JP6417990B2 - 冷却器 - Google Patents

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Description

本発明は、冷媒を用いて発熱体を冷却する冷却器に関するものである。
流体が封入された流体容器内の流体を加熱する加熱部と、その加熱部により加熱され気化した蒸気を冷却する冷却部とを有する蒸気エンジンが、特許文献1に開示されている。その特許文献1の蒸気エンジンは、蒸気の膨脹圧力により液体を流動変位させて機械的エネルギを出力するとともに、蒸気を冷却部にて冷却して液化することにより流体容器内の流体を自励振動変位させる。
特許第4411829号公報
特許文献1の蒸気エンジンは、上述のように機械的エネルギを出力するものであるが、機械的エネルギを得ることとは別の目的に活用することができる。例えば、発明者らは、加熱部から冷却部への熱移動が流体容器内での流体の自励振動変位により促進されるので、冷却すべき発熱体を利用して加熱部を構成すれば、その発熱体を冷却するための冷媒流体として流体容器内の流体を用いることができると考えた。すなわち、特許文献1の蒸気エンジンを、その発熱体を冷却する冷却器として活用することが可能であると考えた。この場合、簡素な構成で冷却器を実現できることが望まれる。
本発明は上記点に鑑みて、簡素な構成の冷却器を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、請求項1、3、6、7に記載の発明では、
冷媒が入っている加熱部空間(14a)が形成されており、発熱体(12)の熱を加熱部空間内の冷媒へ放熱させることにより冷媒を加熱し気化させる加熱部(14)と、
加熱部空間と連通している冷却部空間(16a)を形成しており、加熱部で気化され冷却部空間へ流入してきた冷媒を冷却して液化させる冷却部(16)と、
冷却部空間と連通している吸収部空間(18a)を形成する吸収部壁(181)を有し、冷媒の加熱および冷却による体積変化を吸収する吸収部(18)とを備え、
加熱部空間、冷却部空間、及び吸収部空間は、全体として、冷媒が封入された一空間(32)を構成し、
加熱部および冷却部は、冷媒に気化と液化とを繰り返させることにより、一空間内で冷媒を自励振動させるようになっており、
吸収部は、吸収部空間に冷媒とは異なる気体(G)が封入されており、
この気体は、冷媒の加熱部側とは反対側に配置されていることを特徴としている。
また、請求項1に記載の発明では、
吸収部空間は、少なくとも冷媒の液体部分で構成される液体(B)が移動する流路を構成しており、
吸収部壁は、液体の表面張力の支配的な作用によって形成される液体と気体の界面(S3)を維持する流路形状を有しており、
気体と冷媒との間に、同じ温度条件で比較して、冷媒よりも表面張力が大きな液体(L1)が配置されていることを特徴としている。
また、請求項3に記載の発明では、
吸収部空間は、少なくとも冷媒の液体部分で構成される液体(C)が移動する流路を構成しており、
吸収部壁は、液体の表面張力の支配的な作用によって形成される液体と気体の界面(S5)を維持する流路形状を有しており、
気体と冷媒との間に、同じ温度条件で比較して、冷媒よりも蒸気圧が低い液体(L2)が配置されていることを特徴としている。
また、請求項6に記載の発明では、吸収部は、吸収部壁の外側に、吸収部壁よりも熱移動が少ない断熱部(19)を有することを特徴としている。
また、請求項7に記載の発明では、吸収部は、気体を加熱する加熱手段(20)を有することを特徴としている。
請求項1、3、6、7に記載の発明によれば、吸収部空間に封入した気体をガスバネと作用させることで、冷媒の体積変化を吸収させることができる。このように、吸収部の構成として、吸収部空間に気体が封入された構成を採用することで、吸収部を簡素な構成とすることができ、冷却器を簡素な構成で実現することができる。
なお、請求項6、7に記載の発明では、気体と冷媒との間に、気体と冷媒とを仕切部材が介在していない場合に限らず、仕切部材が介在していてもよい。
