JP6437759B2 - キャスター付き鞄 - Google Patents

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Description

本発明は、鞄本体をベースフレームに着脱式にした鞄に関する。
引出し自在な取手を備えるキャスター付き鞄はすでに開発され多く使用されている。この構造の鞄は、航空機に持込みできる程度の大きさのものが多い。しかし、キャスターが汚れることから、キャスター付き鞄をそのまま部屋に置くことに抵抗があるとの要望があった。そこで従来より、図10に示すように、鞄を着脱自在としたキャスター付き鞄900が提供されている。この鞄の構造は、底面の四隅部に自由な方向に走行可能なキャスター915を設けたベースフレーム910に鞄本体930を脱着できるように装着している。ベースフレーム910は、上に鞄本体930を装着している載せ台916と、上方に引出し自在であって上端にグリップ917を有する伸縮ロッド918と、この伸縮ロッド918を伸長位置と収縮位置に保持させるストッパ(図示せず)とを備える。載せ台916は、四隅部にキャスター915を設けている。伸縮ロッド918は、載せ台916の片側に、上方に延長して自立するように固定している。鞄本体930は、載せ台916の上で伸縮ロッド918の側面に装置して、ベースフレーム910に連結される。またこの鞄は、ベースフレーム910に設けた孔にベルトを通して、鞄本体に巻き付けることで、鞄本体をベースフレーム910に固定している。
さらにベースフレーム910の、鞄本体930との接合面には、連結係止フック13が設けられている。連結係止フック13や上方に延長され、鞄本体930に設けられる連結隙間3Bに挿入されて、鞄本体930が外れないように連結される。鞄本体930は、上部に設けている連結隙間3Bに連結係止フック13を入れ、下部に設けている連結バンドをベースフレーム910に連結して、外れないように連結される。鞄本体930は、連結バンドをベースフレーム910に連結することで、ベースフレーム910からの浮き上がりを阻止する。また上方に延長される連結係止フック13でもって、鞄本体930を外れないように連結する。
特開2004−344355号公報 特開平1−168564号公報 特開2014−36775号公報
しかしながら、この構成では鞄本体をベースフレームと着脱する作業が面倒であるという問題があった。特に、ビジネスや私用で日常的に持ち歩く鞄の場合は、毎日、帰宅する度に鞄を取り外し、毎朝出かける前に鞄を装着する必要があり、このような頻繁に鞄を着脱する作業を繰り返す用途においては、極力簡単に着脱作業を完了できる構造が望まれる。しかしながら、取付の簡便さを優先して、鞄本体とベースフレームとの連結機構として、例えば面ファスナやホックを用いた場合は、取り付け作業は短時間で完了できるものの、取付強度が弱くなり、使用時に意図せず鞄が外れてしまうことが考えられる。このため、相応の接合強度が求められるところ、強固な接合強度を実現するには、これに応じてどうしても構造が複雑化し、取り付け、取り外し作業に手間がかかるという相反する問題があった。
本発明は、従来のこのような問題点を解決するためになされたものである。本発明の目的の一は、接合強度を維持しつつも、着脱作業を容易に行えるようにしたキャスター付き鞄を提供することにある。
課題を解決するための手段及び発明の効果
上記課題を解決するため、本発明の第1の側面に係るベースフレームによれば、鞄本体を着脱自在としたベースフレームであって、底面の隅部にキャスターを設けた平板状の載せ台と、前記載せ台の上面から垂直姿勢に延長された立設部と、前記立設部の延長方向に沿って、ロック位置及び解除位置の間を摺動自在としたスライド部と、鞄本体を前記載せ台上に載置した状態で、該鞄本体をベースフレームに連結するための連結機構として、鞄本体に設けられた複数の係止穴と対応する位置にそれぞれ設けられ、係止穴にそれぞれ挿入可能な係止フック部とを備え、前記係止フック部は、前記前記立設部に固定された第一係止フックと、前記スライド部に設けられた第二係止フックとを含み、鞄本体を載せ台に載置した状態で、前記第一係止フックを係止穴に各々挿入させると共に、前記スライド部を解除位置として前記第二係止フックを他の係止穴に挿入させつつ、前記スライド部を前記立設部に沿って摺動させてロック位置とすることで、前記鞄本体を前記ベースフレームに連結可能とできる。上記構成により、係止穴及び係止フック部でもって鞄本体をベースフレームに着脱し易さを維持しつつも、固定時の強度を高めることができる。
また、第2の側面に係るベースフレームによれば、前記立設部が、前記載せ台の上面隅部から垂直姿勢に延長され、上端を開口端とした一対の筒部と、前記一対の筒部の開口端から引き出し自在に挿入された一対の伸縮ロッドと、前記一対の伸縮ロッドの上端を連結するグリップとを備え、前記スライド部は、一対の筒部のそれぞれに対して外周を囲むよう、摺動自在に装着することができる。上記構成により、伸縮ロッドとグリップでキャスター付き鞄を引いたり押したりして運搬し易くすると共に、伸縮ロッドを収納する筒部にスライド部を設けて、鞄本体とベースフレームとの着脱作業を容易に行える
