JP6453580B2 - 試料調製中におけるtem試料からのプローブの分離 - Google Patents

試料調製中におけるtem試料からのプローブの分離 Download PDF

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Description

本発明は、透過型電子顕微鏡用の試料の調製に関し、詳細には、集束イオン・ビームを使用した真空室内での試料の調製に関する。
半導体の幾何形状が縮小し続けるにつれて、製造業者は、プロセスを監視し、欠陥を分析し、界面層の形態を調べるのに、透過型電子顕微鏡(TEM)にますます依存する。透過型電子顕微鏡(TEM)では、数ナノメートル程度のサイズを有する特徴部分を見ることができる。材料の表面だけを画像化するSEMとは対照的に、TEMでは、試料の内部構造をも分析することができる。TEMでは、幅の広いビームが試料に衝突し、試料を透過した電子を集束させて試料の画像を形成する。1次ビーム中の電子の多くが試料を透過し、反対側へ出ることができるように、試料は十分に薄くなければならない。
透過型電子顕微鏡(TEMかSTEMかは問わない)で観察するためには試料が非常に薄くなければならないため、試料の調製は、繊細で時間のかかる作業となる。本明細書で使用する用語「TEM」はTEMまたはSTEMを指し、TEM用の試料を調製すると言うときには、STEMで観察するための試料を調製することも含まれると理解されたい。本明細書で使用する用語「STEM」はTEMとSTEMの両方をも指す。
TEM試料の観察領域(viewing area)の厚さは一般に100nm未満であるが、用途によっては、試料をそれよりもかなり薄くしなければならない。30nm以下の先進のプロセスでは、小規模な構造体の重なりを回避するために、試料の厚さを20nm未満にする必要がある。
たとえTEM分析によって得ることができる情報の価値が非常に高いといっても、TEM試料を製作し測定する工程全体は、従来、労働集約的かつ時間のかかる工程であるため、製造工程の制御に対してこのタイプの分析を使用することはこれまで実際的でなかった。FIB法を使用して試料を調製することで、TEM分析用の試料を調製するのに必要な時間はわずか数時間にまで短縮されたが、所与のウェハからの15ないし50のTEM試料を分析することは珍しいことではない。その結果、TEM分析の使用において、特に半導体プロセスの制御のためにTEM分析を使用することにおいて、試料を調製する速度は非常に重要な要素である。
集束イオン・ビームを使用してTEM試料を調製する従来の方法は、Tomimatsu他の「Method and Apparatus for Specimen Fabrication」という名称の米国特許第6,538,254号明細書に記載されている。荷電粒子ビーム・ミリングを使用して加工物から試料を切り離す。切り離す前に、荷電粒子ビーム付着またはスパッタ付着を使用して試料にプローブを取り付ける。次いで、加工物から試料を取り出し、プローブに取り付けた状態で試料ホルダまで運ぶ。イオン・ビーム付着によって試料を試料ホルダに取り付け、次いで試料を試料ホルダまで運ぶ。イオン・ビーム付着を使用して試料を試料ホルダに取り付け、次いで、イオン・ビーム・ミリングによってプローブを試料から分離する。イオン・ビーム付着ステップおよびイオン・ビーム・ミリング・ステップはそれぞれに時間のかかるステップである。
したがって、TEMで観察するための試料を調製する改良されたより効率的な方法が依然として求められている。
米国特許第6,538,254号明細書
L.A.GiannuzziおよびF.A.Stevens、「Introduction to Focused Ion Beams:Instrumentation,Theory,Techniques and Practice」、Springer Press(2004)
したがって、本発明の目的は、TEM試料を調製する改良された方法を提供することにある。
好ましい一実施形態では、イオン・ビーム・エッチングを使用して加工物から試料を分離する。荷電粒子ビーム付着を使用して試料をプローブに取り付ける。試料を試料ホルダまで移動させ、試料を試料ホルダに取り付ける。次いで、プローブを試料ホルダに対して移動させ、接続を断つことによって、試料からプローブを分離する。この切断を断つのにイオン・ビームは使用しない。
以上では、以下の本発明の詳細な説明をより十分に理解できるように、本発明の特徴および技術上の利点をかなり広く概説した。以下では、本発明の追加の特徴および利点を説明する。開示される着想および特定の実施形態を、本発明の同じ目的を達成するために他の構造体を変更しまたは設計するベースとして容易に利用することができることを当業者なら理解されたい。さらに、このような等価の構造体は、添付の特許請求の範囲に記載された本発明の趣旨および範囲を逸脱しないことを当業者なら理解されたい。