ところで、吸収部が、冷媒の体積変化を吸収するための機械的な動作を行う機械稼働部品を用いて構成されると、機械稼働部品の耐久性によって冷却器の耐久性が決まってしまう。また、吸収部内に気体を封入した場合であっても、気体と冷媒との間に、気体と冷媒とを仕切る仕切部材を介在させると、仕切部材の耐久性によって冷却器の耐久性が決まってしまう。このため、冷却器の耐久性が低いという問題が生じる。
請求項1、3に記載の発明によれば、吸収部を構成するための機械稼働部品が不要なので、吸収部を機械稼働部品で構成する場合と比較して、冷却器の耐久性を向上できる。また、気体と冷媒とを仕切る仕切部材が不要なので、気体と冷媒との間に仕切部材を介在させる場合と比較して、冷却器の耐久性を向上できる。
なお、この欄および特許請求の範囲で記載した各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示す一例である。
第1実施形態における冷却器の断面構成を示す図である。 図1中の領域IIの拡大図である。 図1の冷却器の作動を説明するための図である。 第2実施形態における冷却器の断面構成を示す図である。 図4中の領域Vの拡大図である。 第3実施形態における冷却器の断面構成を示す図である。 図6中の領域VIIの拡大図である。 (a)は吸収部18の内部から外部への放熱についての対策を施していない場合の吸収部の断面図であり、(b)は(a)の吸収部内部の位置と温度の関係を示す図である。 冷媒(液冷媒R1)と液冷媒R1よりも蒸気圧が低い液体L2のそれぞれの蒸気圧と温度の関係を示す図である。 第4実施形態における冷却器の断面構成を示す図である。 (a)は図10の吸収部の拡大図であり、(b)は(a)の吸収部内部の位置と温度の関係を示す図である。 第5実施形態における冷却器の断面構成を示す図である。 (a)は図12の吸収部の拡大図であり、(b)は(a)の吸収部内部の位置と温度の関係を示す図である。
以下、本発明の実施形態について図に基づいて説明する。なお、以下の各実施形態相互において、互いに同一もしくは均等である部分には、同一符号を付して説明を行う。
(第1実施形態)
図1に示すように、本実施形態の冷却器10は、その冷却器10内に封入された冷媒Rを利用して発熱体12を冷却する。なお、図1の矢印DR1は、冷却器10が設置された状態での上下方向DR1すなわち鉛直方向DR1を表している。冷却器10は、加熱部14、冷却部16、吸収部18を備えている。冷却器10の冷媒Rは、常温では液体R1であり、発熱体12により加熱されることにより沸騰して気体R2(図3参照)となる流体であり、一例を挙げれば、フッ素系不活性液体である。以下では、冷媒の液体部分R1を液冷媒R1と呼び、冷媒の気体部分R2をガス冷媒R2と呼ぶ。
発熱体12は、発熱するために、冷却器10により冷却される部材であり、具体的には、冷却が必要な半導体素子などの電子部品である。一例を挙げれば、インバータの半導体素子モジュールである。発熱体12の電気端子12a、12bは加熱部14から突き出ており、発熱体12は、その電気端子12a、12bに通電されることにより発熱する。
加熱部14には、液冷媒R1が入っている加熱部空間14aが形成されており、加熱部14は、その加熱部空間14a内に発熱体12を収容している。そして、加熱部14は、その発熱体12の熱を加熱部空間14a内の液冷媒R1へ放熱させることにより、加熱部空間14a内の液冷媒R1を加熱し沸騰気化(蒸発)させる。
詳細には、加熱部14は、加熱部空間14aを形成している箱状の加熱部壁141を備えている。初期状態では、図1に示すように、加熱部空間14aは、液冷媒R1で満たされており、発熱体12全体が液冷媒R1に浸かっている。加熱部空間14aの冷却部16側である一端は後述の冷却部16の冷却部空間16aに連通しているが、加熱部空間14aの他端は閉塞されている。
