JP6451325B2 - インクカートリッジ - Google Patents

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Description

本発明は、インクジェットヘッドをメンテナンスするために行うクリーニングで消費したインクを回収する廃インク回収部を備えるインクカートリッジに関する。
インクジェットプリンターは、インクを吐出するインクノズルの目詰まりを防ぐあるいは解消するため、インクノズル内のインクを吐出あるいは吸引するクリーニングを行う。クリーニングで吐出あるいは吸引したインクは、ノズル面を覆うキャップを経由して、廃インク回収部に回収される。この種のインクジェットプリンターにおいて、未使用のインクを貯留するインクカートリッジ内に廃インク回収室を設けたものがある。特許文献1には、この種のインクカートリッジが開示されている。
特開2004−74599号公報
インクジェットプリンターは、インクノズル内の増粘したインクを吐出するために、インクジェットヘッドのインク流路内のインクを完全に置換するような強力なクリーニングを行うことがあるが、このようなクリーニングを行うと、廃インク回収室に一度に多くのインクが流入する。従って、廃インク回収室の容量が小さく、すでに廃インク回収室に多くの廃インクが貯まっていた場合には、ここでさらに強力なクリーニングを行うと廃インク回収室からインクが溢れてしまうために、クリーニングを実行できず、インクカートリッジを交換しなくてならない。廃インク回収室の容量が足りないことによるインクカートリッジの交換を回避するためには、廃インク回収室の容量を大きくしなければならない。しかしながら、廃インク回収室の容量を大きくすると、インクカートリッジが大型化する。その結果、インクジェットプリンターも大型化してしまう。
また、廃インク回収室の容量が足りずにインクカートリッジを交換する場合、インク室にまだインクが残った状態でインクカートリッジを交換することで、未使用のインクが使われずに無駄になってしまうおそれがある。
本発明の課題は、このような点に鑑みて、廃インク回収室にインクを収容できなくなることによるインクカートリッジの交換を回避することにより、インクを無駄なく使い切ることができ、且つ、インクカートリッジの大型化を回避できるインクカートリッジを提案することにある。
上記の課題を解決するために、本発明のインクカートリッジは、大気開放部が形成されたケースと、前記ケースの内部空間の少なくとも一部を、インク室と廃インク回収室とに仕切る仕切り部材と、を有し、前記仕切り部材は、前記インク室と前記廃インク回収室とを連通させる廃インク導入口と、前記廃インク導入口と前記大気開放部とを、前記インク室を経由して連通させる大気連通流路と、を備えることを特徴とする。
本発明は、このように、インク室と、廃インク回収室とを連通する廃インク導入口を備える。また、廃インク導入口は、インク室を経由して大気開放部と連通している。従って、廃インク回収室の容量をオーバーするインクを、廃インク導入口からインク室に流入させることができる。従って、インク室のインクを使い切る前に、廃インク回収室の容量が足りずにインクカートリッジの交換が必要になることを回避できる。よって、インク室のインクを無駄なく使い切ることができる。また、回収した廃インクを再利用することもできるので、インクの無駄が少ない。また、インクカートリッジの交換が必要になることを回避するために廃インク回収室の容量を大きくする必要がないので、インクカートリッジの大型化を回避できる。
本発明において、前記仕切り部材は、前記ケースの内部空間の一部を上下に仕切っており、前記仕切り部材の下方に前記インク室が位置し、前記廃インク回収室は、前記仕切り部材の上方に位置する廃インク流入空間、および、前記インク室の側方に位置する廃インク室を備え、前記廃インク室の上端が前記廃インク流入空間と繋がっていることが望ましい。このようにすると、廃インク室からオーバーフローするインクを、廃インク流入空間を経由して、上方からインク室に流入させることができる。また、廃インク室とインク室を横に並べて配置できるので、外部から廃インクを導入する廃インク導入部を、インク室から外部にインクを供給するインク供給部と並べて配置することができる。
本発明において、前記ケースは、複数のインク室を備えていてもよい。この場合には、前記仕切り部材は、前記複数のインク室の上端を封鎖する複数の封鎖部を備え、当該複数の封鎖部のうちの1つに前記廃インク導入口が形成され、前記大気連通流路は、隣り合う前記インク室同士を連通させるインク室連通流路と、前記複数のインク室のうちの1つと前記大気開放部とを連通させる大気開放部連通流路と、を備えることが望ましい。このようにすると、廃インクが1つのインク室から溢れたとしても、インク室連通流路を経由して他のインク室に流入するため、廃インク回収室の容量が足りずにインクカートリッジの交換が必要になることを回避することができる。
