JP6418242B2 - 画像コントラストの強調装置、電子機器及び方法 - Google Patents

画像コントラストの強調装置、電子機器及び方法 Download PDF

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Description

本発明は、画像処理の分野に関し、特に画像コントラストの強調装置、電子機器及び方法に関する。
情報技術の継続的な発展に伴い、画像表示効果への要求がますます高くなり、画像コントラストの強調は、画像表示効果を向上するための重要な手段の1つである。従来は、画像コントラストの強調方法は、主にグローバル色調再現方法、グローバルヒストグラム均等化方法、準同形フィルタリング方法及びマルチスケールRetinexアルゴリズムがある。
なお、背景技術に関する上記の説明は、単なる本発明の技術案をより明確、完全に説明するためのものであり、当業者を理解させるために説明するものであり。これら技術案が本発明の背景技術の部分に説明されているから当業者にとって周知の技術であると解釈してはならない。
従来技術における上記のコントラストの強調方法では、以下の問題点が存在する。グローバル色調再現方法では、一部の画像領域を失って、画像の色が褪せたように見受ける。グローバルヒストグラム均等化方法では、出力された画像が不自然である。準同形フィルタリング方法では、画像のエッジの表示は不鮮明であり、ハロー現象が生じる。マルチスケールRetinexアルゴリズムでは、依然としてハロー現象を解消できない。
本発明の実施例は、画像をディテールレベルの異なる少なくとも2つのレイヤに分割し、該少なくとも2つの層に対して度合いの異なるコントラスト強調を行うことで、画像のコントラストを正確、且つ効果的に強調でき、画像の表示効果を向上できる、画像コントラストの強調装置、電子機器及び方法を提供する。
本発明の実施例の第1の態様では、画像コントラストの強調装置であって、入力画像を少なくとも2つのレイヤに分割する分割手段であって、前記少なくとも2つのレイヤのディテールレベルは異なる、分割手段と、前記少なくとも2つのレイヤのそれぞれに対してコントラスト強調をそれぞれ行う強調手段であって、それぞれのレイヤに対して行われるコントラスト強調の度合いは異なる、強調手段と、コントラストが強調された前記少なくとも2つのレイヤを合成する合成手段と、を含む、装置を提供する。
本発明の実施例の第2の態様では、本発明の実施例の第1の態様に記載の装置を含む電子機器を提供する。
本発明の実施例の第3の態様では、画像コントラストの強調方法であって、入力画像を少なくとも2つのレイヤに分割するステップであって、前記少なくとも2つのレイヤのディテールレベルは異なる、ステップと、前記少なくとも2つのレイヤのそれぞれに対してコントラスト強調をそれぞれ行うステップであって、それぞれのレイヤに対して行われるコントラスト強調の度合いは異なる、ステップと、コントラストが強調された前記少なくとも2つのレイヤを合成するステップと、を含む、方法を提供する。
本発明の実施例の有益な効果としては、画像をディテールレベルの異なる少なくとも2つのレイヤに分割し、該少なくとも2つの層に対して度合いの異なるコントラスト強調を行うことで、画像のコントラストを正確、且つ効果的に強調でき、画像の表示効果を向上できる。
下記の説明及び図面に示すように、本発明の特定の実施形態が詳細に開示され、本発明の原理を採用できる方式が示される。なお、本発明の実施形態の範囲はこれらに限定されない。本発明の実施形態は、添付される特許請求の範囲の要旨及び項目の範囲内において、変更されたもの、修正されたもの及び均等的なものを含む。
1つの実施形態に記載された特徴及び/又は示された特徴は、同一又は類似の方式で1つ又はさらに多くの他の実施形態で用いられてもよいし、他の実施形態における特徴と組み合わせてもよいし、他の実施形態における特徴に代わってもよい。
なお、本文では、用語「包括/含む」は、特徴、部材、ステップ又はコンポーネントが存在することを指し、一つ又は複数の他の特徴、部材、ステップ又はコンポーネントの存在又は付加を排除しない。
ここで含まれる図面は、本発明の実施例を理解させるためのものであり、本明細書の一部を構成し、本発明の実施例を例示するためのものであり、文言の記載と合わせて本発明の原理を説明する。なお、ここに説明される図面は、単なる本発明の実施例を説明するためのものであり、当業者にとって、これらの図面に基づいて他の図面を容易に得ることができる。
