JP6449114B2 - 無線通信方法および無線通信システム - Google Patents

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本発明は、第1の無線局と複数の第2の無線局が接続され、第1の無線局が第2の無線局の送信タイミングを制御する無線通信方法および無線通信システムに関する。
無線LANシステムでは、基地局が設定した1もしくは複数の周波数チャネルを用いて、基地局と当該基地局に接続する端末が無線通信を行う。無線LANシステムが使用できる周波数チャネル数には限りがあるため、複数の基地局が近接して設置された場合、同一の周波数チャネルを複数の基地局が使用することになる。また、1つの基地局の配下に多数の端末が接続する場合においても、各端末は基地局が設定した周波数チャネルを用いて無線信号の送信を行うため、同一の周波数チャネルを基地局および多数の端末が用いることになる。したがって、複数の基地局が存在し、また、基地局配下に複数の端末が接続する環境においては、同一周波数チャネル内の通信が混み合い、基地局および端末が同じタイミングに送信しようとする場合が増加する。その結果、送信信号の衝突が頻発する。衝突の増加は、無線信号の損失と送信に係るオーバーヘッド時間の増加を招き、システム全体のスループット特性低下の要因となる。
このような課題に対し、基地局が配下の端末に順番に送信権を与える集中制御方式が存在する(非特許文献1)。端末は基地局から送信権を与えられない限り送信を行わないため、上述した衝突が発生しない。
図9は、非特許文献1に記載の無線アクセス制御方式を示す。
図9において、基地局が端末1に送信を許可する場合、端末1に対してポーリングフレームを送信する。ポーリングフレームには宛先端末以外を送信禁止にするNAV(Network Allocation Vector )期間が記載されている。端末1宛のポーリングフレームを受信した端末2は、当該ポーリングフレームに記載されたNAV期間中は送信を行わない。端末1は、NAV期間に基地局にデータフレームを送信する。端末1からデータフレームを受信した基地局は、端末1にACKフレームを返送する。端末2に設定されたNAV期間経過後、基地局は再びポーリングフレームを送信する。次は、端末2の送信を許可する場合、端末1にNAV期間を設定する。端末2はその期間を用いて、基地局にデータフレームを送信する。これにより、衝突による特性劣化を軽減することができる。
また、上述した衝突を低減する端末グルーピング方式が提案されている(特許文献1、非特許文献2)。本方式では、基地局が配下の端末をグループ化し、端末グループ毎に送信権を与える制御である。各グループ内の端末の送信制御は、無線LANシステムが採用する自律分散アクセス制御方式であるCSMA/CA(Carrier Sense Multiple Access with Collision Avoidance) に基づいて行われる。これにより、基地局によって決定された端末グループ毎に送信権が与えられるため、同時に送信をしようとする端末数を抑制することができ、結果として衝突を低減することができる。
図10は、特許文献1,非特許文献2に記載の無線アクセス制御方式を示す。
図10において、端末1〜3が端末グループ#1、端末4〜5が端末グループ#2として、予め基地局により設定されているものとする。基地局は、端末グループ#1に属する端末に送信許可を与える場合、端末グループ#1を示すアドレスと端末グループ#1に属する端末が送信可能な期間を記載した制御フレーム(CTS-to-group#1 )を送信する。制御フレームを受信した端末グループ2に属する端末4〜5は、制御信号に記載された期間、送信を行わない(NAV期間)。当該期間、端末グループ#1に属する端末1〜3は、CSMA/CAに基づく送信制御を行いながら、データフレームを送信する。
当該期間終了後、基地局は端末グループ#2に属する端末に送信許可を与える場合、端末グループ#2を示すアドレスと端末グループ#2に属する端末が送信可能な期間を記載した制御フレーム(CTS-to-group#2 )を送信する。同様に、制御フレームを受信した端末グループ#2に属する端末4〜5は、CSMA/CAに基づく送信制御を行いながら、データフレームを送信する。これにより、同時に送信しようとする端末数を低減できることから、衝突による特性劣化を軽減することができる。また、複数の端末に送信機会を与えることで、基地局から与えられた送信期間内にデータフレームの送信が行われる可能性が、非特許文献1の無線アクセス制御方式と比べて高くなり、送信期間の無駄を抑制することができる。加えて、端末の規格ごとにグループ分けすることにより、各規格に応じた性能差による影響を軽減できる効果もある。
