JP6419437B2 - 航空機のエンジンパイロンおよび航空機 - Google Patents

航空機のエンジンパイロンおよび航空機 Download PDF

Info

Publication number
JP6419437B2
JP6419437B2 JP2014038537A JP2014038537A JP6419437B2 JP 6419437 B2 JP6419437 B2 JP 6419437B2 JP 2014038537 A JP2014038537 A JP 2014038537A JP 2014038537 A JP2014038537 A JP 2014038537A JP 6419437 B2 JP6419437 B2 JP 6419437B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pylon
drain
region
engine
aircraft engine
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2014038537A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2015160588A (ja
Inventor
甚吾 立岩
甚吾 立岩
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Aircraft Corp
Original Assignee
Mitsubishi Aircraft Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Aircraft Corp filed Critical Mitsubishi Aircraft Corp
Priority to JP2014038537A priority Critical patent/JP6419437B2/ja
Priority to US14/629,736 priority patent/US11053015B2/en
Publication of JP2015160588A publication Critical patent/JP2015160588A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6419437B2 publication Critical patent/JP6419437B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B64AIRCRAFT; AVIATION; COSMONAUTICS
    • B64DEQUIPMENT FOR FITTING IN OR TO AIRCRAFT; FLIGHT SUITS; PARACHUTES; ARRANGEMENT OR MOUNTING OF POWER PLANTS OR PROPULSION TRANSMISSIONS IN AIRCRAFT
    • B64D29/00Power-plant nacelles, fairings, or cowlings
    • B64D29/02Power-plant nacelles, fairings, or cowlings associated with wings
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B64AIRCRAFT; AVIATION; COSMONAUTICS
    • B64CAEROPLANES; HELICOPTERS
    • B64C7/00Structures or fairings not otherwise provided for
    • B64C7/02Nacelles
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02CGAS-TURBINE PLANTS; AIR INTAKES FOR JET-PROPULSION PLANTS; CONTROLLING FUEL SUPPLY IN AIR-BREATHING JET-PROPULSION PLANTS
    • F02C7/00Features, components parts, details or accessories, not provided for in, or of interest apart form groups F02C1/00 - F02C6/00; Air intakes for jet-propulsion plants
    • F02C7/20Mounting or supporting of plant; Accommodating heat expansion or creep
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B64AIRCRAFT; AVIATION; COSMONAUTICS
    • B64DEQUIPMENT FOR FITTING IN OR TO AIRCRAFT; FLIGHT SUITS; PARACHUTES; ARRANGEMENT OR MOUNTING OF POWER PLANTS OR PROPULSION TRANSMISSIONS IN AIRCRAFT
    • B64D45/00Aircraft indicators or protectors not otherwise provided for
    • B64D2045/009Fire detection or protection; Erosion protection, e.g. from airborne particles
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F05INDEXING SCHEMES RELATING TO ENGINES OR PUMPS IN VARIOUS SUBCLASSES OF CLASSES F01-F04
    • F05DINDEXING SCHEME FOR ASPECTS RELATING TO NON-POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES OR ENGINES, GAS-TURBINES OR JET-PROPULSION PLANTS
    • F05D2260/00Function
    • F05D2260/60Fluid transfer
    • F05D2260/602Drainage
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F05INDEXING SCHEMES RELATING TO ENGINES OR PUMPS IN VARIOUS SUBCLASSES OF CLASSES F01-F04
    • F05DINDEXING SCHEME FOR ASPECTS RELATING TO NON-POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES OR ENGINES, GAS-TURBINES OR JET-PROPULSION PLANTS
    • F05D2260/00Function
    • F05D2260/60Fluid transfer
    • F05D2260/608Aeration, ventilation, dehumidification or moisture removal of closed spaces
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T50/00Aeronautics or air transport
    • Y02T50/60Efficient propulsion technologies, e.g. for aircraft

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Aviation & Aerospace Engineering (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)

