JP6464477B2 - 移動体用周辺監視装置 - Google Patents

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Description

本発明は、簡易な構成で、移動体の移動方向軸に対する全周方向での距離検出を行うことができる移動体用周辺監視装置に関し、特に、坑道内を移動する移動体の周辺監視を行う移動体用周辺監視装置に関する。
従来から、建設機械などでは、作業中に、建設機械周辺であって地表面レベルに存在する人や車両などの障害物が近づいていないか否かを監視するため、カメラによる画像情報やレーダなどによる障害物検出情報などを用い、主として水平方向に対する監視を行っている。
また、自動車の分野では、前方を監視して運転者の補助を行う運転者補助装置が設けられるようになった。例えば、特許文献1では、画像伝送センサに加えて、距離伝送センサを設け、画像伝送センサによる車道縁部マークを認識するとともに、距離伝送センサによって、車道の縁で例えば隆起している構造的境界を検出し、車道または車線からの離脱の危険性を確実に運転者に警告することができる運転者補助装置が記載されている。
特開2006−155615号公報
しかしながら、一般に、距離検出センサは、電磁波やレーザ光などを投光しつつスキャンし、その反射波の時間差をもとに測距画像を得るレーダ装置が用いられていた。このレーダ装置は、スキャンする必要があるため、測距画像の得られる範囲が狭いという欠点を有する。
ここで、例えば坑道内を移動する建設機械や作業車両などの移動体では、移動体の移動方向側であって移動方向軸に対する全周方向での障害物を検出する必要がある。この移動方向軸に対する全周方向での障害物を検出する場合、上述した距離検出センサは、測距画像の得られる範囲が狭いため、移動体の移動方向に対して数多く設ける必要があった。さらに、設けられる各距離検出センサの検出方向などを含めた設置が複雑であった。
なお、特許文献1では、比較的検出範囲が広い3Dカメラなどを距離検出センサとして用いることが記載されている。しかし、特許文献1の距離検出センサは、路側帯の狭い範囲を検出領域とし、かつ、移動体の移動方向下部を検出領域としており、移動体の移動方向軸に対する全周方向を検出領域とするものではない。したがって、上述したように、移動体の移動方向軸に対する全周方向を検出する場合には、移動体前部の周囲に数多くの距離検出センサを分散配置する必要がある。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、簡易な構成で、移動体の移動方向軸に対する全周方向での距離検出を行うことができる移動体用周辺監視装置を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明にかかる移動体用周辺監視装置は、移動体の移動方向側に該移動体から張り出した支持軸に設けられ、前記移動体を通る該移動体の移動方向軸に対する全周方向での物体の距離を検出する距離センサと、前記距離センサが検出した距離をもとに前記物体の3次元距離情報を算出する3次元距離情報算出部と、前記3次元距離情報と前記移動体の3次元形状情報とをもとに前記物体と前記移動体との間の距離を演算し、前記物体に対する移動体の近接状態を検出する近接検出処理部と、前記近接検出処理部が検出した近接状態を含む周辺監視情報を出力部に出力する周辺監視出力処理部と、を備えたことを特徴とする。
また、本発明にかかる移動体用周辺監視装置は、上記の発明において、前記距離センサは、移動体の移動方向側に張り出した前記支持軸の周方向に複数配列された距離センサ群であることを特徴とする。
また、本発明にかかる移動体用周辺監視装置は、上記の発明において、前記距離センサは、移動体の移動方向に張り出した前記支持軸の周方向に回転しつつ、全周方向での物体の距離を検出することを特徴とする。
また、本発明にかかる移動体用周辺監視装置は、上記の発明において、前記支持軸の先端には、該先端の方向に向けてテーパ形状をなしたテーパ部が形成され、前記距離センサは、前記テーパ部に配置されることを特徴とする。
また、本発明にかかる移動体用周辺監視装置は、上記の発明において、前記支持軸は、前記移動方向軸に対して前記支持軸の先端が上方に傾いていることを特徴とする。
