JP6438656B2 - 磁気共鳴装置およびプログラム - Google Patents
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Description
前記第1のスキャンにより取得されたデータに基づいて、前記第1のスライスの画像を作成する画像作成手段と、
複数のコイルと、前記第1のスライスに交差する第2のスライスを位置決めするための複数の基準点との対応関係を規定するデータベースに基づいて、前記複数の基準点の中から、前記第1のコイルに対応付けられた第1の基準点を選択する基準点選択手段と、
前記第1のスライスの画像の中から、前記第1の基準点を検出する検出手段と、
前記検出手段により検出された前記第1の基準点の位置に基づいて、前記第2のスライスを位置決めするための基準位置を設定する基準位置設定手段と、
前記基準位置に基づいて前記第2のスライスを設定するスライス設定手段と、
を有し、
前記スキャン手段は、
前記第1のコイルを用いて、前記第2のスライスから磁気共鳴信号を収集するための第2のスキャンを実行する、磁気共鳴装置である。
前記コイルが有する複数のコイルモードの中から、スキャンを実行するときに使用する第1のコイルモードを選択するコイルモード選択手段と、
前記第1のコイルモードを用いて第1のスライスから磁気共鳴信号を収集するための第1のスキャンを実行するスキャン手段と、
前記第1のスキャンにより取得されたデータに基づいて、前記第1のスライスの画像を作成する画像作成手段と、
複数のコイルモードと、前記第1のスライスに交差する第2のスライスを位置決めするための複数の基準点との対応関係を規定するデータベースに基づいて、前記複数の基準点の中から、前記第1のコイルモードに対応付けられた第1の基準点を選択する基準点選択手段と、
前記第1のスライスの画像の中から、前記第1の基準点を検出する検出手段と、
前記検出手段により検出された前記第1の基準点の位置に基づいて、前記第2のスライスを位置決めするための基準位置を設定する基準位置設定手段と、
前記基準位置に基づいて前記第2のスライスを設定するスライス設定手段と、
を有し、
前記スキャン手段は、
前記第1のコイルモードを用いて、前記第2のスライスから磁気共鳴信号を収集するための第2のスキャンを実行する、磁気共鳴装置である。
前記第1のスキャンにより取得されたデータに基づいて、前記第1のスライスの画像を作成する画像作成処理と、
複数のコイルと、前記第2のスライスを位置決めするための複数の基準点との対応関係を規定するデータベースに基づいて、前記複数の基準点の中から、前記第1のコイルに対応付けられた第1の基準点を選択する基準点選択処理と、
前記第1のスライスの画像の中から、前記第1の基準点を検出する検出処理と、
前記検出処理により検出された前記第1の基準点の位置に基づいて、前記第2のスライスを位置決めするための基準位置を設定する基準位置設定処理と、
前記基準位置に基づいて前記第2のスライスを設定するスライス設定処理と、
を計算機に実行させるためのプログラムである。
前記コイルが有する複数のコイルモードの中から、前記第1のスキャンおよび前記第2のスキャンを実行するときに使用する第1のコイルモードを選択するコイルモード選択処理と、
前記第1のスキャンにより取得されたデータに基づいて、前記第1のスライスの画像を作成する画像作成処理と、
複数のコイルモードと、前記第2のスライスを位置決めするための複数の基準点との対応関係を規定するデータベースに基づいて、前記複数の基準点の中から、前記第1のコイルモードに対応付けられた第1の基準点を選択する選択処理と、
前記第1のスライスの画像の中から、前記第1の基準点を検出する検出処理と、
前記検出処理により検出された前記第1の基準点の位置に基づいて、前記第2のスライスを位置決めするための基準位置を設定する基準位置設定処理と、
前記基準位置に基づいて前記第2のスライスを設定するスライス設定処理と、
を計算機に実行させるためのプログラムである。
図1は、本発明の第1の形態の磁気共鳴装置の概略図である。
磁気共鳴装置(以下、「MR装置」と呼ぶ。MR:Magnetic Resonance)100は、マグネット2、テーブル3、コイル4などを有している。
