JP6448241B2 - 地図情報表示装置 - Google Patents

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Description

本発明は、地図を表示する地図情報表示装置に関する。
電子地図(地図情報)を表示するディスプレイなどの表示装置において、ユーザは、マウスやキーボードなどの入力装置(ユーザインターフェース)を用いて、表示装置が表示する地図上の範囲(以下「地図表示範囲」)をスクロール(移動)させたり、地図の縮尺を小さくさせたりするなど、地図表示範囲を変更することによって、現在の地図表示範囲以外の範囲を参照することができる。しかしながら、ユーザは地図上のどの場所にどういった情報があるのかを事前に知らないことが多いため、地図表示範囲を手探りで変更しながら所望(目的)の情報(例えば所望の地物の位置)を探す必要がある。例えば特許文献1には、このような課題に対する技術が開示されている。
特許文献1には、地図表示範囲外の範囲に位置する駅を特定することを特徴とする地図表示装置に関する技術が開示されている。地図表示装置は、地図情報を記憶する記憶手段と、地図表示範囲を表示領域に表示する表示手段と、地図表示範囲以外の範囲に位置する駅を特定する駅特定手段とを備える。また、表示手段は、特定された駅に関する情報(駅名、距離など)を地図表示範囲とともに表示領域に表示する。より具体的には、特許文献1の技術では、地図表示範囲外の範囲に位置する駅を特定するために、地図表示範囲の周縁部に、駅の方向を示す矢印や地図中心部から駅までの距離を文字列で表示する。
このような特許文献1の技術によれば、ユーザは地図表示範囲外の地図情報、例えばレストランやコンビニなどを見ようとした場合に、上述したように入力装置を用いて地図表示範囲を手探りで繰り返し変更しなくても、所望の地物の位置を参照することが可能となる。
特開2012−220588号公報
しかしながら、特許文献1の技術では、駅などの所望の地物を文字列及び矢印で表示するため、所望の地物の数が多い場合には文字列及び矢印の数も多くなる。この結果、表示が煩雑となり、視認性が劣化するという問題があった。
そこで、本発明は、上記のような問題点を鑑みてなされたものであり、地図表示範囲外の対象を把握可能にしつつ、視認性の劣化を抑制可能な技術を提供することを目的とする。
本発明に係る地図情報表示装置は、地図を表示する地図情報表示装置であって、集約範囲を、集約する対象ごとに定義した集約定義ファイルと、前記集約定義ファイルによりユーザが特定する対象の前記集約範囲を特定し、特定された前記集約範囲と、前記対象及び当該対象の位置を含む対象情報とに基づいて、前記地図情報表示装置が表示する範囲である地図表示範囲の周辺範囲である表示周辺範囲内の前記対象を前記集約範囲ごとに集約する集約部と、前記地図表示範囲を表示するとともに、前記集約部で集約された前記集約範囲ごとの集約結果を当該集約範囲の位置に対応させて表示する表示部とを備える。

本発明によれば、表示部に表示されない表示周辺範囲の対象を集約範囲ごとに集約し、その集約結果を当該集約範囲の位置に対応させて表示する。これにより、地図表示範囲外の対象を把握することができるとともに、視認性の劣化を抑制することができる。
実施の形態1に係る地図情報表示装置の構成を示すブロック図である。 実施の形態1に係る地図情報表示装置のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。 実施の形態1に係る地図情報の一例を示す図である。 実施の形態1に係る幾何種別の一例を示す図である。 実施の形態1に係る幾何情報の一例を示す図である。 実施の形態1に係る属性情報の一例を示す図である。 実施の形態1に係る位相情報の一例を示す図である。 実施の形態1に係る外部情報の一例を示す図である。 実施の形態1に係る集約範囲の一例を示す図である。 実施の形態1に係る集約定義ファイルの一例を示す図である。 実施の形態1に係る表現パターン定義ファイルの一例を示す図である。 実施の形態1に係る地図情報表示装置の処理の一例を示すフローチャートである。 実施の形態1に係る地図情報表示装置の処理の一例を示す図である。 実施の形態1に係る地図情報表示装置の処理の一例を示すフローチャートである。 実施の形態1に係る地図情報表示装置の表示例1を示す図である。 実施の形態1に係る地図情報表示装置の表示例2を示す図である。 実施の形態1に係る地図情報表示装置の表示例3を示す図である。 実施の形態2に係る地図情報表示装置の表示例1を示す図である。 実施の形態2に係る地図情報表示装置の表示例2を示す図である。 実施の形態3に係る地図情報表示装置の地図情報表示部の構成の一例を示すブロック図である。 実施の形態4に係るカーナビゲーション装置の構成の一例を示すブロック図である。
<実施の形態1>
図1は、本発明の実施の形態1に係る地図情報表示装置1の構成を示すブロック図である。図1の地図情報表示装置1は、記憶部である地図情報記憶部2と、地図情報検索部3と、集約部である地図情報集約部4と、表示部である地図情報表示部5と、連携部である外部情報連携部6とを備えている。地図情報表示装置1は、地図情報表示部5にて地図を表示することが可能に構成されている。
図2は、地図情報表示装置1のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。地図情報表示装置1は、例えば、パーソナルコンピュータ(パソコン)、ナビゲーション装置、PDA(Personal Digital Assistant)、携帯電話、スマートフォン、及びタブレットなどの情報端末に組み込まれる。
図2の記憶装置201には、例えば、地図データベースなどのデータベース(データ集合)、データアクセスプログラム、アプリケーションプログラム、アプリケーション処理で利用されるデータなどが記憶(格納)される。データアクセスプログラム、アプリケーションプログラムなどのプログラムは、記憶装置201からメモリ202上に展開されて、CPU(Central Processing Unit)203で実行される。