また、本発明にかかる移動体用周辺監視装置は、上記の発明において、前記距離センサは、所定パターンを投影する投影部と、投影された前記所定パターンを撮像する撮像部と、を備え、前記3次元距離情報算出部は、前記撮像部が撮像した所定パターンをもとに前記全周方向に対する物体の3次元距離情報を算出することを特徴とする。
また、本発明にかかる移動体用周辺監視装置は、上記の発明において、前記近接検出処理部は、前記移動方向軸に対して垂直な断面で演算することを特徴とする。
また、本発明にかかる移動体用周辺監視装置は、上記の発明において、前記近接検出処理部は、前記移動方向軸に対して移動方向側が上方に傾いた支持軸に対して垂直な断面で演算することを特徴とする。
また、本発明にかかる移動体用周辺監視装置は、上記の発明において、前記移動体の移動速度を検出する速度検出部を備え、前記近接検出処理部は、前記速度検出部が検出した移動速度の増減に応じて、演算対象の前記断面の間引き数を増減することを特徴とする。
また、本発明にかかる移動体用周辺監視装置は、上記の発明において、前記近接検出処理部が検出した近接状態をもとに、報知出力及び/またはガイダンス出力する支援処理部を備えたことを特徴とする。
また、本発明にかかる移動体用周辺監視装置は、上記の発明において、前記投影部は、赤外領域の所定パターンを投影し、前記撮像部は、反射した赤外領域の所定パターンを撮像することを特徴とする。
また、本発明にかかる移動体用周辺監視装置は、上記の発明において、前記移動体は、坑道内を移動するものであり、前記物体は、坑道内壁面であり、前記坑道内の壁面に所定間隔で自己位置及び/または前記坑道の方向を示す位置マーカーが設置され、前記距離センサは、さらに前記位置マーカーの画像を検出する画像検出部を有し、前記画像検出部が検出した位置マーカーをもとに自己位置及び/または前記坑道の方向を検出し、前記移動体の自己位置及び/または向きを出力部に表示する自己位置処理部を備えたことを特徴とする。
本発明によれば、移動体の移動方向側に該移動体から張り出した支持軸に設けられ、前記移動体を通る該移動体の移動方向軸に対する全周方向での物体の距離を検出する距離センサを設けて前記物体と前記移動体との間の距離を演算して前記物体と前記移動体との近接状態を含む周辺監視情報を出力するようにしているので、簡易な構成で、移動体の移動方向軸に対する全周方向での距離検出を行うことができる。
図1は、本実施の形態である移動体用周辺監視装置が設けられた移動体が坑道内を移動する状態を示す斜視図である。 図2は、図1に示した坑道及び移動体に対する平面図である。 図3は、支持軸に対する距離センサの配置を示す斜視図である。 図4は、支持軸に対する距離センサの配置を示す側面図である。 図5は、1つの距離センサの構成を示す斜視図である。 図6は、1つの距離センサを用いて全周方向の距離を検出できる構成を示す斜視図である。 図7は、距離センサによる3次元距離情報生成の動作を説明する説明図である。 図8は、移動体に搭載される移動体用周辺監視装置の制御ブロック図である。 図9は、近接検出処理部による距離演算の動作を説明する説明図である。 図10は、坑道内に配置される位置マーカーを説明する説明図である。 図11は、入出力部の表示画面の一例を示す図である。 図12は、入出力部の表示画面の他の例を示す図である。 図13は、本実施の形態の変形例1である移動体用周辺監視装置が設けられた移動体が坑道内を移動する状態を示す斜視図である。 図14は、図13に示した坑道及び移動体に対する平面図である。 図15は、本実施の形態の変形例2である距離センサの配置例を示す正面図である。 図16は、図15に示した距離センサを配置した移動体用周辺監視装置による周辺監視状態を示す模式図である。
以下、添付図面を参照して本発明を実施するための形態について説明する。
[移動体に対する距離センサの配置位置]
図1は、本実施の形態である移動体用周辺監視装置が設けられた移動体2が坑道1内を移動する状態を示す斜視図である。また、図2は、図1に示した坑道1及び移動体2に対する平面図である。なお、ここに示した移動体2は、建設機械、作業車両などの一例を示すダンプトラックである。
移動体2の移動方向A側には、移動体2の前部から張り出した支持軸CSが設けられる。支持軸CSは、移動体2を通る移動方向軸Cと同じ軸上に設けられる。支持軸CSの先端には、移動方向軸Cに対する全周方向の坑道1の壁面1aまでの距離を検出する距離センサSが設けられる。図1及び図2に示した領域Eは、距離センサSが検出する検出領域である。この領域Eは、移動方向軸C(X軸方向)まわりに周回する帯状領域である。