本発明の実施例1の画像コントラストの強調装置の構成を示す図である。 本発明の実施例1の分割部の構成を示す図である。 本発明の実施例1の分割部が画像を分割する方法のフローチャートである。 本発明の実施例1の輝度ゲイン関数のゲイン曲線を示す図である。 本発明の実施例1のディテール増幅のためのS型関数の曲線を示す図である。 本発明の実施例2の電子機器のシステム構成を示すブロック図である。 本発明の実施例3の画像コントラストの強調方法のフローチャートである。 本発明の実施例4の画像コントラストの強調方法のフローチャートである。
本発明の上記及びその他の特徴は、図面及び下記の説明により理解できるものである。明細書及び図面では、本発明の特定の実施形態、即ち本発明の原則に従う一部の実施形態を表すものを公開している。なお、本発明は説明される実施形態に限定されず、本発明は、特許請求の範囲内の全ての修正、変更されたもの、及び均等なものを含む。以下は、図面を参照しながら、本発明の各種の実施形態を説明する。これらの実施形態は単なる例示的なものであり、本発明はこれに限定されない。
<実施例1>
図1は本発明の実施例1の画像コントラストの強調装置の構成を示す図である。図1に示すように、該装置100は、分割部101、強調部102及び合成部103を含む。
分割部101は、入力画像を少なくとも2つのレイヤに分割する。該少なくとも2つのレイヤのディテールレベルは異なる。
強調部102は、該少なくとも2つのレイヤのそれぞれに対してコントラスト強調をそれぞれ行う。それぞれのレイヤに対して行われるコントラスト強調の度合いは異なる。
合成部103は、コントラストが強調された該少なくとも2つのレイヤを合成する。
本実施例によれば、画像をディテールレベルの異なる少なくとも2つのレイヤに分割し、該少なくとも2つの層に対して度合いの異なるコントラスト強調を行うことで、画像のコントラストを正確、且つ効果的に強調でき、画像の表示効果を向上できる。
本実施例では、分割部101は、従来方法の何れか1つを用いて、入力画像をディテールレベルの異なる少なくとも2つのレイヤに分割してもよい。以下は、本発明の実施例の分割部の構成及び用いられる分割方法を例示的に説明する。
図2は本発明の実施例1の分割部101の構成を示す図である。図2に示すように、分割部101は、抽出部201及びフィルタリング部202を含む。
抽出部201は、入力画像の輝度成分を抽出する。
フィルタリング部202は、異なるフィルタリング係数を用いて該輝度成分に対してエッジ保存フィルタリングを行い、少なくとも2つのレイヤを取得する。ここで、該少なくとも2つのレイヤは、背景レイヤ及び少なくとも1つのディテールレイヤを含み、該背景レイヤ及び該ディテールレイヤは、コントラストの異なる少なくとも2つの領域をそれぞれ含む。
図3は本発明の実施例1の分割部が画像を分割する方法のフローチャートである。図3に示すように、該方法は以下のステップを含む。
ステップ301:入力画像の輝度成分を抽出する。
ステップ302:異なるフィルタリング係数を用いて該輝度成分に対してエッジ保存フィルタリングを行い、少なくとも2つのレイヤを取得する。ここで、該少なくとも2つのレイヤは、背景レイヤ及び少なくとも1つのディテールレイヤを含み、該背景レイヤ及びディテールレイヤは、コントラストの異なる少なくとも2つの領域をそれぞれ含む。
エッジ保存フィルタリングを用いて入力画像をレイヤに分割することで、画像のエッジ部分の表示効果を向上でき、ハロー現象の発生を回避できる。
本実施例では、入力画像の輝度成分の抽出は、従来方法の何れかを用いてもよい。例えば、入力画像がカラー画像である場合に、入力画像に対して色空間変換を行ってもよい。例えば入力画像をYCbCr空間に変換し、取得されたY成分は入力画像の輝度成分である。入力画像がグレースケール画像である場合に、入力画像の輝度Yを直接に取得してもよい。ここで、入力画像の各画素について、該輝度成分Yは浮動小数点の形で表され、0≦Y≦1。
本実施例では、該輝度成分に対して行われるエッジ保存フィルタリングは従来方法の何れかを用いてもよい。以下は、本発明の実施例に用いられるエッジ保存フィルタリング方法を例示的に説明する。
例えば、加重最小二乗法(WLS:Weighted Least Squares)を用いてエッジ保存フィルタリングを行ってもよい。入力画像gについて、加重最小二乗法を用いて該入力画像gに対してエッジ保存フィルタリングを行って、出力画像fを取得し、該出力画像fをできるだけ入力画像gに接近し、画像における勾配が明らかな部分以外の他の部分をできるだけ平滑化するようにする。ここで、加重最小二乗法フィルタリングの最適化制限条件は、以下の式(1)及び(2)で表されてもよい。
Figure 0006418242
Figure 0006418242
ここで、pは画素の空間的位置を表し、ax,p(g)及びay,p(g)は画素pのx軸及びy軸方向における平滑加重値をそれぞれ表し、λはフィルタリング係数を表し、λの値が大きいほど、フィルタリング後の画像fの平滑度が高くなり、αは入力画像gの勾配感度インデックスを表し、εは、除数が0となることを回避するための非常に小さな定数を表し、例えばε=0.0001。