特開2015−026935号公報
IEEE Standard for Local and Metropolitan Area Networks Part 11: Wireless LAN MAC and PHY Specifications, 2012. 新宅 俊之、岸田 朗、岩渕 匡史、鬼沢 武、阪田 徹、"無線LAN規格に応じた端末グルーピングによるQoS制御方法の実験的検討"、電子情報通信学会、信学技報、2014年4月
図9に示すポーリングフレームを用いた無線アクセス制御方式では、端末ごとに順番に送信期間が与えられるが、基地局が端末に送信期間を与えたときに、端末に送信すべきデータが存在しない場合、当該送信期間が無駄になる。結果として、システム全体のスループット特性が低下する。
また、図10に示す端末グルーピングによる無線アクセス制御方式では、基地局が決定した端末グループに割り当てられた送信期間でしか端末は送信することができず、送信遅延が生じやすい。この送信遅延の問題は、図9に示す無線アクセス制御方式でも同様である。
本発明は、衝突を軽減しつつ、できる限り時間リソースの無駄を抑制し、端末の送信遅延を抑制し、端末の性能差による影響を軽減できる無線通信方法および無線通信システムを提供することを目的とする。
第1の発明は、第1の無線局と複数の第2の無線局が接続され、第1の無線局が第2の無線局の送信タイミングを制御する無線通信方法において、第1の無線局は、第2の無線局がその通信状態に応じて送信してもよい条件を示す送信ポリシーと、送信禁止となる期間(以下、a期間という)を通知する通知信号を定期的に送信するステップを有し、第2の無線局は、通知信号を受信し、a期間ごとに、自局の通信状態送信ポリシーを満足するか否かにより送信可能または送信禁止を判定する第1のステップと、送信ポリシーに対して送信可能と判定した無線局はa期間内に送信処理を行い、送信禁止と判定した無線局はa期間内に送信を控える制御を行う第2のステップとを有する。
第2の発明は、第1の無線局と複数の第2の無線局が接続され、第1の無線局が第2の無線局の送信タイミングを制御する無線通信方法において、第1の無線局は、第2の無線局がその通信状態に応じて送信してもよい条件を示す送信ポリシーと、送信禁止となる期間(以下、a期間という)を通知する通知信号を定期的に送信するステップを有し、第2の無線局は、通知信号を受信し、a期間内に、自局の通信状態が送信ポリシーを満足するか否かにより送信可能または送信禁止を判定する処理をb期間ごとに複数回行う第1のステップと、送信ポリシーに対して送信可能と判定した無線局はb期間内に送信処理を行い、送信禁止と判定した無線局はb期間内に送信を控える制御を行う第2のステップとを有し、a期間ごとに第1のステップおよび第2のステップを繰り返す。
第1または第2の発明の無線通信方法において、第2の無線局は、通知信号が通知される前、または通知信号の通知対象外となったとき、または送信可能となったときに、CSMA/CA方式により送信制御を行う。
第3の発明は、第1の無線局と複数の第2の無線局が接続され、第1の無線局が第2の無線局の送信タイミングを制御する無線通信システムにおいて、第1の無線局は、第2の無線局がその通信状態に応じて送信してもよい条件を示す送信ポリシーと、送信禁止となる期間(以下、a期間という)を通知する通知信号を定期的に送信する手段を備え、第2の無線局は、通知信号を受信し、a期間ごとに、自局の通信状態送信ポリシーを満足するか否かにより送信可能または送信禁止を判定する第1の手段と、送信ポリシーに対して送信可能と判定した無線局はa期間内に送信処理を行い、送信禁止と判定した無線局はa期間内に送信を控える制御を行う第2の手段とを備える。
