JP6436400B2 - 音声コマンド入力装置および音声コマンド入力方法 - Google Patents

音声コマンド入力装置および音声コマンド入力方法 Download PDF

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Description

本開示は、複数の利用者が機器を音声操作することができる音声コマンド入力装置および音声コマンド入力方法に関する。
特許文献1は、複数の音声入力部を有する音声コマンド入力装置を開示する。この音声コマンド入力装置は、複数の音声が入力されると、それら複数の音声に優先順位をつけ、最も優先順位が高い1つの音声を音声認識する。
図6は、特許文献1に開示された音声コマンド入力装置の構成を示すブロック図である。
この音声コマンド入力装置は、音声入力部であるマイクロホン601を複数備えている。制御部602は、音声で指示された制御内容を認識するとともに、認識した制御内容で、接続された機器の動作を制御する。図6には、制御部602が、エアコン610の電源オン/オフの切り替えや照明設備611の電源スイッチ612のオン/オフ切り替えを行う例を示す。
マイクロホン601は住宅の各部屋に設置され、住宅内に設置された1つの制御部602に信号線で接続される。制御部602は、たとえば、話者からエアコン610の電源オン/オフの切り替えを音声で指示された場合には、音声認識の結果に基づき、インターフェース607からエアコン610のリモコン608に電源オン/オフの切り替えを指示する制御信号を送信する。そして、リモコン608を介してエアコン610の電源をオンまたはオフにする。
あるいは、話者から照明設備611の電源オン/オフの切り替えが音声で指示された場合、制御部602は、インターフェース607から信号変換回路609に電源オン/オフの切り替えを指示する制御信号(デジタル信号)を送信する。信号変換回路609は、受信した制御信号をアナログ信号に変換して照明設備611に転送し、照明設備611の電源スイッチ612をオンまたはオフにする。
制御部602は以下のように構成されている。制御部602は、アナログデジタル変換回路(以下、「A/D回路」と記す)603、調停回路605、音声認識用プロセッサ606、およびインタフェース607、を有する。
A/D回路603は、マイクロホン601から入力されるアナログの音声信号をデジタルの音声信号に変換する。制御部602には、住宅内に設置されたマイクロホン601の数と同じ数のA/D回路603が備えられている。
調停回路605は、複数のA/D回路603から入力される音声信号のうち、最も早く受信した音声信号のみを受付ける。すなわち、調停回路605は、最も早く音声が入力されたマイクロホン601を検知し、そのマイクロホン601の信号ライン604を音声認識用プロセッサ606に接続する。一例として、調停回路605は、音声信号のパルスの立ち上がりを互いに比較することで、最も早く入力された音声信号を検知することができる。
これにより、最も早く発声された話者の音声のみが音声認識用プロセッサ606により音声認識される。他の話者により遅れて発声された音声の音声信号は調停回路605までしか届かず、音声認識用プロセッサ606での音声認識はなされない。
このように、特許文献1に開示された音声コマンド入力装置では、最も早く発声された音声のみが音声認識用プロセッサ606で音声認識され、遅れて発声された音声は音声認識されない。
しかし、遅れて発声されたという理由でその音声が音声認識されないことは望ましくない場合もある。例えば、1つの音声コマンド入力装置を複数の利用者が利用するような場合、複数のマイクロホンのそれぞれで集音される複数の利用者の音声は、優先順位を設けず、それぞれが音声認識されて処理されることが望ましい。
特開2000−310999号公報
本開示は、複数の利用者が同時に音声を発声したり、複数のマイクロホンが1人の話者の音声を重複して集音したりしたときでも、適切に処理することができる音声コマンド入力装置を提供する。
本開示における音声コマンド入力装置は、第1の音声入力部と、第2の音声入力部と、音声コマンド識別部と、を備える。第1の音声入力部は、第1の識別情報を出力する第1の識別情報発生部と、音声を第1の音声コマンド情報に変換する第1の音声認識部と、を備え、第1の識別情報と第1の音声コマンド情報とを含む第1の音声情報を出力する、ように構成されている。第2の音声入力部は、第2の識別情報を出力する第2の識別情報発生部と、音声を第2の音声コマンド情報に変換する第2の音声認識部と、を備え、第2の識別情報と第2の音声コマンド情報とを含む第2の音声情報を出力する、ように構成されている。音声コマンド識別部は、第1の音声情報と第2の音声情報とにもとづき操作対象機器を制御するコントロール信号を生成して出力するように構成されている。そして、音声コマンド識別部は、第1の識別情報と第2の識別情報とを参照してコントロール信号を生成する。
本開示における音声コマンド入力方法は、第1の識別情報を発生するステップと、音声を第1の音声コマンド情報に変換するステップと、第2の識別情報を発生するステップと、音声を第2の音声コマンド情報に変換するステップと、第1の識別情報と第2の識別情報とを参照するステップと、その参照の結果と、第1の音声コマンド情報および第2の音声コマンド情報と、にもとづき、操作対象機器を制御するコントロール信号を生成するステップと、を備える。
図1は、実施の形態1における音声コマンド入力装置の一構成例を示すブロック図である。 図2は、実施の形態1における音声コマンド入力装置の一動作例を示すフローチャートである。 図3は、実施の形態2における音声コマンド入力装置の一構成例を示すブロック図である。 図4は、実施の形態3における音声コマンド入力装置の一構成例を示すブロック図である。 図5は、実施の形態3における音声コマンド入力装置の一動作例を示すフローチャートである。 図6は、従来の音声コマンド入力装置の構成を示すブロック図である。
以下、適宜図面を参照しながら、実施の形態を詳細に説明する。但し、必要以上に詳細な説明は省略する場合がある。例えば、既によく知られた事項の詳細説明や実質的に同一の構成に対する重複説明を省略する場合がある。これは、以下の説明が不必要に冗長になるのを避け、当業者の理解を容易にするためである。
なお、添付図面および以下の説明は、当業者が本開示を十分に理解するために提供されるのであって、これらにより請求の範囲に記載の主題を限定することは意図されていない。
なお、以下に示す実施の形態では、音声コマンド入力装置が「第1の音声入力部」と「第2の音声入力部」の2つの音声入力部を備える例を説明する。しかし、音声コマンド入力装置は何らこの構成に限定されるものではない。音声コマンド入力装置は、3つ以上の音声入力部を備えていてもよい。
また、以下の実施の形態では、音声コマンド入力装置を利用する者を、「利用者(User)」または「話者(Speaker)」と呼ぶ。話者とは、音声コマンド入力装置に対して音声コマンドを発声する者のことである。
また、以下の実施の形態では、利用者が音声コマンド入力装置に機器操作を指示するために発声する音声を「音声コマンド」と記す。
(実施の形態1)
以下、図1および図2を用いて、実施の形態1を説明する。
