JP6416513B2 - 通信装置、通信制御方法およびプログラム - Google Patents
通信装置、通信制御方法およびプログラム Download PDFInfo
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Description
[実施形態の構成]
図1は、本発明の一実施形態に係る通信システム10の構成を示す図である。通信システム10は、複数の通信装置100a〜100eと、サーバ装置200と、ネットワーク300とを備えている。通信装置の数は図1の例示に限らず、実際にはもっと多くてもよい。これらの複数の通信装置100a〜100e(以下、通信装置100と総称する)によって無線メッシュネットワークが構成されている。図1では、通信装置100aが、ネットワーク300及び無線メッシュネットワーク間での中継装置に相当するメッシュゲートウェイ(図1ではMGと表記)であり、通信装置100b〜100eが、メッシュポイント(図1ではMPと表記)である。これにより、どの通信装置100からも無線メッシュネットワークの外部(ここではサーバ装置200)に対して通信を行うことが可能になっている。メッシュゲートウェイとしての機能は、通信装置100a以外の通信装置(例えば通信装置100c)にも実装されている。そして、これらの各通信装置100a,100cの通信積算量が上限値に達しないように、これら各通信装置の間でメッシュゲートウェイとして機能が切り替えられるようになっている。本実施形態では、各通信装置100に装備ないし接続されたセンサ等の検知手段が検知した検出値をネットワーク300経由でサーバ装置200に通知するという、いわゆるM2Mの監視システムを想定している。ここでの検知対象としては、温度・湿度などの環境情報や、通信装置100に接続された機器の状態情報などがあるが、検知対象の内容は特に限定されるものではない。なお、本実施形態ではメッシュネットワークのメッシュゲートウェイを具体例として説明するが、未送信データを送信するか否かを判定する本発明の適用対象はメッシュゲートウェイに限定されるものではなく、通信量制限プランでLTEや3Gなどの移動通信網に接続され、かつ、近距離無線機能を有して他の装置に対して移動通信網への通信を提供する装置(ゲートウェイ装置)に適用することができる。
実施形態の動作として、まず図4を参照して、メッシュゲートウェイとして動作する通信装置100aが、他の通信装置(ここでは通信装置100bとする)とサーバ装置200との間でデータ中継を行うときの動作を説明する。ここで、通信装置100及びサーバ装置200間では、CoAP(Constrained Application Protocol)というプロトコルを用いるものとする。CoAPは、M2Mでの利用を対象としたプロトコルであり、HTTPと同様にPOSTやGET等のリクエスト/レスポンス形式で送受信を行うものであるが、TCP(Transmission Control Protocol)ではなくUDP(User Datagram Protocol)を採用している点などがHTTPと異なる。
以上に説明したように、本実施形態では、メッシュゲートウェイとして動作する通信装置100aが、メッシュポイントである他の通信装置100bからサーバ装置300に対して送信対象データを送信するために、アプリケーション層で特定したデータサイズの何倍の通信量を要したかを意味する再送係数を算出する。そして、通信装置100aは、通信装置100bからのデータ中継を行うときに、実際に要する通信量を推定した推定通信量を再送係数に基づいて算出し、これを過去の実質的な通信積算量に加算した推定通信積算量を算出する。さらに、通信装置100aは、自装置に対して設定された上限値と推定通信積算量とを比較し、上限値を超過する恐れがある場合は未送信データを破棄し、メッシュネットワーク内の他の通信装置100cに対してメッシュゲートウェイの交代を要求する。これにより、通信量の上限値を超えないような制御を通信装置側で実現することが可能となる。
上述した実施形態は次のような変形が可能である。また、以下の変形例を互いに組み合わせて実施してもよい。
[変形例1]
再送係数は、近距離無線における電波干渉等の影響によって送信元装置(例えば図4における通信装置100b)ごとに異なる。そこで、直近実質通信積算量記憶部192、直近理想通信積算量記憶部190及び過去実質通信積算量記憶部193は、データの送信元装置(つまり図1における各々の通信装置100a〜100)の直近実質通信積算量、直近理想通信積算量及び過去実質通信積算量をそれぞれ記憶する。再送係数算出部180は、データの送信元装置ごとに再送係数を算出して、再送係数記憶部170は各通信元装置について算出された再送係数を記憶する。そして、推定通信積算量算出部130は、送信元装置ごとに推定通信積算量を算出する。このようにすれば、各々の通信装置100の近距離無線通信環境に応じて、通信量の上限値を超えないような制御が実現可能となる。
再送係数算出部180は、再送係数の算出時期を所定の条件に基づいて変更してもよい。例えば、前回算出した再送係数と今回算出した再送係数との差が閾値を超える場合には、通信環境が不安定になっている可能性があり、再送係数の大きな変動が起こり得る。このような場合には、再送係数算出部180は、再送係数の算出時期を当初の時期よりも早く(再送係数の算出間隔を短く)してもよい。また、ネットワーク300内の通信設備からネットワーク内で輻輳が発生していることをメッシュゲートウェイに通知することが可能なら、再送係数算出部180は、そのような通知があった場合に、再送係数の算出時期を当初の時期よりも早く(再送係数の算出間隔を短く)してもよい。