[距離センサ]
図3及び図4に示すように、距離センサSは、支持軸CSまわりに等角度で9つの距離センサS1〜S9を有する。各距離センサS1〜S9は、例えば図5に示すように、移動方向軸C方向の検出角θ2が50°であり、移動方向軸Cに垂直な方向に対する検出角θ1が40°である。検出角θ1が40°であるため、支持軸CSに対する全周方向(360°)で坑道1の壁面1aまでの距離を検出するためには、9つの距離センサS1〜S9が必要となる。
図5に示すように、距離センサS1〜S9は、赤外領域の所定パターンを投影する投影部10と、反射した赤外領域の所定パターンを撮像する撮像部11と、後述する位置マーカーの画像を検出する画像検出部12を有する。距離センサS1〜S9は、投影部10を有したアクティブセンサである。画像検出部12は、可視光の画像を検出する。距離センサSが投影する光及び撮像する光を赤外領域としたのは、画像検出部12による撮像に影響を与えないためである。また、赤外領域の光は、オペレータが認識できず、移動体2の操作に影響を与えないため、好適である。
なお、図6に示すように、支持軸CSを回転可能な軸とし、1つの距離センサS1のみを設け、40°の回転毎に距離を検出するようにしてもよい。
図7に示すように、投影部10は、坑道1の壁面1aに対して、微細な所定のドットパターンPTを投影する。一方、撮像部11は、壁面1aでの投影光を撮像する。図7(a)に示すように、壁面1aが平坦で、かつ、投影部10までの距離が同じである場合、撮像部11が撮像した画像は、所定のドットパターンPTの位置関係が変化せず、各ドットの大きさで壁面1aまでの深度、すなわち距離を検出することができる。一方、図7(b)に示すように、壁面1aに凸部1bなどが存在する場合、撮像部11が撮像する画像は、図7(b)の右側に示すように、凸部1bまでの距離に応じた歪みのあるドットパターンPT´として検出される。このドットパターンPT´と投影された基準となるドットパターンPTとの位置ずれや大きさをもとに、凸部1bを含む壁面1aまでの深度、すなわち距離を検出することができる。本実施の形態では、従来のパッシブ形式のステレオカメラと異なり、所定パターンの投影による距離検出を行うようにしているので、比較的、投影部10と撮像部11とを近接配置することができるので、上述した距離センサSを簡易に実現することができる。なお、距離センサS1〜S9は、例えば、Kinect(登録商標)やXtion(登録商標)などの3Dカメラを用いることができる。
[制御構成]
ここで、移動体2に搭載される移動体用周辺監視装置の制御構成について説明する。図8は、移動体2に搭載される移動体用周辺監視装置の制御ブロック図である。図8に示すように、移動体用周辺監視装置は、コントローラ13に、上述した距離センサS1〜S9、移動体2の3次元形状情報15及び距離センサSの取付位置情報16を保持する記憶部14、タッチパネルなどによって実現され、各種情報の入出力を行う入出力部17、及び、移動体2の移動速度を検出する速度検出部18が接続される。コントローラ13は、これら接続される各部を制御する。
コントローラ13は、3次元距離情報算出部21、近接検出処理部22、周辺監視出力処理部23、支援処理部24、自己位置処理部25を有する。
3次元距離情報算出部21は、上述したように、投影部10が投影する基準の所定のドットパターンPTと、撮像された所定のドットパターンPT´とを比較して、坑道1の全周方向に対する壁面1aまでの3次元距離情報を算出する。なお、3次元距離情報算出部21は、距離センサSの撮像領域と記憶部14に記憶された移動体2の3次元形状情報とをもとに、距離センサSの撮像領域内に移動体2が介在する場合、移動体2が介在する撮像領域の情報をマスクする処理を行う。このマスクする処理の領域は、予め設定することができる。
近接検出処理部22は、3次元距離情報算出部21が算出した3次元距離情報と、記憶部14に保持されている移動体2の3次元形状情報15とをもとに、坑道1の壁面1aと移動体2との間の距離を演算し、坑道1の壁面1aと移動体2との近接状態を検出する。この際、3次元距離情報と3次元形状情報15とは、記憶部14に予め保持されている距離センサSの支持軸CSへの取付位置情報16が示す位置を共通座標位置とすることが好ましい。