次に、本発明および本発明の利点のより完全な理解のため、添付図面に関して書かれた以下の説明を参照する。
本発明の一実施形態の諸ステップの流れ図である。 本発明の一実施形態で使用することができるデュアル・ビーム・システムを概略的に示す図である。 抜き取るTEM試料の、より大きな基板内における位置を示す簡略化された略図である。 塊(chunk)型のTEMの一般的な原位置リフトアウト(in−situ lift out)のシーケンスを示す顕微鏡像である。 塊型のTEMの一般的な原位置リフトアウトのシーケンスを示す顕微鏡像である。 塊型のTEMの一般的な原位置リフトアウトのシーケンスを示す顕微鏡像である。 塊型のTEMの一般的な原位置リフトアウトのシーケンスを示す顕微鏡像である。 TEM試料グリッドにTEM試料を装着するシーケンスを示す顕微鏡像である。 TEM試料グリッドにTEM試料を装着するシーケンスを示す顕微鏡像である。 TEM試料グリッドにTEM試料を装着するシーケンスを示す顕微鏡像である。 TEM試料グリッドにTEM試料を装着するシーケンスを示す顕微鏡像である。
添付図面を原寸に比例して示すことは意図されていない。これらの図面では、さまざまな図に示されている同一の構成要素またはほぼ同一の構成要素が、同様の符号によって示されている。見やすくするため、すべての図面のすべての構成要素に符号が付けられているわけではない。
本発明の実施形態は、TEM試料を調製する新規の方法を対象とする。図1は、TEM試料を製作するステップを示す本発明の一実施形態に基づく流れ図である。この方法のさまざまなステップが図2から図5Dに示されている。本発明は、試料をプローブに取り付けて試料ホルダまで運び、次いで試料ホルダに取り付け、プローブから切り離す、任意のタイプの試料の調製に対して使用することができる。
最初に、ステップ102で、FIBカラムとSEMカラムの両方を有するデュアル・ビーム・システムに、半導体ウェハなどの基板を装填する。図2も参照すると、デュアル・ビーム・システム202の一般的な構成は、垂直軸を有する電子カラム204と、この垂直軸に対して(通常は約52度)傾いた軸を有するイオン・カラム206とを含む。ウェハは、当技術分野ではよく知られているように、多ウェハ搬送および自動装填ロボット(図示せず)によって移送することが好ましいが、手動でウェハを移動させることもできる。図2については後により詳細に説明する。
ステップ104で、加工物基板から抜き取る(関心の特徴部分を含む)試料の位置を決定する。基板は例えば、半導体ウェハまたは半導体ウェハの一部分であり、抜き取る部分は例えば、TEMを使用して観察する集積回路の一部分を含む。試料の位置は、先行技術で知られているさまざまな方法を使用して決定することができる。試料の位置は例えば、その半導体ウェハのCADデータに基づく座標を使用して決定することができる。画像認識ソフトウェアを使用して、ウェハの表面の薄片(lamella)部位の位置を自動的に決定することもできる。適当な画像認識ソフトウェアは例えば、米マサチューセッツ州NatickのCognex Corporationから入手可能である。類似した特徴部分のサンプル画像を使用することによって、またはCADデータからの幾何学的情報を使用することによって、画像認識ソフトウェアを、所望の薄片位置を決定するように「学習させる」ことができる。
図3は、イオン・ビーム・カラム306からの集束イオン・ビーム308を使用して抜き取る試料300の、より大きな基板302内における位置を示す略図である。この工程を、電子カラム304からの電子ビームを使用して観察することができる。いくつかの実施形態では、調製した試料を、電子カラム304を使用した透過型走査電子顕微鏡法を使用して観察することができる。図4A〜4Dおよび図5A〜5Dは、この工程を示す顕微鏡写真である。ステップ106で、集束イオン・ビーム308を使用したミリングにより、基板302から試料300を部分的に切り離す。用語イオン・ビーム・ミリングは、ガスによって支援されないスパッタリングと、ガスによって支援されたイオン・ビーム・エッチングの両方を指すために使用される。
