JP6427437B2 - 緊急災害情報受信機 - Google Patents

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本発明は、緊急災害情報受信機に係り、特に、緊急地震速報を受信して報知する緊急災害情報受信機に関する。
地震などの緊急を要する災害が発生した場合、送信局から送信された災害情報を受信して報知させる緊急災害情報受信機が提示されている。例えば、待機時にラジオの音声の中から緊急地震速報のチャイム音を検出し、検出した時にスピーカーからラジオの音声を出力する防災行政ラジオ(ラジオ付き防災行政無線受信機)や緊急告知受信機が提案されている。
また、特許文献1には、ラジオ放送における緊急地震速報を受信した時や防災行政無線放送を受信したときに、これらの放送内容をスピーカーから発音する防災無線受信機が開示されている。この防災無線受信機は、緊急地震速報とともに発信されるチャイム音を検出することにより緊急地震速報が発報されたことを検知する。
一方、地上波テレビジョン放送では、放送中の映像や音声に重ねる形で緊急地震速報を送信している。しかしながら、送信機側の符号化や受信機側の復号化等で遅延が発生し、速報性に課題があった。これを解決するため、付加情報を伝送するためのAC(Auxiliary Channel)信号を利用して緊急地震速報の情報を送信する方式がARIB(STD−B31)の規格に追加された。これによると、緊急地震速報は、セグメントNo.0のAC信号(キャリア)を用いて伝送される。
例えば、特許文献2には、放送局からAC信号を利用して緊急地震速報が発報されると、その旨を表示部に表示すると共に、使用者の設定に従い警報音を発生させる緊急災害情報受信装置が開示されている。また、この緊急災害情報受信装置は、緊急地震速報を受信すると、エレベータ等の外部機器を安全に動作させるための制御信号を出力端子から出力すると共に、外部のテレビ受信装置に対し、緊急放送を受信させるための指令信号(電源オン指令、緊急放送選局指令)をリモコン送信部から送信させる。
特開2014−086928号公報 特開2013−211754号公報
しかしながら、特許文献1に記載の防災無線受信機のように、ラジオ放送の音声の中から緊急地震速報のチャイム音を検出する方式では、アナログの音声を解析するため、緊急地震速報とは関係ない音声でも特定の周波数の音の変化がチャイム音と似ていた場合に誤検知してしまうことがあった。また、全国規模の放送では、住んでいる場所とは関係ない地域に関する緊急地震速報も検出(例えば、東京に住んでいても北海道に向けた緊急地震速報も検出)してしまい、聞いている人に対し自身の地域に関する緊急地震速報であるのか混乱させてしまうこともある。そして、このような事が続くと、本当に関係のある緊急地震速報に対する注意力を低下させてしまうおそれが生じる。
また、送信局側からの緊急地震速報に関する映像情報や音声情報がAC信号の後にすぐに送信されてこない場合、特許文献2のAC信号を利用した緊急災害情報受信装置では速報性に課題があった。
本発明は、以上の点に鑑み、該当地域の住民等に対して確実迅速な警報の報知が可能な緊急災害情報受信機を提供することを目的とする。
本発明の緊急災害情報受信機は、送信局から緊急地震情報を受信する受信部と、設定割当ビット番号を有する制御記憶部と、制御部と、前記受信部から前記緊急地震情報を受信し、前記緊急地震情報内のAC信号情報を前記制御部に送信する信号処理部と、前記緊急地震情報に従った防災警報処理を実行する出力部と、を備え、前記制御部は、前記AC信号情報内にある地震動情報を示すビットの内、前記設定割当ビット番号に該当するビット情報が地震動情報の対象地域であることを示す場合に、第一防災警報処理を前記出力部に実行させ、前記AC信号情報内にある地震動情報を示すビットの内、前記設定割当ビット番号に該当するビット情報が地震動情報の対象地域でないことを示し且つ前記設定割当ビット番号以外の他のビット情報が地震動情報の対象地域であることを示す場合に、第二防災警報処理を前記出力部に実行させる、ことを特徴とする。
また、前記出力部は、画像処理部と、表示部とを有し、前記制御記憶部は、割当ビット番号と地域名文字データとを対応して記憶する変換テーブルと、前記緊急地震情報に関する防災警報情報を報知するための定型文字データを記憶する定型文字データテーブルとを有し、前記制御部は、前記AC信号情報内にある地震動情報を示すビットの内、地震動情報の対象地域であることを示すビットのビット番号に対応する前記地域名文字データを、前記変換テーブルから取得し、前記定型文字データを前記定型文字データテーブルから取得し、前記地域名文字データ及び前記定型文字データを前記画像処理部へ送信し、前記画像処理部は、前記第一防災警報処理又は前記第二防災警報処理として、前記地域名文字データ及び前記定型文字データを前記表示部により表示させる、ことを特徴とする。
