JP6464328B1 - 護身用威嚇撃退装置 - Google Patents

護身用威嚇撃退装置 Download PDF

Info

Publication number
JP6464328B1
JP6464328B1 JP2018554789A JP2018554789A JP6464328B1 JP 6464328 B1 JP6464328 B1 JP 6464328B1 JP 2018554789 A JP2018554789 A JP 2018554789A JP 2018554789 A JP2018554789 A JP 2018554789A JP 6464328 B1 JP6464328 B1 JP 6464328B1
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tip
self
defense
rod body
electrodes
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2018554789A
Other languages
English (en)
Other versions
JPWO2018225646A1 (ja
Inventor
將二 寺田
將二 寺田
Original Assignee
將二 寺田
將二 寺田
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 將二 寺田, 將二 寺田 filed Critical 將二 寺田
Application granted granted Critical
Publication of JP6464328B1 publication Critical patent/JP6464328B1/ja
Publication of JPWO2018225646A1 publication Critical patent/JPWO2018225646A1/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F41WEAPONS
    • F41BWEAPONS FOR PROJECTING MISSILES WITHOUT USE OF EXPLOSIVE OR COMBUSTIBLE PROPELLANT CHARGE; WEAPONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • F41B15/00Weapons not otherwise provided for, e.g. nunchakus, throwing knives
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F41WEAPONS
    • F41BWEAPONS FOR PROJECTING MISSILES WITHOUT USE OF EXPLOSIVE OR COMBUSTIBLE PROPELLANT CHARGE; WEAPONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • F41B15/00Weapons not otherwise provided for, e.g. nunchakus, throwing knives
    • F41B15/02Batons; Truncheons; Sticks; Shillelaghs
    • F41B15/06Batons; Truncheons; Sticks; Shillelaghs with inserted knives or spikes

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Catching Or Destruction (AREA)
  • Burglar Alarm Systems (AREA)

Abstract

護身用威嚇撃退装置10は、木刀型に形成されたロッド本体11と、ロッド本体11の先側に取り付けられた一対の放電用電極12、12aと、一対の放電用電極12、12aに高電圧を印加する高電圧発生器14とを有し、一対の放電用電極12、12aは、ロッド本体11の両側に取り付けられた対となる側部電極22、22aと、それぞれが側部電極22、22aに接続され、ロッド本体11の先端より突出して設けられた対となる先端電極24、24aとを備え、各先端電極24、24aは、各側部電極22、22aに電気的に接続された電極装着部25、25aと、電極装着部25、25aの先側に取替え可能に螺着される先端放電部26、26aとを有する。

