する処理>
次に、図2のフローチャートを参照して、第1実施形態に係る画像処理装置10が実施する処理の手順について説明する。なお、以下の説明では、同一の被検体を異なる変形状態で撮像した2つの3次元断層画像を第1の画像と第2の画像として読み込み、第1の画像に変形処理を施して、第2の画像と位置や形状が合うように変形させた変形画像を生成する場合を例にとって説明する。
本実施形態の画像処理装置10では、位置合わせされた画像上の任意の位置における位置合わせ誤差の推定を、
・被検体の第1の画像と第2の画像を位置合わせするための複数の対応情報を取得する取得処理、
・上記複数の対応情報から少なくとも一つの対応情報を除外した残りの対応情報を用いて第1の画像と第2の画像を位置合わせした場合の、その除外された対応情報の位置に生じる位置合わせ誤差を算出する算出処理、そして、
・複数の対応情報を用いて第1の画像と第2の画像を位置合わせをした場合の任意の位置における位置合わせ誤差を、上記算出された位置合わせ誤差に基づいて推定する推定処理、
により実現する。なお、取得処理は、対応情報取得部120により実行される(ステップS210)。算出処理は、対応情報選択部130、位置合わせ部140、誤差算出部150により実行される(ステップS240〜S270)。また、推定処理は、誤差推定部170により実行される(ステップS280)。以下、図2のフローチャートに示される各ステップを詳細に説明する。
まず、ステップS200において、画像取得部110は、位置合わせの対象である被検体の複数の3次元断層画像(すなわち、第1の画像と第2の画像)を、データサーバ20から取得する。画像取得部110は、取得した画像を、変形画像生成部160および表示制御部180に送信する。
次に、ステップS210において、対応情報取得部120が、第1の画像と第2の画像における第1の対応情報を取得し、取得した第1の対応情報を対応情報選択部130および位置合わせ部140に送信する。ステップS210は上述の取得処理の一例である。なお、対応情報取得部120による第1の対応情報の取得は、例えば、ユーザが目視で同定した画像間の対応点を画像処理装置10に入力することによって実行される。すなわち、対応情報取得部120は、
・表示制御部180を介して、夫々の3次元断層画像の断面画像(第1の画像と第2の画像)をディスプレイ30に表示させ、
・ユーザに、ディスプレイ30に表示された第1の画像と第2の画像を比較させ、夫々の画像上において解剖学的に同じと見做した位置を、不図示のマウスのクリック等によって対応点として入力させ、
・ユーザにより入力された対応点を第1の対応情報として取得する。
ステップS220において、位置合わせ部140は、ステップS210で取得した第1の対応情報に基づいて、第1の画像と第2の画像について第1の位置合わせ処理(変形推定処理)を実行する。すなわち、位置合わせ部140は、第1の画像を変形した場合の第2の画像との間での対応点位置の残差(あるいは、該残差を含むコスト関数)が最小となるような変形情報(変形パラメータ)を推定する。このような変形推定処理は公知の技術なので、詳細な説明は省略する。そして、位置合わせ部140は、得られた推定結果(以下、第1の位置合わせ結果と呼ぶ)を、誤差算出部150および変形画像生成部160へと送信する。
ステップS230において、変形画像生成部160は、複数の対応情報を用いて第1の画像を第2の画像に位置合わせすることにより変形画像を生成する。すなわち、変形画像生成部160は、ステップS220で得た第1の位置合わせ結果に基づいて、第2の画像と一致するように第1の画像に座標変換を施し、新たな3次元画像(変形画像)を生成する。
次のステップS240〜S270は、上述の算出処理の一例である。まず、ステップS240において、対応情報選択部130は、ステップS210で取得した第1の対応情報(複数の対応点)の中から、誤差算出の対象となる対応点を順次(1つずつ)選択する。そして、当該対応点を除いた(Leave-one-outした)複数の対応点(残りの対応点)を、第2の対応情報として選択する。
ステップS250において、位置合わせ部140は、ステップS240で選択した第2の対応情報に基づいて、第1の画像と第2の画像について第2の位置合わせ処理(変形推定処理)を実行する。すなわち、ステップS220における第1の位置合わせ処理と同様に、第1の画像を変形した場合の第2の画像との間での対応点位置の残差が(あるいは、該残差を含むコスト関数が)最小となるような変形情報(変形パラメータ)を推定する。そして、得られた推定結果(以下、第2の位置合わせ結果と呼ぶ)を、誤差算出部150へと送信する。なお、本実施形態では、ステップS220における第1の位置合わせ処理(変形推定処理)とステップS250における第2の位置合わせ処理(変形推定処理)は同一のアルゴリズムであり、使用される対応情報(第1の対応情報と第2の対応情報)が異なる。
ステップS260において、誤差算出部150は、ステップS220で得た第1の位置合わせ結果(変形推定結果)に対して、ステップS240で選定された対応点の位置における残差ベクトル(FRE)を算出し、これを該対応点の第1の誤差とする。また、誤差算出部150は、ステップS250で得た第2の位置合わせ結果(変形推定結果)に対して、ステップS240で選択された対応点の位置における誤差ベクトル(TRE)を算出し、これを該対応点の第2の誤差とする。なお、第1の誤差および第2の誤差は、画像の軸方向成分ごとの誤差を成分とする誤差ベクトルであるが、該誤差ベクトルの大きさ(ノルム)を当該対応点の誤差(スカラー値)として算出する構成であってもよい。
ステップS270において、対応情報選択部130は、対応情報の選択処理を終了するか否かの判定を行う。すなわち、全ての対応点を選択し終えたか否かを判定する。選択処理を終了すると判定した場合には、対応情報の選択処理を終了して、ステップS280へと処理を進める。一方、選択処理を終了すると判定されなかった場合には、処理はステップS240へ戻り、残りの対応点(未選択の対応点)の誤差を算出するべくステップS240からS260の処理を順次実行する。
ステップS280は、上述の推定処理の一例である。ステップS280において、誤差推定部170は、ステップS260で各対応点について算出された第1の誤差および第2の誤差に基づいて、ステップS230で得た変形画像上の各点(任意の点)における位置合わせの推定誤差を計算する。そして、誤差推定部170は、その推定誤差の分布を示す推定誤差画像を生成し、表示制御部180へ送信する。ここで、ステップS260において、各対応点の誤差として誤差ベクトルが算出される場合には、誤差推定部170は、任意の位置における位置合わせの推定誤差もベクトルとして軸方向成分ごとに推定する。そして、各軸方向の推定誤差画像を生成する。さらに、各軸方向の推定誤差から推定誤差の大きさ(ノルム)を算出し、各位置における推定誤差の大きさを表す推定誤差画像を生成する。一方、ステップS260において、各対応点の誤差としてスカラー値(誤差の大きさ)が算出される場合には、誤差推定部170は、任意の位置における位置合わせの推定誤差もスカラー値として推定する。そして、推定誤差の大きさを表す推定誤差画像を生成する。ステップS280における推定誤差画像の生成については、図3のフローチャートを用いて後述する。