Description

本発明は、航空機のエンジンパイロンおよび航空機に関する。
航空機のエンジンは、パイロンを介して主翼に支持される。
パイロンの内側には、主翼の内部に貯留される燃料をエンジンに供給する燃料配管が設けられる(例えば、特許文献1)。また、エンジンからの抽気を機内の空調装置等に供給する配管、エンジンにより圧力が与えられる作動油を油圧機構に供給する油圧配管、各種の電気配線などもパイロンの内側に設けられる。
ここで、燃料配管から燃料が漏れたり、油圧配管から作動油が漏れると、それらが気化し、抽気配管により加熱されて発火するリスクがある。また、燃料や作動油が気化した可燃蒸気が、電気配線のコネクタのショートにより生じたスパークによって引火されるリスクがある。
このため、可燃蒸気が存在するパイロン内を換気し、エアと共に可燃蒸気を排出するとともに、漏れた燃料や作動油をドレインからパイロン外に排出することにより、パイロンにおける発火、引火を防止している。
特表2013−540941号公報
パイロンのドレインおよび換気の構造は、燃料配管等を通じて機体に火災を生じさせない重要な役割を持つため欠かせないものであり、その構造は、従来踏襲されてきた。
つまり、パイロンにエアを出入りさせるための2つの換気ダクトと、漏れた燃料や作動油を排出するドレインとがパイロンに設けられる。
本発明は、パイロンに設けられるドレインおよび換気の構造を見直すことにより、パイロンにおける発火・引火防止を担保しながら、航空機において至上命題である重量低減、飛行性能向上をも図ることができる航空機のエンジンパイロンおよび航空機を提供することを目的とする。
本発明は、航空機のエンジンを主翼に支持するために用いられるエンジンパイロンであって、エンジンパイロンは、パイロン本体と、パイロン本体を覆うパイロンフェアリングと、を備えており、かつ、エンジンパイロンは、エンジンパイロンにおける所定の領域に設けられる配管から漏れた可燃液体を、領域内から外気へと排出する第1ドレインと、領域内を外気に連通させる換気通路と、を備えることを特徴とする。そして、パイロン本体が、主翼の前桁から前方へと突出する上側パイロンおよび下側パイロンを少なくとも備えており、換気通路が、上側パイロンおよび上側パイロンを覆うパイロンフェアリングに設けられることを、さらなる特徴とする。
なお、以下ではエンジンパイロンを単にパイロンということがある。
本発明によれば、第1ドレインを換気通路として兼用することができる。換気は2つの換気通路があれば成立するので、第1ドレインおよび換気通路の2つの換気通路により、パイロンにおける所定領域を確実に換気し、エアと共に可燃蒸気を確実に排出することができる。
第1ドレインを換気通路として兼用すると、換気を成立させるための2つの換気通路のうちの一方の形成を省略することができる。
したがって、換気通路を形成するために必要なダクト、およびダクトに併設される部材や装置の分、機体の重量低減を実現できる。
加えて、換気通路の数が減ると、換気通路の外気に臨む開口による空気抵抗が減少するので、パイロンの空力性能が良好となり、航空機の飛行性能向上に寄与できる。
本発明によれば、換気通路および第1ドレインにより、可燃液体および可燃蒸気を外気へと確実に排出することができるので、パイロンの所定領域における発火・引火を確実に防止できる。
しかも、第1ドレインが換気通路としても兼用されることにより、航空機の重量低減、飛行性能向上をも図ることができる。
本発明のエンジンパイロンは、換気通路が、パイロンフェアリングの側面において外気に開放される換気口と、換気口に接続されて領域内を延びるチューブと、を有することが好ましい。
換気口から取り込まれた外気は、チューブを通じて領域内へと流入する。そしてチューブの先端から第1ドレインに向けて流動する。気流に応じて換気口をエアが出入りする。
換気通路がチューブを含んで構成されていると、万が一、エンジン等から上がった火炎が換気口に入り込んでも、チューブ内で火炎の伝搬が抑制される。また、低温の外気により冷却されたチューブにより火炎のエネルギが奪われることによっても火炎の伝搬を抑制することができる。
そのため、換気口には必ずしもフレームアレスタ等の火炎阻止部材を設置する必要がない。
本発明のエンジンパイロンでは、換気口が、領域の後端側に位置し、チューブが、領域内を前方に向けて延びていることが好ましい。
そうすると、チューブの長さを確保できるので、チューブによる火炎の伝搬抑制能力を向上させることができる。
上記構成を採用する場合、第1ドレインが領域の後端側に位置していると、チューブの先端から領域内に流入した外気を領域内の全体に亘り流動させることができるので、換気能力を向上させることができる。
上記の構成とは逆に、換気口が、領域の前端側に位置し、チューブが、領域内を後方に向けて延びていてもよく、それによって同様の効果が得られる。
本発明のエンジンパイロンは、可燃液体を領域内から外気へと排出する第2ドレインを備えることが好ましい。
そうすると、第1ドレインと、第2ドレインとの双方によって可燃液体を捕捉できるので、機体の姿勢によらず、可燃液体を外気へとより確実に排出することができる。
機体がとりうる広範な姿勢に対応するため、第1ドレインと第2ドレインとは前後方向に離間していることが好ましい。例えば、第1ドレインを領域の後端側に配置し、第2ドレインを領域の前端側に配置するとよい。
本発明では、エンジンおよびエンジンの周囲を含む防火区画と、領域との間に、領域に設けられた配管が通過しない、領域とは独立した独立区画を備えることが好ましい。
そうすると、エンジンから出火して、エンジンの防火区画を火炎が突き抜けた場合でも、独立区画に火炎を留めることができるので、可燃液体の配管が設けられたパイロンの所定領域に火炎が及び配管を介して機体に延焼することを阻止できる。
本発明の航空機は、上述のエンジンパイロンを備えることを特徴とする。
それにより、上述と同様の作用および効果を享受できる。
本発明によれば、パイロンにおける発火・引火防止を担保しながら、航空機において至上命題である重量低減、飛行性能向上をも図ることができる。
本発明の第1実施形態に係る航空機のターボファンエンジンおよびエンジンパイロンの概略の構成を示す模式図である。 (a)は、上側パイロンとパイロンフェアリングとにより形成されるケースに収容される燃料配管等を模式的に示す断面模式図である。(b)は、換気口の断面図である。 (a)はパイロンの上面図であり、(b)はパイロンの側面図である。 パイロンにおける換気構造を説明するための図である。 本発明の第2実施形態に係る航空機のターボファンエンジンおよびエンジンパイロンの概略の構成を示す模式図である。 (a)はパイロンの上面図であり、(b)はパイロンの側面図である。 本発明の変形例を示し、(a)はパイロンの側面図であり、(b)は換気口を示す図である。
