JP6450440B2 - 完全に透明ではない市場を提供するためのシステムおよび方法 - Google Patents

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Description

本発明は、電子取引システムに関する。
電子取引システムの多くはビッド/オファープロセスを使用し、ビッド/オファープロセスの中では、ビッドおよび/またはオファーがシステムに提出され、そして、それぞれ、ヒットまたはリフトされてもよい。例えば、パッシブトレーダーは、特定のサイズの30年物米国国債を所与の価格で購入するためのビッドを提出してもよい。そのようなビッドに応えて、アグレッシブトレーダーは、第1のトレーダーに所与の価格で債券を売却する意思があることを示すための、ヒットを提出してもよい。あるいは、パッシブサイドのトレーダーは、特定のサイズの債券を所与の価格で売却するためのオファーを提出してもよく、そして、アグレッシブトレーダーは、そのオファーに応えて、パッシブサイドのトレーダーから所与の価格で債券を購入する意思があることを示すための、リフト(またはテイク)を提出してもよい。そのような取引システムにおいては、ビッド、オファー、ヒット、およびリフト(またはテイク)は、取引注文と総称される場合がある。
多くの電子取引システムでは、取引注文は、マーケットメーカーと、トレーダーなどの顧客との、両方によって行われてもよい。マーケットメーカーは、アイテムについてのビッドおよび/またはオファーを入力し、そしてそのようなビッド/オファーを維持して、アイテムが取引される市場に流動性を追加する、銀行などの、参加者である。
金融商品の取引に関して、銀行は、独自の取引システム、およびさまざまな電子通信ネットワーク(ECN)を含む、一連のポータルを介して、取引の実行を提供する場合がある。これは、第三者が、銀行の価格決定システムを利用することを、そして場合によっては、銀行の出費によって利益を得ることを可能にしてきた。例えば、銀行は、それらの銀行の実際のビッド/オファー価格を、すべての潜在的なカウンターパーティに直接広める(disseminate)ことができない場合があり、その理由は、多くの第三者が、それらの第三者が推進する取引に関して利益を得るために、それらの価格を、例えばそれらのスプレッドを広くすることによって、修正した後で、中継するからである。結果として、マーケットメーカーは、マーケットメーカーの真の価格を有する、より少ない顧客と連絡することが可能となる。
マーケットメーカーは、別法として、すべての潜在的な参加者が価格を入手でき、かつ、取引が、実行されるにつれて表示される、完全に透明な市場を介して、それらのマーケットメーカーの実際の価格を直接広めてもよい。しかしこれは、大銀行などの、それらが参加するそのような大きなトランザクションを開示しないことを望む、特定の顧客にとって望ましくない場合がある。さらに、銀行は、それらの銀行の価格を、すべての参加者が見て、それに基づいて行動するように、入手可能にすることによって、1つのシステム上で商品を購入し、そして次に、第1のシステムよりも数分の一秒遅く自動更新される別のシステム上で同じ銀行にすぐに売り戻す、システムアービトレージストラテジ(system arbitrage strategies)を使用する第三者による利己的な利用に対して無防備となる。これは、マーケットメーカーとして働いてもよい銀行が、他の場合ならば取引相手とする意思がないであろう収益性の悪いカウンターパーティと取引した結果として、多大な損害を被ることをもたらす可能性がある。
したがって、マーケットメーカーが、それらのマーケットメーカーの実際の価格を取引システムに直接広めることを、それらの価格と、取引システム上で実行される取引とが、すべての潜在的な参加者には容易には得られないように行い、そして、収益性の悪い顧客との取引のリスクを最小にすることを可能にすることが望ましい。
本発明の一態様は、選択された注文の第1の価格を明らかにすることを求める要求を受信することであって、前記選択された注文は、前記注文に関連付けられた第1の価格と第2の価格とを有し、前記要求は電子取引システムのユーザによって発行される、ことと、前記選択された注文に関連付けられた前記第1の価格およびサイズを前記ユーザに送信することと、所定の期間内に前記注文に応答する取引コマンドを前記ユーザが発行していないことを判定することと、デフォルトの価格およびデフォルトのサイズにおいて前記注文を実行することとを含む、方法に関する。
本発明によると、マーケットメーカーが、それらのマーケットメーカーの実際の価格を取引システムに直接広めることを、それらの価格と、取引システム上で実行される取引とが、すべての潜在的な参加者には容易には得られないように行い、そして、収益性の悪い顧客との取引のリスクを最小にすることができる。
本明細書で開示されているシステムの少なくとも1つの実施形態によるシステムを示す。 本明細書で開示されている方法の少なくとも1つの実施形態によるフロー図を示す。 本明細書で開示されている方法およびシステムの少なくとも1つの実施形態において使用するためのインタフェース画面を示す。
以下のI〜X節は、本出願を解釈するためのガイドを提供する。
I.用語
用語「製品(product)」は、明示的に別段の指定がない限り、任意のマシン、製造物、および/または、合成物を意味する。
用語「プロセス(process)」は、明示的に別段の指定がない限り、任意のプロセス、アルゴリズム、方法、または同様のものを意味する。
各プロセス(方法、アルゴリズム、またはその他の用語を使用して呼ばれる場合も)は、1つ以上のステップを本質的に含み、したがって、プロセスの「ステップ(step)」または「複数のステップ(steps)」へのすべての言及は、用語「プロセス(process)」または同様の用語の単なる記述の中に、内在的な先行詞を有する。したがって、請求項内での、プロセスの「ステップ(step)」または「複数のステップ(steps)」への任意の言及は、十分な先行詞を有する。
用語「発明(invention)」および同様のものは、明示的に別段の指定がない限り、「本出願において開示されている1つ以上の発明(the one or more inventions disclosed in this application)」を意味する。
用語「実施形態(an embodiment)」、「実施形態(embodiment)」、「実施形態(embodiments)」、「実施形態(the embodiment)」、「実施形態(the embodiments)」、「1つ以上の実施形態(one or more embodiments)」、「いくつかの実施形態(some embodiments)」、「特定の実施形態(certain embodiments)」、「一実施形態(one embodiment)」、「別の実施形態(another embodiment)」、および同様のものは、明示的に別段の指定がない限り、「開示されている発明の1つ以上の(ただし、すべてではない)実施形態(one or more(but not all)embodiments of the disclosed invention(s)」を意味する。
発明の「変形形態(variation)」という用語は、明示的に別段の指定がない限り、本発明の実施形態を意味する。
実施形態の説明における、「別の実施形態(another embodiment)」への言及は、明示的に別段の指定がない限り、言及されている実施形態が別の実施形態(例えば、言及されている実施形態の前に記載された実施形態)と相互排他的であることは含意しない。
用語「を含む(including)」「を具備する(comprising)」およびそれらの変種は、明示的に別段の指定がない限り、「を含むが、しかしそれ(ら)に限定されない(including but not limited to)」を意味する。
用語「a」、「an」、および「the」は、明示的に別段の指定がない限り、「1つ以上の(one or more)」を意味する。
用語「複数(plurality)」は、明示的に別段の指定がない限り、「2つ以上(two or more)」を意味する。
用語「本明細書の中で(herein)」は、明示的に別段の指定がない限り、「参照により援用される可能性がある任意のものを含む、本出願の中で(in the present application,including anything which may be incorporated by reference)」を意味する。
