JP6440549B2 - 放射線測定装置 - Google Patents

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本発明は放射線測定装置に関し、特にタッチパネルを備えた放射線測定装置に関する。
放射線測定装置としては、サーベイメータ、体表面モニタ、モニタリングポスト等が知られている。この放射線測定装置は、放射線を検出する放射線検出器と、放射線の測定値を表示する表示器を含む本体ユニットと、を備えているものがある(特許文献1参照)。その表示器として、タッチパネル付き表示器が使用される場合がある。
特許文献2には、感圧型(抵抗膜方式)のタッチパネルが開示されている。特許文献3には、操作感の向上を目的としたタッチパネルの取付構造が開示されている。
特開2014−153306号公報 特開2005−242501号公報 特開2011−215867号公報
ところで、放射線測定の現場では、通常、測定者は手袋を装着して作業を行っている。そのため、タッチパネルとして静電容量型のタッチパネルは使用されず、感圧型(抵抗膜方式)のタッチパネルが使用されることが想定される。感圧型のタッチパネルにおいては、測定者の指先の押圧力を適切にタッチパネルに伝える必要がある。組み立て後のタッチパネルに生じる局所的な残留圧力等は、タッチパネルの誤動作の原因となり得るため、そのような残留圧力等が生じていることは避けるべきである。例えば、タッチパネルの表面に保護用の透明カバーシートを直に装着すると、組み立て誤差や製造誤差等によって、タッチパネルに部分的に圧力がかかった状態となってしまうことがあり、誤動作が生じ得る。一方、透明カバーシートとタッチパネルの表面との間に隙間を設けた場合、その隙間の厚さは、組み立て誤差や製造誤差等によって、全体的に又は部分的に一様ではない場合があり得る。そのため、圧力が適切にタッチパネルに伝達されないという問題が生じ得る。
本発明の目的は、タッチパネルを備えた放射線測定装置において、圧力が適切にタッチパネルに伝達されるようにすることである。あるいは、タッチパネルのメンテナンスが容易に行われるようにすることである。あるいは、組み立て誤差や製造誤差等が発生した場合であっても、保護用の透明カバーシートとタッチパネルとの間に隙間が生じないようにすることである。
本発明に係る放射線測定装置は、放射線を検出する放射線検出器と、前記放射線検出器の検出信号に基づく測定値を表示する感圧型のタッチパネル付き表示部と、前記タッチパネル付き表示部の表面との間に隙間をあけて前記タッチパネル付き表示部の表面を覆うように設けられた透明カバーシートと、前記タッチパネル付き表示部の表面と前記透明カバーシートとの間の隙間に配置された粘着性の透明ゲルシートと、前記透明ゲルシートと前記タッチパネル付き表示部の表面との間に配置された非粘着性の透明シートと、を含むことを特徴とする。
上記構成においては、透明カバーシートとタッチパネル付き表示部との間に形成される隙間に、透明ゲルシートが配置される。透明ゲルシートは柔軟性(自己変形性)を有する部材である。それ故、隙間のサイズや形状に応じて透明ゲルシートが変形し、その隙間を埋めることができる。仮に製造誤差や組み立て誤差等によって、透明カバーシートとタッチパネル付き表示部との間に形成された隙間にばらつきが生じた場合であっても、透明ゲルシートが変形してその隙間を埋めることができる。これにより、圧力を適切にタッチパネルに伝達することが可能となる。
透明ゲルシートの表面は粘着性を有している。透明ゲルシートとタッチパネル付き表示部の表面との間には透明シートが配置されている。透明シートは非粘着性の特性を有している。それ故、タッチパネル付き表示部に対する透明ゲルシートの粘着性が失われる。つまり、上記構成においては、透明ゲルシートの粘着面はタッチパネル付き表示部の表面に貼り付いていない。これにより、メンテナンス時等において、シート積層体(透明カバーシート、透明ゲルシート及び透明シートを含む積層体)をタッチパネル付き表示部から容易に分離することが可能となる。
例えば、透明ゲルシートの一方の粘着面に透明シートを貼り付け、透明ゲルシートの他方の粘着面に透明カバーシートを貼り付ける。これにより、シート積層体が形成される。シート積層体において、透明カバーシートが最上層のシートに相当し、透明シートが最下層のシートに相当する。そして、透明シートをタッチパネル付き表示部側に配置した状態で、シート積層体を装置のケース(フレーム)に接着する。シート積層体は、例えば、両面テープによってタッチパネル付き表示部の表面に貼り付けられてもよい。これにより、防水及び防塵を達成した上で、上記の効果を得ることができる。
望ましくは、前記透明ゲルシートと前記透明シートとの積層体によって、前記透明カバーシートが裏側から表側へ押し出されて突出状態が形成される。
