JP6450514B2 - 移動通信方法及び無線基地局 - Google Patents

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Description

本発明は、移動通信方法及び無線基地局に関する。
LTE(Long Term Evolution)方式では、PDCP(Packet Data Convergence Protocol)レイヤでの不要な再送を抑制し、リソース利用効率の低下を防ぐために、「PDCP status reporting」が採用されている。
ハンドオーバ手順や再接続手順(Re-establishment手順)が行われる場合、送信側のPDCPエンティティは、RLC(Radio Link Control)レイヤでACKが受信されていないPDCP-PDUから再送を行うように構成されている。
これに対して、受信側のPDCPエンティティは、ハンドオーバ手順や再接続手順に伴い、送信側のPDCPエンティティに対して、「PDCP status reporting」を行うことで、すなわち、PDCP-PDUの受信状況を報告することで、ハンドオーバ手順や再接続手順が起動された時点 における送信側のPDCPエンティティからの不要なPDCP-PDUの再送を抑制することができる。
特に、下りリンクの場合、無線基地局eNBが、ハンドオーバ手順や再接続手順の後におけるPDCP-PDUの重複した再送を可能な限り避けるために、移動局UEからの「PDCP status report」を受信してから、下りリンクにおけるスケジューリング処理を開始するという制御が行われることが考えられる。
ここで、「PDCP status report」によって、「FMS(First Missing Sequence number)」や「Bitmap」等が報告される。
ここで、「FMS」は、移動局UEにおいて未受信の最も古いPDCP-PDUのシーケンス番号(PDCP-SN)であり、「Bitmap」は、「「FMS」によって特定されるPDCP-PDUに後続するPDCP-PDUの受信状況を報告するビットマップ(0又は1)である。
例えば、図5(a)に示すように、無線基地局eNB#1が、移動局UEに対して、「PDCP-SN=0〜10」のPDCP-PDUの送信を完了し、移動局UEが、「PDCP-SN=0〜5」のPDCP-PDUの受信を完了した状態で、移動局UEの無線基地局eNB#1配下のセルから無線基地局eNB#2配下のセルへのハンドオーバ手順が行われるものとする。
かかるハンドオーバ手順では、図5(b)に示すように、無線基地局eNB#1が、無線基地局eNB#2に対して、「PDCP-SN=0〜10」のPDCP-PDUを転送する。
ここで、無線基地局eNB#2は、移動局UEからの「PDCP status report」を受信するまで、移動局UEに対する下りリンクにおけるスケジューリング処理を延期する。
無線基地局eNB#2は、図5(c)に示すように、移動局UEから、「PDCP-SN=0〜5」のPDCP-PDUの受信を完了した旨を報告する「PDCP status report」を受信すると、図5(d)に示すように、移動局UEに対する下りリンクにおけるスケジューリング処理を開始する(すなわち、「PDCP-SN=6〜10」のPDCP-PDUを送信する。
また、LTE方式において、無線基地局eNBごとに、対応しているReleaseや機能が異なり得る。
したがって、対応しているReleaseや機能が異なる無線基地局eNB間でハンドオーバ手順が行われる場合には、無線基地局eNBと移動局UEとの間で設定(configuration)の齟齬がないように制御する必要がある。
基本的には、「HO command」内に、ハンドオーバ先無線基地局T-eNBによって「delta configuration(現在の設定との差分)」が設定されるため、ハンドオーバ元無線基地局S-eNBが対応しているReleaseが、ハンドオーバ先無線基地局T-eNBが対応しているReleaseよりも新しい場合であっても、ハンドオーバ先無線基地局T-eNBが、ハンドオーバ元無線基地局S-eNBにおける設定を削除しないまま、移動局UEを制御することになるため、呼制御の観点から好ましくない。
そこで、LTE方式では、移動局UEとハンドオーバ先無線基地局T-eNBとの間で設定の齟齬がないように、ハンドオーバ手順が行われる際に、ハンドオーバ元無線基地局S-eNBにおける設定を全て一旦削除するための「Full configuration」が規定された(非特許文献1及び2参照)。