また、前記出力部は、音声処理部と、音声出力部と、を有し、前記制御記憶部は、割当ビット番号と地域名音声データとを対応して記憶する変換テーブルと、前記緊急地震情報に関する防災警報情報を報知するための定型音声データを記憶する定型音声データテーブルとを有し、前記制御部は、前記AC信号情報内にある地震動情報を示すビットの内、地震動情報の対象地域であることを示すビットのビット番号に対応する前記地域名音声データを前記変換テーブルから取得し、前記定型音声データを前記定型音声データテーブルから取得し、前記地域名音声データ及び前記定型音声データを前記音声処理部に送信し、前記音声処理部は、前記第一防災警報処理又は前記第二防災警報処理として、前記地域名音声データ及び前記定型音声データを前記音声出力部から音声出力させる、ことを特徴とする。
また、前記出力部は、外部機器を制御する制御信号出力部を有し、前記制御部は、前記第一防災警報処理又は前記第二防災警報処理として、前記制御信号出力部から制御信号を出力して外部機器を制御する、ことを特徴とする。
また、前記緊急地震情報は、映像情報を有し、前記信号処理部は、前記受信部から受信した前記映像情報を前記制御部へ送信し、前記制御部は、受信した前記映像情報を前記画像処理部へ転送して前記表示部に表示させる、ことを特徴とする。
また、前記緊急地震情報は、緊急地震音声情報を有し、前記信号処理部は、前記緊急地震情報から受信した前記緊急地震音声情報を前記音声処理部へ送信し、前記制御部は、前記信号処理部からの指示を受けて前記音声処理部に対し前記緊急地震音声情報の音声出力指示を送信し、前記音声処理部は、前記第一防災警報処理又は前記第二防災警報処理として前記緊急地震音声情報を前記音声出力部から音声出力させる、ことを特徴とする。
また、前記制御部は、前記第一防災警報処理として、前記表示部の一部又は全体を所定のタイミングで点滅させた後に表示させることを特徴とする。
また、前記第一防災警報処理の際は最大音量で音声出力され、前記第二防災警報処理の際は予め設定された音量で音声出力されることを特徴とする。
本発明によると、割当ビット番号が予め設定される緊急災害情報受信機により緊急地震速報を受信可能とするため、チャイム音によらずに報知対象の地域判定を行うことができ、誤報知を少なくして該当地域の住民等に確実迅速に警報を報知することのできる緊急災害情報受信機を提供することができる。
また、画像処理部と表示部を有する緊急災害情報受信機は、音声による防災警報情報の報知が困難であり、緊急地震速報に関する映像情報が送信局からすぐに送信されない場合であっても、視覚情報により緊急地震情報を報知することができる。
また、音声処理部と音声出力部を有する緊急災害情報受信機は、送信局から地震動情報を含むAC信号情報を受信した場合、緊急地震音声情報がすぐに送信されない場合であっても、緊急地震情報に関する防災警報情報を音声出力することができる。
また、制御出力部を有する緊急災害情報受信機は、防災行政無線又は緊急地震速報の内容に応じて緊急災害情報受信機に接続される外部機器を制御することができる。
また、映像情報を有する緊急地震情報を受信して画像処理部へ転送する緊急災害情報受信機は、緊急地震速報に関する防災警報情報を、視覚情報により報知することができる。
また、緊急地震音声情報を有する緊急地震情報を受信して音声処理部へ送信する緊急災害情報受信機は、緊急地震速報に関する防災警報情報を、音声により報知することができる。
また、表示部の一部又は全部を所定のタイミングで点滅させた後に表示を行う緊急災害情報受信機は、防災警報情報が出力された際、表示される詳細な情報を確認することなく、警報の重要度を報知させることができる。
また、最大音量の音声出力又は設定された音量で音声出力を行う緊急災害情報受信機は、防災警報情報が出力された際、緊急災害情報受信機から離れた場所にいて、視覚情報による防災警報情報の報知が困難な場合であっても、音声により警報の重要度を報知させることができる。
本発明の実施形態に係る緊急災害情報受信機の外観図である。 本発明の実施形態に係る緊急災害情報受信機の構成図である。 本発明の実施形態に係る制御記憶部の構成図である。 本発明の実施形態に係る変換テーブルの構成図である。 本発明の実施形態に係る緊急地震情報の構成図である。 本発明の実施形態に係るTS信号情報の構成図である。 本発明の実施形態に係るAC信号情報の構成図である。 本発明の実施形態に係る信号処理部のフローチャート説明図である。 本発明の実施形態に係る制御部のフローチャート説明図である。
[第一実施形態]
今日、地上波テレビジョン放送ではAC信号と呼ばれる付加情報信号を伝送するための信号に緊急地震速報の情報を載せて送信している。本実施形態の緊急災害情報受信機は、ワンセグ受信部(チューナー)でワンセグ放送を受信してAC信号を監視し、緊急地震速報の情報が検出された時はワンセグ音声及び/又は文字情報を出力する緊急地震速報検知機能を持つ。
図1は、緊急災害情報受信機100の外観図である。緊急災害情報受信機100は本体正面に、表示部101、音声出力部102、入力部103を備える。入力部103は、設定ボタン104、操作ボタン105,106、決定ボタン107を備える。また、緊急災害情報受信機100は本体右側面に、音量ダイヤル108を備える。
本体正面において、表示部101は、LCDやVFD等の受信機内に配置された文字表示部である。音声出力部102は、本実施形態では本体正面の左側に配置されており、スピーカーとして警報音を出力する。操作ボタン105,106は、緊急災害情報受信機100の設定時に選局や地域設定等を行うための−(戻り)ボタンや+(送り)ボタンとして機能する。