基準点選択手段82は、後述するデータベース(図19参照)に基づいて、データベースに規定されている複数の基準点の中から、いずれかの基準点を選択する。
検出手段83は、画像の中から、基準点選択手段82により選択された基準点を検出する。
基準位置設定手段84はスライスを位置決めするための基準位置を設定する。
スライス設定手段85はスライスを設定する。
これらの手段81〜85が実行する処理については、後で更に詳しく説明する。
MR装置100は、上記のように構成されている。
第1の形態では、ローカライザスキャンLS1、LS2、およびLS3と、本スキャンMSなどが実行される。
本スキャンMSは、脊椎の画像を取得するためのスキャンである。
ステップS1では、MR装置100のクレードル3aに脊椎用コイル4を置き、その上に被検体12を寝かせる。図5にクレードル3aに寝かされた被検体12を示す。図5の上側にはMR装置100と被検体12を側面から見た図が概略的に示されており、図5の下側には、被検体12を上面から見た図が示されている。被検体12をクレードル3aに寝かせた後、ステップS2に進む。
オペレータは、被検体12の撮影部位がポジショニングライトの下に位置するまでクレードル3aを移動する。そして、ポジショニングライトを用いて、被検体12にランドマークLMを設定する。図6には、ランドマークLMを原点として、AP(Anterior Posterior)方向、RL(Right Left)方向、およびSI(Superior Inferior)方向が示されている。ランドマークLMを設定した後、ステップS3に進む。
(0)「ST」
(1)「Center1」、「Spacing1」、「#Slices1」
(2)「Center2」、「Spacing2」、「#Slices2」
(3)「Center3」、「Spacing3」、「#Slices3」
以下、これらのパラメータについて順に説明する。
「ST」はスライス厚(mm)を表している。「ST」の右側には、スライス厚を入力する入力欄dが表示されている。ここでは、入力欄dには「8.0」が入力されている。したがって、ローカライザスキャンLS1〜LS3を実行するときのスライス厚STは8mmに設定される。
「Center1」は、ランドマークLMに対するアキシャルスライスのSI方向の基準位置を表している。基準位置Center1の入力欄a1には、「0.0」が入力されている。
「Spacing1」は、アキシャルスライスを複数枚設定する場合において、隣り合うスライスのギャップを表している。ギャップSpacing1の入力欄b1には、「0.0」が入力されている。
「#Slices1」はアキシャルスライスのスライス枚数を表している。スライス枚数#Slices1の入力欄c1には、「3」が入力されている。
入力画面W1(図8参照)には、スライス枚数#Slices1の入力欄c1に「3」が入力されている。これは、アキシャルスライスのスライス枚数が3枚設定されていることを表している。したがって、3枚のアキシャルスライスAX1〜AX3が設定される。
「Center2」は、ランドマークLMに対するサジタルスライスのRL方向の基準位置を表している。基準位置Center2の入力欄a2には、「0.0」が入力されている。
「Spacing2」は、サジタルスライスを複数枚設定する場合において、隣り合うスライスのギャップを表している。ギャップSpacing2の入力欄b2には、「0.0」が入力されている。
「#Slices2」はサジタルスライスのスライス枚数を表している。スライス枚数#Slices2の入力欄c2には、「3」が入力されている。
入力画面W1(図8参照)には、スライス枚数#Slices2の入力欄c2に「3」が入力されている。これは、サジタルスライスのスライス枚数が3枚設定されていることを表している。したがって、3枚のサジタルスライスSA1〜SA3が設定される。
「Center3」は、ランドマークLMに対するコロナルスライスのAP方向の基準位置を表している。基準位置Center3の入力欄a3には、「P20.0」が入力されている。
「Spacing3」は、コロナルスライスを複数枚設定する場合において、隣り合うスライスのギャップを表している。ギャップSpacing3の入力欄b3には、「0.0」が入力されている。
