JP6442520B2 - 締付けクランプ付きの脱着可能な調理容器把持装置 - Google Patents

締付けクランプ付きの脱着可能な調理容器把持装置 Download PDF

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Description

本発明は調理容器側壁の脱着可能な把持装置に関する。
特許文献1は、長手方向に沿って延びるグリップ本体と、一方が長手方向に並進可動で他方が固定である2つのクランプ部材と、操作レバーおよびレバーの移動を可動クランプ部材に伝えるための伝動部材を有する移動機構とを備えるこの種の装置について記載している。把持装置を調理容器に固定するには、ユーザーは操作レバーを手で動かして、開放ばねの戻り作用に逆らって突出位置から引込み位置に操作レバーを回動させる。レバーの移動は、開位置から、2つのクランプ部材が容器の側壁を締め付ける締付け閉位置まで、水平長手方向または水平に近い方向に沿って並進駆動される可動クランプ部材に伝達される。補償ばねにより、挟むべき壁の厚さに合わせて締付け位置における2つのクランプ部材の間の距離を調整することができる。そのほか、調理容器内の荷重が大きいなどの理由によって締付け位置にある可動クランプ部材が離隔するリスクを抑えるため、把持装置は、挟まれる側壁の厚さに調整された閉鎖位置でクランプ部材をブロックするように適合されたブロック部材を備える。このブロック部材は、解放位置と、摩擦によって可動クランプ部材を拘止するブロック位置との間で移動可能に取り付けられている。ブロック部材はたとえば、ケージの中に回転自在に取り付けられて、それぞれの2つの勾配と協働することによって可動クランプ部材を横断方向に挟み込むようにされた2つのピンチングローラを備える。このブロック部材を付け加えることによって把持装置の製造コストは増大する。
仏国特許第2898031号明細書
本発明は、脱着可能な把持装置を調理容器の側壁に取り付けたときの脱着可能な把持装置のブロックを改善するための、より安価な代替解決法を提案する。
そこで、本発明は、調理容器の壁の締付けクランプを形成する2つの部材を備える脱着可能な調理容器把持装置であって、部材の一方は固定で支承面を有しており、他方の部材は開位置と閉位置の間で並進可動であり、前記可動部材は締付けクランプの顎部を形成する下向きのL字形端部を有する脱着可能な把持装置において、可動部材は、クランプの締付け時に、下向きの並進方向であって、前記並進方向を含む支承面の正中面(
)内で支承面の法線との間に0から90°の傾き角をなす、前記並進方向に沿って移動するように構成されることを特徴とする脱着可能な把持装置に関する。言い方を変えると、傾き角は、支承面の正中面内に支承面の法線および支承面の接線によって画定される下方象限であって、支承面の後方に位置する下方象限に含まれる。
0から90°の傾き角と言うとき、両端の0および90°は含まないものとする。
可動クランプ部材の並進方向の傾きは締付けを著しく改善する効果を有する。内容物を含めた調理容器がユーザーによって鉛直方向に持ち上げられるとき、把持装置はおおむね鉛直方向に外力を受ける。本発明により、把持装置が調理容器に取り付けられてその側壁を締め付けるとき、それぞれのクランプ部材は、水平成分と鉛直成分を有する締付け力を側壁に対して及ぼす。そのため、締付け力は、壁の強力な締付けを、とりわけ把持装置によって調理容器に鉛直方向の外力がかかるときなどに果たすことができるように適合される。この締付け力は、鉛直方向の外力がかかる場合には可動クランプ部材の反作用によって一段と強められることもできる。さらに、締付け力の傾きにより、側壁だけではなく、厚さにかかわりなく、調理容器の注ぎ縁も効率的に締め付けることが可能である。それにより、締付け面積を増やすことも、注ぎ縁の部分で水平または水平に近い方向に向けられた表面部位に対して締付け力を加えることも可能である。このように、締付け力は空間的によりよく分散される。鉛直方向の外力がかかる場合は、把持装置と一体をなすように調理容器を保持するために作用するのは、付帯的な摩擦力ではなく、締付け力そのものである。そのため、有効性を減じることなしに締付け力を減らすことが可能であり、それによって、締付けを繰り返すことで生じる締付け作用による調理容器の塗装の劣化を抑えることができる。
結局のところ、本発明による把持装置は、強力な締付けを提供し、締付け位置における可動クランプ部材の離隔リスクを抑えながらも、ブロック部材なしですませることができる。そのため、把持装置の製造コストを減らすことができる。