周辺監視出力処理部23は、近接検出処理部22が検出した近接状態を含む周辺監視情報を入出力部17に表示出力する。
支援処理部24は、近接検出処理部22が検出した近接状態をもとに、報知出力及び/またはガイダンス出力する。例えば、支援処理部24は、近接状態が所定距離以下となった場合、入出力部17に表示出力する報知出力を行う。あるいは、支援処理部24は、近接状態が所定距離以下となった場合、図示しないブザーを鳴動して注意喚起する報知出力を行う。また、支援処理部24は、近接状態が所定距離以下となった場合、該所定距離以下となっている部分をブリンクや赤色表示などによる強調表示を行う。また、支援処理部24は、近接状態が所定距離以下となった場合、停止や右側に移動などのガイダンス出力を行う。このガイダンス出力は、そのガイダンス内容を表示出力してもよいし、音声出力してもよい。
自己位置処理部25は、画像検出部12が検出した、後述する位置マーカーをもとに自己位置及び/または坑道1の方向を検出し、移動体2の自己位置及び/または向きを入出力部17に表示出力する。
[近接検出処理部の距離演算]
ここで、近接検出処理部22は、3次元距離情報算出部21が算出した3次元距離情報である3次元の点群座標と移動体2の3次元形状情報15との距離を演算する場合、3次元の点群座標のすべてと移動体2の3次元形状情報15が示す3次元座標との距離を総当たりで演算する必要がある。しかし、この距離演算は膨大な演算であるため、リアルタイムに近い速さで演算することは、通常のコンピュータでは難しく、高性能のコンピュータを必要とする。
そこで、本実施の形態の近接検出処理部22は、図9(a)に示すように、3次元の点群座標を移動方向軸C(X軸方向)に対して垂直なYZ平面でスライスした断面を生成し、この断面の2次元距離情報と、3次元形状情報15をこの断面でスライスした2次元形状情報とからなる断面化された2次元データに対する距離演算を行う。これにより、近接検出処理部22は、従来の2次元アルゴリズムを用いた簡易な処理となり、演算負荷を大幅に軽減することができる。この結果、近接検出処理部22による距離演算をリアルタイム処理することが可能となる。
一方、移動体2の移動速度が速くなった場合、近接検出処理部22による距離演算は、たとえ2次元データに対する距離演算であっても処理量が増える。この場合、図9(b)に示すように、移動速度が大きくなった場合、スライスした断面の2次元データを間引いて距離演算を行う。図9(b)では、移動速度が大きくなった場合、断面数を半分にしている。すなわち、近接検出処理部22は、速度検出部18が検出した移動速度の増減に応じて、演算対象の断面の間引き数を増減するようにしている。これによって、近接検出処理部22によるリアルタイム処理がさらに可能になる。
ところで、図10に示すように、坑道1内上部の壁面には、所定間隔ΔSで自己位置及び/または坑道1の方向を示す位置マーカーが下向きで設置される。図10に示した位置マーカーmは、坑道1の中心軸1cを基準として坑道1の方向A1,A2も示すように配置される。なお、中心軸1cは、例えば、坑道1の断面に対する重心位置の連続線である。
自己位置処理部25は、距離センサSの画像検出部12が位置マーカーmを検出すると、記憶部14に予め保持された位置マーカー情報をもとに、移動体2の自己位置を検出する。言い換えれば、自己位置処理部25は、位置マーカーmの検出結果をもとに、移動体2の自己位置をリセットする。また、自己位置処理部25は、画像検出部12が検出する位置マーカーmの方向によって、坑道1内における移動体2の方向を検出することができる。
[周辺監視情報の一例]
図11は、入出力部17の表示画面の一例を示す図である。図11に示すように、表示画面の上部の領域W1には、坑道1内の周辺監視状態が表示される。図11では、領域W1内に、坑道1内における移動体の位置関係をXY平面で示した平面図が表示される。そして、左側のクリアランスと右側のクリアランスとが数値表示される。また、自己位置処理部25の結果をもとに、移動体2の向きも表示される。図11では、移動体2の向きを、中心軸1cに対する角度として表示している。
また、表示画面の下部の領域W2には、坑道1全体に対する移動体2の自己位置情報が表示される。図11では、入口P1と目的地P2とが示された坑道1全体の3次元情報表示を行っているとともに、入口P1から目的地P2に移動する際の入口P1から現在位置までの距離をバー表示している。