「#Slices3」はコロナルスライスのスライス枚数を表している。スライス枚数#Slices3の入力欄c3には、「3」が入力されている。
入力画面W1(図8参照)には、スライス枚数#Slices3の入力欄c3に「3」が入力されている。これは、コロナルスライスのスライス枚数が3枚設定されていることを表している。したがって、3枚のコロナルスライスCO1〜CO3が設定される。
以下、図12および図13について順に説明する。
図12(a)は、図10に示すサジタルスライスSA1〜SA3を示している。一方、図12(b)は、被検体12の位置がクレードル3aのL側にずれた場合に設定されたサジタルスライスSA1´〜SA3´を示している。
図12(a)では、基準位置Center2はRL方向に関して被検体12の脊椎の内側に位置している。したがって、被検体12に設定されたサジタルスライスSA1〜SA3は、被検体12の脊椎に設定されている。しかし、図12(b)では、被検体12の位置はL側にずれているので、基準位置Center2は被検体12の脊椎の外側に位置決めされる。したがって、被検体12に設定されたサジタルスライスSA1´〜SA3´は、被検体12の脊椎からR側にずれた位置に位置決めされる。
図13(a)は、図11のコロナルスライスCO1〜CO3を示している。一方、図13(b)は、図13(a)の被検体12よりも太った被検体120に設定されたコロナルスライスCO1´〜CO3´を示している。
図13(a)では、基準位置Center3はAP方向に関して被検体12の脊椎の内側に位置している。したがって、被検体12に設定されたコロナルスライスCO1〜CO3は、被検体12の脊椎に設定されている。しかし、図13(b)では、被検体120は太っているので、基準位置Center3は脊椎よりもP側に位置決めされる。したがって、被検体120に設定されたコロナルスライスCO1´〜CO3´は、被検体120の脊椎に対してP側にずれた位置に位置決めされる。
ステップS1〜S3は、図4のフローと同じであるので説明は省略する。図15に、ステップS3において、被検体12がボアに搬送されたときの様子を示す。図15では、被検体12の脊椎がランドマークLMに対してL側にずれている例が示されている。被検体12をボアに搬送した後、ステップS4に進む。
入力画面W2は、入力画面W1(図8参照)と比較すると、パラメータ「ST」、「Center1」、「Spacing1」、「#Slices1」、「Spacing2」、「#Slices2」、「Spacing3」、および「#Slices3」が表示されている点は共通している。しかし、入力画面W2には、「Center2」および「Center3」は表示されていない。
入力画面W2には、アキシャルスライスのSI方向の基準位置を表す「Center1」が表示されている。したがって、オペレータが入力画面W2にデータを入力することにより、アキシャルスライスAX1〜AX3の基準位置Center1を設定することができる。
入力画面W2(図16参照)には、スライス枚数#Slices2の入力欄c2に「3」が入力されている。これは、サジタルスライスのスライス枚数が3枚設定されていることを表している。したがって、3枚のサジタルスライスSA1〜SA3が設定される。これらの3枚のサジタルスライスSA1〜SA3は、真ん中のサジタルスライスSA2が基準位置Center2に位置決めされるように設定される。
入力画面W2(図16参照)には、スライス枚数#Slices3の入力欄c3に「3」が入力されている。これは、コロナルスライスのスライス枚数が3枚設定されていることを表している。したがって、3枚のコロナルスライスCO1〜CO3が設定される。これらの3枚のコロナルスライスCO1〜CO3は、真ん中のコロナルスライスCO2が基準位置Center3に位置決めされるように設定される。
第1の形態では、脊椎用コイルが使用された例が示されている。しかし、本発明は、脊椎用コイルに限定されることはなく、種々のコイルに適用可能である。第2の形態では、腹部用コイルが使用された例について説明する。