フレーズ「のうちの少なくとも1つ(at least one of)」は、そのようなフレーズが複数の物(物の列挙されたリストなど)を修飾する場合、明示的に別段の指定がない限り、それらの物のうちの1つ以上の任意の組み合わせを意味する。例えば、フレーズ「ウィジェット、自動車、および車輪のうちの少なくとも1つ(at least one of a widget,a car and a wheel)」は、(i)ウィジェット、(ii)自動車、(iii)車輪、(iv)ウィジェットと自動車、(v)ウィジェットと車輪、(vi)自動車と車輪、または(vii)ウィジェットと自動車と車輪、のいずれかを意味する。フレーズ「のうちの少なくとも1つ(at least one of)」は、そのようなフレーズが複数の物を修飾する場合、複数の物「のうちのそれぞれのうちの1つ(one of each of)」を意味しない。
「1つの(one)」、「2つの(two)」などの数値的用語は、何かの数量を示す基数として使用される場合(例えば、1つのウィジェット、2つのウィジェット)、「その数値的用語によって示される数量」を意味し、しかし、「少なくとも、その数値的用語によって示される数量」は意味しない。例えば、フレーズ「1つのウィジェット(one widget)」は、「少なくとも1つのウィジェット(at least one widget)」は意味せず、したがって、フレーズ「1つのウィジェット(one widget)」は、例えば「2つのウィジェット(two widgets)」を包含しない。
フレーズ「に基づく(based on)」は、明示的に別段の指定がない限り、「のみに基づく(based only on)」を意味しない。言い換えると、フレーズ「に基づく(based on)」は、「のみに基づく(based only on)」および「少なくとも〜に基づく(based at least on)」の両方を表現する。フレーズ「少なくとも〜に基づく(based at least on)」は、フレーズ「少なくとも部分的に〜に基づく(based at least in part on)」と同等である。
用語「表す(represent)」および同様の用語は、明示的に別段の指定がない限り、排他的ではない。例えば、用語「表す(represent)」は、明示的に別段の指定がない限り、「のみを表す(represents only)」を意味しない。言い換えると、フレーズ「データはクレジットカード番号を表す(the data represents a credit card number)」は、「データはクレジットカード番号のみを表す(the data represents only a credit card number)」および「データはクレジットカード番号を表し、そして、データはその他の何かも表す(the data represents a credit card number and the data also represents something else)」の両方を表現する。
用語「それにより(whereby)」は、本明細書の中では、先に明示的に記述された何かの、意図された結果、目的、または帰結のみを表現する、節、またはその他の、語の組に、先行するようにのみ使用される。したがって、用語「それにより(whereby)」が請求項の中で使用される場合、用語「それにより(whereby)」が修飾する節またはその他の語は、請求項の特定のさらなる制限を設けることはなく、請求項の意味または範囲をその他の方法で制限することもない。
用語「例えば(e.g.)」および同様の用語は、「例えば(for example)」を意味し、したがって、それが説明する語またはフレーズを限定しない。例えば、文「コンピュータはインターネット上でデータ(例えば、命令、データ構造)を送信する(the computer sends data(e.g.,instructions,a data structure)over the Internet)」において、用語「例えば(e.g.)」は、「命令(instructions)」が、コンピュータがインターネット上で送信する可能性がある「データ(data)」の例であることを説明し、そしてさらに、「データ構造(a data structure)」が、コンピュータがインターネット上で送信する可能性がある「データ(data)」の例であることを説明する。しかし、「命令(instructions)」および「データ構造(a data structure)」の両方は、単に「データ(data)」の例にすぎず、「命令(instructions)」および「データ構造(a data structure)」に加えて、その他の物が、「データ(data)」であってもよい。
用語「それぞれの(respective)」および同様の用語は、「個別に取り上げられる(taken individually)」を意味する。したがって、2つ以上の物が「それぞれの(respective)」特性を有する場合、各々のそのような物は、独自の特性を有し、そしてそれらの特性は、相互に異なっていてもよいが、異なっている必要はない。例えば、フレーズ「2つのマシンの各々は、それぞれの機能を有する(each of two machines has a respective function)」は、第1のそのようなマシンが機能を有し、そして、第2のそのようなマシンもまた機能を有する、ということを意味する。第1のマシンの機能は、第2のマシンの機能と、同じであってもよく、同じでなくてもよい。
用語「すなわち(i.e.)」および同様の用語は、「すなわち(that is)」を意味し、したがって、それが説明する語またはフレーズを限定する。例えば、文「コンピュータはインターネット上でデータ(すなわち、命令)を送信する(the computer sends data(i.e.,instructions)over the Internet)」において、用語「すなわち(i.e.)」は、「命令(instructions)」が、コンピュータがインターネット上で送信する「データ(data)」であることを説明する。
任意の所与の数値範囲は、その範囲内の数の、整数と小数部とを含む。例えば、範囲「1〜10(1 to 10)」は、具体的には、1と10との間の整数(例えば、1,2,3,4,...9)と非整数(例えば、1.1,1.2,...1.9)とを含むと解釈される。
2つ以上の、用語またはフレーズが、(例えば、用語またはフレーズが同義であるということの明示的な言明により)同義である場合、1つのそのような用語/フレーズの事例は、別のそのような用語/フレーズの事例が、異なる意味を有さなければならないことを意味しない。例えば、言明が、「を含む(including)」の意味は、「を含むが、しかしそれ(ら)に限定されない(including but not limited to)」と同義であると表現する場合、フレーズ「を含むが、しかしそれ(ら)に限定されない(including but not limited to)」の単なる使用は、用語「を含む(including)」が、「を含むが、しかしそれ(ら)に限定されない(including but not limited to)」以外の何かを意味することを意味しない。
II.決定すること、判定すること、特定すること(Determining)
用語「決定すること、判定すること、特定すること(determining)」およびその文法的バリエーション(例えば、価格を決定すること(to determine a price)、価値を判定すること(determining a value)、特定の基準を満たす物体を特定する(determine an object which meets a certain criterion))は、非常に広い意味で使用される。用語「決定すること、判定すること、特定すること(determining)」は、非常にさまざまな動作を含み、したがって「決定すること、判定すること、特定すること(determining)」は、算出すること(calculating)、計算すること(computing)、処理すること(processing)、導くこと(deriving)、調査すること(investigating)、調べること(looking up)(例えば、テーブル、データベース、またはその他のデータ構造内を調べること)、突き止めること(ascertaining)、および同様のものを含んでもよい。さらに、「決定すること、判定すること、特定すること(determining)」は、受け取ること(receiving)(例えば、情報を受け取ること)、アクセスすること(accessing)(例えば、メモリ内のデータにアクセスすること)、および同様のものを含んでもよい。さらに、「決定すること、判定すること、特定すること(determining)」は、解決すること(resolving)、選択すること(selecting)、選ぶこと(choosing)、確立すること(establishing)、および同様のものを含んでもよい。
用語「決定すること、判定すること、特定すること(determining)」は、確実性(certainty)または絶対的な正確さ(absolute precision)は含意せず、したがって、「決定すること、判定すること、特定すること(determining)」は、概算すること(estimating)、推定すること(extrapolating)、予測すること(predicting)、推量すること(guessing)、および同様のものを含んでもよい。
