JP6441815B2 - 調節式軟質コンタクトレンズ - Google Patents

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Description

(関連出願)
本PCT出願は、“An Accommodating Soft Contact Lens”と題され、2013年1月28日に出願された、米国出願第61/757,457号に対する優先権を主張するものであり、該米国出願の全開示は、参照により本明細書中に援用される。
本発明は、概して、老眼治療に関する。
眼が老化するにつれて、眼水晶体は、可変光強度を提供するために移動することが難しくなり、これは、老眼と称される症状である。若年対象では、眼水晶体は、ユーザが、クリアな焦点を伴って、物体の近方および遠方の両方に存在することができるように、種々の距離において視認することに対応することができる。しかしながら、眼が老化するにつれて、眼水晶体は、近方視力および遠方視力の両方に対応できなくなり、良好な遠方視力を伴う対象は、物体に近接して読むために、眼鏡を要求し得る。
老眼を治療する以前の方法および装置は、少なくともいくつかの点において、準理想的治療を提供する。老眼の以前の治療は、二重焦点眼鏡、累進多焦点レンズ、および多焦点コンタクトレンズ、ならびに老眼鏡および調節式眼内レンズを含む。少なくとも一部の対象は、眼鏡に耐性がなく、眼鏡は、少なくともいくつかの状況では、装着が困難であり得る。多焦点レンズは、少なくともいくつかの事例では、少なくとも部分的に、近方および遠方視力の両方において、視力を劣化させ得る。眼内レンズは、外科手術を要求し、より侵襲的であり得、少なくともいくつかの事例では、理想的ではないであろう。
多焦点コンタクトレンズが、提案されているが、そのようなレンズは、少なくともいくつかの事例では、準理想的結果をもたらす。多焦点コンタクトレンズは、異なる光強度の2つ以上の光学ゾーンを有し得る。少なくともいくつかの事例では、異なる光強度のこれらのゾーンのうちの1つは、網膜上で焦点がずれた光を眼に透過させ得、対象の視力を劣化させる。角膜上に移植するコンタクトレンズが、可変焦点を提供するために提案されているが、そのようなレンズは、対象が使用するには幾分困難であり、少なくともいくつかの事例では、準理想的結果をもたらし得る。多焦点コンタクトレンズの実施例は、例えば、特許第US7,517,084号、第US7,322,695号、第US7,503,652号、第US6,092,899号、および第US7,810,925号に説明されている。
調節式コンタクトレンズは、以前から提案されているが、以前の調節式コンタクトレンズは、少なくともいくつかの事例では、準理想的であり得る。例えば、以前の調節式コンタクトレンズの光学特性は、準理想的であり得る。例えば、以前の調節式コンタクトレンズの可変領域の中心形状の形状は、眼が対応すると、幾分歪曲され得、調節式光学ゾーンは、理想的であろうものより幾分小さくあり得る。また、以前のレンズの光学ゾーンは、幾分不規則的に成形され得、光強度の準理想的変化を提供し得る。また、以前の調節式コンタクトレンズの材料は、公知のコンタクトレンズ材料との組み合わせに準理想的に適合され得、以前の調節式コンタクトレンズが眼上に装着され得る範囲は、少なくともいくつかの事例では、準理想的である。調節式コンタクトレンズは、例えば、第WO91/10154号、第US7,699,462号、第US7,694,464号、および第USP7,452,075号に説明されている。
実施形態に関連する研究もまた、以前の調節式コンタクトレンズが、大量製造に準理想的に適合され、以前の調節式コンタクトレンズの少なくともいくつかが、少なくともいくつかの事例では、大量生産が困難であり得ることを示唆する。
理想的には、改良された調節式コンタクトレンズは、調節をユーザに提供し、使用が容易であって、高品質近方視力および遠方視力を提供し、公知の安全コンタクトレンズ材料と互換性があり、かつ容易に製造されるであろう。これらの目的のうちの少なくともいくつかは、本明細書に開示されるような実施形態を用いて充足される。
米国特許第7,517,084号明細書 米国特許第7,322,695号明細書 米国特許第7,503,652号明細書 米国特許第6,092,899号明細書 米国特許第7,810,925号明細書 国際公開第91/10154号 米国特許第7,699,462号明細書 米国特許第7,694,464号明細書 米国特許第7,452,075号明細書
本発明の実施形態は、可変焦点レンズのための改良された方法および装置を提供する。
多くの実施形態では、調節式コンタクトレンズは、光学チャンバと、光学チャンバと1つ以上の眼瞼係合チャンバとの間に延在するマイクロチャネル等のチャネルを備える1つ以上の延在部を用いて、光学チャンバに結合される1つ以上の眼瞼係合チャンバとを備える、可変焦点光学モジュールを備える。多くの実施形態では、モジュールは、コンタクトレンズ内への留置に先立って、またはコンタクトレンズからの除去に応じて、自己支持可能な自己支持モジュールを備え、延在部は、モジュールが、コンタクトレンズ内への封入に先立って、取り扱われ、留置されるとき等、チャンバおよび1つ以上のチャンバを自立構成に支持および接続するために十分な強度を備えてもよい。モジュールは、1つ以上の光透過性材料を備えてもよく、改良された光学矯正を提供し、ヒドロゲル等の軟質コンタクトレンズ材料と組み合わせられることができる。多くの実施形態では、モジュールは、歪曲量減少および改良された眼瞼誘発圧への応答性を伴って、可変光強度を正確に提供するために、上側膜と下側膜との間に延在する、支持構造を備える。支持構造は、流体圧力に応答して偏向されるとき、1つ以上の膜の光学歪曲を阻止するために、上側膜または下側膜または両方を上回る剛度を有する、硬質支持構造を備えてもよい。多くの実施形態では、支持構造は、チャンバ、1つ以上のチャンバ、および延在部の周囲に延在し、剛度をモジュールに追加し、モジュールが、コンタクトレンズ内への封入に先立って取り扱われるとき、モジュールの取扱を促進する。支持構造は、チャンバ、複数のチャンバのそれぞれ、および複数の延在部のそれぞれの周囲に延在し、剛度を追加されてもよい。多くの実施形態では、支持構造は、チャンバ、1つ以上のモジュール、および1つ以上の延在部の周囲に延在するフランジを備える。
モジュールは、コンタクトレンズ内に封入され、コンタクトレンズの光学矯正ゾーン内で遠方視力矯正等の眼の屈折矯正を提供することができ、これはまた、眼瞼がレンズに係合するとき、近方視力矯正も改善することができる。モジュールの構造は、モジュールの構造が、視力矯正および改良された近方視力矯正を提供するために、レンズの光学矯正ゾーン内に封入され得るように、コンタクトレンズ材料の屈折率に類似する屈折率を有する光透過性材料を備えてもよい。コンタクトレンズ材料に類似するレンズの屈折率を有するモジュールの構造は、中心光学チャンバ、光学チャンバの支持構造、1つ以上の眼瞼係合チャンバ、光学チャンバと1つ以上の眼瞼係合チャンバとの間に延在する1つ以上の延在部、光学チャンバを1つ以上の眼瞼係合チャンバに結合するモジュールの流体、または開口部を備えるアンカ構造のうちの1つ以上を備えてもよい。モジュールは、前部表面および後部表面を備えてもよい。コンタクトレンズ材料の封入は、光学矯正を提供するために、コンタクトレンズ前部表面とモジュール前部表面との間に延在する前部厚プロファイルと、コンタクトレンズ後部表面とモジュール後部表面との間に延在する後部厚プロファイルとを備えてもよい。前部厚プロファイルおよび後部厚プロファイルは、延在部、アンカ、支持構造、または眼瞼係合チャンバのうちの1つ以上の少なくとも一部等の構造を備える、レンズの一部を用いて、光学矯正を提供するために、1つ以上のモジュール構造のそれぞれから延在することができる。
多くの実施形態では、モジュールは、調節式モジュールをヒドロゲル等の軟質コンタクトレンズ材料に結合するためのアンカを備え、アンカは、複数の開口部を有する1つ以上のフランジを備え、ヒドロゲル材料への結合を改善してもよい。モジュールは、軟質コンタクトレンズ材料の剛度を上回る剛度を備えてもよく、アンカは、軟質コンタクトレンズが偏向または屈曲されるとき、その中に封入されるモジュールからの軟質コンタクトレンズ材料の分離を阻止することができる。
多くの実施形態では、1つ以上のチャンバは、光強度の漸増を提供するように配列される、複数のチャンバを備える。複数のチャンバは、第1のチャンバおよび第2のチャンバを備えてもよく、それぞれ、チャンバに結合される。第1のチャンバおよび第2のチャンバは、下方視に応じて、第2のチャンバに係合する前に、眼瞼と第1のチャンバが係合するように、チャンバに対して位置付けられてもよい。付加的下方視に応じて、第2のチャンバおよび第1のチャンバは両方とも、眼瞼によって係合され、近方視力矯正に対応する付加的曲率を中心チャンバに提供することができる。複数のチャンバは、必要に応じて、付加的チャンバを備えてもよい。
多くの実施形態では、モジュールの流体は、眼瞼が1つ以上のチャンバに係合するのに応答して、光学モジュールの付加的光強度の応答性を増加させ、かつ眼瞼が1つ以上のチャンバから離れるのに応答して、光学モジュールの光強度の減少の応答性を増加させるために、正圧を備え、光学チャンバと1つ以上の眼瞼係合チャンバとの間の流体連通を促進する。光学チャンバと1つ以上のチャンバとの間の1つ以上の延在部に沿って延在し得る、支持構造は、チャンバと1つ以上のチャンバ間の流体連通を促進することができ、支持構造は、チャンバ、1つ以上のチャンバ、および1つ以上の延在部のそれぞれの周囲に延在し、チャンバ間の流体連通を促進してもよい。
本開示のある側面は、コンタクトレンズと併用可能な調節式モジュールを提供する。調節式モジュールは、チャンバと、1つ以上のチャネルを用いてチャンバに結合される、1つ以上のチャンバとを備えてもよい。
