JP6417570B2 - 直流電源装置 - Google Patents

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Description

本発明は、直流電力を必要とする電子機器などの負荷装置用の直流電源装置であって、電源装置本体と、これに接続される接続ケーブルとを含んで構成される直流電源装置に関する。
近年、環境意識の高まりから太陽光発電が注目されている。太陽光発電により生み出される電力は直流である。例えば、太陽光発電システムは、太陽光発電パネルや、昇圧回路を含む接続箱、太陽光発電パネルが発電した直流を交流に変換するパワーコンディショナ、売電メーターなどから構成されている。つまり、このシステムでは、太陽光発電パネルが発電した直流を交流に変換してから、家庭内の電子機器や電化製品に供給されたり、売電されたりする。前述した電子機器や電化製品の多くは、直流電力で作動するものが多い。
一方、発電所で発電される電力は、昇圧や降圧が容易であり、送電ロスを少なくするという観点から、交流方式によって送電されている。太陽光発電システムで発電した電力を、電力会社に売電する場合は、前述したように交流方式による送電システムに対応するために、直流を交流に変換する必要がある。
ここで、太陽光発電システムで発電した直流電力を、直流電力で作動する電子機器や電化製品に供給する場合における電力の利用効率は、直流を一旦交流に変換し、さらに交流を直流に変換する必要があるため、概ね70%〜80%程度の効率とされている。これに対して、商用の交流電力から、直流の電力で作動する電子機器や電化製品に供給する場合における電力の利用効率は、概ね80%〜90%の効率とされる。この結果、太陽光発電システムで発電した電力の利用効率は、商用の交流電力の利用効率に比べて、低くなっている。
また、現状では直流で作動する電子機器毎に、専用のACアダプタにて直流電力を供給している。さらに、直流で作動する電子機器が二次電池を備えている場合も、二次電池の充電には、電子機器毎に、専用のACアダプタを必要としている。例えば、利用者が旅行等に出かける際には、各電子機器に応じた専用のACアダプタを複数、携帯しなければならず、重量が増える上に、嵩高くなってしまう等の問題がある。
この問題を解決するために、特開2005−229718号公報に開示された電源装置では、任意の電圧と電流の電力を供給できる電源本体と、負荷装置に供給される電力の電圧と電流の情報を格納したEPROMを内蔵する電力供給ケーブルで構成された電源装置が示されている(図3参照)。
特開2005−229718号公報
しかしながら、特開2005−229718号公報に開示された電源装置では、負荷装置が必要とする電圧と電流の情報を予め給電ケーブルに内蔵されたEPROMに書き込んでおく必要があるため、ROMライタ機器が別途必要になる。また、負荷装置が必要とする電圧と電流の情報はEPROMに格納されているので、EPROMの情報を読み取るときには、EPROMを含む回路に外部から給電する必要があり、給電ケーブル自体の芯線数も増えてしまう。
また、使用者が誤って、給電ケーブルのEPROMの情報と異なる負荷装置に、給電ケーブルを接続した場合を想定して、負荷装置の電源入力段回路が破損しないための対策が必要となる。
以上のことから本発明は、例えば、必要とする直流電力が互いに異なるような負荷装置に給電可能な直流電源装置であって、当該電源装置は、負荷装置に必要な直流電力の電圧と電流の制御情報を把握し、負荷装置に合った電圧と電流を持つ直流電力を、間違えることなく負荷装置に給電可能な直流電源装置を提供する。また本発明は、接続された負荷装置を認識可能であり、任意に接続されても、負荷装置に合った直流電力を給電可能な直流電源装置を提供する。
本発明は、前述の課題を解決するためになされたものであって、本発明による直流電源装置は、種々の直流電力を必要とする負荷装置に対して、電源装置と接続する接続ケーブルとを共通化できると共に、当該接続ケーブルを介して、負荷装置の駆動に必要な直流電力の電圧と電流の制御情報を電源装置本体へ通信できるように構成されていることを特徴とする。
すなわち、本発明による直流電源装置は、
直流の電力を給電可能な電源装置と、
前記電源装置に接続される接続ケーブルと、
を備える直流電源装置であって、
前記接続ケーブルの一端は、直流の電力で動作する負荷装置に接続可能な第1コネクタ部を有し、該第1コネクタ部は、前記負荷装置に供給されるべき電力の情報を記憶する負荷装置側ICチップと通信可能で、前記電力の情報を読み取る接続ケーブル側読み取り回路を有し、
前記接続ケーブルの他端は、前記電源装置に接続される第2コネクタ部を有し、該第2コネクタ部は、前記接続ケーブル側読み取り回路と、前記電力の情報を通信可能であると共に当該情報を記憶可能であり、前記電源装置と通信可能な接続ケーブル側ICチップを有しており、
前記電源装置は、受電部と、供給する電力の電圧と電流を制御する制御回路と、前記接続ケーブルが接続される給電コネクタ部と、前記接続ケーブル側ICチップと通信可能であると共に、前記電力の情報を読み取る電源装置側読み取り回路を有しており、
記電源装置から前記接続ケーブルを介して前記負荷装置に電力を供給する際に、