Description

本発明は、主に不正、不法な侵入者等に対し、威嚇を行い、必要に応じて電撃を加えることにより、撃退することができる護身用威嚇撃退装置に関する。
従来、強盗や暴漢(侵入者)等から身を守るための護身用品として、相手に高電圧による電撃(電気ショック)を与え、身動きを止めるためのスタンガンが販売されている。このスタンガンには、主に携帯型のハンディータイプや警備用の警棒タイプがあるが、その他にも様々な形態のスタンガンが提案されている。
例えば、特許文献1には、スタンガンのロッド本体と警杖とを結合し、警杖の側面にスタンガンの電極を取り付けたスタンガン付き警杖が記載されている。また、特許文献2には、伸縮部分の握り手、本体(ロッド本体)を操作することにより、音響、電撃、光表示が発生する伸縮式撃退棒が記載されている。さらに、特許文献3には、棒部材の前端に二股部材が取り付けられた捕獲式刺股が記載されている。
特開2007−292368号公報 特開2013−21937号公報 特開2005−291603号公報
しかしながら、特許文献1のスタンガン付き警杖は、警杖の先側部にスタンガンの電極を取り付けただけのものであり、警杖の先側部を暴漢等の相手に対して突き出し、相手に電極を接触させることにより電極間に放電を起こさせ、電気ショックを与えて暴漢を撃退しようとするものである。このため、相手をある程度の距離まで引き付けなければならず、使用者が恐怖心を感じ易く、特に女性等の弱者にとっては使い難いものであった。また、左右の電極を相手の身体に接触させなければ電気ショックを与えることができないが、パネル状の電極が警杖の側面のみに取り付けられており、警杖の先端面と電極の先端面が面一であるため、電極を相手の身体に接触させ難く、実用性に欠けるという問題があった。特に、冬場等で相手が厚着をしており、肌の露出が少ない状態では、電極を相手の身体に確実に接触させることが困難で十分な効果を発揮できなかった。さらに、相手が日本刀等の長尺の武器を持っている場合には、警杖本来の使用方法や剣道等の心得がなければ対処することが困難であり、相手に逆襲を受けてしまう可能性もあった。
特許文献2の伸縮式撃退棒では、比較的、安全な距離を保ちながら音や光で相手を威嚇し、必要に応じて相手に電撃を加えることが可能であるが、電極がロッド本体の先端のみに突出して取り付けられているので、相手にロッド本体を掴まれた場合には電撃を加えることができず、取り上げられてしまうおそれがあった。また、電極が、電撃によって損耗した場合又は打撃(外力)によって変形若しくは破損した場合、電撃装置全体を交換するか、電撃装置を分解して電極を取替えなければならず、メンテナンス性に欠けるという問題があった。
特許文献3には、捕獲式刺股の棒部材(ロッド本体)の前端にスタンガンを設けることが記載されているが、スタンガンの構造については触れられておらず、電極の形状や配置については記載も示唆もなかった。
本発明は、かかる事情に鑑みてなされたもので、不正、不法な侵入者等を離れた場所から威嚇し、戦意を喪失させて退却させることや、侵入者等との距離を保ちながら十分な威圧感を与え、必要に応じて打撃を加えることができるだけでなく、相手に確実に電撃を加えて撃退することができ、女性等の弱者でも安心して使用することができる実用性及びメンテナンス性に優れた護身用威嚇撃退装置を提供することを目的とする。
前記目的に沿う本発明に係る護身用威嚇撃退装置は、木刀型、槍型、又は薙刀型に形成されたロッド本体と、該ロッド本体の先側に取り付けられた一対の放電用電極と、該一対の放電用電極に高電圧を印加する高電圧発生器とを有し、
前記一対の放電用電極は、前記ロッド本体の両側に該ロッド本体の長手方向に沿って取り付けられ外側部が該ロッド本体の外側に露出した対となる側部電極と、それぞれが前記側部電極に接続された対となる先端電極とを備え、前記各先端電極は、前記各側部電極に電気的に接続され先側が前記ロッド本体の先端より突出して設けられた電極装着部と、該電極装着部の先側に取替え可能に螺着され、かつ長手方向途中位置に滑り止めが設けられた先端放電部とをする。
ここで、放電用電極に印加される高電圧は、無負荷で10万〜150万V(好ましくは50万〜140万V)である。
本発明に係る護身用威嚇撃退装置において、前記先端放電部は、先側が半球状、砲弾状又は槍形状に形成されていることが好ましい。
本発明に係る護身用威嚇撃退装置において、前記ロッド本体の両側部には該ロッド本体の長手方向に沿って硬質樹脂製の電極保持部材が設けられ、前記各電極保持部材の外側には前記ロッド本体の長手方向に沿って電極保持溝が形成されており、前記各側部電極は、前記各電極保持溝に沿って配置され外側部が前記各電極保持部材の外側に露出するように前記各電極保持溝に保持されることが好ましい。
