JP6437064B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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本発明は、複写機やプリンタ、ファクシミリ等の画像形成装置に係り、特に、入力された原稿画像をプレビュー表示可能な画像表示操作装置を備えた画像形成装置に関する。
近年、入力された原稿画像をプレビュー表示可能な画像表示操作装置を備えた画像形成装置が知られている。このような画像形成装置によれば、ジョブの実行前に事前に原稿をスキャン(プリスキャン)した処理結果を表示画面上にプレビュー表示することで、出力する前に読み取った原稿を確認することができる。
従来技術として、例えば、画像形成装置において、原稿の読取り処理が途中で異常中断した場合、原稿全体を読取りしていないけれども、必要部分は読取り完了している原稿については読み直すことなく読取り終了にできるようにしたものが開示されている(特許文献1を参照)。
具体的には、図32に示すよう、原稿の画像の読取りを開始し(ステップS1)、その読取り結果の画像から画像パターンを認識し(ステップS2)、その画像パターンを蓄積し(ステップS3)、ジャム検知部がジャム発生を検知したら(ステップS4)、ジャム通知(ステップS7)とジャム原稿の取り除き指示(ステップS8)をし、原稿の画像の読取りを終了にするか否かを判断し(ステップS9)、読取りを終了にすると判断したら、読取り画像未読取り部分の補完処理を実行し(ステップS10)、読取りを終了し(ステップS5)、次の読取りを開始する(ステップS6)。
また、読取り終了可否判断処理の一例として、図33に示すように、ステップS91において、読取り中断によって正常に得られなかった読取り結果の画像をプレビュー表示すると共に、その結果画像を以って読取りを終了しても良いか否かを指示するようにユーザに促すユーザインターファイス(具体的にはメッセージの表示と指示入力画面の表示)を提示する例が記載されている。
特開2007−325066号公報
しかしながら、上述した技術は、原稿の読取り処理が途中で異常中断した場合に、異常原因の除去後、異常中断前に必要部分の読取りは完了しているものとして読取りを終了するか否かを判断するものであり、読取りを終了しない場合は、異常中断までに読取られた画像を破棄して、再度全原稿の読取りをし直さなければならないという問題があった。
また、入力された画像データの入力状況をプレビュー表示するようされた画像形成装置においては、原稿の読取り処理(画像データの入力)が途中で停止した場合に、単に画像データの入力状況に関する表示を停止してしまうと、ユーザに困惑を与えかねない。
本発明は、上記従来の課題に鑑みてなされたものであり、入力された原稿の画像をリアルタイムにプレビュー表示することで、原稿の読取り処理が途中で中断した場合でも、入力の進捗状態を確認することができ、停止状態の解除後に停止以降分から入力処理を再開する際に、ユーザに対して無駄な手間を与えず、利便性の向上を図ることができる画像形成装置を提供することを目的とする。
本発明は、画像データを入力する入力手段と、前記画像データに基づき形成された画像を出力する出力手段と、前記入力手段から入力される画像データを蓄積する蓄積手段とを備えるとともに、前記蓄積手段に蓄積された画像データに基づいて表示画像を生成する表示画像生成手段と、前記表示画像生成手段により生成された表示画像を表示するプレビュー領域を備える表示手段と、前記表示画像生成手段により生成された表示画像を前記表示手段上にプレビュー表示する表示制御手段と、を具備する画像表示操作装置を備える画像形成装置において、前記表示手段は、プレビュー表示される表示画像が単一ページ表示の場合と複数ページ表示の場合とで、前記プレビュー領域の大きさを変更して表示する機能を備えることを特徴とするものである。
また、本発明は、前記表示手段により、プレビュー表示される表示画像が単一ページ表示の場合は、前記プレビュー領域に加えて、ユーザにより操作される機能選択メニューを表示する機能設定確認領域を表示し、プレビュー表示される表示画像が複数ページ表示の場合は、前記プレビュー領域を表示し、前記機能設定確認領域を表示しないことが好ましい。
また、本発明は、前記表示手段により、プレビュー表示される表示画像が単一ページ表示の場合は、前記プレビュー領域に加えて、ユーザにより操作される機能選択メニューと、前記機能選択メニューを示すアイコンとを表示する機能設定確認領域を表示し、プレビュー表示される表示画像が複数ページ表示の場合は、前記プレビュー領域に加えて、前記機能選択メニューを示すアイコンを表示する機能選択メニューアイコン領域を表示することが好ましい。
また、本発明は、前記表示手段により、前記アイコンがタッチ操作されると、前記機能設定確認領域を表示するとともに、プレビュー表示される表示画像が単一ページ表示の場合のプレビュー領域を表示することが好ましい。
また、本発明は、前記表示手段により、プレビュー表示される表示画像が単一ページ表示の場合のプレビュー領域に表示される画像の大きさを、プレビュー表示される表示画像が複数ページ表示の場合のプレビュー領域に表示される画像の大きさより大きく表示することが好ましい。
また、本発明は、前記表示手段により、プレビュー表示される表示画像が複数ページ表示の場合は、前記表示画像をページ毎に削除する削除用アイコン(ゴミ箱)を表示することが好ましい。
また、本発明は、前記表示手段により、前記機能設定確認領域をタッチ操作すると、前記プレビュー領域にテンキーを表示することが好ましい。
また、本発明は、前記表示手段により、前記プレビュー領域を一方向にのみ拡大または縮小して表示することが好ましい。
また、本発明は、前記表示手段により、前記プレビュー領域に、プレビュー表示に関する操作ボタンを表示し、前記プレビュー領域の大きさに応じて、前記操作ボタンの表示態様を変化させることが好ましい。
本発明によれば、画像データを入力する入力手段と、前記画像データに基づき形成された画像を出力する出力手段と、前記入力手段から入力される画像データを蓄積する蓄積手段とを備えるとともに、前記蓄積手段に蓄積された画像データに基づいて表示画像を生成する表示画像生成手段と、前記表示画像生成手段により生成された表示画像を表示するプレビュー領域を備える表示手段と、前記表示画像生成手段により生成された表示画像を前記表示手段上にプレビュー表示する表示制御手段と、を具備する画像表示操作装置を備える画像形成装置において、前記表示手段は、プレビュー表示される表示画像が単一ページ表示の場合と複数ページ表示の場合とで、前記プレビュー領域の大きさを変更して表示する機能を備えることで、原稿の読取り処理が途中で中断した場合でも、入力の進捗状態を確認することができ、停止状態の解除後に停止以降分から入力処理を再開する際に、ユーザに対して無駄な手間を与えずに操作を行なうことができるので、利便性の向上を図ることができる。
本発明の実施形態に係る画像形成装置の全体の構成を示す説明図である。 前記画像形成装置の内部構成を簡略化して示す説明図である。 前記画像形成装置のハードウェア構成を示す機能ブロック図である。 前記画像形成装置のタッチパネルディスプレイのプレビュー領域を示す説明図である。 前記タッチパネルディスプレイに表示される画面例を示す説明図である。 前記タッチパネルディスプレイに表示されるプレビュー領域を変更した状態を示す説明図である。 前記タッチパネルディスプレイを構成する表示パネルの表示態様を示す説明図である。 前記画像形成装置における操作ユニットの電気的構成を示すブロック図である。 前記操作ユニットを構成するタッチパネルディスプレイの構成を示すブロック図である。 前記画像形成装置において画像データの入力処理が行なわれるときの動作フローを示すフローチャートである。 前記タッチパネルディスプレイの原稿読取り時の表示画面を示す説明図である。 前記タッチパネルディスプレイにおける原稿読取り開始時のプレビュー領域の表示状態を示す説明図である。 前記画像形成装置の原稿読取部により1枚目の原稿を読取り始めたときの前記プレビュー領域における1枚目の画像の表示状態を示す説明図である。 前記原稿読取部による1枚目の原稿読取り中のときの前記プレビュー領域における1枚目の画像の表示状態を示す説明図である。 前記原稿読取部による1枚目の原稿の読取りが終了したときの前記プレビュー領域における1枚目の画像の表示状態を示す説明図である。 前記プレビュー領域に表示された1枚目の画像が徐々に消去される状態を示す説明図である。 前記原稿読取部による2枚目の原稿の読取りが開始されたときの前記プレビュー領域における2枚目の画像の表示状態を示す説明図である。 前記原稿読取部による2枚目の原稿の読取りが終了したときの前記プレビュー領域における2枚目の原稿の画像の表示状態を示す説明図である。 前記原稿読取部による3枚目の原稿の読取りが開始されたときの前記プレビュー領域における3枚目の画像の表示状態を示す説明図である。 前記原稿読取部においてトラブルが発生したときの前記タッチパネルディスプレイの表示画面を示す説明図である。 前記タッチパネルディスプレイに停止状態解除画面が表示された状態を示す説明図である。 前記タッチパネルディスプレイにトラブル解消のためのガイダンス画面が表示された状態を示す説明図である。 