JP6440333B1 - Ｒｆｉｄタグ及びｒｆｉｄタグの製造方法 - Google Patents
Ｒｆｉｄタグ及びｒｆｉｄタグの製造方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP6440333B1 JP6440333B1 JP2017126143A JP2017126143A JP6440333B1 JP 6440333 B1 JP6440333 B1 JP 6440333B1 JP 2017126143 A JP2017126143 A JP 2017126143A JP 2017126143 A JP2017126143 A JP 2017126143A JP 6440333 B1 JP6440333 B1 JP 6440333B1
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- rfid tag
- thread
- tag chip
- hard
- yarn
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Abstract
【課題】糸に実装され耐久性の優れた防水機能を有するＲＦＩＤタグを提供する。【解決手段】所定の長さを有する糸に実装されたＲＦＩＤタグチップと、前記糸に織り込まれ前記ＲＦＩＤタグチップに接続されたアンテナと、前記ＲＦＩＤタグチップ及び前記ＲＦＩＤタグチップと前記アンテナとの接続部が位置する前記糸の領域をコーティングしたハードタイプ光硬化樹脂と、少なくとも前記糸の前記ハードタイプ光硬化樹脂でコーティングされていない領域をコーティングしたソフトタイプ光硬化樹脂とを備える。【選択図】図１
Description
本発明は、糸に実装されたＲＦＩＤタグ及びＲＦＩＤタグの製造方法に関するものである。
従来、電子部品を実装可能な導電性パターンを有する複合糸が存在する（例えば特許文献１参照。）。この複合糸は、糸本体の表面に、糸長方向に所定の長さの範囲で金属メッキ層からなる一対の導電性パターンが所定間隔を空けて形成されており、ＩＣチップ等の電子部品が一対の導電性パターンの間に位置決めされて接着剤等で実装され、電子部品に設けられた一対の端子部分が導電性パターンに接続されている。また特許文献１には、導電性パターン及びＩＣチップ等の電子部品を保護するために樹脂層で複合糸の周囲をコーティングすることが開示されている。
しかしながら上述の複合糸においては、複合糸が折り曲げられることにより電子部品に設けられた一対の端子部分が破断し易く、またこの部分から水が浸入し電子部品等の破損が生じていた。
本発明の目的は、糸に実装され耐久性に優れた防水機能を有するＲＦＩＤタグ及びＲＦＩＤタグの製造方法を提供することである。
本発明のＲＦＩＤタグは、所定の長さを有する糸に実装されたＲＦＩＤタグチップと、前記糸に織り込まれ前記ＲＦＩＤタグチップに接続されたアンテナと、前記ＲＦＩＤタグチップ及び前記ＲＦＩＤタグチップと前記アンテナとの接続部が位置する前記糸の領域をコーティングしたハードタイプ光硬化樹脂と、少なくとも前記糸の前記ハードタイプ光硬化樹脂でコーティングされていない領域をコーティングしたソフトタイプの光硬化樹脂と、を備えることを特徴とする。
本発明のＲＦＩＤタグの製造方法は、所定の長さを有する糸に実装されたＲＦＩＤタグチップと、前記糸に織り込まれ前記ＲＦＩＤタグチップに接続されたアンテナとを有するＲＦＩＤタグを準備する工程と、前記ＲＦＩＤタグチップ及び前記ＲＦＩＤタグチップと前記アンテナとの接続部が位置する前記糸の領域をハードタイプ光硬化樹脂でコーティングする工程と、少なくとも前記糸の前記ハードタイプ光硬化樹脂でコーティングされていない領域をソフトタイプの光硬化樹脂でコーティングする工程と、光により前記ハードタイプ光硬化樹脂及び前記ソフトタイプの光硬化樹脂を硬化させる工程とを有することを特徴とする。
本発明によれば、糸に実装され耐久性に優れた防水機能を有するＲＦＩＤタグ及びＲＦＩＤタグの製造方法を提供することができる。
以下、図面を参照して、実施の形態に係るＲＦＩＤタグ及びＲＦＩＤタグの製造方法について説明する。図１は、実施の形態に係るＲＦＩＤタグの構成を示す図である。
ＲＦＩＤタグ２は、所定の長さを有する糸４に実装されたＲＦＩＤタグチップ６と、糸４に織り込まれ（または縒り込まれ）、ＲＦＩＤタグチップ６に接続されたアンテナ８とを備えている。
ここで糸４には、ポリエステル、ナイロン、アクリル、ポリプロピレン、パラ系アラミド、メタ系アラミド、ポリアリレート、ポリベンゾイミダゾール等の合成繊維から形成された糸、または綿、ウール、麻等の天然繊維から形成された糸が用いられる。またアンテナ８には、導電性を有する金属細線、箔糸、炭素繊維等が用いられる。また糸４の太さは適宜規定すればよく、更に糸４の長手方向に直交する断面形状は、円形に限らず、三角形、四角形等多角形状であってもよい。
またＲＦＩＤタグ２は、ＲＦＩＤタグチップ６及びＲＦＩＤタグチップ６とアンテナ８との接続部が位置する糸４の領域がハードタイプ光硬化樹脂、例えばハードタイプ紫外線硬化樹脂１０によりコーティングされている。更に糸４のハードタイプ紫外線硬化樹脂１０でコーティングされていない領域がソフトタイプ光硬化樹脂、例えばソフトタイプ紫外線硬化樹脂１２によりコーティングされている。