冷却部16は、加熱部空間14aと連通している冷却部空間16aを形成しており、後述する図3(c)に示すように、加熱部14で気化され冷却部空間16aへ流入してきたガス冷媒R2を冷却して液化させる。具体的に冷却部16は、冷却部壁161と冷却装置162とを備えている。冷却部16は、加熱部14に対し水平方向に並んで配置されている。
冷却部壁161は管状の形状を成しており、その内側に冷却部空間16aを形成している。冷却装置162は、冷却部壁161の周りに設けられた多数の冷却フィン162aから構成されている。そして、冷却装置162は、冷却部空間16a内のガス冷媒R2を、外気と熱交換させることにより冷却する。すなわち、冷却部16は、ガス冷媒R2を冷却する際に、その冷媒からの熱を、冷却部16の外部すなわち冷却部16まわりの外部空間16bへ放熱する。冷却部壁161は、高い放熱性能が得られるように、例えば薄肉の金属、好ましくは薄肉のアルミニウム合金で構成されている。
冷却部空間16aは管状に形成された空間であり、その長手方向に直交する管路断面積が極めて小さい管路で構成されている。そのため、後述する図3(b)に示すように、冷却部空間16a内に冷媒の気液界面(液冷媒R1とガス冷媒R2の界面)S1が存在する場合には、その気液界面S1は、重力方向に拘わらず、冷媒の表面張力により、冷却部空間16aの長手方向を向くように維持される。すなわち、冷却部空間16aの長手方向において、気液界面S1を境に加熱部14側にはガス冷媒R2が存在し、その反対側には液冷媒R1が存在する。
吸収部18は、冷媒の加熱および冷却によって加熱部空間14a内および冷却部空間16a内で生じる冷媒の体積変化を吸収する機能を有する部分である。吸収部18は、冷却部16に対し水平方向に並んで配置されており、冷却部16の加熱部14側とは反対側に配置されている。
吸収部18は、一端が冷却部空間16aと連通し、一端とは反対側の他端が閉塞された吸収部空間18aを形成している。吸収部空間18aには、冷媒と異なる気体Gが封入されている。この気体Gは、冷却器10の使用環境において気体状態である。気体Gは、冷却器10の使用時において気体として安定して、吸収部空間18aに存在していることが望ましい。気体Gとしては、冷媒と反応しない不活性ガス、例えば、窒素、ヘリウム等が挙げられる。なお、この吸収部空間18a、上述の加熱部空間14aおよび冷却部空間16aは、全体として、冷媒が封入された一空間としての気密な冷媒封入空間32を構成している。また、吸収部空間18aは、後述する図3に示すように、液冷媒R1が移動する流路を構成している。
詳細には、吸収部18は、吸収部空間18aを形成している吸収部壁181を備えている。吸収部壁181は、管状の形状を成しており、その内側に吸収部空間18aを形成している。吸収部壁181、冷却部壁161、および加熱部壁141は一体となって、アルミニウム合金等の金属から成り、冷媒が収容される1つの冷媒容器を構成している。
そして、図2に示すように、吸収部壁181は、液冷媒R1の表面張力の支配的な作用によって形成される液冷媒R1と気体Gの界面S2を維持する流路形状を有している。なお、図2は、液冷媒R1と気体Gの界面S2が、図1中の破線位置に存在するときを示している。
具体的には、吸収部壁181の内側の吸収部空間18aの幅(流路幅)D1が、液冷媒R1の表面張力によって液冷媒R1と気体Gの界面(液冷媒R1の液面)S2が、吸収部空間18aの長手方向を向くように設定されている。吸収部空間18aの長手方向とは、図2の左右方向であり、液冷媒R1の移動方向(振動方向)や、吸収部18と冷却部16の並び方向でもある。本実施形態では、吸収部空間18aの幅が、冷却部空間16aと同じ幅に設定されている。また、流路幅D1が狭くても、図2に示す向きの界面S2が形成されない場合がある。例えば、吸収部壁181の内壁面182に筋や凹凸等があると、液冷媒R1が重力によって下方に移動し、気体Gが液冷媒R1の上方に位置してしまう。そこで、本実施形態では、内壁面182が平滑な面とされている。
