JP6428422B2 - 発光素子 - Google Patents

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Description

発光素子に関する。
従来、静電気放電(ESD)による発光素子の劣化や損傷を防止すべく、発光素子中に放電機構(MIM型トンネル接合構造)を設ける発光素子が提案された(特許文献1参照)。放電機構(MIM型トンネル接合構造)は下部金属層、絶縁膜及び上部金属層を含むよう構成される。
特開2006−203160号公報
しかしながら、上記の放電機構(MIM型トンネル接合構造)では、下部金属層がn側電極と同一な物質からなるものとされ、下部金属層とn側電極がこれらと同一な物質からなる配線により電気的に連結されるものとされる(特許文献1の段落0025参照)。このため、上記の発光素子では、逆方向の静電気放電(ESD)によって放電機能が作動した時に、n側電極やその周辺箇所が劣化や損傷してしまい、発光効率が低下する虞があった。
上記の課題は、例えば、次の手段により解決することができる。
第1導電型半導体層と、前記第1導電型半導体層上に配置された活性層と、前記活性層上に配置された第2導電型半導体層と、前記第1導電型半導体層上に配置された第1電極と、前記第2導電型半導体層上に配置された第2電極と、放電部と、を備え、前記放電部は、前記第1導電型半導体層に電気的に接続され、前記第1導電型半導体層上において前記第1電極から分離して配置される第1端子と、前記第2導電型半導体層に電気的に接続される第2端子と、前記第1端子と前記第2端子との間に設けられた絶縁部材と、を備えたことを特徴とする発光素子。
上記手段によれば、逆方向の静電気放電(ESD)に対して高い耐性を有し、且つ、発光効率の低下を抑制可能な発光素子を提供することができる。
実施形態1に係る発光素子の模式的平面図である。 図1中のA−A断面図である。 実施形態2に係る発光素子の模式的平面図である。 図3中のB−B断面図である。 実施形態3に係る発光素子の模式的平面図である。 図5中のC−C断面図である。 実施形態4に係る発光素子の模式的平面図である。 図7中のD−D断面図である。
[実施形態1に係る発光素子]
図1は実施形態1に係る発光素子の模式的平面図であり、図2は図1中のA−A断面図である。図1、図2に示すように、実施形態1に係る発光素子1は、第1導電型半導体層10と、第1導電型半導体層10上に配置された活性層12と、活性層12上に配置された第2導電型半導体層14と、第1導電型半導体層10上に配置された第1電極16と、第2導電型半導体層14上に配置された第2電極18と、放電部20と、を備え、放電部20は、第1導電型半導体層10に電気的に接続され、第1導電型半導体層10上において第1電極16から分離して配置される第1端子22と、第2導電型半導体層14に電気的に接続される第2端子24と、第1端子22と第2端子24との間に設けられた絶縁部材26と、を備えた発光素子である。発光素子1は、絶縁性保護膜34を有していてもよい。なお、説明のため、図1では絶縁性保護膜34を省略した。以下、詳細に説明する。
第1導電型半導体層10と第2導電型半導体層14としては、導電型が互いに異なる半導体層を用いる。例えば、第1導電型半導体層10としてn型半導体層が用いられる場合、第2導電型半導体層14としてはp型半導体層を用いることができる。また、第1導電型半導体層10としてp型半導体層が用いられる場合、第2導電型半導体層14としてはn型半導体層を用いることができる。第1導電型半導体層10や第2導電型半導体層14を構成する半導体層としては、例えば、窒化物半導体を用いた半導体層を用いることができる。
活性層12は発光層であり、井戸層と障壁層を備える単一量子井戸構造または多重量子井戸構造であることが好ましい。活性層12としては窒化物半導体を用いることができ、例えば、井戸層をInGa1−xN(0<x<1)で形成し、障壁層をInGa1−yN(0≦y<x)で形成する。
第1電極16としては例えばTi/Rh/AuやRh/W/Auなどを用いることができる。また、第2電極18としては例えばTi/Rh/AuやRh/W/Auなどを用いることができる。第1電極16と第2電極18は同じ材料を用いてよい。
(放電部20)
放電部20は、第1導電型半導体層10に電気的に接続される第1端子22と、第2導電型半導体層14に電気的に接続される第2端子24と、第1端子22と第2端子24との間に設けられた絶縁部材26と、を備えている。