本体右側面において、音量ダイヤル108は、警報音量等の設定を行うためのダイヤルである。本実施形態では、音量ダイヤル108の位置は、本体右側面に一部を突出させるようにして裏面側に配置されている。
図2は、緊急災害情報受信機100の構成図である。緊急災害情報受信機100は、アンテナ201、ワンセグ受信部202、信号処理部203、信号処理記憶部204、マイコン205、出力部209を備える。マイコン205は、制御部207及び制御記憶部208を有する。出力部209は、音声処理部206、画像処理部210、音声出力部102、表示部101を有する。
アンテナ201から入力されたワンセグ放送信号は、モジュール等で構成されるワンセグ受信部(ワンセグチューナー)202において復号化等の処理が行われ、映像情報と音声情報とAC信号情報を含む情報がTS(Transport Stream)信号情報として信号処理部203へ出力される。
信号処理部203では、TS信号情報の中から音声情報を取り出して音声処理部206へ出力するとともに、AC信号の地域情報や画像情報等の情報を取り出して制御部207へ出力する。
制御部207はワンセグ受信部202の初期化等の制御を行う。また、信号処理部203からのAC信号の情報が、自身(緊急災害情報受信機100)の地域が対象となる緊急地震速報である場合、制御部207は、画像処理部210に文字情報(例えば、緊急地震速報 埼玉県)を出力して表示部101に文字表示を行わせ、合わせて音声処理部206を介して音声出力部102から音声を出力させるように制御する。
音声処理部206は、入力された音声信号の復号化等を行い、制御部207からの制御によって音声出力部102から音声を出力させる。
図3は、制御記憶部208の構成図である。制御記憶部208は、変換テーブル301、定型文字データテーブル302、定型音声データテーブル303、設定地域割当ビット番号テーブル304を有する。
変換テーブル301は、緊急地震速報に含まれる地域毎に割り当てられたビット番号を地域名に関するデータに変換するために用いられる。定型文字データテーブル302には、緊急地震速報の警報内容を文字出力するための定型文字データが予め登録されている。定型音声データテーブル303には、緊急地震情報の警報内容を音声出力するための定型音声データが予め登録されている。
定型文字データテーブル302及び定型音声データテーブル303には、ユーザーにより予め任意のデータをひとつ又は複数登録しておくことができる。また、定型音声データテーブル303には、ユーザーにより録音した音声を登録してもよい。設定地域割当ビット番号テーブル304には、緊急災害情報受信機100の設置されている地域に対応した番号が登録されており、自身が報知対象地域に該当するかの判定に用いられる。
図4は、変換テーブル301の構成図である。変換テーブル301は、割当ビット番号401に対し、地域名文字データ402、地域名音声データ403を記憶する。
割当ビット番号401は、地震動情報の対象地域毎に割り当てられているビット番号である。地域名データ(地域名文字データ402、地域名音声データ403)について、例えば、データ列411〜414のように、ひとつの都道府県を複数の地域に分割させた地域名データとして割り当ててもよいし、データ列415のように、ひとつの割当ビット番号401に対しひとつの都道府県名を地域名データとして割り当ててもよい。
なお、緊急災害情報受信機100が設置されている地域に対応する割当ビット番号401は、マイコン205内の制御記憶部208にある設定地域割当ビット番号テーブル304に予め記憶してあり、緊急地震速報の対象地域の判定に利用することができる。
図5は、アンテナ201を介してワンセグ受信部202が受信する、緊急地震情報500の構成図である。緊急地震情報500は、映像情報501、ワンセグ音声情報502、AC信号情報503を有する。気象庁は、所定の最大震度以上の地震発生予測地域がある場合に、緊急地震速報に関する情報を発表する。テレビ等の送信局は、この情報を基に緊急地震情報500を、ワンセグ放送信号のセグメント内に含めて送信する。
セグメント内のACキャリアには、所定の震度以上が予測される地域の情報が、AC信号情報503として含まれている。詳細は図7で後述する。
図6は、TS信号情報600の構成図である。TS信号情報600は、ヘッダ部にシンクバイト601、インジケータ602、レングス603を有する。また、TS信号情報600は、データ部にAC信号情報604を有する。ワンセグ受信部202は、緊急地震情報500のAC信号情報503を、TS信号情報600のAC信号情報604に含め、信号処理部203に送信する。本図では、TS信号情報600のデータ部にAC信号情報503を含めた例を示しているが、データ部として映像情報501又はワンセグ音声情報502を含めてもよい。この場合、ワンセグ受信部202は、映像情報501又はワンセグ音声情報502を、他のTS信号情報600のAC信号情報503と紐付けて、信号処理部203に送信することができる。
