JP6417957B2 - 応力センサ - Google Patents

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Description

本発明は、磁性体に加わる応力をその透磁率の変化によって検出する応力センサに関する。
従来、磁性体に圧力を加えると透磁率が変化するビラリ効果を利用した、磁歪式の荷重測定装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1に記載の荷重測定装置は、ベース上に立設された、磁歪部材を有してなる略棒状の磁歪ロッドと、磁歪ロッドによって支持された載置台と、磁歪ロッドの伸縮による透磁率又は残留磁化量の変化を検出するための検出手段と、を有してなり、載置台に印加される荷重の変化を、磁歪ロッドの変形に基づく透磁率又は残留磁化量の変化として検出するようにしたものである。検出手段は、磁歪ロッドの外周を囲むように配設されたピックアップコイルを含み、透磁率又は残留磁化量の変化をピックアップコイルのインダクタンス値の変化として検出している。
特開2005−249656号公報
特許文献1に記載された荷重測定装置のように、磁性体の周囲に巻かれたコイルを用いて磁性体の透磁率の変化を検出すると、必要な部品点数が多くなり、またセンサ部分の構成が大型になる。そのため、検出用のコイルを、基板に渦巻き状に形成された配線パターンにより構成し、部品点数を削減して、センサの構成を簡素化したいという要求がある。その場合、従来は、配線パターンを形成した基板を磁性体に張り付ける必要があり、応力により変形した磁性体から基板がはがれ易いため、装置の耐久性及び信頼性に問題があった。
本発明は、基板にコイルを形成する簡単な構成で、耐久性及び信頼性の高い応力センサを提供することを目的とする。
本発明は、上記課題を解決することを目的として、磁性体からなり、所定の方向の応力を受け、受けた応力の大きさに応じて透磁率が変化する応力受け部材と、基板及び基板に形成された渦巻き状の配線パターンにより構成されたコイルを有する検出部と、検出部を収容し、応力受け部材の応力を受けない外周面を取り囲んで設けられたモールド樹脂と、を備えた応力センサを提供する。
本発明によれば、基板にコイルを形成する簡単な構成で、耐久性及び信頼性の高い応力センサを提供することが可能となる。
本発明の第1の実施の形態に係る応力センサの斜視図である。 検出部20の構成と接続回路を示す図である。 図1のA−A線断面図である。 本発明の第2の実施の形態に係る応力センサの斜視図である。 本発明の第3の実施の形態に係る応力センサの斜視図である。 図6(a)は検出部20Bの平面図、図6(b)は検出部20Bの側面図である。 検出部20Bの接続回路を示す図である。 図5のB−B線断面図である。 本発明の第4の実施の形態に係る応力センサの斜視図である。 図10(a)は検出部20Cの平面図、図10(b)は検出部20Cの側面図、図10(c)は第1の基板28の平面図である。 検出部20Cの接続回路を示す図である。
[第1の実施の形態]
図1は、本発明の第1の実施の形態に係る応力センサの斜視図である。応力センサ1は、応力受け部材10、検出部20、及びモールド樹脂30を含んで構成されている。本実施の形態の応力受け部材10は、断面が略四角形の角柱状である。
応力受け部材10は、磁性体からなり、矢印Cに示す方向の応力を受け、受けた応力の大きさに応じて透磁率が変化する。応力受け部材10の材料としては、鉄(Fe)、コバルト(Co)、ニッケル(Ni)、ガリウム(Ga)よりなる群から選択された少なくとも1つの元素を含む磁性合金を用いることができる。
図2は、検出部20の構成と接続回路を示す図である。検出部20は、基板21、コイル22、及び電極23,24を含んで構成されている。基板21は、ポリイミド(PI)等の電気絶縁性を有する樹脂からなる板状の基材の両面に、配線パターンが形成され、配線パターンの上にソルダーレジスト等の絶縁膜が成膜されたプリント基板である。
基板21の表面には、渦巻き状の配線パターンが形成され、この渦巻き状の配線パターンにより、コイル22が構成されている。コイル22の外側の端は、電極23につながれ、内側の端は、破線で示す基板21の裏面のパターンを通じて、電極24につながれている。
