JP6421431B2 - 商品購入リマインダシステム及び商品購入リマインド方法 - Google Patents
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Description
つまり、買い物メモに登録した商品をユーザが確認するには、ユーザによる意識的な操作が必要である。このために、例えば、ユーザが忙しかったり、何かの用事などに気を取られていたりするような状況では、買い物メモに登録した商品を確認すること自体を忘れてしまうようなことが起こり得る。そして、買い物メモに登録した商品の確認をユーザが忘れてしまったような場合には商品を買い忘れたりする可能性がある。
[商品購入リマインダシステムの構成例]
図1は、本実施形態における商品購入リマインダシステムの構成例を示している。同図に示す商品購入リマインダシステムは、端末装置100、電子チラシ配信サーバ200、及びリマインドサーバ300を備える。端末装置100は、ネットワーク400経由で電子チラシ配信サーバ200、リマインドサーバ300のそれぞれと通信を行うことができる。
電子チラシ配信サーバ200は、ネットワーク400経由で端末装置100に対して電子チラシを配信するサーバである。
リマインドサーバ300は、端末装置100によりリマインダ情報が登録される。本実施形態のリマインドサーバ300は、登録されたリマインダ情報に含まれる日時情報が示す日時に基づく所定のタイミングで、購入対象商品のあることをユーザに通知するためのリマインド通知の指示を端末装置100に対して行う。
図1及び図2乃至図5を参照して、本実施形態の商品購入リマインダシステムにおける端末装置100、電子チラシ配信サーバ200、及びリマインドサーバ300の動作手順の概要について説明する。以下の説明は、図1に示した手順1〜手順5に従って行う。
端末装置100は、配信された電子チラシを受信する。端末装置100は、受信した電子チラシの画像を画面に表示させる。このように電子チラシの画像が端末装置100にて表示されることで、ユーザは電子チラシを閲覧することができる。なお、電子チラシの表示は、電子チラシを表示する機能を有する電子チラシ閲覧アプリケーションによって行われればよい。あるいは、電子チラシの表示は、ウェブブラウザ上で行われてもよい。
つまり、電子チラシに対するチラシ切り抜き操作は、紙媒体のチラシを見て購入対象商品を見つけた場合に、消費者が購入対象商品を覚えておくためにチラシに書き込みを行ったり、鋏で購入対象商品の掲載部分を切り取って保管しておくなどの行為に相当する。
図2は、電子チラシ配信サーバ200から端末装置100に配信された電子チラシの画像の内容例を示している。同図に示す電子チラシの画像においては、商品掲載領域AR1、AR2、AR3などとして示すように、特定の商品が掲載された複数の領域が配置されている。
端末装置100は、拡大、縮小、移動などの操作に応じて、同図に示す電子チラシの画像の全体を画面に表示させたり、同図に示す電子チラシの画像における一部の画像を画面に表示させたりすることができる。つまり、ユーザは、拡大、縮小、移動などの操作により、画面に表示される電子チラシの画像のサイズや位置を変更しながら電子チラシを閲覧できる。
図3は、チラシ切り抜きモードが設定された端末装置100の画面105Aにおける表示態様の一例を示している。
チラシ切り抜きモードが設定されるのに応じて、端末装置100の画面105AにはフレームFLと、切り抜きボタンBT1とが表示される。
ユーザは、画面105Aに表示される電子チラシの画像の拡大、縮小、移動を行って、電子チラシの画像における所望の部分が適切に切り抜きフレームFL内に収まるようにする。
そして、ユーザは、フレームFL内に商品掲載領域AR2が適切に収まっていることを確認したうえで、切り抜きボタンBT1を操作する。切り抜きボタンBT1に対する操作に応じて、フレームFL内に収まっていた電子チラシの部分画像が電子チラシから切り抜かれる。具体的には、端末装置100が、フレームFL内に収まっていた電子チラシの部分画像を電子チラシの画像からコピーし、コピーした部分画像の画像データを取得する。
