JP6450442B2 - 調節可能な取付プレート組立体 - Google Patents

Description

この発明は、調節可能な取付プレート組立体に関する。

調節可能な取付プレート組立体の実施形態を示し、それらについて説明する。

第１の実施形態では、調節可能な取付プレート組立体が、机の表面と係合する為のチャネルトラックであって、全般に平坦な底面と、上記平坦な底面とその平坦な底面から延びる２つの上側部材とによって画定される、断面が全般に矩形の内部中空部分と、上記チャネルトラックの長手全体にわたって延びるスロットとを有し、上記スロットが、上記２つの上側部材の端部によって画定され、上記内部中空部分への連通を可能にする、チャネルトラックと、オフィス装備品を受ける為のブッシュ付き継手を有する、少なくとも２つのハブと、少なくとも２つのプレートナットと、を備え、プレートナットのこの数は上記組立体のハブの数に対応し、上記プレートナットは、上記チャネルトラックの上記内部中空部分の中に配設され、各ハブは、対応するプレートナットにボルトによって固定され、上記ボルトは、上記ハブを通って延び、上記チャネルトラックの上記スロットを通り、上記対応するプレートナットと係合しており、上記プレートナットとそれに連結されたハブは、緩く連結されている場合、上記チャネルトラックの長手方向に上記スロット内で自在に摺動し、きつく連結されている場合、摺動運動することなく上記スロット内の自身の位置に保持され、上記チャネルトラックがさらに、エンドキャップを備え、上記エンドキャップは、上記プレートナットが上記チャネルトラックの上記内部中空部分から抜け出るのを防止する為に、上記チャネルトラックの両端に配設され、上記チャネルトラックは、上記平坦な底面に貫通孔を備え、上記孔により、上記内部中空部分の中に配設された追加のプレートナットとボルトの係合が可能になり、それによって上記チャネルトラックが上記机に固定される。

第２の実施形態では、調節可能な取付プレート組立体が、机の表面と係合する為のチャネルトラックであって、全般に平坦な底面と、上記平坦な底面とその平坦な底面から延びる２つの上側部材とによって画定される、断面が全般に矩形の内部中空部分と、上記チャネルトラックの長手全体にわたって延びるスロットとを有し、上記スロットが、上記２つの上側部材の端部によって画定され、上記内部中空部分への連通を可能にする、チャネルトラックと、オフィス装備品を受ける為のブッシュ付き継手を有する、少なくとも２つのハブと、少なくとも２つのプレートナットと、を備え、プレートナットのこの数は上記組立体のハブの数に対応し、上記プレートナットは、上記チャネルトラックの上記内部中空部分の中に配設され、各ハブは、対応するプレートナットにボルトによって固定され、上記ボルトは、上記ハブを通って延び、上記チャネルトラックの上記スロットを通り、上記対応するプレートナットと係合しており、上記プレートナットとそれに連結されたハブは、緩く連結されている場合、上記チャネルトラックの長手方向に上記スロット内で自在に摺動し、きつく連結されている場合、摺動運動することなく上記スロット内の自身の位置に保持され、上記チャネルトラックがさらに、エンドキャップを備え、上記エンドキャップは、上記プレートナットが上記チャネルトラックの上記内部中空部分から抜け出るのを防止する為に、上記チャネルトラックの両端に配設され、上記チャネルトラックがさらに、上記平坦な底面から垂直に延びる、机下クランプ部分を備え、上記机下クランプ部分がさらに、クランプトラックを備え、少なくとも１つの摺動可能なクランプが、上記クランプトラックに配設され、上記摺動可能なクランプが、調節可能なねじと、上記チャネルトラックを上記机に固定する為のクランプパッドを有する。

調節可能な取付プレート組立体の第１の実施形態の部分分解図である。 調節可能な取付プレート組立体の第１の実施形態の分解図である。 調節可能な取付プレート組立体の第２の実施形態の組立図である。 調節可能な取付プレート組立体の第２の実施形態の分解図である。

図１及び２に、調節可能な取付プレート組立体の第１の実施形態１０１が示されている。図１は部分分解図であり、図２は分解図である。図１と図２に共通する要素を識別する為に、同じ番号が使用されている。よって図１に、机（図示せず）の表面と係合する為のチャネルトラック１０２が示されている。チャネルトラック１０２は一体部品として押出し加工されてもよく、或いは当技術分野で知られている任意の手段によって互いに接合された複数の部品で構成されてもよいことを当業者なら理解するであろう。さらに、チャネルトラック１０２は、鋼鉄やアルミニウムなどの材料から形成されうる。図１にはまた、ハブ１０３、エンドキャップ１０４及び任意選択の座金を有する取付ボルト１０５が示されている。ハブ１０３は、コンピュータモニタを支持する為のアームを受けることができる。或いはハブ１０３は、机上ランプ用の取付台を受けることもできる。エンドキャップ１０４は、プレートナット（後述）がチャネルトラック１０２の内部中空部分（後述）から抜け出るのを防止する為に、チャネルトラック１０２の両端に配設される。