本発明に係る護身用威嚇撃退装置において、前記ロッド本体には、該ロッド本体の外周面から外方に突出する単数又は複数の先鋭状の突起部が設けられていることが好ましい。
本発明に係る護身用威嚇撃退装置において、前記ロッド本体には発光部が取り付けられていることが好ましい。
本発明に係る護身用威嚇撃退装置は、近付いてきた侵入者に対して、木刀型、槍型、又は薙刀型に形成されたロッド本体で威圧感を与えることができる。また、侵入者が刃物等の武器を持っている場合でも、安全な距離を保ちながら、先端電極からの放電(スパーク)による閃光や放電時に発する音により、侵入者を威嚇して戦意を喪失させる効果が期待できる。もし、侵入者が攻撃してきた場合は、ロッド本体で打撃を加えたり、ロッド本体の先端より前方に突出して設けられた先端電極の先端(先端放電部)を侵入者の身体に確実に突き当て、放電による電撃(電気ショック)を与えたりして、撃退することができる。さらに、先端放電部が電極装着部に対して取替え可能に螺着されるので、必要に応じて、形状又は寸法が異なる先端放電部に取替えて電撃の効果を調整することもでき、汎用性に優れる。また、打撃や電撃等で損耗した先端放電部のみを簡単に取替えることができ、放電用電極全体を取替える必要がなく、煩雑な分解及び組立作業が不要で、メンテナンス性及び省資源性に優れる。
先端放電部の先側が半球状、砲弾状又は槍形状に形成されている場合、先端放電部の先側を侵入者の身体に確実に接触させ、効果的に電撃を加えることができる。特に、半球状又は砲弾状に形成された先端放電部では、侵入者を過剰に傷付けることがなく、槍形状に形成された先端放電部では、肌の露出が少ない冬場でも、衣服の上から先端放電部を押し当てて衣服を貫通させ、侵入者の身体(皮膚)に先端放電部の先側を接触させて確実に電撃を加えることができる。
ロッド本体の両側部に、電極保持溝が形成された硬質樹脂製の電極保持部材が設けられ、一対の放電用電極における側部電極が電極保持溝に沿ってそれぞれ配置され、側部電極の外側部が電極保持部材の外側に露出するように電極保持溝に保持されている場合、侵入者がロッド本体を掴もうとして一対の放電用電極(側部電極)に同時に触れた際に、電撃を与えて侵入者に護身用威嚇撃退装置を奪われることを防止し、侵入者からの反撃を防ぐことができる。
単数又は複数の先鋭状の突起部が、ロッド本体の外周面から外方に突出するように設けられている場合、高電圧発生器の不具合等により放電用電極から放電できない時でも、侵入者はロッド本体を掴むことができず、侵入者に護身用威嚇撃退装置を奪われることを防止できる。さらに、侵入者を威圧し、打撃を加えた際のダメージも高めることができる。
ロッド本体に発光部が取り付けられている場合、発光部から光を照射することにより、離れた場所にいる侵入者(不審者)を効果的に威嚇し、近付けさせないようにして、強盗や暴漢等の被害を未然に防ぐことができる。また、近付いてきた侵入者に対して、安全な距離を保ちながら、発光部から照射する光で侵入者の目をくらませて戦意を喪失させることができる。
(A)、(B)はそれぞれ本発明の第1の実施例に係る護身用威嚇撃退装置の平面図及び要部拡大平面図である。 (A)、(B)はそれぞれ同護身用威嚇撃退装置の正面図及び要部拡大正面図である。 (A)、(B)はそれぞれ図2(A)のA−A矢視断面図及びB−B矢視断面図であり、(C)は同護身用威嚇撃退装置の変形例を示す要部断面図である。 (A)、(B)はそれぞれ本発明の第2の実施例に係る護身用威嚇撃退装置の平面図及び要部拡大平面図である。 (A)、(B)はそれぞれ同護身用威嚇撃退装置の正面図及び要部拡大正面図である。 同護身用威嚇撃退装置の先端電極の変形例を示す要部拡大平面図である。
続いて、添付した図面を参照しつつ、本発明を具体化した実施例につき説明し、本発明の理解に供する。
以下、図1〜図3を参照して、本発明の第1の実施例に係る護身用威嚇撃退装置(以下、単に「威嚇撃退装置」という)10について説明する。
この威嚇撃退装置10は、主に不正、不法な侵入者等に対し、威嚇を行い、必要に応じて電撃を加えることにより、撃退することができるものである。
威嚇撃退装置10は、図1〜図3に示すように、木刀型に形成されたロッド本体11の先側に一対の放電用電極12、12aが取り付けられており、その先端部がロッド本体11の先端よりも前方に突出した構造となっている。
ロッド本体11は、杉、檜、ホオ等の木で製造してもよいし、発泡樹脂、硬質の合成樹脂、FRP(繊維強化プラスチック)等で製造してもよく、その材質は適宜、選択することができる。特に、ロッド本体11を杉で製造した場合は、軽量で、しなりがあり、粘り強さもあるので、女性等の力が弱い使用者でも容易に取り扱うことができ、耐久性に優れるが、その他の軽量木材で製造することもできる。ロッド本体11の基端側には使用者が握り易いように、握り手13が形成されている。また、ロッド本体11の全長は、例えば1600〜1800mm程度が好適であるが、これより短くても長くてもよい。
