JP6457238B2 - 電気刺激カテーテル - Google Patents

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Description

本発明は、神経組織に電気的刺激を与える電気刺激カテーテルに関する。
従来、神経組織や筋肉等の生体組織に電気的刺激を与えて治療を行う刺激発生装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1に記載の腎臓神経調節装置は、シャフトと、シャフトを中心として配置された複数のワイヤを有するバスケットを備えている。バスケットは拡張状態になると、血管壁と接触可能である。複数のワイヤそれぞれには、腎動脈の壁または所望の血管壁に接触可能な一対の電極が設けられている。
その他に、特許文献1には、シャフトと、シャフトを中心として配置されたバルーンとを備える腎臓神経調節装置が開示されている。シャフトには、一対の電極と、一対の電極間に配置された一対のマーカーとが設けられている。このマーカーはX線不透過性を有している。このように、シャフトにマーカーを設けることにより、血管内でのバルーンの位置を把握することができるため、標的の動脈に対してバルーンを適切に配置することができる。
特開2012−143573号公報
特許文献1に開示されているバスケット型の装置は、バスケットを構成する複数のワイヤすべてに一対の電極が設けられており、どの電極対においても電極間の距離(電極間隔)は同じである。このため、特許文献1に挙げられている電極では、血管の周方向に全周性に同じ電気治療を行うにはよいが、周方向に方向性を持たせて一部分だけに電気治療を行うには適さない。
また、特許文献1に開示されているバルーン型の装置では、放射線不透過のマーカーにより、血管の走行方向におけるバルーンの位置を視認しやすくしている。しかしながら、バスケットを回転させても、マーカーの位置は常に一定であるため、マーカーの見え方は変わらない。したがって、特許文献1の装置で、回転方向の位置を調整することは不可能である。
本発明は、このような問題点に鑑みてなされたものであって、留置時に、バスケットの回転方向の位置調整が必要な際に、電極の位置を容易に確認することが可能な電気刺激カテーテルの提供を目的とする。
本発明の第1の態様に係る電気刺激カテーテルは、回転軸線の回りに並べて設けられた複数本のワイヤを有するバスケットと、前記複数のワイヤのうちの少なくとも1本に設けられた電極と、前記電極を基準として前記回転軸線回りの所定位置にある前記ワイヤに設けられたX線不透過性を有するマーカーと、を備え、前記マーカーが、前記複数のうちの少なくとも1本のワイヤの一部を屈曲して形成されている。
前記マーカーが、前記ワイヤの全長にわたって設けられていてもよい
前記マーカーが設けられたワイヤは、隣接するワイヤに向かって屈曲していてもよい。
前記マーカーが、樹脂で形成されていてもよい。
本発明の第2の態様に係る電気刺激カテーテルは、回転軸線の回りに並べて設けられた複数本のワイヤを有するバスケットと、前記複数のワイヤのうちの少なくとも1本に設けられて、かつ、X線不透過性を有する電極と、を備え、前記電極が、内部に前記ワイヤが挿通された管状部と、前記管状部に対する前記ワイヤの挿通方向に突出した突出部とを有し、前記バスケットを側面視しながら前記回転軸線回りに回転させたときの前記電極の形状が、前記バスケットの回転位置により異なる
本発明によれば、電極を基準として回転軸線回りの所定位置にあるワイヤにマーカーが設けられているため、バスケットの回転軸線回りの位置調整が容易である。
さらに、バスケットを側面視しながら回転軸線回りに回転させたときの電極の形状が、バスケットの回転位置により異なる。これにより、簡易な構成でバスケットの回転方向の位置調整を行うことが可能となる。
本発明の第1実施形態の電気刺激カテーテルを備えた医療用電気刺激装置を示す全体図である。 電気刺激カテーテルを側面視した全体図である。 図2のA−A線で見た場合の電極の断面図である。 電気刺激カテーテルに用いられる電極の変形例である。 電気刺激カテーテルのバスケットを図2のB−B線で見た場合の断面図である。 血管内のバスケットを図5と同じ断面で見たときの、迷走神経と電極との位置関係を示した図である。 マーカーを備えていない電気刺激カテーテルにX線を当てた場合を示した図である。 マーカーを備えていない電気刺激カテーテルにX線を当てた場合を示した図である。 本実施形態の電気刺激カテーテルにX線を当てた場合を示す図である。 図8AにX線を当てた場合のX線像であって、バスケットを側面視した場合の一対の電極とマーカーとの位置関係を示した図である。 