図１の部分分解図に、上記組立体へのオフィス装備品の設置が示されている。図１から分かるように、調節可能なモニタアーム１０６が、ハブ１０３に配設されたブッシュ付き継手（後述）に係合するように、シャフト１０７を備えている。ハブ１０３に取り付けできるオフィス装備品は、調節可能なモニタアームだけではないことを理解されたい。その代わりに、机上ライト（図示せず）用の取付台をハブ１０３に取り付けることもできる。

図２からより明確に分かるように、チャネルトラック１０２は、全般に平坦な底面２０１と、平坦な底面２０１とその平坦な底面２０１から延びる２つの上側部材２０３とによって画定される、断面が全般に矩形の内部中空部分２０２と、チャネルトラックの長手全体にわたって延びるスロット２０４を有する。スロット２０４は、２つの上側部材２０３の端部によって画定され、内部中空部分２０２への連通を可能にする。また図２には、２つのハブ１０３が示されている。各ハブ１０３は、ブッシュ２０６が配設された継手２０５を有する。継手２０５とブッシュ２０６は、上述のようにオフィス装備品を受ける。ブッシュ２０６により、調節可能なモニタアーム１０６のシャフト１０７が、継手２０５内で自在に回転することが可能になる。

図２にまた、２つのプレートナット２０６が示されている。プレートナット２０６の数は、組立体のハブ１０３の数に対応する。例えば、図２に、２つのハブと２つのプレートナットを有する組立体が示されている。その代わりに、組立体がハブを３つ含む場合は、プレートナットも３つ含む必要がある。プレートナット２０６は、チャネルトラック１０２の内部中空部分２０２の中に配設される。各ハブ１０３は、対応するプレートナット２０６にボルト２０７によって固定される。ボルト２０７は、ハブ１０３を通って延び、チャネルトラック１０２のスロット２０４を通り、対応するプレートナット２０６と係合する。プレートナット２０６とそれに連結されたハブ１０３は、緩く連結されている場合、チャネルトラック１０２の長手方向、すなわち図２において「Ｘ」で示されている軸で規定された方向にスロット２０４内を自在に摺動し、きつく連結されている場合、摺動運動することなくスロット２０４内の自身の位置に保持される。

図２にまた、チャネルトラック１０２を机に取り付ける機構が示されている。チャネルトラック１０２は、平坦な底面２０１に貫通孔（図示せず）を備える。この貫通孔により、内部中空部分２０２内に配設された追加のプレートナット２０８とボルト１０５との係合が可能になり、それによってチャネルトラック１０２が机に固定される。最後に、図２に、組立体が机と係合したときに机の表面への損傷を防ぐ為のパッド２０９が、チャネルトラック１０２の底面上に示されている。

図３及び４に、調節可能な取付プレート組立体の第２の実施形態３００が示されている。図３は組立図であり、図４は分解図である。図３及び４に示されている要素の多くは、図１及び２に示されている要素と同じである。図１と図２にすでに示されている要素を識別する為に、同じ番号が使用されている。よって図３に、机（図示せず）の表面と係合する為のチャネルトラック１０２が示されている。チャネルトラック１０２は一体部品として押出し加工されてもよく、或いは当技術分野で知られている任意の手段によって互いに接合された複数の部品で構成されてもよいことを当業者なら理解するであろう。さらに、チャネルトラック１０２は、鋼鉄やアルミニウムなどの材料から形成されうる。図３にはまた、ハブ１０３、エンドキャップ１０４が示されている。図１を参照して上述したように、ハブ１０３は、コンピュータモニタを支持する為のアームを受けることができる。或いはハブ１０３は、机上ランプ用の取付台を受けることもできる。エンドキャップ１０４は、プレートナットがチャネルトラック１０２の内部中空部分から抜け出るのを防止する為に、チャネルトラック１０２の両端に配設される。図３にまた、クランプ組立体３０１が示されている。クランプ組立体３０１ついては、図４の説明で詳細に説明する。