図1(A)、図2(A)に示すように、ロッド本体11の握り手13と放電用電極12、12aの基端との間には、放電用電極12、12aの先端で放電を発生させるための高電圧発生器14が取り付けられている。この高電圧発生器14は、ABS製の筐体15に電源部(図示せず)と、電源部から電力の供給を受けて一対の放電用電極12、12aに高電圧(例えば130万V)を印加する高電圧発生回路(図示せず)が内蔵された構造となっている。なお、高電圧発生器14の高電圧発生回路と放電用電極12、12aの基端はケーブル(リード線)16で接続されており、高電圧発生器14を作動させるための作動スイッチ17がロッド本体11の上面側の握り手13の前方に取り付けられている。この高電圧発生器14は従来のスタンガンと同様の構造であり、電源部としては乾電池が用いられる。また、高電圧発生器14は、安全装置として筐体15に挿抜自在に取り付けられた安全ピン18を備えており、この安全ピン18を筐体15から引き抜くことにより、高電圧発生器14の回路を遮断して高電圧の発生を停止できる。よって、搬送時又は侵入者に威嚇撃退装置10を奪い取られそうになった時に、安全ピン18を引き抜いて安全を確保できる。特に、安全ピン18にストラップ19を連結しておけば、緊急時に素早く安全ピン18を引き抜くことができ、操作性に優れる。
なお、この威嚇撃退装置10では、高電圧発生器14をロッド本体11の上部に取り付けたが、その取り付け位置は適宜、選択することができ、ロッド本体11の側部や下部に取り付けてもよい。また、ロッド本体11の外部に取り付ける代わりに、ロッド本体11に収容部を形成し、その中に高電圧発生器14を内蔵する構造としてもよい。その場合、筐体15を省略し、電源部と高電圧発生回路を直接、収容部に収容することもできる。
次に、放電用電極12、12aの詳細について説明する。
図1(B)、図2(B)、図3(A)、(B)に示すように、ロッド本体11の両側部には、その長手方向に沿って硬質樹脂製の一対の電極保持部材20、20aが設けられている。この電極保持部材20、20aの外側にはロッド本体11の長手方向に沿うようにそれぞれ電極保持溝21、21aが形成されている。また、一対の放電用電極12、12aはそれぞれ、側部電極22、22aと、側部電極22、22aにそれぞれ接続された先端電極24、24aに分割されている。そして、対となる側部電極22、22aはそれぞれ各電極保持溝21、21aに沿って配置され、外側部が電極保持部材20、20aの外側に露出するように各電極保持溝21、21aに保持され、対となる先端電極24、24aはロッド本体11の先端よりも前方に突出して設けられている。また、先端電極24、24aは、接続線23を介して側部電極22、22aに電気的に接続されて、ロッド本体11の両側部に保持された電極装着部25、25aと、電極装着部25、25aの先側に取替え可能に螺着され先側が砲弾状に形成された先端放電部26、26aを有している。これにより、先端放電部26、26aが打撃や電撃等で損耗した際には、先端放電部26、26aのみを容易に交換することができる。なお、側部電極22、22aと先端電極24、24aがそれぞれ接続線23で電気接続されているので、必要に応じて、側部電極22、22aのみを交換すること又は先端電極24、24a(電極装着部25、25a及び先端放電部26、26a)のみを交換することもできる。
ここで、側部電極22、22a及び先端電極24、24aの材質としては、アルミニウム又は銅等が好適に用いられる。また、側部電極22、22a及び先端電極24、24aの表面には、金メッキ又はニッケルメッキを施すことが好ましい。なお、先端放電部26、26aの先端形状は砲弾状に限らず、半球状、円錐状又は円柱状に形成してもよい。
この威嚇撃退装置10では、側部電極22、22aの直径を2.5〜3.5mmとし、先端電極24、24a(電極装着部25、25a)の直径を4〜6mmとした。また、ロッド本体11の両側における一対の側部電極22、22aの間隔は30〜40mm程度とし、先端電極24、24aの先端(先端放電部26、26a)の間隔(放電距離)は3〜12mm程度とした。