ステップS290において、表示制御部180は、ステップS200で取得された第2の画像の断面画像とステップS230で生成された変形画像の断面画像を、ユーザの操作に応じて、ディスプレイ30に表示する制御を行う。なお、表示される画像は、第2の画像と変形画像の互いに対応する断面画像である。また、表示制御部180は、ステップS280で取得した推定誤差画像から、変形画像の断面画像に対応する断面を切り出して、推定誤差マップとしてディスプレイ30に表示する制御を行う。
次に、ステップS280における推定誤差の算出処理(推定処理)を、図3のフローチャートを参照して説明する。ステップS300において、誤差推定部170は、ステップS260で得た夫々の対応点の位置における第2の誤差(TRE)に基づいて、それらの値を補間して任意の位置xにおける第2の誤差の値を算出するための、第2の誤差の補間場E2(x)を導出する。ここで、任意の位置xとは3次元位置または2次元位置である。補間場E2(x)の導出とは、より具体的には、夫々の対応点の位置における第2の誤差に基づいて、対応点以外の位置における誤差の値を補間する補間モデルのパラメータを導出するものである。補間モデルとしては、例えば、放射基底関数を夫々の対応点位置に配置した関数群を用いることができる。なお、本実施形態では、放射基底関数としてTPS(Thin Plate Spline)関数を用いるものとする。
図4(a)は、対応点と、夫々の対応点の位置における第2の誤差と、放射基底関数によって記述される補間場の関係を示す図である。なお、図4では、座標や誤差を1次元に簡略化して記載している。この例では、3つの対応点401(401a,b,c)が存在していて、夫々の点において第2の誤差402(402a,b,c)が得られている。このとき、空間中の各点における第2の誤差は、誤差402のTPSによる補間場403として取得される。また、図5(a)は、3次元空間における対応点401(401a,b,c,d)と、夫々の対応点の位置における第2の誤差402(402a,b,c,d)と、その補間場403との関係を表す模式図である。
ここで、実際に変形画像の生成に用いる第1の位置合わせ処理の結果として生じる各対応点位置における誤差は、第2の誤差(TRE)ではなく第1の誤差(FRE)である。そこで、ステップS310において、誤差推定部170は、ステップS260で得た夫々の対応点の位置における第2の誤差と第1の誤差の差異に基づいて、ステップS300で得た第2の誤差の補間場E2(x)を補正するための補正場D(x)を導出する。具体的には、夫々の対応点の位置における補正後の誤差が第1の誤差と一致するように第2の誤差を第1の誤差に補正する補正ベクトルを考え、当該補正ベクトルに基づいて、対応点以外の位置における誤差の補正値を与える補正モデルのパラメータを導出する。補正モデルとしては、コンパクトサポートを持つ放射基底関数を夫々の対応点位置に配置し、対応点の位置に近いほど当該対応点と同様な補正を行うような(距離に応じて補正値を伝搬させる)モデルを用いることができる。なお、本実施形態では、放射基底関数としてWendland関数を用いるものとする。
図4(b)は、対応点と、夫々の対応点の位置における第2の誤差及び第1の誤差と、該位置における補正ベクトルの関係を示す図である。また、図4(c)は、補正ベクトルと、該補正ベクトルによって定義される補正場との関係を示す図である。図4(b)は、3つの対応点401(401a,b,c)の夫々に関して第2の誤差402(402a,b,c)と第1の誤差404(404a,b,c)が得られた場合に、夫々の補正ベクトル405(405a,b,c)が定義される様子を示している。このとき、図4(c)に示すように、夫々の対応点位置に設置された放射基底関数によって、夫々の補正ベクトルに基づく補正値を近傍領域に減衰させながら伝搬させるような補正場406(406a,b,c)が定義される。
次に、ステップS320において、誤差推定部170は、ステップS300で得た第2の誤差の補間場E2(x)と、ステップS310で得た補正場D(x)とを用いて、変形画像上の所定のボクセル位置における推定誤差を算出する。具体的には、任意の座標xにおける推定誤差を算出する関数をE(x)=E2(x)−D(x)と定義し、E(x)の値(ベクトル)を座標xにおける推定誤差とする。以上の処理を、変形画像上の所定のボクセルに対して実行することで、推定誤差画像を生成する。
以上のように、本実施形態の推定処理では、各対応情報の算出された位置合わせ誤差(第2の誤差)を補間することにより、補間された位置合わせ誤差を示す補間場(E2(x))が生成される。そして、各対応情報の位置において補正量が極大値となり、対応情報の位置からの距離に応じて補正量が減少する補正場(D(x))により補間場が修正され(E(x)=E2(x)−D(x))る。そして、修正された補間場(E(x))から任意の位置における推定された位置合わせ誤差が取得される。あるいは、位置合わせ誤差が各対応情報の位置で極小値となるように補間場を修正し、修正された補間場から任意の位置における推定された位置合わせ誤差を取得するようにしてもよい。
また、上記実施形態では、補間場の各対応情報の位置の位置合わせ誤差が、複数の対応情報を用いて第1の画像と第2の画像を位置合わせした場合の各対応情報の位置に残る位置合わせ誤差と一致するように補間場を修正するようにした(図4(b)、(c))。しかしながら、補間場の修正はこれに限られるものではない。第2の位置合わせにより各対応情報の位置に生じる位置合わせ誤差に比べて第1の位置合わせにより各対応情報の位置に生じる位置合わせ誤差が非常に小さくなる場合、各対応情報の位置の位置合わせ誤差がゼロになるように補間場を修正するようにしてもよい。これは、図4(b)において第1の誤差404a〜404cをゼロとすることと同等である。