地図データベースには、地図情報表示装置1が表示可能な地図を示す地図情報などが含まれる。
データアクセスプログラムは、データベースにアクセスして、当該データベースから、アプリケーションプログラムの実行に必要な地図情報などの情報を取得するためのプログラムである。このデータアクセスプログラムが実行されることにより、地図情報検索部3の機能は実現される。
アプリケーションプログラムは、地図情報表示装置1で所望の機能を実現するためのプログラムである。地図情報表示装置1がカーナビゲーション装置に組み込まれている場合には、所望の機能として、例えば、経路誘導機能、地図表示機能、経路探索機能などが実現される。
記憶装置201は、例えば、地図情報表示装置1に搭載された磁気ディスク等を有するハードディスク装置(HDD)、CD(Compact Disc)及びDVD(Digital Versatile Disk)などの外部記憶メディアとそれを再生可能なドライブ装置、予め定められた入出力インタフェースを介してデータ読み書きが可能なUSB(Universal Serial Bus)メモリ等から構成される。
CPU203による演算結果や経路誘導に利用される地図等は、バスを介して表示装置204に出力され、表示装置204の画面に表示される。表示装置204は、例えば、液晶ディスプレイ、プラズマディスプレイ等から構成される。
通信装置205は、図示しない外部装置と通信を行い、外部装置から外部情報を取得する装置である。例えば外部装置がスマートメータ(センサの一種)である場合には、外部情報には、電気使用量が含まれる。例えば外部装置が車両感知器(センサの一種)である場合には、外部情報には、当該車両感知器を通過する車両台数や、当該車両台数を元に算出される渋滞状況などが含まれる。地図情報表示装置1がカーナビゲーション装置に組み込まれている場合には、通信装置205が、地図情報表示装置1の位置情報を検出する位置検出部として機能するように、通信装置205は、例えばGPS(Global Positioning System)衛星からのGPS信号やFM電波を受信する装置から構成されてもよい。
入力装置206は、外部からの操作入力を受け付ける装置(ユーザインタフェース)であり、例えばキーボード、マウス、操作スイッチ、表示装置204と組み合わされたタッチパネル等から構成される。この入力装置206には、地図のうち地図情報表示装置1が表示する範囲(地図表示範囲)の指定が入力される。地図情報表示装置1がカーナビゲーション装置に組み込まれている場合には、この入力装置206には、経路探索の条件等も入力される。
以上に説明したハードウェア構成により、図1の地図情報表示装置1の各機能が実現される。例えば、地図情報記憶部2(図1)は、図2の記憶装置201などによって実現される。例えば、地図情報検索部3及び地図情報集約部4(図1)は、図2のCPU203が記憶装置201からメモリ202上に展開されたプログラムを実行することにより実現される機能などによって実現される。例えば、地図情報表示部5(図1)は、図2の表示装置204によって実現され、例えば、外部情報連携部6(図1)は、図2の通信装置205によって実現される。
以上のような場合には、入力装置206は、地図情報表示装置1に必ずしも設けられる必要はなく、例えばカーナビゲーション装置のうち地図情報表示装置1以外の部分として設けられてもよい。また、外部情報を用いなくてもよい場合には、通信装置205は、地図情報表示装置1に必ずしも設けられる必要はなく、例えばカーナビゲーション装置のうち地図情報表示装置1以外の部分として設けられてもよい。
図1のブロック図に戻って、地図情報表示装置1の各機能について説明する。
地図情報記憶部2は、地図情報表示装置1が表示する地図を示す地図情報を記憶(管理)する。詳細は後述するが、地図情報には、地図上の地物に関する地物情報が含まれ、地物情報には、地物の種類と地物の位置とが含まれている。そして、地図情報(地物情報)は、地物の種類(レイヤ)ごとに分類されており、さらにデータアクセスしやすいように矩形単位で分割、または空間インデックスを付与して管理されている。
地図情報検索部3は、ユーザが入力装置206を用いて指定した地図表示範囲(地図のうち地図情報表示装置1が表示する範囲)に応じて、当該地図表示範囲に関する地図情報を地図情報記憶部2から検索(取得)する。また、地図情報検索部3は、次に説明する地図情報集約部4の制御により、地図表示範囲の周辺範囲である表示周辺範囲(地図情報表示装置1に表示されていない表示周辺範囲)に関して、地図情報を地図情報記憶部2から取得する。
地図情報集約部4は、複数の集約範囲と、集約すべき予め定められた対象及び当該対象の位置を含む対象情報とに基づいて、表示周辺範囲内(地図表示範囲の周辺範囲内)の対象を集約範囲ごとに集約する。ここで、集約範囲は、地図表示範囲と表示周辺範囲とを含む予め定められた範囲を、地図表示範囲を基準に予め定められた方角ごとに区分することで規定される範囲である。集約範囲については後で詳細に説明する。
本実施の形態1では、地図情報集約部4は、地図情報に含まれる地物情報を、対象情報として用いる。例えば、地図情報集約部4は、地図情報検索部3を用いて、表示周辺範囲に関する地図情報を地図情報記憶部2から取得する。そして、地図情報集約部4は、取得した地図情報のうち、ユーザから指定されたレイヤ(属性情報)に対応する地物情報を取得し、当該地物情報に基づいて、地物(対象)を集約範囲ごとに集約する。
例えば、地図情報表示装置1がカーナビゲーション装置に組み込まれている場合には、現在走行中の地域が、上述の地図表示範囲として適用され、現在地から予め定められた距離(例えば10km)圏内の円形範囲が、上述の予め定められた範囲として適用される。そして、当該円形範囲を、例えば北、北東、東、南東、南、南西、西、北西ごとに区分することで得られる、各々の中心角が45度の扇形状を有する複数の範囲が、複数の集約範囲として適用される。地図情報集約部4は、表示周辺範囲に関する1レイヤの地物情報(例えば観光地の地物情報)に基づいて、地物(例えば観光資源)を集約範囲ごとに集約する。これにより、地物(例えば観光資源)の合計値または平均値が集約範囲ごとに算出される。