このように、側部電極22、22aの間隔に対し、先端電極24、24aの先端での間隔が狭くなっており、しかも先端放電部26、26aがロッド本体11の先端よりも前方に突出しているので、先端放電部26、26aで集中的に放電(スパーク)を発生させることができる。よって、侵入者から離れていても、放電時の閃光や音で侵入者を威嚇することができると共に、必要に応じて、先端放電部26、26aを侵入者の身体に突き当て、放電による電撃(電気ショック)を与えることができる。なお、側部電極22、22aと先端放電部26、26aの直径及び間隔は上記範囲に限定されるものではなく、適宜、選択することができる。また、側部電極22、22aと先端電極24、24aの電極装着部25、25aを接続線23で接続する代わりに、側部電極から電極装着部を延設させて一体に形成することもできる。その場合、側部電極と電極装着部との間を折り曲げたり、湾曲させたりして、先端電極(先端放電部)の間隔のみを狭めることができる。なお、先端電極24、24a(先端放電部26、26a)の間隔は、高電圧発生器14の出力に応じて、適宜、選択することができる。
また、第1の実施例に係る威嚇撃退装置10では、電極保持溝21、21aの深さは側部電極22、22aの直径の60%程度とし、側部電極22、22aの外側部を電極保持部材20、20aの外側に露出させた。これにより、侵入者がロッド本体11を奪い取ろうとしてロッド本体11を手で掴んだ際に、両側の側部電極22、22aに同時に触れることになり、電撃を与えることができる。なお、電極保持溝21、21aは側部電極22、22aを保持しつつ、側部電極22、22aの外側部を電極保持部材20、20aの外側に露出させることができればよく、その深さは適宜、選択することができるが、側部電極22、22aの直径の50〜75%の範囲とすることが好ましい。
電極保持部材20、20aの長さは、側部電極22、22aの長さに応じて選択される。なお、側部電極22、22aの長さは、適宜、選択することができるが、ロッド本体11の全長の25〜75%の範囲、好ましくは40〜60%の範囲にあることが好ましい。
また、電極保持溝21、21aの断面形状は適宜、選択することができるが、U字状又は半円状に形成したものが好適に用いられる。
電極保持部材20、20aの材質は、硬質樹脂の中から適宜、選択することができるが、成型性及び長寿命性に優れるシリコン樹脂が好適に用いられる。なお、電極保持部材20、20aは、適宜、目立つ色等に着色することができる。また、必要に応じて、ロッド本体11の一部に螢光塗料又は蓄光塗料等を塗布したり、螢光テープ、蓄光テープ、又は反射テープ等を貼り付けたりして、夜間での視認性を向上させることもできる。
次に、図1(A)、図2(A)に示すように、ロッド本体11の上部の高電圧発生器14より前方には侵入者に光を照射して威嚇するための発光部28が取り付けられている。発光部28には、軍事用としてライフル等に装着されるタクティカルライト(フラッシュライト)やサーチライトが好適に用いられる。10m程度先でも光が拡がらず、離れた場所にいる侵入者に対しても強力な光を照射して威嚇し、侵入者の接近を効果的に防止できる。また、強烈な光で侵入者の目をくらませ、戦意を喪失させることもできる。特に、光源としてLEDを使用するものは、小型でありながら、高輝度及び高出力で光の直進性に優れるので好ましい。また、発光部28は必要に応じて明るさを変更したり、常灯状態と点滅状態を切り替えたりできるものが好ましい。なお、発光部28としてストロボを用いてもよい。
第1の実施例に係る威嚇撃退装置10では、発光部28をロッド本体11の上部の高電圧発生器14より前方に取り付けたが、発光部28の取り付け位置は高電圧発生器14との位置関係に応じて、適宜、選択することができる。つまり、発光部28から照射される光が高電圧発生器14に遮られなければよく、例えばロッド本体11の側部に取り付けてもよい。
次に、図1(B)、図2(B)、図3(A)、(B)に示すように、ロッド本体11の先端側の上部には、ロッド本体11の外周面から外方(上方)に突出する複数の針状の突起部30を設けた。これにより、侵入者がロッド本体11を手で掴むことが困難となり、威嚇撃退装置10が奪われることを防止できる。特に、高電圧発生器14の操作に手間取っている場合や、不具合等により高電圧発生器14が作動せず、放電用電極12、12a(先端放電部26、26a)から放電しない場合に有用である。また、侵入者に対してロッド本体11で打撃を与える際のダメージも高めることができ、威嚇にもなる。
第1の実施例に係る威嚇撃退装置10では、突起部30を針状に形成したが、突起部は侵入者がロッド本体11を手で掴むことを防止できるように先鋭状に形成されていればよい。よって、円錐状又は角錐状等に形成してもよい。また、突起部の数、大きさ及び配置等は適宜、選択することができる。例えば、図3(C)に示すように、ロッド本体11の先端側の外周に円錐状の突起部31を放射状に配置してもよい。なお、突起部は必ずしも設けなくてもよい。
