JP6424528B2 - ガスセンサ素子 - Google Patents

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本発明は、被測定ガス中の特定ガス濃度を検出するガスセンサ素子に関する。
ガス濃度検出装置として、被測定ガス中の特定ガス濃度を検出するガスセンサ素子と、特定ガス濃度に応じた信号電流を計測する制御回路部とを備えたものが知られている。ガスセンサ素子と制御回路部とは、信号配線によって接続され、該信号配線を通じて信号電流を授受している。
かかるガス濃度検出装置においては、外部からの電気的ノイズが信号配線に重畳し、検出精度に影響することが懸念される。そこで、特許文献1においては、信号配線を通じて電気的ノイズが制御回路部に影響することを防ぐための構成が開示されている。すなわち、特許文献1に開示された構成は、制御回路部と信号配線との間に接続回路部が設けられ、該接続回路部と制御回路部との間に仕切板を設けると共に仕切板を貫通する貫通コンデンサを介して接続回路部と制御回路部とを接続した構成としている。
特開2007−24908号公報
しかしながら、信号配線に重畳した電気的ノイズがガスセンサ素子に流入すると、結局ガスセンサ素子の出力に影響するため、センサ出力を正確に得ることが困難となり、正確なガス濃度検出が困難となるおそれがある。また、ガス濃度の検出能力の向上や精度の向上が近年、排出ガス規制の強化に伴い求められており、電気的ノイズの効果的な低減が重要となってきた。
本発明は、かかる背景に鑑みてなされたものであり、電気的ノイズの影響を効果的に抑制することができる高精度のガスセンサ素子を提供しようとするものである。
本発明の第1の態様は、酸素イオン伝導性を有する固体電解質体と、
被測定ガス中の特定ガス濃度を検出するセンサセルを上記固体電解質体と共に構成する一対のセンサ用電極と、
該一対のセンサ用電極にそれぞれ電気的に接続された一対のセンサ用端子部と、
上記センサ用電極と上記センサ用端子部との間の配線に接続されて電気的ノイズを除去する第1フィルタ構成部と、を有し、
上記第1フィルタ構成部は、コンデンサ部と抵抗部とからなり、上記コンデンサ部は、上記固体電解質体の両主面に形成されると共に互いに対向配置された一対のコンデンサ電極と、該一対のコンデンサ電極の間に介在した上記固体電解質体の一部とによって構成されており、上記抵抗部は、上記固体電解質体の主面に形成されていることを特徴とするガスセンサ素子にある。
本発明の第2の態様は、酸素イオン伝導性を有する固体電解質体と、
被測定ガス中の特定ガス濃度を検出するセンサセルを上記固体電解質体と共に構成する一対のセンサ用電極と、
該一対のセンサ用電極にそれぞれ電気的に接続された一対のセンサ用端子部と、
上記センサ用電極と上記センサ用端子部との間の配線に接続されて電気的ノイズを除去する第1フィルタ構成部と、を有し、
さらに、被測定ガス中の酸素濃度を調整するポンプセルを上記固体電解質体と共に構成する一対のポンプ用電極と、
該一対のポンプ用電極にそれぞれ電気的に接続された一対のポンプ用端子部と、を有し、
上記ポンプ用電極と上記ポンプ用端子部との間の配線に接続されて電気的ノイズを除去する第2フィルタ構成部を有することを特徴とするガスセンサ素子にある。
上記ガスセンサ素子は、上記センサ用電極と上記センサ用端子部との間の配線に接続されて電気的ノイズを除去する第1フィルタ構成部を有する。しかも、ガスセンサ素子自体に第1フィルタ構成部が設けてあるため、第1フィルタ構成部はセンサセルに極めて近い位置に配置されることとなる。これにより、センサ用端子部から電気的ノイズが流入しても、上記フィルタ構成部によって除去することができる。それゆえ、電気的ノイズがセンサセルに影響することを効果的に防ぎ、安定した正確なセンサ出力を得ることが可能となる。すなわち、センサ出力に対する電気的ノイズの影響を効果的に抑制することができる。
以上のごとく、本発明によれば、電気的ノイズの影響を効果的に抑制することができる高精度のガスセンサ素子を提供することができる。
実施形態1における、固体電解質体の第1主面側から見たガスセンサ素子の平面説明図。 図1のII−II線矢視断面説明図。 実施形態1における、固体電解質体の第2主面側から見たガスセンサ素子の平面説明図。 実施形態1における、ガスセンサ素子の等価回路図。 実施形態2における、固体電解質体の第1主面側から見たガスセンサ素子の平面説明図。 図5のVI−VI線矢視断面説明図。 実施形態2における、固体電解質体の第2主面側から見たガスセンサ素子の平面説明図。 実施形態2における、ガスセンサ素子の等価回路図。 実施形態3における、固体電解質体の第1主面側から見たガスセンサ素子の平面説明図。 実施形態3における、固体電解質体の第2主面側から見たガスセンサ素子の平面説明図。
