JP6772123B2 - 画像処理装置、画像処理方法、画像処理システムおよびプログラム - Google Patents

画像処理装置、画像処理方法、画像処理システムおよびプログラム Download PDF

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Description

本明細書の開示は、画像処理装置、画像処理方法、画像処理システムおよびプログラムに関する。
医療の分野において、医師は、種々のモダリティで撮像した医用画像を用いて診断を行う。特に、被検体の状態の経過観察を目的とした場合、異なる時刻に同一のモダリティで撮像された複数の画像を医師が対比し、被検体の経時的な変化を観察すること(経過観察)が行われている。医療以外の分野においても、物体の経時的な変化を観察する場合、同様の作業が実施される場合がある。また、経時比較以外にも、同じ被検体を異なる造影条件や異なる撮像パラメータで撮像した2つの画像を対比して診断する場合がある。
2つの画像の位置合わせを行い、その画像間の差異を可視化した差分画像を表示することにより、画像間の対比を支援する画像差分技術が知られている。この画像差分技術では、2つの画像が異なる解像度の場合、解像度を揃えて処理を行うことがある。非特許文献1では、2つの画像を所定の等方解像度に変換した画像間で位置合わせを行い、等方解像度の画像間で差分画像を生成した後、原画像の解像度へと解像度変換する方法が開示されている。
SAKAMOTO, Ryo, et al. Temporal Subtraction of Serial CT Images with Large Deformation Diffeomorphic Metric Mapping in the Identification of Bone Metastases. Radiology, 2017, 161942.
非特許文献1に記載の技術では、所定の等方解像度における処理を開示するのみであり、それぞれの画像に適切な差分画像を生成する処理ができないおそれがある。
本発明の実施形態に係る画像処理装置は、被検体の第1の画像を第1の解像度に変換して第1の変換画像を取得し、前記第1の画像とは異なる第2の画像を前記第1の解像度に変換して第2の変換画像を取得する第1の解像度変換手段と、前記第1の変換画像と前記第2の変換画像とを位置合わせするための第1の変形情報を取得する変形情報取得手段と、前記第1の変形情報に基づいて、前記第1の変換画像と前記第2の変換画像との差分を示す差分画像を生成する第1の生成手段と、前記第1の変形情報に基づいて、前記第1の画像と前記第2の画像との差分を示す第2の差分画像を生成する第2の生成手段と、
前記第1の生成手段と、前記第2の生成手段とのうち、いずれの生成手段により差分画像を生成するかを選択する選択手段と、を有し、前記選択手段は、前記第1の画像または前記第2の画像の少なくともいずれか一方の画像に付帯する付帯情報に基づいて、いずれの生成手段により差分画像を生成するかを選択することを特徴とする。
本発明の実施形態にかかる画像処理装置によれば、画像に応じた適切な差分画像を生成する処理を行うことができる。
第1の実施形態に係る画像処理装置の機能構成の一例を示す図。 第1の実施形態における処理の一例を示すフロー図。 第2の実施形態に係る画像処理装置の機能構成の一例を示す図。 第2の実施形態における処理の一例を示すフロー図。 第3の実施形態に係る画像処理装置の機能構成の一例を示す図。 第3の実施形態における処理の一例を示すフロー図。 第4の実施形態に係る画像処理装置の機能構成の一例を示す図。 第4の実施形態における処理の一例を示すフロー図。 第5の実施形態に係る画像処理装置の機能構成の一例を示す図。 第5の実施形態における処理の一例を示すフロー図。
以下、図面を参照して本発明の実施形態を説明する。
<第1の実施形態>
本実施形態に係る画像処理装置100は、処理の対象となる画像である第1の画像と第2の画像との間の差分画像を生成する装置である。以下では、第1の画像と第2の画像とを処理対象画像と称する場合がある。画像処理装置100は、まず、第1の画像と第2の画像との間の変形情報を取得する。次に画像処理装置100は、取得した変形情報に基づいて、第1の画像と第2の画像との間の差分画像を生成する。画像処理装置100は、該差分画像の生成処理において、差分処理を実行する際の画像解像度が異なる第1の生成手段と第2の生成手段の2通りの手段を有する。また、画像処理装置100は、第1の生成手段及び第2の生成手段を所定の情報に基づいて切り替えることで、適切な差分画像を生成する。
生成される差分画像は第1の画像及び第2の画像の鮮鋭度と同程度の鮮鋭度であることが望ましい。そのため、ノイズレベルが低い対象(例えば、人体のCT画像における骨領域)の差分画像を生成する場合、第1の画像及び第2の画像と同程度の鮮鋭度を有する差分画像を生成する差分処理を行う。一方、ノイズレベルが高い対象(例えば、人体のCT画像における実質臓器)の差分画像を生成する場合、生成された差分画像もノイズレベルが高い画像となる。そのため、差分画像のノイズレベルを低減する差分処理を行う。
画像処理装置100は、処理対象画像や医師が観察の対象として注目する部位の特性に基づいて差分画像の生成手段を切り替えることで、鮮鋭度を必要以上に低下させることなく、差分画像のノイズレベルを低減することが可能である。以下、図1および図2を用いて本実施形態の構成及び処理を説明する。
図1は、画像処理装置100の機能構成の一例である。画像処理装置100は、データサーバ110および表示部120と接続されている。
