JP6429674B2 - 加飾積層構造体、タッチパネル及び電子機器 - Google Patents

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Description

本発明は、電子機器のパネル面の装飾用などに用いられる加飾積層構造体、タッチパネル及び電子機器に関する。
近年、携帯端末などにおいては、ディスプレイとしてタッチパネルを備えた機器が主流になってきている。タッチパネルは、利用者の指が接触または接近した位置を検出して各種の動作を行う入力デバイスとして用いられる。
また、ディスプレイの周縁部分など表示を行われない領域には加飾フィルムが設けられ、これにより機器の色や柄などの意匠性を高めている。この加飾フィルムには、色や柄に対応したインク層と、インク層の色材の発色性能を高めるための反射層とを含む加飾積層構造体が設けられる。
特許文献1には、インク層と反射層とを含む光反射フィルムが開示される。この光反射フィルムは、基材フィルムの片表面に第1層として金属薄膜層、第2層としてケイ素酸化物およびアルカリ土類金属のフッ化物から選ばれる1種または2種以上からなる薄膜層、第3層として無機微粒子を含有する樹脂層を積層した構成となっている。光反射フィルムの反射層として金属膜を用いることで高い反射性能を得ることができる。
特開平11−67067号公報
このような電子機器の加飾フィルムとしては、導電性の高い金属膜を含む光反射フィルムを用いることができない場合もある。例えば、静電容量式のタッチセンサを備えたタッチパネルにおいては、検出電極の近傍に導電性の高い金属層等が配置されると検出動作の妨げとなってしまう。そこで、金属膜を用いない導電性の低い反射層を備えた加飾フィルムが用いられる。
しかしながら、金属膜を用いない反射層では十分な反射性能を得ることができない。このため、加飾積層構造体のうちインク層を厚く形成して発色性能を高める必要がある。しかし、インク層を厚く形成するほど加飾積層構造体が厚くなり、加飾積層構造体のパターンが設けられた部分と設けられていない部分との段差が大きくなってしまう。段差が大きいと、その上に部材を取り付ける際の影響が大きくなってしまう。
そこで、本発明は、低い導電性を有し、インク層を厚く形成しなくても発色性能に優れた加飾積層構造体、タッチセンサ及び電子機器を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明の加飾積層構造体は、インク層と、インク層の上に設けられ、インク層の屈折率よりも低い屈折率を有する低屈折率層と、低屈折率層の上に設けられ、少なくとも面内方向に導通しない反射層と、を備えたことを特徴とする。このような構成によれば、低い導電性を有する反射層を用い、インク層を厚く形成しなくても、インク層と低屈折率層との界面で光の反射を利用して高い反射性能を得ることができる。
本発明の加飾積層構造体において、低屈折率層は、フッ素系樹脂、多孔質シリカ及びナノファイバーシートよりなる群から選択される少なくとも1種の材料を含んでいてもよい。また、低屈折率層は、複数の閉気泡を含む樹脂層を含んでいてもよい。閉気泡であれば、低屈折率層とインク層とが接しても、インク層の色材が気泡内に染み込むことがなくなる。また、樹脂層は、マイクロカプセルを含有していてもよい。これにより、実質的な屈折率が低くなる低屈折率層を簡単に構成することができる。
本発明の加飾積層構造体において、反射層は、金属の不連続蒸着層を含んでいてもよい。これにより、導電性の低い反射層を金属の蒸着によって形成することができる。
本発明の加飾積層構造体において、反射層は、第1屈折率を有する複数の第1屈折率層と、第1屈折率よりも高い第2屈折率を有する複数の第2屈折率層とが交互に積層された構造を有していてもよい。このような構成によれば、複数の第1屈折率層と複数の第2屈折率層との交互積層によって金属膜を用いることなく高い反射性能を有する反射層を構成することができる。
本発明の加飾積層構造体において、反射層の上に設けられた遮光層をさらに備えていてもよい。遮光層によって反射層を介してインク層へ光が入り込むことを防止することができる。
本発明の加飾積層構造体において、インク層は、二酸化チタン、酸化ジルコニウム、硫化亜鉛、酸化亜鉛、酸化アンチモン及び酸化マグネシウムよりなる群から選択された少なくとも1種の物質を含んでいてもよい。また、本発明の加飾積層構造体において、透光性を有する基材をさらに備え、インク層は基材の上に設けられていてもよい。