ここで、移動局UEは、「Full configuration」を含む「HO command」を受信すると、全ての設定を一旦削除する(ベアラも解放する)。
3GPP TS36.300 3GPP TS36.331
しかしながら、既存のLTE方式では、「Full configuration」を伴うハンドオーバ手順及び再接続手順において、ハンドオーバ先無線基地局T-eNBは、移動局UEに対する下りリンクにおけるスケジューリング処理を開始することができないという問題点があった。
具体的には、図6に示すように、「Full configuration」を伴うハンドオーバ手順及び再接続手順において、移動局UEは、ハンドオーバ元無線基地局S-eNBと間の設定及びベアラを一旦削除して新規に追加することになるため、かかるハンドオーバ手順及び再接続手順後に、ハンドオーバ先無線基地局T-eNBに対して、「PDCP status report」を送信しない。
したがって、ハンドオーバ先無線基地局T-eNBは、いつまでたっても移動局UEに対する下りリンクにおけるスケジューリング処理を開始することができず、下りリンクにおけるスループットが低下してしまうという問題点があった。
そこで、本発明は、上述の課題に鑑みてなされたものであり、「Full configuration」を伴うハンドオーバ手順及び再接続手順において、ハンドオーバ先無線基地局T-eNBは、移動局UEに対する下りリンクにおけるスケジューリング処理を開始することができる移動通信方法及び無線基地局を提供することを目的とする。
本発明の第1の特徴は、移動局の第1無線基地局配下のセルから第2無線基地局配下のセルへのハンドオーバ手順を実行する移動通信方法であって、前記ハンドオーバ手順において、前記第2無線基地局が、前記第1無線基地局で用いられていた全ての設定を一旦削除する必要があると判断した場合に、前記移動局からのステータスレポートの受信を待つことなく、該移動局に対する下りリンクスケジューリングを開始する工程を有することを要旨とする。
本発明の第2の特徴は、移動局の第1無線基地局配下のセルから第2無線基地局配下のセルへの再接続手順を実行する移動通信方法であって、前記再接続手順において、前記第2無線基地局が、前記第1無線基地局で用いられていた全ての設定を一旦削除する必要があると判断した場合に、前記移動局からのステータスレポートの受信を待つことなく、該移動局に対する下りリンクスケジューリングを開始する工程を有することを要旨とする。
本発明の第3の特徴は、移動局の第1無線基地局配下のセルから第2無線基地局配下のセルへのハンドオーバ手順を実行することができるように構成されている移動通信システムにおいて該第2無線基地局として動作することができる無線基地局であって、前記ハンドオーバ手順において、前記第1無線基地局で用いられていた全ての設定を一旦削除する必要があると判断した場合に、前記移動局からのステータスレポートの受信を待つことなく、該移動局に対する下りリンクスケジューリングを開始するように構成されているスケジューリング部を具備することを要旨とする。
本発明の第4の特徴は、移動局の第1無線基地局配下のセルから第2無線基地局配下のセルへの再接続手順を実行することができるように構成されている移動通信システムにおいて該第2無線基地局として動作することができる無線基地局であって、前記再接続手順において、前記第1無線基地局で用いられていた全ての設定を一旦削除する必要があると判断した場合に、前記移動局からのステータスレポートの受信を待つことなく、該移動局に対する下りリンクスケジューリングを開始するように構成されているスケジューリング部を具備することを要旨とする。
以上説明したように、本発明によれば、「Full configuration」を伴うハンドオーバ手順及び再接続手順において、ハンドオーバ先無線基地局T-eNBは、移動局UEに対する下りリンクにおけるスケジューリング処理を開始することができる移動通信方法及び無線基地局を提供することができる。
本発明の第1の実施形態に係る移動通信システムの全体構成図である。 本発明の第1の実施形態に係る無線基地局eNB#2の機能ブロック図である。 本発明の第1の実施形態に係る移動通信システムの動作を説明するための図である。 本発明の第1の実施形態に係る無線基地局eNB#2の動作を示すフローチャートである。 従来技術を説明するための図である。 従来技術を説明するための図である。
(本発明の第1の実施形態に係る移動通信システム)
図1乃至図4を参照して、本発明の第1の実施形態に係る移動通信システムについて説明する。本実施形態に係る移動通信システムとして、LTE方式の移動通信システムを例示して説明するが、本発明は、LTE方式以外の移動通信システムにも適用可能である。