入力画面W3は、第1の形態の入力画面W2(図16参照)と同様に、パラメータ「ST」、「Center1」、「Spacing1」、「#Slices1」、「Spacing2」、「#Slices2」、「Spacing3」、および「#Slices3」が表示されている。しかし、入力画面W3は、入力画面W2と比較すると、ギャップ「Spacing1」、「Spacing2」、「Spacing3」と、スライス枚数「#Slices1」、「#Slices2」、「#Slices3」の入力欄に入力されているデータが異なっている。
入力画面W3(図26参照)には、スライス枚数#Slices1の入力欄c1に「5」が入力されている。これは、アキシャルスライスのスライス枚数が5枚設定されていることを表している。したがって、5枚のアキシャルスライスAX1〜AX5が設定される。
基準位置設定手段84は、基準点P3のRL方向の位置を、サジタルスライスを位置決めするための基準位置Center2として設定し、基準点P3のAP方向の位置を、コロナルスライスを位置決めするための基準位置Center3として設定する。基準位置Center2およびCenter3を設定した後、ステップS44に進む。
入力画面W3(図26参照)には、スライス枚数#Slices2の入力欄c2に「5」が入力されている。これは、サジタルスライスのスライス枚数が5枚設定されていることを表している。したがって、5枚のサジタルスライスSA1〜SA5が設定される。これらの5枚のサジタルスライスSA1〜SA5は、真ん中のサジタルスライスSA3が基準位置Center2に位置決めされるように設定される。
また、入力画面W3のギャップSpacing2の入力欄b1には「15.0」が入力されている。したがって、隣り合うスライス間に、15mmのギャップSpacing2が設けられている。
入力画面W3(図26参照)には、スライス枚数#Slices3の入力欄c3に「5」が入力されている。これは、コロナルスライスのスライス枚数が5枚設定されていることを表している。したがって、5枚のコロナルスライスCO1〜CO5が設定される。これらの5枚のコロナルスライスCO1〜CO5は、真ん中のコロナルスライスCO3が基準位置Center3に位置決めされるように設定される。
また、入力画面W3のギャップSpacing3の入力欄b3には「15.0」が入力されている。したがって、隣り合うスライス間に、15mmのギャップSpacing3が設けられている。
図34は、第3の形態のMR装置の概略図である。
第3の形態のMR装置300は、第1の形態のMR装置100(図1参照)と比較すると、コイル4の構造と、プロセッサ8で実行される処理が異なっているが、その他の構成については、第1の形態のMR装置100と同じである。したがって、第3の形態のMR装置300については、主に、コイル4の構造と、プロセッサ8の処理について主に説明する。
図35(a)は第3の形態で使用されるコイル4の斜視図、図35(b)は被検体12に装着された状態のコイル4を示す図である。
(1)コイルモードM1(コイルエレメント4a+4b)
(2)コイルモードM2(コイルエレメント4c+4d)
(3)コイルモードM3(コイルエレメント4a+4b+4c+4d
+4e+4f+4g+4h)
プロセッサ8は、メモリ9に記憶されているプログラムを読み出すことにより、コイルモード選択手段80〜スライス設定手段85を構成する。
以下に、第3の形態において被検体12を撮影する例について説明する。
ステップS1〜S3は第1の形態と同じなので省略する。図38に、ステップS3において被検体12がボアに搬送された様子を示す。被検体12にはコイル4が装着されている。被検体12をボアに搬送した後、ステップS31に進む。
入力画面W4は、入力画面W3(図26参照)と同様に、パラメータ「ST」、「Center1」、「Spacing1」、「#Slices1」、「Spacing2」、「#Slices2」、「Spacing3」、および「#Slices3」を表示する。
入力画面W4(図39参照)には、スライス枚数#Slices1の入力欄c1に「4」が入力されている。これは、アキシャルスライスのスライス枚数が4枚設定されていることを表している。したがって、4枚のアキシャルスライスAX1〜AX4が設定される。