このように、本実施形態では、ユーザが行うチラシ切り抜き操作に応じて電子チラシから部分画像(チラシ部分画像)が取得される。
また、リマインダ登録画像においては、日付入力ウィンドウWD1が配置される。ユーザは、端末装置100に対する所定操作によって、チラシ部分画像領域AR11に表示されたチラシ部分画像に対応する日付(日時)を示す数値を日付入力ウィンドウWD1に対して入力する。具体的に、同図においては、日付を示す数値として3月を示す「3」と4日を示す「4」とを入力した例が示されている。
端末装置100は、ユーザの操作によって日付入力ウィンドウWD1に入力された日付を、チラシ部分画像に対応する日付として取得する。
また、端末装置100は、図4に示した日付入力画像におけるメモ入力ウィンドウWD2に対して覚え書きとしての文字が入力されている場合には、メモ入力ウィンドウWD2に入力された文字をメモデータとしてリマインダ登録要求に含める。
そして、端末装置100は、上記のように生成したリマインダ登録要求をネットワーク400経由でリマインドサーバ300に対して送信する。
そして、リマインドサーバ300は、上記のように生成したリマインダ情報を記憶する。これにより、リマインドサーバ300においてリマインダ情報が登録される。
リマインドサーバ300は、登録されたリマインダ情報に含まれる日時情報が示す日時に基づいて通知日時を決定する。具体的に、第1実施形態のリマインドサーバ300は、リマインダ情報に含まれる日時情報としての日付(即ち、日付入力ウィンドウWD1に入力された日付)における所定時刻を通知日時として決定することができる。
そして、リマインドサーバ300は、通知日時に至るのに応じて、登録されたリマインダ情報に基づくリマインド通知を指示するリマインド通知指示を端末装置100に送信する。
本実施形態において、リマインド通知指示としての態様については特に限定されない。リマインド通知指示は、リマインドサーバ300から端末装置100に送信するプッシュ通知と呼ばれる態様により行われてよい。例えば、登録されたリマインダ情報に含まれるチラシ部分画像情報やメモデータをプッシュ通知に含めておくことで、端末装置100は、プッシュ通知の受信に応じて、リマインダの内容を示すリマインダ画像として、チラシ部分画像やメモデータを表示させることができる。
同図に示すリマインダ画像においては、対応のリマインダ情報に含まれるチラシ部分画像情報が示すチラシ部分画像がチラシ部分画像領域AR21に表示される。また、対応のリマインダ情報にメモデータが含まれていた場合には、メモ提示領域AR22においてメモデータの文字が表示される。
ユーザは、同図に示すリマインダ画像を見ることで、今回受信されたリマインド通知指示が、どの購入対象商品についてのものであるのかを知ることができる。
そして、リマインドサーバ300は、リマインダ情報に含まれる日時情報に基づく通知日時に至るのに応じて端末装置100に対してリマインド通知指示を送信する。
端末装置100では、受信したリマインド通知指示に応じたリマインド通知の動作として、図5に例示したようなリマインダ画像を表示させることができる。
これにより、例えば、購入対象商品を買い物メモに登録しておくだけの場合と異なり、ユーザは、購入したいと思っていた商品があったのを忘れていても、リマインド通知によって思い出すことができる。この結果、例えばユーザが買いたかった商品を買い忘れてしまうというようなことが起こる確率を減らすことができる。
次に、図6を参照して、本実施形態における端末装置100の構成例について説明する。同図に示す端末装置100は、通信部101、制御部102、記憶部103、操作部104及び表示部105を備える。
通信部101は、ネットワーク400経由で電子チラシ配信サーバ200、リマインドサーバ300と通信を実行する。
本実施形態の制御部102は、電子チラシの閲覧とリマインド通知とに対応する機能部として、電子チラシ閲覧制御部121、チラシ部分画像取得部122、日時取得部123及びリマインダ登録要求送信部124とを備える。