さらに、第3の側面に係るベースフレームによれば、さらに前記一対の筒部に摺動自在に装着された一対のスライド部を互いに連結する連結ロッドを備えることができる。上記構成により、連結ロッドを操作することで一対のスライド部を同時にロック位置、解除位置に切り替える操作を容易に行える利点が得られる。
さらにまた、第4の側面に係るベースフレームによれば、前記第一係止フックの先端を、上方に折曲させ、前記第二係止フックの先端を、下方に折曲させた形状とすることができる。上記構成により、第一係止フックと第二係止フックの折曲方向を互いに逆向きとさせることで、鞄本体又はベースフレームの単体に上下方向の応力が加えられても、これらが外れる事態を阻止して、安定的に固定することができる。
さらにまた、第5の側面に係るベースフレームによれば、前記立設部の延長方向において、前記第一係止フックを前記第二係止フックよりも上方に配置させることができる。
さらにまた、第6の側面に係るキャスター付き鞄によれば、上記ベースフレームと、鞄本体とを備え、前記鞄本体を前記ベースフレームに着脱自在としたキャスター付き鞄であって、前記鞄本体を前記載せ台上に載置した状態で、該鞄本体をベースフレームに連結するための前記連結機構として、前記鞄本体は、該鞄本体を前記載せ台上に載置した状態で、前記立設部と対向する面の内、該立設部と接する複数の部位に、係止穴を形成しており、前記係止穴は、一対の第一係止穴と、該第一係止穴と、前記立設部の延長方向に離間して設けられた、一対の第二係止穴とを含み、前記第一係止フックは、前記第一係止穴に挿入可能で、前記第二係止フックは、前記第二係止穴に挿入可能で、前記第一係止フックを前記第一係止穴に各々挿入させて前記鞄本体を載せ台に載置した状態で、前記スライド部を解除位置として前記第二係止フックを前記第二係止穴に挿入させ、前記スライド部を前記立設部に沿って摺動させてロック位置とすることで前記鞄本体を前記ベースフレームに連結することができる。上記構成により、係止穴及び係止フック部でもって鞄本体をベースフレームに着脱し易さを維持しつつも、固定時の強度を高めることができる。
さらにまた、第の側面に係るキャスター付き鞄によれば、前記係止穴を、矩形状で両端を前記鞄本体に固定し、中間を非接着状として係止穴を形成可能とした可撓性を有する部材で構成することができる。上記構成により、鞄本体のみで使用する際には係止穴が邪魔とならず、鞄本体を使い易くできる。
さらにまた、第の側面に係るキャスター付き鞄によれば、前記係止穴及び係止フック部を硬質の部材で構成することができる。上記構成により、係止穴が硬質部材で形成され、上記開口状態で維持されていることから、係止穴に係止フック部を挿入する作業を容易に行うことができ、例えば高齢者でも鞄本体の装着作業を行い易いという利点が得られる。
さらにまた、第の側面に係るキャスター付き鞄によれば、さらに前記係止フックを係止穴に挿入した状態で嵌合させる嵌合構造を備えることができる。上記構成により、係止フックを係止穴に挿入した状態を嵌合構造で維持できるので、鞄本体のベースフレームへの固定を一層確実に行うことができる。
図1は本発明の実施例1に係るキャスター付き鞄を背面側から見た斜視図である。 図2は図1のキャスター付き鞄から鞄本体を外した状態を示す分解斜視図である。 図3はベースフレームに鞄本体を載置して連結しようとする様子を示す模式側面図である。 図4A〜図4Cは、ベースフレームに鞄本体を装着する手順を示す模式側面図である。 係止フックのL字状をすべて上向きとしたベースフレームに鞄本体を装着する様子を示す模式分解斜視図である。 実施例2に係るキャスター付き鞄から鞄本体を外した状態を示す分解斜視図である。 図7A〜図7Cは、実施例3に係るキャスター付き鞄のベースフレームに鞄本体を装着する手順を示す模式側面図である。 変形例に係るキャスター付き鞄から鞄本体を外した状態を示す分解斜視図である。 図8のキャスター付き鞄の係止フックを示す拡大斜視図である。 従来のキャスター付き鞄の斜視図である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。ただし、以下に示す実施の形態は、本発明の技術思想を具体化するための例示であって、本発明は以下のものに特定されない。また本明細書は、特許請求の範囲を理解し易いように、実施例に示される部材に対応する番号を、「特許請求の範囲」および「課題を解決するための手段」の欄に示される部材に付記している。ただ、特許請求の範囲に示される部材を、実施の形態の部材に特定するものでは決してない。特に実施の形態に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、その相対的配置等は特に特定的な記載がない限りは、本発明の範囲をそれのみに限定する趣旨ではなく、単なる説明例にすぎない。なお、各図面が示す部材の大きさや位置関係等は、説明を明確にするため誇張していることがある。さらに以下の説明において、同一の名称、符号については同一もしくは同質の部材を示しており、詳細説明を適宜省略する。さらに、本発明を構成する各要素は、複数の要素を同一の部材で構成して一の部材で複数の要素を兼用する態様としてもよいし、逆に一の部材の機能を複数の部材で分担して実現することもできる。