前記制御回路は、前記接続ケーブル側読み取り回路によって、前記負荷装置側ICチップに記憶された前記電力の情報を読み取らせ、当該情報を前記接続ケーブル側ICチップに記憶させるように制御すると共に、前記電源装置側読み取り回路によって、前記接続ケーブル側ICチップに記憶された前記電力の情報を読み取るように制御し、
前記電力の情報に合致する電力を給電コネクタ部に出力可能なように制御することを特徴とする。
本発明による直流電源装置は、接続ケーブルを介して、負荷装置の駆動に必要な直流電力の電圧と電流の制御情報を電源装置本体へ通信しており、直流電源装置が、前記電力の制御情報に合致する電力を出力可能なように制御する構成を有しているので、負荷装置に合った電圧と電流を持つ直流電力を、間違えることなく給電することが可能である。
また、本発明による直流電源装置は、前述のような構成を有しているので、負荷装置毎にそれぞれ専用の電源装置や接続ケーブルを必要としないので、電源装置と接続ケーブルとを共通化することができる。
また、本発明にかかる接続ケーブルを用いて、負荷装置と新たな接続が確立される度に、負荷装置側で予め設定しておいたICチップ内の情報を読み出して、電源装置本体へと通信・伝達するように構成されていると、それまで接続していた負荷装置と異なる負荷装置に同じ接続ケーブルで接続しても、当該の負荷装置が必要とする直流電力を、直流電源装置から正確に供給できる。
また、本発明による直流電源装置と接続ケーブルを含む直流電源システムでは、直流電源装置と負荷装置が接続ケーブルにより接続されたことを確認してから、電力を供給するように構成されていると、直流電源装置において不要な電力消費を抑制できると共に、感電のおそれを低減することができる。
なお、本発明にかかる接続ケーブルは共通化できるので、大量生産により製造コストを抑制できる。なお、負荷装置が必要とする電力量に大きな差がある場合、接続ケーブルを例えば、大電力用、中電力用、小電力用と種類分けしてもよい。
本発明による直流電源装置の全体構成を示す図である。 直流電源装置の操作の一例を説明する第1フローチャートである。 第1フローチャートに続く第2フローチャートである。 第2フローチャートに続く第3フローチャートである。 第3フローチャートに続く第4フローチャートである。 従来技術による直流電源装置を示す模式図である。
以下、本発明の直流電源装置を図面に基づいて詳細に説明する。
図1は、本発明による直流電源装置の全体構成を示す図である。直流電源装置は、電源装置本体10と、接続ケーブル20と、負荷装置30とを含んで構成される。電源装置本体10は、外部から供給される電力を負荷装置30が必要とする直流電力に変換し、接続ケーブル20を介して負荷装置30に電力を供給するものである。
[制御情報の流れ]
本発明による直流電源装置の特徴のひとつは、負荷装置が必要とする直流電力に関する制御情報を、負荷装置側から電源装置本体へ通信・伝達することにある。
源装置本体10は、まず、負荷装置30にICチップの一例として設けられたEPROM31内に負荷装置30に供給すべき直流電力に関する制御情報が記憶されている。そして、接続ケーブル20によって電源装置本体10と負荷装置30が接続されると、EPROM31に記憶された制御情報は、接続ケーブル20の負荷装置に接続される第1コネクタに設けられた接続ケーブル側読み取り回路22によって読み取られる。
つぎに、読み取られた制御情報は、接続ケーブル20の電源装置に接続される第2コネクタに設けられた接続ケーブル側EPROM21に記憶させた後、電源装置本体10に設けられた電源装置側読み取り回路14aによって読み取られた後、制御用マイコン17に伝達させる。
そして、制御用マイコン17は、直流電力の制御情報を、DC−DCコンバ−タ等の制御回路に適用できるように回路制御データに変換し、当該回路制御データによって電圧制御用IC16を介してDC−DCコンバ−タ12を制御し、負荷装置30に供給すべき直流電力を供給できるように構成されている。
このように、本発明による電源装置本体10の特徴は、負荷装置30に供給すべき直流電力に関する制御情報を、負荷装置30から接続ケーブル20を介して電源装置本体10に伝達し、その制御情報によって供給すべき直流電力を制御している点にある。
なお、負荷装置30に供給すべき直流電力に関する制御情報を記憶したEPROM31について、その製造者によって予め負荷装置30内に組み込まれる場合は、内容の書き換えが不可能であるワンタイムPROMとすることもできる。
また、負荷装置が供給すべき直流電力に関する制御情報を記憶したEPROMを有しない場合は、直流電力に関する制御情報を記憶したEPROMを負荷装置本体に後から付加することが必要となる。このため、EPROMは、書き換え可能であると共に、接続ケーブルの第1コネクタに設けられた読み取り回路と通信可能な範囲であれば、負荷装置本体の自由な場所に設置することができる。
このように構成された電源装置本体10は、商用電源や二次電池から供給された電力を、接続ケーブル20のEPROM21に記憶された制御情報に基づいて変換し、負荷装置30に適合した正確な電圧と電流を有する電力を供給する。