また、電子チラシ閲覧制御部121は、電子チラシ配信サーバ200から受信した電子チラシがユーザにより閲覧可能なように、電子チラシの画像を表示部105に表示させるための制御を実行する。
日時取得部123は、チラシ部分画像取得部122により取得されたチラシ部分画像に対応する日時を取得する。
なお、チラシ部分画像取得部122が取得する画像対応日時としては、日付のみであってもよいし、日付と時刻との組み合わせであってもよいし、時刻のみであってもよい。
第1実施形態では、図4により説明したように、日時取得部123は、画像対応日時として、ユーザが行った操作に応じて日付入力ウィンドウWD1に入力された日付のみによる情報を取得する。
操作部104は、端末装置100が備える操作子や操作デバイスなどを一括して示している。例えば操作デバイスとして、表示部105と一体化されたタッチパネルが端末装置100に備えられる場合、操作部104にはタッチパネルが含まれる。
操作部104は、操作子や操作デバイスなどに対して行われた操作に応じて操作信号を制御部102に対して出力する。制御部102は、入力した操作信号に応じて所定の処理を実行する。
表示部105は、制御部102の制御に応じて画像を表示する。
続いて、図7を参照して、リマインドサーバ300の構成例について説明する。同図に示すリマインドサーバ300は、通信部301、制御部302及び記憶部303を備える。
通信部301は、ネットワーク400経由で端末装置100と通信を実行する。
制御部302としての機能は、例えば制御部302を構成するCPUが、記憶部103に記憶されるプログラムを実行することにより実現される。
制御部302は、リマインド通知に対応する機能部として、リマインダ情報登録部321とリマインド通知制御部322とを備える。
リマインダ情報がリマインダ情報記憶部331に記憶されることにより、リマインドサーバ300にてリマインダ情報の登録が行われる。
リマインド通知は、これまでの説明から理解されるように、登録されたリマインダ情報に基づいて、購入対象商品のあることをユーザに思い出させるために端末装置100において行われる通知である。
具体的に、本実施形態におけるリマインド通知制御部322は、リマインダ情報に含まれる日時情報が示す日時に基づく通知日時に至るのに応じて、リマインド通知指示を端末装置100に送信する。端末装置100は、リマインド通知指示の受信に応じて、前述のようにリマインド通知を実行する。このように、本実施形態のリマインド通知制御部322は、端末装置100にリマインド通知指示を送信することによって、端末装置100にてリマインド通知が行われるように制御する。
リマインダ情報記憶部331は、リマインダ情報を記憶する。リマインダ情報は、前述のように、リマインダ情報登録部321によってリマインダ情報記憶部331に記憶されることで登録が行われる。
チラシ部分画像情報は、端末装置100上でのチラシ切り抜き操作に応じて電子チラシの画像から取得されたチラシ部分画像を示す情報である。同図においては、チラシ部分画像情報が、チラシ部分画像としての画像データのファイルである場合の例を示している。このように、チラシ部分画像情報は、チラシ部分画像としての画像データそのものであってもよい。
また、リマインドサーバ300におけるリマインド通知制御部322は、リマインド通知指示の送信にあたり、リマインダ情報に含まれる日時情報に基づいて通知日時を決定する。なお、リマインダ情報に含まれる日時情報としては、例えばリマインド通知制御部322が決定した通知日時を格納するようにしてもよい。また、通知日時そのものを端末装置100において入力できるようにしたうえで、入力された通知日時とチラシ部分画像情報とを対応付けたリマインダ情報が端末装置100から送信されるようにしてもよい。
メモデータは、図4に例示したメモ入力ウィンドウWD2に入力された覚え書きとしての文字情報である。
続いて、図9のフローチャートを参照して、リマインダ登録に関連して端末装置100とリマインドサーバ300とが実行する処理手順例について説明する。