以下、添付図面を参照し、本発明の実施形態について説明する。
〔第1実施形態〕
本発明の実施形態に係る航空機は、図1に示すターボファンエンジン10を備える。
ターボファンエンジン10は、主翼11(下面のみを二点鎖線で示す)の下側にパイロン20を介して支持される。
主翼11の内部は、燃料タンクとして用いられており、燃料が貯留される。貯留された燃料は、パイロン20の内側に通された燃料配管によりターボファンエンジン10へと供給される。
ターボファンエンジン10は、エンジン本体12と、エンジン本体12よりも前方に配置されるファン13と、ターボファンエンジン10の外殻を構成するナセル14と、ナセル14の内側に配置される図示しないコアカウルとを備える。
エンジン本体12は、構成要素の図示を省略するが、低圧圧縮機と、高圧圧縮機と、燃焼室と、高圧タービンと、低圧タービンとを備える。
エンジン本体12には、燃料制御装置、点火装置、発電機、複数の熱交換器などのエンジン補機、および補機に付随する配管や配線、センサやバルブ、アクチュエータ等が装備される。
エンジン本体12と、補機類が配置されるエンジン本体12の周囲とを含む区画(コアカウルの内側)は、火災発生を検知すると消火剤を噴射するなどの適切な処置がとられる防火区画に該当する。
パイロン20は、主翼11に設けられる一次構造部材であるパイロン本体21と、パイロン本体21を空力的に整形するパイロンフェアリング22(整形覆い)とを備える。
パイロン本体21は、全体の概略の形状が断面矩形の箱状である構造体であり、複数の部材から構成される。パイロン本体21は、主翼11よりも前方の位置から、主翼11の下面に亘って延出する。
パイロン本体21は、主翼11の前桁から前方へと突出する上側パイロン23および下側パイロン24と、主翼11の下側に設けられる後方上側パイロン25および後方下側パイロン26とを備える。これら23〜26は各々、パイロン本体21において、要求される機能が異なる領域に該当する。
なお、パイロン本体21の領域分けは、本実施形態に限らず、任意に構成することができる。
上側パイロン23および下側パイロン24は、前端の位置が後端よりも高くなるように、水平方向に対して傾斜して配置される。
パイロンフェアリング22は、上側パイロン23の主翼11よりも前側を上方から覆い、主翼11の前桁の位置まで延在する。
上側パイロン23と、パイロンフェアリング22とにより、図2(a)に模式的に示すように、配管や配線を収容する配管・配線ケース230が構成される。配管・配線ケース230と後方上側パイロン25とは、隔壁231により分けられている。
配管・配線ケース230内の下部には、燃料配管27、油圧配管28、および抽気配管29が設けられる。また、配管・配線ケース230内の上部には、FADEC(Full Authority Digital Engine Control)により使用される複数の電気配線30が設けられる。
燃料配管27は、上述のように、主翼11の内部に貯留された燃料をエンジン本体12に供給する。
油圧配管28は、エンジン本体12により作られる圧力を燃料ポンプや、動翼のアクチュエータ等に供給するもので、供給ラインおよび戻りラインを含んで複数本が設けられる。
抽気配管29は、エンジン本体12から取り出された抽気を機体の空調装置、エンジンの防氷装置等の利用先へと供給する。高温・高圧の抽気が流れる抽気配管29は、樹脂部材で被覆することによって表面温度が下げられている。但し、抽気配管29を構成する配管同士の接続部では、樹脂部材が設けられずに、高温の表面が露出する。
ここで、配管・配線ケース230内では、燃料配管27の接続部などから燃料が漏れたり、油圧配管28の接続部などから作動油が漏れたりするおそれがある。これらの燃料や作動油のことを総称して可燃液体と称する。
加えて、配管・配線ケース230内には、接続部の表面が高温となる抽気配管29、および電気配線の電気コネクタ(図示しない)といった発火・引火の原因となる要素(発火源と称する)が存在する。
そうすると、可燃液体が気化し、気化した可燃蒸気が抽気配管29により加熱されることで発火したり、電気コネクタのショートにより生じたスパークによって引火されると、燃料配管27等を通じて機体の火災に発展しかねない。
そのため、配管・配線ケース230内の発火・引火は厳禁であり、それを確実に防止することが要求される。そのためにパイロン20に採用される構造については後述する。
なお、難燃性の作動油が使用されていても、温度や漏れ量によっては引火・発火するリスクがある。
本明細書における可燃液体は、燃焼性を問わず、引火・発火する可能性がある液体を意味する。
上側パイロン23の下方に位置する下側パイロン24は、断面矩形の箱状に形成される。下側パイロン24の内側は、前端に位置する前端領域241と、前端領域241よりも後方に位置する防火領域242とに分けられる。
配管・配線ケース230内に設けられる配管27〜29や配線30は、前端領域241を通り、エンジン本体12の各ポートに接続される。
前端領域241には、発火源となる配管27〜29の継手や配線30の電気コネクタを設けないことで、前端領域241における発火・引火を防いでいる。そのため、前端領域241に換気構造を設けることは不要である。前端領域241には、配管から多量の可燃液体が漏れた場合に過大な圧力が作用して下側パイロン24が破損することのないように、図示しないドレインが設けられる。
防火領域242は、隔壁243により、前端領域241とは隔てられる。また、下側パイロン24の側壁や図示しない隔壁により、防火領域242は、配管・配線ケース230、後方上側パイロン25、および後方下側パイロン26に対しても隔てられる。
防火領域242には、燃え易い部材、例えば配管や配線は設けられていない。
エンジン本体12から出火して、エンジン本体12の防火区画を火炎が突き抜けた場合でも、下側パイロン24の大部分を占める防火領域242の存在により、可燃蒸気および発火源が存在する配管・配線ケース230内に火炎が及ぶリスクを抑えられる。
防火領域242には、配管・配線ケース230内に設けられた配管27〜29や配線30が通っておらず、防火領域242は配管・配線ケース230内とは独立した区画であるため、エンジン本体12から上がった火炎を配管・配線ケース230内に到達させることなく、自らの区画に留める。これにより、エンジン本体12から配管・配線ケース230内の配管、配線を介して主翼11に延焼することが阻止される。