(実施例1)
実施例1に係るキャスター付き鞄100を、図1〜図3に示す。これらの図において、図1はキャスター付き鞄100を背面側から見た斜視図、図2は図1のキャスター付き鞄100から鞄本体30とベースフレーム10とを分離した状態を示す分解斜視図、図3はベースフレーム10に鞄本体30を載置して連結しようとする様子を示す模式側面図を、それぞれ示している。これらの図に示すキャスター付き鞄100は、概ね、水平断面形状を四角形とする鞄本体30と、ベースフレーム10から構成される。また鞄本体30とベースフレーム10とを着脱自在に連結するための連結機構が設けられている。以下、鞄本体30とベースフレーム10の構成を、図1〜図3を参照しながら順次説明する。
(鞄本体30)
鞄本体30は、可撓性シートを縫製して製作できる。鞄本体30はファスナーなどで開放して内部の収納空間に連通できる。また必要に応じて、取っ手やスリングといった携行時に把持、肩掛け等するための部材を設けてもよい。この鞄本体30は、ベースフレーム10の載せ台16に載置して自立できるよう、底面を平面状に形成している。好ましくは、図1等に示すように、外形を箱形とする。
鞄本体30とベースフレーム10とを着脱自在に連結するための連結機構として、鞄本体30には、係止穴が設けられる。係止穴は、鞄本体30を載せ台16上に載置した状態で、後述するベースフレーム10の立設部と対向する面の内、この立設部と接する複数の部位に形成される。図1、図2の例では、鞄本体30の背面側の四隅に係止穴が設けられている。すなわち係止穴は、一対の第一係止穴31と、上下方向に離間して設けられた一対の第二係止穴32を含む。この例では、第一係止穴31が上方に、第二係止穴32が下方に、それぞれ配置されている。また第一係止穴31と第二係止穴32は、同じ構造としている。
ここでは係止穴を構成するために、可撓性を有するスリップ状の貼付体が用いられる。貼付体は矩形状で、両端を鞄本体30に固定しており、中間を非接着状としている。この結果、貼付体の中間には係止穴を形成できる。このようにすることで、平時には貼付体はほぼフラットとなって、鞄本体30のみで使用する際には係止穴が邪魔とならず、鞄本体30を使い易くできる。一方、ベースフレーム10に鞄本体30を連結する際には、貼付体の中間に形成された係止穴に、後述するベースフレーム10に設けられた係止フックを挿通することで、鞄本体30がベースフレーム10に係合される。
なお、本明細書において係止穴とは、常時開口している必要はなく、貼付体のように、平時は閉じており、係止フックを挿入する際に開帳させるような態様も含む意味で使用する。特に鞄本体単体での使用時の外観を考慮すれば、貼付体のように、目立たない態様とすることが寧ろ好ましいといえる。
(ベースフレーム10)
ベースフレーム10は、略長方形板状の載せ台16と、この載せ台16の下面の四隅に設けられたキャスター15と、載せ台16の上面から垂直姿勢に延長された立設部とを備える。立設部は、載せ台16の上面隅部から垂直姿勢に延長され、上端を開口端とした一対の筒部19と、一対の筒部19の開口端から引き出し自在に挿入された一対の伸縮ロッド18と、一対の伸縮ロッド18の上端を連結するグリップ17とを備える。この構成によって、伸縮ロッド18とグリップ17でキャスター付き鞄100を引いたり押したりして運搬し易くする。
(載せ台16)
載せ台16は、外形を略長方形板状とする。また載せ台16は十分な強度を備えるべく、金属やプラスチック等の硬質材で形成される。
(キャスター15)
この載せ台16の下面の四隅にはキャスター15が設けられる。キャスター15は、水平面内で回転自在で自由な方向に走行可能な首振り式のフリーキャスターである。
一方載せ台16の上面は、鞄本体30を積載するための載置面とする。さらに載せ台16の上面の後端側には、立設部が設けられる。立設部として、後端辺の両端部には、載せ台16の面方向に対して略垂直に筒部19が固定される。筒状に延長された筒部19を載せ台16と強固に固定するため、載せ台16上面の後端辺両側の隅部には、それぞれ、上方を開口した筒状体16bが形成される。筒状体16bは、末広がりに形成され、特に負荷のかかる付け根部分を補強する。また必要に応じて、載せ台16の底面側にリブを突出させて補強することもできる。図2の例では、筒状体16bは載せ台16と一体成形される。これによって筒状体16bと載せ台16との連結部分での剥離を防止できる。
(伸縮ロッド18)
さらに筒部19には、伸縮するように固定した一対の伸縮ロッド18が設けられる。一対の伸縮ロッド18は、筒部19に挿入され、引き出し自在としている。さらに伸縮ロッド18は伸縮自在として、引き出し量に応じてその長さを変更できる。具体的には、載せ台16から上方に伸びるように固定しているガイド筒と、このガイド筒に出し入れできるように挿入している引出ロッドとを備えている。伸縮ロッド18は、図2に示すように、伸長されてグリップ17が引き上げられるように構成されている。ガイド筒と引出ロッドは、太さの異なる金属筒とすることができる。なおガイド筒及び引出ロッドは、プラスチックを角筒状に成形して製作することもできる。