次に実施の形態に係るＲＦＩＤタグの製造方法について説明する。図２（ａ）に示すように、まず所定の長さを有する糸４に実装されたＲＦＩＤタグチップ６と、糸４に織り込まれＲＦＩＤタグチップ６に接続されたアンテナ８とを有するＲＦＩＤタグ２を準備する。
次に図２（ｂ）に示すように、ＲＦＩＤタグチップ６及びＲＦＩＤタグチップ６とアンテナ８との接続部が位置する糸４の領域をハードタイプ紫外線硬化樹脂１０に浸漬し、ハードタイプ紫外線硬化樹脂１０でコーティングする。ここでハードタイプ紫外線硬化樹脂１０には、例えばアクリル系紫外線硬化樹脂（ハードタイプ）（株式会社パジコ、品番：４０４１６９）を用いた。
更に図２（ｃ）に示すように、糸４のハードタイプ紫外線硬化樹脂１０でコーティングされていない領域をソフトタイプ紫外線硬化樹脂１２に浸漬し、ソフトタイプ紫外線硬化樹脂１２でコーティングする。ここでソフトタイプ紫外線硬化樹脂１２には、例えばアクリル系紫外線硬化樹脂（ソフトタイプ）（株式会社パジコ、品番：４０４１７０）を用いた。なおソフトタイプ紫外線硬化樹脂１２でコーティングする領域は、ＲＦＩＤタグチップ６とアンテナ８との接続部が位置する糸４の領域を含んでいてもよい。
次にＵＶライトにより紫外線を照射してハードタイプ紫外線硬化樹脂１０及びソフトタイプ紫外線硬化樹脂１２を硬化させる。
本実施の形態に係るＲＦＩＤタグによれば、ＲＦＩＤタグチップ６及びＲＦＩＤタグチップ６とアンテナ８との接続部が位置する糸４の領域がハードタイプ紫外線硬化樹脂１０によりコーティングされているため、ＲＦＩＤタグチップ６を外部から受ける衝撃から保護することができ、またＲＦＩＤタグチップ６とアンテナ８との接続部の破損を防止することできる。更にこの領域の防水性を維持することができる。
また糸４のハードタイプ紫外線硬化樹脂１０でコーティングされていない領域がソフトタイプ紫外線硬化樹脂１２によりコーティングされているため、糸４の柔軟性を維持しつつ防水性を維持することができる。
またＲＦＩＤタグチップ６とアンテナ８とが実装された糸４の全体がハードタイプ紫外線硬化樹脂１０及びソフトタイプ紫外線硬化樹脂１２によりコーティングされているため、例えばホルマリン等の薬品に対する耐性を有する。従って、例えば手術材料の識別などにも用いることができる。
また本実施の形態に係るＲＦＩＤタグの製造方法によれば、耐久性に優れ防水機能を有するＲＦＩＤタグを容易に製造することができる。
なお上述の実施の形態においては、光硬化樹脂として紫外線により硬化する紫外線硬化樹脂を用いているが、可視光により硬化する光硬化樹脂を用いてもよい。
２…ＲＦＩＤタグ、４…糸、６…ＲＦＩＤタグチップ、８…アンテナ、１０…ハードタイプ紫外線硬化樹脂、１２…ソフトタイプ紫外線硬化樹脂
Claims (2)
- 所定の長さを有する糸に実装されたＲＦＩＤタグチップと、
前記糸に織り込まれ前記ＲＦＩＤタグチップに接続されたアンテナと、
前記ＲＦＩＤタグチップ及び前記ＲＦＩＤタグチップと前記アンテナとの接続部が位置する前記糸の領域をコーティングしたハードタイプ光硬化樹脂と、
少なくとも前記糸の前記ハードタイプ光硬化樹脂でコーティングされていない領域をコーティングしたソフトタイプ光硬化樹脂と、
を備えることを特徴とするＲＦＩＤタグ。 - 所定の長さを有する糸に実装されたＲＦＩＤタグチップと、前記糸に織り込まれ前記ＲＦＩＤタグチップに接続されたアンテナとを有するＲＦＩＤタグを準備する工程と、
前記ＲＦＩＤタグチップ及び前記ＲＦＩＤタグチップと前記アンテナとの接続部が位置する前記糸の領域をハードタイプ光硬化樹脂でコーティングする工程と、
少なくとも前記糸の前記ハードタイプ光硬化樹脂でコーティングされていない領域をソフトタイプ光硬化樹脂でコーティングする工程と、
光により前記ハードタイプ光硬化樹脂及び前記ソフトタイプ光硬化樹脂を硬化させる工程と
を有することを特徴とするＲＦＩＤタグの製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2017126143A JP6440333B1 (ja) | 2017-06-28 | 2017-06-28 | Ｒｆｉｄタグ及びｒｆｉｄタグの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2017126143A JP6440333B1 (ja) | 2017-06-28 | 2017-06-28 | Ｒｆｉｄタグ及びｒｆｉｄタグの製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP6440333B1 true JP6440333B1 (ja) | 2018-12-19 |
| JP2019008699A JP2019008699A (ja) | 2019-01-17 |
Family
ID=64668667
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2017126143A Expired - Fee Related JP6440333B1 (ja) | 2017-06-28 | 2017-06-28 | Ｒｆｉｄタグ及びｒｆｉｄタグの製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP6440333B1 (ja) |