図4Aは、部分的にミリングされた基板302内の試料300を示す。このステップは、本発明の譲受人である米オレゴン州HillsboroのFEI Companyから入手可能なHelios1200 Expida(商標) 1255 DualBeam(商標) Systemなどのデュアル・ビームFIB/SEMシステムからのイオン・ビームを使用して実行することができる。次に、ステップ108で、図4Bに示すように、マイクロプローブの先端402を試料300に、イオン・ビーム誘起付着によって取り付ける。図4Bには、プローブ先端402に試料300を取り付けた付着材料404が示されている。イオン・ビーム誘起付着では、加工物表面に、タングステンヘキサカルボニルなどの前駆体ガスが供給される。この前駆体ガスは、イオン・ビームの存在下で分解されて、表面に付着する不揮発性部分と、真空ポンプによって真空室から除去される揮発性部分とを形成する。多くの前駆体ガスが知られており、それらの前駆体ガスは例えばL.A.GiannuzziおよびF.A.Stevens、「Introduction to Focused Ion Beams:Instrumentation,Theory,Techniques and Practice」、Springer Press(2004)に記載されている。部品を一体に接合する目的にイオン・ビーム誘起付着が使用されるとき、そのような付着はイオン・ビーム溶接(ion beam welding)と呼ばれる。
次いで、ステップ110で、図4Cに示すように、追加のFIBミリングによって試料を完全に分離し、プローブによって支持する。この工程によって一般に、大きさ約10μm×5μm×5μmの楔形の試料300を得る。他の実施形態では、試料を薄片の形態にすることができる。本発明は、試料の特定の形状に限定されない。次いで、ステップ112で、図4Dに示すように、取り付けたマイクロプローブ402を使用して試料300を持ち上げて、試料300を基板302から取り出す。
次いで、ステップ114で、図5Aに示すように、取り付けたマイクロプローブによって試料をTEM試料ホルダ504まで運ぶ。図5Cおよび5Dは、図5Aおよび5Bの試料とは別の試料を示す。マイクロプローブは、プローブ先端を真空室内で移動させる複数の自由度を有するマイクロマニピュレータに取り付けられていることが好ましい。試料ホルダ504は例えば、試料が取り付けられる「フィンガ(finger)」またはワイヤを有する一般に直径3ミリメートルのTEMフィンガ・グリッド(finger grid)を備えることができる。いくつかの実施形態では、TEM試料ホルダが、TEM試料ホルダ504の垂直軸が試料ステージ面の平面に対して垂直になるように、試料ステージ上に垂直に装着されていることが好ましい。図4Aに示す実施形態では、試料の垂直軸が、TEM試料ホルダ504の垂直軸に対して実質的に平行である。他の向きも可能だが、分かりやすくするため本明細書ではこの向きで説明する。
いくつかの実施形態では、次いで、任意選択のステップ116で、試料の基板側(バックサイドとも呼ぶ)が上を向くようにマイクロプローブを回転させることによって、試料を逆さにする。言い換えると、試料の頂面と底面とを逆にするために、試料の垂直軸に対して垂直な軸を軸に試料を回転させる。図5Bは、TEM試料ホルダの直ぐ近くに運ばれた試料を上から見た図である。ステップ118で、イオン・ビーム誘起付着を使用して、一般に、試料ホルダに近い試料の縁の長さの大部分に沿った付着によって試料300を試料ホルダ504に取り付ける。
ステップ120で、プローブと試料の間の相対移動によってプローブを試料から分離する。例えば、TEM試料ホルダに取り付けられた試料から遠ざかる方向へプローブを移動させること、またはグリッドが静止した状態に維持されているときにステージ・ホルダTEM試料ホルダを移動させることができる。プローブ先端と試料の間の結合は一般に、試料と試料ホルダの間の結合よりも小さい。プローブ先端は試料に点で溶接されるのに対して、試料は一般に試料ホルダに線に沿って溶接される。試料ホルダとプローブとを別々に移動させると、試料を損傷することなくプローブと試料の間の結合が切れ、試料は、試料ホルダに取り付けられたままの状態を維持することを本出願の出願人は見出した。
イオン・ビーム・ミリングを使用して試料とプローブ先端の間の結合を断つことはしない。イオン・ビーム・ミリングの代わりに機械的に接続を断つことによって、プローブ先端は鈍くならず、イオン・ビームによって先端を切り離すのに必要な処理時間が除かれる。この相対移動の方向は、プローブと試料の間の結合が弱く、試料と試料ホルダの間の結合がそれよりも強い方向であることが好ましい。図5Dは、プローブを試料から遠ざかる方向へ移動させ、試料を試料ホルダ504に取り付けられたままにしておくことによって試料から分離されたプローブを示す。ステップ122で、調製された試料を、TEMまたはSTEMで観察する。
以上に説明した方法は、部分的にまたは完全に自動化することができる。
