JP6453225B2 - マルチ無線共存のための自律拒否構成 - Google Patents

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Description

関連出願の相互参照
[0001] 本願は、その開示全体が参照により本明細書に明確に組み込まれる、DAYAL他の名において、2012年11月2日に出願された、「マルチ無線共存のための自律拒否構成(AUTONOMOUS DENIAL CONFIGURATIONS FOR MULTI-RADIO COEXISTENCE)」と題する米国仮特許出願第61/721,851号に対する米国特許法第119条(e)項に基づく利益を主張する。
[0002] 本開示の態様は、一般的には、マルチ無線技法に関し、より詳細には、マルチ無線デバイスのための自律拒否構成(autonomous denial configurations)および共存技法に関する。
[0003] ワイヤレス通信システムは、音声、データ、等のような、様々な種類の通信コンテンツを提供するために広く展開されている。これらのシステムは、利用可能なシステムリソース(例えば、帯域幅および送信電力)を共有することで複数のユーザとの通信をサポートできる多元接続システムであり得る。このような多元接続システムの例は、符号分割多元接続(CDMA)システム、時分割多元接続(TDMA)システム、周波数分割多元接続(FDMA)システム、3GPPロングタームエボリューション(LTE)システム、および直交周波数分割多元接続(OFDMA)システムを含む。
[0004] 一般的に、ワイヤレス多元接続通信システムは、複数のワイヤレス端末のための通信を同時にサポートできる。各端末は、順方向および逆方向リンク上での送信を介して1つ以上の基地局と通信する。順方向リンク(すなわちダウンリンク)は、基地局から端末への通信リンクを指し、逆方向リンク(すなわちアップリンク)は、端末から基地局への通信リンクを指す。この通信リンクは、単入力単出力、多入力単出力、または多入力多出力(MIMO)システムを介して確立され得る。
[0005] いくつかの従来の高度なデバイスは、異なる無線アクセス技術(RAT)を使用して送信/受信するための複数の無線機(radios)を含む。RATの例は、例えば、ユニバーサルモバイル通信システム(UMTS)、モバイル通信のためのグローバルシステム(GSM(登録商標))、cdma2000、WiMAX(登録商標)、WLAN(例えば、WiFi(登録商標))、Bluetooth(登録商標)、LTE、等を含む。
[0006] 実例的なモバイルデバイスは、第4世代(4G)携帯電話のような、LTEユーザ機器(UE)を含む。このような4G電話機は、ユーザに様々な機能を提供するために、様々な無線機を含み得る。この例の目的のために、4G電話機は、音声およびデータ用のLTE無線機、IEEE 802.11(WiFi)無線機、全地球測位システム(GPS)無線機、およびBluetooth無線機を含み、ここで、上記のうちの2つ、または4つすべてが同時に動作し得る。異なる無線機は、電話機に対して有用な機能を提供する一方で、これらを単一のデバイスに含めると、共存問題を引き起こす。具体的には、1つの無線機の動作は、場合によっては、放射性の(radiative)、伝導性の(conductive)、リソース衝突の、および/または他の干渉機構を通じて、別の無線機の動作と干渉し得る。共存問題は、このような干渉を含む。
[0007] これは特に、産業科学医療(ISM)帯域に隣接し、それとの干渉を引き起こし得るLTEアップリンクチャネルに当てはまる。BluetoothおよびいくつかのワイヤレスLAN(WLAN)チャネルは、ISM帯域の範囲内にある(fall within)ことに留意されたい。いくつかの事例では、Bluetooth誤り率が、いくつかのBluetoothチャネル状態において、LTEが帯域7または帯域40でさえものいくつかのチャネルでアクティブである場合に許容できなくなり得る。たとえLTEに対する顕著な劣化がないにしても、Bluetoothとの同時動作は、Bluetoothヘッドセットにおいて終端する音声サービスの途絶(disruption)をもたらし得る。このような途絶は、消費者には許容できないものであり得る。LTE送信がGPSと干渉する場合、同様の問題が存在する。現在、LTE単独ではいかなる劣化も経験しないので、この問題を解決し得る機構は存在しない。
[0008] 特にLTEに関して、UEは、ダウンリンク上でUEによって観察される干渉についてeNBに通知するために、発展型ノードB(eNB;例えば、ワイヤレス通信ネットワーク用の基地局)と通信することに留意されたい。さらに、eNBは、ダウンリンク誤り率を使用して、UEにおける干渉を推定することが可能であり得る。いくつかの事例では、eNBおよびUEが、UEにおける干渉、さらにUE自体の内部の無線機による干渉をも低減させる解決策を見つけるために協力し得る(cooperate)。しかしながら、従来のLTEでは、ダウンリンクに関する干渉推定値が、広範囲にわたって干渉に対処することに適していない場合がある。
[0009] 1つの事例では、LTEアップリンク信号が、Bluetooth信号またはWLAN信号と干渉する。しかしながら、このような干渉は、eNBにおけるダウンリンク測定報告に反映されない。その結果、UE側での一方的な動作(例えば、アップリンク信号を異なるチャネルに移動させること)は、アップリンク共存問題について認識せずにこの一方的な動作を取り消そうとするeNBによって阻止され得る。例えば、UEが異なる周波数チャネル上で接続を再確立したとしても、ネットワークが、依然として、デバイス内干渉によって破損された(corrupted)元の周波数チャネルに戻すようにUEをハンドオーバし得る。破損チャネル上の所望の信号強度は、時に、eNBに対する基準信号受信電力(RSRP)に基づいて新しいチャネルの測定報告に反映されたものよりも高くなり得るので、これは、起こり得るシナリオである。従って、eNBがハンドオーバ決定を行うためにRSRP報告を使用する場合に、破損チャネルと所望チャネルとの間で行ったり来たりするように転送されるピンポン効果(a ping-pong effect)が生じ得る。
[0010] 例えば、eNB側の協調なしにアップリンク通信を単純に停止するような、UE側での他の一方的な動作が、eNBでの電力ループの誤動作の原因となり得る。従来のLTEに存在する更なる問題は、共存問題を有する構成の代替として所望の構成を提案するUE側の能力の全般的な欠如を含む。少なくともこれら理由から、UEにおけるアップリンク共存問題は長い間未解決のままであり得、UEの他の無線機に関するパフォーマンスおよび効率を劣化させている。
[0011] 提案されたのは、ワイヤレス通信のための方法である。方法は、第1の無線アクセス技術(RAT)の基地局から自律拒否レート(an autonomous denial rate)を受信することを含む。方法はまた、自律拒否レートに少なくとも部分的に基づいて第1のRATの通信を調整することを含む。方法は、さらに、調整された第1のRATの通信に少なくとも部分的に基づいて第2のRATの通信を調整することを含む。
[0012] 提案されたのは、ワイヤレス通信のための装置である。装置は、第1の無線アクセス技術(RAT)の基地局から自律拒否レートを受信するための手段を含む。装置はまた、自律拒否レートに少なくとも部分的に基づいて第1のRATの通信を調整するための手段を含む。装置は、さらに、調整された第1のRATの通信に少なくとも部分的に基づいて第2のRATの通信を調整するための手段を含む。
[0013] 提案されたのは、ワイヤレスネットワークにおけるワイヤレス通信のためのコンピュータプログラム製品である。コンピュータプログラム製品は、非一時的なプログラムコードを記憶したコンピュータ可読媒体を含む。プログラムコードは、第1の無線アクセス技術(RAT)の基地局から自律拒否レートを受信するためのプログラムコードを含む。プログラムコードはまた、自律拒否レートに少なくとも部分的に基づいて第1のRATの通信を調整するためのプログラムコードを含む。プログラムコードはまた、調整された第1のRATの通信に少なくとも部分的に基づいて第2のRATの通信を調整するためのプログラムコードを含む。
[0014] 提案されたのは、ワイヤレス通信のための装置である。装置は、メモリおよびメモリに結合された(単数または複数の)プロセッサを含む。(単数または複数の)プロセッサは、第1の無線アクセス技術(RAT)の基地局から自律拒否レートを受信するように構成される。(単数または複数の)プロセッサはまた、自律拒否レートに少なくとも部分的に基づいて第1のRATの通信を調整するように構成される。(単数または複数の)プロセッサは、さらに、調整された第1のRATの通信に少なくとも部分的に基づいて第2のRATの通信を調整するように構成される。
[0015] 提案されたのは、ワイヤレス通信のための方法である。方法は、ユーザ機器のための自律拒否レートを構成することを含む。方法はまた、構成された自律拒否レートに少なくとも部分的に基づいてユーザ機器のための予期された測定報告ウィンドウ(an expected measurement reporting window)を調整することを含む。
[0016] 提案されたのは、ワイヤレス通信のための装置である。装置は、ユーザ機器のための自律拒否レートを構成するための手段を含む。装置はまた、構成された自律拒否レートに少なくとも部分的に基づいてユーザ機器のための予期された測定報告ウィンドウを調整するための手段を含む。
[0017] 提案されたのは、ワイヤレスネットワークにおけるワイヤレス通信のためのコンピュータプログラム製品である。コンピュータプログラム製品は、非一時的なプログラムコードを記憶したコンピュータ可読媒体を含む。プログラムコードは、ユーザ機器のための自律拒否レートを構成するためのプログラムコードを含む。プログラムコードはまた、構成された自律拒否レートに少なくとも部分的に基づいてユーザ機器のための予期された測定報告ウィンドウを調整するためのプログラムコードを含む。