Family Cites Families (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2009289003A (ja) * | 2008-05-29 | 2009-12-10 | Panasonic Corp | Ｒｆｉｄタグ |
| WO2010116935A1 (ja) * | 2009-04-11 | 2010-10-14 | 福井県 | 複合糸及びそれを備えた布地 |
| JP5927774B2 (ja) * | 2011-04-28 | 2016-06-01 | 福井県 | 複合糸及びその製造方法 |
| JP2017076340A (ja) * | 2015-10-16 | 2017-04-20 | 株式会社スマート | 線状アンテナｉｃタグとそのシステム及び製造方法 |
-
2017
- 2017-06-28 JP JP2017126143A patent/JP6440333B1/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2019008699A (ja) | 2019-01-17 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| KR102432009B1 (ko) | 압력 센서 | |
| JP5850804B2 (ja) | タッチパネル、タッチパネルの製造方法 | |
| CN105830541B (zh) | 导电纺织品设备 | |
| EP1882059B1 (en) | Operative devices installed in yarns | |
| IT201900002337A1 (it) | Dispositivo rfid perfezionato per pneumatici | |
| JP5939830B2 (ja) | Ｒｆｉｄタグ | |
| CN109963708A (zh) | 用于电子设备的无缝间隔织物 | |
| DE102008046338B4 (de) | Identifikationsmittel für eine kontaktlose Datenübertragung und Herstellungsverfahren hierfür | |
| GB2472025A (en) | Identification device | |
| JP6440333B1 (ja) | Ｒｆｉｄタグ及びｒｆｉｄタグの製造方法 | |
| CN103477654B (zh) | 单细丝织物声学悬置元件 | |
| US20170175312A1 (en) | Member, member manufacturing method, electronic device, and electronic device manufacturing method | |
| JP2009129094A (ja) | 電子装置および電子装置製造方法 | |
| KR20110058179A (ko) | 사출 성형품 및 이를 제조하는 방법 | |
| KR101764278B1 (ko) | 나노 구조물을 이용한 전자파 차폐 소재 | |
| US10772197B2 (en) | Electronically functional yarn | |
| JP2009122783A (ja) | Ｉｃタグ | |
| CN105404918B (zh) | Rfid标签 | |
| JP2019214214A (ja) | 金銀糸および金銀糸用積層体 | |
| JP2001005944A (ja) | マイクロ回路を含むカードの製造方法 | |
| US20130342423A1 (en) | Electronic device, decorated article, decoration film, manufacturing method for decorated article and manufacturing method for decoration film | |
| JP2018100986A (ja) | 光学素子及び偏光板 | |
| CN109554797B (zh) | 一种微电子纱线及其制备方法 | |
| US11091855B2 (en) | Electronically functional yarn and textile | |
| JP5975483B2 (ja) | 紐部材における光輝装飾構造およびその製造方法 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
| A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20181114 |
|
| A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20181119 |
|
| R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6440333 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
| R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |