JP6452216B1 - Non-sewn knit innerwear and manufacturing method thereof - Google Patents
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Abstract
【課題】 前身ごろの胸部の内側にパッド用のポケットを設けた無縫製ニットインナーウエアを提供することである。
【解決手段】 無縫製ニットブラジャー1は、前身ごろ2と、後身ごろ5と、前身ごろ2の胸部2’の内側に設けられるパッド用のポケット4a,4bと、を備え、前記ポケット4a,4bがニット針とミス針との交互連続編みによって前身ごろ2のカップ部6a,6bと共に編成されるポケット地3a,3bによって形成される。
【選択図】 図2PROBLEM TO BE SOLVED: To provide a non-sewn knit inner wear provided with a pocket for a pad on the inner side of a front chest.
A sewn knit bra 1 includes a front body 2, a rear body 5, and pad pockets 4a and 4b provided inside a chest 2 'of the front body 2, and the pockets 4a and 4b are provided. Is formed by the pockets 3a and 3b knitted together with the cup portions 6a and 6b of the front body 2 by alternating continuous knitting of knitting needles and miss needles.
[Selection] Figure 2
Description
本発明は、ブラジャー、ブラトップ、タンクトップなどのインナーウエアの胸部の内側にパッド用のポケットを有する無縫製ニットインナーウエア及びその製造方法に関する。 The present invention relates to a non-sewn knit innerwear having a pad pocket inside the chest of an innerwear such as a brassiere, a bra top, and a tank top, and a method for manufacturing the same.
従来の無縫製ニットブラジャーとしては、円形編み機により製造したものが知られており、製造されたニットブラジャーには必要に応じてポケット又はポケット状の領域が形成される(特許文献1参照)。 As a conventional non-sewn knit bra, one manufactured by a circular knitting machine is known, and a pocket or a pocket-shaped region is formed in the manufactured knit bra as required (see Patent Document 1).
しかしながら、上記従来のニットブラジャーに形成されるポケット又はポケット状の領域は、管状部分を形成したあとの別のステップにおいて形成されるために、製造工程が複雑になると共に製造時間が掛かって生産効率が低下する問題があった。
そこで、本発明の目的は、前身ごろの胸部の内側にパッド用のポケットを設けた無縫製ニットインナーウエア及び前身ごろの胸部の内側にパッド用のポケットを容易に編成することのできる製造方法を提供することである。 Accordingly, an object of the present invention is to provide a sewing method in which a pad pocket is provided on the inside of the front chest and a pad pocket can be easily knitted on the inside of the front chest. Is to provide.
上記課題を解決するために、本発明に係る無縫製ニットインナーウエアは、前身ごろと、後身ごろと、前身ごろの胸部の内側に設けられるパッド用のポケットと、を備え、前記ポケットがニット針とミス針との交互連続編みによって前身ごろの胸部と共に編成されるポケット地によって形成される。 In order to solve the above-mentioned problems, a non-sewn knit innerwear according to the present invention includes a front part, a rear part, and a pad pocket provided inside a chest part of the front part, and the pocket is a knitting needle. It is formed by pockets that are knitted together with the chest at the front by alternating continuous knitting with and miss needles.
また、本発明の無縫製ニットインナーウエアは、前記ポケットが前身ごろの胸部の内側に編成されるポケット地の端部に開口部を有してもよい。 Moreover, the non-sewn knit innerwear of the present invention may have an opening at an end of a pocket where the pocket is knitted on the inside of a chest part around the front.
また、本発明の無縫製ニットインナーウエアは、前記前身ごろの胸部の中央部分にニット目が左右の胸部に比べて少ない絞り部を有してもよい。 Further, the non-sewn knit innerwear of the present invention may have a narrowed portion having a smaller number of knit eyes than the left and right chests at the center of the front chest.
本発明に係る無縫製ニットインナーウエアの製造方法は、よこ編み機を用いた無縫製ニットインナーウエアの製造方法であって、前身ごろの胸部、胸部の内側に編成されるポケット地がニット針とミス針との交互連続編みによって編成されている。 A method for producing a knitted knitted innerwear according to the present invention is a method for producing a knitted knitted innerwear using a weft knitting machine, in which a chest knitted on the front and the inside of the chest are misplaced with a knitted needle. It is knitted by alternating continuous knitting with needles.