端末装置100において、チラシ部分画像取得部122は、チラシ切り抜き操作によって選択されたチラシ部分画像を取得する(ステップS101)。即ち、チラシ部分画像取得部122は、切り抜きボタンBT1に対する操作が行われるのに応じて、このときにフレームFL内に収められていた電子チラシの画像の一部を、チラシ部分画像として取得する。
次に、日時取得部123は、図4に例示したリマインダ登録画像を表示部105に表示させる(ステップS102)。
なお、同図においては図示を省略しているが、リマインダ登録画像におけるメモ入力ウィンドウWD2に対して文字を入力する操作が行われた場合には、制御部102は入力された文字によるメモデータも取得する。
このために、リマインダ登録要求送信部124は、登録指示操作が行われるのに応じて、ステップS101により取得されたチラシ部分画像と、ステップS103により取得された画像対応日時とを含むリマインダ登録要求を生成する。
なお、この際に、リマインダ登録画像におけるメモ入力ウィンドウWD2に対して覚え書きとしての文字が入力されていた場合には、メモ入力ウィンドウWD2に入力された文字によるメモデータもリマインダ登録要求に含められる。
そして、リマインダ登録要求送信部124は、生成したリマインダ登録要求をリマインドサーバ300に対して送信する。
そして、リマインダ情報登録部321は、ステップS202により生成したリマインダ情報を新規登録する(ステップS203)。即ち、リマインダ情報登録部321は、リマインダ情報をリマインダ情報記憶部331に記憶させる。
リマインド通知制御部322は、ステップS301による比較の結果、現在日時が通知日時に至ったか否かについて判定する(ステップS302)。
現在日時が未だ通知日時に至っていなければ(ステップS302−NO)、リマインド通知制御部322は、ステップS301に処理を戻す。
そして、リマインド通知制御部322は、現在日時が通知日時に至ったのに応じて(ステップS302−YES)、リマインド通知指示を送信する(ステップS303)。
つまり、リマインド通知制御部322は、対象のリマインダ情報に含まれるチラシ部分画像を含むリマインド通知指示の情報を生成する。また、対象のリマインダ情報にメモデータが含まれていれば、リマインド通知制御部322は、さらにメモデータをリマインド通知指示に含める。リマインド通知制御部322は、上記のように生成したリマインド通知指示を、対象のリマインダ情報に含まれる端末IDにより示される端末装置100に送信する。
[リマインダ登録画像の態様例]
第1実施形態における端末装置100では、画像対応日時について、図4に例示したように、ユーザが画像対応日時(日付)として入力した数値を取得するようにされていた。
これに対して、第2実施形態においては、リマインダ登録画像において画像対応日時の候補となる複数の日時が提示される。ユーザは、提示された候補のうちから適切な日時を選択する操作を行う。端末装置100は、選択された日時を画像対応日時として取得する。
同図に示すリマインダ登録画像においては、図4に示した態様のリマインダ登録画像上に対して、日時リストLSTが重畳して表示されている。
日時リストLSTは、画像対応日時の複数の候補のリストを提示する。本実施形態において、日時リストLSTが提示する画像対応日時の候補のそれぞれは、チラシ部分画像の取得元の電子チラシの有効期間に基づいて決定される。
具体的に、図11のリマインダ登録画像におけるチラシ部分画像領域AR11に表示されるチラシ部分画像の取得元の電子チラシは、図4の場合と同様に、図2の電子チラシである。ここで、図2の電子チラシの有効期間は3月3日、3月4日、3月5日の3日間である。
そこで、この場合における図11の日時リストLSTにおいては、上記の有効期間に対応して、3月3日、3月4日、3月5日の3つの画像対応日時の候補が提示されるようになっている。
そこで、この場合の端末装置100は、上記のように日時リストLSTから選択された3月4日を画像対応日時として取得する。
このような態様であれば、ユーザが日付などとしての日時の数値を入力する操作を行う必要がないことから、画像対応日時を端末に取得させるにあたってユーザが行うべき操作を簡易化することができる。