トラブル解消したときのガイダンス画面の表示状態を示す説明図である。 前記タッチパネルディスプレイの原稿読取りが再開されたときの表示画面を示す説明図である。 前記タッチパネルディスプレイにおける原稿読取りが再開されたときのプレビュー領域の表示状態を示す説明図である。 原稿読取りが再開されて原稿読取部により3枚目の原稿を読取り始めたときの前記プレビュー領域における3枚目の画像の表示状態を示す説明図である。 前記原稿読取部による3枚目の原稿の読取りが終了したときの前記プレビュー領域における3枚目の画像の表示状態を示す説明図である。 前記原稿読取部による4枚目の原稿の読取りが開始されたときの前記プレビュー領域における4枚目の画像の表示状態を示す説明図である。 前記原稿読取部による4枚目の原稿の読取りが終了したときの前記プレビュー領域における4枚目の原稿の画像の表示状態を示す説明図である。 前記原稿読取部による最終原稿の読取りが終了したのちに前記プレビュー領域に最終原稿の画像が表示された状態を示す説明図である。 前記画像形成装置において全ての原稿のスキャンインによる事前読込が完了後の前記タッチパネルディスプレイの表示状態を示す説明図である。 従来の画像形成装置における画像データの入力処理が行なわれるときの動作フローの一例を示すフローチャートである。 従来の画像形成装置における画像データの入力処理が行なわれるときの読取り終了の可否を判断する処理の一例を示すフローチャートである。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。
図1は発明を実施する形態の一例であって、本発明の実施形態に係る画像形成装置の全体の構成を示す説明図、図2は前記画像形成装置の内部構成を簡略化して示す説明図、図3は前記画像形成装置のハードウェア構成を示す機能ブロック図、図4は前記画像形成装置のタッチパネルディスプレイのプレビュー領域を示す説明図、図5は前記タッチパネルディスプレイに表示される画面例を示す説明図、図6は前記タッチパネルディスプレイに表示されるプレビュー領域を変更した状態を示す説明図である。
本発明の実施形態は、図1に示すように、画像データを入力する原稿読取部(入力手段)102と、原稿読取部102により入力された画像データに基づいて記録媒体上に画像を形成する画像形成部104と、画像データに基づいてプレビュー画像を表示する表示パネル(表示手段)132と原稿読取部102から入力される画像データの入力状況を表示パネル132上で案内表示する操作ユニット側制御部(表示制御手段)131(図9を参照)とを具備する操作ユニット(画像表示操作装置)120とを備える画像形成装置100において、画像データの入力中に画像データの入力が途中停止した場合に対応して、操作ユニット側制御部131の構成として、本発明に係る画像形成装置の構成を採用したものである。
表示パネル132に表示される複数原稿画像は、画像形成装置100の原稿読取部などから取り込まれた原稿画像の形態をプレビュー表示するものであり、且つ、画像形成部から記録用紙上に形成される画像の出力形態を仕上がりプレビュー画像として表示するものである。
本実施形態に係る画像形成装置100は、画像処理装置の1種である画像形成装置である。本発明に係る画像表示操作装置の適用は、このような画像形成装置以外の画像処理装置または電子機器であっても構わない。
また、本実施形態に係る画像形成装置100は、複数の動作モードを備え、その動作モードが切り換えられて表示機器の画面が切り換えられた場合において、ユーザが画面構成を覚えていなくても、ユーザが求める情報をユーザが容易に取得することができるように、情報を表示する表示機器を備えた装置であればよい。
なお、本実施形態に係る画像形成装置100は、ジェスチャー操作方法とジェスチャー操作によらないタッチ操作方法とにより操作が可能なタッチパネルディスプレイ(操作画面)を備えるとするが、タッチ操作のみが可能なタッチパネルディスプレイを備える装置であってもよく、さらには、操作が不可能な表示のみ可能な表示パネルおよび操作用のボタンを備える装置であってもよい。
この画像形成装置100は、電子写真方式により記録用紙に画像を形成する。
また、画像形成装置100は、動作モードとして、コピーモード、ファクシミリモード(FAXモード)、ドキュメントファイリングモード(スキャンした画像を画像形成装置内部の記憶装置に記憶するモード)およびメールモード(スキャンした画像を電子メールに添付する形式で送信するモード)を備える。なお、この画像形成装置100は、さらにネットワークプリンタモードを備えていても構わない。
また、本発明はこれに限定されず、動作モード毎に画面が切り換わる画像形成装置であれば構わない。また、印刷方式は電子写真方式に限定されない。
まず、本発明の実施形態に係る画像形成装置100について説明する。
本実施形態に係る画像形成装置100は、図1に示すように、原稿読取部102、画像形成部104、給紙部106、排紙処理装置108、および、操作ユニット120を備える。
操作ユニット120は、タッチパネルディスプレイ130と表示操作部140とで構成される。タッチパネルディスプレイ130は、液晶パネル等で構成された表示パネル132と、表示パネル132に重ねて配置されたユーザの指で押圧された位置を検出するタッチパネル(タッチ操作認識手段)134とで構成される。表示操作部140は、表示灯142と、電源キー144と、省エネルギーキー(以下「省エネキー」と記載)146と、動作モードを選択するホーム画面ヘタッチパネルディスプレイ130の表示画面を戻すためのホームキー148とで構成される。
このように画像形成装置100は、主たる操作デバイスとしてタッチパネルディスプレイ130を備えるとともに、ハードウェアキーおよび表示灯により構成される表示操作部140を備える。表示操作部140のキー(電源キー144、省エネキー146、ホームキー148)は、タッチパネルディスプレイ130により構成されるソフトウェアボタンと対比して、ハードウェアボタンとして構成される点が特徴である。
なお、画像形成装置100は、このような構成の表示操作部140を備えるものに限定されず、タッチパネルディスプレイ130のみを備えるものであってもよい。タッチパネルディスプレイ130に表示されたホーム画面においてユーザが動作モードを選択すると、選択された動作モードにおける初期画面に切り換わるものであれば構わない。このような画像形成装置100の動作モードについて説明する。
(コピーモード)
以下において、画像形成装置100のコピーモードでの動作について説明する。
このコピーモードにおいては、主として、原稿読取部(以下、「スキャナ部」と称する。)102および画像形成部104が動作する。
画像形成装置100においては、原稿載置台に置かれた原稿が原稿読取部102により画像データとして読み取られ、読み取られた画像データが図3に示すマイクロコンピュータ等から構成されるCPU300に入力され、ここで画像データに各種の画像処理が施され、この画像データが画像形成部104へと出力される。
画像形成部104は、図2に示すように、画像データによって示される原稿の画像を記録媒体(多くの場合、記録用紙)に印刷するものであって、感光体ドラム222、帯電装置224、レーザスキャンユニット(以下、「LSU」と称する。)226、現像装置228、転写装置230、クリーニング装置232、定着装置234、および図示しない除電装置等を備えている。
画像形成部104には、主搬送路236および反転搬送路238が設けられており、給紙部106から給紙されてきた記録用紙が主搬送路236に沿って搬送される。給紙部106は、用紙カセット240に収納された記録用紙、または手差トレイ242に載置された記録用紙を1枚ずつ引出して記録用紙を画像形成部104の主搬送路236へと送り出す。
画像形成部104の主搬送路236に沿って記録用紙が搬送されている途中で、記録用紙が感光体ドラム222と転写装置230との間を通過し、さらに定着装置234を通過して、記録用紙に対する印刷が行なわれる。
感光体ドラム222は、一方向に回転し、その表面は、クリーニング装置232と除電装置によりクリーニングされた後、帯電装置224により均一に帯電される。
LSU226は、印刷対象の画像データに基づいてレーザ光を変調し、このレーザ光によって感光体ドラム222の表面を主走査方向に繰返し走査して、静電潜像を感光体ドラム222の表面に形成する。
現像装置228は、トナーを感光体ドラム222の表面に供給して静電潜像を現像し、トナー像を感光体ドラム222の表面に形成する。
転写装置230は、当該転写装置230と感光体ドラム222との間を通過していく記録用紙に感光体ドラム222の表面のトナー像を転写する。
定着装置234は、記録用紙を加熱するための加熱ローラ248と、記録用紙を加圧するための加圧ローラ250とを含む。記録用紙は、加熱ローラ248によって加熱され、かつ、加圧ローラ250によって加圧されることによって、記録用紙上に転写されたトナー像が記録用紙に定着される。この定着装置234へ供給される電力によりヒータを温めて加熱ローラ248の温度が定着に適した温度になるように制御されている。なお、省エネモードに移行すると、例えば、このヒータへ供給される電力が停止されたり削減されたりする。