グリップ17は、一対の引出ロッドの上端で連結されている。グリップ17は、キャスター付き鞄100を移動するとき、または、ユーザがロッド8の長さを調整するときには、グリップ17を把握しながら操作する。
筒部19は、金属又はプラスチックを筒状に成形したものであって、筒の内部に伸縮ロッド18を長手方向で収容するように、載せ台16の上面で固定される。
(連結機構)
次に、鞄本体30をベースフレーム10に着脱自在に連結、分離するための連結機構について、図4A〜図4Cの模式側面図に基づいて説明する。
(スライド部20)
鞄本体30とベースフレーム10とを着脱自在に連結するための連結機構として、ベースフレーム10には、スライド部20と係止フック部が設けられている。スライド部20は、立設部の延長方向に沿って、ロック位置及び解除位置の間を摺動自在としている。このためスライド部20は、一対の筒部19のそれぞれに対して外周を囲むよう、言い換えると同心軸上に摺動自在に装着されている。また筒部19を断面視矩形状の角形とし、スライド部20をこれに応じて角形とすることで、スライド部20に筒部19を貫挿させて、筒部19の周方向に対してスライド部20を回転させることなく、軸線方向に移動可能とできる。
また図2の例では、一対の筒部19に摺動自在に装着された一対のスライド部20を、連結ロッド22で連結している。これにより、一対のスライド部20を同時に上下動させることができる。
尚、スライド部20には、筒部19に対する軸線方向の相対位置に固定保持してスライド部20が筒部19から下方に抜け落ちないように、筒部19にロック位置及び解除位置を設けたロック機構を設けてもよい。ロック機構には、例えば、筒部19に高さ調節のための複数の係止溝を設け、スライド部20に、この複数の係止溝の1つに選択的に係止することが可能なロックピンと、このロックピンの係止を解除するロック解除操作部を設けた構成が挙げられる。
(係止フック部)
係止フック部はベースフレーム10に複数設けられている。各係止フック部は、鞄本体30を載せ台16上に載置した状態で、係止穴と対応する位置にそれぞれ設けられて、係止穴3に挿入可能としている。ここでは係止フック部として、第一係止穴31に挿入可能な一対の第一係止フック11と、第二係止穴32に挿入可能な一対の第二係止フック12とを設けている。第一係止フック11及び第二係止フック12は、立設部の延長方向、すなわち鉛直方向に離間して設けられている。図1及び図2において、第一係止フック11は立設部の上方に、第二係止フック12は下方に、それぞれ配置されている。同様に第一係止フック11を挿入する第一係止穴31は、鞄本体30の裏面の上方に設けられ、第二係止フック12を挿入する第二係止穴32は、鞄本体30の裏面の下方に設けられる。
(第一係止フック11)
実施例1においては、第一係止フック11は、立設部9に固定されている。一方第二係止フック12は、スライド部20に設けられている。すなわち第一係止フック11を固定式として、第二係止フック12をスライド式とすることで、鞄本体30をベースフレーム10に連結、分離する作業を行い易くしている。具体的には、第一係止フック11を第一係止穴31に各々挿入させて鞄本体30を載せ台16に載置した状態で、スライド部20を解除位置として第二係止フック12を第二係止穴32に挿入させつつ、スライド部20を立設部に沿って解除位置からロック位置に摺動させて、鞄本体30をベースフレーム10に連結する。このように伸縮ロッド18を収納する筒部19にスライド部20を設けて、鞄本体30との連結構造を実現している。
第一係止フック11の一対の係止フックは、筒部19の所定位置に固定される。好ましくは図3に示すように、載せ台16に鞄本体30を載置した状態における載置面から第一係止穴31までの距離と、同載置面から第一係止フック11までの距離が略同一となるように、第一係止フック11は筒部19に位置決めされる。
また、図1、図2等に示すように、一対の第一係止フック11同士を連結する第一連結ロッド24を設けてもよい。これによりベースフレーム10を補強できる。
各係止フック部は、係止穴3の開口にそれぞれ挿入可能な大きさ及び形状としている。すなわち、係止穴3の開口とほぼ同じか、これよりも若干小さく係止フック部が形成される。この例では、係止フックは断面視を略L字状に折曲されている。この際、図4A等に示すように、係止フックの先端を鉤爪状とすることで、係止フックの先端部分が薄くなり、係止穴に挿入しやすくできる。特に図2に示したような貼付体型の係止フックの場合は、平時にはほぼフラットとなり開口部分が殆ど形成されていないので、このような先端を薄くへら状とした係止フックとすることで、係止フックへの挿入を容易に行える。