第4の発明は、第1の無線局と複数の第2の無線局が接続され、第1の無線局が第2の無線局の送信タイミングを制御する無線通信システムにおいて、第1の無線局は、第2の無線局がその通信状態に応じて送信してもよい条件を示す送信ポリシーと、送信禁止となる期間(以下、a期間という)を通知する通知信号を定期的に送信する手段を備え、第2の無線局は、通知信号を受信し、a期間内に、自局の通信状態が送信ポリシーを満足するか否かにより送信可能または送信禁止を判定する処理をb期間ごとに複数回行う第1の手段と、送信ポリシーに対して送信可能と判定した無線局はb期間内に送信処理を行い、送信禁止と判定した無線局はb期間内に送信を控える制御を行う第2の手段とを備え、a期間ごとに第1の手段および第2の手段の処理を繰り返す。
第3または第4の発明の無線通信システムにおいて、第2の無線局は、通知信号が通知される前、または通知信号の通知対象外となったとき、または送信可能となったときに、CSMA/CA方式により送信制御を行う構成である。
本発明により、同時に送信しようとする端末数を少なくすることができるため、衝突を低減することができる。また、端末は基地局が指定する送信ポリシーを満たした場合に送信を行うことができるため、端末の送信可能時間を過度に制限することもなく、時間リソースの無駄を省くこともできる。また、基地局が設定した送信ポリシーにより、端末の送信遅延を抑制することも可能であり、同程度の性能もしくは通信環境の端末のみが送信可能な送信条件を設定することにより、端末の性能差による影響を軽減することもできる。
本発明の無線通信システムの実施例構成を示す図である。 本発明で使用する各期間の定義を示す図である。 本発明における基地局および端末の処理手順例を示すフローチャートである。 端末の状態遷移を示す図である。 本発明における基地局および端末の動作例1を示すタイムチャートである。 本発明における基地局および端末の動作例2を示すタイムチャートである。 基地局の装置構成例を示す図である。 端末の装置構成例を示す図である。 非特許文献1に記載の無線アクセス制御方式を示すタイムチャートである。 特許文献1,非特許文献2に記載の無線アクセス制御方式を示すタイムチャートである。
図1は、本発明の無線通信システムの実施例構成を示す。
図1において、無線通信システムは、基地局10と端末11〜14により構成される。なお、本発明は、基地局数および端末数が任意の台数でも適用することができる。
端末11〜14は基地局10に接続し、基地局10との間で通信を行う。以下に説明する実施例では、端末から基地局への上り通信を前提とする。なお、本発明は基地局から端末への下り通信に対しても適用することができる。その場合、基地局は本実施例で説明する端末の機能を有し、基地局が送信する際には端末と同様の送信方法を用いて送信する。
図2は、本発明で使用する各期間の定義を示す。
図2において、条件付き送信禁止期間(以下、a期間という)は、端末が基地局により指定された後述の送信ポリシー(単一または複数の条件)を満足しないときに送信を控える期間であり、基地局から端末への通知信号により通知される。a期間は、通知信号を送信してから次回の通知信号を送信するまでの期間より短い期間が設定される。
判定サイクル(以下、b期間という)は、端末が基地局から通知された送信ポリシーを満足するか否かを判定する時間サイクルであり、a期間より短い期間に少なくとも2回の判定ができるように設定される。b期間は、端末が予め同一の値を設定してもよいし、基地局から通知される送信ポリシーおよびa期間に応じて動的に設定してもよい。なお、b期間を設けない設定でもよい。
図3は、本発明における基地局および端末の処理手順例を示す。
図4は、端末の状態遷移を示す。
図3(1) において、基地局10は、送信ポリシーおよび条件付き送信禁止期間(a期間を決定する(S11)。ここで、送信ポリシーとは、端末が送信してもよい条件であり、端末が要求する所要帯域(通信速度,スループット)、端末における伝送レート、キャリアセンスレベル、送信電力、基地局が送信した信号の受信電力、端末の用途、アプリケーション、その他の基地局および端末において無線通信に用いるパラメータをいう。
次に、基地局10は、送信ポリシーとa期間の情報を載せた通知信号を周辺の端末に向けて送信する(S12)。通知方法は、全体に対してブロードキャスト信号を用いてもよいし、特定の端末群に対してマルチキャスト信号を用いてもよいし、特定の端末にユニキャスト信号を用いてもよい。
基地局10は、自身で設定したa期間の経過後、再び送信ポリシーとa期間を決定し、同様に周辺の端末に送信する動作を繰り返す(S11〜S13)。