このため、吸収部空間18a内では、図2の左右方向において、界面S2よりも冷却部16側(図2右側)に液冷媒R1が存在し、界面S2よりも冷却部16側の反対側(図2左側)に気体Gが存在している。すなわち、気体Gは、液冷媒R1の冷却部16側の反対側に配置されている。
なお、液冷媒R1の表面張力の支配的な作用によって形成される液冷媒R1と気体Gの界面S2が維持される状態は、液冷媒R1の表面張力によって形成される液冷媒R1のメニスカスが維持される状態や、液冷媒R1が内壁面182の周方向全域に接する状態や、液冷媒R1の液面S2が内壁面182に対して立っている状態とも表現される。
このように構成された冷却器10では、図3(a)〜(d)に示す状態を順に繰り返すことで、発熱体12が冷却される。
図3(a)に示すように、発熱体12が発熱を開始すると、加熱部14内の液冷媒R1が発熱体12により加熱され沸騰する。これにより、ガス冷媒R2が増加し、加熱部14の内圧が上昇する。
図3(b)に示すように、ガス冷媒R2の増加によって冷媒全体が膨張し、加熱部14の内圧が上昇すると、吸収部18内の気体Gが圧縮され、液冷媒R1とガス冷媒R2の界面S1が、冷却部16内へ移動する。すなわち、ガス冷媒R2が冷却部16に流入する。
図3(c)に示すように、ガス冷媒R2が冷却部16に流入すると、ガス冷媒R2は冷却されて凝縮する。これにより、ガス冷媒R2が減少し、加熱部14の内圧が下降する。
図3(d)に示すように、ガス冷媒R2が凝縮して、加熱部14の内圧が下降すると、圧縮されていた気体Gが膨張し、液冷媒R1が加熱部14内へ供給される。これにより、発熱体12の一部または全部が冷媒の液体部分R1に浸かるようになる。発熱体12が液冷媒R1に浸かると、上述のように、再び加熱部14内の液冷媒R1が沸騰し気化する。
このように、冷却器10の加熱部14および冷却部16は、冷媒に沸騰(蒸発)と凝縮とを繰り返させることにより、冷媒封入空間32内で冷媒R(液冷媒R1)を自励振動させる。
そして、冷却器10の吸収部18は、気体Gをガスバネとして作用させることにより、その冷媒の自励振動に伴う冷媒全体の体積変化を吸収する。さらに、吸収部18は、気体Gの圧縮反力を液冷媒R1に作用させることで、冷媒Rの自励振動を補助する役割を果たす。
この冷媒Rの自励振動に伴い冷媒が蒸発と凝縮とを繰り返すことで、発熱体12の熱を、冷媒と冷却部壁161と冷却装置162とを介し、冷却部16から外気へ放出させることができる。
以上の説明の通り、本実施形態では、吸収部18内に気体Gを封入し、気体Gをガスバネとして用いている。これにより、吸収部18の構成部品が少なく済むため、吸収部18を簡素な構成とすることができる。よって、本実施形態によれば、冷却器10を簡素な構成で実現することができる。
ところで、吸収部18が、冷媒の体積変化を吸収するための機械的な動作を行う機械稼働部品、例えば、バネ形状状部品やピストン運動部品を用いて構成されると、機械稼働部品の耐久性によって冷却器10の耐久性が決まってしまう。同様に、液冷媒R1と気体Gとを仕切る仕切部材を用いた場合も、仕切部材の耐久性によって冷却器10の耐久性が決まってしまう。このため、冷却器10の耐久性が低いという問題が生じる。
これに対して、本実施形態では、吸収部壁181の形状を、液冷媒R1の表面張力の支配的な作用によって形成される液冷媒R1と気体Gの界面S2を維持する流路形状としている。このため、吸収部18を構成するための機械稼働部品が不要である。また、液冷媒R1と気体Gとを仕切る仕切部材も不要である。したがって、本実施形態によれば、吸収部18を機械稼働部品で構成する場合と比較して、冷却器10の耐久性を向上できる。また、本実施形態によれば、気体Gと液冷媒R1との間に仕切部材を介在させる場合と比較して、冷却器10の耐久性を向上できる。
また、本実施形態では、液冷媒R1の表面張力によって界面S2が維持されるので、重力に関係なく、冷媒Rの自励振動を安定作動させることができる。すなわち、本実施形態の冷却器10のように、冷却器10の設置方向を、界面S2が重力方向を向く方向としなくてもよい。