主搬送路236と反転搬送路238との接続位置には、分岐爪244が配設されている。記録用紙の片面のみに印刷が行なわれる場合は、分岐爪244が位置決めされ、この分岐爪244により定着装置234からの記録用紙が排紙トレイ246または排紙処理装置108の方へと導かれる。
記録用紙の両面に印刷が行なわれる場合は、分岐爪244が所定方向に回動されて記録用紙が一旦排紙トレイ246側へ導かれた後、スイッチバック搬送されて反転搬送路238の方へと導かれる。記録用紙は、反転搬送路238を通過して、その表裏を反転されて主搬送路236へと再び搬送され、主搬送路236の再度の搬送途中で、その裏面への印刷が行なわれて排紙トレイ246または排紙処理装置108の方へと導かれる。
上述のようにして印刷された記録用紙は、排紙トレイ246または排紙処理装置108の方へと導かれて排紙トレイ246に排出され、または排紙処理装置108の各排紙トレイ110のいずれかに排出される。
排紙処理装置108では、複数の記録用紙を各排紙トレイ110に仕分けして排出する処理、各記録用紙にパンチングする処理、および各記録用紙にステープルする処理を施す。例えば、複数部の印刷物を作成する場合は、各排紙トレイ110に印刷物の一部ずつが割り当てられるように、各記録用紙を各排紙トレイ110に仕分けして排出し、排紙トレイ110毎に、排紙トレイ110上の各記録用紙に対しパンチングユニット111によるパンチング処理またはステープルユニット112によるステープル処理を施して印刷物を作成する。
(ファクシミリモード)
以下において、ファクシミリモードでの動作について説明する。
このファクシミリモードにおいては、図3に示すように、主として、送信動作は原稿読取部(スキャナ部)102およびFAX通信部160が動作することにより、受信動作はFAX通信部160および画像形成部104が動作する。
(送信動作)
画像形成装置100においては、ファクシミリモードを指定して、原稿載置台に置かれた原稿が原稿読取部102により画像データとして読み取られ、読み取られた画像データが図3に示すマイクロコンピュータ等から構成されるCPU300に入力され、ここで画像データに各種の画像処理が施され、この画像データがFAX通信部(図3のFAX通信部160)へと出力される。
図3に示すように、送信側の画像形成装置100のFAX通信部160は、指定された送信側の回線を指定された送信先に接続して、画像データをファクシミリ通信規格に合致した通信データへ変換して、受信側のファクシミリ装置(例えばファクシミリ機能を備えた画像形成装置100)へ送信する。
(通信動作)
回線が接続されると、受信側の画像形成装置100のFAX通信部160は、送信側の画像形成装置100のFAX通信部160からの通信要求信号を検出して、応答信号を送信する。その後、例えば、FAX通信部160は、送信側および受信側で互いに実装されている能力情報の受渡しを行ない、利用可能な最大能力での通信速度および画像データの符号化・符号訂正方式などを決定してモデムの通信方式を設定する。この通信方式にあわせた画像信号静式を用いて、送信側の画像形成装置100のFAX通信部160から受信側の画像形成装置100のFAX通信部160ヘデータを送信する。送信が終了すると回線が切断される。
(受信動作)
受信側の画像形成装置100のFAX通信部160は、受信したデータを画像データに変換して、画像形成部104へ送る。なお、受信したデータを画像データへ変換するのは画像形成部104であっても構わない。画像形成部104は、上述したコピーモードにおける動作と同じように、受信したデータから変換された画像データによって示される原稿の画像を記録用紙に印刷する。
次に、画像形成装置100の制御ブロック構成について図面を参照して説明する。
図3に示すように、画像形成装置100は、さらに、コピーモード、ファクシミリモードとして装置が搭載する機能の設定が可能な操作ユニット120と、プログラム等を記憶するためのROM306と、通電が遮断された場合であってもプログラムおよびデータ等を記憶可能な不揮発性記憶領域であるハードディスク302と、プログラムを実行する際の記憶領域を提供するためのRAM(Random Access Memory)308とを含む。
画像形成装置100は、さらに、原稿読取部102、画像形成部104、FAX通信部160、操作ユニット120、ROM306、ハードディスク302、およびRAM308に接続されるパス310と、パス310に接続された、画像形成装置としての一般的機能を実現するためのCPU300とを含む。
ハードディスク302には、この画像形成装置100でスキャンした原稿の画像データのファイルが記憶される。また、ハードディスク302には、各動作モードの初期画面データが記憶されている。(ハードディスク302でなくてもROM306に記憶させておくことも可能)
ROM306には、画像形成装置100の動作を制御するのに必要なプログラムおよびデータ等が記憶されている。このROM306にプログラムとともに記憶するデータとして、各動作モードの初期画面データを記憶するようにしても構わない。CPU300は、ROM306に格納されているプログラムおよびデータに従って画像形成装置100の制御を行なうとともに画像形成装置100の各機能に関する制御を実行する。
図3に示すように、この画像形成装置100のFAX通信部160には、画像データの送受信用に公衆回線が接続され、ネットワークインターフェイス304には、ネットワーク回線が接続されている。このネットワーク回線には、この画像形成装置100をネットワーク対応のプリンタとして使用するコンピュータ等が接続されたり、インターネットを介して指定されたURL(Uniform Resource Locator)により特定されるコンピュータ等が接続されたりする。このようにインターネットに接続されると、画像形成装置100は、インターネットを介して、必要な情報を取得することができる。
RAM308は、CPU300による演算および処理の結果を一時的に記憶するワーキングメモリとしての機能と、画像データを記憶するフレームメモリとしての機能とを提供する。
原稿読取部102、画像形成部104、操作ユニット120を構成するタッチパネルディスプレイ130および表示操作部140、ならびにROM306、ハードディスク302、およびRAM308に対する制御は、CPU300が所定のプログラムを実行することにより行なわれる。なお、操作ユニット120は、入出力インターフェイスを介してCPU300と通信する。
操作ユニット120は、ユーザが目視しやすいように傾斜して設けられた板状のパネルで構成される。操作ユニット120の表面には、その左側の領域にタッチパネルディスプレイ130が、右側の領域に表示操作部140(表示灯142ならびにハードウェアボタンである電源キー144、省エネキー146およびホームキー148)が、備えられている。タッチパネルディスプレイ130および表示操作部140は、操作ユニット120が全体として一体となるように構成されている。
上述したように、このタッチパネルディスプレイ130は、表示パネル132と、表示パネル132に重ねて配置されたタッチパネル134とで構成される。
このタッチパネルディスプレイ130においては、表示パネル132に、この画像形成装置100における動作モードを選択するホーム画面、この画像形成装置100の現在の状態、宛先指定状況、ジョブの処理状況等が表示される。表示パネル132のプレビュー領域上にはソフトウェアボタンである選択ボタンが表示され、この選択ボタンの表示されている領域を指で押すと、タッチパネル134がその押された位置を検出する。プログラム上で、選択ボタンの表示位置とタッチパネル134が押された位置とを照合することにより、画像形成装置100の動作モード選択、機能設定および動作指示等が行なわれる。この画像形成装置100はこのようなタッチ操作(ユーザによる押圧位置に基づくコマンド入力操作)に加えて、上述したジェスチャー操作(ユーザによる操作軌跡に基づくコマンド入力操作)にも対応している。
また、表示操作部140の表示灯142は、例えばLED(Light Emitting Diode)で構成され、CPU300により点灯/消灯(/点滅)が制御される。主電源スイッチとは別に設けられた電源キー144をユーザが押下すると、この画像形成装置100が待機モード(例えば主電源がオンの状態でFAX受信動作のみ可能)から通常モードへ移行して、この画像形成装置100の全ての動作モードが使用できるようになる。この状態に連動して表示灯142が点灯する。さらに、ユーザが操作しない時間が予め定められた時間を経過したり、省エネキー146をユーザが押下したりすると、この画像形成装置100が通常モードから省エネモードへ移行して、この画像形成装置100の一部の動作モードしか使用できないようになる。この状態に連動して表示灯142が点滅する。さらに、この省エネモードのときに、省エネキー146をユーザが押下すると、この画像形成装置100が省エネモードから通常モードへ移行する。ホームキー148は、タッチパネルディスプレイ130の表示を初期状態(ホーム画面)へ戻すためのハードウェアキーである。なお、電源キー144、省エネキー146およびホームキー148を押下したときの処理はこれらに限定されるものではない。