加重最小二乗法を用いて入力画像の輝度成分に対してエッジ保存フィルタリングを行うことで、画像のエッジ部分に対して平滑化処理をよりよく行うことができ、画像のエッジ部分の表示効果をさらに向上できる。
決定された勾配感度インデックスα及び可変のフィルタリング係数λについて、異なる平滑レベルのフィルタリング後の画像の輝度を取得でき、以下の式(3)で表される。
Figure 0006418242
ここで、αは勾配感度インデックスを表し、αは不変であり、λはフィルタリング係数を表し、変数であり、Y及びYはフィルタリング係数λ及びλに対応するフィルタリング後の画像の輝度をそれぞれ表す。ここで、λはλよりも大きいため、Yの平滑度はYよりも高い。
上記Y及びYに基づいて、背景レイヤ及び少なくとも1つのディテールレイヤを含む少なくとも2つのレイヤを構築でき、例えば、以下の式(4)により、背景レイヤ、中位ディテールレイヤ及び細かいディテールレイヤを構築してもよい。
Figure 0006418242
ここで、Cは背景レイヤの輝度を表し、Mは中位ディテールレイヤの輝度を表し、Fは細かいディテールレイヤの輝度を表す。背景レイヤはディテール成分を有しておらず、細かいディテールレイヤは中位ディテールレイヤに比べてより多くのディテール成分を有する。
このように、本発明の実施例は上記例示的な分割部の構成及び分割方法を用いて、ディテールレベルの異なる少なくとも2つのレイヤを取得する。また、エッジ保存フィルタリング法を用いることで、取得された少なくとも2つのレイヤにおけるそれぞれのレイヤは、共にコントラストの異なる少なくとも2つの領域を有する。
本実施例では、強調部102は、該少なくとも2つのレイヤのそれぞれに対してコントラスト強調をそれぞれ行う。ここで、それぞれのレイヤに対して行われるコントラスト強調の度合いは異なる。本発明の実施例は従来方法のいずれかの方法を用いて上記コントラストの強調を行ってもよい。以下は、本発明の実施例に用いられるコントラスト強調の方法を例示的に説明する。
例えば、強調部102は、該背景レイヤの輝度に基づいて該背景レイヤ及び少なくとも1つのディテールレイヤのための輝度ゲイン関数をそれぞれ決定し、該背景レイヤの輝度ゲイン関数及び該少なくとも1つのディテールレイヤの輝度ゲイン関数を用いて該背景レイヤ及び少なくとも1つのディテールレイヤに対してコントラスト強調をそれぞれ行う。
ここで、少なくとも1つのディテールレイヤのそれぞれのディテールレイヤの輝度ゲイン関数は同一であり、少なくとも1つのディテールレイヤの輝度ゲイン関数と背景レイヤの輝度ゲイン関数とは異なる。
例えば、強調部102により背景レイヤの輝度に基づいて決定された該背景レイヤの輝度ゲイン関数は、以下の式(5)で表されてもよい。
Figure 0006418242
ここで、G(C(x))は背景レイヤの輝度ゲイン関数を表し、C(x)は背景レイヤの輝度を表し、0≦C(x)≦1、p及びqは露光不足ゲイン係数を表し、sは露光過度抑制係数を表し、rは輝度不変係数を表し、0<p<q<r<s<1。
上記式(5)から分かるように、背景レイヤにおける輝度の異なる領域は、該輝度ゲイン関数が異なる。ここで、輝度がpよりも小さい領域について、p及びqを用いて輝度の増大(ゲイン)を行い、輝度がp以上であり、且つrよりも小さい領域について、r、p及びqを用いて調整し、輝度がr以上であり、且つ1よりも小さい領域について、r及びsを用いて輝度を抑制する。
輝度の異なる領域において異なる輝度ゲイン関数を用いることで、コントラストの強調をより正確、且つ効果的に行うことができる。
強調部102により背景レイヤの輝度に基づいて決定された少なくとも1つのディテールレイヤの輝度ゲイン関数は、以下の式(2)で表されてもよい。
Figure 0006418242
ここで、H(C(x))は少なくとも1つのディテールレイヤの輝度ゲイン関数を表し、C(x)は背景レイヤの輝度を表し、0≦C(x)≦1、p及びqは露光不足ゲイン係数を表し、sは露光過度抑制係数を表し、rは輝度不変係数を表し、0<p<q<r<s<1。
本実施例では、露光不足ゲイン係数p及びq、露光過度抑制係数s、並びに輝度不変係数rは、入力画像の実際の状況及び実際の要求に応じて設定されてもよい。例えば、値は、p=16/255、q=130/255、r=160/255、s=230/255のように設定されてもよいが、本実施例はこれらの値に限定されない。
本実施例では、強調部102は、背景レイヤ及び少なくとも1つのディテールレイヤの輝度ゲイン関数を決定した後に、該背景レイヤの輝度ゲイン関数及び該少なくとも1つのディテールレイヤの輝度ゲイン関数を用いて該背景レイヤ及び少なくとも1つのディテールレイヤに対してコントラスト強調をそれぞれ行う。