用語「決定すること、判定すること、特定すること(determining)」は、数学的処理が実行されなければならないことを含意せず、そして、数値的方法が使用されなければならないことを含意せず、そして、アルゴリズムまたはプロセスが使用されることを含意しない。
用語「決定すること、判定すること、特定すること(determining)」は、任意の特定の装置が使用されなければならないことを含意しない。例えば、決定すること、判定すること、特定すること(determining)を、必ずしもコンピュータが実行しなければならないわけではない。
III.文の形式
第1の請求項の限定が、特徴のうちの1つ、および特徴のうちの2つ以上を包含する場合(例えば、「少なくとも1つのウィジェット(at least one widget)」などの限定が、1つのウィジェット、および2つ以上のウィジェットを包含する場合)、そして、第1の請求項に従属する第2の請求項において、第2の請求項がその限定に言及するために、定冠詞「the」を使用する場合(例えば、「前記ウィジェット(the widget)」)、これは、第1の請求項が特徴のうちの1つのみを包含することを含意せず、そしてこれは、第2の請求項が特徴のうちの1つのみを包含することを含意しない(例えば、「前記ウィジェット(the widget)」は、1つのウィジェットおよび2つ以上のウィジェットの両方を包含してもよい)。
序数(「第1の(first)」、「第2の(second)」、「第3の(third)」など)が、用語の前の形容詞として使用される場合、(明示的に別段の指定がない限り)その序数は、特定の特徴を単に示すために、例えば、その特定の特徴を、同じ用語によって、または類似した用語によって記載される別の特徴から区別するなどのために、使用される。例えば、「第1のウィジェット(first widget)」は、それを、例えば「第2のウィジェット(second widget)」から単に区別するために、そのように呼ばれてもよい。したがって、用語「ウィジェット(widget)」の前の、序数「第1の(first)」および「第2の(second)」の単なる使用は、2つのウィジェットの間の、いかなるその他の関係も示さず、そして同様に、いずれかまたは両方のウィジェットのいかなるその他の特性も示さない。例えば、用語「ウィジェット(widget)」の前の、序数「第1の(first)」および「第2の(second)」の単なる使用は、(1)いずれか一方のウィジェットが、順序または位置において、いずれか他方よりも前または後に来ることを示さず、(2)いずれか一方のウィジェットが、時間において、いずれか他方よりも前または後に、発生または動作することを示さず、(3)いずれか一方のウィジェットが、重要度または質などにおいて、いずれか他方よりも上または下にランク付けされることを示さない。さらに、序数の単なる使用は、序数を使用して識別される特徴への数値的限定を規定しない。例えば、用語「ウィジェット(widget)」の前の、序数「第1の(first)」および「第2の(second)」の単なる使用は、ウィジェットが2つよりも多く存在してはならないということを示さない。
1つの装置、物品、またはその他の製品が本明細書に記載されている場合、記載されている1つの装置/物品の代わりに、2つ以上の装置/物品(それらが協働するかしないかを問わず)が、別法として使用されてもよい。したがって、1つの装置によって有されるとして記載されている機能は、別法として、2つ以上の装置/物品(それらが協働するかしないかを問わず)によって有されてもよい。
同様に、2つ以上の装置、物品、またはその他の製品が本明細書に記載されている場合(それらが協働するかしないかを問わず)、記載されている2つ以上の装置または物品の代わりに、1つの装置/物品が、別法として使用されてもよい。例えば、複数のコンピュータベースの装置は、1つのコンピュータベースの装置を使用して置き換えられてもよい。したがって、2つ以上の装置または物品によって有されるとして記載されているさまざまな機能は、別法として、1つの装置/物品によって有されてもよい。
記載されている1つの装置の機能および/または特徴は、別法として、記載されているが、明示的にそのような機能/特徴を有するとして記載されてはいない、1つ以上のその他の装置によって実施されてもよい。したがって、他の実施形態は、記載されている装置自体を含む必要はなく、しかしむしろ、1つ以上のその他の装置(それらの他の実施形態においてそのような機能/特徴を有する)を含んでもよい。
IV.開示されている例および用語は限定的ではない
(本出願の第1頁の最初に記載されている)発明の名称(Title)、および(本出願の最後に記載されている)要約(Abstract)は、いずれも、決して、開示されている発明の範囲を限定するものとして解釈されるべきではない。要約が本出願に含まれている理由は、単に、米国特許法施行規則第1.72条第(b)項の下で、150ワード以下の要約(Abstract)が要求されているからである。
本出願の発明の名称、および本出願の中で提供されている節の見出しは、便宜のみのためのものであり、決して、開示を限定するものとして解釈されるべきではない。
多数の実施形態が、本出願の中に記載されており、そして、例示の目的のみのために提示されている。記載されている実施形態は、いかなる意味においても、限定的ではなく、そして、限定的であることは意図されていない。現在開示されている発明は、本開示から容易に明らかとなるように、多数の実施形態に広く適用可能である。開示されている発明は、構造的な、論理的な、ソフトウェアの、および電気的な修正などの、さまざまな修正および変更を使用して実施されてもよいということを、当業者は認識するであろう。開示されている発明の特定の特徴が、1つ以上の特定の実施形態および/または図面に関連して記載されている場合があるが、明示的に別段の指定がない限り、そのような特徴は、1つ以上の特定の実施形態または図面(それに関連してそれらの特徴が記載された)における使用に限定されないということが理解されるべきである。
本出願の中で記載されている方法ステップまたは製品要素の、どの実施形態も、本出願で請求される本発明を構成せず、本出願で請求される本発明にとって不可欠でもなく、本出願で請求される本発明と同一の位置を占めるものでもない(ただし、本明細書内で明示的にそのように述べられているか、または請求項内で明示的に記述されている場合を除く)。
各請求項内のすべての語は、優先日の時点で当業者によって与えられたであろう最も広い範囲の意味を有する。いずれの請求項内で使用されている用語も、本出願によって特別に定義または限定されたものではない(ただし、本明細書内で、または請求項内で、明示的にそのように述べられている場合を除く)。
添付の請求項の前文は、請求される発明の目的、利点、および可能性のある用途のみを記述し、請求される発明を限定するものではない。
本開示は、本発明のすべての実施形態を正確に記載したものではない。さらに、本開示は、すべての実施形態において存在しなければならない、本発明の特徴のリストでもない。
相互に通信状態にあると記載されている装置は、明示的に別段の指定がない限り、継続的に相互に通信状態にある必要はない。それどころか、そのような装置は、必要に応じて、または望ましい場合に、相互に送信する必要があるのみであり、実際には、ほとんどの時間はデータの交換を控えてもよい。例えば、インターネットを介して別のマシンと通信状態にあるマシンは、長期間(例えば、一度に一週間)にわたって、他のマシンにデータを送信しなくてもよい。さらに、相互に通信状態にある装置は、直接的に、または、1つ以上を仲介を経由して間接的に通信してもよい。
いくつかの構成要素または特徴を使用した実施形態の記載は、そのような構成要素/特徴のすべてが必要であることは含意せず、さらには、そのような構成要素/特徴のいずれかが必要であることも含意しない。それどころか、本発明の、非常にさまざまな可能な実施形態を説明するために、さまざまな任意選択の構成要素が記載される。明示的に別段の指定がない限り、どの構成要素/特徴も、不可欠または必須ではない。
プロセスステップ、アルゴリズム、または同様のものは、特定の順番で記載または請求される場合があるが、そのようなプロセスは、異なる順序で動作するように構成されてもよい。言い換えると、明示的に記載または請求される場合がある、ステップの任意の順番または順序は、その順序でステップが実行されるということの要求を必ずしも示さない。本明細書に記載されるステップまたはプロセスは、可能な任意の順序で実行されてもよい。さらに、いくつかのステップは、(例えば、1つのステップが他のステップの後に記載されているという理由により)非同時に発生するとして記載または含意されているにもかかわらず、同時に実行されてもよい。その上、図面内に示すことによるプロセスの説明は、説明されているプロセスが、そのプロセスの他の変形および修正を除外するということを含意せず、説明されているプロセス、またはそのステップのうちの任意のものが、本発明に必要であることを含意せず、そして、説明されているプロセスが好ましいということを含意しない。