[0018] 提案されたのは、ワイヤレス通信のための装置である。装置は、メモリおよびメモリに結合された(単数または複数の)プロセッサを含む。(単数または複数の)プロセッサは、ユーザ機器のための自律拒否レートを構成するように構成される。(単数または複数の)プロセッサはまた、構成された自律拒否レートに少なくとも部分的に基づいてユーザ機器のための予期された測定報告ウィンドウを調整するように構成される。
[0019] これは、以下の詳細な説明がより良く理解され得るように、本開示の特徴および技術的利点を、どちらかといえば幅広く概説している。本開示の更なる特徴および利点が以下に説明される。この開示が本開示の同じ目的を果たすための他の構造を修正または設計するための基礎として容易に利用され得ることは、当業者によって理解されるべきである。また、このような等価の構成が添付された特許請求の範囲に記載の本開示の教示から逸脱しないことも、当業者によって理解されるべきである。さらなる目的および利点とともに、本開示の構成および動作の方法の両方について、本開示の特徴であると考えられる新規な特徴は、添付図面と関連して考慮される場合、以下の説明からより良く理解されるであろう。しかしながら、図面の各々は、例示および説明のためだけに提供されており、本開示の限定の定義として意図されないことが明確に理解されるべきである。
[0020] 本開示の特徴、性質、および利点は、同様の参照符号が全体にわたって同一物とみなされる図面と共に考慮される場合、以下に記載の詳細な説明からより明らかになるであろう。
一態様による、多元接続ワイヤレス通信システムを示す。 一態様による、通信システムのブロック図である。 ダウンリンクロングタームエボリューション(LTE)通信における例示的なフレーム構造を示す。 アップリンクロングタームエボリューション(LTE)通信における例示的なフレーム構造を概念的に示すブロック図である。 実例的なワイヤレス通信環境を示す。 マルチ無線ワイヤレスデバイスのための実例的な設計のブロック図である。 所与の決定期間における7つの実例的な無線機間でのそれぞれの潜在的な衝突(potential collisions)を示すグラフである。 経時的な(over time)、実例的な共存マネージャ(CxM)の動作を示す図である。 隣接する周波数帯域を示すブロック図である。 本開示の一態様による、マルチ無線共存管理のためにワイヤレス通信環境内のサポートを提供するためのシステムのブロック図である。 本開示の一態様による、自律拒否構成を示すブロック図である。 本開示の一態様による、自律拒否構成を示すブロック図である。 自律拒否構成を採用した装置のためのハードウェアの実現の例を示す図である。
詳細な説明
[0034] 本開示の様々な態様は、マルチ無線デバイスにおける共存問題を緩和するための技法を提供し、ここで、著しいデバイス内共存問題は、例えば、LTEおよび(例えば、BT/WLAN用の)産業科学医療(ISM)帯域との間で存在し得る。上記で説明されたように、eNBは、他の無線によって経験されるUE側の干渉について認識していないので、いくつかの共存問題が存続する(persist)。一態様によると、現在のチャネル上に共存問題がある場合、UEは、無線リンク障害(RLF)を宣言(declare)し、新しいチャネルまたは無線アクセス技術(RAT)に自律的にアクセスする。UEは、次のような理由により、いくつかの例においてRLFを宣言し得る:1)UE受信が共存による干渉によって影響を受ける、および、2)UE送信機が別の無線機に対して破壊的な干渉を引き起こしている。その後、UEは、新しいチャネルまたはRATにおける接続を再確立しながら、共存問題を示すメッセージをeNBに送る。eNBは、そのメッセージを受信したことによって、共存問題について認識するようになる。
[0035] 本明細書で説明される技法は、符号分割多元接続(CDMA)ネットワーク、時分割多元接続(TDMA)ネットワーク、周波数分割多元接続(FDMA)ネットワーク、直交FDMA(OFDMA)ネットワーク、シングルキャリアFDMA(SC−FDMA)ネットワーク、等のような、様々なワイヤレス通信ネットワークに使用され得る。「ネットワーク」および「システム」という用語は、しばしば同義で使用される。CDMAネットワークは、ユニバーサル地上無線アクセス(UTRA)、cdma2000、等のような無線技術を実現し得る。UTRAは、広帯域CDMA(W−CDMA(登録商標))およびローチップレート(LCR)を含む。cdma2000は、IS−2000、IS−95、およびIS−856規格をカバーする。TDMAネットワークは、モバイル通信のためのグローバルシステム(GSM)のような無線技術を実現し得る。OFDMAネットワークは、発展型UTRA(E−UTRA)、IEEE 802.11、IEEE 802.16、IEEE 802.20、フラッシュOFDM(登録商標)、等のような無線技術を実現し得る。UTRA、E−UTRA、およびGSMは、ユニバーサルモバイル電気通信システム(UMTS)の一部である。ロングタームエボリューション(LTE)は、E−UTRAを使用するUMTSの最新のリリースである。UTRA、E−UTRA、GSM、UMTSおよびLTEは、「第3世代パートナーシッププロジェクト」(3GPP)と呼ばれる団体からの文書に説明されている。CDMA2000は、「第3世代パートナーシッププロジェクト2」(3GPP2)と呼ばれる団体からの文書に説明されている。これらの様々な無線技術および規格は、当該技術分野において周知である。明瞭さのために、技術のある特定の態様は、LTEに関して以下に説明され、LTE用語が以下の説明の複数の部分で使用される。
[0036] シングルキャリア変調および周波数ドメイン等化を利用するシングルキャリア周波数分割多元接続(SC−FDMA)は、本明細書で説明される様々な態様とともに利用され得る技術である。SC−FDMAは、OFDMAシステムのものと同様のパフォーマンスおよび本質的には同じ全体的な複雑性を有する。SC−FDMA信号は、その固有のシングルキャリア構造により、より低いピーク対平均電力比(PAPR)を有する。SC−FDMAは、特に、送信電力効率という点で、より低いPAPRがモバイル端末に大いに利益をもたらすアップリンク通信において、大きな注目を集めている。これは、現在、3GPPロングタームエボリューション(LTE)、または発展型UTRAにおけるアップリンク多元接続方式についての作業仮説(working assumption)である。
[0037] 図1を参照すると、一態様による多元接続ワイヤレス通信システムが示される。発展型ノードB 100(eNB)は、リソースおよびパラメータを割り当てること、ユーザ機器からの要求を許可/拒否すること、および/または同様のことによってLTE通信を管理するための処理リソースとメモリリソースとを有するコンピュータ115を含む。eNB 100はまた、複数のアンテナグループを有し、1つのグループはアンテナ104とアンテナ106を含み、別のグループはアンテナ108とアンテナ110を含み、更なるグループはアンテナ112とアンテナ114を含む。図1では、各アンテナグループにつき2つのアンテナのみが示されているが、より多くのアンテナまたはより少ないアンテナが各アンテナグループに利用され得る。ユーザ機器(UE)116(アクセス端末(AT)とも呼ばれる)は、アンテナ112および114がアップリンク(UL)188上でUE 116に情報を送信する間、アンテナ112および114と通信状態にある。アンテナ106および108が、ダウンリンク(DL)126上でUE 122に情報を送信し、アップリンク124上でUE 122から情報を受信する間、UE 122は、アンテナ106および108と通信状態にある。周波数分割デュプレックス(FDD)システムでは、通信リンク118、120、124および126が、通信のために異なる周波数を使用し得る。例えば、ダウンリンク120は、アップリンク118によって使用される周波数とは異なる周波数を使用し得る。
[0038] アンテナの各グループおよび/またはそれらが通信するように設計されたエリアは、しばしば、eNBのセクタと呼ばれる。この態様では、それぞれのアンテナグループが、eNB 100によってカバーされるエリアのセクタ内のUEに通信するように設計される。
[0039] ダウンリンク120および126上の通信では、eNB 100の送信アンテナが、異なるUE 116および122に対するアップリンクの信号対ノイズ比を改善するためにビームフォーミングを利用する。また、そのカバレッジ全体にわたってランダムに分散されたUEに送信するためにビームフォーミングを使用するeNBは、そのUEすべてに単一のアンテナを通じて送信するUEよりも、隣接セルにおけるUEに対して少ない干渉を引き起こす。
[0040] eNBは、端末と通信するために使用される固定局であり得、また、アクセスポイント、基地局、または何らかの他の用語で呼ばれ得る。UEもまた、アクセス端末、ワイヤレス通信デバイス、端末、または何らかの他の用語で呼ばれ得る。
[0041] 図2は、MIMOシステム200における送信機システム210(eNBとしても知られる)および受信機システム250(UEとしても知られる)の一態様のブロック図である。いくつかの事例では、UEとeNBの両方が、送信機システムと受信機システムとを含むトランシーバをそれぞれ有する。送信機システム210において、多数のデータストリームのためのトラフィックデータが、データソース212から送信(TX)データプロセッサ214に提供される。
[0042] MIMOシステムは、データ伝送のために、複数(N)個の送信アンテナおよび複数(N)個の受信アンテナを用いる。N個の送信およびN個の受信アンテナによって形成されるMIMOチャネルは、空間チャネルとも呼ばれるN個の独立チャネルに分解され得、ここで、N≦min{N,N}である。N個の独立したチャネルの各々は、次元(dimension)に対応する。複数の送信アンテナおよび受信アンテナによって生成される更なる次元が利用される場合、MIMOシステムは、改善されたパフォーマンス(例えば、より高いスループットおよび/またはより大きな信頼性)を提供し得る。
[0043] MIMOシステムは、時分割デュプレックス(TDD)システムおよび周波数分割デュプレックス(FDD)システムをサポートする。TDDシステムでは、アップリンクおよびダウンリンクの送信が同じ周波数領域上で行われ、相互依存の原理(reciprocity principle)がアップリンクチャネルからのダウンリンクチャネルの推定を可能にする。これは、複数のアンテナがeNBにおいて利用可能である場合、eNBがダウンリンク上で送信ビームフォーミング利得を抽出することを可能にする。