なお、推定誤差を計算する領域は、変形画像の全体(全てのボクセル)としてもよいし、注目する臓器領域内や病変等の注目領域内としてもよい。注目する臓器領域や病変等の注目領域は、例えば、ステップS200で取得された画像の臓器領域や注目領域の情報をデータサーバ20から取得することにより得ることができる。あるいは、画像の閾値処理や既存の領域抽出の方法を用いて、画像から臓器領域や病変領域を抽出するようにしてもよい。あるいは、ユーザが指定した画像上の領域を注目領域として取得するようにしてもよい。そして注目する臓器領域内や病変等の注目領域内の点を注目点として設定し、夫々の注目点について推定誤差を取得する。このようにすることで、後段の処理に不要な計算を省略できる。また、注目点は、領域内の全ボクセルとしてもよいし、一定間隔毎(例えば、5ボクセルおきなど)としてもよい。このように計算対象のボクセルを減らすことで、推定誤差の計算時間を短縮することができる。
図4(d)は、図4(a)で示した第2の誤差の補間場403と、図4(c)で示した第1の誤差への補正場406と、推定誤差407の関係を示す図である。図4(d)に示すように、推定誤差407は、対応点の位置では当該位置における第1の誤差と等しい値となり、また、対応点から離れるに応じて第2の誤差の補間値に近い値となる。また、図5(b)は、3次元空間における対応点401(401a,b,c,d)と、夫々の対応点の位置を中心に分布する誤差の補正場406(406a,b,c,d)と、それによって補正された推定誤差407の分布との関係を表す模式図である。以上のようにして、誤差推定部170によるステップS280の処理が実行される。
次に、ステップS290における、表示制御部180による推定誤差マップの表示について説明する。表示制御部180は、推定処理(ステップS280)によって推定された位置合わせ誤差を変形画像の断面画像に重畳して表示部としてのディスプレイ30に表示する。以下、この重畳表示について具体例を示す。
図6(a)に、ディスプレイ30に表示される変形画像の断面画像610の例を示す。また、図6(b)に、ディスプレイ30に表示される推定誤差マップの表示の一例を示す。この例では、変形画像の断面画像610に重畳する形で、推定誤差マップ620が表示されている。ここで表示される推定誤差マップ620は、ステップS280で取得した推定誤差画像(ボリュームデータ)のいずれかを、変形画像の断面画像610と対応する断面で切った断面画像である。画像の輝度値は、推定誤差マップのボクセル値を変換した値とする。例えば、所定の推定誤差(例えば、推定誤差=10mm)を輝度値=255、推定誤差=0mmを輝度値=0に変換することでグレースケールの推定誤差マップを作成して、これに疑似カラーを割りあて疑似カラーマップとして表示する。なお、これらの値の範囲はユーザが設定できることが望ましい。
なお、推定誤差マップは、図6(b)のように変形画像の断面画像に重畳して表示されてもよいし、変形画像の断面画像と並べて表示されてもよい。また、ユーザが重畳表示のオン/オフを操作できるようにしてもよい。例えば、ディスプレイ30に表示されるGUI(不図示)に重畳表示ボタンを提供し、これをユーザがオン/オフすることで重畳表示のオン/オフが制御されるようにする。この場合、重畳表示ボタンがオフの場合は、推定誤差マップを非表示にして断面画像610のみを表示し、オンの場合は、推定誤差マップ620を断面画像610に重畳表示する。
また、ステップS280で各軸方向の推定誤差を求めている場合には、夫々の推定誤差マップを並べて表示するようにしてもよいし、何れの軸方向の推定誤差マップを表示するかを選択できるようにしてもよい。或いは、推定誤差の大きさ(ノルム)の表示を選択できるようにしてもよい。
さらに、断面画像610上に(あるいは、その近傍に)対応点が存在する場合には、夫々の対応点の近傍位置に第1の誤差(FRE)および/または第2の誤差(TRE)の値を表示するようにしてもよい。その際に、カーソル等でユーザが指示した該断面画像上の点を注目ボクセルとして、その近傍の対応点のみの誤差を表示してもよい。また、誤差を表示する位置は対応点の近傍位置に限らず、表示画面の横や上などの所定の位置に、例えばリスト形式で表示してもよい。
なお、ステップS280で表示制御部180が表示する推定誤差マップは、推定誤差画像に所定の加工を施したものであってもよい。例えば、推定誤差が閾値以上のボクセルの上にのみ赤色等を半透明で重畳表示することで、推定誤差の不十分な部位をより明示的に確認できるようにしてもよい。また、どのような加工が施された推定誤差マップを重畳表示するかを、ユーザが選択できるようにしてもよい。
以上説明したように、第1実施形態によれば、対応点が設定されていない、変形画像上の任意の位置における、変形位置合わせの推定誤差を取得することができる。変形画像の断面画像上に推定誤差マップが重畳表示されるため、ユーザは、表示された断面画像の各点が実際にはその位置からどの程度ずれている可能性があるのかを、容易に把握できる。
(変形例1)
第1実施形態では、第2の誤差の補間場を放射基底関数で表現する例について説明したが、補間場の表現はこれに限られるものではない。例えば、夫々の対応点の位置における第2の誤差の線形補間によって補間場を求めてもよいし、他の任意の関数による近似で補間を行ってもよい。また、夫々の対応点の位置における第2の誤差を夫々の位置における変位とみなして、その変位に基づいて全体の変位場を求める(変形を推定する)何れかの方法を用いて変位場を求め、得られた変位場を補間場としてもよい。例えば、公知の変形表現手法であるFFD(Free-Form Deformation)等を用いることができる。より具体的には、等間隔なグリッド点にFFDの制御点を設定し、夫々の対応点の位置における第2の誤差に基づいてFFDのパラメータ(各制御点が持つ制御量)を算出することによって、補間場を表現することができる。
(変形例2)
第1実施形態では、推定誤差の分布を可視化した推定誤差マップを変形画像の断面画像上に重畳表示する例について説明したが、これに限らず、マップ以外の形態で推定誤差の表示を行ってもよい。
例えば、ステップS290において、表示制御部180は、第2の画像の断面画像と、ステップS230で生成した変形画像の対応断面画像とを、ユーザの操作に応じて、ディスプレイ30に表示する。そして、表示制御部180は、変形画像の該断面画像上でユーザが指示した点の推定誤差を、ステップS280で取得した推定誤差画像から取得して、ディスプレイ30に表示する制御を行う。ここで、ステップS280で推定誤差画像を取得する代わりに、ユーザが指定した点の推定誤差のみを取得してもよい。この場合には、ステップS280における推定誤差画像の生成処理は不要となる(変形例3で詳述する)。
図7に、変形例2における推定誤差の表示の例を示す。表示制御部180は、ディスプレイ30に表示した変形画像の断面画像610上の座標の、マウス等により指定された位置を取得すると、該座標における推定誤差を推定誤差画像から取得する。そして、例えば図7(a)に示すように、カーソル710の示す座標(表示上の指定された位置)に対して、該座標における推定誤差の大きさを数値で表す文字情報720を、カーソル710の近傍に重畳表示する。
