JP6421527B2 - Led表示装置 - Google Patents

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Description

本発明はLED表示装置に関し、特に、文字、図形等の情報のフルカラー表示が可能なLED表示装置に関する。
特許文献1は、マトリクス状に配列された複数のLEDを備えたLED表示装置を開示する。マトリクス内の1画素は1個の赤色LED、2個の緑色LED及び1個の青色LEDを含み、高精細な画像表示を行うために隣接画素に跨る2個のLEDが共有的に駆動される。
特許文献2は、LEDユニットを有する表示部を備えた情報表示装置を開示する。LEDユニットにおいて、赤色LED、緑色LED及び青色LEDの3個のLEDで1ドットが構成され、複数のドットがマトリクス状に配列される。また、視認性を高めるために、各ドット内で上記3個(3色)のLEDが垂直方向又は水平方向に並ばないように配置される。そして、表示部において、各ドット内で赤色LED、緑色LED及び青色LEDの発光状態がそれぞれ制御されてフルカラー表示が行われる。
特許文献3は、LEDクラスタがマトリクス状に配置された数字表示ユニットを備えた表示装置を開示する。1つのLEDクラスタにおいて、9個の赤色LED、6個の緑色LED及び6個の青色LEDが分散配置される。そして、数字表示ユニットにおいて、各LEDクラスタ内で赤色LED、緑色LED及び青色LEDの発光状態がそれぞれ制御されて複数色表示が行われる。また、同特許文献は、1つのLEDクラスタ内のLEDが45個の場合及び69個の場合も開示する。
特開2009−186745号公報 特開2010−60882号公報 特許4363551号公報
LEDを用いた表示装置においては、フルカラー化、高解像度化及び大画面化が進んでいる。フルカラー表示は、特許文献1のように、多数の三原色LEDをマトリクス状に密に配列して画素毎に細分化された発光色制御を行うか、特許文献3のように、多数の三原色LEDを含む1ドットをマトリクス状に配列してドット毎に発光色制御を行うことによって実現される。また、表示装置の高解像度化は、例えば、特許文献1のような構成において1画素を小さくしてより多数のドットを密に配置すること等で実現される。そして、表示装置の大画面化は、画素数又はドット数を増加させること等により実現される。
ところで、LED表示装置は、画像等を表示するための画像表示用の装置と、文字、図形等を表示するための情報表示用の装置とに大別される。画像表示用装置では、フルカラー化、高解像度化及び大型化が望まれるが、情報表示用装置では、フルカラー化(及び場合によっては大画面化)の要望はあるものの、高解像度化は、画像表示用装置ほどには要求されない。したがって、特許文献1のような構成を基にして得られるような画像表示用装置の構成を情報表示用装置に流用するのでは、必要以上に高解像度化の構成が導入されて装置が無用に複雑化及び高コスト化してしまう。この問題は大画面化された情報表示用装置においてより顕著となる。したがって、情報表示用装置においては、特許文献2及び3のように、1ドットのサイズを比較的増大させるとともに1ドット内で複数色のLEDを分散配置させてフルカラー化することが望ましい。
しかし、特許文献2のように、1ドットを各1個の赤色LED、緑色LED及び青色LEDで構成すると、単色発光又は二色混合発光の場合に、ドット内での発光中心位置の偏りが大きく、ドットのマトリクスにおいて発光が疎な箇所と密な箇所が発生して全体表示としての視認性が悪くなる場合がある。また、特許文献3のように、1ドットを多数(21個、45個又は69個)のLEDで構成すると、1ドットが大型化する。これにより、大幅な高解像度化が望まれないとはいえ、表示全体における解像度が大きく低下して表示対象が限定され、あるいは表示の視認性が悪くなるという問題がある。
上記観点から、1ドットあたりの各色LEDの個数を3又は4(すなわち、合計9個又は12個)とすることが望ましい。ところが、1ドットにおいて各色につき3個又は4個といった比較的少数のLEDが用いられる構成においては、1つのLEDがドット内の発光分布に与える影響が大きく、しかも配置の自由度が小さいため、これらをバランスよく配置することは容易ではない。すなわち、単色発光時及び混合色発光時において、ドット内、及び場合によっては隣接ドット間で発光位置の偏りが防止又は抑制されるようにするとともに発光分布の均一性を確保するには工夫が必要となる。
そこで、本発明は、フルカラー表示可能な情報表示用のLED表示装置において、1ドットあたりの各色LEDの個数を3又は4とし、適度な解像度を確保しつつも表示の視認性を向上することが可能な簡素かつ低コストな構成を提供することを課題とする。
本発明の第1及び第2の形態のLED表示装置は、配列された複数のドットの各々において、第1の赤色LED、第1の緑色LED及び第1の青色LEDと、第1の赤色LED、第1の緑色LED及び第1の青色LEDを所定点に関して所定方向に120°回転させた位置に配置された第2の赤色LED、第2の緑色LED及び第2の青色LEDと、第2の赤色LED、第2の緑色LED及び第2の青色LEDを所定点に関して所定方向に120°回転させた位置に配置された第3の赤色LED、第3の緑色LED及び第3の青色LEDとを有する表示部と、入力情報に応じて、複数のドットのそれぞれについて、第1乃至第3の赤色LEDの発光状態、1乃至第3の緑色LEDの発光状態及び第1乃至第3の青色LEDの発光状態をそれぞれ制御する制御部とを備える。
上記LED表示装置によると、1つのドットにおいて、第1の赤色LED、緑色LED及び青色LEDの組と、第2の赤色LED、緑色LED及び青色LEDの組と、第3の赤色LED、緑色LED及び青色LEDの組とが120°間隔で配置されるので、各色LEDの重心位置が一致する。これにより、単色発光及び混合色発光においても、ドット内での発光位置の偏りがなくなる。したがって、情報表示用のLED表示装置において、1ドットが9個のLEDからなる簡素かつ低コストな構成でフルカラー表示が可能となり、かつ適度な解像度を確保しつつも、各色LEDをバランス良く配置して表示の視認性を向上することができる。