図2は、本発明に基づく方法を実行するように機器が装備された典型的なデュアル・ビームSEM/FIBシステム202の一実施形態を示す。適当なデュアル・ビーム・システムは例えば、本出願の譲受人である米オレゴン州HillsboroのFEI Companyから市販されている。適当なハードウェアの一例を以下に示すが、本発明は、特定のタイプのハードウェアで実現することに限定されない。
デュアル・ビーム・システム202は、垂直に取り付けられた電子ビーム・カラム204と、垂直から約52度の角度に取り付けられた集束イオン・ビーム(FIB)カラム206とを、排気可能な試料室208上に有する。試料室は、ポンプ・システム209によって排気することができる。ポンプ・システム209は一般に、ターボ分子ポンプ、油拡散ポンプ、イオン・ゲッタ・ポンプ、スクロール・ポンプおよび既知の他のポンピング手段のうちの1つもしくは複数のポンピング手段、またはこれらのポンピング手段の組合せを含む。
電子ビーム・カラム204は、ショットキー(Schottky)放出器、冷陰極電界放出器などの電子を発生させる電子源210、ならびに微細集束電子ビーム216を形成する電子−光学レンズ212および214を含む。一般に電子源210は、一般にグランド電位に維持される加工物218の電位よりも500Vから30kV高い電位に維持される。
したがって、電子は、約500eVから30keVの入射エネルギー(landing energy)で加工物218に衝突する。電子の入射エネルギーを低減させ、それによって電子と加工物表面との相互作用体積を小さくし、それによって核生成部位のサイズを小さくするために、加工物に負の電位を印加することができる。加工物218は例えば、半導体デバイス、マイクロエレクトロメカニカル・システム(MEMS)またはリソグラフィ・マスクを含むことができる。加工物218の表面に電子ビーム216の衝突点を配置することができ、偏向コイル220によって電子ビーム216の衝突点で加工物218の表面全体を走査することができる。レンズ212および214ならびに偏向コイル220の動作は、走査電子顕微鏡電源および制御ユニット222によって制御される。レンズおよび偏向ユニットは、電場、磁場またはこれらの組合せを使用することができる。
加工物218は、試料室208内の可動ステージ224上にある。ステージ224は、水平面(XおよびY軸)内で移動し、垂直に(Z軸)移動し、約60度傾き、Z軸を軸に回転することができることが好ましい。XYZステージ224上に加工物218を挿入するため、および内部ガス供給リザーバ(図示せず)が使用される場合には内部ガス供給リザーバの整備作業のために、扉227を開くことができる。試料室208を排気する場合に開かないように、この扉はインタロックされる。
真空室には、複数(示されているのは2つ)のガス注入システム(gas injection system)(GIS)230が取り付けられる。GISはそれぞれ、前駆体材料または活性化材料を保持するためのリザーバ(図示せず)、および加工物の表面にガスを導くための針232を備える。GISはそれぞれさらに、加工物への前駆体材料の供給を調節する手段234を備える。この例では、この調節手段が調整可能な弁として示されているが、調節手段は例えば、前駆体材料を加熱して前駆体材料の蒸気圧を制御する調節された加熱器を含むこともできる。
電子ビーム216中の電子が加工物218に当たると、2次電子、後方散乱電子およびオージェ電子が放出される。これらの電子を検出して、画像を形成し、または加工物についての情報を決定することができる。例えば2次電子は、エバーハート−ソーンリー(Everhard−Thornley)検出器、低エネルギーの電子を検出することができる半導体検出デバイスなどの2次電子検出器236によって検出される。TEM試料ホルダおよびステージ224の下に位置するSTEM検出器262は、TEM試料ホルダ上に取り付けられた試料を透過した電子を集めることができる。検出器236、262からの信号はシステム・コントローラ238へ送られる。前記コントローラ238はさらに、偏向器信号、レンズ、電子源、GIS、ステージおよびポンプ、ならびにこの機器の他の構成要素を制御する。モニタ240は、ユーザ制御を表示するため、および検出器からの信号を使用して加工物の画像を表示するために使用される。
室208は、真空コントローラ241の制御の下、ポンプ・システム209によって排気される。この真空システムは、室208に約3×10-6ミリバールの真空を提供する。適当な前駆体ガスまたは活性化剤ガスを試料表面に導入すると、室のバックグラウンド圧力が典型的には約5×10-5ミリバールまで上昇することがある。