プロセスは、複数のステップを含むとして記載される場合があるが、それは、ステップのうちのすべてまたはいずれかが好ましいこと、不可欠であること、または必須であることを含意しない。記載されている発明の範囲内の、さまざまなその他の実施形態は、記載されているステップのうちのいくつかまたはすべてを省略した、その他のプロセスを含む。明示的に別段の指定がない限り、どのステップも、不可欠または必須ではない。
プロセスは、単独で、あるいは、他の製品または方法に関係なく記載される場合があるが、実施形態の中で、プロセスは、他の製品または方法と相互作用してもよい。例えば、そのような相互作用は、1つのビジネスモデルを別のビジネスモデルにリンクすることを含んでもよい。そのような相互作用は、プロセスの柔軟性または好ましさを向上させるために提供されてもよい。
製品は、複数の構成要素、側面、質、特性、および/または、特徴を含むとして記載される場合があるが、それは、それらの複数のうちのいずれかまたはすべてが、好ましいこと、不可欠であること、または必須であることを示さない。記載されている発明の範囲内の、さまざまなその他の実施形態は、記載されている複数のうちのいくつかまたはすべてを省略した、その他の製品を含む。
項目の列挙されたリスト(番号付けされていても、いなくてもよい)は、明示的に別段の指定がない限り、項目のいずれかまたはすべてが相互排他的であることを含意しない。同様に、項目の列挙されたリスト(番号付けされていても、いなくてもよい)は、明示的に別段の指定がない限り、項目のいずれかまたはすべてが、いずれかのカテゴリを網羅していることを含意しない。例えば、列挙されたリスト「コンピュータ、ラップトップ、PDA」は、そのリストの3つの項目のうちのいずれかまたはすべてが相互排他的であることを含意せず、そして、そのリストの3つの項目のうちのいずれかまたはすべてが、いずれかのカテゴリを網羅していることを含意しない。
項目の列挙されたリスト(番号付けされていても、いなくてもよい)は、項目のいずれかまたはすべてが、相互に同等であることも、相互に容易に置き換えられることも含意しない。
すべての実施形態は例示的であり、場合によっては、本発明または任意の実施形態が作成または実行されたことを含意しない。
V.コンピューティング
本明細書に記載されているさまざまなプロセスは、例えば、適切にプログラムされた汎用コンピュータ、専用コンピュータ、およびコンピューティング装置によって実装されてもよいということは、当業者に容易に明らかになるであろう。一般に、プロセッサ(例えば、1つ以上のマイクロプロセッサ、1つ以上のマイクロコントローラ、1つ以上のデジタル信号プロセッサ)が、(例えば、メモリまたは同様の装置から)命令を受信し、それらの命令を実行し、それにより、それらの命令によって規定される1つ以上のプロセスを実行する。命令は、例えばコンピュータプログラムの中で、実施されてもよい。
「プロセッサ(processor)」は、1つ以上のマイクロプロセッサ、中央処理ユニット(CPU)、コンピューティング装置、マイクロコントローラ、デジタル信号プロセッサ、または同様の装置、あるいは、それらの任意の組み合わせを意味する。
したがって、プロセスの記載は、同様に、プロセスを実行するための機器の記載である。プロセスを実行する機器は、例えば、プロセッサと、プロセスを実行するために適切な、入力装置および出力装置とを含んでもよい。
さらに、そのような方法(および、その他のタイプのデータ)を実装するプログラムは、さまざまな媒体(例えば、コンピュータ読み取り可能な媒体)を使用して、さまざまな方法で、記憶および伝送されてもよい。いくつかの実施形態では、さまざまな実施形態のプロセスを実装してもよいソフトウェア命令の一部またはすべての代わりに、あるいはそれと組み合わせて、ハードワイヤード回路またはカスタムハードウェアが使用されてもよい。したがって、ソフトウェアのみの代わりに、ハードウェアとソフトウェアとのさまざまな組み合わせが使用されてもよい。
用語「コンピュータ読み取り可能な媒体(computer−readable medium)」は、コンピュータ、プロセッサ、または同様の装置によって読み取られてもよいデータ(例えば、命令、データ構造)を提供することに関与する、任意の媒体、複数の任意の媒体、またはさまざまな媒体の組み合わせを意味する。そのような媒体は、以下に限定されないが、不揮発性媒体、揮発性媒体、および伝送媒体を含む、多くの形態を取ってもよい。不揮発性媒体は、例えば、光または磁気ディスク、およびその他の永続的メモリを含む。揮発性媒体は、一般にメインメモリを構成する、ダイナミックランダムアクセスメモリ(DRAM)を含む。伝送媒体は、同軸ケーブル、導線、および光ファイバを含み、プロセッサに結合されるシステムバスを構成するワイヤを含む。伝送媒体は、無線周波数(RF)および赤外線(IR)データ通信の間に生成されるものなどの、音波、光波、および電磁放射を、含むか、または伝達してもよい。コンピュータ読み取り可能な媒体の一般的な形態は、例えば、フロッピー(登録商標)ディスク、フレキシブルディスク、ハードディスク、磁気テープ、任意のその他の磁気媒体、CD−ROM、DVD、任意のその他の光媒体、パンチカード、紙テープ、穴のパターンを有する任意のその他の物理的媒体、RAM、PROM、EPROM、FLASH−EEPROM、任意のその他のメモリチップまたはカートリッジ、以下で説明する搬送波、またはコンピュータが読み取ることが可能な任意のその他の媒体を含む。
コンピュータ読み取り可能な媒体のさまざまな形態は、プロセッサにデータ(例えば、命令のシーケンス)を伝えることに関与してもよい。例えば、データは、(i)RAMからプロセッサに供給されてもよく、(ii)無線伝送媒体上を伝送されてもよく、(iii)イーサネット(登録商標)(またはIEEE 802.3)、SAP、ATP、ブルートゥース(Bluetooth(商標))、およびTCP/IP、TDMA、CDMA、および3Gなどの、数々のフォーマット、標準、またはプロトコルに従って、フォーマットおよび/または伝送されてもよく、かつ/または、(iv)プライバシーを保証するため、または、当技術分野において周知のさまざまな方法のうちのいずれかによる不正を防止するために、暗号化されてもよい。
したがって、プロセスの記載は、同様に、プロセスを実行するためのプログラムを記憶する、コンピュータ読み取り可能な媒体の記載である。コンピュータ読み取り可能な媒体は、方法を実行するために適切なプログラム要素を、(任意の適切なフォーマットで)記憶することが可能である。
プロセス内のさまざまなステップの記載が、すべての記載されたステップが必須であることを示さないのと同じように、装置の実施形態は、記載されたプロセスの一部(しかし、必ずしもすべてではない)を実行するように動作可能な、コンピュータ/コンピューティング装置を含む。
同様に、プロセス内のさまざまなステップの記載が、すべての記載されたステップが必須であることを示さないのと同じように、プログラムまたはデータ構造を記憶するコンピュータ読み取り可能な媒体の実施形態は、実行された場合に、記載されたプロセスの一部(しかし、必ずしもすべてではない)をプロセッサに実行させることが可能なプログラムを記憶する、コンピュータ読み取り可能な媒体を含む。
データベースが記載される場合、(i)記載されたデータベース構造の代替のデータベース構造が容易に使用されてもよいということ、および(ii)データベース以外の、その他のメモリ構造が容易に使用されてもよいということが、当業者によって理解されるであろう。本明細書で提示される任意のサンプルデータベースの、任意の説明または記載は、記憶される情報表現のための例示的配置である。図面内で、またはその他のところで説明される、例えばテーブルによって提案される配置以外の、任意の数のその他の配置が使用されてもよい。同様に、データベースの任意の説明されるエントリは、例示的情報のみを表す。当業者は、エントリの数および内容が、本明細書に記載されるものと異なっていてもよいということを理解するであろう。さらに、データベースをテーブルとして示す場合があったとしても、その他のフォーマット(リレーショナルデータベース、オブジェクトベースのモデル、および/または、分散データベースを含む)が、本明細書に記載されるデータタイプを記憶および操作するために使用されてもよい。同様に、データベースのオブジェクトメソッドまたは動作(object method or behavior)が、本明細書に記載されるような、さまざまなプロセスを実装するために使用されてもよい。さらに、データベースは、周知の方法で、そのようなデータベース内のデータにアクセスする装置に局所的に、またはそのような装置から遠く離れたところに記憶されてもよい。