本発明のタッチパネルは、表示パネルと、表示パネルの上に設けられたタッチセンサと、タッチセンサの上に設けられた上記の加飾積層構造体と、を備えたことを特徴とする。このような構成によれば、インク層を厚く設けることなく、発色性能に優れた加飾積層構造体によって意匠性の高いタッチパネルが構成される。
本発明のタッチパネルにおいて、タッチセンサは静電容量式であってもよい。このような構成によれば、静電容量式のタッチセンサの検出動作を妨げることなく、発色性能に優れた加飾が行われる。
本発明の電子機器は、上記のタッチパネルを備えたことを特徴とする。このような構成によれば、インク層を厚く設けることなく、発色性能に優れた加飾積層構造体によって意匠性の高い電子機器が構成される。
本発明によれば、低い導電性を有し、インク層を厚く形成しなくても発色性能に優れた加飾積層構造体、タッチセンサ及び電子機器を提供することが可能になる。
(a)及び(b)は、第1実施形態に係る加飾積層構造体を例示する模式図である。 (a)及び(b)は、加飾積層構造体の特性を示す図である。 第2実施形態に係る加飾積層構造体を例示する断面図である。 適用例について示す模式図である。 適用例について示す模式図である。 (a)及び(b)は、適用例について示す模式図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。なお、以下の説明では、同一の部材には同一の符号を付し、一度説明した部材については適宜その説明を省略する。
(第1実施形態)
図1(a)及び(b)は、第1実施形態に係る加飾積層構造体を例示する模式図である。図1(a)には加飾積層構造体1の断面図が表され、図1(b)には加飾シート100を備えたタッチパネル200の分解斜視図が表される。
図1(a)に表したように、本実施形態に係る加飾積層構造体1は、インク層10と、低屈折率層20と、反射層30とを備える。加飾積層構造体1において、低屈折率層20は、インク層10と反射層30との間に設けられる。
インク層10は、バインダ10aと、顔料等の色材となる物質10bとを混合した発色材料層である。本実施形態において、インク層10は、例えば、二酸化チタン、酸化ジルコニウム、硫化亜鉛、酸化亜鉛、酸化アンチモン及び酸化マグネシウムよりなる群から選択された少なくとも1種の物質を含む。
低屈折率層20は、インク層10の一方側(本実施形態では「上」とする。)に設けられた層であり、インク層10の屈折率よりも低い屈折率を有する。本実施形態における屈折率は、可視光領域の特定の波長の光についての層全体として屈折率のことである。また、本実施形態においては、可視光のことを単に「光」と言うことにする。
本実施形態において、低屈折率層20は、例えば、フッ素系樹脂、多孔質シリカ及びナノファイバーシートよりなる群から選択される少なくとも1種の材料を含む。このような材料を含むことで、屈折率を設定しつつ透光性に優れた層が形成される。
また、低屈折率層20は、複数の閉気泡を含む樹脂層を含んでいてもよい。例えば、樹脂層にはマイクロカプセルが含まれる。この閉気泡によって実効的な屈折率が低くなる低屈折率層20を簡単に形成することができる。また、閉気泡にすることで、低屈折率層20がインク層10と接していても、インク層10の色材となる物質10bが気泡内に染み込むことがなくなる。
反射層30は、低屈折率層20の上に設けられた層である。反射層30は、少なくとも面内方向に導通せず、金属膜に比べて高い抵抗値(例えば、1GΩ・m以上)を有する。本実施形態において、反射層30は金属の不連続蒸着層を含んでいてもよい。金属の不連続蒸着層では、金属による反射特性を得つつ、離散的な金属配置によって少なくとも面内方向に導通しない層を蒸着によって形成することができる。
本実施形態に係る加飾積層構造体1において、低屈折率層20はインク層10と接している。なお、低屈折率層20とインク層10との間にそれぞれとは屈折率の異なる層(中間層)が存在する場合には、その屈折率がインク層10の屈折率よりも低い場合には中間層を低屈折率層20の一部とみなす。一方、中間層の屈折率がインク層10の屈折率以上の場合には中間層をインク層10の一部とみなす。