また、本発明の無縫製ニットインナーウエアの製造方法は、前記ポケット地が、前身ごろ側のニット針列のうち前身ごろを編成するニット針を除くミス針、又は後身ごろ側のニット針列のうち後身ごろを編成するニット針を除くミス針によって編成されてもよい。 Further, in the method for manufacturing a knitted innerwear according to the present invention, the pocket is formed of a miss needle excluding a knit needle knitting the front body of the knitting needle row on the front side, or a knit needle row on the back side. Of these, it may be knitted with a miss needle except for a knit needle that knitting the back body.
また、本発明の無縫製ニットインナーウエアの製造方法は、前記ポケット地が、前身ごろを編成する際には後身ごろ側に移動し、後身ごろを編成する際には前身ごろ側に移動してもよい。 Further, in the method for manufacturing a knitted innerwear according to the present invention, the pocket fabric moves to the rear body side when knitting the front body, and moves to the front body side when knitting the rear body. Also good.
本発明に係る無縫製ニットインナーウエアは、前身ごろの胸部の内側にパッド用のポケットを有しているので、市販されている布地のブラジャーと同様、パッドの装着及びパッドの入れ替えが可能である。 The non-sewn knit innerwear according to the present invention has a pad pocket inside the chest at the front, so that the pad can be attached and the pad can be replaced in the same manner as a commercially available fabric brassiere. .
また、本発明に係る無縫製ニットインナーウエアの製造方法によれば、無縫製ニットインナーウエアの胸部の内側にパッド用のポケットを容易に編成することができる。 Further, according to the method for manufacturing a non-sewn knit inner wear according to the present invention, a pad pocket can be easily knitted inside the chest of the non-sewn knit inner wear.
以下、本発明に係る無縫製ニットインナーウエア及びその製造方法について、その実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、図面は、本発明の無縫製ニットインナーウエア及びその製造方法を模式的に表したものである。これらの実物の寸法、寸法比及び編み目数は、図面上の寸法、寸法比及び編み目数と必ずしも一致していない。また、重複説明は適宜省略させることがあり、同一部材には同一符号を付与することがある。また、実施形態の説明の中で用いている左と右、上と下は、図1上での左右、上下を基準としている。さらに、本発明の技術的範囲は以下で説明する各実施の形態には限定されず、特許請求の範囲に記載された発明とその均等物に及ぶ点に留意されたい。本発明の無縫製ニットインナーウエアは、ブラジャー、ブラトップ、タンクトップ、袖付きインナーなどのインナーウエアに幅広く適用されるものである。 DESCRIPTION OF EMBODIMENTS Hereinafter, a non-sewn knit innerwear and a manufacturing method thereof according to the present invention will be described in detail with reference to the drawings. The drawings schematically show the non-sewn knit innerwear of the present invention and the manufacturing method thereof. The actual dimensions, dimension ratio, and number of stitches do not necessarily match the dimensions, dimension ratio, and number of stitches on the drawing. In addition, duplicate descriptions may be omitted as appropriate, and the same symbols may be assigned to the same members. Further, the left and right, and the top and bottom used in the description of the embodiment are based on the left and right and the top and bottom in FIG. Furthermore, it should be noted that the technical scope of the present invention is not limited to the embodiments described below, but extends to the invention described in the claims and equivalents thereof. The non-sewn knit innerwear of the present invention is widely applied to innerwear such as a brassiere, a bra top, a tank top, and an inner with a sleeve.