後方上側パイロン25は、主翼11の下面に沿って設けられる。
後方下側パイロン26は、後方上側パイロン25の下側に設けられ、エンジン本体12の排気ノズルの後方に位置する。
以下、配管・配線ケース230内における発火・引火を防止する構造について説明する。
可燃蒸気および発火源が存在する配管・配線ケース230内の発火・引火を防止するためには、漏れた可燃液体を配管・配線ケース230外に排出することと、換気を行うことでエアと共に可燃蒸気を配管・配線ケース230外に排出することが要請される。
まず、可燃液体を排出する構成および作用について説明する。
図3に示すように、上側パイロン23の後端部には、可燃液体を排出する第1ドレインR1が設けられる。
第1ドレインR1は、上側パイロン23の後端部に位置する第1ドレイン口31と、第1ドレイン口31に接続される第1ドレイン配管32とを有する。
第1ドレイン配管32は、後方上側パイロン25を通って後方下側パイロン26の後端まで取り回される。
燃料配管27や油圧配管28から漏れた可燃液体は、上側パイロン23が傾斜しているため、上側パイロン23の後端側に溜まり、第1ドレイン口31に流入する。そして、可燃液体は、第1ドレイン配管32を通り、第1ドレイン配管32の後端に位置する第1出口33から外気へと排出される。
航空機の姿勢が水平の状態となる駐機時または上空巡行時、機首上げ姿勢をとる上昇時、あるいはある角度までの機首下げの姿勢をとる飛行時には、上述の第1ドレインR1により、可燃液体がパイロン20外に排出される。
ところで、エンジンや機体にトラブルが生じたときなどに行う非常降下時に、急激に高度を下げるために、航空機が機首をかなり下げた姿勢をとることがある。その場合に、エンジン部品などの破片がぶつかることによって配管が破損していると、可燃液体が配管から流れ出して上側パイロン23の前端側に溜まる。
その可燃液体を排出するために、上側パイロン23の前端部には、第2ドレインR2が設けられる。この第2ドレインR2により、非常降下時にも可燃液体をパイロン20の外部に排出することができる。
第2ドレインR2は、上側パイロン23の前端部に位置する第2ドレイン口35と、第2ドレイン口35に接続される第2ドレイン配管36と、第2ドレイン配管36に接続されるドレイン配管37(図1)とを有する。
第2ドレイン配管36は、前端領域241を通り、エンジン本体12の外周へと取り回される。そして、エンジン本体12の下方からナセル14の外側に連通する他のドレイン配管37に接続される。
非常降下時に上側パイロン23の前端側に溜まった可燃液体は、第2ドレイン口35に流入する。そして、可燃液体は、第2ドレイン配管36およびドレイン配管37を通り、ドレイン配管37の下端に位置する第2出口38から外気へと排出される。第2出口38(図1)はナセル14の外周に露出する。
なお、配管から漏れた可燃液体が第1ドレインR1および第2ドレインR2のいずれを通って排出されるのかは、機体の姿勢の他に、可燃液体が漏れた位置や、配管・配線ケース230内で滞留する状態にも依存し、第1ドレインR1および第2ドレインR2の双方により可燃液体が排出される場合もある。
例えば、上側パイロン23の前端で可燃液体が漏れたり、上側パイロン23の後端で可燃液体が漏れれば、漏れた量の少なくとも一部が、機体の姿勢にかかわらず、漏れた位置の近くのドレイン口(31または35)から排出される。
また、漏れた可燃液体は、配管・配線ケース230内に位置する部材の凹凸により、必ずしも全量が上側パイロン23の前端側または後端側に流れるとは限らないので、第1ドレインR1および第2ドレインR2の双方から可燃液体が排出されうる。
以上のように、2つのドレインR1,R2によって可燃液体が捕捉されるので、可燃液体を外気へと確実に排出することができる。
次に、可燃蒸気を換気する構成および作用について説明する。
配管・配線ケース230内の換気は、飛行時に航空機の周囲に生じる気流を利用して行われる。
本実施形態では、ケース230内に連通し、外気に開放された換気通路40が上側パイロン23および上側パイロン23を覆うパイロンフェアリング22に設けられる。
換気通路40は、図2(b)に示すように、ケース230内に連通するダクト41と、ダクト41の外気側に位置する換気口42とを有する。
換気口42は、パイロンフェアリング22に形成された貫通孔22Hと、上側パイロン23に形成された貫通孔23Hと、パイロンフェアリング22と上側パイロン23との間の隙間を封止するシール部材42Sとを含んで構成されている。貫通孔22H,23Hの径は同じである。この換気口42は、前後方向において、第1ドレイン口31と第2ドレイン口35との間に位置しており、例えば数cm程度の大きさに形成される。
ここで、パイロンの換気構造の典型例としては、パイロンフェアリング22に、いわゆるNACAスクープ(図4に二点鎖線で示す)を有する換気通路が設けられる。そして、より後方の位置に、もう一つの換気通路が設けられることにより、2つの換気通路が用意される。
しかし、本実施形態では1つの換気通路40だけしか設けられておらず、第1ドレイン口31および第2ドレイン口35を換気通路としても兼用する。
図4に示すように、換気通路40により配管・配線ケース230内にエアが取り込まれると、配管・配線ケース230内においてエアが流動し、圧力分布に応じて、第1ドレインR1、第2ドレインR2の一方または両方を介してエアが排出される。このエアの流れに伴って、配管・配線ケース230内に存在する可燃蒸気が外気へと排出される。
図4に示す例では、換気通路40が換気の入口であり、第1ドレインR1および第2ドレインR2が換気の出口である。但し、外気の圧力変動などにより、換気の入口と出口との関係が、換気通路40、第1ドレインR1、および第2ドレインR2の三者の間で任意に変わることもある。例えば、第2ドレインR1が換気の入口となり、換気通路40および第1ドレインR1が換気の出口となることもあり得る。
本実施形態では、換気通路40、第1ドレインR1、および第2ドレインR2の3つが換気の出入口として用意されるので、例えば、2つの換気通路だけ、あるいは1つの換気通路と、1つのドレインだけが用意される場合と比べて、換気の入口から出口に向かうエアの流動をより十分に生じさせることができる。
本実施形態のように換気通路として使える開口が3つあると、より広い飛行条件、気圧条件に対応して、換気の入口から出口に向かう圧力勾配を確保し、エアの流動を十分に生じさせて換気することができる。