データサーバ110は、差分画像を生成する対象としてユーザが指定した第1の画像と第2の画像、および、夫々の画像の付帯情報を保持している。データサーバ110はたとえばPACS(Picture Archiving and Communication System)である。第1の画像及び第2の画像は例えば、同一のモダリティで異なる条件(日時、造影条件、撮像パラメータ等)下において、被検体を予め撮像して得られた3次元断層画像(ボリュームデータ)である。3次元断層画像を撮像するモダリティは、MRI装置、X線CT装置、3次元超音波撮影装置、光音響トモグラフィ装置、PET/SPECT、OCT装置などであってもよい。
また、第1の画像及び第2の画像は、経過観察のために同一患者を同一モダリティ、同一体位で異なる日時に撮像した画像であってもよいし、同一患者を異なる造影条件や異なる撮像パラメータで撮像した画像であってもよい。また、第1の画像及び第2の画像はそれぞれ異なる患者を撮像した画像でもよいし、患者の画像と標準画像でもよい。標準画像とは、例えば、多数の患者の画像から取得される平均的な情報(画素値、部位情報など)から生成される画像である。
また、第1の画像及び第2の画像の付帯情報とは、第1の画像及び第2の画像の検査部位の情報、再構成条件(面内解像度、スライス厚、再構成関数)、撮影条件(管電圧、管電流、造影条件)などを含む。第1の画像及び第2の画像と夫々の付帯情報は、データ取得部1010を介して画像処理装置100に入力される。第1の画像及び第2の画像はDICOMに則った画像であってよく、第1の画像及び第2の画像の付帯情報は、それぞれのDICOMタグにより定義される情報であってよい。
表示部120は、画像処理装置100が生成する画像を表示するモニタである。
画像処理装置100は、データ取得部1010、第1の解像度変換部1020、変形情報取得部1030、選択部1040、第1の生成部1050、第2の解像度変換部1060、第3の解像度変換部1070、第2の生成部1080、表示制御部1090を含む。
データ取得部1010は、画像処理装置100に入力される第1の画像と第2の画像及び夫々の付帯情報を取得する。また、必要に応じて、注目部位に関するユーザの指示を取得する。
第1の解像度変換部1020は、第1の画像と第2の画像に解像度変換を施し、夫々の画像を第1の解像度に変換した第1の変換画像及び第2の変換画像を生成する。
変形情報取得部1030は、第1の変換画像及び第2の変換画像間の第1の変形情報を第1の解像度で取得する。
選択部1040は、第1の生成手段及び第2の生成手段の何れの生成手段で差分画像を生成するかを選択する。
第1の生成部1050は、第1の変形情報に基づいて第1の変換画像及び第2の変換画像の対応位置間の差分値を計算し、第1の解像度の差分画像を生成する。
第2の解像度変換部1060は、第1の生成部1050が生成した第1の解像度の差分画像を第2の解像度に変換した第1の差分画像を生成する。第1の生成手段は、第1の生成部1050と第2の解像度変換部1060によって構成される。
第3の解像度変換部1070は、第1の変形情報を第2の解像度に変換した第2の変形情報を生成する。第2の生成部1080は、第2の変形情報に基づいて第1の画像及び第2の画像の対応位置間の差分値を計算し、第2の差分画像を第2の解像度で生成する。第2の生成手段は、第3の解像度変換部1070と第2の生成部1080によって構成される。
表示制御部1090は、第1の画像及び第2の画像と、第1の生成手段または第2の生成手段で生成された差分画像とを並べて表示部120に表示させる表示制御を行う。
画像処理装置100はたとえばコンピュータであり、少なくともプロセッサ(不図示)とメモリ(不図示)とを有する。プロセッサ(不図示)はたとえば、CPU(Central Processing Unit)、GPU(Graphics Processing Unit)、ASIC(Application Specific Integrated Circuit),SPLD(Simple Programmable Logic Device),CPLD(Complex Programmable Logic Device),FPGA(Field−Programmable Gate Array)などの少なくともいずれか一つである。メモリ(不図示)は、たとえばRAM(Random Access Memory)、ハードディスク、フラッシュメモリ、SSD(Solid State Drive)などの少なくともいずれか一つである。プロセッサはメモリに保存されたプログラムを読出し実行することで、画像処理装置100としての機能を実現する。メモリにプログラムを保存する代わりに、プロセッサの回路内にプログラムを直接組み込むよう構成してもよい。この場合、プロセッサは回路内に組み込まれたプログラムを読出し実行することで画像処理装置100としての機能を実現する。各プロセッサは、プロセッサごとに単一の回路として構成されてもよいし、複数の独立した回路を組み合わせて一つのプロセッサとして構成してもよい。情報処理装置は、目的に応じて一つ又は複数の通信回路を有していてもよい。
図2は、画像処理装置100が行う全体の処理手順の一例を示すフローチャートである。
(ステップS200)(データの取得)