図４からより明確に分かるように、チャネルトラック１０２は、全般に平坦な底面２０１と、平坦な底面２０１とその平坦な底面２０１から延びる２つの上側部材２０３とによって画定される、断面が全般に矩形の内部中空部分２０２と、チャネルトラックの長手全体にわたって延びるスロット２０４を有する。スロット２０４は、２つの上側部材２０３の端部によって画定され、内部中空部分２０２への連通を可能にする。また図４には、２つのハブ１０３が示されている。各ハブ１０３は、ブッシュ２０６が配設された継手２０５を有する。継手２０５とブッシュ２０６は、図１の説明で明らかにしたようにオフィス装備品を受ける。

図４にまた、２つのプレートナット２０６が示されている。プレートナット２０６の数は、組立体のハブ１０３の数に対応する。例えば、図４に、２つのハブと２つのプレートナットを有する組立体が示されている。その代わりに、組立体がハブを３つ含む場合は、プレートナットも３つ含む必要がある。プレートナット２０６は、チャネルトラック１０２の内部中空部分２０２の中に配設される。各ハブ１０３は、対応するプレートナット２０６にボルト２０７によって固定される。ボルト２０７は、ハブ１０３を通って延び、チャネルトラック１０２のスロット２０４を通り、対応するプレートナット２０６と係合する。プレートナット２０６とそれに連結されたハブ１０３は、緩く連結されている場合、チャネルトラック１０２の長手方向、すなわち図２において「Ｘ」で示されている軸で規定された方向にスロット２０４内を自在に摺動し、きつく連結されている場合、摺動運動することなくスロット２０４内の自身の位置に保持される。

図４にまた、チャネルトラック１０２を机に取り付ける機構の代替実施形態、すなわちクランプ組立体３０１が示されている。チャネルトラック１０２は、平坦な底面２０１から垂直に延びる、机下クランプ部分４０１を備える。机下クランプ部分４０１はさらに、クランプトラック４０２を備える。クランプトラック４０２は、トラック部材４０２ａ及び４０２ｂによって画定される。少なくとも１つの摺動可能なクランプ４０３が、クランプトラック４０２に配設される。図４から分かるように、２つの摺動可能なクランプ４０３が設けられているが、設置の必要条件に応じて、必要に応じそれより多く、或いはそれより少なく設けることができる。各摺動可能なクランプ４０３は、調節可能なねじ４０４と、チャネルトラック１０２を机に固定する為のクランプパッド４０５を有する。作動時に、調節可能なねじ４０４が締め付けられ、それにより、クランプパッド４０５が机の下面に押し付けられ、従ってチャネルトラック１０２が定位置に固定される。

前述の開示では、特定の実施形態及び実施例に関連して説明したが、本開示は必ずしもそのように限定されることは意図されていないこと、並びに、他の多数の実施形態、実施例及び使用形態と、本明細書に記載の実施形態、実施例及び使用形態からの変更及び変形が、添付の特許請求の範囲によって包含されることが意図されることが当業者には理解されよう。本開示の様々な特徴は、以下の特許請求の範囲に記載されている。

１０１ 調節可能な取付プレート組立体
１０２ チャネルトラック
１０３ ハブ
１０４ エンドキャップ
１０５ 取付ボルト
１０６ モニタアーム
１０７ モニタアームのシャフト
２０１ チャネルトラックの底面
２０２ チャネルトラックの内部中空部分
２０３ チャネルトラックの上側部材
２０４ チャネルトラックのスロット
２０５ 継手
２０６ ブッシュ、プレートナット
２０７ ボルト
２０８ 追加のプレートナット
２０９ パッド
３００ 調節可能な取付プレート組立体
３０１ クランプ組立体
４０１ 机下クランプ部分
４０２ クランプトラック
４０３ 摺動可能なクランプ
４０４ 調節可能なねじ
４０５ クランプパッド

Claims (12)

