JP6430723B2 - サーバー室内の空調の効率化構造 - Google Patents

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Description

この発明は、サーバー室の空調の効率化を図るために、空調空気の流路を適切にするサーバー室内の空調の効率化構造に関する。
近年のネットワーク網の多様化や複雑化に伴われて、ネットワーク機器やサーバーを専用のサーバー室に設置することが行われている。この種のサーバー室では、地震や火災、セキュリティなどの対策を講じることは勿論、空調管理も重要な対策課題であり、効率のよい空調システムが望まれている。
ところで、サーバー室の設置にあたっては、例えば、特許文献1には、設置及び撤去を容易かつ迅速に行うことができるサーバー室として、サーバーが設置される空間と、前記サーバーの温度を調整するための空調機とを有するサーバー室であって、長尺状に延びる複数の支柱と、これら複数の支柱の間に設けられ、前記支柱の長辺部に着脱可能に連結される側壁部材とを備え、前記支柱と前記側壁部材とを連結することによって組み立て可能とされたものが開示されている。
また、特許文献2には、ラックが配置される施設の天井に設置された機器の点検・保守作業性にすぐれ、かつ天井パネルの保守性に優れたラック間通路遮へい構造として、複数のラックからなるラック列を対向配置し、該ラック列間に形成されるラック間通路に、天井部と入口扉部と該入口扉部に対向する位置に設置された背面部を設けて形成されたラック間通路遮へい構造であって、該天井部は、天井パネルを支持する枠部材と複数の天井パネルから構成され、ラック間通路内側に、パネル着脱機構部を備えた構造が開示されている。
特開2007−285082号公報 特開2010−168767号公報
サーバー室には、特許文献2に記載されているように、サーバーを収容する多数のラックによってラック列が配置されている。これらラックに収容されたサーバー等の機器装置が地震によって落下したり、大きな揺れによってラックが転倒したりしては不都合であるから、サーバー室には耐震構造として免震床が採用されている。
前記免震床が用いられるため、図6に示すように、免震床1とラック2との間に間隙Gが形成されることになる。このため、空調空気、特にラック2内に設置された機器装置を冷却するための冷却用空気が、機器装置の冷却に供されずにこの間隙Gを通過してしまうことになり、空調効率が極めて低下してしまうおそれがある。
そこで、この発明は、前記間隙から冷却用空気が排出されてしまうことを防止して、ラック内の機器装置の冷却を効率よく行えるようにするサーバー室内の空調の効率化構造を提供することを目的としている。
前記目的を達成するための技術的手段として、この発明に係るサーバー室内の空調の効率化構造は、サーバー室の床に免震床が用いられて、ラックと該免震床との間に間隙が形成されているサーバー室内の空調の効率化構造において、前記ラックの下縁部であって、ラック間に設けられた通路を臨む部分以外の部分にシート材からなる免震床スカートを配し、該ラックの下縁部に形成された前記間隙の一部を遮蔽することを特徴としている。
サーバー室の床を二重床構造として、床下に空調用の冷却用空気を通し、床面をパンチングメタル等の透孔が形成された板材で構成する場合には、通路の床面から冷却用空気が吹き出される。このため、前記免震床スカートを通路に臨んだ部分には設けず、吹き出された冷却用空気が通路を臨んだ側からラック内に導入されるようにしたものである。
通路を臨む部分以外の部分には前記免震床スカートが配されているから、ラック内の機器装置を冷却するために供給された冷却用空気はラックの下方を通過することがなく、ラック内の機器装置の冷却に供される。
また、請求項の発明に係るサーバー室内の空調の効率化構造は、サーバー室の床に免震床が用いられて、ラックと該免震床との間に間隙が形成されているサーバー室内の空調の効率化構造において、前記ラックの下縁部であって、ラック間に設けられた通路を臨む部分のみにシート材からなる免震床スカートを配し、該ラックの下縁部に形成された前記間隙の通路を臨む部分を遮蔽することを特徴としている。
通路の床面から吹き出された冷却用空気は、前記免震床スカートによってラックの下部の間隙に供給されることが阻止される。免震床スカートによって阻止された冷却用空気は、該免震床スカートに沿って上昇してラックの前面の開口からラック内に供給され、ラックに収容されている機器装置の冷却に供される。
また、請求項の発明に係るサーバー室内の空調の効率化構造は、前記免震床スカートは、ラックを並設させたラック列に配してあることを特徴としている。
ラックは単独で設置される場合もあるが、多数のラックを並設させてラック列を形成するように設置される場合がある。この場合には、ラック列の全体を一部を残して前記免震床スカートで、前記間隙を遮蔽するようにしたものである。
また、請求項の発明に係るサーバー室内の空調の効率化構造は、前記免震床スカートは、防炎性を備えていることを特徴としている。
サーバー室では、ラック内に収容された機器装置から熱が発せられるから、免震床スカートは加熱されることになる。このため、加熱されて万一炎にさらされても燃えることがないよう、防炎性を具備させたものである。さらに、不燃性を備えさせることもできる。
また、請求項の発明に係るサーバー室内の空調の効率化構造は、前記免震床スカートは、帯電防止性を備えていることを特徴としている。
ラック内に収容された機器装置に静電気が帯電することを防止するものである。
通路の床面から供給された冷却用空気は、ラックの下方を通過することがないから、ラック内の機器装置の冷却に供され、冷却用空気を有効に利用することができる。このため、サーバー室内の空調効率の向上を図ることができる。
また、請求項2の発明に係るサーバー室内の空調の効率化構造によれば、通路の床面から供給された冷却用空気は、免震床スカートに沿って上昇させてラック内に効率よく導入させることができる。
この発明に係るサーバー室内の空調の効率化構造を備えたラックと免震床とを示す図である。 図1に示すラックの平面図である。 サーバー室内の概略を説明する該サーバー室の一部の斜視図である。 この発明に係る他の実施形態を示す図で、図2に相当する平面図である。 この発明に係る別の実施形態を示す図で、図2に相当する平面図である。 従来の免震床と該免震床に設置されたラックとの関係を示す図で、図1に相当する図である。
以下、図示した好ましい実施の形態に基づいて、この発明に係るサーバー室内の空調の効率化構造を具体的に説明する。
図3は一般的なサーバー室Rの一部を示しており、サーバー等の複数台の機器装置が収容された複数個のラック2が並設されて、図2および図3に示すように、ラック列2aが形成され、ラック列2aの間には通路3が設けられている。サーバー室Rの床は各種のケーブル等が通されるように二重床構造とされており、通路3の床板には適宜数の透孔が形成されているパンチングメタルが使用されて、これら透孔から空調用の冷却用空気が吹き出すようにしてある。
前記ラック列2aが載置される床面には地震があった場合でもラック2が転倒することがない構造の免震床1とされている。この免震床1とラック2との間には、図1に示すように、間隙Gが形成されている。この間隙Gを遮蔽するよう、ラック列2aの前記通路3側を除いて不燃性・防炎性を備えたシート材からなる免震床スカート4が設けられている。この免震床スカート4は、ラック列2aを構成するそれぞれのラック2の下部に上部が支持されて固定され、下部は図1と図3とに示すように、免震床1の一部を適宜に覆うように吊り下げられている。なお、この免震床スカート4は、不燃性・防炎性を備えるとともに、有色で光透過性を備えた素材を用いることが好ましい。
さらに、前記免震床スカート4には帯電防止性を備えさせることもできる。この場合、不燃性・防炎性に併せて帯電防止性を具備させることがより好ましい。
以上により構成されたこのサーバー室内の空調の効率化構造を備えたラック2の作用を、以下に説明する。
ラック2に収容された機器装置が動作することにより発熱するため、適宜に冷却しなければサーバー室の室温が上昇して機器装置が過熱してしまうおそれがある。このため、冷却用空気を供給する。前述したように、通路3の床面にはパンチングメタルが用いられており、ここから冷却用空気が吹き出される。ラック2の下部であって、通路3を臨んだ部分には前記免震床スカート4が設けられていないから、冷却用空気はラック2内に導入される。導入された冷却用空気は、ラックの下方の間隙Gを通過することなく上昇する。しかも、ラック2内の機器装置を冷却して昇温してラック2内を上昇するから、下部から供給される冷却用空気には吸引力が作用して、ラック2内に吸い込まれる。このため、ラック2内冷却効率が向上する。
以上に説明した実施形態では、ラック2の通路3を臨む下縁部には免震床スカート4を配しない構造として説明したが、図4に示すように、免震床スカート4はラック2の下縁部の全部に巻回させて設けた構造としても構わない。ラック2の通路3側に配しない構造であれば、床面から吹き出された冷却用空気はラック2の下部の間隙Gに供給されてラック2内を上昇しながら該ラック2に収容された機器装置の冷却に供される。他方、図4に示すように、通路3側にも免震床スカート4が配されている構造では、床面から吹き出された冷却用空気は、ラック2の通路3に臨む部分からラック2内に供給される。ラック2の通路に臨む部分は、機器装置をラック2に対して挿抜する作業のための開口が形成されているため、前記冷却用空気はこの開口からラック2内に供給される。
さらに、図5に示すように、ラック2の通路3を臨む下縁部にのみ免震床スカート4を配した構造とすることもできる。この構造では、ラック2の下部の間隙Gに供給された冷却用空気は該間隙Gを通過することなくラック2内に供給されて、ラック2に収容された機器装置の冷却に供される。
本願発明によれば、免震床とラックとの間に間隙が形成されている場合でも、確実に冷却用空気をラック内に供給できるから、ラック内の機器装置を確実に冷却できる。しかも、ラックの下部にシート材を設けるものであるから、既設のサーバー室であっても実装でき、既設のサーバー室内の空調効率の向上に寄与する。
G 間隙
R サーバー室
1 免震床
2 ラック
2a ラック列
3 通路
4 免震床スカート(シート材)