背景レイヤの輝度ゲイン関数G(C(x))及びディテールレイヤの輝度ゲイン関数H(C(x))を取得した後に、本実施例において分割して得られた背景レイヤC、中位ディテールレイヤM及び細かいディテールレイヤFの場合では、それぞれのレイヤの増大(ゲイン)後の輝度は、以下の式(7)で表されてもよい。
Figure 0006418242
ここで、C(x)、M(x)及びF(x)は背景レイヤC、中位ディテールレイヤM及び細かいディテールレイヤFのそれぞれに対してコントラスト強調が行われた後の輝度を表し、C(x)、M(x)及びF(x)は、背景レイヤC、中位ディテールレイヤM及び細かいディテールレイヤFのそれぞれに対してコントラスト強調が行われた前の輝度を表し、G(C(x))は背景レイヤの輝度ゲイン関数を表し、H(C(x))は中位ディテールレイヤ及び細かいディテールレイヤの輝度ゲイン関数を表す。
図4は本発明の実施例1の輝度ゲイン関数のゲイン曲線を示す図である。図4に示すように、横軸は入力の背景レイヤ輝度Bを表し、縦軸は増大(ゲイン)後の背景レイヤ輝度Bを表し、ここで、実線「――」はG(C(x))を用いて増大して得られた背景レイヤ輝度Bを表し、点線「……」は、H(C(x))を用いて増大して得られた背景レイヤ輝度Bを表す。
本実施例では、図1に示すように、装置100は、コントラストが強調された少なくとも1つのディテールレイヤのうちディテール成分の最も多いディテールレイヤに対してディテール増幅処理を行う増幅部104をさらに含んでもよい。
本実施例では、増幅部104はオプションの構成部であり、図1において破線枠で表される。
このように、ディテール成分の最も多いディテールレイヤに対してディテール増幅処理を行うことで、画像ディテールの表示を強調でき、画像の表示効果をさらに向上できる。
本実施例では、従来方法のいずれかを用いて、ディテール成分の最も多いディテールレイヤに対してディテール増幅処理を行ってもよい。
例えば、増幅部104は、S型関数を用いて、コントラストが強調された少なくとも1つのディテールレイヤのうちディテール成分の最も多いディテールレイヤの輝度を変換して、ディテール増幅処理を実現する。
図5は本発明の実施例1のディテール増幅のためのS型関数の曲線を示す図である。図5に示すように、該S型関数は、以下の式(8)で表されてもよい。
Figure 0006418242
ここで、aはゲイン度合い調整係数を表し、bは輝度カットオフ値を表し、a>0、0<b≦1。
本実施例では、a及びbは画像の実際の状況及び実際の要求に応じて設定されてもよい。例えば、値は、a=8、b=0.6のように設定されてもよいが、本実施例はこれらの値に限定されない。
本実施例では、ディテール成分の最も高いディテールレイヤは細かいディテールレイヤFであり、上記S型関数を用いてディテール増幅処理を行った後の細かいディテールレイヤの輝度は、以下の式(9)で表されてもよい。
Figure 0006418242
ここで、F(x)はディテール増幅処理後の細かいディテールレイヤFの輝度を表し、F(x)は細かいディテールレイヤFに対してコントラスト強調を行った後の輝度を表す。
本実施例では、ディテール成分の最も高いディテールレイヤ、即ち細かいディテールレイヤFに対してディテール増幅処理を行った後に、合成部103は、コントラストが強調された背景レイヤ、コントラストが強調された中位ディテールレイヤ、及びディテール増幅処理が行われた細かいディテールレイヤの輝度を合成し、以下の式(10)で表される。
Figure 0006418242
ここで、Y(x)は合成後の輝度を表し、C(x)はコントラストが強調された背景レイヤの輝度を表し、M(x)はコントラストが強調された中位ディテールレイヤの輝度を表し、F(x)はディテール増幅処理が行われた細かいディテールレイヤの輝度を表す。
本実施例では、入力画像がグレースケール画像である場合に、Y(x)を直接に出力して出力画像としてもよい。入力画像がカラー画像である場合に、Y(x)及び入力画像のRGB成分に基づいてカラー再構成を行ってもよく、ここで、カラー再構成は従来方法の何れかを用いてもよい、
例えば、以下の式(11)を用いて色の再構成を行って、出力画像を取得してもよい。
Figure 0006418242
ここで、
(外1)
Figure 0006418242
は再構成後のRGB成分を表し、I(x)は入力画像のRGB成分を表し、Y(x)は入力画像の輝度を表し、Y(x)合成後の輝度を表し、βは彩度調整パラメータを表し、0≦β≦1。ここで、β=0の場合に、出力画像の彩度は不足であり、β=1の場合に、出力画像の彩度は過度であり、実際の要求に応じて該彩度調整パラメータβを設定してもよい。例えば、β=0.6。
