JP6439475B2 - 情報処理装置、情報処理システム及び制御プログラム - Google Patents
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Description
たいデータ(Value)と対応する一意の識別子(Key)の組み合わせでデータを管理する。KVSでは、オンラインシステム等におけるクライアントからの処理依頼に対し、Keyを指定してValueを取り出すという単純な仕組みで、データが取得される。Keyに応じてデータを複数台に分散して保存できるため、サーバが増設しやすい。即ち、KVSは、システムの拡張性に優れ、処理の遅延時間を低減する。このため、サーバの増設により、処理の高速化が容易となる。なお、サーバの増設によりシステム規模を拡充する手段は、スケールアウトといわれる。
トレスな処理方式に適しており、スケールアウトが容易である。ステートレス処理方式は、現在の状態等を示すデータを保持せず、入力データに対して出力データが決定される方式である。
クション、排他制御、読み取り一貫性の保証、スプリットブレイン対策等の機能を追加していくと、状態を管理せざるをえなくなり、処理方式は拡張性のないステートフルとなる。
整合しなくなる場合がある。
図1は、Shared Nothing方式の情報処理システムの例を示す図である。Shared Nothing方式は、データベースのアクセス管理をサーバと対応させる方式である。図1において、情報処理システムは、ノード1およびノード2を含む。現用系のノード1は、Database Management System(DBMS)によりデータベースDB1を管理する。ノード1は、DB1に直接アクセスし、ノード1内において排他制御を行う。現用系のノード2は、DBMSによりデータベースDB2を管理する。ノード2は、DB2に直接アクセスし、ノード2内において排他制御を行う。ノード1は、DB2にアクセスする場合、ノード2に処理依頼を出し、間接的にDB2にアクセスする。
図2は、比較例1におけるスケールアウトの例を示す図である。図2において、ステートレス処理方式で運用される情報処理システムは、複数のクライアント装置(以下、クライアントともいう)であるCL#1からCL#2nを含む。また、情報処理システムは、サーバ装置(以下、サーバともいう)としてサーバ#1を含む。サーバ#1は、複数のノードSV#11からSV#1nを含む。情報処理システムは、ステートレス処理方式で運用されるため、制御システム内部に状態およびデータ等(以下、状態データともいう)を保持せず、入力データに対し出力データを決定する。
図3は、比較例2におけるスケールアウトの例を示す図である。図3において、ステートフル処理方式で運用される情報処理システムは、複数のクライアントであるCL#1からCL#2nを含む。また、情報処理システムは、サーバとしてサーバ#1を含む。サーバ#1は、複数のノードSV#11からSV#1nを含む。サーバ#1は、CL#1からCL#2nの状態データを保持する。情報処理システムは、ステートフル処理方式で運用されるため、制御システム内部にクライアントからの処理依頼に関する状態データを保持し、保持された内容を入力データに反映して出力データを決定する。
図4は、比較例3におけるスケールアウトの例を示す図である。図4において、情報処理システムは、複数のクライアントであるCL#1からCL#2nを含む。また、情報処理システムは、サーバとしてサーバ#1およびサーバ#2を含む。サーバ#1は、ノードSV#11およびデータ集合1からデータ集合Xを含む。サーバ#2は、ノードSV#21を含む。また、サーバ#2は、サーバ#1から移行されたデータ集合nからデータ集合mを含む。
とサーバ#2のデータ集合との間に差異が生じる。また、データ集合をサーバ#2に移行し、クライアント側で保持しているサーバ#1およびサーバ#2におけるデータ配置情報を更新しなければ、クライアントは、接続先が変更されていないため、サーバ#2に移行されたデータ集合にアクセスできない。
情報処理システムにおいて処理能力を拡大する場合、スケールアウトにより、新たなサーバが増設される。スケールアウトの対象であるサーバ(以下、移行元サーバともいう)は、自身の保持するデータの一部を増設されたサーバ(以下、移行先サーバともいう)に移行する。
図5および図6は、実施形態における装置構成の一例を説明する。図5は、情報処理システム1の一例を示す図である。情報処理システム1は、ネットワーク14を介して接続される複数の情報処理装置2を含む。情報処理装置2は、クライアント装置、サーバ装置、またはサーバ兼クライアント装置であってもよい。