また、例えば、地図情報表示装置1がカーナビゲーション装置に組み込まれている場合には、地図情報集約部4は、車両感知器から外部情報連携部6を経由して、車両感知器を通過した車両台数を取得する。そして、地図情報集約部4は、車両感知器を通過した車両台数や渋滞状況などに基づいて、渋滞状況(対象)を集約範囲ごとに集約する。これにより、渋滞状況の合計値または平均値が集約範囲ごとに算出される。
地図情報表示部5は、ユーザが指定した位置に対応する地図表示範囲を表示する。また、地図情報表示部5は、当該地図表示範囲とともに、地図情報集約部4で集約された集約範囲ごとの集約結果を、当該集約範囲の位置に対応させて表示する。例えば、地図情報表示部5は、北と北東との間の集約範囲の観光地の集約結果を、地図表示範囲の周縁部のうち、中心から北と北東との方角の範囲に重畳させて表示する。地図情報表示部5は、他の集約範囲についても同様に表示する。これにより、例えば観光地の集約結果を表示した場合には、ユーザは、どの方角にどのような観光資源がどれくらい存在するかを把握することができ、目的地に設定(使用)すべき観光地を容易に探索することができる。なお、地図情報表示部5における集約結果の表示方法としては、後で詳細に説明するように、表現パターン(例えば図形、色、文字、数値など)を用いる。
外部情報連携部6は、地図情報表示装置1外部からの外部情報を、地図情報表示装置1に連携させる。これにより、実質的に外部情報を対象情報として用いることでき、スマートメータや車両感知器などのセンサ(地図情報表示装置1外部)から取得したセンサ情報(外部情報)の集約結果を、地図上に表示することが可能となる。
例えば、外部情報連携部6でスマートメータから電力使用量を受信し、地図情報集約部4で当該電力使用量を集約し、地図情報表示部5で当該電力使用量の集約結果を表示する。これにより、ユーザは、現在の表示周辺範囲(地図表示範囲外の範囲)では、どの方角にどれくらいの電力が消費されているのかを把握することができるので、電力制御などを検討するための判断材料に利用することができる。これと同様に、外部情報連携部6で車両感知器から受信した車両の通過台数や交通状況などを受信し、地図情報集約部4で当該通過台数や渋滞状況を集約し、地図情報表示部5で渋滞状況の集約結果を表示する。これにより、ユーザは、現在の表示周辺範囲(地図表示範囲外の範囲)では、どの方角にどれくらいの渋滞が発生しているのかを把握することができるので、渋滞回避を検討するための判断材料に利用することができる。
<地図情報>
図3は、本実施の形態1に係る地図情報の構成の一例を示す図である。地図情報は、リレーショナルデータベースやファイルシステムなどを用いて管理される。以下では、このうちリレーショナルデータベースを用いて地図情報を管理する地図データベース(以下「地図DB20と記す」)を例にして地図情報の構成を説明する。
地図情報記憶部2は、以下に示すデータ構造に基づき、地図情報を管理している。地図DB20(地図情報)は、地図上の地物などの構成要素の情報の集合からなる。
図2に示すように、各地物情報21は、幾何情報31と、属性情報41と、位相情報51との組み合わせから構成されている。幾何情報31は、地物の形状を表現するための緯度及び経度などからなる座標などの位置情報を配列した情報である。属性情報41は、地物の特徴を示す情報である。位相情報51は、地物同士のつながりを示す情報である。以下、幾何情報31、属性情報41及び位相情報51について詳細に説明する。
図4は、幾何情報31に示される主な幾何形状の種類(幾何種別31a)の一例を示す図である。幾何種別31aには、例えば、市区町村名や地名の代表点などを表現するポイント(点)データと、川、バス路線、等高線などの線を表現するポリライン(線)データと、家形図、公園、湖沼などの閉空間を表現するポリゴン(面)データなどが含まれる。
図5は、複数の地物の幾何情報31の構成の一例を示す図である。図5に示すように、幾何情報31は、幾何種別31aだけでなく、地物の形を構成する座標点の配列、地物を一意に識別する地物IDなども合わせて管理される場合がある。座標点は、緯度及び経度や、平面直角座標系などで定義された数値情報で表現される。なお、地図データ(地図情報)の特徴によっては、セキュリティ面から座標値の配列に対して暗号化、圧縮化が行われている場合もある。
図6は、複数の地物の属性情報41の構成の一例を示す図である。属性情報は、例えば、対象となる地物を一意に識別する地物IDと、当該地物の特徴を示した複数種類の属性とから構成される。例えば、地物が道路である場合には、その属性情報として、国道、県道、市町村道などの道路種別、道路幅、道路名称などが定義される。属性値の種類としては、数値、文字列、画像など、地物を特徴付ける各種情報から構成される。複数地物に対する属性情報の集合は、属性情報リストとなる。
図7は、位相情報51の構成の一例を示す図である。図7に示すように、位相情報51は、地物同士のつながりを示す情報であり、例えばノード及びリンクなどによって表現される。位相情報51は、道路ネットワークや鉄道ネットワークなどのネットワークのデータを管理する。ノードは、交差点などのネットワークを構成する結節点であり、リンクは、ノードとノードとの間をつなぐ線などの要素である。
図3に戻って、地図DB20の地物情報21は、上述した幾何情報31と、属性情報41と、位相情報51との組み合わせから構成されている。例えば、道路ネットワークを示す場合は、属性情報41及び位相情報51とから構成され、道路形状を示す場合は、幾何情報31及び属性情報41とから構成される。幾何情報31及び位相情報51は、それぞれ配列されて管理され、それぞれ属性情報41と関連付けられる。