本開示の別の側面は、調節式コンタクトレンズを提供する。調節式コンタクトレンズは、軟質コンタクトレンズ材料内に封入される調節式モジュールを備えてもよい。調節式モジュールは、シールされたモジュールを備えてもよい。シールされたモジュールは、チャンバと、上側膜と、下側膜と、1つ以上の延在部と、1つ以上のチャンバとを備えてもよい。チャンバは、チャンバの周囲に延在する支持構造を備えてもよい。支持構造は、上側部分および下側部分を備えてもよい。上側膜および下側膜は、チャンバを画定するように、それぞれ、上側部分および下側部分に結合されてもよい。1つ以上の延在部はそれぞれ、チャネルを備えてもよい。1つ以上のチャンバは、1つ以上の延在部を用いて、チャンバに結合されてもよい。1つ以上のチャンバは、流体を備えてもよい。
支持構造は、流体が、1つ以上のチャンバからチャンバに伝送されるとき、上側膜または下側膜のうちの1つ以上の光学歪曲を阻止するために、コンタクトレンズが調節をするとき、支持構造近傍の上側膜および下側膜の外側部分間に略固定距離を伴って、上側膜および下側膜を保持してもよい。
シールされたモジュールは、軟質コンタクトレンズの光学の幾何学的中心が、流体モジュールのチャンバの幾何学的中心と共線形であるように、軟質コンタクトレンズの内側に位置してもよい。
1つ以上の延在部のそれぞれのチャネルは、断面幅および断面高さを備えてもよい。断面幅は、断面高さを上回ってもよい。1つ以上の延在部はそれぞれ、上側膜および下側膜を備えてもよい。断面幅は、約10um−約1.5mmの範囲内の距離を備えてもよい。断面高さは、約10um−約50umの範囲内の距離を備えてもよい。延在部は、約0.5mm−約3mmの範囲内のチャンバと1つ以上のチャンバとの間に延在する距離に延在する長さを備えてもよい。
チャンバおよび1つ以上のチャンバはそれぞれ、正圧を備えてもよい。チャンバおよび1つ以上のチャンバはそれぞれ、正圧を備え、チャンバと2つ以上のチャンバとの間の流体連通および応答性を促進するために、チャンバの上側膜および1つ以上のチャンバの上側膜の偏向を提供してもよい。チャンバの上側膜は、第1の弾性偏向を備えてもよい。1つ以上のチャンバの上側膜は、第2の弾性偏向を備えてもよい。第1の弾性偏向の力は、チャンバおよび1つ以上のチャンバ内の流体の圧力を維持するために、第2の弾性偏向の力に対抗してもよい。
コンタクトレンズの上部表面および底部表面は、モジュールにわたって延在してもよい。流体の屈折率は、約1.44−1.55の範囲内であってもよい。上側膜および下側膜は、約0.05以内の類似屈折率を備えてもよい。チャンバは、約3mm−約5mmの範囲内の内径を備えてもよい。
調節式モジュールは、チャンバまたは1つ以上のチャンバのうちの1つ以上に接続されるアンカを備えてもよい。アンカは、支持構造に接続されてもよい。アンカは、複数の開口部を有するフランジを備えてもよく、コンタクトレンズの軟質材料は、複数の開口部を通して延在してもよい。アンカは、チャンバの周囲に位置する複数のアンカを備えてもよく、複数のアンカはそれぞれ、フランジ内に複数の開口部を備えてもよい。アンカは、複数のアンカを備えてもよい。
支持構造は、チャンバの周囲に延在する、リング、卵形、または環状体のうちの1つ以上を備えてもよい。
支持構造は、チャンバを横断する最大寸法を画定してもよい。チャンバを横断する最大距離は、上側表面または下側表面のうちの1つ以上の曲率が、増加し、光強度の増加を提供するとき、略固定のままであってもよい。
支持構造は、上側膜または下側膜のうちの1つ以上に類似する材料を備えてもよい。
支持構造は、上側膜または下側膜のうちの1つ以上の材料を備えてもよい。支持構造は、チャンバの周囲に延在する硬質構造を備えてもよく、上側膜または下側膜のうちの1つ以上の厚さを上回る厚さを備え、剛性を硬質構造に追加してもよい。支持構造は、上側膜の材料および下側膜の材料を備えてもよい。また、上側膜の材料は、下側膜の材料に接合され、支持構造を画定し、剛度を支持構造に追加してもよい。
支持構造は、上側膜の曲率が増加し、少なくとも約1.5ジオプターの光強度を提供するとき、略固定内径および略固定長を有する環状構造を備えてもよい。
支持構造は、上側膜に接続されてもよい。上側膜は、眼瞼の圧力に応答して、球状形状を偏向させてもよい。硬質構造は、球状形状を提供するために、上側膜が球状形状に偏向するとき、それにわたる略固定最大寸法を備えてもよい。
モジュールは、コンタクトレンズから除去されるとき、自己支持可能な自己支持モジュールを備えてもよい。
支持構造は、上側膜の剛度を上回る剛度を備える、硬質構造を備えてもよい。
支持構造は、上側膜および下側膜の長さに対応する眼の光学軸に沿って延在する長さを備えてもよい。
上側膜は、上側膜厚を備えてもよい。下側膜は、下側膜厚を備えてもよい。上側フランジは、上側膜から上側距離に延在してもよい。下側フランジは、下側膜から下側距離に延在してもよい。下側距離は、下側厚を上回ってもよい。上側距離は、上側厚を上回ってもよい。上側フランジは、下側フランジに接合されてもよい。上側フランジは、下側フランジに接合され、支持構造を画定してもよい。
1つ以上のチャンバはそれぞれ、下側膜および上側膜を備えてもよく、上側フランジは、上側膜から延在し、下側フランジは、下側膜から延在する。上側フランジは、下側フランジに接合され、1つ以上のチャンバのそれぞれの周囲に延在する支持構造を画定してもよい。
1つ以上の延在部のそれぞれは、下側膜および上側膜を備えてもよく、上側フランジは、上側膜から延在し、下側フランジは、下側膜から延在する。上側フランジは、下側フランジに接合され、1つ以上のチャンバのそれぞれの周囲に延在する支持構造を画定してもよい。
モジュールは、上側厚を有する上側面および上側厚を上回る下側厚を有する下側面を備えてもよい。モジュールは、上側面および下側面の配向を示すための印を備えてもよい。印は、上側面または下側面を識別するためのマーカーまたは構造の配列のうちの1つ以上を備えてもよい。モジュールは、コンタクトレンズの光学ゾーンを通して延在する正中線を備えてもよい。モジュールは、正中線を中心として配置されてもよい。正中線の第1の側のマーカーまたは構造の配列は、上側配向における上側面を識別してもよい。正中線の第2の側のマーカーまたは構造の配列は、下側構成における上側面を識別してもよい。正中線は、ユーザが直立するとき、垂直方向の約+/−15度以内に配向され、均一な重量分布を提供し、眼の光学軸を中心とした角膜に対するレンズのサイクロイド回転を阻止してもよい。マーカーまたは構造の配列は、コンタクトレンズ材料の屈折率に類似する屈折率を備え、コンタクトレンズ材料がモジュールを封入するとき、マーカーまたは構造の配列の可視性を阻止してもよい。マーカーまたは配列は、モジュールが空気に暴露されるとき、可視となってもよい。構造の配列は、モジュールのアンカ内の開口部の配列を備えてもよい。マーカーは、モジュール上のマーキングを備えてもよい。
コンタクトレンズは、眼の屈折異常を矯正するための光学矯正ゾーンを備えてもよい。眼瞼係合チャンバ、延在部、支持構造、またはアンカのうちの1つ以上は、少なくとも部分的に、光学矯正ゾーン内に延在してもよい。
光学矯正ゾーンは、コンタクトレンズのレンズ前部表面およびレンズ後部表面を備えてもよい。モジュールは、モジュール前部表面およびモジュール後部表面を備えてもよい。コンタクトレンズ材料は、レンズ前部表面とモジュール前部表面との間に延在する前部厚プロファイルと、レンズ後部表面とモジュール後部表面との間に延在する後部厚プロファイルとを備えてもよい。モジュールは、モジュール前部表面とモジュール後部表面との間に延在するモジュール厚さプロファイルを備えてもよい。前部厚プロファイル、後部厚プロファイル、およびモジュール厚さプロファイルはともに、眼の視力を矯正するための光学矯正ゾーンの光強度を提供してもよい。
眼瞼係合チャンバの少なくとも一部は、光学矯正ゾーン内に延在してもよい。少なくとも一部を通して透過される光は、眼の視力を矯正してもよい。
延在部の少なくとも一部は、光学矯正ゾーン内に延在してもよい。少なくとも一部を通して透過される光は、眼の視力を矯正してもよい。
支持構造の少なくとも一部は、光学矯正ゾーン内に延在してもよい。少なくとも一部を通して透過される光は、眼の視力を矯正してもよい。
アンカの少なくとも一部は、光学矯正ゾーン内に延在してもよい。少なくとも一部を通して透過される光は、眼の視力を矯正してもよい。アンカは、1つ以上の開口部を備えてもよく、コンタクトレンズ材料は、1つ以上の開口部を通して延在してもよい。光透過性支持材料は、1つ以上の開口部の周囲に延在し、開口部を画定してもよい。光透過性支持材料およびコンタクトレンズ材料は光学アーチファクトを阻止するための類似屈折率を備えてもよい。
本開示の別の側面は、調節式コンタクトレンズを提供する。調節式コンタクトレンズは、光学チャンバの周囲に延在する、支持構造と、光学チャンバに結合される、1つ以上のチャンバと、支持構造および1つ以上のチャンバを封入する、軟質材料とを備える。支持構造は、上側部分および下側部分を備えてもよい。コンタクトレンズはさらに、上側部分に結合される、上側膜と、下側部分に結合される、下側膜と、それぞれ、光学チャンバおよび1つ以上のチャンバに結合されるチャネルを備える、1つ以上の延在部とを備えてもよい。軟質コンタクトレンズ材料は、1つ以上の延在部を封入してもよい。1つ以上のチャンバに対する眼瞼の圧力は、コンタクトレンズの上側膜および上側表面を偏向させてもよい。
本開示の別の側面は、円形対称中心チャンバをさらに備える、密閉シールされた流体充填モジュールを備える、調節式軟質コンタクトレンズを提供する。レンズは、下方視に応じて、その屈折力を少なくとも0.5ジオプターだけ改変してもよい。多くの実施形態では、レンズは、下方視に応じて、その屈折力を少なくとも1.5ジオプターだけ改変する。
モジュールは、中心チャンバおよび少なくとも1つの周辺チャンバを備えてもよい。モジュールは、該中心チャンバおよび該周辺チャンバを接続する、1つ以上のマイクロチャネルを備えてもよい。
モジュールは、該モジュールの壁を通して浸透することができない流体で充填されてもよい。
チャンバは、円筒形形状であってもよく、上部表面および底部表面上に比較的に可撓性膜を備えてもよい。さらに、チャンバは、縁に比較的に剛性膜を備えてもよい。チャンバは、直径4.0−5.0mmであってもよい。チャンバの縁は、長さ10−40ミクロンである。