なお、図1に示した電源装置本体10では、外部から供給される電力としては、商用電源による交流電源と、二次電池であるバッテリーを用いた直流電源を用いた場合を示している。商用電源は、例えば100VACでもよいし、200VACでもよい。バッテリーは、太陽光発電装置や再生可能エネルギを使って発電された電力によって充電されるとよい。
さらに、制御情報の詳細について説明する。
負荷装置に設けられたICチップには、負荷装置にかかる制御情報として、機器の固有IDや、定格電圧、定格電流、機器の待機電流、タイムスタンプなどの情報を、シリアルデータ(2進数)で記憶されていることが好ましい。
このようなICチップは、負荷装置の製造者によって予め装置に内蔵されていることが望ましい。なお、ICチップを内蔵しない既存の負荷装置については、FeliCa(登録商標)カードなどのカード型ICタグ、またはキーホルダー型などモジュール形態で、負荷機器本体に使用者が後付けするとよい。
その場合、ICチップに記憶させる制御情報の書き込みは、市販のRFID(登録商標)リーダ/ライタを使用するとよい。ここで、例えばインターネット上にある負荷装置の製造者のホームページから、装置型番を検索することで、その制御情報を入手できるようになっていると、手間もかからず正確な制御情報を得ることができるので、好ましい。
[直流電源装置の構成要素]
つぎに、図1に示した電源装置本体10の構成要素について詳細を説明する。
昇圧/降圧DC−DCコンバータ11aやAC−DCコンバータ11bは、外部より供給された電力を、それぞれ一次変換するコンバータである。
DC−DCコンバータ12a,12b,12cは、それぞれ一次変換された電力を負荷装置30に供給すべき、電圧と電流を有する電力に二次変換するコンバータである。
電流・電圧計13a,13b,13cは、それぞれDC−DCコンバータ12が出力する電力を計測すると共に、計測した電力の情報を制御用マイコン17に伝達する。
源装置本体10に設けられた読み取り回路14a,14b,14cは、それぞれ接続ケーブル20に設けられたEPROM21が記憶する、負荷装置30に供給すべき直流電力に関する情報を読み取る電子回路である。
出力SW15a,15b,15cは、それぞれ電源装置本体10から接続ケーブル20への直流電力の出力を制御するスイッチである。
電圧制御用IC16は、制御用マイコン17の命令により、DC−DCコンバータ12a,12b,12cのそれぞれの制御電圧を生成する素子である。
制御用マイコン17は、読み取り回路14a,14b,14cのそれぞれから負荷装置30に供給すべき直流電力に関する情報を読み取る機能を有している。また、電流・電圧計13a,13b,13cがそれぞれ計測する、DC−DCコンバータ12a,12b,12cのそれぞれ出力の電流と電圧を判定し、DC−DCコンバータ12a,12b,12cのそれぞれを制御する回路制御データを生成する。さらに、出力SW15a,15b,15cのそれぞれを制御して、直流電力の出力をON/OFFさせる。
フラッシュメモリ18は、回路制御データの生成に際し、回路制御データのテーブルを記憶すると共に、制御用マイコン17とデータの通信をする。
外部素子用電源19は、接続ケーブル20に設けられたEPROM21と読み取り回路22を駆動する。
なお、図1に示した電源装置本体10は、複数の負荷装置30に対応できるように、一例として、3系統のDC−DCコンバータ、電流・電圧計、出力SW、読み取り回路を有している。
このように、電源装置本体10において、制御用マイコン17は、まず負荷装置30に設けられたEPROM31に記憶され、負荷装置30に供給すべき直流電力に関する制御情報を、接続ケーブル20に設けられた読み取り回路22によって読み取らせ、その制御情報を接続ケーブル20に設けられたEPROM21に記憶させる。そして、EPROM21に記憶された制御情報を、電源装置本体10の読み取り回路14aによって読み取らせる。
このようにして、電源装置本体10は、負荷装置30に供給すべき直流電力に関する制御情報を取得する。さらに、制御用マイコン17は、読み取った制御情報、すなわち電圧と電流から、出力電力を制御するための電圧情報を演算処理し、その電圧情報はフラッシュメモリ18に記憶されたデータテーブルから導き出される。
また、制御用マイコン17は、電源装置本体10が出力する電力を常に監視する機能、すなわち電流・電圧計13を有していることが好ましく、出力電圧と出力電流を常に制御情報と比較演算できるような制御プログラムを有することが好ましい。このように制御することで、負荷装置30に対して正確な電力供給が図れると共に、以下のようなトラブルに対処することができる。すなわち、負荷装置における回路の短絡や開放、あるいは通信異常により制御情報が消失したときにも出力を制御することで、事故を未然に防ぐことができる。
つづいて、図1に示した直流電源装置の構成について、より具体的に説明する。なお図1では、一例として出力ポートが3ポート設けられている場合について記載しているが、出力ポートの数はこれに限られることはなく、利用する形態によって必要とする数のポートを設けることができる。
源装置本体10に設けられた昇圧/降圧DC−DCコンバータ11aは、外部から供給される電源が太陽光発電装置や二次電池による直流電源である場合に、後述する次段の可変出力レギュレータであるDC−DCコンバータ12に入力される電圧を、一例として24VDC〜100VDCの範囲の電圧になるように調整しうる一次レギュレータである。
