JP6425213B2 - 無線通信方法、基地局および端末局 - Google Patents

無線通信方法、基地局および端末局 Download PDF

Info

Publication number
JP6425213B2
JP6425213B2 JP2016027879A JP2016027879A JP6425213B2 JP 6425213 B2 JP6425213 B2 JP 6425213B2 JP 2016027879 A JP2016027879 A JP 2016027879A JP 2016027879 A JP2016027879 A JP 2016027879A JP 6425213 B2 JP6425213 B2 JP 6425213B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
antenna
subcarrier
antennas
terminal station
user mimo
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2016027879A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2017147593A (ja
Inventor
友規 村上
友規 村上
泰司 鷹取
泰司 鷹取
匡人 溝口
匡人 溝口
文明 前原
文明 前原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Waseda University
Nippon Telegraph and Telephone Corp
Original Assignee
Waseda University
Nippon Telegraph and Telephone Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Waseda University, Nippon Telegraph and Telephone Corp filed Critical Waseda University
Priority to JP2016027879A priority Critical patent/JP6425213B2/ja
Publication of JP2017147593A publication Critical patent/JP2017147593A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6425213B2 publication Critical patent/JP6425213B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Radio Transmission System (AREA)
  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)

Description

本発明は、複数のアンテナを有する基地局が、端末局ごとに複数のアンテナから選択されたアンテナに対して、同一周波数チャネルおよび同一時刻にマルチユーザMIMO伝送を行う無線通信方法、基地局および端末局に関する。
5GHz帯を用いた高速無線アクセスシステムとして、IEEE802.11a規格がある。このシステムは、マルチパスフェージング環境での特性を安定化させるための技術である直交周波数分割多重(OFDM:Orthogonal Frequency Division Multiplexing)変調方式を用い、最大で54Mbit/s のスループットを実現している。
さらに、IEEE802.11n規格では、複数のアンテナを用いて同一時刻および同一周波数チャネルを用いて空間分割多重を行うMIMO(Multiple input multiple output)技術や、これまで個別に用いられていた20MHzの周波数チャネルを2つ同時に利用して40MHzの周波数チャネルを利用するチャネルボンディング技術によって高速通信の実現を目指し、最大 600Mbit/s の伝送速度を実現している。
さらに、IEEE802.11ac規格では、20MHzの周波数チャネル4つを同時に利用して80MHzの周波数チャネルとして利用するチャネルボンディング技術や、マルチユーザMIMO技術を用いて同一周波数チャネルおよび同一時刻に、複数の無線局に対して同時に伝送を行う空間分割多元接続(SDMA:spatial division multiple access)伝送技術が採用され、IEEE802.11n規格より高速かつ高効率な無線通信を実現している。
図9は、マルチユーザMIMO伝送システムの概要を示す。
図9において、基地局30は、複数のアンテナから送信される信号を端末局40−1〜40−nにそれぞれ向けるアンテナ指向性制御により、同一周波数チャネルおよび同一時刻で端末局40−1〜40−nと同時通信を行う。H1 ,Hn は、基地局30と端末局40−1との間、基地局30と端末局40−nとの間の伝搬チャネル情報であり、伝搬チャネル情報から算出される送信ウエイトおよび受信ウエイトを用いることにより、基地局30は端末局40−1〜40−nとの同時通信が可能になっている。