(第2実施形態)
本実施形態は、第1実施形態に対して吸収部18の構成を一部変更したものである。
すなわち、図4、5に示すように、本実施形態では、吸収部18において、気体Gと液冷媒R1との間に、液冷媒R1よりも表面張力が大きな液体L1が配置されている。なお、図5は、液冷媒R1よりも表面張力が大きな液体L1が、図4中の破線位置に存在するときを示している。また、液冷媒R1と液体L1の表面張力の大小関係は、同じ温度条件で比較したときの関係である。この液体L1としては、例えば、重水・水、グリセリン、グリース等が挙げられる。
このため、本実施形態では、吸収部空間18aを、液冷媒R1と液体L1で構成される液体Bが移動するようになっている。すなわち、吸収部空間18aは、液冷媒R1と液体L1で構成される液体Bが移動する流路を構成している。
そして、吸収部壁181は、第1実施形態と同様に、液体Bの表面張力の支配的な作用によって形成される液体Bと気体Gの界面S3を維持する流路形状を有している。なお、液体Bの表面張力、液体Bと気体Gの界面S3は、それぞれ、液体L1の表面張力、液体L1と気体Gの界面S3のことである。本実施形態では、吸収部壁181のうち液体L1の移動部分における流路幅D2は、吸収部壁181のうち液体L1の移動部分以外の流路幅D1、すなわち、冷却部壁161の流路幅D1よりも大きく設定されている。
なお、本実施形態では、液体L1と液冷媒R1の界面S4も、液体L1と気体Gの界面S3と同様に、吸収部空間18aの長手方向(図5の左右方向)を向いている。
本実施形態によれば、液体L1の表面張力の効果により、吸収部壁181のうち液体L1の移動部分における流路幅D2を、液体L1を配置しない場合の流路幅D1よりも大きくすることができる。また、流路幅D2を流路幅D1と同じとした場合では、液冷媒R1よりも表面張力が大きな液体L1を用いることで、液体L1を配置しない場合と比較して、液体Bと気体Gとの界面S4をより強固に維持することができるため、冷媒Rの自励振動を安定作動させることができる。
(第3実施形態)
本実施形態は、第1実施形態に対して吸収部18の構成を一部変更したものである。
すなわち、図6、7に示すように、本実施形態では、吸収部18において、気体Gと液冷媒R1との間に、液冷媒R1よりも蒸気圧が低い液体L2が配置されている。なお、図7は、液冷媒R1よりも蒸気圧が低い液体L2が、図6中の破線位置に存在するときを示している。液冷媒R1と液体L2の蒸気圧の高低関係は、同じ温度条件で比較したときの関係である。この液体L2としては、例えば、イオン液体が挙げられる。
このため、本実施形態では、吸収部空間18aを、液冷媒R1と液体L2で構成される液体Cが移動するようになっている。すなわち、吸収部空間18aは、液冷媒R1と液体L2で構成される液体Cが移動する流路を構成している。
そして、吸収部壁181は、第1実施形態と同様に、液体Cの表面張力の支配的な作用によって形成される液体Cと気体Gの界面S5を維持する流路形状を有している。なお、液体Cの表面張力、液体Cと気体Gの界面S5は、それぞれ、液体L2の表面張力、液体L2と気体Gの界面S5のことである。
なお、本実施形態では、液体L2と液冷媒R1の界面S6も、液体L2と気体Gの界面S5と同様に、吸収部空間18aの長手方向(図7の左右方向)を向いている。
ここで、図8(a)、(b)に示すように、吸収部18の内部から外部への放熱についての対策を施していない場合、吸収部空間18aの気体Gが封入されている気体封入部の温度は、界面S2から離れるほど、界面S2よりも低くなる。すなわち、吸収部空間18aの界面S2から離れた側の端部での温度T1と界面S2での温度T2の差が大きい。このため、図9に示すように、吸収部空間18aの端部での蒸気圧P1と、界面S2での蒸気圧P2とが異なるので、図8(a)に示すように、液冷媒R1が蒸発および凝縮し、吸収部空間18aの端部(気体Gの冷媒側とは反対側)に、冷媒の凝縮部分R3が生成してしまう。この結果、気体Gが加熱部14側へ移動し、冷媒の自励振動が適切に行われず、冷却性能が低下する恐れがある。