図7は、AC信号情報503,604の構成図である。AC信号情報503,604は、構成識別701、開始/終了フラグ702、信号識別703、現在時刻704、ページ種別705、地震動情報706を有する。なお、AC信号情報503,604に含まれる情報は、ARIB STD−B31に規定されており、これら以外の情報も適宜含めることができる。
以下、ARIB STD−B31の形式に従って、AC信号情報が有する各情報について説明する。構成識別701は、AC信号情報が地震動警報情報の伝送であるかを示す情報である。AC信号情報自体は、地震動警報以外に、付加情報の伝達にも用いられているため、この構成識別701によりAC信号情報が地震に関する情報であるか判定される。開始/終了フラグ702は、地震動警報情報の送出の開始又は終了を表す情報である。信号識別703は、地震動警報詳細情報の種別を表す情報である。現在時刻704は、地震動警報情報を送出される現在時刻情報である。また、地震動情報706は、ページ種別705が「0」の場合に伝送される、所定の震度以上の地震が予測される地域である、地震動警報の対象地域を示す情報である。なお、本実施形態では、ページ種別705が「0」である場合について説明する。
地震動警報の対象地域を示す地震動情報706は、AC信号情報503,604の56番目から111番目のビットに割り当てられ、1ビット毎に1地域の情報が割り当てられる。そして、ビット値が「1」の場合は地震動警報の対象地域を含まない地域であり、ビット値が「0」の場合は、地震動警報の対象地域を含む地域を示す。例えば、「B69」(以下、Bはビット値、添え字はビット番号を表す)が「0」の場合、埼玉県が地震動警報の対象地域に含まれることを表す。
つぎに、電源投入時の処理について説明する。電源が投入されると、制御部207は、ワンセグ受信部202の初期設定、信号処理部203の初期設定、表示部101の初期設定等を行う。その後、ユーザーが操作ボタン(選局ボタン)105,106等によりワンセグ受信チャンネルや設置する地域を設定する。
具体的には、ユーザーは表示部101に表示される地域名文字データ402に従い、緊急災害情報受信機100の設置される地域名を入力部103から入力する。地域名として、例えば都道府県名が入力される。制御部207は、変換テーブル301を参照し、入力された地域名に対応する割当ビット番号401を求め、求めた割当ビット番号401を制御記憶部208内の設定地域割当ビット番号テーブル304に記憶する。
ユーザーが入力部103を操作して、受信するワンセグ放送の放送局(例えば、電波状態の良い放送局や、地域に対応した放送局)を選局することにより、ワンセグ受信チャンネルが決定される。制御部207は、決定された受信チャンネルをチューニングするようにI2C(Inter Integrated Circuit)を通してワンセグ受信部202に指示する。その後、ユーザーによる設定完了操作により、待機状態(スピーカー出力や文字表示のオフ状態)に入る。
つぎに、信号処理部203の処理について説明する。図8は、信号処理部203のフローチャート説明図である。処理が開始されると、信号処理部203は、UART(Universal Asynchronous Receiver Transmitter)を通して、制御部207からの指示を受けて初期設定を行い、ワンセグ受信部202のAC信号を用いた緊急地震速報の検出に必要なTS信号の処理を開始する。
ステップS100で、信号処理部203は、ワンセグ受信部202から出力されたTS信号情報600にAC信号情報が含まれていることを表すACヘッダが送られていないか判定を行う。例えば、ACヘッダはシンクバイト601に1バイト、インジケータ602に1バイト、レングス603に2バイトの情報を有する。シンクバイト601は、0xB0(16進数のB0)ならAC信号情報、0x47ならそれ以外の映像や音声の情報を表す。インジケータ602は、0x80ならスタートパケット、0x20ならエンドパケット、0x40なら中間パケットを表す。レングス603は、残りのバイト数を16進数で表す。1パケットは、ヘッダ部とデータ部を合わせて188バイトから成り、188バイトに満たない部分は188バイトになるまで0x00が連続で送信されてくる。
信号処理部203は、シンクバイト601が0xB0であることにより、ヘッダ部をACヘッダとして検出した場合は、ステップS110の処理に進み、検出されない場合はステップS100の処理を繰り返す。
ステップS110で、信号処理部203は、TS信号情報600のACヘッダに続くデータ(AC信号情報604)を取り込み、信号処理部203内のFIFOメモリ等の信号処理記憶部204に記憶する。
ステップS120で、信号処理部203は、AC信号情報604の最終バイトを取り込んだか判定を行う。信号処理部203は、最終バイトを取り込んでいればステップS130の処理に進み、取り込んでいなければステップS110の処理に戻る。本実施形態では、データの184バイト目が最終バイトとなり、レングス603の2バイトで表されるバイト数のデータが、AC信号情報604として有効なデータとなる。