図1において、モールド樹脂30は、破線で示す検出部20を収容し、応力受け部材10の応力を受けない外周面を取り囲んで設けられている。モールド樹脂30は、応力受け部材10よりも弾性が高く、モールド樹脂30で検出部20を支持することにより、応力受け部材10が応力により変形しても、検出部20が応力受け部材10から外れてしまうことがない。
モールド樹脂30には、例えばナイロンやポリブチレンテレフタレート(PBT)等の樹脂材料を使用することができる。モールド樹脂30は、応力受け部材10及び検出部20を直接モールドするように成形してもよく、あるいは検出部20をモールドして成形した後に応力受け部材10をはめ込んでもよい。
図2において、発信器40は、電極23,24に接続され、コイル22に高周波信号を印加する。コイル22に高周波信号が印加されると、コイル22を流れる電流により、磁界が発生する。
図3は、図1のA−A線断面図である。図3では、検出部20の基板21に形成されたコイル22を流れる電流により発生する磁界が、矢印で示されている。基板21は、応力受け部材10の応力を受けない外周面10aに平行に配置されている。基板21が、応力受け部材10の応力を受けない外周面10aに平行に配置されているので、基板21に形成されたコイル22を流れる電流により発生する磁界が、最も多く応力受け部材10を通過する。モールド樹脂30は、非磁性体であり、コイル22を流れる電流により発生する磁界に、影響を与えることがない。
図2において、電圧測定器50は、電極23と電極24との間の電圧を測定する。応力受け部材10に応力が加えられると、加えられた応力の大きさに応じて、応力受け部材10の透磁率が変化する。そのため、コイル22のインダクタンスが変化して、コイル22の両端の電圧が変化する。電圧測定器50を用いて、コイル22の両端の電圧を測定することにより、応力受け部材10の透磁率の変化を検出して、応力受け部材10に加わる応力を検出することができる。
(第1の実施の形態の作用及び効果)
以上説明した第1の実施の形態によれば、以下のような作用及び効果が得られる。
(1)基板21及び基板21に形成された渦巻き状の配線パターンにより構成されたコイル22を有する検出部20を収容し、応力受け部材10の応力を受けない外周面10aを取り囲んで設けられたモールド樹脂30を備えているので、応力受け部材10が応力により変形しても、コイル22の形成された基板21が応力受け部材10から外れてしまうことがない。従って、基板21にコイル22を形成する簡単な構成で、耐久性及び信頼性の高い応力センサを提供することが可能となる。
(2)検出部20の基板21は、応力受け部材10の応力を受けない外周面10aに平行に配置されているので、基板21に形成されたコイル22を流れる電流により発生する磁界が最も多く応力受け部材10を通過する。従って、コイル22の両端の電圧を測定することにより、応力受け部材10の透磁率の変化を高感度に検出することができ、応力受け部材10に加わる応力を高感度に検出することができる。
[第2の実施の形態]
図4は、本発明の第2の実施の形態に係る応力センサの斜視図である。応力センサ1Aは、応力受け部材10A、検出部20A、及びモールド樹脂30Aを含んで構成されている。本実施の形態の応力受け部材10Aは、断面が円形の円柱状であり、矢印Dで示す円柱の軸方向の応力を受ける。モールド樹脂30Aは、円柱状の応力受け部材10Aの側面の周囲に筒状に成形されている。
破線で示す検出部20Aは、基板25、コイル22、及び電極23,24を含んで構成されている。基板25の表面には、渦巻き状の配線パターンが形成され、この渦巻き状の配線パターンにより、コイル22が構成されている。コイル22の外側の端は、電極23につながれ、内側の端は、図示しない基板25の裏面のパターンを通じて、電極24につながれている。
基板25は、湾曲可能な柔軟性を有する程に厚さが薄く(例えば、100μm以下)、可撓性を有するフレキシブル基板である。モールド樹脂30A内において、基板25は、円柱状の応力受け部材10Aの側面に平行に、湾曲させて配置されている。
(第2の実施の形態の作用及び効果)
以上説明した第2の実施の形態によれば、第1の実施の形態について説明した作用及び効果と同様の作用及び効果が得られる。
さらに、応力受け部材10Aは、円柱状であり、円柱の軸方向に応力を受けるので、例えば断面が多角形の角柱状である場合に比べて、応力受け部材10A内に発生する応力の分布が均一化される。従って、応力受け部材10Aの側面に対する検出部20Aの位置の違いによる検出感度の違いが発生しない。そして、検出部20Aの基板25は、可撓性を有するフレキシブル基板であるので、円柱状の応力受け部材10Aの側面に平行に、湾曲させて配置することができる。