[0044] 一態様では、各データストリームが該当の送信アンテナを介して送信される。TXデータプロセッサ214は、各データストリームのためのトラフィックデータを、そのデータストリーム用に選択された特定のコーディング方式に基づいて、フォーマットし、コーディングし、インターリーブして、コード化データを提供する。
[0045] データストリーム毎の符号化されたデータは、OFDM技法を使用してパイロットデータと多重化されることができる。パイロットデータは、既知の方法で処理される既知のデータパターンであり、チャネル応答を推定するために受信機システムで使用され得る。その後、データストリーム毎の多重化されたパイロットおよび符号化データは、そのデータストリーム用に選択された特定の変調方式(例えば、BPSK、QSPK、M−PSK、またはM−QAM)に基づいて変調(例えば、シンボルマッピング)されて、変調シンボルを提供する。データストリーム毎のデータレート、コーディング、および変調は、メモリ232とともに動作するプロセッサ230によって実行される命令によって決定され得る。
[0046] その後、それぞれのデータストリームのための変調シンボルは、TX MIMOプロセッサ220に提供され、それは、(例えば、OFDM用に)変調シンボルをさらに処理し得る。その後、TX MIMOプロセッサ220は、N個の変調シンボルストリームをN個の送信機(TMTR)222a〜222tに提供する。ある特定の態様で、TX MIMOプロセッサ220は、データストリームのシンボルと、そのシンボルが送信されるアンテナとにビームフォーミング重みを適用する。
[0047] 各送信機222は、1つ以上のアナログ信号を提供するために該当のシンボルストリームを受信および処理し、さらにMIMOチャネルを介した送信に適した変調信号を提供するためにアナログ信号を調整(例えば、増幅、フィルタ処理、およびアップコンバート)する。その後、送信機222a〜222tからのN個の変調信号は、それぞれN個のアンテナ224a〜224tから送信される。
[0048] 受信機システム250において、送信された変調信号は、N個のアンテナ252a〜252rによって受信され、各アンテナ252からの受信された信号は、該当の受信機(RCVR)254a〜254rに提供される。各受信機254は、該当の受信された信号を調整(例えば、フィルタ処理、増幅、およびダウンコンバート)し、調整された信号をデジタル化してサンプルを提供し、このサンプルをさらに処理して、対応する「受信された」シンボルストリームを提供する。
[0049] RXデータプロセッサ260は、その後、N個の「検出された」シンボルストリームを提供するために、特定の受信機処理技法に基づいて、N個の受信機254からN個の受信されたシンボルストリームを受信および処理し得る。その後、RXデータプロセッサ260は、各検出されたシンボルストリームを復調し、デインターリーブし、復号して、データストリームのためのトラフィックデータを復元する。RXデータプロセッサ260による処理は、送信機システム210においてTX MIMOプロセッサ220およびTXデータプロセッサ214によって行なわれる処理に対して相補的である。
[0050] (メモリ272とともに動作する)プロセッサ270は、どのプリコーディング行列を使用するかを周期的に決定する(以下に説明される)。プロセッサ270は、行列インデックス部分とランク値部分を有するアップリンクメッセージを形成する(formulates)。
[0051] アップリンクメッセージは、通信リンクおよび/または受信されたデータストリームに関する様々なタイプの情報を含み得る。その後、アップリンクメッセージは、データソース236から多数のデータストリームのためのトラフィックデータをも受信するTXデータプロセッサ238によって処理され、変調器280によって変調され、送信機254a〜254rによって調整され、送信機システム210に返送される。
[0052] 送信機システム210において、受信機システム250からの変調信号は、アンテナ224によって受信され、受信機222によって調整され、復調器240によって復調され、RXデータプロセッサ242によって処理されて、受信機システム250によって送信されたアップリンクメッセージが抽出される。その後、プロセッサ230は、ビームフォーミング重みを決定するためにどのプリコーディング行列を使用するかを決定し、その後、抽出されたメッセージを処理する。
[0053] 図3は、ダウンリンクロングタームエボリューション(LTE)通信における例示的なフレーム構造を概念的に示すブロック図である。ダウンリンク用の送信タイムラインは、無線フレームの単位に分割され得る。各無線フレームは、所定の持続時間(例えば、10ミリ秒(ms))を有し得、0〜9のインデクスを有する10個のサブフレームに分割され得る。各サブフレームは、2つのスロットを含み得る。従って、各無線フレームは、0〜19のインデックスを有する20個のスロットを含み得る。各スロットは、L個のシンボル期間、例えば、(図3に示されるような)通常のサイクリックプレフィックスのための7個のシンボル期間、または拡張されたサイクリックプレフィックスのための6個のシンボル期間を含み得る。各サブフレームにおける2L個のシンボル期間は、0〜2L−1のインデックスを割り当てられ得る。利用可能な時間周波数リソースは、リソースブロックに分割され得る。各リソースブロックは、1つのスロットにおいてN個のサブキャリア(例えば、12個のサブキャリア)をカバーし得る。
[0054] LTEでは、eNBが、eNBにおけるセル毎に、プライマリ同期信号(PSS)とセカンダリ同期信号(SSS)を送り得る。図3に示されるように、PSSおよびSSSは、通常のサイクリックプレフィクスの場合、各無線フレームのサブフレーム0および5の各々におけるシンボル期間6および5でそれぞれ送られ得る。同期信号は、セルの検出および獲得のためにUEによって使用され得る。eNBは、サブフレーム0のスロット1におけるシンボル期間0〜3において、物理ブロードキャストチャネル(PBCH)を送り得る。PBCHは、ある特定のシステム情報を搬送し得る。
[0055] eNBは、eNBにおけるセル毎に、セル固有の基準信号(CRS)を送り得る。CRSは、通常のサイクリックプレフィックスの場合、各スロットのシンボル0、1、および4において、および、拡張されたサイクリックプレフィックスの場合、各スロットのシンボル0、1、および3において、送られ得る。CRSは、物理チャネルのコヒーレント復調、タイミングおよび周波数トラッキング、無線リンクモニタリング(RLM)、基準信号受信電力(RSRP)、および基準信号受信品質(RSRQ)測定、等のために、UEによって使用され得る。
[0056] eNBは、図3で見られるように、各サブフレームの最初のシンボル期間において物理制御フォーマットインジケータチャネル(PCFICH)を送り得る。PCFICHは、制御チャネルに使用されるシンボル期間の数(M)を伝達し得、ここで、Mは、1、2、または3に等しく、サブフレーム毎に変わり得る。Mはまた、例えば、10未満のリソースブロックを有する小さなシステム帯域幅で、4に等しくなり得る。図3に示される例で、M=3である。eNBは、各サブフレームの最初のM個のシンボル期間において、物理HARQインジケータチャネル(PHICH)および物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)を送り得る。PDCCHおよびPHICHはまた、図3に示される例で、最初の3つのシンボル期間に含まれる。PHICHは、ハイブリッド自動再送要求(HARQ)をサポートするための情報を搬送し得る。PDCCHは、UEのためのリソース割り当てに関する情報と、ダウンリンクチャネルのための制御情報を搬送し得る。eNBは、各サブフレームの残りのシンボル期間において、物理ダウンリンク共有チャネル(PDSCH)を送り得る。PDSCHは、ダウンリンク上でのデータ伝送のためにスケジュールされたUEのためのデータを搬送し得る。LTEにおける様々な信号およびチャネルは、「発展型ユニバーサル地上無線接続(E−UTRA);物理チャネルおよび変調(Evolved Universal Terrestrial Radio Access (E-UTRA); Physical Channels and Modulation)」と題する、公的に利用可能な3GPP TS 36.211において説明されている。
[0057] eNBは、eNBによって使用されるシステム帯域幅の中心である1.08MHzにおいて、PSS、SSS、およびPBCHを送り得る。eNBは、PCFICHおよびPHICHを、これらのチャネルが送られる各シンボル期間において、システム帯域幅全体にわたって送り得る。eNBは、システム帯域幅のある特定の部分においてUEのグループにPDCCHを送り得る。eNBは、システム帯域幅の特定の部分において特定のUEにPDSCHを送り得る。eNBは、すべてのUEに対してブロードキャスト方式でPSS、SSS、PBCH、PCFICH、およびPHICHを送り、特定のUEに対してユニキャスト方式でPDCCHを送り、また、特定のUEに対してユニキャスト方式でPDSCHを送り得る。
[0058] 多数のリソースエレメントが各シンボル期間において利用可能であり得る。各リソースエレメントは、1つのシンボル期間において1つのサブキャリアをカバーし、1つの変調シンボルを送信するために使用され得、それは、実数または複素数であり得る。各シンボル期間における基準信号に使用されないリソースエレメントは、リソースエレメントグループ(REG)内に配置され得る。各REGは、1つのシンボル期間において4つのリソースエレメントを含み得る。PCFICHは、4つのREGを占有し、それは、シンボル期間0において周波数にわたってほぼ等しく間隔を開けられ得る。PHICHは、3つのREGを占有し、それは、1つ以上の設定可能なシンボル期間において周波数にわたって拡散され得る。例えば、PHICHのための3つのREGは、すべてシンボル期間0に属し得るか、またはシンボル期間0、1および2において拡散され得る。PDCCHは、9、18、32、または64個のREGを占有し得、それらは、最初のM個のシンボル期間において、利用可能なREGから選択され得る。REGのある特定の組み合わせのみが、PDCCHに対して許可され得る。