図1乃至図3には、本発明の一実施形態として無縫製ニットインナーウエアを無縫製ニットブラジャー1に適用した例が示されている。この無縫製ニットブラジャー1は、前身ごろ2と、前身ごろ2の胸部2’の内側に設けられる左右一対のパッド用の一対のポケット4a,4bと、前記前身ごろ2の反対側に編成される後身ごろ5と、を備えている。また、前記前身ごろ2の胸部2’には左右に一対のカップ部6a,6bが円形状に設けられており、この左カップ部6a及び右カップ部6bに対応した内側に前記パッド用の左ポケット4aと右ポケット4bがそれぞれ設けられている。なお、前身ごろ2の下部と後身ごろ5の下部には一定幅のリブ13が編成されている。
1 to 3 show an example in which a non-sewn knit innerwear is applied to a
前記左ポケット4a及び右ポケット4bは、ニット針とミス針との交互連続編みによって、前身ごろ2の胸部2’と共に編成される左ポケット地3a及び右ポケット地3bによって形成されている。左ポケット地3aと右ポケット地3bは、それぞれが対応する左カップ部6aと右カップ部6bを編成する際、各カップ部6a,6bの端から引き返すように連続編みすることによって、各カップ部6a,6bの内側に編成することができる。各ポケット地3a,3bは、対応する各ポケット4a,4bの周縁部に接続されており、各ポケット4a,4bの内部にパッド8が装着される空間を有する。また、各ポケット4a,4bは、各ポケット地3a,3bの端部に開口部7a,7bを有している。この開口部7a,7bは各ポケット4a、4bの周縁部にあればよく、図2に示される位置に限定されないことは勿論である。開口部7a,7bは、各ポケット4a,4b内へのパッド8の装入やパッド8の入れ替えを可能とするためのものである。パッド8は柔らかくて薄いクッション材からなるので、開口部7a,7bの大きさはそれに見合ったもので足りる。
The left pocket 4a and the
本実施形態では、前記前身ごろ2の胸部2’の中央部分にニット目が左右の胸部に比べて少ない絞り部9a,9bが設けられている。この絞り部9a,9bは、胸部2’に設けられた左カップ部6aと右カップ部6bとの間の上部と下部に設けられる。上部に設けられる上部絞り部9aは一対のカップ部6a,6bの上縁部に沿ってほぼ逆三角形状に形成され、下部に設けられる下部絞り部9bは一対のカップ部6a,6bの下縁部に沿ってほぼ三角形状に形成されている。このように、左右のカップ部6a,6bの間に一対の絞り部9a,9bを上下に設けたことで、カップ部6a,6bの膨らみに自然な立体感を持たせることができる。
In the present embodiment, narrowed
上記一対の絞り部9a,9bは、一対のカップ部6a,6b及び一対のポケット地3a,3bを編成するニット目に比べて少ないニット目で編成されている。例えば、図4に示されるように、一対のカップ部6a,6bのニット目の数に比べて絞り部9a,9bのニット目の数は少ない。そして、絞り部9a,9bの各中心部9a’,9b’に向かってニット目の数を順次少なくすることで、上部絞り部9aがほぼ逆三角形状に近いものとなり、下部絞り部9bがほぼ三角形状に近いものとなる。このように、上下の絞り部9a,9bを設けたことにより、相対的に一対のカップ部6a,6b及び一対のポケット地3a,3bはゆとりを得ることになる。なお、絞り部9a,9bのニット目の数を減らす手段は上記の他にも取り得ることができる。その場合、絞り部9a,9bの形状も上記とは異なるものとなる。
The pair of narrowed
本実施形態の無縫製ニットブラジャー1は、図1及び図2に示したように、前記前身ごろ2の上部に左右一対の前肩部10a,10bを設けている。この前肩部10a,10bは前身ごろ2の編成後に続いて編成される。また、後身ごろ5の上部にも左右一対の後肩部11a,11bを設けており、後肩部11a,11bは後身ごろ5の編成後に続いて編成される。さらに、一対の前肩部10a,10bの上端と一対の後肩部11a,11bの上端は縫製部を有することなく接続される。このように、前身ごろ2と後身ごろ5は、前肩部10a,10b及び後肩部11a,11bを含めて全体が無縫製で筒状に形成された無縫製ニットブラジャーを構成する。
As shown in FIGS. 1 and 2, the