Signal Processor(DSP)である。
EPROM)、又はハードディスクドライブ(Hard Disk Drive、HDD)等の不揮発性
のメモリである。補助記憶装置5は、例えば、オペレーティングシステム(Operating System、OS)、コンパイラプログラム、その他様々なアプリケーションプログラムを保持する。
図7および図8は、情報処理装置2の処理構成を説明する。図7は、サーバ装置2aの処理構成の一例を示す図である。サーバ装置2aは、情報処理装置2の一例である。サーバ装置2aは、サーバ制御部20aを含む。サーバ制御部20aは、通信制御部30a、記憶部40aおよび処理制御部50aを含む。
ル41aは、処理制御部50aの処理に使用されるサーバ側の定義パラメタの値を記憶する。
図9Aから図16は、サーバ装置2aで使用する定義およびデータ構造の例を説明する。図17から図19は、クライアント装置2bで使用する定義およびデータ構造の例を説明する。図20および図21は、サーバ装置2aとクライアント装置2b間で送受信するデータ構造の例を説明する。
ER”が設定される。即ち、“COLUMN2”の列は、整数型の値を記憶する。「設定値」は、対応する列に設定される値である。例えば、“COLUMN2”の列に設定される「設定値」として-32,768 〜 +32,767が設定される。即ち、“COLUMN2”の列に設定される値は、-32,768 〜 +32,767の範囲内の整数である。
クションIDとして設定される。
ライアント名」は、クライアント装置2bのInternet Protocol(IP)アドレスまたは
マシン名等であり、例えば“CLI01”が設定される。「クライアントポート番号」は、クライアント装置2bのポート番号であり、例えば“80”が設定される。「トランID」は、トランザクションが発生した際のトランザクションIDであり、例えば“15896231”が設定される。なお、サーバ装置2aは、コネクション情報が作成されたクライアント装置2bをクライアント通知リストに登録してもよい。
状態」は、トランザクションの状態であり、例えば“CONTINUE”が設定される。「トランザクション種別」は、トランザクションの種別であり、例えば“ReadOnly”または“ReadWrite”が設定される。「カーソル状態」は、カーソルの状態であり、例えば“OPEN”または“CLOSE”が設定される。「テーブル名」は、操作対象のテーブル名であり、例えば“TBL01”が設定される。「データ集合名」は、操作対象のデータ集合名であり、例えば“Partition01”が設定される。「カーソル位置」は、カーソルの位置情報であり、例えば“101”が設定される。「更新デー
タ」は、トランザクションが発生する前のデータと更新中のデータとの差分であり、更新されていない場合には、例えば“NONE”が設定される。更新中の場合には、「更新データ」には、変更後のデータが設定されてもよい。また、更新中の場合、「更新データ」には、データベースを操作するための命令文、例えばStructured Query Language(SQ
L)文であって、トランザクション発生後に実行されたSQL文が設定されてもよい。
および「ScaleoutTimeOut」を定義する。
データを受信し、返却するまでの時間がタイムアウトとなる閾値であり、例えば、“3”が設定される。「ScaleoutTimeOut」は、スケールアウト処理の時間がタイムアウトとな
る閾値であり、例えば、“180”が設定される。
イムアウトとなる閾値であり、例えば、“3”が設定される。「ClientPort」は、クライアント装置2bで使用するポート番号であり、例えば、“80”が設定される。「ServerName」は、クライアント装置2bから接続するサーバ装置2aのIPアドレスまたはマシン名等であり、例えば、“SV01”が設定される。「ServerPort」は、クライアント装置2bから接続するサーバ装置2aのポート番号であり、例えば、“80”が設定される。「DataLocatedServer」は、データ集合名と接続先の組み合わせであり、例えば、“Par
tition00:SV01”が設定される。なお、「ServerName」、「ServerPort」および「DataLocatedServer」は、それぞれ複数定義してもよい。図19において、上述の
例の他、「ServerName」、「ServerPort」および「DataLocatedServer」として、それぞ
れ“SV02”、“80”および“Partition01:SV02”が設定されている。