あるいは、推定誤差の大きさに対応した大きさの図形を指定された位置に表示するようにしてもよい。そのような図形の表示の一例を図7(b)に示す。図7(b)では、カーソル730の示す座標に対して、該座標における推定誤差の断面画像上での分布(誤差推定範囲)740を示す楕円が重畳表示されている。ここで、表示制御部180は、カーソル730の示す座標におけるX軸(断面画像の横軸)方向の推定誤差とY軸(断面画像の縦軸)方向の推定誤差の大きさを長径または短径として用いて、当該座標を中心とした楕円を描画する。これにより、表示された断面画像610上でカーソルを移動させるだけで、ユーザは、当該座標における誤差の推定値を知ることができる。特に、図7(b)のような楕円を表示することにより、ユーザはどの方向に誤差が大きくなっているかを把握でき、変形画像の精度を向上させるために対応点をどこに追加すればよいかを容易に把握できる。
このように、本変形例では、カーソルの示す座標に対して、推定誤差を表す文字情報や誤差推定範囲を変形画像の断面画像上に表示している。ただし、この際の変形情報の取得方法や推定誤差の取得方法は、第1実施形態で説明した方法に限定されず、種々の方法を用いてもよい。変形画像と推定誤差とが対応付けられて表示されることにより、表示された断面画像の各点がその位置からどの程度ずれているのかをユーザが把握できればよい。以上のような変形例2によれば、変形の推定誤差または信頼度をマップ以外の表示方法で提示することが可能となり、誤差推定マップ等の重畳によって断面画像が見にくくなるという事態を回避できる。
(変形例3)
上述のように、ステップS280の処理において、ボリューム画像としての推定誤差画像の生成は必ずしも必須ではない。その代わりに、ステップS290の処理において、表示することが決定された変形画像の断面画像上の各ボクセルについてのみ、ステップS280と同様な推定誤差の取得を行い、表示する推定誤差の断面画像を直接生成してもよい。また、変形例2の表示を行う場合には、ステップS290の処理においてカーソル等で注目座標が指定された後に、ステップS280と同様な処理によって当該座標の推定誤差を適宜(オンデマンドで)推定するようにしてもよい。
(変形例4)
ステップS210の処理において、対応情報取得部120が実行する第1の対応情報の取得は、画像解析処理によって自動的に行ってもよい。例えば、夫々の画像から画像パターンの特徴的な点や線を検出し、画像パターンの類似性に基づいて自動で取得するようにしてもよい。また、画像解析処理によって自動取得した対応点を候補として、ユーザが手動で修正した点を最終的な対応点の位置としてもよい。なお、第1の対応情報の取得は、画像の付帯情報としてデータサーバ20が画像間の対応情報を保持している場合には、該情報を読み込むことにより行ってもよい。
(変形例5)
第1実施形態や変形例2で示したステップS290における画像表示の処理は、必ずしも必須ではない。その代わりに、ステップS230で得た変形画像とステップS280で得た推定誤差画像をデータサーバ20等に保存して、画像処理装置10の処理を終了してもよい。この場合、ステップS290と同様な画像表示の処理を行う画像表示装置が、データサーバ20から変形画像とその誤差推定値(推定誤差画像)を取得し、表示することにより、ユーザは任意の位置の推定誤差を観察することができる。また、変形画像や推定誤差画像の観察は、3次元断層画像を表示する通常の医用画像ビューアで行ってもよい。なお、画像表示を行わない場合であって、かつ、データサーバ20から第1の対応情報が取得される場合には、第1の画像と第2の画像を取得する処理も省略できる。
(変形例6)
ステップS280の処理において、変形画像上の各点における位置合わせの推定誤差を計算する際に、変形に関する事前知識に基づく補正を行ってもよい。たとえば、第1の画像と第2の画像における、特定の部位から各対応情報の位置までの距離の違いに基づいて、算出処理により算出された第2の位置合わせ誤差を補正するようにしてもよい。そのような補正の一例として、被検体が乳房の場合には、事前知識として、乳頭から乳房内の対応点までの距離が体位等によらずあまり変化しないというモデルを用いることができる。この場合、例えば、夫々の対応点について得られる、夫々の画像における乳頭−対応点間の2つの距離の不一致度に基づいて、夫々の対応点の位置における第2の誤差の補正を行う。より具体的には、2つの距離の短いほうを分母として該2つの距離の比を算出し、その値を夫々の対応点の位置における第2の誤差に掛け合わせればよい。これによると、乳頭−対応点間距離が体位等によらずあまり変化しないというモデルから乖離するほど推定誤差が大きくなるように補正されるため、推定誤差の算出精度の向上が期待される。
事前知識としては、他にも、領域毎の変形推定の困難度を用いることもできる。すなわち、算出処理により算出された第2の位置合わせ誤差を、各対応情報が属する被検体の領域に設定されている変形推定の困難度に基づいて補正する。例えば、被検体が乳房の場合には、乳房内の各領域(例えば、乳癌取扱い規約において規定されるA〜E領域ごと)における変形推定の困難度を1以上の係数で表現する。そして、夫々の対応点が属する乳房内の領域に応じて、当該係数を夫々の対応点の位置における第2の誤差に掛け合わせればよい。例えば、体位等の変化による被検体の変形が大きいため変形推定が困難なC領域やD領域の困難度を1.5とし、体位等の変化による被検体の変形がより小さいA領域やB領域の困難度を1とすればよい。これによると、変形推定が困難な領域の方が、変形推定が容易な領域よりも推定誤差が大きくなるように補正されるため、推定誤差の算出精度の向上が期待される。
あるいは、病変の性質(硬さ等)を事前知識として用いてもよい。この場合には、周囲組織の硬さに対する病変の硬さの比と、夫々の対応点からの病変までの距離の逆数とを、夫々の対応点の位置における第2の誤差に掛け合わせればよい。これによると、病変が周囲組織よりも硬いほど変形推定の誤差が大きくなるような場合に、推定誤差の算出精度の向上が期待される。
(第2実施形態)
第1実施形態では、各対応点における第2の誤差から補間場と補正場を生成し、これらに基づいて任意の点における誤差を推定した。第2実施形態に係る画像処理装置では、第2の誤差に基づいて対応点からの距離と誤差の関係を求め、該関係に基づいて推定誤差を取得する。以下、第2実施形態に係る画像処理装置について、主として第1実施形態と異なる部分について説明する。なお、第2実施形態では、第1の誤差、第2の誤差、推定誤差には、ベクトルではなく、その大きさ(スカラー)が用いられる。