この場合に、前記複数のインク室および前記複数の封鎖部は、1列に配列しており、前記大気開放部連通流路は、配列方向の一端に位置する前記インク室と、前記大気開放部とを連通しており、前記廃インク導入口は、前記配列方向の他端に位置する前記インク室の上端を封鎖する前記封鎖部に形成されていることが望ましい。このようにすると、大気開放部から最も離れたインク室に最初に廃インクが流入し、順次、大気開放部に近い側のインク室に廃インクが流入してゆく。そして、最後に、大気開放部に最も近いインク室に廃インクが流入する。従って、1方向のインクの流れによって、全てのインク室に廃インクを行き渡らせることができ、インク室連通流路を経由する空気および廃インクの移動をスムーズに行うことができる。
また、この場合に、隣り合う前記インク室の底部同士を連通させる底部連通流路を備えることが望ましい。このようにすると、複数のインク室で、インク量の違いによって内圧が異なる場合に、その圧力差によってインク室間でインクが移動する。これにより、インク室のインク量を均等にすることができる。
本発明において、前記インク室をインク室上部空間とその下側のインク貯留室とに仕切る可動蓋と、前記インク室の内周面と前記可動蓋の外周面との間に形成されるインクメニスカスの耐圧よりも弱い力で、前記可動蓋を前記インク室上部空間側に押圧する押圧部材と、を有することが望ましい。このようにすると、インク室上部空間に廃インクが流入していないときは、可動蓋の外周面との間に形成されるインクメニスカスが壊れないので、可動蓋の上にインクが流出することはないが、インク室上部空間に廃インクが流入すると、この廃インクによってメニスカスが壊されて、可動蓋の下側のインク貯留室に廃インクが導入される。従って、インク貯留室に廃インクを回収して再利用することができ、無駄になるインクを減らすことができる。
本発明において、前記ケースは、前記インク室および前記廃インク回収室が形成されたケース本体と、前記大気開放部が形成され、前記ケース本体の上端開口を封鎖する蓋部材と、を備え、前記大気開放部は、前記大気連通流路に連通する気泡トラップ室と、前記気泡トラップ室と外部とを連通する溝と、を備えることが望ましい。例えば、前記気泡トラップ室の底部に開口部が形成され、前記仕切り部材は、前記開口部内に突出する筒状突起を備え、前記大気連通流路は、前記筒状突起内を通り、前記気泡トラップ室に連通する構成にすることができる。このようにすると、廃インクと共にインク室に流入した気泡が大気連通流路を通って気泡トラップに流出し、気泡トラップ内で弾けて消滅する。従って、気泡が外部へ連通する溝を通り、外部へ流出した瞬間に弾けてケースをインクで汚してしまうことがない。
本発明を適用したインクカートリッジを装着するインクジェットプリンターの概略構成図である。 本発明を適用したインクカートリッジの平面図、正面図、側面図である。 図2のインクカートリッジの分解斜視図である。 図2のインクカートリッジの断面図およびその部分拡大図である。 図2のインクカートリッジの仕切り板を示す斜視図である。 回収した廃インクをインク室に導入する過程を示す説明図である。
以下に、図面を参照して、本発明を適用したインクカートリッジ、およびこのインクカートリッジを装着して印刷するインクジェットプリンターの実施の形態を説明する。
(インクジェットプリンター)
図1は、本発明を適用したインクカートリッジを装着するインクジェットプリンターの概略構成図である。インクジェットプリンター1は、記録紙2を搬送するプラテン3と、このプラテン3にノズル面が対峙しているインクジェットヘッド4と、インクジェットヘッド4を搭載しており記録紙2の搬送方向Y1と交差する移動方向X1に往復移動するキャリッジ5と、インクカートリッジ装着部7と、インクジェットプリンター1の各部を制御する駆動制御部8とを有する。インクカートリッジ装着部7には、インクジェットヘッド4のインクノズルにインクを供給するインクカートリッジ10が装着される。
インクカートリッジ10は、後述するように、独立した4つのインク室と、廃インクを回収する1つの廃インク室とを備える。インクカートリッジ装着部7は、各インク室からインクを取り出すためのインク供給針7(1)〜7(4)と、廃インク室へ廃インクを排出するためのインク回収針7(5)を備える。インクカートリッジ装着部7にインクカートリッジ10を装着すると、インクカートリッジ10からインクジェットヘッド4へインクを供給するインク供給経路が形成される。