また、AC−DCコンバータ11bは、外部から供給される電源が商用電源100VAC〜240VAC(50/60Hz)の場合に、交流を直流に変換すると共に、変換された直流の電圧を、一例として24VDC〜100VDCの範囲の電圧になるように調整しうる一次レギュレータである。
源装置本体10では、外部から供給される電源が直流電源または交流電源のいずれであっても機能するように切替回路を有しており、この切替回路を介して、前述の一次レギュレータによって所定の電圧に調整された直流電力が、次段のDC−DCコンバータ12に接続されている。なお、外部から供給される電源としては、交流電源を優先するように制御されるとよい。また、一次レギュレータが生成する直流電圧範囲は、負荷装置に規定された電圧により高い電圧であってもよい。
DC−DCコンバータ12a,12b,12cは、それぞれ一次レギュレータで生成された直流電力を、負荷装置30の制御情報に基づき、必要とされる電圧に変換して出力する可変出力レギュレータである。このDC−DCコンバータ12a,12b,12cは、それぞれ制御用マイコン17に接続されており、スイッチング制御や出力制御を受けて動作する。また、DC−DCコンバータ12a,12b,12cは、それぞれ電圧制御用IC16に接続されており、パルス幅変調(PWM)制御による電圧情報を受けて、必要とされる直流電圧を生成する。
また、DC−DCコンバータ12a,12b,12cの出力はそれぞれ、電流・電圧計13a,13b,13cと、出力SW15a,15b,15cを経由して、各出力ポートに接続されている。この出力ポートには、接続ケーブル20のコネクタ部が接続される。
電流・電圧計13a,13b,13cは、それぞれDC−DCコンバータ12a,12b,12cが生成した電圧値と電流値を計測すると共に、制御用マイコン17に接続されており、計測した電圧値と電流値の情報を伝達する。制御用マイコン17は、伝達された電圧値と電流値を演算処理する。
出力SW15a,15b,15cは、それぞれ接続ケーブル20を介して負荷装置30に直流電力を供給するか否かの制御を行う回路である。この出力SW15a,15b,15cは、それぞれ制御用マイコン17に接続されており、制御用マイコン17の判断した、直流電力を供給するか否かのON/OFF制御信号が、デジタル信号またはアナログ信号にて伝達される。
読み取り回路14a,14b,14cは、それぞれ接続ケーブル20に内蔵されたEPROM21に記憶された制御情報を読み取り取得する機能を有する。取得した制御情報は、接続された制御用マイコン17にシリアルデータとして出力される。この読み取り回路14a,14b,14cは、それぞれRFID(登録商標)や特定小電力無線といった非接触式、または電気的な接続端子を介した直接的な電気結合回路にて接続されるとよい。EPROM21から読み取る情報は、負荷装置30の有する固有IDや、定格電圧、定格電流、待機電流、タイムスタンプなどである。
制御用マイコン17は、読み取り回路14a,14b,14cよりそれぞれ伝達された負荷装置30の有する固有IDと、取得した読み取り回路の設定ポート番号を紐付けする機能を有するとよい。
また、制御用マイコン17は、読み取り回路14a,14b,14cよりそれぞれ伝達された負荷装置30の有する定格電圧を、接続されたフラッシュメモリ18に記憶された、電圧とDC−DCコンバータ制御データの相関データに照らし合わせて、電圧制御ICに負荷機器が必要とする電圧と一致するようなデジタル信号またはアナログ信号を生成して伝達する。
さらに、制御用マイコン17は、読み取り回路14a,14b,14cよりそれぞれ伝達された負荷装置30の有する定格電流と待機電流とをレジスタに記憶しておき、電流・電圧計より伝達された電流情報と比較する演算を行う。また、制御用マイコン17は、読み取り回路14a,14b,14cよりそれぞれ伝達された負荷装置30の有するタイムスタンプを基に、内部レジスタ上で取得開始からクロックカウントを積算し記録していく。これは、負荷機器の接続経過時間を表すと共に、接続ケーブル20の接続が一時的に切断されるような事態が起こった場合を検知する機能となる。
加えて、制御用マイコン17は、EPROM21に記憶された制御情報を取得した後、接続されたDC−DCコンバータ12a,12b,12cのそれぞれに対し、スイッチング制御と出力制御信号を伝達すると共に、これらコンバータ回路が生成した電圧や電流を検定し、所定の条件を満たしていれば、出力SW15a,15b,15cのそれぞれへ、出力のON/OFF制御信号を伝達する。
外部素子用電源19は、接続ケーブル20に内蔵されたEPROM21および読み取り回路22を駆動するための電源である。この外部素子用電源19は、電源装置本体10が制御するDC−DCコンバータ12a,12b,12cとは別の独立した電源である。
フラッシュメモリ18は、書き換え可能で不揮発性のフラッシュメモリと、書き換え可能で揮発性のSRAMで構成され、制御用マイコン17の外部レジスタとして機能することが好ましい。また、フラッシュメモリ18には、負荷装置30の必要とする制御情報とDC−DCコンバータ制御データの相関を表すデータテーブルが記憶されているとよい。