本発明の第1の形態によるLED表示装置においては、第1乃至第3の赤色LED、第1乃至第3の緑色LED及び第1乃至第3の青色LEDは同一円周上に配置される。特に、第1乃至第3の赤色LED、第1乃至第3の緑色LED及び第1乃至第3の青色LEDは等間隔に配置されることが好ましい。これにより、単色発光及び混合色発光におけるドット内での発光分布の均一性が確保される。
本発明の第2の形態によるLED表示装置においては、第1の赤色LED、第1の緑色LED及び第1の青色LEDが正三角形の第1の辺上に配置され、第2の赤色LED、第2の緑色LED及び第2の青色LEDは上記正三角形の第2の辺上に配置され、第3の赤色LED、第3の緑色LED及び第3の青色LEDは上記正三角形の第3の辺上に配置される。特に、第1の赤色LED、第1の緑色LED及び第1の青色LEDが第1の辺の4等分点に配置され、第2の赤色LED、第2の緑色LED及び第2の青色LEDが第2の辺の4等分点に配置され、第3の赤色LED、第3の緑色LED及び第3の青色LEDが第3の辺の4等分点に配置されることが好ましい。これにより、単色発光及び混合色発光におけるドット内での発光分布の均一性が確保される。
本発明の第3の形態によるLED表示装置は、配列された複数のドットの各々において、所定点を内部に含むn角形(n=3又は4)を形成する第1乃至第nの赤色LEDと、第1乃至第nの赤色LEDを所定点に関して所定方向に120°回転させた位置に配置された第1乃至第nの緑色LEDと、第1乃至第nの緑色LEDを所定点に関して所定方向に120°回転させた位置に配置された第1乃至第nの青色LEDを有する表示部と、入力情報に応じて、複数のドットのそれぞれについて、第1乃至第nの赤色LEDの発光状態、第1乃至第nの緑色LEDの発光状態及び第1乃至第nの青色LEDの発光状態をそれぞれ制御する制御部とを備える。
上記第3の形態のLED表示装置によると、所定点を囲む第1乃至第3の赤色LEDと、所定点を囲む第1乃至第3の緑色LEDと、所定点を囲む第1乃至第3の青色LEDとが120°間隔で配置される。これにより、各色LEDの重心位置が中心に対して対称配置されるので、特に白色発光時のドット内での発光分布の均一性が確保される。また、各色LEDが所定点を囲んで配置されるので、各色の発光位置の重心がより上記点に近づき、各発光位置の偏りが抑制される。したがって、情報表示用のLED表示装置において、1ドットが9個又は12個のLEDからなる簡素かつ低コストな構成でフルカラー表示が可能となり、かつ適度な解像度を確保しつつも、各色LEDをバランス良く配置して表示の視認性を向上することができる。
ここで、n=3として、第1の赤色LED、第1の緑色LED及び第1の青色LEDは、所定点を中心とする第1の円の円周上に120°間隔で配置される。第2の赤色LED、第2の緑色LED及び第2の青色LEDは、第1の円よりも半径が大きくかつ所定点を中心とする第2の円の円周上に120°間隔で配置される。第3の赤色LED、第3の緑色LED及び第3の青色LEDは、第2の円の円周上に120°間隔で配置され、かつ第2の赤色LED、第2の緑色LED及び第2の青色LEDを所定点に関して60°回転した位置に配置される。そして、第1の赤色LED、第1の緑色LED及び第1の青色LEDのうちの任意の第1発光色及び第2発光色のLEDと、第2及び第3の赤色LED、第2及び第3の緑色LED並びに第2及び第3の青色LEDのうちの、第1及び第2の発光色とは異なる第3発光色の2つのLEDとが平行に配置される。このように、LEDが均等的な位置に配置されるので、ドット内におけるLED配置の均一性が高く、特に白色発光時のドット内での発光分布の均一性が確保される。
上記第4の形態によるLED表示装置は、配列された複数のドットの各々において、3個の赤色LED、3個の緑色LED及び3個の青色LEDが、同色のLEDが行又は列方向に隣り合わないように3×3行列状に配置された、表示部と、入力情報に応じて、複数のドットのそれぞれについて、3個の赤色LEDの発光状態、3個の緑色LEDの発光状態及び3個の青色LEDの発光状態をそれぞれ制御する制御部とを備える。
上記第4の形態のLED表示装置によると、各ドットにおいて、各色LEDが、同色のLEDが行又は列方向に隣り合わないように3×3行列状に配置されるので、ドット内及び(ドットがマトリクス配置される場合には)ドット間におけるLED配置の均一性が高く、特に白色発光時のドット内及びドット間での発光分布の均一性が確保される。したがって、情報表示用のLED表示装置において、1ドットが9個のLEDからなる簡素かつ低コストな構成でフルカラー表示が可能となり、かつ適度な解像度を確保しつつも、各色LEDをバランス良く配置して表示の視認性を向上することができる。
ここで、3個の赤色LED、3個の緑色LED及び3個の青色LEDは、3×3行列の中央行又は中央列に対して線対称に配置されることが好ましい。この構成によると、ドットがマトリクス状に配置される場合に、全体として、赤色LED、緑色LED及び青色LEDの配置の分散性が得られ、表示部全体における均質な表示が可能となる。
本発明の各実施形態によるLED表示装置の概略ブロック図である。 図1のブロック図の一部を詳細に示すブロック図である。 本発明の第1の実施形態によるLED表示装置におけるLED配置を示す図である。 第1の実施形態におけるLED配置の変形例を示す図である。 本発明の第2の実施形態によるLED表示装置におけるLED配置を示す図である。 図5のLED配置を説明する図である。 第2の実施形態におけるLED配置の変形例を示す図である。 第2の実施形態におけるLED配置の変形例を示す図である。 本発明の第3の実施形態によるLED表示装置におけるLED配置を示す図である。 第3の実施形態におけるLED配置の変形例を示す図である。 第3の実施形態におけるLED配置の変形例を示す図である。 第3の実施形態におけるLED配置の変形例を示す図である。 第3の実施形態におけるLED配置の変形例を示す図である。 本発明の第4の実施形態によるLED表示装置におけるLED配置を示す図である。 第4の実施形態におけるLED配置の変形例を示す図である。
<基本構成>
図1に、本発明の各実施形態におけるLED表示装置1の概略ブロック図を示す。LED表示装置1は表示部2及び制御部3を備える。本発明のLED表示装置1は、文字、図形又はこれらの組合せ(以下、「文字等」という)といった情報を表示するための装置である。なお、以降において、各図面は模式図であり、寸法通りとは限らない。