図12のフローチャートを参照して、第2実施形態における端末装置100がリマインダ登録に関連して実行する処理手順例について説明する。なお、同図において、図9と同様の処理となるステップについては同一符号を付している。
また、本実施形態における端末装置100の構成としては、図6と同様でよい。また、本実施形態におけるリマインドサーバ300の構成と、リマインドサーバ300がリマインダ登録に関連して実行する処理手順とは、それぞれ、図7、図9と同様でよい。
つまり、日時取得部123は、ステップS101にて取得したチラシ部分画像の取得元の電子チラシの有効期間を取得する(ステップS102−1)。電子チラシの有効期間は、電子チラシの配信データ(電子チラシ配信データ)においてメタデータの1つとして含まれている。
次に、日時取得部123は、ステップS102により表示されたリマインダ登録画像上で、ステップS102−2により決定された候補の日時を提示した日時リストLSTを表示させる(ステップS102−3)。
[概要]
続いて、第3実施形態について説明する。第1実施形態と第2実施形態において、端末装置100は、ユーザによる数値入力操作あるいは複数提示された日時の候補に対する選択操作によって日時が指定されるのに応じて画像対応日時を取得していた。
これに対して、第3実施形態においては、以下に説明するように、端末装置100がチラシ切り抜き操作に応じてチラシ部分画像を取得するのに伴って、特にユーザの日時指定操作を受け付けなくとも、画像対応日時が取得可能なように構成される。
図13は、本実施形態における電子チラシ配信データの構造例を示している。電子チラシ配信データとは、電子チラシの配信にあたり、電子チラシ配信サーバ200が端末装置100に送信するデータである。
電子チラシ配信データは、同図に示すように、ヘッダと電子チラシデータとを含む。
ヘッダには、対応の電子チラシを一意に示す電子チラシIDをはじめとして、電子チラシに関する各種情報が格納される。そして、本実施形態の電子チラシ配信データのヘッダには、メタデータの1つとして、商品掲載領域情報が格納される。
位置とサイズの組み合わせによっては、対応の商品掲載領域が電子チラシにおいて占有する位置範囲が特定される。
商品掲載領域は、図1にて商品掲載領域AR1、AR2、AR3などとして示したように、それぞれ、特定の商品が掲載された領域である。
商品掲載領域情報における属性情報は、対応の商品についての所定の1以上の属性を示す。同図においては、属性情報として、有効期間、商品名、価格などが示されている。第3実施形態における画像対応日時の取得にあたっては、属性情報における有効期間が利用される。有効期間は、例えば対応の商品掲載領域に掲載された商品の販売期間などに対応し、商品掲載領域の掲載内容が有効な期間を示す。
上記のように電子チラシにおける商品掲載領域ごとに有効期間が対応付けられることで、本実施形態における電子チラシは、商品掲載領域において掲載される商品ごとの有効期間の情報を有していることになる。
図15のフローチャートを参照して、第3実施形態における端末装置100がリマインダ登録に関連して実行する処理手順例について説明する。なお、同図において、図9と同様の処理となるステップについては同一符号を付している。
また、本実施形態における端末装置100の構成としては、図6と同様でよい。また、本実施形態におけるリマインドサーバ300の構成と、リマインドサーバ300がリマインダ登録に関連して実行する処理手順とは、それぞれ、図7、図9と同様でよい。
つまり、日時取得部123は、ステップS101にて取得されたチラシ部分画像の位置とサイズとにより特定される、電子チラシにおいてチラシ部分画像が占有する位置の範囲と、図14の商品掲載領域情報における商品掲載領域ごとの位置とサイズとにより特定される位置範囲とを比較する。日時取得部123は、比較結果に基づいて、商品掲載領域情報のうちから、チラシ部分画像が該当する商品掲載領域情報を特定する。そして、日時取得部123は、特定した商品掲載領域情報に含まれる有効期間を取得する。