本実施形態の電気刺激カテーテルにX線を当てた場合を示す図である。 図9AにX線を当てた場合のX線像であって、バスケットを側面視した場合の一対の電極とマーカーとの位置関係を示した図である。 本発明の第2実施形態の電気刺激カテーテルを側面視した全体図である。 図10の電気刺激カテーテルに用いられる電極の斜視図である。 図11の電極の変形例を示す斜視図である。 本発明の第2実施形態の電極にX線を当てた場合のX線像である。 本発明の第2実施形態の電極にX線を当てた場合のX線像である。 本発明の第3実施形態の電気刺激カテーテルを側面視した全体図である。 本発明の第3実施形態の電極にX線を当てた場合のX線像である。 本発明の第3実施形態の電極にX線を当てた場合のX線像である。
[第1実施形態]
本発明の第1実施形態に係る電気刺激カテーテルについて、図1〜図9Bを参照して説明する。
本発明に係る電気刺激カテーテル10は、血管内の所定の位置に保持され、例えば、図1に示すように、刺激発生装置2とともに用いられ、迷走神経Vnを電気的に刺激して頻脈、慢性心不全、急性心筋梗塞等の治療を行う。
電気刺激カテーテル10は、図2に示すように、回転軸線O1の回りに並べて設けられた複数のワイヤWを有するバスケット11と、複数のワイヤWのうちの少なくとも1本に設けられた一対の電極12A,12Bと、一対の電極12A,12Bを基準として回転軸線O1回りの所定位置にあるワイヤWに設けられたX線不透過性を有するマーカー13とを備えている。
ワイヤWは、血管壁Kに抗して一定の形状を保持可能な程度の剛性を有する材料で構成されている。ワイヤWの材料は、特に限定されないが、形状記憶材料で形成されることが好ましい。ワイヤWの材料としては、例えば、ニッケルチタン製の超弾性ワイヤ等を用いて好適に形成することができる。また、ワイヤWの表面は、ポリウレタン等の生体適合性樹脂で形成されたチューブ22で被覆され(図3参照)、血管壁Kを傷付けにくい材質で形成されている。
また、ワイヤWは、チューブ22で被覆されていなくてもよいが、この場合は、血管壁Kを傷つけないように鋭利な箇所がない形状とし、生体適合性を有するために表面は酸化皮膜等でコーティングされていることが好ましい。
図2に示すように、バスケット11の先端側において、複数のワイヤWは互いに接続されており、バスケット11の基端側も同様に互いに接続されている。また、バスケット11の基端側にはリード部14が設けられている。リード部14の先端側はバスケット11に接続され、リード部14の基端側は刺激発生装置2に接続されている。そして、リード部14内には後述する導線21が配置されている。
一対の電極12A,12Bは、図2に示されるように、複数のワイヤWのうち、一つのワイヤW上に間隔をあけて設けられている。また、一対の電極12A,12Bは、ワイヤWの長手方向の中間部より前方側に配置されているが、この限りではく、中間部もしくは中間部より後方に配置されていてもよい。一対の電極12A,12Bは、図1に示すように、迷走神経Vnに隣接する血管壁Kに接触するように患者の体内に留置される。
また、図3に示すように、ワイヤW及び導線21はチューブ22で絶縁被覆されており、チューブ22の外周面を一対の電極12A,12Bが覆っている。一対の電極12A,12Bは、導線21と図示しない箇所で電気的に接続され、導線21を介して刺激発生装置2に接続されている。これにより、刺激発生装置2により発生された神経刺激信号が、導線21を介して一対の電極12A,12Bに送られる。また、一対の電極12A,12Bは、リング状である。
本実施形態で用いる一対の電極12A,12Bは、図2に示すように、ワイヤWの長手方向における長さL1が4mmであり、一対の電極12A,12B間の距離L2が5mmである。
なお、一対の電極12A,12Bの形状はこれに限らず、例えば、図4に示すように、電極30がリング状ではなく、外表面の少なくとも一部が露出している形状であってもよい。この例では、ワイヤW及び導線21が樹脂31で覆われており、樹脂31に電極30が埋め込まれ、電極30の表面の一部が露出している。
マーカー13は、X線不透過性の樹脂によって、チューブ22の外表面を覆っている。マーカー13は、一つのワイヤWの全長にわたって(バスケット11の先端から基端まで)設けられている。また、マーカー13が設けられたワイヤWの外径は、他のワイヤWの外径に比べて大きく形成されている。例えば、マーカー13の外径は0.8mmであり、ワイヤWの外径は0.6mmである。マーカー13の外径はワイヤWの外径の1.3倍以上であることにより、劇的に視認しやすくなるため、好ましい。