表示部2はマトリクス状に配列された複数のドット20を有し、各ドット20はフルカラー発光が可能となるように構成される。詳細を後述するように、各ドット20には、三原色(赤色、緑色及び青色)のLEDが所定の配列で配置される。そして、各色のLEDの発光状態が制御されることにより、例えば、赤、緑、青、黄、シアン、マゼンタ、白、及び消灯といったような表示色が出力される。例えば、図1に示す例では、「A」に対応する位置のドット20が赤色LEDのみの発光により赤色で表示され、「01」に対応する位置のドット20が全LEDの発光により白色で表示される。そして、「→」に対応する位置のドット20について、左側のドットから右側のドットにかけて赤色LEDの輝度を減少させつつ、緑色LED及び青色LEDの輝度を増加させ、赤色から白色に変化するグラデーションが表現される。なお、残りのドット20は消灯されている。これにより、赤色、白色及びそのグラデーションで表現された表示「A→01」を表現することができる。なお、各実施形態では、上記8色程度の発光色を想定しているが、各色LEDの発光比率を調整することにより1ドットにおける発光色の増加又は減少は適宜設定可能である。また、以降では、原則として、複数のドット20の配列がマトリクス配置(ドットが行方向及び列方向に整列された配列)であるものとして説明を行うが、複数のドット20の配列は千鳥配置(列又は行ごとに、行又は列が半ドットずれた配列)であってもよい。ドット20各々の外形は正方形、円形等であればよく、マトリクス配置、千鳥配置等が可能な形状であればどのような形状であってもよい。
制御部3は、入力部31、CPU32、メモリ33及び駆動部34を有する。入力部31は入力情報を受け付ける入力インターフェイスであり、入力情報には、表示部2で表示されるべき文字等に関する情報が含まれる(文字等のスクロール、点滅、形状変化、色変化等の表示効果の情報も含まれる)。CPU32は、各部間の信号のやりとりを制御するプロセッサであり、メモリ33はプログラム及びデータを記憶するRAM、ROM等のメモリである。CPU32は、入力部31からの入力情報に応じた制御信号を駆動部34に出力する。駆動部34は、CPU32からの制御信号に応じて複数のドット20の各々の発光状態を個別に制御する。
図2に、制御部3の駆動部34及び表示部2の構成の一例を示す。以降において、マトリクス状に形成されたドット20のうちの任意のi行j列におけるドットをドット20ijというものとする。ドット20ijは、それぞれ直列接続された赤色LED_R1〜R3、緑色LED_G1〜G3及び青色LED_B1〜B3を含む。赤色LED_R1〜R3、緑色LED_G1〜G3及び青色LED_B1〜B3の配列の詳細については後述する。駆動部34はドット20ijに対応する駆動回路340ijを有し、駆動回路340ijは、赤色LED_R1〜R3を駆動するための駆動回路340r、緑色LED_G1〜G3を駆動するための駆動回路340g、及び青色LED_B1〜B3を駆動するための駆動回路340bを含む。駆動回路340r、340g及び340bはCPU32からの制御信号に応じて出力電流(LED電流)を制御する。この出力電流の制御には、PWM出力が適用されてもよいし、定電流出力が適用されてもよい。PWM出力においては、所定の周期でオン・オフされる出力電流のオン幅が制御信号に応じて制御され、定電流出力においては、平滑された出力電流のピーク値又は実効値が制御信号に応じて制御される。すなわち、制御部3は、入力情報に応じて、複数のドット20の各々について、赤色LED_R1〜R3の発光状態、緑色LED_G1〜G3の発光状態及び青色LED_B1〜B3の発光状態をそれぞれ制御する。なお、ドット20ijと駆動回路340ijとの間においてホワイトバランス設定が適宜なされているものとする。
前述したように、本発明においては、各色につき3個の赤色LED、緑色LED及び青色LED(合計9個のLED)又は各色につき4個の赤色LED、緑色LED及び青色LED(合計12個のLED)が用いられる。この場合、各色LEDをバランス良く配置して、単色発光時及び混合色発光時において、ドット内又は隣接ドット間で発光位置の偏りが防止又は抑制されるようにするとともに発光分布の均一性を確保する工夫が必要となる。以降において、合計9個又は12個の各色LEDをバランス良く配置するための種々の実施形態を開示する。なお、以降の説明においては、特に断りのない限り、複数のドット20のうちの任意のものをドット20又はドット20ijというものとする。
<第1の実施形態>
図3に、第1の実施形態によるLED表示装置1におけるLED配置を示す。概略として、本実施形態では、各ドット20において、赤色LED_R1、緑色LED_G1及び青色LED_B1の組と、赤色LED_R2、緑色LED_G2及び青色LED_B2の組と、赤色LED_R3、緑色LED_G3及び青色LED_B3の組とが円周上で120°間隔で配置される。
図3に示すように、赤色LED_R1〜R3、緑色LED_G1〜G3及び青色LED_B1〜B3が同一の円21の円周上に配置される。具体的には、赤色LED_R1、青色LED_B1及び緑色LED_G1を円21の中心Cに関して時計回りに120°回転させた位置に赤色LED_R2、青色LED_B2及び緑色LED_G2が配置される。そして、赤色LED_R2、青色LED_B2及び緑色LED_G2を中心Cに関して時計回りに120°回転させた位置に赤色LED_R3、青色LED_B3及び緑色LED_G3が配置される。なお、回転方向は、反時計回りであってもよい。この配置の結果として、赤色LED_R1〜R3の重心と、青色LED_B1〜B3の重心と、緑色LED_G1〜G3の重心とが、円21の中心Cで一致する。また、本実施形態では、全9個のLEDは40°の間隔(角度α)で等間隔に配置されることになる。
このように、各色LEDの重心が一致することにより、単色発光及び混合色発光におけるドット20内での発光位置の偏りがなくなる。また、全LEDが円周上に等間隔(等角度間隔)で配置されるので、単色発光及び混合色発光におけるドット20内での発光分布の均一性が確保される。