ステップS130で、信号処理部203は、TS信号情報600のヘッダを除いた残りのデータを制御部207へ送るための形式へフォーマット変換する。ワンセグ受信部202からのAC信号情報604の1ビットのデータが1バイトのデータに(2進数の0b1なら16進数の0xFFに、0b0なら0x00に)変換されて送られてくる場合、信号処理部203は、データを1バイトから1ビットに(16進数の0xFFなら2進数の0b1に、0x00なら0b0に)フォーマット変換する。1バイト毎にフォーマット変換されたデータは信号処理記憶部204から消去される。
ステップS140で、信号処理部203は、フォーマット変換されたAC信号情報604のデータを8ビット毎にUART1から制御部207に向けて出力する。データ出力が終わるとステップS100のACヘッダの検出処理に戻る。
なお、ここではUART1としたが、代わりに8ビットのパラレル通信等の別の通信方式を用いることも可能である。
図9は、制御部207のフローチャート説明図である。制御部207は、本フローに従い緊急地震速報の警報内容(防災警報情報)を出力する。制御部207は、ユーザーによる設定完了操作により、待機状態(スピーカー出力や文字表示のオフ状態)に入ると、信号処理部203が送信する信号の検出処理を開始する。
ステップS200で、制御部207は、UART1を通して信号処理部203からAC信号情報604を受信したか判定を行う。AC信号情報604が受信された場合はステップS210に進み、受信されない場合はステップS200の処理を繰り返す。
ステップS210で、制御部207は、UART1から受信されたAC信号情報604を取り込み、マイコン205内部の制御記憶部208に保存する。
ステップS220で、制御部207は、AC信号情報604の最終バイトを取り込んだか判定を行う。最終バイトを取り込んでいればステップS230に進み、取り込んでいなければステップS210の処理に戻る。最終バイトの判定は、予めパケットのデータ量を決めておいて受信バイト数が予め定められたパケットのデータ量と一致するか判定する方法や、信号処理部203から送信するデータの先頭に送信バイト数が分かるヘッダを付けておき受信バイト数がヘッダにある送信バイト数と一致するか判定する方法等により行われる。
ステップS230で、制御部207は、受信したAC信号情報604が緊急地震速報か判定を行い、緊急地震速報の場合はステップS240の処理に進み、緊急地震速報ではない場合はステップS200の判定処理に戻る。
緊急地震速報の判定方法について、ARIB STD−B31の形式のデータでは、制御部207は、BからB203の204ビットのデータの内、BからB(構成識別701)が2進数で0b001または0b110の場合に緊急地震速報と判定し、それ以外は緊急地震速報ではないと判定すると規定されている。
ステップS240で、制御部207は、さらに緊急地震速報の対象地域の中に予め設定されている自身(緊急災害情報受信機100)の地域が含まれているか判定を行い、自身(緊急災害情報受信機100)の地域が含まれている場合はステップS250の処理(第一防災警報処理)に進み、含まれていない場合はステップS260の処理(第二防災警報処理)に進む。
緊急地震速報の対象地域の判定方法について、ARIB STD−B31の形式のデータでは、B56からB111(地震動情報706)のデータ上、1ビットに対し各々1地域が割り当てられており、ビット値が「0」なら対象地域に該当し、「1」なら対象地域に該当しないと規定されている。制御部207は、予め設定されている自身(緊急災害情報受信機100)の設置地域情報に該当するビットの値を見て、「0」なら対象地域に含まれ、「1」なら対象地域に含まれないと判定する。
具体例を図4を参照して説明する。例えば、初期設定時にユーザーに設定してもらった地域が埼玉県の場合、設定地域割当ビット番号テーブル304には、「埼玉県」に対応する割当ビット番号401である「69」が予め登録されている。制御部207は、設定地域割当ビット番号テーブル304を参照し、登録されているデータが「69」であるため、地震動情報706のB69のデータを確認する。制御部207は、B69のデータが「0」なら対象地域であると判定し、B69のデータが「1」なら対象地域に含まれないと判定する。
図9に戻り、ステップS250で、制御部207は、緊急地震速報の警報内容を出力する。例えば、文字表示出力の場合、制御部207は、制御記憶部208の定型文字データテーブル302から警報であることを示す定型文字データ「緊急地震速報」を取得する。また、制御部207は、変換テーブル301を参照し、データ列415で設定地域割当ビット番号テーブル304のデータ「69」に対応する地域名文字データ402「埼玉県」を取得する。そして、制御部207は、UART(ブロック図のUART2)を通して画像処理部210に「緊急地震速報」と「埼玉県」の文字データ及び表示出力指示を送信する。画像処理部210は、制御部207から受信したこれらの文字データを、表示部101に表示させる。これにより、例えば、「緊急地震速報 埼玉県」の文字をスクロール表示させることができる。
また、ステップS250において、地震動情報の対象地域で自身(緊急災害情報受信機100)の地域と異なるひとつ又は複数の地域名を参考的な情報として併せて表示部101に表示又は音声出力部102に出力させるようにしてもよい。
