JP6428579B2 - 車両用灯具 - Google Patents

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本発明は、車両用灯具に関する。
下記特許文献1には、灯具内に配置されたインナレンズの裏面(車両外部側とは反対側の面)に蒸着により反射膜(金属膜)を設けた車両用灯具が開示されている。
特開2014−116198号公報
しかし、上記従来の車両用灯具では、インナレンズの端面(所謂、板コバ面)が車両外部から光って見えることがある。インナレンズの端面を光らせることは意図していないことが多く、車両用灯具の見栄えが低下する原因となる。
本発明は上記事実を考慮し、インナレンズの裏面に反射膜を備える車両用灯具において、インナレンズの端面が光って見えることを防止又は抑制し、以って見栄えを向上させることを目的とする。
請求項1記載の車両用灯具は、灯具内に設けられたインナレンズと、前記インナレンズの裏面に設けられた反射膜と、灯具内に設けられた非透過部材と、を備え、前記インナレンズは、表面側を向くテーパ面とされた端面を有し、前記反射膜は、前記インナレンズの裏面のうち前記テーパ面に対応する領域には設けられておらず、前記非透過部材は、前記テーパ面に対向して配置されている。
まず、インナレンズの表面に入射し、インナレンズの裏面に設けられた反射膜で反射して、インナレンズの端面(テーパ面とされた端面)へ向かう光について説明する。
請求項1記載の車両用灯具では、インナレンズの端面が、表面側を向くテーパ面とされている。このため、上述の端面へ向かった光の大部分は、テーパ面で反射せずに屈折してテーパ面を抜ける。テーパ面を抜けた光が向かう方向は、インナレンズの表面に入射した光が来た方向とは異なる方向になる。また、一部の光がテーパ面で反射するとしても、反射した光が向かう方向は、インナレンズの表面に入射した光が来た方向とは異なる方向となる。このように、車両外部からインナレンズに入ってきた光と同じ方向へ光が帰らないので、インナレンズの端面(テーパ面とされた端面)が光って見えることが抑制される。
さらに、非透過部材がテーパ面に対向して配置されているため、テーパ面から抜けた光は非透過部材へ向かい、車両外部に光が出ない。このため、インナレンズの端面が光って見えることがより一層抑制される。
次に、インナレンズのテーパ面に入射し、該テーパ面で屈折してインナレンズの裏面へ向かう光について説明する。
請求項1記載の車両用灯具では、反射膜が、インナレンズの裏面のうちテーパ面に対応する領域には設けられていない。このため、テーパ面からインナレンズに入射し、インナレンズの裏面へ向かった光は、インナレンズの裏面の反射膜が設けられていない部分からインナレンズの外へ抜ける。このように、車両外部からインナレンズに入ってきた光と同じ方向へ光が帰らないので、インナレンズの端面(テーパ面とされた端面)が光って見えることが抑制される。
以上説明したように、本発明に係る車両用灯具は、インナレンズの端面が光って見えることを防止又は抑制し、以って見栄えを向上させるという優れた効果を有する。
(A)は本実施形態の車両用灯具を示す断面図(図4の1−1線に対応する切断端面図)であり、(B)は図1(A)の一部を拡大した断面図である。 (A)は比較例1に係る反射構造部材を示す断面図であり、(B)は本実施形態に係る反射構造部材を示す断面図である。 (A)は比較例2に係る反射構造部材を示す断面図であり、(B)は本実施形態に係る反射構造部材を示す断面図である。 本実施形態の車両用灯具(ヘッドライト)を示す正面図である。
以下、図面を用いて、本発明に係る車両用灯具の実施形態について説明する。
なお、各図に適宜示される矢印FRは車両前方を示し、矢印UPは車両上方側を示し、矢印INは車両幅方向内側を示している。また、以下の説明で特記なく前後、上下、内外及び左右の方向を用いる場合は、車両前後方向の前後、車両上下方向の上下、車両幅方向の内外、及び進行方向を向いた場合の車両幅方向の左右を示すものとする。
図4には、本発明が適用された車両用灯具10(車両のヘッドライト)が示されており、図1(A)には、図4における1−1線断面図(切断端面図)が示されている。
図1(A)に示されるように、車両用灯具10は、光を透過する素材(例えばポリカーボネート)で構成されたアウタレンズ12を備えている。アウタレンズ12は、車両用灯具10における最も車外側の部材とされており、車両用灯具10の内部50と車両外部60とを区画している。