なお、表示操作部140のハードウェアボタン(電源キー144、省エネキー146およびホームキー148)には、CPU300により点灯/消灯(/点滅)が制御されるキーランプを埋め込むようにしても構わない。例えば、このキーランプは、円型のキーの周囲をリング状に光らせたり、キーの中央部を光らせたりする。操作デバイスとしてハードウェアボタンを使用することが許可されているタイミングで(ハードウェアボタンを使用すると処理が実行されるタイミングで)、このキーランプが点灯する。
本実施形態に係る画像形成装置100においては、上述した2つの動作モード(コピーモード、ファクスモード)を備える。タッチパネルディスプレイ130には、それぞれの動作モードにおける機能設定用のソフトウェアボタンと、必要に応じて、画像形成イメージであるプレビューまたは宛先設定用のボタン等が表示される。
動作モードが違う場合には、タッチパネルディスプレイ130は、異なる画面が表示される。このような場合であっても、ユーザが要求する情報を容易に見つけることのできるように、タッチパネルディスプレイ130は複数の領域に分割されて(かつその領域の大きさを可変として)、各領域に情報を表示するという本発明の本質的部分を備える。特にこの画像形成装置100においては、主たる表示操作デバイスとして設けられたタッチパネルディスプレイ130のホーム画面において動作モードを選択すると、各動作モードの初期画面が表示される。
この初期画面において、(1)基本レイアウトが5つの領域(「システム領域」、「機能設定領域」、「プレビュー領域」、「アクションパネル領域」、「タスクトリガー領域」)に分割されて適切に配置されているので、左上から右下へユーザが操作することにより(このような大型のタッチパネルディスプレイ130を備えない従来機と同じようなユーザの視点の動線および指先の動線が実現されるために)容易に設定が可能で、(2)異なる動作モードであっても5つの領域のそれぞれに表示される概念は同じものであって、動作モードが異なってもユーザが混乱することなく操作が可能である。
以下に、このような基本レイアウトの構成について説明する。
まず、画像形成装置100のタッチパネルディスプレイ130における基本レイアウトについて図面を参照して説明する。
タッチパネルディスプレイ130の基本レイアウトは、図4に示すように、横長のタッチパネルディスプレイ130において(例えば、横1024ピクセル×縦600ピクセル)、最上部に配置されたシステム領域1000、画面中央部に配置されたプレビュー領域3000、プレビュー領域3000の左側に配置された機能設定/確認領域2000(以下、機能設定領域2000と記載する)、プレビュー領域3000の右上部に配置されたアクションパネル領域(情報表示領域)4000、および、プレビュー領域3000の右下部に配置されたタスクトリガー領域(操作キー表示領域)5000で構成される。
なお、タッチパネルディスプレイ130における領域の数は5つに限定されるものではなく、左右の並びもこれに限定されず、例えば、ユーザの利き手に応じて領域の左右の配置を逆にしても構わない。また、システム領域1000の位置は最下部であっても構わない。また、状態もしくは設定によっては表示されなくても構わない。
システム領域1000には、この画像形成装置100の現時点での状態が表示され、操作中の動作モードのタイトル、画像形成装置100の状況・状態が表示される。例えば、システム領域1000には、動作モード名、割り込みキー、ログインユーザ名、処理中のジョブ状況、内蔵メモリ使用状態、時刻等が表示される。
機能設定領域2000には、各機能の設定、表示の切り換え、設定の確認のためにユーザにより操作される機能選択メニュー(アイコン、ボタン等)が、アイコンモード、レギュラーモードおよびエキスプレスモードで表示態様を変更して、表示される。アイコンモードにおいては、プレビュー領域3000が最も広くなるように機能設定領域2000には機能設定用のアイコンのみが表示される。エキスプレスモードにおいては、プレビュー領域3000が最も狭くなっても機能設定領域2000には機能を一度に設定できる画面が大きく表示される。レギュラーモードにおいては、プレビュー領域3000の大きさはアイコンモードとエキスプレスモードとの中間の大きさであって、機能設定領域2000には機能設定のアイコンとともに機能名称がテキスト表示される。
これらのアイコンモード、レギュラーモードおよびエキスプレスモードの切り換えはユーザの操作に基づく。すなわち、プレビュー領域3000の大きさが、ユーザの操作に応じて変更して表示される。このように、アイコンは、小さい領域でユーザへの情報を伝達することができるので、全ての機能に対して準備しておいて、プレビュー領域3000が大きく表示できることが好ましい。
この機能設定領域2000には、その下部に機能設定領域2000の表示スタイルを変更する変更ボタン群2010を備える。変更ボタン群2010には、アイコンモードで機能設定領域2000を表示するアイコンモード移行ボタン2012、「お気に入り」登録した機能を表示させるお気に入りボタン2014、設定が変更された機能を表示させるチェックボタン2016、選択されている動作モードにおいて設定可能な全ての機能の一覧を表示するリストボタン2018、レギュラーモードで機能設定領域2000を表示するレギュラーモード移行ボタン2020、および、エキスプレスモードで機能設定領域2000を表示するエキスプレスモード移行ボタン2022が配置されている。
なお、機能設定領域2000に表示される情報が多い場合には、この機能設定領域2000において上下方向に移動可能に情報が表示される。この場合において、この変更ボタン群2010は移動されないで、機能設定領域2000の最下部に常に表示される。
プレビュー領域3000には、原稿の出力(仕上がり)イメージが表示される。ダミーデータまたはスキャンデータを用いてイメージ表示し、ユーザが仕上がりを変更する毎にプレビュー領域3000に表示されているイメージが変更される。このプレビュー領域3000においては、スキャン前のバーチヤルモードでのダミーイメージでの仕上がり表示、スキャン後のスキャンインモードでの実イメージでの仕上がり表示の2つのモードを有し、さらにバーチヤルモードには、原稿セット前および原稿セット後の2種類がある。
このプレビュー領域3000には、その下部にプレビュー領域3000の表示スタイルを変更するプレビュー変更ボタン群3010を備える。プレビュー変更ボタン群3010には、プレビューを左に90度回転させる左回転ボタン3016、プレビューを右に90度回転させる右回転ボタン3018、ズームバー3020が配置されている。これら以外にも、例えばカラー変更ボタン3012およびプレビュー操作ボタン3014が配置されている。
ここで、左回転ボタン3016を1回タッチ操作するとプレビューが左に90度回転されて、2回タッチ操作するとプレビューが左に180度回転される(上下反転)。また、プレビュー領域に表示された仕上がり原稿イメージをジェスチャー操作しても(指先で原稿イメージを反時計回転方向に180度回転させても)、プレビューが左に180度回転されて上下反転される。
右回転ボタン3018を1回タッチ操作するとプレビューが右に90度回転されて、2回タッチ操作するとプレビューが右に180度回転される(上下反転)。また、プレビュー領域に表示された仕上がり原稿イメージをジェスチャー操作しても(指先で原稿イメージを時計回転方向に180度回転させても)、プレビューが右に180度回転されて上下反転される。
ズームバー3020のプラスボタン3020Aをタッチ操作したり、バ−3020Cをプラスボタン3020A側へジェスチャー操作(ドラッグまたはスライド)したりすると、プレビューが拡大して表示される。また、プレビュー領域に表示された仕上がり原稿イメージをジェスチャー操作しても(指先で原稿イメージをピンチアウト/ピンチオープンさせても)、プレビューが拡大して表示される。
ズームバー3020のマイナスボタン3020Bをタッチ操作したり、バ−3020Cをマイナスボタン3020B側ヘジェスチャー操作(ドラッグまたはスライド)したりすると、プレビューが縮小して表示される。また、プレビュー領域に表示された仕上がり原稿イメージをジェスチャー操作しても(指先で原稿イメージをピンチイン/ピンチクローズさせても)、プレビューが縮小して表示される。
なお、プレビュー領域3000に表示される原稿イメージのページ数が多い場合には、タッチ操作可能な表示ページ選択ボタン(ページ番号入力ボタン、ページ送りボタン、ページ戻しボタン、単ページ表示ボタン、複数ページ表示ボタン等)を表示するようにしても構わない。なお、原稿イメージをスライドタッチ(フリック操作)してもプレビューされる原稿のページ送り、ページ戻しを行なうことができる。また、プレビュー領域3000に表示される原稿イメージが大きい場合には、タッチ操作またはジェスチャー操作可能なスクロールバーを表示するようにしても構わない。
アクションパネル領域4000には、操作についての補助・助言・提案についての情報が表示される。このアクションパネル領域4000には、例えば、あるユーザが特定の機能を選択すると、その機能に関連する機能を表示したり、目的指向でその機能についての他の機能を表示したり、このユーザまたはこのユーザが所属するグループのユーザが過去に組み合わせて選択した機能を「おすすめ機能」として表示したりする。