[0059] UEは、PHICHおよびPCFICHに使用される特定のREGを知り得る。UEは、PDCCHのために、REGの異なる組み合わせを探索し得る。探索するための組み合わせの数は典型的に、PDCCHに対して許可される組み合わせの数より少ない。eNBは、UEが探索するであろう任意の組合せにおいてPDCCHをUEに送り得る。
[0060] 図4は、アップリンクロングタームエボリューション(LTE)通信における例示的なフレーム構造を概念的に示すブロック図である。アップリンクのために利用可能なリソースブロック(RB)は、データセクションと制御セクションとに分割され得る。制御セクションは、システム帯域幅の2つの端において形成され得、設定可能なサイズを有し得る。制御セクションにおけるリソースブロックは、制御情報の送信のためにUEに割り当てられ得る。データセクションは、制御セクションに含まれないすべてのリソースブロックを含み得る。図4の設計は、連続するサブキャリアを含むデータセクションをもたらし、これは、単一のUEに、データセクションにおけるすべての連続するサブキャリアが割り当てられることを可能にし得る。
[0061] UEは、eNBに制御情報を送信するために、制御セクションにおけるリソースブロックを割り当てられ得る。UEはまた、eNBにデータを送信するために、データセクションにおけるリソースブロックを割り当てられ得る。UEは、制御セクションにおける割り当てられたリソースブロック上の物理アップリンク制御チャネル(PUCCH)において、制御情報を送信し得る。UEは、データセクションにおける割り当てられたリソースブロック上の物理アップリンク共有チャネル(PUSCH)において、データのみ、またはデータと制御情報の両方を送信し得る。アップリンク送信は、図4に示されるように、サブフレームの両方のスロットにまたがり(span)、周波数にわたってホッピングし得る。
[0062] LTEにおけるPSS、SSS、CRS、PBCH、PUCCHおよびPUSCHは、「発展型ユニバーサル地上無線接続(E−UTRA);物理チャネルおよび変調(Evolved Universal Terrestrial Radio Access (E-UTRA); Physical Channels and Modulation)」と題する、公的に利用可能な3GPP TS 36.211に説明されている。
[0063] 一態様では、マルチ無線共存の解決策を容易にするために、3GPP LTE環境または同様のもののような、ワイヤレス通信環境内にサポートを提供するためのシステムおよび方法が、本明細書に説明される。
[0064] ここで図5を参照すると、本明細書で説明される様々な態様が機能し得る実例的なワイヤレス通信環境500が示される。ワイヤレス通信環境500は、ワイヤレスデバイス510を含み得、それは、複数の通信システムと通信可能であり得る。これらのシステムは、例えば、1つ以上のセルラシステム520および/または530、1つ以上のWLANシステム540および/または550、1つ以上のワイヤレスパーソナルエリアネットワーク(WPAN)システム560、1つ以上のブロードキャストシステム570、1つ以上の衛星測位システム580、図5に示されていない他のシステム、またはこれらの任意の組み合わせを含み得る。以下の説明では、「ネットワーク」および「システム」という用語が、しばしば同義で使用されることが理解されるべきである。
[0065] セルラシステム520および530は、それぞれCDMA、TDMA、FDMA、OFDMA、シングルキャリアFDMA(SC−FDMA)、または他の適切なシステムであり得る。CDMAシステムは、ユニバーサル地上無線アクセス(UTRA)、cdma2000、等のような無線技術を実現し得る。UTRAは、広帯域CDMA(WCDMA(登録商標))およびCDMAの他の変形を含む。さらに、cdma2000は、IS−2000(CDMA2000 1X)、IS−95およびIS−856(HRPD)規格をカバーする。TDMAシステムは、モバイル通信のためのグローバルシステム(GSM)、デジタルアドバンストモバイル電話システム(D−AMPS)、等のような無線技術を実現し得る。OFDMAシステムは、発展型UTRA(E−UTRA)、ウルトラモバイルブロードバンド(UMB)、IEEE 802.16(WiMAX)、IEEE 802.20、フラッシュOFDM、等のような無線技術を実現し得る。UTRAおよびE−UTRAは、ユニバーサルモバイルテレコミュニケーションシステム(UMTS)の一部である。3GPPロングタームエボリューション(LTE)およびLTEアドバンスト(LTE−A)は、E−UTRAを使用するUMTSの最新のリリースである。UTRA、E−UTRA、UMTS、LTE、LTE−AおよびGSMは、「第3世代パートナーシッププロジェクト」(3GPP)と呼ばれる団体からの文書に説明されている。cdma2000およびUMBは、「第3世代パートナーシッププロジェクト2」(3GPP2)と呼ばれる団体からの文書に説明されている。一態様では、セルラシステム520が、多数の基地局522を含み得、それらは、それらのカバレッジ内のワイヤレスデバイスのための双方向通信をサポートし得る。同様に、セルラシステム530は、それらのカバレッジ内のワイヤレスデバイスのための双方向通信をサポートし得る多数の基地局532を含み得る。
[0066] WLANシステム540および550は、IEEE 802.11(Wi−Fi(登録商標))、Hiperlan、等のような無線技術をそれぞれ実現し得る。WLANシステム540は、双方向通信をサポートし得る1つ以上のアクセスポイント542を含み得る。同様に、WLANシステム550は、双方向通信をサポートし得る1つ以上のアクセスポイント552を含み得る。WPANシステム560は、Bluetooth(BT)、IEEE 802.15、等のような無線技術を実現し得る。さらに、WPANシステム560は、ワイヤレスデバイス510、ヘッドセット562、コンピュータ564、マウス566、または同様のもののような、様々なデバイスのための双方向通信をサポートし得る。
[0067] ブロードキャストシステム570は、テレビジョン(TV)ブロードキャストシステム、周波数変調(FM)ブロードキャストシステム、デジタルブロードキャストシステム、等であり得る。デジタルブロードキャストシステムは、MediaFLO(登録商標)、ハンドヘルドのためのデジタルビデオブロードキャスティング(DVB−H)、地上波テレビジョンブロードキャスティングのための統合サービスデジタルブロードキャスティング(ISDB−T)、または同様のもののような、無線技術を実現し得る。さらに、ブロードキャストシステム570は、一方向通信をサポートし得る1つ以上のブロードキャスト局572を含み得る。
[0068] 衛星測位システム580は、米国の全地球測位システム(GPS)、欧州のガリレオシステム、ロシアのGLONASSシステム、日本上空の準天頂衛星システム(QZSS:Quasi-Zenith Satellite System)、インド上空のインド地域航法衛星システム(IRNSS:Indian Regional Navigational Satellite System)、中国上空の北斗システム(Beidou system)、および/または、任意の他の適切なシステムであり得る。さらに、衛星測位システム580は、位置決定のための信号を送信する多数の衛星582を含み得る。
[0069] 一態様では、ワイヤレスデバイス510が、固定またはモバイルであり得、ユーザ機器(UE)、移動局、モバイル機器、端末、アクセス端末、加入者ユニット、局、等とも呼ばれ得る。ワイヤレスデバイス510は、セルラ電話、携帯情報端末(PDA)、ワイヤレスモデム、ハンドヘルドデバイス、ラップトップコンピュータ、コードレス電話、ワイヤレスローカルループ(WLL)局、等であり得る。加えて、ワイヤレスデバイス510は、セルラシステム520および/または530、WLANシステム540および/または550、WPANシステム560を有するデバイス、および/または、任意の他の適切な(単数または複数の)システムおよび/または(単数または複数の)デバイスとの双方向通信に従事し得る。ワイヤレスデバイス510は、追加または代替として、ブロードキャストシステム570および/または衛星測位システム580から信号を受信し得る。一般に、ワイヤレスデバイス510は、任意の所与の瞬間において、任意の数のシステムと通信し得ることが理解され得る。また、ワイヤレスデバイス510は、同時に動作する、その構成要素である無線デバイスのうちの様々なものの間で、共存問題を経験し得る。従って、以下にさらに説明されるように、デバイス510は、共存問題を検出および緩和するための機能モジュールを有する共存マネージャ(CxM、図示せず)を含む。
[0070] 次に図6を参照すると、マルチ無線ワイヤレスデバイス600のための実例的な設計を示すブロック図が提供され、図5の無線機510の実現として使用され得る。図6が示すように、ワイヤレスデバイス600は、N個の無線機620a〜620nを含み得、それらは、N個のアンテナ610a〜610nにそれぞれ結合され得、ここで、Nは、任意の整数値であり得る。しかしながら、それぞれの無線機620は、任意の数のアンテナ610に結合され得、複数の無線機620はまた、所与のアンテナ610を共有し得ることが理解されるべきである。
[0071] 一般に、無線機620は、電磁スペクトルにおいてエネルギーを放射または放出し、電磁スペクトルにおいてエネルギーを受信し、あるいは伝導手段を介して伝搬するエネルギーを生成するユニットであり得る。例として、無線機620は、システムまたはデバイスに信号を送信するユニット、または、システムあるいはデバイスから信号を受信するユニットであり得る。従って、無線機620は、ワイヤレス通信をサポートするために利用され得ることが理解され得る。別の例で、無線機620はまた、他の無線機のパフォーマンスに影響を及ぼし得るノイズを放出するユニット(例えば、コンピュータ上のスクリーン、回路基板、等)であり得る。従って、無線機620はまた、ワイヤレス通信をサポートすることなくノイズおよび干渉を放出するユニットでもあり得ることがさらに理解され得る。