ステップS200において、データ取得部1010は、画像処理装置100に入力される第1の画像及び第2の画像と、夫々の画像の付帯情報を取得する。また、必要に応じて、注目部位に関するユーザの指示を取得するためのUI(不図示)を、表示制御部1090を介して表示部120に表示させ、ユーザの入力した情報を取得する。ここで、注目部位に関するユーザの指示とは、ユーザが観察の対象として注目する部位を指定する指示である。当該指示は例えば、「骨に注目した差分画像の生成」「実質臓器に注目した差分画像の生成」などの指示である。そしてデータ取得部1010は、取得した第1の画像及び第2の画像を、第1の解像度変換部1020、および、第2の生成部1080へと出力する。またデータ取得部1010は、取得した第1の画像及び第2の画像の付帯情報や、ユーザの指示の情報を、選択部1040へと出力する。
(ステップS210)(処理対象画像の解像度変換)
ステップS210において、第1の解像度変換部1020は、第1の画像及び第2の画像の解像度を第1の解像度に変換した第1の変換画像及び第2の変換画像を生成する。なお、第1の解像度とは、後の処理で行う画像間の位置合わせの基準となる解像度(基準解像度)である。例えば、元の画像の解像度が非等方な場合に、画像間の位置合わせを高精度に実施できるように、等方化した解像度を第1の解像度とすることができる。本実施形態では、第1の解像度は、予め決められた所定の解像度(例えば1mm×1mm×1mm)とする。
また、第1の解像度はこれに限られるものではない。例えば第1の解像度は、第1の画像及び第2の画像が一般的なCT画像の場合には、スライス間の距離に対してスライス面内の解像度が高いため、スライス面内の解像度に合わせてスライス間方向の画素をアップサンプリングした解像度であってもよい。また、第1の画像及び第2の画像の解像度が一致するように、いずれか一方の画像の解像度を第1の解像度としてもよい。そして、第1の解像度変換部1020は、生成した第1の変換画像及び第2の変換画像を、変形情報取得部1030および第1の生成部1050へと出力する。
ここで、第1の解像度が第1または第2の画像の解像度よりも低い場合、該変換画像の取得処理は、第1の画像または第2の画像に対する平滑化処理と同等の効果を有し、ノイズを低減させる効果がある。
なお、解像度変換処理が必要ない場合(例えば、第1の画像と第2の画像の解像度がいずれも等方、かつ、画像間の解像度の差が所定の閾値よりも小さい場合)には、本ステップの処理は実施せずに、元の画像を変換画像とみなして以降の処理を実行する。
なお、本実施形態において、解像度変換時の画素値の補間には、公知の画像処理手法を利用できる。例えば、最近傍補間や線形補間、キュービック補間などを利用できる。
(ステップS220)(変形情報の取得)
ステップS220において、変形情報取得部1030は、第1の変換画像と第2の変換画像との間で同一部位を表す画素(画像間の対応する画素)の対応関係を記述する第1の変形情報を、第1の解像度で取得する。すなわち変形情報取得部1030は、第1の変換画像及び第2の変換画像との間の位置合わせ処理(変形推定処理)を行う。そして変形情報取得部1030は、取得した第1の変形情報を第1の生成部1050と第3の解像度変換部1070へと出力する。
ここで、変形情報とは、第1の変換画像の夫々の画素に対して、第2の変換画像の対応する座標を与える情報である。変形情報は、例えば、第1の変換画像と同じ画像サイズ・同じ解像度のボリュームデータであって、第1の変換画像の夫々の画素と同じ座標に、第2の変換画像上の対応する座標を示す3次元変位ベクトルの値を保持させたボリュームデータとして定義できる。
本実施形態において変形情報取得部1030は、第1の変形情報を例えば、変形後の画像間の画像類似度が高くなるように、一方の画像を変形させることにより求める。画像類似度としては、一般的に用いられているSum of Squared Difference(SSD)や相互情報量、相互相関係数などの公知の方法を用いることができる。また、画像の変形のモデルとしては、Thin Plate Spline(TPS)などの放射基底関数に基づく変形モデルや、Free Form Deformation(FFD)、Large Deformation Diffeomorphic Metric Mapping(LDDMM)等の公知の変形モデルを利用できる。
なお、第1の画像と第2の画像の間に位置と姿勢の差異しか存在しない(そのように近似できる)場合には、変形情報取得部1030は画像間の剛体位置合わせを行い、位置と姿勢の変換パラメータを第1の変形情報として取得するようにしてもよい。また、画像間のアフィン変換パラメータを第1の変形情報として取得するようにしてもよい。なお、変形情報の取得には、何れの方法を用いてもよい。例えば、処理対象画像の付帯情報やユーザの指示によって注目部位が既知の場合には、当該部位の位置合わせに特化した手法を用いてもよい。
(ステップS230)(生成手段の決定)
ステップS230において、選択部1040は、差分画像の生成手段を選択する。具体的には、選択部1040はステップS200で取得した処理対象画像の付帯情報やユーザの指示に基づいて、第1の生成手段で差分画像を生成するか、第2の生成手段で差分画像を生成するかの判定を行う。第1の生成手段で差分画像を生成すると判定された場合は、ステップS240へ進む。一方、第2の生成手段で差分画像を生成すると判定された場合は、ステップS260へと処理を進める。
選択部1040は例えば、処理対象画像の検査部位に関する付帯情報に基づいて生成手段を選択することができる。X線CT装置によって撮像された画像では、実質臓器領域のノイズレベルが高くなる傾向がある。そのため選択部1040は、付帯情報から取得した検査部位が実質臓器であった場合、ノイズレベルを低減させるような差分画像生成手段(第1の生成手段)を選択する。