図10は、マルチユーザMIMO伝送システムの動作例を示す。ここでは、基地局30が2台の端末局40−1,40−2とマルチユーザMIMO伝送を行う例を示す。
図10において、基地局30は、端末局40−1,40−2に対して送信すべきデータが発生すると、CSMA/CA(Carrier Sense Multiple Access / Collision Avoidance ;搬送波検知多重アクセス/衝突回避)制御により、ランダムな時間間隔でキャリアセンス(CS)を行い、通信周波数帯域が使用されていないアイドル状態と、通信周波数帯域が使用されているビジー状態のいずれであるのかを判定する。基地局30が、アイドル状態であることを検出すると、ヌルデータパケットの送信を知らせるヌルデータパケットアナウンスメント(NDPA:Null Data Packet Announcement )を送信し、続いて伝搬チャネル情報推定用のヌルデータで構成されるヌルデータパケット(NDP:Null Data Packet)を送信する。
端末局40−1,40−2は、基地局30から送信されたNDPを受信して伝搬チャネル情報を算出し、端末局40−1は、算出した伝搬チャネル情報を基地局に通知するビームフォーミングレポート(BR:Beamforming Report)を送信する。端末局40−2は、基地局30から送信された伝搬チャネル情報を要求するビームフォーミングレポートポール(BRP:Beamforming Report Poll )を受信すると、算出した伝搬チャネル情報を基地局30に通知するBRを送信する。
基地局30は、端末局40−1,40−2からBRで通知された伝搬チャネル情報を用いて送信ウエイトを算出し、端末局40−1,40−2に対する送信信号(Data1,Data2)を生成して送信する。なお、送信信号は、例えば無線通信に適合したフレームに変換されている。また、フレームアグリゲーションが適用されている場合、送信信号は所定数のフレームが連結されたデータユニットとなる。
端末局40−1は、自局当ての送信信号(Data1)を受信し、信号が正しく受信されたことを通知するブロックACK(BACK:Block Acknowledgment)を送信する。端末局40−2は、自局当ての送信信号(Data2)を受信し、基地局からBACKを要求するブロックACKリクエスト(BACKR:Block Acknowledgment Request)に応じてBACKを送信する。ここで、基地局30は、BACKの受信に応じた所定の処理を実行する。例えば、BACKの受信によりデータが正常に受信側で受信されたものと判断し、次のデータ送受信のための処理に遷移する。また、BACKが受信されることなくタイムアウトした場合には、送信対象データを再送するなどの処理を実行する。
通常のマルチユーザMIMO伝送では、全端末局のアンテナの合計数が基地局のアンテナ数以下である環境を前提としている。しかしながら、近年の通信環境では、多種多様な無線デバイスの普及による端末局数の増加および高速化に向けた端末局における複数アンテナの搭載が進んでいる。このような環境では、基地局は自身のアンテナ自由度数を超える端末局群に対してマルチユーザMIMO伝送を行うことができない。
そこで、図11に示すアンテナ選択型マルチユーザMIMO伝送システムのように、基地局50がサブキャリアごとに端末局60−1〜60−nでそれぞれ使用するアンテナを選択し、選択されたアンテナに対してマルチユーザMIMO伝送を行う方式が検討されている(非特許文献1)。ここでは、端末局ごとにそれぞれ選択されたアンテナを実線で示している。
M. Sadek, A. Tarighat, and A.H. Sayed, "Active antenna selection in multiuser MIMO communications", IEEE Transaction on Signal Processing, vol.55, no.4, pp.1498-1510, April 2007.
図11に示すアンテナ選択型マルチユーザMIMO伝送システムでは、基地局50が端末局60−1〜60−nに対して、それぞれ端末局が有するアンテナの中からサブキャリアごとに最適なアンテナを選択し、選択したアンテナに対してマルチユーザMIMO伝送を行うことで高いスループットを実現する。しかしながら、アンテナ選択型マルチユーザMIMO伝送システムでは、端末局60−1〜60−nが事前にサブキャリアごとに選択されたアンテナを把握しなければ正確にデータを受信することができない。そのため、基地局50はマルチユーザMIMO伝送を行う前に、各端末局に対してサブキャリアとアンテナの対応関係を通知する必要がある。
図12は、従来のアンテナ選択型マルチユーザMIMO伝送システムの無線信号の一例を示す。
図12において、基地局50が送信する無線信号は、アンテナ通知用信号103とマルチユーザMIMO伝送用信号102で構成される。アンテナ通知用信号103には、端末局60−1〜60−nごとに、かつサブキャリア1〜Kに対応するアンテナ番号が記載される。このようなアンテナ通知用信号103がアンテナ通知に係るオーバーヘッドとなるが、各端末局が有するアンテナ数、端末局数、サブキャリア数の増加に伴い、アンテナ通知に係るオーバーヘッドが大きくなり、伝送効率が低下することになる。
また、各端末局が有するアンテナ数、端末局数、サブキャリア数の増加に伴うデメリットとして、それらの増加によって考慮すべき端末局間のアンテナ組合せ数が増加し、基地局50においてアンテナ選択を行う際の計算負荷が増加することがある。
本発明は、アンテナ選択型マルチユーザMIMO伝送システムにおいて、基地局で端末局が有するアンテナの中からサブキャリアごとに最適なアンテナを選択する際の計算負荷を軽減し、さらに基地局から各端末局に対して、基地局が選択したサブキャリアとアンテナの対応関係を一括して伝達し、アンテナ通知に係るオーバーヘッドを削減することができる無線通信方法、基地局および端末局を提供することを目的とする。
第1の発明は、複数のアンテナを有する基地局が、サブキャリアごとに複数の端末局がそれぞれ有する複数のアンテナから選択されたアンテナに対して、同一周波数チャネルおよび同一時刻にマルチユーザMIMO伝送を行う無線通信方法において、基地局は、基地局と端末局の各アンテナとの伝搬チャネル情報の相関値をサブキャリアごとに算出し、該相関値と所定の閾値との比較によりサブキャリアごとに伝搬チャネル情報を選別する第1ステップと、選別されたサブキャリアごとの伝搬チャネル情報を用いて、サブキャリアごとに使用する端末局のアンテナを選択する第2ステップと、サブキャリアごとに選択した端末局のアンテナに対するマルチユーザMIMO伝送用の送信ウエイトを算出し、該送信ウエイトと既知信号とを乗算したアンテナ判定用信号と、該送信ウエイトを乗算したマルチユーザMIMO伝送用信号を送信する第3ステップとを有し、端末局は、複数のアンテナで受信したアンテナ判定用信号から、サブキャリアごとに所望信号電力または干渉電力を検出し、該所望信号電力が最大または該干渉電力が最小となるアンテナをサブキャリアごとに使用するアンテナとして判定する第1ステップと、サブキャリアごとに判定したアンテナでマルチユーザMIMO伝送用信号を受信する第2ステップとを有する。
第1の発明の無線通信方法において、端末局の第1ステップは、サブキャリアごとに各アンテナの所望信号電力と干渉電力との比に応じて使用するアンテナを判定するようにしてもよい。
第2の発明は、複数のアンテナを有する基地局が、サブキャリアごとに複数の端末局がそれぞれ有する複数のアンテナから選択されたアンテナに対して、同一周波数チャネルおよび同一時刻にマルチユーザMIMO伝送を行う無線通信方法において、基地局は、基地局と端末局の各アンテナとの伝搬チャネル情報の相関値をサブキャリアごとに算出し、該相関値と所定の閾値との比較によりサブキャリアごとに伝搬チャネル情報を選別する第1ステップと、選別されたサブキャリアごとの伝搬チャネル情報を用いて、サブキャリアごとに使用する端末局のアンテナを選択する第2ステップと、サブキャリアごとに選択した端末局のアンテナに対するマルチユーザMIMO伝送用の送信ウエイトを算出し、該送信ウエイトと既知信号とを乗算したアンテナ判定用信号と、該送信ウエイトを乗算したマルチユーザMIMO伝送用信号を送信する第3ステップとを有し、端末局は、複数のアンテナで受信したアンテナ判定用信号から、サブキャリアごとに所望信号電力および干渉電力を検出し、サブキャリアごとに各アンテナの所望信号電力と干渉電力との比を算出する第1ステップと、複数のアンテナで受信したマルチユーザMIMO伝送用信号を、所望信号電力と干渉電力との比に応じて重み付け合成して受信する第2ステップとを有する。
第3の発明は、複数のアンテナを有する基地局が、サブキャリアごとに複数の端末局がそれぞれ有する複数のアンテナから選択されたアンテナに対して、同一周波数チャネルおよび同一時刻にマルチユーザMIMO伝送を行う無線通信システムの基地局において、基地局と端末局の各アンテナとの伝搬チャネル情報の相関値をサブキャリアごとに算出し、該相関値と所定の閾値との比較によりサブキャリアごとに伝搬チャネル情報を選別する伝搬チャネル情報選別手段と、選別されたサブキャリアごとの伝搬チャネル情報を用いて、サブキャリアごとに使用する端末局のアンテナを選択するアンテナ選択手段と、サブキャリアごとに選択した端末局のアンテナに対するマルチユーザMIMO伝送用の送信ウエイトを算出し、該送信ウエイトと既知信号とを乗算したアンテナ判定用信号と、該送信ウエイトを乗算したマルチユーザMIMO伝送用信号を送信する送信手段とを備える。
第4の発明は、複数のアンテナを有する第3の発明の基地局が、サブキャリアごとに複数の端末局がそれぞれ有する複数のアンテナから選択されたアンテナに対して、同一周波数チャネルおよび同一時刻にマルチユーザMIMO伝送を行う無線通信システムの端末局において、複数のアンテナで受信したアンテナ判定用信号から、サブキャリアごとに所望信号電力または干渉電力を検出し、該所望信号電力が最大または該干渉電力が最小となるアンテナをサブキャリアごとに使用するアンテナとして判定するアンテナ判定手段と、サブキャリアごとに判定したアンテナでマルチユーザMIMO伝送用信号を受信する受信手段とを備える。
第4の発明の端末局において、アンテナ判定手段は、サブキャリアごとに各アンテナの所望信号電力と干渉電力との比に応じて使用するアンテナを判定する構成としてもよい。
第5の発明は、複数のアンテナを有する第3の発明の基地局が、サブキャリアごとに複数の端末局がそれぞれ有する複数のアンテナから選択されたアンテナに対して、同一周波数チャネルおよび同一時刻にマルチユーザMIMO伝送を行う無線通信システムの端末局において、複数のアンテナで受信したアンテナ判定用信号から、サブキャリアごとに所望信号電力および干渉電力を検出し、サブキャリアごとに各アンテナの所望信号電力と干渉電力との比を算出する電力比算出手段と、複数のアンテナで受信したマルチユーザMIMO伝送用信号を、所望信号電力と干渉電力との比に応じて重み付け合成して受信する受信手段とを備える。
本発明は、アンテナ選択型マルチユーザMIMO伝送システムにおいて、基地局と端末局の各アンテナとの伝搬チャネル情報の相関値をサブキャリアごとに算出し、該相関値と所定の閾値との比較によりサブキャリアごとに伝搬チャネル情報を選別することにより、基地局で端末局が有するアンテナの中からサブキャリアごとに最適なアンテナを選択する際の計算負荷を軽減することができる。
さらに、サブキャリアごとに端末局の各アンテナにおける所望信号電力と干渉電力を検出できるアンテナ判定用信号を用いることにより、各端末局は基地局がサブキャリアごとに選択したアンテナを一括して判定することができる。これにより、基地局から各端末局に対するアンテナ通知に係るオーバーヘッドを削減することができる。
本発明の実施例1の無線通信方法の概要を示す図である。 本発明の実施例1における基地局10が送信する無線信号の一例を示す図である。 本発明の実施例1における基地局10の構成例を示す図である。 本発明の実施例1における基地局10の処理手順例を示すフローチャートである。 本発明の実施例1における端末局20の構成例を示す図である。 本発明の実施例1における端末局20の処理手順例を示すフローチャートである。 本発明の実施例2における端末局20の構成例を示す図である。 本発明の実施例2における端末局20の処理手順例を示すフローチャートである。 マルチユーザMIMO伝送システムの概要を示す図である。 マルチユーザMIMO伝送システムの動作例を示すタイムチャートである。 従来のアンテナ選択型マルチユーザMIMO伝送システムの概要を示す図である。 従来のアンテナ選択型マルチユーザMIMO伝送システムの無線信号の一例を示す図である。
(実施例1)
図1は、本発明の実施例1の無線通信方法の概要を示す。
図1において、基地局10と端末局20−1,20−2がアンテナ選択型マルチユーザMIMO伝送を行う基本構成については、従来例と同様である。ここでは、端末局20−1,20−2がそれぞれアンテナ1,2を備え、基地局10がサブキャリアごとに使用する端末局のアンテナを選択してマルチユーザMIMO伝送用信号を送信し、端末局20−1,20−2がサブキャリアごとに選択されたアンテナで受信するものとする。
図2は、本発明の実施例1における基地局10が送信する無線信号の一例を示す。
図2において、基地局10が送信する無線信号は、アンテナ判定用信号101とマルチユーザMIMO伝送用信号102で構成される。アンテナ判定用信号101は、各端末局がそれぞれのアンテナにおいて、サブキャリアごとに所望信号電力と干渉電力を検出し、その比により基地局がサブキャリアごとに選択した各端末局のアンテナを判定できるように設定される。すなわち、アンテナ判定用信号101は、基地局10がサブキャリアごとに各端末局20−1,20−2の選択したアンテナに対応するマルチユーザMIMO伝送用の送信ウエイトと、無線LANシステム等で利用される伝搬チャネル推定用の既知信号を乗算した信号を時系列T1,T2に並べた信号である。
図1(a) のタイムスロットT1において、基地局10が図2のアンテナ判定用信号101を送信した場合、端末局20−1,20−2では端末局20−1用の送信ウエイトが乗算された信号が各アンテナで受信される。端末局20−1では、各アンテナにおいて受信信号から所望信号電力が検出される。一方、端末局20−2では、各アンテナにおいて受信信号から干渉電力が検出される。ただし、端末局20−2の選択されたアンテナ(ここではサブキャリア1に対してアンテナ1,サブキャリア2に対してアンテナ1)で検出される干渉電力は、マルチユーザMIMO伝送用の送信ウエイトを用いているため、非選択のアンテナに対して相対的に小さい干渉電力となる。
続くタイムスロットT2において、端末局20−1,20−2では端末局20−2用の送信ウエイトが乗算された信号が各アンテナで受信される。端末局20−2では、各アンテナにおいて受信信号から所望信号電力が検出される。一方、端末局20−1では、各アンテナにおいて受信信号から干渉電力が検出される。ただし、端末局20−1の選択されたアンテナ(ここではサブキャリア1に対してアンテナ1,サブキャリア2に対してアンテナ2)で検出される干渉電力は、マルチユーザMIMO伝送用の送信ウエイトを用いているため、非選択のアンテナに対して相対的に小さい干渉電力となる。
このような検出結果から、端末局20−1,20−2では、サブキャリアごとに各アンテナの所望信号電力と干渉電力の比を算出し、干渉電力に対する所望信号電力の比が大きい方のアンテナを選択されたアンテナとして判定する。サブキャリアごとに各アンテナの所望信号電力と干渉電力の比を用いる理由は次の通りである。
端末局20−1では、サブキャリア1においてタイムスロットT1の所望信号電力はアンテナ1が大きく、タイムスロットT2の干渉電力はアンテナ1が小さくなるので、所望信号電力および干渉電力ともに選択されたアンテナがアンテナ1であると判定できる。しかし、サブキャリア2においてタイムスロットT1の所望信号電力はアンテナ1,2で同等であり、タイムスロットT2の干渉電力はアンテナ2が小さくなるので、干渉電力によって選択されたアンテナがアンテナ2であると判定できる。端末局20−2においても同様であり、サブキャリア2においてタイムスロットT2の所望信号電力はアンテナ1が大きくなるが、タイムスロットT1の干渉電力はアンテナ1,2で同等となるので、所望信号電力によって選択されたアンテナがアンテナ1であると判定できる。したがって、所望信号電力の大きい方または干渉電力の小さい方のいずれかで、選択されたアンテナの判定が可能であるが、所望信号電力と干渉電力の比に応じて選択されたアンテナを判定することが確実である。
このように、サブキャリアごとに使用するアンテナを判定した結果を図1(b) に実線のアンテナとして示すが、アンテナ判定用信号101に続くマルチユーザMIMO伝送用信号102を受信する際には、サブキャリアごとに判定したアンテナの受信信号を選択して受信できる。以下、アンテナ判定用信号101の生成方法について、基地局10の構成に基づいて以下に説明する。
図3は、本発明の実施例1における基地局10の構成例を示す。
図3において、基地局10は、伝搬チャネル情報記憶部11、伝搬チャネル情報選別部12、アンテナ選択部13、マルチユーザMIMO伝送用ウエイト算出部14、マルチユーザMIMO伝送用信号生成部15、アンテナ判定用信号生成部16、信号加算部17−1〜17−m、送信部18−1〜18−m、アンテナ19−1〜19−mにより構成される。
以下、図3の構成例および図4に示す基地局10の処理手順を参照して、各部の処理内容について説明する。
伝搬チャネル情報記憶部11は、例えば図1に示す端末局20−1,20−2ごとに、事前に取得した伝搬チャネル情報H1(k),H2(k)を記憶する。kは、サブキャリア番号である。ここでは、図10の時刻3〜時刻12に示す信号のやりとりにより事前に取得することを想定している。
伝搬チャネル情報選別部12は、後段のアンテナ選択部13でサブキャリアごとに各端末局で使用するアンテナの組合せを選択する計算を行う際に、当該計算の負荷を軽減するために、各端末局におけるサブキャリアごとの伝搬チャネル情報の選別を行う(図4のS11、以下同様)。すなわち、サブキャリアごとに、各端末局が有するアンテナ間で伝搬チャネル情報の相関値が高い一方のアンテナの伝搬チャネル情報を計算対象から除外する処理を行う。例えば、端末局20−nに3本のアンテナ1,2,3があるときに、サブキャリアkにおいて例えばアンテナ1,2間の伝搬チャネル情報の相関値が所定の閾値より高い場合に、その一方のアンテナの伝搬チャネル情報を計算対象から除外する。例えば、アンテナ2の伝搬チャネル情報を除外した場合には、サブキャリアkにおいて端末局20−nはアンテナ1,3の伝搬チャネル情報のみで計算することができる。さらに、アンテナ1,3間の伝搬チャネル情報の相関値が所定の閾値より高い場合に、アンテナ3の伝搬チャネル情報を計算対象から除外することにより、サブキャリアkにおいて端末局20−nはアンテナ1の伝搬チャネル情報のみで計算してもよいことになり、他の端末局で使用するアンテナとの組合せを選択する際の計算負荷を軽減することができる。
伝搬チャネル情報選別部12の具体的な処理手順は次のようになる。
伝搬チャネル情報記憶部11に記憶された端末局20−n(nは1,2,…,N、Nは2以上の整数)のサブキャリアkの伝搬チャネル情報Hn(k)を用いて、端末局20−nが有するアンテナs,s' 間の伝搬チャネル情報hn(k,s) ,hn(k,s')の相関値ρn(k)を計算する。
ρn(k)=|hn(k,s)hn(k,s)H|/(|hn(k,s)||hn(k,s')|)
次に、相関値ρn(k)が予め設定した閾値以下の場合はアンテナs,s' の伝搬チャネル情報を残し、相関値ρn(k)が予め設定した閾値を超える場合はアンテナs,s' の一方の伝搬チャネル情報のみを残す。以上の処理をサブキャリアごとに、端末局20−nが有する全てのアンテナに対して行い、さらにすべての端末局20−1〜20−Nに対して行う。これにより、サブキャリアごと、端末局ごとに伝搬チャネル情報の相関値が高いアンテナが集約され、次のアンテナ選択部13でサブキャリアごとに各端末局で使用するアンテナの組合せを選択する計算の負荷を軽減するこができる。
アンテナ選択部13は、伝搬チャネル情報選別部12で選別された伝搬チャネル情報と、マルチユーザMIMO伝送用ウエイト算出部14で算出する送信ウエイトに基づいて、サブキャリアごとに各端末局で用いるアンテナを選択する(S12)。なお、マルチユーザMIMO伝送用の送信ウエイトは、ゼロフォーシング法やブロック対角化法などマルチユーザMIMO伝送で一般的に用いられる手法で算出される。
アンテナ選択部13では、端末局20−nにおけるサブキャリアkとアンテナsにおける信号電力対干渉電力および雑音電力比SINRn(k,s)を計算する。
Figure 0006425213
ここで、hn(k,s)およびwn(k,s)は、端末局20−nのサブキャリアkにおけるアンテナsの伝搬チャネル情報およびマルチユーザMIMO伝送用の送信ウエイトである。
この端末局20−nのサブキャリアkにおけるアンテナsのSINRn(k,s)から、その組合せにおける伝送容量Cn(k,s)を算出する。
Figure 0006425213
そして、サブキャリアごとに、伝送容量が最大となる各端末局で使用するアンテナの組合せSmax(k)を算出する。