[0072] 一態様では、それぞれの無線機620が、1つ以上のシステムとの通信をサポートし得る。複数の無線機620は、追加または代替として、例えば、異なる周波数帯域(例えば、セルラ帯域およびPCS帯域)上で送信または受信するために、所与のシステムに使用され得る。
[0073] 別の態様では、デジタルプロセッサ630が、無線機620a〜620nに結合され得、無線機620を介して送信または受信されるデータのための処理のような、様々な機能を行い得る。各無線機620のための処理は、その無線機によってサポートされる無線技術に依存し得、送信機のための暗号化(encryption)、符号化、変調等、受信機のための復調、復号、解読(decryption)等、または同様のものを含み得る。一例で、概して本明細書で説明されるように、デジタルプロセッサ630は、ワイヤレスデバイス600のパフォーマンスを改善するために、無線機620の動作を制御し得る共存マネージャ(CxM)640を含み得る。共存マネージャ640は、無線機620の動作を制御するために使用される情報を記憶し得る、データベース644へのアクセスを有し得る。以下にさらに説明されるように、共存マネージャ640は、無線機間の干渉を低減させる様々な技法のために適合され得る。一例で、共存マネージャ640は、LTEが非アクティブな期間中に、ISM無線が通信することを可能にするDRXサイクルまたは測定ギャップパターン(a measurement gap pattern)を要求する。
[0074] 簡潔さのために、デジタルプロセッサ630は、単一のプロセッサとして図6に示される。しかしながら、デジタルプロセッサ630は、任意の数のプロセッサ、コントローラ、メモリ、等を含み得ることが理解されるべきである。一例で、コントローラ/プロセッサ650は、ワイヤレスデバイス600内の様々なユニットの動作を指示し得る。追加または代替として、メモリ652は、ワイヤレスデバイス600のためのプログラムコードおよびデータを記憶し得る。デジタルプロセッサ630、コントローラ/プロセッサ650、およびメモリ652は、1つ以上の集積回路(IC)、特定用途向け集積回路(ASIC)、等で実現され得る。特定の非限定的な例として、デジタルプロセッサ630は、移動局モデム(MSM)ASICで実現され得る。
[0075] 一態様では、共存マネージャ640が、それぞれの無線機620間の干渉および/または衝突と関連付けられる他のパフォーマンス低下を回避するために、ワイヤレスデバイス600によって利用されるそれぞれの無線機620の動作を管理し得る。共存マネージャ640は、図11および12に示されるもののような、1つ以上のプロセスを行い得る。さらなる実例として、図7のグラフ700は、所与の決定期間における7つの実例的な無線機間のそれぞれの潜在的な衝突を表す。グラフ700に示される例で、7つの無線機は、WLAN送信機(Tw)、LTE送信機(Tl)、FM送信機(Tf)、GSM/WCDMA送信機(Tc/Tw)、LTE受信機(Rl)、Bluetooth受信機(Rb)、およびGPS受信機(Rg)を含む。4つの送信機は、グラフ700の左側の4つのノードによって表される。4つの受信機は、グラフ700の右側の3つのノードによって表される。
[0076] 送信機と受信機との間の潜在的な衝突は、送信機のためのノードと受信機のためのノードとを接続するブランチ(branch)によってグラフ700上で表される。従って、グラフ700に示される例で、衝突は、(1)WLAN送信機(Tw)とBluetooth受信機(Rb)との間、(2)LTE送信機(Tl)とBluetooth受信機(Rb)との間、(3)WLAN送信機(Tw)とLTE受信機(Rl)との間、(4)FM送信機(Tf)とGPS受信機(Rg)との間、(5)WLAN送信機(Tw)と、GSM/WCDMA送信機(Tc/Tw)と、GPS受信機(Rg)との間、に存在し得る。
[0077] 一態様では、実例的な共存マネージャ640が、図8における図800によって示されるような方法で、時間において動作し得る。図800が示すように、共存マネージャ動作のためのタイムラインは、決定ユニット(DU)に分割され得、それは、通知が処理される任意の適切な均一または不均一な長さ(例えば、100μs)と、コマンドが様々な無線機620に提供される、および/または、その他の動作が評価フェーズで行われた動作に基づいて行われる応答フェーズ(例えば、20μs)であり得る。一例で、図800に示されるタイムラインは、例えば、通知が所与のDUにおける通知フェーズの終了直後に所与の無線機から取得されるケースにおける応答のタイミングのような、タイムラインの最悪のケースの動作によって定義されるレイテンシパラメータ(a latency parameter)を有し得る。
[0078] 図9に示されるように、(周波数分割デュプレックス(FDD)アプリンクのための)帯域7、(時分割デュプレックス(TDD)通信のための)帯域40、および(TDDダウンリンクのための)帯域38におけるロングタームエボリューション(LTE)は、Bluetooth(BT)技術およびワイヤレスローカルエリアネットワーク(WLAN)技術によって使用される2.4GHz産業科学医療(ISM)帯域に隣接する。これらの帯域のための周波数計画(frequency planning)は、隣接する周波数における干渉を回避するための従来のフィルタリング解決策を可能にする保護周波数帯域(guard band)が制限されるか、存在しないようになっている。例えば、20MHの保護周波数帯域はISMと帯域7との間に存在するが、ISMと帯域40との間には保護周波数帯域は存在しない。
[0079] 適切な規格に準拠するように、特定の帯域で動作する通信デバイスは、指定された周波数範囲全体にわたって動作可能であるべきである。例えば、LTEに準拠するために、移動局/ユーザ機器は、第3世代パートナーシッププロジェクト(3GPP)によって定義されるように、帯域40(2300−2400MHz)と帯域7(2500−2570MHz)との両方の全体にわたって通信可能であるべきである。十分な保護周波数帯域なしで、デバイスが他の帯域にオーバーラップするフィルタを用いることは、帯域干渉を引き起こす。帯域40フィルタは、帯域全体をカバーするために100MHz幅であるので、これらのフィルタからのロールオーバ(rollover)がISM帯域へクロスオーバする(crosses over)ことは、干渉を引き起こす。同様に、ISM帯域の全体(例えば、2401MHzから約2480MHz)を使用するISMデバイスは、近隣の帯域40と帯域7へロールオーバするフィルタを用い、干渉を引き起こし得る。
[0080] デバイス内共存問題は、例えば、(例えば、Bluetooth/WLANのための)LTE帯域とISM帯域とのようなリソース間で、UEに関して存在し得る。現在のLTE実現において、LTEに対する任意の干渉問題は、eNBが、例えば、LTEを共存問題のないチャネルまたはRATに移動するための、周波数間またはRAT間のハンドオフ決定を行うために使用し得るダウンリンク誤り率および/またはUEによって報告されるダウンリンク測定値(例えば、基準信号受信品質(RSRQ)メトリック等)に反映される。しかしながら、例えば、LTEアップリンクは、Bluetooth/WLANに対して干渉を引き起こしているが、LTEダウンリンクは、Bluetooth/WLANからの干渉が少しも見られない場合、これらの既存の技法は、機能しないことが理解され得る。より具体的には、たとえUEがアップリンク上の別のチャネルにそれ自体を自律的に移動したとしても、eNBは、いくつかの場合において、負荷バランシング目的(load balancing purposes)のために、問題のあるチャネルにUEをハンドオーバして戻し得る。いかなる場合でも、既存の技法は、問題のあるチャネルの帯域幅の使用を、最も効率的な方法で容易にする訳ではないことが理解され得る。
[0081] ここで図10を参照すると、マルチ無線共存管理のためにワイヤレス通信環境内のサポートを提供するためのシステム1000のブロック図が示されている。一態様では、システム1000が、1つ以上のUE 1010および/またはeNB 1040を含み得、これらは、アップリンクおよび/またはダウンリンクの通信、および/または、互いとおよび/またはシステム1000における任意の他のエンティティとの任意の他の適切な通信に従事し得る。一例で、UE 1010および/またはeNB 1040は、周波数チャネルおよびサブバンドを含む、様々なリソースを使用して通信するように動作可能であり得、そのうちのいくつかは、他の無線リソース(例えば、LTEモデムのようなブロードバンド無線)と潜在的に衝突し得る。従って、UE 1010は、本明細書で概して説明されるような、UE 1010によって利用される複数の無線機間での共存を管理するための様々な技法を利用し得る。
[0082] 少なくとも上記の欠点を緩和するために、UE 1010またはeNB 1040は、本明細書に説明され、システム1000によって示されるそれぞれの特徴を利用してUE 1010内のマルチ無線共存のためのサポートを容易にし得る。例えば、自律拒否構成モジュール1012/1014は、共存管理のための自立拒否の存在下でシステム運用を構成する動作を調整するためにUEまたはeNBのいずれかに提供され得る。自律拒否構成モジュール1012は、いくつかの例で、図6の共存マネージャ640のような共存マネージャの一部として実現され得る。モジュール1012および1014並びにその他のモジュールは、本明細書で説明される実施形態を実現するように構成され得る。
[0083] マルチ無線共存のための自律拒否構成
[0084] 自律拒否は、UEのような、単一のデバイス上で複数の潜在的に干渉する複数の無線アクセス技術(RATs)間のデバイス内共存を管理するための1つの技法である。自律拒否において、UEは、共存マネージャの動作を通して、1つのRATの基地局によってスケジュールされたこのRATのアップリンク通信が最初のRATによる干渉から別のRATの優先度の高いイベントを保護するために基地局の事前知識(prior knowledge)のないUEによって拒否され得ると決定し得る。例えば、UEにおけるBluetoothまたはWLAN(ワイヤレスローカルエリアネットワーク)のようなISM無線は、アップリンク通信がUEのLTE無線機のためにスケジュールされるのと同時に、優先度の高いダウンリンク通信を予期でき、このLTEアップリンク通信はLTE eNBによってスケジュールされるものである。ISM通信およびLTE通信は同時に生じるようにスケジュールされるので、LTEアップリンク通信がISMダウンリンク通信に対して干渉を引き起こし得る可能性がある。よって、UEにおける共存マネージャは、優先度の高いISMダウンリンク通信を保護するために、UEのLTE無線機がアップリンク通信を行うことを防ぐ(すなわち、拒否する)ことを自身で(すなわち、自律的に)決定し得る。