電圧制御用IC16は、DC−DCコンバータが出力する電圧を調整するためのPWM生成回路が内蔵されており、その制御は制御用マイコン17から伝達されたアナログ信号またはデジタル信号により決定されるとよい。
[接続ケーブルと制御情報]
つぎに、本発明を構成する接続ケーブルと制御情報について説明する。
接続ケーブル20は、電源装置本体10と負荷装置30を接続するために用いられる電力供給ケーブルであり、電源装置本体10側の一端部にEPROM21と、負荷装置30側の他端部に読み取り装置22を有している。このEPROM21と読み取り回路22は、電源装置本体10より、負荷装置用の電力供給ケーブルとは別に、素子駆動用の電力供給ラインが設けられているとよい。
源装置本体10と負荷装置30とが接続ケーブル20を介して接続されると、まず、EPROM31に記憶された制御情報は、読み取り回路22によって読み取られ、EPROM21へと伝達・記憶される。つづいて、EPROM21に記憶された制御情報は、電源装置本体10の読み取り回路14aによって読み取られ、電源装置本体10の制御用マイコン17のレジスタに格納される。
このように、制御情報がEPROM31から制御用マイコン17に伝達されると、電源装置本体10と負荷装置30とが接続ケーブル20を介して電気的に接続されていることを意味する。そして、直流電源装置は電源システムとして、制御情報の伝達を電気的に検知した後、当該情報に基づく直流電力の供給が開始されるように、制御されることが好ましい。
さらに、電源装置本体10と負荷装置30とが接続ケーブル20を介して接続されている間は、制御情報の伝達が周期的に繰り返されるように制御されることが好ましい。負荷装置30が接続されていない状態や、給電中に負荷装置30が切り離された場合は、制御情報の伝達が途絶えるので、このことによって直流電力の供給を停止するように制御される構成を有していると、無駄な電力消費や感電等の危険を回避できるので好ましい。
また、図1に示した電源装置本体10は、DC−DCコンバータを3つ(12a,12b,12c)備えている。このように、複数の出力ポートを有する電源装置で、接続する負荷装置がそれぞれ異なる直流電力を必要とする場合であっても、負荷装置固有IDと出力ポート番号を関連づけて制御するように構成されていると、各負荷装置の必要とする直流電力とは異なる直流電力を出力することが防止できるので、好ましい。
また、このような接続ケーブルを含む直流電源装置は、接続される負荷装置が異なる電力を必要とする機器に変わっても、少なくとも新たな接続が確立される毎に制御情報を常に更新するようにプログラミングされているとよい。このため、誤った制御情報が直流電源装置に伝達されることはなく、事故を未然に防ぐことができる。
接続ケーブルを含む直流電源装置がこのような構成を有していると、電源システムとして、その設計された電圧と電流の定格範囲内であれば、必要とする電力が異なる複数種類の負荷装置において、接続ケーブルを共用することができるので、接続ケーブルの共通化が図れるというメリットもある。
つづいて、接続ケーブルをより具体的に説明する。
接続ケーブル20は、両端のコネクタプラグによって電源装置本体10と負荷装置30にそれぞれ接続され、負荷装置30に設定された制御情報を電源装置本体10に伝達する機能と、負荷装置30の必要とする電力情報に基づいた電力を、電源装置本体10から負荷装置30へと供給する機能とを有している。
また、接続ケーブル20の両端のコネクタプラグは、誤接続を防止するために電源側と負荷側において、それぞれ形状を異ならせておき、誤った組み合わせの場合、物理的に挿入できないようにするとよい。
さらに、接続ケーブル20の両端のコネクタプラグ形状は、電源側と負荷機器側においてそれぞれ、統一規格を設けて共通化すると、あらゆる電源装置と負荷装置に対応することができる。加えて、接続ケーブルの生産コストの低減が可能であり、負荷装置と合わせて持ち運びする際の可搬性もよく、さらに公共施設などでの備え付けも可能となる。これらのことから、接続ケーブルを持ち運ぶ頻度も低減できるので、利便性も向上する。
この接続ケーブル20の電源装置本体10側に接続するコネクタプラグ部には、EPROM21が内蔵されており、コネクタプラグが電源装置本体10に接続された場合、電源装置本体10に内蔵された外部素子用電源19から、EPROM21と読み取り回路22の駆動電力を供給し動作するように構成されるとよい。
EPROM21は、RFID(登録商標)など非接触式の通信が可能であり、負荷装置30側のコネクタプラグに内蔵された読み取り回路22と電気的に接続されており、伝達された制御情報を記憶するメモリを有することが好ましい。
また、EPROM21と、電源装置本体10に内蔵された読み取り回路14a,14b,14cそれぞれとの通信手段は、前述した非接触式以外に、電気的な接続端子を介した直接的な電気結合回路による接続によってもよい。
この接続ケーブル20には、負荷装置30側のコネクタプラグに読み取り回路22が内蔵されており、負荷装置30に内蔵または後付けされたEPROM31との通信手段は、RFID(登録商標)など非接触式や、電気的な接続端子を介した直接的な電気結合回路による接続によってもよい。EPROM31との通信で取得した制御情報は、電気的に接続されたEPROM21へと伝達され記憶される。