図1に示すように、本実施形態に係る移動通信システムは、無線基地局eNB#1と、無線基地局eNB#2とを具備している。
本実施形態に係る移動通信システムでは、移動局UEの無線基地局eNB#1配下のセルから無線基地局eNB#2配下のセルへのハンドオーバ手順或いは再接続手順が実行されるケースを想定する。
図2に示すように、本実施形態に係る無線基地局eNB#2は、制御部11と、スケジューリング部12と、送信部13と、受信部14とを具備している。
制御部11は、移動局UEとの間の通信に係る制御(例えば、上述のハンドオーバ手順や再接続手順に係る制御)を行うように構成されている。
スケジューリング部12は、移動局UEに対するスケジューリング処理を行うように構成されている。
送信部13は、移動局UEや無線基地局eNB#1に対して各種信号を送信するように構成されており、受信部14は、移動局UEや無線基地局eNB#1から各種信号を受信するように構成されている。
例えば、受信部14は、移動局UEから、「PDCP status report」を受信したり、無線基地局eNB#1から「HO request」を受信したりするように構成されている。
また、スケジューリング部12は、上述のハンドオーバ手順において、かかるハンドオーバ手順が「Full configuration」を伴うハンドオーバ手順であると判断した場合に、移動局UEからの「PDCP status report」の受信を待つことなく、移動局UEに対する下りリンクスケジューリングを開始するように構成されている。
さらに、スケジューリング部12は、上述の再接続手順において、かかる再接続手順が「Full configuration」を伴う再接続手順であると判断した場合に、移動局UEからの「PDCP status report」の受信を待つことなく、移動局UEに対する下りリンクスケジューリングを開始するように構成されている。
例えば、スケジューリング部12は、無線基地局eNB#1から受信した「HO request」に含まれる「AS release」に基づいて、無線基地局eNB#1が無線基地局eNB#2よりも新しいリリースであると判定した場合に、かかるハンドオーバ手順が「Full configuration」を伴うハンドオーバ手順であると判断するように構成されていてもよい。
また、スケジューリング部12は、無線基地局eNB#1から受信した「HO request」によって無線基地局eNB#2において対応されていない「configuration」が通知された場合に、かかるハンドオーバ手順が「Full configuration」を伴うハンドオーバ手順であると判断するように構成されていてもよい。
或いは、スケジューリング部12は、上述のハンドオーバ手順において、RLC-AMがマッピングされているベアラに対して下りパスの識別子が指定されていない場合(すなわち、無線基地局eNB#1から無線基地局eNB#2に対して、移動局UE宛ての下りリンクデータの転送を行わない場合)に、かかるハンドオーバ手順が「Full configuration」を伴うハンドオーバ手順であると判断するように構成されていてもよい。
また、スケジューリング部12は、上述のハンドオーバ手順及び再接続手順において、RACH(Random Access Channel)手順が完了した場合に、移動局UEからの「PDCP status report」の受信を待つことなく、移動局UEに対する下りリンクスケジューリングを開始するように構成されていてもよい。
なお、RACH手順の完了は、Msg2(RAR response)で指定するUL-SCHのCRC-OKを以って検出されてもよい。
或いは、スケジューリング部12は、上述のハンドオーバ手順及び再接続手順が完了した場合に、移動局UEからの「PDCP status report」の受信を待つことなく、移動局UEに対する下りリンクスケジューリングを開始するように構成されていてもよい。
さらに、スケジューリング部12は、上述のハンドオーバ手順において、無線基地局eNB#1からの移動局UE用の下りデータの転送が完了した場合に、移動局UEからの「PDCP status report」の受信を待つことなく、移動局UEに対する下りリンクスケジューリングを開始するように構成されていてもよい。
以下、図3及び図4を参照して、本実施形態に係る移動通信システムの動作について説明する。
第1に、図3を参照して、本実施形態に係る移動通信システムにおいて移動局UEの無線基地局eNB#1配下のセルから無線基地局eNB#2配下のセルへのハンドオーバ手順が実行される場合の動作の一例について説明する。