上述の地図データ(地図情報)は、地図データを構成する道路データ、背景地図データ、道路ネットワークデータデータ、POI(Point Of Interest)データといったデータが、地図データ種別ごとに、図2の記憶装置201などに格納(保管)される。
<外部情報>
以上、地図情報集約部4で集約される対象情報に用いられる地図情報(地物情報21)について説明した。本実施の形態1では、実質的に外部情報も対象情報に用いることが可能となっている。次に、外部情報について説明する。
図8は、外部情報連携部6で取得される外部情報61の一例を示す図である。外部情報61には、スマートメータや車両感知器などのセンサから取得したセンサ情報(例えば検出値)と、外部情報61を一意に識別するためのIDとが含まれている。地図情報記憶部2には、上述した地図情報のIDが含まれている。なお、ここでの地図情報のIDには、同レイヤかつ同一地物である場合に外部情報61のIDと同じ値が付与されるものとする。
外部情報連携部6は、外部情報61のIDと、地図情報記憶部2に記憶された地図情報のIDとを比較して、互いに一致するIDを有する外部情報61及び地図情報を、関連付ける。これにより、センサ情報を含む外部情報61と、スマートメータや車両感知器などのセンサの位置などとが関連付けられる。この結果として、外部情報61も、地図情報集約部4で集約される対象情報に用いることが可能となる。
なお、外部情報61、地図情報記憶部2の地図情報、または、外部情報連携部6で関連付けられた外部情報61及び地図情報は、別途通信網などを用いて取得することができる。
<集約範囲>
図9は、地図情報集約部4で用いる集約範囲103の一例を示す図である。上述したように、集約範囲103は、地図表示範囲100と表示周辺範囲101とを含む予め定められた範囲102を、地図表示範囲100を基準に予め定められた方角ごとに区分することで規定される範囲である。
予め定められた範囲102は、図9に示されるように、地図表示範囲100の一部と表示周辺範囲101とを含んでもよいし、地図表示範囲100の全部と表示周辺範囲101とを含んでもよい。
なお、図9の例では、予め定められた範囲102は、地図表示範囲100の中心を中心とし、予め定められた半径を有する円形範囲となっている。しかし、予め定められた範囲102は、円形範囲に限ったものではなく、例えば地図表示範囲100の中心を重心とする正多角形の範囲などであってもよい。以下では、予め定められた範囲102は、図9に示すような円形範囲102であるものとして説明する。
図9の例では、予め定められた方角には、北、北東、東、南東、南、南西、西、北西の各々の方角が適用されている。この場合、集約範囲103は、円形範囲102を45度ずつ分割して得られる、8つの扇形状の範囲(太い破線で囲まれる範囲)となる。
図10は、集約範囲を定義した集約定義ファイル(地図情報集約定義ファイル)104の構成の一例を示す図である。集約定義ファイル104は、例えば、地図情報記憶部2の地図DB20で管理されている地図情報(地物情報)を構成するレイヤ名、図9の円形範囲102の半径である集約半径(単位は例えばkm)、後述する表現パターン定義ファイルのID、円形範囲102の分割数、当該レイヤが有する集約対象の属性名、当該属性名に対応する属性値の集約方法、の6つの項目から構成されている。
なお、集約方法が分布数である場合には、レイヤに該当する地物が各集約範囲103内にいくつあるかを計算するため、属性名を指定する必要はない。このため、集約方法が分布数である集約定義ファイル104では、属性名の値として無効値(NULL)が設定される。
集約定義ファイル104は、例えば図2の記憶装置201などに格納(保管)される。地図情報集約部4は、集約定義ファイル104を記憶装置201などから適宜取得して利用する。
本実施の形態1では、集約定義ファイル104において、集約範囲がレイヤ(対象)ごとに定義されており、集約定義ファイル104と、地図情報集約部4で集約すべきレイヤ(対象)とに基づいて、地図情報集約部4で用いる集約範囲が決定される。
図11は、表現パターンを定義した表現パターン定義ファイル105の構成の一例を示す図である。表現パターンは、図10の集約定義ファイル104の1項目であり、地図情報表示部5での表示に用いられる。
表現パターン定義ファイル105は、例えば、表現パターンを一意に識別する表現パターンのIDと、表現方法との2項目から構成されている。表現方法には、例えば、色、図形、数値・文字列などが含まれる。
表現パターン定義ファイル105は、例えば図2の記憶装置201などに格納(保管)される。地図情報集約部4は、表現パターン定義ファイル105を記憶装置201などから適宜取得して利用する。また、地図情報表示部5も同様に、表現パターン定義ファイル105を記憶装置201などから適宜取得して集約結果の表示に利用する。
本実施の形態1では、表現パターン定義ファイル105において、表現パターンがレイヤ(対象)ごとに実質的に定義されており(図10及び図11)、表現パターン定義ファイル105と、地図情報集約部4で集約すべきレイヤ(対象)とに基づいて、地図情報表示部5で用いるべき表現パターンが決定される。
<動作>
図12は、地図情報集約部4の集約処理の一例を示すフローチャートである。なお、以下では、地図情報(地物情報)の集約処理について説明するが、外部情報の集約処理も同様である。
まず、ステップS1にて、地図情報表示部5が利用する地理情報システムなどのアプリケーションにおいて、ユーザが集約対象のレイヤを選択(指定)し、当該レイヤを確認する。
ステップS2にて、地図情報集約部4は、記憶装置201などに格納されている集約情報定義ファイルを読み込み、メモリ202(図2)に展開する。
ステップS3にて、地図情報集約部4は、ステップS1で指定された集約対象のレイヤが、ステップS2で展開した集約情報定義ファイルに定義されているか否かを判定する。定義されていないと判定した場合には図12の処理を終了し、定義されていると判定した場合にはステップS4に進む。
ステップS4にて、地図情報集約部4は、地図情報表示部5が利用する地理情報システムなどのアプリケーションによって地図情報表示部5(表示装置204)が表示している地図の範囲(地図表示範囲)の表示中心位置を取得する。