一方、骨領域は実質臓器領域と比較してノイズレベルが低い傾向がある。そのため選択部1040は、付帯情報から取得した検査部位が骨の場合は、ノイズレベルを低減させるような差分画像生成手段ではなく、第1の画像及び第2の画像の鮮鋭度を維持するような差分画像生成手段(第2の生成手段)を選択する。
選択部1040は、ステップS200で取得した注目部位に関するユーザの指示に基づいて生成手段を決定してもよい。ユーザは、画像処理装置100に対する操作入力により指示を入力することができる。例えば、ノイズレベルが低い部位にユーザが注目する場合(例えば、「骨に注目した差分画像の生成」の指示を取得した場合)に選択部1040は第2の生成手段を選択してもよい。また、ノイズレベルが高い部位にユーザが注目する場合(例えば、「実質臓器に注目した差分画像の生成」の指示を取得した場合)に選択部1040は第1の生成手段を選択するようにしてもよい。
また、選択部1040が付帯情報を用いて生成手段を選択する別の例として、第1の画像及び第2の画像の面内解像度に基づいて生成手段を決定してもよいし、スライス厚に基づいてもよい。例えば選択部1040は、何れかの処理対象画像の面内解像度、スライス厚、あるいは、それらから求まる1画素の体積の何れかが所定の閾値より小さい場合にはノイズレベルが高いと判断して第1の生成手段を選択し、それ以外の場合には第2の生成手段を選択するようにできる。このとき、所定の閾値として第1の解像度を用いてもよい。
また、選択部1040が付帯情報を用いて生成手段を選択する別の例として、管電圧に基づいてもよいし、管電流に基づいてもよい。例えば選択部1040は、何れかの処理対象画像の管電圧や管電流が所定の閾値より小さい場合にはノイズレベルが高いと判断して第1の生成手段を選択し、それ以外の場合には第2の生成手段を選択するようにできる。
また、選択部1040が付帯情報を用いて生成手段を選択する別の例として、再構成関数に基づいてもよいし、造影条件に基づいてもよい。例えば選択部1040は、何れかの処理対象画像の再構成関数が縦隔条件の場合にはノイズレベルが低いと判断して第2の生成手段を選択し、それ以外の場合には第1の生成手段を選択するようにできる。このとき、何れの再構成関数に何れの生成手段を割り当てるかは、事前にルックアップテーブルの形で定義しておくことができる。
あるいは選択部1040は、ユーザによって第1の生成手段及び第2の生成手段に関連付けられたその他の付帯情報に基づいて生成手段を選択してもよい。また選択部1040は、これらの付帯情報の一つに基づいて生成手段を選択してもよいし、複数の付帯情報の組み合わせに基づいて生成手段を選択してもよい。
(ステップS240)(変換画像間の差分画像生成)
ステップS240において、第1の生成部1050は、ステップS220で取得した第1の変形情報を利用して、第1の変換画像上の注目位置に対応する第2の変換画像上の対応位置を取得する。そして第1の生成部1050は、第1の変換画像上の夫々の注目位置と第2の変換画像上の対応位置との差分値を画素値とした第1の解像度の差分画像を生成する。第1の生成部1050は、得られた第1の解像度の差分画像を第2の解像度変換部1060へと出力する。
なお第1の生成部1050は、対応画素間の差分値を計算するだけの単純な方法に基づいてもよいし、他の公知の何れの方法を用いて差分画像を生成してもよい。例えば第1の生成部1050は、処理対象画像の付帯情報やユーザの指示によって注目部位が既知の場合には、当該部位の領域のみを強調した差分画像を生成してもよい。また第1の生成部1050は、差分画像のノイズ低減手法として知られているボクセルマッチング法等の処理を適用してもよい。
(ステップS250)(差分画像の解像度変換)
ステップS250において、第2の解像度変換部1060は、ステップS240で取得した第1の解像度の差分画像を第2の解像度に変換した第1の差分画像を生成する。そして第2の解像度変換部1060は、得られた第1の差分画像をデータサーバ110に保存するとともに、表示制御部1090へと出力する。
ここで、第2の解像度としては、第1の画像の解像度を用いることができる。これにより、差分画像の解像度を第1の画像と合わせることができる。なお、第2の画像の解像度を第2の解像度として用いてもよいし、第1の画像及び第2の画像の解像度とは異なる解像度を第2の解像度としてもよい。
ここで、第1の解像度が第2の解像度よりも高い場合、本ステップにおける差分画像の解像度変換処理は、差分画像に対する平滑化処理と同等の効果を有し、ノイズを低減させる効果がある。
なお、差分画像の解像度変換処理を必要としない場合には、本ステップは実施せずに、ステップS240で取得した差分画像を第1の差分画像として以降の処理を実行する。例えば、第1の解像度と第2の解像度が等しい場合には、本ステップの処理を省略することができる。また、差分画像の解像度を第1の画像や第2の画像と揃える必要が特にない場合にも、本ステップの処理は省略できる。
(ステップS260)(変形情報の解像度変換)
ステップS260において、第3の解像度変換部1070は、ステップS220で取得した第1の変形情報を第2の解像度に変換した第2の変形情報を生成する。そして第3の解像度変換部1070は、得られた第2の変形情報を第2の生成部1080に出力する。
(ステップS270)(原画像間の差分画像生成)