なお、各領域W1,W2の右端には、各種操作用のアイコンIA,IBが配置されている。これらのアイコンIA,IBを操作することによって、領域W1,W2内の表示内容を変更することができる。なお、入出力部17は、タッチパネルで形成されており、例えば、領域W1内の平面図の領域を、タッチ(手操作30参照)すると、図12の上部の領域W1に示すように、坑道1内における移動体の位置関係をYZ平面で示した横断面図に切り替わる。同様にして、この横断面図にタッチすると、図11に示した平面図に切り替わる。なお、図12に示した横断面図では、坑道1内で凸部となる設置物31,32が表示されている。
また、領域W1に表示されるものは、平面図や横断面図に限らず、任意の視点からの鳥瞰図であってもよい。
[変形例1]
図13は、本実施の形態の変形例1である移動体用周辺監視装置が設けられた移動体2が坑道1内を移動する状態を示す斜視図である。また、図14は、図13に示した坑道1及び移動体2に対する平面図である。この変形例1による距離センサSの支持軸CS´は、図1,図2に示した支持軸CSの先端が上方(Z方向)に傾いている。図13では、支持軸CSの移動体2への取付け部を中心にして角度α分、上方に傾いた支持軸CS´となっている。図13に示すように、距離センサSが検出する領域E´は、支持軸CS´を軸に周回する帯状となり、領域E´の下部が移動方向A側に張り出し、領域E´の上部が移動体2前部の上部領域となっている。このような領域E´を検出領域とすることによって、移動体2の下方前部領域における障害物検出を早期に検出することができる。特に、移動速度が大きくなった場合に有効である。このため、移動速度が大きくなるにしたがって、支持軸CS´の傾きを大きくする可変制御を行うことが好ましい。
この変形例1における近接検出処理部22は、移動方向軸Cに対して垂直な断面で距離演算を行ってもよいし、支持軸CS´(軸C´)に対して垂直な断面で距離演算を行ってもよい。支持軸CS´(軸C´)に対して垂直な断面で距離演算を行う場合、各断面での距離演算結果を重ね合わせた後、坑道1の壁面1aと移動体2との距離を補正すればよい。
[変形例2]
図15は、本実施の形態の変形例2である距離センサの配置例を示す正面図である。また、図16は、図15に示した距離センサを配置した移動体用周辺監視装置による周辺監視状態を示す模式図である。この変形例2による距離センサSの支持軸CS´´の先端には、移動方向A側の先端が先細りとなるテーパ形状をなしたテーパ部40が形成される。そして、テーパ部40の表面には、移動方向軸Cの周方向に沿って距離センサS1〜S9が等角度で配列される。
したがって、図15に示した距離センサS1〜S9のそれぞれの撮像軸は、移動方向軸Cの移動方向A側に傾く。この結果、図16に示した距離センサSは、図1に示した距離センサSが撮像する壁面1aの領域に比して、全体的に進行方向A側にシフトした壁面1aの領域を撮像することができる。換言すれば、この変形例2による距離センサSを用いることによって、移動体2に取り付けられる支持軸CSの長さLを、図1に示した支持軸CSに比して短くすることができる。
なお、この変形例2の距離センサSも、変形例2と同様に、支持軸CS´´の先端を上方(Z方向)に傾けるようにしてもよい。この場合、移動体2の下方前部領域における障害物検出を早期に検出することができるとともに、移動体2に対応するマスク領域を少なくすることができる。
また、上述した実施の形態及び変形例1,2において、移動方向Aは、移動体2が後進する場合は、後進方向が移動方向である。したがって、後進が可能な移動体2は、後端部に距離センサSを設けることが好ましい。さらに、距離センサSを構成する1つの距離センサS1〜S9を移動体2の側部に配置することが好ましい。
なお、移動体2が下部走行体上で旋回する上部旋回体を有する場合には、距離センサSを上部旋回体に設けることが好ましい。
1 坑道
1a 壁面
1b 凸部
1c 中心軸
2 移動体
10 投影部
11 撮像部
12 画像検出部
13 コントローラ
14 記憶部
15 3次元形状情報
16 取付位置情報
17 入出力部
18 速度検出部
21 3次元距離情報算出部
22 近接検出処理部
23 周辺監視出力処理部
24 支援処理部
25 自己位置処理部
30 手操作
31,32 設置物
40 テーパ部
A 移動方向
A1,A2 方向
P1 入口
P2 目的地
C 移動方向軸
CS,CS´ 支持軸