また、インクジェットプリンター1は、プラテン3からキャリッジ5の移動方向X1に外れた位置に配置されたノズルキャップ9を備える。このノズルキャップ9はインクポンプ6を介してインク回収針7(5)に繋がっている。従って、インクカートリッジ10をインクカートリッジ装着部7に装着すると、ノズルキャップ9からインク回収針7(5)を経てインクカートリッジ10内の廃インク室に到る廃インク回収経路が形成される。インクジェットヘッド4のノズル面4aにノズルキャップ9を被せた状態でインクポンプ6を駆動すると、廃インクを廃インク室に回収できる。
(インクカートリッジ)
図2はインクカートリッジ10を示す平面図、正面図、および側面図であり、図2(a)は平面図、図2(b)は正面図、図2(c)は左側側面図、図2(d)は右側側面図である。また、図3はインクカートリッジ10の分解斜視図である。また、図4はインクカートリッジの断面図およびその部分拡大図であり、図4(a)は図2のA−A線で切断した断面図であり、図4(b)は図4(a)の領域Bの部分拡大図である。
本明細書では、相互に直交する3方向をX方向、Y方向、Z方向とする。図2〜図4に示すXYZの3方向は、矢印の向きが+方向(正方向)、矢印の向きとは逆向きが−方向(負方向)を示す。また、鉛直方向はZ方向であり、−Z方向が鉛直下方向である。図2〜図4に示すXYZの3方向は、図1に示すインクジェットプリンター1のインクカートリッジ装着部7に装着された状態のインクカートリッジ10の姿勢に対応しており、インクカートリッジ10からインクを供給している状態の姿勢である。
図2に示すように、インクカートリッジ10は、X方向に長い略直方体状のカートリッジケース12を備える。カートリッジケース12は、ケース本体12aと、蓋板12b(蓋部材)を備える。ケース本体12aは、カートリッジケース12の底面および側面を構成し、上側(+Z方向)に開口する形状である。蓋板12bは、カートリッジケース12の上面を構成する板状の部材であり、ケース本体12aの上端開口を封鎖する。
図3に示すように、ケース本体12aの内部空間は、カートリッジケース12の長手方向(X方向)に沿って5つに仕切られている。長手方向の一方側(−X方向側)の端部に位置する空間は、後述する廃インク回収室20の一部を構成する廃インク室21であり、他の4つの空間は、インク室30(1)〜30(4)である。インク室30(1)〜30(4)は、廃インク室21に対して+X方向側で、インク室30(1)、30(2)、30(3)、30(4)の順で+X方向に向かって一列に並んでいる。ケース本体12aの底部には、インク室30(1)〜30(4)からインクを取り出すためのインク取り出し部40(1)〜40(4)と、廃インクを廃インク室21に回収するための廃インク回収部40(5)が形成されている。
ケース本体12aの内部に形成されるインク室30(1)〜30(4)は、円形断面で上下方向(Z方向)に延びる空間である。ケース本体12aは、インク室30(1)〜30(4)を囲む外周壁を含む円筒状容器部14(1)〜14(4)を備える。円筒状容器部14(1)〜14(4)はX方向に1列に並んでおり、隣り合う円筒状容器部同士が繋がっている。また、廃インク室21は矩形断面で上下方向(Z方向)に延びる空間であり、ケース本体12aは、廃インク室21を囲む角筒状容器部15を備える。角筒状容器部15は円筒状容器部14(1)と繋がっている。円筒状容器部14(1)〜14(4)と角筒状容器部15の上端は、XY面と平行な平面部16に繋がっている。平面部16の外周端は、上方に立ち上がる枠状部17に繋がっている。
ケース本体12aと蓋板12bの間には、平板状の仕切り板50(仕切り部材)が配置されている。仕切り板50は、平面部16に上側から当接して円筒状容器部14(1)〜14(4)の上端開口を封鎖する。これにより、インク室30(1)〜30(4)の上端が封鎖される。仕切り板50と蓋板12bとの間には、インク室30(1)〜30(4)の上方で横方向(X方向)に延びる空間が形成される。この空間は、廃インク室21からオーバーフローしたインクが流入するインクトラップ22(廃インク流入空間)である。インクトラップ22と廃インク室21は、廃インク室21の上端で繋がっており、全体として、直角に屈曲した形状の廃インク回収室20を構成する。廃インク回収室20にはインク保持部材18、19が配置される。インク保持部材18、19は、繊維部材、あるいは、発泡体などの多孔質部材である。インク保持部材18は廃インク室21に配置され、インク保持部材19はインクトラップ22に配置される。
蓋板12bは、廃インク室21とインクトラップ22が繋がる位置の上方に形成された大気開放部60を備える。廃インク回収室20は、この大気開放部60を介して大気開放される。インク保持部材19は、大気開放部60と重なる部位に形成された開口部19aを備える。大気開放部60は、開口部19aに面するため、インク保持部材19から離れている。また、インク保持部材19は、インク室30(1)〜30(4)の配列方向に並ぶ同一形状の開口部19b〜19dと、大気開放部60から最も離れた位置にあるインク室30(4)の上方に位置する開口部19eを備える。