ステップS260で、制御部207は、自身(緊急災害情報受信機100)の設置されている地域と異なる地域の緊急地震速報に関する情報を報知する。例えば、文字表示出力の場合、制御部207は、自身(緊急災害情報受信機100)の地域と異なる地域に割当てられたビットのうち、地震動情報の対象地域であることを示すビットを特定し、その特定されたビットに対応するひとつ又は複数の地域名文字データ402を変換テーブル301より取得する。また、制御部207は、制御記憶部208の定型文字データテーブル302より警報であることを示す定型文字データを取得する。制御部207は、取得した地域名文字データと定型文字データ及び画像出力指示を画像処理部210へ送信する。そして、画像処理部210は、地域名文字データ及び定型文字データを表示部101より連続して表示することができる。
なお、ステップS250及びステップS260において、文字表示出力又は音声出力のいずれの方法により出力させるかは、予め任意に定めることができる。また、初期設定時に、設定地域割当ビット番号テーブル304内の番号が示す自身(緊急災害情報受信機100)の地域が緊急地震速報の地震動情報の対象地域に含まれない場合に、警報出力「する」又は「しない」の選択ができるようにする事も可能である。ユーザーが、自身(緊急災害情報受信機100)の設定地域コードが地震動情報の対象地域に該当しないときに警報出力「しない」方を選択した場合、ステップS260の処理を省略し、自身(緊急災害情報受信機100)が対象地域に含まれない緊急地震速報を出力せずに待機状態に戻って待機状態を維持することができる。
一定時間経過後、警報出力が終わったら、処理は待機状態(音声出力や文字表示のオフ状態)に入り、ステップS200の判定に戻る。
なお、ステップS250で、制御部207は、対象地域に含まれると判断した場合、表示部101の一部又は全体をフラッシュ点滅(全点灯と全消灯を短時間に繰り返す)させた後で文字の表示を行うことができる(第一出力動作)。また、制御部207は、対象地域に含まれない場合は、ステップS260において表示部101をフラッシュ点滅させずにそのまま文字の表示を行い(第二出力動作)、第一出力動作よりも報知レベルを下げることができる。これにより、緊急度により報知レベルを変えて二段階の出力動作で警報出力することができる。
また、初期設定時に、設定地域割当ビット番号テーブル304内の番号が示す自身(緊急災害情報受信機100)の地域が緊急地震速報の地震動情報の対象地域に含まれないときに、警報出力「する」が設定された場合、制御部207は、設定地域割当ビット番号テーブル304内の番号が示す自身(緊急災害情報受信機100)の地域が地震動情報の対象地域に含まれる場合はボリューム設定にかかわらず最大音量で音声を出力し(第一出力動作)、対象地域に含まれない場合はボリューム設定通りの通常音量で音声を出力する(第二出力動作)ことができる。これにより、緊急度により報知レベルを変えて二段階の出力動作で警報出力することができる。
つぎに、緊急地震速報の警報内容の他の出力方法について説明する。緊急災害情報受信機100は、緊急地震速報の警報内容を装置に固定された音声で出力することができる。
固定音声出力の場合、ステップS250において、制御部207は、制御記憶部208の定型音声データテーブル303から警報であることを示す定型音声データを取得する。また、制御部207は、変換テーブル301を参照し、データ列415で設定地域割当ビット番号テーブル304のデータ「69」に対応する「埼玉県」を示す地域名音声データ403を取得する。そして、制御部207は、定型音声データ及び地域名音声データを音声出力指示と共に音声処理部206へ送信する。音声処理部206は、制御部207から受信したこれらの音声データを、音声出力部102に出力させる。これにより、緊急地震情報の受信の際、音声信号が送信局から遅れて送信されてくる場合や音声信号の復調や復号に時間を要する場合であっても、防災警報情報を確実に音声出力させることができる。
また、ステップS260において、制御部207は、制御記憶部208の定型音声データテーブル303から警報であることを示す定型音声データを取得する。制御部207は、自身(緊急災害情報受信機100)の地域と異なる地域のうち、地震動情報の対象地域となる地域の地域名音声データ403を取得し、定型音声データと地域名音声データ及び音声出力指示を、音声処理部206へ送信する。そして、音声処理部206は、音声出力部102により警報を報知するための音声を出力する。
つぎに、緊急地震速報の警報内容の他の出力方法について説明する。緊急災害情報受信機100は、緊急地震速報の警報内容を音声出力することができる。
例えば、ワンセグ受信部202は、AC信号情報503を信号処理部203に送信する際、ワンセグ音声情報502をAC信号情報503と紐づけて送信する。信号処理部203は、ワンセグ音声情報502を信号処理記憶部204に記憶する。制御部207は、ステップS240で自身(緊急災害情報受信機100)の設置地域情報が地震動情報の対象地域であると判定すると、ステップS250で、ワンセグ音声を再生するように信号処理部203及び音声処理部206に指示を出す。信号処理部203は、ワンセグ音声情報502を音声処理部206に送信する。これにより、音声出力部102からワンセグ音声を出力させたり、警報の出力を操作することができる。