ステップS270において、第2の生成部1080は、ステップS260で生成した第2の変形情報を利用して、第1の画像上の注目位置に対応する第2の画像上の対応位置を取得する。そして第2の生成部1080は、第1の画像上の夫々の注目位置と第2の画像上の対応位置との差分値を画素値とした第2の差分画像を第2の解像度で生成する。第2の生成部1080は、得られた第2の差分画像をデータサーバ110に保存するとともに、表示制御部1090へと出力する。なお、差分画像の生成には、ステップS240と同様、何れの方法を用いてもよい。
(ステップS280)(差分画像の表示)
ステップS280において、表示制御部1090は、ステップS250で生成した第1の差分画像、または、ステップS270で生成した第2の差分画像を表示部120に表示する制御を行う。ここで、差分画像の表示には何れの方法を用いてもよいし、本ステップの処理は必ずしも行わなくてもよい。
以上によって、画像処理装置100の処理が実施される。
本実施形態では、ノイズレベルが高い対象の差分画像を生成する場合には、第1の生成手段が選択される。第1の解像度が第2の解像度よりも低い場合には、ステップS210の解像度変換処理によって、第1の画像及び第2の画像に対する平滑化処理と同様の効果が得られる。一方、第1の解像度が第2の解像度よりも高い場合には、ステップS250の解像度変換処理によって、第1の差分画像に対して平滑化処理と同等の効果が得られる。いずれの場合でも、生成される差分画像においてノイズレベルの低減が可能となる。
一方、ノイズレベルが低い対象の差分画像を生成する場合には、第2の生成手段が選択される。このとき、ステップS270の原画像間での差分画像の生成処理において、第1の画像と第2の画像との間で差分処理を行うため、第1の画像及び第2の画像の鮮鋭度と同等の差分画像を生成することが可能となる。つまり、第1の画像及び第2の画像の特性に応じて、差分画像生成手段を適切に切り替えることが可能となる。その結果、差分画像におけるノイズレベルの低減を、画像の特性に応じて適切に行うことができる。
なお、第1の変換画像及び第2の変換画像や第2の変形情報は、必ずしもボリュームデータの形式で生成して保持する必要はなく、ある座標での値が後段の処理ステップで必要になった際に、オンデマンドで計算するようにしてもよい。例えば、ステップS270の処理において、第1の画像上の注目位置に対応する第2の画像上の対応位置を取得する際に、第1の変形情報から当該注目位置の変位ベクトルを補間して求めるようにしてもよい。この場合は、第2の変換情報をボリュームデータとして生成する処理は省略できる。
(第1の実施形態の変形例1)(位置合わせ処理を行わない)
上記の実施形態では、まず、ステップS220の変形情報の取得処理において第1の変形情報を取得していた。しかし、第1の画像と第2の画像との間で位置合わせが不要な場合、例えば、第1の画像及び第2の画像間の解剖学的位置が略一致している場合の処理手順は必ずしもこれに限らない。すなわち、ステップS220の変形情報の取得処理と、ステップS260の変形情報の解像度変換処理を行わなくてもよい。このとき、ステップS240の変換画像間の差分画像生成処理において、第1の生成部1050は、第1の変換画像と第2の変換画像との間の同一位置の差分値を画素値とした差分画像を生成する。また、ステップS270の元画像間での差分画像生成処理において、第2の生成部1080は、第1の画像及び第2の画像間の同一位置の差分値を画素値とした差分画像を生成する。
(第1の実施形態の変形例2)
上記の実施形態では、第1の生成手段は位置合わせの基準解像度で差分画像生成処理を行った後に差分画像を第1の画像の解像度に変換し、第2の生成手段は変形情報を第1の画像の解像度に変換したのちに第1の画像の解像度で差分画像生成処理を行っていた。それ以外にも、処理対象画像の特性に応じて差分画像生成処理を行う解像度を変更する構成をとることができる。
例えば、処理対象画像の特性に応じて位置合わせ処理の基準解像度が変更されてもよい。例えば、処理対象画像のノイズレベルが基準より低いと判断される場合には基準解像度が通常(例えば、1mm立方)に設定され、ノイズレベルが基準より高いと判断される場合には基準解像度が通常より大きく(例えば、2mm立方)設定されてもよい。そして、通常の基準解像度を用いた変換画像の生成、基準解像度での変形情報の取得、基準解像度での差分画像の生成、差分画像の第2の解像度への解像度変換を行う処理を第1の生成部1050が行い、通常より大きな基準解像度を用いて行う同処理を第2の生成部1080が行ってもよい。これにより、差分画像におけるノイズレベルの低減を、画像の特性に応じて適切に行うことができる。
<第2の実施形態>
本実施形態に係る画像処理装置300は、第1及び第2の何れの生成手段によって差分画像を生成するかを、ユーザからの指示を受け付けて決定する。以下、図3および図4を用いて本実施形態の構成及び処理を説明する。
図3は画像処理装置300の機能構成の一例を示す図である。データサーバ110、表示部120は、第1実施形態と同様である。指示部310は、第1及び第2の生成手段の何れによって差分画像を生成するかを、ユーザから受け付ける。受け付けたユーザからの指示は、指示取得部3010を介して画像処理装置300へ入力される。
画像処理装置300の構成について、第1実施形態における画像処理装置100との相違箇所のみを説明する。データ取得部1010は、データサーバ110より画像処理装置300に入力される第1の画像と第2の画像を取得する。指示取得部3010は、指示部310より画像処理装置300に入力されるユーザの指示を取得する。選択部1040は、ユーザからの指示に基づいて第1及び第2の何れの生成手段で差分画像を生成するかを決定する。