」は、クライアント装置2bから接続するサーバ装置2aのポート番号であり、例えば、“80”が設定される。「クライアントID」は、クライアント制御プログラムの識別子であり、例えば、“CL001”が設定される。「依頼データ番号」は、クライアント制御プログラムにより設定される一意な番号であり、例えば、“000000001”が設定される。
「クライアント名」は、クライアント装置2bのIPアドレスまたはマシン名等であり、例えば、“CLI001”が設定される。「クライアントポート番号」は、クライアント装置2bで使用するポート番号であり、例えば、“80”が設定される。「クライアントプロセスID」は、クライアントアプリケーションのプロセスIDであり、例えば、“4438”が設定される。「クライアントスレッドID」は、クライアントアプリケーションプロセスのスレッドIDであり、例えば、“47470217350064”が設定される。「コネクションID」は、コネクション確立時にサーバ装置2aからクライアント装置2bに通知されるIDであり、例えば、“102367598”が設定される。サーバ装置2aは、クライアント装
置2bからのコネクション確立依頼時に、例えば、「クライアント名」、「クライアントポート番号」、「クライアントプロセスID」、「クライアントスレッドID」、および「依頼データ送信時刻」に基づいて、一意なコネクションIDを生成する。「依頼データ送信時刻」は、クライアント装置2bからの処理依頼時のタイムスタンプであり、例えば
、“2013.8.19 15:32.32.225”が設定される。「処理依頼種別」は、SQLにおけるSELECT、INSERT、UPDATE、DELETE等の操作命令であり、クライアントアプリケーションでは関数名である。「処理依頼種別」には、例えば、“SELECT”が設定される。「処理依頼対象」は、DB名、スキーマ名、表名、またはパーティション等のリソース情報であり、例えば、“TABLE1”が設定される。「処理依頼入力情報」は、処理依頼を実行するための入力情報である。具体的には、「処理依頼入力情報」は、SQLのSELECT文における検索条件およびカーソル名等であり、クライアントアプリケーションの入力パラメタおよびハンドル等である。「処理依頼入力情報」には、例えば、“WHERE COLUMN2=5”が設定される。「処理依頼出力情報」は、処理依頼の実行結果の対象である。具体的には、「処理依頼出力情報」は、SQLのSELECT文の実行結果であり、クライアントアプリケーションの出力結果の対象、例えば行名または集合関数である。「処理依頼出力情報」には、例えば、“COLUMN1”が設定される。
ント装置2bで使用するポート番号であり、例えば、“80”が設定される。「クライアントID」は、クライアント制御プログラムの識別子であり、例えば、“CL001”が設定される。「依頼先サーバ名」は、依頼先サーバ装置2aのIPアドレスまたはマシン名等であり、例えば、“101.24.12.101”が設定される。「結果送信サーバ名」は、結果送
信サーバ装置2aのIPアドレスまたはマシン名等であり、例えば、“101.24.12.102”
が設定される。
リケーションのプロセスIDであり、例えば、“4438”が設定される。「クライアントスレッドID」は、クライアントアプリケーションプロセスのスレッドIDであり、例えば、“47470217350064”が設定される。「セッションID」は、コネクション確立時にサーバ装置2aからクライアント装置2bに通知されるIDであり、例えば、“102367598”
が設定される。サーバ装置2aは、クライアント装置2bからのコネクション確立依頼時に、例えば、「クライアント名」、「クライアントポート番号」、「クライアントプロセスID」、「クライアントスレッドID」、および「依頼データ送信時刻」に基づいて、一意なセッションIDを生成する。依頼データ送信時刻」は、クライアント装置2bからの処理依頼時のタイムスタンプであり、例えば、“2013.8.19 15:32.32.225”が設定される。「結果データ送信時刻」は、サーバ装置2aからの処理結果送信時のタイムスタンプであり、例えば、“2013.8.19 15:32.32.236”が設定される。「結果データ番号」は、「結果データ」をサーバ装置2aの処理結果と紐付けるための一意な番号であり、例えば、“00000123”が設定される。「結果データ状態」は、処理結果が完結しているか、継続中