図4に、本実施形態の変形例を示す。図3の実施形態と同様に、赤色LED_R1〜R3、緑色LED_G1〜G3及び青色LED_B1〜B3が同一の円21の円周上に配置される。ここでも、赤色LED_R1、青色LED_B1及び緑色LED_G1を円21の中心Cに関して時計回りに120°回転させた位置に赤色LED_R2、青色LED_B2及び緑色LED_G2が配置され、赤色LED_R2、青色LED_B2及び緑色LED_G2を中心Cに関して時計回りに120°回転させた位置に赤色LED_R3、青色LED_B3及び緑色LED_G3が配置される。本変形例においても、上記配置の結果として、赤色LED_R1〜R3の重心と、青色LED_B1〜B3の重心と、緑色LED_G1〜G3の重心とが、円21の中心Cで一致する。
そして、赤色LED_R1、青色LED_B1及び緑色LED_G1が所定の角度βで等間隔に配置され、赤色LED_R2、青色LED_B2及び緑色LED_G2も角度βで等間隔に配置され、赤色LED_R3、青色LED_B3及び緑色LED_G3も角度βで等間隔に配置される。言い換えると、赤色LED_R1〜R3の配置が中心Cに関して角度βだけ時計回りに回転された位置に青色LED_B1〜B3が配置され、青色LED_B1〜B3の配置が中心Cに関して角度βだけ時計回りに回転された位置に緑色LED_G1〜G3が配置される。
図4に示すような配置においても、各色LEDの重心が一致し、単色発光及び混合色発光におけるドット20内での発光位置の偏りがなくなる。また、上記角度βを調整することにより、ドット20の配列(マトリクス配置、千鳥配置等)に対応して隣接ドット20間の発光位置分布が調整可能となる。
なお、図3及び図4では、1つのRGBの組において、時計回りに赤色LED→青色LED→緑色LEDの順序で配置される例を示したが、各RGBの組において同一の順序であればLEDは他の順序で配置されてもよい。
以上のように、本実施形態のLED表示装置1によると、ドット20において、赤色LED_R1、緑色LED_G1及び青色LED_B1の組と、赤色LED_R2、緑色LED_G2及び青色LED_B2の組と、第3の赤色LED_R3、緑色LED_G3及び青色LED_B3の組とが120°間隔で配置されるので、各色LEDの重心位置が一致する。これにより、単色発光及び混合色発光におけるドット内での発光位置の偏りがなくなる。したがって、情報表示用のLED表示装置1において、1ドットが9個のLEDからなる簡素かつ低コストな構成でフルカラー表示が可能となり、かつ適度な解像度を確保しつつも、各色LEDをバランス良く配置して表示の視認性を向上することができる。
また更に、赤色LED、緑色LED及び青色LEDが同一円周上に配置され、特に、赤色LED、緑色LED及び青色LEDが等間隔に配置される場合、単色発光及び混合色発光におけるドット20内での発光分布の均一性が確保される。
<第2の実施形態>
本実施形態でも、各ドット20において、赤色LED_R1、緑色LED_G1及び青色LED_B1の組と、赤色LED_R2、緑色LED_G2及び青色LED_B2の組と、赤色LED_R3、緑色LED_G3及び青色LED_B3の組とが円周上で120°間隔で配置される。そして、上記第1の実施形態では、RGBの組ごとに120°回転されたLEDが円周上に配置される構成を示したが、本実施形態では、RGBの組ごとに120°回転されたLEDが正三角形の辺上に配置される構成を示す。図5に、本実施形態によるLED表示装置1におけるLED配置を示す。
図5に示すように、赤色LED_R1〜R3、緑色LED_G1〜G3及び青色LED_B1〜B3が正三角形22の辺上に配置される。具体的には、赤色LED_R1、青色LED_B1及び緑色LED_G1が、この順序で頂点22aから頂点22bの間の4等分点に配置される。同様に、赤色LED_R2、青色LED_B2及び緑色LED_G2が、この順序で頂点22bから頂点22cの間に4等分点に配置され、赤色LED_R3、青色LED_B3及び緑色LED_G3が、この順序で頂点22cから頂点22aの間に4等分点に配置される。この配置によると、赤色LED_R1〜R3の重心と、青色LED_B1〜B3の重心と、緑色LED_G1〜G3の重心とが正三角形22の重心に一致する。
このように、各色LEDの重心が一致することにより、単色発光及び混合色発光におけるドット20内での発光位置の偏りがなくなる。また、各色LEDが正三角形の辺上で等間隔に配置されるので、単色発光及び混合色発光におけるドット20内での発光分布の均一性が確保される。また、図6に示すように、ドット20が千鳥配置された場合に、隣接ドット間でLED配置の反復性又は均等性が得られる。例えば、ドット20ijの赤色LED_R2、青色LED_B2及び緑色LED_G2と、ドット20i+1、jの赤色LED_R3、青色LED_B3及び緑色LED_G3と、及びドット20i、j+1の赤色LED_R1、青色LED_B1及び緑色LED_G1は、各ドット20と実質的に同じ(すなわち、順序が反転された)LED配置を形成する。
なお、図7Aに一変形例として示すように、1つのRGBセットのLEDにおいて、両端のLEDが両頂点よりも中央のLEDに近い位置に配置されていてもよい。具体的には、青色LED_B1が辺22abの中点に配置されるとともに赤色LED_R1及び緑色LED_G1が頂点22a及び22bよりも青色LED_B1に近い位置に配置される。同様に、青色LED_B2が辺22bcの中点に配置されるとともに赤色LED_R2及び緑色LED_G2が頂点22b及び22cよりも青色LED_B2に近い位置に配置され、青色LED_B3が辺22caの中点に配置されるとともに赤色LED_R3及び緑色LED_G3が頂点22c及び22aよりも青色LED_B3に近い位置に配置される。
図7Aに示すような配置においても、各色LEDの重心が正三角形22の重心に一致し、単色発光及び混合色発光におけるドット20内での発光位置の偏りがなくなる。また、各LEDの素子のサイズに対して正三角形22のサイズが小さい場合に、頂点22a、22b及び22c付近におけるLEDの近接配置が防止され、これにより、LED相互における熱的な影響が抑制される。