上記の実施例によれば、画像をディテールレベルの異なる少なくとも2つのレイヤに分割し、該少なくとも2つの層に対して度合いの異なるコントラスト強調を行うことで、画像のコントラストを正確、且つ効果的に強調でき、画像の表示効果を向上できる。
また、エッジ保存フィルタリングを用いて入力画像をレイヤに分割することで、画像のエッジ部分の表示効果を向上でき、ハロー現象の発生を回避できる。
加重最小二乗法を用いて入力画像の輝度成分に対してエッジ保存フィルタリングを行うことで、画像のエッジ部分に対して平滑化処理をよりよく行うことができ、画像のエッジ部分の表示効果をさらに向上できる。
輝度の異なる領域において異なる輝度ゲイン関数を用いることで、コントラストの強調をより正確、且つ効果的に行うことができる。
ディテール成分の最も多いディテールレイヤに対してディテール増幅処理を行うことで、画像ディテールの表示を強調でき、画像の表示効果をさらに向上できる。
<実施例2>
本発明の実施例は、実施例1に記載された画像コントラストの強調装置を含む電子機器を提供する。
図6は本発明の実施例2の電子機器600のシステム構成を示すブロック図である。図6に示すように、電子機器600は、中央処理装置601及びメモリ602を含んでもよく、メモリ602は中央処理装置601に接続される。なお、該図は単なる例示的なものであり、電気通信機能又は他の機能を実現するように、他の種類の構成を用いて、該構成を補充又は代替してもよい。
図6に示すように、電子機器600は、撮影部603、通信モジュール604、入力部605、音声処理部606、ディスプレイ607及び電源608をさらに含んでもよい。ここで、撮影部603は、撮影した画像をメモリ602に記憶させるように入力する。
1つの態様では、画像コントラストの強調装置の機能は中央処理装置601に統合されてもよい。ここで、中央処理装置601は、入力画像を少なくとも2つのレイヤに分割し、該少なくとも2つのレイヤのそれぞれに対してコントラスト強調をそれぞれ行い、コントラストが強調された該少なくとも2つのレイヤを合成してもよい。該少なくとも2つのレイヤのディテールレベルは異なり、それぞれのレイヤに対して行われるコントラスト強調の度合いは異なる。
ここで、該入力画像を少なくとも2つのレイヤに分割するステップは、該入力画像の輝度成分を抽出するステップと、異なるフィルタリング係数を用いて該輝度成分に対してエッジ保存フィルタリングを行い、該少なくとも2つのレイヤを取得するステップと、を含み、該少なくとも2つのレイヤは、背景レイヤ及び少なくとも1つのディテールレイヤを含み、該背景レイヤ及び該ディテールレイヤは、コントラストの異なる少なくとも2つの領域をそれぞれ含む。
ここで、該異なるフィルタリング係数を用いて該輝度成分に対してエッジ保存フィルタリングを行うステップは、加重最小二乗法(WLS)を用いて該エッジ保存フィルタリングを行うステップ、を含む。
ここで、該少なくとも2つのレイヤのそれぞれに対してコントラスト強調をそれぞれ行うステップは、該背景レイヤの輝度に基づいて該背景レイヤ及び該少なくとも1つのディテールレイヤのための輝度ゲイン関数をそれぞれ決定するステップと、該背景レイヤの輝度ゲイン関数及び該少なくとも1つのディテールレイヤの輝度ゲイン関数を用いて該背景レイヤ及び該少なくとも1つのディテールレイヤに対してコントラスト強調をそれぞれ行うステップと、を含む。
ここで、中央処理装置601は、コントラストが強調された該少なくとも1つのディテールレイヤのうちディテール成分の最も多いディテールレイヤに対してディテール増幅処理をさらに行い、該コントラストが強調された該少なくとも2つのレイヤを合成するステップは、コントラストが強調された背景レイヤ、該ディテール成分の最も多いディテールレイヤ以外の他のディテールレイヤ、及びディテール増幅処理が行われた該ディテール成分の最も多いディテールレイヤを合成するステップ、を含む。
ここで、該少なくとも1つのディテールレイヤのそれぞれのディテールレイヤの輝度ゲイン関数は同一であり、該少なくとも1つのディテールレイヤの輝度ゲイン関数と該背景レイヤの輝度ゲイン関数とは異なる。
ここで、該コントラストが強調された少なくとも1つのディテールレイヤのうちディテール成分の最も多いディテールレイヤに対してディテール増幅処理を行うステップは、S型関数を用いて、該コントラストが強調された少なくとも1つのディテールレイヤのうちディテール成分の最も多いディテールレイヤの輝度を変換するステップ、を含む。
もう1つの態様では、画像コントラストの強調装置は中央処理装置601とそれぞれ構成されてもよく、例えば画像コントラストの強調装置は中央処理装置601に接続されたチップであり、中央処理装置601の制御により画像コントラストの強調装置の機能を実現してもよい。