これに対して、本実施形態では、液冷媒R1よりも蒸気圧が低い液体L2を用いている。この液体L2は、図9に示すように、温度差が生じても蒸気圧の変化が小さいので、蒸発し難い。これにより、液体L2を、気体Gと液冷媒R1の間に常に存在させることができる。このため、吸収部18の内部から外部への放熱についての対策を施さなくても、吸収部18における液冷媒R1の蒸発および凝縮を抑制できる。したがって、液体L2の存在によって液冷媒R1の蒸発を抑制することで、液冷媒R1が吸収部空間18aで蒸発および凝縮することがないため、冷媒の自励振動を安定作動させることができる。よって、冷却器10の冷却性能の低下を抑制できる。
(第4実施形態)
本実施形態は、第1実施形態に対して吸収部18の構成を一部変更したものである。
すなわち、図10に示すように、本実施形態では、吸収部壁181の外面を、吸収部壁181よりも熱移動が少ない断熱性を有する断熱部材19で覆っている。断熱部材19としては、例えば、グラスウール等が挙げられる。断熱部材19で覆う範囲としては、気体Gの初期封入量の長さ以上の範囲が好ましい。すなわち、図10に示すように、吸収部壁181の外面のうち初期段階において気体Gが存在する範囲に対応する領域を断熱部材19で覆うことが好ましい。
このように、吸収部壁181の外面を断熱部材19で覆うことで、図11(a)、(b)に示すように、吸収部空間18aの気体封入部の温度低下を抑制できる。すなわち、界面S2と吸収部空間18aの温度差を小さくできる。なお、界面S2の温度はほぼ均一であり、図11(a)では、界面S2の温度として、吸収部壁181に接する位置における界面S2の温度を示している。
このため、吸収部空間18aにおける液冷媒R1の蒸発および凝縮を抑制でき、冷媒の自励振動を安定作動させることができる。よって、冷却器10の冷却性能の低下を抑制できる。
なお、本実施形態では、吸収部壁181の外側に、吸収部壁181よりも熱移動が少ない断熱部として、断熱部材19を設けたが、断熱部材19に替えて、魔法瓶のような真空断熱層を有する真空断熱構造を設けてもよい。
(第5実施形態)
本実施形態は、第1実施形態に対して吸収部18の構成を一部変更したものである。
すなわち、図12に示すように、本実施形態では、吸収部18に、電気ヒータ20を設置している。電気ヒータ20は、気体Gを加熱する加熱手段である。電気ヒータ20による吸収部18の加熱範囲としては、気体Gの初期封入量の長さ以上の範囲が好ましい。すなわち、図12に示すように、吸収部壁181の外面のうち初期段階において気体Gが存在する範囲に対応する領域を加熱することが好ましい。
そして、本実施形態では、図13(a)、(b)に示すように、気体Gが封入された空間の温度が界面S2と同じ温度になるように、吸収部18内の気体Gを加熱する。なお、気体Gが封入された空間の温度が、界面S2よりも高い温度となるように、吸収部18内の気体Gを加熱してもよい。
このように、吸収部18内の気体Gを加熱して、吸収部空間18aの気体封入部の温度低下が生じないようにすることで、吸収部空間18aにおける液冷媒R1の蒸発および凝縮を抑制でき、冷媒の自励振動を安定作動させることができる。よって、冷却器10の冷却性能の低下を抑制できる。
なお、本実施形態では、加熱手段として電気ヒータ20を用いたが、他の加熱手段を用いてもよい。他の加熱手段としては、高温ガスを熱源とする熱交換器が挙げられる。
(他の実施形態)
本発明は上記した実施形態に限定されるものではなく、下記のように、特許請求の範囲に記載した範囲内において適宜変更が可能である。
(1)上記した各実施形態では、加熱部14の加熱部空間14a内に発熱体12が収容されていたが、発熱体12の熱を加熱部空間14a内の液冷媒R1へ放熱させることにより液冷媒R1を加熱し気化させることができれば、加熱部空間14aの外部に発熱体12が配置されていてもよい。