であるかの情報であり、例えば、完結していれば“0”、継続中であれば“1”が設定される。「結果データ長」は、結果データの長さであり、例えば、“4”が設定される。「処理結果」は、処理依頼の実行結果である。具体的には、「処理結果」は、SQLのSELECT文の実行結果であり、クライアントアプリケーションの出力結果、例えば行名または集合関数の結果である。「処理結果」には、例えば、“COLUMN1=4”が設定される。
図22から図28は、実施形態の動作例1から動作例7を説明するための図である。図22から図28において、サーバ#1(図28ではサーバ#a1)は、スケールアウトの対象である移行元サーバである。また、サーバ#2(図28ではサーバ#a2)は、移行先サーバである。なお、各図において、サーバ#1(図28ではサーバ#a1)の処理は、ノードSV#11(図28ではノードSV#a11)が処理するものとして記載されているが、各動作例では、サーバ#1(図28ではサーバ#a1)の処理であるものとして説明される。同様に、サーバ#2の処理は、ノードSV#21(図28ではノードSV#a21)が処理するものとして記載されているが、各動作例では、サーバ#2(図28ではサーバ#a2)の処理であるものとして説明される。
動作例1は、ステートフルな方式で動作しているサーバにおいて、クライアントからサーバへのデータアクセスを停止せずに、業務を継続したままスケールアウトをする例である。また、動作例1は、スケールアウトの処理中にクライアントから処理依頼を受信した際、操作対象となるデータ集合が移行先サーバに移行済である例を示す。
タ構造により送受信される。サーバ#1は、データ移行リストを参照し、依頼データによる操作対象であるデータ集合nの移行状態を判定する。データ集合nの移行状態は“移行済”であるため、サーバ#1は、CL#1からの依頼データをサーバ#2に転送する(A5)。
動作例2は、スケールアウトの処理中にクライアントから処理依頼を受信した際、操作対象となるデータ集合が移行先サーバに移行中である例を示す。この場合、移行元サーバは、移行先サーバへデータ集合の移行が完了した後、処理依頼を移行先サーバに送信する。
動作例3は、スケールアウトの処理中にクライアントから処理依頼を受信した際、操作対象となるデータ集合が移行先サーバに移行されていない例を示す。この場合、処理依頼に基づく処理は、移行元サーバで行われる。
動作例4は、スケールアウトの処理中にクライアントから処理依頼を受信した際、業務への影響を低減するため、更新中でないデータ集合を優先して、移行先サーバへ送信する例である。
動作例5は、スケールアウトの処理中にクライアントから処理依頼を受信した際、操作
対象となるデータ集合が更新中である例を示す。この場合、移行元サーバは、データ集合および更新による差分を移行先サーバに送信する。移行先サーバは、受信したデータ集合に対し、更新による差分をデータ集合に反映した後、データ集合に対する処理を行い、処理結果をクライアントに返却する。
動作例6は、スケールアウトによるデータ集合の移行が完了した後、各クライアントが、保持しているデータ配置および処理依頼先の接続先情報を動的に更新する例を示す。移行対象のデータ集合の移行先サーバへの送信が完了しても、各クライアントが保持しているデータ配置および処理依頼先の接続先情報は、変更されているとは限らない。このため、各クライアントは、処理依頼に対する結果データを受信すると、保持しているデータ配置および処理依頼先の接続先情報を動的に更新する。
する操作を行う(F6)。データ集合n〜mに対する操作後、サーバ#2は、CL#Xとのコネクションを確立し、処理結果をCL#Xに返却する(F7)。
動作例7は、クラスタシステムを構成し、ステートフルな方式で動作しているサーバをスケールアウトする場合に、クライアントからサーバへのデータアクセスを停止せずに、業務運用を継続させたままのスケールアウトをする例である。
図29から図37Bは、実施形態におけるサーバ装置2aの制御処理の流れを説明する。図38Aから図39は、実施形態におけるクライアント装置2bの制御処理の流れを説明する。
力情報は、“移行対象のデータ集合名”、“移行元サーバ名”および“移行先サーバ名”を含む。スケールアウト命令に、待機系移行先サーバが指定された場合、サーバ装置2aは、“待機系移行先サーバ名”も、入力情報として受け取る。次に処理がOP22に進む。
に変更する。次に処理がOP48に進む。OP48では、サーバ装置2aは、移行データに移行対象のデータ集合を設定する。次に処理がOP49に進む。
ータを受信しない場合には(OP64:No)、処理がOP71に進む。
P92:Yes)、処理がOP93に進む。「移行元サーバフラグ」が“ON”でない場合には(OP92:No)、処理がOP94に進む。
行未"でない場合には(OP93:No)、処理が図36BのS1に進む。