調節式コンタクトレンズはさらに、中心チャンバの上部表面および底部表面を備える、膜を備えてもよい。膜は、公称厚5−25ミクロン以内で変動してもよい。底部表面を備える膜の厚さは、上部表面を備える膜の厚さを上回ってもよい。膜は、その中の流体およびコンタクトレンズのものとも略等しい屈折率を有してもよい。
1つ以上のマイクロチャネルは、該中心チャンバの縁に接続されてもよい。中心チャンバは、任意の泡または断続性の存在を伴わずに、流体で完全に充填されてもよい。
モジュールは、中心チャンバおよび周辺チャンバを接続する、1つ以上のマイクロチャネルを備えてもよい。中心チャンバは、流体がマイクロチャネルを通してその中に注入されると、膨張されてもよい。膨張は、該中心チャンバの上部表面を備える膜の曲率の減少を生じさせてもよい。
中心チャンバは、上部表面または底部表面において、円形または伸長形形状のいずれかであってもよい。
周辺チャンバは、マイクロチャネルを用いて、中心チャンバに接続されてもよい。チャンバの総体積は、0.2−0.5マイクロリットルの範囲内であってもよい。チャンバおよびマイクロチャネル内の流体は、コンタクトレンズのものおよび該中心チャンバの上部表面および底部表面を備える膜のものにも略等しい、屈折率を有してもよい。流体は、フッ化炭素、シロキサン、エステル、またはエーテルを備えてもよい。マイクロチャネルは、20−50ミクロンの範囲内の内径を有してもよい。マイクロチャネルは、その内側表面上に、その中の流体の流動を選好方向に変調するように配向される、微小くぼみを有してもよい。
本開示の別の側面は、密閉シールされた流体充填モジュールを備え得る、調節式軟質コンタクトレンズを提供する。流体充填モジュールはさらに、円形対称中心チャンバを備えてもよい。モジュールは、コンタクトレンズ内に埋め込まれてもよく、モジュールの前部表面は、該レンズの前部表面の5ミクロン−15ミクロン以内である。
本明細書に説明される調節式コンタクトレンズのいずれかでは、1つ以上のチャンバは、光強度の漸増を提供するために、眼瞼と選択的に係合されるように配列される、複数のチャンバを備えてもよい。
複数のチャンバは、第1のチャンバおよび第2のチャンバを備えてもよい。第1のチャンバおよび第2のチャンバは、第1のチャンバが係合されると、第1の量の中間視力矯正を提供するために、第2のチャンバの前に、第1のチャンバと眼瞼を係合するように配列されてもよい。第1のチャンバおよび第2のチャンバは、近方視力矯正に対応する第2の量の光学矯正を提供するために、第2のチャンバおよび第1のチャンバと眼瞼をともに係合するように配列されてもよい。
第1のチャンバおよび第2のチャンバは、第1のチャンバが眼瞼縁と係合されると、第1の量の中間視力矯正を提供するために、第2のチャンバの前に、第1のチャンバと眼瞼縁を係合するように配列されてもよい。第1のチャンバおよび第2のチャンバは、近方視力矯正に対応する第2の量の光学矯正を提供するために、第2のチャンバおよび第1のチャンバと眼瞼縁をともに係合するように配列されてもよい。
第1のチャンバおよび第2のチャンバは、第1のチャンバが眼瞼縁と係合されると、第1の量の中間視力矯正を提供するために、第2のチャンバの前に、第1のチャンバと眼瞼縁を係合するように配列されてもよい。第1のチャンバおよび第2のチャンバは、近方視力矯正に対応する第2の量の光学矯正を提供するために、第2のチャンバおよび第1のチャンバと眼瞼縁をともに係合するように配列されてもよい。
本開示の別の側面は、眼を治療する方法を提供する。チャンバとチャンバに結合される、1つ以上のチャンバとを備える、調節式コンタクトレンズが、提供される。調節式コンタクトレンズはさらに、コンタクトレンズ内に封入される光透過性モジュールを備えてもよい。モジュールは、チャンバおよび1つ以上のチャンバを備えてもよく、光透過性モジュールは、コンタクトレンズの光透過性コンタクトレンズ材料内に封入されてもよい。支持構造は、チャンバの周囲に延在し、歪曲を阻止してもよい。複数のアンカが、光透過性チャンバおよび1つ以上のチャンバをコンタクトレンズの光透過性ヒドロゲル材料に結合してもよい。1つ以上のチャンバは、眼瞼の係合の増加に伴って、光強度の漸増を提供するように配列される、複数のチャンバを備えてもよい。
例えば、本願発明は以下の項目を提供する。
(項目1)
コンタクトレンズと併用可能な調節式モジュールであって、
チャンバと、1つ以上のチャネルを用いて前記チャンバに結合される、1つ以上のチャンバとを備える、調節式モジュール。
(項目2)
調節式コンタクトレンズであって、
軟質コンタクトレンズ材料内に封入される調節式モジュールを備える、調節式コンタクトレンズ。
(項目3)
前記調節式モジュールは、シールされたモジュールを備え、前記シールされたモジュールは、
チャンバの周囲に延在する支持構造を備える、チャンバであって、前記支持構造は、上側部分および下側部分を備える、チャンバと、
前記チャンバを画定するように、それぞれ、前記上側部分および前記下側部分に結合される、上側膜および下側膜と、
それぞれ、チャネルを備える、1つ以上の延在部と、
前記1つ以上の延在部を用いて前記チャンバに結合される、1つ以上のチャンバであって、流体を備える、1つ以上のチャンバと、
を備える、項目2に記載の調節式コンタクトレンズ。
(項目4)
前記支持構造は、流体が、前記1つ以上のチャンバから前記チャンバに伝送されるとき、前記上側膜または前記下側膜のうちの1つ以上の光学歪曲を阻止するために、前記コンタクトレンズが調節をするとき、前記支持構造近傍の前記上側膜および前記下側膜の外側部分間に略固定距離を伴って、前記上側膜および前記下側膜を保持する、項目3に記載の調節式コンタクトレンズ。
(項目5)
前記シールされたモジュールは、前記軟質コンタクトレンズの光学の幾何学的中心が、前記流体モジュールのチャンバの幾何学的中心と共線形であるように、前記軟質コンタクトレンズの内側に位置する、項目3に記載の調節式コンタクトレンズ。
(項目6)
前記1つ以上の延在部のそれぞれのチャネルは、断面幅および断面高さを備え、前記断面幅は、前記断面高さを上回り、前記1つ以上の延在部のそれぞれは、上側膜および下側膜を備える、項目3に記載の調節式コンタクトレンズ。
(項目7)
前記断面幅は、約10um−約1.5mmの範囲内の距離を備え、前記断面高さは、約10um−約50umの範囲内の距離を備え、前記延在部は、約0.5mm−約3mmの範囲内の前記チャンバと前記1つ以上のチャンバとの間に延在する距離だけ延在する長さを備える、項目6に記載の調節式コンタクトレンズ。
(項目8)
前記チャンバおよび前記1つ以上のチャンバはそれぞれ、正圧を備える、項目3に記載の調節式コンタクトレンズ。
(項目9)
前記チャンバおよび前記1つ以上のチャンバはそれぞれ、正圧を備え、前記チャンバと2つ以上のチャンバとの間の流体連通および応答性を促進するために、前記チャンバの上側膜および前記1つ以上のチャンバの上側膜の偏向を提供する、項目8に記載の調節式コンタクトレンズ。
(項目10)
前記チャンバの上側膜は、第1の弾性偏向を備え、前記1つ以上のチャンバの上側膜は第2の弾性偏向を備え、前記第1の弾性偏向の力は、前記チャンバおよび前記1つ以上のチャンバ内の流体の圧力を維持するために、前記第2の弾性偏向の力に対抗する、項目8に記載の調節式コンタクトレンズ。
(項目11)
前記コンタクトレンズの上部表面および底部表面は、前記モジュールにわたって延在する、項目3に記載の調節式コンタクトレンズ。
(項目12)
前記流体の屈折率は、約1.44−1.55の範囲内であって、前記上側膜および前記下側膜は、約0.05以内の類似屈折率を備える、項目3に記載の調節式コンタクトレンズ。
(項目13)
前記チャンバは、約3mm−約5mmの範囲内の内径を備える、項目3に記載の調節式コンタクトレンズ。
(項目14)
前記調節式モジュールは、前記チャンバまたは前記1つ以上のチャンバのうちの1つ以上に接続されるアンカを備える、項目3に記載の調節式コンタクトレンズ。
(項目15)
前記アンカは、前記支持構造に接続される、項目14に記載の調節式コンタクトレンズ。
(項目16)
前記アンカは、複数の開口部を有するフランジを備え、前記コンタクトレンズの軟質材料は、前記複数の開口部を通して延在する、項目14に記載の調節式コンタクトレンズ。
(項目17)
前記アンカは、前記チャンバの周囲に位置する複数のアンカを備え、前記複数のアンカはそれぞれ、フランジ内に複数の開口部を備える、項目14に記載の調節式コンタクトレンズ。
(項目18)
前記アンカは、複数のアンカを備える、項目14に記載の調節式コンタクトレンズ。
(項目19)
前記支持構造は、前記チャンバの周囲に延在する、リング、卵形、または環状体のうちの1つ以上を備える、項目3に記載の調節式コンタクトレンズ。
(項目20)
前記支持構造は、前記チャンバを横断する最大寸法を画定し、前記チャンバを横断する最大距離は、前記上側表面または下側表面のうちの1つ以上の曲率が、増加し、光強度の増加を提供するとき、略固定のままである、項目3に記載の調節式コンタクトレンズ。
(項目21)
前記支持構造は、前記上側膜または前記下側膜のうちの1つ以上に類似する材料を備える、項目3に記載の調節式コンタクトレンズ。
(項目22)
前記支持構造は、前記上側膜または前記下側膜のうちの1つ以上の材料を備える、項目3に記載の調節式コンタクトレンズ。
(項目23)
前記支持構造は、前記チャンバの周囲に延在する硬質構造を備え、前記上側膜または前記下側膜のうちの1つ以上の厚さを上回る厚さを備え、剛性を前記硬質構造に追加する、項目3に記載の調節式コンタクトレンズ。
(項目24)
前記支持構造は、前記上側膜の材料および前記下側膜の材料を備え、前記上側膜の材料は、前記下側膜の材料に接合され、前記支持構造を画定し、剛度を前記支持構造に追加する、項目22または23に記載の調節式コンタクトレンズ。
(項目25)
前記支持構造は、前記上側膜の曲率が増加し、少なくとも約1.5ジオプターの光強度を提供するとき、略固定内径および略固定長を有する環状構造を備える、項目3に記載の調節式コンタクトレンズ。