非粘着性の透明シートを使用した場合、シート積層体はタッチパネル付き表示部の表面に貼り付いていない。そのため、製造誤差や組み立て誤差等が発生すると、透明シートを配置せずに透明ゲルシートの粘着面をタッチパネル付き表示部の表面に貼り付けた場合と比べて、最下層のシートである透明シートとタッチパネル付き表示部の表面との間に隙間が発生しやすくなる。上記構成によると、透明カバーシートが表側へ押し出される突出状態(盛り上がった状態)が形成されるため、仮にその誤差等が発生した場合であっても、その突出量によって隙間がオフセットされ、結果として、隙間の発生を回避することが可能となる。
本発明によると、タッチパネルを備えた放射線測定装置において、圧力を適切にタッチパネルに伝達することが可能となる。
本発明の実施形態に係る放射線測定装置の斜視図である。 本体ユニットの分解斜視図である。 シート積層体の分解斜視図である。 図1のIV−IV断面図である。 図4の拡大断面図である。
図1には、本発明の実施形態に係る放射線測定装置の一例が示されている。放射線測定装置としてのサーベイメータ10は、検出ユニット(検出プローブ)12と本体ユニット14とを含む。検出ユニット12と本体ユニット14とは、有線通信方式又は無線通信方式によって接続される。
検出ユニット12は放射線検出器として機能するユニットであり、放射線を検出するプローブヘッド16と、測定者によって握られる部分である握り部18と、を有している。検出ユニット12には、シンチレーション検出器又はGM管等の放射線検出器が内蔵されている。シンチレーション検出器が採用される場合、放射線を検出するシンチレータと光電子増倍管とが検出ユニット12に内蔵される。また、検出ユニット12には、アンプ、波形整形回路、波高弁別回路、放射線の検出回数を計数するカウンタ、放射線の係数率や線量率等を演算する演算部、及び、その演算結果である測定値のデータを本体ユニット14に送る通信部等が内蔵されている。検出ユニット12は、例えばCPUとメモリを有しており、カウンタ及び演算部の機能は、例えばCPUがプログラムを実行することにより実現される。
本体ユニット14は、ケース20、底蓋(底カバー)22、タッチパネルモニタ(タッチパネル付き表示器)24、連結部26及び各種の操作ボタンを有している。ケース20の表面にはタッチパネルモニタ24と連結部26とが設けられている。ケース20の裏面には底蓋22が設けられる。タッチパネルモニタ24は液晶表示器及びタッチパネル(タッチセンサ)を備え、入力部及び表示部を兼ねたユーザインターフェースとして機能する。そのタッチパネルは、感圧型(抵抗膜方式)のタッチパネルである。タッチパネルモニタ24には放射線の測定値が表示される。また、タッチパネルモニタ24には、各種処理を指示するためのアイコン群が表示され、測定者は、アイコン群を利用して各種の入力を行ってもよい。検出ユニット12と本体ユニット14とは、連結部26を介して連結されることにより、一体化可能となっている。また、本体ユニット14には、検出ユニット12から送られてきた測定値のデータを受信する通信部、本体ユニット14の動作を制御する制御部、及び、測定値のデータを記憶するメモリ等が内蔵されている。その測定値は、制御部の制御の下、所定の表示形式でタッチパネルモニタ24に表示される。本体ユニット14は、例えばCPUを有しており、制御部の機能は、例えばCPUがプログラムを実行することにより実現される。
図2には、本体ユニット14の分解斜視図が示されている。ケース20は、裏面(連結部26が設置されている表面とは反対側の面)に開口が形成された中空の部材であり、その裏面に底蓋22が設置される。ケース20の内部には基板28が収容される。基板28上には各種の回路が形成されている。また、基板28にはタッチパネルモニタ24が取り付けられている。ケース20の表面には、タッチパネルモニタ24に対応する位置に開口30が形成されている。タッチパネルモニタ24は矩形状の形状を有し、開口30はその形状に対応する矩形状の形状を有している。開口縁部32には、開口30よりも横幅(X方向の幅)及び縦幅(Y方向の幅)が大きいシート積層体34が貼り付けられる。この貼り付けによって、開口30はシート積層体34によって覆われて塞がれる。シート積層体34は、タッチパネルモニタ24を保護するための部材である。シート積層体34は、複数のシート状の部材が積層された矩形状の形状を有する薄いシート状の部材である。シート積層体34は、開口30に対応する位置(タッチパネルモニタ24に対応する位置)に設けられた矩形状の積層体透明部36と、積層体透明部36の周囲に設けられた不透明な積層体縁部38と、によって構成されている。積層体透明部36は透明な部材によって構成されており、測定者は、その積層体透明部36を通して、タッチパネルモニタ24に表示された画像(文字や数値や図形等)を視認することができる。