図3(a)に示すように、無線基地局eNB#1は、無線基地局eNB#2に対して、無線基地局eNB#1のリリース情報を通知するための「AS release」を含む「HO request」を送信する。
図3(b)に示すように、無線基地局eNB#2は、「Full configuration」を伴うハンドオーバ手順を行うことを決定し、無線基地局eNB#1に対して、「HO request ACK」を送信する。
図3(c)に示すように、無線基地局eNB#2は、移動局UEによるRACH手順が完了次第、移動局UEからの「PDCP status report」の受信を待つことなく、移動局UEに対する下りリンクスケジューリングを開始する。
第2に、図4を参照して、本実施形態に係る移動通信システムにおいて移動局UEの無線基地局eNB#1配下のセルから無線基地局eNB#2配下のセルへのハンドオーバ手順或いは再接続手順が実行される場合の無線基地局eNB#2の動作の一例について説明する。
図4に示すように、ステップS101において、無線基地局eNB#2は、ハンドオーバ手順或いは再接続手順が完了したか否かについて判定する。
「Yes」の場合、本動作は、ステップS102に進み、「No」の場合、本動作は、終了する。
ステップS102において、無線基地局eNB#2は、かかるハンドオーバ手順或いは再接続手順が「Full configuration」を伴うか否かについて、すなわち、移動局UEからの「PDCP status report」が期待できないか否かについて判定する。
「Yes」の場合、本動作は、ステップS104に進み、「No」の場合、本動作は、ステップS103に進む。
ステップS103において、無線基地局eNB#2は、移動局UEから「PDCP status report」を受信したか否かについて判定する。
「Yes」の場合、本動作は、ステップS104に進み、「No」の場合、本動作は、終了する。
ステップS104において、無線基地局eNB#2は、移動局UEに対する下りリンクスケジューリングを開始する。
以上に述べた本実施形態の特徴は、以下のように表現されていてもよい。
本実施形態の第1の特徴は、移動局UEの無線基地局eNB#1(第1無線基地局)配下のセルから無線基地局eNB#2(第2無線基地局)配下のセルへのハンドオーバ手順を実行する移動通信方法であって、かかるハンドオーバ手順において、無線基地局eNB#2が、かかるハンドオーバ手順が「Full configuration」を伴うハンドオーバ手順であると判断した場合(無線基地局eNB#1で用いられていた全ての設定を一旦削除する必要があると判断した場合)に、移動局UEからの「PDCP status report(ステータスレポート)」の受信を待つことなく、移動局UEに対する下りリンクスケジューリングを開始する工程を有することを要旨とする。
かかる特徴によれば、「Full configuration」を伴うハンドオーバ手順において、ハンドオーバ先無線基地局である無線基地局eNB#2は、移動局UEからの「PDCP status report」を受信しなくても、移動局UEに対する下りリンクにおけるスケジューリング処理を開始することができる。
本実施形態の第2の特徴は、移動局UEの無線基地局eNB#1配下のセルから無線基地局eNB#2配下のセルへの再接続手順を実行する移動通信方法であって、かかる再接続手順において、無線基地局eNB#2が、かかる再接続手順が「Full configuration」を伴う再接続手順であると判断した場合(無線基地局eNB#1で用いられていた全ての設定を一旦削除する必要があると判断した場合)に、移動局UEからの「PDCP status report」の受信を待つことなく、移動局UEに対する下りリンクスケジューリングを開始する工程を有することを要旨とする。
かかる特徴によれば、「Full configuration」を伴う再接続手順において、再接続先無線基地局である無線基地局eNB#2は、移動局UEからの「PDCP status report」を受信しなくても、移動局UEに対する下りリンクにおけるスケジューリング処理を開始することができる。
本実施形態の第3の特徴は、移動局UEの無線基地局eNB#1配下のセルから無線基地局eNB#2配下のセルへのハンドオーバ手順を実行することができるように構成されている移動通信システムにおいて無線基地局eNB#2として動作することができる無線基地局eNBであって、かかるハンドオーバ手順において、かかるハンドオーバ手順が「Full configuration」を伴うハンドオーバ手順であると判断した場合に、移動局UEからの「PDCP status report」の受信を待つことなく、移動局UEに対する下りリンクスケジューリングを開始するように構成されているスケジューリング部12を具備することを要旨とする。