本実施例における電子機器600は、図6に示されている全ての構成部を含まなくてもよい。
図6に示すように、中央処理装置601は、コントローラ又は操作制御部とも称され、マイクロプロセッサ又は他の処理装置及び/又は論理装置を含んでもよく、中央処理装置601は入力を受信し、電子機器600の各部の操作を制御する。
メモリ602は、例えばバッファ、フラッシュメモリ、ハードディスク、移動可能な媒体、発揮性メモリ、不発揮性メモリ、又は他の適切な装置の1つ又は複数であってもよい。また、中央処理装置601は、メモリ602に記憶されたプログラムを実行し、情報の記憶又は処理などを実現してもよい。他の部材は従来技術に類似するため、ここでその説明が省略される。電子機器600の各部は、本発明の範囲から逸脱することなく、特定のハードウェア、ファームウェア、ソフトウェア又はその組み合わせによって実現されてもよい。
本実施例では、該電子機器は、例えば全ての携帯電話、スマートフォン、ポケットベル、通信装置、電子手帳、パーソナルデジタルアシスタント(PDA)、スマート電話、携帯式通信装置などを含む携帯式の無線電信通信装置である。また、該電子機器は、撮影機能を有する装置であってもよく、該装置は通信機能を有しなくてもよく、例えばカメラ、ビデオカメラなどを含む。本発明の実施例は電子機器の種類を制限しない。
上記実施例によれば、画像をディテールレベルの異なる少なくとも2つのレイヤに分割し、該少なくとも2つの層に対して度合いの異なるコントラスト強調を行うことで、画像のコントラストを正確、且つ効果的に強調でき、画像の表示効果を向上できる。
<実施例3>
図7は本発明の実施例3の画像コントラストの強調方法のフローチャートであり、実施例1の画像コントラストの強調装置に対応する。図7に示すように、該方法は以下のステップを含む。
ステップ701:入力画像を少なくとも2つのレイヤに分割し、ここで、該少なくとも2つのレイヤのディテールレベルは異なる。
ステップ702:該少なくとも2つのレイヤのそれぞれに対してコントラスト強調をそれぞれ行い、ここで、それぞれのレイヤに対して行われるコントラスト強調の度合いは異なる。
ステップ703:コントラストが強調された該少なくとも2つのレイヤを合成する。
本実施例では、入力画像を少なくとも2つのレイヤに分割する方法、それぞれのレイヤに対してコントラスト強調を行う方法、及び該少なくとも2つのレイヤを合成する方法は、実施例1に記載されているものと同じであり、ここでその説明が省略される。
上記実施例によれば、画像をディテールレベルの異なる少なくとも2つのレイヤに分割し、該少なくとも2つの層に対して度合いの異なるコントラスト強調を行うことで、画像のコントラストを正確、且つ効果的に強調でき、画像の表示効果を向上できる。
<実施例4>
図8は本発明の実施例4の画像コントラストの強調方法のフローチャートであり、実施例1の画像コントラストの強調装置をカラー画像のコントラスト強調に適用する応用実例を説明するためのものである。図8に示すように、該方法は以下のステップを含む。
ステップ801:入力画像に対して色空間変換を行う。
ステップ802:色空間変換を行って得られた輝度成分Yに対して、異なるフィルタリング係数λ及びλを用いてエッジ保存フィルタリングを行い、背景レイヤC、中位ディテールレイヤM及び細かいディテールレイヤFを取得する。
ステップ803:背景レイヤCの輝度に基づいて背景レイヤCの輝度ゲイン関数G(C(x))、中位ディテールレイヤM及び細かいディテールレイヤFの輝度ゲイン関数H(C(x))を決定する。
ステップ804:輝度ゲイン関数G(C(x))及びH(C(x))に基づいて、背景レイヤC、中位ディテールレイヤM及び細かいディテールレイヤFに対してコントラストの強調をそれぞれ行う。
ステップ805:コントラストが強調された細かいディテールレイヤFに対してディテール増幅処理を行い、ディテール増幅処理が行われた細かいディテールレイヤF(x)を取得する。
ステップ806:コントラストが強調された背景レイヤ、コントラストが強調された中位ディテールレイヤ、及びディテール増幅処理が行われた細かいディテールレイヤの輝度を合成し、合成後の輝度Y(x)を取得する。
ステップ807:合成後の輝度Y(x)及び入力画像のRGB成分に基づいて色再構成を行い、出力画像を取得する。
本実施例では、入力画像に対して色空間変換を行う方法、入力画像を少なくとも2つのレイヤに分割する方法、それぞれのレイヤの輝度ゲイン関数を決定する方法、それぞれのレイヤに対してコントラストの強調を行う方法、細かいディテールレイヤに対してディテール増幅処理を行う方法、該少なくとも2つのレイヤを合成する方法、及び色再構成を行う方法は、実施例1に記載されているものと同じであり、ここでその説明が省略される。