放電部20が静電気を放電する機構は次のとおりである。すなわち、平常時において、放電部20の第1端子22と第2端子24は絶縁部材26を介して絶縁されている。しかし、発光素子1に逆方向の静電気放電(ESD)が生じると、絶縁部材26は、活性層12、第1導電型半導体層10、及び第2導電型半導体層14よりも早くに絶縁破壊する。これにより、活性層12を含む半導体層積層体を介して第1電極16と第2電極18が導通するよりも早くに、第1端子22と第2端子24が導通し、静電気は、例えば、第1電極16→第1導電型半導体層10→活性層12→第2導電型半導体層14→第2電極18のルートではなく、第1電極16→第1導電型半導体層10→第1端子22→絶縁部材26→第2端子24→第2導電型半導体層14→第2電極18のルートを流れるようになる。なお、第1電極16がアノード側であり第2電極18がカソード側である場合は、これとは逆の順序で流れるが、同様の結果が得られる。したがって、静電気放電(ESD)による活性層12、第1導電型半導体層10、及び第2導電型半導体層14の劣化及び破壊が低減される。なお、順方向の電流とは、p側電極(アノード側)からn側電極(カソード側)に向けて流れる電流であり、その逆に流れる場合が逆方向である。つまり、逆方向とは、第1電極16がn側電極であり第2電極18がp側電極である場合には第1電極16から第2電極18に向けた方向をいい、第1電極16がp側電極であり第2電極18がn側電極である場合には第2電極18から第1電極16に向けた方向をいう。
以上の機構により、逆方向の静電気放電(ESD)による活性層12、第1導電型半導体層10、及び第2導電型半導体層14の劣化や損傷が軽減されるが、本実施形態では、さらに、第1端子22が第1導電型半導体層10上において第1電極16から分離して配置される。したがって、逆方向の静電気放電(ESD)によって放電機能が作動した時に、第1電極16やその周辺箇所が劣化や損傷することを軽減することも可能となる。また、第1端子22と第2端子24が向かい合う部分、つまり、逆方向の静電気放電(ESD)によって放電される部分を、発光領域である活性層12上ではなく、第1導電型半導体層10上に配置することにより、放電により第1端子22や第2端子24が変色したとしても、変色による光吸収の影響を少なくできる。よって、逆方向の静電気放電(ESD)に対して高い耐性を有し、且つ、発光効率の低下を抑制可能な発光素子1を提供することができる。なお、第2端子24は、第2電極18から分離して配置されていなくてもよいが、分離して配置されていることが好ましい。さらには、第2端子24の一端が第2導電型半導体層14に直接接触していることが好ましい。このようにすれば、逆方向の静電気放電(ESD)により第2電極18やその周辺箇所が劣化や損傷することを軽減することも可能となるため、より一層、発光効率の低下が抑制された発光素子1を提供することができる。
絶縁部材26は、第1端子22と第2端子24の間に設けられていれば足りるが、上下方向において第1端子22と第2端子24により挟まれるよう配置されていることが好ましい。このようにすれば、第1端子22と第2端子24の距離を絶縁部材26の膜厚で制御することができるため、絶縁特性をより精密に制御することができる。第1端子22と第2端子24は、平面視において一部が重なるように配置してもよいが、重なる面積が大きくなると絶縁部材26のクラック等により第1端子22と第2端子24が導通してしまう危険性が高まるため、第1端子22の先端と第2端子24の先端が略一致するように配置することが好ましい。平面視における第1端子22の先端と第2端子24の先端の距離は、例えば、1μm程度以下とする。
第1端子22及び第2端子24としてはWやTi/Rh/Auなどを用いることができる。第1端子22及び第2端子24の材料は、第1電極16及び/又は第2電極18と同じでもよく、異なってもよい。例えば、第1端子22と第2端子24のいずれか一方を第1電極16及び第2電極18と同時に形成する場合は、その端子のみを第1電極16及び第2電極18と同じ材料で形成し、残りの端子を別材料で形成すればよい。第1端子22及び第2端子24は、第1電極16及び第2電極18と異なり、ワイヤ等と接続する必要がないため、最表面にワイヤ等と接着性のよい層(例えばAu層)を設けなくてよい。このため、第1端子22及び第2端子24は単一の金属層(例えばW層のみ)で構成することができ、これにより材料費を抑えることができる。また、第1端子22と第2端子24の距離及び絶縁部材26の材料は、活性層12、第1導電型半導体層10、及び第2導電型半導体層14が破壊されるよりも早く絶縁破壊されるように設定する。具体的には、活性層12、第1導電型半導体層10、及び第2導電型半導体層14として窒化ガリウム系半導体を用いる場合には、絶縁部材26としてSiOを用い、第1端子22と第2端子24の距離を10nm〜500nm程度とすることが好ましい。絶縁部材26の材料は、絶縁性の材料であればよく、AlやTiOを用いることもできる。Al又はTiOの場合も、第1端子22と第2端子24の距離は10nm〜500nm程度とすることができる。