[1−1.構成]
図1は、実施の形態1における音声コマンド入力装置100の一構成例を示すブロック図である。
音声コマンド入力装置100は、第1の音声入力部114、第2の音声入力部115、音声コマンド識別部107、コマンド発行部108、を備える。
第1の音声入力部114は、第1のマイクロホン101、第1の音声認識部102、第1のタイムスタンプ付加部103、を備える。
第2の音声入力部115は、第2のマイクロホン104、第2の音声認識部105、第2のタイムスタンプ付加部106、を備える。
第1のマイクロホン101で集音された利用者の音声は、第1の音声認識部102に入力されて音声認識処理がなされる。本実施の形態では、第1のマイクロホン101で集音される音声を音声コマンド111とする。第1の音声認識部102は、音声コマンド111を音声認識して第1の音声コマンド情報に変換する。
第1のタイムスタンプ付加部103は、音声コマンド111が第1の音声入力部114に入力された時の時刻を示す第1のタイムスタンプ情報を出力する。第1のタイムスタンプ付加部103は第1の識別情報発生部の一例であり、第1のタイムスタンプ情報は第1の識別情報の一例である。
そして、第1の音声認識部102は、第1の音声コマンド情報と第1のタイムスタンプ情報とを含む第1の音声情報109を音声コマンド識別部107に出力する。
第2のマイクロホン104で集音された利用者の音声は、第2の音声認識部105に入力されて音声認識処理がなされる。本実施の形態では、第2のマイクロホン104で集音される音声を音声コマンド112とする。第2の音声認識部105は、音声コマンド112を音声認識して第2の音声コマンド情報に変換する。
第2のタイムスタンプ付加部106は、音声コマンド112が第2の音声入力部115に入力された時の時刻を示す第2のタイムスタンプ情報を出力する。第2のタイムスタンプ付加部106は第2の識別情報発生部の一例であり、第2のタイムスタンプ情報は第2の識別情報の一例である。
そして、第2の音声認識部105は、第2の音声コマンド情報と第2のタイムスタンプ情報とを含む第2の音声情報110を音声コマンド識別部107に出力する。
なお、第1の音声認識部102、第2の音声認識部105で行う音声認識処理は、一般に使用されている音声認識技術を用いて実現できるので、詳細な説明は省略する。また、第1のタイムスタンプ付加部103、第2のタイムスタンプ付加部106は、共に音声コマンド入力装置100内で管理される1つの時刻を参照して第1のタイムスタンプ情報、第2のタイムスタンプ情報を発生することが望ましい。しかし、音声入力部に音声が入力されるタイミングを示すことができれば、時刻以外の情報が参照されてもよい。例えば、一定の時間経過とともにカウントアップまたはカウントダウンされる時間情報が時刻の代わりに参照されてもよい。
音声コマンド識別部107は、第1の音声入力部114から出力される第1の音声情報109と、第2の音声入力部115から出力される第2の音声情報110と、にもとづき、音声コマンド入力装置100が操作対象とする機器(以下、「操作対象機器」と記す)に応じたコントロール信号を生成し、コマンド発行部108に出力する。
コマンド発行部108は、音声コマンド識別部107から出力されるコントロール信号を、音声コマンド入力装置100の操作対象機器を制御するための機器制御信号113に変換して出力する。
なお、コマンド発行部108は、音声コマンド入力装置100の操作対象機器に応じて適切に構成されるものとする。例えば、操作対象機器が赤外線リモートコントロール(以下、「リモコン」と略記する)信号受光部を備えるテレビジョン受像機(以下、「テレビ」と記す)であれば、コマンド発行部108を赤外線リモコンコード出力装置とする。このとき、音声コマンド識別部107から出力されるコントロール信号はテレビを制御するリモコンコードである。そして、コマンド発行部108は、音声コマンド識別部107から入力されるコントロール信号を赤外線リモコンコードに変換して出力する。したがって、機器制御信号113は、その赤外線リモコンコードである。
このように、本実施の形態において、コマンド発行部108は、特定の構成に限定されず、音声コマンド入力装置100の操作対象機器に応じて適切に構成されるものとする。また、音声コマンド入力装置100の操作対象機器が複数の場合は、それら複数の操作対象機器に応じた複数の構成を備えるものとする。そして、音声コマンド識別部107はコマンド発行部108の構成に応じて適切にコントロール信号を出力するように構成されるものとする。
以上のように構成された音声コマンド入力装置100は、複数の音声入力部のそれぞれが、異なる利用者により発声された音声コマンドを同時に受け付けることができる。したがって、複数の利用者が各マイクロホンに対して同時に音声コマンドを発声しても、音声コマンド入力装置100は、それら複数の音声コマンドをそれぞれ音声認識し、音声認識の結果にもとづく複数の処理を実行することができる。
ただし、このような構成の音声コマンド入力装置では、例えば比較的狭い領域に複数のマイクロホンが設置される等して、1人の話者が発声する1つの音声コマンドが複数のマイクロホンで重複して集音されたときに、1つの音声コマンドであるにもかかわらず複数の音声コマンドと誤認識され、処理が重複して実行される可能性がある。
しかし、本実施の形態に示す音声コマンド入力装置100は、複数のマイクロホンのそれぞれで集音された音声コマンドが、1人の話者が発声したものか、複数の話者が発声したものか、を区別し、適切に処理することができる。
次に、図2を用いてその動作を説明する。
[1−2.動作]
図2は、実施の形態1における音声コマンド入力装置100の一動作例を示すフローチャートである。
なお、本実施の形態では、音声コマンド識別部107に、2つの音声情報(例えば、第1の音声情報109および第2の音声情報110)が、ほぼ同時に入力されたとき、もしくは、一方の音声情報が入力される期間と他方の音声情報が入力される期間とに重複が生じたとき、の動作例を説明する。音声コマンド識別部107は、1つの音声情報だけが入力されたときは、その音声情報に含まれる音声コマンド情報に応じたコントロール信号を生成して出力するものとし、その動作の説明は省略する。また、音声コマンド入力装置100を3つ以上の音声入力部を備えた構成としてもよく、音声コマンド識別部107に3つ以上の音声情報が入力されてもよい。
音声コマンド識別部107は、2つの音声情報(例えば、第1の音声情報109および第2の音声情報110)のそれぞれから音声コマンド情報(例えば、第1の音声コマンド情報および第2の音声コマンド情報)とタイムスタンプ情報(例えば、第1のタイムスタンプ情報および第2のタイムスタンプ情報)を抽出する(ステップS200)。
次に、音声コマンド識別部107は、ステップS200で抽出された2つの音声コマンド情報を互いに比較し、それらが互いに実質的に同じか否かを確認する(ステップS201)。
ステップS201で、各音声コマンド情報は互いに同じではないと判断されたとき(No)は、音声コマンド識別部107は、ステップS200で抽出された各音声コマンド情報は、異なる話者から発声された音声による別々のものである、と判定する(ステップS202)。