つぎに、緊急地震速報の警報内容の他の出力方法について説明する。緊急災害情報受信機100は、緊急地震速報に含まれる映像情報を表示することができる。
例えば、ワンセグ受信部202は、映像情報501をTS信号情報600のデータとして含め、AC信号情報604と紐づけて送信する。ステップS100で、信号処理部203は、TS信号情報600にACヘッダが検出されない場合であっても、他のAC信号情報604と紐づいた映像情報501を受信したと判断した場合は、ステップS110へ進む。信号処理部203は、ステップS110で映像情報501を取り込み、ステップS140で制御部207へ送信する。制御部207は、ステップS200で、AC信号情報と紐づいた映像情報501を受信したと判定すると、ステップS210でデータを取り込む。制御部207は、ステップS230及びステップS240でAC信号情報を用いた判定結果に従い、ステップS250又はステップS260へ進む。ステップS250で、制御部207は、映像情報501を出力指示とともに画像処理部210へ送信する。画像処理部210は、表示部101より映像情報501を表示する。また、ステップS260で、制御部207は、映像情報501を出力指示とともに画像処理部210へ送信する。画像処理部210は、表示部101より映像情報501を表示する。なお、初期設定時に、自身(緊急災害情報受信機100)の設定地域コードが地震動情報の対象地域に含まれない緊急地震速報の場合に、警報出力「しない」の選択が設定された場合、制御部207は、ステップS260で映像情報の出力を行わないようにしてもよい。
なお、緊急地震情報の受信における、防災警報情報の出力方法は、適宜組み合わせて適用させることができる。
[第二実施形態]
つぎに、緊急災害情報受信機100の、第二実施形態について説明する。緊急災害情報受信機100は、音声出力や文字表示と共に又はこれらに換えて、緊急地震速報の情報が検出されたときに外部機器を制御する信号を出力することができる。緊急災害情報受信機100は、出力部209に、リレー等の接点を制御したり音声データや文字データを送信するための制御出力部を有する。制御部207は、この制御出力部から制御信号を出力し、外部のオーディオ機器や警報ランプ等を制御することができる。また、緊急災害情報受信機100は、外部機器として屋内放送機器を用いることができ、この屋内放送機器に、緊急地震速報の内容に応じた防災警報情報を放送させることができる。この場合、緊急災害情報受信機100はスタート信号のみを送り、屋内放送機器は予め設定された音声データや文字データをスタート信号の種別に応じて出力させるようにしてもよい。例えば、屋内放送機器は、音声データを屋内スピーカーから出力したり、文字データを適宜の表示部に表示する。また、これら以外にも、制御部207は制御信号を出力して適宜の外部機器を制御することができる。なお、本実施形態は、第一実施形態と組み合わせて実行することもできる。
以上のように本実施形態によると、ワンセグ放送のAC信号による緊急地震速報は専用の信号であり、人間に向けた報知音であるラジオの緊急地震速報のチャイム音に比べて正確であるため、誤検知の少ない緊急災害情報受信機を構成することができる。また、AC信号には緊急地震速報の対象となる地域の情報も含まれるため、設置場所が報知対象となる地域に含まれるか判別し、関係のない速報を出力対象から除外する事ができる。また、ワンセグ放送による緊急地震速報は、テレビ放送の映像や音声と比べて遅延の少ないAC信号を利用しているため、テレビに流れる映像や音声よりも早く緊急地震速報を伝える事ができる。
以上、本発明の実施形態を説明したが、本発明は本実施形態によっては限定されることはなく、種々の形態で実施することができる。
例えば本実施形態では、信号処理部203及び音声処理部206は、マイコン205の制御部207とは別の処理部として構成したが、FPGA(field−programmable gate array)、DSP(Digital Signal Processor)等の高速処理が可能なデバイスであれば、一つの処理部として構成することができる。
本発明の実施形態における処理は、コンピュータに実現させることのできるプログラムとして、例えば磁気ディスク、光ディスク、半導体メモリ等の記憶媒体に書き込んだ状態で各種装置に適用する、或いは、通信媒体により伝送して各種装置に適用することも可能である。このように所望の記憶媒体に本実施形態で述べた各処理を記憶させ、他のコンピュータ等でプログラムを実行させることにより、本実施形態の装置を用いた場合と同様の作用効果が得られる。なお、コンピュータは、本実施形態で述べた装置に内蔵されたコンピュータに限定されるわけではなく、記憶媒体に記憶されたプログラムを読み取り可能であって、読み取ったプログラムに従って制御動作を行うCPU等の演算装置を備えているあらゆるコンピュータを含む。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
100 緊急災害情報受信機 101 表示部
102 音声出力部 103 入力部
104 設定ボタン 105 操作ボタン
106 操作ボタン 107 決定ボタン
108 音量ダイヤル 201 アンテナ
202 ワンセグ受信部 203 信号処理部