Claims (5)

  1. サーバー室の床に免震床が用いられて、ラックと該免震床との間に間隙が形成されているサーバー室内の空調の効率化構造において、
    前記ラックの下縁部であって、ラック間に設けられた通路を臨む部分以外の部分にシート材からなる免震床スカートを配し、該ラックの下縁部に形成された前記間隙の一部を遮蔽することを特徴とするサーバー室内の空調の効率化構造。
  2. サーバー室の床に免震床が用いられて、ラックと該免震床との間に間隙が形成されているサーバー室内の空調の効率化構造において、
    前記ラックの下縁部であって、ラック間に設けられた通路を臨む部分のみにシート材からなる免震床スカートを配し、該ラックの下縁部に形成された前記間隙の通路を臨む部分を遮蔽することを特徴とするサーバー室内の空調の効率化構造。
  3. 前記免震床スカートは、ラックを並設させたラック列に配してあることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のサーバー室内の空調の効率化構造。
  4. 前記免震床スカートは、防炎性を備えていることを特徴とする請求項1から請求項3までのいずれかに記載のサーバー室内の空調の効率化構造。
  5. 前記免震床スカートは、帯電防止性を備えていることを特徴とする請求項1から請求項4までのいずれかに記載のサーバー室内の空調の効率化構造。
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