加飾積層構造体1において、反射層30の上に遮光層40が設けられていてもよい。遮光層40の光の透過率は、反射層30の光透過率よりも低い。遮光層40が設けられていると、遮光層40側から反射層30及び低屈折率層20を介してインク層10に向かう光を遮ることができる。例えば、後述するタッチパネル200において表示パネル210のバックライトの光を遮光層40で遮り、インク層10へ混入することを防止する。
加飾積層構造体1は、透光性を有する基材50を備えていてもよい。インク層10は基材50の上に設けられる。基材50は例えばカバーガラスやカバー樹脂、カバーフィルムである。加飾積層構造体1は、インク層10、低屈折率層20及び反射層30の積層体で提供されてもよいし、インク層10、低屈折率層20、反射層30及び遮光層40の積層体で提供されてもよい。また、加飾積層構造体1は、インク層10、低屈折率層20、反射層30及び基材50の積層体で提供されてもよいし、インク層10、低屈折率層20、反射層30、遮光層40及び基材50の積層体で提供されてもよい。
図1(b)に表したように、加飾積層構造体1は加飾シート100として利用される。加飾シート100は、表示パネル210とタッチセンサ220とを備えたタッチパネル200に取り付けられる。加飾シート100は、タッチセンサ220の表示パネル210とは反対側に設けられる。
加飾シート100は、透光性を有するベースシート101と、本実施形態の加飾積層構造体1とを備える。ベースシート101には、フィルム、樹脂及びガラスなどが用いられる。加飾積層構造体1は、ベースシート101の加飾を行う部分に対応したパターンで形成される。例えば、タッチセンサ220の周縁部分を囲むように加飾積層構造体1によるパターンが形成される。加飾積層構造体1が形成されていない部分はベースシート101を介して光を透過する。
このような加飾積層構造体1によれば、インク層10から反射層30へ向かう光の一部がインク層10と低屈折率層20との界面で屈折率差に基づき反射することになる。これにより、加飾積層構造体1は、反射層30だけで光を反射する場合に比べて高い反射性能を得ることができる。
図2(a)及び(b)は、加飾積層構造体の特性を示す図である。
図2(a)には、インク層10と反射層30との間に設けた層(説明の便宜上、アンダーコート層と言う。)の屈折率nと、加飾積層構造体の明度との関係が示される。ここで、明度は、L色空間のLである。また、インク層10の屈折率は約1.49である。インク層10の厚さは3μmであり、白色の色材を含む。アンダーコート層の厚さは3μmである。図2(a)には、このような層構造においてアンダーコート層の屈折率を変化させた場合の光線追跡シミュレーションの結果が示される。
図2(a)に示すように、アンダーコート層の屈折率がインク層10の屈折率よりも高い場合、加飾積層構造体1の明度はほぼ一定である。一方、アンダーコート層の屈折率がインク層10の屈折率よりも低くなると、加飾積層構造体1の明度が高くなる。このように、インク層10と反射層30との間にインク層10よりも屈折率の低い低屈折率層20を設けることで、加飾積層構造体1の明度を高くすることができる。
図2(b)には、インク層10の層構造と明度との関係が示される。棒グラフG1、G2、G3、G11、G12及びG13には、インク層10の層構造の違いによる明度を光線追跡シミュレーションによって求めた結果が示される。棒グラフG1、G2及びG3は、低屈折率層20を含まない層構造である。このうち棒グラフG1は、3μm厚のインク層10が1層の場合、棒グラフG2はインク層10が2層の場合、棒グラフG3はインク層10が3層の場合である。また、棒グラフG11、G12及びG13は、1μm厚の低屈折率層20を含む場合である。このうち棒グラフG11は3μm厚のインク層10が1層の場合、棒グラフG12はインク層10が2層の場合、棒グラフG13はインク層10が3層の場合である。
図2(b)に示すように、低屈折率層20を含まない層構造及び低屈折率層20を含む層構造ともに、インク層10の層数が増すほど明度Lが高くなる。一方、低屈折率層20を含む層構造では、インク層10が1層の場合(棒グラフG11)の明度Lは、低屈折率層20を含まない層構造におけるインク層10が3層の場合(棒グラフG3)の明度Lと同等である。
低屈折率層20を設けずにインク層10を3層にした場合、層構造の厚さは9μmとなる。一方、低屈折率層20を設けてインク層10を1層にした場合、層構造の厚さは4μmとなる。つまり、同等の明度Lを得るために、低屈折率層20を設けることで層構造の厚さを薄くすることが可能になる。