加えて、係止フックの断面を先細りのテーパ状にしたことで、係止フックが係止穴に挿入されるほど厚くなって強度を増すと共に、係止フックの厚くなった部分で係止フックと係止穴の内面とを密着させて、この界面での摩擦抵抗により係止フックと係止穴とを係合できる。
また十分な強度を得られるよう、係止フックは金属又はプラスチック等の硬質材で形成される。
(第二係止フック12)
第二係止フック12は、鞄本体30の第二係止穴32の開口に挿入されて鞄本体30を係止するように構成された部材である。第二係止フック12の係止フックは、第一係止フック11と同様、その垂直断面視が略L字状としている。また係止フックの先端を伸縮ロッド18に沿って延伸している。第二係止フック12は、それぞれスライド部20の所定位置に固定されている。この構成により、スライド部20を摺動させて、第二係止フック12の位置を調整できる。
図4A等に示す実施例1では、第一係止フック11が第二係止フック12よりも上方に配置されている。さらに第一係止フック11の先端は、上方に折曲されている。一方で第二係止フック12の先端は、逆に下方に折曲されている。加えて第一係止フック11は筒部19に固定されており、いいかえると上下方向に可動しない。一方、第二係止フック12は、スライド部20に設けられ、筒部19に沿って上下動する。このようにすることで、ユーザが鞄本体30をベースフレーム10に着脱する際、図4Aに示すように上側の第一係止フック11に第一係止穴31を係止する作業を容易に行える。いいかえると、ユーザが無理な姿勢に屈むことなく、相対的に作業しやすい上側で係止フックを係止穴に係止する作業を行う構成として、ユーザへの負担を軽減できる。
(鞄本体30をベースフレーム10に連結する手順)
ここで、図4A〜図4Cに基づいて、鞄本体30をベースフレーム10に装着する手順について説明する。まず上述の通り、図4Aに示すように鞄本体30裏面側の第一係止穴31に、第一係止フック11を係止する。このとき鞄本体30は、図4Bに示すように第一係止穴31に第一係止フック11を係止した状態で、その底面が載せ台16に接しているように、第一係止穴31と第一係止フック11との位置を設計することが好ましい。これにより、鞄本体30をベースフレーム10にセットした状態で、連結機構に鞄本体30の重量が集中する事態を回避し、連結機構の信頼性を向上できる。
また第二係止フック12を設けたスライド部20は解除位置、すなわち上側に位置させる。なおこの際、スライド部が解除位置で保持されるよう、すなわちロック位置に自然に降下しないような機構を設けてもよい。例えば、スライド部の内面と筒部の外面との摩擦係数を大きくしたり、スライド部を解除位置に保持するためのストッパ機構を設けてもよい。
次に、図4Bに示すように第一係止穴31に第一係止フック11を係止した状態で、スライド部20を降下させて解除位置からロック位置に移動させ、第二係止穴32に第二係止フック12を係止する。このように、スライド部20を降下させる動作を、解除位置からロック位置への移動と一致させることで、ロック状態の信頼性を向上できる。すなわち、鞄本体30をベースフレーム10に装着して使用している際に、スライド部20が自重で降下しても、連結が強化される方向となるため、意図せず鞄本体30が外れる虞を軽減できる。また好ましくは、図4Cに示すように、スライド部20がロック位置にあるときは、スライド部20が筒状体16bと当接してこれ以上降下しない最下位置にある状態とする。これにより、スライド部20の意図しない降下によって鞄本体30が外れることを回避できる。また鞄本体30の装着時においても、ユーザはスライド部20を最下位置に移動させる、例えばスライド部20をいっぱいまで下方に押しつけることで、ロック状態とできるので、操作の面でも間違いが生じ難く、かつ簡単に解除位置からロック位置に切り替えることが可能となる。特に高齢者が使用する際にも、複雑な操作を省いて判り易い手順として、誰でも扱い易くできる。
なお鞄本体30をベースフレーム10から外す作業は、上記と逆の手順、すなわち図4C、図4B、図4Aの順に行うことで、同様に容易に脱離作業を行える。
以上のように、L字状に折曲させた第一係止フック11の先端と、第二係止フック12の係止フックの先端の延伸方向を逆向きとすることで、キャスター付き鞄100を移動している最中に鞄本体30がベースフレーム10から外れる事態を効果的に阻止できる。すなわち、図5の分解斜視図に示すように、四箇所に設けた係止フック513のL字状を同じ方向、例えば上向きに折曲するように構成すると、使用時に鞄本体530のみに上向きの力が加わったとき、四箇所の係止穴533から係止フック513が一斉に抜けて、ベースフレーム510から脱離する虞がある。これに対して、上記実施例1では図2等に示したとおり、上下方向に互いに逆向きに折曲された係止フックを上下に離間させて配置したことで、鞄本体30あるいはベースフレーム10のいずれか一方に上下方向に応力が加えられても、鞄本体30がベースフレーム10から外れることがない。