続いて、図4〜図6を参照して、本発明の第2の実施例に係る護身用威嚇撃退装置(以下、単に「威嚇撃退装置」という)35について説明する。なお、第1の実施例に係る威嚇撃退装置10と実質的に同一の構成及び機能を有する構成要素については、同一の符号を付して詳しい説明を省略する。
図4(A)、(B)、図5(A)、(B)に示す第2の実施例に係る威嚇撃退装置35が威嚇撃退装置10と異なる点は、ロッド本体36が槍型に形成され、先端電極37、37aの電極装着部38、38aの基側がロッド本体36の内部に挿通、固定されている点と、先側が砲弾状に形成された先端放電部39、39aの長手方向の途中に滑り止め40、40aが形成されている点と、突起部30が省略されている点である。
威嚇撃退装置35で侵入者に打撃若しくは電撃を加えた際、又は先端電極37、37aに外力等の負荷が加わった際にも、電極装着部38、38aの基側がロッド本体36の内部に挿通、固定されていることにより、ロッド本体36で先端電極37、37aを強固に保持することができ、先端電極37、37aの変形及びロッド本体36からの脱落、或いは接続線23の断線等を効果的に防止することができる。また、先端放電部39、39aの長手方向の途中に滑り止め40、40aが形成されていることにより、先端放電部39、39aの取替え作業を容易に行うことができる。この先端放電部39、39aでは、円柱状の軸の外周に平目ローレット加工を施して滑り止め40、40aとしたが、滑り止めはこれに限定されるものではなく、斜めローレット加工又は綾目ローレット加工等により、軸の外周に複数の溝(凹凸)を形成したものでもよいし、軸の一部を六角形等の多角形状に形成したものでもよい。
この威嚇撃退装置35に対しても、前述の突起部30、31を適宜、選択して取り付けることができる。
次に、威嚇撃退装置35で使用する先端電極の変形例について説明する。図6に示すように、変形例の先端電極41、41aでは、電極装着部38、38aの先側に取替え可能に螺着される先端放電部42、42aの先側が槍形状(円錐状)に形成されている。これにより、例えば冬場等で侵入者の肌の露出が少ない場合でも、衣服の上から先端放電部42、42aを押し当てて衣服を貫通させ、侵入者の身体(皮膚)に先端放電部42、42aの先側を接触させて確実に電撃を加えることができる。但し、薄着が増え、肌の露出が多くなる夏場の場合には、先端放電部42、42aによって侵入者を過剰に傷付けるおそれがあるので、先側が砲弾状に形成された先端放電部39、39aを使用するか、半球状又は円柱状等に形成されたその他の先端放電部を使用することが好ましい。このように、季節に応じて先端放電部の形状を選択して取替えることにより、侵入者に効果的な電撃を与えることができる。
以上、本発明の実施例を説明したが、本発明は何ら上記した実施例に記載の構成に限定されるものではなく、請求の範囲に記載されている事項の範囲内で考えられるその他の実施例や変形例も含むものである。
上記実施例では、木刀型及び槍型のロッド本体について説明したが、ロッド本体の形状はこれらに限定されるものではなく、薙刀型に形成してもよい。また、ロッド本体の全長は適宜、選択することができ、放電用電極(側部電極)の長さも、ロッド本体の形状又は全長に応じて、適宜、選択することができる。
また、作動スイッチは、本体の上面側に限らず、本体の側面部又は高電圧発生器の筐体等の使用者が操作し易い位置を適宜、選択して取り付けることができる。
護身用威嚇撃退装置には、さらに侵入者等を威嚇し、周囲に異常を知らせるための警告音を発するブザー等の警報器を取り付けてもよい。
先端放電部は電極装着部に対して取替え可能であればよく、螺着以外の嵌合又は係合等のその他の着脱可能な手段によって装着してもよい。
本発明に係る護身用威嚇撃退装置は、侵入者等との距離を保ちながら十分な威圧感を与え、必要に応じて相手に打撃を加えたり、電撃を加えたりして撃退することができ、女性等の弱者でも安心して使用することが可能で、犯罪を未然に防ぐことができ、防犯に役立つ。
10:護身用威嚇撃退装置、11:ロッド本体、12、12a:放電用電極、13:握り手、14:高電圧発生器、15:筐体、16:ケーブル(リード線)、17:作動スイッチ、18:安全ピン、19:ストラップ、20、20a:電極保持部材、21、21a:電極保持溝、22、22a:側部電極、23:接続線、24、24a:先端電極、25、25a:電極装着部、26、26a:先端放電部、28:発光部、30、31:突起部、35:護身用威嚇撃退装置、36:ロッド本体、37、37a:先端電極、38、38a:電極装着部、39、39a:先端放電部、40、40a:滑り止め、41、41a:先端電極、42、42a:先端放電部