有利には、前記傾き角は5°以上である。
さらに有利には、前記傾き角は10°以上であり、特に25°から35°である。
ある具体的実施形態では、把持装置は、解放位置と、摩擦によって閉位置でクランプ部材を拘止するように構成されたブロック位置との間で可動なブロック部材を備える。
把持装置は、締付け位置で可動クランプ部材を拘止することに補完的に寄与するブロック部材を内蔵することができる。ブロック部材はとりわけ、ある限定された傾き角のとき、たとえば5°から15°であるときには可動クランプ部材の傾斜した並進方向と関連させることができる。
有利には、把持装置は、開位置と閉位置の間で手動操作されるように適合された移動機構であって、移動機構が開位置から閉位置に移行する際に可動クランプ部材を開位置と締付け閉位置の間で並進駆動するように適合された移動機構を備える。ある具体的実施形態では、ブロック部材と移動機構は、移動機構による駆動およびばね要素による戻し作用によって、ブロック部材をその解放位置からそのブロック位置に移行させるように協働するように構成される。
その場合、かつ有利には、ブロック部材と移動機構は、移動機構がその開位置からその閉位置に至るストロークの最後でブロック部材をその解放位置からそのブロック位置に移行させるように協働するように構成される。
ある具体的実施形態では、ブロック部材は、可動クランプ部材の2つのピンチング要素であって、可動クランプ部材の並進方向と直交する方向に沿って並進移動するピンチング要素を備える。
有利には、移動機構は、突出位置と引込み位置の間で回動するように適合された操作レバーと、レバーの回動を可動クランプ部材の並進運動に変換するように構成された伝動部材とを備える。
本発明は、添付の図面を参照した本発明による調理容器の脱着可能な把持装置の複数の実施形態に関する以下の説明を通してよりよく理解されるであろう。
本発明の第1の実施形態による開位置の把持装置の側面を示した図である。 本発明の第1の実施形態による開位置の把持装置のA−A断面を示した図である。 本発明の第1の実施形態による開位置の把持装置の上面を示した図である。 本発明の第1の実施形態による閉位置かつ錠止状態の把持装置の下面を示した図である。 本発明の第1の実施形態による閉位置かつ錠止状態の把持装置の側面を示した図である。 本発明の第1の実施形態による閉位置かつ錠止状態の把持装置のA−A断面を示した図である。 本発明の第1の実施形態による閉位置かつ錠止状態の把持装置の上面を示した図である。 本発明の第1の実施形態による閉位置かつ解錠状態の把持装置のA−A断面を示した図である。 本発明の第1の実施形態による閉位置かつ解錠状態の把持装置の上面を示した図である。 本発明の第1の実施形態による把持装置の分解図である。 本発明の第2の実施形態による把持装置のA−A断面を開位置で示した図である。 本発明の第2の実施形態による把持装置のA−A断面を閉位置で示した図である。 本発明の第2の実施形態による把持装置を分解図で示した図である。 調理容器と、本発明の第1の実施形態による把持装置の締付け角度を示した概略図である。
調理容器または用具に取り付けられるようにされた脱着可能な把持装置1は、長手方向に延びるグリップ本体2と、前方端にあって締付けクランプを形成する2つの部材3、4とを備える。
脱着可能な把持装置1の幾つかの要素を特徴づける「前方」および「後方」という用語については、調理容器または用具の側壁に取り付けられるようにされた脱着可能な把持装置1のいわゆる「前方」の端と、それとは反対の、脱着可能な把持装置1のいわゆる「後方」の端であって、調理容器または用具を扱うためにユーザーが手で持つようにされた端とをそれぞれ指すことは直ちに理解されよう。面に関しては、その面が前方を向いているとき、すなわち脱着可能な把持装置1の前方端を向いているときには「前方」と称される。反対に、面が後方を向いている、すなわちユーザーが手で持つようにされた脱着可能な把持装置1の後方の端であって、調理容器または用具に取り付けるようにされた端と反対の端を向いているときには、その面は「後方」と称される。そのほか、第1の要素が第2の要素の「前方」にあるとは、第1の要素が、その第2の要素に対して、かつ脱着可能な把持装置1の長手方向に沿って脱着可能な把持装置1の前方端を含む側にあることをいう。同様に、第1の要素が第2の要素の「後方」にあるとは、第1の要素が、その第2の要素に対して、かつ脱着可能な把持装置1の長手方向に沿って脱着可能な把持装置1の後方端を含む側にあることをいう。