[第3の実施の形態]
図5は、本発明の第3の実施の形態に係る応力センサの斜視図である。応力センサ1Bは、応力受け部材10、検出部20B、及びモールド樹脂30を含んで構成されている。応力受け部材10及びモールド樹脂30は、図1に示した第1の実施の形態に係る応力センサ1と同様の構成である。
図6(a)は検出部20Bの平面図、図6(b)は検出部20Bの側面図である。図6(b)に示すように、検出部20Bは、板状の磁性体26と、磁性体26を挟んで設けられた第1の基板21及び第2の基板27とを含んで構成されている。磁性体26は、例えば、応力受け部材10と同じ材料で構成されている。第1の基板21は、図1に示した第1の実施の形態に係る応力センサ1の検出部20の基板21と同じ構成である。
図6(a)に示すように、第2の基板27の表面には、第1の基板21と同様に、渦巻き状の配線パターンが形成され、この渦巻き状の配線パターンにより、コイル22が構成されている。コイル22の外側の端は、電極23につながれ、内側の端は、破線で示す第2の基板27の裏面のパターンを通じて、電極24につながれている。
そして、磁性体26に設けた図示しない貫通孔を通る配線を介して、第2の基板27の電極23(又は電極24)と、第1の基板21の電極24(又は電極23)とが、つながれている。これにより、第1の基板21に形成されたコイル22と、第2の基板27に形成されたコイル22とが、直列に接続されている。なお、2つのコイル22,22を、外部の配線により直列に接続してもよい。
図7は、検出部20Bの接続回路を示す図である。図7では、第1の基板21に形成されたコイル22と、第2の基板27に形成されたコイル22とが、外部の配線により直列に接続されている。発信器40は、直列に接続されたコイル22、22に、高周波信号を印加する。各コイル22に高周波信号が印加されると、各コイル22を流れる電流により、磁界が発生する。
図8は、図5のB−B線断面図である。図8では、各コイル22を流れる電流により発生する磁界が、矢印で示されている。第1の基板21に形成されたコイル22を流れる電流により発生する磁界は、そのほとんどが、応力受け部材10と磁性体26とを通過する。一方、第2の基板27に形成されたコイル22を流れる電流により発生する磁界は、そのほとんどが、磁性体26を通過し、応力受け部材10を通過しない。
図7において、電圧測定器50は、第1の基板21の電極24と第2の基板27の電極24との間の電圧(または、第1の基板21の電極23と第2の基板27の電極23との間の電圧)、即ち直列に接続された2つのコイル22,22の中間点の電位を測定する。応力受け部材10に応力が加えられると、加えられた応力の大きさに応じて、応力受け部材10の透磁率が変化する。そのため、第1の基板21に形成されたコイル22のインダクタンスが変化して、第1の基板21に形成されたコイル22の両端の電圧が変化する。一方、第2の基板27に形成されたコイル22のインダクタンスは変化せず、第2の基板27に形成されたコイル22の両端の電圧は変化しない。電圧測定器50を用いて、2つのコイル22,22の中間点の電位を測定することにより、応力受け部材10の透磁率の変化を検出して、応力受け部材10に加わる応力を検出することができる。
なお、本実施の形態は、磁性体26を湾曲させて形成し、基板21及び基板27をフレキシブル基板とすることにより、図4の第2の実施の形態で示した円柱状の応力受け部材10Aにも、適用することができる。
(第3の実施の形態の作用及び効果)
以上説明した第3の実施の形態によれば、第1の実施の形態について説明した作用及び効果と同様の作用及び効果が得られる。
さらに、検出部20Bは、板状の磁性体26と、磁性体26を挟んで設けられた第1の基板21及び第2の基板27とを有し、第1の基板21に形成されたコイル22と、第2の基板27に形成されたコイル22とが直列に接続されているので、2つのコイル22,22は、ほぼ等しく、温度変化や外部磁界等の外乱の影響を受ける。そのため、各コイル22の両端の電圧の差を取ると、温度変化や外部磁界等の外乱の影響がキャンセルされる。従って、2つのコイル22,22の中間点の電位を測定することにより、応力受け部材10の透磁率の変化を高精度に検出することができ、応力受け部材10に加わる応力を高精度に検出することができる。