ステップS5にて、地図情報集約部4は、地図表示範囲と、表示中心位置と、ステップS2でメモリ202に展開された集約情報定義ファイルに定義されている集約範囲とに基づいて、表示周辺範囲に関する地図情報を、地図情報記憶部2から地図情報検索部3を経由して取得する。なお、ここでの集約範囲には、ステップS1で指定されたレイヤに対応する集約範囲が用いられる。
ステップS6にて、地図情報集約部4は、ステップS2でメモリ202に展開した集約情報定義ファイルに定義されている集約方法に基づき、ステップS5で取得した地図情報を集約する。なお、ここでの集約方法には、ステップS1で指定されたレイヤに対応する集約方法が用いられる。また、ここでの地図情報には、ステップS1で指定されたレイヤに対応する地物情報が用いられる。地図情報集約部4は、集約した地図情報(地物情報)、すなわち集約結果は、メモリ202または記憶装置201などに一時的に保管させる。その後、図12に示す処理が終了する。一時的に保管された集約結果は、後述する表示処理で利用される。
なお、ユーザが、入力装置206(図2)などを操作して地図表示範囲を変更した場合には、ステップS4〜S6を再度行うことによって、変更後の地図表示範囲の表示周辺範囲について地図情報(地物情報)の集約を実行する。
図13は、ステップS5及びS6の処理の一例を示す図である。図13の例では、メッシュ集計を用いて集約処理が行われる。
まず、ステップS5にて、地図情報集約部4は、地図表示範囲100の表示中心位置を基準に、集約定義ファイルの集約半径に基づいて円形範囲102を設定し、当該円形範囲102を集約定義ファイルの分割数(図13の例では分割数は8)だけ分割して、8方向の集約範囲103を設定する。そして、地図情報集約部4は、円形範囲102のうち表示周辺範囲101に関する地図情報(地物情報)を、地図情報検索部3を経由して取得する。
ステップS6にて、地図情報集約部4は、取得した地図情報(地物情報)の地物を集約範囲103ごとに集約する。この集約に際して、地図情報集約部4は、地図を区切る矩形状のメッシュ107のうち、一の集約範囲103内の表示周辺範囲101である部分周辺範囲106(図13の斜線ハッチングで示される範囲)と重なる各メッシュ107について、地物を集計する。
そして、地図情報集約部4は、各メッシュ107について地物を集計した後、一の部分周辺範囲106と重なる全てのメッシュ107について当該集計を合計し、それによって得られた値を、当該一の部分周辺範囲106に対応する一の集約範囲103の集約結果として算出する。地図情報集約部4は、他の集約範囲103についても同様にして集約結果を算出する。
なお、一のメッシュ107が、一の部分周辺範囲106だけでなく、それ以外の範囲(例えば隣の部分周辺範囲106など)とも重なる場合がある。
この場合には、地図情報集約部4は、当該一のメッシュ107全体の地物の集計に、一の部分周辺範囲106が当該一のメッシュ107に占める面積の割合を乗じ、それによって得られた値を、当該一のメッシュ107の地物の集計として、当該一の部分周辺範囲106の合計に用いてもよい。
あるいは、地図情報集約部4は、部分周辺範囲106が当該一のメッシュ107に占める割合が他の範囲のいずれが占める割合よりも大きい場合に、当該一のメッシュ107全体の地物の集計を、当該一の部分周辺範囲106の合計に用いてもよい。そして、地図情報集約部4は、そうでない場合に、当該一のメッシュ107の地物の集計として0を、当該一の部分周辺範囲106の合計に用いてもよい。
上述のメッシュ107のサイズは、地図情報集約部4によって別途定義されてもよいし、集約定義ファイルにおいて予め定義されていてもよい。また、メッシュ107のサイズは、例えば地図表示範囲100のサイズに応じて変更されてもよい。
なお、図13の例では、円形範囲102を均一の角度(図13の例では45度)で分割することによって、複数の集約範囲103が規定されている。しかしこれに限ったものではなく、複数の表示周辺範囲101のサイズが均一になるように、円形範囲102を不均一の角度で分割することによって、複数の集約範囲103が規定されてもよい。
図14は、地図情報表示部5の表示処理の一例を示すフローチャートである。なお、以下の説明では、地図情報表示部5が下記の各種処理を行うものとして説明しているが、これに限ったものではなく、地図情報集約部4が下記の各種処理を行い、地図情報表示部5は地図情報集約部4の制御により表示だけを行うものであってもよい。
まず、ステップS11にて、地図情報表示部5は、地図情報集約部4の集約結果(ステップS6で一時的に保管されている集約結果)を記憶装置201などから読み込み、メモリ202に展開する。
ステップS12にて、地図情報表示部5は、記憶装置201などに格納されている表現パターン定義ファイルを読み込み、メモリ202に展開する。
ステップS13にて、地図情報表示部5は、ステップS12で展開した表現パターン定義ファイルのうち、ステップS11で展開した集約結果のレイヤに対応する表現パターンを決定する。そして、地図情報表示部5は、当該決定された表現パターンであって、集約結果を示す表現パターンを、地図表示範囲に重畳させて表示する。このとき、別途、色のパターン、図形タイプ、フォントタイプなどを詳細に定義した定義ファイルを用いて集約結果を描画してもよい。その後、図14の処理を終了する。次に、地図情報表示部5の表示例について説明する。
<表示例1>
図15は、本実施の形態1に係る地図情報表示部5の表示例1を示す図である。本表示例1では、レイヤに対応する表現パターンは、予め定められた図形(例えば楕円)の色であり、複数のレベルのうち集約結果の値が属するレベルに応じて予め定められた図形(例えば楕円)の色を変更する。なお、本表示例1では、色の違いにより、集約結果の値の大きさの違いを表現しているが、これに限ったものではなく、例えば、同一色を用いたグラデーション、輝度、明暗などで表現してもよい。また、予め定められた図形は、楕円に限ったものではなく、例えば中心から外に向いた矢印、矩形や円などの図形を用いて同様の表現を行ってもよい。なお、図15において、点の密度が最も高いハッチングは赤色に対応し、点の密度が中程度のハッチングは茶色に対応し、点の密度が最も低いハッチングは緑色に対応しており、この対応関係は以降の図においても同様である。