図3(2) および図4において、端末11〜14は、基地局から通知信号を受信するまで通常状態(図4:S100 )であり、CSMA/CAによる通常の送信制御を実行する(S21,S22)。また、端末が基地局10から通知信号を受信したが、送信ポリシーとa期間の通知対象外の端末である場合は、送信可能状態(図4:S101 )に遷移してCSMA/CAによる通常の送信制御を継続し、a期間の経過後に通常状態(図4:S100 )に戻る。
端末11〜14は、基地局10から通知信号を受信したときに、通知対象の端末であれば(S22:Yes )、判定前状態(図4:S201 )に遷移してa期間および判定サイクル(b期間)を設定する(S23)。そして、通知信号の受信からa期間が経過したか否かを判定し(S24)、a期間が経過していれば通常状態(図4:S100 )に戻り、a期間内であれば判定状態(図4:S202 )に遷移し、自身の現在の通信状態が送信ポリシーを満足するか否かを判定する(S25)。
端末11〜14は、通信状態が送信ポリシーを満足する場合は、条件付き送信可能状態(図4:S203 )へ遷移し、CSMA/CAによる送信制御を実行する(S26)。一方、送信ポリシーを満足しない場合は、条件付き送信禁止状態(図4:S204 )へ遷移して送信を控える(S27)。この送信ポリシーの判定をa期間内でb期間が経過するごとに繰り返し(S28,S24)、端末の通信状態が送信ポリシーを満足するか否かに応じて、条件付き送信可能状態(図4:S203 )または条件付き送信禁止状態(図4:S204 )が選択される。
端末11〜14は、b期間ごとに端末の通信状態と送信ポリシーに応じて、条件付き送信可能状態または条件付き送信禁止状態が選択されるときに、a期間が経過したか否かを判定し(S28,S24)、a期間が経過した場合には通常状態(図4:S100 )に戻り、新たな通知信号の受信待ちとなる(S21,S22)。
図5は、本発明における基地局および端末の動作例1を示す。ここに示すS100 ,S201 〜S204 は、図4に示す端末の遷移状態に対応する。S001 は基地局の状態に対応する。
基地局10は、送信ポリシーおよびa期間を決定し、決定した情報を通知信号により端末11〜14に通知する(S001 )。端末11〜14は、通知があるまでは通常状態(S100 )である。
通知を受けた端末11〜14は、判定前状態(S201 )および判定状態(S202 )を経て、通信状態が送信ポリシーを満足する端末11,12は条件付き送信可能状態(S203 )へ遷移し、CSMA/CAに基づいて送信を開始する。一方、通信状態が送信ポリシーを満足しない端末13,14は、条件付き送信禁止状態(S204 )へ遷移し、送信を控える。これにより、送信ポリシーを満足する端末が優先的かつ効率的に送信を行うことができる。
a期間が経過した後、端末11〜14は通常状態(S100 )に遷移する。その後、基地局10は、送信ポリシーおよびa期間を通知信号により端末11〜14に通知する(S001 )。
次の通知信号を受信した端末11〜14は、判定前状態(S201 )および判定状態(S202 )を経て、通信状態が送信ポリシーを満足する端末13,14は条件付き送信可能状態(S203 )へ遷移し、CSMA/CAに基づいて送信を開始する。一方、通信状態が送信ポリシーを満足しない端末11,12は、条件付き送信禁止状態(S204 )へ遷移し、送信を控える。これにより、送信ポリシーを満足する端末が優先的かつ効率的に送信を行うことができる。
図6は、本発明における基地局および端末の動作例2を示す。ここに示すS100 ,S201 〜S204 は、図4に示す端末の遷移状態に対応する。S001 は基地局の状態に対応する。
基地局10は、送信ポリシーおよびa期間を決定し、決定した情報を通知信号により端末11〜14に通知する(S001 )。端末11〜14は、通知があるまでは通常状態(S100 )である。
通知を受けた端末11〜14は、判定前状態(S201 )でb期間を設定し、さらに判定状態(S202 )を経て、通信状態が送信ポリシーを満足する端末11,12は条件付き送信可能状態(S203 )へ遷移し、CSMA/CAに基づいて送信を開始する。一方、通信状態が送信ポリシーを満足しない端末13,14は、条件付き送信禁止状態(S204 )へ遷移し、送信を控える。