第2実施形態における画像診断システム1の構成、画像処理装置10の各部の動作、処理手順は、第1実施形態と概ね同様である。ただし、ステップS280における推定誤差の算出方法(注目ボクセルにおける推定誤差の取得方法)が第1実施形態と異なる。第2実施形態の画像処理装置10では、誤差推定部170が、
・各対応情報について、算出された第2の位置合わせ誤差に基づいて、対応情報の位置からの距離に応じた位置合わせ誤差の増加を表す誤差増加率を算出し、
・任意の位置の位置合わせ誤差を、対応情報の位置からの距離と誤差増加率に基づいて推定する。
以下、ステップS280における誤差推定部170の処理について、図8を参照して説明する。特に、本実施形態では、複数の対応情報の各々について、各対応情報の最近傍の対応情報までの距離と該最近傍の対応情報について算出された位置合わせ誤差とから各対応情報の誤差増加率を取得する。そして、得られた複数の誤差増加率を統計処理して代表誤差増加率を取得し、任意の位置に最も近い対応情報からの距離と代表誤差増加率から、任意の位置における位置合わせ誤差を推定する。以下、より具体的に説明する。
まず、誤差推定部170は、ステップS260で得た夫々の対応点の位置における第2の誤差に基づいて、対応点401(401a,b,c)からの距離に応じた誤差モデルを生成する。第2実施形態では、夫々の対応点における誤差増加率801(801a,b)を求め、全対応点の誤差増加率を統計処理することで代表誤差増加率802を得る。そして、図8(b)に示されるように、対応点からの距離に応じてこの比率(代表誤差増加率)で誤差が増加するという誤差モデルを生成する。例えば、夫々の対応点位置における誤差増加率801(801a,b)の平均値(平均誤差増加率)を代表誤差増加率802とする。
ここで、代表増加率は、例えば図9のフローチャートで示される手順により取得される。まず、夫々の対応点における誤差増加率が、ステップS901〜S905により取得される。すなわち、誤差推定部170は、複数の対応点のうちの一つを選択し(ステップS901)、選択した対応点について、最も近い対応点(最近傍対応点)を同定する(ステップS902)。誤差推定部170は、ステップS902で同定した最近傍対応点の位置における第2の誤差(TRE)を取得する(ステップS903)。そして、誤差推定部170は、ステップS903で取得した第2の誤差を、選択された対応点から同定された対応点までの距離で除することにより、選択された対応点の誤差増加率を得る。図8(a)では、対応点401aの最近傍対応点は、対応点401bであり、対応点401bの最近傍対応点は、対応点401cである。そして、該誤差の値を該対応点から該最近傍対応点までの距離で除算した値を、該対応点における誤差増加率801a、801bとする。以上のステップS901〜S904の処理を全ての対応点について実行し、全ての対応点について誤差増加率が取得されると、処理はステップS906へ進む(ステップS905)。ステップS906において、誤差推定部170は、取得された全対応点の誤差増加率を統計処理(たとえば、平均値を算出)することにより代表誤差増加率を得る。
次に、上記で生成した誤差モデルに基づいて、注目ボクセルにおける誤差推定値を算出する。具体的には、注目ボクセルの位置から最も近い対応点を同定し、該対応点までの距離と誤差モデルとに基づいて、注目ボクセルにおける誤差推定値を算出する。すなわち、前記距離に代表誤差増加率を掛け合わせた値を注目ボクセルにおける推定誤差とする。たとえば、図8(b)において、注目点の位置803の推定誤差は、位置803に最も近い対応点401bからの距離と上述の代表誤差増加率との積を対応点401bにおける第1の誤差404bに加算することで得られる。あるいは、位置803の近傍に存在する所定数の近傍対応点の夫々からの距離と上述の代表誤差増加率との積を、対応点401bにおける第1の誤差404bに夫々加算し、それらの中で最少となる値を推定誤差としてもよい。
なお、上記の代表誤差増加率は、夫々の対応点の誤差増加率の平均値に限定されるものではなく、他の方法で求めてもよい。例えば、平均値の代わりに誤差増加率の中央値を用いてもよい。また、代表誤差増加率を用いる以外の他の方法で誤差モデルを求めてもよい。例えば、夫々の対応点について得られる最近傍対応点までの距離と該最近傍対応点における第2の誤差との関係(距離と誤差の関係)を、任意の距離の関数(例えば2次関数)で近似して、該関数を誤差モデルとしてもよい。この場合、注目ボクセルにおける誤差推定値は、該ボクセルから最近傍対応点までの距離を当該関数に代入することによって算出される。すなわち、代表誤差増加率を距離に掛け合わせる上記の実施形態は、該関数として距離の1次関数を用いる場合に相当する。
また、誤差モデルの生成方法は、夫々の対応点の最近傍対応点のみを利用する方法に限定されるものではなく、その他の近傍対応点を利用する方法であってもよい。例えば、誤差を推定すべき任意の位置の近傍に存在する所定数の近傍対応点の夫々について上記と同様に誤差と距離との関係を得て局所的な代表誤差増加率を取得するようにしてもよい。例えば、誤差を推定する任意の位置について、その任意の位置の近傍の所定数の対応情報を選択する(たとえば、任意の位置から最も近い順に所定数の対応情報を選択する)。そして、選択した所定数の対応情報の各々について、対応情報の最近傍の対応情報までの距離と該最近傍の第2の位置合わせ誤差とから各対応情報の誤差増加率を取得し、これら誤差増加率を統計処理して局所的な代表誤差増加率を取得する。そして、任意の位置に最も近い対応情報からの距離と局所的な代表誤差増加率から、当該任意の位置における位置合わせ誤差を推定する。以上のように、任意の位置における位置合わせ誤差が、任意の位置の近傍の対応情報からの距離と代表誤差増加率や、任意の位置の近傍の対応情報からの距離と局所的な代表誤差増加率等に基づいて推定される。
以上説明したように、第2実施形態によれば、対応点からの距離と誤差の関係に基づいて推定誤差を取得することが可能となる。これによると、簡単な処理で推定誤差を算出できるという効果がある。また、局所的な代表誤差増加率を用いれば、より、画像の内容に即した位置合わせ誤差の推定が可能になる。
(その他の実施形態)
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサーがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
1:画像診断システム 10:画像処理装置 20:データサーバ 30:ディスプレイ 110:画像取得部 120:対応情報取得部 130:対応情報選択部 140:位置合わせ部 150:誤差算出部 160:変形画像生成部 170:誤差推定部 180:表示制御部