車両用灯具10の内部50(アウタレンズ12に対して車両内側の空間領域)には、インナレンズ20と反射膜30とで構成された反射構造部材40が設けられている。インナレンズ20は、光を透過する素材(例えばポリカーボネート)で構成されている。そして、インナレンズ20の裏面24(車両外部60から遠い側の面)に、蒸着により金属製の反射膜30が形成されている。これにより、反射構造部材40は、車両外部60からアウタレンズ12を介して視認可能とされており、車両用灯具10の装飾的な役割を果たしている。
また、車両用灯具10の内部50には、「非透過部材」としてのエクステンション14、16及び伝熱部材18が設けられている。エクステンション14、16は、光を透過しない樹脂製とされている。エクステンション14、16は、装飾のための部材であり、また、車両外部60から車両用灯具10内の特定の部位を隠すための部材でもある。また、伝熱部材18は、金属製とされ、図示しない光源からの熱を伝熱し適切に処理するための部材である。
図1(A)に示されるインナレンズ20の車両上下方向の中間部20Mは、その板厚方向が車両前後方向に対して傾斜している。中間部20Mの下端から連続して形成されたインナレンズ20の下部20Lは、板厚方向が車両前後方向と略一致している。以下、インナレンズ20の下部20Lの構造について、詳細に説明する。
図1(B)には、インナレンズ20の下部20L(以下簡単のため、インナレンズ20の下部20Lを単にインナレンズ20と称する)が拡大して示されている。この図に示されるように、インナレンズ20は、車両外部60から近い側の面である表面22と、車両外部から遠い側の面であると共に反射膜30が形成された裏面24と、を有している。表面22と裏面24とは略平行とされており、インナレンズ20は略板状とされている。そして、表面22と裏面24とが端面26により繋がれている。以下、図1(B)の下方向を端部方向ということがある。
端面26は、表面22と成す角度が鈍角になっており、裏面24と成す角度が鋭角になっている。すなわち、インナレンズ20は、端部方向(図1(B)参照)へ進むに従い、表面22側が裏面24側へ近づくように、次第に細くなるテーパ形状とされている。換言すると、表面22と裏面24とを繋ぐ端面26は、表面22側を向くテーパ面28とされている。
また、上述したようにインナレンズ20の裏面24は反射膜30が形成されている面であるが、例外的に、裏面24におけるテーパ面28から近い範囲領域には、反射膜30が形成されていない。具体的には、本実施形態では、裏面24に垂直な方向にテーパ面28を投影した範囲24A(図1(B)参照)を避けて反射膜30が形成されている。
<作用・効果>
次に、本実施形態の車両用灯具10の作用及び効果について説明する。
まず、インナレンズ20の表面22に入射し、インナレンズ20の裏面24に設けられた反射膜30で反射し、インナレンズ20の端面26(テーパ面28)へ向かう光について、図2を用いて比較例1と対比することにより説明する。
図2(A)には、比較例1に係る反射構造部材140のインナレンズ20の端面26付近が拡大されて示されている。この図に示されるように、反射構造部材140のインナレンズ20の端面26は、該端面26によって繋がれた表面22及び裏面24に対し略垂直に形成されている。
比較例1において、この図に示されるように、インナレンズ20の表面22における端面26付近に入射した光は、この表面22で屈折し、裏面24に設けられた反射膜30で反射し、端面26へと向かう。そして、端面26において全反射し、再び表面22で屈折して、インナレンズ20外へ抜ける。抜けた光は、光がもと来た方向とほぼ同じ方向に帰っていく。これにより、車両外部60からインナレンズ20の端面26が光って見えることとなる。
これに対し、本実施形態の車両用灯具10の反射構造部材40では、図2(B)に示されるように、インナレンズ20の端面26は、表面22に対して鈍角を成し、裏面24に対して鋭角を成している。つまり、端面26が表面22側を向くテーパ面28とされている。
このため、インナレンズ20の表面22における端面26付近に入射し、裏面24に設けられた反射膜30で反射し、テーパ面28とされた端面26へ向かった光の大部分は、テーパ面28で反射せずに屈折してテーパ面28を抜ける。テーパ面28を抜けた光が向かう方向は、インナレンズ20に入ってきた光の方向とは異なる方向になる。また、図2(B)の一点破線で示されるように、一部の光がテーパ面28で反射するとしても、反射した光が向かう方向は、インナレンズ20の表面22に入射した光が来た方向とは異なる方向となる。このように、本実施形態の車両用灯具10では、インナレンズ20へ入ってきた光の方向と同じ方向へ光が帰らないので、インナレンズ20の端面26(テーパ面28とされた端面26)が光って見えることが抑制される。