このように、本実施形態に係る加飾積層構造体1によれば、導電性の低い反射層30を用いた場合でも、インク層10を厚く形成することなく高い反射性能を発揮することができる。
(第1実施形態の変形例)
上記説明した加飾積層構造体1を用いた加飾シート100の構成として、基材50とベースシート101とを共通化してもよい。すなわち、加飾シート100は、図1(a)及び(b)に示すベースシート101を含まず、基材50をベースシート101と兼用した構成になっていてもよい。
また、加飾シート100は、図1(a)及び(b)に示す基材50とベースシート101との位置関係を逆にした構成になっていてもよい。基材50及びベースシート101はともに透光性を有するフィルム、樹脂及びガラスによって構成される。したがって、加飾シート100は、基材50とベースシート101とを区別することなく、基材50とベースシート101との間にインク層10、低屈折率層20及び反射層30が配置された構成であればよい。
(第2実施形態)
次に、第2実施形態の説明を行う。
図3は、第2実施形態に係る加飾積層構造体を例示する断面図である。
第2実施形態に係る加飾積層構造体1Bは、第1実施形態に係る加飾積層構造体1の反射層30の代わりに反射層30Bを備える。
反射層30Bは、複数の第1屈折率層31と、複数の第2屈折率層32とが交互に積層された多層構造を有する。第1屈折率層31は第1屈折率を有する。第2屈折率層32は第1屈折率よりも高い第2屈折率を有する。すなわち、反射層30Bは、屈折率の高い層と低い層とが交互に積層された層である。
このような高低の屈折率を交互に備えた多層構造の反射層30Bでは、金属を用いることなく高い絶縁性と、高い反射特性を両立することができる。なお、図3に示す例では、反射層30Bと低屈折率層20とをそれぞれ備えた構成を表しているが、低屈折率層20を第1屈折率層31としてもよい。この場合、反射層30Bのなかで最もインク層10に近い第1屈折率層31が低屈折率層20と同じ役目を果たす。
(適用例)
次に、本実施形態に係る加飾積層構造体1の適用例について説明する。
図4〜図6(b)は適用例について示す模式図である。
図4には加飾積層構造体1をタッチパネル200に適用した例が表される。タッチパネル200は、表示パネル210と、この表示パネル210の上に設けられたタッチセンサ220とを備える。
表示パネル210としては、例えば液晶表示パネルが用いられる。液晶表示パネルからなる表示パネル210は、互いに対向配置された駆動基板211及び対向基板212を有し、駆動基板211と対向基板212との間に液晶層213が設けられる。
タッチセンサ220は、対向基板212の表側に設けられる。タッチセンサ220には静電容量式センサが用いられる。本実施形態に係る加飾積層構造体1を備えた加飾シート100は、タッチセンサ220の表示パネル210とは反対側に設けられる。タッチセンサ220として静電容量式センサを用いる場合、加飾積層構造体1の反射層30として絶縁性に優れたものを用いることが必要である。本実施形態の加飾積層構造体1によれば、絶縁性に優れた反射層30を用いても、インク層10を厚く形成することなく優れた反射特性を得ることができ、インク層10の発色性能を高めることができる。
図5にはタッチパネル200を備えた電子機器300の例が表される。電子機器300は、例えばテレビである。電子機器300は、筐体310と表示部320とを備える。この表示部320の表面にタッチパネル200が設けられる。なお、電子機器300はテレビに限定されず、スマートフォン、携帯電話、タブレット型端末など他の機器であってもよい。
図6(a)にはタッチパネル200を備えたコンピュータ400の例(ノート型コンピュータ)が表される。コンピュータ400は、ディスプレイ410、キーボード420、入力パッド430などを備える。図6(b)に表したように、コンピュータ400は、中央演算部401、主記憶部402、副記憶部403、入力部404、出力部405及びインタフェース406を備える。キーボード420及び入力パッド430は入力部404の一例である。ディスプレイ410は出力部405の一例である。このディスプレイ410にタッチパネル200が含まれる。タッチパネル200は、入力部404及び出力部405の両方を兼ねた例である。