(インク室)
インク室30(1)〜30(4)には、同一色のインクが充填される。インク室30(1)〜30(4)の構造は同一であるので、インク室30(1)の構造を説明し、他のインク室30(2)〜30(4)については同一の構成には同一の符号を付して、説明は省略する。インク室30(1)は、上述した円筒状容器部14(1)の内部空間であり、その上端は、上述したように仕切り板50によって封鎖されている。円筒状容器部14(1)の内部には、コイルばね34(押圧部材)および可動蓋33が挿入されている。コイルばね34は、可動蓋33と円筒状容器部14(1)の底面14bとの間に配置されている。可動蓋33は、コイルばね34によって上方に押圧されている。
円筒状容器部14(1)には、円筒状容器部14(1)の内周面14aと底面14b、および可動蓋33によって、インクが貯留されるインク貯留室35が区画形成される。インク貯留室35のインクは、底面14bの中央に配置されたインク取り出し部40(1)から外部に吸引される。可動蓋33の上側には、仕切り板50との間に、可動蓋33の位置(高さ)に応じた容積の上部空間38(インク室上部空間)が形成される。上部空間38は、仕切り板50に形成されている大気連通流路70を介して、蓋板12bの大気開放部60に連通する。
可動蓋33は、円筒状容器部14(1)の内周面14aに沿って上下に往復移動可能である。可動蓋33は、円盤状の蓋本体部分33aと、この外周縁から下方に延びている一定長さの筒状胴部33bとを備える。筒状胴部33bを所定の長さとすることにより、可動蓋33のがたつきや筒状胴部33bの内周面14aに対する凝着などを伴うことなく、円滑に可動蓋33を移動させることができる。インク貯留室35にインクを充填すると、円筒状容器部14(1)の内周面14aと可動蓋33との隙間37にインクが入り込んでインクメニスカスを形成する。隙間37は、インク取り出し部40(1)に作用するインク吸引力よりも当該隙間37に形成されるインクメニスカスの強度の方が大きくなる寸法に設定されている。
インク室30(1)のインク貯留室35にインクが充填されている状態では可動蓋33が仕切り板50の側に上昇している。すなわち、可動蓋33は円筒状容器部14(1)の上端位置近傍に位置している。また、可動蓋33と円筒状容器部14(1)の内周面14aとの隙間37にはインクメニスカスが形成されているので、仕切り板50と可動蓋33との間の上部空間38とインク貯留室35とは、当該可動蓋33によって仕切られた状態にある。さらに、コイルばね34によって可動蓋33が押し上げられているので、インク貯留室35は、常に所定の負圧状態に保持される。このため、インク取り出し部40(1)にインク吸引力が作用しない状態においても、インク貯留室35からインク取り出し部40(1)を介してインクが外部に漏洩することがない。
コイルばね34による可動蓋33の押し上げ力は、インクメニスカスの強度、および、インク取り出し部40(1)に作用するインク吸引力よりも小さくなるように設定されているので、コイルばね34の押し上げ力でインクメニスカスが壊されて気泡がインク貯留室35に入ることはない。このため、インク取り出し部40(1)からインクが吸引されると、インク吸引量に応じて可動蓋33がインク取り出し部40(1)の側に移動することになる。例えば、コイルばねの押し上げ力は、隙間37に形成されるインクメニスカスの強度に基づき、5gf〜15gfに設定されている。
円筒状容器部14(1)の内周面14aは、底面14bと繋がる部分の近傍で、下方に向かうに連れて内径寸法が漸減するテーパ状内周面14dとなっている。インク室30(1)のインク量が減少すると、可動蓋33が円筒状容器部14(1)の底面近傍まで下降する。可動蓋33が円筒状容器部14(1)のテーパ状内周面14dに到ると、可動蓋33の下降に伴って、可動蓋33とテーパ状内周面14dとの間で隙間37が漸減する。その結果、隙間37に形成されるインクメニスカス強度が高くなる。
このように、インク室30(1)では、可動蓋33が下降したことに伴ってコイルばね34が圧縮されて可動蓋33の押し上げ力が増加するが、その一方で、隙間37に形成されるインクメニスカス強度が高くなるように構成されている。従って、インク残量が少なくなった状態においても、隙間37に形成されるインクメニスカスが破壊されることを確実に回避でき、インクメニスカスが壊れて、可動蓋33の上側の上部空間38から気泡がインク貯留室35に侵入することを防止できる。可動蓋33の下端がテーパ状内周面14dの下端に至ると、可動蓋33が当該内周側面部分に嵌り込み、ロックされた状態が形成される。
(インク取り出し部)