加えて、第1ドレインR1、第2ドレインR2の一方から可燃液体が排出されている最中にも、他方のドレインと換気通路40により換気を確保することができるので、可燃液体の排出を待つことなく、可燃蒸気を迅速に排出することができる。
上述のように、第1ドレインR1および第2ドレインR2を換気通路としても兼用することにより、配管・配線ケース230内を十分に換気することができるので、換気通路40に対応する換気通路(例えば図4の二点鎖線で示す換気通路)の形成を省略することができる。
したがって、換気通路を形成するために必要なダクト、およびダクトに併設される部材や装置の分、機体の重量低減、およびコスト低減を実現できる。
さらに、換気通路の数が減ると、換気口による空気抵抗が減少するので、パイロン20の空力性能が良好となり、航空機の飛行性能向上に寄与できる。
以上で説明したように、本実施形態によれば、換気通路40、および第1、第2ドレインR1,R2により、可燃液体および可燃蒸気をパイロン20の外部に確実に排出することができるので、パイロン20における発火・引火を確実に防止できる。
しかも、第1、第2ドレインR1,R2が換気通路としても兼用されることにより、航空機の重量低減、飛行性能向上をも図ることができる。
第1、第2ドレインR1,R2の形態や位置は、配管から漏れた可燃液体を模擬した液体を流し、排出状況を確認する試験などによって任意に定めることができる。
また、換気通路40の形態や位置は、フライトエンベロープ(飛行包絡線)を用いる解析に基づいて換気状況を推定することなどによって任意に定めることができる。
また、第1、第2ドレインR1,R2の取り回し経路は、重量低減の観点からできるだけ短くなるように、配管の設置スペースも考慮して定められる。
上記実施形態では、第1ドレイン配管32が用いられることにより、第1ドレイン口31からケース230外に排出された可燃液体を、パイロン20やエンジン補機、エンジン本体12の周囲のコアカウルに付着させることなく、エンジンの後方まで導いて排出することができる。
また、第2ドレイン配管36が用いられることにより、第2ドレイン口35からケース230外に排出された可燃液体を、やはり、パイロン20やエンジン補機、エンジン本体12の周囲のコアカウルに付着させることなく、エンジンの下方まで導いて排出することができる。
但し、第1、第2ドレイン口31,35の位置やエンジンの部材のレイアウトなどによっては、可燃液体を第1、第2ドレイン口31,35から直接排出させても、可燃液体の付着を防止する必要がなかったり、あるいはそれを許容できる場合もある。
したがって、本発明において、ドレイン配管32,36,37は必須ではない。
〔第2実施形態〕
次に、図5および図6を参照して本発明の第2実施形態について説明する。
第2実施形態では、第1実施形態との相違点を中心に説明する。第1実施形態と同様の構成には同じ符号を付している。
図5に示すように、第2実施形態のエンジンパイロン20は、第1実施形態では設けられていた第2ドレインR2(図1)を備えていない。
したがって、配管・配線ケース230に流体が出入り可能な出入口としては、換気通路40および第1ドレインR1の2つだけが設けられている。
本実施形態においても、換気通路と対となる換気専用の通路は省略されており、第1ドレインR1が換気通路として兼用される。それによって第1実施形態と同様の効果を得ることができる。
さらに、本実施形態は、換気通路40の構造に特徴を有する。
換気通路40は、図6(a)(b)に示すように、外気に開放された換気口42と、換気口42に接続されるチューブ43とを有する。
換気口42は、パイロンフェアリング22の側面に設けられる。
チューブ43は、図6(a)にパイロンフェアリング22を破断して示すように、配管・配線ケース230内を前方に向けて延びている。チューブ43の先端は、配管・配線ケース230の前端付近に位置する。
換気口42から取り込まれた外気は、チューブ43を通じて配管・配線ケース230内へと流入する。そしてチューブ43の先端から第1ドレインR1の第1ドレイン口31に向けて流動する(チューブ43先端の矢印参照)。
本実施形態のように換気通路40がチューブ43を含んで構成されていると、駐機中の機外火災やエンジン10からの出火により生じた火炎が換気口42に入り込んでも、チューブ43内で火炎の伝搬が抑制される。また、チューブ43が低温の外気により冷却されるので、チューブ43により火炎のエネルギが奪われることによっても火炎の伝搬を抑制することができる。
しかも、チューブ43は、配管・配線ケース230の後端側に位置する換気口42から配管・配線ケース230内を前方に向けて延びているので、火炎の伝搬抑制能力を十分に確保するのに足りるチューブ43の長さを確保することができる。
なお、第1実施形態においても、チューブ43を含んで換気通路40を構成することができる。
図7に示すように、換気口42は、配管・配線ケース230の前端側に位置していてもよい。図7に示す換気口42にはチューブ43(図6)が接続されていない。
その場合、換気口42の前方から換気口42の正面にまで延在する遮蔽板44を設けることが好ましい。遮蔽板44とパイロンフェアリング22との間の通気は可能である。
遮蔽板44により、ターボファンエンジン10から上がった火炎が換気口42に入り込むのを妨げることができる。
上記の他、換気通路、ドレインの位置や形態は種々に改変することができる。
換気対象の領域内を外気に連通させることができる限り、換気通路は、上記各実施形態における位置よりも後方に設けられていてもよい。
上記以外にも、本発明の主旨を逸脱しない限り、上記実施形態で挙げた構成を取捨選択したり、他の構成に適宜変更することが可能である。
10 ターボファンエンジン
11 主翼
12 エンジン本体
13 ファン
14 ナセル
20 パイロン
21 パイロン本体
22 パイロンフェアリング
23 上側パイロン
24 下側パイロン
25 後方上側パイロン
26 後方下側パイロン
27 燃料配管
28 油圧配管
29 抽気配管
30 電気配線
31 第1ドレイン口
32 第1ドレイン配管
33 第1出口
35 第2ドレイン口
36 第2ドレイン配管
37 ドレイン配管
38 第2出口
40 換気通路
41 ダクト
42 換気口
43 チューブ
230 配管・配線ケース(所定の領域)
243 隔壁
241 前端領域
242 防火領域(独立区画)
R1 第1ドレイン
R2 第2ドレイン