[0085] UEによる自律拒否が原因でLTEアップリンク通信が中止された場合、スケジュールされた時間中にアップリンク通信を予期するLTE eNBは、決してそれを受信しない。これは、潜在的にUEとeNBとの間の継続中のLTE通信に影響を及ぼし得る。
[0086] LTE通信に対する望ましくない影響を回避するために、UEによる自律拒否のレートに対する長期制限(long-term limit)が、2つのパラメータを使用してeNBによって構成され得る。第1のパラメータは、許可されたサブフレーム拒否の数をつかさどる(govern)。例えば、潜在的な値(potential values)は、2、5、10、15、20、または30個のサブフレームを含む。第2のパラメータは、拒否の数が許可されるウィンドウをつかさどる。例えば、潜在的なウィンドウ値は、200ms、500ms、1秒、または2秒以内を含む。UE側の自律拒否は、その後、eNBによって設定されたパラメータに一致し得る(conform to)。例えば、eNBが1秒以内に5個の許容サブフレーム拒否を構成する場合、eNBは、UEが1秒以内に5個以上のアップリンクサブフレームを拒否し得ないことを予期する。パラメータは、eNBが許容できる構成された自律拒否レートを確立するように結合し得る。構成された自律拒否レートは、eNBが許容できるあらゆるレートとなるようにeNBによって選ばれ得るが、一態様では1%から3%までのレートである。
[0087] ある特定状況では、eNBの構成された許容できる自律拒否レートは、所望のUE動作には不十分であり得る。例えば、1秒以内に5個のサブフレームは、UEによるBluetoothスキャンを保護するのに不十分であり得、これは、UEが1秒周期内に10個のLTEサブフレームを拒否することを所望する結果になり得る。更なる例として、1秒以内に5個サブフレームは、UEによるWLANビーコンスキャンを保護するのに不十分であり得、UEは、1秒の期間内に10個のLTEサブフレーム拒否を所望し得る。このようなシナリオでは、UEがeNBの構成されたLTE拒否レートを満たすために、(潜在的に相反するISMイベントのような)その制御内でのイベントの優先順位を調整し得る。例えば、UEは、LTE eNBの構成された拒否レートと一致するように受信される保護されたWLANビーコンまたはBluetoothスキャンの数を変更し得る。優先順位を調整することは、eNBによって構成されたLTE自律拒否レートが提供されるUE上の共存マネージャまたは他のエンティティによって行われ得る。他の状況では、UEがLTE通信の自律拒否を行うのでなく、むしろ優先度の高いISMアクティビティが干渉なしで進行することを可能にするLTEアップリンクアクティビティ間の十分な時間が認可されるように、UE共存マネージャは、LTE eNBが(十分に長い非連続的受信/送信の通信をスケジュールするような)UEとの通信のための時分割多重化(TDM)構成を構成することを要求するLTE無線機へのデバイス内共存メッセージをトリガリングし得る。
[0088] このような変更されたTDM構成についての要求は、ともすればLTE通信の自律拒否をもたらすかもしれない優先度の高いUEイベントの前に送られ得る。例えば、周期的なBluetoothスキャンより前に、UEは、自律拒否を行わなかったり、eNBによって確立された自律拒否パラメータ内で自律拒否を行ったりして完了する十分な時間をBluetoothスキャンのために与えるためにeNBからの変更されたTDM構成を要求し得る。UEはまた、BluetoothまたはWLANに対する干渉が低減されてより少ない自律拒否しか必要とされない周波数チャネルにUEが移動されるように、周波数分割多重(FDM)の解決策を要求するLTE eNBへのデバイス内共存メッセージをトリガリングし得る。
[0089] いくつかの場合では、変更されたTDM構成のための要求が、eNBパラメータ内での許された自律拒否を考慮しても、優先度の高いタスクを完了するための十分な機会を依然としてUEに提供しないTDM構成をeNBが割り当てる結果になり得る。これらの場合には、UEがeNBからの代替のTDM構成を要求し得たり、UEが、優先度の高いISM通信について、構成された自律拒否レートを超える自律拒否を行い得たりする。他の場合には、UEがまた、例えば、変更されたTDM構成を要求するために予め十分に予測されない優先度の高いISM通信ためなどに構成された自律拒否レートを上回り得る。
[0090] UEによる自律拒否の別の要因は、UEからeNBへの測定報告に対する影響である。ある特定のLTE通信プロトコルの下では、レイテンシ制約(latency constraints)が測定報告に適用され得る。例えば、一度測定報告がトリガリングされると、UEは、次の利用可能なLTEアップリンク機会についての測定報告を送ると予期され得る。この次のLTEアップリンク機会がUEによる自律拒否を受ける場合、eNBへの測定報告が遅れ得る。いくつかの技法は、このような遅延の影響を低減するために用いられ得る。一態様では、UEが、自律拒否が完了するまで、内部で測定報告の優先順位を下げ得る(de-prioritize)。自律拒否されたLTEアップリンクサブフレームが連続的でない場合、UEは、拒否されたサブフレーム間において測定報告を送り得る。自律拒否されたLTEアップリンクサブフレームが連続的である場合、UEは、最初の(the first)利用可能な拒否されていないLTEアップリンクサブフレームにおいて測定報告を送り得る。eNBはまた、測定報告に対するその予期(expectation)に、eNBによって確立された構成された自律拒否レートを組み込み(build in)得る。例えば、LTE通信プロトコルは、構成された自律拒否レートに従って(pursuant to)測定報告のためのウィンドウが上述したように各特定の時間期間内で特定のサブフレームの数を含むように拡張されることを考慮し得る。
[0091] 図11に示されるように、UEは、ブロック1102に示されるように第1のRATの基地局から自律拒否レートを受信し得る。ブロック1104に示されるように、UEは、自律拒否レートに少なくとも部分的に基づいて第1のRATの通信を調整し得る。ブロック1106に示されるように、このUEは、調整された第1のRATの通信に基づいて第2のRATの通信を調整し得る。
[0092] 図12に示されるように、eNBは、ブロック1202に示されるようにユーザ機器のための自律拒否レートを構成し得る。ブロック1204に示されるように、eNBは、構成された自律拒否レートに少なくとも部分的に基づいてユーザ機器のための予期された測定報告ウィンドウを調整し得る。
[0093] 図13は、処理システム1314を用いる装置1300のためのハードウェア実現の一例を示す図である。処理システム1314は、一般にバス1324によって表される、バスアーキテクチャで実現され得る。バス1324は、処理システム1314の特定アプリケーションと全体的な設計制約に依存して、任意の数の相互接続バスおよびブリッジを含み得る。バス1324は、プロセッサ1326、受信モジュール1302、調整モジュール1304、および構成モジュール1306によって表される、1つ以上のプロセッサおよび/またはハードウェアモジュールと、コンピュータ可読媒体1328とを含む様々な回路をともにリンクする。バス1324はまた、タイミングソース、周辺機器、電圧レギュレータ、および電力管理回路のような様々な他の回路をリンクさせ得るが、これらは、当該技術分野において周知であるため、さらに説明されない。
[0094] 装置は、トランシーバ1322に結合された処理システム1314を含む。トランシーバ1322は、1つ以上のアンテナ1320に結合される。トランシーバ1322は、送信媒体を通して他の様々な装置と通信するための手段を提供する。処理システム1314は、コンピュータ可読媒体1328に結合されたプロセッサ1326を含む。プロセッサ1326は、コンピュータ可読媒体1328に記憶されたソフトウェアの実行を含む、一般的な処理を担う。ソフトウェアは、プロセッサ1326によって実行された場合、処理システム1314に、任意の特定の装置について上記に説明した様々な機能を行わせる。コンピュータ可読媒体1328はまた、ソフトウェアを実行する場合、プロセッサ1326によって操作されるデータを記憶するために使用され得る。
[0095] 処理システム1314は、第1のRATの基地局から自律拒否レートを受信するための受信モジュール1302をさらに含む。処理システム1314は、自律拒否レートに少なくとも部分的に基づいて第1のRATの通信を調整し、調整された第1のRATの通信に基づいて第2のRATの通信を調整するための調整モジュール1304をさらに含む。調整モジュール1304は、さらに、構成された自律拒否レートに少なくとも部分的に基づいてユーザ機器のための予期された測定報告ウィンドウを調整するためのものであり得る。処理システム1314は、ユーザ機器のための自律拒否レートを構成するための構成モジュール1306をさらに含み得る。決定モジュール1302、調整モジュール1304、および構成モジュール1306は、プロセッサ1326において実行され、コンピュータ可読媒体1328に存在する/記憶されたソフトウェアモジュール、プロセッサ1326に結合された1つ以上のハードウェアモジュール、またはこれらの何らかの組み合わせであり得る。処理システム1314は、UE250またはeNBの構成要素であり得、メモリ272/232および/またはプロセッサ270/230を含み得る。