Claims (7)

  1. 木刀型、槍型、又は薙刀型に形成されたロッド本体と、該ロッド本体の先側に取り付けられた一対の放電用電極と、該一対の放電用電極に高電圧を印加する高電圧発生器とを有し、
    前記一対の放電用電極は、前記ロッド本体の両側に該ロッド本体の長手方向に沿って取り付けられ外側部が該ロッド本体の外側に露出した対となる側部電極と、それぞれが前記側部電極に接続された対となる先端電極とを備え、前記各先端電極は、前記各側部電極に電気的に接続され先側が前記ロッド本体の先端より突出して設けられた電極装着部と、該電極装着部の先側に取替え可能に螺着され、かつ長手方向途中位置に滑り止めが設けられた先端放電部とを有することを特徴とする護身用威嚇撃退装置。
  2. 請求項1記載の護身用威嚇撃退装置において、前記先端放電部は、先側が槍形状に形成されていることを特徴とする護身用威嚇撃退装置。
  3. 請求項1記載の護身用威嚇撃退装置において、前記先端放電部は、先側が半球状又は砲弾状に形成されていることを特徴とする護身用威嚇撃退装置。
  4. 請求項1〜3のいずれか1記載の護身用威嚇撃退装置において、前記ロッド本体の両側部には該ロッド本体の長手方向に沿って硬質樹脂製の電極保持部材が設けられ、前記各電極保持部材の外側には前記ロッド本体の長手方向に沿って電極保持溝が形成されており、前記各側部電極は、前記各電極保持溝に沿って配置され外側部が前記各電極保持部材の外側に露出するように前記各電極保持溝に保持されることを特徴とする護身用威嚇撃退装置。
  5. 請求項1〜のいずれか1記載の護身用威嚇撃退装置において、前記ロッド本体には、該ロッド本体の外周面から外方に突出する単数又は複数の先鋭状の突起部が設けられていることを特徴とする護身用威嚇撃退装置。
  6. 請求項1〜のいずれか1記載の護身用威嚇撃退装置において、前記ロッド本体には発光部が設けられていることを特徴とする護身用威嚇撃退装置。
  7. 請求項1〜6のいずれか1記載の護身用威嚇撃退装置において、該護身用威嚇撃退装置には、周囲に異常を知らせるブザーが設けられていることを特徴とする護身用威嚇撃退装置。
JP2018554789A 2017-06-05 2018-06-01 護身用威嚇撃退装置 Active JP6464328B1 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017110804 2017-06-05
JP2017110804 2017-06-05
PCT/JP2018/021182 WO2018225646A1 (ja) 2017-06-05 2018-06-01 護身用威嚇撃退装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP6464328B1 true JP6464328B1 (ja) 2019-02-06
JPWO2018225646A1 JPWO2018225646A1 (ja) 2019-06-27