前記前身ごろ2の胸部2’、一対のポケット地3a,3b及び後身ごろ5は、いずれもニット針とミス針との交互連続編みによって編成されている。ニット針とミス針との交互連続編みとは、例えば図5に示したように、一枚の編み地12を編成する場合に、1,2,3,4,5,6,7,8,9,10,11,12と連続するニット針列30に対して、符号1,3,5,7,9,11のように奇数番号の位置にある針はニット目12aを作るためのニット針30aとして使用する一方、符号2,4,6,8,10,12のように偶数番号の位置にある針はニット目を作らないミス針30bとして使用するものである。すなわち、一つ置きのニット針30aで編んだニット目12aによって編み地12が編成される編み方であり、ニット、ミス、ニット、ミスの繰り返しによって編成されている。
The chest 2 'of the
図3及び図6基づいて、さらに本実施形態の場合について詳細に説明する。便宜的に図3のマス目の一つひとつが図6の一本ずつのニット針又はミス針と対応している。図3及び図6に示したように、前述した前身ごろ2の胸部2’、ポケット地3a,3b及び後身ごろ5は、いずれもニット針とミス針との交互連続編みによって編成される。前身ごろ2の胸部2’は、前身ごろ2側のニット針列31の奇数番号(1,3,5,・・・)の位置にあるニット針31aを使用して編み目12bを作る。また、後身ごろ5は、後身ごろ5側のニット針列32の奇数番号(1’,3’,5’,・・・)の位置にあるニット針32aを使用して編み目12cを作る。このように、前身ごろ2の胸部2’を編成する奇数番号のニット針31a及び後身ごろ5を編成する奇数番号のニット針32aは、前後方向で同じ位置にある。すなわち、図3においては縦方向のマス目の位置が一致している。
Based on FIG. 3 and FIG. 6, the case of the present embodiment will be further described in detail. For convenience, each square in FIG. 3 corresponds to each knit needle or miss needle in FIG. As shown in FIGS. 3 and 6, the
また、図6に示されるように、この実施形態では一対のポケット地3a,3bは、後身ごろ5側のニット針列32の偶数番号(2’,4’,6’,・・・)の位置にある針32bをポケット地3a,3bを編成する際のニット針として使用し編み目12dを作っている。この針32bは、後身ごろ5を編成する際にはミス針となるものである。よこ編み機は前後2列のニット針列31,32を備えているのに対して、本実施形態の無縫製ニットブラジャー1は、前身ごろ2、ポケット地3a,3b及び後身ごろ5の3枚の編み地を必要としている。そのため、前身ごろ2の胸部2’及び後身ごろ5のそれぞれの編み目12b,12cをニット針とミス針との交互連続編みによって編成する一方、前身ごろ2の胸部2’及び後身ごろ5を編成する際のミス針を利用することで、前身ごろ2の胸部2’に接続されるポケット地3a,3bの無縫製による編成を可能としている。なお、この実施形態ではポケット地3a,3bを編成するためのニット針として、後身ごろ5を編成する後身ごろ5側のニット針列32の針32bを利用しているが、前身ごろ2の胸部2’を編成する前身ごろ2側のニット針列31のミス針31bを利用することでも同様のポケット地3a,3bを編成することができる。
Further, as shown in FIG. 6, in this embodiment, the pair of
図7乃至図10にはよこ編み機を用いて前身ごろ2の胸部2’、ポケット地3a,3b、及び後身ごろ5を無縫製で編成する工程が示されている。図7及び図8には一本の糸を用いて編成する場合が示され、図9及び図10には三本の糸を用いて編成する場合が示される。いずれの場合も前身ごろ2と後身ごろ5の下部をリブ編みしたのち、本実施例の工程に移る。
7 to 10 show a process of knitting the chest 2 ', the
先ず、無縫製ニットブラジャー1の前身ごろ2のカップ部6a,6b、ポケット地3a,3b及び後身ごろ5を一本の糸で編成する場合の工程を図7及び図8に基づいて説明する。
First, the process in the case of knitting the