さらに、第1の基板21と磁性体26と第2の基板27とを、厚さ方向に重ねて配置することにより、必要な設置スペースを小さくして、全体を小型化することができる。
[第4の実施の形態]
図9は、本発明の第4の実施の形態に係る応力センサの斜視図である。応力センサ1Cは、応力受け部材10、検出部20C、及びモールド樹脂30を含んで構成されている。応力受け部材10及びモールド樹脂30は、図1に示した第1の実施の形態に係る応力センサ1と同様の構成である。
図10(a)は検出部20Cの平面図、図10(b)は検出部20Cの側面図、図10(c)は第1の基板28の平面図である。図10(b)に示すように、検出部20Cは、板状の磁性体26と、磁性体26を挟んで設けられた第1の基板28及び第2の基板29とを含んで構成されている。磁性体26は、例えば、応力受け部材10と同じ材料で構成されている。
図10(c)に示すように、第1の基板28の表面には、渦巻き状の配線パターンが2つ形成され、これらの渦巻き状の配線パターンにより、第1のコイル22(M1)及び第2のコイル(M2)が構成されている。図10(a)に示すように、第2の基板29の表面には、渦巻き状の配線パターンが2つ形成され、これらの渦巻き状の配線パターンにより、第3のコイル22(R1)及び第4のコイル(R2)が構成されている。
図11は、検出部20Cの接続回路を示す図である。本実施の形態では、第1の基板28に形成された第1のコイル22(M1)及び第2のコイル22(M2)、並びに、第2の基板29に形成された第3のコイル22(R1)及び第4のコイル22(R2)により、ブリッジ回路が構成されている。発信器40は、ブリッジ回路の両端に高周波信号を印加する。電圧測定器50は、ブリッジ回路の中間点の電位差を測定する。
第3の実施の形態において図8を用いて説明した場合と同様に、第1の基板28に形成された第1のコイル22(M1)及び第2のコイル22(M2)を流れる電流により発生する磁界は、そのほとんどが、応力受け部材10と磁性体26とを通過する。一方、第2の基板29に形成された第3のコイル22(R1)及び第4のコイル22(R2)を流れる電流により発生する磁界は、そのほとんどが、磁性体26を通過し、応力受け部材10を通過しない。
応力受け部材10に応力が加わらない状態では、各コイル22のインダクタンスは等しく、ブリッジ回路の中間点に電位差は発生しない。応力受け部材10に応力が加えられると、加えられた応力の大きさに応じて、応力受け部材10の透磁率が変化する。そのため、第1の基板28に形成された第1のコイル22(M1)及び第2のコイル22(M2)のインダクタンスが変化して、第1のコイル22(M1)及び第2のコイル22(M2)の両端の電圧が変化する。一方、第2の基板29に形成された第3のコイル22(R1)及び第4のコイル22(R2)のインダクタンスは変化せず、第3のコイル22(R1)及び第4のコイル22(R2)の両端の電圧は変化しない。従って、ブリッジ回路の中間点に電位差が発生し、電圧測定器50を用いて中間点の電位差を測定することにより、応力受け部材10の透磁率の変化を検出して、応力受け部材10に加わる応力を検出することができる。
(第4の実施の形態の作用及び効果)
以上説明した第4の実施の形態によれば、第1の実施の形態について説明した作用及び効果と同様の作用及び効果が得られる。
さらに、検出部20Cは、板状の磁性体26と、磁性体26を挟んで設けられた第1の基板28及び第2の基板29とを有し、第1の基板28に第1のコイル22(M1)及び第2のコイル22(M2)が形成され、第2の基板29に第3のコイル(R1)及び第4のコイル(R2)が形成され、第1、第2、第3及び第4のコイル22,22,22,22によりブリッジ回路が構成されているので、各コイル22,22,22,22は、ほぼ等しく、温度変化や外部磁界等の外乱の影響を受ける。そのため、ブリッジ回路の中間点の電位差を取ると、温度変化や外部磁界等の外乱の影響がキャンセルされる。そして、ブリッジ回路により、第1の基板28に形成された第1のコイル22(M1)及び第2のコイル22(M2)の両端の電圧の変化をより高精度に検出することができる。従って、応力受け部材10の透磁率の変化をより高精度に検出することができ、応力受け部材10に加わる応力をより高精度に検出することができる。
(実施の形態のまとめ)
次に、以上説明した実施の形態から把握される技術思想について、実施の形態における符号等を援用して記載する。ただし、以下の記載における各符号は、特許請求の範囲における構成要素を実施の形態に具体的に示した部材等に限定するものではない。