1. 調節可能な取付プレート組立体において、
   机の表面と係合する為のチャネルトラックであって、全般に平坦な底面と、前記平坦な底面とその平坦な底面から延びる２つの上側部材とによって画定される、断面が全般に矩形の内部中空部分と、前記チャネルトラックの長手全体にわたって延びるスロットとを有し、前記スロットが、前記２つの上側部材の端部によって画定され、前記内部中空部分への連通を可能にする、チャネルトラックと、
   オフィス装備品を受ける為のブッシュ付き継手を有する、少なくとも２つのハブと、
   少なくとも２つのプレートナットと、を備え、プレートナットのこの数は前記組立体のハブの数に対応し、前記プレートナットは、前記チャネルトラックの前記内部中空部分の中に配設され、各ハブは、対応するプレートナットにボルトによって固定され、前記ボルトは、前記ハブを通って延び、前記チャネルトラックの前記スロットを通り、前記対応するプレートナットと係合しており、前記プレートナットとそれに連結されたハブは、緩く連結されている場合、前記チャネルトラックの長手方向に前記スロット内で自在に摺動し、きつく連結されている場合、摺動運動することなく前記スロット内の自身の位置に保持され、
   前記チャネルトラックがさらに、エンドキャップを備え、前記エンドキャップは、前記プレートナットが前記チャネルトラックの前記内部中空部分から抜け出るのを防止する為に、前記チャネルトラックの両端に配設され、前記チャネルトラックは、前記平坦な底面に貫通孔を備え、前記孔により、前記内部中空部分の中に配設された追加のプレートナットとボルトの係合が可能になり、それによって前記チャネルトラックが前記机に固定される、調節可能な取付プレート組立体。
2. コンピュータモニタを支持する為のアームが、前記ハブに設けられた前記ブッシュ付き継手に配設される、請求項１に記載の調節可能な取付プレート組立体。
3. 前記チャネルトラックが一体部品として押出し加工される、請求項１に記載の調節可能な取付プレート組立体。
4. 前記組立体が前記机と係合したときに前記机の表面への損傷を防ぐ為に、前記チャネルトラックがその底面にパッドを備える、請求項１に記載の調節可能な取付プレート組立体。
5. 前記チャネルトラックが、鋼鉄及びアルミニウムからなる群から選択された材料から形成される、請求項１に記載の調節可能な取付プレート組立体。
6. 机上ランプ用の取付台が、前記ハブに設けられた前記ブッシュ付き継手に配設される、請求項１に記載の調節可能な取付プレート組立体。
7. 調節可能な取付プレート組立体において、
   机の表面と係合する為のチャネルトラックであって、全般に平坦な底面と、前記平坦な底面とその平坦な底面から延びる２つの上側部材とによって画定される、断面が全般に矩形の内部中空部分と、前記チャネルトラックの長手全体にわたって延びるスロットとを有し、前記スロットが、前記２つの上側部材の端部によって画定され、前記内部中空部分への連通を可能にする、チャネルトラックと、
   オフィス装備品を受ける為のブッシュ付き継手を有する、少なくとも２つのハブと、
   少なくとも２つのプレートナットと、を備え、プレートナットのこの数は前記組立体のハブの数に対応し、前記プレートナットは、前記チャネルトラックの前記内部中空部分の中に配設され、各ハブは、対応するプレートナットにボルトによって固定され、前記ボルトは、前記ハブを通って延び、前記チャネルトラックの前記スロットを通り、前記対応するプレートナットと係合しており、前記プレートナットとそれに連結されたハブは、緩く連結されている場合、前記チャネルトラックの長手方向に前記スロット内で自在に摺動し、きつく連結されている場合、摺動運動することなく前記スロット内の自身の位置に保持され、
   前記チャネルトラックがさらに、エンドキャップを備え、前記エンドキャップは、前記プレートナットが前記チャネルトラックの前記内部中空部分から抜け出るのを防止する為に、前記チャネルトラックの両端に配設され、前記チャネルトラックがさらに、前記平坦な底面から垂直に延びる、机下クランプ部分を備え、前記机下クランプ部分がさらに、クランプトラックを備え、少なくとも１つの摺動可能なクランプが、前記クランプトラックに配設され、前記摺動可能なクランプが、調節可能なねじと、前記チャネルトラックを前記机に固定する為のクランプパッドを有する、調節可能な取付プレート組立体。
8. コンピュータモニタを支持する為のアームが、前記ハブに設けられた前記ブッシュ付き継手に配設される、請求項７に記載の調節可能な取付プレート組立体。
9. 前記チャネルトラックが一体部品として押出し加工される、請求項７に記載の調節可能な取付プレート組立体。
10. 前記組立体が前記机と係合したときに前記机の表面への損傷を防ぐ為に、前記チャネルトラックがその底面にパッドを備える、請求項７に記載の調節可能な取付プレート組立体。
11. 前記チャネルトラックが、鋼鉄及びアルミニウムからなる群から選択された材料から形成される、請求項７に記載の調節可能な取付プレート組立体。
12. 机上ランプ用の取付台が、前記ハブに設けられた前記ブッシュ付き継手に配設される、請求項７に記載の調節可能な取付プレート組立体。
    

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