「上部」(または「上方」)および「下部」(または「下方」)という用語は、脱着可能な把持装置1が水平面に定置された調理容器に取り付けられ、水平方向または水平に近い方向に延びるとき、それぞれ上の方および下の方を向くように、または上に(もしくはより上に)および下に(もしくはより下に)位置するようにされた把持装置1の要素を特徴づける。
また、異なる図面で表された同一の、または互いに対応する要素には同じ符号が付けられていることも見て取れるであろう。
部材3、4は調理容器R(たとえば図1Bに示されているもの)の側壁を挟み込む、すなわち締め付けるように適合されたクランプを形成する。
クランプ部材4は固定であり、グリップ本体2と一体をなす。クランプ部材4は、脱着可能な把持装置1の前方に向けられた前方支承面であって、脱着可能な把持装置1を取り付ける調理容器Rの側壁の外側面に支えられるようにされた前方支承面、すなわち接触面40を備える。この支承面40は調理容器の側壁の形状と整合するように形成される。この支承面40は、たとえば円柱の一部または円錐の一部の形状を有するものであることができる。
クランプ部材3は、クランプ部材3と固定部材4が互いに離隔して調理容器Rの側壁を解放する開位置と、2つの部材3、4が互いに接近し、締付け対象の調理容器Rの側壁の厚さに相当する距離だけ隔てられた締付け閉位置との間で、固定部材4に対して並進方向5に沿って並進可動に取り付けられる。可動部材3は、調理容器Rの側壁を挟み込むように固定部材4の前方支承面40と協働するように適合された後方支承面31を有する前方支承垂れ部30を形成する下向きのL字形端部を備える。垂れ部30は駆動腕32によって後方に延び、その腕によって垂れ部30は並進駆動されるようにされる。垂れ部30は、腕32との連結部の近傍に丸みを与えられた連結部位を有する。
図1Cには、把持装置1を長手方向に中央で切断して把持装置1の正中面をなすAA断面を示した。正中面AAのそれぞれの側に位置する脱着可能な把持装置1の2つの部分は、少なくとも部分的に(すなわち全体として)互いに対称形をなすが、非対称な要素または形状を含んでいることができる。AA面は前方支承面40および後方支承面31の正中面を構成するものでもあることに留意されたい。
可動クランプ部材3の並進方向5はこの正中面AA内に含まれており、正中面AA内で支承面40の法線方向Nとの間に締付け角とも呼ばれる傾き角αを形成する。図8の概略図で、正中面AA内で支承面40の点Pから形成され、支承面40に対する法線方向Nおよび支承面40に対する接線方向Tによって画定される4つの象限(すなわち4つの90°の角領域)を考える。締付け角αは、下方象限、すなわち、支承面40の正中面AA内に支承面の法線Nおよび支承面の接線Tによって画定される象限であって、法線方向Nの下方かつ支承面40の後方に位置する象限に含まれる。図1Aから1Cに示した実施例では、締付け角αはおよそ45°である。より一般的には、この締付け角αは5°以上、たとえば10°から35°であることができる。そのため、可動クランプ部材3は、クランプ締付け時に、下向きの並進方向であって、その並進方向5を含む支承面40の正中面AA内で支承面40の法線Nとの間に、支承面40の正中面AA内で支承面40の法線Nと支承面40の接線Tとによって画定される下方象限に含まれ、支承面40の後方に位置する傾き角αをなす、並進方向5に沿って移動するように構成される。
可動クランプ部材3の移動を手動で操作するため、把持装置1は、操作部材7および伝動部材8を含む移動機構6を備える。移動機構6は、開位置から閉位置に移行するために手動で操作することができるように、そして、開位置から閉位置への移行の際には、可動クランプ部材3をその開位置と、2つのクランプ部材3、4が調理容器Rの側壁を挟み込むように適合された締付け閉位置との間で移動させるように駆動することができるように構成される。
ここに説明する具体的実施例では、操作部材7は、可動に取り付けられたレバー、ここではグリップ本体2に取り付けた軸70の周りを突出位置と引込み位置の間で回動するように取り付けられたレバーであって、ユーザーが手動で動かすようにされたレバーを含む。変形として、操作部材7は並進可動であることができよう。レバー7をその突出位置に持っていく(または戻す)ために開放ばね20が用意され、突出位置から引込み位置への移行はばね20の戻し動作に抗して行われる。ここに説明する具体例では、ばね20は軸70に巻き付けて並置された2つのねじりばねからなり、各々がグリップ本体2およびレバー7にそれぞれ支えられた2つの自由端を備える。