そして、ユーザが、ステップS101−2により決定したのと異なる日時を日時リストLSTから選択した場合には、日時リストLSTから選択された日時が優先される。つまり、この場合には日時リストLSTから選択された日時が改めて画像対応日時として取得される。
また、ステップS102によりリマインダ登録画像を表示させた際に、ステップS101−2にて決定した画像対応日時でよいかどうかを確認するダイアログ画面などを表示させるようにしてもよい。このようにしても、ユーザの意図とは異なる画像対応日時が決定されることが避けられる。
[概要]
続いて、第4実施形態について説明する。先の第1実施形態〜第3実施形態においては、購入対象商品に対応する有効期間などに基づいて決定された通知日時に従ってリマインド通知が行われていた。つまり、第1実施形態〜第3実施形態においては、購入商品に対応する時間に基づいてリマインド通知が行われていた。
一方で、例えば、ユーザが購入対象商品を販売している店舗の近くを通りかかったようなときに、購入対象商品についてのリマインド通知が行われるようにすれば、リマインド通知に気付いたユーザは、店舗に赴いて購入対象商品を購入することもできるようになる。つまり、場所的な条件に基づいてリマインド通知を行うようにしても、ユーザの買い忘れを有効に防ぐことができる。
そこで、本実施形態の商品購入リマインダシステムは、以下に説明するようにして、販売対象商品を販売する店舗から一定以内の距離にまでユーザが近づいたのに応じてリマインド通知が行われるように構成される。
図16は、第4実施形態のリマインドサーバ300のリマインダ情報記憶部331が記憶するリマインダ情報の構造例を示している。
同図に示すリマインダ情報は、図8に示した構造に対して、さらに店舗位置情報が追加されている。即ち、同図に示すリマインダ情報は、1つの購入対象商品に該当するチラシ部分画像情報ごとに、日時情報、メモデータ、端末ID及び店舗位置情報(利用通知情報の一例)を対応付けた構造を有する。
図17のフローチャートを参照して、第4実施形態における端末装置100とリマインドサーバ300とがリマインダ登録に関連して実行する処理手順例について説明する。
なお、同図において、図9と処理が同様となるステップについては、同一符号を付している。
また、同図に示す処理は、図4にて説明したように、チラシ切り抜き操作に応じて表示されたリマインダ登録画像において、ユーザが画像対応日時としての日付を入力する操作が行われる態様の場合に対応する。
また、本実施形態における端末装置100とリマインドサーバ300との構成は、それぞれ、図6、図7と同様でよい。
次に、日時取得部123は、リマインダ登録画像が表示された状態のもとで、操作部104に対して行われた日時入力の操作により入力された日時を、画像対応日時として取得する(ステップS103)。
具体的に、リマインダ登録要求送信部124は、ステップS101により取得されたチラシ部分画像の取得元の電子チラシを一意に示す電子チラシIDを取得する。チラシ部分画像の取得元の電子チラシの電子チラシIDは、図13に示したように、電子チラシ配信サーバ200から送信される電子チラシ配信データにおいて含まれている。従って、リマインダ登録要求送信部124は、チラシ部分画像の取得元の電子チラシの電子チラシ配信データから電子チラシIDを取得すればよい。
なお、この際に、リマインダ登録画像におけるメモ入力ウィンドウWD2に対して覚え書きとしての文字が入力されていた場合には、リマインダ登録要求送信部124は、メモ入力ウィンドウWD2に入力された文字によるメモデータもリマインダ登録要求に含める。
そして、リマインダ登録要求送信部124は、生成したリマインダ登録要求をリマインドサーバ300に対して送信する。
つまり、リマインドサーバ300におけるリマインダ情報登録部321は、受信したリマインダ登録要求から、チラシ部分画像と、画像対応日時と、電子チラシIDとを取得する(ステップS201A)。