したがって、音声コマンド識別部107は、ステップS200で抽出された各音声コマンド情報のそれぞれに対応するコントロール信号(例えば、2つのコントロール信号)を発生し、コマンド発行部108に出力する(ステップS203)。
ステップS201で、各音声コマンド情報は互いに同じであると判断されたとき(Yes)は、音声コマンド識別部107は、ステップS200で抽出された2つのタイムスタンプ情報の時間差を算出する。そして、算出された時間差と、あらかじめ定められた認識閾値とを比較する(ステップS204)。
なお、認識閾値は、例えば1秒に設定されているものとするが、何らこの数値に限定されるものではなく、1秒以外の数値に設定されてもよい。また、音声コマンド識別部107は、認識閾値をあらかじめ保持していてもよく、外部から認識閾値を取得または設定されてもよい。
ステップS204で、2つのタイムスタンプ情報の時間差は認識閾値以下であると判断されたとき(Yes)は、音声コマンド識別部107は、ステップS200で抽出された各音声コマンド情報は1人の話者から発声された音声による同一のものである、と判定する(ステップS205)。
したがって、音声コマンド識別部107は、その音声コマンド情報に対応する1つのコントロール信号を生成し、コマンド発行部108に出力する(ステップS206)。
ステップS204で、2つのタイムスタンプ情報の時間差は認識閾値よりも大きいと判断されたとき(No)は、音声コマンド識別部107は、ステップS200で抽出された各音声コマンド情報は異なる話者から発声された音声による別々のものである、と判定する(ステップS207)。すなわち、音声コマンド識別部107は、2つの音声コマンド情報は同一の内容であるが、話者が異なる別々の音声コマンドとして処理すべきである、と判定する。
したがって、音声コマンド識別部107は、ステップS200で抽出された各音声コマンド情報のそれぞれに対応するコントロール信号(例えば、2つのコントロール信号)を発生し、コマンド発行部108に出力する(ステップS208)。
[1−3.効果等]
以上のように、本実施の形態において、音声コマンド入力装置は、第1の音声入力部と、第2の音声入力部と、音声コマンド識別部と、を備える。第1の音声入力部は、第1の識別情報を出力する第1の識別情報発生部と、音声を第1の音声コマンド情報に変換する第1の音声認識部と、を備え、第1の識別情報と第1の音声コマンド情報とを含む第1の音声情報を出力する、ように構成されている。第2の音声入力部は、第2の識別情報を出力する第2の識別情報発生部と、音声を第2の音声コマンド情報に変換する第2の音声認識部と、を備え、第2の識別情報と第2の音声コマンド情報とを含む第2の音声情報を出力する、ように構成されている。音声コマンド識別部は、第1の音声情報と第2の音声情報とにもとづき操作対象機器を制御するコントロール信号を生成して出力するように構成されている。そして、音声コマンド識別部は、第1の識別情報と第2の識別情報とを参照してコントロール信号を生成する。
また、本実施の形態において、第1の識別情報発生部は、第1の音声入力部に音声が入力されるタイミングを示す第1のタイムスタンプ情報を第1の識別情報として出力し、第2の識別情報発生部は、第2の音声入力部に音声が入力されるタイミングを示す第2のタイムスタンプ情報を第2の識別情報として出力する。そして、音声コマンド識別部は、第1のタイムスタンプ情報と第2のタイムスタンプ情報との時間差にもとづきコントロール信号を生成する。
なお、第1の音声入力部114は第1の音声入力部の一例であり、第1の音声認識部102は第1の音声認識部の一例であり、第1のタイムスタンプ付加部103は第1の識別情報発生部の一例であり、第2の音声入力部115は第2の音声入力部の一例であり、第2の音声認識部105は第2の音声認識部の一例であり、第2のタイムスタンプ付加部106は第2の識別情報発生部の一例であり、音声コマンド識別部107は音声コマンド識別部の一例であり、第1の音声情報109は第1の音声情報の一例であり、第2の音声情報110は第2の音声情報の一例である。
これにより、音声コマンド入力装置100は、複数の音声入力部のそれぞれが、異なる利用者から発声された音声コマンドを同時に受け付けることができる。したがって、複数の利用者が各マイクロホンに対して同時に音声コマンドを発声しても、それら複数の音声コマンドをそれぞれ音声認識し、音声認識の結果にもとづく複数の処理を実行することができる。
さらに、音声コマンド入力装置100は、複数のマイクロホンのそれぞれで集音された音声コマンドが、1人の話者が発声したものか、複数の話者が発声したものか、をタイムスタンプ情報にもとづき判別し、その判別結果にもとづきコントロール信号を生成することができる。したがって、例えば比較的狭い領域に複数のマイクロホンが設置される等して、1人の話者が発声する1つの音声コマンドが複数のマイクロホンで重複して集音されたとしても、処理を重複して実行する、といった誤動作を低減し、音声コマンドにもとづく処理を適切に実行することができる。
なお、本実施の形態では認識閾値を1秒とする例を説明したが、認識閾値は1秒より短くてもよく、1秒より長くてもよい。例えば、認識閾値を相対的に長い時間に設定すると、利用者が音声コマンドを発声する際に同一の言葉を繰り返してしまう癖があるような場合に、発声された音声コマンドの間隔が認識閾値以内となる可能性が高くなるので、繰り返された音声コマンドが一つの音声コマンドと判断される可能性を高め、誤動作を抑制することが可能である。
例えば、利用者が「消して、消して」とテレビの電源を消すコマンドを意図せずに反復して発声したとする。そのようなとき、認識閾値が相対的に短い時間に設定されていると、音声コマンド識別部は2つの音声を別々の音声コマンドと誤認識する可能性がある。そのような誤認識が生じると、音声コマンド識別部からコマンド発行部にテレビの電源オン/オフを切り替えるコントロール信号が2回出力され、それを受けたコマンド発行部からテレビの電源オン/オフを切り替える機器制御信号113が2回発行され、その結果、テレビの電源が一旦オフ状態になった後、再度オン状態になる、といった誤動作が生じることになる。しかし、認識閾値を相対的に長い時間に設定することにより、そのような意図しない誤動作を防止することができる。
一方、認識閾値を相対的に短い時間に設定すると、ほぼ同時に複数の利用者が同一の音声コマンドを別々のマイクロホンに向かって発声した場合でも、それらが別々の音声コマンドと認識されて正しく処理される可能性を高めることができる。
なお、第1のタイムスタンプ付加部103が参照する時間情報と第2のタイムスタンプ付加部106が参照する時間情報とは、同一の時間情報であってもよく、異なる時間情報であってもよい。ただし、異なる時間情報の場合は、互いに同期していることが望ましい。例えば、第1のタイムスタンプ付加部103と第2のタイムスタンプ付加部106とは、互いの時間情報が同期するように、互いに定期的に通信してもよい。または、同一の時刻情報源(クロックソース、例えば、NTPサーバ(Network Time Protocol Server)等の時刻配信装置)と定期的に通信して、時間情報をその時刻情報源と同期させるように音声コマンド入力装置が構成されていてもよい。