Figure 0006425213
マルチユーザMIMO伝送用ウエイト算出部14は、アンテナ選択部13で選択された各端末局におけるサブキャリアごとのアンテナに対応する送信ウエイトを算出し、マルチユーザMIMO伝送用信号生成部15およびアンテナ判定用信号生成部16に出力する(S13)。マルチユーザMIMO伝送用信号生成部15は、外部からの入力信号に対して、マルチユーザMIMO伝送用の送信ウエイトの乗算等の変調処理を行ってマルチユーザMIMO伝送用信号(図2の102)を生成し(S14)、信号加算部17−1〜17−mに出力する。
アンテナ判定用信号生成部16は、アンテナ選択部13で選択された各端末局におけるサブキャリアごとのアンテナを各端末局で判定可能とするアンテナ判定用信号(図2の101)を生成する(S15)。すなわち、アンテナ判定用信号生成部16は、マルチユーザMIMO伝送用ウエイト算出部14から入力する送信ウエイトと、無線LANシステム等で利用される伝搬チャネル推定用の既知信号を乗算した信号を、端末局ごとに時系列に並べた信号を生成する。
アンテナ判定用信号生成部16は、生成したアンテナ判定用信号を信号加算部17−1〜17−mに出力する。信号加算部17−1〜17−mは、マルチユーザMIMO伝送用信号の先頭にアンテナ判定用信号を加算し、送信部18−1〜18−mに出力する(S16)。送信部18−1〜18−mは、アンテナ判定用信号およびマルチユーザMIMO伝送用信号からなるパケット信号を無線信号に周波数変換し、送信電力を調整してアンテナ19−1〜19−mから送信する(S17)。
図5は、本発明の実施例1における端末局20の構成例を示す。
図5において、実施例1における端末局20は、アンテナ21−1〜21−Sと、受信部22−1〜22−Sと、アンテナ判定部23と、マルチユーザMIMO伝送信号受信部24とを備える。
以下、図5および図6に示す端末局20の処理手順を参照して、各部の処理内容について説明する。
アンテナ21−1〜21−Sは、基地局から送信された無線信号を受信する(図6のS21、以下同様)。受信部22−1〜22−Sは、各アンテナに受信した無線信号の周波数変換等の受信処理を行い、サブキャリアごとの信号を検出する。アンテナ判定部23は、受信部22−1〜22−Sの出力からアンテナ判定用信号(図2の101)におけるサブキャリアごとの所望信号電力と干渉電力を検出し、サブキャリアごとに所望信号電力と干渉電力の比が最大となるアンテナを、サブキャリアごとに使用するアンテナとして判定し(S22)、受信部22−1〜22−Sを制御する。受信部22−1〜22−Sは、アンテナ判定部23の判定結果に応じてサブキャリアごとに選択されたアンテナに対応する受信部でマルチユーザMIMO伝送用信号を受信し(S23)、マルチユーザMIMO伝送信号受信部24に出力する。マルチユーザMIMO伝送信号受信部24は、サブキャリアごとに選択されたアンテナに対応する受信部からマルチユーザMIMO伝送用信号を入力して復調処理を行う。
(実施例2)
図7は、本発明の実施例2における端末局20の構成例を示す。
図7において、実施例2における端末局20は、アンテナ21−1〜21−Sと、受信部22−1〜22−Sと、アンテナ判定部23と、合成部25と、マルチユーザMIMO伝送信号受信部24とを備える。
なお、基地局10で各端末局がサブキャリアごとに使用するアンテナを選択して各端末局に通知し、各端末局のアンテナ判定部23でサブキャリアごとに使用するアンテナを判定する構成は、実施例1と同様である。
ここで、実施例1の端末局20では、サブキャリアごとにアンテナ21−1〜21−Sおよび受信部22−1〜22−Sの1つが選択され、サブキャリアごとにその1つの受信部から出力されるマルチユーザMIMO伝送用信号がマルチユーザMIMO伝送信号受信部24で処理される構成である。
実施例2の特徴は、合成部25において、アンテナ判定部23から制御される合成比に応じて、受信部22−1〜22−Sの出力信号を合成してマルチユーザMIMO伝送信号受信部24に入力するところにある。すなわち、端末局20のアンテナ判定部23がサブキャリアごとに使用するアンテナ21−1〜21−S(受信部22−1〜22−S)の1つを選択する代わりに、アンテナ判定部23がサブキャリアごとに各アンテナの所望信号電力と干渉電力の比に応じて合成部25の合成比を制御し、サブキャリアごとに各アンテナで受信したマルチユーザMIMO伝送信号を重み付け合成し、マルチユーザMIMO伝送信号受信部24に入力して復調処理を行う。これにより、実施例1の端末局20においてサブキャリアごとに使用しないアンテナの受信信号も使用することになるので、信号強度を高めて受信特性の改善を図ることができる。
10 基地局
11 伝搬チャネル情報記憶部
12 伝搬チャネル情報選別部
13 アンテナ選択部
14 マルチユーザMIMO伝送用ウエイト算出部
15 マルチユーザMIMO伝送用信号生成部
16 アンテナ判定用信号生成部
17−1〜17−m 信号加算部
18−1〜18−m 送信部
19−1〜19−m アンテナ
20−1,20−2,20−n 端末局
21−1〜21−S アンテナ
22−1〜22−S 受信部
23 アンテナ判定部
24 マルチユーザMIMO伝送信号受信部
25 合成部
101 アンテナ判定用信号
102 マルチユーザMIMO伝送用信号
103 アンテナ通知用信号