放電部20は遮光部となるため、放電部20は小さいことが好ましい。具体的には、平面視において、第1端子22及び第2端子24の合計面積は、活性層12の面積よりも小さいことが好ましく、例えば、活性層12の面積の1〜2%程度とする。また、放電部20は、1つの発光素子内に複数設けることもできるが、放電部20の合計面積が大きくなるほど相対的に光取り出し面の面積は小さくなるため、放電部20は1つでよい。ただし、複数の放電部20を設ける場合には、複数回の逆方向電流にも耐える発光素子を提供することができる。逆方向電流が1度流れても、1つの放電部20のみが放電に利用され破壊されるだけで、他の放電部20は破壊されずに残存すると考えられるためである。なお、放電部20を複数設ける場合は、複数のうちの少なくとも1つを本実施形態で説明する構成及び配置とすることが好ましく、すべての放電部20を本実施形態で説明する構成及び配置とすることがより好ましい。すなわち、例えば、すべての放電部20を、第1電極16と第2電極18の間以外の領域に配置することが好ましい。
第2電極18は、通常、パッド部18aを備える。パッド部18aは、ワイヤ等の外部接続部材が接続される部分である。絶縁性保護膜34が設けられる場合は、パッド部18aの上面に絶縁性保護膜34の開口部が配置される。パッド部18aと第1電極16との間の領域には電流が流れやすく、発光強度が高くなる傾向にあるところ、放電部20(第1端子22及び第2端子24)は発光強度が高い領域以外の領域に配置されることが好ましいため、第1電極16とパッド部18aの間以外の領域に配置されることが好ましい。このようにすれば、第1端子22や第2端子24が劣化や損傷しても、発光強度の高い領域の光が遮られにくくなるため、放電部20の設置が発光効率の低下を招きにくい。
第2電極18がパッド部18aを有する場合、特に限定されるわけではないが、放電部20(より具体的には、第1端子22と第2端子24とのうち第1電極16に近い方の端子)と第1電極16との距離は、放電部20(より具体的には、第1端子22と第2端子24とのうちパッド部18aに近い方の端子)とパッド部18aとの距離より長いことが好ましい。このようにすれば、第1端子22と第2端子24を発光強度の高い領域を避けて配置できるため、発光効率の低下をさらに抑制することができる。
また、第2電極18がパッド部18aを有する場合、特に限定されるわけではないが、パッド部18aは、放電部20(より具体的には、第1端子22と第2端子24とのうち第1電極16に近い方の端子)と第1電極16との間に配置されていることが好ましい。このようにすれば、第1端子22と第2端子24を発光強度の高い領域を避けて配置できるため、発光効率の低下をさらに抑制することができる。
第2電極18は、第2導電型半導体層14上に配置された透光性導電層28を有していてもよい。この場合、透光性導電層28の上に金属層を配置し、金属層の一部又は全部をパッド部18aとすることができる。なお、この場合、第1端子22及び第2端子24は第1電極16と金属層との間以外の領域に配置されることが好ましい。このようにすれば、第1端子22と第2端子24を発光強度の高い領域を避けて配置できるため、発光効率の低下をさらに抑制することができる。
また、第1電極16も、通常、パッド部を有する。第1電極16がパッド部と枝部を有する場合は、放電部20は、第1電極16のパッド部と第2電極のパッド部18aとの間以外の領域に配置することが好ましく、パッド部と枝部とを含む第1電極16全体と第2電極18全体との間以外の領域に配置することがより好ましい。例えば、第1電極16のパッド部と第2電極18のパッド部18aを結ぶ線の延長線上であって、第2電極18のパッド部18aを挟んで第1電極16のパッド部とは反対の側に放電部20を配置することができる。このようにすれば、第1端子22と第2端子24を発光強度の高い領域を避けて配置できるため、発光効率の低下をさらに抑制することができる。
また、発光素子の平面視形状が矩形である場合は、その角付近に放電部20を配置してもよい。なお、図1及び図2に示すようなフェースアップ実装用の発光素子の場合は、第2導電型半導体層14の表面から光を取り出すため、金属層の形成位置が一部のみに制限されている。一方で、フェースダウン実装用の発光素子の場合は、そのような制限がないため、フェースアップ実装用の発光素子と比べると発光強度の面内分布が小さい傾向にあるが、発光素子の外縁近傍は発光強度が比較的低くなりやすいため、放電部20は発光素子の外縁近傍に配置することが好ましい。特に、発光素子の平面視形状が矩形の場合は、角付近に放電部20を配置することが好ましい。