伝動部材8はレバー7の移動を可動クランプ部材3に伝達するように適合されている。ここでは、伝動部材8は、
− 第1の端部で軸81の周りに回動するようにレバー7に取り付けられた第1の連接部品80であって、さらに第2の端部で軸82の周りに回動するように第2の連接部品83に連結された第1の連接部品80を備え、
− 第2の連接部品83は、軸82の周りに回動するように第1の連接部品8に連結された第1の端部と、可動クランプ部材3の腕32に沿って設けられた受け溝(図示せず)内に摺動自在に取り付けられたスライダ84を形成する第2の端部と、を有する。
連接部品80はU字形の2つの腕を備える。U字の底には軸81を受ける開口部が通る。U字の2つの腕のそれぞれの端部には、軸82を受けるための互いに対向する2つの開口部が設けられる。U字の2つの腕の自由端の間のスペースは連接部品83の第1の連結端を収容できるように適合される。
伝動部材8は、レバー7の移動(ここで説明する具体例では回動)をクランプ部材3の並進に変換するように適合されている。しかし、伝動部材8は、上に説明したものとは異なる運動変換機構を用いて設計することもできよう。
ここに説明する具体的実施例では、伝動部材8は、挟むべき調理容器の様々な厚さの側壁に対して把持装置1を適合させることができるようにするための補償ばね33も備える。補償ばね33は、スライダ84に対しては第1の端部(前方)で支えられ、クランプ部材3に設けられたスライダ84受け溝の底(後方)に対しては第2の端部(後方)で支えられる。補償ばね33は、挟むべき壁の厚さにクランプ形成部材3、4の締付けを調整することを可能にする。クランプ部材3が開位置にあるとき、スライダ84の端部は、補償ばね33の押圧の作用を受けて受け溝の前方に押し付けられて保持される。
2つの連接部品80および83は、レバー7が回動させられたとき、スライダ84を介して協働してクランプ部材3を並進駆動するように構成される。
ユーザーの手動操作の作用を受けてレバー7がその突出位置から引込み位置に向かう第1の向きに回動すると、伝動部材8はレバー7の回動移動を、支承面40の法線に対して角度αだけ傾いた方向5に沿ったクランプ部材3の並進移動であって、その開位置からその閉位置まで移行する並進移動へと変換する。より正確には、レバー7をその突出位置からその引込み位置まで軸70の周りに回動させると、軸81は、軸70の中心に合わせた円弧の軌跡に沿って移動駆動される。それにより、連接部品80をレバー7の回動の向きと反対向きに回動させることができ、スライダ84を並進方向5に沿って締付けの向きに長手方向に移動駆動することができる。スライダ84の駆動作用により、クランプ部材3は方向5に沿って締付けの向きにその開位置からその閉位置まで並進移動する。補償ばね33は、挟むべき壁の厚さに合わせて締付け幅を調整することを可能にする。
レバー7が、その引込み位置からその突出位置までの第2の向き(第1の向きと反対)に回動するときは、上述の運動は反対になる。
脱着可能な把持装置1は、解錠位置と錠止位置の間で、ここでは並進自在にグリップ本体2に取り付けられ、ユーザーが手動操作するようにされた錠止ボタン9も備える。錠止ボタン9は、戻しばね90によって錠止位置に戻される。錠止ボタン9は、レバー7と一体をなす掛止ストッパ92と協働してレバー7を引込み位置で錠止するようにされた下部掛止ヘッド91を備える。レバー7を解錠するには、ユーザーは錠止ボタン9をここでは前方に、その錠止位置からその解錠位置まで、ばね90の戻し作用に抗して手動で移動させなければならない。レバー7は、いったん解放されると、その引込み位置からその突出位置まで開放ばね20の戻し作用によって回動するように構成される。
図5から7に把持装置1の第2の実施形態を示した。これは、すでに説明したところと同じように、グリップ本体2、それぞれ可動および固定の2つのクランプ部材3、4、ならびに操作レバー7および伝動部材8を含む移動機構6を備える。図5から7に示した装置は、基本的に以下に説明する要素において上で説明した第1の実施形態とは異なっている。
可動クランプ部材3は、ここでは10°前後である傾き角α(または締付け角)をもつ方向5に沿って並進可動に取り付けられる。可動クランプ部材3は、丸みを与えられた連結部位を通して薄板状の駆動腕32によって後方が延びた前方支承垂れ部30を備える。