E,E´,E1,W1,W2 領域
IA,IB アイコン
m 位置マーカー
PT,PT´ ドットパターン
S,S1〜S9 距離センサ
ΔS 所定間隔
θ1,θ2 検出角

Claims (7)

  1. 移動体の移動方向側に該移動体から張り出した支持軸に設けられ、前記移動体を通る該移動体の移動方向軸に対する全周方向での物体の距離を検出する距離センサと、
    前記距離センサが検出した距離をもとに前記物体の3次元距離情報を算出する3次元距離情報算出部と、
    前記3次元距離情報と前記移動体の3次元形状情報とをもとに前記物体と前記移動体との間の距離を演算し、前記物体に対する移動体の近接状態を検出する近接検出処理部と、
    前記近接検出処理部が検出した近接状態を含む周辺監視情報を出力部に出力する周辺監視出力処理部と、
    を備え
    前記距離センサは、移動体の移動方向側に張り出した前記支持軸の周方向に複数配列された距離センサ群であることを特徴とする移動体用周辺監視装置。
  2. 前記支持軸の先端には、該先端の方向に向けてテーパ形状をなしたテーパ部が形成され、前記距離センサは、前記テーパ部に配置されることを特徴とする請求項1に記載の移動体用周辺監視装置。
  3. 移動体の移動方向側に該移動体から張り出した支持軸に設けられ、前記移動体を通る該移動体の移動方向軸に対する全周方向での物体の距離を検出する距離センサと、
    前記距離センサが検出した距離をもとに前記物体の3次元距離情報を算出する3次元距離情報算出部と、
    前記3次元距離情報と前記移動体の3次元形状情報とをもとに前記物体と前記移動体との間の距離を演算し、前記物体に対する移動体の近接状態を検出する近接検出処理部と、
    前記近接検出処理部が検出した近接状態を含む周辺監視情報を出力部に出力する周辺監視出力処理部と、
    を備え
    前記距離センサは、移動体の移動方向に張り出した前記支持軸の周方向に回転しつつ、全周方向での物体の距離を検出し、
    前記支持軸の先端には、該先端の方向に向けてテーパ形状をなしたテーパ部が形成され、前記距離センサは、前記テーパ部に配置されることを特徴とする移動体用周辺監視装置。
  4. 移動体の移動方向側に該移動体から張り出した支持軸に設けられ、前記移動体を通る該移動体の移動方向軸に対する全周方向での物体の距離を検出する距離センサと、
    前記距離センサが検出した距離をもとに前記物体の3次元距離情報を算出する3次元距離情報算出部と、
    前記3次元距離情報と前記移動体の3次元形状情報とをもとに前記物体と前記移動体との間の距離を演算し、前記物体に対する移動体の近接状態を検出する近接検出処理部と、
    前記近接検出処理部が検出した近接状態を含む周辺監視情報を出力部に出力する周辺監視出力処理部と、
    を備え
    前記距離センサは、移動体の移動方向に張り出した前記支持軸の周方向に回転しつつ、全周方向での物体の距離を検出し、
    前記支持軸は、前記移動方向軸に対して前記支持軸の先端が上方に傾いていることを特徴とする移動体用周辺監視装置。
  5. 前記距離センサは、
    所定パターンを投影する投影部と、
    投影された前記所定パターンを撮像する撮像部と、
    を備え、
    前記3次元距離情報算出部は、前記撮像部が撮像した所定パターンをもとに前記全周方向に対する物体の3次元距離情報を算出することを特徴とする請求項1〜のいずれか一つに記載の移動体用周辺監視装置。
  6. 前記近接検出処理部が検出した近接状態をもとに、報知出力及び/またはガイダンス出力する支援処理部を備えたことを特徴とする請求項1〜のいずれか一つに記載の移動体用周辺監視装置。
  7. 前記移動体は、坑道内を移動するものであり、
    前記物体は、坑道内壁面であり、
    前記坑道内の壁面に所定間隔で自己位置及び/または前記坑道の方向を示す位置マーカーが設置され、
    前記距離センサは、さらに前記位置マーカーの画像を検出する画像検出部を有し、
    前記画像検出部が検出した位置マーカーをもとに自己位置及び/または前記坑道の方向を検出し、前記移動体の自己位置及び/または向きを出力部に表示する自己位置処理部を備えたことを特徴とする請求項1〜のいずれか一つに記載の移動体用周辺監視装置。
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