(2)上記した各実施形態では、気体Gと冷媒Rとの間に、気体Gと冷媒Rとを仕切る仕切部材が介在していなかったが、ダイヤフラム等の変形が可能な仕切部材が介在していてもよい。
(3)上記した各実施形態では、冷却器10は、冷却部空間16aおよび吸収部空間18aの長手方向が水平方向を向くように設置されているが、冷却部空間16a内の界面S1の向きおよび吸収部空間18a内の界面S2の向きは、液冷媒R1等の表面張力によって維持されるので、冷却器10の設置向きに限定はない。
(4)上記した各実施形態において、加熱部空間14a、冷却部空間16aおよび吸収部空間18aは、その長手方向が水平方向となるように設けられているが、例えば冷媒封入空間32が特許文献1に記載された流体容器のようにU字状に形成されていても差し支えない。
(5)上記した各実施形態において、発熱体12からの発熱が止まると、発熱体12全体が液体冷媒に浸るが、発熱体12の一部分が液冷媒R1に浸るのでも差し支えない。
(6)上記した各実施形態において、冷却部16は、冷却部空間16a内の冷媒を外気と熱交換させることにより冷却するが、冷却部16まわりに冷却水が流れる配管を設け、冷媒を、その冷却水と熱交換させることにより冷却しても差し支えない。
(7)上記した各実施形態において、発熱体12は、冷却が必要な半導体素子などであるが、電気部品である必要はない。
(8)上記各実施形態は、互いに無関係なものではなく、組み合わせが明らかに不可な場合を除き、適宜組み合わせが可能である。また、上記各実施形態において、実施形態を構成する要素は、特に必須であると明示した場合および原理的に明らかに必須であると考えられる場合等を除き、必ずしも必須のものではないことは言うまでもない。
10 冷却器
12 発熱体
14 加熱部
14a 加熱部空間
16 冷却部
16a 冷却部空間
18 吸収部
18a 吸収部空間
181 吸収部壁
R 冷媒
R1 液冷媒(冷媒の液体部分)
R2 ガス冷媒(冷媒の気体部分)
G 気体

Claims (7)

  1. 冷媒が入っている加熱部空間(14a)が形成されており、発熱体(12)の熱を前記加熱部空間内の前記冷媒へ放熱させることにより該冷媒を加熱し気化させる加熱部(14)と、
    前記加熱部空間と連通している冷却部空間(16a)を形成しており、前記加熱部で気化され前記冷却部空間へ流入してきた前記冷媒を冷却して液化させる冷却部(16)と、
    前記冷却部空間と連通している吸収部空間(18a)を形成する吸収部壁(181)を有し、前記冷媒の加熱および冷却による体積変化を吸収する吸収部(18)とを備え、
    前記加熱部空間、前記冷却部空間、及び前記吸収部空間は、全体として、前記冷媒が封入された一空間(32)を構成し、
    前記加熱部および前記冷却部は、前記冷媒に気化と液化とを繰り返させることにより、前記一空間内で前記冷媒を自励振動させるようになっており、
    前記吸収部は、前記吸収部空間に前記冷媒とは異なる気体(G)が封入されており、
    前記気体は、前記冷媒の前記加熱部側とは反対側に配置されており、
    前記吸収部空間は、少なくとも前記冷媒の液体部分で構成される液体(B)が移動する流路を構成しており、
    前記吸収部壁は、前記液体の表面張力の支配的な作用によって形成される前記液体と前記気体の界面(S3)を維持する流路形状を有しており、
    前記気体と前記冷媒との間に、同じ温度条件で比較して、前記冷媒よりも表面張力が大きな液体(L1)が配置されていることを特徴とする冷却器。
  2. 前記気体と前記冷媒との間に、同じ温度条件で比較して、前記冷媒よりも蒸気圧が低い液体(L2)が配置されていることを特徴とする請求項に記載の冷却器。
  3. 冷媒が入っている加熱部空間(14a)が形成されており、発熱体(12)の熱を前記加熱部空間内の前記冷媒へ放熱させることにより該冷媒を加熱し気化させる加熱部(14)と、
    前記加熱部空間と連通している冷却部空間(16a)を形成しており、前記加熱部で気化され前記冷却部空間へ流入してきた前記冷媒を冷却して液化させる冷却部(16)と、