図3には、シート積層体34の分解斜視図が示されている。シート積層体34は、透明カバーシート40、両面テープ46、透明ゲルシート50及び透明フィルムシート52によって構成されている。
透明カバーシート40は、シート積層体34の最上層に配置されるシート状の部材であり、タッチパネルモニタ24を保護するための部材である。透明カバーシート40は、矩形状の形状を有する薄いシート状の部材である。透明カバーシート40の厚さは、例えば0.2mm程度である。透明カバーシート40は、ケース20に形成された開口30に対応する位置(タッチパネルモニタ24に対応する位置)に設けられた矩形状のカバーシート透明部42と、カバーシート透明部42の周囲に設けられた不透明なカバーシート縁部44と、によって構成されている。カバーシート透明部42の横幅(X方向の幅)及び縦幅(Y方向の幅)は、ケース20に形成された開口30の横幅及び縦幅よりも若干小さい。カバーシート透明部42は透明な部材によって構成されている。透明カバーシート40は、例えばプラスチック等の樹脂によって構成されている。
両面テープ46は、両面に接着剤が設けられたシート状の部材である。両面テープ46は、全体として矩形状の形状を有する薄い枠体(フレーム)である。両面テープ46には、カバーシート透明部42に対応する位置に矩形状の開口48が形成されている。開口48の横幅(X方向の幅)及び縦幅(Y方向の幅)は、カバーシート透明部42の横幅及び縦幅よりも大きい。両面テープ46の横幅及び縦幅は、透明カバーシート40の横幅及び縦幅とほぼ同一であり、両面テープ46の一方の粘着面は、カバーシート縁部44に貼り付けられる。両面テープ46の枠の幅は、カバーシート縁部44の幅よりも狭くなっており、両面テープ46をカバーシート縁部44に貼り付けたときに、両面テープ46がカバーシート透明部42に貼り付けられないようになっている。両面テープ46の他方の粘着面は、ケース20の開口縁部32に貼り付けられる。両面テープ46の厚さは、例えば0.2mm程度である。この両面テープ46を用いることにより、防水及び防塵を達成することが可能となる。
透明ゲルシート50は、矩形状の形状を有する薄いシート状の部材である。透明ゲルシート50は柔軟性の特性を有するゲル部材である。つまり、透明ゲルシート50は、加えられた力に応じて形状が変形する特性(自己変形性)を有する部材である。また、透明ゲルシート50の両面は粘着性を有し、透明ゲルシート50は、その粘着力によって他のシートに接着する特性を有する。透明ゲルシート50は透明なゲル部材によって構成されている。透明ゲルシート50の横幅(X方向の幅)及び縦幅(Y方向の幅)は、ケース20に形成された開口30よりも若干小さい。また、透明ゲルシート50の横幅及び縦幅は、両面テープ46に形成された開口48の横幅及び縦幅よりも小さく、カバーシート透明部42の横幅及び縦幅と同一、又は、カバーシート透明部42の横幅及び縦幅よりも若干大きい。透明ゲルシート50の一方の粘着面は、透明カバーシート40に貼り付けられる。このとき、透明ゲルシート50は、主に、カバーシート透明部42に貼り付けられる。透明ゲルシート50の他方の粘着面は、後述する透明フィルムシート52に貼り付けられる。透明ゲルシート50の厚さは、例えば0.2mm程度である。
透明フィルムシート52は、矩形状の形状を有する薄いシート状の部材であり、シート積層体34の最下層に配置される部材である。透明フィルムシート52は、非粘着性の特性を有する部材である。透明フィルムシート52は透明な部材によって構成されている。透明フィルムシート52は、例えばプラスチック等の樹脂によって構成されている。透明フィルムシート52の横幅(X方向の幅)及び縦幅(Y方向の幅)は、透明ゲルシート50の横幅及び縦幅と同一である。透明フィルムシート52は、透明ゲルシート50の他方の粘着面に貼り付けられる。これにより、透明ゲルシート50の他方の粘着面は、透明フィルムシート52によって覆われることになる。透明フィルムシート52の厚さは、例えば0.05mm程度である。
透明ゲルシート50の他方の粘着面に透明フィルムシート52を貼り付け、透明ゲルシート50の一方の粘着面に透明カバーシート40(主にカバーシート透明部42)を貼り付ける。そして、両面テープ46の一方の粘着面を、透明カバーシート40において透明ゲルシート50が貼り付けられている面側のカバーシート縁部44に貼り付け、両面テープ46の他方の粘着面を、ケース20の開口縁部32に貼り付ける。これにより、透明カバーシート40が最表面に配置された状態で、ケース20にシート積層体34が貼り付けられる。カバーシート透明部42、両面テープ46に形成された開口48、透明ゲルシート50及び透明フィルムシート52が、シート積層体34の積層体透明部36に相当し、カバーシート縁部44が、シート積層体34の積層体縁部38に相当する。
