JP6464965B2 - 耐折性試験方法、およびそれに用いられる耐折性試験装置 - Google Patents
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Description
第2発明の耐折性試験方法は、第1発明において、往復回転運動の1サイクル中に、導電線の電圧が10点以上測定されることを特徴とする。
第3発明の耐折性試験方法は、第1発明または第2発明において、耐折性試験片の折曲げ部分を撮影する画像撮影手段が備えられ、導電線の電圧の測定と、画像撮影手段による画像による観察とが、同時に行われることを特徴とする。
第4発明の耐折性試験装置は、耐折性試験片を着脱保持可能な保持手段と、耐折性試験片の、耐折性試験のために曲げられる折曲げ部分を中心に、保持手段を往復回転運動させる駆動手段と、耐折性試験片に電気を供給する電力供給手段と、耐折性試験片の電圧を測定する電圧測定手段と、駆動手段および電圧測定手段と接続された制御手段と、を含んで構成されており、電圧測定手段が二以上備えられているとともに、前記耐折性試験片は、
可撓性のある絶縁体と、該絶縁体上に形成された二以上の導電線と、を含んで構成され、
該導電線は互いに電気的に独立し、かつ該導電線が前記電圧測定手段にそれぞれ電気的に接続されていることを特徴とする。
第5発明の耐折性試験装置は、第4発明において、電力供給手段を二以上備え、該電力供給手段が導電線と電圧測定手段と、にそれぞれ電気的に独立して接続されていることを特徴とする。
第6発明の耐折性試験装置は、第4発明または第5発明において、導電線の両端が、折曲げ部分を挟んで設けられていることを特徴とする。
第7発明の耐折性試験装置は、第4発明から第6発明において、制御手段には、データ保存手段が備えられており、駆動手段が、電動モータであり、該電動モータの角度信号と、電圧測定手段により測定された電圧信号とが制御手段により同時にデータ保存手段に取り込まれていることを特徴とする。
第8発明の耐折性試験装置は、第7発明において、制御手段には、該制御手段に対する信号の入出力を行う入出力手段が備えられており、電動モータが前記制御手段により正逆転可能に制御されると共に、入出力手段に入力された信号に基づいて、制御手段が、電動モータを自在に制御することを特徴とする。
第9発明の耐折性試験装置は、第4発明から第8発明において、折曲げ部分を撮影する画像撮影手段が備えられていることを特徴とする。
第10発明の耐折性試験装置は、第9発明において、画像撮影手段は、駆動手段の角度信号にしたがって撮影が行われていることを特徴とする。
第2発明によれば、記往復回転運動の1サイクル中に、前記導電線の電圧が10点以上測定されることにより、試験回数をより少なくでき、複数のデータをより効率よく取得することができる。
第3発明によれば、耐折性試験片の折曲げ部分を撮影する画像撮影手段を備え、導電線の電圧の測定と、画像撮影手段による画像による観察とが、同時に行われることにより、耐折性試験時に、導電体の外観を観察することができる。これにより電圧では検知が難しい初期のクラック発生から進行までの状況も確認することができる。
第4発明によれば、耐折性試験装置に電圧測定手段が二以上備えられていることにより、一度の試験で複数の導電線の抵抗を測定することができる。これにより、少ない試験回数で複数のデータを効率よく取得することができる。
加えて、耐折性試験片は、互いに電気的に独立した複数の導電線を含んで構成されていることにより、同じ工程で張り合わせ等を行った導電線の寿命を測定できるので、導電線ごとの製造時の条件が異なることが少なくなり、破断するまでの折曲げ回数のばらつきを抑えることができる。
第5発明によれば、二以上の電力供給手段を備え、この電力供給手段と導電線と電圧測定手段とがそれぞれ電気的に独立して接続されていることで、別の導電線の電気回路で発生した事象の影響を受けることなく、微小な電位の変化を検出することができる。
第6発明によれば、導電線の両端が、折曲げ部分を挟んで設けられていることにより、導電体と電圧測定手段との接続を、耐折性試験片の両端で行うことができる。耐折性試験片の片側で、電圧測定手段と接続する場合、折曲げ部分を2本の導電線が通過する必要があったが、両端で導電体と電圧測定手段とが接続されるので、折曲げ部分を通過する、導電線の数を減らすことができ、同じ幅の試験片の中により多くの導電線を配置できる。