また、認識閾値を相対的に短い時間に設定すると、前述したように利用者が音声コマンドを発声する際に同一の言葉を繰り返してしまう癖がある場合に誤動作を生じる可能性があるが、その誤動作を低減するために、次のような対策を施してもよい。例えば、音声コマンド識別部107に、2つ目の閾値情報として同一入力閾値を設定する。そして、2つのタイムスタンプ情報の時間差が、仮に1つ目の閾値情報である認識閾値を超えていたとしても、2つ目の閾値情報である同一入力閾値以下であれば、2つの音声コマンド情報を1つの音声コマンド情報として扱う。これにより、複数の利用者がほぼ同時に音声コマンドを発声するような場合と、利用者が音声コマンドを発声する際に同一の言葉を繰り返してしまう癖があるような場合と、の双方に適切に対応することが可能である。
なお、音声コマンド入力装置100が備える第1の音声入力部114と第2の音声入力部115とは、互いに離れた場所に設置されていてもよい。あるいは、第1のマイクロホン101と第2のマイクロホン104だけが互いに離れた場所に設置され、それ以外のブロックは1つの装置の中に組み込まれていてもよい。
(実施の形態2)
実施の形態1では、第1の識別情報発生部として第1のタイムスタンプ付加部103を設け、第1の識別情報として第1のタイムスタンプ情報を用い、第2の識別情報発生部として第2のタイムスタンプ付加部106を設け、第2の識別情報として第2のタイムスタンプ情報を用いる例を説明した。
本実施の形態では、識別情報発生部としての位置情報付加部を設け、識別情報として位置情報を用いる例を説明する。
以下、図3を用いて、実施の形態2を説明する。
[2−1.構成]
図3は、実施の形態2における音声コマンド入力装置300の一構成例を示すブロック図である。
音声コマンド入力装置300は、第1の音声入力部318、第2の音声入力部319、第3の音声入力部320、音声コマンド識別部310、コマンド発行部311、を備える。
第1の音声入力部318は、第1のマイクロホン301、第1の音声認識部302、第1の位置情報付加部303、を備える。
第2の音声入力部319は、第2のマイクロホン304、第2の音声認識部305、第2の位置情報付加部306、を備える。
第3の音声入力部320は、第3のマイクロホン307、第3の音声認識部308、第3の位置情報付加部309、を備える。
第1のマイクロホン301で集音された利用者の音声は、第1の音声認識部302に入力されて音声認識処理がなされる。本実施の形態では、第1のマイクロホン301で集音される音声を音声コマンド315とする。第1の音声認識部302は、音声コマンド315を音声認識して第1の音声コマンド情報に変換する。第1の位置情報付加部303は、例えば第1のマイクロホン301が設置された場所の位置情報を示す第1の位置情報を出力する。第1の位置情報付加部303は第1の識別情報発生部の一例であり、第1の位置情報は第1の識別情報の一例である。そして、第1の音声認識部302は、第1の音声コマンド情報と第1の位置情報とを含む第1の音声情報312を音声コマンド識別部310に出力する。
第2のマイクロホン304で集音された利用者の音声は、第2の音声認識部305に入力されて音声認識処理がなされる。本実施の形態では、第2のマイクロホン304で集音される音声を音声コマンド316とする。第2の音声認識部305は、音声コマンド316を音声認識して第2の音声コマンド情報に変換する。第2の位置情報付加部306は、例えば第2のマイクロホン304が設置された場所の位置情報を示す第2の位置情報を出力する。第2の位置情報付加部306は第2の識別情報発生部の一例であり、第2の位置情報は第2の識別情報の一例である。そして、第2の音声認識部305は、第2の音声コマンド情報と第2の位置情報とを含む第2の音声情報313を音声コマンド識別部310に出力する。
第3のマイクロホン307で集音された利用者の音声は、第3の音声認識部308に入力されて音声認識処理がなされる。本実施の形態では、第3のマイクロホン307で集音される音声を音声コマンド317とする。第3の音声認識部308は、音声コマンド317を音声認識して第3の音声コマンド情報に変換する。第3の位置情報付加部309は、例えば第3のマイクロホン307が設置された場所の位置情報を示す第3の位置情報を出力する。第3の位置情報付加部309は第2の識別情報発生部の一例であり、第3の位置情報は第2の識別情報の一例である。そして、第3の音声認識部308は、第3の音声コマンド情報と第3の位置情報とを含む第3の音声情報314を音声コマンド識別部310に出力する。
なお、各音声認識部で行う音声認識処理は、一般に使用されている音声認識技術を用いて実現できるので、詳細な説明は省略する。また、各位置情報付加部は、一般に使用されている位置情報検出技術を用いて位置情報を検出するように構成されてもよく、あるいは、あらかじめ登録された位置情報を保持するように構成されてもよい。
本実施の形態では、一例として、第1の音声入力部318と第2の音声入力部319とは近傍(例えば、同一の部屋の中)に設置されているものとし、その場所の名称を「場所1」とする。また、第3の音声入力部320は、場所1とは異なる場所(例えば、場所1とは異なる部屋)に設置されているものとし、その場所の名称を「場所2」とする。
また、場所1で発声された音声は、第1のマイクロホン301と第2のマイクロホン304のいずれか一方または双方で集音されるが、第3のマイクロホン307では集音されないものとする。また、場所2で発声された音声は、第3のマイクロホン307で集音されるが、第1のマイクロホン301および第2のマイクロホン304では集音されないものとする。
また、第1の位置情報付加部303と第2の位置情報付加部306には場所1を示す同一の位置情報が保持され、第3の位置情報付加部309には場所2を示す位置情報が保持されているものとする。
音声コマンド識別部310は、第1の音声入力部318から出力される第1の音声情報312、第2の音声入力部319から出力される第2の音声情報313、および第3の音声入力部320から出力される第3の音声情報314にもとづき、音声コマンド入力装置300が操作対象とする機器(操作対象機器)に応じたコントロール信号を生成し、コマンド発行部311に出力する。
コマンド発行部311は、音声コマンド識別部310から出力されるコントロール信号を、音声コマンド入力装置300の操作対象機器を制御するための機器制御信号330に変換して出力する。
なお、コマンド発行部311は、音声コマンド入力装置300の操作対象機器に応じて適切に構成されるものとする。例えば、操作対象機器が赤外線リモコン信号受光部を備えるテレビであれば、コマンド発行部311を赤外線リモコンコード出力装置とする。このとき、音声コマンド識別部310から出力されるコントロール信号はテレビを制御するリモコンコードであり、コマンド発行部311は、音声コマンド識別部310から入力されるコントロール信号を赤外線リモコンコードに変換して出力する。したがって、機器制御信号330は、その赤外線リモコンコードである。