(項目26)
前記支持構造は、前記上側膜に接続され、前記上側膜は、眼瞼の圧力に応答して、球状形状に偏向し、前記硬質構造は、前記上側膜が前記球状形状に偏向するとき、前記球状形状を提供するために、横断して略固定最大寸法を備える、項目3に記載の調節式コンタクトレンズ。
(項目27)
前記モジュールは、前記コンタクトレンズから除去されるとき、自己支持可能な自己支持モジュールを備える、項目3に記載の調節式コンタクトレンズ。
(項目28)
前記支持構造は、前記上側膜の剛度を上回る剛度を備える、硬質構造を備える、項目3に記載の調節式コンタクトレンズ。
(項目29)
前記支持構造は、前記上側膜および前記下側膜の長さに対応する眼の光学軸に沿って延在する長さを備える、項目3に記載の調節式コンタクトレンズ。
(項目30)
前記上側膜は、上側膜厚を備え、前記下側膜は、下側膜厚を備え、上側フランジは、前記上側膜から上側距離に延在し、下側フランジは、前記下側膜から下側距離に延在し、前記下側距離は、前記下側厚を上回り、前記上側距離は、前記上側厚を上回る、項目3に記載の調節式コンタクトレンズ。
(項目31)
前記上側フランジは、前記下側フランジに接合され、前記上側フランジは、前記下側フランジに接合され、前記支持構造を画定する、項目30に記載の調節式コンタクトレンズ。
(項目32)
前記1つ以上のチャンバはそれぞれ、下側膜および上側膜を備え、上側フランジは、前記上側膜から延在し、下側フランジは、前記下側膜から延在し、前記上側フランジは、前記下側フランジに接合され、前記1つ以上のチャンバのそれぞれの周囲に延在する支持構造を画定する、項目3に記載の調節式コンタクトレンズ。
(項目33)
前記1つ以上の延在部のそれぞれは、下側膜および上側膜を備え、上側フランジは、前記上側膜から延在し、下側フランジは、前記下側膜から延在し、前記上側フランジは、前記下側フランジに接合され、前記1つ以上のチャンバのそれぞれの周囲に延在する支持構造を画定する、項目3に記載の調節式コンタクトレンズ。
(項目34)
前記モジュールは、上側厚を有する上側面および前記上側厚を上回る下側厚を有する下側面を備え、前記モジュールは、前記上側面および前記下側面の配向を示すための印を備える、項目3に記載の調節式コンタクトレンズ。
(項目35)
前記印は、前記上側面または前記下側面を識別するためのマーカーまたは構造の配列のうちの1つ以上を備える、項目34に記載の調節式コンタクトレンズ。
(項目36)
前記モジュールは、前記コンタクトレンズの光学ゾーンを通して延在する正中線を備え、前記モジュールは、前記正中線を中心として配置され、前記正中線の第1の側のマーカーまたは構造の配列は、上側配向における上側面を識別し、前記正中線の第2の側のマーカーまたは配列は、下側構成における上側面を識別する、項目35に記載の調節式コンタクトレンズ。
(項目37)
前記正中線は、前記ユーザが直立するとき、垂直方向の約+/−15度以内に配向され、均一な重量分布を提供し、眼の光学軸を中心とした角膜に対する前記レンズのサイクロイド回転を阻止する、項目36に記載の調節式コンタクトレンズ。
(項目38)
前記マーカーまたは構造の配列は、前記コンタクトレンズ材料の屈折率に類似する屈折率を備え、前記コンタクトレンズ材料が前記モジュールを封入するとき、前記マーカーまたは構造の配列の可視性を阻止し、前記マーカーまたは配列は、前記モジュールが空気に暴露されるとき、可視となる、項目36に記載の調節式コンタクトレンズ。
(項目39)
前記構造の配列は、前記モジュールのアンカ内の開口部の配列を備える、または前記マーカーは、前記モジュール上のマーキングを備える、項目34に記載の調節式コンタクトレンズ。
(項目40)
前記コンタクトレンズは、眼の屈折異常を矯正するための光学矯正ゾーンを備え、眼瞼係合チャンバ、延在部、支持構造、またはアンカのうちの1つ以上は、少なくとも部分的に、前記光学矯正ゾーン内に延在する、項目2に記載の調節式コンタクトレンズ。
(項目41)
前記光学矯正ゾーンは、前記コンタクトレンズのレンズ前部表面およびレンズ後部表面を備え、前記モジュールは、モジュール前部表面およびモジュール後部表面を備え、前記コンタクトレンズ材料は、前記レンズ前部表面と前記モジュール前部表面との間に延在する前部厚プロファイルおよび前記レンズ後部表面と前記モジュール後部表面との間に延在する後部厚プロファイルを備え、前記モジュールは、前記モジュール前部表面と前記モジュール後部表面との間に延在するモジュール厚さプロファイルを備え、前記前部厚プロファイル、前記後部厚プロファイル、および前記モジュール厚さプロファイルはともに、眼の視力を矯正するための前記光学矯正ゾーンの光強度を提供する、項目40に記載の調節式コンタクトレンズ。
(項目42)
眼瞼係合チャンバの少なくとも一部は、前記光学矯正ゾーン内に延在し、前記少なくとも一部を通して透過される光は、眼の視力を矯正する、項目40に記載の調節式コンタクトレンズ。
(項目43)
前記延在部の少なくとも一部は、前記光学矯正ゾーン内に延在し、前記少なくとも一部を通して透過される光は、眼の視力を矯正する、項目40に記載の調節式コンタクトレンズ。
(項目44)
前記支持構造の少なくとも一部は、前記光学矯正ゾーン内に延在し、前記少なくとも一部を通して透過される光は、眼の視力を矯正する、項目40に記載の調節式コンタクトレンズ。
(項目45)
前記アンカの少なくとも一部は、前記光学矯正ゾーン内に延在し、前記少なくとも一部を通して透過される光は、眼の視力を矯正する、項目40に記載の調節式コンタクトレンズ。
(項目46)
前記アンカは、1つ以上の開口部を備え、前記コンタクトレンズ材料は、前記1つ以上の開口部を通して延在し、光透過性支持材料は、前記1つ以上の開口部の周囲に延在し、前記開口部を画定し、前記光透過性支持材料および前記コンタクトレンズ材料は、光学アーチファクトを阻止するための類似屈折率を備える、項目45に記載の調節式コンタクトレンズ。
(項目47)
調節式コンタクトレンズであって、
光学チャンバの周囲に延在する、支持構造と、
前記光学チャンバに結合される、1つ以上のチャンバと、
前記支持構造および前記1つ以上のチャンバを封入する、軟質材料と、
を備える、調節式コンタクトレンズ。
(項目48)
前記支持構造は、上側部分および下側部分を備え、
前記上側部分に結合される、上側膜と、
前記下側部分に結合される、下側膜と、
それぞれ、前記光学チャンバおよび前記1つ以上のチャンバに結合されるチャネルを備える、1つ以上の延在部と、
をさらに備え、
前記軟質コンタクトレンズ材料は、前記1つ以上の延在部を封入し、
前記1つ以上のチャンバに対する眼瞼の圧力は、前記コンタクトレンズの上側膜および上側表面を偏向させる、項目47に記載の調節式コンタクトレンズ。
(項目49)
円形対称中心チャンバをさらに備える、密閉シールされた流体充填モジュールを備え、前記レンズは、下方視に応じて、その屈折力を少なくとも0.5ジオプターだけ改変する、調節式軟質コンタクトレンズ。
(項目50)
前記レンズは、下方視に応じて、その屈折力を少なくとも1.5ジオプターだけ改変する、項目49に記載の調節式コンタクトレンズ。
(項目51)
前記モジュールは、前記中心チャンバおよび少なくとも1つの周辺チャンバを備える、項目49に記載の調節式コンタクトレンズ。
(項目52)
前記モジュールは、前記中心チャンバおよび前記周辺チャンバを接続する、1つ以上のマイクロチャネルを備える、項目51に記載の調節式コンタクトレンズ。
(項目53)
前記モジュールは、前記モジュールの壁を通して浸透することができない流体で充填される、項目49に記載の調節式コンタクトレンズ。
(項目54)
前記チャンバは、円筒形形状であって、上部表面および底部表面上に比較的に可撓性膜を備え、さらに、縁に比較的に剛性膜を備える、項目49に記載の調節式コンタクトレンズ。
(項目55)
前記チャンバは、直径4.0−5.0mmである、項目49に記載の調節式コンタクトレンズ。
(項目56)
前記チャンバの縁は、長さ10−40ミクロンである、項目49に記載の調節式コンタクトレンズ。
(項目57)
前記中心チャンバの上部表面および底部表面を備える、膜をさらに備え、前記膜は、公称厚5−25ミクロン以内で変動する、項目49に記載の調節式コンタクトレンズ。
(項目58)
前記底部表面を備える膜の厚さは、前記上部表面を備える膜の厚さを上回る、項目57に記載の調節式コンタクトレンズ。
(項目59)
前記膜は、その中の流体および前記コンタクトレンズのものとも略等しい屈折率を有する、項目57に記載の調節式コンタクトレンズ。
(項目60)
1つ以上のマイクロチャネルは、前記中心チャンバの縁に接続される、項目49に記載の調節式コンタクトレンズ。
(項目61)
前記中心チャンバは、任意の泡または断続性の存在を伴わずに、流体で完全に充填される、項目49に記載の調節式コンタクトレンズ。
(項目62)
前記モジュールは、前記中心チャンバおよび周辺チャンバを接続する、1つ以上のマイクロチャネルを備え、前記中心チャンバは、流体が前記マイクロチャネルを通してその中に注入されると、膨張され、前記膨張は、前記中心チャンバの上部表面を備える膜の曲率の減少を生じさせる、項目49に記載の調節式コンタクトレンズ。
(項目63)
前記中心チャンバは、上部表面または底部表面において、円形または伸長形形状のいずれかである、項目49に記載の調節式コンタクトレンズ。
(項目64)
周辺チャンバは、マイクロチャネルを用いて、前記中心チャンバに接続される、項目49に記載の調節式コンタクトレンズ。
(項目65)
前記チャンバの総体積は、0.2−0.5マイクロリットルの範囲内である、項目64に記載の調節式コンタクトレンズ。
(項目66)
前記チャンバおよび前記マイクロチャネル内の流体は、前記コンタクトレンズのものおよび前記中心チャンバの上部表面および底部表面を備える膜のものにも略等しい、屈折率を有する、項目64に記載の調節式コンタクトレンズ。
(項目67)
前記流体は、フッ化炭素、シロキサン、エステル、またはエーテルを備える、項目64に記載の調節式コンタクトレンズ。
(項目68)
前記マイクロチャネルは、20−50ミクロンの範囲内の内径を有する、項目64に記載の調節式コンタクトレンズ。