かかる特徴によれば、「Full configuration」を伴うハンドオーバ手順において、ハンドオーバ先無線基地局である無線基地局eNB#2は、移動局UEからの「PDCP status report」を受信しなくても、移動局UEに対する下りリンクにおけるスケジューリング処理を開始することができる。
本実施形態の第4の特徴は、移動局UEの無線基地局eNB#1配下のセルから無線基地局eNB#2配下のセルへの再接続手順を実行することができるように構成されている移動通信システムにおいて無線基地局eNB#2として動作することができる無線基地局eNBであって、かかる再接続手順において、かかる再接続手順が「Full configuration」を伴う再接続手順であると判断した場合に、移動局UEからの「PDCP status report」の受信を待つことなく、移動局UEに対する下りリンクスケジューリングを開始するように構成されているスケジューリング部12を具備することを要旨とする。
かかる特徴によれば、「Full configuration」を伴う再接続手順において、再接続先無線基地局である無線基地局eNB#2は、移動局UEからの「PDCP status report」を受信しなくても、移動局UEに対する下りリンクにおけるスケジューリング処理を開始することができる。
本実施形態の第3の特徴において、スケジューリング部12は、無線基地局eNB#1から受信した「HO request(ハンドオーバ要求信号)」に含まれる「AS release(リリース情報)」に基づいて、無線基地局eNB#1が無線基地局eNB#2(無線基地局eNB)よりも新しいリリースであると判定した場合に、かかるハンドオーバ手順が「Full configuration」を伴うハンドオーバ手順であると判断するように構成されていてもよい。
かかる特徴によれば、無線基地局eNB#2は、無線基地局eNB#1が無線基地局eNB#2よりも新しいリリースである場合に、「Full configuration」を伴うハンドオーバ手順を実行することで、無線基地局eNB#2において対応していない「configuration」を無線基地局eNB#1から引き継いでしまうという事態を回避することができる。
本実施形態の第3の特徴において、スケジューリング部12は、無線基地局eNB#1から受信した「HO request」によって無線基地局eNB#2において対応されていない「configuration(設定情報)」が通知された場合に、かかるハンドオーバ手順が「Full configuration」を伴うハンドオーバ手順であると判断するように構成されていてもよい。
かかる特徴によれば、無線基地局eNB#2は、無線基地局eNB#1から受信した「HO request」によって無線基地局eNB#2において対応されていない「configuration」が通知された場合に、「Full configuration」を伴うハンドオーバ手順を実行することで、無線基地局eNB#2において対応していない「configuration」を無線基地局eNB#1から引き継いでしまうという事態を回避することができる。
本実施形態の第3の特徴において、スケジューリング部12は、上述のハンドオーバ手順において、RLC-AMがマッピングされているベアラに対して下りパスの識別子が指定されていない(データ転送が実施されない)場合に、かかるハンドオーバ手順が「Full configuration」を伴うハンドオーバ手順であると判断するように構成されていてもよい。
かかる特徴によれば、無線基地局eNB#2は、無線基地局eNB#1から無線基地局eNB#2に対して移動局UE宛ての下りリンクデータの転送が困難な無線基地局eNB間のハンドオーバ(すなわち、ベアラの設定を引き継ぐことができないようなハンドオーバ)において、「Full configuration」を伴うハンドオーバ手順を実行することで、無線基地局eNB#2において対応していない「configuration」を無線基地局eNB#1から引き継いでしまうという事態を回避することができる。
本実施形態の第3及び第4の特徴において、スケジューリング部12は、RACH手順(ランダムアクセス手順)が完了した場合に、移動局UEからの「PDCP status report」の受信を待つことなく、移動局UEに対する下りリンクスケジューリングを開始するように構成されていてもよい。