第7発明によれば、電動モータが制御手段により制御されることにより、従来機械的機構では行えなかった最大折曲げ角度を自在に設定することが可能となると共に、折曲げのための往復運動を、簡易な構成で行うことができる。また、電動モータの角度信号と、電圧測定手段からの電圧信号とが、同時にデータ保存手段に取り込まれていることにより、耐折性試験片の折曲げ状態と電圧信号による抵抗の値との関係のデータを得て、耐折性試験片の状態を正確に知ることができる。
第8発明によれば、入出力手段に入力された信号に基づいて、制御手段が、電動モータを自在に制御することにより、操作者が入出力手段の数値を変更するだけで、電動モータを制御して耐折性試験片の折曲げ角度等を容易に変更できる。
第9発明によれば、折曲げ部分を撮影する撮影手段が設けられていることにより、耐折性試験時に、導電体の外観を観察することができる。これにより電圧では検知が難しい初期のクラック発生から進行までの状況も確認することができる。
第10発明によれば、画像撮影手段は、駆動手段の角度信号にしたがって撮影が行われていることにより、耐折性試験片の状態を適切に観察できるときの画像のみを撮影でき、不必要なデータを取り込むことがなくなる。
2 駆動手段
4 保持手段
5 画像撮影手段
6 耐折性試験片
7 折曲げ部分
10 導電線
11 端子部
13 電圧測定手段
21 制御手段
23 データ保存手段
30 耐折性試験装置
Claims (10)
- 耐折性試験片の折曲げ部分を中心に往復回転運動させることで耐折性を評価する耐折性試験方法において、
前記耐折性試験片は、可撓性のある絶縁体と、該絶縁体上に形成されかつ前記折曲げ部分を挟んで延伸する二以上の導電線と、を含んで構成され、
前記二以上の導電線に対して、互いに電気的に独立した電気回路が形成され、
前記電気回路における前記往復回転運動の1サイクル中の前記二以上の導電線の電圧が、同時に独立して測定される、
ことを特徴とする耐折性試験方法。 - 前記往復回転運動の1サイクル中に、前記導電線の電圧が10点以上測定される、
ことを特徴とする請求項1に記載の耐折性試験方法。 - 前記耐折性試験片の折曲げ部分を撮影する画像撮影手段が備えられ、
前記導電線の電圧の測定と、前記画像撮影手段による画像による観察とが、同時に行われることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の耐折性試験方法。 - 耐折性試験片を着脱保持可能な保持手段と、
前記耐折性試験片の、耐折性試験のために曲げられる折曲げ部分を中心に、前記保持手段を往復回転運動させる駆動手段と、
前記耐折性試験片に電気を供給する電力供給手段と、
前記耐折性試験片の電圧を測定する電圧測定手段と、
前記駆動手段および前記電圧測定手段と接続された制御手段と、を含んで構成されており、
前記電圧測定手段が二以上備えられているとともに、
前記耐折性試験片は、
可撓性のある絶縁体と、該絶縁体上に形成された二以上の導電線と、を含んで構成され、
該導電線は互いに電気的に独立し、
かつ該導電線が前記電圧測定手段にそれぞれ電気的に接続されている、
ことを特徴とする耐折性試験装置。 - 前記電力供給手段を二以上備え、
該電力供給手段が前記導電線と前記電圧測定手段と、にそれぞれ電気的に独立して接続されている、
ことを特徴とする請求項4記載の耐折性試験装置。 - 前記導電線の両端が、前記折曲げ部分を挟んで設けられている、
ことを特徴とする請求項4または請求項5に記載の耐折性試験装置。 - 前記制御手段には、データ保存手段が備えられており、
前記駆動手段が、電動モータであり、
該電動モータの角度信号と、前記電圧測定手段により測定された電圧信号とが前記制御手段により同時に前記データ保存手段に取り込まれている、
ことを特徴とする請求項4から請求項6のいずれか1項に記載の耐折性試験装置。 - 前記制御手段には、該制御手段に対する信号の入出力を行う入出力手段が備えられており、
前記電動モータが前記制御手段により正逆転可能に制御されると共に、
前記入出力手段に入力された信号に基づいて、前記制御手段が、前記電動モータを自在に制御する、
ことを特徴とする請求項7に記載の耐折性試験装置。 - 前記折曲げ部分を撮影する画像撮影手段が備えられている、
ことを特徴とする請求項4から8のいずれか1項に記載の耐折性試験装置。 - 前記画像撮影手段は、
前記駆動手段の角度信号にしたがって撮影が行われている、
ことを特徴とする請求項9に記載の耐折性試験装置。
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