これらの機器に本実施形態の加飾積層構造体1を用いることで、インク層を厚く設けることなく、発色性能に優れた加飾積層構造体によって意匠性の高い電子機器300が構成される。
以上説明したように、本実施形態に係る加飾積層構造体1及び1B、タッチセンサ200及び電子機器300によれば、低い導電性を有し、インク層を厚く形成しなくても発色性能を高めることが可能になる。
なお、上記に本実施形態およびその適用例を説明したが、本発明はこれらの例に限定されるものではない。例えば、反射層30が金属を含む場合において、その金属は蒸着以外の方法(スパッタ等の蒸着以外のドライプロセス、電気めっき、無電解めっき等のウェットプロセス、ドライプロセスとウェットプロセスとの組み合わせなど)により形成されていてもよい。前述の各実施形態またはその適用例に対して、当業者が適宜、構成要素の追加、削除、設計変更を行ったものや、各実施形態の特徴を適宜組み合わせたものも、本発明の要旨を備えている限り、本発明の範囲に含有される。
1,1B…加飾積層構造体
10…インク層
10a…バインダ
10b…色材となる物質
20…低屈折率層
30,30B…反射層
31…第1屈折率層
32…第2屈折率層
40…遮光層
50…基材
100…加飾シート
101…ベースシート
200…タッチパネル
210…表示パネル
211…駆動基板
212…対向基板
213…液晶層
220…タッチセンサ
300…電子機器
310…筐体
320…表示部
400…コンピュータ
401…中央演算部
402…主記憶部
403…副記憶部
404…入力部
405…出力部
406…インタフェース
410…ディスプレイ
420…キーボード
430…入力パッド

Claims (12)

  1. インク層と、
    前記インク層の上に設けられ、前記インク層の屈折率よりも低い屈折率を有する低屈折率層と、
    前記低屈折率層の上に設けられ、少なくとも面内方向に導通しない反射層と、
    を備え
    前記低屈折率層は、フッ素系樹脂、多孔質シリカ及びナノファイバーシートよりなる群から選択される少なくとも1種の材料を含むことを特徴とする加飾積層構造体。
  2. インク層と、
    前記インク層の上に設けられ、前記インク層の屈折率よりも低い屈折率を有する低屈折率層と、
    前記低屈折率層の上に設けられ、少なくとも面内方向に導通しない反射層と、
    を備え、
    前記低屈折率層は、複数の閉気泡を含む樹脂層を含むことを特徴とする加飾積層構造体。
  3. 前記樹脂層は、発泡樹脂層である、請求項2記載の加飾積層構造体。
  4. 前記樹脂層は、マイクロカプセルを含有する、請求項2または請求項3記載の加飾積層構造体。
  5. 前記反射層は、金属の不連続蒸着層を含む、請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の加飾積層構造体。
  6. 前記反射層は、第1屈折率を有する複数の第1屈折率層と、前記第1屈折率よりも高い第2屈折率を有する複数の第2屈折率層とが交互に積層された構造を有する、請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の加飾積層構造体。
  7. 前記反射層の上に設けられた遮光層をさらに備える、請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の加飾積層構造体。
  8. 前記インク層は、二酸化チタン、酸化ジルコニウム、硫化亜鉛、酸化亜鉛、酸化アンチモン及び酸化マグネシウムよりなる群から選択された少なくとも1種の物質を含む、請求項1から請求項7のいずれか1項に記載の加飾積層構造体。
  9. 透光性を有する基材をさらに備え、
    前記インク層は前記基材の上に設けられている、請求項1から請求項8のいずれか1項に記載の加飾積層構造体。
  10. 表示パネルと、
    前記表示パネルの上に設けられたタッチセンサと、
    前記タッチセンサの上に設けられた請求項1から請求項9のいずれか1項に記載の加飾積層構造体と、
    を備えたことを特徴とするタッチパネル。
  11. 前記タッチセンサは静電容量式である、請求項10記載のタッチパネル。
  12. 請求項10または請求項11に記載のタッチパネルを備えたことを特徴とする電子機器。
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