このように、本実施の形態においても、コマンド発行部311は、特定の構成に限定されず、音声コマンド入力装置300の操作対象機器に応じて適切に構成されるものとする。また、音声コマンド入力装置300の操作対象機器が複数の場合は、それら複数の操作対象機器に応じた複数の構成を備えるものとする。そして、音声コマンド識別部310はコマンド発行部311の構成に応じて適切にコントロール信号を出力するように構成されるものとする。
以上のように構成された音声コマンド入力装置300は、複数の音声入力部のそれぞれが、異なる利用者により発声された音声コマンドを同時に受け付けることができる。したがって、実施の形態1に示した音声コマンド入力装置100と同様に、音声コマンド入力装置300は、複数の利用者が各マイクロホンに対して同時に音声コマンドを発声しても、それら複数の音声コマンドをそれぞれ音声認識し、音声認識の結果にもとづく複数の処理を実行することができる。
また、本実施の形態に示す音声コマンド入力装置300は、実施の形態1に示した音声コマンド入力装置100とは異なる手法で、複数のマイクロホンのそれぞれで集音された音声コマンドが、1人の話者が発声したものか、複数の話者が発声したものか、を区別し、適切に処理することができる。
次に、その動作を説明する。
[2−2.動作]
なお、本実施の形態では、音声コマンド識別部310に、3つの音声情報(ここでは、第1の音声情報312、第2の音声情報313および第3の音声情報314)が、ほぼ同時に入力されたとき、もしくは、所定の時間(互いに重複する入力期間が生じる程度の時間。例えば、5秒)以内に入力されたとき、の動作例を説明する。音声コマンド識別部310は、1つの音声情報だけが入力されたときは、その音声情報に含まれる音声コマンド情報に応じたコントロール信号を生成して出力するものとし、その動作の説明は省略する。また、音声コマンド入力装置300を2つの音声入力部または4つ以上の音声入力部を備えた構成としてもよく、音声コマンド識別部310に2つの音声情報または4つ以上の音声情報が入力されてもよい。
音声コマンド識別部310は、複数の音声情報が所定の時間内に入力されたときは、まず、各音声情報から位置情報を抽出し、各位置情報を互いに比較する。また、各音声情報から音声コマンド情報を抽出し、各音声コマンド情報を互いに比較する。
比較の結果、位置情報は互いに異なる、と判断されたときは、音声コマンド識別部310は、各音声情報に含まれる音声コマンド情報は、異なる話者から発声された音声による別々のものである、と判定し、各音声コマンド情報に応じたコントロール信号を生成して出力する。
比較の結果、位置情報は互いに同じであり、音声コマンド情報も互いに同じである、と判断されたときは、音声コマンド識別部310は、各音声情報に含まれる音声コマンド情報は、1人の話者から発声された音声による同一のものである、と判定し、その音声コマンド情報に応じたコントロール信号を生成して出力する。
比較の結果、位置情報は互いに同じであるが、音声コマンド情報は互いに異なる、と判断されたときは、音声コマンド識別部310は、各音声情報に含まれる音声コマンド情報は、異なる話者から発声された音声による別々のものである、と判定し、各音声コマンド情報に応じたコントロール信号を生成して出力する。
比較の結果、互いに同じ位置情報と互いに異なる位置情報とが混在する、と判断されたときは、音声コマンド識別部310は、互いに異なる位置情報の音声情報に関しては、その音声情報に含まれる音声コマンド情報は異なる話者から発声された音声による別々のものである、と判定する。また、互いに同じ位置情報の音声情報に関しては、その音声情報に含まれる音声コマンド情報が互いに同じであれば、その音声コマンド情報は1人の話者から発声された音声による同一のものである、と判定し、その音声情報に含まれる音声コマンド情報が互いに異なれば、その音声コマンド情報は異なる話者から発声された音声による別々のものである、と判定する。そして、その判定結果にもとづき、音声コマンド情報に応じたコントロール信号を生成して出力する。
例えば、所定の時間内に、第1の音声情報312と第3の音声情報314とが音声コマンド識別部310へ入力されたとする。このとき、第1の位置情報と第3の位置情報とが互いに異なる位置情報であれば、音声コマンド識別部310は、第1の音声コマンド情報と第3の音声コマンド情報とは、異なる話者から発声された音声による別々のものである、と判定する。したがって、音声コマンド識別部310は、第1の音声コマンド情報に対応するコントロール信号と、第3の音声コマンド情報に対応するコントロール信号と、をそれぞれ生成してコマンド発行部311に出力する。
例えば、所定の時間内に、第1の音声情報312と第2の音声情報313とが音声コマンド識別部310へ入力されたとする。そして、第1の音声コマンド情報と第2の音声コマンド情報とは互いに同じ音声コマンド情報であり、第1の位置情報と第2の位置情報とは互いに同じ位置情報であったとする。このとき、音声コマンド識別部310は、第1の音声コマンド情報と第2の音声コマンド情報とは、1人の話者から発声された音声による同一のものである、と判定する。そして、第1の音声コマンド情報(または第2の音声コマンド情報)に対応する1つのコントロール信号を生成してコマンド発行部311に出力する。
例えば、所定の時間内に、第1の音声情報312と第2の音声情報313とが音声コマンド識別部310へ入力されたとする。そして、第1の位置情報と第2の位置情報とは互いに同じ位置情報であるが、第1の音声コマンド情報と第2の音声コマンド情報とは互いに異なる音声コマンド情報であったとする。このとき、音声コマンド識別部310は、第1の音声コマンド情報と第2の音声コマンド情報とは、異なる話者から発声された音声による別々のものである、と判定する。したがって、音声コマンド識別部310は、第1の音声コマンド情報に対応するコントロール信号と、第2の音声コマンド情報に対応するコントロール信号と、をそれぞれ生成してコマンド発行部311に出力する。
例えば、所定の時間内に、第1の音声情報312と第2の音声情報313と第3の音声情報314とが音声コマンド識別部310へ入力されたとする。また、第1の音声コマンド情報と第2の音声コマンド情報と第3の音声コマンド情報とは互いに同じ音声コマンド情報であったとする。このとき、第1の位置情報と第2の位置情報とが互いに同じ位置情報であれば、音声コマンド識別部310は、第1の音声コマンド情報と第2の音声コマンド情報とは、1人の話者から発声された音声による同一のものである、と判定する。また、第1の位置情報(および第2の位置情報)と第3の位置情報とが互いに異なる位置情報であれば、音声コマンド識別部310は、第1の音声コマンド情報(および第2の音声コマンド情報)と第3の音声コマンド情報とは、異なる話者から発声された音声による別々のものである、と判定する。したがって、音声コマンド識別部310は、第1の音声コマンド情報(または第2の音声コマンド情報)に対応するコントロール信号と、第3の音声コマンド情報に対応するコントロール信号と、をそれぞれ生成し、コマンド発行部311に出力する。
このように、本実施の形態に示す音声コマンド識別部310は、所定の時間内に複数の音声情報が入力されたときは、各音声情報から位置情報を抽出してその位置情報を互いに比較し、その比較の結果および各音声情報に含まれる音声コマンド情報にもとづきコントロール信号を生成して出力する。所定の時間内に1つの音声情報だけが入力されたときは、音声情報に含まれる音声コマンド情報に対応するコントロール信号を生成して出力する。