(項目69)
前記マイクロチャネルは、その内側表面上に、その中の流体の流動を選好方向に変調するように配向される、微小くぼみを有する、項目64に記載の調節式コンタクトレンズ。
(項目70)
円形対称中心チャンバをさらに備える、密閉シールされた流体充填モジュールを備える、調節式軟質コンタクトレンズであって、前記モジュールは、前記コンタクトレンズ内に埋め込まれ、前記モジュールの前部表面は、前記レンズの前部表面の5ミクロン−15ミクロン以内である、調節式軟質コンタクトレンズ。
(項目71)
前記1つ以上のチャンバは、光強度の漸増を提供するために、眼瞼と選択的に係合されるように配列される、複数のチャンバを備える、前記項目のいずれかに記載の調節式コンタクトレンズ。
(項目72)
前記複数のチャンバは、第1のチャンバおよび第2のチャンバを備え、前記第1のチャンバおよび前記第2のチャンバは、前記第1のチャンバが係合されると、第1の量の中間視力矯正を提供するために、前記第2のチャンバの前に、前記第1のチャンバと眼瞼を係合し、かつ近方視力矯正に対応する第2の量の光学矯正を提供するために、前記第2のチャンバおよび前記第1のチャンバと眼瞼をともに係合するように配列される、項目71に記載の調節式コンタクトレンズ。
(項目73)
前記第1のチャンバおよび前記第2のチャンバは、前記第1のチャンバが眼瞼縁と係合されると、第1の量の中間視力矯正を提供するために、前記第2のチャンバの前に、前記第1のチャンバと眼瞼縁を係合し、かつ近方視力矯正に対応する第2の量の光学矯正を提供するために、前記第2のチャンバおよび前記第1のチャンバと眼瞼縁をともに係合するように配列される、項目72に記載の調節式コンタクトレンズ。
(項目74)
前記第1のチャンバおよび前記第2のチャンバは、前記第1のチャンバが眼瞼縁と係合されると、第1の量の中間視力矯正を提供するために、前記第2のチャンバの前に、前記第1のチャンバと眼瞼縁を係合し、かつ近方視力矯正に対応する第2の量の光学矯正を提供するために、前記第2のチャンバおよび前記第1のチャンバと眼瞼縁をともに係合するように配列される、項目72に記載の調節式コンタクトレンズ。
(項目75)
眼を治療する方法であって、
チャンバおよび前記チャンバに結合される1つ以上のチャンバを備える、調節式コンタクトレンズを提供するステップを含む、方法。
(項目76)
前記調節式コンタクトレンズはさらに、前記コンタクトレンズ内に封入される光透過性モジュールを備え、前記モジュールは、前記チャンバおよび前記1つ以上のチャンバを備え、前記光透過性モジュールは、前記コンタクトレンズの光透過性コンタクトレンズ材料内に封入される、項目75に記載の方法。
(項目77)
支持構造が、前記チャンバの周囲に延在し、歪曲を阻止する、項目75に記載の方法。
(項目78)
複数のアンカが、前記光透過性チャンバおよび前記1つ以上のチャンバを前記コンタクトレンズの光透過性ヒドロゲル材料に結合する、項目75に記載の方法。
(項目79)
前記1つ以上のチャンバは、眼瞼の係合の増加に伴って、光強度の漸増を提供するように配列される、複数のチャンバを備える、項目75に記載の方法。


本開示の特徴および利点のより深い理解は、本開示の原理が利用される、例証的実施形態を記載する、以下の発明を実施するための形態と、付随の図面とを参照することによって得られるであろう。
図1は、実施形態による、一次視に応じて、マイクロチャネルを介して相互接続される、中心チャンバおよびいくつかの周辺チャンバを備える、流体モジュールの上面図を示す。 図2A−2Cは、実施形態による、流体モジュールおよびチャンバの実施例を示す。 図3は、実施形態による、下方視に応じて、マイクロチャネルを介して相互接続される、中心チャンバおよびいくつかの周辺チャンバを備える、流体モジュールの上面図を示す。 図4Aは、実施形態による、内側光学チャンバおよび複数の眼瞼係合外側チャンバを備える、自立モジュールを示す。 図4Bは、実施形態による、延在部および支持フランジの断面図を示す。 図4Cは、実施形態による、軟質コンタクトレンズ材料内に封入されるモジュールと、コンタクトレンズおよびモジュールの光学構造とを備える、軟質調節式コンタクトレンズを示す。 図4Dは、実施形態による光学矯正ゾーンが、光学チャンバおよび1つ以上の延在部にわたって、かつ少なくとも部分的に、1つ以上の眼係合チャンバにわたって延在する、遠方視力矯正構成を備える、調節式コンタクトレンズを示す。 図4Eは、非圧縮構成における、実施形態による、1つ以上の眼係合チャンバを示す。 図4Fは、実施形態による、圧縮構成における、1つ以上の眼係合チャンバを示す。 図5は、モジュールが、モジュールをコンタクトレンズ内に保持するための複数の開口部を伴うフランジを備える、アンカを有する、内側光学チャンバおよび複数の外側眼瞼係合チャンバを備える、自立モジュールを示す。 図6は、モジュールが、モジュールをコンタクトレンズ内に保持するための複数の開口部を伴うフランジを備える、アンカを有する、内側光学チャンバおよび外側弧状眼瞼係合チャンバを備える、自立モジュールを示す。 図7は、モジュールが、モジュールをコンタクトレンズ内に保持するための複数の開口部を伴うフランジを備える、アンカを有する、内側光学チャンバおよび複数の外側眼瞼係合チャンバを備える、自立モジュールを示す。 図8は、実施形態による、加圧調節式モジュールを示す。
本開示の特徴および利点のより深い理解は、本開示の実施形態の原理が利用される例証的実施形態を記載する、以下の発明を実施するための形態と、付随の図面とを参照することによって得られるであろう。
発明を実施するための形態は、多くの仕様を含有するが、これらは、本開示の範囲を限定するものではなく、単に、本開示の異なる実施例および側面を例証するものとして解釈されるべきである。本開示の範囲は、前述に詳細に論じられない他の実施形態も含むことを理解されたい。種々の他の修正、変更、および変形例が、本明細書に説明される精神および本発明の範囲から逸脱することなく、本明細書に提供される本開示の方法および装置の配列、動作、および詳細に行なわれてもよいことは、当業者に明白となるであろう。
発明者らは、これらの問題に対する解決策を開発し、本明細書において、老眼の矯正のための軟質コンタクトレンズの中に埋め込まれ得る、流体モジュールの改良された設計を開示する。
本明細書に開示される実施形態は、コンタクトレンズの改良された調節を提供するための多くの方法のうちの1つ以上において組み合わせられることができる。
本明細書で使用されるように、同一文字は、同一要素を識別する。
本明細書で使用されるように、用語「上部」または「上側」は、角膜表面から離された前部表面を包含し、用語「底部」または「下側」は、角膜表面に最も近い後部表面を包含する。
本明細書で使用されるように、温度の文脈における数字の後の文字「C」は、当業者によって容易に理解されるであろうように、摂氏温度および摂氏を包含する。
本明細書で使用されるように、ダッシュ「−」は、当業者によって容易に理解されるであろうように、値の範囲を表現するために使用されることができる。
本明細書で使用されるように、同一の屈折率は、そうでなければユーザに知覚可能であり得る、視覚的アーチファクトを阻止するための別の屈折率に十分に近い屈折率を包含する。
本明細書で使用されるように、類似屈折率は、視覚的アーチファクトを阻止するための別の屈折率に十分に近い屈折率を包含する。
図1は、実施形態による、中心チャンバ160と、一次視に応じて、マイクロチャネル172を介して相互接続される、いくつかの周辺チャンバ180とを備える、流体モジュール150の上面図を示す。
多くの実施形態では、設計は、図1に示されるように、軟質コンタクトレンズ内に埋め込まれるマイクロチャネルを用いて相互接続される、1つ以上の別個のチャンバを備える、単一の密閉シールされた流体モジュールを備える。
多くの実施形態では、中心チャンバ160は、比較的に硬質の縁を伴う、円筒形形状であって、その面は、比較的に可撓性膨張性膜によって被覆される。上部面および底部面は、円形形状であることができる。
中心チャンバは、マイクロチャネルを用いて、周辺チャンバのそれぞれに接続される。
図2A−2Cは、実施形態による、流体モジュールおよびチャンバの実施例を示す。
周辺チャンバの形状もまた、円筒形であって、その上部面および底部面は、図2A−2Cに示されるように、円形または伸長形である。
流体モジュールは、レンズ光学の幾何学的中心が、流体モジュールの中心チャンバの幾何学的中心と共線形であるように、軟質コンタクトレンズ100の内側に位置することができる。
流体モジュールは、好ましくは、例えば、1.44−1.55または約1.40−約1.55の範囲内の軟質コンタクトレンズの材料と同一の屈折率の生体適合性流体190で充填されることができる。
流体の粘度は、37Cで0.2−2.0センチストークの範囲内または37Cで約0.2−5.0センチストークの範囲内であることができる。
流体190は、好ましくは、例えば、シロキサン、フッ化炭素、エステル、エーテルまたは炭化水素、またはそれらの組み合わせである。
膜は、生体適合性であって、好ましくは、例えば、1.44−1.55の範囲内または1.40−1.55の範囲内の流体およびコンタクトレンズ自体と略同一の屈折率を有する。
膜は、全体を通して同一の厚さであってもよく、または膜の寸法にそってその剛性または可撓性を制御するように輪郭された厚さプロファイルを有してもよい。
膜は、好ましくは、フッ化炭素、ポリエステル、ポリウレタン、ポリエーテル、ポリイミド、ポリアミド、アクリレートまたはメタクリレートエステル、またはこれらの官能性を担持するコポリマーである。
モジュールは、例えば、プラスチック、ポリマー、熱可塑性物質、フッ化ポリマー、非反応性熱可塑性フッ化ポリマー、またはフッ化ポリビニリデン(以下、「PVDF」)等の多くの光透過性材料のうちの1つ以上を備えてもよい。
マイクロチャネルは、生体適合性材料から加工されてもよく、フッ化炭素、ポリエステル、ポリイミド、ポリアミド、エポキシド、アクリレートまたはメタクリレートエステル、あるいはポリプロピレンまたはポリエチレン等の炭化水素であってもよい。