さらに、図5に示すように4箇所の係止フック513を同じ姿勢に固定すると、鞄本体530をベースフレーム510に装着する際、これら4箇所の係止フック513が、4箇所の係止穴533とすべて合致するように位置合わせする必要があり、この位置合わせ作業が面倒となる。ユーザによっては、例えば高齢者や身体障害者など、手先が器用でない者が使用する場合は、このような位置合わせ作業は困難となり得る。これに対して上記実施例1に係る構成では、2箇所の係止フックを2箇所の係止穴と位置合わせすれば足りるので、4箇所同時に位置合わせする構成と比較して、遙かに容易に位置合わせを行える。そして第一係止フック11を第一係止穴31に係止した後、残る2つの第二係止フック12を第二係止穴32にそれぞれ係止すれば足りる。この際、第一係止フック11と第二係止穴32との係止が終了していることによって、位置決めがほぼ完了しているため、鞄本体の背面をベースフレームの立設部と押し当てた状態とすることで、ほぼ自動的に第二係止フック12と第二係止穴32との位置決めがなされ、後はこの状態でスライド部20を下向きにスライドさせるだけで、第二係止フック12を第二係止穴32に係止できる。このように、鞄本体をベースフレームに装着する際の面倒な位置合わせ作業を大幅に簡略化できるので、ユーザに極めて扱い易い、ユーザフレンドリーなキャスター付き鞄が実現される。
(実施例2)
以上の実施例1では、一対のスライド部同士を連結ロッドで連結することで、これらが連動してロック位置、解除位置を切り替えられる構成を示したが、本発明はこの構成に限られず、スライド部を独立して移動自在とすることもできる。このような例を実施例2として図6に示す。実施例2に係るキャスター付き鞄200は、一対のスライド部220をそれぞれ、筒部219に沿って摺動自在としており、各第二係止フック212を個別に第二係止穴232に係止する。またキャスター付き鞄200は、図2等と同様、ベースフレーム210に略長方形板状の載せ台216と、下面の四隅に設けられたキャスター215と、上面から垂直姿勢に延長された立設部とを備える。立設部は、奥側隅部から垂直姿勢に延長されて上端を開口端とした一対の筒部219と、この筒部219の開口端から引き出し自在に挿入された一対の伸縮ロッド218と、伸縮ロッド218の上端を連結するグリップ217を備える。
連結ロッドで一対のスライド部同士を連結する構成では、連結ロッドを載せ台と平行に維持するには、これらスライド部をほぼ水平な位置に設ける必要がある。いいかえるとスライド部を設ける高さを、左右の筒部で異なる高さとすることが制限されるが、上記の実施例2の構成であれば、各スライド部220を独立して操作できるので、一対の第二係止穴232を設ける高さを揃える必要がなく、任意の高さに設けることができる。
またこの構成では、2つのスライド部220で同時に係止作業を行えず、個別に行う分、鞄本体230の着脱時に手間はかかるものの、それぞれの係止作業を個別に行うことで、第一係止フック211を第一係止穴231に挿入した状態で、確実に第二係止フック212を第二係止穴232に挿入して、係止作業を行える利点が得られる。また連結ロッドが不要であるため、部品点数を減らして軽量化、低コスト化が図られる。
(実施例3)
以上のキャスター付き鞄は、上方に配置した第一係止フックの垂直断面視L字状とした先端を上方に折曲し、下方に配置した第二係止フックの先端を下方に折曲した例を示したが、本発明はこの構成に限られない。例えば上方に配置した係止フックの先端を下方に折曲し、下方に配置した係止フックの先端を上方に折曲した構成とすることもできる。このような例を実施例3として、図7A〜図7Cの側面図に基づいて説明する。実施例3に係るキャスター付き鞄300も、L字状に形成した先端を上向きとした第一係止フック311と、下向きとした第二係止フック312を、上下方向に離間して設けている。ただし、実施例3においては第一係止フック311は立設部の下方に、第二係止フック312は立設部の上方に、配置している。また下方に配置した第一係止フック311は、同様に筒部319に固定し、一方上方に配置した第二係止フック312は、スライド部320に固定すると共に、スライド部320を筒部319の延長方向に沿って摺動自在としている。このスライド部320も、上方を解除位置、下方をロック位置としている。好ましくは、図7C等に示すように、ロック位置においてスライド部320の降下が阻止されるよう、筒部319にはストッパ321を設ける
なお、鞄本体330は、実施例1と同様の構成が利用できる。ここでは便宜上、第一係止フック311を挿入する第一係止穴331を下方に、第二係止フック312を挿入する第二係止穴332を上方に、それぞれ設けている。ただ、実施例1と同様、第一係止穴331と第二係止穴332は、同じ構造としている。特に係止穴として、中間を非接着状とした貼付体は、上方、下方のいずれからでも挿入できるので、実施例1と2とで共通の構成とできる。
この構成のキャスター付き鞄300をベースフレーム310に連結するには、まず図7Aに示すように、鞄本体330を載せ台316の上面に載置しつつ、鞄本体330の裏面側下方に設けた第一係止穴331を、ベースフレーム310の下方に固定した第一係止フック311に係止する。このとき、スライド部320は上方の解除位置とする。