上記実施例によれば、画像をディテールレベルの異なる少なくとも2つのレイヤに分割し、該少なくとも2つの層に対して度合いの異なるコントラスト強調を行うことで、画像のコントラストを正確、且つ効果的に強調でき、画像の表示効果を向上できる。
本発明の実施例は、画像コントラストの強調装置又は電子機器においてプログラムを実行する際に、コンピュータに、実施例3又は実施例4に記載の画像コントラストの強調方法を前記画像コントラストの強調装置又は電子機器において実行させる、コンピュータ読み取り可能なプログラムをさらに提供する。
本発明の実施例は、コンピュータに、実施例3又は実施例4に記載の画像コントラストの強調方法を画像コントラストの強調装置又は電子機器において実行させるためのコンピュータ読み取り可能なプログラムを記憶する、記憶媒体をさらに提供する。
本発明の以上の装置及び方法は、ハードウェアにより実現されてもよく、ハードウェアとソフトウェアを結合して実現されてもよい。本発明はコンピュータが読み取り可能なプログラムに関し、該プログラムはロジック部により実行される時に、該ロジック部に上述した装置又は構成要件を実現させる、或いは該ロジック部に上述した各種の方法又はステップを実現させることができる。ロジック部は、例えばフィールドプログラマブルロジック部、マイクロプロセッサ、コンピュータに用いられるプロセッサ等である。本発明は上記のプログラムを記憶するための記憶媒体、例えばハードディスク、ディスク、光ディスク、DVD、フラッシュメモリ等に関する。
以上、具体的な実施形態を参照しながら本発明を説明しているが、上記の説明は、例示的なものに過ぎず、本発明の保護の範囲を限定するものではない。本発明の趣旨及び原理を離脱しない限り、本発明に対して各種の変形及び修正を行ってもよく、これらの変形及び修正も本発明の範囲に属する。

Claims (13)

  1. 画像コントラストの強調装置であって、
    入力画像を少なくとも2つのレイヤに分割する分割手段であって、前記少なくとも2つのレイヤのディテールレベルは異なる、分割手段と、
    前記少なくとも2つのレイヤのそれぞれに対してコントラスト強調をそれぞれ行う強調手段であって、それぞれのレイヤに対して行われるコントラスト強調の度合いは異なる、強調手段と、
    コントラストが強調された前記少なくとも2つのレイヤを合成する合成手段と、を含み、
    前記分割手段は、
    前記入力画像の輝度成分を抽出する抽出手段と、
    異なるフィルタリング係数を用いて前記輝度成分に対してエッジ保存フィルタリングを行い、前記少なくとも2つのレイヤを取得するフィルタリング手段と、を含み、
    前記少なくとも2つのレイヤは、背景レイヤ及び少なくとも1つのディテールレイヤを含み、
    前記背景レイヤ及び前記ディテールレイヤは、コントラストの異なる少なくとも2つの領域をそれぞれ含み、
    前記画像コントラストの強調装置は、コントラストが強調された前記少なくとも1つのディテールレイヤのうちディテール成分の最も多いディテールレイヤに対してディテール増幅処理を行う増幅手段、をさらに含み、
    前記合成手段は、コントラストが強調された背景レイヤ、前記ディテール成分の最も多いディテールレイヤ以外の他のディテールレイヤ、及びディテール増幅処理が行われた前記ディテール成分の最も多いディテールレイヤを合成
    前記増幅手段は、S型関数を用いて、前記コントラストが強調された少なくとも1つのディテールレイヤのうちディテール成分の最も多いディテールレイヤの輝度を変換し、
    前記S型関数は、以下の式(3)で表され、
    Figure 0006418242
    ここで、aはゲイン度合い調整係数を表し、bは輝度カットオフ値を表し、a>0、0<b≦1、装置。
  2. 前記フィルタリング手段は、加重最小二乗法(WLS)を用いて前記エッジ保存フィルタリングを行う、請求項1に記載の装置。
  3. 前記強調手段は、前記背景レイヤの輝度に基づいて前記背景レイヤ及び前記少なくとも1つのディテールレイヤのための輝度ゲイン関数をそれぞれ決定し、前記背景レイヤの輝度ゲイン関数及び前記少なくとも1つのディテールレイヤの輝度ゲイン関数を用いて前記背景レイヤ及び前記少なくとも1つのディテールレイヤに対してコントラスト強調をそれぞれ行う、請求項1に記載の装置。
  4. 前記少なくとも1つのディテールレイヤのそれぞれのディテールレイヤの輝度ゲイン関数は同一であり、前記少なくとも1つのディテールレイヤの輝度ゲイン関数と前記背景レイヤの輝度ゲイン関数とは異なる、請求項3に記載の装置。
  5. 前記背景レイヤの輝度ゲイン関数は、以下の式(1)で表され、
    Figure 0006418242