さまざまな実施形態が、1つ以上の装置と(例えば、通信ネットワークを介して)通信状態にあるコンピュータを含む、ネットワーク環境内で動作するように構成されてもよい。コンピュータは装置と、直接的に、または任意の有線または無線媒体(例えば、インターネット、LAN、WANまたはイーサネット(登録商標)、トークンリング、電話線、ケーブル回線、無線チャネル、光通信線、商用オンラインサービスプロバイダ、電子掲示板システム、衛星通信リンク、上記のうちの任意のものの組み合わせ)を介して間接的に通信してもよい。装置のそれぞれは、それら自体が、コンピュータと通信するように適合された、インテル(Intel(登録商標))ペンティアム(Pentium(登録商標))またはセントリーノ(Centrino(商標))プロセッサに基づくものなどの、コンピュータまたはその他のコンピューティング装置を含んでもよい。任意の数およびタイプの装置が、コンピュータと通信状態にあってもよい。
一実施形態では、サーバコンピュータまたは中央の機関(centralized authority)は必要とされない、または好ましくない場合がある。例えば、本発明は、一実施形態において、中央機関(central authority)なしで、1つ以上の装置上で実施されてもよい。そのような実施形態では、サーバコンピュータによって実行されるとして本明細書に記載されている任意の機能、またはサーバコンピュータ上に記憶されるとして記載されているデータは、代わりに、1つ以上のそのような装置によって実行されてもよく、または1つ以上のそのような装置上に記憶されてもよい。
プロセスが記載される場合、実施形態において、プロセスは、いかなるユーザ介入もなしに動作してもよい。別の実施形態においては、プロセスは、人間の介入をいくらか含む(例えば、ステップが、人間の補助により、または人間の補助を受けて実行される)。
VI.係属出願(Continuing Applications)
本開示は、当業者に、いくつかの実施形態および/または発明の、実施可能な程度の記載(enabling description)を提供する。それらの実施形態および/または発明のうちのいくつかは、本出願においては請求されない可能性があるが、しかし、本出願の優先権の利益を主張する、1つ以上の係属出願において請求される可能性がある。
出願人は、開示され実施可能にされたが、本出願では請求されなかった対象について特許化を目指すために、追加出願を提出することを意図している。
VII.米国特許法第112条、第6段落
請求項内の、フレーズ「のための手段(means for)」またはフレーズ「のためのステップ(step for)」を含む、請求項の限定は、米国特許法第112条の第6段落がその限定に適用されることを意味している。
請求項内の、フレーズ「のための手段(means for)」またはフレーズ「のためのステップ(step for)」を含まない、請求項の限定は、その限定が、機能を、その機能を実行するための構造、材料、または行為の記述なしに記述するかどうかに関係なく、米国特許法第112条の第6段落がその限定に適用されないことを意味している。例えば、請求項内での、その請求項の、または別の請求項の、1つ以上のステップに言及する、フレーズ「のステップ(step of)」またはフレーズ「の複数のステップ(steps of)」の単なる使用は、米国特許法第112条の第6段落がそのステップに適用されることを意味しない。
米国特許法第112条の第6段落に従った、指定された機能を実行するための手段またはステップに関し、明細書内に記載された対応する構造、材料、または行為、およびその均等物は、指定された機能に加えて、追加の機能を実行してもよい。
コンピュータ、プロセッサ、コンピューティング装置、および同様の製品は、さまざまな機能を実行することが可能な、構造である。そのような製品は、その製品のメモリ装置内、またはその製品がアクセスするメモリ装置内に記憶されたプログラムなどの、1つ以上のプログラムを実行することによって、指定された機能を実行するように動作可能であってもよい。明示的に別段の指定がない限り、そのようなプログラムは、本出願において開示されてもよいような、任意の特定のアルゴリズムなどの、任意の特定のアルゴリズムに基づいている必要はない。指定された機能はさまざまなアルゴリズムによって実装されてもよく、そして、複数のさまざまなアルゴリズムのうちの任意のものは、指定された機能を実行するための設計上の選択肢にすぎないということは、当業者によく知られている。
したがって、米国特許法第112条の第6段落に従った、指定された機能を実行するための手段またはステップに関し、指定された機能に対応する構造は、指定された機能を実行するためにプログラムされた任意の製品を含む。そのような構造は、その機能を実行する、プログラムされた製品を、そのような製品が、(i)その機能を実行するための開示されたアルゴリズム、(ii)開示されたアルゴリズムに類似したアルゴリズム、または(iii)その機能を実行するための異なるアルゴリズムを使用してプログラムされているかどうかに関係なく、含む。
方法である機能を実行するための、手段が記述されている場合、この方法を実行するための1つの構造は、その機能を実行するようにプログラムされた、かつ/または、その機能を実行するための適切なハードウェアを使用して構成された、コンピューティング装置(例えば、汎用コンピュータ)を含む。
さらに、当業者によって理解されるであろうような、その他のアルゴリズムを介してその機能を実行するようにプログラムされた、かつ/または、その他のアルゴリズムを介してその機能を実行するための適切なハードウェアを使用して構成された、コンピューティング装置(例えば、汎用コンピュータ)も含む。
VIII.ディスクレーマー
特定の実施形態への多数の言及は、追加の、異なる実施形態のディスクレーマーまたは否認を示すものではなく、同様に、すべてが特定の特徴を含む、複数の実施形態の記載への言及は、その特定の特徴を含まない実施形態のディスクレーマーまたは否認を示すものではない。本出願における、明確なディスクレーマーまたは否認は、フレーズ「含まない(does not include)」によって、またはフレーズ「実行できない(cannot perform)」によって示される。
IX.参照による援用
本明細書において参照される任意の特許、特許出願、またはその他の文献は、本開示の一部として、本特許出願の中に、参照により援用されるが、ただしそれは、米国特許法第112条の第1段落に従った記載、および米国特許法第112条の第1段落に従った実施可能性の目的のためにのみであり、本出願が、そのような参照による援用なしでも、本出願の言辞の把握可能な意味を提供し損なうことなく、むしろ、そのような言辞の把握可能な意味が提供されることを可能にしたであろう場合に、本出願の何らかの言辞を、限定、定義、またはその他の方法で解釈するためには、決して使用されてはならない。したがって、当業者は、その参照において提供されるいかなる実施形態によっても、決して限定されている必要はない。
本特許出願において明示的に別段の指定がない限り、いかなる参照による援用も、それ自体としては、任意の援用される特許、特許出願、またはその他の文献に含まれる、いかなる言明、意見、議論、または特徴付けの、いかなる支持、承認、または黙認も含意しない。
X.出願経過
本出願(請求項を含む)の解釈においては、当業者は、本出願の出願経過を参照すべきであり、本出願に関連すると考えられる他の特許出願があるかどうかに関係なく、そして、本出願と優先権の主張を共有する他の特許出願があるかどうかに関係なく、他のいかなる特許または特許出願の出願経過も参照すべきではない。
電子取引システムの多くはビッド/オファープロセスを使用し、ビッド/オファープロセスの中では、ビッドおよび/またはオファーがシステムに提出され、そして、それぞれ、ヒットまたはリフトされてもよい。例えば、パッシブトレーダーは、特定のサイズの30年物米国国債を所与の価格で購入するためのビッドを提出してもよい。そのようなビッドに応えて、アグレッシブトレーダーは、第1のトレーダーに所与の価格で債券を売却する意思があることを示すための、ヒットを提出してもよい。あるいは、パッシブサイドのトレーダーは、特定のサイズの債券を所与の価格で売却するためのオファーを提出してもよく、そして、アグレッシブトレーダーは、そのオファーに応えて、パッシブサイドのトレーダーから所与の価格で債券を購入する意思があることを示すための、リフト(またはテイク)を提出してもよい。そのような取引システムにおいては、ビッド、オファー、ヒット、およびリフト(またはテイク)は、取引注文と総称される場合がある。