図7には無縫製ニットブラジャー1の前身ごろ2の一対のカップ部6a,6b、一対のポケット地3a,3b及び後身ごろ5を一本糸で編成する場合の工程順が1〜10で示されている。無縫製ニットブラジャー1の編成は、工程1から始まって工程2、工程3、・・・工程10と順と進む。工程1から工程10までを1リピートとすることで縦に2目編成され、これを繰り返すことで前身ごろ2の一対のカップ部6a,6b、一対のポケット地3a,3b及び後身ごろ5が編み上げられる。前身ごろ2の胸部2’に設けられる一対のカップ部6a,6bのうち、右カップ部6bは工程1と工程4によって編成され、左カップ部6aは工程6と工程9によって編成される。また、右ポケット4bを形成する右ポケット地3bは工程2と工程3によって編成され、左ポケット4aを形成する左ポケット地3aは工程7と工程8によって編成される。さらに、後身ごろ5は工程5と工程10によって編成される。
FIG. 7 shows the order of
図8には無縫製ニットブラジャー1の前身ごろ2のカップ部6a,6b、ポケット地3a,3b及び後身ごろ5を一本糸で編成する場合の工程1〜工程10が示されている。先ず、工程1において一本の糸15を用いて前身ごろ2の右端から右カップ部6bの左端に向けて、右カップ部6bの編み目20aを縦に1目編成する。編み目20はニット針とミス針との交互連続編みによって編成される。他の工程における編み目も同様に編成される。
FIG. 8 shows
工程2では同じ一本の糸15を用いて右カップ部6bの左端から右ポケット地3bの右端に向けて、右ポケット4b用の右ポケット地3bの編み目20bを縦に1目編成する。その際、右カップ部6bの左端に左カップ部6a又は絞り部9a又は9bと接続するためのタック目21bを作っておく。前述したように、右ポケット地3bを編成するニット針は、後身ごろ5を編成する際のミス針を利用する。
In
工程3では同じ一本の糸15を用いて右ポケット地3bの右端から右ポケット3bの左端に向けて、右ポケット地3bの編み目20cを縦に1目編成する。右ポケット地3bの右端から引き返す際、右ポケット地3bの右端に右カップ部6bと接続するためのタック目21cを作っておく。なお、図3に示した右ポケット4bの開口部7bを編成する際にはタック目を作らずにそのまま右端から引き返す。
In
工程4では同じ一本の糸15を用いて右カップ部6bの左端から前身ごろ2の右端に向けて、右カップ部6bの編み目20dを縦に1目編成する。右カップ部6bの左端から引き返す際、右カップ部6bの左端に左カップ部6a又は絞り部9a又は9bと接続するためのタック目21dを作っておく。
In
工程5では同じ一本の糸15を用いて後身ごろ5の右端から後身ごろ5の左端に向けて、後身ごろ5の編み目20eを縦に1目編成する。
In
工程6では同じ一本の糸15を用いて前身ごろ2の左端から左カップ部6aの右端に向けて、左カップ部6aの編み目20fを縦に1目編成する。
In
工程7では同じ一本の糸15を用いて左カップ部6aの右端から左ポケット地3aの左端に向けて、左ポケット4a用の左ポケット地3aの編み目20gを縦に1目編成する。その際、左カップ部6aの右端に右カップ部6b又は絞り部9a又は9bと接続するためのタック目21gを作っておく。前述した右ポケット地3bと同様、左ポケット地3aを編成するニット針は、後身ごろ5を編成する際のミス針を利用する。
In
工程8では同じ一本の糸15を用いて左ポケット地3aの左端から左ポケット地3aの右端に向けて、左ポケット地3aの編み目20hを縦に1目編成する。左ポケット地3aの左端から引き返す際、左ポケット地3aの左端に左カップ部6aと接続するためのタック目21hを作っておく。なお、右ポケット4bと同様、左ポケット4aの開口部7aを編成する際には、タック目を作らずにそのまま左端から引き返す。
In
工程9では同じ一本の糸15を用いて左カップ部6aの右端から前身ごろ2の左端に向けて、左カップ部6aの編み目20iを縦に1目編成する。左カップ部6aの右端から引き返す際、左カップ部6aの右端に右カップ部6b又は絞り部9a又は9bと接続するためのタック目21iを作っておく。
In
最後に、工程10において同じ一本の糸15を用いて後身ごろ5の左端から後身ごろ5の右端に向けて、後身ごろ5の編み目20jを縦に1目編成する。
Finally, in
前述したように、工程1から工程10までの1リピートによって縦に二つの編み目を編成することができる。また、上記工程3と工程8ではそれぞれのタック目21c、21hの有無によってポケット4a,4bの開口部7a,7bと接合部とを編み分することができる。