なお、所定の時間内か否かの判断は、例えば、音声コマンド識別部310にタイマーを設けるとともに所定の時間を判断するための閾値をあらかじめ定めておき、タイマーにおける計測時間とその閾値とを比較することで実現できる。タイマーは、例えば、最初の音声情報の入力時に時間計測が開始され、コントロール信号の出力時にリセットされるように構成されてもよい。
[2−3.効果等]
以上のように、本実施の形態において、音声コマンド入力装置は、第1の音声入力部と、第2の音声入力部と、音声コマンド識別部と、を備える。第1の音声入力部は、第1の識別情報を出力する第1の識別情報発生部と、音声を第1の音声コマンド情報に変換する第1の音声認識部と、を備え、第1の識別情報と第1の音声コマンド情報とを含む第1の音声情報を出力する、ように構成されている。第2の音声入力部は、第2の識別情報を出力する第2の識別情報発生部と、音声を第2の音声コマンド情報に変換する第2の音声認識部と、を備え、第2の識別情報と第2の音声コマンド情報とを含む第2の音声情報を出力する、ように構成されている。音声コマンド識別部は、第1の音声情報と第2の音声情報とにもとづき操作対象機器を制御するコントロール信号を生成して出力するように構成されている。そして、音声コマンド識別部は、第1の識別情報と第2の識別情報とを参照してコントロール信号を生成する。
また、本実施の形態において、第1の識別情報発生部は、第1の音声入力部が設置された場所を示す第1の位置情報を第1の識別情報として出力し、第2の識別情報発生部は、第2の音声入力部が設置された場所を示す第2の位置情報を第2の識別情報として出力する。そして、音声コマンド識別部は、第1の位置情報と第2の位置情報との比較にもとづきコントロール信号を生成する。
なお、第1の音声入力部318は第1の音声入力部の一例であり、第1の音声認識部302は第1の音声認識部の一例であり、第1の位置情報付加部303は第1の識別情報発生部の一例であり、第2の音声入力部319および第3の音声入力部320は第2の音声入力部の一例であり、第2の音声認識部305および第3の音声認識部308は第2の音声認識部の一例であり、第2の位置情報付加部306および第3の位置情報付加部309は第2の識別情報発生部の一例であり、音声コマンド識別部310は音声コマンド識別部の一例であり、第1の音声情報312は第1の音声情報の一例であり、第2の音声情報313および第3の音声情報314は第2の音声情報の一例である。
これにより、音声コマンド入力装置300は、複数の音声入力部のそれぞれが、異なる利用者から発声された音声コマンドを同時に受け付けることができる。したがって、複数の利用者が各マイクロホンに対して同時に音声コマンドを発声しても、それら複数の音声コマンドをそれぞれ音声認識し、音声認識の結果にもとづく複数の処理を実行することができる。
さらに、音声コマンド入力装置300は、複数のマイクロホンのそれぞれで集音された音声コマンドが、1人の話者が発声したものか、複数の話者が発声したものか、を位置情報にもとづき判別し、その判別結果にもとづきコントロール信号を生成することができる。したがって、例えば比較的狭い領域に複数のマイクロホンが設置される等して、1人の話者が発声する1つの音声コマンドが複数のマイクロホンで重複して集音されたとしても、処理を重複して実行する、といった誤動作を低減し、音声コマンドにもとづく処理を適切に実行することができる。
なお、位置情報は、あらかじめ設定されていてもよく、あるいは、一般に使用される位置情報検出手段(例えば、Wi−Fi(Wireless Fidelity)のアクセスポイントの情報、ビーコンの情報、またはGPS(Global Positioning System)の情報、等を利用して位置情報を検出する装置)を用いて取得されてもよい。そのような位置情報検出手段を備えた構成は、例えば、利用者にマイクロホンが装着されたり、車等の移動体の中に音声入力部が設置されたりして、音声入力部が時間の経過と共に移動する可能性がある場合に有効である。
(実施の形態3)
本実施の形態では、識別情報発生部としての個人識別部を設け、識別情報として話者情報を用いる例を説明する。
以下、図4、図5を用いて、実施の形態3を説明する。
[3−1.構成]
図4は、実施の形態3における音声コマンド入力装置400の一構成例を示すブロック図である。
音声コマンド入力装置400は、第1の音声入力部418、第2の音声入力部419、音声コマンド識別部407、コマンド発行部408、を備える。
第1の音声入力部418は、第1のマイクロホン401、第1の個人識別部402、第1の音声認識部403、を備える。
第2の音声入力部419は、第2のマイクロホン404、第2の個人識別部405、第2の音声認識部406、を備える。
第1のマイクロホン401で集音された利用者の音声は、第1の音声認識部403に入力されて音声認識処理がなされる。本実施の形態では、第1のマイクロホン401で集音される音声を第1の音声コマンド409とする。第1の音声コマンド409は、第1の個人識別部402にも入力される。
第1の個人識別部402は、第1の音声コマンド409を発声した話者を特定するために音声の解析を行い、その話者を特定する。そして、その話者を示す第1の話者情報414を第1の音声認識部403に出力する。
第1の音声認識部403は、第1の音声コマンド409を音声認識して第1の音声コマンド情報に変換する。そして、第1の音声認識部403は、第1の音声コマンド情報と第1の話者情報414とを含む第1の音声情報411を音声コマンド識別部407に出力する。
第2のマイクロホン404で集音された利用者の音声は、第2の音声認識部406に入力されて音声認識処理がなされる。本実施の形態では、第2のマイクロホン404で集音される音声を第2の音声コマンド410とする。第2の音声コマンド410は、第2の個人識別部405にも入力される。
第2の個人識別部405は、第2の音声コマンド410を発声した話者を特定するために音声の解析を行い、その話者を特定する。そして、その話者を示す第2の話者情報415を第2の音声認識部406に出力する。
第2の音声認識部406は、第2の音声コマンド410を音声認識して第2の音声コマンド情報に変換する。そして、第2の音声認識部406は、第2の音声コマンド情報と第2の話者情報415とを含む第2の音声情報412を音声コマンド識別部407に出力する。
なお、各音声認識部で行う音声認識処理は、一般に使用されている音声認識技術を用いて実現できるので、詳細な説明は省略する。
なお、上述したように、第1の個人識別部402は第1の音声コマンド409を用いて個人を識別し、第2の個人識別部405は第2の音声コマンド410を用いて個人を識別する。声による個人の識別は、例えば、一般に使用されている生体認証技術(あらかじめ登録された声紋情報と入力された声紋情報とを比較して個人認証を行い、個人を特定する技術)を用いて実現できるので、詳細な説明は省略する。
なお、第1の話者情報および第2の話者情報は、例えば、個人識別ID(IDentification)や個人名等が望ましいが、個人を特定できる情報であれば、どのような情報であってもよい。