Claims (17)

  1. 航空機のエンジンを主翼に支持するために用いられるエンジンパイロンであって、
    前記エンジンパイロンは、パイロン本体と、前記パイロン本体を覆うパイロンフェアリングと、を備えており、かつ、
    前記エンジンパイロンは、
    前記エンジンパイロンにおける所定の領域に設けられる配管から漏れた可燃液体を、前記領域内から外気へと排出する第1ドレインと、
    前記領域内を外気に連通させる換気通路と、を備えるとともに、
    前記パイロン本体は、前記主翼の前桁から前方へと突出する上側パイロンおよび下側パイロンを少なくとも備えており、
    前記換気通路が、前記上側パイロンおよび前記上側パイロンを覆う前記パイロンフェアリングに設けられる、
    ことを特徴とする航空機のエンジンパイロン。
  2. 記換気通路は、
    前記パイロンフェアリングの側面において外気に開放される換気口と、
    前記換気口に接続されて前記領域内を延びるチューブと、を有する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の航空機のエンジンパイロン。
  3. 前記換気口は、前記領域の後端側に位置し、
    前記チューブは、前記領域内を前方に向けて延びている、
    ことを特徴とする請求項2に記載の航空機のエンジンパイロン。
  4. 前記可燃液体を前記領域内から外気へと排出する第2ドレインを備える、
    ことを特徴とする請求項1または3に記載の航空機のエンジンパイロン。
  5. 前記エンジンおよび前記エンジンの周囲を含む防火区画と、前記領域との間に、
    前記領域に設けられた前記配管が通過しない、前記領域とは独立した独立区画を備える、
    ことを特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載の航空機のエンジンパイロン。
  6. 請求項1から5のいずれか一項に記載の前記エンジンパイロンを備える、
    ことを特徴とする航空機。
  7. 航空機のエンジンを主翼に支持するために用いられるエンジンパイロンであって、
    前記エンジンパイロンは、パイロン本体と、前記パイロン本体を覆うパイロンフェアリングと、を備えており、かつ、
    前記エンジンパイロンは、
    前記エンジンパイロンにおける所定の領域に設けられる配管から漏れた可燃液体を、前記領域内から外気へと排出する第1ドレインと、
    前記領域内を外気に連通させる換気通路と、を備えるとともに、
    前記換気通路は、
    前記パイロンフェアリングの側面において外気に開放される換気口と、
    前記換気口に接続されて前記領域内を延びるチューブと、を有する、
    ことを特徴とする航空機のエンジンパイロン。
  8. 前記換気口は、前記領域の後端側に位置し、
    前記チューブは、前記領域内を前方に向けて延びている、
    ことを特徴とする請求項7に記載の航空機のエンジンパイロン。
  9. 前記所定の領域は、前記パイロンフェアリングおよび前記上側パイロンによって区画される、
    ことを特徴とする請求項1から5のいずれか一項に記載の航空機のエンジンパイロン。
  10. 前記所定の領域は、配管・配線ケースとして用いられる、
    ことを特徴とする請求項9に記載の航空機のエンジンパイロン。
  11. 前記上側パイロンおよび前記下側パイロンは、前端の位置が後端よりも高くなるように、水平方向に対して傾斜して配置される、
    ことを特徴とする請求項1から5に記載の航空機のエンジンパイロン。
  12. 前記第1ドレインは、前記上側パイロンの後端部に設けられる、
    ことを特徴とする請求項11に記載の航空機のエンジンパイロン。
  13. 前記第1ドレインは、前記上側パイロンの前記後端部に位置する第1ドレイン口と、前記第1ドレイン口に接続される第1ドレイン配管とを有し、
    前記可燃液体の少なくとも一部は、前記第1ドレイン配管の後端に位置する第1出口から外気へと排出される、
    ことを特徴とする請求項12に記載の航空機のエンジンパイロン。
  14. 前記第2ドレインは、前記上側パイロンの前端部に設けられる、
    ことを特徴とする請求項4に記載の航空機のエンジンパイロン。
  15. 前記第2ドレインは、前記上側パイロンの前記前端部に位置する第2ドレイン口と、前記第2ドレイン口に接続される第2ドレイン配管と、を少なくとも備える、
    ことを特徴とする請求項14に記載の航空機のエンジンパイロン。
  16. 前記第2ドレインは、前記第2ドレイン配管に接続される追加のドレイン配管をさらに備え、
    前記可燃液体の少なくとも一部は、前記追加のドレイン配管の下端に位置する第2出口から外気へと排出される、
    ことを特徴とする請求項15に記載の航空機のエンジンパイロン。
  17. 請求項7から16のいずれか一項に記載の前記エンジンパイロンを備える、
    ことを特徴とする航空機。
JP2014038537A 2014-02-28 2014-02-28 航空機のエンジンパイロンおよび航空機 Active JP6419437B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014038537A JP6419437B2 (ja) 2014-02-28 2014-02-28 航空機のエンジンパイロンおよび航空機
US14/629,736 US11053015B2 (en) 2014-02-28 2015-02-24 Engine pylon having a drain