また、図7Bに他の変形例として示すように、1つのRGBセットのLEDにおいて正三角形22の一辺上の一方の頂点側に各LEDが偏った配置が採用されてもよい。具体的には、赤色LED_R1、青色LED_B1及び緑色LED_G1がこの順序で等間隔に、頂点22bよりも頂点22a側に配置される。同様に、赤色LED_R2、青色LED_B2及び緑色LED_G2がこの順序で等間隔に、頂点22cよりも頂点22b側に配置され、赤色LED_R3、青色LED_B3及び緑色LED_G3がこの順序で等間隔に、頂点22aよびも頂点22c側に配置される。
図7Bに示すような配置においても、各色LEDの重心が正三角形22の重心に一致し、単色発光及び混合色発光におけるドット20内での発光位置の偏りがなくなる。また、各LEDの素子のサイズに対して正三角形22のサイズが小さい場合に、頂点22a、22b及び22c付近におけるLEDの近接配置が防止され、これによりLED相互における熱的な影響が抑制される。また更に、各LEDの素子のサイズに対して正三角形22のサイズが更に小さい場合に、9個のLEDの効率的な配置が可能となる。
なお、図5、図6、図7A及び図7Bでは、LEDが、各辺上で、正三角形22の内側から見て赤色LED→青色LED→緑色LEDの順に配置される例を示したが、三辺について同一の順序であれば他の順序で配置されてもよい。
以上のように、本実施形態のLED表示装置1によると、第1の実施形態と同様に、単色発光及び混合色発光においてもドット内での発光位置の偏りがなくなる。したがって、情報表示用のLED表示装置1において、1ドットが9個のLEDからなる簡素かつ低コストな構成でフルカラー表示が可能となり、かつ適度な解像度を確保しつつも、各色LEDをバランス良く配置して表示の視認性を向上することができる。
また更に、RGBの各組において、赤色LED、緑色LED及び青色LEDが正三角形22の各辺の4等分割点に配置される場合、単色発光及び混合色発光におけるドット20内での発光分布の均一性が確保される。
<第3の実施形態>
上記第1及び第2の実施形態では、LEDが、1つのRGBセットを単位として120°回転配置される構成を示したが、本実施形態では、1つの発光色を単位として120°回転配置される構成を示す。図8に、本実施形態によるLED表示装置1におけるLED配置を示す。
図8に示すように、ドット20には、中心Cを内部に含む3角形を形成する赤色LED_R1〜R3と、赤色LED_R1〜R3を中心Cに関して時計回りに120°回転させた位置に配置された緑色LED_G1〜G3と、緑色LED_G1〜G3を中心Cに関して時計回りに120°回転させた位置に配置された青色LED_B1〜B3とが含まれる。なお、回転方向は、反時計回りであってもよい。より具体的には、赤色LED_R1、緑色LED_G1及び青色LED_B1が内円23の円周上にこの順序(時計回り、以下同じ)で120°間隔で配置される。そして、赤色LED_R2、緑色LED_G2及び青色LED_B2が外円24の円周上にこの順序で120°間隔で配置され、赤色LED_R3、緑色LED_G3及び青色LED_B3も外円24の円周上にこの順序で120°間隔で配置される。内円23及び外円24は中心Cに関して同心状に配置される。赤色LED_R2、緑色LED_G2及び青色LED_B2の組と、赤色LED_R3、緑色LED_G3及び青色LED_B3の組との位置関係については後述する。
これにより、各色LEDの重心位置は、中心Cに関して120°ずつ回転した位置となる。すなわち、赤色LED_R1〜R3の重心を中心Cに関して時計回りに120°回転した位置に緑色LED_G1〜G3の重心が位置し、緑色LED_G1〜G3の重心を中心Cに関して時計回りに120°回転した位置に青色LED_B1〜B3の重心が位置することになる。このように、各色LEDの重心が中心Cに対して120°回転位置に配置されることにより、特に白色発光時のドット20内での発光分布の均一性が確保される。
また、上記配置により、同一色のLEDが中心Cを囲んで配置される。すなわち、赤色LED_R1〜R3が中心Cを囲んで配置され、緑色LED_G1〜G3も中心Cを囲んで配置され、青色LED_B1〜B3も中心Cを囲んで配置される。これにより、各色の発光位置の重心がより中心Cに近づき、単色発光及び混合色発光におけるドット内の発光位置の偏りが抑制される。
そして、本実施形態では、外円24上の赤色LED_R2と赤色LED_R3とは60°間隔で配置され、その結果として緑色LED_G2及びG3並びに青色LED_B2及びB3もそれぞれ60°間隔で配置される。すなわち、赤色LED_R2、緑色LED_G2及び青色LED_B2の配置を時計回りに60°回転した位置に、赤色LED_R3、緑色LED_G3及び青色LED_B3が配置される。言い換えると、赤色LED_R2と赤色LED_R3、緑色LED_G2と緑色LED_G3、及び青色LED_B2と青色LED_B3とは、それぞれ隣接する。
そして、内円23上のLEDと外円24上のLEDの位置関係について、内円23上の任意の第1及び第2発光色のLEDと外円24上の第3発光色(第1及び第2発光色とは異なる発光色)のLEDとが平行になるように配置される。例えば、赤色LED_R1及び緑色LED_G1と青色LED_B2及びB3とが平行に配置される(これにより、必然的に、緑色LED_G1及び青色LED_B1と赤色LED_R2及びR3とが平行に配置され、青色LED_B1及び赤色LED_R1と緑色LED_G2及びG3とが平行に配置される)。このように、LEDが対称的及び均等的な位置に配置されるので、ドット内におけるLED配置の均一性が高く、特に白色発光時のドット内での発光分布の均一性が確保される。
また、図9Aに一変形例として示すように、外円24上の同一色のLEDが中心Cとなす角(狭角側)は、60°より大きく180°未満の角度(以下、「角度θ1」という)であってもよい。具体的には、赤色LED_R2と中心Cと赤色LED_R3とのなす角がθ1(図9Aにおいては150°程度)となり、緑色LED_G2と中心Cと緑色LEDG3とのなす角がθ1となり、緑色LED_G2と中心Cと緑色LED_G3とのなす角がθ1となるように配置される。すなわち、赤色LED_R2及びR3の配置を時計回りに角度θ1だけ回転した位置に緑色LED_G2及びG3が配置され、緑色LED_G2及びG3の配置を時計回りに角度θ1だけ回転した位置に青色LED_B2及びB3が配置される。このように、外円上の角度θ1を調整することにより(必要に応じて各円の半径の調整と併せて)、各色LEDの重心を所望の位置に決定することができる。また、角度θ1を調整することにより、ドット20の配列(マトリクス配置、千鳥配置等)に対応して隣接ドット20間の発光位置の分布が調整可能となる。