このために、リマインダ情報登録部321は、例えば、ネットワーク400経由での通信を介して、ステップS201Aにより取得した電子チラシIDが示す電子チラシの広告元の店舗の位置を示す店舗位置情報を電子チラシ配信サーバ200に要求する。即ち、リマインダ情報登録部321は、電子チラシIDを含む店舗位置情報要求を通信部301から電子チラシ配信サーバ200に対して送信させる。
電子チラシ配信サーバ200は、リマインドサーバ300から受信した店舗位置情報要求に含まれる電子チラシIDが示す電子チラシの広告元の店舗についての店舗位置情報を検索する。電子チラシ配信サーバ200は、検索した店舗位置情報をリマインドサーバ300に対して送信する。
そして、リマインダ情報登録部321は、生成したリマインダ情報をリマインダ情報記憶部331に記憶させることで、リマインダ情報の新規登録を行う(ステップS203)。
リマインド通知制御部322は、位置通知情報が受信されるのに応じて(ステップS401−YES)、以下の検索条件を満たすリマインダ情報をリマインダ情報記憶部331から検索する。
つまり、リマインド通知制御部322は、受信された位置通知情報の送信元の端末装置100を示す端末IDを含み、かつ、受信された位置通知情報が示す位置との距離が一定以内の位置を示す店舗位置情報を含むリマインダ情報を検索する(ステップS402)。
該当するリマインダ情報が無い場合(ステップS403−NO)、リマインド通知制御部322は、ステップS404、S405をスキップして同図に示す処理を終了する。
即ち、この場合には、登録されたリマインダ情報に対応する購入対象商品を販売する店舗に近い位置に存在する端末装置100が無く、従ってユーザは、購入対象商品を販売する店舗に近い位置にはいないということになる。そこで、このような場合には、リマインド通知制御部322は、ステップS404、S405をスキップすることで、リマインド通知指示を送信しない。
具体的に、ユーザは、端末装置100に対して、登録済みのリマインダ情報の一覧を表示させるためのリマインダ情報一覧表示操作を行う。端末装置100は、リマインダ情報リスト表示操作に応じて、ネットワーク400経由でリマインドサーバ300に対してリマインダ情報一覧要求を送信する。
リマインダ情報一覧要求を受信したリマインドサーバ300は、リマインダ情報記憶部331から、リマインダ情報リスト要求の送信元の端末IDと対応付けられたリマインダ情報を取得する。リマインドサーバ300は、取得したリマインダ情報をリマインダ情報リスト要求の送信元の端末装置100に対して送信する。
端末装置100は、リマインドサーバ300から受信したリマインダ情報を利用して、登録済みのリマインダ情報の一覧画像を表示部105に表示する。図示は省略するが、リマインダ情報の一覧画像においては、例えば、リマインダ情報ごとに対応するチラシ部分画像、日時、メモの内容が表示される。
このようにして、ユーザは、端末装置100に対する操作によって登録済みのリマインダ情報の一覧を表示させることによって、自分が登録したリマインダ情報がどのようなものであるのかについて確認することができる。また、このように端末装置100に表示されるリマインダ情報の一覧は、ユーザが購入を予定している商品を示す買い物メモとして利用することができる。
続いて、第5実施形態について説明する。第5実施形態は、本実施形態の商品購入リマインダシステムを、端末装置100単体で実現するように構成される。
つまり、本実施形態の端末装置100は、チラシ切り抜き操作に応じてチラシ部分画像を取得したのに応じて、チラシ部分画像と、第1〜第3実施形態のいずれかに従って取得された日時情報とを含むリマインダ情報を記憶する。
そのうえで、端末装置100は、自己が備える時計機能を利用して時間を監視し、通知時間に至るのに応じて、リマインド通知としてリマインダ画像を表示させる。
そして、端末装置100は、自己について測定した位置との距離が一定以内の店舗位置情報を含むリマインダ情報を記憶部103から検索した場合に、検索されたリマインダ情報に基づいてリマインダ画像を表示させる。
Claims (7)