As described above, two stitches can be knitted vertically by one repeat from
また、前記一対のポケット地3a,3bの編成では、後身ごろ5側のニット針列のミス針を利用しているので、一対のポケット地3a,3bを編成する際にはポケット地3a,3bを後身ごろ5側に移動させてから編成する。また、前身ごろ2の編み目を編成する際にも一対のポケット地3a,3bを後身ごろ5側に移動させることで、前身ごろ2を編成するニット針の動きを妨げないようにしている。一方、後身ごろ5を編成する際には一対のポケット地3a,3bを前身ごろ2側に移動させることで、後身ごろ5を編成するニット針の動きを妨げないようにしている。
Further, the knitting of the pair of
なお、前身ごろ2の上部に編成される左右一対の前肩部10a,10b、及び後身ごろ5の上部に編成される左右一対の後肩部11a,11bは、前記工程1〜工程10の繰り返しによって前身ごろ2、ポケット地3a,3b及び後身ごろ5が編み上がった後の工程で編成される。
The pair of left and right
次に、無縫製ニットブラジャー1の前身ごろ2のカップ部6a,6b、ポケット地3a,3b及び後身ごろ5を三本の糸で編成する場合の工程を図9及び図10に基づいて説明する。一本の糸で編成する場合に比べて編成時間を短縮して生産効率を上げることができるメリットがある。
Next, the process in the case of knitting the
図9には無縫製ニットブラジャー1の前身ごろ2の一対のカップ部6a,6b、一対のポケット地3a,3b及び後身ごろ5を三本の糸で編成する場合の工程順が1〜6で示されている。右カップ部6bと右ポケット4b用の右ポケット地3bを編成する工程1、工程2、工程3、工程4では第1の糸16が使用される。また、左カップ部6aと左ポケット4a用の左ポケット地3aを編成する工程2’、工程3’、工程4’、工程5では第2の糸17が使用される。さらに、後身ごろ5を編成する工程5’、工程6では第3の糸18が使用される。このように三本の糸16,17,18を用いることで同時編成を可能としている。
In FIG. 9, the order of steps in the case of knitting the pair of
図10には無縫製ニットブラジャー1の前身ごろ2のカップ部6a,6b、ポケット地3a,3b及び後身ごろ5を三本糸で編成する場合の工程1〜工程6が示されている。先ず、工程1において第1の糸16を用いて前身ごろ2の右端から右カップ部6bの左端に向けて、右カップ部6bの編み目22aを縦に1目編成する。その際、前身ごろ2の右端に後身ごろ5と接続するためのタック目23aを作っておく。なお、一本の糸と同様、編み目22aはニット針とミス針との交互連続編みによって編成される。他の工程における編み目も同様に編成される。
FIG. 10 shows
工程2では第1の糸16を用いて右カップ部6bの左端から右ポケット地3bの右端に向けて、右ポケット4b用の右ポケット地3bの編み目22bを縦に1目編成する。その際、右カップ部6bの左端に左カップ部6a又は絞り部9a又は9bと接続するためのタック目23bを作っておく。工程2と同じタイミングで工程2’が作動する。工程2’では第2の糸17を用いて前身ごろ2の左端から左カップ部6aの右端に向けて、左カップ部6aの編み目22cを縦に1目編成する。その際、前身ごろの左端に後身ごろ5と接続するためのタック目23cを作っておく。
In
工程3では第1の糸16を用いて右ポケット地3bの右端から右ポケット3bの左端に向けて、右ポケット地3bの編み目22dを縦に1目編成する。右ポケット地3bの右端から引き返す際、右ポケット地3bの右端に右カップ部6bと接続するためのタック目23dを作っておく。なお、右ポケット4bの開口部7bを編成する場合には、タック目23dを作らずにそのまま右端から引き返す。工程3と同じタイミングで工程3’が作動する。工程3’では第2の糸17を用いて左カップ部6aの右端から左ポケット地3aの左端に向けて、左ポケット4a用の左ポケット地3aの編み目22eを縦に1目編成する。その際、左カップ部6aの右端に右カップ部6b又は絞り部9a又は9bと接続するためのタック目23eを作っておく。
In