また、図9Bに他の変形例として示すように、内円上に配置されるLEDと外円上に配置されるLEDの関係を図8の場合と逆にしてもよい。すなわち、図9Bに示すように、内円23´には6個のLEDが配置され、外円24には3個のLEDが配置されるようにしてもよい。なお、本変形例における内円23´は、図8における内円23よりも若干大きいものが想定される。
具体的には、図9Bに示すように、赤色LED_R1、緑色LED_G1及び青色LED_B1が外円24の円周上にこの順序(時計回り、以下同じ)で120°間隔で配置される。そして、赤色LED_R2、緑色LED_G2及び青色LED_B2が内円23´の円周上にこの順序で120°間隔で配置され、赤色LED_R3、緑色LED_G3及び青色LED_B3も内円23´の円周上にこの順序で120°間隔で配置される。そして、内円23´上の赤色LED_R2と赤色LED_R3とは60°間隔で配置され、その結果として緑色LED_G2及びG3並びに青色LED_B2及びB3もそれぞれ60°間隔で配置される。すなわち、赤色LED_R2、緑色LED_G2及び青色LED_B2の配置を時計回りに60°回転した位置に、赤色LED_R3、緑色LED_G3及び青色LED_B3が配置される。言い換えると、赤色LED_R2と赤色LED_R3、緑色LED_G2と緑色LED_G3、及び青色LED_B2と青色LED_B3とは、それぞれ隣接する。
そして、外円24上のLEDと内円23´上のLEDとの位置関係について、赤色LED_R1が、中心Cから見て緑色LED_G3と青色LED_B2の間(特に、中央)にあることが好ましい。その結果として、緑色LED_G1が、中心Cから見て青色LED_B3と赤色LED_R2の間(特に、中央)に配置され、青色LED_B1が、中心Cから見て赤色LED_R3と緑色LED_G2の間(特に、中央)に配置される。言い換えると、外円24上の任意の第1及び第2発光色のLEDと内円23´上の第3発光色(第1及び第2発光色とは異なる発光色)のLEDとが平行になるように配置される。例えば、赤色LED_R1及び緑色LED_G1と青色LED_B2及びB3とが平行に配置される(これにより、必然的に、緑色LED_G1及び青色LED_B1と赤色LED_R2及びR3とが平行に配置され、青色LED_B1及び赤色LED_R1と緑色LED_G2及びG3とが平行に配置される)。なお、外円24の半径と内円23´の半径の設定によっては、9個のLEDによって正三角形が形成される。
図9Bに示すように、内円23´に6個のLEDが配置され、外円24に3個のLEDが配置される構成によると、内円23´の6個のLEDによってドット内の発光位置分布が概ね決定され、外円24の3個のLEDによって隣接ドット間の発光位置が調整される。上記外円24上のLEDの配置を調整することにより、ドット20の配列(マトリクス配置、千鳥配置等)に対応して隣接ドット20間の発光位置の分布が調整可能となる。
また、図9Cに他の変形例として示すように、各色につき4個のLED、すなわち全12個のLEDが三重円上に配置されるようにしてもよい。図9Cに示すように、ドット20には、中心Cを内部に含む四角形を形成する赤色LED_R1〜R4と、赤色LED_R1〜R4を中心Cに関して時計回りに120°回転させた位置に配置された緑色LED_G1〜G4と、緑色LED_G1〜G4を中心Cに関して時計回りに120°回転させた位置に配置された青色LED_B1〜B4とが含まれる。なお、回転方向は、反時計回りであってもよい。また、同一色の4個のLEDは、電気的には直列接続されていればよい。
具体的には、赤色LED_R1、緑色LED_G1及び青色LED_B1が内円23の円周上にこの順序(時計回り、以下同じ)で120°間隔で配置される。そして、赤色LED_R2、緑色LED_G2及び青色LED_B2が外円24の円周上にこの順序で120°間隔で配置され、赤色LED_R3、緑色LED_G3及び青色LED_B3も外円24の円周上にこの順序で120°間隔で配置される。更に、赤色LED_R4、緑色LED_G4及び青色LED_B4が内円23と外円24上の間に位置する中円25の円周上にこの順序で120°間隔で配置される。なお、内円23、外円24及び中円25は中心Cに関して同心状に配置される。各円同士の回転角については後述する。
これにより、各色LEDの重心位置は、中心Cに関して120°ずつ回転した位置となる。すなわち、赤色LED_R1〜R4の重心を中心Cに関して時計回りに120°回転した位置に緑色LED_G1〜G4の重心が位置し、緑色LED_G1〜G4の重心を中心Cに関して時計回りに120°回転した位置に青色LED_B1〜B4の重心が位置することになる。このように、各色LEDの重心が中心Cに対して120°回転位置に配置されることにより、特に白色発光時のドット20内での発光分布の均一性が確保される。また、本変形例でも、同一色のLEDが中心Cを囲んで配置される。すなわち、赤色LED_R1〜R4が中心Cを囲んで配置され、緑色LED_G1〜G4も中心Cを囲んで配置され、青色LED_B1〜B4も中心Cを囲んで配置される。これにより、各色の発光位置の中心がより中心Cに近づき、単色発光及び混合色発光におけるドット内の発光位置の偏りが抑制される。
なお、本変形例では、外円24上の赤色LED_R2と赤色LED_R3とは180°間隔で、緑色LED_G2と緑色LED_G3とは180°間隔で、青色LED_B2と青色LED_B3とは180°間隔で配置される。そして、全LEDについて、半径方向に隣接するLED同志の間隔(例えば、青色LED_B1と赤色LED_R3が中心Cとなす角、赤色LED_R3と緑色LED_G4が中心Cとなす角、以下同様)が30°で等角度となるように配置される。これにより、ドット20内でのLEDの配置効率が高まる。