    ここで、C(x)は背景レイヤの輝度を表し、0≦C(x)≦1、p及びqは露光不足ゲイン係数を表し、sは露光過度抑制係数を表し、rは輝度不変係数を表し、0<p<q<r<s<1、請求項3に記載の装置。
  6. 前記少なくとも1つのディテールレイヤの輝度ゲイン関数は、以下の式(2)で表され、
    Figure 0006418242
    ここで、C(x)は背景レイヤの輝度を表し、0≦C(x)≦1、p及びqは露光不足ゲイン係数を表し、sは露光過度抑制係数を表し、rは輝度不変係数を表し、0<p<q<r<s<1、請求項3に記載の装置。
  7. 請求項1に記載の装置を含む電子機器。
  8. 画像コントラストの強調方法であって、
    入力画像を少なくとも2つのレイヤに分割するステップであって、前記少なくとも2つのレイヤのディテールレベルは異なる、ステップと、
    前記少なくとも2つのレイヤのそれぞれに対してコントラスト強調をそれぞれ行うステップであって、それぞれのレイヤに対して行われるコントラスト強調の度合いは異なる、ステップと、
    コントラストが強調された前記少なくとも2つのレイヤを合成するステップと、を含み、
    前記入力画像を少なくとも2つのレイヤに分割するステップは、
    前記入力画像の輝度成分を抽出するステップと、
    異なるフィルタリング係数を用いて前記輝度成分に対してエッジ保存フィルタリングを行い、前記少なくとも2つのレイヤを取得するステップと、を含み、
    前記少なくとも2つのレイヤは、背景レイヤ及び少なくとも1つのディテールレイヤを含み、
    前記背景レイヤ及び前記ディテールレイヤは、コントラストの異なる少なくとも2つの領域をそれぞれ含み、
    前記画像コントラストの強調方法は、コントラストが強調された前記少なくとも1つのディテールレイヤのうちディテール成分の最も多いディテールレイヤに対してディテール増幅処理を行うステップ、をさらに含み、
    前記コントラストが強調された前記少なくとも2つのレイヤを合成するステップは、コントラストが強調された背景レイヤ、前記ディテール成分の最も多いディテールレイヤ以外の他のディテールレイヤ、及びディテール増幅処理が行われた前記ディテール成分の最も多いディテールレイヤを合成するステップ、を含
    前記コントラストが強調された前記少なくとも1つのディテールレイヤのうちディテール成分の最も多いディテールレイヤに対してディテール増幅処理を行うステップは、S型関数を用いて、前記コントラストが強調された少なくとも1つのディテールレイヤのうちディテール成分の最も多いディテールレイヤの輝度を変換するステップ、を含み、
    前記S型関数は、以下の式(3)で表され、
    Figure 0006418242
    ここで、aはゲイン度合い調整係数を表し、bは輝度カットオフ値を表し、a>0、0<b≦1、方法。
  9. 前記異なるフィルタリング係数を用いて前記輝度成分に対してエッジ保存フィルタリングを行うステップは、
    加重最小二乗法(WLS)を用いて前記エッジ保存フィルタリングを行うステップ、を含む、請求項に記載の方法。
  10. 前記少なくとも2つのレイヤのそれぞれに対してコントラスト強調をそれぞれ行うステップは、
    前記背景レイヤの輝度に基づいて前記背景レイヤ及び前記少なくとも1つのディテールレイヤのための輝度ゲイン関数をそれぞれ決定するステップと、
    前記背景レイヤの輝度ゲイン関数及び前記少なくとも1つのディテールレイヤの輝度ゲイン関数を用いて前記背景レイヤ及び前記少なくとも1つのディテールレイヤに対してコントラスト強調をそれぞれ行うステップと、を含む、請求項に記載の方法。
  11. 前記少なくとも1つのディテールレイヤのそれぞれのディテールレイヤの輝度ゲイン関数は同一であり、前記少なくとも1つのディテールレイヤの輝度ゲイン関数と前記背景レイヤの輝度ゲイン関数とは異なる、請求項10に記載の方法。
  12. 前記背景レイヤの輝度ゲイン関数は、以下の式(1)で表され、
    Figure 0006418242
    ここで、C(x)は背景レイヤの輝度を表し、0≦C(x)≦1、p及びqは露光不足ゲイン係数を表し、sは露光過度抑制係数を表し、rは輝度不変係数を表し、0<p<q<r<s<1、請求項10に記載の方法。
  13. 前記少なくとも1つのディテールレイヤの輝度ゲイン関数は、以下の式(2)で表され、
    Figure 0006418242
    ここで、C(x)は背景レイヤの輝度を表し、0≦C(x)≦1、p及びqは露光不足ゲイン係数を表し、sは露光過度抑制係数を表し、rは輝度不変係数を表し、0<p<q<r<s<1、請求項10に記載の方法。
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