あるため、依頼データを移行先サーバへ送信する。サーバ装置2aは、処理依頼送信部54により、OP114の処理を行う。次に処理がOP115に進む。
サーバ接続先リストおよびデータ集合接続先リストが作成されていない場合には(OP152:No)、処理がOP153に進む。
OP154では、クライアント装置2bは、自サーバの"IPアドレス"や"マシン名"を取得し、「クライアント名」に設定する。次に処理がOP155に進む。
イアント装置2bの定義ファイル41bに複数のデータ集合が定義されている場合、クライアント装置2bは、各データ集合に対し、データ集合と接続先組み合わせの「データ集合名」および「接続先サーバ名」にそれぞれ対応する設定値を設定する。次に処理がOP157に進む。
情報処理システム1において、スケールアウトによりシステム規模を拡充する場合、移行元サーバは、移行対象のデータ集合を、増設された移行先サーバに移行する。移行元サーバは、クライアントからの処理依頼を受信し、操作対象のデータ集合が移行先サーバに
移行されている場合、処理依頼を移行先サーバに送信する。移行先サーバは、受信した処理依頼に基づいて、移行済のデータ集合に対する処理を行う。
コンピュータその他の機械、装置(以下、コンピュータ等)に上記いずれかの機能を実現させるプログラムをコンピュータ等が読み取り可能な記録媒体に記録することができる。そして、コンピュータ等に、この記録媒体のプログラムを読み込ませて実行させること
により、その機能を提供させることができる。
に固定された記録媒体としても利用可能である。
上述した実施形態は、以下の付記を開示する。以下の付記は適宜組み合わせることが可能である。
移行元の情報処理装置からデータの移行を受け付ける情報処理装置において、
クライアント装置からの処理依頼の対象である操作対象データに対して、前記移行元の情報処理装置からの移行がなされ、前記移行元の情報処理装置から前記処理依頼を受信した場合に、前記操作対象データに対する処理を実行する処理部と、
前記操作対象データの配置情報を含む前記処理の結果を、前記クライアント装置に通知する応答部と、
を備える情報処理装置。
前記処理部は、前記操作対象データが、前記移行元の情報処理装置から移行中である場合には、移行完了後に前記処理を実行する、
付記1に記載の情報処理装置。
前記処理部は、前記操作対象データが更新中である場合、前記移行元の情報処理装置における前記操作対象データの更新内容を含む差分データとともに、前記操作対象データの移行を受け付け、前記操作対象データおよび前記差分データに基づいて前記処理を行う、付記1又は2に記載の情報処理装置。
移行先の情報処理装置にデータを移行する移行部と、
クライアント装置からの処理依頼の対象である操作対象データを、前記移行先の情報処理装置に移行し、前記処理依頼を前記移行先の情報処理装置に送信する処理依頼送信部と、
を備える情報処理装置。
前記処理依頼を受信してトランザクションが発生した場合、前記操作対象データが更新中であることを記録し、前記トランザクションが終了すると、前記記録を消去する記憶部、
をさらに備える付記4に記載の情報処理装置。
前記移行部は、前記操作対象データが複数ある場合、更新中でない操作対象データを優先して、前記移行先の情報処理装置に移行する、
付記4又は5に記載の情報処理装置。
前記移行部は、前記操作対象データが更新中である場合、前記操作対象データの更新内容を含む差分データとともに、前記操作対象データを前記移行先の情報処理装置に移行する、
付記4から6のいずれか一項に記載の情報処理装置。
移行元の情報処理装置と、前記移行元の情報処理装置からデータの移行を受け付ける移行先の情報処理装置とを有する情報処理システムにおいて、
前記移行先の情報処理装置は、
クライアント装置からの処理依頼の対象である操作対象データに対して、前記移行元の情報処理装置からの移行がなされ、前記移行元の情報処理装置から前記処理依頼を受信した場合に、前記操作対象データに対する処理を実行する処理部と、
前記操作対象データの配置情報を含む前記処理の結果を、前記クライアント装置に通知する応答部と、を備える、
情報処理システム。
前記移行元の情報処理装置は、前記処理依頼を受信してトランザクションが発生した場合、前記操作対象データが更新中であることを記録し、前記トランザクションが終了すると、前記記録を消去する記憶部、をさらに備える、
付記8に記載の情報処理システム。
前記クライアント装置は、前記処理の結果に基づいて、前記クライアント装置で保持しているデータの配置情報を更新する、
付記8又は9に記載の情報処理システム。