モジュールの中心チャンバの壁は、両側の膜と同一の材料から成る、または異なる材料から作製されてもよい。
流体モジュール150は、モジュールがレンズの前部(凸面)表面に近接するように、軟質コンタクトレンズ100内に埋め込まれることができる。
好ましくは、流体モジュールの上方にコンタクトレンズ材料の薄層が存在し、その厚さは、5−10ミクロンの範囲内である。
コンタクトレンズの表面に近接させることによって、流体モジュールの曲率変化(中心チャンバと周辺チャンバとの間の流体伝達を通した膨張または収縮によって引き起こされる)が、軟質コンタクトレンズの前部曲率の対応する変化を生じさせる。
中心チャンバ160の直径161は、約3.0−約4.5mmの範囲内、例えば、約4.0−4.5mmの範囲内等の少なくとも約3mm、例えば、約3.0−5.0mmの範囲内等であることができる一方、縁の長さは、約10−40ミクロンであることができる。
中心チャンバの上部表面および底部表面を備える、膜162、166の厚さは、5−20ミクロンの範囲内であることができる。
縁164を備える、膜の厚さは、10−50ミクロンの範囲内であることができる。
周辺チャンバ180は、それぞれ、総面積5.0−8.0mmおよび厚さ10−30ミクロンを有する。
シールされたモジュールの総体積は、例えば、0.15−0.80mm、または0.15−0.80マイクロリットル、または約0.15−約2.50mm(約0.15−約2.50マイクロリットル)の範囲内であることができる。
各マイクロチャネルは、例えば、内径約10−30ミクロンおよび長さ約2−5mmまたは長さ約1−約5mmであることができる。
マイクロチャネルは、均一内径を有するように設計されてもよく、または他方より好ましい一方向における流動を妨害するように配向される、微小くぼみを有してもよい。
これらのくぼみの目的は、下方視後、付加的追加強度の開始および解除の応答時間を変調させるためのものであり得る。
図3は、実施形態による、下方視に応じて、マイクロチャネルを介して相互接続される、中心チャンバおよびいくつかの周辺チャンバを備える、流体モジュールの上面図を示す。
作用機構は、典型的には、装着者が、読書または近方視力タスクを行なおうとするときに生じる、下方視によって引き起こされる強膜球面の移動を伴う。
眼球は、下方視のレベルに応じて、約20度−60度だけ下方に移動し、角膜表面を約2.0mm−6.0mmだけ下方に回転させる。
周辺チャンバは、図3に示されるように、下側眼瞼下で摺動し、圧縮され得る。
角膜上に位置付けられるレンズの2.0mmの下向き移動は、部分的(30−60%)圧縮を生じさせるであろう一方、4.0mm以上の眼移動は、周辺チャンバ全体を圧縮させるであろう。
多くの実施形態では、眼瞼によって引き起こされる圧縮は、周辺チャンバの全体が下側眼瞼下で移動するとき、周辺チャンバ内の流体の一部(20%−60%)を排出可能となるであろう。
流体は、中心チャンバの遠位端に接続されるマイクロチャネルを通して移動し、中心チャンバ内の静水圧を増加させる。
全方向に等しい静水圧は、上部面および底部面上で膜の球状膨張を生じさせる。
本膨張は、上部表面におけるより厚い膜を使用して、それを中心チャンバの底部表面を被覆する膜より硬質にすることによって、優先的に、上部表面に指向されてもよい。
いくつかの実施形態では、静水圧は、全方向に等しくあってもよく、その結果、上部面および底部面上で膜の球状膨張を生じさせる。
多くの実施形態では、上部面および底部面の膨張の相対的範囲は、上部面および底部面を被覆する膜の厚さを調節し、上部膜および底部膜のそれぞれの適切な厚さを有する調節式モジュールを提供することによって調節されることができる。
同様に、縁は、その加工のために、比較的に薄い壁膜を使用することによって、低膨張性にされてもよい。
多くの実施形態では、2.0Dの強度増加は、中心チャンバが、直径約3.0mm−約5.0mm、例えば、約4.0mmの範囲内であるとき、中心チャンバの前部(上部)表面の5.0−7.0ミクロンの球欠高さ変化によって達成されることができる。代替として、または組み合わせて、2.0Dの強度増加は、中心チャンバが、直径約3.0mm−約5.0mm、例えば、約4.0mmの範囲内であるとき、中心チャンバの前部(上部)表面の5.0−15.0ミクロンの球欠高さ変化によって達成されることができる。
本曲率変化は、0.10−0.15マイクロリットルに等しい体積の流体の注入によってもたらされることができる。代替として、または組み合わせて、曲率変化は、例えば、約0.07−約0.21マイクロリットルの範囲内の体積の流体の注入によってもたらされることができる。
多くの実施形態では、眼瞼圧力による、周辺チャンバから中心チャンバに排出される流体の総体積は、約0.10−約0.30マイクロリットルの範囲内であることができる。代替として、または組み合わせて、眼瞼圧力による、周辺チャンバから中心チャンバに排出される流体の総体積は、約0.07−約0.30マイクロリットルの範囲内であることができる。
図1−3に示されるように、リザーバを備える、中心光学チャンバ160が、1つ以上のチャネル172を備える1つ以上の延在部170を用いて、1つ以上の眼瞼係合チャンバに接続される。1つ以上の眼瞼係合チャンバ180は、チャンバA、チャンバB、チャンバC、およびチャンバD等の複数の眼瞼係合チャンバを備えてもよい。複数のチャネルを備える、複数の延在部が、複数のチャンバを中心光学チャンバに接続する。マイクロチャネルは、中心光学チャンバと複数のチャンバのそれぞれとの間に延在する。
複数の眼瞼係合チャンバは、多くの方法のうちの1つ以上において配列されることができる。例えば、眼瞼係合チャンバは、例えば、連続して、同時に、徐々に、またはそれらの組み合わせにおいて、眼瞼に係合するように配列されることができる。
複数の眼瞼係合チャンバは、下側眼瞼と複数のチャンバの係合増加に応じて、漸増量の光強度を中心光学チャンバに提供するように配列されることができる。多くの実施形態では、チャンバBまたはチャンバC等の第1の眼瞼係合チャンバは、チャンバAまたはチャンバD等の第2の眼瞼係合チャンバの前に、眼瞼に係合する。第1の眼瞼係合チャンバの係合は、第1の量の流体を中心光学チャンバの中に押勢し、第1の量の光強度を提供することができる。第2の眼瞼係合チャンバの係合は、第2の量の流体を中心光学チャンバの中に押勢し、第1の量の光強度を上回る第2の量の光強度を提供することができる。第1の眼瞼係合チャンバからの第1の量の流体は、例えば、第2の眼瞼係合チャンバからの第2の量の流体と組み合わせられ、第1の量の光強度を上回る第2の量の光強度を提供することができる。多くの実施形態では、第1の量の流体は、中心光学チャンバ内で第2の量の流体と組み合わせられ、光強度の増加を提供することができる。
多くの実施形態では、第1のチャンバは、例えば、第1の複数のチャンバを備え、第2のチャンバは、第2の複数のチャンバを備える。チャンバBおよびCは、第1の複数のチャンバを備えてもよく、それぞれ、例えば、約0.25ジオプター−約0.75ジオプターの範囲内の光強度量に寄与する。チャンバAおよびDは、第2の複数のチャンバを備えてもよく、それぞれ、例えば、約0.25ジオプター−約0.75ジオプターの範囲内の光強度量に寄与する。例えば、チャンバA、B、C、およびDはそれぞれ、約0.5ジオプターの矯正を提供してもよく、チャンバBおよびCの係合は、眼瞼に対するレンズの第1の位置を用いて、約1Dの付加的光強度を提供し、チャンバA、B、C、およびDの係合は、レンズ対する眼瞼の第2の位置を用いて、約2Dの付加的光強度を提供する。
図4Aは、内側光学チャンバ160および複数の眼瞼係合外側チャンバ180を備える、自立モジュール150を示す。フランジ460等の支持構造165が、光学チャンバ160の周囲に延在し、眼瞼係合チャンバ180および延在部170のそれぞれの周囲に延在してもよい。フランジ460は、1つ以上のフランジを備え、延在部フランジ470等の支持を提供してもよい。フランジはそれぞれ、フランジの幅を画定するように、第1の内側場所472から第2の外側場所474に延在する。例えば、光学チャンバのフランジ460は、フランジの幅を画定するように、第1の内側場所462から第2の外側場所464に延在することができる。
コンタクトレンズ100およびモジュール150はそれぞれ、多くの方法のうちの1つ以上において配列され得る、光学構成要素を備える。多くの実施形態では、モジュール150は、光学チャンバ160の光学軸157に沿って位置する、光学中心155を備える。光学中心155は、光学チャンバ160の光学中心を備える。光学中心155は、光学チャンバ160が、例えば、付加的光強度を提供するための曲率増加を備えるとき、支持構造165の中心および上側膜162の頂点を通して延在する、光学軸157に沿った場所を備えてもよい。
モジュール150は、ユーザが、例えば、立位にあるとき、画定され得るような、それを横断する最大側方寸法450およびそれを横断する最大垂直寸法452を備える。
図4Bは、延在部および支持フランジの断面図を示す。
チャネル172は、多くの方法における1つ以上において成形され、断面幅472を備えることができる。チャネル170は、高さ476を備える。多くの実施形態では、高さ476は、幅472未満である。
コンタクトレンズ100の光学矯正ゾーン117は、対象に有益な視力を提供するように、本明細書に開示されるような多くの方法のうちの1つ以上において構成されることができる。光学矯正ゾーン117は、例えば、遠方視力矯正等、対象の所望の光学矯正を提供する、コンタクトレンズ100のゾーンを備える。多くの実施形態では、光学矯正ゾーン117は、年齢および照明に伴って変動し得る、対象の瞳孔に関連して定寸され、当業者は、本明細書に提供される教示に基づいて、光学矯正ゾーン117の適切なサイズを判定することができる。光学矯正ゾーン117は、チャンバ160の内径161より小さい範囲からモジュール150を被覆する寸法より大きい範囲まで定寸されることができる。多くの実施形態では、光学矯正ゾーン117は、およそ光学矯正ゾーン160の直径から1つ以上の眼係合チャンバ180を被覆する直径までの範囲内に定寸される直径等の寸法を備える。多くの実施形態では、眼光学矯正ゾーン117は、光学矯正ゾーンの中心が、光学モジュール内に整合されるとき、例えば、軸115がモジュールの中心155と整合されるとき、外側境界が1つ以上の延在部170を通して延在するように定寸される直径を備える。多くの実施形態では、眼光学矯正ゾーン117は、光学矯正ゾーン117の中心が光学モジュール180内に整合されるとき、例えば、軸115がモジュールの中心155と整合されるとき、外側境界が1つ以上の眼係合部材180を通して延在するように定寸される直径を備える。