この接続ケーブル20は、様々な直流電力で駆動される負荷装置に対応するため、最大直流電圧と最大直流電流の規格に準拠する必要がある。異なる負荷機器において、必要とされる電力値に大きな差がある場合は、電力値に応じて、例えば、大電力用、中電力用、小電力用と、3種類程度の標準となる接続ケーブルの規格を設定するとよい。その場合も、誤って接続することを防止する上で、規格毎のコネクタプラグ形状を異なるようにするとよい。
[負荷装置と制御情報]
つづいて、負荷装置と制御情報について説明する。
負荷装置は、直流電源により駆動する電子機器を想定したものであり、その一例としては、携帯電話、ノート型パソコンなど直流電力で動作する電子機器だけでなく、テレビや洗濯機、冷蔵庫、エアコンといった、その内部でインバータ制御している家電機器も対象とすることができる。
図1において、負荷装置30は、前述した電子機器を表しており、製造者が予め内蔵したり、使用者が電子機器に後付けしたEPROM31を有している。このEPROM31は、内部のフラッシュメモリに、当該負荷装置30の固有IDや、必要とされる定格電圧、定格電流、待機電流が、その情報を書き込んだ際のタイムスタンプ情報と共に、記憶されるとよい。これら制御情報は、製造者や使用者が任意で記憶させたものである。
EPROM31は、接続ケーブル20に内蔵された読み取り回路22と、非接触式の通信または直接的な電気結合回路での接続にて、制御情報を通信可能に構成される。
また、その通信方式が非接触式で、特定小電力無線であれば通信距離の自由度が高いので問題とならないが、RFID(登録商標)であればEPROM31の設置場所が負荷装置の形状や大きさの制約により、必ずしも近接した場所に設けることができない場合もありえる。その場合は、通信距離が数cm〜数mに到達するアクティブ型のRFID(登録商標)方式とするとよい。
制御情報を通信・伝達する動作としては、接続ケーブル20が電源装置本体10に接続されると、電源装置本体10に内蔵された外部素子用電源19から、接続ケーブル20に内蔵されたEPROM21と読み取り回路22とに駆動電力が供給された後、接続ケーブル20に内蔵された読み取り回路22から、負荷装置30のEPROM31に対して、制御情報を読み取る通信が実行される。
このEPROM31に記憶される制御情報を、負荷装置である電子機器の使用者が設定する場合、市販のROMライタや、RFID(登録商標)方式を採用する場合は、市販のRFIDリーダ/ライタ機器を用いることができる。その制御情報は、電子機器に付属のACアダプタや電子機器本体に表示されている定格電力情報や、電子機器の製造者がインターネット等に公表している情報が利用されるとよい。
さらに、電子機器の製造者名と電子機器の型番情報から、制御情報が容易に取得できるように、インターネットコンテンツが整備されているとよい。こうすると、制御情報の設定が容易となると共に、誤って書き込まれることが防止できるので、好ましい。
また、EPROM31に、3G,4G,LTEまたはWiFi(登録商標)などの通信規格に則った通信機能を持たせておくと共に、予め製造者名または機器型番を書き込んでおいて、インターネットから自動的に電子機器に必要な制御情報を取得し記憶するような機能を備えていてもよい。
[直流電源装置の操作とフローチャート]
つぎに、図1に示した直流電源装置において、その操作とフローチャートについて説明する。
図2Aから図2Dは、接続手順および操作手順を示したフローチャートである。なお、ここでは、負荷装置が1台接続された場合を例として説明する。
まず、図2Aに示した第1フローチャートにしたがって、操作を開始する。電源装置本体10の任意の出力ポートに、接続ケーブル20が接続される(ステップS101 肯定)と、電源装置本体10に内蔵された外部素子用電源19から、接続ケーブル20に内蔵されたEPROM21と読み取り回路22とに、駆動電力が供給される(図示せず)。
この時点で、電源装置に内蔵される読み取り回路14aは、接続ケーブル20との通信を開始するが、接続ケーブル20が未だ負荷装置30と接続されていない状態(ステップS102 否定)のときは、読み取りした制御情報のシリアルデータが全て“0”のため、制御用マイコン17は待機状態を継続する。図中の[END]は、待機状態を意味している(以下、同様)。
つぎに、接続ケーブル20が負荷装置30に接続される(ステップS102 肯定)と、接続ケーブル20に内蔵された読み取り回路22と、負荷装置30に内蔵されたEPROM31との間で通信が行われ、制御情報が読み取り回路22へと取り込まれ(ステップS103)、取得された制御情報がEPROM21に格納される(ステップS104)。
図2Bに示した第2フローチャートに移り、前述の動作が行われた後、電源装置本体10に内蔵された読み取り回路14aはEPROM21と通信を行い“固有ID”を読み取り(ステップS105)、制御用マイコン17へと伝達する。取得されたデータが正常であるか否かを検定し、異常値であれば(ステップS106 否定)、エラー処理(ステップS112)を経て待機状態を継続する。正常であれば(ステップS106 肯定)、“定格電圧”を読み取り(ステップS107)、制御用マイコン17へと伝達する。