かかる特徴によれば、無線基地局eNB#2は、適切なタイミングで、移動局UEに対する下りリンクスケジューリングを開始することができる。
本実施形態の第3の特徴において、スケジューリング部12は、上述のハンドオーバ手順が完了した場合に、移動局UEからの「PDCP status report」の受信を待つことなく、移動局UEに対する下りリンクスケジューリングを開始するように構成されていてもよい。
かかる特徴によれば、無線基地局eNB#2は、適切なタイミングで、移動局UEに対する下りリンクスケジューリングを開始することができる。
本実施形態の第4の特徴において、スケジューリング部12は、上述の再接続手順が完了した場合に、移動局UEからの「PDCP status report」の受信を待つことなく、移動局UEに対する下りリンクスケジューリングを開始するように構成されていてもよい。
かかる特徴によれば、無線基地局eNB#2は、適切なタイミングで、移動局UEに対する下りリンクスケジューリングを開始することができる。
本実施形態の第3の特徴において、スケジューリング部12は、無線基地局eNB#1からの移動局UE用の下りデータの転送が完了した場合に、移動局UEからの「PDCP status report」の受信を待つことなく、移動局UEに対する下りリンクスケジューリングを開始するように構成されていてもよい。
かかる特徴によれば、無線基地局eNB#2は、適切なタイミングで、移動局UEに対する下りリンクスケジューリングを開始することができる。
なお、上述の移動局UE及び無線基地局eNB#1/eNB#2の動作は、ハードウェアによって実施されてもよいし、プロセッサによって実行されるソフトウェアモジュールによって実施されてもよいし、両者の組み合わせによって実施されてもよい。
ソフトウェアモジュールは、RAM(Random Access Memory)や、フラッシュメモリや、ROM(Read Only Memory)や、EPROM(Erasable Programmable ROM)や、EEPROM(Electronically Erasable and Programmable ROM)や、レジスタや、ハードディスクや、リムーバブルディスクや、CD-ROMといった任意形式の記憶媒体内に設けられていてもよい。
かかる記憶媒体は、プロセッサが当該記憶媒体に情報を読み書きできるように、当該プロセッサに接続されている。また、かかる記憶媒体は、プロセッサに集積されていてもよい。また、かかる記憶媒体及びプロセッサは、ASIC内に設けられていてもよい。かかるASICは、移動局UE及び無線基地局eNB#1/eNB#2内に設けられていてもよい。また、かかる記憶媒体及びプロセッサは、ディスクリートコンポーネントとして移動局UE及び無線基地局eNB#1/eNB#2内に設けられていてもよい。
以上、上述の実施形態を用いて本発明について詳細に説明したが、当業者にとっては、本発明が本明細書中に説明した実施形態に限定されるものではないということは明らかである。本発明は、特許請求の範囲の記載により定まる本発明の趣旨及び範囲を逸脱することなく修正及び変更態様として実施することができる。従って、本明細書の記載は、例示説明を目的とするものであり、本発明に対して何ら制限的な意味を有するものではない。
UE…移動局
eNB#1/eNB#2…無線基地局
11…制御部
12…スケジューリング部
13…送信部
14…受信部

Claims (11)

  1. 移動局の第1無線基地局配下のセルから第2無線基地局配下のセルへのハンドオーバ手順を実行する移動通信方法であって、
    前記ハンドオーバ手順において、前記第2無線基地局が、前記第1無線基地局で用いられていた全ての設定を一旦削除する必要があるか否かを判断し、必要があると判断した場合に、前記移動局から送信される該移動局での受信状況を報告するステータスレポートの受信を待つことなく、該移動局に対する下りリンクスケジューリングを開始し、必要がないと判断した場合には、該移動局からのステータスレポートを受信すると、該移動局に対する下りリンクスケジューリングを開始するスケジューリング工程を有することを特徴とする移動通信方法。
  2. 移動局の第1無線基地局配下のセルから第2無線基地局配下のセルへの再接続手順を実行する移動通信方法であって、