図4は、画像処理装置300が行う全体の処理手順の一例を示すフローチャートである。なお、ステップS410、ステップS420、ステップS440〜ステップS480は、夫々、第1実施形態のステップS210、ステップS220、ステップS240〜ステップS280と同様の処理を行うため、上述した説明を援用することによりここでの詳しい説明を省略する。以下、図2のフローチャートとの相違部分のみ説明する。
(ステップS400)(データの取得)
ステップS400において、データ取得部1010は、画像処理装置300に入力される第1の画像及び第2の画像を取得する。そしてデータ取得部1010は、取得した第1の画像及び第2の画像を、第1の解像度変換部1020、および、第2の生成部1080へと出力する。
(ステップS425)(ユーザ指示の取得)
ステップS425において、指示取得部3010は、指示部310から画像処理装置300に入力されるユーザの指示を取得する。具体的には、指示取得部3010は「第1の生成手段で差分画像を生成」または、「第2の生成手段で差分画像を生成」のいずれかの指示を取得する。そして、取得したユーザの指示の情報を、選択部1040へと出力する。
(ステップS430)(生成手段の決定)
ステップS430において、選択部1040は、ステップS425で取得したユーザの指示の情報に従って、第1の生成手段で差分画像を生成するか否かの判定を行う。すなわち、「第1の生成手段で差分画像を生成」の指示を受けた場合は、ステップS440へと処理を進める。一方、「第2の生成手段で差分画像を生成」の指示を受けた場合は、ステップS460へと処理を進める。
以上によって、画像処理装置300の処理が実施される。
第2の実施形態にかかる画像処理装置300によれば、第1の画像及び第2の画像の特性に応じて、ユーザが差分画像生成手段を切り替えることが可能となる。その結果、差分画像におけるノイズレベルの低減を、画像の特性に応じて適切に行うことができる。
<第3の実施形態>
本実施形態に係る画像処理装置500は、処理対象画像の統計値に基づいて第1及び第2の生成手段を切り替える。以下、図5および図6を用いて本実施形態の構成及び処理を説明する。
図5は画像処理装置500の機能構成の一例を示す図である。データサーバ110、表示部120は、第1実施形態と同様である。
画像処理装置500の構成について、第1実施形態における画像処理装置100との相違箇所のみを説明する。データ取得部1010は、データサーバ110より画像処理装置500に入力される第1の画像と第2の画像を取得する。画像統計値取得部5010は、第1の画像及び第2の画像の少なくとも一方の画像の統計値(画像統計値)を取得する。選択部1040は、画像統計値取得部5010で得られた画像の統計値に基づいて、第1及び第2の何れの生成手段で差分画像を生成するかを決定する。
図6は、画像処理装置500が行う全体の処理手順の一例を示すフローチャートである。なお、ステップS610、ステップS620、ステップS640〜ステップS680は、第1実施形態のステップS210、ステップS220、ステップS240〜ステップS280と同様の処理を行うため、上述した説明を援用することによりここでの詳しい説明を省略する。以下、図2のフローチャートとの相違部分のみ説明する。
(ステップS600)(データの取得)
ステップS600において、データ取得部1010は、画像処理装置500に入力される第1の画像及び第2の画像を取得する。そしてデータ取得部1010は、取得した第1の画像及び第2の画像を、第1の解像度変換部1020、第2の生成部1080、および、画像統計値取得部5010へと出力する。
(ステップS625)(画像統計値の取得)
ステップS625において、画像統計値取得部5010は、ステップS600で取得された第1の画像及び第2の画像の少なくとも一方に統計処理を施し、当該画像の統計値(画像統計値)を取得する。そして、取得した統計値を、選択部1040へと出力する。
本実施形態における統計値とは、例えば画像の分散値である。統計値は画像全体の画素値の分散値でもよいし、画像内でランダムにサンプリングした画素の画素値の分散値でもよい。あるいは、統計値は注目領域(例えば、実質臓器)を設定し、その注目領域内の画素値の分散値でもよい。また統計値は、分散値ではなく、平均値や中央値などの統計値であってもよい。また画像統計値取得部5010は、一つの統計値を取得してもよいし、複数の統計値を取得してもよい。また画像統計値取得部5010は、夫々の画像の統計値をそのまま出力してもよいし、(いずれか大きい方の値のように)代表値を選択して出力してもよい。また、画像統計値取得部5010は第1の画像及び第2の画像の双方に渡る統計値(全体の平均や分散)を求めてもよいし、夫々の画像の統計値の平均を用いてもよい。
(ステップS630)(生成手段の決定)
ステップS630において、選択部1040は、ステップS625で取得した画像の統計値に基づいて、第1の生成手段で差分画像を生成するか否かの判定を行う。そして、第1の生成手段で差分画像を生成すると判断した場合は、ステップS640へと処理を進める。一方、第2の生成手段で差分画像を生成すると判断した場合は、ステップS660へと処理を進める。
例えば、統計値として分散値を用いる場合を例に考える。分散値が高い画像はノイズレベルが高い傾向がある。そのため選択部1040は、第1の画像及び第2の画像の少なくとも一方の分散値が所定の閾値を超えた場合、ノイズレベルを低減させるような差分画像生成手段(第1の生成手段)を選択する。選択部1040は分散値が低い画像に対しては、鮮鋭度を維持するような差分画像生成手段(第2の生成手段)を選択する。この観点で、画像統計値は処理対象画像のノイズレベルの指標ととらえてもよい。