タスクトリガー領域5000には、その動作モードにおける全ての設定が完了して、この画像形成装置100を実際に動作させるためにユーザにより操作されるトリガー一項目が表示される。例えば、処理を開始させるためのスタートボタン(ソフトウェアボタン)である。なお、印字を伴う動作モード(ファクス送信以外)において、消耗品切れについての情報も、タスクの実行不可に関連するので、この「タスクトリガー領域」に表示される。
この場合において、スタートボタンが押下できる状態の場合にのみ、スタートボタンを表示することも好ましい。スタートボタンが押下できる状態とは、印字を伴う動作モードの場合には、全ての設定が終了してかつ消耗品(記録用紙およびトナー)切れでない状態であって、印字を伴わない動作モードであるファクスモード(送信)の場合には、宛先を含む全ての送信パラメータの設定が終了した状態である。
これらの5領域は、動作モードが変更されても(どの動作モードの初期画面においても、その配置された位置は変更されない。また、機能設定領域2000(およびプレビュー領域3000)におけるアイコンモード/レギュラーモード/エキスプレスモードの切り換え表示のように、領域はタッチパネルディスプレイ130の画面横方向(長手方向)に伸縮してサイズが変化する。
このような5領域の配置は、従来機におけるユーザインターフェイスをも考慮しつつ、ユーザの視点の動線および操作の動線に着目して配置されている。このような配置により、タッチパネルディスプレイ130において、左上から右下へユーザの視線が動いて、左上から右下へユーザの操作(利き手の指先)が動く。
なお、ある動作モードから他の動作モードへ遷移するためには、ホームキー148を押下して、ホーム画面において他の動作モードを選択する。このように、ホーム画面を経由して、動作モードが切り換えられる。
(コピーモードの初期画面表示動作)
コピーモードが選択されると、ハードディスク302等から読出したコピー初期画面データを用いてタッチパネルディスプレイ130にコピーモードの初期画面が表示される。
このとき、例えば、タッチパネルディスプレイ130には、図5に示すように、コピーモード初期画面7100が表示される。コピーモード初期画面7100は、上述したレイアウト構成の5領域に分割されて情報が表示される。
コピーモード初期画面7100のシステム領域1000には、図5に示すように、選択されている動作モード(ここではコピーモード)を示すエリア1102、選択された動作モードに付随するサブ情報を表示するエリア1104、ログインユーザ名を表示するエリア1106、ログアウトボタン(ソフトウェアボタン)が表示されるエリア1108、現在実行中のジョブ状況を表示するエリア1110、ジョブ状況に関係するボタン(ソフトウェアボタン)が表示されるエリア1112、通信状態が表示されるエリア1114、現在時刻が表示されるエリア1116が配置されている。
エリア1102には、動作モードを示す名称または/およびアイコンが表示される。
このエリア1102をタッチ操作、タップ操作またはダブルタップ操作すると、動作モードを示すメニューがプルダウン表示されて動作モードを切り換えることができるようにすることも好ましい(他の動作モードにおいても同じ)。
エリア1104には、サブ情報として、割り込みキー(ソフトウェアボタン)が表示される。この割り込みキーをタッチ操作、タップ操作またはダブルタップ操作すると、コピーモードにおいて割り込み処理を実行することができる。
エリア1112には、現在実行中のジョブ状況がアイコンで表示される。このジョブ状況をタッチ操作、タップ操作またはダブルタップ操作すると、詳細なジョブ状況情報が表示される。さらに、エリア1112には、選択されたジョブを停止させるボタン等を表示することも好ましい。
コピーモード初期画面7100の機能設定領域2000には、コピーモードにおいてユーザが選択できる機能選択メニューおよび上述した変更ボタン群2010が表示されている。図5に示す画面では、レギュラーモードで機能選択メニューが表示されている。
図5に示すように、レギュラーモードで表示される機能選択メニューは、アイコン群2100とテキスト群2120とで構成される。この機能設定領域2000に表示される機能選択メニューとして、コピー一部数を設定するアイコン2102および設定された内容を表示するテキス卜2122、カラーモードを設定するアイコン2104および設定された内容を表示するテキスト2124、コピー濃度を設定するアイコン2106および設定された内容を表示するテキスト2126、コピー倍率を設定するアイコン2108および設定された内容を表示するテキスト2128、原稿の種類を設定するアイコン2110および設定された内容を表示するテキスト2130、用紙の種類を設定するアイコン2112および設定された内容を表示するテキスト2132、画像を編集するアイコン2114および設定された内容を表示するテキスト2134、レイアウトを編集するアイコン2116および設定された内容を表示するテキスト2136が表示されている。
なお、上述したように、これらの機能設定メニューにおけるさらなる項目は、変更ボタン群2010の表示位置を固定した状態で、上下方向にスクロール可能に表示することができる。そして、上下方向に隠れて表示されていない項目を含めて機能設定メニューの表示項目を切り換えることは、タッチ操作(スクロール操作)でもジェスチャー操作(上下方向へフリック操作)のいずれの操作でも可能である。
ここで、画像編集とは、1ページの原稿に対する画像編集であって、さらに下位の階層メニューとして、枠消去、印字メニュー、ウォータマーク、ユーザスタンプ等があり、レイアウト編集とは、複数ページの原稿に対する画像編集であって、さらに下位の階層メニューとして、ページ集約、綴じしろ、ページ移動、センタリング等がある。これらのさらなる下位メニューは、アイコン2102〜アイコン2116またはテキスト2122〜テキス卜2136をタッチ操作、タップ操作またはダブルタップ操作すると、タッチパネルディスプレイ130に表示される。
コピーモード初期画面7100のプレビュー領域3000には、原稿の出力(仕上がり)イメージ3100および上述したプレビュー変更ボタン群3010が配置されている。このとき、ダミーデータまたはスキャンデータを用いてイメージ3100が表示され、ユーザが機能設定領域2000の機能設定メニューを変更する毎に、イメージ3100が変更されてプレビュー領域3000に表示される(プレビューの表示が変更)。
コピーモード初期画面7100のアクションパネル領域4000には、コピー操作についての補助・助言・提案についての情報が表示されている。ここでは、図5に示すように、このユーザが選択したコピーモードにおけるおすすめ機能が表示される。このとき、アクションパネル領域4000は、表示されている情報の内容を示すエリア4100、それ自体がソフトウェアボタンとしておすすめ機能をテキスト表示するエリア4102〜エリア4106が配置されている。
エリア4102をタッチ操作、タップ操作またはダブルタップ操作すると、省エネコピーについてのさらに詳細な情報がプルダウン表示される。例えば、このとき、「両面印刷すると用紙を節約できます」というテキストとともに両面コピーの機能設定画面へ遷移するソフトウェアボタンと、「複数の原稿を集約して印刷すると用紙を節約できます」というテキストとともにページ集約の機能設定画面へ遷移するソフトウェアボタンと、「本のように綴じられるように印刷することができます」というテキストとともに中綴じの機能設定画面へ遷移するソフトウェアボタンとが、表示される。
コピーモード初期画面7100のタスクトリガー領域5000には、実行ボタン群5100が表示される。この実行ボタン群5100として、原稿をスキャンして画像データを取得するように画像形成装置100を作動させるスキャンインキー(ソフトウェアボタン)5102、設定した機能をクリアするクリアオールキー(ソフトウェアボタン)5104、原稿をスキャンしてモノクロコピーを実行するように画像形成装置100を作動させるモノクロスタートキー(ソフトウェアボタン)5106、原稿をスキャンしてカラーコピーを実行するように画像形成装置100を作動させる力ラースタートキー(ソフトウェアボタン)5108が配置されている。
このように、5つの領域に分割して情報が表示されたコピーモード初期画面7100において、ユーザが要求を入力すると、その要求に従ってコピー処理が実行される。
次に、機能設定領域2000をアイコンモードで表示してプレビュー領域3000を広げた場合の、プレビューページの変更動作について説明する。
図6に示すように、プレビューのイメージ3118が表示されている場合において、ユーザが、プレビュー表示された画面をユーザが左へフリックすると、入力軌跡が分析される。このとき、このユーザによるジェスチャー操作はページをめくる要求であると分析されて、フリックした方向に応じた表示されていない別のページを含むプレビューイメージが表示される。
また、このようにプレビューイメージが表示されるページを移動させるには、ページ送りボタン3118G、ページ早送りボタン3118H、ページ戻しボタン3118E、ページ早戻しボタン3118Dをタッチ操作しでも可能である。さらに、ページ直接指定ボタン3118Fをタッチして直接移動させたいページを入力することにより、プレビューイメージが表示されるページを移動させることも可能である。
このように、機能設定領域2000がアイコンモードで表示されると、プレビュー領域3000が広がり、図6に示すように、ユーザの視認性およびユーザの操作性が高まるように、プレビューイメージを表示することができる。特に、タッチ操作またはジェスチャー操作により、表示させたいプレビューイメージまで移動して、所望のプレビューを表示させることができる。