本実施形態では、図5に示すように、バスケット11は、6本のワイヤを有しており、マーカー13は、一対の電極12A,12Bに対して他のワイヤを一つ挟んだ位置に配置されたワイヤに設けられている。すなわち、マーカー13は、一対の電極12A,12Bを基準として回転軸線O1回りの回転方向に90°ずれた位置に配置されている。
マーカー13が、複数のワイヤWのうちどのワイヤWに設けられるかは特に限定されないが、ワイヤWの本数が偶数本、かつ、等間隔に配置された場合、一対の電極12A,12Bが設けられたワイヤと回転軸線O1を挟んで対向する位置(180°ずれた位置)に配置されるとX線を当てた際に重なって見えてしまうので、対向する位置以外のワイヤWにマーカー13を設ける。また、ワイヤWの本数が奇数本、かつ、等間隔の場合、対向位置にワイヤは存在しないため、一対の電極12A,12Bが配置されているワイヤ以外のワイヤにマーカー13が設けられていればよい。
次に、上記で説明した電気刺激カテーテル10の使用方法について説明する。
また、図9A,9Bに示すX線像の模式図では、簡略のため、一対の電極12A,12Bのみを示し、ワイヤWの図示を省略する。
電気刺激カテーテル10を所望の血管内に挿通し、図2の矢印Sに示すように、リード部14を回転させることによって、バスケット11を回転軸線O1回りに回転させる。これにより、図6に示すように、一対の電極12A,12Bが血管壁Kを挟んで迷走神経Vnと対向した位置となる。刺激発生装置2から発生された神経刺激信号は、リード部14内に設けられた導線21を通して一対の電極12A,12Bに送られ、迷走神経Vnに印加される。一対の電極12A,12Bには、神経刺激信号が印加されるとともに、一対の電極12A,12B間の電位差を心電波形として刺激発生装置2に備えられた心拍数計測部(図示略)が取得する。
ここで、電気刺激カテーテルが上述したマーカー13を備えていない場合、前側(胸側)からX線を当てたとき、図7Aに示すように、一対の電極が生体の前側(胸側)に位置している状態と、図7Bに示すように、一対の電極が生体の後ろ側(背中側)に位置している状態とでは、X線像上では区別が付きにくい。
しかしながら、本実施形態の電気刺激カテーテル10では、マーカー13が設けられているため、図8Aに示すように、一対の電極12A,12Bが後側(背中側)に位置している場合は、図8Bに示すように、X線像上で、マーカー13の画像M1が一対の電極12A,12Bの画像M2に対して右側に見える。また、図9Aに示すように、一対の電極12A,12Bが前側(胸側)に位置している場合は、図9Bに示すように、X線像上で、マーカー13の画像M1が一対の電極12A,12Bの画像M2に対して左側に見える。
このように、X線像上において、一対の電極12A,12Bの画像M2に対するマーカー13の画像M1の位置により、一対の電極12A,12Bが前側(胸側)に位置しているか、あるいは、後ろ側(背中側)に位置しているかを把握することが可能となる。
本実施形態の電気刺激カテーテル10によれば、一対の電極12A,12Bを基準として回転軸線O1回りの所定位置にあるワイヤWにマーカー13が設けられている。これにより、一対の電極12A,12Bの大まかな位置を把握することができるため、バスケット11の回転軸線O1回りの位置調整が容易である。
さらに、本実施形態では、マーカー13が、ワイヤWの全長にわたって設けられているため、マーカー13の位置を特定しやすい。これにより、マーカー13と一対の電極12A,12Bとの相対位置を容易に把握することができる。
また、マーカー13は樹脂で形成されている。これにより、所望の血管まで電気刺激カテーテル10を移動させる際、血管形状に沿って変形可能であるため、バスケットを血管内で移動させやすい。
なお、マーカー13は、ワイヤWの全長にわたって設けられている構成に限らない。例えば、本実施形態のように、一対の電極12A,12Bがバスケット11の中間部よりも前方側に設けられている場合、ワイヤWの長手方向の中間部から先端側にかけてのみにマーカーが設けられていてもよい。また、マーカー13は複数のワイヤWに設けられていてもよいが、すべてのワイヤに設けられる場合は、一対の電極12A,12Bの位置が把握しにくいため、望ましくない。また、マーカー13は、X線不透過性を有していれば、樹脂に限らない。
[第2実施形態]
本発明の第2実施形態について、図10〜図13Bを用いて説明する。
本第2実施形態の電気刺激カテーテル50は、マーカー13を備えず、電極の構成において第1実施形態と異なる。