集約結果(地図情報集約)を示す楕円110,111,112は、地図表示範囲100(地図のうち地図情報表示部5が表示する範囲)上に重畳表示される。ここでは、通常の地図の視認を邪魔しないように、地図表示範囲100の周縁部(地図情報表示部5の表示画面の周縁部)に、楕円110〜112が表示される。集約結果を示す楕円110〜112の表示及び非表示は、地図情報表示部5が利用する地理情報システムなどのアプリケーションの機能によって設定される。
図15では、地図情報表示部5に表示されていない表示周辺範囲における渋滞度が、集約結果として示されている。本表示例1では、分割数を8に設定し、8つの集約範囲103のうち表示周辺範囲の渋滞度が高い集約範囲103においては赤色の楕円110が表示され、当該渋滞度が中程度である集約範囲103においては茶色の楕円111が表示され、当該渋滞度が低い集約範囲103においては緑色の楕円112が表示されている。これよりも渋滞度がさらに低い場合には、楕円110〜112のいずれも表示されない。なお、上述の色の意味がユーザに分かるように、地図情報表示部5の表示画面内に凡例113が表示されてもよい。
<表示例2>
図16は、本実施の形態1に係る地図情報表示部5の表示例2を示す図である。本表示例2では、レイヤに対応する表現パターンは、予め定められた図形(例えば中心から外に向いた矢印)の大きさであり、複数レベルのうち集約結果の値が属するレベルに応じて、予め定められた図形(例えば中心から外に向いた矢印)のサイズを変更する。なお、予め定められた図形は、矢印に限ったものではなく、例えば矩形や円などの図形を用いて同様の表現を行ってもよい。
集約結果(地図情報集約)を示す矢印120,121,122は、地図表示範囲100(地図のうち地図情報表示部5が表示する範囲)上に重畳表示される。ここでも、通常の地図の視認を邪魔しないように、地図表示範囲100の周縁部(地図情報表示部5の表示画面の周縁部)に、矢印120〜122が表示される。集約結果を示す矢印120〜122の表示及び非表示は、地図情報表示部5が利用する地理情報システムなどのアプリケーションの機能によって設定される。
図16では、地図情報表示部5に表示されていない表示周辺範囲における渋滞度が、集約結果として示されている。本表示例2では、分割数を8に設定し、8つの集約範囲103のうち表示周辺範囲の渋滞度が高い集約範囲103においては大きい矢印120が表示され、当該渋滞度が中程度である集約範囲103においては中サイズの矢印121が表示され、当該渋滞度が低い集約範囲103においては小さい矢印122が表示されている。これよりも渋滞度がさらに低い場合には、矢印120〜122のいずれも表示されない。
<表示例3>
図17は、本実施の形態1に係る地図情報表示部5の表示例3を示す図である。本表示例3では、レイヤに対応する表現パターンは、文字(数字)であり、複数レベルのうち集約結果の値が属するレイヤに応じて、文字(数字)を変更する。
集約結果(地図情報集約)を示す文字(数字)130,131,132は、地図表示範囲100(地図のうち地図情報表示部5が表示する範囲)上に重畳表示される。ここでも、通常の地図の視認を邪魔しないように、地図表示範囲100の周縁部(地図情報表示部5の表示画面の周縁部)に、文字(数字)130〜132が表示される。集約結果を示す文字(数字)130〜132の表示及び非表示は、地図情報表示部5が利用する地理情報システムなどのアプリケーションの機能によって設定される。
図17では、地図情報表示部5に表示されていない表示周辺範囲における渋滞度が、集約結果として示されている。本表示例3では、分割数を8に設定し、8つの集約範囲103のうち表示周辺範囲の渋滞度が高い集約範囲103においては「ひどい渋滞」という文字(数字)130が表示され、当該渋滞度がやや高い集約範囲103においては「渋滞」という文字(数字)131が表示され、当該渋滞度が低い集約範囲103においては「やや渋滞」という文字(数字)132が表示される。これよりも渋滞度がさらに低い場合には、文字(数字)130〜132のいずれも表示されない。なお、文字(数字)130〜132のそれぞれには、地図表示範囲の表示中心位置と、渋滞している個所との間の距離も含む。
さて、従来の技術では、駅などの所望の地物を文字列及び矢印で表示するため、表示が煩雑となり、視認性が劣化することがあった。これに対して、本実施の形態1に係る地図情報表示装置1によれば、地図情報表示部5に表示されない表示周辺範囲のレイヤ(対象)を集約範囲ごとに集約し、その集約結果を当該集約範囲の位置に対応させて表示する。これにより、入力装置などを用いて地図表示範囲を変更しなくても、地図表示範囲外の対象を把握することができる。また、集約結果を表示するので、視認性の劣化を抑制することができる。
また、本実施の形態1では、集約定義ファイルにて、集約範囲がレイヤ(対象)ごとに定義される。これにより、後発的に集約範囲の追加・削除・変更などを容易に行うことができるので、地図情報表示装置1の保守性が向上する。また、レイヤ(対象)に適した集約範囲を用いることが可能となる。
また、本実施の形態1では、表現パターン定義ファイルにて、表現パターンがレイヤ(対象)ごとに定義される。これにより、後発的に表現パターンの追加・削除・変更などを容易に行うことができるので、地図情報表示装置1の保守性が向上する。また、レイヤ(対象)に適した表現パターンを用いることが可能となる。
<実施の形態2>
実施の形態1では、集約結果の表示には、ユーザが定義した集約定義ファイル及び表現パターンファイルに基づく1つの表現パターンを地図上に重畳して表示した。これに対して本発明の実施の形態2では、図18及び図19に示すように、複数の表現パターンの組合せを地図上に重畳して表示することが可能となっている。