b期間が経過した後、端末11〜14は、再び判定前状態(S201 )および判定状態(S202 )を経て、通信状態が送信ポリシーを満足する端末11,12と、通信状態が送信ポリシーを満足することになった端末13は条件付き送信可能状態(S203 )へ遷移し、CSMA/CAに基づいて送信を開始する。一方、通信状態が送信ポリシーを満足しない端末14は、条件付き送信禁止状態(S204 )へ遷移し、送信を控える。
さらにb期間が経過した後、端末11〜14は、再び判定前状態(S201 )および判定状態(S202 )を経て、通信状態が送信ポリシーを満足する端末11,13は条件付き送信可能状態(S203 )へ遷移し、CSMA/CAに基づいて送信を開始する。一方、通信状態が送信ポリシーを満足しない端末12,14は、条件付き送信禁止状態(S204 )へ遷移し、送信を控える。
以上により、b期間ごとに、送信ポリシーを満足する端末が優先的かつ効率的に送信を行うことができる。また、a期間が経過すると、端末11〜14は通常状態(S100 )に遷移し、基地局10が送信ポリシーおよびa期間を通知信号により端末11〜14に通知して上記の処理を繰り返す。
図7は、本発明における基地局10の装置構成例を示す。
図7において、アンテナ部21は、電波を受信して送受信処理部22に伝える。また、送受信処理部22が生成した送信データを外部に電波として発射する。送受信処理部22は、アンテナ部21から入力された電波をベースバンドに変換し、信号処理により復調する。また、送信制御部23から入力されるデータは、変調およびアップコンバートしてアンテナ部21から送信する。
送受信処理部22で復調して得られたデータのうち、送信ポリシーを決定するために必要なデータは送信ポリシー決定部24で処理され、その他のデータは上位のネットワーク25に転送される。転送方法は、イーサネット(登録商標)を用いてもよいし、光ファイバを用いてもよいし、別途無線方式を用いて行ってもよい。
送信制御部23は、データを送信するか否かを決定する。送信制御部23における送信制御方法は任意の方法でよい。例えば、CSMA/CAに基づく送信制御を行う。送信制御部23は、送信ポリシー決定部24およびバッファ部26に送信すべきデータが存在する場合に、備えている送信制御方法に基づいて、データを送受信処理部22に出力する。
バッファ部26は、ネットワーク25から入力する送信データを保存する。バッファ部26は送信制御部23と連動し、送信制御部23が決定した送信タイミングで保存したデータを送受信処理部22に出力する。
送信ポリシー決定部24は、端末に通知する送信ポリシーおよびa期間を決定し、送信ポリシーおよびa期間を端末に送信するための通知信号を生成して送信制御部23に出力する。
図8は、本発明における端末11〜14の装置構成例を示す。
図8において、アンテナ部31は、電波を受信して送受信処理部32に伝える。また、送受信処理部32が生成した送信データを外部に電波として発射する。送受信処理部32は、アンテナ部31から入力された電波をベースバンドに変換し、信号処理により復調する。また、送信制御部33から入力されるデータは、変調およびアップコンバートしてアンテナ部31から送信する。
送受信処理部32で復調して得られたデータのうち、送信ポリシーを判定するためのデータは送信ポリシー判定部34で処理され、その他のデータは上位レイヤ35に転送される。
送信制御部33は、送信ポリシー判定部34の判定結果に応じてデータを送信するか否かを決定する。送信制御部33における送信制御方法は任意の方法でよい。例えば、CSMA/CAに基づく送信制御を行う。送信制御部33は、バッファ部36に送信すべきデータが存在する場合に、備えている送信制御方法に基づいて、データを送受信処理部32に出力する。
バッファ部36は、上位レイヤ35から入力する送信データを保存する。バッファ部36は送信制御部33と連動し、送信制御部33が決定した送信タイミングで保存したデータを送受信処理部32に出力する。
送信ポリシー判定部34は、基地局から通知された送信ポリシーと自身の通信状態とを比較し、送信ポリシーを満足するか否かを判定する。判定の結果、送信可能な状態にある場合、その旨を送信制御部33に通知する。また、送信禁止状態にある場合、その旨を送信制御部33に通知する。判定のタイミング(b期間)の管理は送信ポリシー判定部34で行うが、予め決定した値を使用してもよいし、動的に変更してもよい。
10 基地局
11〜14 端末
21,31 アンテナ部
22,32 送受信処理部
23,33 送信制御部
24 送信ポリシー決定部
25 ネットワーク
26,36 バッファ部