なお、図6に示すごみ箱アイコン3118Aは、選択したページをごみ箱アイコン3118Aまでドラッグすることによりそのページを削除することができる。
また、1ページ表示アイコン3118Bを押下することにより、例えば3ページ表示していたプレビューが1ページ表示になり(このとき1ページ分を大きく表示)、複数ページ表示アイコン3118Cを押下することにより、例えば、1ページ表示していたプレビューが3ページ表示になる。
次に、本実施形態の画像形成装置100における特徴的なタッチパネルディスプレイ130の画面表示について図面を参照して説明する。
図7は本実施形態の画像形成装置のタッチパネルディスプレイを構成する表示パネルの表示態様を示す説明図である。
本実施形態の画像形成装置100は、図7に示すように、タッチパネルディスプレイ130において、プレビュー領域3000が画面中央部に配置され、そのプレビュー領域3000の左側に機能設定領域2000が配置される。また、プレビュー領域3000の右上部にアクションパネル領域4000が配置され、そのアクションパネル領域4000の下部にタスクトリガー領域5000が配置される。
プレビュー領域3000には、初期画面では仮想テンキー3001と、装置全体をイメージするミミック表示3002が表示されている。
タスクトリガー領域5000は、プレビュー領域3000を拡大して表示されるときには、縮小化されることなく、プレビュー領域3000の右下部に常に表示される。
タスクトリガー領域5000には、実行ボタン群5100が表示される。
実行ボタン群5100として、スキャンインキー5102、クリアオールキー5104、モノクロスタートキー5106、力ラースタートキー5108が配置されている。
スキャンインキー5102は、スキャンインの指示により原稿をスキャンして画像データの取得が開始されると、装置の動作を中断する(読込を中止する)中断キーに変更して表示するようにしてもよい。
次に、本実施形態の画像形成装置100における操作ユニット120の特徴的な画面表示に係る電気的構成について図面を参照して説明する。
図8は本実施形態の画像形成装置における操作ユニットの電気的構成を示すブロック図、図9は前記操作ユニットを構成するタッチパネルディスプレイの構成を示すブロック図である。
本実施形態に係る操作ユニット120は、図8に示すように、表示パネル132、タッチパネル134に加えて、操作位置検出手段135、画面表示手段136、表示画像生成手段137及び操作ユニット120における処理・動作を制御する操作ユニット側制御部(表示制御手段)131を備えている。
画像形成装置100は、画像データを入力する原稿読取部102、画像処理手段103、原稿読取部102から入力される画像データを蓄積する蓄積手段105、プリンタや送信部などの画像を出力する画像出力手段107を備えて、主制御部101により動作制御される。
操作位置検出手段135は、タッチパネル134上で行なわれる操作位置を検出する。
画面表示手段136は、表示画像生成手段137により形成された画像を表示パネル132上に表示する。
表示画像生成手段137は、画像形成装置100本体に入力された画像データに基づき操作ユニット側制御部131からの指示により所定の画像を形成する。
操作ユニット側制御部131は、画像形成装置100本体の主制御部101に接続され、タッチパネルディスプレイ130における制御部として機能する。
ここで、本実施形態の特徴的な操作ユニット側制御部131の構成について詳細に説明する。
操作ユニット側制御部131は、図9に示すように、表示パネル132に複数ページの原稿画像をプレビュー表示するプレビュー表示機能と、プレビュー表示された複数ページの原稿画像を移動表示する移動表示機能と、原稿読取部102から入力される画像データの入力状況を表示パネル132上に表示して案内する入力状況案内機能とを備えている。
さらに、操作ユニット側制御部131は、特徴的な機能として、画像データの入力状況を案内するプレビュー表示を停止するプレビュー表示停止機能1311と、画像データの入力が停止されたことを報知する入力停止報知機能1312と、画像データの入力停止前に入力が完了した最終の画像データの表示画像を表示する最終画像表示機能1313と、画像データの入力停止状態を解除するための案内画面を表示する案内画面表示機能1314と、入力処理を再開する指示画面を表示する再開操作指示画面表示機能1315と、画像データの入力処理を再開する入力処理再開機能1316と、どの画像から入力再開が必要かを報知する再入力画像報知機能1317と、最初に入力された画像データの表示画像を表示する先頭画像表示機能1318とを備えている。
プレビュー表示停止機能1311は、画像データの入力中に画像データの入力が途中停止した場合に、画像データの入力状況を案内するプレビュー表示を停止する機能である。
入力停止報知機能1312は、画像データの入力中に画像データの入力が途中停止した場合に、画像データの入力が停止されたことを報知する機能である。
最終画像表示機能1313は、画像データの入力中に画像データの入力が途中停止した場合に、画像データの入力停止前に入力が完了した最終の画像データの表示画像を表示する機能である。
案内画面表示機能1314は、画像データの入力中に画像データの入力が途中停止した場合に、画像データの入力停止状態を解除するための案内画面を表示する機能である。
再開操作指示画面表示機能1315は、画像データの入力停止状態が解除された後に、入力処理を再開する指示画面を表示する機能である。
入力処理再開機能1316は、画像データの入力停止状態が解除された後に、入力処理を再開する指示があったときに、画像データの入力処理を再開する機能である。
再入力画像報知機能1317は、画像データの入力停止状態が解除された後に、どの画像から入力再開が必要かを報知する機能である。
先頭画像表示機能1318は、画像データの入力停止状態が解除された後に、画像データの入力処理を再開した場合には、最終画像データの入力状況が表示された後に、最初に入力された画像データの表示画像を表示する機能である。
次に、本実施形態の画像形成装置100において画像データの入力処理が行なわれるときの動作フローについて、フローチャートに沿って説明する。
図10は本実施形態に係る画像形成装置において画像データの入力処理が行なわれるときの動作フローを示すフローチャートである。
画像形成装置100における原稿読取部102による画像データの入力処理(原稿読込み)は、図10に示す動作フローに基づき行なわれる。
画像形成装置100において、原稿読取部102により原稿読込みを行なう場合は、図10に示すように、まず、原稿読取部102に原稿をセットして、タッチパネルディスプレイ130上で画像入力条件の設定を行なう(ステップS1)。
そして、画像入力条件の設定が終了すると、原稿読込みの開始(入力開始)が指示されたか否かが判断される(ステップS2)。
ステップS2において、原稿読込みの開始が指示されたと判断された場合は、原稿読取部102による原稿読込みが開始される(ステップS3)。
一方、ステップS2において、原稿読込みの開始が指示されていないと判断された場合は、ステップS1に戻り再び画像形成の条件設定を行なう。
ステップS3で原稿読込みが開始されると、読込まれた原稿の画像データの入力が停止された状態か否かが判断される(ステップS4)。
ステップS4において、画像データの入力が停止されていない状態であると判断された場合は、読込まれた原稿の画像データは蓄積手段105に記憶され(ステップS5)、その記憶された画像データに基づき表示画像生成手段137によりプレビュー表示される表示画像が生成される(ステップS6)。そして、プレビュー領域3000に画像入力状況が展開されて(ステップS7)、表示画像がプレビュー表示される(ステップS8)。
そして、次に読込まれる原稿があるか否かが判断される(ステップS9)。
ステップS9において、次に読込まれる原稿があると判断された場合は、ステップS3に戻り、再び原稿読込みが行なわれる。
一方、ステップS9において、次に読込まれる原稿がないと判断された場合は、先頭画像表示機能1318により既に表示された先頭ページの表示画像がプレビュー領域3000に表示されて入力完了の画面表示となり(ステップS10)、原稿読取部102による原稿読込みは終了する。
また、ステップS4において、画像データの入力が停止された状態であると判断された場合は、画像入力が中止され(ステップS11)、プレビュー表示停止機能1311により画像入力状況を示すプレビュー画像の表示が中止されて(ステップS12)、入力停止報知機能1312により入力停止を通知する画像(コメント等の文字情報を含む画像)がプレビュー領域3000に表示される(ステップS13)。
そして、画像データの入力停止状態を解除するための停止状態解除画面(案内画面)に遷移され(ステップS14)、停止状態解除画面を表示する指示がされたか否かが判断される(ステップS15)。このとき、プレビュー領域3000には、最終画像表示機能1313により画像データの入力停止前に入力が完了した最終の画像データの表示画像が表示される。