なお、本実施の形態2では、地図情報表示部5での表示に用いる表現パターンの組合せが、レイヤなどの対象ごとに表現パターン定義ファイルにて定義されている。そして、表現パターン定義ファイルと、地図情報集約部4で集約された対象とに基づいて、地図情報表示部5で用いる表現パターンの組合せが決定される。この点を除けば、本実施の形態2に係る地図情報表示装置1は、実施の形態1と同様である。次に、図18及び図19に示した表示例について説明する。
<表示例1>
図18は、本実施の形態2に係る地図情報表示部5の表示例1を示す図である。本表示例1では、レイヤ(対象)対応する表現パターンの組合せは、予め定められた図形(例えば中心から外に向いた矢印)の色及び大きさの組合せであり、複数のレベルのうち集約結果の値が属するレベルに応じて予め定められた図形(例えば中心から外に向いた矢印)の色及び大きさの組合せを変更する。なお、予め定められた図形は、矢印に限ったものではなく、例えば矩形や円などの図形を用いて同様の表現を行ってもよい。
集約結果(地図情報集約)を示す矢印140,141,142は、地図表示範囲100(地図のうち地図情報表示部5が表示する範囲)上に重畳表示される。ここでは、通常の地図の視認を邪魔しないように、地図表示範囲100の周縁部(地図情報表示部5の表示画面の周縁部)に、矢印140〜142が表示される。集約結果を示す矢印140〜142の表示及び非表示は、地図情報表示部5が利用する地理情報システムなどのアプリケーションの機能によって設定される。
図18では、地図情報表示部5に表示されていない表示周辺範囲における渋滞度が、集約結果として示されている。本表示例1では、分割数を8に設定し、8つの集約範囲103のうち表示周辺範囲の渋滞度が高い集約範囲103においては赤色の大きい矢印140が表示され、当該渋滞度が中程度である集約範囲103においては茶色の中サイズの矢印141が表示され、当該渋滞度が低い集約範囲103においては緑色の小さい矢印142が表示されている。これよりも渋滞度がさらに低い場合には、矢印140〜142のいずれも表示されない。なお、上述の色の意味がユーザに分かるように、地図情報表示部5の表示画面内に凡例113が表示されてもよい。
以上のように、集約結果の大小を、色及び大きさの2つで表現することにより、色による視認性、矢印による方向という2つのメリットの相乗効果が得られることが期待できる。
<表示例2>
図19は、本実施の形態2に係る地図情報表示部5の表示例2を示す図である。本表示例2では、表現パターンの組合せとして、図18の表示例1で説明した色及び大きさに文字・数字を加えた組合せが適用されている。
集約結果(地図情報集約)を示す矢印及び文字(数字)150,151,152は、地図表示範囲100(地図のうち地図情報表示部5が表示する範囲)上に重畳表示される。ここでは、通常の地図の視認を邪魔しないように、地図表示範囲100の周縁部(地図情報表示部5の表示画面の周縁部)に、矢印及び文字(数字)150〜152が表示される。集約結果を示す矢印及び文字(数字)150〜152の表示及び非表示は、地図情報表示部5が利用する地理情報システムなどのアプリケーションの機能によって設定される。
図19では、地図情報表示部5に表示されていない表示周辺範囲における渋滞度が、集約結果として示されている。本表示例2では、分割数を8に設定し、8つの集約範囲103のうち表示周辺範囲の渋滞度が高い集約範囲103においては矢印140(図18)と同様の矢印及び「ひどい渋滞」という文字(数字)150が表示され、当該渋滞度が中程度である集約範囲103においては矢印141(図18)と同様の矢印及び「渋滞」という文字(数字)151が表示され、当該渋滞度が低い集約範囲103においては矢印142(図18)と同様の矢印及び「やや渋滞」文字(数字)152が表示されている。これよりも渋滞度がさらに低い場合には、矢印及び文字(数字)のいずれも表示されない。なお、上述の色の意味がユーザに分かるように、地図情報表示部5の表示画面内に凡例113が表示されてもよい。なお、矢印及び文字(数字)150〜152のそれぞれには、地図表示範囲の表示中心位置と、渋滞している個所との間の距離も含む。
以上のように、集約結果の大小を、色、大きさ及び文字(数字)の3つで表現することにより、色による視認性、矢印による方向、さらに文字(数字)による定量化によって、ユーザは渋滞度をより詳細に把握することが可能である。
なお、表現パターン定義ファイルに指定された表現パターンは、自由に組み合わせることが可能であり、必要以上に情報を重畳させて視認性が低下することを抑制することが可能である。
以上のような本実施の形態2に係る地図情報表示装置1によれば、1つの表現パターンでは把握できなかった情報を知ることができ、より詳細に集約結果ひいては地図情報を把握することが可能となる。また、表現パターンの組合せを変更することで、地図表示に対する自由度は向上し、必要以上に情報を重畳させて視認性が低下することを抑制することが可能となる。
<実施の形態3>
地図情報表示部5(表示装置204)の表示画面とは別に表示素子を設け、当該表示素子に集約結果を表示させることも可能である。
図20は、本発明の実施の形態3に係る地図情報表示部5の構成の一例を示す図である。なお、本実施の形態3において、以上で説明した構成要素と同一または類似するものについては同じ参照符号を付し、異なる部分について主に説明する。
図20の地図情報表示部5は、表示画面160と、表示素子161とを備えている。表示画面160は、表示装置204の表示画面に相当し、地図表示範囲100を表示する。表示素子161は、表示画面160の外周部に隣接して上述の集約範囲の位置(例えば8方向の位置)に対応させて設けられており、上述の集約結果を表示する。なお、表示素子161には、例えばLED(Light Emitting Diode)やランプなどが適用される。