なお、ここでは、統計値として分散値に基づいた生成手段の決定処理を例として記述したが、分散値以外の統計値が用いられてもよい。たとえば、平均値や中央値などが用いられてもよい。あるいは、複数の統計値の組み合わせが用いられてもよい。
以上によって、画像処理装置500の処理が実施される。
第3の実施形態にかかる画像処理装置500によれば、第1の画像及び第2の画像の特性に応じて、差分画像生成手段を適切に切り替えることが可能となる。その結果、差分画像におけるノイズレベルの低減を、画像の特性に応じて適切に行うことができる。
<第4の実施形態>
本実施形態に係る画像処理装置700は、第1及び第2の生成手段を切り替えることなく、夫々の生成手段による2種類の差分画像を生成し、表示する。これにより、ユーザが2種類の差分画像を比較し、切り替えることが可能となる。つまり、ノイズレベルが低い差分画像や鮮鋭度が高い差分画像を、直接ユーザが選択できる。以下、図7および図8を用いて本実施形態の構成及び処理を説明する。
図7は、画像処理装置700の機能構成の一例を示す図である。データサーバ110、表示部120は、第1の実施形態と同様である。
画像処理装置700の構成について、第1実施形態における画像処理装置100との相違箇所のみを説明する。データ取得部1010は、画像処理装置700に入力される第1の画像と第2の画像を取得する。表示制御部1090は、第1の画像及び第2の画像と、第1及び第2の生成手段で生成された差分画像を並べて表示部120に表示させる表示制御を行う。また、選択部1040を有していないことも、第1実施形態における画像処理装置100との相違点である。
図8は、画像処理装置700が行う全体の処理手順のフローチャートを示している。なお、ステップS810、ステップS820、ステップS840〜ステップS870は、第1実施形態のステップS210、ステップS220、ステップS240〜ステップS270と同様の処理を行うため、説明を省略する。以下、図2のフローチャートとの相違部分のみ説明する。
(ステップS800)(データの取得)
ステップS800において、データ取得部1010は、画像処理装置700に入力される第1の画像及び第2の画像を取得する。そしてデータ取得部1010は、取得した第1の画像及び第2の画像を、第1の解像度変換部1020、および、第2の生成部1080へと出力する。
本実施形態では、第1の実施形態のステップS230に相当する生成画像の選択処理が存在しない。そのため、第1の生成手段であるステップS840〜ステップS850の処理と、第2の生成手段であるステップS860〜ステップS870の処理が、シーケンシャルに実行される。
(ステップS880)(差分画像の表示)
ステップS880において、表示制御部1090は、ステップS850で生成した第1の差分画像と、ステップS870で生成した第2の差分画像を表示部120に表示する制御を行う。
なお、差分画像の表示には何れの方法が用いられてもよい。例えば表示制御部1090は一つの画面を縦または横に分割して第1の画像、第2の画像、第1の差分画像、第2の差分画像を夫々並べて表示してもよい。また表示制御部1090は、差分画像については第1及び第2の差分画像のどちらか一方を、ユーザの選択に基づいて表示してもよい。また表示制御部1090は、第1の画像または第2の画像と異なる色で描画した第1もしくは第2の差分画像を重ね合わせて表示してもよい。あるいは表示制御部1090は、第1の画像及び第2の画像、第1の差分画像、第2の差分画像のいずれか一つのみを選択して(同一位置に自由に切り替えて)表示できるようにしてもよい。なお、本ステップの処理は必ずしも行わなくてもよい。
以上によって、画像処理装置700の処理が実施される。
第4の実施形態にかかる画像処理装置700によれば、第1及び第2の生成手段によって生成された差分画像を表示することが可能となる。つまり、ユーザが2種類の差分画像を確認し、より適切な差分画像を選択することができる。
<第5の実施形態>
本実施形態に係る画像処理装置900は、生成手段の切り替え機能を持たず、第2の生成手段で差分画像を生成し、表示する。これにより、画像特性に係らず第1及び第2の画像の鮮鋭度と同程度の差分画像を常に生成することが可能となる。以下、図9および図10を用いて本実施形態の構成及び処理を説明する。
図9は、画像処理装置900の機能構成の一例を示す図である。データサーバ110、表示部120は、第1実施形態と同様である。
画像処理装置900の構成について、第4実施形態における画像処理装置700との相違箇所のみを説明する。画像処理装置900は、第4実施形態における画像処理装置700から第1の生成手段(すなわち、第1の生成部1050と第2の解像度変換部1060)を除いた構成要素によって構成される。表示制御部1090は、第2の生成手段で生成された差分画像を表示部120に表示させる表示制御を行う。
図10は、画像処理装置900が行う全体の処理手順の一例を示すフローチャートである。なお、ステップS1000、ステップS1060、ステップS1070は、第4実施形態のステップS800、ステップS860、ステップS870と同様の処理を行うため、説明を省略する。以下、図2のフローチャートとの相違部分のみ説明する。
(ステップS1010)(処理対象画像の解像度変換)