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014038537A JP6419437B2 (ja) 2014-02-28 2014-02-28 航空機のエンジンパイロンおよび航空機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2015160588A JP2015160588A (ja) 2015-09-07
JP6419437B2 true JP6419437B2 (ja) 2018-11-07

Family

ID=54006408

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014038537A Active JP6419437B2 (ja) 2014-02-28 2014-02-28 航空機のエンジンパイロンおよび航空機

Country Status (2)

Country Link
US (1) US11053015B2 (ja)
JP (1) JP6419437B2 (ja)

Families Citing this family (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR3040043B1 (fr) * 2015-08-12 2019-04-12 Sogeclair Sa Mat de moteur d'aeronef a ossature multifonctionnelle integree
US10823057B2 (en) 2017-03-08 2020-11-03 Rohr, Inc. Outlet tube vent with flow energizing features
GB2578447A (en) * 2018-10-26 2020-05-13 Airbus Operations Ltd Aircraft assembly with a hot-air exhaust outlet
US11028779B2 (en) 2019-01-31 2021-06-08 Raytheon Technologies Corporation Gas turbine engine bypass drainage systems
JP7301612B2 (ja) * 2019-06-12 2023-07-03 ナブテスコ株式会社 航空機部品用ケース、航空機用アクチュエータ、航空機用制御装置、航空機部品用ケースの設計プログラム、及び航空機部品用ケースの設計方法
US20220250758A1 (en) * 2021-02-05 2022-08-11 General Electric Company Remote mount of engine accessories
US20230133806A1 (en) * 2021-10-28 2023-05-04 Honeywell International Inc. Pylon system for coupling engine to vehicle