さらに、本実施形態の車両用灯具10では、テーパ面28の法線方向には、「非透過部材」としてのエクステンション16が配置されている(図1参照)。このように、非透過部材がテーパ面28に対向して配置されているので、テーパ面28からインナレンズ20の外に抜けた光は、光を透過しない部材へ向かい、車両外部60へ光が出て行かない。このため、インナレンズ20の端面26が光って見えることがより一層抑制される。
次に、インナレンズ20のテーパ面28に入射し、該テーパ面28で屈折してインナレンズ20の裏面24へ向かう光について、図3を用いて比較例2と対比することにより説明する。
図3(A)には、比較例2に係る反射構造部材240の端面26付近が拡大されて示されている。この図に示されるように、反射構造部材240のインナレンズ20の端面26は、本実施形態と同様に、表面22側を向くテーパ面28とされている。しかし、インナレンズ20の裏面24におけるテーパ面28との境界Bまで反射膜30が形成されている点で、本実施形態と異なっている。
比較例2において、インナレンズ20のテーパ面28に入射し、屈折して裏面24へ向かった光は、裏面24に形成された反射膜30で反射して、表面22からインナレンズ20の外へ抜ける。抜けた光は、光がもと来た方向とほぼ同じ方向に帰っていく。これにより、車両外部60からインナレンズ20の端面26が光って見えることとなる。
これに対し、本実施形態のの車両用灯具10の反射構造部材40では、インナレンズ20の裏面24に形成された反射膜30が、裏面24に垂直な方向にテーパ面28を投影した範囲領域24Aを避けて設けられている(図1(B)参照)。
このため、インナレンズ20のテーパ面28に入射し、屈折して裏面24へ向かった光は、インナレンズ20の裏面24からインナレンズ20外へ抜ける。このように、本実施形態の車両用灯具10では、テーパ面28からインナレンズ20内に入ってきた光と同じ方向へ光が帰らないので、インナレンズ20のテーパ面28が光って見えることが抑制される。
〔上記実施形態の補足説明〕
なお、上記実施形態では、板厚方向が車両前後方向に対して平行とされたインナレンズ20の下部20Lについて説明したが、本発明の「インナレンズ」の配置方向は特に限定されない。
また、上記実施形態では、インナレンズ20の表面22と裏面24とを繋ぐ端面26が、表面22側を向くテーパ面28とされていた。しかし、本発明に含まれるために、すべての端面がテーパ面とされている必要はない。本発明の「インナレンズ」は、表面側を向くテーパ面とされた端面を有しているものであればよい。
また、上記実施形態では、反射膜30が、裏面24に垂直な方向にテーパ面28を投影した範囲24A(図1(B)参照)を避けて形成されていたが、本発明はこれに限られない。例えば、図1における反射膜30の車両上下方向の下端がさらに下方へ延び、範囲24Aに一部入り込むものであってもよい。範囲24Aに一部入り込むように反射膜が設けられた態様であっても、「テーパ面に対応する領域」(図3(B)参照、裏面24のうち、裏面24とテーパ面28との境界Bから近い領域T)に設けられていなければ、その領域から光がインナレンズの外へ抜けるため、インナレンズのテーパ面が光って見えることを抑制できる。
10 車両用灯具
50 内部(灯具内)
20 インナレンズ
22 表面
24 裏面
26 端面
28 テーパ面
30 反射膜
T テーパ面に対応する領域
16 エクステンション(非透過部材)

Claims (1)

  1. 灯具内に設けられたインナレンズと、
    前記インナレンズの裏面に設けられた反射膜と、
    灯具内に設けられた非透過部材と、
    を備え、
    前記インナレンズは、表面側を向くテーパ面とされた端面を有し、
    前記反射膜は、前記インナレンズの裏面のうち前記テーパ面に対応する領域には設けられておらず、
    前記非透過部材は、前記テーパ面に対向して配置されている、
    車両用灯具。
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