(実施形態1)
上記ガスセンサ素子の実施形態につき、図1〜図4を用いて説明する。
本実施形態のガスセンサ素子1は、図1〜図3に示すごとく、酸素イオン伝導性を有する固体電解質体2と、被測定ガス中の特定ガス濃度を検出するセンサセル3を固体電解質体2と共に構成する一対のセンサ用電極31と、一対のセンサ用電極31にそれぞれ電気的に接続された一対のセンサ用端子部63と、を有する。
そして、ガスセンサ素子1は、さらに、センサ用電極31とセンサ用端子部63との間の配線に接続されて電気的ノイズを除去する第1フィルタ構成部71を有する。つまり、ガスセンサ素子1自体に第1フィルタ構成部が設けてあり、第1フィルタ構成部71はセンサセル3に極めて近い位置に配置されることとなる。
ガスセンサ素子1は、例えば、車両用の内燃機関等の排気系に配設して用いられる。
また、本実施形態のガスセンサ素子1は、排ガス等の被測定ガス中のNOx(窒素酸化物)の濃度を検出するNOxセンサ素子である。
そして、ガスセンサ素子1は、被測定ガス中の酸素濃度を調整するポンプセル4を固体電解質体2と共に構成する一対のポンプ用電極41と、一対のポンプ用電極41にそれぞれ電気的に接続された一対のポンプ用端子部64とを有する。
さらに、ガスセンサ素子1は、被測定ガス中の酸素濃度を検出するモニタセル5を固体電解質体2と共に構成する一対のモニタ用電極51と、一対のモニタ用電極51にそれぞれ電気的に接続された一対のモニタ用端子部65とを有する。
ガスセンサ素子1は、後述する被測定ガス室に導入された被測定ガス中の酸素をポンプセル4によって排出することで、被測定ガス室中の酸素濃度を調整する。センサセル3は、所定の電圧を印加することで、被測定ガス中のNOx及び酸素の濃度に起因する出力電流が流れるよう構成されている。また、モニタセル5は、被測定ガス中の酸素濃度に起因する出力電流が流れるよう構成されている。これにより、センサセル3の出力値から、モニタセル5の出力値を減算することで、NOxに起因する出力値を得ることができ、NOx濃度を検出することができる。
本実施形態において、図1に示すごとく、固体電解質体2の一方の主面(第1主面21)に設けたセンサ用電極31とポンプ用電極41とモニタ用電極51とは、互いに独立しているが、図3に示すごとく、他方の主面(第2主面22)に設けたセンサ用電極31とポンプ用電極41とモニタ用電極51とは、互いに一体化された一つの共通電極12となっている。
固体電解質体2は、例えば、ジルコニア(ZrO2)からなる長尺の板状体からなる。また、図示を省略したが、固体電解質体2の第1主面21側には、センサ用電極31とポンプ用電極41とモニタ用電極51とに面する被測定ガス室が形成されている。被測定ガス室は、固体電解質体2の第1主面21に積層されたセラミックからなる空間形成層(図示略)によって形成されている。また、固体電解質体2の第2主面22側にも、図示を省略したセラミック層が積層されている。図1〜図3においては、固体電解質体2の両主面側に積層されたセラミック層を省略している。
図1〜図3に示すごとく、センサセル3(センサ用電極31)とポンプセル4(ポンプ用電極41)とモニタセル(モニタ用電極51)とは、固体電解質体2の長手方向の先端側に配され、センサ用端子部63とポンプ用端子部64とモニタ用端子部65とは、固体電解質体2の長手方向の基端側に配されている。また、第2主面22側のセンサ用端子部63とポンプ用端子部64とモニタ用端子部65とは、一つの共通端子60によって構成されており、共通電極12に電気的に接続されている。
また、図1に示すごとく、センサセル3とモニタセル5とは、互いにガスセンサ素子1における軸方向の同等の位置に配されており、ガスセンサ素子1の幅方向に並んで配置されている。そして、ポンプセル4は、センサセル3及びモニタセル5よりも先端側に配置されている。第1主面21におけるポンプ用電極41及びモニタ用電極51は、それぞれリード部114、115によって、ポンプ用端子部64、モニタ用端子部65に、接続されている。そして、センサ用電極31は、リード部113によって、第1フィルタ構成部71に接続されている。