Claims (7)

  1. 複数のアンテナを有する基地局が、サブキャリアごとに複数の端末局がそれぞれ有する複数のアンテナから選択されたアンテナに対して、同一周波数チャネルおよび同一時刻にマルチユーザMIMO伝送を行う無線通信方法において、
    前記基地局は、
    前記基地局と前記端末局の各アンテナとの伝搬チャネル情報の相関値をサブキャリアごとに算出し、該相関値と所定の閾値との比較によりサブキャリアごとに伝搬チャネル情報を選別する第1ステップと、
    前記選別されたサブキャリアごとの伝搬チャネル情報を用いて、サブキャリアごとに使用する前記端末局のアンテナを選択する第2ステップと、
    前記サブキャリアごとに選択した前記端末局のアンテナに対するマルチユーザMIMO伝送用の送信ウエイトを算出し、該送信ウエイトと既知信号とを乗算したアンテナ判定用信号と、該送信ウエイトを乗算したマルチユーザMIMO伝送用信号を送信する第3ステップとを有し、
    前記端末局は、
    前記複数のアンテナで受信した前記アンテナ判定用信号から、前記サブキャリアごとに所望信号電力または干渉電力を検出し、該所望信号電力が最大または該干渉電力が最小となるアンテナを前記サブキャリアごとに使用するアンテナとして判定する第1ステップと、
    前記サブキャリアごとに判定したアンテナで前記マルチユーザMIMO伝送用信号を受信する第2ステップとを有する
    ことを特徴とする無線通信方法。
  2. 請求項1に記載の無線通信方法において、
    前記端末局の第1ステップは、前記サブキャリアごとに各アンテナの所望信号電力と干渉電力との比に応じて使用するアンテナを判定する
    ことを特徴とする無線通信方法。
  3. 複数のアンテナを有する基地局が、サブキャリアごとに複数の端末局がそれぞれ有する複数のアンテナから選択されたアンテナに対して、同一周波数チャネルおよび同一時刻にマルチユーザMIMO伝送を行う無線通信方法において、
    前記基地局は、
    前記基地局と前記端末局の各アンテナとの伝搬チャネル情報の相関値をサブキャリアごとに算出し、該相関値と所定の閾値との比較によりサブキャリアごとに伝搬チャネル情報を選別する第1ステップと、
    前記選別されたサブキャリアごとの伝搬チャネル情報を用いて、サブキャリアごとに使用する前記端末局のアンテナを選択する第2ステップと、
    前記サブキャリアごとに選択した前記端末局のアンテナに対するマルチユーザMIMO伝送用の送信ウエイトを算出し、該送信ウエイトと既知信号とを乗算したアンテナ判定用信号と、該送信ウエイトを乗算したマルチユーザMIMO伝送用信号を送信する第3ステップとを有し、
    前記端末局は、
    前記複数のアンテナで受信した前記アンテナ判定用信号から、前記サブキャリアごとに所望信号電力および干渉電力を検出し、前記サブキャリアごとに各アンテナの所望信号電力と干渉電力との比を算出する第1ステップと、
    前記複数のアンテナで受信した前記マルチユーザMIMO伝送用信号を、前記所望信号電力と干渉電力との比に応じて重み付け合成して受信する第2ステップとを有する
    ことを特徴とする無線通信方法。
  4. 複数のアンテナを有する基地局が、サブキャリアごとに複数の端末局がそれぞれ有する複数のアンテナから選択されたアンテナに対して、同一周波数チャネルおよび同一時刻にマルチユーザMIMO伝送を行う無線通信システムの基地局において、
    前記基地局と前記端末局の各アンテナとの伝搬チャネル情報の相関値をサブキャリアごとに算出し、該相関値と所定の閾値との比較によりサブキャリアごとに伝搬チャネル情報を選別する伝搬チャネル情報選別手段と、
    前記選別されたサブキャリアごとの伝搬チャネル情報を用いて、サブキャリアごとに使用する前記端末局のアンテナを選択するアンテナ選択手段と、
    前記サブキャリアごとに選択した前記端末局のアンテナに対するマルチユーザMIMO伝送用の送信ウエイトを算出し、該送信ウエイトと既知信号とを乗算したアンテナ判定用信号と、該送信ウエイトを乗算したマルチユーザMIMO伝送用信号を送信する送信手段と
    を備えたことを特徴とする基地局。
  5. 複数のアンテナを有する請求項4に記載の基地局が、サブキャリアごとに複数の端末局がそれぞれ有する複数のアンテナから選択されたアンテナに対して、同一周波数チャネルおよび同一時刻にマルチユーザMIMO伝送を行う無線通信システムの端末局において、 前記複数のアンテナで受信した前記アンテナ判定用信号から、前記サブキャリアごとに所望信号電力または干渉電力を検出し、該所望信号電力が最大または該干渉電力が最小となるアンテナを前記サブキャリアごとに使用するアンテナとして判定するアンテナ判定手段と、
    前記サブキャリアごとに判定したアンテナで前記マルチユーザMIMO伝送用信号を受信する受信手段と
    を備えたことを特徴とする端末局。
  6. 請求項5に記載の端末局において、
    前記アンテナ判定手段は、前記サブキャリアごとに各アンテナの所望信号電力と干渉電力との比に応じて使用するアンテナを判定する構成である
    ことを特徴とする端末局。
  7. 複数のアンテナを有する請求項4に記載の基地局が、サブキャリアごとに複数の端末局がそれぞれ有する複数のアンテナから選択されたアンテナに対して、同一周波数チャネルおよび同一時刻にマルチユーザMIMO伝送を行う無線通信システムの端末局において、 前記複数のアンテナで受信した前記アンテナ判定用信号から、前記サブキャリアごとに所望信号電力および干渉電力を検出し、前記サブキャリアごとに各アンテナの所望信号電力と干渉電力との比を算出する電力比算出手段と、
    前記複数のアンテナで受信した前記マルチユーザMIMO伝送用信号を、前記所望信号電力と干渉電力との比に応じて重み付け合成して受信する受信手段と
    を備えたことを特徴とする端末局。
JP2016027879A 2016-02-17 2016-02-17 無線通信方法、基地局および端末局 Active JP6425213B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016027879A JP6425213B2 (ja) 2016-02-17 2016-02-17 無線通信方法、基地局および端末局