取得したデータが正常であるか否かを検定し、異常値であれば(ステップS108 否定)、エラー処理(ステップS112)を経て待機状態を継続する。正常であれば(ステップS108 肯定)、“定格電流”を取得(ステップS109)して、制御用マイコン17へと伝達する。
取得されたデータが正常であるか否かを検定し、異常値であれば(ステップS110 否定)、エラー処理(ステップS112)を経て待機状態を継続する。正常であれば(ステップS110 肯定)、制御用マイコン17は、固有IDコードとDC−DCコンバータのチャンネルNo.を紐付け(ステップS111)し、フラッシュメモリ18にそのデータを格納する。
図2Cに示した第3フローチャートに移り、制御用マイコン17は、取得された“定格電圧”情報と、フラッシュメモリ18に予め記憶していた電圧およびDC−DCコンバータ制御データとからなる相関データとを照らし合わせて、所定の電圧情報を電圧制御用IC16と、紐付けされたチャンネルNo.のDC−DCコンバータに渡し、出力電圧を生成させる(ステップS113)。
つぎに、生成し出力された電圧を、電流・電圧計13aにて計測(ステップS114)し、制御用マイコン17に伝達(ステップS115)し、“定格電圧”情報と比較して、誤差範囲内であるか否かを確認(ステップS116)する。
出力された電圧が、誤差範囲を逸脱する場合(ステップS116 否定)は、エラー処理(ステップS112)を経て待機状態を継続する。この場合は、電源装置の異常として表示器などに出力して使用者に知らしめることが好ましい。
一方、出力された電圧が誤差範囲内であった場合(ステップS116 肯定)は、出力SW15aに対して、制御用マイコン17がON信号を出力(ステップS117)して、接続ケーブル20に負荷装置を駆動する直流電力を出力する。
つぎに、前述の電流・電圧計13aにて出力された電流を計測(ステップS118)し、制御用マイコン17に伝達(ステップS119)し、“定格電流”情報と比較して、誤差範囲内であるか否かを検定(ステップS120)する。
出力された電流が誤差範囲を逸脱する場合(ステップS120 否定)は、エラー処理(ステップS112)を経て待機状態へと移行する。待機状態とは、出力制御をリセットして、接続ケーブル20への電力供給を遮断する状態をいう。この場合は、電源装置の異常として表示器などに出力して使用者に知らしめることが好ましい。
出力された電流が誤差範囲内であった場合(ステップS120 肯定)、前述の電流・電圧計13aにて出力された電圧を計測(ステップS121)し、制御用マイコン17に伝達(ステップS122)し、“定格電圧”情報と比較して、誤差範囲内であるか否かを確認(ステップS123)する。
出力された電圧が誤差範囲を逸脱する場合(ステップS123 否定)、制御用マイコン17は出力された電圧と定格電圧の差分から補正電圧を算出し、電圧制御用IC16およびDC−DCコンバータ12aへと伝達(ステップS124)し、出力電圧を補正する。
ついで、ステップS119に戻り、出力された電流と出力された電圧を確認する。
出力された電圧が誤差範囲内の場合(ステップS123 肯定)、制御用マイコン17は、電流・電圧計13aにて計測した出力された電流が待機電流以上であるか否かを判定(ステップS126)する(図2Dに示した第4フローチャート)。
判定の結果、出力された電流が待機電流以上でない場合(ステップS127 否定)、制御用マイコン17は、例えば5秒間のウエイト時間(ステップS128)の経過後、再度電流・電圧計13aにて出力された電流を計測(ステップS129)し、制御用マイコン17にて待機電流以上であるか否かを検定(ステップS130)する。
判定の結果、ここでも、出力された電流が待機電流以上ではない場合(ステップS130 否定)、制御用マイコン17は出力をOFFにする命令を、出力SW15aに伝達すると共に、電圧制御用IC16およびDC−DCコンバータ12aへの出力電圧情報を止めて(ステップS131)待機状態へ移行する。
判定の結果、出力された電流が待機電流以上の場合(ステップS127 肯定、ステップS130 肯定)は、図2Cに示した第3フローチャートに戻り、接続ケーブル20に内蔵された読み取り回路22から負荷装置30のEPROM31に対して“制御情報”の読み取り通信が行われる(ステップS132)。読み取られた制御情報は、接続ケーブル20に内蔵のEPROM21に上書き記憶される(ステップS133)。
次いで、読み取り回路14aがEPROM21と通信を行い“制御情報”を読み取る(ステップS134)。
以降、ステップS119に戻り、出力された電流と出力された電圧を確認する。
前述してきた通り、本実施の形態では、負荷装置30に同装置が必要とする“制御情報”を記憶したEPROM31を設けておき、このEPROM31と通信する機能を有する読み取り回路22と、電源装置本体10と“制御情報”を通信するためのEPROM21とを内蔵した接続ケーブル20が、電源装置本体10と負荷装置30とに順次接続される。