図1〜図3に示すごとく、第1フィルタ構成部71は、センサセル3とセンサ用端子部63との間に接続されている。これにより、第1フィルタ構成部71は、センサ用電極31に極めて近い位置に配置されている。第1フィルタ構成部71は、コンデンサ部71Cと抵抗部71Rとからなる。コンデンサ部71Cは、図2に示すごとく、固体電解質体2の両主面に形成されると共に互いに対向配置された一対のコンデンサ電極711と、その間に介在した固体電解質体2の一部とによって構成されている。すなわち、固体電解質体2の一部が、コンデンサ部71Cの誘電体として機能するよう構成してある。一対のコンデンサ電極711は、それぞれセンサ用電極31に接続されている。
また、第1フィルタ構成部71は、コンデンサ部71Cの基端側に抵抗部71Rを有する。抵抗部71Rは、コンデンサ電極711とセンサ用端子部63との間に接続され、所定の抵抗値となるよう蛇行した配線パターンによって構成されている。抵抗部71Rは、固体電解質体2の両主面にそれぞれ形成されている。なお、抵抗部71Rは、例えば、導体の線幅を小さくしたり、厚みを薄くしたりすることによって構成することもできる。あるいは、抵抗部71Rは、電気抵抗率の高い材料によって構成することもできる。
図4に、本実施形態のガスセンサ素子1の等価回路を示す。同図に示すように、フィルタ構成部71は、センサセル3とセンサ用端子部63との間の配線中に形成されている。そして、センサセル3の一対のセンサ用電極31と一対のセンサ用端子部63とをそれぞれ繋ぐ一対の配線上に、抵抗部71Rが形成されており、上記一対の配線を懸架するように、コンデンサ部71Cが形成されている。これにより、コンデンサ部71Cと抵抗部71Rとによって、フィルタ回路(RC回路)が構成されている。
次に、本実施形態の作用効果につき説明する。
上記ガスセンサ素子1においては、センサ用電極31とセンサ用端子部63との間の配線に、電気的ノイズを除去する第1フィルタ構成部71が接続されている。これにより、センサ用端子部63から電気的ノイズが流入しても、フィルタ構成部71によって除去することができる。しかも、ガスセンサ素子1自体に第1フィルタ構成部71が設けてあるため、第1フィルタ構成部71はセンサセル3に極めて近い位置に配置されることとなる。そのため、電波性の電気ノイズに対しても除去能力を高めることができる。それゆえ、電気的ノイズがセンサセル3の出力に影響することを効果的に防ぎ、微小信号での検出が要求される領域においても、安定した正確なセンサ出力を得ることが可能となる。
すなわち、センサセル3へ印加する電圧への電気的ノイズの重畳を低減させることができるので、印加電圧値を高精度に安定させることができる。そのため、NOx濃度に起因するセンサ出力電流を高精度に検出することができる。つまり、センサ出力に対する電気的ノイズの影響を効果的に抑制することができる。その結果、NOx濃度の検出精度を効果的に向上させることが可能となる。
また、第1フィルタ構成部71は、コンデンサ部71Cと抵抗部71Rとからなる。そして、コンデンサ部71Cは、一対のコンデンサ電極711と、その間に介在した固体電解質体2の一部とによって構成されており、抵抗部71Rは、固体電解質体2の主面に形成されている。これにより、第1フィルタ構成部71をコンパクトに形成することができると共に、フィルタ効果を効率的に得やすい。すなわち、もともと存在する固体電解質体2をコンデンサ部71Cの一部として利用することにより、ガスセンサ素子1の大型化を招くことなくコンデンサ部71Cを設けることができる。しかも、固体電解質体2は一般に誘電率が高いため、コンデンサ部71Cの誘電体として用いることにより、容量の大きいコンデンサ部71Cを得やすい。また、抵抗部71Rも、固体電解質体2の主面に形成されているため、特にガスセンサ素子1の大型化を招くこともない。したがって、ガスセンサ素子1の大型化を招くことなく、フィルタ効果の高いフィルタ構成部71を効率的に形成することができる。
また、本実施形態のガスセンサ素子1は、NOxセンサに用いられるものである。NOxセンサは、出力電流が微弱であるため、電気的ノイズがセンサセル3に流入すると、検出精度に影響が出やすい。かかる観点から、上述のように、電気的ノイズを効果的に除去することができ、本実施形態のガスセンサ素子1は、NOxセンサに用いられるものとして特に好適であるといえる。