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016027879A JP6425213B2 (ja) 2016-02-17 2016-02-17 無線通信方法、基地局および端末局

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2017147593A JP2017147593A (ja) 2017-08-24
JP6425213B2 true JP6425213B2 (ja) 2018-11-21

Family

ID=59682395

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016027879A Active JP6425213B2 (ja) 2016-02-17 2016-02-17 無線通信方法、基地局および端末局

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6425213B2 (ja)

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP2541823B1 (en) * 2010-02-25 2014-12-10 Nippon Telegraph And Telephone Corporation Spatial multiplexing wireless transmission system, spatial multiplexing wireless transmission method, and computer program
JP6259354B2 (ja) * 2014-05-15 2018-01-10 日本電信電話株式会社 空間多重スケジューリング方法、基地局装置及びプログラム
JP6319768B2 (ja) * 2015-02-18 2018-05-09 日本電信電話株式会社 無線通信方法および無線通信装置
JP6440075B2 (ja) * 2015-06-22 2018-12-19 日本電信電話株式会社 無線通信方法および無線通信装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2017147593A (ja) 2017-08-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9276652B2 (en) Wireless communication system and wireless communication method
KR100847015B1 (ko) 빔 포밍 방법 및 그 장치
CN108401264B (zh) 一种波束信息反馈方法及装置
TWI446742B (zh) Communication devices and communication methods, computer program products, and communication systems
US9860761B2 (en) Multi-user multiple-input-multiple-output grouping metrics
US20170063438A1 (en) Using compressed beamforming information for optimizing multiple-input multiple-output operations
US20080008110A1 (en) Radio Communication System, Radio Communication Method, Base Station Device, and Terminal Device
JP5628948B2 (ja) データ送信方法および無線lanシステム
EP1759470A1 (en) Apparatus and method for beamforming in a multi-antenna system
CN101156329A (zh) 无线通信方法、无线通信系统以及无线通信装置
WO2007111266A1 (ja) 無線通信端末装置及び無線通信基地局装置
US20210105157A1 (en) Channel estimation method and apparatus, and communications system
US10171151B1 (en) Throughput optimization by guard interval selection from beamforming feedback
CN101965011B (zh) 一种实现多天线传输模式选择的方法及装置
JP3798325B2 (ja) 送信装置
US20100323630A1 (en) Reception apparatus, mobile equipment, communication system, and communication method
KR100799580B1 (ko) Mimo 통신시스템에서의 안테나 및 노드 선택 장치 및그 방법
US20240195661A1 (en) Channel training adaptation
JP2010103996A (ja) 多重ユーザ多重入力多重出力基盤の無線lanシステムにおけるデータ送信スケジューラおよびデータ送信スケジューリング方法
US10886980B2 (en) Wireless communication apparatus and wireless communication method
JP6440079B2 (ja) 分散アンテナを用いた無線基地局および分散アンテナ制御方法
US9456452B2 (en) Scheduling method of multi-user multi-input multi-output communication system
JP6425213B2 (ja) 無線通信方法、基地局および端末局
JP6440075B2 (ja) 無線通信方法および無線通信装置
JP6319768B2 (ja) 無線通信方法および無線通信装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20180110

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20180110

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20181009

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20181015

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6425213

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250