集束イオン・ビーム・カラム206は、イオン源246および集束カラム248がその内部に位置する上ネック部分244を備え、集束カラム248は、引出し電極250および静電光学系を含み、静電光学系は対物レンズ251を含む。イオン源246は、液体金属ガリウム・イオン源、プラズマ・イオン源、液体金属合金源または他の任意のタイプのイオン源を含むことができる。集束カラム248の軸は、電子カラムの軸から52度傾いている。イオン・ビーム252は、イオン源246から、集束カラム248を通り、静電偏向器254間を通過して、加工物218に向かって進む。
FIB電源および制御ユニット256は、イオン源246の電位を供給する。イオン源246は一般に、一般にグランド電位に維持される加工物の電位よりも1kVから60kV、より好ましくは20kVから40kV、最も好ましくは約30kV高い電位に維持される。したがって、イオンは、約1ekVから60keV、より好ましくは20keVから40keV、最も好ましくは約30keVの入射エネルギーで加工物に衝突する。FIB電源および制御ユニット256は偏向板254に結合される。偏向板254は、イオン・ビームが、加工物の上面に、対応するパターンを描くことを可能にする。
当技術分野ではよく知られている通り、システムによっては、最後のレンズよりも前に偏向板が置かれる。イオン・ビーム集束カラム248内のビーム・ブランキング(blanking)電極(図示せず)は、FIB電源および制御ユニット256がブランキング電極にブランキング電圧を印加したときに、イオン・ビーム252を、加工物218ではなくブランキング絞り(図示せず)に衝突させる。
イオン源246は一般に、一価の正のガリウム・イオンのビームを発生させる。このビームを、イオン・ミリング、強化エッチング、材料付着によって加工物218を変更するため、または加工物218を画像化するために、加工物218の位置において幅1/10マイクロメートル以下のビームに集束させることができる。
米テキサス州DallasのOmniprobe,Inc.のAutoProbe 200(商標)、ドイツReutlingenのKleindiek NanotechnikのModel MM3Aなどのマイクロマニピュレータ257は、真空室内の物体を正確に移動させることができる。真空室内に配置された部分259のX、Y、Zおよびθ制御を提供するため、マイクロマニピュレータ257は、真空室の外側に配置された精密電動機258を備えることができる。小さな物体を操作するため、マイクロマニピュレータ257に別のエンド・エフェクタを取り付けることができる。本明細書に記載した実施形態では、このエンド・エフェクタが細いプローブ260である。先行技術では知られているように、分析のため、マイクロマニピュレータ(またはマイクロプローブ)を使用して、(一般にイオン・ビームによって基板から分離された)TEM試料をTEM試料ホルダに移すことができる。
システム・コントローラ238は、デュアル・ビーム・システム202のさまざまな部分の動作を制御する。従来のユーザ・インタフェース(図示せず)にコマンドを入力することにより、ユーザは、システム・コントローラ238を介して、イオン・ビーム252または電子ビーム216で所望の通りに走査することができる。あるいは、システム・コントローラ238は、プログラムされた命令に従って、デュアル・ビーム・システム202を制御することができる。図2は略図であり、一般的なデュアル・ビーム・システムの要素のすべては含んでおらず、また、それらのすべて要素の実際の外観およびサイズまたはそれらの要素間の関係を反映していない。
本発明のいくつかの実施形態の一態様によれば、TEM分析用の試料を調製する方法であって、イオン・ビーム・システムに基板を装填するステップと、イオン・ビーム・ミリングによって基板から試料を切り離すステップと、試料をプローブに取り付けるステップと、試料を試料ホルダまで運ぶステップと、荷電粒子ビーム誘起付着を使用して試料を試料ホルダに取り付けるステップと、プローブまたは試料を互いに対して移動させることによって試料ホルダからプローブを切り離すステップであり、移動させる前にプローブから試料を切断しない、ステップとを含む方法が提供される。
いくつかの実施形態では、試料をプローブに取り付けるステップが、イオン・ビーム誘起付着を使用して試料をプローブに結合するステップを含み、プローブまたは試料を互いに対して移動させることによって試料ホルダからプローブを切り離すステップが、試料とプローブの相対移動によって試料とプローブの間の結合を切り、試料を試料ホルダに取り付けられたままにするステップを含む。
いくつかの実施形態では、試料を試料ホルダに取り付けるステップが、イオン・ビーム誘起付着を使用して試料を試料ホルダに取り付けるステップを含む。