図4は、図1のIV−IV断面図である。図4には、本体ユニット14の内部が示されている。図4においては、連結部26の一部の図示が省略されている。本体ユニット14の内部には基板28が配置されている。基板28はボルト54によってケース20に固定されている。液晶表示器(LCD)56上にはタッチパネル58が設置されており、液晶表示器56とタッチパネル58とは一体化されている。この一体化されたユニットが、タッチパネルモニタ24に相当する。その一体化ユニット(タッチパネルモニタ24)は基板28に取り付けられている。タッチパネル58は、感圧型(抵抗膜方式)のタッチパネルである。すなわち、タッチパネル58は、タッチパネル58に与えられた圧力を検知することによりタッチ操作を検知する。また、ケース20に形成された開口30にタッチパネル58の表面が露出するように、タッチパネル58が開口30に嵌め込まれている。ケース20の開口縁部32にシート積層体34が貼り付けられることにより、タッチパネル58の表面上にシート積層体34が設置される。また、本体ユニット14の内部には、サーベイメータ10に電力を供給するバッテリ60が搭載されている。
図5は、図4中の領域Bの拡大断面図である。図5においては、シート積層体34とタッチパネル58との関係を説明する上で、便宜上、シート積層体34が誇張して図示されている。ケース20の開口縁部32に、両面テープ46の粘着面が貼り付けられることにより、シート積層体34がケース20に取り付けられる。これにより、タッチパネル58の表面上には、カバーシート透明部42、透明ゲルシート50及び透明フィルムシート52が配置される。具体的には、透明フィルムシート52がタッチパネル58の表面上に配置され、透明フィルムシート52上に透明ゲルシート50が配置され、透明ゲルシート50上にカバーシート透明部42が配置される。透明フィルムシート52がタッチパネル58の表面に接触している。カバーシート透明部42、透明ゲルシート50及び透明フィルムシート52の外側に、カバーシート縁部44が配置される。測定者は、カバーシート透明部42、透明ゲルシート50及び透明フィルムシート52を通して、液晶表示器56に表示された画像(文字や数値や図形等)を視認することができる。また、測定者は、カバーシート透明部42、透明ゲルシート50及び透明フィルムシート52を介して、タッチパネル58に対してタッチ操作を行うことができる。測定者が指先やスタイラス等によってカバーシート透明部42に対して圧力を与えると、その圧力が、カバーシート透明部42、透明ゲルシート50及び透明フィルムシート52を介してタッチパネル58に伝達され、タッチパネル58によって検知される。これにより、タッチパネル58を利用した入力が実現される。また、両面テープ46によってシート積層体34が貼り付けられるので、防水及び防塵を達成することができる。
一例として、開口縁部32の高さの位置(図5中の上下方向の位置)とタッチパネル58の表面の高さの位置とが等しいものとする。両面テープ46の厚さの分、カバーシート透明部42とタッチパネル58の表面との間に隙間が形成される。その隙間に透明ゲルシート50と透明フィルムシート52とが配置され、それらによって隙間が埋められている。つまり、カバーシート透明部42とタッチパネル58の表面との間に、透明ゲルシート50と透明フィルムシート52とが配置されることにより、その隙間が埋められる。
上記のように、本実施形態では、カバーシート透明部42とタッチパネル58の表面との間に、透明ゲルシート50が配置されている。透明ゲルシート50は柔軟性(自己変形性)を有するので、カバーシート透明部42とタッチパネル58の表面との間に形成された隙間のサイズや形状に応じて変形し、その隙間を埋めることができる。仮に製造誤差や組み立て誤差等によって、その隙間にばらつきが生じた場合であっても、透明ゲルシート50が変形してその隙間を埋めることができる。それ故、カバーシート透明部42に加えられた圧力を、適切にタッチパネル58に伝達することが可能となる。また、透明カバーシート40をタッチパネル58の表面に対して直接貼り付けた場合、部分的に残留圧力等が生じ、誤動作を招くという問題が生じ得る。これに対して本実施形態によると、透明ゲルシート50によって圧力の不均一性が解消され、この問題を解消又は低減することが可能となる。また、両面テープ46を用いることにより、防水及び防塵を達成した上で、上記の効果を得ることができる。