音声コマンド識別部407は、第1の音声入力部418から出力される第1の音声情報411、および第2の音声入力部419から出力される第2の音声情報412にもとづき、音声コマンド入力装置400が操作対象とする機器(操作対象機器)に応じたコントロール信号を生成し、コマンド発行部408に出力する。
コマンド発行部408は、音声コマンド識別部407から出力されるコントロール信号を、音声コマンド入力装置400の操作対象機器を制御するための機器制御信号413に変換して出力する。
なお、コマンド発行部408は、音声コマンド入力装置400の操作対象機器に応じて適切に構成されるものとする。例えば、操作対象機器が赤外線リモコン信号受光部を備えるテレビであれば、コマンド発行部408を赤外線リモコンコード出力装置とする。このとき、音声コマンド識別部407から出力されるコントロール信号はテレビを制御するリモコンコードであり、コマンド発行部408は、音声コマンド識別部407から入力されるコントロール信号を赤外線リモコンコードに変換して出力する。したがって、機器制御信号413は、その赤外線リモコンコードである。
このように、本実施の形態においても、コマンド発行部408は、特定の構成に限定されず、音声コマンド入力装置400の操作対象機器に応じて適切に構成されるものとする。また、音声コマンド入力装置400の操作対象機器が複数の場合は、それら複数の操作対象機器に応じた複数の構成を備えるものとする。そして、音声コマンド識別部407はコマンド発行部408の構成に応じて適切にコントロール信号を出力するように構成されるものとする。
以上のように構成された音声コマンド入力装置400は、複数の音声入力部のそれぞれが、異なる利用者により発声された音声コマンドを同時に受け付けることができる。したがって、実施の形態1に示した音声コマンド入力装置100や実施の形態2に示した音声コマンド入力装置300と同様に、音声コマンド入力装置400は、複数の利用者が各マイクロホンに対して同時に音声コマンドを発声しても、それら複数の音声コマンドをそれぞれ音声認識し、音声認識の結果にもとづく複数の処理を実行することができる。
また、本実施の形態に示す音声コマンド入力装置400は、実施の形態1に示した音声コマンド入力装置100や実施の形態2に示した音声コマンド入力装置300とは異なる手法で、複数のマイクロホンのそれぞれで集音された音声コマンドが、1人の話者が発声したものか、複数の話者が発声したものか、を区別し、適切に処理することができる。
次に、図5を用いて、その動作を説明する。
[3−2.動作]
図5は、実施の形態3における音声コマンド入力装置400の一動作例を示すフローチャートである。
なお、本実施の形態では、音声コマンド識別部407に、2つの音声情報(ここでは、第1の音声情報411および第2の音声情報412)が、ほぼ同時に入力されたとき、もしくは、互いに重複する期間を生じて入力されたとき、の動作例を説明する。音声コマンド識別部407は、1つの音声情報だけが入力されたときは、その音声情報に含まれる音声コマンド情報に応じたコントロール信号を生成して出力するものとし、その動作の説明は省略する。また、音声コマンド入力装置400を3つ以上の音声入力部を備えた構成としてもよく、音声コマンド識別部407に3つ以上の音声情報が入力されてもよい。
音声コマンド識別部407は、複数の音声情報(例えば、第1の音声情報411、および第2の音声情報412)のそれぞれから音声コマンド情報(例えば、第1の音声コマンド情報および第2の音声コマンド情報)と話者情報(例えば、第1の話者情報および第2の話者情報)を抽出する(ステップS500)。
次に、音声コマンド識別部407は、ステップS500で抽出された話者情報を互いに比較し、それらが同じ話者を示しているか否かを確認する(ステップS501)。
ステップS501で、各話者情報は同じ話者を示していると判断されたとき(Yes)は、音声コマンド識別部407は、ステップS500で抽出された各音声コマンド情報は1人の話者から発声された音声による同一のものである、と判定する(ステップS502)。
したがって、音声コマンド識別部407は、その音声コマンド情報に対応する1つのコントロール信号を生成し、コマンド発行部408に出力する(ステップS503)。
ステップS501で、各話者情報は異なる話者を示していると判断されたとき(No)は、音声コマンド識別部407は、ステップS500で抽出された各音声コマンド情報は異なる話者から発声された音声による別々のものである、と判定する(ステップS504)。
したがって、音声コマンド識別部407は、ステップS500で抽出された各音声コマンド情報のそれぞれに対応するコントロール信号(例えば、2つのコントロール信号)を発生し、コマンド発行部408に出力する(ステップS505)。
[3−3.効果等]
以上のように、本実施の形態において、音声コマンド入力装置は、第1の音声入力部と、第2の音声入力部と、音声コマンド識別部と、を備える。第1の音声入力部は、第1の識別情報を出力する第1の識別情報発生部と、音声を第1の音声コマンド情報に変換する第1の音声認識部と、を備え、第1の識別情報と第1の音声コマンド情報とを含む第1の音声情報を出力する、ように構成されている。第2の音声入力部は、第2の識別情報を出力する第2の識別情報発生部と、音声を第2の音声コマンド情報に変換する第2の音声認識部と、を備え、第2の識別情報と第2の音声コマンド情報とを含む第2の音声情報を出力する、ように構成されている。音声コマンド識別部は、第1の音声情報と第2の音声情報とにもとづき操作対象機器を制御するコントロール信号を生成して出力するように構成されている。そして、音声コマンド識別部は、第1の識別情報と第2の識別情報とを参照してコントロール信号を生成する。
また、本実施の形態において、第1の識別情報発生部は、第1の音声入力部に入力される音声の発話者を示す第1の話者情報を第1の識別情報として出力し、第2の識別情報発生部は、第2の音声入力部に入力される音声の発話者を示す第2の話者情報を第2の識別情報として出力する。そして、音声コマンド識別部は、第1の話者情報と第2の話者情報との比較にもとづきコントロール信号を生成する。
なお、第1の音声入力部418は第1の音声入力部の一例であり、第1の音声認識部403は第1の音声認識部の一例であり、第1の個人識別部402は第1の識別情報発生部の一例であり、第2の音声入力部419は第2の音声入力部の一例であり、第2の音声認識部406は第2の音声認識部の一例であり、第2の個人識別部405は第2の識別情報発生部の一例であり、音声コマンド識別部407は音声コマンド識別部の一例であり、第1の音声情報411は第1の音声情報の一例であり、第2の音声情報412は第2の音声情報の一例である。
これにより、音声コマンド入力装置400は、複数の音声入力部のそれぞれが、異なる利用者から発声された音声コマンドを同時に受け付けることができる。したがって、複数の利用者が各マイクロホンに対して同時に音声コマンドを発声しても、それら複数の音声コマンドをそれぞれ音声認識し、音声認識の結果にもとづく複数の処理を実行することができる。