いくつかの実施形態では、プローブまたは試料を互いに対して移動させることによって試料ホルダからプローブを切り離すステップが、プローブを移動させることによって試料ホルダからプローブを切り離すステップを含む。
いくつかの実施形態では、プローブまたは試料を互いに対して移動させることによって試料ホルダからプローブを切り離すステップが、試料ホルダを移動させることによって試料ホルダからプローブを切り離すステップを含む。
いくつかの実施形態では、試料を試料ホルダに取り付けるステップが、試料を、歯の付いた(toothed)3mmのTEM試料ホルダに取り付けるステップを含む。
いくつかの実施形態では、イオン・ビーム・ミリングによって基板から試料を切り離すステップが、薄片を切り離すステップを含む。
いくつかの実施形態では、イオン・ビーム・ミリングによって基板から試料を切り離すステップが、塊を切り離すステップを含む。
いくつかの実施形態では、イオン・ビーム・ミリングによって基板から試料を切り離すステップが、平面視(planar view)試料を切り離すステップを含む。
いくつかの実施形態では、イオン・ビーム・ミリングによって基板から試料を切り離すステップが、断面視(cross sectional view)試料を切り離すステップを含む。
いくつかの実施形態では、イオン・ビーム・ミリングによって基板から試料を切り離すステップが、観察領域の厚さが50nm未満の試料を切り離すステップを含む。
いくつかの実施形態では、イオン・ビーム・ミリングによって基板から試料を切り離すステップが、シリコンを含む試料を切り離すステップを含む。
本発明のいくつかの実施形態の一態様によれば、TEM試料を調製するシステムであって、荷電粒子の供給源と、荷電粒子を加工物の表面に焦束させるレンズと、加工物を保持する加工物ホルダであり、少なくとも2次元内で移動することができる加工物ホルダと、加工物から切り離された試料を保持する試料ホルダと、加工物から切り離された試料を保持する試料ホルダと、加工から切り離された試料を試料ホルダまで移動させる可動プローブと、加工物から切り離された試料を試料ホルダに取り付けるための荷電粒子ビーム付着用の前駆体ガスの供給源と、このシステムを制御するコンピュータとを備え、このコンピュータが、イオン・ビーム・ミリングによって基板から試料を切り離すステップと、試料をプローブに取り付けるステップと、試料を試料ホルダまで運ぶステップと、荷電粒子ビーム誘起付着を使用して試料を試料ホルダに取り付けるステップと、プローブまたは試料を互いに対して移動させることによって試料ホルダからプローブを切り離すステップであり、移動させる前にプローブから試料を切断しない、ステップとを実行するようにプログラムされたシステムが提供される。
いくつかの実施形態では、プローブを移動させることによってプローブを試料ホルダから切り離すように、コンピュータがプログラムされている。
本発明のいくつかの実施形態の他の態様は、イオン・ビーム・ミリングによって基板から試料を切り離すステップと、試料をプローブに取り付けるステップと、試料を試料ホルダまで運ぶステップと、荷電粒子ビーム誘起付着を使用して試料を試料ホルダに取り付けるステップと、プローブまたは試料を互いに対して移動させることによって試料ホルダからプローブを切り離すステップであり、移動させる前にプローブから試料を切断しない、ステップとを実行するためのコンピュータ命令を記憶したコンピュータ可読媒体を含む。
本発明の実施形態は、コンピュータ・ハードウェアもしくはハードウェアとソフトウェアの組合せによって、またはコンピュータ可読の非一時的記憶装置に記憶されたコンピュータ命令によって実現することができることも認識すべきである。本発明の方法は、標準プログラミング技法を使用した、本明細書に記載された方法および図に基づくコンピュータ・プログラムとして実現することができる。ここで言うコンピュータ・プログラムには、コンピュータ・プログラムを含むように構成されたコンピュータ可読の非一時的記憶媒体が含まれ、そのように構成された記憶媒体は、コンピュータを、事前に決定された特定の方式で動作させる。
本発明の諸態様は、取外し可能であるか、またはコンピューティング・プラットホームと一体であるかを問わない、ハードディスク、光学式読取りおよび/または書込み記憶媒体、RAM、ROMなどの記憶媒体上または記憶装置上に記憶された機械可読コードであって、プログラム可能なコンピュータが、本明細書に記載された手順を実行するために、その記憶媒体または記憶装置を読み取ったときに、そのコンピュータを構成し、動作させるために、そのコンピュータが読み取ることができるように記憶された機械可読コードとして実現することができる。さらに、機械可読コードまたは機械可読コードの一部を、有線または無線ネットワークを介して伝送することができる。本明細書に記載された発明は、マイクロプロセッサまたは他のデータ処理装置と連携して上述の諸ステップを実現する命令またはプログラムを含む、これらのさまざまなタイプのコンピュータ可読記憶媒体、およびその他のさまざまなタイプのコンピュータ可読記憶媒体を含む。本発明はさらに、本明細書に記載された方法および技法に従ってプログラムされたコンピュータを含む。