多くの電子取引システムでは、取引注文は、マーケットメーカーと、トレーダーなどの顧客との、両方によって行われてもよい。マーケットメーカーは、アイテムについてのビッドおよび/またはオファーを入力し、そしてそのようなビッド/オファーを維持して、アイテムが取引される市場に流動性を追加する、銀行などの、参加者である。
金融商品の取引に関して、銀行は、独自の取引システム、およびさまざまな電子通信ネットワーク(ECN)を含む、一連のポータルを介して、取引の実行を提供する場合がある。これは、第三者が、銀行の価格決定システムを利用することを、そして場合によっては、銀行の出費によって利益を得ることを可能にしてきた。例えば、銀行は、それらの銀行の実際のビッド/オファー価格を、すべての潜在的なカウンターパーティに直接広める(disseminate)ことができない場合があり、その理由は、多くの第三者が、それらの第三者が推進する取引に関して利益を得るために、それらの価格を、例えばそれらのスプレッドを広くすることによって、修正した後で、中継するからである。結果として、マーケットメーカーは、マーケットメーカーの真の価格を有する、より少ない顧客と連絡することが可能となる。
マーケットメーカーは、別法として、すべての潜在的な参加者が価格を入手でき、かつ、取引が、実行されるにつれて表示される、完全に透明な市場を介して、それらのマーケットメーカーの実際の価格を直接広めてもよい。しかしこれは、大銀行などの、それらが参加するそのような大きなトランザクションを開示しないことを望む、特定の顧客にとって望ましくない場合がある。さらに、銀行は、それらの銀行の価格を、すべての参加者が見て、それに基づいて行動するように、入手可能にすることによって、1つのシステム上で商品を購入し、そして次に、第1のシステムよりも数分の一秒遅く自動更新される別のシステム上で同じ銀行にすぐに売り戻す、システムアービトレージストラテジ(system arbitrage strategies)を使用する第三者による利己的な利用に対して無防備となる。これは、マーケットメーカーとして働いてもよい銀行が、他の場合ならば取引相手とする意思がないであろう収益性の悪いカウンターパーティと取引した結果として、多大な損害を被ることをもたらす可能性がある。
したがって、マーケットメーカーが、それらのマーケットメーカーの実際の価格を取引システムに直接広めることを、それらの価格と、取引システム上で実行される取引とが、すべての潜在的な参加者には容易には得られないように行い、そして、収益性の悪い顧客との取引のリスクを最小にすることを可能にすることが望ましい。
図1を参照すると、本明細書で開示されるシステムの少なくとも1つの実施形態による、システム100は、リモートコンピュータ102(例えば、サーバコンピュータ)、クライアントコンピュータ104、またはそれらの組み合わせなどの、少なくとも1つのコンピューティング装置を含む。この状況における用語リモートは、リモートコンピュータ102と、クライアントコンピュータ104のうちの少なくとも1つとが、別個の装置であることを単に意味する。したがって、装置は、たとえそれらが同じ部屋の中に位置している場合でも、リモートであってもよい。少なくとも1つの実施形態では、システムは、複数のクライアントコンピュータ104に、通信ネットワーク106上で接続された、少なくとも1つのリモートコンピュータ102を含む。クライアントコンピュータ104のうちの1つ以上は、リモートコンピュータ102に、ファイアウォールを介して接続されてもよい。別の実施形態では、少なくとも1つのリモートコンピュータ102は、通信ネットワーク106上で、少なくとも1つのその他のリモートコンピュータ108に接続される。
システム100は、ローカルエリアネットワーク(LAN)、ワイドエリアネットワーク(WAN)、インターネット、電話ネットワーク(POTS)、無線ネットワーク(セルラー、ワイファイ(WiFi)、およびワイマックス(WiMax)ネットワークを含む)、あるいは、有線および/または無線ネットワークの組み合わせなどの、任意のタイプの通信ネットワーク106上に実装されてもよい。場合によっては、通信ネットワーク106は、インターネットから独立していてもよく、あるいは、インターネット上で伝送される情報のタイプに関して、もし悪用されてもセキュリティ上のリスクをほとんどまたはまったくもたらさない情報に、もしくは暗号化された情報に、制限されていてもよい。
ネットワーク化された実施形態では、クライアントコンピュータ104は、好ましくは、リモートコンピュータ102、108との間で、情報を、送信および/または受信するように構成されるか、あるいはさもなければ、送信および/または受信することが可能である。リモートコンピュータ102、108は、同様に、それら自体の間で、情報を、送信および/または受信するように構成されるか、あるいはさもなければ、送信および/または受信することが可能である。これは、同様に装備されたリモートコンピュータ102、108との、無線での、有線での、またはそれらの組み合わせでの通信を可能にする、モデム、イーサネット(登録商標)インタフェース、送信器/受信器などの通信要素を使用して達成されてもよい。本明細書に記載される相対的機能は、リモートコンピュータ102、108によって、クライアントコンピュータ104によって、または両方によって提供されてもよく、したがって、本明細書で述べる実装のうちのいかなる特定の1つにも限定されない、ということが理解される。少なくとも1つの実施形態では、クライアントコンピュータ104は、一般に、フロントエンド機能を提供し、リモートコンピュータ102、108は、バックエンド機能を提供する。
コンピューティング装置、例えば、クライアントコンピュータ104および/またはリモートコンピュータ102、108は、一般に、少なくとも1つのプロセッサと、ROM、RAM、FLASHなどのメモリ(ハードドライブ、フラッシュドライブ、光または磁気ディスクなどの、コンピュータ読み取り可能な媒体タイプのメモリを含む)とを含む。メモリまたはコンピュータ読み取り可能な媒体は、好ましくは、その上に記憶されたソフトウェアを含み、ソフトウェアは、実行された場合、データおよびコマンドをコンピュータ間でやりとりすること、インタフェース画面を表示すること、その他を含む、本明細書で開示される方法の1つ以上のステップを実行する。コンピュータは、さらに、本明細書で述べるさまざまなタイプのデータ(IDおよびパスワード、バイオメトリックデータなどの、識別情報検証データを含む)を検索および/または記憶するために、1つ以上のデータベース110、112と関連付けられるか、またはそれらにアクセスできてもよい。
クライアントコンピュータ104は、以下に限定されないが、携帯電話機、PDA、ポケットPC、パーソナルコンピュータ、ならびに、任意の専用の、またはその他の汎用のコンピューティング装置を含んでもよい。したがって、クライアントコンピュータ104は、好ましくは、プロセッサと、メモリと、システム100によって提供される機能に関連する情報および/またはグラフィックスを表示するための、CRTまたはLCDモニタなどのディスプレイと、システムの機能に関連するコマンドおよび/または情報をユーザが入力するための、マウス、タッチセンシティブパッド、ポインタ、スタイラス、トラックボール、例えば英数字の1つまたは複数のボタン、スクロールホイール、タッチセンシティブモニタ(touch−sensitive monitor)、その他、またはそれらの組み合わせなどの、少なくとも1つの入力装置とを含む。PCまたはPDAなどの、汎用タイプのクライアントコンピュータ104を使用する場合、ユーザは、システム100によって提供される機能に、ブラウザアプリケーションまたは任意のその他の汎用アプリケーションを用いて、または、本明細書で開示される機能にアクセスすることを目的として設計された専用ソフトウェアを用いて、アクセスしてもよい。
少なくとも1つの実施形態では、クライアントコンピュータ104は、少なくとも1つのバイオメトリックセンサ114を含むか、またはさもなければ、それと関連付けられる。バイオメトリックセンサ114は、指紋読み取り装置、虹彩スキャナ、網膜スキャナ、血管パターン読み取り装置、顔認識カメラなどの、ユーザに関連付けられたバイオメトリックデータの少なくとも1つのアイテムをユーザから直接判定するために使用される任意の装置である。バイオメトリックセンサ114は、ハードウェア、ソフトウェア、またはそれらの組み合わせで実施されてもよい。バイオメトリックセンサ114は、さらに、プロセッサ、メモリ、カメラ、マイクロフォン、スピーカなどの、クライアントコンピュータ104の他の構成要素とリソースを共有してもよい。1つのバイオメトリックセンサ114が、2つ以上のタイプのバイオメトリックデータを読み取るために使用されてもよい。例えば、デジタルカメラが、虹彩スキャンのためにユーザの目の画像を、そして顔認識のためにユーザの顔の画像を、取得するために使用されてもよい。この場合、ユーザの顔の1回の画像取り込みで、顔認識のためのデータと、虹彩または網膜比較のためのデータとが提供されてもよい。