34 送信ポリシー判定部
35 上位レイヤ

Claims (6)

  1. 第1の無線局と複数の第2の無線局が接続され、第1の無線局が第2の無線局の送信タイミングを制御する無線通信方法において、
    前記第1の無線局は、前記第2の無線局がその通信状態に応じて送信してもよい条件を示す送信ポリシーと、送信禁止となる期間(以下、a期間という)を通知する通知信号を定期的に送信するステップを有し、
    前記第2の無線局は、
    前記通知信号を受信し、前記a期間ごとに、自局の通信状態前記送信ポリシーを満足するか否かにより送信可能または送信禁止を判定する第1のステップと、
    前記送信ポリシーに対して送信可能と判定した無線局は前記a期間内に送信処理を行い、送信禁止と判定した無線局は前記a期間内に送信を控える制御を行う第2のステップと を有することを特徴とする無線通信方法。
  2. 第1の無線局と複数の第2の無線局が接続され、第1の無線局が第2の無線局の送信タイミングを制御する無線通信方法において、
    前記第1の無線局は、前記第2の無線局がその通信状態に応じて送信してもよい条件を示す送信ポリシーと、送信禁止となる期間(以下、a期間という)を通知する通知信号を定期的に送信するステップを有し、
    前記第2の無線局は、
    前記通知信号を受信し、前記a期間内に、自局の通信状態前記送信ポリシーを満足するか否かにより送信可能または送信禁止を判定する処理をb期間ごとに複数回行う第1のステップと、
    前記送信ポリシーに対して送信可能と判定した無線局は前記b期間内に送信処理を行い、送信禁止と判定した無線局は前記b期間内に送信を控える制御を行う第2のステップと を有し、
    前記a期間ごとに前記第1のステップおよび前記第2のステップを繰り返す
    ことを特徴とする無線通信方法。
  3. 請求項1または請求項2に記載の無線通信方法において、
    前記第2の無線局は、前記通知信号が通知される前、または前記通知信号の通知対象外となったとき、または前記送信可能となったときに、CSMA/CA方式により送信制御を行う
    ことを特徴とする無線通信方法。
  4. 第1の無線局と複数の第2の無線局が接続され、第1の無線局が第2の無線局の送信タイミングを制御する無線通信システムにおいて、
    前記第1の無線局は、前記第2の無線局がその通信状態に応じて送信してもよい条件を示す送信ポリシーと、送信禁止となる期間(以下、a期間という)を通知する通知信号を定期的に送信する手段を備え、
    前記第2の無線局は、
    前記通知信号を受信し、前記a期間ごとに、自局の通信状態前記送信ポリシーを満足するか否かにより送信可能または送信禁止を判定する第1の手段と、
    前記送信ポリシーに対して送信可能と判定した無線局は前記a期間内に送信処理を行い、送信禁止と判定した無線局は前記a期間内に送信を控える制御を行う第2の手段と
    を備えたことを特徴とする無線通信システム。
  5. 第1の無線局と複数の第2の無線局が接続され、第1の無線局が第2の無線局の送信タイミングを制御する無線通信システムにおいて、
    前記第1の無線局は、前記第2の無線局がその通信状態に応じて送信してもよい条件を示す送信ポリシーと、送信禁止となる期間(以下、a期間という)を通知する通知信号を定期的に送信する手段を備え、
    前記第2の無線局は、
    前記通知信号を受信し、前記a期間内に、自局の通信状態前記送信ポリシーを満足するか否かにより送信可能または送信禁止を判定する処理をb期間ごとに複数回行う第1の手段と、
    前記送信ポリシーに対して送信可能と判定した無線局は前記b期間内に送信処理を行い、送信禁止と判定した無線局は前記b期間内に送信を控える制御を行う第2の手段と
    を備え、
    前記a期間ごとに前記第1の手段および前記第2の手段の処理を繰り返す
    ことを特徴とする無線通信システム。
  6. 請求項4または請求項5に記載の無線通信システムにおいて、
    前記第2の無線局は、前記通知信号が通知される前、または前記通知信号の通知対象外となったとき、または前記送信可能となったときに、CSMA/CA方式により送信制御を行う構成である
    ことを特徴とする無線通信システム。
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