実施形態において、メッシュゲートウェイとして動作し得る各通信装置100に対しては、送信元装置に対する通信の中継を担うメッシュゲートウェイとしての優先度が決められていた。このように各通信装置100に対して予め決められていた優先度に代えて、次のように、各通信装置100の再送係数算出部180が算出した再送係数に基づいて決定する優先度を用いてもよい。具体的には、メッシュゲートウェイとして動作し得る各通信装置100は、予め自装置の再送係数算出部180で算出された再送係数を評価する評価関数(例:自装置において算出された再送係数に所定の係数をかけた値を優先度として採用する評価関数)や、評価テーブル(例:再送係数と優先度との対応関係を予め定めたテーブル)を記憶した優先度決定部を備える。この優先度決定部は、再送係数算出部180が算出した再送係数に基づき、上記の評価関数や評価テーブルから、自装置に対する、メッシュゲートウェイとしての優先度を決定する。
通信システム10は実施形態で例示したM2Mの監視システムに限定されない。また、ネットワーク300の通信規格や各種プロトコルは実施形態で例示した内容に限定されない。実施形態で用いたCoAPに代えて、メッシュゲートウェイにより理想通信量を取得可能で、一連の通信セッションの開始から終了までが特定され、かつ、再送制御が行われるようなプロトコルを利用できる。
また、実施形態では、近距離無線区間が無線メッシュネットワークとなっている例を説明したが、本発明の適用は無線メッシュネットワークに限定されるものではない。本発明は、WiFi(登録商標)やブルートゥース(登録商標)等の近距離無線機能を有する通信装置が接続され、料金を抑えるためには通信量上限の制御が必要となる通信プランを利用して移動通信網に接続するゲートウェイ装置に適用することができる。
本発明は、通信装置だけでなく、通信装置が行う通信制御方法や、コンピュータを通信装置として機能させるためのプログラムといった形態でも実施が可能である。このプログラムは、光ディスク等の記録媒体に記録した形態でコンピュータに提供されたり、インターネット等のネットワークを介してコンピュータに提供されたりしてもよい。
Claims (7)
- 通信量の上限値に関する情報を記憶する記憶部と、
送信されたデータのデータサイズと当該データを実際に送信するのに要した実質通信量とに基づいて、係数を算出する係数算出部と、
前記係数算出部により算出された前記係数及び未送信データのデータサイズに基づいて求められる推定通信量と、当該未送信データの送信前に行われたデータ送信に要した実質通信積算量とに基づいて、当該未送信データの送信が完了した時点における通信量の積算値を推定した推定通信積算量を算出する推定通信積算量算出部と、
前記記憶部により記憶されている前記上限値に関する情報と、前記推定通信積算量算出部により算出された推定通信積算量とに基づいて、前記未送信データを送信するか否かを判定する判定部と
を備える通信装置。 - 前記係数算出部は、データの送信元装置ごとに前記係数を算出し、
前記推定通信積算量算出部は、前記送信元装置ごとに前記推定通信積算量を算出する
請求項1記載の通信装置。 - 前記係数算出部は、前記係数の算出時期を所定の条件に基づいて変更する
請求項1または2に記載の通信装置。 - 前記判定部によって前記未送信データを送信しないと判定された場合には、自装置以外の通信装置とデータの送信元装置へのデータ中継を交代するための処理を行う交代処理部を備える請求項1ないし3のいずれか1項に記載の通信装置。
- 自装置の前記係数算出部によって算出された前記係数に基づいて前記送信元装置へのデータ中継の優先度を決定する優先度決定部を備える請求項4記載の通信装置。
- 送信されたデータのデータサイズと当該データを実際に送信するのに要した実質通信量とに基づいて、係数を算出する係数算出ステップと、
前記係数算出ステップにより算出された前記係数及び未送信データのデータサイズに基
づいて求められる推定通信量と、当該未送信データの送信前に行われたデータ送信に要した実質通信積算量とに基づいて、当該未送信データの送信が完了した時点における通信量の積算値を推定した推定通信積算量を算出する推定通信積算量算出ステップと、
予め記憶されている、通信量の上限値に関する情報と、前記推定通信積算量算出ステップにより算出された推定通信積算量とに基づいて、前記未送信データを送信するか否かを判定する判定ステップと
を備える通信制御方法。 - コンピュータに、
送信されたデータのデータサイズと当該データを実際に送信するのに要した実質通信量とに基づいて、係数を算出する係数算出ステップと、
前記係数算出ステップにより算出された前記係数及び未送信データのデータサイズに基づいて求められる推定通信量と、当該未送信データの送信前に行われたデータ送信に要した実質通信積算量とに基づいて、当該未送信データの送信が完了した時点における通信量の積算値を推定した推定通信積算量を算出する推定通信積算量算出ステップと、
予め記憶されている、通信量の上限値に関する情報と、前記推定通信積算量算出ステップにより算出された推定通信積算量とに基づいて、前記未送信データを送信するか否かを判定する判定ステップと
を実行させるためのプログラム。
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JP2014132406A JP6416513B2 (ja) | 2014-06-27 | 2014-06-27 | 通信装置、通信制御方法およびプログラム |
Applications Claiming Priority (1)
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Publication Number | Publication Date |
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JP6416513B2 true JP6416513B2 (ja) | 2018-10-31 |
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