[1]磁性体からなり、所定の方向の応力を受け、受けた応力の大きさに応じて透磁率が変化する応力受け部材(10/10A)と、基板(21/25/27/28/29)及び基板(21/25/27/28/29)に形成された渦巻き状の配線パターンにより構成されたコイル(22)を有する検出部(20/20A/20B/20C)と、検出部(20/20A/20B/20C)を収容し、応力受け部材(10/10A)の応力を受けない外周面を取り囲んで設けられたモールド樹脂(30/30A)と、を備えた、応力センサ。
[2]検出部(20/20A/20B/20C)の基板(21/25/27/28/29)は、応力受け部材(10/10A)の応力を受けない外周面に平行に配置された、応力センサ。
[3]応力受け部材(10A)は、円柱状であり、円柱の軸方向に応力を受け、検出部(20A)の基板(25)は、可撓性を有するフレキシブル基板である、応力センサ。
[4]検出部(20B)は、板状の磁性体(26)と、磁性体(26)を挟んで設けられた第1の基板(21)及び第2の基板(27)とを有し、第1の基板(21)に形成されたコイル(22)と、第2の基板(27)に形成されたコイル(22)とが直列に接続された、応力センサ。
[5]検出部(20C)は、板状の磁性体(26)と、磁性体(26)を挟んで設けられた第1の基板(28)及び第2の基板(29)とを有し、第1の基板(28)に第1及び第2のコイル(22,22)が形成され、第2の基板(29)に第3及び第4のコイル(22,22)が形成され、第1、第2、第3及び第4のコイル(22,22,22,22)によりブリッジ回路が構成された、応力センサ。
以上、本発明の実施の形態を説明したが、上記に記載した実施の形態は特許請求の範囲に係る発明を限定するものではない。また、実施の形態の中で説明した特徴の組合せの全てが発明の課題を解決するための手段に必須であるとは限らない点に留意すべきである。
本発明は、その趣旨を逸脱しない範囲で適宜変形して実施することが可能である。例えば、応力受け部材の形状は、角柱状又は円柱状に限るものではない。また、モールド樹脂は、応力受け部材の周りに均等に充填する必要はなく、検出部のコイルの形成された基板が応力受け部材から外れないような構成であればよい。
1,1A,1B…応力センサ
10,10A…応力受け部材
20,20A,20B,20C…検出部
21…基板(第1の基板)
22…コイル
23,24…電極
25…基板(フレキシブル基板)
26…磁性体
27,29…第2の基板
28…第1の基板
30,30A…モールド樹脂
40…発信器
50…電圧測定器

Claims (4)

  1. 磁性体からなり、所定の方向の応力を受け、受けた応力の大きさに応じて透磁率が変化する応力受け部材と、
    基板及び該基板に形成された渦巻き状の配線パターンにより構成されたコイルを有する検出部と、
    前記検出部を収容し、前記応力受け部材の応力を受けない外周面を取り囲んで設けられたモールド樹脂と、を備え、
    前記検出部は、板状の磁性体と、前記磁性体を挟んで設けられた第1及び第2の基板とを有し、
    前記第1の基板に形成されたコイルと、前記第2の基板に形成されたコイルとが直列に接続された、
    応力センサ。
  2. 磁性体からなり、所定の方向の応力を受け、受けた応力の大きさに応じて透磁率が変化する応力受け部材と、
    基板及び該基板に形成された渦巻き状の配線パターンにより構成されたコイルを有する検出部と、
    前記検出部を収容し、前記応力受け部材の応力を受けない外周面を取り囲んで設けられたモールド樹脂と、を備え、
    前記検出部は、板状の磁性体と、前記磁性体を挟んで設けられた第1及び第2の基板とを有し、
    前記第1の基板に第1及び第2のコイルが形成され、
    前記第2の基板に第3及び第4のコイルが形成され、
    前記第1、第2、第3及び第4のコイルによりブリッジ回路が構成された、
    応力センサ。
  3. 前記検出部の基板は、前記応力受け部材の応力を受けない外周面に平行に配置された、
    請求項1又は2に記載の応力センサ。
  4. 前記応力受け部材は、円柱状であり、円柱の軸方向に応力を受け、
    前記検出部の基板は、可撓性を有するフレキシブル基板である、
    請求項1乃至3のいずれか1項に記載の応力センサ。
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