Claims (16)

  1. 1の画像および第2の画像に対する複数の対応情報を取得する取得手段と、
    前記複数の対応情報を用いて前記第1の画像と前記第2の画像を位置合わせし、位置合わせされた前記第1の画像および前記第2の画像に対する前記複数の対応情報によって定義された複数の位置に生じる位置合わせ誤差を算出する算出手段と、
    前記複数の位置とは異なる更なる位置に生じる位置合わせ誤差を、前記位置に生じる位置合わせ誤差に基づいて推定する推定手段と、を備えることを特徴とする画像処理装置。
  2. 前記推定手段は、
    複数の位置に生じる位置合わせ誤差を補間することにより、補間された位置合わせ誤差を示す補間場を生成し、
    前記補間場に基づいて前記更なる位置に生じる位置合わせ誤差を推定することを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 前記推定手段は、前記複数の位置からの距離に応じて補正量が変化する補正場により前記補間場を修正し、修正された前記補間場から前記更なる位置に生じる位置合わせ誤差を取得することを特徴とする請求項2に記載の画像処理装置。
  4. 前記推定手段は、前記補間場の前記複数の位置における位置合わせ誤差が、前記複数の対応情報を用いて前記第1の画像と前記第2の画像を位置合わせした場合の前記複数の位置に生じる位置合わせ誤差と対応するように前記補間場を修正することを特徴とする請求項2に記載の画像処理装置。
  5. 前記推定手段は、前記補間場の前記複数の位置における位置合わせ誤差がゼロになるように前記補間場を修正することを特徴とする請求項2に記載の画像処理装置。
  6. 前記推定手段は、
    複数の位置に生じる位置合わせ誤差に基づいて、前記複数の位置からの距離に応じた位置合わせ誤差の増加を表す誤差増加率を算出し、
    前記更なる位置に生じる位置合わせ誤差を、前記複数の位置からの距離と前記誤差増加率に基づいて推定する、ことを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  7. 前記複数の対応情報を用いて前記第1の画像を前記第2の画像に位置合わせすることにより変形画像を得る変形手段と、
    前記推定手段により推定された位置合わせ誤差を前記変形画像に重畳して表示部に表示する表示制御手段と、をさらに備えることを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  8. 前記変形画像における各ボクセルまたは各ピクセルの値を、前記推定手段により推定された当該ボクセルまたはピクセルの位置の位置合わせ誤差に基づいて決定することで推定誤差画像を生成する生成手段をさらに備え、
    前記表示制御手段は、前記推定誤差画像を前記変形画像に重畳表示することを特徴とする請求項に記載の画像処理装置。
  9. 前記複数の位置に生じる位置合わせ誤差は、2次元または3次元の誤差ベクトルであり、
    前記推定手段は、前記誤差ベクトルの軸方向成分ごとの誤差を用いて前記更なる位置における位置合わせ誤差を軸方向成分ごとに推定し、
    前記生成手段は、前記軸方向成分ごとに前記推定誤差画像を生成することを特徴とする請求項に記載の画像処理装置。
  10. 前記表示制御手段は、前記変形画像の表示上で指定された位置について推定された位置合わせ誤差の大きさを数値により表示することを特徴とする請求項に記載の画像処理装置。
  11. 前記表示制御手段は、前記変形画像の表示上で指定された位置について推定された位置合わせ誤差の大きさに対応した大きさの図形を、前記指定された位置に表示することを特徴とする請求項に記載の画像処理装置。
  12. 前記複数の位置に生じる位置合わせ誤差は、2次元または3次元の誤差ベクトルであり、
    前記推定手段は、前記誤差ベクトルの軸方向成分ごとの誤差を用いて前記更なる位置における位置合わせ誤差を軸方向成分ごとに推定し、
    前記表示制御手段は、前記変形画像の表示上で指定された位置について、前記軸方向成分ごとに推定された誤差の大きさを径とする楕円を前記指定された位置を中心として表示することを特徴とする請求項に記載の画像処理装置。
  13. 前記第1の画像と前記第2の画像における、特定の部位から前記複数の位置までの距離の違いに基づいて、前記複数の位置に生じる位置合わせ誤差を補正する第1の補正手段をさらに備えることを特徴とする請求項1乃至12のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  14. 前記複数の位置に生じる位置合わせ誤差を、前記複数の対応情報が属する被検体の領域に設定されている変形推定の困難度に基づいて補正する第2の補正手段をさらに備えることを特徴とする請求項1乃至13のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  15. 1の画像および第2の画像に対する複数の対応情報を取得する取得工程と、
    前記複数の対応情報を用いて前記第1の画像と前記第2の画像を位置合わせし、位置合わせされた前記第1の画像および前記第2の画像に対する前記複数の対応情報によって定義された複数の位置に生じる位置合わせ誤差を算出する算出工程と、
    前記複数の位置とは異なる更なる位置に生じる位置合わせ誤差を、前記位置に生じる位置合わせ誤差に基づいて推定する推定工程と、を備えることを特徴とする画像処理方法。
  16. 請求項1乃至14のいずれか1項に記載された画像処理装置の各手段としてコンピュータを機能させるためのプログラム。
JP2014259271A 2014-12-22 2014-12-22 画像処理装置および方法 Active JP6467221B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014259271A JP6467221B2 (ja) 2014-12-22 2014-12-22 画像処理装置および方法
US14/972,559 US10019811B2 (en) 2014-12-22 2015-12-17 Image processing apparatus and method for estimating an error in registration between images