次に図7Bに示すように、第一係止穴331に第一係止フック311を係止した状態で、第二係止穴332を第二係止フック312に近接させるよう鞄本体330を直立姿勢として、スライド部320を解除位置からロック位置に降下させる。この操作により、第二係止フック312が第二係止穴332に挿入されて、図7Cに示すように鞄本体330が載せ台316上に載置された状態で、連結機構によって固定される。なお、鞄本体330をベースフレーム310から分離する際には、上記と逆の手順を行う。
このように、実施例3の構成においても、第二係止フック312をスライド式として、鞄本体330とベースフレーム310との着脱を容易に行うことができる。また実施例3においても、係止フックの折曲方向が第一係止フック311と第二係止フック312とで逆向きとなっているので、実施例1と同様に、鞄本体330やベースフレーム310単体に上下方向の応力が加わっても、鞄本体330がベースフレーム310から外れる事態を回避できる。
以上の例では、係止フックを硬質部材で形成し、この係止フックを挿入する係止穴を可撓性のある部材で形成している。ただ本発明は、係止フックと係止穴をこの構成に限定するものでない。例えば、係止穴を硬質部材で構成してもよい。係止穴を硬質部材で構成することで、係止穴の強度を増し、係止フックと連結する機構の機械強度を増すことができる。また、係止穴が常時形成された状態であるため、係止フックを挿入する作業も一層容易となる。さらに、係止フックを係止穴に挿入した状態でこれらを嵌合させる嵌合構造を付加することもできる。このような例を変形例に係るキャスター付き鞄400として、図8の分解斜視図及び図9の拡大分解斜視図に示す。これらの図に示す係止穴434は、矩形状の開口を貫通させた箱状に形成され、係止フック413の先端に形成した係止片414を挿入できる大きさに形成している。係止フック413の係止片414にはさらに、鉤爪状の突起414bを形成している。この係止片414を係止穴434の入口側から挿入した状態で、係止片414の先端が出口側から突出すると共に、係止片414の突起414bが出口側開口端に当接して、係止片414が係止穴434に係合される。この状態では、係止片414が係止穴434とロックされ、係止フック413と係止穴434との連結状態が維持されるので、鞄本体430が意図せずベースフレーム410から外れる事態を一層確実に阻止できる。また係止片414を係止穴434から外す際には、例えば係止片414の突起414bをユーザが手で押し込んで、突起414bと開口端との係合状態を解除する。このような構成により、係止フック413を係止穴434に挿入した状態を嵌合構造で維持できるので、鞄本体430のベースフレーム410への固定を一層確実に行うことができる。
以上説明したキャスター付き鞄の構成は一例であって、本発明は鞄本体をベースフレームに装着する他の構成も適宜利用できることは言うまでもない。例えば係止フックの形状は、L字状に限らず、断面視U字状やV字状等、係止可能な構造が適宜利用できる。また、以上の例では鞄本体側に係止穴、ベースフレーム側に係止フックを設けた構造を説明したが、逆に鞄本体側に係止フックを、ベースフレーム側に係止穴を設けても実現できる。この場合は、鞄本体のみを使用する際に係止フックが突出することとなるが、用途に応じて係止フックを鞄のフックとして利用する等、他の用途にも兼用できる利点が得られる。
さらに、以上の例ではスライド部を筒部と別体に設けて、スライド部を筒部と独立して摺動させてロック位置と解除位置とを切り替える構成について説明した。ただ、本発明はこの構成に限られず、筒部の動作と連動して、係止フックなどの連結機構を摺動させる構成とすることもできる。例えば、伸縮ロッドの伸縮と連動して、係止フックを上下動させるように構成すれば、筒部に設けたスライド部を操作するためにユーザが一々しゃがみこむ必要がなく、無理のない姿勢で係止フックをロック位置と解除位置に切り替えることが可能となり、係止フックの操作をより一層簡素化できる。
このようにして、本発明によれば鞄本体とベースフレームとの接合強度を維持しつつも、これらの着脱作業を容易に行えるようにしたキャスター付き鞄を提供することができる。
本発明のキャスター付き鞄は、ビジネス用、旅行用、買い物用などのキャリングケース等として、さらに荷物搬送用の台車等としても好適に利用できる。
100、200、300、400、900…キャスター付き鞄
10、210、310、410、510、910…ベースフレーム
11、211、311…第一係止フック部
12、212、312…第二係止フック部
513…係止フック
413…係止フック
414…係止片;414b…突起
15、215、915…キャスター
16、216、316、916…載せ台;16b…筒状体
17、217、917…グリップ
18、218、918…伸縮ロッド
19、219…筒部
20、220、320、930…スライド部
321…ストッパ
22…連結ロッド
24…第一連結ロッド
30、230、330、430、530…鞄本体
31、231、331…第一係止穴
32、232、332…第二係止穴