ステップS1010における第1の解像度変換部1020の処理は、他の実施形態と同様である。ただし、本実施形態の画像処理装置900には第1の生成部1050が存在しないため、取得した第1の変換画像及び第2の変換画像は第3の変形情報取得部1030のみに出力する。
(ステップS1020)(変形情報の取得)
ステップS1020における変形情報取得部1030の処理は、他の実施形態と同様である。ただし、本実施形態の画像処理装置900には第1の生成部1050が存在しないため、取得した第1の変形情報は第3の解像度変換部1070のみに出力する。
(ステップS1080)(差分画像の表示)
ステップS1080において、表示制御部1090は、ステップS1070で生成した第2の差分画像を表示部120に表示する制御を行う。ここで、差分画像の表示には公知の何れの方法を用いてもよいし、本ステップの処理は必ずしも行わなくてもよい。
以上によって、画像処理装置900の処理が実施される。
第5の実施形態にかかる画像処理装置900によれば、第2の生成手段によって生成された差分画像を表示することが可能となる。つまり、画像特性に係らず第1および第2の画像の鮮鋭度と同程度の差分画像を常に生成することができる。
<変形例>
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
上述の各実施形態における画像処理装置は単体の装置としてもよいし、複数の装置を互いに通信可能に組み合わせて上述の処理を実行する画像処理システムとしてもよく、いずれも本発明の実施形態に含まれる。共通のサーバ装置あるいはサーバ群で、上述の処理を実行することとしてもよい。画像処理装置および画像処理システムを構成する複数の装置は所定の通信レートで通信可能であればよく、また同一の施設内あるいは同一の国に存在することを要しない。
本発明の実施形態には、前述した実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムを、システムあるいは装置に供給し、そのシステムあるいは装置のコンピュータが該供給されたプログラムのコードを読みだして実行するという形態を含む。
したがって、実施形態に係る処理をコンピュータで実現するために、該コンピュータにインストールされるプログラムコード自体も本発明の実施形態の一つである。また、コンピュータが読みだしたプログラムに含まれる指示に基づき、コンピュータで稼働しているOSなどが、実際の処理の一部又は全部を行い、その処理によっても前述した実施形態の機能が実現され得る。
上述の実施形態を適宜組み合わせた形態も、本発明の実施形態に含まれる。

Claims (10)

  1. 被検体の第1の画像を第1の解像度に変換して第1の変換画像を取得し、前記第1の画像とは異なる第2の画像を前記第1の解像度に変換して第2の変換画像を取得する第1の解像度変換手段と、
    前記第1の変換画像と前記第2の変換画像とを位置合わせするための第1の変形情報を取得する変形情報取得手段と、
    前記第1の変形情報に基づいて、前記第1の変換画像と前記第2の変換画像との差分を示す差分画像を生成する第1の生成手段と、
    前記第1の変形情報に基づいて、前記第1の画像と前記第2の画像との差分を示す第2の差分画像を生成する第2の生成手段と、
    前記第1の生成手段と、前記第2の生成手段とのうち、いずれの生成手段により差分画像を生成するかを選択する選択手段と、を有し、
    前記選択手段は、前記第1の画像または前記第2の画像の少なくともいずれか一方の画像に付帯する付帯情報に基づいて、いずれの生成手段により差分画像を生成するかを選択することを特徴とする画像処理装置。
  2. 前記付帯情報は前記被検体の検査の対象となる部位に関する情報であり、
    前記選択手段は、前記部位が実質臓器である場合には前記第1の生成手段を選択し、前記部位が骨である場合には前記第2の生成手段を選択することを特徴とする請求項に記載の画像処理装置。
  3. 前記選択手段は、ユーザの操作入力に基づいて、いずれの生成手段により差分画像を生成するかを選択することを特徴とする請求項または請求項に記載の画像処理装置。
  4. 前記選択手段は、前記第1の画像または前記第2の画像の少なくともいずれか一方の画像の特性に基づいて、いずれの生成手段により差分画像を生成するかを選択することを特徴とする請求項乃至請求項のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  5. 前記画像の特性は、画像のノイズレベルであることを特徴とする請求項に記載の画像処理装置。
  6. 前記選択手段は、画像のノイズレベルが所定のレベルよりも高い場合には前記第1の生成手段を選択し、画像のノイズレベルが所定のレベルよりも低い場合には前記第2の生成手段を選択することを特徴とする請求項に記載の画像処理装置。
  7. 前記画像の特性は、画像の統計値であることを特徴とする請求項に記載の画像処理装置。
  8. 前記統計値は、分散値、平均値、中央値の少なくともいずれかであることを特徴とする請求項7に記載の画像処理装置。
  9. 前記統計値は、画像のノイズレベルの指標であることを特徴とする請求項又は請求項8に記載の画像処理装置。
  10. 前記統計値は分散値であり、前記選択手段は、前記分散値が所定の閾値よりも大きい場合には前記第1の生成手段を選択し、前記分散値が所定の閾値よりも小さい場合には前記第2の生成手段を選択することを特徴とする請求項乃至請求項のいずれか1項に記載の画像処理装置。
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