Family

ID=64567112

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018554789A Active JP6464328B1 (ja) 2017-06-05 2018-06-01 護身用威嚇撃退装置

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP6464328B1 (ja)
WO (1) WO2018225646A1 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR102409663B1 (ko) * 2021-10-20 2022-06-16 권정수 전기충격용 호신봉

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US11939058B2 (en) 2019-07-23 2024-03-26 Rakuten Group, Inc. Unmanned aerial vehicle

Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US2441812A (en) * 1946-08-12 1948-05-18 Louis D Haffner Electric prodder
FR963604A (ja) * 1950-07-17
US6091597A (en) * 1998-09-01 2000-07-18 Lin; Ming-Chen Structure of an electric shock device
JP2006349247A (ja) * 2005-06-15 2006-12-28 Masui Yoshiharu 暴漢制圧用具
JP2006349261A (ja) * 2005-06-16 2006-12-28 Yasuko Sasao 刺股ユニット
KR20100104848A (ko) * 2009-03-19 2010-09-29 진연창 시위진압봉
JP2011511260A (ja) * 2008-02-07 2011-04-07 パーソナル ディフェンス テクノロジー, インコーポレイテッド 多機能セキュリティ装置
US20120127624A1 (en) * 2009-08-04 2012-05-24 Ray Ritson Apparatus for delivering an electric shock

Patent Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR963604A (ja) * 1950-07-17
US2441812A (en) * 1946-08-12 1948-05-18 Louis D Haffner Electric prodder
US6091597A (en) * 1998-09-01 2000-07-18 Lin; Ming-Chen Structure of an electric shock device
JP2006349247A (ja) * 2005-06-15 2006-12-28 Masui Yoshiharu 暴漢制圧用具
JP2006349261A (ja) * 2005-06-16 2006-12-28 Yasuko Sasao 刺股ユニット
JP2011511260A (ja) * 2008-02-07 2011-04-07 パーソナル ディフェンス テクノロジー, インコーポレイテッド 多機能セキュリティ装置
KR20100104848A (ko) * 2009-03-19 2010-09-29 진연창 시위진압봉
US20120127624A1 (en) * 2009-08-04 2012-05-24 Ray Ritson Apparatus for delivering an electric shock

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR102409663B1 (ko) * 2021-10-20 2022-06-16 권정수 전기충격용 호신봉

Also Published As

Publication number Publication date
WO2018225646A1 (ja) 2018-12-13
JPWO2018225646A1 (ja) 2019-06-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6791816B2 (en) Personal defense device
US6643114B2 (en) Personal defense device
US8363376B2 (en) Multifunction security device
US7787232B2 (en) Multifunction security device
US6367943B1 (en) Riot or capture shield with integrated broad-area, high-intensity light array
US20070238532A1 (en) Modular personal defense device
US9086256B2 (en) Temporary offense for ultimate control against harm
JP6464328B1 (ja) 護身用威嚇撃退装置
US7525786B1 (en) Extendable electronic immobilization staff
US7206183B2 (en) Enhanced non-lethal electric weapon
US20090199884A1 (en) Electrical shock defensive walking stick
US7221552B1 (en) Wearable shield and self-defense device
US9927213B2 (en) Self-defense glove
US10694794B2 (en) Self-defense glove
US20150216160A1 (en) Animal Bite Deterrent Device
US7421933B1 (en) Telescoping stun gun
CN104063988A (zh) 电子防狼器
CN104266543A (zh) 警用防暴棍
US6526863B2 (en) Protective face shield with incorporated laser light
RU2771142C2 (ru) Защитное устройство для подачи электрического импульса
CN208366166U (zh) 一种防爆盾牌
JP2007292368A (ja) スタンガン付き警杖
US20240027171A1 (en) Hand held anti-assault weapon
CN213481122U (zh) 一种多功能警棍
TWM530397U (zh) 戰術臂盾

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20181025

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20181025

A871 Explanation of circumstances concerning accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A871

Effective date: 20181025

AA64 Notification of invalidation of claim of internal priority (with term)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A241764

Effective date: 20181106

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20181109

A975 Report on accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971005

Effective date: 20181210

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20181218

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20190107

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6464328

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250