多くの実施形態では、光学矯正ゾーン117は、光学矯正ゾーンが、本明細書に説明されるように、1つ以上のアンカにわたって延在するように定寸される。
モジュール150の構造は、例えば、対象が立位にあるとき、モジュールの重力誘発回転を阻止するように、正中線570を中心として対称的に配置されることができる。多くの実施形態では、正中線570は、正中線570が、例えば、眼の角膜の既知の90度軸に整合されるように、コンタクトレンズ上に留置するために配列される。
フランジはそれぞれ、多くの方法のうちの1つ以上において成形されることができるが、多くの実施形態では、フランジ470は、チャネル172の内部から延在する、幅474を備える。光学チャンバ160および1つ以上のチャンバ180のそれぞれのフランジは、同様に形成されることができる。
多くの実施形態では、フランジはそれぞれ、上側膜の上側フランジおよび下側膜の下側フランジを備える。上側膜のフランジは、例えば、光学チャンバ160、1つ以上の延在部170、および1つ以上の外側チャンバ180を画定するために、下側膜のフランジに接合されることができる。下側膜は、下側膜より大きい上側膜の移動を促すために、上側膜より厚くあることができる。
上側フランジの下側フランジへの接合は、下側フランジおよび上側フランジが、多くの実施形態では、接着剤物質、熱、または圧力を用いて、相互に、係合される、例えば、固定して継合されるように、多くの方法のうちの1つ以上において行なわれることができ、例えば、溶接、接着剤、または圧力のうちの1つ以上を備えてもよい。
多くの実施形態では、モジュールは、例えば、フランジを備える支持構造165を画定するために、第2の材料のシートに接合される第1の材料のシートを備えてもよい。
図4Cは、実施形態による、軟質コンタクトレンズ材料110内に封入されるモジュール150と、コンタクトレンズおよびモジュールの光学構造とを備える、軟質調節式コンタクトレンズ100を示す。多くの実施形態では、モジュール150は、軟質コンタクトレンズ材料内に埋め込まれる。コンタクトレンズは、光学矯正ゾーン117を備え、遠方視力矯正を対象に提供してもよく、例えば、対象の球面屈折異常、乱視、近視、または遠視のうちの1つ以上を矯正してもよい。多くの実施形態では、光学矯正ゾーン117の中心は、調節式コンタクトレンズ110の光学軸115に沿って位置する中心を備える。光学矯正ゾーン117は、コンタクトレンズ100の前部表面116およびコンタクトレンズの後部表面118を備えてもよく、前部表面および後部表面は、1つ以上の眼瞼係合チャンバ180が対象の眼瞼に係合しないとき、対象の遠方視力矯正を提供するように構成される、プロファイルを備える。例えば、コンタクトレンズ118の後部表面は、対象の角膜に適合するように提供されることができ、前部表面116は、後部表面と組み合わせられるとき、対象の意図される遠方視力を提供するように構成されることができる。
多くの実施形態では、モジュール150は、コンタクトレンズ100の光学ゾーン117内に近方視力矯正を提供するために、光学チャンバ160の内径161等、支持構造165の内側寸法を用いて画定される調節式矯正光学ゾーンを備える。モジュール150の光学中心155は、光学チャンバ160の光学軸157に沿って位置する。多くの実施形態では、コンタクトレンズの光学軸115は、モジュールの光学軸155と同軸であって、コンタクトレンズの光学中心は、光学チャンバの光学中心と共線形であってもよい。代替として、モジュール150の光学中心155は、コンタクトレンズの光学中心から変位されることができる。例えば、モジュールの光学中心155は、例えば、コンタクトレンズの光学中心に対して、下方に、または鼻側に、または両方に、変位されることができる。
コンタクトレンズ100の材料110は、多くの方法のうちの1つ以上において、モジュール150にわたって配列され、消費者等の対象のための調節式視力を提供することができる。多くの実施形態では、軟質コンタクトレンズ材料110は、コンタクトレンズ100の知覚可能な視覚的アーチファクトを阻止するように、モジュール150を封入する。多くの実施形態では、コンタクトレンズ材料およびモジュールの材料は、そうでなければユーザに知覚可能であり得る、視覚的アーチファクトを阻止するように、類似屈折率を備える。例えば、中心光学チャンバ160の前部膜162は、レンズの光学矯正ゾーン117の前部表面の曲率を上回る曲率を備えてもよく、膜162および軟質コンタクトレンズ材料110の屈折率は、コンタクトレンズ材料110および膜162の界面を通して通過する光が、実質的に、界面によって屈折されないように、略類似することができる。
多くの実施形態では、コンタクトレンズモジュール、前部コンタクトレンズ材料、および後部コンタクトレンズ材料の厚さプロファイルは、レンズ100の光学矯正ゾーン116を提供するように、組み合わせられることができる。多くの実施形態では、モジュール150を封入する軟質コンタクトレンズ材料110は、意図される屈折を提供するために、モジュール150と前部(「上側」)表面116および後部(「下側」)表面118のうちの1つ以上との間に可変厚プロファイルを備える。多くの実施形態では、モジュール150は、前部表面156等の前部面および後部表面158等の後部面を備える。多くの実施形態では、モジュール150は、前部表面156と後部表面158との間に延在する可変厚プロファイルを備える。レンズ110の前部表面116とモジュール150の前部表面156との間に延在するコンタクトレンズ材料110の厚さプロファイルは、前部表面116を用いて、対象の光学矯正を提供するように変動する。レンズ110の後部表面118とモジュール150の後部表面158との間に延在するコンタクトレンズ材料110の厚さプロファイルは、後部表面118を用いて、対象の光学矯正を提供するように変動する。
軟質コンタクトレンズ材料110は、視覚的アーチファクトを阻止するために、光学ゾーン117の外側に光学不規則性を提供する構成を用いて、モジュール110を被覆してもよい。例えば、コンタクトレンズ100は、眼瞼係合チャンバ180にわたって若干の膨隆をもたらす構成を備えてもよく、眼瞼係合チャンバは、眼瞼係合チャンバを通して通過する光が、実質的に、眼の虹彩によって遮蔽されるように、コンタクトレンズ100の光学ゾーン117の外側に位置することができる。
図4Dは、光学矯正ゾーン117が、光学チャンバ160および1つ以上の延在部170にわたって、かつ少なくとも部分的に、1つ以上の眼係合チャンバ180にわたって延在する、遠方視力矯正構成を備える、コンタクトレンズ100を示す。コンタクトレンズ材料110は、光学矯正ゾーン117を用いた光学矯正を提供するために、前部表面156と後部表面158との間に延在する中間可変厚プロファイルに応答して、前部表面116と前部表面156との間に延在する前部可変厚プロファイルと、後部表面118と後部表面158との間に延在する後部可変厚プロファイルとを備える。1つ以上の眼係合チャンバ156を通して延在する前部表面によって屈折される光線は、例えば、遠方視力矯正を備え得る、対象の光学矯正を提供する。
可変厚プロファイルおよび実質的類似屈折率は、複合モジュール構造が、視覚的アーチファクトを阻止する様式において、コンタクトレンズ材料110内に封入されることを可能にする。
コンタクトレンズ100は、遠見視力矯正を近視対象に提供するために、図4Dに示されるように、後部表面118より平坦な前部表面116を備えてもよい。当業者は、図4Dに示されるような曲率が、光学矯正ゾーンおよび外側周辺ゾーンの構造を図示するために、正確な縮尺に従って図示されていないことを認識するであろう。前部表面の外側周辺ゾーンは、光学矯正ゾーンの表面116より急峻な曲率を備えてもよい。
図4Eは、実施形態による、非圧縮構成における1つ以上の眼係合チャンバ180を示す。非圧縮構成における上側膜および下側膜は、凸面曲率、凹面曲率、およびそれらの組み合わせのうちの1つ以上を備えてもよい。多くの実施形態では、チャンバ180の前部膜は、チャンバ180の後部膜を上回る厚さを備え、チャンバ180の前部膜は、1つ以上の周辺チャンバの収差を阻止するために、光学チャンバ160の前部膜を上回る厚さを備える。
図4Fは、実施形態による、圧縮構成における1つ以上の眼係合チャンバ180を示す。圧縮構成における上側膜および下側膜は、圧縮チャンバの体積が、非圧縮チャンバの体積未満量を備えるように、凸面曲率、凹面曲率、およびそれらの組み合わせのうちの1つ以上を備えてもよい。
図5は、モジュールが、モジュールをコンタクトレンズ内に保持するための複数の開口部512を伴うフランジ510を備える、アンカ500を有する、内側光学チャンバ160および複数の外側眼瞼係合チャンバ180を備える、自立モジュール150を示す。モジュールは、例えば、寸法450および寸法452を用いて画定されるように、例えば、卵形外側周縁を備えるように定寸されることができる。
マーカー560等の整合の印は、製造の間、モジュールをコンタクトレンズに対して適切に整合するために、モジュール150に提供されることができる。例えば、モジュール150は、本明細書に説明されるように、より厚い下側膜および比較的により薄い下側膜を備えてもよく、マーカー560は、モジュールの上側表面に向かって見て、左側等の正中線の片側に留置され、モジュールの上側のより薄い面が適切に配向されたことを示すことができる。代替として、または組み合わせて、アンカは、モジュール150の整合を示すための構造を備えてもよい。