インク取り出し部40(1)〜40(4)の構造は同一であるので、インク取り出し部40(1)の構造を説明し、他のインク取り出し部40(2)〜40(4)については同一の構成には同一の符号を付して、説明は省略する。円筒状容器部14(1)の底面14bの中央には円形開口41が形成され、この外周縁部分からは、円筒状容器部14(1)の底部から下方に突出する円筒枠42が形成されている。この円筒枠42の内側には円盤状のゴムパッキン43が装着されており、その中心に形成された貫通孔がインク取り出し孔40bとして機能する。円形開口41のインク貯留室35側の外周縁部分からも円筒枠44が上方に突出しており、この中心開口がインク取り出し孔40bとインク貯留室35とを連通する連通路45となる。連通路45には、インク取り出し孔40bを封鎖可能な弁46が配置されており、この弁46はコイルばね47によってゴムパッキン43の背面に押し付けられ、インク取り出し孔40bを封鎖している。円筒枠42の先端には、ゴムパッキン43を下側から押さえる押さえ部材48が取り付けられている。
インクカートリッジ10がインクカートリッジ装着部7に装着されると、インク供給針7(1)の先端は、弁46を押し上げながら、インク取り出し孔40bを通って連通路45に挿入される。この結果、インク供給針7(1)の先端に開口するインク吸引流路と連通路45とが連通され、インク貯留室35のインクをインク供給針7(1)の側に供給することが可能になる。インク供給針7(1)の外周面にはゴムパッキン43が密着するので、インク供給針7(1)の周囲からインクが漏れることはない。
インク貯留室35内に突出している円筒枠44の上端開口には異物除去用のフィルター49が取り付けられている。従って、インク貯留室35からインク供給針7(1)の側に供給されるインクに混入している異物がこのフィルター49によって捕捉され、インクジェットヘッド4の側に入り込むことを防止できる。
(仕切り板)
図5は仕切り板50の斜視図であり、図5(a)は上面側から見た斜視図、図5(b)は下面側から見た斜視図である。図5(b)に示すように、仕切り板50の裏面(下面)には、インク室30(1)〜30(4)を封鎖するための封鎖部51(1)〜51(4)が1列に並んでいる。図3に示すように、インク室30(1)の上端開口は、ケース本体12aの平面部16と繋がる円形の開口縁を備える。封鎖部51(1)は、この開口縁と重なる位置で環状に延在する円環状突起52を備える。円環状突起52の内周側には、円形凹部53が形成されている。封鎖部51(2)〜(4)も同様の形状であり、それぞれ、円環状突起52および円形凹部53を備える。これら4つの円環状突起52は、インク室30(1)〜30(4)の開口縁の領域で平面部16と熱融着されている。これにより、仕切り板50が平面部16に接合され、インク室30(1)〜30(4)が封鎖部51(1)〜51(4)で封鎖された状態が形成される。
封鎖部51(1)と封鎖部51(2)の間には、X方向に延在する溝54(1)が形成されている。この溝54(1)で隣り合う円形凹部53が連通している。同様に、封鎖部51(2)と封鎖部51(3)の間には溝54(2)が形成され、封鎖部51(3)と封鎖部51(4)の間には溝54(3)が形成されている。これら3本の溝54(1)〜54(3)によって、4つの円形凹部53が互いに連通する状態になっている。4つの円形凹部53は、それぞれ、インク室30(1)〜30(4)の上部空間38の上端面となる。つまり、これらの3本の溝54(1)〜54(3)は、全体として、4つのインク室30(1)〜30(4)を連通させるインク室連通流路71を構成する。
図5(a)に示すように、仕切り板50の上面には、3つの突出部55が形成されている。これら3つの突出部55は、その裏側に形成されている3本の溝54(1)〜54(3)に対応する部位である。上述したように、インク保持部材19には、これらの突出部55に対応する位置に開口部19b〜19dが形成されている。
仕切り板50は、長手方向(X方向)の一端に直線状端縁50bが形成され、他端に半円状端縁50aが形成されている。図3に示すように、直線状端縁50bは、廃インク室21とインクトラップ22とが繋がる角部に位置する。また、半円状端縁50aは、廃インク室21から最も離れたインク室30(4)を封鎖する封鎖部51(4)の側に形成されている。直線状端縁50bの中央には矩形の延出部50cが形成され、ここに円筒状突起56が形成されている。
円筒状突起56は、仕切り板50の上面から蓋板12bの側(+Z方向)に突出する。円筒状突起56の上端は、インク保持部材19に形成された開口部19aを通り、蓋板12bに設けられた大気開放部60に挿入される。円筒状突起56を上下に貫通するように大気開放部連通流路72が形成されている。大気開放部連通流路72の上端は蓋板12bの大気開放部60に連通し、下端は封鎖部51(1)で開口して、円環状突起52に形成された短い溝を通って封鎖部51(1)の円形凹部53に連通する。従って、大気開放部連通流路72は、大気開放部60とインク室30(1)の上部空間38とを連通する。