以上説明した実施形態1によれば、第1端子22が第1導電型半導体層10上において第1電極16から分離して配置されるため、逆方向の静電気放電(ESD)による活性層12、第1導電型半導体層10、及び第2導電型半導体層14の劣化や損傷の軽減に加えて、逆方向の静電気放電(ESD)により第1電極16やその周辺箇所が劣化や損傷することを軽減することも可能となる。よって、逆方向の静電気放電(ESD)に対して高い耐性を有し、且つ、発光効率の低下を抑制可能な発光素子1を提供することができる。
(その他)
その他、実施形態1に係る発光素子1は、サファイア基板32や絶縁性保護膜34などを有していてもよい。絶縁性保護膜34としては、SiOやAlなどを用いることができる。絶縁性保護膜34には、絶縁部材26と同じ材料を用いてもよい。この場合、第1導電型半導体層10あるいは第2導電型半導体層14(本実施形態では第1導電型半導体層10)は、例えば、サファイア基板32上に配置される。サファイア基板32に替えて、絶縁性又は導電性のその他の材料からなる基板を用いることもできる。また、絶縁性保護膜34は、ワイヤ等の外部接続部材が設けられる部分を開口し、それ以外の部分を被覆するように設けられる。すなわち、絶縁性保護膜34は、例えば、第1導電型半導体層10、活性層12、第2導電型半導体層14、第1電極16、第2電極18の側面や表面を被覆するように設けられる。
[実施形態2に係る発光素子2]
図3は実施形態2に係る発光素子の模式的平面図であり、図4は図3中のB−B断面図である。図3、図4に示すように、実施形態2に係る発光素子2は、第1導電型半導体層10上に絶縁性保護膜30を備え、第2端子24と絶縁部材26とは絶縁性保護膜30上に配置される点で、実施形態1に係る発光素子1と相違する。このようにすれば、静電気放電(ESD)によって放電機能が作動したときに、第1端子22や第2端子24が劣化や損傷したとしても、第2端子24と第1導電型半導体層10とが接触することが防止されるため、これらが接触することによりリークが発生することを抑制できる。なお、図1と同様に、図3では絶縁性保護膜34を省略した。
(絶縁性保護膜30)
絶縁性保護膜30としては、SiOやAlなどを用いることができる。絶縁性保護膜30は、絶縁性保護膜34と同じ材料を用いてもよい。同じ材料を用いる場合には、絶縁性保護膜30と絶縁性保護膜34を同じ工程で製造することができる。これにより、工程の短縮、製造コストの増大抑制という効果がある。また、絶縁性保護膜30は、絶縁部材26と同じ材料を用いてもよい。
[実施形態3に係る発光素子3]
図5は実施形態3に係る発光素子の模式的平面図であり、図6は図5中のC−C断面図である。図5、図6に示すように、実施形態3に係る発光素子3は、第2電極18がパッド部18aから伸びた枝部18bを有し、第1端子22及び第2端子24がパッド部18aと枝部18bとのうち第1電極16に近い方の部と第1電極16との間以外の領域に配置される点で、実施形態2に係る発光素子2と相違する。このようにすれば、パッド部18aから伸びた枝部18bを有する場合において、第1端子22と第2端子24を発光強度の高い領域を避けて配置できるため、発光効率の低下をより抑制することができる。なお、透光性導電層28上に配置されたパッド部18a及び枝部18bは透光性導電層28上に配置された金属層の一例である。また、枝部18bは、パッド部18aから伸びた部分であり、典型的には、図5に示すように、パッド部18aよりも幅が小さい。なお、図1と同様に、図5では絶縁性保護膜34を省略した。
[実施形態4に係る発光素子4]
図7は実施形態4に係る発光素子の模式的平面図であり、図8は図7中のD−D断面図である。図7、図8に示すように、実施形態4に係る発光素子4は、その平面視形状が略正方形であり、第1電極16がパッド部16aに加えて枝部16bを有する点で、実施形態3に係る発光素子3と相違する。また、パッド部16aとパッド部18aは、発光素子4の対角線上に配置されている。このように、第2電極18と同様に第1電極16もパッド部16aと枝部16bを有する場合は、放電部20は、パッド部16aとパッド部18aとの間の領域以外に配置することが好ましく、さらには、パッド部16aと枝部16bとを含んだ第1電極16と第2電極18との間の領域以外に放電部20を配置することが好ましい。第1端子22と第2端子24を発光強度の高い領域を避けて配置できるため、発光効率の低下をより抑制することができるからである。なお、発光素子4の平面視形状が矩形であり、その対角線上に第1電極16のパッド部16aと第2電極18のパッド部18aが配置されている場合には、パッド部18aが配置された側の角付近において発光強度が比較的低くなりやすいため、当該パッド部18aが配置された側の角付近に放電部20を配置することが好ましい。なお、図1と同様に、図7では絶縁性保護膜34を省略した。