    前記冷却部空間と連通している吸収部空間(18a)を形成する吸収部壁(181)を有し、前記冷媒の加熱および冷却による体積変化を吸収する吸収部(18)とを備え、
    前記加熱部空間、前記冷却部空間、及び前記吸収部空間は、全体として、前記冷媒が封入された一空間(32)を構成し、
    前記加熱部および前記冷却部は、前記冷媒に気化と液化とを繰り返させることにより、前記一空間内で前記冷媒を自励振動させるようになっており、
    前記吸収部は、前記吸収部空間に前記冷媒とは異なる気体(G)が封入されており、
    前記気体は、前記冷媒の前記加熱部側とは反対側に配置されており、
    前記吸収部空間は、少なくとも前記冷媒の液体部分で構成される液体(C)が移動する流路を構成しており、
    前記吸収部壁は、前記液体の表面張力の支配的な作用によって形成される前記液体と前記気体の界面(S5)を維持する流路形状を有しており、
    前記気体と前記冷媒との間に、同じ温度条件で比較して、前記冷媒よりも蒸気圧が低い液体(L2)が配置されていることを特徴とする冷却器。
  4. 前記吸収部は、前記吸収部壁の外側に、前記吸収部壁よりも熱移動が少ない断熱部(19)を有することを特徴とする請求項1ないしのいずれか1つに記載の冷却器。
  5. 前記吸収部は、前記気体を加熱する加熱手段(20)を有することを特徴とする請求項1ないしのいずれか1つに記載の冷却器。
  6. 冷媒が入っている加熱部空間(14a)が形成されており、発熱体(12)の熱を前記加熱部空間内の前記冷媒へ放熱させることにより該冷媒を加熱し気化させる加熱部(14)と、
    前記加熱部空間と連通している冷却部空間(16a)を形成しており、前記加熱部で気化され前記冷却部空間へ流入してきた前記冷媒を冷却して液化させる冷却部(16)と、
    前記冷却部空間と連通している吸収部空間(18a)を形成する吸収部壁(181)を有し、前記冷媒の加熱および冷却による体積変化を吸収する吸収部(18)とを備え、
    前記加熱部空間、前記冷却部空間、及び前記吸収部空間は、全体として、前記冷媒が封入された一空間(32)を構成し、
    前記加熱部および前記冷却部は、前記冷媒に気化と液化とを繰り返させることにより、前記一空間内で前記冷媒を自励振動させるようになっており、
    前記吸収部は、前記吸収部空間に前記冷媒とは異なる気体(G)が封入されており、
    前記気体は、前記冷媒の前記加熱部側とは反対側に配置されており、
    前記吸収部は、前記吸収部壁の外側に、前記吸収部壁よりも熱移動が少ない断熱部(19)を有することを特徴とする冷却器。
  7. 冷媒が入っている加熱部空間(14a)が形成されており、発熱体(12)の熱を前記加熱部空間内の前記冷媒へ放熱させることにより該冷媒を加熱し気化させる加熱部(14)と、
    前記加熱部空間と連通している冷却部空間(16a)を形成しており、前記加熱部で気化され前記冷却部空間へ流入してきた前記冷媒を冷却して液化させる冷却部(16)と、
    前記冷却部空間と連通している吸収部空間(18a)を形成する吸収部壁(181)を有し、前記冷媒の加熱および冷却による体積変化を吸収する吸収部(18)とを備え、
    前記加熱部空間、前記冷却部空間、及び前記吸収部空間は、全体として、前記冷媒が封入された一空間(32)を構成し、
    前記加熱部および前記冷却部は、前記冷媒に気化と液化とを繰り返させることにより、前記一空間内で前記冷媒を自励振動させるようになっており、
    前記吸収部は、前記吸収部空間に前記冷媒とは異なる気体(G)が封入されており、
    前記気体は、前記冷媒の前記加熱部側とは反対側に配置されており、
    前記吸収部は、前記気体を加熱する加熱手段(20)を有することを特徴とする冷却器。
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