    前記再接続手順において、前記第2無線基地局が、前記第1無線基地局で用いられていた全ての設定を一旦削除する必要があるか否かを判断し、必要があると判断した場合に、前記移動局から送信される該移動局での受信状況を報告するステータスレポートの受信を待つことなく、該移動局に対する下りリンクスケジューリングを開始し、必要がないと判断した場合には、該移動局からのステータスレポートを受信すると、該移動局に対する下りリンクスケジューリングを開始するスケジューリング工程を有することを特徴とする移動通信方法。
  3. 移動局の第1無線基地局配下のセルから第2無線基地局配下のセルへのハンドオーバ手順を実行することができるように構成されている移動通信システムにおいて該第2無線基地局として動作することができる無線基地局であって、
    前記ハンドオーバ手順において、前記第1無線基地局で用いられていた全ての設定を一旦削除する必要があるか否かを判断し、必要があると判断した場合に、前記移動局から送信される該移動局での受信状況を報告するステータスレポートの受信を待つことなく、該移動局に対する下りリンクスケジューリングを開始し、必要がないと判断した場合には、該移動局からのステータスレポートを受信すると、該移動局に対する下りリンクスケジューリングを開始するように構成されているスケジューリング部を具備することを特徴とする無線基地局。
  4. 移動局の第1無線基地局配下のセルから第2無線基地局配下のセルへの再接続手順を実行することができるように構成されている移動通信システムにおいて該第2無線基地局として動作することができる無線基地局であって、
    前記再接続手順において、前記第1無線基地局で用いられていた全ての設定を一旦削除する必要があるか否かを判断し、必要があると判断した場合に、前記移動局から送信される該移動局での受信状況を報告するステータスレポートの受信を待つことなく、該移動局に対する下りリンクスケジューリングを開始し、必要がないと判断した場合には、該移動局からのステータスレポートを受信すると、該移動局に対する下りリンクスケジューリングを開始するように構成されているスケジューリング部を具備することを特徴とする無線基地局。
  5. 前記スケジューリング部は、前記第1無線基地局から受信したハンドオーバ要求信号に含まれるリリース情報に基づいて、該第1無線基地局が前記無線基地局よりも新しいリリースであると判断した場合に、該第1無線基地局で用いられていた全ての設定を一旦削除する必要があると判断するように構成されていることを特徴とする請求項3に記載の無線基地局。
  6. 前記スケジューリング部は、前記第1無線基地局から受信したハンドオーバ要求信号によって前記無線基地局において対応されていない設定情報が通知された場合に、該第1無線基地局で用いられていた全ての設定を一旦削除する必要があると判断するように構成されていることを特徴とする請求項3に記載の無線基地局。
  7. 前記スケジューリング部は、前記ハンドオーバ手順において、RLC-AMがマッピングされているベアラに対して下りパスの識別子が指定されていない場合に、該第1無線基地局で用いられていた全ての設定を一旦削除する必要があると判断するように構成されていることを特徴とする請求項3に記載の無線基地局。
  8. 前記スケジューリング部は、前記必要があると判定した場合であってランダムアクセス手順が完了した場合に、前記移動局からのステータスレポートの受信を待つことなく、該移動局に対する下りリンクスケジューリングを開始するように構成されていることを特徴とする請求項3乃至7のいずれか一項に記載の無線基地局。
  9. 前記スケジューリング部は、前記必要があると判定した場合であって前記ハンドオーバ手順が完了した場合に、前記移動局からのステータスレポートの受信を待つことなく、該移動局に対する下りリンクスケジューリングを開始するように構成されていることを特徴とする請求項3、5乃至7のいずれか一項に記載の無線基地局。
  10. 前記スケジューリング部は、前記必要があると判定した場合であって前記再接続手順が完了した場合に、前記移動局からのステータスレポートの受信を待つことなく、該移動局に対する下りリンクスケジューリングを開始するように構成されていることを特徴とする請求項4に記載の無線基地局。
  11. 前記スケジューリング部は、前記必要があると判定した場合であって前記第1無線基地局からの前記移動局用の下りデータの転送が完了した場合に、該移動局からのステータスレポートの受信を待つことなく、該移動局に対する下りリンクスケジューリングを開始するように構成されていることを特徴とする請求項3、5乃至7のいずれか一項に記載の無線基地局。
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