伝動部材8は、
− 腕32に沿って設けられた受け溝34内を摺動するように可動クランプ部材3に取り付けられたスライダ84と、
− 第1の前方端でグリップ本体2に対して軸81の周りを回動するように、第2の後方端でレバー7に設けられた溝71内を摺動するように、取り付けられた第1の連接部品80と、
− 第1の前方端で第1の連接部品80の第2の(後方)端に対して軸82の周りを回動するように(したがって溝71内を摺動するように)、第2の後方端でスライダ84に対して軸85の周りを回動するように、取り付けられた第2の連接部品83と
を備える。
スライダ84に対しては第1の前方端で、可動クランプ部材3に対して(ここでは受け溝34の後方底に対して)は第2の後方端でそれぞれ支えられる補償ばね33は、部材3、4によって形成されるクランプを挟むべき壁の厚さに調整することを可能にする。
クランプ部材3は、一方の端をグリップ本体2で支えられ、他方の端を可動クランプ部材3で支えられる開放ばね35(ここではねじりばね)によって開位置に戻される。
挟むべき調理容器の壁の厚さに調整された(締付け)閉位置で可動クランプ部材3を確実に拘止し、部材3および4によって閉ざされたクランプの離隔を防ぐため、脱着可能な把持装置1はブロック部材10をさらに備える。ブロック部材10は、解放位置と、挟むべき調理容器の壁の厚さに調整された閉位置でブロック部材10が可動クランプ部材3を拘止するブロック位置との間でグリップ本体2に対して可動に取り付けられる。ここに説明する具体的実施例では、拘止は、並進方向5と直交する締付け方向100の締付けによって行われる。
ブロック部材10は、突出位置から引込み位置への回動ストロークの最後でレバー7の作用を受けてその解放位置からそのブロック位置に移行するように構成される。より具体的には、移動機構6が、2つの連接部品80、83の間の軸82が第1の連接部品80とグリップ本体2の間の連結軸81および第2の連接部品83とスライダ84の間の連結軸85によって規定される直線を横断する位置として規定される不安定平衡位置と、その閉位置との間にあるとき、ブロック部材10は解放位置からブロック位置に移行する。レバー7およびブロック部材10は、レバー7の閉鎖時にレバー7の回動の最後でブロック部材10の解放位置からブロック位置への移行を操作して、ブロック部材10を作動させることができるように協働するように適合された移動爪および受け面(図示せず)をそれぞれ備える。移動爪および移動面は、レバーを備える移動手段によってブロック手段の移動を行うことができるようにした特許文献1に記載されたものと同様のものであることができる。
ここに説明する具体的実施例では、ブロック部材10は、長方形の外部リング101と、ピンチングローラ要素103を支持する内部ケージ102であって、リング101内に収められ、クランプ部材3の腕32に摺動自在に取り付けられた内部ケージ102とを備える。ここでは円柱形であるローラ要素103は、ケージ102の中に回転自在に取り付けられる。ローラ要素103は、腕32の両側、それぞれその上側と下側に並進方向5に対して横断方向に延び、ケージ102内をローラ要素103が自由に回転できる解放位置と、クランプ部材3の腕32をローラ要素103が挟み込むピンチング位置との間で締付け方向100に沿って並進可動に取り付けられる。外部リング101はグリップ本体2と一体をなす。外部リング101は、腕32の両側にそれぞれ配置された上部、下部の2つの内部勾配104を有しており、それぞれの勾配は対応するピンチングローラ要素103の近傍に配設される。これらの勾配104は、ローラ要素103の回転をブロックし、腕32を方向100沿いに挟み込んで方向5沿いのクランプ部材3の並進がブロックされるところまで締付け方向100に沿ってローラ要素103を移動させるように構成される。さらに、ブロック部材10は、ケージ102に付勢するように、すなわちケージ102に対してその錠止位置に向かう戻し作用を及ぼすように適合されたブロックばね105を備える。