また、仕切り板50には、半円状端縁50aの側の端部に廃インク導入口57が形成されている。廃インク導入口57は、仕切り板50をその厚さ方向に貫通する貫通部であり、インクトラップ22とインク室30(4)の上部空間38とを連通している。廃インク導入口57は、インクトラップ22に形成されたインク保持部材19の開口部19eに面する。
このような仕切り板50の構成により、インクカートリッジ10には、4つのインク室30(1)〜30(4)の上部空間38同士を連通するインク室連通流路71(溝54(1)〜(3))が形成されている。そして、インク室30(1)〜30(4)の一方の端に位置するインク室30(1)の上部空間38が大気開放部連通流路72によって蓋板12bの大気開放部60に連通され、他方の端に位置するインク室30(4)の上部空間38が廃インク導入口57によってインクトラップ22に連通されている。つまり、インク室連通流路71と大気開放部連通流路72は、全体として、4つのインク室30(1)〜30(4)の上部空間38を順次経由して、廃インク導入口57と大気開放部60とを連通する大気連通流路70を構成する。
(大気開放部)
図4(b)は、蓋板12bの大気開放部60の部分断面図である。図3、図4(b)に示すように、大気開放部60は、気泡トラップ室80と、蓋板12bの上面で気泡トラップ室80を囲む矩形の領域に形成された溝61と、気泡トラップ室80および溝61が形成された領域に溶着されるフィルム62を備える。溝61の一端はフィルム62の外部まで延びており、他端は気泡トラップ室80に連通する。溝61は、蓋板12bの上面で折り返しながら延びているので、気泡トラップ室80から外部に連通するまでの経路が長い。このような溝形状により、大気開放部60を経由して、インク室30(1)〜30(4)および廃インク回収室20に収容されたインク中の水分が奪われることを抑制している。
気泡トラップ室80は、蓋板12bに形成された凹部である。蓋板12bには、気泡トラップ室80の底部81の中央を貫通する開口部82が形成されている。気泡トラップ室80の上部は上述したフィルム62で塞がれており、フィルム62は気泡トラップ室80の底部81から離れている。仕切り板50の円筒状突起56は、開口部82に下側から挿入され、気泡トラップ室80内に突出する。気泡トラップ室80の底部81には、開口部82を囲む領域に突起83が形成されている。突起83の上部と円筒状突起56の上部には積層フィルム84が熱溶着され、開口部82を塞いでいる。円筒状突起56の先端には、大気開放部連通流路72と気泡トラップ室80とを連通させる接続流路73が形成されている。
気泡トラップ室80には、後述するように、大気開放部連通流路72の側から廃インク中に空気が混ざることでできた気泡が流入することがある。この気泡は、気泡トラップ室80に流入することで大気開放部連通流路72側からのインクの供給が絶たれ、その結果、積層フィルム84に接触して弾けて消失する。つまり、大気開放部60は、空気と共に気泡が流入したとしても、その気泡を気泡トラップ室80で消失させることができる。従って、外部への気泡の流出を回避できる。
(インク室への廃インクの導入)
図6は、回収した廃インクをインク室に導入する過程を示す説明図である。図6(a)は、4つのインク室30(1)〜30(4)のインクが使用によって減少し、可動蓋33がインク室上端から下降した位置にある状態を示す。この状態では、可動蓋33の上方に上部空間38が形成されている。
上述したように、インクカートリッジ10は、インクジェットヘッド4の側からインク回収針7(5)を経由して廃インクが導入される廃インク室21と、インク室30(1)〜30(4)の上部に延びてその一端が廃インク室21に繋がるインクトラップ22とを備える廃インク回収室20を有する。また、インクカートリッジ10は、4つのインク室30(1)〜30(4)の上部空間38を順次経由して、インクトラップ22に連通する廃インク導入口57と大気開放部60とを連通する大気連通流路70(インク室連通流路71、大気開放部連通流路72)を有する。この大気連通流路70は、以下に説明するように、廃インク回収室20の廃インクをインク室30(1)〜30(4)へ導入する廃インク導入流路として機能することになる。
すなわち、図6(a)において矢印Cで示すように、廃インク室21から廃インクがオーバーフローした場合には、そのインクはインクトラップ22を経由してインク室30(4)の上まで流れ、廃インク導入口57からインク室30(4)の上部空間38に流入する。また、これに伴い、図6(a)において矢印Dで示すように、各インク室30(1)〜30(4)の上部空間38を通って大気開放部60へ空気が送り出される。