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014259271A JP6467221B2 (ja) 2014-12-22 2014-12-22 画像処理装置および方法

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2016118981A JP2016118981A (ja) 2016-06-30
JP2016118981A5 JP2016118981A5 (ja) 2018-02-15
JP6467221B2 true JP6467221B2 (ja) 2019-02-06

Family

ID=56130024

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014259271A Active JP6467221B2 (ja) 2014-12-22 2014-12-22 画像処理装置および方法

Country Status (2)

Country Link
US (1) US10019811B2 (ja)
JP (1) JP6467221B2 (ja)

Families Citing this family (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5400466B2 (ja) 2009-05-01 2014-01-29 キヤノン株式会社 画像診断装置、画像診断方法
JP5950619B2 (ja) * 2011-04-06 2016-07-13 キヤノン株式会社 情報処理装置
JP6200249B2 (ja) 2013-09-11 2017-09-20 キヤノン株式会社 情報処理装置、情報処理方法
JP6541334B2 (ja) 2014-11-05 2019-07-10 キヤノン株式会社 画像処理装置、画像処理方法、およびプログラム
JP6448356B2 (ja) 2014-12-22 2019-01-09 キヤノン株式会社 画像処理装置、画像処理方法、画像処理システム、及びプログラム
JP6840481B2 (ja) * 2016-07-19 2021-03-10 キヤノン株式会社 画像処理装置および画像処理方法
CN107784623B (zh) * 2016-08-31 2023-04-14 通用电气公司 X射线成像设备的图像处理方法及装置
JP6934734B2 (ja) * 2017-03-17 2021-09-15 キヤノン株式会社 画像処理装置、画像処理装置の制御方法およびプログラム
CN109389552B (zh) * 2017-08-02 2023-03-28 中山大学 一种基于上下文相关多任务深度学习的图像超分辨算法
US20220239876A1 (en) * 2019-06-20 2022-07-28 Sony Group Corporation Information processing device, information processing method, program, projection device, and information processing system
WO2021192404A1 (ja) * 2020-03-27 2021-09-30 パナソニックIpマネジメント株式会社 位置分析装置及び方法、並びにカメラシステム