- 電子チラシの画像における任意の一部をチラシ部分画像として選択するチラシ切り抜き操作が端末装置に対して行われるのに応じて、選択されたチラシ部分画像を取得するチラシ部分画像取得部と、
前記チラシ部分画像取得部により取得されたチラシ部分画像を示すチラシ部分画像情報と、リマインド通知の可否判定に利用される通知利用情報とを対応付けたリマインダ情報を記憶部に記憶させるリマインダ情報登録部と、
前記記憶部に記憶されたリマインダ情報に含まれる通知利用情報が一定の条件を満たすのに応じて、前記リマインダ情報に基づくリマインド通知が前記端末装置にて行われるようにするリマインド通知制御部と
操作によって入力された日時を示す数値、または電子チラシにおいて前記チラシ部分画像が該当する商品掲載領域に対応付けられた所定の属性情報である商品の掲載内容が有効な期間に基づいて決定した日時を、前記チラシ部分画像に対応する画像対応日時として取得する日時取得部とを備え、
前記通知利用情報は、前記画像対応日時と、前記電子チラシに対応付けられて管理される広告元の店舗に関する情報から取得された、広告元である店舗の位置を示す情報との少なくともいずれか一方である
商品購入リマインダシステム。 - 前記リマインダ情報登録部は、
前記チラシ部分画像取得部により取得されたチラシ部分画像を示すチラシ部分画像情報と、前記日時取得部により取得された画像対応日時に基づく日時を示す前記通知利用情報とを対応付けたリマインダ情報を記憶部に記憶させ、
前記リマインド通知制御部は、
前記記憶部に記憶されたリマインダ情報に含まれる通知利用情報が示す日時に基づく通知日時に至るのに応じて、前記リマインダ情報に基づくリマインド通知が前記端末装置にて行われるようにする
請求項1に記載の商品購入リマインダシステム。 - 前記日時取得部は、
複数の日時の候補を提示し、提示した候補のうちから操作によって選択された日時を前記画像対応日時として取得する
請求項1または2に記載の商品購入リマインダシステム。 - 前記日時取得部は、
前記複数の日時の候補を、前記チラシ部分画像の取得元の電子チラシの有効期間に基づいて決定する
請求項3に記載の商品購入リマインダシステム。 - 前記リマインド通知制御部は、
前記端末装置の位置と前記通知利用情報が示す店舗の位置との距離が一定以内となるのに応じて、前記リマインダ情報に基づくリマインド通知が前記端末装置にて行われるようにする
請求項1から4のいずれか一項に記載の商品購入リマインダシステム。 - 前記リマインド通知制御部を備えるリマインドサーバをさらに備え、
前記リマインド通知制御部は、前記リマインダ情報に基づくリマインド通知を前記端末装置に送信することにより、前記リマインド通知が前記端末装置にて行われるようにする
請求項1から5のいずれか一項に記載の商品購入リマインダシステム。 - 電子チラシの画像における任意の一部をチラシ部分画像として選択するチラシ切り抜き操作が端末装置に対して行われるのに応じて、選択されたチラシ部分画像を取得するチラシ部分画像取得ステップと、
前記チラシ部分画像取得ステップにより取得されたチラシ部分画像を示すチラシ部分画像情報と、リマインド通知の可否判定に利用される通知利用情報とを対応付けたリマインダ情報を記憶部に記憶させるリマインダ情報登録ステップと、
前記記憶部に記憶されたリマインダ情報に含まれる通知利用情報が一定の条件を満たすのに応じて、前記リマインダ情報に基づくリマインド通知が前記端末装置にて行われるようにするリマインド通知制御ステップと、
操作によって入力された日時を示す数値、または電子チラシにおいて前記チラシ部分画像が該当する商品掲載領域に対応付けられた所定の属性情報である商品の掲載内容が有効な期間に基づいて決定した日時を、前記チラシ部分画像に対応する画像対応日時として取得する日時取得ステップとを備え、
前記通知利用情報は、前記画像対応日時と、前記電子チラシに対応付けられて管理される広告元の店舗に関する情報から取得された、広告元である店舗の位置を示す情報との少なくともいずれか一方である
商品購入リマインド方法。
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