図6(b)に示すように、廃インク導入口57からインク室30(4)へオーバーフローした分の廃インクが流入すると、このインクは上部空間38で可動蓋33の上に溜まる。また、廃インクがインク室30(4)の上部空間38でさらにオーバーフローしたときは、インク室連通流路71を構成する溝54(3)を通って、隣のインク室30(3)の上部空間38へ廃インクが流出することになる。ここで、廃インクは、インクトラップ22中のインク保持部材19が含んでいた空気の一部と共にインク室30(4)の上部空間38へ送り込まれるので、空気を含んで気泡が混じった状態になっていることがある。この場合には、図6(b)に示すように、上部空間38が完全にインクで満たされる前に、隣のインク室30(3)の上部空間38へ廃インクがオーバーフローしてゆく。このように、廃インク導入口57から導入された廃インクは、インク室連通流路71を経由して、インク室30(4)、インク室30(3)、インク室30(2)、インク室30(1)の順で、各インク室の上部空間38に供給される。
インク室30(4)の上部空間38に廃インクが流入すると、可動蓋33と円筒状容器部14(4)の内周面14aとの隙間37に形成されるインクメニスカスが廃インクに接触して壊れる。その結果、上部空間38の廃インクは、可動蓋33がコイルばね34によって上方に押圧されているので、可動蓋33の下側のインク貯留室35に流入し、可動蓋33が上昇する。図6(c)は、この状態を示す。すなわち、インクカートリッジ10は、オーバーフローした廃インクがインク貯留室35に戻る構造になっている。
インク室30(1)〜30(4)は、大気開放部連通流路72および大気開放部60によって、大気連通状態に保たれている。従って、廃インク導入口57からインク室30(1)〜30(4)の上部空間38へ廃インクが導入されると、上部空間38の空気が大気開放部60へ送られ、その仲には、気泡交じりのインクも含まれることがある。このような場合に、上述した気泡トラップ室80で気泡を弾けさせることができるので、大気連通状態が保たれる。従って、廃インクをインク室30(1)〜30(4)に送り込み続けることができる。
ここで、図6(d)に示すように、インク室30(1)〜30(4)の底部には、隣り合うインク室のインク貯留室35同士を連通させる底部連通流路39を形成してもよい。このようにすることで、隣り合うインク貯留室35のインク量が異なる場合に、その内圧を等しくするように、底部連通流路39を経由して、インク貯留室35間でインクが移動する。これにより、図6(d)に示すように、インク室30(1)〜30(4)のインク量を均等にすることができる。
以上のように、本形態のインクカートリッジ10は、インク室30(1)〜30(4)と、その上方に位置するインクトラップ22とを連通する廃インク導入口57を備える。また、廃インク導入口57は、インク室30(1)〜30(4)を経由して大気開放部60と連通している。従って、廃インク回収室20の容量をオーバーするインクを、インクトラップ22を経由して、廃インク導入口57からインク室30(1)〜30(4)に流入させることができる。従って、インク室30(1)〜30(4)のインクを使い切る前に、廃インク回収室20の容量が足りずにインクカートリッジ10の交換が必要になることを回避できる。よって、インク室30(1)〜30(4)のインクを無駄なく使い切ることができる。また、回収した廃インクを再利用することもできるので、インクの無駄が少ない。また、廃インク回収室20の容量不足によるインクカートリッジの交換を回避するために廃インク回収室20の容量を大きくする必要がないので、インクカートリッジ10の大型化を回避できる。
また、本形態では、インク室30(1)〜30(4)が複数で1列に配置されており、その一端に廃インク室21があり、ここからインク室30(1)〜30(4)の上部を通るインクトラップ22を経由して、大気開放部60から最も離れたインク室30(4)に廃インクを送り込む。そして、順次、大気開放部60に近い側のインク室に廃インクが流入してゆく。そして、最後に、大気開放部に最も近いインク室30(1)に廃インクが流入する。従って、1方向のインクの流れによって、全てのインク室30(1)〜30(4)に廃インクを行き渡らせることができ、インク室連通流路71を経由する空気および廃インクの移動をスムーズに行うことができる。
また、本形態では、廃インクと共にインク室30(1)〜30(4)に流入した気泡が大気連通流路70を通って気泡トラップ室80に流出し、気泡トラップ室80内で弾けて消滅する。従って、気泡によって大気開放部60が塞がれてしまい、その結果、インク室30(1)〜30(4)への廃インクの導入が妨げられることを防ぐことができる。また、外部への気泡の流出を回避でき、外部へ流出した瞬間に気泡が弾けて、カートリッジケース12をインクで汚してしまうことがない。