基準位置設定手段84は、基準点P3のRL方向の位置を、サジタルスライスを位置決めするための基準位置Center2として設定し、基準点P3のAP方向の位置を、コロナルスライスを位置決めするための基準位置Center3として設定する。基準位置Center2およびCenter3を設定した後、ステップS44に進む。
入力画面W4(図39参照)には、スライス枚数#Slices2の入力欄c2に「4」が入力されている。これは、サジタルスライスのスライス枚数が4枚設定されていることを表している。したがって、4枚のサジタルスライスSA1〜SA4が設定される。また、サジタルスライスSA1およびSA2は基準位置Center2に対してL側に設定され、サジタルスライスSA3およびSA4は基準位置Center2に対してR側に設定される。
入力画面W4(図39参照)には、スライス枚数#Slices3の入力欄c3に「4」が入力されている。これは、コロナルスライスのスライス枚数が4枚設定されていることを表している。したがって、4枚のコロナルスライスCO1〜CO4が設定される。コロナルスライスCO1およびCO2は基準位置Center3に対してA側に設定され、コロナルスライスCO3およびCO4は基準位置Center3に対してP側に設定される。
3 テーブル
3a クレードル
4 受信コイル
5 送信器
6 勾配磁場電源
7 受信器
8 プロセッサ
9 メモリ
10 操作部
11 表示部
12 被検体12
21 ボア
81 画像作成手段
82 基準点選択手段
83 検出手段
84 基準位置設定手段
85 スライス設定手段
100、300 MR装置
Claims (12)
- 第1のコイルを用いて第1のスライスから磁気共鳴信号を収集するための第1のスキャンを実行するスキャン手段と、
前記第1のスキャンにより取得されたデータに基づいて、前記第1のスライスの画像を作成する画像作成手段と、
複数のコイルと、前記第1のスライスに交差する第2のスライスを位置決めするための複数の基準点との対応関係を規定するデータベースに基づいて、前記複数の基準点の中から、前記第1のコイルに対応付けられた第1の基準点を選択する基準点選択手段と、
前記第1のスライスの画像の中から、前記第1の基準点を検出する検出手段と、
前記検出手段により検出された前記第1の基準点の位置に基づいて、前記第2のスライスを位置決めするための基準位置を設定する基準位置設定手段と、
前記基準位置に基づいて前記第2のスライスを設定するスライス設定手段と、
を有し、
前記スキャン手段は、
前記第1のコイルを用いて、前記第2のスライスから磁気共鳴信号を収集するための第2のスキャンを実行する、磁気共鳴装置。 - 前記基準位置設定手段は、
前記検出手段により検出された前記第1の基準点の位置に基づいて、前記第1および第2のスライスに交差する第3のスライスを位置決めするための他の基準位置を設定し、
前記スライス設定手段は、
前記他の基準位置に基づいて前記第3のスライスを設定し、
前記スキャン手段は、
前記第1のコイルを用いて前記第3のスライスから磁気共鳴信号を収集するための第3のスキャンを実行する、請求項1に記載の磁気共鳴装置。 - 前記第1のスライスはアキシャルスライスであり、前記第2のスライスはサジタルスライスであり、前記第3のスライスはコロナルスライスである、請求項2に記載の磁気共鳴装置。
- 前記第1のコイルは脊椎を撮影するための脊椎用コイルであり、
前記第1の基準点は脊椎の内側を流れる脳脊髄液の中心である、請求項2又は3に記載の磁気共鳴装置。 - 前記第1のコイルは、腹部を撮影するための腹部用コイルであり、
前記第1の基準点は、腹部の中心である、請求項2又は3に記載の磁気共鳴装置。 - 複数のコイルエレメントを有するコイルであって、前記複数のコイルエレメントのうちの一つ以上のコイルエレメントからなるコイルモードを複数有するコイルを用いて、被検体の磁気共鳴信号を受信する磁気共鳴装置であって、
前記コイルが有する複数のコイルモードの中から、スキャンを実行するときに使用する第1のコイルモードを選択するコイルモード選択手段と、
前記第1のコイルモードを用いて第1のスライスから磁気共鳴信号を収集するための第1のスキャンを実行するスキャン手段と、
前記第1のスキャンにより取得されたデータに基づいて、前記第1のスライスの画像を作成する画像作成手段と、