本発明の好ましい実施形態はさらに、粒子ビームを使用して試料を画像化するために、FIB、SEMなどの粒子ビーム装置を利用する。試料を画像化するために使用されるこのような粒子は試料と本来的に相互作用し、その結果、試料はある程度、物理的に変形する。さらに、本明細書の全体を通じて、「計算する」、「決定する」、「測定する」、「生成する」、「検出する」、「形成する」などの用語を利用した議論は、コンピュータ・システムまたは同様の電子装置の動作および処理に関し、そのコンピュータ・システムまたは同様の電子装置は、コンピュータ・システム内の物理量として表されたデータを操作し、そのデータを、その同じコンピュータ・システム内または他の情報記憶装置、伝送装置もしくは表示装置内の、物理量として同様に表された他のデータに変換する。
以上の説明の多くは半導体ウェハを対象としているが、本発明は、適当な任意の基板または表面に対して使用することができる。また、本明細書において、用語「自動」、「自動化された」または類似の用語が使用されるとき、これらの用語は、自動プロセスもしくは自動ステップまたは自動化されたプロセスもしくは自動化されたステップの手動による開始を含むものと理解される。上記の議論および特許請求の範囲では、用語「含む(including)」および「備える(comprising)」が、オープン・エンド(open−ended)型の用語として使用されており、したがって、これらの用語は、「...を含むが、それらだけに限定されない(including,but not limited to)」ことを意味すると解釈すべきである。用語「集積回路」は、マイクロチップの表面にパターン形成された一組の電子構成部品およびそれらの相互接続(ひとまとめにして内部電気回路要素)を指す。用語「半導体デバイス」は、総称的に集積回路(IC)を指し、この集積回路(IC)は、半導体ウェハと一体でも、またはウェハから切り離されていても、または回路板上で使用するためにパッケージングされていてもよい。本明細書では用語「FIB」または「集束イオン・ビーム」が、イオン光学部品によって集束させたビームおよび整形されたイオン・ビームを含む、平行イオン・ビームを指すために使用される。
ある用語が本明細書で特に定義されていない場合、その用語は、その通常の一般的な意味で使用されることが意図されている。添付図面は、本発明の理解を助けることが意図されており、別段示さない限り、原寸に比例して示されていない。
本発明および本発明の利点を詳細に説明したが、添付の特許請求の範囲によって定義された本発明の趣旨および範囲から逸脱することなく、本明細書に記載された実施形態に、さまざまな変更、置換および改変を加えることができることを理解されたい。さらに、本出願の範囲が、本明細書に記載されたプロセス、機械、製造、組成物、手段、方法およびステップの特定の実施形態に限定されることは意図されていない。当業者なら本発明の開示から容易に理解するように、本明細書に記載された対応する実施形態と実質的に同じ機能を実行し、または実質的に同じ結果を達成する既存のまたは今後開発されるプロセス、機械、製造、組成物、手段、方法またはステップを、本発明に従って利用することができる。したがって、添付の特許請求の範囲は、その範囲内に、このようなプロセス、機械、製造、組成物、手段、方法またはステップを含むことが意図されている。
202 デュアル・ビームSEM/FIBシステム
204 電子ビーム・カラム
206 集束イオン・ビーム(FIB)カラム
208 試料室
209 ポンプ・システム
210 電子源
216 電子ビーム
218 加工物
224 可動ステージ

Claims (18)

  1. TEM分析用の試料を調製する方法であって、
    イオン・ビーム・システムに基板を装填するステップと、
    イオン・ビーム・ミリングによって前記基板から試料を切り離すステップと、
    前記試料をプローブに保持する結合を形成する荷電粒子ビーム誘起付着を使用して前記試料を前記プローブに取り付けるステップと、
    前記試料を試料ホルダまで運ぶステップと、
    前記試料を前記プローブに保持している結合よりも大きい結合を形成する荷電粒子ビーム誘起付着を使用して前記試料を前記試料ホルダに取り付けるステップと、