ステップS15において、停止状態解除画面を表示する指示がされたと判断された場合は、案内画面表示機能1314により停止状態解除画面が表示される(ステップS16)。一方、ステップS15において、停止状態解除画面を表示する指示がされていないと判断された場合は、ステップS14に戻る。
そして、停止状態解除画面が表示されると、停止状態を解除するか否かが判断される(ステップS17)。ステップS17において、停止状態を解除すると判断された場合は、再開操作指示画面表示機能1315により入力処理を再開する入力再開指示画面が表示される(ステップS18)。一方、ステップS17において、停止状態を解除しないと判断された場合は、ステップS16に戻る。
そして、入力再開指示画面が表示されると、入力再開が指示されたか否かが判断される(ステップS19)。ステップS19において、入力再開が指示されたと判断された場合は、入力処理再開機能1316によりステップS3に戻って画像入力が再開される。このとき、プレビュー領域3000には、再入力画像報知機能1317によりどの画像から入力再開が必要かが報知される。
一方、ステップS19において、入力再開が指示されないと判断された場合は、ステップS10に戻って、入力完了の画面表示となり、原稿読取部102による原稿読込みは終了する。
なお、画像データの入力が停止した理由によって、図10中の2点鎖線で囲んだ部分の動作フローは変わる。例えば、ユーザが自らの意思によって入力を停止した場合は、下記のようになる。すなわち、
(1)スキャンイン再開/キャンセル/中止して出力処理の選択画面を表示する。
(2)再開指示の場合は、入力再開指示画面を表示する。
(3)キャンセル指示の場合は、オールクリア処理をして基本画面を表示する。
次に、本実施形態の画像形成装置100における原稿読取部102による入力処理において、画像データの入力中に画像データの入力が途中停止したときのタッチパネルディスプレイ130における表示案内ついて図面を参照して説明する。
図11〜図31は本実施形態の画像形成装置における原稿読取時のタッチパネルディスプレイ上に表示されるプレビュー画像の表示状態を示す説明図である。
画像形成装置100において、原稿読取部102によりコピー原稿を読み取る場合は、タッチパネルディスプレイ130に表示されたホーム画面においてユーザがコピーモードを選択して、図11に示すように、スキャンインキー5102をタッチして原稿の読込みを開始する。
原稿は、例えば、原稿読取部102にA4横送りにセットされている。
スキャンインキー5102により原稿の読み取りが指示されると、図12に示すように、表示パネル132の画面上では、仮想テンキー3001と、装置全体をイメージするミミック表示3002が消去されてプレビュー領域3000が空いた状態で表示される。
機能設定領域2000、アクションパネル領域4000およびタスクトリガー領域5000は表示されている。
原稿が原稿読取部102に読み取られると、読み取られた1枚目の原稿の画像データから表示画像生成手段137により縮小された表示画像が生成されて、図13に示すように、1枚目の画像P1がアクションパネル領域4000の左側端から出現してプレビュー領域3000ほぼ中央位置に向って左方向へ移動表示される。
このとき、プレビュー領域3000の上側部3000a付近に、「スキャン中」などのコメントを表示するようにしてもよい。
また、1枚目の画像P1がプレビュー領域3000に出現するときには、アクションパネル領域4000の背後から出現するように表示するようにしてもよい。この時、1枚目の画像P1のアクションパネル領域4000の背後に位置する部分は、アクションパネル領域4000を透過して画像の存在が解る程度に可視可能に表示するようにしてもよい。
1枚目の画像P1は、原稿読取部102による読込み中は、図14に示すように、そのまま左方向へ移動する。そして、原稿の読込みが完了すると、図15に示すように、プレビュー領域3000のほぼ中央位置で停止して表示される。
次に、2枚目の原稿の読込みが開始されると、図16に示すように、1枚目の画像P1は徐々に小さくなりながら薄くなって、やがて消去されていく。
2枚目の原稿が読込まれていくと、図17に示すように、1枚目の画像P1が小さくなって消えていく間に、2枚目の画像P2がアクションパネル領域4000の左側端からプレビュー領域3000に出現する。そして、1枚目の画像P1が消去されたあとに、プレビュー領域3000ほぼ中央位置に向って左方向へ移動表示される。そして、プレビュー領域3000のほぼ中央位置で停止して表示される。
そして、3枚目の原稿の読込みが終了すると、2枚目の原稿の画像P2は、図18に示すように、プレビュー領域3000ほぼ中央位置に表示されたのち、図19に示すように、徐々に小さくなりながら薄くなって、消去される。
このとき、画像データの入力処理においてトラブルが発生したと判断された場合、図20に示すように、プレビュー表示停止機能1311により、画像データの入力状況を案内するプレビュー表示が停止されて、入力停止報知機能1312により、表示パネル132の画面上にトラブル発生を報知する画面が表示される。すなわち、このとき表示パネル132上に表示されているコピーモードの表示画面に重ねて入力停止を通知するコメントG1が表示される。
入力停止を通知するコメントG1として、例えば、本実施形態では「・・・・(マシントラブル)が発生しました。スキャンイン処理を続行できませんので、停止します。」と表示されている。
そして、案内画面表示機能1314により、画像データの入力停止状態を解除するための停止状態解除画面(案内画面)に遷移される。表示パネル132上には、図21に示すように、最終画像表示機能1313によりトラブル発生直前に読込みが完了した2枚目の原稿の画像データに基づく2枚目の画像P2が表示されるとともに、コメントG2が表示される。さらに、トラブルを解消するためのトラブル解消画面へ遷移する表示切換えキー3030が表示される。
コメントG2として、例えば、本実施形態では「このページまでスキャンインが完了しました。トラブル解消後、このページ以降の原稿をセットし直してスキャンイン処理を再開して下さい。」と表示されている。
表示切換えキー3030をタッチ操作すると、図22に示すように、再開操作指示画面表示機能1315により入力処理を再開するためのトラブル解消のガイダンス画面(入力再開指示画面)が表示される。ガイダンス画面には、トラブル箇所が指示された装置をイメージするミミック表示3003と、操作をガイドするガイドキー3011,3012,3013が表示されている。ミミック表示3003の近傍にはトラブル箇所を指示するコメントG3が表示されている。
コメントG3として、例えば、本実施形態では「ここに紙が詰まっています。」と表示されている。
そして、ガイドキー3011,3012,3013を順にタッチすることにより表示される操作ガイドに沿ってトラブル解消の処理を行なうことによりトラブルが解消されると、図23に示すように、トラブルが解消した旨を通知するコメントG4が表示される。
コメントG4として、例えば、本実施形態では「紙詰まりが解消しましたので、問題なくご使用になれます。」と表示されている。
そして、ガイドキー3013をタッチすることで、入力処理再開機能1316により、図24に示すように、スキャンイン再開指示画面が表示されて、引き続き画像データの入力処理が可能になる。そして、スキャンインキー5102をタッチして原稿の読込みを開始する。
このとき、原稿読込みを行なう原稿は、図21に指示されたように、表示パネル132に表示されたトラブル発生直前に読込みが完了した2枚目の原稿以降の原稿がセットされる。
原稿の読み取りが指示されると、図25に示すように、最初の原稿読取り開始時と同様に、表示パネル132の画面上では、仮想テンキー3001と、ミミック表示3002が消去されてプレビュー領域3000が空いた状態で表示される。
そして、トラブル処理後の3枚目の原稿が原稿読取部102に読み取られると、図26に示すように、3枚目の画像P3がアクションパネル領域4000の左側端から出現してプレビュー領域3000ほぼ中央位置に向って左方向へ移動表示される。
3枚目の画像P3は、原稿読取部102による読込みが完了すると、図27に示すように、プレビュー領域3000のほぼ中央位置で停止して表示される。
次に、4枚目の原稿の読込まれていくと、図28に示すように、3枚目の画像P3が小さくなって消えていく間に、4枚目の画像P4がアクションパネル領域4000の左側端からプレビュー領域3000に出現する。そして、3枚目の画像P1が消去されたあとに、プレビュー領域3000ほぼ中央位置に向って左方向へ移動表示される。そして、図29に示すように、プレビュー領域3000のほぼ中央位置で停止して表示される。
そして、5枚目の原稿の読込みが終了すると、4枚目の原稿の画像P4は、図29に示すように、プレビュー領域3000ほぼ中央位置に表示されたのち、徐々に小さくなりながら薄くなって消去される。
以上のように、原稿読取部102により読み取られた原稿の表示画像の表示と移動が繰り返されて、最後の原稿の読込みが終了すると、最後の原稿の画像Pnは、図30に示すように、プレビュー領域3000ほぼ中央位置に表示されたのち、徐々に小さくなりながら薄くなって消去される。