また、図9Dに他の変形例として示すように、各色について4個のLEDが二重円上に配置されるようにしてもよい。なお、第1の実施形態の拡張として、各色について4個のLEDが図3又は図4に示す配置のように1つの円周上に一定の色周期で(好ましくは等間隔に)配列されるようにすることも可能であるが、本変形例では、1ドットのサイズを増大させないようにするため、二重円の円周上に12個のLEDが分散配置されてLEDの配置密度が高められる。
図9Dに示すように、赤色LED_R1及びR3、青色LED_B1及びB3、並びに緑色LED_G1及びG3が外円24の円周上に配置され、赤色LED_R2及びR4、青色LED_B2及びB4、並びに緑色LED_G2及びG4が内円26の円周上に配置される。ここで、赤色LED_R1〜R4の重心と、青色LED_B1〜B4の重心と、緑色LED_G1〜G4の重心とが中心Cで一致するように、各色LEDは同一円上で180°の間隔で配置されることが好ましい。これにより、第1の実施形態と同じ効果が得られる。ここで、外円24上の任意色LEDと内円26上の当該色LEDのなす角(例えば、青色LED_B1及びB3を結ぶ線と青色LED_B2及びB4を結ぶ線のなす角)(以下、「角度θ2」という)はいずれの角度であっても上記の重心一致が担保される。ただし、発光位置の対称性及び均等性の観点から、図9Dに示すように、角度θ2は90°であることが好ましい。
図9Dに示すような配置においても、各色LEDの重心が一致し、単色発光及び混合色発光におけるドット20内での発光位置の偏りがなくなる。また、上記角度θ2を調整することにより、ドット20の配列(マトリクス配列、千鳥配列等)に対応して隣接ドット20間の発光位置分布が調整可能となる。
なお、図8及び図9A〜図9Cでは、LEDが時計回りに赤色LED→緑色LED→青色LEDの順に配置される例を示し、図9Dでは、LEDが時計回りに赤色LED→青色LED→緑色LEDの順に配置される例を示したが、LEDは、各形態において同一の順序であれば他の順序で配置されてもよい。
以上のように、本実施形態のLED表示装置1によると、中心Cを囲む赤色LED_R1〜R3(R4)と、緑色LED_G1〜G3(G4)と、青色LED_B1〜B3(B4)とが120°間隔で配置される。これにより、各色LEDの重心位置が中心に対して対称配置されるので、特に白色発光時のドット内での発光分布の均一性が確保される。また、各色LEDが中心Cを囲んで配置されるので、各色の発光位置の重心がより中心Cに近づき、各発光位置の偏りが抑制される。したがって、情報表示用のLED表示装置1において、1ドットが9個又は12個のLEDからなる簡素かつ低コストな構成でフルカラー表示が可能となり、かつ適度な解像度を確保しつつも、各色LEDをバランス良く配置して表示の視認性を向上することができる。
<第4の実施形態>
上記第1から第3の実施形態では、ドット20内で各色LEDが周回的に配置される構成を示したが、本実施形態では各色LEDが行列状に配置される構成を示す。図10に、本実施形態によるLED表示装置1におけるLED配置を示す。本実施形態では、各色につき3個のLED、すなわち全9個のLEDが行列配置される。なお、説明の便宜上、3×3行列の最上行最左列の位置をa11、最上行中央列の位置をa12、最上行最右列の位置をa13、中央行最左列の位置をa21、中央行中央列の位置をa22、中央行最右列の位置をa23、最下行最左列の位置をa31、最下行中央列の位置をa32、及び最下行最右列の位置をa33というものとする。そして、各位置は行及び列において等間隔に位置し、3×3行列全体として正方形が形成されていることが好ましい。
図10に示すように、赤色LED_R1、R2及びR3が行列のa31、a22及びa33の位置にそれぞれ配置され、緑色LEDG1、G2及びG3が行列のa21、a12及びa23の位置にそれぞれ配置され、青色LEDB1、B2及びB3が行列のa11、a32及びa13の位置にそれぞれ配置される。すなわち、赤色LED_R1〜R3、緑色LED_G1〜G3及び青色LED_B1〜B3が、3×3行列の中央列(a12、a22、a32)に対して線対称に配置される。なお、赤色LED_R1〜R3、緑色LED_G1〜G3及び青色LED_B1〜B3が、3×3行列の中央行(a21、a22、a23)に対して線対称に配置されるようにしてもよい。
このように、赤色LED_R1〜R3、緑色LED_G1〜G3及び青色LED_B1〜B3について、1ドット内で同じ発光色のLEDが行又は列方向に隣り合わないようにマトリクス状に配置される。そして、ドット20がマトリクス状に配置される場合に、表示部2における表示全体として、赤色LED、緑色LED及び青色LEDの間隔に偏りが発生せず、均質な表示が可能となる。
図11に本実施形態の変形例を示す。本変形例では、赤色LED_R1、R2及びR3が行列のa33、a21及びa12の位置にそれぞれ配置され、緑色LED_G1、G2及びG3が行列のa32、a23及びa11の位置にそれぞれ配置され、青色LED_B1、B2及びB3が行列のa31、a22及びa13の位置にそれぞれ配置される。本変形例でも、赤色LED_R1〜R3、緑色LED_G1〜G3及び青色LED_B1〜B3について、1ドット内で同じ発光色のLEDが行及び列方向に隣り合わないようにマトリクス状に配置されることになる。また、この配列によると、ドット20がマトリクス状に配置されても、隣接ドットとの関係において、同じ発光色のLEDが行方向及び列方向に隣り合うことはない。したがって、ドット20がマトリクス状に配置される場合に、表示部2の表示全体における各発光色の分散性が確保される。ただし、単色発光の場合に、同色のLEDによって斜めの筋が形成されることが注記される。
なお、図10及び図11における、赤色LED、緑色LED及び青色LEDの順序は相互に互換可能である。すなわち、図10に示すような配置においては、最上行に、第1発光色のLED、第2発光色のLED及び第1発光色のLEDがこの順序で配列され、中央行に、第2発光色のLED、第3発光色のLED及び第2発光色のLEDがこの順序で配列され、最下行に、第3発光色のLED、第1発光色のLED及び第3発光色のLEDがこの順序で配列されるようにすればよい。また、図11においては、青色LEDが行列の対角要素を形成するように配置され、残余の2色のLEDが対角要素を挟んで配置される配列を示したが、赤色LED又は緑色LEDが行列の対角要素を形成するように配置され、残余の2色のLEDが対角要素を挟んで配置されるようにしてもよい。すなわち、最上行に、第1発光色のLED、第2発光色のLED及び第3発光色のLEDがこの順序で配列され、中央行に、第2発光色のLED、第3発光色のLED及び第1発光色のLEDがこの順序で配列され、最下行に、第3発光色のLED、第1発光色のLED及び第2発光色のLEDがこの順序で配列されるようにすればよい。