バイオメトリックデータは、一般に、バイオメトリックセンサ114を使用して取得され、そして、システムの機能にユーザがアクセスすることを許可するための入口として、ユーザの識別情報を認証するために少なくとも使用される。これに関して、バイオメトリックデータは、特定のユーザと関連付けられているとして確認済みであることが好ましい、以前に取得/記憶されたバイオメトリックデータと比較されてもよく、そして、システムの機能へのアクセスは、その正確な一致に基づいて提供されてもよい。
少なくとも1つの実施形態では、マーケットメーカーが、それらのマーケットメーカーの実際の価格を取引システムに直接広めることを、それらの価格と、取引システム上で実行される取引とが、すべての潜在的な参加者には容易には得られないように行い、そして、収益性の悪い顧客との取引のリスクを最小にすることを可能にする、方法および/またはシステムが提供される。これは、例えば不透明な市場などの、完全に透明ではない市場(その中で顧客は、特定の条件下で、マーケットメーカーによって入手可能にされた実際の価格およびサイズを見ることが許可される)を提供することにより達成されてもよい。より具体的には、顧客は、特定の商品についての、例えば最高ビッドおよび/または最低オファーなどの、実際の現在価格、ならびに/あるいは、マーケットメーカーによってそれらの価格で入手可能にされる、対応するサイズを、見ることを許可されてもよい。マーケットメーカーの実際の市場データを明らかにする前に、さまざまな条件を満たすことが要求されてもよい。少なくとも1つの実施形態では、要求している顧客に現在価格が伝達されることが可能になる前に、顧客が特定の商品を取引する意思があるということ、または取引することを実際に確約(commit)しているということの指示を、システムが最初に受信することを要求する、条件が実装されてもよい。
いくつかの実施形態では、電子取引システムは、例えばマーケットメーカーなどの、複数のユーザから、商品についてのビッドおよびオファーを受信する。注文は、一般に、価格、サイズなどの、市場データを含む。上記で説明したように、注文の価格は、例えばマーケットメーカーなどの、オリジネーティングユーザ(originating user)によって指定された、実際の価格を必ずしも反映しなくてもよい。したがって、注文は、例えばオリジナル価格(original price)などの、第1の価格と、例えば仲介からの追加を含む、第2の価格とに関連付けられていてもよい。例えば本システムのユーザなどの、参加者は、選択された注文についてのオリジナル注文価格が明らかにされることを要求してもよい。すなわち、205において、ユーザは、最良ビッドまたは最良オファー、または任意のその他のビッドまたはオファーについての、オリジナル価格が明らかにされることを要求してもよい。要求自体は、ユーザが、オリジナル価格で注文を提出しているパーティと、商品についての取引を実行する意思があるということ、または実行することを実際に確約しているということの、指示として処理されてもよい。これは、例えばアカウントのセットアップ中などの、何らかのより早い時間において、システムプロバイダと参加者との間で合意されてもよい。あるいは、またはそれに加えて、システムは、例えばマーケットメーカーによって指定された、オリジナル価格を参加者に明らかにすることと交換に、参加者が取引を実行することを確約するということを、参加者が確認するように促してもよい。
システムは、215において、要求が、例えば取引することを確約したユーザなどの、許可されたユーザによって提出されたかどうかを判定する。要求しているユーザが確約していない場合、210において、要求しているユーザの識別情報が、オリジナル価格で注文を提出しているユーザに伝達されてもよく、そして、オリジネーティングユーザは、確約についての条件を無効にする機会を与えられてもよい。220において、オリジネーティングユーザが、確約なしでは、要求しているユーザとの対話に合意しないということが判定された場合、225において、要求は拒否されてもよい。それ以外の場合、システムは、230において、選択された注文についての市場データ(注文についてのオリジナル価格、および/または、以前に伝達されていない場合は、注文についての市場価格を含む)を検索してもよく、そして、235において、要求しているユーザのために、市場データを伝達および/または表示してもよい。例えば、参加者は、オリジナルのオファー価格を見ることを要求してもよく、そして、それに応答して、参加者のために、オリジナルのオファー価格が伝達/表示されてもよい。ビッドおよび/またはアスク側において、オリジナル価格で入手可能なサイズも、伝達および/または表示されてもよい。注文に関連付けられた価格は、サイズとともに、例えば共通インタフェース内に、実質的に同時に自動的に表示されてもよく、あるいは、参加者からさらなるコマンドを受信することに応えて表示されてもよい。
少なくとも1つの実施形態では、市場データ(少なくとも、オリジナル価格)は、要求しているユーザに、限定された所定の期間にわたって提示されてもよい。例えば、注文データは、30秒、60秒、90秒などにわたって、あるいは、注文が修正および/またはキャンセルされるまで、表示されてもよい。したがって、システムは、240において、所定の期間にわたって待機してもよく、そしてその後、245において、オリジナル価格が明らかにされた注文に基づいて、要求しているユーザが行動したことを示す、取引コマンドを、要求しているユーザが所定の期間の間に発行したかどうかを判定してもよい。要求しているユーザが、応答的な取引コマンドを発行した場合、システムは、250において、要求しているユーザによって指定された価格およびサイズで、取引コマンドを実行してもよい。すなわち、要求しているユーザは、オリジネーティングユーザによって注文の中で指定されたサイズよりも大きな、または小さなサイズを取引してもよい。例えば、要求しているユーザが、売却側を見ることを最初に要求し、続いて、現在のビッド(またはオファー)価格で特定のサイズを売却(または購入)するための取引コマンドを、所定の期間内に発行した場合、取引は、参加者によって要求されたとおりの、商品の指定されたサイズについて、オリジナルのビッド(またはオファー)価格で実行されてもよい。同様に、要求しているユーザとオリジネーティングユーザとは、例えばオリジナル価格よりも大きな、または小さな価格などの、オリジナル価格とは異なる価格で取引することを合意してもよい。取引の詳細は、パーティ間の、システム内での1つ以上の通信を含む交渉セッション内で決定されてもよい。
少なくとも1つの実施形態では、要求された市場データの提示の後、所定の期間内に参加者が取引コマンドを発行していない場合、取引は、要求しているユーザとオリジナルユーザとの間で、自動的に、商品の特定のサイズについて実行されてもよい。そのようなサイズは、要求しているユーザに表示された注文の全サイズ、あるいは、参加者および/またはシステムオペレータによって設定された、デフォルトまたは最小サイズであってもよい。取引が実行される価格は、第1の価格または第2の価格、例えば、選択された注文に関連付けられた、それぞれ、オリジナル価格または市場価格であってもよい。例えば、参加者が、商品を売却するオファーのオリジナル価格を明らかにすることを最初に要求し、そして、所定の期間内に取引コマンドを発行していない場合、取引は、オリジナル価格または市場価格で自動的に実行されてもよい。いくつかの実施形態では、取引が自動的に実行される価格は、参加者またはシステムオペレータによって設定された、デフォルトまたは最小価格、例えば、オリジナル価格よりも、特定の額だけ、オリジネーティングユーザにとって利益になる方向に、上回る、または下回る価格、であってもよい。
特定の実施形態では、マーケットメーカー、取引システムのユーザ、またはその他の顧客などの、参加者は、どのカウンターパーティと取引する意思があるか、および/または、どのカウンターパーティと取引する意思がないかを指定することを許可されてもよい。したがって、特定のマーケットメーカーが、取引相手とする意思がないことを示した顧客が、同じマーケットメーカーから受信した特定のビッドまたはオファーを、ヒットまたはリフトした場合、取引は実行されない。別法として、マーケットメーカーは、マーケットメーカーのビッドまたはオファーをヒットまたはリフトするためのコマンドが、望ましくないカウンターパーティから受信されたことを知らされてもよく、あるいは、そのカウンターパーティの識別情報を与えられ、そして、取引を進めるか、または修正するための選択肢を与えられてもよい。