工程4では第1の糸16を用いて右カップ部6bの左端から前身ごろ2の右端に向けて、右カップ部6bの編み目22fを縦に1目編成する。右カップ部6bの左端から引き返す際、右カップ部6bの左端に左カップ部6a又は絞り部9a又は9bと接続するためのタック目23fを作っておく。工程4と同じタイミングで工程4’が作動する。工程4’では第2の糸17を用いて左ポケット地3aの左端から左ポケット地3aの右端に向けて、左ポケット地3aの編み目22gを縦に1目編成する。左ポケット地3aの左端から引き返す際、左ポケット地3aの左端に左カップ部6aと接続するためのタック目23gを作っておく。なお、右ポケット4bと同様、左ポケット4aの開口部7aを編成する際には、タック目23gを作らずにそのまま左端から引き返す。
In
工程5では第2の糸17を用いて左カップ部6aの右端から前身ごろ2の左端に向けて、左カップ部6aの編み目22hを縦に1目編成する。左カップ部6aの右端から引き返す際、左カップ部6aの右端に右カップ部6b又は絞り部9a又は9bと接続するためのタック目23hを作っておく。工程5と同じタイミングで工程5’が作動する。工程5’では第3の糸18を用いて後身ごろ5の右端から後身ごろ5の左端に向けて、後身ごろ5の編み目22iを縦に1目編成する。その際、後身ごろ5の右端に前身ごろ2と接続するためのタック目23iを作る。
In
最後に、工程6において第3の糸18を用いて後身ごろ5の左端から後身ごろ5の右端に向けて、後身ごろ5の編み目22jを縦に1目編成する。後身ごろ5の左端から引き返す際、後身ごろ5の左端に前身ごろ2と接続するためのタック目23jを作る。
Finally, in
このように、三本の糸16,17,18を用いることで、工程2と工程2’、 工程3と工程3’、 工程4と工程4’、 工程5と工程5’を同じタイミングで作動させることができるので、一本の糸15を用いた場合に比べて編成時間を短縮することができる。
In this way, by using the three
上記の実施形態では一本及び三本の糸で無縫製ニットブラジャー1の前身ごろ2のカップ部6a,6b、ポケット地3a,3b及び後身ごろ5を編成する工程を説明したが、本発明の製造方法は糸の本数には限定されないものである。また、上記の実施形態では前身ごろ2の右カップ部6bの編成から工程を始めているが、他の部位から始めることも可能であり、工程順についても特に限定されないものである。
In the above embodiment, the process of knitting the
1 無縫製ニットブラジャー(無縫製ニットインナーウエア)
2 前身ごろ
2’ 前身ごろの胸部
3a 左ポケット地
3b 右ポケット地
4a 左ポケット
4b 右ポケット
5 後身ごろ
6a 左カップ部
6b 右カップ部
7a,7b 開口部
8 パッド
9a 上部絞り部
9a’ 上部絞り部の中心部
9b 下部絞り部
9b’ 下部絞り部の中心部
10a,10b 前肩部
11a,11b 後肩部
12 編み地
12a 編み目
13 リブ
15 一本の糸
16 第1の糸
17 第2の糸
18 第3の糸
20a〜20j 編み目
21b,21c,21d,21g,21h,21i タック目
22a〜22j 編み目
23a〜23j タック目
30 ニット針列
30a,31a,32a ニット針
30b,31b, ミス針
31 前身ごろ側のニット針列
32 後身ごろ側のニット針列
32b ポケット地を編成するニット針となる針
1 Sewn knit bra (sewn knit inner wear)
2 Front 2 '
Claims (6)
前記ポケットがニット針とミス針との交互連続編みによって前身ごろの胸部と共に編成されるポケット地によって形成される無縫製ニットインナーウエア。 With a front pocket, a back pocket, and a pad pocket provided inside the chest of the front body,
Non-sewn knit innerwear formed by a pocket where the pockets are knitted together with the chest at the front by alternating continuous knitting of knitting needles and miss needles.
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