Family Cites Families (26)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63278183A (ja) * 1987-05-11 1988-11-15 Hitachi Medical Corp 画像演算時の画像歪み補正装置
JPH06282633A (ja) * 1993-03-26 1994-10-07 Nikon Corp 複合形状の形状パラメータの測定方法および装置
WO1997041532A1 (en) * 1996-04-29 1997-11-06 The Government Of The United States Of America, Represented By The Secretary, Department Of Health And Human Services Iterative image registration process using closest corresponding voxels
JP2004164298A (ja) * 2002-11-13 2004-06-10 Canon Inc 画像処理装置、画像処理方法、及びプログラム
JP4135945B2 (ja) * 2003-01-14 2008-08-20 国立大学法人東京工業大学 画像のサブピクセルマッチングにおける多パラメータ高精度同時推定処理方法及び多パラメータ高精度同時推定処理プログラム
US6950494B2 (en) * 2003-09-11 2005-09-27 Siemens Medical Solutions, Usa Method for converting CT data to linear attenuation coefficient map data
EP1728214B1 (en) * 2004-03-10 2020-11-25 Philips Intellectual Property & Standards GmbH Artifact correction
ATE451669T1 (de) * 2005-04-28 2009-12-15 Gen Hospital Corp Bewertung von bildmerkmalen einer anatomischen struktur in optischen kohärenztomographiebildern
WO2007061769A2 (en) * 2005-11-18 2007-05-31 Duke University Method and system of coregistrating optical coherence tomography (oct) with other clinical tests
US7768652B2 (en) * 2006-03-16 2010-08-03 Carl Zeiss Meditec, Inc. Methods for mapping tissue with optical coherence tomography data
JP4921253B2 (ja) * 2007-06-13 2012-04-25 富士フイルム株式会社 画像処理装置および画像処理プログラム
US8081808B2 (en) * 2007-11-08 2011-12-20 Topcon Medical Systems, Inc. Retinal thickness measurement by combined fundus image and three-dimensional optical coherence tomography
US8781197B2 (en) * 2008-04-28 2014-07-15 Cornell University Tool for accurate quantification in molecular MRI
US9171353B2 (en) * 2008-07-16 2015-10-27 Siemens Medical Solutions Usa, Inc. Multimodal image reconstruction with zonal smoothing
RU2504841C2 (ru) * 2008-09-17 2014-01-20 Конинклейке Филипс Электроникс, Н.В. Сегментация магнитного резонанса с использованием данных пропускания при формировании гибридных ядерных/магнитно-резонансных изображений
JP4810562B2 (ja) 2008-10-17 2011-11-09 キヤノン株式会社 画像処理装置、画像処理方法
US8350222B2 (en) * 2009-07-16 2013-01-08 Siemens Medical Solutions Usa, Inc. Multimodality imaging
JP5527035B2 (ja) * 2010-06-16 2014-06-18 株式会社ニコン 画像処理プログラム、画像処理装置および撮像装置
EP2525707B1 (en) * 2010-01-22 2016-06-08 Annidis Health Systems Corp. Registration method for multispectral retinal images
US8421021B2 (en) * 2011-06-21 2013-04-16 General Electric Company Motion correction of SPECT images
US9058647B2 (en) 2012-01-16 2015-06-16 Canon Kabushiki Kaisha Information processing apparatus, information processing method, and storage medium
US9364192B2 (en) * 2013-03-15 2016-06-14 Siemens Medical Solutions Usa, Inc. Error estimates in quantitative functional imaging
JP6304970B2 (ja) 2013-08-09 2018-04-04 キヤノン株式会社 画像処理装置、画像処理方法
JP6200249B2 (ja) 2013-09-11 2017-09-20 キヤノン株式会社 情報処理装置、情報処理方法
JP6401459B2 (ja) 2014-02-14 2018-10-10 キヤノン株式会社 画像処理装置、画像処理方法
JP6541334B2 (ja) * 2014-11-05 2019-07-10 キヤノン株式会社 画像処理装置、画像処理方法、およびプログラム

Also Published As

Publication number Publication date
JP2016118981A (ja) 2016-06-30
US10019811B2 (en) 2018-07-10
US20160180527A1 (en) 2016-06-23

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6467221B2 (ja) 画像処理装置および方法
JP6383189B2 (ja) 画像処理装置、画像処理方法およびプログラム
US9035941B2 (en) Image processing apparatus and image processing method
JP5976431B2 (ja) 運動対象輪郭トラッキング装置及び運動対象輪郭トラッキング方法
US20110262015A1 (en) Image processing apparatus, image processing method, and storage medium
JP4891541B2 (ja) 血管狭窄率解析システム
US10433815B2 (en) Ultrasound diagnostic image generating device and method
US9767562B2 (en) Image processing apparatus, image processing method and storage medium
RU2540829C2 (ru) Интерактивный итеративный алгоритм ближайших точек для сегментации органов
JP6376873B2 (ja) 画像処理装置、画像処理方法及びプログラム
US20110066031A1 (en) Ultrasound system and method of performing measurement on three-dimensional ultrasound image
JP2017035469A (ja) 画像処理装置、画像処理方法、およびプログラム
US10603016B2 (en) Image processing apparatus, method of controlling the same, and non-transitory computer-readable storage medium
JP2016147026A (ja) 画像処理装置、画像処理方法およびプログラム
JP2016087109A (ja) 画像処理装置、画像処理方法、およびプログラム
US20070053564A1 (en) Image processing method and computer readable medium for image processing
JPWO2017038300A1 (ja) 超音波撮像装置、画像処理装置、及び方法
JP6772123B2 (ja) 画像処理装置、画像処理方法、画像処理システムおよびプログラム
JP6643416B2 (ja) 画像処理装置、画像処理方法およびプログラム
JP2022111704A (ja) 画像処理装置、医用画像撮像装置、画像処理方法、およびプログラム
JP2022111705A (ja) 学習装置、画像処理装置、医用画像撮像装置、学習方法およびプログラム
WO2023061000A1 (zh) 超声乳腺三维全景图的生成方法和超声设备
US20190005662A1 (en) Image registration apparatus, image registration method, and image registration program
JP6821303B2 (ja) 情報処理装置、情報処理方法およびプログラム
JP2006178772A (ja) 画像処理方法および装置並びにプログラム

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20171218

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20171218

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20181206

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20181214

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20190111

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 6467221

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151