204 信号処理記憶部 205 マイコン
206 音声処理部 207 制御部
208 制御記憶部 209 出力部
210 画像処理部
301 変換テーブル 302 定型文字データテーブル
303 定型音声データテーブル
304 設定地域割当ビット番号テーブル
401 割当ビット番号 402 地域名文字データ
403 地域名音声データ 411〜415 データ列
500 緊急地震情報 501 映像情報
502 ワンセグ音声情報 503 AC信号情報
600 TS信号情報 601 シンクバイト
602 インジケータ 603 レングス
604 AC信号情報
701 構成識別 702 開始/終了フラグ
703 信号識別 704 現在時刻
705 ページ種別 706 地震動情報

Claims (6)

  1. 送信局から緊急地震情報を受信する受信部と、
    設定割当ビット番号と、割当ビット番号と地域名文字データとを対応して記憶する変換テーブルと、前記緊急地震情報に関する防災警報情報を報知するための定型文字データを記憶する定型文字データテーブルとを有する制御記憶部と、
    制御部と、
    前記受信部から前記緊急地震情報を受信し、前記緊急地震情報内のAC信号情報を前記制御部に送信する信号処理部と、
    前記緊急地震情報に従った防災警報処理を実行する出力部と、を備え、
    前記出力部は、画像処理部と、表示部とを有し、
    前記制御部は、
    前記AC信号情報内にある地震動情報を示すビットの内、前記設定割当ビット番号に該当するビット情報が地震動情報の対象地域であることを示す場合に、第一防災警報処理を前記出力部に実行させ、
    前記AC信号情報内にある地震動情報を示すビットの内、前記設定割当ビット番号に該当するビット情報が地震動情報の対象地域でないことを示し且つ前記設定割当ビット番号以外の他のビット情報が地震動情報の対象地域であることを示す場合に、第二防災警報処理を前記出力部に実行させ
    前記制御部は、
    前記AC信号情報内にある地震動情報を示すビットの内、地震動情報の対象地域であることを示すビットのビット番号に対応する前記地域名文字データを、前記変換テーブルから取得し、
    前記定型文字データを前記定型文字データテーブルから取得し、
    前記地域名文字データ及び前記定型文字データを前記画像処理部へ送信し、
    前記画像処理部は、
    前記第二防災警報処理として、前記地域名文字データ及び前記定型文字データを前記表示部により表示させ、
    前記第一防災警報処理として、前記制御部が前記表示部の一部又は全体を所定のタイミングで点滅させた後に、前記地域名文字データ及び前記定型文字データを表示させる、
    ことを特徴とする緊急災害情報受信機。
  2. 前記出力部は、音声処理部と、音声出力部と、を有し、
    前記制御記憶部は、割当ビット番号と地域名音声データとを対応して記憶する変換テーブルと、前記緊急地震情報に関する防災警報情報を報知するための定型音声データを記憶する定型音声データテーブルとを有し、
    前記制御部は、
    前記AC信号情報内にある地震動情報を示すビットの内、地震動情報の対象地域であることを示すビットのビット番号に対応する前記地域名音声データを前記変換テーブルから取得し、
    前記定型音声データを前記定型音声データテーブルから取得し、
    前記地域名音声データ及び前記定型音声データを前記音声処理部に送信し、
    前記音声処理部は、前記第一防災警報処理又は前記第二防災警報処理として、前記地域名音声データ及び前記定型音声データを前記音声出力部から音声出力させる、
    ことを特徴とする請求項1に記載の緊急災害情報受信機。
  3. 前記出力部は、外部機器を制御する制御信号出力部を有し、
    前記制御部は、前記第一防災警報処理又は前記第二防災警報処理として、前記制御信号出力部から制御信号を出力して外部機器を制御する、
    ことを特徴とする請求項1又は請求項に記載の緊急災害情報受信機。
  4. 前記緊急地震情報は、映像情報を有し、
    前記信号処理部は、前記受信部から受信した前記映像情報を前記制御部へ送信し、
    前記制御部は、受信した前記映像情報を前記画像処理部へ転送して前記表示部に表示させる、
    ことを特徴とする請求項に記載の緊急災害情報受信機。
  5. 前記緊急地震情報は、緊急地震音声情報を有し、
    前記信号処理部は、前記緊急地震情報から受信した前記緊急地震音声情報を前記音声処理部へ送信し、
    前記制御部は、前記信号処理部からの指示を受けて前記音声処理部に対し前記緊急地震音声情報の音声出力指示を送信し、
    前記音声処理部は、前記第一防災警報処理又は前記第二防災警報処理として前記緊急地震音声情報を前記音声出力部から音声出力させる、
    ことを特徴とする請求項に記載の緊急災害情報受信機。
  6. 前記第一防災警報処理の際は最大音量で音声出力され、前記第二防災警報処理の際は予め設定された音量で音声出力されることを特徴とする請求項又は請求項に記載の緊急災害情報受信機。
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