この場合、まず負荷装置30のEPROM31に格納された“制御情報”を接続ケーブル20の読み取り回路22が通信により読み取り、電気的に接続されたEPROM21へ伝達し記憶させる。つぎに電源装置本体10の読み取り回路14aが通信によりEPROM21から“制御情報”を読み取り、制御用マイコン17へと伝達して演算処理を行った後に、電圧制御用IC16と、DC−DCコンバータ12aと、出力SW15aとに制御信号を伝達し、直流電力を接続ケーブル20を介して負荷装置30に出力するように構成されている。このような構成を有することで、負荷装置に必要でかつ正確な電力供給が可能であると共に、負荷装置を誤って接続しても制御情報と異なる直流電力が出力されることがなく、また無接続時に直流電力が出力されることもないので、安全性が向上し好ましい。
なお、本実施の形態では、接続ケーブル20に内蔵されたEPROM21と、読み取り回路22との駆動電力を、電源装置本体10の外部素子用電源19より供給する形態としているが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、このような外部素子用電源がない場合は、接続ケーブル20のコネクタ部にコイン型電池や小型二次電池を内蔵してもよいし、ポータブルバッテリや外部給電可能な機器から、駆動電力を供給することでも同様の機能を果たすことができる。
さらに、本実施の形態では、接続ケーブル20のコネクタ部に、EPROM21と読み取り回路22を内蔵した場合を説明したが、EPROM21と読み取り回路22が一体となった、例えばRFIDリーダ/ライタを内蔵しても同様の機能を果たすことができる。
この場合、接続ケーブルの長さや、電源装置と負荷装置との距離関係が、数m程度離れる可能性があるため、通信方式としては、特定小電力無線または相互の通信電波を発信しあうアクティブ型RFID(登録商標)が有効である。
前述したように、本発明による接続ケーブルを含む直流電源装置は、その駆動に必要な直流電力の異なる負荷装置であっても、接続ケーブルと直流電源装置を共通化できるので、産業上、その利用が可能である。さらに、負荷装置に合った電圧と電流を持つ直流電力を、間違えることなく給電できるので、有用である。
10 源装置本体
11a 昇圧/降圧DC−DCコンバータ
11b AC−DCコンバータ
12a,12b,12c DC−DCコンバ−タ
13a,13b,13c 電流・電圧計
14a,14b,14c 電源装置側読み取り回路
15a,15b,15c 出力SW
16 電圧制御用IC
17 制御用マイコン
18 フラッシュメモリ
19 外部素子用電源
20 接続ケーブル
21 接続ケーブル側EPROM
22 接続ケーブル側読み取り回路
30 負荷装置
31 EPROM

Claims (8)

  1. 直流の電力を給電可能な電源装置と、
    前記電源装置に接続される接続ケーブルと、
    を備える直流電源装置であって、
    前記接続ケーブルの一端は、直流の電力で動作する負荷装置に接続可能な第1コネクタ部を有し、該第1コネクタ部は、前記負荷装置に供給されるべき電力の情報を記憶する負荷装置側ICチップと通信可能で、前記電力の情報を読み取る接続ケーブル側読み取り回路を有し、
    前記接続ケーブルの他端は、前記電源装置に接続される第2コネクタ部を有し、該第2コネクタ部は、前記接続ケーブル側読み取り回路と、前記電力の情報を通信可能であると共に当該情報を記憶可能であり、前記電源装置と通信可能な接続ケーブル側ICチップを有しており、
    前記電源装置は、受電部と、供給する電力の電圧と電流を制御する制御回路と、前記接続ケーブルが接続される給電コネクタ部と、前記接続ケーブル側ICチップと通信可能であると共に、前記電力の情報を読み取る電源装置側読み取り回路を有しており、
    記電源装置から前記接続ケーブルを介して前記負荷装置に電力を供給する際に、
    前記制御回路は、前記接続ケーブル側読み取り回路によって、前記負荷装置側ICチップに記憶された前記電力の情報を読み取らせ、当該情報を前記接続ケーブル側ICチップに記憶させるように制御すると共に、前記電源装置側読み取り回路によって、前記接続ケーブル側ICチップに記憶された前記電力の情報を読み取るように制御し、
    前記電力の情報に合致する電力を給電コネクタ部に出力可能なように制御することを特徴とする直流電源装置。
  2. 前記接続ケーブル側ICチップは、書き換えが可能なEPROMである請求項1に記載の直流電源装置。
  3. 前記制御回路は、前記電力の情報が確認できない場合は、給電コネクタ部に電力を出力しないように制御する請求項1または2に記載の直流電源装置。
  4. 前記接続ケーブル側読み取り回路または前記電源装置側読み取り回路は、非接触通信方式である請求項1から3のいずれか1項に記載の直流電源装置。
  5. 前記接続ケーブル側読み取り回路と前記接続ケーブル側ICチップとの通信手段は、有線による接触通信方式である請求項1から4のいずれか1項に記載の直流電源装置。
  6. 前記電源装置に供給される電力は、直流である請求項1から5のいずれか1項に記載の直流電源装置。
  7. 前記電源装置に供給される電力は、直流電力を直接発電する発電装置から供給される請求項6に記載の直流電源装置。
  8. 前記電源装置に供給される電力は、交流電源を直流に変換した電力である請求項1から5のいずれか1項に記載の直流電源装置。
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