1…インクジェットプリンター、3…プラテン、4…インクジェットヘッド、4a…ノズル面、5…キャリッジ、6…インクポンプ、7…インクカートリッジ装着部、7(1)〜7(4)…インク回収針、7(5)…インク供給針、8…駆動制御部、9…ノズルキャップ、10…インクカートリッジ、12…カートリッジケース(ケース)、12a…ケース本体、12b…蓋板(蓋部材)、14(1)〜14(4)…円筒状容器部、14a…内周面、14b…底面、14d…テーパ状内周面、15…角筒状容器部、16…平面部、17…枠状部、18…インク保持部材、19…インク保持部材、19a〜19e…開口部、20…廃インク回収室、21…廃インク室、22…インクトラップ(廃インク流入空間)、30(1)〜30(4)…インク室、33…可動蓋、33a…蓋本体部分、33b…筒状胴部、34…コイルばね、35…インク貯留室、37…隙間、38…上部空間(インク室上部空間)、39…底部連通流路、40(1)〜40(4)…インク取り出し部、40(5)…廃インク回収部、40b…インク取り出し孔、41…円形開口、42…円筒枠、43…ゴムパッキン、44…円筒枠、45…連通路、46…弁、47…コイルばね、48…押さえ部材、49…フィルター、50…仕切り板(仕切り部材)、50a…半円状端縁、50b…直線状端縁、50c…延出部、51(1)〜(4)…封鎖部、52…円環状突起、53…円形凹部、54(1)〜(3)…溝、55…突出部、56…円筒状突起、57…廃インク導入口、60…大気開放部、61…溝、62…フィルム、70…大気連通流路、71…インク室連通流路、72…大気開放部連通流路、73…接続流路、80…気泡トラップ室、81…底部、82…開口部、83…突起、84…積層フィルム、X1…移動方向、Y1…搬送方向

Claims (7)

  1. ケースと、
    前記ケースの内部空間の少なくとも一部を、インク室と廃インク回収室とに仕切る仕切部材と、を有し、
    前記ケースは、
    前記インク室および前記廃インク回収室が形成されたケース本体と、
    大気開放部が形成され、前記ケース本体の開口を封鎖する蓋部材と、を備え、
    前記仕切り部材は、
    前記インク室と前記廃インク回収室とを連通させる廃インク導入口と、
    前記廃インク導入口と前記大気開放部とを、前記インク室を経由して連通させる大気連通流路と、を備え、
    前記大気開放部は、
    前記大気連通流路に連通する気泡トラップ室と、
    前記気泡トラップ室と外部とを連通する溝と、
    を備えることを特徴とするインクカートリッジ。
  2. 前記仕切り部材は、前記ケースの内部空間の一部を上下に仕切っており、
    前記仕切り部材の下方に前記インク室が位置し、
    前記廃インク回収室は、
    前記仕切り部材の上方に位置する廃インク流入空間、および、前記インク室の側方に位置する廃インク室を備え、
    前記廃インク室の上端が前記廃インク流入空間と繋がっていることを特徴とする請求項1に記載のインクカートリッジ。
  3. 前記ケースは、複数のインク室を備え、
    前記仕切り部材は、
    前記複数のインク室を封鎖する複数の封鎖部を備え、
    前記封鎖部のうちの1つに前記廃インク導入口が形成され、
    前記大気連通流路は、
    隣り合う前記インク室同士を連通させるインク室連通流路と、
    前記複数のインク室のうちの1つと前記大気開放部とを連通させる大気開放部連通流路と、を備えることを特徴とする請求項1または2に記載のインクカートリッジ。
  4. 前記複数のインク室および前記複数の封鎖部は、1列に配列しており、
    前記大気開放部連通流路は、配列方向の一端に位置する前記インク室と、前記大気開放部とを連通しており、
    前記廃インク導入口は、前記配列方向の他端に位置する前記インク室を封鎖する前記封鎖部に形成されていることを特徴とする請求項3に記載のインクカートリッジ。
  5. 隣り合う前記インク室の底部同士を連通させる底部連通流路を備えることを特徴とする請求項3または4に記載のインクカートリッジ。
  6. 前記インク室をインク室上部空間とその下側のインク貯留室とに仕切る可動蓋と、
    前記インク室の内周面と前記可動蓋の外周面との間に形成されるインクメニスカスの耐圧よりも弱い力で、前記可動蓋を前記インク室上部空間側に押圧する押圧部在と、を有することを特徴とする請求項1ないし5のいずれかの項に記載のインクカートリッジ。
  7. 前記気泡トラップ室の底部に開口部が形成され、
    前記仕切り部材は、前記開口部内に突出する筒状突起を備え
    前記大気連通流路は、前記筒状突起内を通り、前記気泡トラップ室に連通することを特徴とする請求項1ないし6のいずれかの項に記載のインクカートリッジ。
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