Family Cites Families (21)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3357657A (en) * 1966-04-27 1967-12-12 Mc Donnell Douglas Corp Fire barrier
US4163366A (en) * 1977-05-23 1979-08-07 Avco Corporation Apparatus for disposal of leaking fluids in a turbofan engine
US5524847A (en) * 1993-09-07 1996-06-11 United Technologies Corporation Nacelle and mounting arrangement for an aircraft engine
US5524846A (en) * 1993-12-21 1996-06-11 The Boeing Company Fire protection system for airplanes
FR2734320B1 (fr) * 1995-05-15 1997-07-18 Aerospatiale Dispositif pour prelever et refroidir de l'air chaud au niveau d'un moteur d'aeronef
DE19543163C1 (de) * 1995-11-18 1997-03-13 Daimler Benz Aerospace Ag Anordnung von Auslaßvorrichtungen
US6802479B2 (en) * 2002-05-16 2004-10-12 The Boeing Company Flammable fluid line shroud
FR2864031B1 (fr) * 2003-12-18 2006-03-31 Airbus France Drain notamment pour mat support de reacteur
FR2879564B1 (fr) 2004-12-20 2008-05-16 Airbus France Sas Agencement d'entree d'air de ventilation a element d'obturation mobile
FR2891250B1 (fr) * 2005-09-28 2007-10-26 Airbus France Sas Ensemble moteur pour aeronef comprenant un moteur ainsi qu'un mat d'accrochage d'un tel moteur
GB2446147B (en) * 2007-01-30 2009-02-18 Rolls Royce Plc Aeroengine drain assembly
FR2921342B1 (fr) * 2007-09-20 2010-03-12 Airbus France Carenage aerodynamique arriere inferieur pour dispositif d'accrochage d'un moteur d'aeronef
FR2956855B1 (fr) * 2010-02-26 2012-07-27 Snecma Dispositif de reduction du bruit de paroi sur les pylones des turboreacteurs
GB201011056D0 (en) * 2010-07-01 2010-08-18 Rolls Royce Plc Pylon for attaching a gas turbine engine
WO2012045029A1 (en) 2010-09-30 2012-04-05 General Electric Company Dual fuel aircraft engine control system and method for operating same
US9027875B2 (en) * 2010-10-28 2015-05-12 Spirit Aerosystems, Inc. Pylon arrangement for open structure
EP2681111B1 (en) * 2011-03-01 2016-07-06 Short Brothers Plc A draining device
GB2492107B (en) * 2011-06-22 2013-09-04 Rolls Royce Plc Mounting assembly
FR2982845B1 (fr) * 2011-11-22 2013-12-20 Airbus Operations Sas Carenage aerodynamique arriere de mat de moteur d'aeronef
FR3013679B1 (fr) * 2013-11-25 2015-11-27 Airbus Operations Sas Carenage aerodynamique divise en sous-parties
FR3015431B1 (fr) * 2013-12-19 2017-12-15 Airbus Operations Sas Structure primaire de mat d'accrochage renforcee.

Also Published As

Publication number Publication date
US11053015B2 (en) 2021-07-06
JP2015160588A (ja) 2015-09-07
US20150246731A1 (en) 2015-09-03

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6419437B2 (ja) 航空機のエンジンパイロンおよび航空機
US20180195413A1 (en) Gas Turbine Engine Oil Tank with Integrated Packaging Configuration
RU2672197C2 (ru) Авиационная силовая установка с системой пожаротушения
US9845159B2 (en) Conjoined reverse core flow engine arrangement
RU2483985C2 (ru) Система и способ вентиляции взрывоопасных зон воздушного судна
US9404507B2 (en) Inner cowl structure for aircraft turbine engine
EP3165449B1 (en) Nacelle fluid drain
US20180208322A1 (en) Aircraft comprising a propulsion assembly including a fan on the rear of the fuselage
US11292580B2 (en) Propulsion unit for aircraft
US9975641B2 (en) Aircraft propelling assembly including a duct forming a thermal barrier integrated in the caisson of the rigid structure of the engine mounting system
CN100537351C (zh) 飞行器防火壁
JP6317946B2 (ja) 航空機
US20200025091A1 (en) Self-regulating back-side pressurization system for thermal insulation blankets
US11591935B2 (en) Fluid drain system for an aircraft propulsion system
US11078848B2 (en) Gas turbine engine fireproofing
US3447764A (en) Aircraft with jet propulsion engine
US2548794A (en) Aircraft engine cooling system
KR20200000203A (ko) 멀티엔진을 갖는 항공기의 자연환기구조
GB2555379A (en) Gas turbine engine heat exchanger

Legal Events

Date Code Title Description
A625 Written request for application examination (by other person)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A625

Effective date: 20161209

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20170809

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20170912

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20171108

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20180417

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20180425

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20180918

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20181010

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6419437

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150