以上のごとく、本実施形態によれば、電気的ノイズの影響を効果的に抑制することができる高精度のガスセンサ素子を提供することができる。
(実施形態2)
本実施形態は、図5〜図8に示すごとく、フィルタ構成部71の構成を変更した形態である。
すなわち、図8に示すごとく、センサセル3における一対のセンサ用電極31にそれぞれ接続された一対の配線(リード部113)に対して、コンデンサ部71C1、71C2をそれぞれ個別に接続している。各コンデンサ部71C1、71C2は、それぞれ各配線とグランドとの間に、設けられている。また、抵抗部71Rが、配線におけるコンデンサ部71C1、71C2よりもセンサ用端子部63側に設けてある。
かかる回路構成を有するフィルタ構成部71は、ガスセンサ素子1において、図5〜図7に示す状態で係止されている。すなわち、2つのコンデンサ部71C1、71C2は、ガスセンサ素子1の幅方向に並んで配置されている。そして、一方のコンデンサ部71C1は、第1主面21側のコンデンサ電極711を、センサ用電極31と抵抗部71Rとの間に接続し、第2主面22側のコンデンサ電極711を、接地されたグランド端子66に接続している。他方のコンデンサ部71C2は、第1主面21側のコンデンサ電極711を、固体電解質体2を貫通するスルーホールを介してグランド端子66に接続し、第2主面22側のコンデンサ電極711を、センサ用電極31(共通電極12)と抵抗部71Rとの間に接続している。
その他は、実施形態1と同様の構成及び作用効果を有する。なお、本実施形態又は本実施形態に関する図面において用いた符号のうち、実施形態1において用いた符号と同一のものは、特に示さない限り、実施形態1と同様の構成要素等を表す。
(実施形態3)
本実施形態は、図9、図10に示すごとく、ポンプセル4及びモニタセル5にも、電気的ノイズを除去するフィルタ構成部(第2フィルタ構成部72、第3フィルタ構成部73)を接続した、ガスセンサ素子1の形態である。
すなわち、本例のガスセンサ素子1は、第1フィルタ構成部71の他に、ポンプセル4に接続された第2フィルタ構成部72と、モニタセル5に接続された第3フィルタ構成部73とを備えている。このように、第2フィルタ構成部72及び第3フィルタ構成部73も、ガスセンサ素子1自体に設けられているため、ポンプセル4やモニタセル5に対して極めて近い位置に配置されることとなる。
図9に示すごとく、第2フィルタ構成部72が、ポンプ用電極41とポンプ用端子部64との間の配線に接続されている。また、第3フィルタ構成部73が、モニタ用電極51とモニタ用端子部65との間の配線に接続されている。
また、第1フィルタ構成部71は、実施形態1と同様に、センサ用電極31とセンサ用端子部63との間の配線に接続されている。
第1フィルタ構成部71、第2フィルタ構成部72、第3フィルタ構成部73は、それぞれ、コンデンサ部71C、72C、73Cと、抵抗部71R、72R、73Rとからなる。コンデンサ部71C、72C、73Cは、それぞれ、固体電解質体2の第1主面21側に設けられたコンデンサ電極711、721、731と、第2主面22側に設けられたコンデンサ電極710と、両者の間の固体電解質体2の一部とによって構成されている。そして、図9に示すごとく、第1主面21側に設けられた3つのコンデンサ電極711、721、731は、互いに独立して形成されており、図10に示すごとく、第2主面22側に設けられたコンデンサ電極710は、3つのコンデンサ部71C、72C、73Cに跨って形成された1つの共通の電極として一体化している。
また、第2主面22におけるコンデンサ電極710と共通端子60との間には、抵抗部74Rが接続されている。抵抗部74Rは、第1フィルタ構成部71、第2フィルタ構成部72、及び第3フィルタ構成部73の一部として機能する。
その他は、実施形態1と同様である。なお、本実施形態又は本実施形態に関する図面において用いた符号のうち、実施形態1において用いた符号と同一のものは、特に示さない限り、実施形態1と同様の構成要素等を表す。
本実施形態の場合には、ポンプセル4及びモニタセル5への電気的ノイズの影響をも、抑制することができる。すなわち、ポンプセル4への電気的ノイズの影響を抑制することで、被測定ガス中における酸素濃度をより適切な値に保つことができ、センサ出力を安定させることができる。また、モニタセル5への電気的ノイズの影響を抑制することで、被測定ガス中における酸素濃度に起因するセンサ出力のオフセットをより正確に補正することができる。その結果、NOx濃度をより正確に測定することが可能となる。