図10〜図13Bにおいて、第1実施形態で用いた図面と共通の構成要素には同一の符号を付し、詳細な説明は省略する。
本実施形態の電気刺激カテーテル50は、図10に示すように、第1実施形態で示したマーカー13を有しておらず、一対の電極51A,51Bのうち、電極51Bの電極形状が、第1実施形態と異なる。すなわち、バスケット11を側面視しながら回転軸線O1回りに回転させたときの電極51Bの形状が、バスケット11の回転位置により異なる。
具体的には、電極51Bは、X線不透過性を有し、図11に示すように、内部にワイヤWが挿通された管状部52と、管状部52に対するワイヤWの挿通方向に突出した突出部53とを有している。突出部53は、ワイヤWの外周面上の一部に設けられ、ワイヤWの外周面に沿って湾曲している。
なお、本実施形態では、突出部53は、ワイヤWの基端側に向かって突出しているが、先端側に向かって突出していてもよい。また、バスケット11を側面視しながら回転軸線O1回りに回転させたときの電極の形状が、バスケット11の回転位置により異なればよいため、上述した電極51Bに代えて、図12に示すような電極65であってもよい。電極65は、管状部52から先端側に突出する第1の突出部61と、管状部52から基端側に突出する第2の突出部62とを有していてもよい。
次に、上記で説明した電気刺激カテーテル50の使用方法について説明する。
また、図13A,13Bに示すX線像の模式図は、簡略のため、一対の電極51A,51Bのみを示し、ワイヤWの図示を省略する。
第1実施形態と同様に、一対の電極51A,51Bが血管壁Kを挟んで迷走神経Vnと対向した位置となるように、図10の矢印Sに示すように、リード部14を回転させることによって、バスケット11を回転軸線O1回りに回転させる。
第1実施形態の図7Aに示すように、一対の電極が後側(背中側)に位置している場合は、図13Aに示すように、電極51BのX線画像M3の下側に切欠きMaが見える。
また、第1実施形態の図7Bに示すように、一対の電極が前側(胸側)に位置している場合は、図13Bに示すように、電極51BのX線画像M3の上側に切欠きMaが見える。
このように、電極51BのX線像の形状により、一対の電極51A,51Bが前側(胸側)に位置しているか、あるいは、後ろ側(背中側)に位置しているかを把握することが可能となる。
本実施形態の電気刺激カテーテル50によれば、バスケット11を側面視しながら回転軸線O1回りに回転させたときの電極51Bの形状が、バスケット11の回転位置により異なるため、一対の電極51A,51Bの位置を把握することできる。したがって、バスケット11の回転軸線O1回りの位置調整が容易である。
なお、本実施形態では、電極51Bが、管状部52と突出部53とを有する構成としたが、バスケット11を側面視しながら回転軸線O1回りに回転させたときの電極51Aの形状が、バスケット11の回転位置により異なればよいため、これに限らない。
また、本実施形態では電極51Bが管状部52と突出部53とを備えた構成にしたが、電極51Aが管状部52と突出部53とを備えた構成であってもよく、また、両方の電極51A,51Bとも管状部52と突出部53とを備えた構成であってもよい。
[第3実施形態]
本発明の第3実施形態について、図14〜図15Bを用いて説明する。
本第3実施形態の電気刺激カテーテル70は、マーカーの構成において第1実施形態と異なる。
図14〜図15Bにおいて、第1実施形態で用いた図面と共通の構成要素には同一の符号を付し、詳細な説明は省略する。
本実施形態の電気刺激カテーテル70は、図14に示すように、第1実施形態で示したマーカー13を有しておらず、複数のワイヤWのうち、一本のワイヤW1の一部を屈曲して形成されている。
ワイヤW1は、隣接するワイヤWに向かって屈曲する屈曲部71を有する。屈曲部71の屈曲する方向は、特に限定しないが、屈曲部71が回転軸線O1に向かって屈曲する場合、すなわち、バスケット11内に向かって屈曲する場合、内部を通過する血液の流れを阻害する可能性があるため、好ましくない。また、屈曲部71が、径方向外方に湾曲する場合、血管壁Kを傷付ける可能性があるため、好ましくない。したがって、バスケット11の周方向にワイヤWが屈曲することが好ましい。
一対の電極12A,12Bの、ワイヤWの長さ方向における電極部の寸法をX1とし、幅方向における電極部の寸法をX2とする。また、屈曲部71のワイヤWの長さ方向における寸法をY1とし、幅方向における寸法をY2とする。このとき、X1<Y1、かつ、X2<Y2である。このように、一対の電極12A,12Bの外形よりも屈曲部71の外形を大きく形成することにより、屈曲部71の視認性を高めることが可能となる。