以上のように、本実施形態のLED表示装置1によると、各色LEDが、同色のLEDが行又は列方向に隣り合わないように3×3行列状に配置されるので、ドット内及び(ドット20がマトリクス配置される場合には)ドット間におけるLED配置の均一性が高く、特に白色発光時のドット内及びドット間での発光分布の均一性が確保され得る。したがって、情報表示用のLED表示装置1において、1ドットが9個のLEDからなる簡素かつ低コストな構成でフルカラー表示が可能となり、かつ適度な解像度を確保しつつも、各色LEDをバランス良く配置して表示の視認性を向上することができる。
1 LED表示装置
2 表示部
3 制御部
20 ドット
21 円
22 正三角形
23、23´、26 内円
24 外円
25 中円
R1〜R4 赤色LED
G1〜G4 緑色LED
B1〜B4 青色LED

Claims (4)

  1. LED表示装置であって、
    複数のドットが配列され、該複数のドットの各々が9個のみのLEDを備え、該9個のみのLEDが、第1の赤色LED、第1の緑色LED及び第1の青色LEDと、前記第1の赤色LED、前記第1の緑色LED及び前記第1の青色LEDを所定点に関して所定方向に120°回転させた位置に配置された第2の赤色LED、第2の緑色LED及び第2の青色LEDと、前記第2の赤色LED、前記第2の緑色LED及び前記第2の青色LEDを前記所定点に関して前記所定方向に120°回転させた位置に配置された第3の赤色LED、第3の緑色LED及び第3の青色LEDとからなる、表示部と、
    入力情報に応じて、前記複数のドットのそれぞれについて、前記第1乃至第3の赤色LEDの発光状態、前記1乃至第3の緑色LEDの発光状態及び前記第1乃至第3の青色LEDの発光状態をそれぞれ制御する制御部と
    を備え、
    前記第1乃至第3の赤色LED、前記第1乃至第3の緑色LED及び前記第1乃至第3の青色LEDが同一円周上に配置され、
    前記第1乃至第3の赤色LED、前記第1乃至第3の緑色LED及び前記第1乃至第3の青色LEDが等間隔に配置された、LED表示装置。
  2. LED表示装置であって、
    複数のドットが配列され、該複数のドットの各々に、第1の赤色LED、第1の緑色LED及び第1の青色LEDと、前記第1の赤色LED、前記第1の緑色LED及び前記第1の青色LEDを所定点に関して所定方向に120°回転させた位置に配置された第2の赤色LED、第2の緑色LED及び第2の青色LEDと、前記第2の赤色LED、前記第2の緑色LED及び前記第2の青色LEDを前記所定点に関して前記所定方向に120°回転させた位置に配置された第3の赤色LED、第3の緑色LED及び第3の青色LEDとを有する表示部と、
    入力情報に応じて、前記複数のドットのそれぞれについて、前記第1乃至第3の赤色LEDの発光状態、前記1乃至第3の緑色LEDの発光状態及び前記第1乃至第3の青色LEDの発光状態をそれぞれ制御する制御部と
    を備え、
    前記第1の赤色LED、前記第1の緑色LED及び前記第1の青色LEDが正三角形の第1の辺上に配置され、前記第2の赤色LED、前記第2の緑色LED及び前記第2の青色LEDが前記正三角形の第2の辺上に配置され、前記第3の赤色LED、前記第3の緑色LED及び前記第3の青色LEDが前記正三角形の第3の辺上に配置され、
    前記第1の赤色LED、前記第1の緑色LED及び前記第1の青色LEDが前記第1の辺の4等分点に配置され、前記第2の赤色LED、前記第2の緑色LED及び前記第2の青色LEDが前記第2の辺の4等分点に配置され、前記第3の赤色LED、前記第3の緑色LED及び前記第3の青色LEDが前記第3の辺の4等分点に配置されたLED表示装置。
  3. 前記複数のドットが千鳥配置された、請求項2に記載のLED表示装置。
  4. LED表示装置であって、
    複数のドットが配列され、該複数のドットの各々が9個のみのLEDを備え、該9個のみのLEDが、第1の赤色LED、第1の緑色LED及び第1の青色LEDと、前記第1の赤色LED、前記第1の緑色LED及び前記第1の青色LEDを所定点に関して所定方向に120°回転させた位置に配置された第2の赤色LED、第2の緑色LED及び第2の青色LEDと、前記第2の赤色LED、前記第2の緑色LED及び前記第2の青色LEDを前記所定点に関して前記所定方向に120°回転させた位置に配置された第3の赤色LED、第3の緑色LED及び第3の青色LEDとからなる、表示部と、
    入力情報に応じて、前記複数のドットのそれぞれについて、前記第1乃至第3の赤色LEDの発光状態、前記1乃至第3の緑色LEDの発光状態及び前記第1乃至第3の青色LEDの発光状態をそれぞれ制御する制御部と
    を備え、
    前記第1の赤色LED、前記第1の緑色LED及び前記第1の青色LEDが正三角形の第1の辺上に配置され、前記第2の赤色LED、前記第2の緑色LED及び前記第2の青色LEDが前記正三角形の第2の辺上に配置され、前記第3の赤色LED、前記第3の緑色LED及び前記第3の青色LEDが前記正三角形の第3の辺上に配置され、
    前記第1乃至第3の赤色LEDの重心と、前記第1乃至第3の青色LEDの重心と、前記第1乃至第3の緑色LEDの重心とが前記正三角形の重心に一致し、
    前記第1の赤色LED、前記第1の緑色LED及び前記第1の青色LEDが前記第1の辺上で等間隔にかつ一方の頂点側に偏って配置され、前記第2の赤色LED、前記第2の緑色LED及び前記第2の青色LEDが前記第2の辺上で等間隔にかつ一方の頂点側に偏って配置され、前記第3の赤色LED、前記第3の緑色LED及び前記第3の青色LEDが前記第3の辺上で等間隔にかつ一方の頂点側に偏って配置された、LED表示装置。
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