その他、実施形態1と同様の作用効果を有する。
なお、本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、種々の形態を採りうる。上記実施形態においては、ガスセンサ素子として、NOxセンサ素子を示したが、例えば、被測定ガス中の酸素濃度に依存した限界電流により、内燃機関における空燃比を測定するためのA/Fセンサ素子や、被測定ガス中の酸素分圧に基づく起電力から内燃機関における空燃比を検出するためのO2センサ素子とすることもできる。
1 ガスセンサ素子
2 固体電解質体
3 センサセル
31 センサ用電極
63 センサ用端子部
71 第1フィルタ構成部

Claims (5)

  1. 酸素イオン伝導性を有する固体電解質体(2)と、
    被測定ガス中の特定ガス濃度を検出するセンサセル(3)を上記固体電解質体(2)と共に構成する一対のセンサ用電極(31)と、
    該一対のセンサ用電極(31)にそれぞれ電気的に接続された一対のセンサ用端子部(63)と、
    上記センサ用電極(31)と上記センサ用端子部(63)との間の配線に接続されて電気的ノイズを除去する第1フィルタ構成部(71)と、を有し、
    上記第1フィルタ構成部(71)は、コンデンサ部(71C、71C1、71C2)と抵抗部(71R)とからなり、上記コンデンサ部(71C、71C1、71C2)は、上記固体電解質体(2)の両主面(21、22)に形成されると共に互いに対向配置された一対のコンデンサ電極(711)と、該一対のコンデンサ電極(711)の間に介在した上記固体電解質体(2)の一部とによって構成されており、上記抵抗部(71R)は、上記固体電解質体(2)の主面(21、22)に形成されていることを特徴とするガスセンサ素子(1)。
  2. 被測定ガス中の酸素濃度を調整するポンプセル(4)を上記固体電解質体(2)と共に構成する一対のポンプ用電極(41)と、該一対のポンプ用電極(41)にそれぞれ電気的に接続された一対のポンプ用端子部(64)と、を有するガスセンサ素子(1)であって、上記ポンプ用電極(41)と上記ポンプ用端子部(64)との間の配線に接続されて電気的ノイズを除去する第2フィルタ構成部(72)を有することを特徴とする請求項1に記載のガスセンサ素子(1)。
  3. 被測定ガス中の酸素濃度を検出するモニタセル(5)を上記固体電解質体(2)と共に構成する一対のモニタ用電極(51)と、該一対のモニタ用電極(51)にそれぞれ電気的に接続された一対のモニタ用端子部(65)と、を有するガスセンサ素子(1)であって、上記モニタ用電極(51)と上記モニタ用端子部(65)との間の配線に接続されて電気的ノイズを除去する第3フィルタ構成部(73)を有することを特徴とする請求項2に記載のガスセンサ素子(1)。
  4. 酸素イオン伝導性を有する固体電解質体(2)と、
    被測定ガス中の特定ガス濃度を検出するセンサセル(3)を上記固体電解質体(2)と共に構成する一対のセンサ用電極(31)と、
    該一対のセンサ用電極(31)にそれぞれ電気的に接続された一対のセンサ用端子部(63)と、
    上記センサ用電極(31)と上記センサ用端子部(63)との間の配線に接続されて電気的ノイズを除去する第1フィルタ構成部(71)と、を有し、
    さらに、被測定ガス中の酸素濃度を調整するポンプセル(4)を上記固体電解質体(2)と共に構成する一対のポンプ用電極(41)と、
    該一対のポンプ用電極(41)にそれぞれ電気的に接続された一対のポンプ用端子部(64)と、を有し、
    上記ポンプ用電極(41)と上記ポンプ用端子部(64)との間の配線に接続されて電気的ノイズを除去する第2フィルタ構成部(72)を有することを特徴とするガスセンサ素子(1)。
  5. 被測定ガス中の酸素濃度を検出するモニタセル(5)を上記固体電解質体(2)と共に構成する一対のモニタ用電極(51)と、該一対のモニタ用電極(51)にそれぞれ電気的に接続された一対のモニタ用端子部(65)と、を有するガスセンサ素子(1)であって、上記モニタ用電極(51)と上記モニタ用端子部(65)との間の配線に接続されて電気的ノイズを除去する第3フィルタ構成部(73)を有することを特徴とする請求項4に記載のガスセンサ素子(1)。
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