[0096] 一構成では、ワイヤレス通信のための装置1300が、受信するための手段を含む。この手段は、この手段によって記載された機能を行うように構成された、装置1300の受信モジュール1302および/または処理システム1314であり得る。この手段は、アンテナ252/1320、受信機254、トランシーバ1322、プロセッサ1326、コンピュータ可読媒体1328、メモリ272、プロセッサ270、共存マネージャ640、および/または自律拒否構成モジュール1012をさらに含み得る。別の態様では、上述された手段が、上述された手段によって記載された機能を行うように構成された任意のモジュールまたは任意の装置であり得る。
[0097] 一構成では、ワイヤレス通信のための装置1300が、構成するための手段を含む。この手段は、この手段によって記載された機能を行うように構成された、装置1300の構成モジュール1306および/または処理システム1314であり得る。この手段は、トランシーバ1322、プロセッサ1326、コンピュータ可読媒体1328、メモリ232、プロセッサ230、および/または自律拒否構成モジュール1014をさらに含み得る。別の態様では、上述された手段が、上述された手段によって記載された機能を行うように構成された任意のモジュールまたは任意の装置であり得る。
[0098] 一構成では、ワイヤレス通信のための装置1300が、調整するための手段を含む。この手段は、この手段によって記載された機能を行うように構成された、装置1300の調整モジュール1304および/または処理システム1314であり得る。この手段は、アンテナ224/252/1320、受信機254/222、トランシーバ1322、プロセッサ1326、コンピュータ可読媒体1328、メモリ272/232、プロセッサ270/230、共存マネージャ640、および/または自律拒否構成モジュール1012/1014をさらに含み得る。別の態様では、上述された手段が、上述された手段によって記載された機能を行うように構成された任意のモジュールまたは任意の装置であり得る。
[0099] 上記例は、LTEシステムで実現される態様を説明する。しかしながら、本開示の範囲は、それに限定されるものではない。様々な態様は、CDMAシステム、TDMAシステム、FDMAシステム、およびOFDMAシステムを含むがそれらに限定されない様々な通信プロトコルのうちのいずれかを用いるもののような、他の通信システムとの使用のために適合され得る。
[0100] 開示された処理におけるステップの特定の順序または階層は、例示的なアプローチの例であることが理解される。設計の選択に基づいてこれら処理におけるステップの特定の順序または階層は、本開示の範囲内にとどまりながら再構成され得ることが理解される。添付の方法の請求項は、サンプルの順序において、様々なステップのエレメントを表し、表された特定の順序または階層に限定されるようには意図されない。
[0101] 当業者であれば、情報および信号が、様々な異なる技術および技法のうちのいずれかを使用して表され得ることを理解するであろう。例えば、上記説明の全体にわたって参照され得るデータ、命令、コマンド、情報、信号、ビット、シンボル、およびチップは、電圧、電流、電磁波、磁場または磁性粒子、光場または光粒子、あるいはこれらの任意の組み合わせによって表され得る。
[0102] 当業者であれば、本明細書に開示された態様に関連して説明された様々な例示的な論理ブロック、モジュール、回路、およびアルゴリズムステップが、電子ハードウェア、コンピュータソフトウェア、または両方の組み合わせとして実現され得ることをさらに理解するであろう。ハードウェアおよびソフトウェアのこの互換性を明確に示すために、様々な例示的な構成要素、ブロック、モジュール、回路、およびステップが、概してそれらの機能の観点から上記で説明されている。このような機能が、ハードウェアとして実現されるか、あるいはソフトウェアとして実現されるかは、特定のアプリケーションおよびシステム全体に課せられる設計制約に依存する。当業者であれば、説明された機能を特定のアプリケーション毎に様々な方法で実現し得るが、このような実現の決定が、本開示の範囲からの逸脱を生じるものと解釈されるべきではない。
[0103] 本明細書で開示された態様と関連して説明された様々な例示的な論理ブロック、モジュール、および回路は、汎用プロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP)、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)または他のプログラマブル論理デバイス、離散ゲートまたはトランジスタロジック、離散ハードウェア構成要素、あるいは本明細書で説明された機能を行うように設計されたこれらの任意の組み合わせを用いて実現または実行され得る。汎用プロセッサは、マイクロプロセッサであり得るが、代替として、プロセッサは、任意の従来のプロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、またはステートマシンであり得る。プロセッサはまた、コンピューティングデバイスの組み合わせ、例えば、DSPとマイクロプロセッサの組み合わせ、複数のマイクロプロセッサ、DSPコアと連携した1つ以上のマイクロプロセッサ、あるいはその他任意のこのような構成として実現され得る。
[0104] 本明細書で開示された態様と関連して説明された方法またはアルゴリズムのステップは、直接ハードウェアにおいて、プロセッサによって実行されるソフトウェアモジュールにおいて、あるいは2つの組み合わせにおいて、具現化され得る。ソフトウェアモジュールは、RAMメモリ、フラッシュメモリ、ROMメモリ、EPROMメモリ、EEPROM(登録商標)メモリ、レジスタ、ハードディスク、リムーバブルディスク、CD−ROM、または当該技術分野において周知である任意の他の形態の記憶媒体内に存在し得る。例示的な記憶媒体は、プロセッサがこの記憶媒体から情報を読み取り、また、この記憶媒体に情報を書き込むことができるように、プロセッサに結合され得る。代替として、記憶媒体は、プロセッサと一体化され得る。プロセッサおよび記憶媒体は、ASIC内に存在し得る。ASICは、ユーザ端末内に存在し得る。代替として、プロセッサおよび記憶媒体は、ユーザ端末内における離散コンポーネントとして存在し得る。
[0105] 開示された態様の先の説明は、本開示を製造または使用することをいずれの当業者にも可能にさせるために提供されている。これらの態様に対する様々な変更は、当業者に容易に理解され、本明細書で定義された一般的な原理は、本開示の精神または範囲から逸脱せずに、他の態様に適用され得る。従って、本開示は、本明細書に示された態様に限定されるようには意図されず、本明細書に開示される原理および新規な特徴と一致する最も広い範囲を与えられるべきである。
以下に、出願当初の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
[C1]
ワイヤレス通信のための方法であって、
第1の無線アクセス技術(RAT)の基地局から自律拒否レートを受信することと、
前記自律拒否レートに少なくとも部分的に基づいて前記第1のRATの通信を調整することと、
前記調整された前記第1のRATの通信に少なくとも部分的に基づいて第2のRATの通信を調整することと
を備える、方法。
[C2]
前記調整することは、第2のRATの通信の優先順位を変更することを含む、C1に記載の方法。
[C3]
前記基地局から前記第1のRATの通信のための時分割多重(TDM)通信パターンを要求することをさらに備え、前記調整することは、前記TDM通信パターンに少なくとも部分的に基づいて前記第2のRATの通信を調整することを備える、C1に記載の方法。
[C4]
以前に割り当てられたTDM通信パターンが前記第1のRATの通信と前記第2のRATの通信との間に干渉をもたらし得る場合に、第2のTDM通信パターンを要求することをさらに備える、C3に記載の方法。
[C5]
前記自律拒否レートが前記第1のRATの通信と前記第2のRATの通信との間に干渉をもたらし得る場合に、前記第1のRATの通信を拒否することをさらに備える、C1に記載の方法。
[C6]
前記基地局から前記第1のRATの通信のための周波数分割多重(FDM)通信構成を要求することをさらに備え、前記調整することは、前記FDM通信構成に少なくとも部分的に基づいて前記第2のRATの通信を調整することを備える、C1に記載の方法。
[C7]
前記第1のRATの拒否されたアップリンクサブフレームのタイミングに少なくとも部分的に基づいて前記第1のRATの前記基地局へのシグナリングメッセージの送信を調整することをさらに備える、C1に記載の方法。
[C8]
前記シグナリングメッセージは測定報告である、C7に記載の方法。
[C9]
前記第1のRATの拒否されたアップリンクサブフレームに続く、第1の利用可能な拒否されないサブフレーム中に、前記第1のRATの前記基地局への前記シグナリングメッセージの送信をスケジュールすることをさらに備える、C1に記載の方法。
[C10]
ワイヤレス通信のための装置であって、
第1の無線アクセス技術(RAT)の基地局から自律拒否レートを受信するための手段と、
前記自律拒否レートに少なくとも部分的に基づいて前記第1のRATの通信を調整するための手段と、
前記調整された前記第1のRATの通信に少なくとも部分的に基づいて第2のRATの通信を調整するための手段と
を備える、装置。
[C11]
ワイヤレスネットワークにおけるワイヤレス通信のためのコンピュータプログラム製品であって、
非一時的なプログラムコードを記憶したコンピュータ可読媒体を備え、前記プログラムコードは、
第1の無線アクセス技術(RAT)の基地局から自律拒否レートを受信するためのプログラムコードと、
前記自律拒否レートに少なくとも部分的に基づいて前記第1のRATの通信を調整するためのプログラムコードと、
前記調整された前記第1のRATの通信に少なくとも部分的に基づいて第2のRATの通信を調整するためのプログラムコードと
を備える、コンピュータプログラム製品。
[C12]
ワイヤレス通信のための装置であって、
メモリと、
前記メモリに結合される少なくとも1つのプロセッサとを備え、前記少なくとも1つのプロセッサは、
第1の無線アクセス技術(RAT)の基地局から自律拒否レートを受信し、
前記自律拒否レートに少なくとも部分的に基づいて前記第1のRATの通信を調整し、
前記調整された前記第1のRATの通信に少なくとも部分的に基づいて第2のRATの通信を調整するように構成される、装置。
[C13]