そして、全ての原稿のスキャンインによる事前読込が完了すると、図31に示すように、先頭画像表示機能1318により、原稿読取部102により入力された画像データに基づいて生成された表示画像のうちの最初に生成された表示画像、すなわち、読込まれた原稿の1枚目の画像P1(先頭ページの表示画像)がプレビュー領域3000のほぼ中央位置に表示され、次に続く2枚目の画像P2の一部がアクションパネル領域4000の左側端からプレビュー領域3000に出現した状態で表示される。
このようにして、原稿読込み途中で原稿詰まりにより原稿読込みが中止した場合であっても、表示パネル132に表示された指示通りにトラブル解消処理を進めることができるので、簡単に原稿読込み中止状態を解消して原稿読込みを再開することができる。
以上のように構成したので、本実施形態によれば、画像形成装置100において、操作ユニット120のタッチパネルディスプレイ130の操作ユニット側制御部131の構成として、プレビュー表示停止機能1311と、入力停止報知機能1312とを備えることで、画像データの入力中に画像データの入力が途中停止した場合に、画像データの入力状況を案内するプレビュー表示を停止して、画像データの入力が停止されたことを報知して、画像データの入力がどこまで正常に完了し、どの画像からは入力再開処理が必要なのかをユーザに知らせることができる。これにより、原稿の読取り処理が途中で中断した場合でも、停止状態の解除後に停止以降分から入力処理を再開できるようにすることで、ユーザに対して無駄な手間を与えず、利便性の向上を図ることができる。
また、本実施形態では、操作ユニット側制御部131の構成として、案内画面表示機能1314を備えることで、画像データの入力中に画像データの入力が途中停止した場合に、画像データの入力停止状態を解除するための案内画面を表示して、画像データの入力停止の原因と、それに対する対処法をユーザに示すことができるので、スムーズな解決を促すことができる。
また、本実施形態では、操作ユニット側制御部131の構成として、再開操作指示画面表示機能1315と、入力処理再開機能1316とを備えることで、画像データの入力停止状態が解除された後に、入力処理を再開する指示画面を表示して、入力処理を再開する指示があったときに、画像データの入力処理を再開することができるので、画像データの入力停止状態から復帰後に、画像データの入力処理を再開するという選択肢を、ユーザに与えることができる。
また、本実施形態では、操作ユニット側制御部131の構成として、再入力画像報知機能1317を備えることで、画像データの入力停止状態から復帰後に、画像データの入力処理を再開する時点でどの画像から入力再開が必要かを報知することで、ユーザのスムーズな処理再開を促すことができる。
また、本実施形態では、操作ユニット側制御部131の構成として、先頭画像表示機能1318を備えることで、画像データの入力停止状態が解除された後に、画像データの入力処理を再開した場合には、最終画像データの入力状況が表示された後に、最初に入力された画像データの表示画像を表示することで、画像データの入力停止を挟んで、全画像の画像データ入力を終えた場合でも、入力完了画面において、全画像データの表示画像を最初から順に表示することで、一連の画像データをひとかたまりのデータとしてユーザに提供することができる。
尚、本実施形態では、原稿読取部102において何らかのトラブルが発生したことにより、画像データの入力を停止するようにしているが、本発明はこれに限定されるものではなく、ユーザの指示で画像データの入力を停止するものであっても良い。
変形例として、ユーザが自らの意思でスキャン(原稿読込み)を停止する場合は、本実施形態における図20に示すコメントG1を、例えば、「ユーザによってスキャンインが停止されましたので、スキャンイン処理を停止します。」と表示するようにしてもよい。
また、図21,図22に示すトラブル解消画面やガイダンス画面の代わりに、「スキャンインを再開するか」、「スキャンインをキャンセルするか」、「出力を開始するか」等を問う画面を表示するようにしてもよい。
例えば、スキャンインの再開が指示された場合は、図23のように使用が可能である旨を通知する画面を表示し、一方、スキャンインがキャンセルされた場合は、図11のコピー基本画面に戻るようにしてもよい。
また、出力の開始が指示された場合は、スキャンイン処理は中止して、出力処理を実行し、出力中の画面を表示するようにしてもよい。
尚、上述した実施形態では、本発明に係る操作ユニット120を図1に示すような画像形成装置100に適用した例について説明したが、表示パネル等に入力された原稿画像をプレビュー表示が可能な操作ユニットを備える画像形成装置であれば、上述したような構成の画像形成装置や複写機に限定されるものではなく、その他の画像形成装置等に展開が可能である。
以上のように、本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能である。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、すなわち、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において適宜変更した技術的手段を組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。
100 画像形成装置
101 主制御部
102 原稿読取部(入力手段)
103 画像処理手段
104 画像形成部(画像形成手段)
105 蓄積手段
107 画像出力手段
120 操作ユニット(画像表示操作装置)
130 タッチパネルディスプレイ(表示制御手段)
131 操作ユニット側制御部
132 表示パネル(表示手段)
134 タッチパネル
135 操作位置検出手段
136 画面表示手段
137 表示画像生成手段
1000 システム領域
1311 プレビュー表示停止機能
1312 入力停止報知機能
1313 最終画像表示機能
1314 案内画面表示機能
1315 再開操作指示画面表示機能
1316 入力処理再開機能
1317 再入力画像報知機能
1318 先頭画像表示機能
2000 機能設定領域
3000 プレビュー領域
3002,3003 ミミック表示
3011,3012,3013 ガイドキー
3030 表示切換えキー
4000 アクションパネル領域
5000 タスクトリガー領域
5100 実行ボタン群
G1,G2,G3,G4 コメント
P1 1枚目の画像
P2 2枚目の画像
P3 3枚目の画像
P4 4枚目の画像
Pn 最終原稿の画像

Claims (7)

  1. 画像データを入力する入力手段と、前記画像データに基づき形成された画像を出力する出力手段と、前記入力手段から入力される画像データを蓄積する蓄積手段とを備えるとともに、前記蓄積手段に蓄積された画像データに基づいて表示画像を生成する表示画像生成手段と、前記表示画像生成手段により生成された表示画像を表示するプレビュー領域を備える表示手段と、前記表示画像生成手段により生成された表示画像を前記表示手段上にプレビュー表示する表示制御手段と、を具備する画像表示操作装置を備える画像形成装置において、
    前記表示手段は、プレビュー表示される表示画像が単一ページ表示の場合と複数ページ表示の場合とで、前記プレビュー領域の大きさを変更して表示する機能を備えることを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記表示手段は、
    プレビュー表示される表示画像が単一ページ表示の場合は、前記プレビュー領域に加えて、ユーザにより操作される機能選択メニューと、前記機能選択メニューを示すアイコンとを表示する機能設定確認領域を表示し、
    プレビュー表示される表示画像が複数ページ表示の場合は、前記プレビュー領域に加えて、前記機能選択メニューを示すアイコンを表示する機能選択メニューアイコン領域を表示することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記表示手段は、前記アイコンがタッチ操作されると、前記機能設定確認領域を表示するとともに、プレビュー表示される表示画像が単一ページ表示の場合のプレビュー領域を表示することを特徴とする請求項に記載の画像形成装置。
  4. 前記表示手段は、プレビュー表示される表示画像が単一ページ表示の場合のプレビュー領域に表示される画像の大きさは、プレビュー表示される表示画像が複数ページ表示の場合のプレビュー領域に表示される画像の大きさより大きく表示することを特徴とする請求項1からのうち何れか一項に記載の画像形成装置。
  5. 前記表示手段は、プレビュー表示される表示画像が複数ページ表示の場合は、前記表示画像をページ毎に削除する削除用アイコンを表示することを特徴とする請求項1からのうち何れか一項に記載の画像形成装置。
  6. 前記表示手段は、前記プレビュー領域を一方向にのみ拡大または縮小して表示することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  7. 前記表示手段は、
    前記プレビュー領域に、プレビュー表示に関する操作ボタンを表示し、
    前記プレビュー領域の大きさに応じて、前記操作ボタンの表示態様を変化させることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
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