こうして、ユーザーが操作レバー7をその突出位置からその引込み位置まで回動させるように手で動かすと、クランプ部材3は、補償ばね33の作用を受けて、締付け角αによって規定される方向5に沿って、挟まれる側壁の厚さに調整された締付け位置まで後方へ並進駆動される。当初、すなわちレバー7が突出(または開放)位置にあるときには、ブロック部材10は解放位置にあり、ローラ要素103はケージ102内で自由に回転することができる。ブロック部材10は、レバー7が回動の最後に引込み位置の近傍位置に到達するまでその解放位置に保持される。移動機構の不安定平衡位置と閉位置の間でレバー7がその引込み位置に到達する直前に、レバー7のその移動爪を介した作用とブロックばね105とを合わせた作用によって、ケージ102は解放位置からブロック位置へ前方に移動させられる。リング101に対するケージ102の相対的な移動により、ローラ要素103は、勾配104に対する反作用で、ローラ要素103が回転をブロックされてクランプ部材3の駆動腕32を挟み込むところまで方向100沿いに互いに向かって駆動され、そうすることで、調理容器の側壁の厚さに調整された締付け位置でのクランプ部材3の拘止が保証される。
特許文献1に記載されているものを始めとして、ブロック部材10のその他の変形実施形態も可能である。どのような場合であれ、ブロック部材10は、解放位置と、ブロック部材10が調整された締付け位置にクランプ部材3を摩擦などによって拘止するブロック位置との間でグリップ本体2に可動に取り付けられたブロック機構を備える。さらに、ブロック機構は、移動機構の駆動によって、その解放位置からブロック位置へ、移動機構の閉鎖のストロークの最後に、すなわち移動機構がその閉位置に到達する寸前に移行するように構成される。ブロック位置から解放位置への移行は、レバーの開放時に対応する形で行われる。

Claims (9)

  1. 調理容器(R)の壁の締付けクランプを形成する2つの部材(3、4)を備える脱着可能な調理容器把持装置であって、前記部材の一方(4)は固定で支承面(40)を有しており、他方の前記部材(3)は開位置と閉位置の間で並進可動であり、前記可動部材が締付けクランプの顎部を形成する下向きのL字形端部を有する把持装置において、前記締付けクランプの顎部を形成する前記可動部材(3)の前記下向きのL字形端部は、前記クランプの締付け時に、下向きの並進方向(5)であって、前記並進方向(5)を含む前記支承面(40)の正中面内で前記支承面(40)の法線(N)との間に0から90°の傾き角(α)をなす、並進方向(5)に沿って移動するように構成されることを特徴とする把持装置。
  2. 前記傾き角(α)が5°以上であることを特徴とする請求項1に記載の把持装置。
  3. 前記傾き角(α)が10°以上、とりわけ25°から35°の間であることを特徴とする請求項1に記載の把持装置。
  4. 解放位置と、可動クランプ部材(3)を摩擦によって閉位置で拘止するように構成されたブロック位置との間で可動なブロック部材(10)を備えることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の把持装置。
  5. 開位置と閉位置の間で手動操作されるように適合された移動機構(7、8)であって、前記移動機構が前記開位置から前記閉位置に移行する際に可動クランプ部材(3)を開位置から締付け閉位置に並進駆動するように適合された、移動機構(7、8)を備えることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の把持装置。
  6. ブロック部材(10)と前記移動機構(7、8)は、前記移動機構による駆動およびばね要素(105)による戻し作用によって、前記ブロック部材(10)をその解放位置からそのブロック位置に移行させるように協働するように構成されることを特徴とする請求項5に記載の把持装置。
  7. 前記ブロック部材(10)と前記移動機構(7、8)は、前記移動機構がその開位置からその閉位置に至るストロークの最後に前記ブロック部材(10)をその解放位置からそのブロック位置に移行させるように協働するように構成されることを特徴とする請求項6に記載の把持装置。
  8. ブロック部材(10)は、前記可動クランプ部材(3)の2つのピンチング要素(103)であって、前記可動クランプ部材(3)の前記並進方向(5)と直交する方向に沿って並進移動する、ピンチング要素(103)を備えることを特徴とする請求項4から請求項7のいずれか一項に記載の把持装置。
  9. 移動機構は、突出位置と引込み位置の間で回動するように適合された操作レバー(7)と、前記レバー(7)の回動を前記可動クランプ部材(3)の並進運動に変換するように構成された伝動部材(8)とを備えることを特徴とする請求項8に記載の把持装置。
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