前記少なくとも1つのプロセッサは、第2のRATの通信の優先順位を変更するようにさらに構成される、C12に記載の装置。
[C14]
前記少なくとも1つのプロセッサは、前記基地局から前記第1のRATの通信のためのTDM通信パターンを要求するようにさらに構成され、調整するように構成された前記少なくとも1つのプロセッサは、前記TDM通信パターンに少なくとも部分的に基づいて前記第2のRATの通信を調整するように構成された前記少なくとも1つのプロセッサを備える、C12に記載の方法。
[C15]
前記少なくとも1つのプロセッサは、以前に割り当てられたTDM通信パターンが前記第1のRATの通信と前記第2のRATの通信との間に干渉をもたらし得る場合に、第2のTDM通信パターンを要求するようにさらに構成される、C14に記載の装置。
[C16]
前記少なくとも1つのプロセッサは、前記自律拒否レートが前記第1のRATの通信と前記第2のRATの通信との間に干渉をもたらし得る場合に、前記第1のRATの通信を拒否するようにさらに構成される、C12に記載の装置。
[C17]
前記少なくとも1つのプロセッサは、前記基地局から前記第1のRATの通信のためのFDM通信パターンを要求するようにさらに構成され、調整するように構成された前記少なくとも1つのプロセッサは、前記FDM通信パターンに少なくとも部分的に基づいて前記第2のRATの通信を調整するように構成された前記少なくとも1つのプロセッサを備える、C12に記載の装置。
[C18]
前記少なくとも1つのプロセッサは、前記第1のRATの拒否されたアップリンクサブフレームのタイミングに少なくとも部分的に基づいて前記第1のRATの前記基地局へのシグナリングメッセージの送信を調整するようにさらに構成される、C12に記載の装置。
[C19]
前記シグナリングメッセージは、測定報告である、C18に記載の装置。
[C20]
前記少なくとも1つのプロセッサは、前記第1のRATの拒否されたアップリンクサブフレームに続く、第1の利用可能な拒否されないサブフレーム中に、前記第1のRATの前記基地局への前記シグナリングメッセージの送信をスケジュールするようにさらに構成される、C18に記載の装置。
[C21]
ワイヤレス通信のための方法であって、
ユーザ機器のための自律拒否レートを構成することと、
前記構成された自律拒否レートに少なくとも部分的に基づいて前記ユーザ機器のための予期された測定報告ウィンドウを調整することと
を備える、方法。
[C22]
ワイヤレス通信のための装置であって、
ユーザ機器のための自律拒否レートを構成するための手段と、
前記構成された自律拒否レートに少なくとも部分的に基づいて前記ユーザ機器のための予期された測定レポートウィンドウを調整するための手段と
を備える、装置。
[C23]
ワイヤレスネットワークにおけるワイヤレス通信のためのコンピュータプログラム製品であって、
非一時的なプログラムコードを記憶したコンピュータ可読媒体を備え、前記プログラムコードは、
ユーザ機器のための自律拒否レートを構成するためのプログラムコードと、
前記構成された自律拒否レートに少なくとも部分的に基づいて前記ユーザ機器のための予期された測定報告ウィンドウを調整するためのプログラムコードと
を備える、コンピュータプログラム製品。
[C24]
ワイヤレス通信のための装置であって、
メモリと、
前記メモリに結合される少なくとも1つのプロセッサとを備え、前記少なくとも1つのプロセッサは、
ユーザ機器のための自律拒否レートを構成し、
前記構成された自律拒否レートに少なくとも部分的に基づいて前記ユーザ機器のための予期された測定報告ウィンドウを調整するように構成される、装置。

Claims (15)

  1. 少なくとも第1の無線アクセス技術(RAT)および第2のRATを含むワイヤレス通信のためのユーザ機器のための方法であって、
    自律拒否レートに少なくとも部分的に基づいて前記第1の無線アクセス技術(RAT)の通信を調整することと、
    前記調整された前記第1のRATの通信に少なくとも部分的に基づいて第2のRATの通信を調整することと、
    を備え、前記方法は、
    前記第1のRATの基地局からの前記自律拒否レートを受信することであって、前記自律拒否レートは、前記基地局によって構成され、前記第1のRATを拒否して前記基地局の事前知識なしにアップリンク通信を実行するためのユーザ機器による自律拒否のレートに対する制限を示す、受信することと、
    前記基地局に測定値を報告することであって、前記ユーザ機器が測定報告を送信すると予期される、測定報告のための予期された測定ウィンドウは、前記受信された自律拒否レートに少なくとも部分的に基づいて前記基地局によって調整される、報告することと、
    をさらに備え、前記自律拒否レートが少なくとも前記測定値を報告することにおける遅延の影響を低減するように構成されることを特徴とする、方法。
  2. 前記調整することは、第2のRATの通信の優先順位を変更することを含む、請求項1に記載の方法。
  3. 前記基地局から前記第1のRATの通信のための時分割多重(TDM)通信パターンを要求することをさらに備え、前記調整することは、前記TDM通信パターンに少なくとも部分的に基づいて前記第2のRATの通信を調整することを備える、請求項1に記載の方法。
  4. 以前に割り当てられたTDM通信パターンが前記第1のRATの通信と前記第2のRATの通信との間に干渉をもたらし得る場合に、第2のTDM通信パターンを要求することをさらに備える、請求項3に記載の方法。
  5. 前記自律拒否レートが前記第1のRATの通信と前記第2のRATの通信との間に干渉をもたらし得る場合に、前記第1のRATの通信を拒否することをさらに備える、請求項1に記載の方法。
  6. 前記基地局から前記第1のRATの通信のための周波数分割多重(FDM)通信構成を要求することをさらに備え、前記調整することは、前記FDM通信構成に少なくとも部分的に基づいて前記第2のRATの通信を調整することを備える、請求項1に記載の方法。
  7. 前記第1のRATの拒否されたアップリンクサブフレームのタイミングに少なくとも部分的に基づいて前記第1のRATの前記基地局へのシグナリングメッセージの送信を調整することをさらに備える、請求項1に記載の方法。
  8. 前記シグナリングメッセージは測定報告である、請求項7に記載の方法。
  9. 前記第1のRATの拒否されたアップリンクサブフレームに続く、第1の利用可能な拒否されないサブフレーム中に、前記第1のRATの前記基地局への前記シグナリングメッセージの送信をスケジュールすることをさらに備える、請求項7に記載の方法。
  10. 少なくとも第1の無線アクセス技術(RAT)および第2のRATを含むワイヤレス通信のためのユーザ機器で使用するための装置であって、
    自律拒否レートに少なくとも部分的に基づいて前記第1の無線アクセス技術(RAT)の通信を調整するための手段と、
    前記調整された前記第1のRATの通信に少なくとも部分的に基づいて前記第2のRATの通信を調整するための手段と、
    を備え、前記装置は、
    基地局からの前記第1のRATの前記自律拒否レートを受信する手段であって、前記自律拒否レートは、前記基地局によって構成され、前記第1のRATを拒否して前記基地局の事前知識なしにアップリンク通信を実行するための前記ユーザ機器による自律拒否のレートに対する制限を示す、受信する手段と、
    前記基地局に測定値を報告するための手段であって、前記ユーザ機器が測定報告を送信すると予期される、測定報告のための予期された測定ウィンドウは、前記受信された自律拒否レートに少なくとも部分的に基づいて前記基地局によって調整される、報告するための手段と、をさらに備え、
    前記自律拒否レートが少なくとも前記測定値を報告することにおける遅延の影響を低減するように構成されることを特徴とする、装置。
  11. 前記調整するための手段は、第2のRATの通信の優先順位を変更するようにさらに構成される、請求項10に記載の装置。
  12. 前記基地局から前記第1のRATの通信のためのTDM通信パターンを要求するための手段をさらに備え、前記第2のRATの通信を前記調整するための手段は、前記TDM通信パターンに少なくとも部分的に基づいて前記第2のRATの通信を調整するように構成される、請求項10に記載の装置。
  13. ワイヤレス通信のための基地局のための方法であって、
    少なくとも第1の無線アクセス技術(RAT)および第2のRATを含むユーザ機器のための第1の無線アクセス技術の自律拒否レートを構成することであって、前記自律拒否レートは、前記第1のRATを拒否して前記基地局の事前知識なしにアップリンク通信を実行するための前記ユーザ機器による自律拒否のレートに対する制限を示す、構成することと、
    前記ユーザ機器に前記自律拒否レートを送信することと、を備え、
    前記構成された自律拒否レートに少なくとも部分的に基づいて前記ユーザ機器のための予期された測定報告ウィンドウを調整することと、前記自律拒否レートが少なくとも測定値を報告することにおける遅延の影響を低減するように構成されることとを特徴とする、方法。
  14. ワイヤレス通信のための基地局で使用するための装置であって、
    少なくとも第1の無線アクセス技術(RAT)および第2のRATを含むユーザ機器のための第1の無線アクセス技術の自律拒否レートを構成するための手段であって、前記自律拒否レートは、前記第1のRATを拒否して前記基地局の事前知識なしにアップリンク通信を実行するための前記ユーザ機器による自律拒否のレートに対する制限を示す、構成するための手段と、
    前記ユーザ機器に前記自律拒否レートを送信するための手段と、
    を備え、前記構成された自律拒否レートに少なくとも部分的に基づいて前記ユーザ機器のための予期された測定報告ウィンドウを調整するための手段と、前記自律拒否レートが少なくとも測定値を報告することにおける遅延の影響を低減するように構成されることとを特徴とする、装置。
  15. ワイヤレスネットワークにおけるワイヤレス通信のためのコンピュータプログラムであって、
    請求項1−9および13のうちのいずれか1つの前記方法をプロセッサによって実行するためのプログラムコードを備える、コンピュータプログラム。
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