図6は、モジュールが、モジュールをコンタクトレンズ内に保持するための複数の開口部512を伴うフランジ510を備える、アンカ500を有する、内側光学チャンバ160および外側弧状眼瞼係合チャンバ180を備える、自立モジュール150を示す。弧状眼瞼係合チャンバは、角寸法462および端部部分を画定する半径620を備える。
複数の開口部を備えるアンカが、示されるが、アンカは、例えば、ブラシまたはスクリーン等、例えば、増加表面積を提供する多くの構造のうちの1つ以上を備えてもよい。
図7は、モジュール150が、モジュールをコンタクトレンズ150内に保持するための複数の開口部512を伴う複数のフランジ510を備える、アンカ500を有する、内側光学チャンバ160および複数の外側眼瞼係合チャンバ180を備える、自立モジュール150を示す。アンカフランジは、多くの方法のうちの1つ以上において成形されることができ、例えば、複数のローブを備えてもよい。ローブはそれぞれ、例えば、第1の半径710および第2のより短い半径712を備えてもよい。
モジュールが、封入される、例えば、埋め込まれる、軟質調節式コンタクトレンズの軟質材料は、ヒドロゲル、シリコーン、シロキサン、シリコーンヒドロゲル、ガリフィルコンA、セノフィルコンA、コムフィルコンA、エンフィルコンA、ポリアリレートのうちの1つ以上等、多くの公知の軟質の市販の材料のうちの1つ以上を備えてもよい。
図8は、本明細書に説明される実施形態による、組み合わせのために好適な自立加圧調節式モジュール150を示す。モジュール150は、ヒステリシスを低下させ、モジュールの応答性を改善するために、流体190を用いて加圧されることができる。自立非装填構成では、光学チャンバ160の上側膜162および眼係合チャンバ180の上側膜162はそれぞれ、加圧に応答して、若干、凸面外向き曲率を備えてもよい。眼瞼が、1つ以上のチャンバ180の膜162に係合すると、膜は、流体190を光学チャンバ160の中に駆動するように、下側膜166に向かって下向きに押勢される。チャンバ160内の追加流体190に応答して、上側膜162は、本明細書に開示されるような中間または近方視力のうちの1つ以上のための付加的光強度を提供するように、増加曲率862を備える。膜162は、本明細書に説明されるように、湾曲構成において、頂点159を備えてもよい。モジュール150は、本明細書に開示されるような1つ以上の支持構造を備え得るため、加圧は、各膜が、モジュールの改良された応答性を提供するよう、自立非装填構成において弾性変形を備えるように、各上側膜に指向される対抗力をもたらすことができる。弾性膜偏向および対応する対抗力は、例えば、膜の対抗弾性力の平衡構成を備えてもよい。
本明細書に説明されるようなモジュールおよびアンカは、例えば、レンズモジュールとヒドロゲルコンタクトレンズ材料の組み合わせに非常に好適である。多くの実施形態では、モジュールは、コンタクトレンズ材料を上回る剛度を備え、アンカは、コンタクトレンズが、偏向、例えば、屈曲されるとき、モジュールがコンタクトレンズ材料を破裂させずに、モジュールが、コンタクトレンズ内に保定されることを可能にする。多くの実施形態では、モジュールは、プラスチック等の第1の非ヒドロゲル材料を備え、コンタクトレンズ材料は、ヒドロゲルを備え、アンカは、ヒドロゲル材料が膨張または収縮するとき、コンタクトレンズ材料内へのモジュールの保定を促進し、モジュールは、略固定寸法を備える。
本開示の好ましい実施形態が、本明細書に図示および説明されたが、そのような実施形態が一例として提供されるにすぎないことは、当業者に明白となるであろう。多数の変形例、変更、および代用が、本開示の範囲から逸脱することなく、当業者に明白となるであろう。本明細書に説明される本開示の実施形態の種々の代替が、本発明の範囲から逸脱することなく、採用されてもよいことを理解されたい。したがって、本発明の範囲は、添付の請求項およびその均等物の範囲によってのみ定義されるものとする。

Claims (15)

  1. 調節式コンタクトレンズであって、
    軟質コンタクトレンズ材料内に封入されている調節式モジュールを備え、
    前記調節式モジュールは、シールされたモジュールを備え、前記シールされたモジュールは、
    光学チャンバであって、前記光学チャンバの周囲に延在する支持構造を備える光学チャンバと、
    前記光学チャンバを画定するように、前記支持構造に結合されている、上側膜および下側膜と、
    それぞれがチャネルを備える複数の延在部と、
    前記複数の延在部を用いて前記光学チャンバに結合されている複数のチャンバであって、前記複数のチャンバは、流体を備える、複数のチャンバと
    を備え、
    前記複数のチャンバは、屈折力の漸増を提供するために、眼瞼選択的係合されるように配列されており、
    前記複数のチャンバは、第1のチャンバおよび第2のチャンバを備え、
    前記第1のチャンバおよび前記第2のチャンバは、前記第1のチャンバが係合されたときに、第1の量の中間視力矯正を提供するために、前記第1のチャンバが、前記第2のチャンバの係合の前に、前記眼瞼と係合されるように配列されており、前記第2のチャンバおよび前記第1のチャンバは、近方視力矯正に対応する第2の量の光学矯正を提供するために、ともに前記眼瞼と係合される、調節式コンタクトレンズ。
  2. 前記支持構造は、流体が前記複数のチャンバから前記光学チャンバに伝送されるときに前記上側膜または前記下側膜のうちの1つ以上の変形によって引き起こされる光学歪曲を阻止するために、前記コンタクトレンズが調節をするとき、前記支持構造近傍の前記上側膜および前記下側膜の外側部分間に固定距離を伴って、前記上側膜および前記下側膜を保持する、請求項1に記載の調節式コンタクトレンズ。
  3. 前記シールされたモジュールは、前記軟質コンタクトの光学の幾何学的中心と、流体モジュールの光学チャンバの幾何学的中心とが、同一直線上に存在するように、前記軟質コンタクトレンズの内側に位置する、請求項1に記載の調節式コンタクトレンズ。
  4. 前記複数の延在部のそれぞれのチャネルは、断面幅および断面高さを備え、前記断面幅は、前記断面高さを上回り、前記複数の延在部のそれぞれは、上側膜および下側膜を備える、請求項1に記載の調節式コンタクトレンズ。
  5. 前記断面幅は、約10μm〜約1.5mmの範囲内の距離を備え、前記断面高さは、約10μm〜約50μmの範囲内の距離を備え、前記延在部は、約0.5mm〜約3mmの範囲内の前記光学チャンバと前記複数のチャンバとの間に延在する距離だけ延在する長さを備える、請求項4に記載の調節式コンタクトレンズ。
  6. 前記光学チャンバおよび前記複数のチャンバはそれぞれ、正圧を備え、前記正圧は、前記光学チャンバと前記複数のチャンバとの間の流体連通および応答性を促進するために、前記光学チャンバの上側膜と前記複数のチャンバの上側膜との変形を提供し、前記光学チャンバの上側膜は、第1の弾性変形を備え、前記複数のチャンバの上側膜は、第2の弾性変形を備え、前記第1の弾性変形の方向および前記第2の弾性変形の方向は、前記光学チャンバおよび前記複数のチャンバ内の流体の圧力を維持するために、互いに対して反対である、請求項1に記載の調節式コンタクトレンズ。
  7. 前記コンタクトレンズの上部表面および底部表面は、前記調節式モジュールにわたって延在し、前記流体の屈折率は、約1.44〜1.55の範囲内であり、前記上側膜および前記下側膜は、約0.05以内までに類似する屈折率を備え、前記光学チャンバは、約3mm〜約5mmの範囲内の内径を備える、請求項1に記載の調節式コンタクトレンズ。
  8. 前記調節式モジュールは、前記光学チャンバまたは前記複数のチャンバのうちの1つ以上に接続されているアンカを備える、請求項1に記載の調節式コンタクトレンズ。
  9. 前記アンカは、複数の開口部を有するフランジを備え、前記コンタクトレンズの軟質材料は、前記複数の開口部を通して延在する、請求項8に記載の調節式コンタクトレンズ。
  10. 前記アンカは、前記チャンバの周囲に位置する複数のアンカを備え、前記複数のアンカのそれぞれは、フランジ内に複数の開口部を備える、請求項8に記載の調節式コンタクトレンズ。
  11. 前記アンカは、複数のアンカを備える、請求項8に記載の調節式コンタクトレンズ。
  12. 前記支持構造は、前記光学チャンバの周囲に延在する、リング、卵形、または環状体のうちの1つ以上を備え、前記支持構造は、前記光学チャンバを横断する最大寸法を画定し、前記光学チャンバを横断する最大寸法は、前記コンタクトレンズの上側表面または下側表面のうちの1つ以上の曲率が増加して、増加された屈折力を提供するとき、固定のままである、請求項1に記載の調節式コンタクトレンズ。
  13. 前記調節式モジュールは、前記コンタクトレンズから除去されるとき、自己支持可能な自己支持モジュールを備える、請求項1に記載の調節式コンタクトレンズ。
  14. 前記調節式モジュールは、上側厚を有する上側面と、前記上側厚を上回る下側厚を有する下側面とを備え、前記調節式モジュールは、前記コンタクトレンズに対する前記上側面および前記下側面の向きを示すための印を備える、請求項1に記載の調節式コンタクトレンズ。
  15. 前記コンタクトレンズは、眼の屈折異常を矯正するための光学矯正ゾーンを備え、眼瞼係合チャンバ、延在部、支持構造、またはアンカのうちの1つ以上は、少なくとも部分的に、前記光学矯正ゾーン内に延在し、前記アンカの少なくとも一部は、前記光学矯正ゾーン内に延在し、前記少なくとも一部を通して透過される光は、前記眼の視力を矯正し、前記アンカは、1つ以上の開口部を備え、前記コンタクトレンズ材料は、前記1つ以上の開口部を通して延在し、前記アンカは、光透過性支持材料を含み、前記光透過性支持材料は、前記1つ以上の開口部の周囲に延在し、前記開口部を画定し、前記光透過性支持材料および前記コンタクトレンズ材料は、光学アーチファクトを阻止するための同一の屈折率を備える、請求項1に記載の調節式コンタクトレンズ。
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