さらに、音声コマンド入力装置400は、複数のマイクロホンのそれぞれで集音された音声コマンドが、1人の話者が発声したものか、複数の話者が発声したものか、を話者情報にもとづき判別し、その判別結果にもとづきコントロール信号を生成することができる。したがって、例えば比較的狭い領域に複数のマイクロホンが設置される等して、1人の話者が発声する1つの音声コマンドが複数のマイクロホンで重複して集音されたとしても、処理を重複して実行する、といった誤動作を低減し、音声コマンドにもとづく処理を適切に実行することができる。
(他の実施の形態)
以上のように、本出願において開示する技術の例示として、実施の形態1〜3を説明した。しかしながら、本開示における技術は、これに限定されず、変更、置き換え、付加、省略等を行った実施の形態にも適用できる。また、上記実施の形態1〜3で説明した各構成要素を組み合わせて、新たな実施の形態とすることも可能である。
そこで、以下、他の実施の形態を例示する。
実施の形態1では、各音声認識部のそれぞれにタイムスタンプ付加部を設ける構成を説明した。しかし、本開示はこの構成に限定されない。例えば、音声コマンド識別部の内部にタイマー等の時間情報源を設ける。そして、音声コマンド識別部は、音声コマンド情報が音声コマンド識別部に入力されるときに、その時間情報源を参照してタイムスタンプ情報を発生する。そして、音声コマンド情報にそのタイムスタンプ情報を紐付けする。このように音声コマンド入力装置を構成してもよい。
実施の形態2では、音声コマンド識別部が、位置情報を互いに比較することで「位置情報は互いに同じか否か」の判断を行う構成を説明した。しかし、本開示はこの構成に限定されない。例えば、2つの位置情報から互いの離間距離を算出し、算出された距離と閾値との比較により、「位置情報は互いに同じか否か」の判断を行うように音声コマンド識別部を構成してもよい。この構成では、2つの位置情報から算出される互いの離間距離が、閾値(例えば、20m)以下であれば2つの位置情報は互いに同じである、と判断し、閾値よりも大きければ2つの位置情報は互いに異なる、と判断することができる。また、位置情報として、経度情報および緯度情報、さらには高度情報、等が用いられてもよい。
実施の形態3では、第1の話者情報および第2の話者情報を、話者を特定する情報(例えば、個人識別IDや個人名)とする構成を説明した。しかし、本開示はこの構成に限定されない。例えば、話者情報を、音声コマンドから抽出した声紋情報または声紋の特徴点を示す情報とし、音声コマンド識別部を、声紋情報同士を比較、または声紋の特徴点同士を比較、するように構成してもよい。このような構成であっても、音声コマンド入力装置は、複数の音声コマンド情報の発話者が、同一の話者か異なる話者かを判別することができる。このように構成された音声コマンド入力装置は、声紋情報をあらかじめ登録しなくてもよい。さらに、この音声コマンド入力装置は、声紋情報をあらかじめ登録する必要がないので、公共の場など不特定多数の利用者がいる場所等での使用に有効である。
なお、本実施の形態に示す各構成要素は、電子回路として構成されていてもよく、プログラムをプロセッサーで実行させることで各構成要素を実現するように構成されていてもよい。
本開示は、複数の利用者が機器を音声操作することができる音声コマンド入力装置に適用可能である。具体的には、複数のマイクロホンが互いに異なる場所に設置され、各マイクロホンで集音される音声が1つの制御装置に入力され、その音声にもとづき操作対象機器が制御装置から制御されるように構成されたシステムや装置に本開示は適用可能である。
100,300,400 音声コマンド入力装置
101,301,401 第1のマイクロホン
102,302,403 第1の音声認識部
103 第1のタイムスタンプ付加部
104,304,404 第2のマイクロホン
105,305,406 第2の音声認識部
106 第2のタイムスタンプ付加部
107,310,407 音声コマンド識別部
108,311,408 コマンド発行部
109,312,411 第1の音声情報
110,313,412 第2の音声情報
111,112,315,316,317,409,410 音声コマンド
113,330,413 機器制御信号
114,318,418 第1の音声入力部
115,319,419 第2の音声入力部
303 第1の位置情報付加部
306 第2の位置情報付加部
307 第3のマイクロホン
308 第3の音声認識部
309 第3の位置情報付加部
314 第3の音声情報
320 第3の音声入力部
402 第1の個人識別部
405 第2の個人識別部
414 第1の話者情報
415 第2の話者情報

Claims (2)

  1. 第1の識別情報を出力する第1の識別情報発生部と、音声を第1の音声コマンド情報に変換する第1の音声認識部と、を備え、前記第1の識別情報と前記第1の音声コマンド情報とを含む第1の音声情報を出力する、ように構成された第1の音声入力部と、
    第2の識別情報を出力する第2の識別情報発生部と、音声を第2の音声コマンド情報に変換する第2の音声認識部と、を備え、前記第2の識別情報と前記第2の音声コマンド情報とを含む第2の音声情報を出力する、ように構成された第2の音声入力部と、
    前記第1の音声情報と前記第2の音声情報とにもとづき、操作対象機器を制御するコントロール信号を生成して出力する、ように構成された音声コマンド識別部と、
    を備え、
    前記音声コマンド識別部は、前記第1の識別情報と前記第2の識別情報とを参照して前記コントロール信号を生成し、
    前記第1の識別情報発生部は、前記第1の音声入力部に音声が入力されるタイミングを示す第1のタイムスタンプ情報を前記第1の識別情報として出力し、
    前記第2の識別情報発生部は、前記第2の音声入力部に音声が入力されるタイミングを示す第2のタイムスタンプ情報を前記第2の識別情報として出力し、
    前記音声コマンド識別部は、前記第1のタイムスタンプ情報と前記第2のタイムスタンプ情報との時間差にもとづき前記コントロール信号を生成する、
    音声コマンド入力装置。
  2. 第1の識別情報を発生するステップと、
    音声を第1の音声コマンド情報に変換するステップと、
    第2の識別情報を発生するステップと、
    音声を第2の音声コマンド情報に変換するステップと、
    前記第1の識別情報と前記第2の識別情報とを参照するステップと、
    前記参照の結果と、前記第1の音声コマンド情報および前記第2の音声コマンド情報と、にもとづき、操作対象機器を制御するコントロール信号を生成するステップと、
    を備え
    前記第1の識別情報を発生するステップでは、前記第1の音声コマンド情報に変換するステップで用いられる音声が入力されるタイミングを示す第1のタイムスタンプ情報を前記第1の識別情報として出力し、
    前記第2の識別情報を発生するステップでは、前記第2の音声コマンド情報に変換するステップで用いられる音声が入力されるタイミングを示す第2のタイムスタンプ情報を前記第2の識別情報として出力し、
    前記コントロール信号を生成するステップでは、前記第1のタイムスタンプ情報と前記第2のタイムスタンプ情報との時間差にもとづき前記コントロール信号を生成する、
    音声コマンド入力方法。
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