    前記プローブまたは前記試料ホルダを相対移動させることによって前記試料から前記プローブを切り離すステップであり、移動させる前に前記プローブから前記試料を切断しないステップであって、前記相対移動の方向は、前記プローブと前記試料の間の前記結合が弱く、前記試料と前記試料ホルダの間の前記結合が相対的により強い方向である、ステップ
    を含む方法。
  2. 前記試料が前記プローブに荷電粒子ビーム誘起付着を使用して取り付けられており、前記試料が前記プローブに点で取り付けられ、前記試料が前記試料ホルダに線で取り付けられる、請求項1に記載の方法。
  3. 前記相対移動の方向は、前記試料が前記試料ホルダに取り付けられる前記線に沿って行われる、請求項2に記載の方法。
  4. 前記プローブまたは前記試料ホルダを相対移動させることによって前記試料から前記プローブを切り離すステップが、前記試料と前記プローブの相対移動によって前記試料と前記プローブの間の前記結合を切り、前記試料を前記試料ホルダに取り付けられたままにするステップを含む、請求項に記載の方法。
  5. 前記試料をプローブに取り付けるステップが、ビーム誘起付着を使用して前記プローブを前記試料に取り付けて第1の結合を形成するステップを含み、前記試料を前記試料ホルダに取り付けるステップが、荷電粒子ビーム誘起付着を使用して第2の結合を形成するステップを含み、前記第1の結合が前記第2の結合よりも小さい、請求項1からのいずれか一項に記載の方法。
  6. 前記第1の結合が点結合であり、前記第2の結合が線結合である、請求項に記載の方法。
  7. 前記プローブまたは前記試料ホルダを相対移動させることによって前記試料から前記プローブを切り離すステップが、前記プローブを移動させることによって前記試料から前記プローブを切り離すステップを含む、請求項1からのいずれか一項に記載の方法。
  8. 前記プローブまたは前記試料ホルダを相対移動させることによって前記試料から前記プローブを切り離すステップが、前記試料ホルダを移動させることによって前記試料から前記プローブを切り離すステップを含む、請求項1からのいずれか一項に記載の方法。
  9. 前記試料を前記試料ホルダに取り付けるステップが、前記試料を、歯の付いたTEM試料ホルダに取り付けるステップを含む、請求項1からのいずれか一項に記載の方法。
  10. イオン・ビーム・ミリングによって前記基板から試料を切り離すステップが、薄片を切り離すステップを含む、請求項1からのいずれか一項に記載の方法。
  11. イオン・ビーム・ミリングによって前記基板から試料を切り離すステップが、塊を切り離すステップを含む、請求項1から10のいずれか一項に記載の方法。
  12. イオン・ビーム・ミリングによって前記基板から試料を切り離すステップが、平面視試料を切り離すステップを含む、請求項1から11のいずれか一項に記載の方法。
  13. イオン・ビーム・ミリングによって前記基板から試料を切り離すステップが、断面視試料を切り離すステップを含む、請求項1から11のいずれか一項に記載の方法。
  14. イオン・ビーム・ミリングによって前記基板から試料を切り離すステップが、観察領域の厚さが50nm未満の試料を切り離すステップを含む、請求項1から13のいずれか一項に記載の方法。
  15. イオン・ビーム・ミリングによって前記基板から試料を切り離すステップが、シリコンを含む試料を切り離すステップを含む、請求項1から14のいずれか一項に記載の方法。
  16. TEM試料を調製するシステムであって、
    荷電粒子の供給源と、
    前記荷電粒子を加工物の表面に焦束させるレンズと、
    前記加工物を保持する加工物ホルダであり、少なくとも2次元内で移動することができる加工物ホルダと、
    前記加工物から切り離された試料を保持する試料ホルダと、
    前記加工物から切り離された前記試料を前記試料ホルダまで移動させる可動プローブと、
    前記加工物から切り離された前記試料を前記試料ホルダに取り付けるための荷電粒子ビーム付着用の前駆体ガスの供給源と、
    前記システムを制御するコンピュータであり、請求項1から15のいずれか一項に記載の方法を実行するようにプログラムされたコンピュータと
    を備えるシステム。
  17. 前記プローブを移動させることによって前記プローブを前記試料から切り離すように、前記コンピュータがプログラムされた、請求項16に記載のシステム。
  18. 請求項1から15のいずれか一項に記載の方法を実行するためのコンピュータ命令を記憶したコンピュータ可読媒体。
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