複数のコイルモードと、前記第1のスライスに交差する第2のスライスを位置決めするための複数の基準点との対応関係を規定するデータベースに基づいて、前記複数の基準点の中から、前記第1のコイルモードに対応付けられた第1の基準点を選択する基準点選択手段と、
前記第1のスライスの画像の中から、前記第1の基準点を検出する検出手段と、
前記検出手段により検出された前記第1の基準点の位置に基づいて、前記第2のスライスを位置決めするための基準位置を設定する基準位置設定手段と、
前記基準位置に基づいて前記第2のスライスを設定するスライス設定手段と、
を有し、
前記スキャン手段は、
前記第1のコイルモードを用いて、前記第2のスライスから磁気共鳴信号を収集するための第2のスキャンを実行する、磁気共鳴装置。 - 前記基準位置設定手段は、
前記検出手段により検出された前記第1の基準点の位置に基づいて、前記第1および第2のスライスに交差する第3のスライスを位置決めするための他の基準位置を設定し、
前記スライス設定手段は、
前記他の基準位置に基づいて前記第3のスライスを設定し、
前記スキャン手段は、
前記第1のコイルモードを用いて前記第3のスライスから磁気共鳴信号を収集するための第3のスキャンを実行する、請求項6に記載の磁気共鳴装置。 - 前記第1のスライスはアキシャルスライスであり、前記第2のスライスはサジタルスライスであり、前記第3のスライスはコロナルスライスである、請求項7に記載の磁気共鳴装置。
- 前記第1のコイルモードは、脊椎を撮影するためのコイルモードであり、
前記第1の基準点は、脊椎の内側を流れる脳脊髄液の中心である、請求項8に記載の磁気共鳴装置。 - 前記第1のコイルモードは、腹部を撮影するためのコイルモードであり、
前記第1の基準点は、腹部の中心である、請求項8に記載の磁気共鳴装置。 - 第1のコイルを用いて第1のスライスから磁気共鳴信号を収集するための第1のスキャンと、前記第1のコイルを用いて、前記第1のスライスに交差する第2のスライスから磁気共鳴信号を収集するための第2のスキャンとを実行する磁気共鳴装置に適用されるプログラムであって、
前記第1のスキャンにより取得されたデータに基づいて、前記第1のスライスの画像を作成する画像作成処理と、
複数のコイルと、前記第2のスライスを位置決めするための複数の基準点との対応関係を規定するデータベースに基づいて、前記複数の基準点の中から、前記第1のコイルに対応付けられた第1の基準点を選択する基準点選択処理と、
前記第1のスライスの画像の中から、前記第1の基準点を検出する検出処理と、
前記検出処理により検出された前記第1の基準点の位置に基づいて、前記第2のスライスを位置決めするための基準位置を設定する基準位置設定処理と、
前記基準位置に基づいて前記第2のスライスを設定するスライス設定処理と、
を計算機に実行させるためのプログラム。 - 複数のコイルエレメントを有するコイルであって、前記複数のコイルエレメントのうちの一つ以上のコイルエレメントからなるコイルモードを複数有するコイルを用いて、第1のスライスから磁気共鳴信号を収集するための第1のスキャンと、前記第1のスライスに交差する第2のスライスから磁気共鳴信号を収集するための第2のスキャンとを実行する磁気共鳴装置に適用されるプログラムであって、
前記コイルが有する複数のコイルモードの中から、前記第1のスキャンおよび前記第2のスキャンを実行するときに使用する第1のコイルモードを選択するコイルモード選択処理と、
前記第1のスキャンにより取得されたデータに基づいて、前記第1のスライスの画像を作成する画像作成処理と、
複数のコイルモードと、前記第2のスライスを位置決めするための複数の基準点との対応関係を規定するデータベースに基づいて、前記複数の基準点の中から、前記第1のコイルモードに対応付けられた第1の基準点を選択する選択処理と、
前記第1のスライスの画像の中から、前記第1の基準点を検出する検出処理と、
前記検出処理により検出された前記第1の基準点の位置に基づいて、前記第2のスライスを位置決めするための基準位置を設定する基準位置設定処理と、
前記基準位置に基づいて前記第2のスライスを設定するスライス設定処理と、
を計算機に実行させるためのプログラム。
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