ここでは、実施の形態1の表示例1(図15)と同様に、表示素子161が発光する色の違いにより、集約結果の値の大きさの違いを表現している。しかし、これに限ったものではなく、例えば、同一色を用いたグラデーション、輝度、明暗などで表現してもよい。
表示画面160の周縁部(地図情報表示部5の表示画面の周縁部)の外側において、集約結果(地図情報集約)が示される。
図20では、地図情報表示部5に表示されていない表示周辺範囲における渋滞度が、集約結果として示されている。ここでは、分割数を8に設定し、8つの集約範囲103のうち表示周辺範囲の渋滞度が高い集約範囲103に対応する表示素子161aは、赤色に発光し、当該渋滞度が中程度である集約範囲103に対応する表示素子161bは、茶色に発光し、当該渋滞度が低い集約範囲103に対応する表示素子161cは、緑色に発光する。これよりも渋滞度がさらに低い場合には、表示素子161は発光しない。
以上のような本実施の形態3に係る地図情報表示装置1によれば、地図表示範囲100、ひいては表示画面160に表示結果を表示しなくて済む。このため、地図表示範囲100の表示が邪魔されないので、視認性を向上させることができる。
<実施の形態4>
図21は、本実施の形態4に係る地図情報表示装置1を組み込んだ情報端末(情報端末装置)の構成の一例を示す図である。ここでは、情報端末は、カーナビゲーション装置300であるものとして説明するが、これに限ったものではなく、例えば地理情報システム(Geographic Information System)などであってもよい。
カーナビゲーション装置300は、地図情報表示装置1と、入力装置301と、通信装置302と、位置検出部303と、ナビゲーション機能実行部304とを備えている。
地図情報表示装置1には、実施の形態1〜3で説明した地図情報表示装置が適用される。地図情報表示装置1は、案内時に用いられる地図データやアプリケーションプログラムなどが格納されている地図情報記憶部2(図1)、経路を用いた案内などを表示する地図情報表示部5などを備えている。
入力装置301は、目的地などの設定を行う操作を受け付ける装置であり、上述の入力装置206と同様である。通信装置302は、外部装置との情報の通信などを行う。位置検出部303は、例えばGPS(Global Positioning System)衛星からのGPS信号やFM電波を受信する装置から構成され、カーナビゲーション装置300の位置情報を検出する。ナビゲーション機能実行部304は、例えば、地図情報表示装置1に地図を表示させたり、経路を探索させたりするなど、ナビゲーションに関する機能を実行する。
以上のように、カーナビゲーション装置300に地図情報表示装置1を組み込むことにより、車両感知器などのセンサから取得した車両情報から判断された、地図表示範囲外の範囲の渋滞情報などの交通情報を、外部情報として外部情報連携部6(通信装置)で取得可能となる。この結果、交通情報の集約結果を、カーナビゲーション装置300において表示することが可能となり、ユーザの運転を快適化することが可能となる。
なお、本発明は、その発明の範囲内において、各実施の形態を自由に組み合わせたり、各実施の形態を適宜、変形、省略したりすることが可能である。
1 地図情報表示装置、2 地図情報記憶部、4 地図情報集約部、5 地図情報表示部、6 外部情報連携部、100 地図表示範囲、101 表示周辺範囲、102 円形範囲、103 集約範囲、104 集約定義ファイル、105 表現パターン定義ファイル、160 表示画面、161 表示素子、300 カーナビゲーション装置。

Claims (6)

  1. 地図を表示する地図情報表示装置であって、
    集約範囲を、集約する対象ごとに定義した集約定義ファイルと、
    前記集約定義ファイルによりユーザが特定する対象の前記集約範囲を特定し、特定された前記集約範囲と、前記対象及び当該対象の位置を含む対象情報とに基づいて、前記地図情報表示装置が表示する範囲である地図表示範囲の周辺範囲である表示周辺範囲内の前記対象を前記集約範囲ごとに集約する集約部と、
    前記地図表示範囲を表示するとともに、前記集約部で集約された前記集約範囲ごとの集約結果を当該集約範囲の位置に対応させて表示する表示部と
    を備える、地図情報表示装置。
  2. 請求項1に記載の地図情報表示装置であって、
    前記集約範囲が集約半径、分割数の情報であり、
    前記集約部が、
    前記地図表示範囲を基準に前記集約半径に基づいて円形範囲を設定し、前記円形範囲を前記分割数だけ分割して、それぞれ前記集約範囲を設定する
    ことを特徴とする地図情報表示装置。
  3. 請求項1に記載の地図情報表示装置であって、
    前記集約範囲が集約方法を決める情報であり、
    前記集約部が、
    前記集約方法に基づいた方法で前記対象を前記集約範囲ごとに集約する
    ことを特徴とする地図情報表示装置。
  4. 請求項1から請求項3のうちいずれか1項に記載の地図情報表示装置であって、
    前記表示部での表示に用いる表現パターンを前記対象ごとに定義した表現パターン定義ファイルと、前記集約部で集約された前記対象とに基づいて、前記表示部で用いる前記表現パターンを決定する、地図情報表示装置。
  5. 請求項1から請求項3のうちいずれか1項に記載の地図情報表示装置であって、
    前記表示部での表示に用いる表現パターンの組合せを前記対象ごとに定義した表現パターン定義ファイルと、前記集約部で集約された前記対象とに基づいて、前記表示部で用いる前記表現パターンの組合せを決定する、地図情報表示装置。
  6. 請求項1から請求項5のうちいずれか1項に記載の地図情報表示装置であって、
    前記表示部は、
    前記地図表示範囲を表示する表示画面と、
    前記表示画面の外周部に隣接して前記集約範囲の位置に対応させて設けられ、前記集約
    結果を表示する表示素子と
    を備える、地図情報表示装置。
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