前記移行元の情報処理装置が、移行元の待機系情報処理装置と共にクラスタシステムを構築する場合に、前記移行先の情報処理装置は、前記データを受信すると、移行先の待機系情報処理装置との間で同期を取る、
付記8から10のいずれか一項に記載の情報処理システム。
移行元の情報処理装置からデータの移行を受け付ける移行先の情報処理装置に、
クライアント装置からの処理依頼の対象である操作対象データに対して、前記移行元の情報処理装置からの移行がなされ、前記移行元の情報処理装置から前記処理依頼を受信した場合に、前記操作対象データに対する処理を実行させ、
前記操作対象データの配置情報を含む前記処理の結果を、前記クライアント装置に通知させる、
ための制御プログラム。
移行元の情報処理装置に処理依頼を送信し、前記処理依頼の対象である操作対象データが前記移行元の情報処理装置から移行先の情報処理装置に移行され、前記移行元の情報処
理装置から前記処理依頼を受信した前記移行先の情報処理装置により前記操作対象データに対する処理が実行された場合に、前記操作対象データの配置情報を含む前記処理の結果を受信し、前記結果に基づいて前記操作対象データの配置情報を更新する処理制御部、
を備えるクライアント装置。
2 情報処理装置
2a サーバ装置
2b クライアント装置
3 プロセッサ
4 主記憶装置
5 補助記憶装置
6 画像信号処理部
7 入力信号処理部
8 可搬記憶媒体駆動装置
9 通信インタフェース
10 バス
20a サーバ制御部
20b クライアント制御部
30a、30b 通信制御部
40a、40b 記憶部
41a、41b 定義ファイル
50a、50b 処理制御部
51 処理部
52 応答部
53 移行部
54 処理依頼送信部
60 アプリケーションソフトウェア
Claims (8)
- 移行元の情報処理装置からデータの移行を受け付ける情報処理装置において、
クライアント装置からの処理依頼の対象である操作対象データに対して、前記移行元の情報処理装置からの移行がなされ、前記移行元の情報処理装置から前記処理依頼を受信した場合に、前記操作対象データに対する処理を実行する処理部と、
前記操作対象データの配置情報を含む前記処理の結果を、前記クライアント装置に通知する応答部と、
を備える情報処理装置。 - 前記処理部は、前記操作対象データが、前記移行元の情報処理装置から移行中である場合には、移行完了後に前記処理を実行する、
請求項1に記載の情報処理装置。 - 前記処理部は、前記操作対象データが更新中である場合、前記移行元の情報処理装置における前記操作対象データの更新内容を含む差分データとともに、前記操作対象データの移行を受け付け、前記操作対象データおよび前記差分データに基づいて前記処理を行う、請求項1又は2に記載の情報処理装置。
- 移行元の情報処理装置と、前記移行元の情報処理装置からデータの移行を受け付ける移行先の情報処理装置とを有する情報処理システムにおいて、
前記移行先の情報処理装置は、
クライアント装置からの処理依頼の対象である操作対象データに対して、前記移行元の情報処理装置からの移行がなされ、前記移行元の情報処理装置から前記処理依頼を受信した場合に、前記操作対象データに対する処理を実行する処理部と、
前記操作対象データの配置情報を含む前記処理の結果を、前記クライアント装置に通知する応答部と、を備える、
情報処理システム。 - 前記移行元の情報処理装置は、前記処理依頼を受信してトランザクションが発生した場合、前記操作対象データが更新中であることを記録し、前記トランザクションが終了する
と、前記記録を消去する記憶部、をさらに備える、
請求項4に記載の情報処理システム。 - 前記クライアント装置は、前記処理の結果に基づいて、前記クライアント装置で保持しているデータの配置情報を更新する、
請求項4又は5に記載の情報処理システム。 - 前記移行元の情報処理装置が、移行元の待機系情報処理装置と共にクラスタシステムを構築する場合に、前記移行先の情報処理装置は、前記データを受信すると、移行先の待機系情報処理装置との間で同期を取る、
請求項4から6のいずれか一項に記載の情報処理システム。 - 移行元の情報処理装置からデータの移行を受け付ける移行先の情報処理装置に、
クライアント装置からの処理依頼の対象である操作対象データに対して、前記移行元の情報処理装置からの移行がなされ、前記移行元の情報処理装置から前記処理依頼を受信した場合に、前記操作対象データに対する処理を実行させ、
前記操作対象データの配置情報を含む前記処理の結果を、前記クライアント装置に通知させる、
ための制御プログラム。
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