屈曲部71は、バスケット11を側面視したとき、図14に示すように、一対の電極12A,12Bの間に位置するようにワイヤW1に形成されている。
次に、上記で説明した電気刺激カテーテル70の使用方法について説明する。
また、図15A,15Bに示すX線像の模式図では、簡略のため、屈曲部71が形成されたワイヤW1以外の図示を省略する。
第1実施形態と同様に、一対の電極12A,12Bが血管壁Kを挟んで迷走神経Vnと対向した位置となるように、図14の矢印Sに示すように、リード部14を回転させることによって、バスケット11を回転軸線O1回りに回転させる。
本実施形態の電気刺激カテーテル70では、屈曲部71が設けられているため、第1実施形態の図7Aに示すように、一対の電極12A,12Bが後側(背中側)に位置している場合は、図15Aに示すように、X線像上で、屈曲部71のX線画像M4が一対の電極12A,12Bに対して左側に向かって屈曲して見える。
また、第1実施形態の図7Bに示すように、一対の電極12A,12Bが前側(胸側)に位置している場合は、図15Bに示すように、X線像上で、屈曲部71のX線画像M4が一対の電極12A,12Bに対して右側に向かって屈曲して見える。
このように、屈曲部71の屈曲している向きにより、一対の電極12A,12Bが前側(胸側)に位置しているか、あるいは、後ろ側(背中側)に位置しているかを把握することが可能となる。
本実施形態の電気刺激カテーテル70によれば、一つのワイヤW1に屈曲部71が設けられているため、一対の電極12A,12Bの位置を把握することができる。これにより、バスケット11の回転軸線O1回りの位置調整が容易である。また、既存のワイヤを湾曲させるだけでよいため、簡易な構成で一対の電極12A,12Bの位置を把握することが可能となる。
なお、複数のワイヤWのうちの1本に、その他のワイヤと異なる形状を有するマーカーが形成されていればよいため、上述した屈曲部71に限らない。また、複数本のワイヤに屈曲部が構成されていてもよい。
また、一対の電極12A,12Bの間に位置するようにワイヤW1に屈曲部71を形成したが、一対の電極12A,12Bに対する屈曲部71の位置は特に限定されないが、電極と血管内壁の密着性を妨げるような配置は望ましくなく、屈曲部が血管壁への付勢力向上に寄与する位置にあれば望ましい。また、屈曲部に電極を搭載してもよく、このことでマーカーとしての効果が更に期待できる。
以上、本発明の好ましい実施形態を説明したが、本発明はこれら実施形態に限定されることはない。本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、構成の付加、省略、置換、およびその他の変更が可能である。本発明は前述した説明によって限定されることはなく、添付のクレームの範囲によってのみ限定される。
W ワイヤ
W1 ワイヤ
10,50,70 電気刺激カテーテル
11 バスケット
12A,12B 一対の電極
13 マーカー
51A,51B 一対の電極
51B 電極(マーカー)
52 管状部
53 突出部
71 屈曲部

Claims (5)

  1. 回転軸線の回りに並べて設けられた複数本のワイヤを有するバスケットと、
    前記複数のワイヤのうちの少なくとも1本に設けられた電極と、
    前記電極を基準として前記回転軸線回りの所定位置にある前記ワイヤに設けられたX線不透過性を有するマーカーと、
    を備え
    前記マーカーが、前記複数のうちの少なくとも1本のワイヤの一部を屈曲して形成されている電気刺激カテーテル。
  2. 前記マーカーが、前記ワイヤの全長にわたって設けられている請求項1に記載の電気刺激カテーテル。
  3. 前記マーカーが設けられたワイヤは、隣接するワイヤに向かって屈曲していることを特徴とする請求項に記載の電気刺激カテーテル。
  4. 前記マーカーが、樹脂で形成されていることを特徴とする請求項1に記載の電気刺激カテーテル。
  5. 回転軸線の回りに並べて設けられた複数本のワイヤを有するバスケットと、
    前記複数のワイヤのうちの少なくとも1本に設けられて、かつ、X線不透過性を有する電極と、を備え、
    前記電極が、
    内部に前記ワイヤが挿通された管状部と、
    前記管状部に対する前記ワイヤの挿通方向に突出した突出部とを有し、
    前記バスケットを側面視しながら前記回転軸線回りに回転させたときのX線画像上での前記電極の形状が、前記バスケットの回転位置により異なることを特徴とする電気刺激カテーテル。
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