533…係止穴
434…係止穴

Claims (9)

  1. 鞄本体(30)を着脱自在としたベースフレーム(10)であって、
    底面の隅部にキャスター(15)を設けた平板状の載せ台(16)と、
    前記載せ台(16)の上面から垂直姿勢に延長された立設部と、
    前記立設部の延長方向に沿って、ロック位置及び解除位置の間を摺動自在としたスライド部(20)と、
    鞄本体(30)を前記載せ台(16)上に載置した状態で、該鞄本体(30)をベースフレーム(10)に連結するための連結機構として、鞄本体(30)に設けられた複数の係止穴と対応する位置にそれぞれ設けられ、係止穴(3)にそれぞれ挿入可能な係止フック部と
    を備え、
    前記係止フック部は、
    前記前記立設部(9)に固定された第一係止フック(11)と、
    前記スライド部(20)に設けられた第二係止フック(12)と
    を含み、
    鞄本体(30)を載せ台(16)に載置した状態で、前記第一係止フック(11)を係止穴(3A)に各々挿入させると共に、前記スライド部(20)を解除位置として前記第二係止フック(12)を他の係止穴(3B)に挿入させつつ、前記スライド部(20)を前記立設部に沿って摺動させてロック位置とすることで、前記鞄本体(30)を前記ベースフレーム(10)に連結可能としてなることを特徴とするベースフレーム(10)。
  2. 請求項1に記載のベースフレーム(10)であって、
    前記立設部が、
    前記載せ台(16)の上面隅部から垂直姿勢に延長され、上端を開口端とした一対の筒部(19)と、
    前記一対の筒部(19)の開口端から引き出し自在に挿入された一対の伸縮ロッド(18)と、
    前記一対の伸縮ロッド(18)の上端を連結するグリップ(17)と
    を備え、
    前記スライド部(20)は、一対の筒部(19)のそれぞれに対して外周を囲むよう、摺動自在に装着されてなることを特徴とするベースフレーム(10)
  3. 請求項2に記載のベースフレーム(10)であって、さらに、
    前記一対の筒部(19)に摺動自在に装着された一対のスライド部(20)を互いに連結する連結ロッド(22)を備えることを特徴とするベースフレーム(10)
  4. 請求項1〜3に記載のベースフレーム(10)であって、
    前記第一係止フック(11)の先端が、上方に折曲され、
    前記第二係止フック(12)の先端が、下方に折曲されてなることを特徴とするベースフレーム(10)。
  5. 請求項1〜4に記載のベースフレーム(10)であって、
    前記立設部の延長方向において、前記第一係止フック(11)が前記第二係止フック(12)よりも上方に配置されてなることを特徴とするベースフレーム(10)。
  6. 請求項1〜5に記載のベースフレーム(10)と、鞄本体(30)とを備え、前記鞄本体(30)を前記ベースフレーム(10)に着脱自在としたキャスター付き鞄(100;200;300;400)であって、
    前記鞄本体(30)を前記載せ台(16)上に載置した状態で、該鞄本体(30)をベースフレーム(10)に連結するための前記連結機構として、
    前記鞄本体(30)は、該鞄本体(30)を前記載せ台(16)上に載置した状態で、前記立設部と対向する面の内、該立設部と接する複数の部位に、係止穴を形成しており、
    前記係止穴は、
    一対の第一係止穴(31)と、
    該第一係止穴(31)と、前記立設部の延長方向に離間して設けられた、一対の第二係止穴(32)と
    を含み、
    前記第一係止フック(11)は、前記第一係止穴(31)に挿入可能で、
    前記第二係止フック(12)は、前記第二係止穴(32)に挿入可能で、
    前記第一係止フック(11)を前記第一係止穴(31)に各々挿入させて前記鞄本体(30)を載せ台(16)に載置した状態で、前記スライド部(20)を解除位置として前記第二係止フック(12)を前記第二係止穴(32)に挿入させ、前記スライド部(20)を前記立設部に沿って摺動させてロック位置とすることで前記鞄本体(30)を前記ベースフレーム(10)に連結してなることを特徴とするキャスター付き鞄(100;200;300;400)。
  7. 請求項に記載のキャスター付き鞄(100)であって、
    前記係止穴が、矩形状で両端を前記鞄本体(30)に固定し、中間を非接着状として係止穴を形成可能とした可撓性を有する部材で構成されてなることを特徴とするキャスター付き鞄(100)。
  8. 請求項6又は7に記載のキャスター付き鞄(400)であって、
    前記係止穴及び係止フック部が硬質の部材で構成されてなることを特徴とするキャスター付き鞄(400)。
  9. 請求項6〜8のいずれか一項に記載のキャスター付き鞄(400)であって、さらに、
    前記係止フックを係止穴に挿入した状態で嵌合させる嵌合構造を備えてなることを特徴とするキャスター付き鞄(400)。
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