そのうち、システムは、それぞれの流動性プロバイダ銀行(liquidity provider bank)においてユーザが利用できる、GUI(グラフィカル・ユーザ・インタフェース)を使用して実装される可能性がある。特定の市場データは、やはり、そのようなユーザには与えられなくてもよいが、システムの動作の限定された表示が、図3に示すインタフェースなどの、新しいタイプのインタフェース上で入手可能にされてもよい。図3に示すインタフェースは、1つのそのようなGUIの例である。以下の例では、為替取引を扱う。しかし、GUIは、為替取引には限定されず、任意の取引されるアイテムに拡張されてもよい。一実施形態では、GUIは、リアルタイムのスプレッドと、リアルタイムのビッドおよびオファーサイズ(深度)とを示してもよい。システムは、アクセス制限取引システムへの参加資格があるユーザ以外の、すべてのユーザには、このレベルのデータを禁止してもよい。
上記のGUI表示を可能にするために、以下の情報が、取引システムから、取引システムAPI(アプリケーション・プログラミング・インタフェース)を介して入手可能にされてもよい。通貨の価格決定を行っているフィードの数(または、任意の時点において価格を提供しているアクティブなフィードの推定される数)、その取引日の開始(ニューヨーク時間17:00)以来取引されたボリューム/サイズ、最後の1時間にわたってその通貨ペアにおいて取引システム内で見られた1時間当たりの最良ビッド/オファースプレッドの移動平均、および、最後の1時間にわたってその通貨ペアの最良ビッドおよびオファーレベルにおいて見られた1時間当たりのサイズの移動平均。GUIユーザは、任意の通貨ペアについての取引を行う際に、その通貨ペアの全体像をGUIが知的に選択するようにさせることが可能でなければならないということに留意すべきである。
さらに別の代替の実施形態では、「売り手を表示/買い手を表示(ShowMe Seller/ShowMe Buyer)」ボタンが、例えばインタフェース画面内またはキーボード内に、実装されてもよい。このボタンは、2つの別個のボタンとして、または1つの複合ボタンとして実装されてもよい。このボタンは、手動のトレーダーが、取引の実行を確約する際に、限定された期間にわたってリアルタイムの市場(レートおよびサイズ)を明らかにすることを可能にしてもよい。そのような実施形態では、ユーザは、売り手を表示(ShowMe Seller)または買い手を表示(ShowMe Buyer)コマンドのいずれかを選択することによって、リアルタイムの市場を明らかにする。
さらに別の実施形態では、「開始(Start)」ボタンが、上記で表示された平均ビッドおよびオファーサイズを、実際のビッド/オファーサイズに、システムで決定された時間にわたって、またはさもなければ、好適に設定可能な時間にわたって、変換する。上記で表示された「平均スプレッド」を、実際のビッド/オファースプレッド価格に、システムで決定された時間にわたって変えるための、「オン(On)」ボタンが実装されてもよい。市場が表示されている間、ユーザは、任意の価格で購入または売却することを選んでもよい。トランザクションの実行の後、リアルタイムの市場は再び隠されてもよい。最後に、顧客が、その顧客の取引時間枠の間に取引することを可能にする、「取引(Trade)」ボタンが、表示されるか、またはカスタムキーボード上に実装されてもよい。
表示期間の終わりに、ユーザが取引していない場合、システムは、ユーザ要求によって開始された嗜好(売却/購入)を使用して、取引を自動的に実行する。本発明の代替の実施形態では、最良ビッドまたは最良オファーを離れて指し値まで上昇または下降して固定された価格を使用して、ユーザが注文を提出することを可能にするための、新しい注文嗜好が提供されてもよい。固定された注文は、さらに、同じ側のビッド/オファーからのオフセット、または反対側からのオフセットを利用してもよい。ユーザの固定された注文を、ユーザが固定を行う前の注文と比較して向上または悪化させるために、オフセットは負または正であってもよい。
市場の一方の側から特定の価格まで上昇または下降したスプレッドおよびスキューを与えられた、双方向市場(two sided market)をユーザが提出することを可能にする、異なる注文嗜好が提供されてもよい。例えば、より良い売り手(Better Seller)嗜好は、システムが、3増分幅のスプレッドを提出することを発生させて、利用可能な最良のオファーよりも1増分にすぎないだけ悪いオファーを有するようにしてもよい。
好ましくは、本発明によるカスタムキーボードは、手動ユーザが、ビッド/オファー、購入/売却、通貨の切り換えを入力すること、および、上記で詳しく説明した「表示(showme)」および「固定(pegged)」コマンドを入力することを可能にする、適切なキーを含んでもよい。
100 システム
102,108 リモートコンピュータ
104 クライアントコンピュータ
106 通信ネットワーク
110,112 データベース

Claims (8)

  1. 計算装置のインタフェースによってネットワークを介した電子取引を実現する方法であって、
    電子取引システムのユーザのリモート計算装置のインタフェースを介し、選択された注文に関連する第1の価格及び第2の価格を有する前記選択された注文の第1の価格を明らかにする要求を送信するステップと、
    前記電子取引システムの計算装置からネットワークを介し、前記選択された注文に関連する前記第1の価格及びサイズを受信するステップと、
    前記選択された注文に関連する前記第1の価格及びサイズを受信した後、前記第1の価格及び前記サイズを前記リモート計算装置のディスプレイデバイスに表示するステップと、
    明らかにする要求に対する拒絶の受信に応答して、以前に受信した取引の拒絶に対して許可する要求を送信するステップと、
    を有する方法。
  2. デフォルト価格及びデフォルトサイズはそれぞれ、前記ユーザの明らかにする要求に応答して送信される前記第1の価格及び前記サイズを含む、請求項1記載の方法。
  3. 前記電子取引システム上で取引することが許可されたユーザのリストを送信するステップを更に有し、前記許可されたユーザのリストは、各ユーザによる以前の取引に基づき予め決定される、請求項1記載の方法。
  4. 計算装置のインタフェースによってネットワークを介した電子取引を実現する装置であって、
    電子取引システムの計算装置のプロセッサと、
    命令を格納するメモリと、
    を有し、
    前記命令は、前記電子取引システムの計算装置のプロセッサによって実行されると、
    電子取引システムのユーザのリモート計算装置のインタフェースを介し、選択された注文に関連する第1の価格及び第2の価格を有する前記選択された注文の第1の価格を明らかにする要求を送信するステップと、
    前記電子取引システムの計算装置からネットワークを介し、前記選択された注文に関連する前記第1の価格及びサイズを受信するステップと、
    前記選択された注文に関連する前記第1の価格及びサイズを受信した後、前記第1の価格及び前記サイズを前記リモート計算装置のディスプレイデバイスに表示するステップと、
    明らかにする要求に対する拒絶の受信に応答して、以前に受信した取引の拒絶に対して許可する要求を送信するステップと、
    を前記電子取引システムの計算装置のプロセッサに実行させる装置。
  5. デフォルト価格及びデフォルトサイズはそれぞれ、前記ユーザの明らかにする要求に応答して送信される前記第1の価格及び前記サイズを含む、請求項4記載の装置。
  6. 前記プロセッサは更に、前記電子取引システム上で取引することが許可されたユーザのリストを送信するよう構成され、前記許可されたユーザのリストは、各ユーザによる以前の取引に基づき予め決定される、請求項4記載の装置。
  7. 計算装置のインタフェースによってネットワークを介した電子取引を実現するよう構成される命令を格納した非一時的なマシーン可読媒体であって、
    前記命令は、電子取引システムの計算装置のプロセッサによって実行されると、
    電子取引システムのユーザのリモート計算装置のインタフェースを介し、選択された注文に関連する第1の価格及び第2の価格を有する前記選択された注文の第1の価格を明らかにする要求を送信するステップと、
    前記電子取引システムの計算装置からネットワークを介し、前記選択された注文に関連する前記第1の価格及びサイズを受信するステップと、
    前記選択された注文に関連する前記第1の価格及びサイズを受信した後、前記第1の価格及び前記サイズを前記リモート計算装置のディスプレイデバイスに表示するステップと、
    明らかにする要求に対する拒絶の受信に応答して、以前に受信した取引の拒絶に対して許可する要求を送信するステップと、
    を前記電子取引システムの計算装置のプロセッサに実行させる媒体。
  8. 前記命令は、前記電子取引システム上で取引することが許可されたユーザのリストを送信するステップを更に前記電子取引システムの計算装置のプロセッサに実行させ、前記許可されたユーザのリストは、各ユーザによる以前の取引に基づき予め決定される、請求項7記載の媒体。
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