また、本実施形態では、透明ゲルシート50とタッチパネル58の表面との間に、透明フィルムシート52が配置されており、透明ゲルシート50は、タッチパネル58の表面に直接接触していない。透明フィルムシート52は非粘着性の特性を有し、タッチパネル58の表面に接着されていない。透明フィルムシート52を介在させることによって、タッチパネル58に対する透明ゲルシート50の粘着性は失われ、シート積層体34をタッチパネル58から容易に分離することが可能となる。例えばメンテナンス時に、シート積層体34をタッチパネル58から容易に分離することが可能となる。
また、本実施形態では、シート積層体34をケース20に貼り付けた後においては、矢印62で示すように、カバーシート透明部42が表側に押し出されている。これにより、カバーシート透明部42が押し出された部分で突出状態(盛り上がった状態)が形成される。つまり、透明ゲルシート50と透明フィルムシート52とが積層された積層体の全体の厚さが、両面テープ46の厚さよりも厚くなっているため、その厚さの差の分、カバーシート透明部42が表側に押し出されている。例えば、透明ゲルシート50の厚さと両面テープ46の厚さとが等しい場合、透明フィルムシート52の厚さの分、カバーシート透明部42は表側に押し出される。一例として、両面テープ46の厚さは0.2mmであり、透明ゲルシート50の厚さは0.2mmであり、透明フィルムシート52の厚さは0.05mmである。従って、製造誤差や組み立て誤差等が発生していない場合、理論的には、カバーシート透明部42は、透明フィルムシート52の厚さである0.05mm分、表側に突出することになる。もちろん、この数値は一例であり、両面テープ46、透明ゲルシート50及び透明フィルムシート52の厚さを変えることにより、その突出量を変えることができる。
本実施形態では、透明ゲルシート50とタッチパネル58との間に非粘着性の透明フィルムシート52が配置されており、シート積層体34はタッチパネル58の表面に貼り付いていない。そのため、製造誤差や組み立て誤差等が発生すると、透明フィルムシート52を配置せずに透明ゲルシート50の粘着面をタッチパネル58の表面に貼り付けた場合と比べて、シート積層体34とタッチパネル58との間に隙間が発生しやすくなる。本実施形態では、透明ゲルシート50と透明フィルムシート52とが積層された積層体が、その隙間をオフセットするために機能する。つまり、上述したように、その積層体の全体の厚さは両面テープ46の厚さよりも厚くなっているため、製造誤差や組み立て誤差等が発生した場合であっても、その厚くなっている部分によって隙間が埋められてオフセットされ、隙間の発生を回避することができる。その厚さの差は、カバーシート透明部42が突出した部分(盛り上がった部分)の突出量に相当する量であり、その突出量によって隙間がオフセットされることになる。このように、理論上、カバーシート透明部42が表側に突出するように、透明ゲルシート50と透明フィルムシート52とからなる積層体の厚さを規定することにより、誤差が発生した場合であっても、隙間の発生を回避することが可能となる。その隙間の発生を回避するという観点、及び、タッチパネルモニタ24に対する感触の良好さという観点から、カバーシート透明部42の突出量は、例えば0.03〜0.08mm程度であることが好ましい。つまり、上記厚さの差は、0.03〜0.08mm程度であることが好ましい。
また、透明ゲルシート50は衝撃吸収材として機能し、タッチパネル58への衝撃を吸収することができる。
10 サーベイメータ、12 検出ユニット、14 本体ユニット、24 タッチパネルモニタ、34 シート積層体、40 透明カバーシート、46 両面テープ、50 透明ゲルシート、52 透明フィルムシート、56 液晶表示器、58 タッチパネル。

Claims (2)

  1. 放射線を検出する放射線検出器と、
    前記放射線検出器の検出信号に基づく測定値を表示する感圧型のタッチパネル付き表示部と、
    前記タッチパネル付き表示部の表面との間に隙間をあけて前記タッチパネル付き表示部の表面を覆うように設けられた保護用の透明カバーシートと、
    前記タッチパネル付き表示部の表面と前記透明カバーシートとの間の隙間に配置された粘着性の透明ゲルシートと、
    前記透明ゲルシートと前記タッチパネル付き表示部の表面との間に配置された非粘着性の透明シートと、
    を含むことを特徴とする放射線測定装置。
  2. 請求項1に記載の放射線測定装置において、
    前記透明ゲルシートと前記透明シートとの積層体によって、前記透明カバーシートが裏側から表側へ押し出されて突出状態が形成される、
    ことを特徴とする放射線測定装置。
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