以上、実施形態について説明したが、これらの説明は一例に関するものであり、特許請求の範囲に記載された構成を何ら限定するものではない。
1、2、3、4 発光素子
10 第1導電型半導体層
12 活性層
14 第2導電型半導体層
16 第1電極
16a パッド部
16b 枝部
18 第2電極
18a パッド部
18b 枝部
20 放電部
22 第1端子
24 第2端子
26 絶縁部材
28 透光性導電層
30、34 絶縁性保護膜
32 サファイア基板

Claims (8)

  1. 第1導電型半導体層と、
    前記第1導電型半導体層上に配置された活性層と、
    前記活性層上に配置された第2導電型半導体層と、
    前記第1導電型半導体層上に配置された第1電極と、
    前記第2導電型半導体層上に配置された第2電極と、
    放電部と、を備え、
    前記放電部は、
    前記第1導電型半導体層に電気的に接続され、前記第1導電型半導体層上において前記第1電極から分離して配置される第1端子と、
    前記第2導電型半導体層に電気的に接続され、前記第2電極から分離して配置される第2端子と、
    前記第1端子と前記第2端子との間に設けられた絶縁部材と、
    を備えたことを特徴とする発光素子。
  2. 第1導電型半導体層と、
    前記第1導電型半導体層上に配置された活性層と、
    前記活性層上に配置された第2導電型半導体層と、
    前記第1導電型半導体層上に配置された第1電極と、
    前記第2導電型半導体層上に配置された第2電極と、
    放電部と、を備え、
    前記放電部は、
    前記第1導電型半導体層に電気的に接続され、前記第1導電型半導体層上において前記第1電極から分離して配置される第1端子と、
    前記第2導電型半導体層に電気的に接続される第2端子と、
    前記第1端子と前記第2端子との間に設けられた絶縁部材と、
    記第1導電型半導体層上に配置された絶縁性保護膜と、を備え、
    前記第2端子と前記絶縁部材とは前記絶縁性保護膜上に配置される、
    ことを特徴とする発光素子。
  3. 第1導電型半導体層と、
    前記第1導電型半導体層上に配置された活性層と、
    前記活性層上に配置された第2導電型半導体層と、
    前記第1導電型半導体層上に配置された第1電極と、
    前記第2導電型半導体層上に配置された第2電極と、
    放電部と、を備え、
    前記放電部は、
    前記第1導電型半導体層に電気的に接続され、前記第1導電型半導体層上において前記第1電極から分離して配置される第1端子と、
    前記第2導電型半導体層に電気的に接続される第2端子と、
    前記第1端子と前記第2端子との間に設けられた絶縁部材と、を備え、
    前記第2電極はパッド部を備え、
    前記放電部は前記第1電極と前記パッド部の間以外の領域に配置されることを特徴とする発光素子。
  4. 前記第2電極は前記パッド部から延びた枝部を備え、
    前記放電部は、前記パッド部と前記枝部とのうち前記第1電極に近い方の部と前記第1電極との間以外の領域に配置されることを特徴とする請求項に記載の発光素子。
  5. 前記放電部と前記第1電極との距離は前記放電部と前記パッド部との距離より長いことを特徴とする請求項またはに記載の発光素子。
  6. 前記パッド部は前記放電部と前記第1電極との間に配置されることを特徴とする請求項からのいずれか1項に記載の発光素子。
  7. 前記絶縁部材は上下方向において前記第1端子と前記第2端子により挟まれるよう配置されることを特徴とする請求項1から6のいずれか1項に記載の発光素子。
  8. 前記第1導電型半導体層はn型半導体層であり、
    前記第2導電型半導体層はp型半導体層である、
    ことを特徴とする請求項1から7のいずれか1項に記載の発光素子。
JP2015058092A 2015-03-20 2015-03-20 発光素子 Active JP6428422B2 (ja)

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